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JP6027508B2 - 吊り足場の吊下げ構造 - Google Patents
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JP6027508B2 - 吊り足場の吊下げ構造 - Google Patents

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本発明は、橋梁下の保守作業などのために橋梁などの構造体に吊りチエンにより吊り下げられる吊り足場の吊下げ構造に関するものである。
橋梁などの構造体に吊りチエンにより吊り下げられる吊り足場は、水平に配置された主鋼管(親鋼管とも称される)の上に、当該主鋼管に対して直角向きに副鋼管(転がし鋼管とも称される)を載置し、この副鋼管によって足場板を支持させたものであって、橋梁などの構造体に吊りチエンにより吊り下げられる。このとき、吊りチエンで主鋼管を直接吊り下げたのでは、当該主鋼管と平行な向きで副鋼管上に載置される足場板で吊りチエンの両側に隣接する足場板間には、主鋼管をUターン部で吊り下げる2本の吊りチエンが並列する巾広の隙間が形成されるので、この巾広の隙間を塞ぐための板材やその敷設作業が必要になるだけでなく、足場全体の安全性にも悪影響が及ぶことになる。このような問題点を解決するために、特許文献1に記載されるような吊り金具が提案されている。
特開2009−108473号公報
特許文献1に記載された従来の吊り金具は、主鋼管に外嵌される短いパイプ材に、当該パイプ材の軸心(主鋼管の軸心)と平行に帯状板の下端を溶接により固着し、この帯状板の上端に、ターンバックルの下側螺軸の遊端に形成したフックを引っ掛け、当該ターンバックルの上側螺軸の遊端に形成したフックを吊下げ用チエンに引っ掛ける構成のものであり、足場板間には前記帯状板が板厚方向に挟まるだけであるから、従来のような巾広の隙間が生じることは無くなるが、前記パイプ材に前記帯状板を溶接により接合一体化しなければならないので、製造コストが高くなるだけでなく、溶接個所に引き離し方向の荷重が作用するので、溶接強度(品質)を十分に高めないと安全性が低下し、実用に耐えないことになる。又、ターンバックルの上下両螺軸の遊端に形成されたフックにより前記帯状板と吊下げ用チエンに引っ掛けるのであるから、当該フックを外す方向に外力が作用したとき簡単にフックが外れて、非常に危険な事態になる恐れがある。更に、フックに引っ掛けられた吊下げ用チエンを当該フックに対して軽く円滑に滑らせることが出来ないので、構造体から吊り下げられている吊下げ用チエンを操作して、吊下げ高さを大きく調整することも困難である。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできる吊り足場の吊下げ構造を提案するものであって、本発明に係る吊り足場の吊下げ構造は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、水平に配置された主鋼管(22)の上に、当該主鋼管(22)に対して直角向きに副鋼管(23)が支持され、この副鋼管(23)によって足場板(27)を支持させた吊り足場(16)の前記主鋼管(22)を吊り下げる吊下げ手段(1)が、前記主鋼管(22)に外嵌する環状体(2)と、この環状体(2)に下端が連結され且つ隣接する前記足場板(27) 間を経由して足場板(27)上方に延出する吊下げ杆(3)と、この吊下げ杆(3)に長さ調整用ネジ機構(4)を介して接続されて吊下げ用チエン(18)により吊り下げられる吊下げ環(5) とから成る足場板吊下げ構造において、前記環状体(2)が、環状に曲げて両端を互に上下に重ねた帯状板(6)から成り、前記吊下げ杆(3)の下端には、前記環状体(2)の帯状板両端重なり部(6a)を上下方向に貫通する螺軸部(3b)が設けられ、前記環状体(2)と前記吊下げ杆(3)とは、前記主鋼管(22)の上面高さから前記副鋼管(23)の上面高さまでの範囲内で、前記螺軸部(3b)に螺嵌されて前記環状体(2)の帯状板両端重なり部(6a)を上下から挟む一対のナット(7a,7b)によって結合された構成になっている。
上記本発明の構成では、上端の吊下げ環に挿通させた吊下げ用チエンにより橋梁などの構造体から上記構成の吊下げ手段を適当高さに吊り下げ、当該吊下げ手段の下端の環状体に主鋼管を挿通して、複数の吊下げ手段により主鋼管をほぼ水平に吊り下げる。このようにして並列状に吊り下げた複数本の主鋼管上に、当該主鋼管に対して直交する向きに副鋼管を適当間隔おきに並列状に載置した後、当該副鋼管の上に足場板を、主鋼管と平行な向きに載置するのであるが、各吊下げ手段の下端の環状体と吊下げ杆とを連結する上下一対のナットを含む結合構造部分が、前記主鋼管の上面と当該主鋼管に支持された前記副鋼管の上面との間の上下領域内に配置されているので、副鋼管の上に載置される足場板と前記上下一対のナットを含む結合構造部分とが干渉し合うことはない。しかも、足場板が敷設される高さ領域には、前記結合構造部分と長さ調整用ネジ機構との間の吊下げ杆が存在するだけであるから、この吊下げ杆を挟むように足場板を敷設すれば、足場板間には吊下げ杆が通るだけの狭い隙間が形成されるだけになる。
以上のように本発明の構成によれば、従来の吊下げ手段の帯状板の板厚より吊下げ杆の外径が若干大きくなるとしても、吊下げ用チエンにより主鋼管を直接吊り下げる場合と比較して、足場板間に形成される隙間は大幅に縮小するので、足場板間の隙間を塞ぐ特別な資材や作業が不要になる。しかも、主鋼管の上面と当該主鋼管に支持された前記副鋼管の上面との間の上下領域の存在を利用して、主鋼管を挿通させる環状体と吊下げ杆とを連結する構造であるから、当該環状体を帯状板の曲げ加工で形成するとともに、当該環状体の帯状板両端重なり部を貫通する吊下げ杆の下端の螺軸部と上下一対のナットとにより、当該環状体と吊下げ杆とを結合する構造を採用することが出来、両者を溶接により結合しなければならなかった従来の吊下げ手段を使用するよりも、コストダウンと安全性の向上を図ることが出来る。又、吊下げ用チエンは、吊下げ手段の上端の吊下げ環に挿通されるので、フックが引っ掛けられる従来の構成と比較して、安全性が高められるだけでなく、吊下げ手段に対して吊下げ用チエンを容易に滑らせることが出来、構造体から吊り下げられている吊下げ用チエンを操作して吊下げ高さを大きく調整することも容易に行える。
上記本発明を実施する場合、具体的には、前記主鋼管(22)の上面から前記上下一対のナットの内の上側ナット(7a)の上面までの間隔が、前記副鋼管(23)の外径より大きくないように構成することが出来る。この構成によれば、互に交差する主鋼管と副鋼管との連結方法に関係なく、例えば主鋼管と副鋼管とが互に当接するような状況でも、吊下げ手段を支障なく使用することが出来る。
又、前記環状体(2)を形成する帯状板(6)は、その両端重なり部(6a)を除く領域の横断面が、この環状体(2) の内側に突曲する円弧形に形成し、当該環状体の強度を高めると共に、当該環状体とこれに挿通されて支持される主鋼管との滑りを良くし、組立て作業を容易にすることが出来る。
更に、前記長さ調整用ネジ機構(4)は、前記吊下げ杆(3)の上端に形成した頭部(3a)に下端部(10a)が外嵌した円筒状本体(8)と、この円筒状本体(8)の上端に同心状に設けられたネジ孔部(8a)と、前記円筒状本体(8)内に出し入れ自在に前記ネジ孔部(8a)に螺嵌する螺軸(9)とによって形成し、前記円筒状本体(8)と前記吊下げ杆(3)とは、この吊下げ杆(3)の軸心周りの相対回転と、前記頭部(3a)を中心とする360度任意の方向への相対屈曲運動とが可能に外嵌させ、前記吊下げ環(5)は、環状に曲げて両端を互に上下に重ねた帯状板(14)から構成し、この吊下げ環(5)の帯状板両端重なり部(14a)に前記螺軸(9)の上端を貫通させてナット(15)により固定することが出来る。この構成によれば、前記長さ調整用ネジ機構として、上下一対の螺軸と両端にネジ孔を有する操作用の長い筒状雌ネジ体とから成る一般的なターンバックルを利用する場合と比較して、例えば、吊下げ環の帯状板両端重なり部を締結一体化するためのボルトナットの内のボルトを、前記長さ調整用ネジ機構の螺軸に兼用させることが出来、部品点数を減らしてコストダウンを図ることが出来るだけでなく、吊下げ環に吊下げ用チエンが挿通されるので、この吊下げ用チエンから足場板の吊下げ手段不測に外れる恐れは皆無であり、安全性を高めることが出来る。この場合も、前記吊下げ環(5)を形成する帯状板(14)は、その両端重なり部(14a)を除く領域の横断面を、この吊下げ環(5)の内側に突曲する円弧形に形成しておくことにより、当該吊下げ環の強度を高めると共に、足場板の吊下げ手段に対する吊下げ用チエンの滑りを良くし、組立て作業を容易にすることが出来る。
又、前記長さ調整用ネジ機構(4)の円筒状本体(8)は、下端が吊下げ杆(3)の上端頭部(3a)に外嵌する大径円筒体(10)と、上端に前記ネジ孔部(8a) を備え且つ下端が前記大径円筒体(10)に内嵌して直径方向に貫通する固定ピン(12)により連結された小径円筒体(11)とから構成し、前記大径円筒体(10)から突出している小径円筒体(11)に回転操作用の貫通横孔(13)を設けることが出来る。この構成によれば、前記円筒状本体を1本のパイプ材から構成する場合と比較して製造が容易であり、しかも吊下げ杆の上端頭部を大きくして、吊下げ強度を高めることも容易になる。又、円筒状本体を1本のパイプ材から構成する場合よりも、当該円筒状本体を握って回転操作することがし難くなるが、小径円筒体に設けられた回転操作用の貫通横孔に適当な棒状工具を差し込んで回転操作することが出来るので、実用上は問題なく使用出来る。
図1Aは、吊下げ手段の縦断正面図、図1Bは、同縦断側面図である。 図2Aは、主鋼管と副鋼管との結合箇所を示す一部縦断正面図、図2Bは、同一部縦断側面図である。 図3は、本発明の吊り足場の吊下げ構造を示す一部縦断正面図である。 図4は、本発明の吊下げ構造によって橋梁に吊り下げられた吊り足場を示す縦断正面図である。
図1に示す吊下げ手段1は、主鋼管に外嵌する環状体2と、この環状体2に下端が連結されて上方に延出する吊下げ杆3と、この吊下げ杆3に長さ調整用ネジ機構4を介して接続された吊下げ環5とから構成されている。環状体2は、環状に曲げて両端を互に上下に重ねた帯状板6から構成されたもので、この帯状板6は、その両端重なり部6aを除く領域の横断面が、この環状体2の内側に突曲する円弧形に形成されている。吊下げ杆3は、上端に円形に張り出す頭部3aが同心状に形成されると共に、下端に適当長さの螺軸部3bが形成された丸棒鋼から構成され、前記螺軸部3bが環状体2の両端重なり部6cを上下方向に貫通する状態で、この両端重なり部6aを上下から挟むように螺軸部3bに螺嵌された上下一対のナット7a,7bにより、環状体2の両端重なり部6aに結合されている。3cは、下側ナット7bの外れ落ちるのを防止するために螺軸部3bの下端に一体形成した突起である。前記吊下げ杆3の上端に形成した頭部3aは、その中心が頭部3aより上方で吊下げ杆3の軸心延長線上に位置する球体の下半部に相当する外形を有するものである。
前記長さ調整用ネジ機構4は、円筒状本体8と、この円筒状本体8の上端に同心状に設けられたネジ孔部8aと、前記円筒状本体8内に出し入れ自在に前記ネジ孔部8aに螺嵌する螺軸9とから構成されている。前記円筒状本体8は、大径円筒体10と、上端に前記ネジ孔部8aを備え且つ下端が前記大径円筒体8に内嵌して直径方向に貫通する固定ピン12により連結された小径円筒体11とから成り、小径円筒体11の前記大径円筒体8から突出している箇所に回転操作用の貫通横孔13が設けられている。前記大径円筒体10の下端部は、前記吊下げ杆3の上端の頭部3aに外嵌して、吊下げ杆3の軸心周りの相対回転と当該頭部3aを中心とする360度任意の方向への首振り運動自在に当該頭部3aを吊り下げる半球状部10aに絞り加工されている。
前記吊下げ環5は、下端の環状体2と同様に、環状に曲げて両端を互に上下に重ねた帯状板14から構成されたもので、この帯状板14は、その両端重なり部14aを除く領域の横断面が、この吊下げ環5の内側に突曲する円弧形に形成されている。長さ調整用ネジ機構4の螺軸9は、頭部9aを備えたボルトであって、この螺軸9を、前記吊下げ環5の帯状板両端重なり部14aを内側から外向きに貫通させた状態で、当該螺軸9に螺嵌させたナット15と前記頭部9aとで前記吊下げ環5の帯状板両端重なり部14aを締結することにより、吊下げ環5に結合している。尚、この螺軸9は、円筒状本体8(小径円筒体11)のネジ孔部8aに、ナット15が小径円筒体11の端面に当接する制限位置まで螺入させたとき、先端部が前記回転操作用の貫通横孔13の内側に達する長さを有するもので、当該貫通横孔13を通じて螺軸9の先端周面にカシメにより変形部9bを形成し、円筒状本体8を螺軸部9に対してネジ戻し方向に回転させたとき、螺軸9の先端部がネジ孔部8a内に入り込むのを前記変形部9bによって防止するように構成されている。
上記構成の吊下げ手段1は、図4に示すように、吊り足場16を橋脚などの構造体17から吊下げ用チエン18を介して吊り下げるために使用される。吊下げ用チエン18は、構造体17の下側に配設されているH形鋼19の下側水平板部19aの側辺に、コ型クランプ20によって取り付けられたチエン吊り輪21と、吊下げ手段1の上端の吊下げ環5とにわたって挿通され、この吊下げ用チエン18の一端に連結されたフック(図示省略)を吊下げ用チエン18のリンクに引っ掛けてループ状にすることにより、吊下げ手段1を所定の高さで吊り下げる、従来周知のものである。
以上の要領で各H形鋼19の下側水平板部19aの側辺に吊下げ手段1を、このH形鋼19の長さ方向適当間隔おきに吊り下げたならば、H形鋼19の長さ方向に直列している各吊下げ手段1の下端の環状体2内に主鋼管22を挿通させる。このようにして各H形鋼19の下側に吊下げ手段1を介して主鋼管22を吊り下げたならば、これら主鋼管22に対して直交する向きの副鋼管23が主鋼管22の上に、H形鋼19の長さ方向適当間隔おきに載置される。
この主鋼管22と副鋼管23とは、例えば図2に示すように、両鋼管22,23が交差する箇所において、従来周知のパイプクランプユニット24によって互に結合一体化される。パイプクランプユニット24は、主鋼管22を把持するパイプクランプ25と副鋼管23を把持するパイプクランプ26とを背中合わせの状態に連結一体化したもので、各パイプクランプ25,26は、開閉自在に軸支連結されたベース部材25a,26aと押え部材25b,26b、及びベース部材25a,26aに軸支されて押え部材25b,26bに対して係脱自在な締結用ボルト25c,26cによって構成されたものである。これらパイプクランプ25,26の構成部材25a〜26bは、板材で形成されるものであるが、必要な強度を得るために両側辺を内側に折曲した立体構造のものであるから、見掛け上の厚さは非常に大きくなっている。従って、互に直交向きでパイプクランプユニット24により結合された主鋼管22と副鋼管23との間には、図示のように各鋼管の直径の半分程度の隙間が生じている。
上記のようにして吊下げ手段1により、主鋼管22と副鋼管23から成る足場板支持用構造体をほぼ水平に吊り下げたとき、図3に示すように、各吊下げ手段1の主鋼管22を支持する環状体2と吊下げ杆3とを連結する部分、即ち、吊下げ杆3の螺軸部3bの下端から上側のナット7aの上面までの部分は、主鋼管22の上面高さから副鋼管23の上面高さまでの範囲S内に収まっており、副鋼管23の上面より上方に上側のナット7aなどが突出することは無い。勿論、図示の実施例では、上記のように吊下げ手段1により吊り下げられている主鋼管22の上面高さから上側のナット7aの上面高さまでの間隔が、副鋼管23の外径より大きくないように構成しているので、仮に副鋼管23が主鋼管22の上に直に載置されているような状況においても、上側のナット7aが副鋼管23の上面より上方に突出することは無い。
従って、副鋼管23の上に足場板27を、その長さ方向が主鋼管22の長さ方向と平行になる向きで且つ隣り合う足場板27どうしが互に接するように敷き詰めることにより、吊り足場16を完成させるとき、吊下げ手段1の位置では、副鋼管23より上方へ鉛直に突出する吊下げ杆3を挟ませるように足場板27を副鋼管23の上に載置すれば良い。尚、副鋼管23の上には、パイプクランプユニット24のパイプクランプ26の押え部材26bと締結用ボルト26cの遊端部が副鋼管23の上面より上方に突出しており、当該押え部材26bの横巾(副鋼管23の長さ方向の巾)が吊下げ手段1の吊下げ杆3の外径より少し大きいので、足場板27の敷設作業に際して、図2Aに示すように、吊下げ手段1の吊下げ杆3の両側に位置する足場板27間の隙間を最小限まで狭めるためには、当該吊下げ杆3の両側に位置する足場板27の互に隣接する側辺27a,27bを、パイプクランプユニット24におけるパイプクランプ26の押え部材26bの上に載せることになる。勿論、吊下げ杆3の両側に位置する足場板27の側辺27a,27bをパイプクランプユニット24におけるパイプクランプ26の押え部材26bを両側から挟むように配置しても、その両足場板27間に形成される隙間は、吊下げ手段1の吊下げ杆3の外径より少し広くなるだけであって、隙間を塞ぐ対策が不要な程度であれば、このように足場板27を敷設しても良い。
以上のようにして、主鋼管22、副鋼管23、及び足場板27から構成された吊り足場16を吊下げ手段1と吊下げ用チエン18とで吊り下げることが出来るが、吊下げ手段1を吊り下げている吊下げ用チエン18に弛みが生じている箇所があれば、その箇所やその周囲に位置する吊下げ手段1の長さ調整用ネジ機構4を操作して当該吊下げ手段1の全長を調整し、吊下げ用チエン18の弛みを無くすことが出来る。従って、各吊下げ手段1の長さ調整用ネジ機構4は、その円筒状本体8のネジ孔部8aに対する螺軸9の出し入れ調整範囲の中間位置に螺軸9が位置する状態で使用するのが望ましい。このように使用すれば、全長を伸ばして主鋼管22の吊下げ高さを低くしたい箇所の吊下げ手段1では、円筒状本体8を螺軸9に対して捻じ戻し方向に回転操作して、螺軸9に対し円筒状本体8を降下させ、逆に全長を短くして主鋼管22の吊下げ高さを高くしたい箇所の吊下げ手段1では、円筒状本体8を螺軸9に対して捻じ込む方向に回転操作して螺軸9に対し円筒状本体8を上昇させれば良い。このとき、適当な棒状工具を円筒状本体8の小径円筒体11が有する貫通横孔13に通して、当該棒状工具で円筒状本体8を強力に回転操作することが出来る。
本発明に係る吊り足場の吊下げ構造は、橋梁などの構造体に吊下げ用チエンを介して吊り足場を吊り下げるとき、足場板間に形成される隙間を狭めて、特にその隙間を塞ぐための部材や作業を不要にすることが出来る手段として活用出来る。
1 吊下げ手段
2 環状体
3 吊下げ杆
3a 吊下げ杆の頭部
3b 吊下げ杆の螺軸部
4 長さ調整用ネジ機構
5 吊下げ環
6,14 帯状板
6a,14a 両端重なり部
7a,7b,15 ナット
8 円筒状本体
8a ネジ孔部
9 螺軸
9a 螺軸頭部
10 大径円筒体
10a 半球状部
11 小径円筒体
12 固定ピン
13 貫通横孔
16 吊り足場
17 橋脚などの構造体
18 吊下げ用チエン
19 H形鋼
20 コ型クランプ
21 チエン吊り輪
22 主鋼管
23 副鋼管
24 パイプクランプユニット
25,26 パイプクランプ
27 足場板

Claims (6)

  1. 水平に配置された主鋼管の上に、当該主鋼管に対して直角向きに副鋼管が支持され、この副鋼管によって足場板を支持させた吊り足場の前記主鋼管を吊り下げる吊下げ手段が、前記主鋼管に外嵌する環状体と、この環状体に下端が連結され且つ隣接する前記足場板間を経由して足場板上方に延出する吊下げ杆と、この吊下げ杆に長さ調整用ネジ機構を介して接続されて吊下げ用チエンにより吊り下げられる吊下げ環とから成る足場板吊下げ構造において、前記環状体が、環状に曲げて両端を互に上下に重ねた帯状板から成り、前記吊下げ杆の下端には、前記環状体の帯状板両端重なり部を上下方向に貫通する螺軸部が設けられ、前記環状体と前記吊下げ杆とは、前記主鋼管の上面高さから前記副鋼管の上面高さまでの範囲内で、前記螺軸部に螺嵌されて前記環状体の帯状板両端重なり部を上下から挟む一対のナットによって結合されている、吊り足場の吊下げ構造。
  2. 前記主鋼管の上面から前記上下一対のナットの内の上側ナットの上面までの間隔が、前記副鋼管の外径より大きくないように構成されている、請求項1に記載の吊り足場の吊下げ構造。
  3. 前記環状体を形成する帯状板は、その両端重なり部を除く領域の横断面が、この環状体の内側に突曲する円弧形に形成されている、請求項1又は2に記載の吊り足場の吊下げ構造。
  4. 前記長さ調整用ネジ機構は、前記吊下げ杆の上端に形成した頭部に下端部が外嵌した円筒状本体と、この円筒状本体の上端に同心状に設けられたネジ孔部と、前記円筒状本体内に出し入れ自在に前記ネジ孔部に螺嵌する螺軸とによって形成され、前記円筒状本体と前記吊下げ杆とは、この吊下げ杆の軸心周りの相対回転と、前記頭部を中心とする360度任意の方向への相対屈曲運動とが可能に外嵌し、前記吊下げ環は、環状に曲げて両端を互に上下に重ねた帯状板から成り、この吊下げ環の帯状板両端重なり部に前記螺軸の上端が貫通してナットにより固定されている、請求項1又は2に記載の吊り足場の吊下げ構造。
  5. 前記吊下げ環を形成する帯状板は、その両端重なり部を除く領域の横断面が、この吊下げ環の内側に突曲する円弧形に形成されている、請求項4に記載の吊り足場の吊下げ構造。
  6. 前記長さ調整用ネジ機構の円筒状本体は、下端が吊下げ杆の上端頭部に外嵌する大径円筒体と、上端に前記ネジ孔部を備え且つ下端が前記大径円筒体に内嵌して直径方向に貫通する固定ピンにより連結された小径円筒体とから成り、前記大径円筒体から突出している小径円筒体に回転操作用の貫通横孔が設けられている、請求項4又は5に記載の吊り足場の吊下げ構造。
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