JP6034394B2 - 切迫妊娠高血圧腎症および/またはHELLP症候群の指標としてのsFlt−1またはエンドグリン/PlGF比の動態 - Google Patents
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Description
a)その対象の第1および第2試料中のバイオマーカーsFlt−1またはエンドグリンおよびPlGFの量を決定する;その際、第1試料は第2試料の前に得られている;
b)第1試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第1比、および第2試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第2比を計算する;
c)その第1比と第2比の数値を比較し、それにより、第2比の数値が第1比の数値と比較して少なくとも約3倍に増大していれば、対象が短期間以内に妊娠高血圧腎症を発症するリスクをもつと診断する。
a)妊娠対象からの第2試料の一部分をsFlt−1および/またはエンドグリンに対して特異的な結合親和性を含むリガンドとインビトロで接触させるように構成され、かつ妊娠対象からの試料の一部分をPlGFに対して特異的な結合親和性を含むリガンドとインビトロで接触させるように構成された分析ユニット、
b)対象からの試料の上記リガンドと接触した部分からの信号を検出するように構成された分析ユニット、
c)プロセッサーを備え、かつ操作可能な状態で上記の分析ユニット類と連絡する、コンピューティングデバイス、ならびに
d)非一時性(non-transient)の機械可読媒体であって、プロセッサーにより実行可能な複数の指示、すなわち実行した際にsFlt−1および/またはエンドグリンの量を計算し、PlGFの量を計算し、試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量から第2比を計算し、こうして計算した比を第1試料から得た第1比と比較し、それにより妊娠対象を分類するための臨床予測法則に基づいてリスク評価を最適化する指示を含む媒体。
本発明の方法は、見掛け上は健康な妊娠対象のルーティンなスクリーニング法に使用できる。しかし、本発明により考慮される妊娠対象は、より高い妊娠高血圧腎症の罹患率をもつリスクグループに属する可能性もある。脂肪症、高血圧症、自己免疫疾患、たとえばエリテマトーデス(紅斑性狼瘡)、血栓形成傾向(栓友病)、または糖尿病に罹患している妊娠対象は、一般に妊娠高血圧腎症の有症率が高い。先の妊娠で妊娠高血圧腎症、子癇および/またはHELLP症候群に罹患した対象についても同じことが言える。さらに、初めて妊娠した高齢の女性も、妊娠高血圧腎症を発症する素因を実際に示す。しかし、妊娠高血圧腎症を発症する可能性は妊娠回数に伴なって低下する。
本明細書中で用いる用語“sFlt−1”は、可溶性形態のfms様チロシンキナーゼ1であるポリペプチドを表わす。このポリペプチドは、当技術分野で可溶性VEGF受容体1(sVEGF R1)とも呼ばれる(たとえば、下記を参照:Sunderji 2010, Am J Obstet Gynecol 202: 40e1-7)。それは、ヒト臍帯静脈内皮細胞の調整培地中で同定された。内因性sFlt1受容体は、クロマトグラフィーおよび免疫学的に組換えヒトsFlt1に類似し、[125I]VEGFを同等な高い親和性で結合する。ヒトsFlt1は、インビトロでKDR/Flk−1の細胞外ドメインとVEGF安定化された複合体を形成することが示された。好ましくは、sFlt1はKendall 1996, Biochem BiophsRes Commun 226(2): 324-328に記載されたヒトsFlt1を表わす;アミノ酸配列については、たとえば下記も参照:ヒトについてはGenebank寄託番号P17948,GI:125361、およびマウスsFlt−1についてはBAA24499.1,GI:2809071(GenebankはNCBI,USAから、www.ncbi.nlm.nih.gov/entrezで入手できる)。この用語には、前記のヒトsFlt−1ポリペプチドのバリアントも含まれる。そのようなバリアントは、前記のsFlt−1ポリペプチドと少なくとも同じ本質的な生物学的および免疫学的特性をもつ。特に、本明細書中に述べる同じ特異的アッセイ法、たとえばELISAアッセイにより、そのsFlt−1ポリペプチドを特異的に認識するポリクローナル抗体またはモノクローナル抗体を用いてそれらを検出できれば、それらは同じ本質的な生物学的および免疫学的特性を共有する。さらに、本発明に従って述べるバリアントは、少なくとも1つのアミノ酸の置換、欠失および/または付加のため異なるアミノ酸配列をもつはずであり、そのバリアントのアミノ酸配列はなお、好ましくはそれぞれその特定のsFlt−1ポリペプチドのアミノ配列と、好ましくはヒトsFlt−1の全長にわたって、少なくとも約50%、60%、70%、80%、85%、90%、92%、95%、97%、98%、または99%同一であることを理解すべきである。2つのアミノ酸配列間の同一度は当技術分野で周知のアルゴリズムにより決定できる。好ましくは、同一度は最適状態でアラインさせた2つの配列を比較ウインドウにわたって比較することにより決定すべきであり、その際、その比較ウインドウ内のアミノ酸配列フラグメントは、最適アラインメントのために、基準配列(付加または欠失を含まないもの)と比較して付加または欠失(たとえば、ギャップまたはオーバーハング)を含むことができる。パーセントは、両配列中に同一アミノ酸残基が現われる位置の数を決定して一致位置の数を求め、その一致位置の数を比較ウインドウ内の位置の総数で割り、その商に100を掛けて配列同一パーセントを求めることにより計算される。比較のための最適な配列アラインメントは、下記により実施できる: Smith 1981, Add. APL. Math. 2:482により示された局所相同アルゴリズム(local homology algorithm)、Needleman 1970, J. Mol. Biol. 48:443の相同アラインメントアルゴリズム(homology alignment algorithm)、Pearson 1988, Proc. Natl. Acad Sci. (USA) 85: 2444の類似性検索法(search for similarity method)、これらのアルゴリズムのコンピューター化実装(GAP、BESTFIT、BLAST、FAST、PASTA、およびTFASTA;Wisconsin Genetics Software Package中, Genetics Computer Group (GCG), 575 Science Dr., Madison, WI)、または目視検査。比較のための2つの配列が同定されると、好ましくはGAPおよびBESTFITを用いてそれらの最適アラインメントを決定し、こうして同一度を決定する。好ましくは、ギャップ重みにつき5.00、ギャップ重み長さにつき0.30のデフォルト値を用いる。前記のバリアントは、対立遺伝子バリアント、または他のいずれかの種特異的なホモログ(homolog)、パラログ(paralog)もしくはオルソログ(ortholog)であってもよい。前記のバリアントは、対立遺伝子バリアント、または他のいずれかの種特異的なホモログ、パラログもしくはオルソログであってもよい。さらに、本明細書中で述べるバリアントには、特定のsFlt−1ポリペプチドまたは前記タイプのバリアントのフラグメントまたはサブユニットが含まれる;ただし、これらのフラグメントが前記の本質的な免疫学的および生物学的特性をもつ限りにおいてである。そのようなフラグメントは、たとえばsFlt−1ポリペプチドの分解生成物であってもよい。バリアントは、本明細書中に述べる同じ特異的アッセイ法、たとえばELISAアッセイにより、そのsFlt−1ポリペプチドを特異的に認識するポリクローナル抗体またはモノクローナル抗体を用いてそれらを検出できれば、同じ本質的な生物学的および免疫学的特性を共有するとみなされる。好ましいアッセイ法を、付随する実施例に記載する。さらに、翻訳後修飾、たとえばリン酸化またはミリスチル化のため異なるバリアントが含まれる。sFlt−1は、試料において結合形もしくは遊離形で、または総sFlt−1量として検出される可能性がある。
本発明方法の好ましい態様において、妊娠高血圧腎症は早発性妊娠高血圧腎症である。
a)その対象の第1および第2試料中のバイオマーカーsFlt−1またはエンドグリンおよびPlGFの量を決定する;その際、第1試料は第2試料の前に得られている;
b)第1試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第1比、および第2試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第2比を計算する;
c)その第1比と第2比の数値を比較し、それにより、第2比の数値が第1比の数値と比較して少なくとも約3倍に増大していれば、対象が早発性妊娠高血圧腎症を発症するリスクをもつと診断する。
同様に好ましくは、第2試料は、妊娠の約30週目以前、すなわち妊娠の30週目より前または30週目に得られたものである。
a)下記により第1比を求める:(i)第1試料と、sFlt−1、エンドグリンおよび/またはPlGFに特異的に結合する検出剤(複数の検出剤)を、検出剤と試料からのマーカーとの複合体を形成させるのに十分な期間、接触させる、(ii)形成された複合体(単数または複数)の量を測定し、その際、形成された複合体(単数または複数)の量は試料中に存在するそれらのマーカーの量に比例する、(iii)形成された複合体(単数または複数)の量を、試料中に存在するマーカーの量を反映するマーカー量に換算する、そして(iv)第1試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量から第1比を計算する;
b)下記により第2比を求める:(i)第2試料と、sFlt−1、エンドグリンおよび/またはPlGFに特異的に結合する検出剤(複数の検出剤)を、検出剤と試料からのマーカーとの複合体を形成させるのに十分な期間、接触させる、(ii)形成された複合体(単数または複数)の量を測定し、その際、形成された複合体(単数または複数)の量は試料中に存在するそれらのマーカーの量に比例する、(iii)形成された複合体(単数または複数)の量を、試料中に存在するマーカーの量を反映するマーカー量に換算する、そして(iv)第2試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量から第2比を計算する;
c)第1比と第2比を比較する;そして
d)段階c)で行なった比較の結果に基づいて、妊娠対象を分類するための臨床予測法則に基づくリスク評価を最適化するための補助を確立する。
a)妊娠対象からの第2試料の一部分をsFlt−1および/またはエンドグリンに対して特異的な結合親和性を含むリガンドとインビトロで接触させるように構成され、かつ妊娠対象からの試料の一部分をPlGFに対して特異的な結合親和性を含むリガンドとインビトロで接触させるように構成された分析ユニット、
b)対象からの試料の上記リガンドと接触した部分からの信号を検出するように構成された分析ユニット、
c)プロセッサーを備え、かつ操作可能な状態で上記の分析ユニット類と連絡する、コンピューティングデバイス、ならびに
d)非一時性の機械可読媒体であって、プロセッサーにより実行可能な複数の指示、すなわち実行した際にsFlt−1および/またはエンドグリンの量を計算し、PlGFの量を計算し、試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量から第2比を計算し、こうして計算した比を第1試料から得た第1比と比較し、それにより妊娠対象を分類するための臨床予測法則に基づいてリスク評価を最適化する指示を含む媒体。
リスク評価を最適化するための補助は、本明細書の他の箇所に述べるように、段階d)で実施される比較に基づいて、対象を高リスクまたは低リスクの対象グループに割り当てることにより確立される。本明細書の他の箇所で既に述べたように、調査対象の割り当ては調査症例の100%において正確でなければならないわけではない。さらに、調査対象が割り当てられる対象グループは、それらが統計学的考慮、すなわち本発明をそれに基づいて操作すべき特定の前選択した尤度に基づいて確立されるという点で、人為的グループである。本発明のある観点において、本明細書に記載および開示するように、リスク評価を最適化するための補助は自動的に、たとえばコンピューティングデバイスなどにより支援して確立される。
a)妊娠対象からの第2試料の一部分をsFlt−1および/またはエンドグリンに対して特異的な結合親和性を含むリガンドとインビトロで接触させるように構成され、かつ妊娠対象からの試料の一部分をPlGFに対して特異的な結合親和性を含むリガンドとインビトロで接触させるように構成された分析ユニット、
b)対象からの試料の上記リガンドと接触した部分からの信号を検出するように構成された分析ユニット、
c)プロセッサーを備え、かつ操作可能な状態で上記の分析ユニット類と連絡する、コンピューティングデバイス、ならびに
d)非一時性の機械可読媒体であって、プロセッサーにより実行可能な複数の指示、すなわち実行した際にsFlt−1および/またはエンドグリンの量を計算し、PlGFの量を計算し、試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量から第2比を計算し、こうして計算した比を第1試料から得た第1比と比較し、それにより妊娠対象を分類するための臨床予測法則に基づいてリスク評価を最適化する指示を含む媒体。
a)sFlt−1および/またはエンドグリンに特異的に結合する検出剤、ならびにPlGFに特異的に結合する検出剤を含む分析ユニットであって、妊娠対象の第1および第2試料中のsFlt−1および/またはエンドグリンの量ならびにPlGFの量を決定するために適合させた分析ユニット;ならびに
b)下記の段階を実施するためのアルゴリズムを実装したデータプロセッサーを含む評価ユニット:
i)第1試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第1比、および第2試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第2比を計算する;そして
ii)その第1比と第2比の数値を比較し、それにより、第2比の数値が第1比の数値と比較して少なくとも約3倍に増大していれば、対象が短期間以内に妊娠高血圧腎症を発症するリスクをもつと診断する。
a)sFlt−1および/またはエンドグリンに特異的に結合する検出剤、ならびにPlGFに特異的に結合する検出剤を含む分析ユニットであって、妊娠対象の第1および第2試料中のsFlt−1および/またはエンドグリンの量ならびにPlGFの量を決定するために適合させた分析ユニット;ならびに
b)下記の段階を実施するためのアルゴリズムを実装したデータプロセッサーを含む評価ユニット:
i)第1試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第1比、および第2試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第2比を計算する;そして
ii)その第1比と第2比の数値を比較し、それにより、第2比の数値が第1比の数値と比較して少なくとも約3倍に増大していれば、対象が早発性妊娠高血圧腎症を発症するリスクをもつと診断する。
実施例1:PlGF、sFLT1およびエンドグリンの血中レベルの測定
市販のイムノアッセイによりsFLT1、PlGFおよびエンドグリンの血中レベルを決定した。特に下記のアッセイを用いた。
欧州の異なる地域で募集した総数286人の患者を調査した。この試験に含まれていたのは、胎齢が少なくとも15+0週、最大30+0週の妊婦であった。sFlt−1/PlGF比の基準値は通常は約28週目までわずかに低下するので、この期間中の数値の生理的増大は予想できなかった。この試験に含まれたそれぞれの患者来院時の診断は、“妊娠高血圧腎症またはHELLP(PE/HELLP)なし”、または“PE/HELLPの疑い”であった。これらの患者の転帰における診断はPE/HELLPとなる可能性があり、この試験では増大する数値が切迫PE/HELLP診断の指標となるかどうかを分析した。それぞれの妊婦は2回の来院に関与した:30+0週目以前の最終来院(来院2)とそれより前の1回の来院(来院1)。来院1について1より多い選択肢がある場合、来院2の3週間前に最も近いものを選択する。
表中の記号の意味:
Min. : 最小値、Median : 中央値、Max. : 最大値、Mean : 平均値、SD : 標準偏差、N : 人数
実施例3:妊娠高血圧腎症を発症した転帰患者および健康な対照におけるバイオマーカー、エンドグリンおよびPlGFの分析
実施例2に述べたものと同様な患者試料を、PlGFおよびエンドグリン(s−Eng)の血中レベルについて調査し、そして評価した。結果は下記のとおりであった:
表中の記号の意味:
Min. : 最小値、Median : 中央値、Max. : 最大値、Mean : 平均値、SD : 標準偏差、N : 人数
Claims (18)
- 妊娠対象が短期間以内に妊娠高血圧腎症を発症するリスクをもつかどうかの指標を提供するための、下記を含む方法:
a)その対象の第1および第2試料中のバイオマーカーsFlt−1またはエンドグリンおよびPlGFの量を決定する;その際、第1試料は第2試料の前に得られている;
b)第1試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第1比、および第2試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第2比を計算する;
c)その第1比と第2比の数値を比較する;その際、第2比の数値が第1比の数値と比較して少なくとも3±20%倍に増大したことが、対象が短期間以内に妊娠高血圧腎症を発症するリスクをもつことの指標である。 - 第1試料が第2試料の4±20%〜5±20%週間前に得られている、請求項1に記載の方法。
- 妊娠対象が、妊娠の15±20%〜34±20%週目である、請求項1または2に記載の方法。
- 妊娠対象が、妊娠の15±20%〜30±20%週目である、請求項1または2に記載の方法。
- 短期間が、4週間未満の期間である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
- 短期間が、2±20%〜3±20%週間の期間である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
- 妊娠高血圧腎症が早発性妊娠高血圧腎症である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
- 対象が短期間以内に妊娠高血圧腎症を発症するリスクをもつという指標が、妊娠高血圧腎症に対する少なくとも1つの支持措置を推奨するための指標である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
- 少なくとも1つの支持措置が、緊密なモニタリング、入院、降圧薬の投与、および/または生活様式推奨事項からなる群から選択される、請求項8に記載の方法。
- 早発性妊娠高血圧腎症を発症するリスクをもつ妊娠対象と早発性妊娠高血圧腎症を発症するリスクをもたない妊娠対象を鑑別する指標を提供するための、下記を含む方法:
a)その対象の第1および第2試料中のバイオマーカーsFlt−1またはエンドグリンおよびPlGFの量を決定する;その際、第1試料は第2試料の前に得られている;
b)第1試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第1比、および第2試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第2比を計算する;
c)その第1比と第2比の数値を比較し、それにより、第2比の数値が第1比の数値と比較して少なくとも3±20%倍に増大していれば、対象が早発性妊娠高血圧腎症を発症するリスクをもつと鑑別する。 - 第1試料が第2試料の4±20%〜5±20%週間前に得られている、請求項10に記載の方法。
- 妊娠対象が、妊娠の15±20%〜34±20%週目である、請求項10または11に記載の方法。
- 妊娠対象が、妊娠の15±20%〜30±20%週目である、請求項10または11に記載の方法。
- 第1および第2試料が、血液、血清または血漿の試料である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
- 請求項1〜9および14のいずれか1項に記載の方法を実施することにより妊娠対象が短期間以内に妊娠高血圧腎症を発症するリスクをもつかどうかを診断するために適合させた、下記のものを含むデバイス:
a)sFlt−1および/またはエンドグリンに特異的に結合する検出剤、ならびにPlGFに特異的に結合する検出剤を含む分析ユニットであって、妊娠対象の第1および第2試料中のsFlt−1および/またはエンドグリンの量ならびにPlGFの量を決定するために適合させた分析ユニット;ならびに
b)下記の段階を実施するためのアルゴリズムを実装したデータプロセッサーを含む評価ユニット:
i)第1試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第1比、および第2試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第2比を計算する;そして
ii)その第1比と第2比の数値を比較し、それにより、第2比の数値が第1比の数値と比較して少なくとも3±20%倍に増大していれば、対象が短期間以内に妊娠高血圧腎症を発症するリスクをもつと診断する。 - 請求項10〜14のいずれか1項に記載の方法を実施することにより早発性妊娠高血圧腎症を発症するリスクをもつ妊娠対象と早発性妊娠高血圧腎症を発症するリスクをもたない妊娠対象を鑑別するために適合させた、下記のものを含むデバイス:
a)sFlt−1および/またはエンドグリンに特異的に結合する検出剤、ならびにPlGFに特異的に結合する検出剤を含む分析ユニットであって、妊娠対象の第1および第2試料中のsFlt−1および/またはエンドグリンの量ならびにPlGFの量を決定するために適合させた分析ユニット;ならびに
b)下記の段階を実施するためのアルゴリズムを実装したデータプロセッサーを含む評価ユニット:
i)第1試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第1比、および第2試料において決定したsFlt−1またはエンドグリンとPlGFの量からの第2比を計算する;そして
ii)その第1比と第2比の数値を比較し、それにより、第2比の数値が第1比の数値と比較して少なくとも3±20%倍に増大していれば、対象が早発性妊娠高血圧腎症を発症するリスクをもつと診断する。 - バイオマーカーsFlt−1またはエンドグリンおよびPlGFの量を決定するための検出剤、ならびにその方法を実施するための指示を含む、請求項1〜9および14のいずれか1項に記載の方法を実施するために適合させたキット。
- バイオマーカーsFlt−1またはエンドグリンおよびPlGFの量を決定するための検出剤、ならびにその方法を実施するための指示を含む、請求項10〜14のいずれか1項に記載の方法を実施するために適合させたキット。
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