Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP6038697B2 - 保温機器 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP6038697B2 - 保温機器 - Google Patents

保温機器 Download PDF

Info

Publication number
JP6038697B2
JP6038697B2 JP2013056986A JP2013056986A JP6038697B2 JP 6038697 B2 JP6038697 B2 JP 6038697B2 JP 2013056986 A JP2013056986 A JP 2013056986A JP 2013056986 A JP2013056986 A JP 2013056986A JP 6038697 B2 JP6038697 B2 JP 6038697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
time
lid
heating
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013056986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014180436A (ja
Inventor
彩子 菅原
彩子 菅原
拓海 倉
拓海 倉
知哉 中山
知哉 中山
成俊 南
成俊 南
達雄 森本
達雄 森本
博司 島田
博司 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zojirushi Corp filed Critical Zojirushi Corp
Priority to JP2013056986A priority Critical patent/JP6038697B2/ja
Publication of JP2014180436A publication Critical patent/JP2014180436A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6038697B2 publication Critical patent/JP6038697B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Description

本発明は、食品を所定の保温温度帯に保温する保温機器に関する。
特許文献1には、保温機器の1つである炊飯器およびその保温方法が記載されている。この炊飯器は、炊飯終了後に米飯を70℃に保温し、保温開始から第1昇温開始時間(6〜8時間)が経過すると80〜110℃の範囲内で所定時間昇温させる。これにより、保温中の米飯の黄変が防止され、異臭の原因となる菌の増殖が防止されるため、米飯の味を維持できる。また、特許文献1には、昇温の終了後に第2昇温開始時間(4時間)が経過すると再び昇温させること、および、炊飯時に判別した炊飯容量に応じて昇温時間を変更することが記載されている。
しかしながら、保温中の米飯温度は、容量が多いほど低下し難く、容量が少ないほど低下し易い。そのため、特許文献1の炊飯器のように、設定された昇温開始時間が経過する毎に昇温を実行する場合、容量が多いほど低温で保温する時間が短くなる。そして、低温で保温する時間が短い場合、過剰な加熱により米飯の水分が放出され、美味しさを損なうという問題がある。
特開2001−37635号公報
本発明は、過剰加熱により食品の美味しさが損なわれることを防止できる保温機器を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の保温機器は、機器本体内の食品を温度検出手段の検出値に基づいて加熱手段によって加熱し、前記食品に応じた保温温度帯に保温する保温機器であって、前記温度検出手段の検出値が前記保温温度帯の下限の温調温度を維持するように前記加熱手段を制御する第1加熱制御手段と、前記温度検出手段の検出値が前記保温温度帯の上限の加熱目標温度まで昇温するように前記加熱手段を制御する第2加熱制御手段と、前記温度検出手段の検出値が前記温調温度より高く前記加熱目標温度より低い基準温度を下回っている時間を計測する計時手段と、前記第1加熱制御手段により前記温調温度に温調させ、前記計時手段による計測時間が昇温開始時間になると、前記第2加熱制御手段により前記加熱目標温度まで昇温させる保温制御手段と、を備える。ここで、基準温度とは、菌の繁殖に大きく影響する臨界温度(例えば70℃)である。食品が米飯の場合、米飯温度が基準温度より低い場合には、黄変の発生を抑制できるが、菌が増殖する可能性が高くなる。逆に、米飯温度が基準温度より高い場合には、黄変が生じる可能性が高くなるが、菌の繁殖を抑制することが可能である。
この保温機器は、設定された昇温開始時間毎ではなく、温度検出手段の検出値が基準温度を下回ってからの計測時間が昇温開始時間になると、第2加熱制御手段による昇温を実行する。そのため、米飯温度の降温速度は保温量によって異なるが、本発明では保温容量の多少に拘わらず、第1加熱制御手段による温調時間を略一定にすることができる。よって、温調時間が短くなることに伴う過剰加熱を抑制できるため、食品からの水分放出を抑制し、美味しさが損なわれることを防止できる。
前記機器本体内を開放可能に閉塞する蓋体と、前記蓋体の開放状態を検出する蓋状態検出手段とを更に備え、前記保温制御手段は、前記蓋状態検出手段により前記蓋体の開放を検出すると、前記昇温開始時間を補正することが好ましい。具体的には、前記保温制御手段は、前記蓋体の開放時間を計測し、開放の累積時間が判定時間を超えると、前記昇温開始時間を短縮することが好ましい。蓋体を開放すると、空気中の菌が機器本体内に侵入することがある。また、蓋体を開放して調理器具によって機器本体内の食品を取り出すと、調理器具に付着した菌が機器本体内の食品に付着する。そのため、蓋体が判定時間を超えて開放すると、昇温開始時間を短縮して温調時間を短くすることにより、侵入した菌の増殖を抑制し、菌の殺菌を促進することができる。
この場合、前記保温制御手段は、前記第2加熱制御手段により昇温を実行すると、前記累積時間をリセットする。このようにすれば、機器本体内の食品の過剰加熱を抑制しつつ、蓋体の開放により侵入した菌を殺菌し、確実に菌の増殖を抑制できる。
また、前記保温制御手段は、前記温度検出手段により前記蓋体の開放中の低下温度を検出し、その低下温度が第1判定温度より大きい場合、前記昇温開始時間を短縮する。このようにすれば、機器本体内の食品の過剰加熱を抑制しつつ、蓋体の開放により侵入した菌を殺菌し、確実に菌の増殖を抑制できる。
さらに、前記保温制御手段は、前記温度検出手段により前記蓋体の開放中の温度を検出し、その検出値が前記基準温度以上の第2判定温度より高い場合、前記昇温開始時間を短縮しない。蓋体を開放した際に食品が基準温度未満(温調状態)の場合には、外気の侵入による温度低下により侵入した菌の増殖が促進される。逆に、食品が基準温度より高い場合には、菌が侵入しても死滅する。そして、蓋体を開放した際に検出値が第2判定温度より高い場合には、昇温開始時間を補正しないため、食品に対する過剰加熱を確実に防止し、美味しさが損なわれることを防止できる。
また、前記第2加熱制御手段による昇温後に、前記加熱手段を停止した場合より緩やかな下降勾配で降温させる降温制御手段を更に備えることが好ましい。このようにすれば、殺菌可能な温度帯の時間を確保することができるため、菌の増殖を確実に抑制できる。
本発明の保温機器では、検出値が基準温度を下回ってからの計測時間が昇温開始時間になると、第2加制御熱手段による昇温を実行するため、保温容量の多少に拘わらず温調時間を略一定にすることができる。よって、食品の過剰加熱を抑制できるため、食品からの過剰な水分放出を抑制し、美味しさが損なわれることを防止できる。
本発明に係る実施形態の保温機器である炊飯器を示す概略図。 炊飯器の構成を示すブロック図。 (A)は従来の保温制御、(B)は本発明の保温制御を示す概念図。 (A),(B)は本発明の保温制御の一例を示すタイムチャート。 マイコンによる保温処理を示すフローチャート。 保温処理時に並行処理される昇温開始時間補正処理を示すフローチャート。 図6Aの続きのフローチャート。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明に係る実施形態の保温機器の一例である炊飯器を示す。この炊飯器は、誘導加熱される内鍋10を着脱可能に収容する炊飯器本体11と、炊飯器本体11に開閉可能に取り付けた蓋体16とを備える。本実施形態の炊飯器は、保温処理中に実行される昇温開始時間を調整することにより、食品である米飯の残量に拘わらず、過剰加熱を防止して、美味しさが損なわれることを防止する。
炊飯器本体11は、内鍋10を収容する収容部12を備える。収容部12の外周面下側には、内鍋10を誘導加熱する第1加熱手段である誘導加熱コイル13が配設されている。また、収容部12の外周面中央には、内鍋10の上方を加熱する第2加熱手段である胴ヒータ14が配設されている。さらに、収容部12には、内鍋10を介して内部の米飯の温度を検出する第1温度検出手段である鍋用温度センサ15が配設されている。
蓋体16は、炊飯器本体11に回動可能に取り付けられ、内鍋10の上端開口を開放可能に閉塞する。蓋体16には、内鍋10を臨む内面側に放熱板17が配設され、この放熱板17の上面に第3加熱手段である蓋ヒータ18が配設されている。また、放熱板17の下面には、内鍋10の上端開口を密閉する内蓋19が着脱可能に配設されている。蓋体16の内部には、内鍋10内と外部とを連通する排気通路20が設けられている。また、放熱板17を介して内鍋10内の温度を検出する第2温度検出手段である蓋用温度センサ21が配設されている。
炊飯器本体11の正面上部には、ユーザが炊飯条件を入力し、また、現状の動作状態および選択状態の表示する操作パネル部22が設けられている。図2に示すように、操作パネル部22は、入力手段である複数のスイッチ23と、表示手段である液晶表示板24とを備える。
蓋体16の開放状態を検出する蓋状態検出手段として蓋開閉センサ25が配設されている。本実施形態の蓋開閉センサ25は、炊飯器本体11のヒンジ接続部側上部に配設した非接触式センサであるフォトインタラプタからなる。フォトインタラプタは、対向配置された発光部と受光部とを備える。発光部と受光部との間に蓋体16に配設した遮蔽部材が進入すると、受光部への受光が遮断され、その信号がマイコン28に入力されることにより蓋体16の閉塞状態を判断できる。なお、蓋開閉センサ25はフォトインタラプタに限らず、赤外線を照射して反射光を受光することにより対向部の物体の有無を判断可能な測距センサを用いてもよい。また、蓋体16の開放により内鍋10および蓋体16の温度が低下するため、温度センサ15,21を用いることも可能である。
炊飯器本体11の正面側には、ホルダー26を介して制御基板27が配設され、この制御基板27にマイコン28が実装されている。制御手段であるマイコン28には記憶手段であるROM29が内蔵され、このROM29に炊飯処理および保温処理を実行するプログラムが記憶されている。また、マイコン28には、経過時間等を計測する計測タイマ30が内蔵されている。
(炊飯処理)
炊飯処理は、周知の炊飯器と同様に、予熱工程、昇温工程、沸騰維持工程およびむらし工程を有し、これらの工程がマイコン28により順番に実行される。予熱工程は、鍋用温度センサ15による検出値Tdが約40℃を維持するように、誘導加熱コイル13および蓋ヒータ18が動作され、飯米に水を吸収させる。昇温工程は、誘導加熱コイル13がフルパワーで動作され、内鍋10内を沸騰直前の温度まで昇温させる。この昇温工程中に蓋用温度センサ21の検出値Tuが第1設定温度Ts1(例えば40℃)から第2設定温度Ts2(例えば60℃)まで昇温した際の温度上昇勾配により、内鍋10内の炊飯容量を判別する。沸騰維持工程は、誘導加熱コイル13、胴ヒータ14および蓋ヒータ18が昇温工程より低い通電率(例えば50%)でオンオフ制御され、内鍋10内を沸騰温度に維持して米飯を炊き上げる。むらし工程は、誘導加熱コイル13、胴ヒータ14および蓋ヒータ18が沸騰維持工程より低い通電率(例えば5%)で動作され、炊き上げた内鍋10内の米飯を蒸らす。
(保温処理)
保温処理は、炊飯処理の終了後に引き続いて実行される。または、何ら処理を実行していない待機状態で保温スイッチが操作されると実行される。この保温処理では、マイコン28は、鍋用温度センサ15の検出値Tdに基づいて誘導加熱コイル13、胴ヒータ14および蓋ヒータ18を制御し、米飯を食事可能な保温温度帯(本実施形態では60℃〜80℃)に保温する。マイコン28は、保温温度帯の下限値である温調温度Tk(例えば60℃)、上限値である加熱目標温度Tt(例えば80℃)、および、温調温度Tkより高く加熱目標温度Ttより低い基準温度Tc(例えば70℃)をしきい値として、加熱制御を行う保温制御手段の役割をなす。
例えば炊飯処理の終了後、降温により鍋用温度センサ15による検出値Tdが基準温度Tcを下回ると、計測タイマ30により経過時間の計測を開始する(計時手段)。また、更に降温することにより検出値Tdが温調温度Tkになると、その温調温度Tkを維持するように、誘導加熱コイル13、胴ヒータ14および蓋ヒータ18を制御する(第1加熱制御手段)。この温調制御を実行しながら、計測タイマ30による計測時間tmが設定した昇温開始時間thになると、加熱目標温度Ttまで昇温するように、誘導加熱コイル13および胴ヒータ14を制御する(第2加熱制御手段)。第1加熱制御(温調工程)では、誘導加熱コイル13および胴ヒータ14が15秒間中の1秒間オンされ、温調温度Tkをしきい値としてオンオフ制御される。第2加熱制御(昇温工程)では、誘導加熱コイル13および胴ヒータ14が15秒間中の3秒間オンするようにデューティ制御される。
ここで、従来の保温処理および本実施形態の保温処理の違いを図3(A),(B)を参照して説明する。
図3(A)に示すように、従来の保温処理では、炊飯処理が終了して保温処理に移行した後の第1昇温開始時間th1、および、次に再び昇温を実行する第2昇温開始時間th2が設定されている。また、非加熱状態で自然降温する米飯温度の下降勾配は保温容量によって異なり、実線で示す多量の方が、破線で示す少量より緩やかである。よって、温調温度Tkに維持される時間tk1,tk2は、多量の温調時間tk1方が少量の温調時間tk2より短い。そのため、米飯の平均温度は、少量より多量の方が高くなる。
図3(B)に示すように、本実施形態の保温処理では基準温度Tcを設定し、降温により基準温度Tcを下回った後の計測時間tmが昇温開始時間thを経過すると、昇温(第2加熱制御)を行う。そのため、保温容量の多少に拘わらず、第1加熱制御による温調時間tk1,tk2を略一定にすることができる。
基準温度Tcおよび昇温開始時間thは、過剰加熱により生じる黄変および過小加熱により生じる菌の繁殖を考慮して設定される。基準温度Tcは、菌の繁殖に大きく影響する臨界温度に設定している。この基準温度Tcより米飯の温度が低い場合には、黄変の発生を抑制できるが、菌が増殖する可能性が高くなる。逆に、基準温度Tcより米飯の温度が高い場合には、黄変が生じる可能性が高くなるが、菌の繁殖を抑制することが可能である。昇温開始時間thは、菌の増殖が顕著になる臨界時間(7時間)を超えない時間(例えば4〜6時間が好ましく、本実施形態では5時間)とする。
(昇温時間thの補正)
マイコン28は、次に昇温を実行する昇温時間thを補正する補正手段の役割を兼ねる。蓋体16を開放すると、空気中の菌が内鍋10内に侵入することがある。また、蓋体16を開放して調理器具(しゃもじ)によって内鍋10内の米飯を取り出すと、調理器具に付着した菌が内鍋10内の米飯に付着する。そのため、図4(A),(B)に示すように、蓋開閉センサ25により蓋体16の開放状態を検出すると、昇温時間thを短縮するように補正し、菌の増殖を抑制する。なお、補正対象は、次に実行される第1昇温制御だけであり、その後に実行される第2昇温制御は補正しない。
具体的には、マイコン28は、蓋開閉センサ25を介して蓋体16の開放を検出すると、その開放時間tcを計測タイマ30により計測する。そして、開放の累積時間ttが設定した判定時間tj(例えば5分)を超えると、昇温開始時間thを設定した第1補正時間tr1(例えば10分)短縮するように設定する。なお、累積時間ttは、昇温を実行するとリセットされる。
また、補正手段としてのマイコン28は、蓋体16の開放を検出すると鍋用温度センサ15によって内鍋温度T0を検出するとともに、蓋体16の閉塞を検出すると鍋用温度センサ15によって内鍋温度T1を検出する。そして、蓋体16を開放した状態での低下温度(T0−T1)が設定した第1判定温度Tj1(例えば5℃)より大きい場合、昇温開始時間thを設定した第2補正時間tr2(例えば10分)短縮するように設定する。
但し、蓋体16を1回開閉した際の補正時間trは、累積時間ttによる第1補正時間tr1、および、低下温度(T0−T1)による第2補正時間tr2のうち、多く補正する一方だけを適用する。即ち、補正時間trは、第1および第2補正時間tr1,tr2の両方を加算しない。例えば、累積時間ttが判定時間tjの2倍を超えた場合、第1補正時間tr1が20分に設定される。また、低下温度(T0−T1)が第1判定温度Tj1以上で2倍未満であった場合、第2補正時間tr2が10分に設定される。この場合、補正時間trが20分に設定され、昇温開始時間thを20分短縮する。
また、マイコン28は、例え蓋体16の開放を検出しても、開放中の内鍋温度T0,T1(特に閉塞時の内鍋温度T1)が設定した第2判定温度Tj2より高い場合、昇温開始時間thを短縮(補正)しない。第2判定温度Tj2は、基準温度Tc以上かつ加熱目標温度Tt未満であり、本実施形態では基準温度Tcと同一(70℃)に設定している。内鍋温度T0,T1が第2判定温度Tj2より高い状態とは昇温状態であり、この状態で蓋体16が開放され、菌が侵入しても直ぐに死滅するためである。
例えば、昇温中(内鍋温度が上昇勾配)には、蓋体16を開放した際の内鍋温度T0が第2判定温度Tj2より低く、蓋体16を閉塞した際の内鍋温度T1が第2判定温度Tj2を上回ることがある。この場合、内鍋10内は、蓋体16の閉塞後に更に昇温する状態であり、昇温温度雰囲気で菌を死滅させることが可能である。昇温後(内鍋温度が下降勾配)には、蓋体16を開放した際の内鍋温度T0が第2判定温度Tj2より高く、蓋体16を閉塞した際の内鍋温度T1が第2判定温度Tj2を下回ることがある。この場合、内鍋10内は、蓋体16の閉塞後に更に降温する状態であり、菌の繁殖が促進される可能性があるため、基準温度Tcを下回った時間tcだけを累積時間ttに加算して第1補正時間tr1の設定を行うとともに、低下温度T0−T1による第2補正時間tr2の設定を行う。
(昇温後の降温制御)
マイコン28は、加熱目標温度Ttまで昇温した後に、加熱を停止した自然降温より緩やかな下降勾配で降温させる降温制御手段の役割を兼ねる。具体的には、昇温終了後に、加熱目標温度Ttから基準温度Tcの間の温度帯を制御する第1降温制御と、基準温度Tcから温調温度Tkの間の温度帯を制御する第2降温制御とを行う。第1降温制御の通電率は、第2降温制御の通電率より高く、第2降温制御より緩やかな温度下降勾配となるように設定している。例えば、第1降温制御では30秒間中に1秒間、第2降温制御では60秒間中の1秒間、誘導加熱コイル13および胴ヒータ14をオンするようにデューティ制御する。これにより、基準温度Tc以上の温度帯の時間を長くしている。
次に、マイコン28による保温処理について具体的に説明する。
保温処理は、炊飯処理の終了後または操作パネル部22のスイッチ操作により開始され、操作パネル部22のスイッチ操作により停止されるまで実行される。保温処理では、図5に示す加熱処理と、図6A,Bに示す昇温開始時間補正処理とが、繰り返し並行処理される。また、温度センサ15,21によって温度Td,Tuが例えば25ms毎に検出される。
(加熱処理)
図5に示すように、加熱処理では、マイコン28は、ステップS1で緩やかな下降勾配で降温させる第1降温制御工程を実行する。この第1降温制御工程は、ステップS2で鍋用温度センサ15の検出値Tdが基準温度Tc未満になるまで実行される。
検出値Tdが基準温度Tcを下回ると第1降温制御工程を停止し、ステップS3で昇温開始時間thを計測するための計測タイマ30をリセットしてスタートさせる。その後、ステップS4で第1降温制御より急な下降勾配で降温させる第2降温制御工程を実行する。この第2降温制御工程は、ステップS5で検出値Tdが温調温度Tkになるまで実行される。
検出値Tdが温調温度Tkになると第2降温制御工程を停止し、ステップS6で温調温度Tkを維持させる第1加熱制御工程を実行する。この第1加熱制御工程は、ステップS7で補正処理にて設定した補正時間trを読み込み、ステップS8で昇温開始時間thから補正時間trを減算した時間(th−tr)が経過するまで実行される。
検出値Tdが基準温度Tcを下回った後、補正した加熱開始時間th−trが経過すると、第1加熱制御工程を停止する。そして、ステップS9で計測タイマ30を停止し、また、ステップS10で補正処理にて設定している補正時間trおよび計測している累積時間ttをリセットする。
その後、ステップS11で内鍋10を介して米飯を昇温させる第2加熱制御工程を実行する。この第2加熱制御工程は、検出値Tdが加熱目標温度Ttになるまで実行される。検出値d加熱目標温度Ttになると第2加熱制御工程を停止し、ステップS1に戻る。
このように、本実施形態の保温(加熱)処理では、鍋用温度センサ15の検出値Tdが基準温度Tcを下回ってからの計測時間tmが昇温開始時間thになると昇温を実行する。そのため、保温容量の多少に拘わらず、温調温度Tkに維持する温調時間を略一定にすることができる。よって、温調時間が短くなることに伴う過剰加熱を抑制できるため、米飯からの水分放出を抑制し、美味しさが損なわれることを防止できる。
また、本実施形態では、炊飯終了後または昇温終了後に、緩やかな下降勾配で降温させるため、菌を殺菌可能な温度帯の時間を長く確保できる。よって、菌の増殖を確実に抑制できる。
(補正処理)
図6Aに示すように、昇温開始時間thの補正処理では、マイコン28は、ステップS20で蓋開閉センサ25を介して蓋体16が開放されたことを検出するまで待機する。蓋体16の開放を検出すると、ステップS21で内鍋温度T0を読み込み、ステップS22で内鍋温度T0が第2判定温度Tj2(基準温度Tc)未満であるか否かを判断する。そして、T0<Tj2でない場合にはステップS23に進み、T0<Tj2である場合にはステップS26に進む。
ステップS23では、蓋体16が閉塞されたか否かを判断する。そして、蓋体16が閉塞された場合にはステップS20に戻る。また、蓋体16が閉塞されない場合には、ステップS24で内鍋温度Tを読み込み、ステップS25で内鍋温度Tが第2判定温度Tj2未満であるか否かを判断する。そして、T<Tj2でない場合にはステップS23に戻り、T<Tj2である場合にはステップS26に進む。即ち、内鍋温度T0が第2判定温度Tj2以上である場合、蓋体16の開放中に内鍋温度Tが第2判定温度Tj2を下回るとステップS26に進み、内鍋温度Tが第2判定温度Tj2を下回ることなく蓋体16が閉塞されるとステップS20に戻る。
ステップS26では、蓋体16の開放時間tcを計測する計測タイマ30をリセットしてスタートさせた後、ステップS27で蓋体16の閉塞を検出するまで待機する。そして、蓋体16が閉塞されると、ステップS28で開放時間tcの計測タイマ30を停止する。その後、ステップS29で内鍋温度T1を読み込み、ステップS30で内鍋温度T1が第2判定温度Tj2未満であるか否かを判断する。そして、閉塞時の内鍋温度T1が第2判定温度Tj2以上の場合、即ち、昇温中の場合にはステップS20に戻る。また、内鍋温度T1が第2判定温度Tj2未満の場合には、図6Bに示すステップS31,S36に進む。
図6Bに示すように、閉塞時の内鍋温度T1が第2判定温度Tj2未満の場合には、ステップS31〜S35の第1補正設定と、ステップS36〜S38の第2補正設定とを並行処理する。
第1補正設定では、ステップS31で累積時間ttに計測した開放時間tcを加算した後、ステップS32で累積時間ttが判定時間tjを超えたか否かを判断する。そして、tt>tjの場合、ステップS33で第1補正時間tr1を設定した後、ステップS34で累積時間ttから判定時間tjを減算して累積時間ttを調整する。また、tt>tjでない場合には、ステップS35で第1補正時間tr1を0分に設定する。
第2補正設定では、ステップS36で、蓋体16の開放時の内鍋温度T0から蓋体16の閉塞時の内鍋温度T1を減算した低下温度が、第1判定温度Tj1より大きいか否かを判断する。そして、(T0−T1)>Tj1の場合、ステップS37で第2補正時間tr2を設定する。また、(T0−T1)>Tj1でない場合には、ステップS38で第2補正時間tr2を0分に設定する。
第1および第2補正設定が終了すると、ステップS39で第1補正時間tr1が第2補正時間tr2以上であるか否かを判断する。そして、tr1≧tr2である場合には、ステップS40で、補正時間trに第1補正時間tr1を加算してステップS20に戻る。また、tr1≧tr2でない場合には、ステップS41で、補正時間trに第2補正時間tr2を加算してステップS20に戻る。
このように、蓋体16の開放を検出すると、累積時間tt、および、低下温度(T0−T1)に基づいて補正時間trを設定する。そして、加熱処理での昇温開始時間thを短縮するように補正する。そのため、侵入した菌の増殖を抑制し、菌の殺菌を促進することができる。しかも、閉塞時の温度T1が第2判定温度Tj2より高い場合には、昇温中であると判断し、昇温開始時間thを短縮しないため、米飯に対する過剰加熱を確実に防止し、美味しさが損なわれることを確実に防止できる。
なお、本発明は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、温調温度Tkから加熱目標温度Ttへ昇温する際に、一定の通電率でデューティ制御する構成としたが、温調温度Tkから基準温度Tcまでの第1温度帯と、基準温度Tcから加熱目標温度Ttまでの第2温度帯の通電率を異なる設定としてもよい。具体的には、第1温度帯の第1昇温制御工程では、誘導加熱コイル13および胴ヒータ14を15秒間中3秒間オンするようにデューティ制御する。また、第2温度帯の第2昇温制御工程では、誘導加熱コイル13および胴ヒータ14を15秒間中2秒間オンするようにデューティ制御する。このようにして菌を殺菌可能な温度帯の時間を長く確保し、菌の増殖を確実に抑制する構成とする。
また、前記実施形態では、操作パネル部22のスイッチ操作により保温処理を実行した場合、その時の内鍋温度Tdに従って、第1降温制御工程、第2降温制御工程および第1加熱制御工程のいずれかを実行する構成としたが、スイッチ操作時の内鍋温度Tdに基づいて昇温(第2加熱制御工程)を実行する開始時間を変更してもよい。具体的には、内鍋温度Tdが温調温度Tkより低い場合には、直ぐに昇温を実行する。また、内鍋温度Tdが温調温度Tkより高く基準温度Tcより低い場合には、昇温開始時間thの半分の時間(1/2th)が経過した後に昇温を実行する。または、保温処理が終了される直前に実行した昇温時刻を記憶しておき、その時刻から昇温開始時間thが経過した後(既に経過している場合には直ぐ)に昇温を実行する。さらに、内鍋温度Tdが基準温度Tcより高い場合には、昇温開始時間thが経過した後に昇温を実行する。
さらに、保温処理中に停電し復帰した場合、その停電時間に基づいて昇温を実行する開始時間を変更してもよい。具体的には、停電時間が短い(例えば3分程度)場合には昇温開始時間thを短縮せず、停電時間が長い(例えば10分以上)場合には昇温開始時間thを短縮する。
そして、前記実施形態では、内鍋10の内圧を大気圧より高い圧力には昇圧不可能な非圧力方式の炊飯器を例に挙げて説明したが、大気圧より高い圧力に昇圧可能な圧力式の炊飯器にも適用可能であり、同様の作用および効果を得ることができる。また、炊飯器に限らず、保温機能だけを搭載した保温機器としても、同様の作用および効果を得ることができる。この場合、保温対象物は米飯に限らず、おかずなどの調理物であっても、同様の作用および効果を得ることができる。勿論、調理物に限らず、所定温度に保温する必要がある食品であれば同様の作用および効果を得ることができる。
10…内鍋
11…炊飯器本体(機器本体)
12…収容部
13…誘導加熱コイル(加熱手段)
14…胴ヒータ(加熱手段)
15…鍋用温度センサ(温度検出手段)
16…蓋体
17…放熱板
18…蓋ヒータ(加熱手段)
19…内蓋
20…排気通路
21…蓋用温度センサ(温度検出手段)
22…操作パネル部
23…スイッチ
24…液晶表示板
25…蓋開閉センサ
26…ホルダー
27…制御基板
28…マイコン(各制御手段)
29…ROM
30…計測タイマ
Ts1…第1設定温度
Ts2…第2設定温度
Td…下部検出値
Tu…上部検出値
Tk…温調温度
Tt…加熱目標温度
Tc…基準温度
Tj1…第1判定温度
Tj2…第2判定温度
tm…計測時間
th…昇温開始時間
tk1,tk2…温調時間
tc…蓋開放時間
tt…開放の累積時間
tj…判定時間
tr…補正時間
tr1…第1補正時間
tr2…第2補正時間

Claims (4)

  1. 機器本体内の食品を温度検出手段の検出値に基づいて加熱手段によって加熱し、前記食品に応じた保温温度帯に保温する保温機器であって、
    前記温度検出手段の検出値が前記保温温度帯の下限の温調温度を維持するように前記加熱手段を制御する第1加熱制御手段と、
    前記温度検出手段の検出値が前記保温温度帯の上限の加熱目標温度まで昇温するように前記加熱手段を制御する第2加熱制御手段と、
    前記温度検出手段の検出値が前記温調温度より高く前記加熱目標温度より低い基準温度を下回っている時間を計測する計時手段と、
    前記第1加熱制御手段により前記温調温度に温調させ、前記計時手段による計測時間が昇温開始時間になると、前記第2加熱制御手段により前記加熱目標温度まで昇温させる保温制御手段と、
    前記機器本体内を開放可能に閉塞する蓋体と、前記蓋体の開放状態を検出する蓋状態検出手段とを備え
    前記保温制御手段は、前記蓋状態検出手段により前記蓋体の開放を検出すると、前記蓋体の開放時間を計測し、開放の累積時間が判定時間を超えると、前記昇温開始時間を短縮するように補正することを特徴とする保温機器。
  2. 前記保温制御手段は、前記第2加熱制御手段により昇温を実行すると、前記累積時間をリセットすることを特徴とする請求項1に記載の保温機器。
  3. 前記保温制御手段は、前記温度検出手段により前記蓋体の開放中の低下温度を検出し、その低下温度が第1判定温度より大きい場合、前記昇温開始時間を短縮するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の保温機器。
  4. 前記保温制御手段は、前記温度検出手段により前記蓋体の開放中の温度を検出し、その検出値が前記基準温度以上の第2判定温度より高い場合、前記昇温開始時間を短縮しないことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の保温機器。
JP2013056986A 2013-03-19 2013-03-19 保温機器 Active JP6038697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013056986A JP6038697B2 (ja) 2013-03-19 2013-03-19 保温機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013056986A JP6038697B2 (ja) 2013-03-19 2013-03-19 保温機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014180436A JP2014180436A (ja) 2014-09-29
JP6038697B2 true JP6038697B2 (ja) 2016-12-07

Family

ID=51699727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013056986A Active JP6038697B2 (ja) 2013-03-19 2013-03-19 保温機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6038697B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6142910B2 (ja) * 2015-10-27 2017-06-07 三菱電機株式会社 加熱調理器
CN107752721B (zh) * 2017-07-18 2020-11-03 浙江苏泊尔家电制造有限公司 烹饪器具和用于烹饪器具的控制方法
JP7809582B2 (ja) * 2022-04-25 2026-02-02 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 炊飯器

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2956533B2 (ja) * 1995-05-31 1999-10-04 松下電器産業株式会社 米飯保温器
JP3181223B2 (ja) * 1996-07-01 2001-07-03 象印マホービン株式会社 米飯保温器
JP2010273710A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Zojirushi Corp 米飯用加熱装置及び保温制御方法
JP2011217874A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014180436A (ja) 2014-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104083078B (zh) 电压力锅的控制方法、控制装置和电压力锅
TWI617269B (zh) Heating conditioner
WO2020099158A1 (en) Steam cooking apparatus and method
US11071404B2 (en) Method for adjusting the heating power of at least one heating element of a domestic appliance
CN104823518B (zh) 用于控制感应烹饪炉架上的烹饪过程的方法和控制单元
KR102331108B1 (ko) 호브의 작동 방법 및 호브
JP6018530B2 (ja) 保温機器
CN110353474A (zh) 烹饪器具的控制方法及烹饪器具
JP6038697B2 (ja) 保温機器
KR102354272B1 (ko) 전기 조리기
KR20130122265A (ko) 조리용기의 열전도율에 따른 과열방지장치 및 방법
KR101686516B1 (ko) 조리 동작 중 비정상 조건 처리 방법
KR20180039568A (ko) 유도 홉을 동작시키기 위한 방법, 및 유도 홉
JP2014223140A (ja) 炊飯器および炊飯制御方法
KR102302010B1 (ko) 조리 방법 및 조리 기구
JP5072786B2 (ja) 炊飯器
JP6425733B2 (ja) 加熱調理器
KR102483304B1 (ko) 전기밥솥의 보온제어 방법
KR101188214B1 (ko) 전기압력조리기의 보온 제어 방법
JP2001169903A (ja) 炊飯器
KR102483305B1 (ko) 전기밥솥의 보온제어 방법
JP5678271B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2010201060A (ja) 加熱調理器
EP1699332B1 (en) Method and control arrangement for terminating accidental switch on of a deep fryer apparatus not filled with oil
JP2012000351A (ja) 炊飯器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6038697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250