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JP6041266B2 - 電池電源式の電気錠装置 - Google Patents
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本発明は、建物用ドアなどに備える電池電源式の電気錠装置に関する。
建物用ドアに備える錠装置、例えば、賃貸住宅などの玄関ドアに備えられた錠装置は、入居者が変わる度にシリンダー錠を交換する必要があった。
そのため、入居者がシリンダー錠の交換費用を負担することが多かった。
しかし現今では、上記のような玄関ドアには、鍵コード(IDコード)の登録・抹消が簡単に行うことができ、シリンダー錠の交換が不要な電気錠装置が備えられことが多くなっている。
この電気錠装置は、IDコードが磁気記録されたカードキーからコードを読み取る磁気読取機と、その磁気読取機の出力信号を入力して信号処理してキーのIDコードを識別するコントローラと、当該コントローラの識別信号に応動して施解錠動作する電気錠とを備えている。
また、上記の電気錠装置は、コントローラや電気錠のモータなどを駆動する電力源として電池電源を備えた構成のものが広く知られている。
具体的には、上記した磁気読取機が玄関ドアの外面側に配置され、上記したコントローラ、電気錠、電池電源などをドア内面に固着させてドアハンドルを支持させた台座内に配設されている。
その他に、電気錠装置としては、住居者が携帯する携帯機からの無線信号を受信し、コントローラがその受信信号からキーのIDコードを識別し電気錠を施解錠させる構成のものもある。
特許第3942222号公報
上記した従来の電気錠装置は、家庭用のAC100Vを電力源として動作するものや乾電池を電力源として動作するものがあるが、乾電池を電力源とする場合は、電池電源の乾電池が電気錠装置を駆動することができないほど消耗しているときには、施解錠させることができない。
したがって、電気錠装置の他にシリンダー錠が備えられていない玄関ドアなどの場合は、外出時に施錠し、帰宅時に解錠するときに、電池電源の乾電池が消耗しておれば、ドア外からは解錠することができなくなり、閉め出されてしまうことになる。
また、電気錠装置と他にシリンダー錠が設置されている場合でも同様に閉め出されてしまうことがある。
つまり、キーを室内に置き忘れて外出してしまったような場合には、シリンダー錠による解錠ができないから、電池電源の乾電池が消耗しておれば、閉め出されることになる。
なお、電池電源は消耗した乾電池を新たな乾電池に交換することによって蓄積電力が回復するが、電池電源が玄関ドア内面に固着された台座内に配設されていること、玄関ドアが施錠されて開くことができないために、ドア外からの電池交換が困難となるため、上記のような問題が生ずる。
そこで本発明では、上記した実情にかんがみ、電池電源の蓄積電力消耗により解錠できない非常時の場合には、緊急的に使用する補助電源を形成して解錠することができる電池式電気錠装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明では第1の発明として、カードキーなどの携帯器具の識別信号を識別するコントローラと、このコントローラによって施解錠制御される電気錠とを備えた建物ドア用の電池式電気錠装置において、前記電気錠装置を給電して常時駆動可能とするドア内側に備えられた電池電源と、ドア外側に設けた電池ケースに乾電池をセットして形成する補助電源とを設け、
前記電池電源の電池消耗により前記電気錠装置が非駆動となったとき、前記電池ケースに乾電池をセットした補助電源により前記電気錠装置を給電し駆動可能としたことを特徴とする電池式電気錠装置を提案する。
第2の発明としては、前記した第1の発明の電池式電気錠装置において、前記した補助電源の電池ケースは、ドア外面に固着して外側ハンドルを支持させた長形の台座に常時収納し、非常時に引き出し可能な構成とし、非常時に引き出した電池ケースに乾電池を収納させて補助電源を形成する構成としたことを特徴とする電池式電気錠装置を提案する。
第3の発明としては、前記した第2の発明の電池式電気錠装置において、前記電池ケースは、台座に引き出し可能に設けたケース本体と、このケース本体に設けて前記台座の長手方向に直交する方向に移動可能としたスライドケースとで構成し、スライドケースを移動させてケース幅を増大させることができることを特徴とする電池式電気錠装置を提案する。
第4の発明としては、前記した第1の発明乃至第3の発明のいずれかの電池式電気錠装置において、前記した電池電源はドア内側の電池ケースと、この電池ケースに収納した乾電池とで構成し、さらに、前記補助電源は、前記電池電源の電池ケースに収納された乾電池と同型、同数の乾電池がセットできる電池ケースを備える構成としたことを特徴とする電池式電気錠装置を提案する。
第5の発明としては、前記した第1の発明乃至第4の発明のいずれかの電池式電気錠装置において、前記した補助電源と前記電池電源とは、電気錠装置に対し並列接続する構成としたことを特徴とする電池式電気錠装置。
第1の発明の電池式電気錠装置は、通常時には電気錠装置が電池電源によって給電されて駆動可能となっているので、施錠状態にある電気錠装置にキーカードなどを使って識別信号を入力させれば、コントローラが識別信号を識別して電気錠を解錠動作させる。
また、長期の使用により電池電源の乾電池が一定レベル以下の蓄積電力に消耗している場合(以下、「乾電池の消耗」という)には、電気錠装置が非駆動の状態となるめ、解錠も施錠もすることができない。
しかし、解錠状態で電池電源の乾電池が消耗している場合には、ドアを開くことができるので、ドア内側に備えられている電池電源の乾電池を新しい乾電池に交換して電力を回復させることができ、電気錠装置が通常の通電状態となる。
反面、施錠状態で電池電源の乾電池が消耗して電気錠装置が非駆動となった場合には、ドア外からは解錠することができない非常時となる。
したがって、外出から帰宅して施錠されている電気錠装置の解錠を試みても解錠することができなく、ドアを開くことができず、いわゆる閉め出し状態となる。
そこで、乾電池を購入してドア外にある電池ケースに乾電池をセットし、補助電源を形成して電気錠装置を給電する緊急的な措置を行なう。
この状態では電池電源の乾電池が消耗していても電気錠装置が駆動可能となるから、ドア外からカードキーなどを使って解錠することができる。
なお、補助電源を使って解錠することは、非常時となるから、消耗した電池電源の乾電池はその後に新しい乾電池と交換することになる。
第2の発明の電池式電気錠装置によれば、通常時には補助電源の電池ケースが台座内に収納されているから、補助電源の設備がドア外には表れないので、装飾的に優れている。
また、電池電源の乾電池が消耗したときの緊急時には、台座から電池ケースを引き出して乾電池をセットすれば、補助電源を形成することができる。
第3の発明の電池式電気錠装置は、スライドケースを移動させて電池ケースのケース幅を増大させて、乾電池をセットすることができる。
すなわち、電池ケースは台座に収納させる関係で、幅広には構成することができない場合があるので、スライドケースを設けることで、ケース幅を増大させて、乾電池の収納が可能になる。
第4の発明の電池式電気錠装置は、ドア内側の電池電源の電池ケースと、ドア外側の補助電源の電池ケースとが、同型、同数の乾電池が収納できる構成となっているので、非常時に補助電源の電池ケースにセットして使用した乾電池を、その後に補助電源の電池ケースから取り出し、取り出した乾電池をドア内側の電池電源の電池ケースにセットして使用することができる。
第5の発明の電池式電気錠装置は、前記した補助電源と前記した電池電源とは電気錠装置に対して並列接続としてあるので、電池電源の乾電池が消耗した場合には、補助電源が同一の電圧電源として給電する。
図1(A)は、ドア外面のハンドル部分を示した斜視図、同図(B)は、ドア内面のハンドル部分を示した斜視図である。 図3上のAーA線に沿って切断し台座に収納された補助電源の電池ケース部分を示した断面図である。 収納された補助電源の電池ケース部分を示したドア外面の台座の横断面図である。 図4(A)は、図3上のBーB線断面図、同図(B)は、補助電源の電池ケースを引き出した状態を示す図4(A)同様の断面図である。 補助電源の電池ケースを引き出した状態を示す図2同様の断面図である。 スライドケースを移動させて電池ケースの横幅を増大させた状態を示した図5同様の断面図である。 補助電源の電池ケースの背面を示した拡大部分図である。 台座と電池ケースとに設けたクリック機構を示す部分拡大図である。 電気錠装置に並列接続された電池電源と補助電源を示す回路ブロック図である。
次に、本発明の一実施形態について図面に沿って説明する。
本実施形態は建物用の玄関ドアに備えた電気錠装置を示し、この電気錠装置は、図1(A)に示してあるように、外側のハンドル11を支持させた台座12がドア13の外面に固着してある。
そして、この台座12は、図3に示したように、横断面が台形の中空体で、縦長形状のものとなっており、ドア13の外面にネジ止めして固着してある。
また、上記の台座12には、シリンダー錠のキー孔14、カードキー(図示省略)のIDコード(識別信号)を読み取る受信機15、操作ボタン16、インジケータ17などが備えてあり、その上、特に、本実施形態では、補助電源50を形成する電池ケース18が設けてある。
なお、補助電源50は、電池ケース18に乾電池をセットすることで形成される。
さらに、本実施形態の電気錠装置は、図1(B)に示すように、内側のハンドル21を支持させた台座22がドア13の内面に固着してある。
この台座22は、ドア外側の台座12と同様に横断面台形とした縦長の中空体としてあるが、ただ、台座12に比べ高さを多少大きくした台座として形成してある。
そして、上記の台座22は、ドア13に設けられた電気錠23とコントローラ24とからなる電気錠装置とを覆うようにドア13にネジ止めしてあり、また、この台座12には電気錠装置に給電する電池電源25の電池蓋25bが設けてある。
なお、電池電源25は、台座22の一部を形成している電池蓋25bを取り外し、電池ケース25aに乾電池を収納する構成としてあり、本実施形態では、単3型の乾電池4本を直列接続として収納させる構成となっている。
また、台座22の表面には、電気錠を室内から手動で施解錠するサムターン26が設けてある。
上記したことから分かるように、本実施形態の電気錠装置は、カードキーにより施解錠する電気錠23の他に、鍵であるキーをキー孔14に差し入れて操作して施解錠するシリンダー錠を備えている。
また、この電気錠装置は、電気錠の動作の他に、サムターン26またはシリンダー錠の操作によって錠面27からデッドボルト28を出没させ、突出したデッドボルトを扉枠に取り付けたストライクの係止孔に係合させる本締錠と、ハンドル11または21の操作によってラッチボルト29を出没させ、突出したラッチボルト29をストライクの係止孔に突入させる仮締め用のラッチ錠とを備えている。
続いて、本発明の特徴となっている上記した補助電源50の電池ケース18について説明する。
図2、図3、図4に示した通り、補助電源50の電池ケース18は、合成樹脂材で略箱形に形成したもので、ドア外側の台座12の下方部に収納されている。
すなわち、台座12の下方部には、その一側内の上下にレール凹条溝12a、12bが形成してあり、また、電池ケース18の一側部上下にはガイドレール18a、18bが設けてあり、そのガイドレール18a、18bを上記のレール凹条溝12a、12bに摺動自在に嵌合させてある。
また、図2に示した円形点線30部分に図8に示すようなクリック機構が設けてあり、電池ケース18がそのクリック機構によって収納位置を保持されている。
なお、クリック機構は、図8に示す通り、台座12の内面に設けた孔部12cと、この孔部12c内に設けたスプリング31によって押動される小球32と、電池ケース18に設けたクリック溝18cとから形成してある。
したがって、電池ケース18を引き出せば、図4(B)、図5に示すように、台座12の下方(図4(A)の矢印方向)に向かって移動する。
なお、電池ケース18を引き出すと、このケースから上方向に延設した規制板18dに設けたストッパー部18f、18gがレール凹条溝12a、12bの上端部によって係止されるため、電池ケース18の引き出しが停止され、電池ケース18がその引き出し位置で保持される。
図示の如く、本実施形態の電池ケース18は、ドア内側の電池電源25と同様に、4本の単3型乾電池を収納できる構成としてあるが、台座幅の関係から電池ケース18の幅が充分にとれず、引き出しただけではケース幅が不足し、単3型の乾電池を収納することができない。
そのため、電池ケース18は、ケース本体33とスライドケース34とで形成し、スライドケース34が、図6に示す如く、横方向(図5の矢印方向)に移動する構成としてある。
このようにケース幅を増大せることにより、単3乾電池の収納が可能になる。
図示するように、この電池ケース18には、4つの電池収容部35a、35b、35c、35dを設け、これら電池収容部35a〜35dにはプラス端子36aとマイナス端子36bとを設けてある。
そして、これらプラス端子36aとマイナス端子36bは、電池収容部35a〜35dに収納された4本の乾電池を直列接続するように配設してあり、更に、電池収容室35aのプラス端子36aと電池収容室35dのマイナス端子36bには外部引き出しコード37を接続し、このコード37を介して電気錠23やコントローラ24、受信機15などからなる電気錠装置に給電する給電回路が形成してある。
また、上記した電池ケース18を形成するスライドケース34の電池収容部35a〜35d各々の両側には、図7に示した如く、裏側方向(図6において紙面に垂直方向)に突出する摺動突起34aを設け、これらの摺動突起34aがケース本体33に横長に設けたガイド溝33a内を摺動することでスライドケース34を移動させる構成としてある。
なお、最上位のガイド溝33aと最下位のガイド溝33aは、スライドケース34の移動限界を決めるため、長さを短くて摺動突起34aの移動を制限するガイド溝としてある。
上記のように形成した電気錠装置は、電池電源25の蓄積電力が一定レベル以上であるときは、この電池電源25によって給電することができ常時駆動可能となっている。
したがって、カードキーを受信機15に向ければ、カードキーのIDコードが読み取られてコントローラ24に送られる。
コントローラ24はIDコードを識別し、その識別結果に応じて電気錠23を動作可能とするから、ドア外から操作ボタン16を押し操作すれば、施錠していた電気錠23が解錠動作する。
他方、電池電源25の蓄積電力が一定レベル以下にまで消耗している場合には、電気錠装置が非駆動状態となるため、施錠されているドア13はカードキーを使って解錠を試みても電気錠23は解錠動作しない。
なお、このような場合、キー孔14からキーを差し入れてシリンダー錠を動作させれば解錠することができる。
ところが、シリンダーキーは室内に置き忘れて外出することがあるため、このような場合には、電池電源25の消耗によって解錠できなければ、締め出し状態となる。
そこで、本実施形態では、上記のようにドア外からの解錠ができない場合には、電池ケース18を引き出し、この電池ケース18に乾電池を収納して補助電源50を形成する。
したがって、この補助電源50は図9に示したように、電池電源25に対して並列接続してあるので、電池電源25に変わって給電するため、電気錠装置を駆動可能にする。
この結果、ドア外からカードキーを使って電気錠23を解錠動作させることができるから、施錠のままで閉め出されると言う緊急時の問題を解決することができる。
補助電源50を使って解錠すれば、ドア13を開けることができるから、電池電源25の電池蓋25bを開け、消耗している乾電池を新しい乾電池と交換することができる。
なお、この場合、補助電源50の電池ケース18に収納した乾電池は、一時的に使用しただけであり、充分に使用することができるから、電池ケース18から取り出した乾電池を電池電源25の電池ケース25aに収納することもできる。
以上、好ましい実施形態について説明したが、本発明はシリンダー錠を備えていない電気錠装置についても同様に実施することができる。
また、補助電源50の電池ケース18に収納できる乾電池については、電池電源25の乾電池と同型、同数としたが、電池電源25と同等の給電電圧で給電できればよいから、補助電源50にはその他の乾電池についても使用することができる。
さらに、台座12の幅や高さが充分に大きくできる場合には、電池ケース18にはスライドケース34を設けなくともよい。
その他、IDコードを無線信号で出力する携帯機を備え、その無線信号を受信する受信機の出力信号を用いる電気錠装置についても同様に実施することができる。
なお、家庭用のAC100Vを所定のDC電圧に変換してDC電力源とした電気錠装置に補助電源50を併用して利用する場合でも、本発明を適用すれば、停電時のような非常時に電気錠装置を駆動させることができる。
この場合には、補助電源50は上記のDC電力源の出力電圧に合わせて乾電池の本数を定めればよい。
建物の玄関ドアなどに備える電気錠について適用することができる。
11 外側のハンドル
12 台座
13 ドア
15 受信機
16 操作ボタン
18 補助電源を形成する電源ケース
21 内側のハンドル
22 台座
23 電気錠
24 コントローラ
25 電池電源
33 ケース本体
34 スライドケース
50 補助電源






















Claims (5)

  1. カードキーなどの携帯器具の識別信号を識別するコントローラと、このコントローラによって施解錠制御される電気錠とを備えた建物ドア用の電池式電気錠装置において、
    前記電気錠装置を給電して常時駆動可能とするドア内側に備えられた電池電源と、ドア外側に設けた電池ケースに乾電池をセットして形成する補助電源とを設け、
    前記電池電源の電池消耗により前記電気錠装置が非駆動となったとき、前記電池ケースに乾電池をセットした補助電源により前記電気錠装置を給電し駆動可能としたことを特徴とする電池式電気錠装置。
  2. 請求項1に記載した電池式電気錠装置において、
    前記した補助電源の電池ケースは、ドア外面に固着して外側ハンドルを支持させた長形の台座に常時収納し、非常時に引き出し可能な構成とし、非常時に引き出した電池ケースに乾電池を収納させて補助電源を形成する構成としたことを特徴とする電池式電気錠装置。
  3. 請求項2に記載した電池式電気錠装置において、
    前記電池ケースは、台座に引き出し可能に設けたケース本体と、このケース本体に設けて前記台座の長手方向に直交する方向に移動可能としたスライドケースとで構成し、スライドケースを移動させてケース幅を増大させることができることを特徴とする電池式電気錠装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載した電池式電気錠装置において、
    前記した電池電源はドア内側の電池ケースと、この電池ケースに収納した乾電池とで構成し、さらに、前記補助電源は、前記電池電源の電池ケースに収納された乾電池と同型、同数の乾電池がセットできる電池ケースを備える構成としたことを特徴とする電池式電気錠装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載した電池式電気錠装置において、
    前記した補助電源と前記電池電源とは、電気錠装置に対し並列接続する構成としたことを特徴とする電池式電気錠装置。
























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