JP6042698B2 - ケーブルラックを走行路とした自走式ロボット - Google Patents
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Description
また、特許文献1には、ケーブルラックに沿って移動するロボットによってケーブルの引き回し作業を行わせる技術が開示されている。
前記筐体の各々に設けられ、走行路を構成するケーブルラックを把持して走行方向に推力を発生させる複数の車輪と、
前記車輪を、前記ケーブルラックを挟む把持位置と前記ケーブルラックを解放する退避位置との間で変位させる車輪退避手段と、
複数の前記筐体を前記ケーブルラックに対して平行移動可能に接続し、個々の前記筐体と前記ケーブルラックとの距離を個別に変化させるリンク機構と、
前記筐体を挟んで進行方向の前方および後方にそれぞれ配置される、前記筐体の進行方向における前記ケーブルラックの外周の障害物および前記ケーブルラックの形状変化の有無を検知する第1センサおよび第2センサと、
前記第1センサおよび前記第2センサから得られる前記障害物および前記形状変化の有無に基づいて前記車輪退避手段および前記リンク機構を駆動することで、前記障害物の回避および前記形状変化への追従を行わせる制御部と、
を含むことを特徴とする自走ロボット。
図1は、本発明の一実施の形態である自走ロボットの構成の一例を示す斜視図である。
図2は、本発明の一実施の形態である自走ロボットの制御系の構成の一例を示すブロック図である。
図4は、本発明の一実施の形態である自走ロボットの走行状態の一例を示す正面図である。
図6は、本発明の一実施の形態である自走ロボットの車輪の解放状態を進行方向から見た側面図である。
図8は、本発明の一実施の形態である自走ロボットの制御系の作用の一例を示すフローチャートである。
複数の走行ユニット10の各々は、互いに等価な構成であり、区別する場合には、先頭側から走行ユニット10A、走行ユニット10B、走行ユニット10Cと記すこととする。
走行ユニット10には、後述の走行モータM1、リンク駆動モータM2、車輪開閉モータM3や図示しないギヤ等のトルク伝達機構等で構成される障害物回避駆動装置16が実装されている。
これにより、状況センサ15は、ケーブルラック100の周囲の凹凸の障害物Aや、ケーブルラック100の幅変化のラック幅段差部Bを、回動アーム15aの角度変化として検知することが可能になっている。
本実施の形態の制御システム20は、電源21、制御部22、モータドライバ25、センサインターフェイス26、ユーザインターフェイス27、通信インターフェイス28、これらを相互に接続する情報伝送路29を備えている。
制御部22は、マイクロプロセッサ23、ROM、RAM等の半導体メモリからなるメモリ24、等で構成され、マイクロプロセッサ23が、メモリ24に格納された制御プログラム24pを実行することで、個々の走行ユニット10の動作、および他の走行ユニット10と連携した後述の図8のフローチャートに例示される制御動作を実現する。
本実施の形態の場合、一例として、走行モータM1、リンク駆動モータM2、車輪開閉モータM3の各々は、各々が回転角等の情報をモータドライバ25に出力する図示しないエンコーダを備えたサーボモータやステップモータで構成され、制御部22が、各モータの回転方向、回転角度(回転量)、回転速度等を精密に制御および把握することが可能になっている。
次に、本実施の形態の自走ロボット1が走行経路として使用するケーブルラック100について説明する。
図10Aおよび図10Bは、本発明の一実施の形態である自走ロボットが走行するケーブルラックの構成の一例を示す斜視図である。
図9に例示されるように、例えば、トンネル200の内部には、内壁面201に取付金具211を介して照明/設備機器210が設置され、これらの機器への給電や情報通信等のケーブルを敷設する等の目的で、ケーブルラック100が、車両の通行に支障のないトンネル200の天井付近に設けられる場合がある。
従って、ケーブルラック100の周囲の桁枠接続金具103や支持金具104は、本実施の形態の自走ロボット1の走行における障害物Aとなり得る。
そして、検査ユニット30は、通信インターフェイス28等を介した制御部22の制御下で、自走ロボット1が走行するケーブルラック100の外観や内部に敷設された図示しないケーブルの状況、さらには、後述のトンネル200の内部に備えられた照明/設備機器210、トンネル200の内壁面201の状況等の動画や静止画の撮影検査および記録を、例えば、ケーブルラック100の走行方向における位置情報等とともに記録する。
以下、図8のフローチャート、および図12、図13等を参照して、本実施の形態の自走ロボット1の作用の一例を説明する。
図13は、本発明の一実施の形態である自走ロボットがケーブルラックのラック幅段差部に追従して走行する状態の一例を動作順に例示した略平面図である。
また、図12および図13では、図8のフローチャートのステップ番号を括弧着きで付して、フローチャートの各動作との対応を示している。
すなわち、まず、
角度θ1<前方センサ検出角度θF≦角度θ2
の場合には(ステップ306)、障害物Aを検出したと判別し、走行ユニット10Aが障害物Aを通過するまで前進し(ステップ316)、後方センサSRによる後方センサ検出角度θRの変化検知または走行駆動輪13による前進距離等の情報により、通過が確認されると(ステップ317)、自走ロボット1を一旦停止させる(ステップ309)(図12(d))。
そして、ケーブルラック100の終端等の目的の位置に到達したか否か判定し(ステップ311)、未到達の場合には、ステップ301に戻って走行を継続する。
次に、上述のステップ306の角度判定が成立しない場合、
角度θ2<前方センサ検出角度θF≦角度θ3
を判別し(ステップ307)、成立する場合には、ケーブルラック100の幅が広がる方向に変化するラック幅段差部Bに遭遇したと判別する。
その後、自走ロボット1の全体はラック幅段差部Bを走行ユニット10Aが通過し、ケーブルラック100の幅の広い部分に到達するまで前進し(ステップ313、ステップ314)、その後、一旦停止する(ステップ309)(図13(e))。
前方センサ検出角度θF<角度θ1
を判定する(ステップ308)。これは、ステップ307の判定とは逆に、ケーブルラック100の幅が減少方向の変化するラック幅段差部Bに遭遇したか否かを、前方センサ検出角度θFで判別している。
また、上述のステップ304の判定で、走行ユニット10A以外の走行ユニット10Bや走行ユニット10Cの走行駆動輪13、従動把持輪14が解放されていると判明した場合には、自走ロボット1の全体の脱落を防止すべく、動作を中止して、ユーザインターフェイス27による音声や、通信インターフェイス28よる通信等により、エラー警報を管理者に伝達する(ステップ318)。
角度θ3<前方センサ検出角度θF
の場合には、同様に、回避困難な障害物Aやラック幅段差部Bに遭遇したと判定し、エラー警報を管理者に伝達して(ステップ318)、動作を中止する。
このように、本実施の形態の自走ロボット1の場合には、連携して動作する複数の走行ユニット10が平行リンク17で相互に独立に可動に連結して構成され、各々に備えられた状況センサ15により、走行経路であるケーブルラック100の状況を判別し、個々の走行ユニット10が個別に走行経路であるケーブルラック100から離脱および復帰を可能にした構成となっている。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
10 走行ユニット
10A 走行ユニット
10B 走行ユニット
10C 走行ユニット
11 走行機構筐体
11a 可動スリット
11b 可動スリット
11c 可動スリット
12 制御筐体
13 走行駆動輪
14 従動把持輪
15 状況センサ
15a 回動アーム
15b ローラ
15c 角度検出部
16 障害物回避駆動装置
17 平行リンク
20 制御システム
21 電源
22 制御部
23 マイクロプロセッサ
24 メモリ
24p 制御プログラム
25 モータドライバ
26 センサインターフェイス
27 ユーザインターフェイス
28 通信インターフェイス
29 情報伝送路
30 検査ユニット
100 ケーブルラック
101 桁枠部材
102 桟部材
103 桁枠接続金具
104 支持金具
105 取付金具
106 懸垂金具
200 トンネル
201 内壁面
210 照明/設備機器
211 取付金具
A 障害物
B ラック幅段差部
M1 走行モータ
M2 リンク駆動モータ
M3 車輪開閉モータ
SF 前方センサ
SR 後方センサ
θ1 角度
θ2 角度
θ3 角度
θF 前方センサ検出角度
θR 後方センサ検出角度
Claims (5)
- 複数の筐体と、
前記筐体の各々に設けられ、走行路を構成するケーブルラックを把持して走行方向に推力を発生させる複数の車輪と、
前記車輪を、前記ケーブルラックを挟む把持位置と前記ケーブルラックを解放する退避位置との間で変位させる車輪退避手段と、
複数の前記筐体を前記ケーブルラックに対して平行移動可能に接続し、個々の前記筐体と前記ケーブルラックとの距離を個別に変化させるリンク機構と、
前記筐体を挟んで進行方向の前方および後方にそれぞれ配置される、前記筐体の進行方向における前記ケーブルラックの外周の障害物および前記ケーブルラックの形状変化の有無を検知する第1センサおよび第2センサと、
前記第1センサおよび前記第2センサから得られる前記障害物および前記形状変化の有無に基づいて前記車輪退避手段および前記リンク機構を駆動することで、前記障害物の回避および前記形状変化への追従を行わせる制御部と、
を含むことを特徴とする自走ロボット。 - 請求項1記載の自走ロボットにおいて、
前記制御部は、
個々の前記筐体の前方の前記第1センサにて前記障害物が検出されたことを契機に、前記障害物を通過する当該筐体の前記車輪を前記把持位置から前記退避位置に変位させ、当該筐体の後方の前記第2センサで前記障害物の通過が検出されたことを契機に前記把持位置に復帰させる、
ことを特徴とする自走ロボット。 - 請求項1記載の自走ロボットにおいて、
前記制御部は、
個々の前記筐体の前方の前記第1センサにて前記ケーブルラックの形状変化が検出されたことを契機に、当該筐体の前記車輪を前記把持位置から前記退避位置に変位させた後、当該筐体を前記形状変化に追随する方向に平行移動させ、
当該筐体の後方の前記第2センサで前記形状変化の領域の通過が検出されたことを契機に前記把持位置に復帰させる、
ことを特徴とする自走ロボット。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自走ロボットにおいて、
前記第1センサおよび前記第2センサは、回動アームと、前記回動アームの先端に設けられ、前記ケーブルラックの外周部に接する方向に常時押圧されるローラと、前記回動アームの回動角度を検出する角度検出部とで構成され、
前記回動角度の変化によって、前記ケーブルラックの外周の前記障害物および前記ケーブルラックの前記形状変化の有無を検知することを特徴とする自走ロボット。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の自走ロボットにおいて、
複数の前記筐体の少なくとも一つには、前記ケーブルラック自体または前記ケーブルラックが設置された構造物の状況を検査する検査機器が搭載されることを特徴とする自走ロボット。
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