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JP6058342B2 - 作業具導入装置 - Google Patents
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Description

本発明は、流体管の内部で所定の作業を行う作業具を該流体管から分岐する分岐部側から流体管の内部に不断流状態で導入する作業具導入装置に関する。
従来、流体管の内部で所定の作業を行う作業具を該流体管の内部に不断流状態で導入するために、例えば、特許文献1に示されるような作業具導入装置が開発されている。これは内視鏡等の作業具を配置した移動部を分岐部側から流体管内に向けて挿入し、移動部の下端部に設けられた湾曲した誘導材を流体管の管底に接触させ、そして、移動部を更に管底側に押し込むことで、誘導材の先端部と案内部の先端部とが管底を摺動しながら互いに離間する方向に移動し案内部が流体管の軸方向を向くようになる。その後、作業具を送り込むことで、この案内部に沿って作業具が案内されて流体管内に導入されるようになっている。
特開2007−101814号公報(第17頁、第7図)
しかしながら、特許文献1にあっては、誘導材の先端部と案内部の先端部とを流体管の管底に摺動させて互いを離間させており、これにより案内部が流体管の軸方向を向くようにしている。そのため、例えば、流体管の内周面に錆塊が発生している場合等に、案内部および誘導材がこのような錆塊に引っ掛かり、案内部が十分な移動ができず、流体管の内部に作業具を導入できなくなるという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、案内部の移動が流体管に影響されることなく、確実に作業具を流体管の内部に導入できる作業具導入装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の作業具導入装置は、
流体管の内部で所定の作業を行う作業具を該流体管から分岐する分岐部側から流体管の内部に不断流状態で導入する作業具導入装置であって、
前記分岐部側から前記流体管内に向けて進退移動可能な軸部材と、前記軸部材の先端側に移動可能に設けられ前記作業具を所定方向に向けて案内する案内部と、該案内部を前記流体管の内部において移動させる操作部と、から成り、
前記操作部は、前記軸部材の軸方向に相対移動可能であり、少なくとも一部が前記案内部よりも前記軸部材の先端側に突出して配設されており、前記軸部材を前記流体管内に向けて進退移動させ前記操作部を前記流体管の内周面に押圧することを起点として移動可能とし、前記操作部の先端面が前記流体管の内周面に当接し且つ前記軸部材の先端側が前記流体管の内周面に当接した状態で、前記案内部が前記所定方向を向くように構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、少なくとも一部が案内部よりも軸部材の先端側に突出して配設される操作部を流体管の内周面に押圧することにより、案内部が流体管の内周面に当接する前に所定方向を向くように移動することができる。そのため、流体管の内周面に錆塊等が発生している場合であっても、案内部の移動が流体管の内周面の形状に影響されることなく作業具を流体管の内部に導入することができる。
本発明の作業具導入装置は、
前記案内部は、前記軸部材の先端側に回動可能に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、操作部が流体管の内周面に押圧することを起点として案内部が所定方向に向けて回動するようになっているため、操作部が流体管の内周面に漸次押圧されても案内部の回動が流体管の内周面に当接することがなく、案内部が確実に所定方向を向くようにできる。
本発明の作業具導入装置は、
前記操作部にかかる押圧力の減少によって前記案内部を前記分岐部の内径に収める復帰手段を備えたことを特徴としている。
この特徴によれば、軸部材を退行移動させ、流体管の内周面に対する操作部の押圧を弱めることのみで、復帰手段によって操作部が分岐部の内径に収まるようになるため、所定方向を向いた案内部を元のように分岐部内に収めるための特段の作業を必要とせず、装置の撤去作業を簡素化することができる。
作業具導入装置が取付けられた流体管を示す正面図である。 (a)は、先端部材を示す側断面図であり、(b)は、同じく正面図である。 先端部材が流体管の内周面から一定距離離間した位置に配置された状態を示す側断面図である。 先端部材の操作部を流体管の内周面に押圧した状態を示す側断面図である。 図4の状態から作業具を流体管内へ向けて導入した状態を示す側断面図である。 先端部材の変形例を示す側断面図である。
本発明に係る作業具導入装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る作業具導入装置につき、図1から図6を参照して説明する。図1に示すように、本実施例の流体管1は、例えば、地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄製であり、断面視略円形状に形成され、内周面が粉体塗装あるいはモルタル層で被覆されている。尚、本発明に係る流体管は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいは石綿、コンクリート製、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。更に尚、流体管の内周面はモルタル層に限らず、例えばエポキシ樹脂等により被覆されてもよく、若しくは適宜の材料を粉体塗装により流体管の内周面に被覆してもよい。また、本実施例では流体管内の流体は上水であるが、流体管の内部を流れる流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。
流体管1は、所定箇所を第1分割部材2aと第2分割部材2bとから成る筐体2によって密封状に囲繞している。尚、本実施例の筐体2は、3体以上の複数の分割されたケース体からなる分割構造であってもよいし、若しくは分割構造を有さず、鋳型、或いは、溶接加工や機械加工等で連続形成されていても構わない。更に尚、筐体2の材質はダクタイル鋳鉄等の金属材により構成されているが、流体管の材質に応じて適用されるものであれば、上記で説明した流体管と同様に種々の材質であってもよい。
第1分割部材2aは、流体管1と略垂直方向に上方に延びる分岐部2cが延設されており、この分岐部2cには、分岐部2cを開閉可能な開閉弁装置30が取付けられている。さらに流体管1から分岐された開閉弁装置30よりも下流側には、流体管1の内部を後述のように撮像する本発明の作業具としての内視鏡3のカメラ3a(図3参照)を不断流状態で流体管1の内部に導入する作業具導入装置4が取付けられている。尚、本実施例では内視鏡3のカメラ3aを本発明の作業具として説明したが、これに限られず、作業具は、例えば流体管1の内部で収縮して流体管1内を断流状態若しくは不断流状態に切り替え可能にする弁体でもよいし、流体管1内に堆積した夾雑物等を吸引する吸引装置でもよく、流体管1の内部において管軸方向に移動して所定の作業を行うようなものである。
また、筐体2によって囲繞された流体管1の管頂部には、図示しない穿孔装置によって穿孔された穿孔部1aが形成されており、この穿孔部1aを介して分岐部2c側から後述する導入装置4の先端部材6及びカメラ3aを流体管1の内部に導入するようになっている。尚、本発明の分岐部は、必ずしも穿孔装置に穿孔されるものに限られず、例えば分岐部は、流体管の適所に予め開口部が形成されるとともに、該開口部に連通する分岐管が設けられて構成されるものであってもよい。
図1に示されるように、作業具導入装置4(以下、導入装置4という)は、分岐部2c側から流体管1の内部に向けて進退移動可能な軸部材8と、この軸部材8の先端部に着脱可能に設けられる先端部材6と、穿孔部1aを介して流体管1の内部に連通し、先端部材6及びカメラ3aを収容する短管5と、から主に構成されている。尚、先端部材6は、軸部材8の先端部に着脱可能に設けられるものに限らず、軸部材8の先端部周辺に設けられる部位若しくは部材ならばよい。
短管5は、管部5cの上端及び下端に夫々形成されたフランジ5a,5bを有しており、フランジ5aは、図示しないボルト等により開閉弁装置30に密封状に接続されている。また、フランジ5bには、軸部材8を挿入する挿入口を備えた蓋部材13が接続されている。
この軸部材8は、蓋部材13の前記挿入口を介して短管5内に挿入される筒状体であり、軸部材8の内部には、内視鏡3におけるカメラ3a及びケーブル3bが通過することが可能になっている。軸部材8の後端から外部に延びるケーブル3bは、外部に配設されたモニター3cに接続され、カメラ3aで撮影した映像を流体管1の外部から確認できるようになっている。
また、軸部材8は、軸部材8の後端部から対向して延びる一対のアーム8a,8aを備えており、アーム8a,8aには、蓋部材13の上面に立設されたリング13a,13aに架けてレバーホイスト14がそれぞれ架設されている。各レバーホイスト14は、鎖状のチェーン14aと、チェーン14aの一端に設けられリング13aに係合する固定フック14bと、チェーン14aの他端に設けられアーム8aに係合する移動フック14cと、チェーンaの巻取りを手動操作可能なレバー14dと、を備えており、レバー14dの手動操作により、移動フック14cを固定フック14bに対し移動させるようになっている。このようにレバーホイスト14は、移動フック14cを固定フック14bに対し移動させると、移動フック14cが係合されたリング13aを反力として利用してチェーン14aを巻取り、軸部材8を進行移動させるように構成されている。尚、本実施例においてレバーホイスト14を軸部材8の移動手段として説明したが、例えば、油圧式などの駆動装置を用いて軸部材8を進退移動させてもよいし、軸部材8の後端部にハンドルを設け、該ハンドルを手動操作することで軸部材8を進退移動させてもよい。
図2に示されるように、先端部材6は、軸部材8の先端に着脱可能に設けられる筒体61と、筒体61に回動可能に枢支される案内部62と、案内部62を後述するように流体管1の内部で回動させる操作部63と、後述するように内視鏡3を送り出す際に内視鏡3の送り出し移動を補助する補助部64と、から構成されている。
筒体61は、先端部61a及び後端部が開口するパイプで形成され、筒体61の先端部61aには、側面を一部切欠いて開口する開口Aを備えている。この筒体61における開口Aの周縁部には、筒体61の径方向に横断するシャフト50が設けられており、このシャフト50に対し案内部62が軸回りに回動可能に設けられている。すなわち、案内部62は、開口A方向を向くように筒体61に回動可能に枢支されていることとなる。更に、筒体61の先端面61cは、後述するように本発明の挿入規制部を構成している。
案内部62は、開口A側に位置しカメラ3aを摺動させる摺動面62aと、摺動面62aの対抗側に延出される延出部62bと、を有している。この延出部62bには、リンク部材16を介して操作部63の後端部63aが連結されており、延出部62b、後端部63a、及びリンク部材16の両端部における各連結箇所はそれぞれ回動可能になっている。そのため、操作部63が移動すると、操作部63の移動がリンク部材16を介して案内部62に伝わり、案内部62が連動して開口A側に回動するようになっている。尚、このリンク部材16に替えて、カムやワイヤー等の多種の部材若しくは装置を用いることができる。
操作部63は、操作部63から突設された突設部63bを有しており、この突設部63bは、筒体61の先端部61aに形成された筒体61の軸方向と同軸のガイド溝61bに挿入され、操作部63が当該ガイド溝61bに沿って移動可能となっているとともに、突設部63bに設けられた大径の張り出し部63cがガイド溝61bの外周縁部に係止することで、操作部63がガイド溝61bから外れること、及び操作部63が筒部61の軸心方向から傾くことを防止している。また、操作部63は、操作部63の先端面63dが案内部62よりも軸部材8の先端側に突出した位置に配設されている。
補助部64は、筒体61の上端部に筒体61の軸方向と直交に挿入されるピン部材から構成されており、図3に示されるように、内視鏡3のケーブル3bは、補助部64と筒体61の内周面との間を通過している。これによれば、補助部64は、カメラ3a及びケーブル3bが筒体61内を移動できる範囲を狭めるようになっており、カメラ3a及びケーブル3bがケーブル3bの撓み等を原因として筒体61内を不規則に移動することを規制している。また、補助部64は、筒体61の内周面との間で、ケーブル3bに繋がるカメラ3a後端部を挟持することで、カメラ3aが分岐部2cの内周面に干渉されないように筒体61内に位置決めするとともに、後述するカメラ3aの送り出しを容易に行えるようにカメラ3aの向きを予め若干傾けた状態で保持している。
尚、図3に示されるように、カメラ3aを送り出す前の状態において、カメラ3aは案内部62の摺動面62aの一部に当接しており、ケーブル3bは筒体61内における補助部64よりも開口Aの対抗側に配設されている。更に、カメラ3aの端部からケーブル3bに架けて所定長さ被覆するようにコイルバネ20が設けられており、このコイルバネ20の弾性復元力が、図3のように筒体61における開口Aの対抗側に働いて案内部62の回動を抑止している。
次に、カメラ3aを流体管1の内部に導入する導入工程について図3から図5を用いて説明する。尚、この導入工程においては、図1に示す内視鏡3が作動しており、モニター3cを介して作業者が流体管1の内部の状況を随時確認できるようになっている。
先ず、図3に示されるように、開閉弁装置30の開閉弁30aを開操作し、軸部材8を周方向に位置決めした状態で各レバーホイスト14(図1参照)を操作する。このように各レバーホイスト14を操作することで、前述したように軸部材8が流体管1に向かって進行移動し、先端部材6が穿孔部1aまで到達する。このとき、カメラ3aによる撮像が表示されているモニター3cを確認しながら、軸部材8を流体管1に向けて進行移動させるため、作業者が軸部材8に周方向の位置ズレや軸方向の傾き等の発生を把握することができる。
次いで、図4に示されるように、先端部材6が穿孔部1aに到達した状態から、軸部材8が更に進行移動されると、操作部63の先端面63dが流体管1の内周面1bに当接し、操作部63が流体管1の内周面1bに押圧されるようになる。そのため、操作部63は、ガイド溝61bに沿って軸部材8の後端に向けて移動するようになり、案内部62は、前述したように操作部63の移動にあわせてシャフト50の軸回りに開口A側に向けて漸次回動する。このとき、案内部62は、操作部63が先に流体管1の内周面1bに当接することから、操作部63が流体管1の内周面1bに当接することなく回動される。
そして、図4に示されように、筒体61の先端面61cが流体管1の内周面1bに当接するまで軸部材8を進行移動させると、案内部62が、本発明の所定方向である流体管1の管軸方向を向くようになる。このときには、筒体61の先端面61cが流体管1の内周面1bに当接しているため、軸部材8がそれ以上進行移動できないようになっている。換言すれば、案内部62は、筒体61の先端面61cが流体管1の内周面1bに当接した時点で流体管1の管軸方向を向くように構成されている。
その後、図5に示されるように、作業者がケーブル3bを外部から流体管1の内部に向けて送り込み操作し、カメラ3aを案内部62に移動させる。前述したようにカメラ3aは、予め案内部62の摺動面62aの一部に当接しているため、カメラ3aの移動が干渉されることなく、カメラ3aが摺動面62aに沿って移動し、開口Aを介して流体管1の管軸方向に向けて導入されるようになる。そのため、カメラ3aが流体管1の内部を流体管1の管軸に沿って確認することができる。
また、カメラ3aによる流体管1内部の確認が完了すると、作業者がケーブル3bを外部に向けて引き戻し操作し、カメラ3aを初期の位置に移動させ、この状態で軸部材8を分岐部2c側に向けて退行移動させる。軸部材8を分岐部2c側に向けて退行移動させると、操作部63が流体管1の内周面1bから離間するようになり、操作部63が自重(復帰手段)によって鉛直方向に移動するようになる。そして、案内部62は、操作部63の移動にあわせてシャフト50の軸回りに筒体61の開口Aと対抗側に向けて漸次回動する。このとき、前述したようにコイルバネ20の弾性復元力が筒体61の開口Aの対抗側に働いているため、当該弾性復元力が案内部62の開口Aとの対抗側に向けての回動が促される。
このように案内部62の開口Aの対抗側への回動が完了すると、案内部62は、図3に示されるように分岐部2cの内径に収まるようなる。したがって、軸部材8を退行移動させることのみで先端部材6を流体管1の内部から撤去可能とすることができる。
以上説明したように、操作部63が案内部62よりも先端部材6の先端側に突出して配設されており、操作部63を流体管1の内周面1bに押圧することを起点として、案内部62が流体管1の内周面1bに当接する前に流体管1の管軸方向に向けて回動するようになっている。そのため、流体管1の内周面1bに錆塊等が発生している場合であっても、案内部62の移動が流体管1の内周面1bの形状に影響されることなくカメラ3aを流体管1の内部に導入することができる。
また、操作部63が流体管1の内周面1bに漸次押圧されても案内部62の回動が流体管1の内周面1bに当接することがなく、案内部62が確実に流体管1の管軸方向を向くようになっている。
また、軸部材8は、案内部62が所定方向を向いた時点で、筒体61の先端面61cが流体管1の内周面1bに当接して軸部材8のそれ以上の挿入が規制されるため、作業者が案内部62の移動が完了したことを容易に把握できる。
また、軸部材8を退行移動させ、流体管1の内周面1bに対する操作部63の押圧を弱めることで、操作部63がその自重で下方に移動し、この操作部63の移動によって案内部62が漸次回動し分岐部2cの内径に収まるようになるため、所定方向を向いた案内部62を元のように分岐部2c内に収めるための特段の作業を必要とせず、先端部材6の撤去作業を簡素化することができる。すなわち操作部63は、本発明の復帰手段を構成する。尚、操作部63に、その自重を増すための所定重量を有する重りを設け、復帰力を高めるようにしても構わない。
また、先端部材6が軸部材8の先端に着脱可能となっていることで、案内部62や操作部63が経年劣化した場合等に新しい先端部材6に取り換えることができるため、比較的大きな軸部材8を取り換えることを必要とせず、コストを抑えることができる。
尚、本実施例の先端部材における変形例について説明する。図6に示されるように、本変形例の先端部材6’は、操作部63が先端部材6’の進行方向に付勢されるように、ガイド溝61bの後端部と操作部63の突設部63bとの間に弾性を備える本発明における復帰手段であるバネ12が固着されている。
前記実施例と同様に軸部材8を進行移動させると、ここでは図示しないが、操作部63の先端面63dが流体管1の内周面1bに当接し、操作部63が流体管1の内周面1bに押圧されるようになる。そのため、操作部63は、先端部材6’の進行方向に働く付勢力に抗しながら、ガイド溝61bに沿って軸部材8の後端に向けて移動するようになり、案内部62が操作部63の移動にあわせてシャフト50の軸回りに開口A側に向けて漸次回動する。
また、操作部63が流体管1の内周面1bに押圧した状態から軸部材8を分岐部2c側に向けて退行移動させると、操作部63の先端面63dが流体管1の内周面1bから離間するとともに、操作部63がバネ12の弾性復元力によって軸部材8の進行方向に向けて移動するようになる。そして、案内部62は、操作部63の移動にあわせてシャフト50の軸回りに筒体61の開口Aと対抗側に向けて漸次回動し、分岐部2cの内径よりも小さい径となる。
このように、操作部63がバネ12の弾性力で先端部材6’の進行方向に付勢されていることで、案内部62は、操作部63の流体管1の内周面1bに対する押圧状態を解除するだけで分岐部2cの内径に収まる径となり、先端部材6’を流体管1の内部から撤去可能とすることができる。尚、バネ12は、ゴムや合成樹脂等の弾性部材を代用してもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、軸部材8が流体管1の管軸と略直交である上下方向に進退移動するものとして説明してきたが、例えば、軸部材8が左右方向に進退移動するものでもよいし、流体管1の管軸に対し斜め方向に進退移動するものでもよく、流体管1の管軸と異なる方向に進退移動するものであればよい。
また、案内部62は、シャフト50の軸回りに回動して流体管1の管軸方向を向いていたが、例えば、軸部材から斜め方向にスライドして流体管1の管軸方向を向くようにしてもよく、案内部は、軸部材に回動可能に枢支されるものに限らない。
また、先端部材6をカメラ3aとともに流体管1の内部に導入する態様について説明してきたが、これに限られず、案内部が流体管の管軸方向を向くように移動した後にカメラを軸部材内に挿入し、流体管の内部に導入するようにしてもよい。
また、前記実施例では、操作部63が流体管1の内周面1bに押圧されて軸部材8の後端に向けて移動する移動量に対し、案内部62が相対的に流体管1の管軸方向を向くように回動する態様について説明したが、例えば、案内部は、操作部63が流体管1の内周面1bに押圧されて軸部材8の後端に向けて移動することで瞬間的に流体管1の管軸方向を向くようにされるようにしてもよい。
また、補助部64は、筒体61の軸方向と直交に挿入されるピン部材で構成されるものに限らず、例えば、軸部材及び筒体に一条の凸部を設け、当該凸部にカメラに設けられた凹部を嵌合し、カメラを凸部に沿って案内しながら流体管の内部に挿入するようにしてもよい。
1 流体管
1b 内周面
2 筐体
2c 分岐部
3a カメラ(作業具)
4 作業具導入装置
5 短管
5a,5b フランジ
6,6’ 先端部材
8 軸部材
12 バネ(復帰手段)
14 レバーホイスト
16 リンク部材
30 開閉弁装置
50 シャフト
61 筒体
61c 先端面(挿入規制部)
62 案内部
63 操作部(復帰手段)
63d 先端面
64 補助部

Claims (3)

  1. 流体管の内部で所定の作業を行う作業具を該流体管から分岐する分岐部側から流体管の内部に不断流状態で導入する作業具導入装置であって、
    前記分岐部側から前記流体管内に向けて進退移動可能な軸部材と、前記軸部材の先端側に移動可能に設けられ前記作業具を所定方向に向けて案内する案内部と、該案内部を前記流体管の内部において移動させる操作部と、から成り、
    前記操作部は、前記軸部材の軸方向に相対移動可能であり、少なくとも一部が前記案内部よりも前記軸部材の先端側に突出して配設されており、前記軸部材を前記流体管内に向けて進退移動させ前記操作部を前記流体管の内周面に押圧することを起点として移動可能とし、前記操作部の先端面が前記流体管の内周面に当接し且つ前記軸部材の先端側が前記流体管の内周面に当接した状態で、前記案内部が前記所定方向を向くように構成されていることを特徴とする作業具導入装置。
  2. 前記案内部は、前記軸部材の先端側に回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の作業具導入装置。
  3. 前記操作部にかかる押圧力の減少によって前記案内部を前記分岐部の内径に収める復帰手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の作業具導入装置。
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