JP6066802B2 - マスクブランクの製造方法及び転写用マスクの製造方法 - Google Patents
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(構成1)
本発明は、透光性基板の表面に薄膜を形成するマスクブランクの製造方法であり、水素分子濃度がその外観から識別可能である透光性基板を用意する工程と、スパッタリング法により前記薄膜を形成する工程と、アニール処理工程が含まれており、前記薄膜を形成する工程において、基板から識別される水素分子濃度に応じてスパッタリング条件を設定することを特徴とする。
転写用マスクの基板には、種々の目的で水素分子が含有されている。この水素分子は、成膜後のアニール処理時に基板から放出され、その膜に吸着または結合して膜の光学的性質を変化させる恐れがある。
本発明によれば、透光性基板に含まれる水素分子濃度がその外観から識別可能であることにより、転写用マスク用の透光性基板に含まれる水素分子濃度を簡単に識別することが可能となる。アニール前後の膜の光学的性質の変化を予測し、その予測に基づいてスパッタリング条件を設定することにより、所望の光学特性を有する薄膜を成膜することができる。また、水素分子濃度の識別能力をあらかじめ基板自身に持たせることにより、成膜時の条件設定の煩雑化を防止することができる。
ターゲット材料選択を前記条件とすると、透光性基板の水素分子濃度が高いと透過率が上昇するならば、水素分子濃度が高い基板に成膜するときには、ターゲットを構成する材料のうち透過率を下げる要因となり得る成分の割合を高くするとよい。また、透過率を下げる成分を添加し、その添加量を調整することで基板から放出される水素分子の影響を相殺することもできる。
スパッタリングガスを前記条件とすると、水素分子濃度に応じて反応性ガスの流量を増減させることなどが挙げられる。
また、本構成において、スパッタリングは、窒素を含む反応ガスと不活性ガスをスパッタリングガスとした反応性スパッタリングを行うことが好ましい。
本発明は、透光性基板の表面に薄膜を形成するマスクブランクの製造方法であり、
水素分子濃度がその外観から識別可能である透光性基板を用意する工程と、
スパッタリング法により前記薄膜を形成する工程と、アニール処理工程が含まれており、前記アニール処理工程の条件を基板から識別される水素分子濃度に応じて設定することを特徴とする。
前述したように、アニール処理を行うと、基板に含まれる水素分子が徐々に放出される。異なる水素分子濃度の基板を温度、時間ともに同じ条件で加熱した場合には、水素分子濃度の高い基板の方が、水素放出量が多くなり、薄膜の光学的性質の変化の割合も大きくなる。水素分子濃度の高い基板の場合にはアニール温度を低めにし、水素分子濃度の低い基板の場合にはアニール温度を高く設定することで、基板から放出される水素分子量を調整することにより、アニール後の薄膜の光学的性質を均一にすることができる。
また、水素分子濃度が低い基板の場合にはアニール時間を長くし、水素分子濃度が高い基板の場合にはアニール時間を短くすることによっても、水素分子の放出量を調整することができるので、アニール後の薄膜の光学的性質を均一にすることができる。
本発明において、基板は、水素分子濃度を識別可能とするためのマークが施されていることが好ましい。
本発明によれば、マークを視認するだけで基板に含まれる水素分子濃度を識別することが可能となる。
なお、ここでいうマークは、薄膜を形成しない領域でかつ転写用マスクになった場合の転写特性に影響を与えない領域に形成されていればよく、マークの形状は特に限定されない。例えば、基板の端面または裏面側に識別番号として刻印されていてもよく、二次元バーコードのような形式であってもよい。
本発明の転写用マスク用の透光性基板は、裏面及び端面のうち少なくとも一方に前記マークが施されていることが好ましい。
本発明によれば、透光性基板の薄膜が形成される部位以外の部位にマークが施される。このため、透光性基板の主表面に形成される薄膜の性能に影響を及ぼすことなく、透光性基板にマークを施すことが可能となる。
前記マークはノッチマークであると好ましい。
ここでいう「ノッチマーク」とは、半導体国際規格(SEMI規格)で規定された形状のマークであり、基板裏面側の角部に形成されるものを指す。
具体的には、基板裏面の主表面から角部に向けて傾斜面を形成するような形状でSEMI規格に定められた範囲の形状のマークであり、本発明におけるノッチマークの例としては、前記傾斜面が傾斜度の異なるいくつかの面の組み合わせによって基板の水素分子濃度を識別できるマークや、水素分子濃度を識別するために前記傾斜面の一部に刻印が施されたマークなどが挙げられる。
なお、ノッチマークは、矩形型基板の4つの角部のうち対角線上に位置する2つの角部に施されるものや、1つの角部に施されるものが挙げられるが、これらのノッチマークの形成位置や個数は、基板のスペックに応じてSEMI規格で定められているものである。
また、転写用マスクに用いられる透光性基板は、上部の蓋を開放することのできる収納ケースの内部に縦置きにされた状態で収納されるのが一般的である(例えば特開2010−79109号公報)。水素分子濃度を識別できるノッチマークを上にして透光性基板を収納ケースに収納することで、収納ケースの上方からその基板の水素分子濃度を容易に識別することが可能となる。
本発明のマスクブランクの製造方法において、前記薄膜は遷移金属を含むことが好ましい。
ここでいう遷移金属には、例えば、W、Mo、Ti、Ta、Zr、Hf、Nb、V、Co、Cr、Ni、Fe等を例として挙げることができる。
アニール処理によって透光性基板中から放出された水素分子は、薄膜を構成する材料中の遷移金属に吸着ないし反応して薄膜の物性を変化させる傾向が高い。したがって、本発明のマスクブランクの製造方法は、薄膜に遷移金属が含まれる場合に特に好ましく適用することができる。
本発明のマスクブランクの製造方法において、前記薄膜は光半透過膜であることが好ましい。
ハーフトーン型位相シフトマスクには、露光波長に対して特定の透過率を有する光半透過膜が形成される。基板の水素分子濃度に起因する光学特性の変化は、光半透過膜の場合は透過率変化として顕著に生じやすい。したがって、本発明は、光半透過膜を有するハーフトーン型位相シフトマスクのマスクブランクの製造方法に特に好ましく適用することができる。
なお、ここでいう「光半透過膜」の構成材料としては、例えば、遷移金属およびシリコンが含まれる金属シリサイドからなる薄膜や、ケイ素及びケイ素化合物からなる薄膜が挙げられる。
金属シリサイドからなる薄膜の場合、「遷移金属」としては、前述した金属と同様の、W、Mo、Ti、Ta、Zr、Hf、Nb、V、Co、Cr、Ni、Fe等を例として挙げることができる。
金属シリサイドの場合、さらに、酸素、窒素、炭素から選択される1以上の元素を含んでいてもよい。
本発明のマスクブランクの製造方法は、透光性基板の表面に薄膜を形成した後、透光性基板を200℃以上の温度で加熱するアニール処理工程を含むことが好ましい。
アニール処理を実施することによって、薄膜の内部応力が低減される。これにより、薄膜にパターンを形成して転写用マスクを製造した際に、パターンの位置ずれが発生することを防止することができる。
また、アニール処理を実施することによって、透光性基板中の水素分子の活性が上昇するため、アニール処理後の薄膜の物性の変化も大きくなる。したがって、本発明のマスクブランクの製造方法は、透光性基板の表面に薄膜を形成した後、アニール処理を実施する場合に、特に好ましく適用することができる。
アニール処理では、薄膜を400℃以上の温度で加熱することがより好ましい。500℃以上に加熱すると、内部応力をより効果的に軽減できるため特に好ましい。
なお、アニール処理で使用する加熱手段としては、例えば、電気加熱炉、ヒータ、ハロゲンランプ、赤外線ランプ等を用いることができる。
また、水素分子濃度の識別能力を基板自身に付与することにより、成膜前に複雑な分析を要さずに薄膜を形成することができるので、生産性に優れている。
波長が200nm以下の露光波長に用いるマスクブランクの製造方法である。
波長200nm以下の露光波長に用いるマスクブランクの場合、薄膜の膜厚が小さいため、その分、水素の吸着または反応による物性の変化が生じやすい。したがって、本発明は、波長が200nm以下の露光光(たとえばArFエキシマレーザー)を使用するマスクブランクの製造方法に好ましく適用できる。
透光性基板は合成石英ガラスである。
合成石英ガラスは、紫外線の広い波長範囲で高い透過率を有することから、たとえば波長が193nmのArFエキシマレーザーを露光光として使用する転写用マスクの透光性基板の材料に適している。
なお、マスクブランクの製造に用いるものであり、水素が放出される可能性を有する透光性基板(水素分子を含有する透光性基板)であれば、本発明を適用することができる。透光性基板の材料としては、合成石英ガラス以外にも、例えば、ソーダライムガラス、アルミノシリケートガラス、低熱膨張ガラス(例えばSiO2−TiO2系ガラス)、β石英固溶体を析出させた結晶化ガラス等のガラス材料を用いることが可能である。
透光性基板の水素分子濃度は、1.0×1017分子数/cm3〜9.0×1019分子数/cm3の範囲である。
透光性基板に含まれる水素分子の濃度が上記範囲内の基板は、200nm以下のレーザー光に対して耐性を有しているため、マスクブランクの基板に好ましく適用することができる。
透光性基板上に形成する薄膜は、反応性スパッタリングで形成している。
反応性スパッタリングは、スパッタリングガスに含まれるガス(主には不活性ガス)のプラズマをスパッタリングターゲットに衝突させてターゲット材料の粒子を飛翔させるとともに、反応性ガスを飛翔させた粒子に反応させた生成物を基板表面に堆積させる手法である。反応ガスの種類や反応ガスの流量などにより、形成される薄膜の組成比は変動する。薄膜の組成比により、薄膜の例えば消衰係数(k)や屈折率(n)といった光学的性質が異なる。
反応性スパッタリングで薄膜を形成することで、基板の水素分子濃度に応じたスパッタリングガスの条件を設定することができる。
なお、スパッタリングガスに用いられる不活性ガスとしては、ヘリウム、アルゴン、クリプトン及びキセノンが挙げられる。
また、反応ガスとしては、たとえば、窒素、酸素、窒素酸化物、及び、メタンなどが挙げられる。
スパッタリングターゲットの材料は、シリコンと金属を含む材料で構成されており、マークから識別される水素分子濃度が高濃度の基板に成膜する時はターゲット材に含まれる金属の割合が高いターゲットを選択し、マークから識別される水素分子濃度が低濃度の基板に成膜する場合にはターゲット材に含まれるシリコンの割合が高いターゲットを選択する。
前述したように、透光性基板に含まれる水素分子は、アニール処理により基板外に放出され、放出された水素分子の一部は基板上に形成された薄膜に吸着または結合する。これら水素分子により、薄膜の消衰係数kが低くなり透過率が上昇する。透光性基板に含まれる水素分子濃度が高いほど、透過率の上昇幅は大きくなる。
一方、シリコン及び金属を含むターゲットを用い、反応性スパッタリングで薄膜を形成する場合、ターゲットに含まれる金属成分が多いほど、薄膜の消衰係数kは高くなり、透過率が低くなる。
本構成によれば、透光性基板の水素分子の濃度に応じてターゲット材の組成比を調整することにより、透過率変化(消衰係数kの変化)を相殺することができるので、透過率が所望値である薄膜を有するマスクブランクを得ることができる。
スパッタリングによって成膜される膜は、モリブデンシリサイド膜である。
モリブデンシリサイドを含む膜は、ハーフトーン型位相シフトマスクの光半透過膜として優れた特性を有しているためである。また、モリブデンシリサイドを含む膜は、透光性基板中の水素分子濃度により透過率に変化が生じやすいため、本発明を特に好ましく適用できる。光半透過膜に含まれる遷移金属、及びシリコン(Si)を含む材料としては、モリブデンシリサイド窒化物(MoSiN)、モリブデンシリサイド酸化窒化物(MoSiON)、モリブデンシリサイド酸化窒化炭化物(MoSiONC)等を挙げることができる。
本明細書において、透光性基板の主表面とは、透光性基板の表裏両面のうち、パターン形成用の薄膜や多層反射膜等が形成される側の面のことである。透光性基板の裏面とは、主表面とは反対側の面のことである。透光性基板の端面とは、主表面及び裏面に対して垂直な4つの側面のことである。端面は、主表面と側面との境界部に形成される面取り面を含むこともある。また、端面は、裏面と側面との境界部に形成される面取り面を含むこともある。
図1は、マスクブランク用透光性基板100の裏面102を示している。
図1に示すように、透光性基板100の裏面102には、ノッチマーク10が2箇所に形成されている。ノッチマーク10は、略四角形の板状に形成された透光性基板100の4つの角部のうち、対角線上に位置する2つの角部に形成されている。本実施例の透光性基板100は、ノッチマーク10を視認することによって、その外観から水素分子濃度を識別することが可能となっている。
図2は、図1に示す透光性基板100の円で囲んだ領域の拡大図であり、パターン1のノッチマーク10を示している。図3は、図2に示す透光性基板100のIII-III線断面図である。
図2、図3に示すように、ノッチマーク10は、透光性基板100の裏面102の角部に形成されている。パターン1のノッチマーク10は、線12から外側に向けて下方に傾斜するように形成されている。このようなノッチマーク10は、例えば、透光性基板100の角部を切削あるいは研磨することによって形成することができる。線12を境として光の反射状態が変わるため、作業者が上方からノッチマーク10を見た場合、作業者はそれがパターン1のノッチマーク10であることを容易に認識することができる。
図4は、図1に示す透光性基板100の円で囲んだ領域の拡大図であり、パターン2のノッチマーク10を示している。図5は、図4に示す透光性基板100のV-V線断面図である。
図4、図5に示すように、ノッチマーク10は、透光性基板100の裏面102の角部に形成されている。パターン2のノッチマーク10は、境界線12から外側に向けて下方に傾斜した後、線14を境にさらに下方に傾斜するように形成されている。つまり、ノッチマーク10は、線14を境に傾斜角が変化するように形成されている。このようなノッチマーク10は、例えば、透光性基板100の角部を切削あるいは研磨することによって形成することができる。線12及び線14を境として光の反射状態が変わるため、作業者が上方からノッチマーク10を見た場合、作業者はそれがパターン2のノッチマーク10であることを容易に認識することができる。
図6は、図1に示す透光性基板100の円で囲んだ領域の拡大図であり、パターン3のノッチマーク10を示している。図7は、図6に示す透光性基板100のVII-VII線断面図である。
図6、図7に示すように、ノッチマーク10は、透光性基板100の裏面102の角部に形成されている。パターン3のノッチマーク10は、境界線12から外側に向けて下方に傾斜した後に、線14を境にさらに下方に傾斜し、線16を境にさらに下方に傾斜するように形成されている。つまり、ノッチマーク10は、線14及び線16を境に傾斜角が2回変化するように形成されている。このようなノッチマーク10は、例えば、透光性基板100の角部を切削あるいは研磨することによって形成することができる。線12、線14、及び線16を境として光の反射状態が変わるため、作業者が上方からノッチマーク10を見た場合、作業者はそれがパターン3のノッチマーク10であることを容易に認識することができる。
透光性基板100の水素分子濃度が3.0×1017分子数以上3.0×1018分子数未満の場合、その透光性基板100の角部には、パターン2のノッチマーク10が形成される。
透光性基板100の水素分子濃度が3.0×1018分子数以上の場合、その透光性基板100の角部には、パターン3のノッチマーク10が形成される。
これらの対応関係をまとめると、以下の表1の通りとなる。
なお、ノッチマーク10は、透光性基板100の4つの角部のうち、1つの角部に形成されてもよいし、3つの角部に形成されてもよいし、4つの角部に形成されてもよい。また、ノッチマーク10は、透光性基板100の4つの角部のうち、隣り合う2つの角部に形成されてもよい。
例えば、ノッチマーク10は、断面略V字の溝部あるいはスリットの形態であってもよい。そして、溝部あるいはスリットの本数によって、透光性基板100に含まれる水素分子濃度をその外観から識別できるようにしてもよい。
実施例2では、本発明の転写用マスク用の透光性基板を用いてマスクブランクを製造した。
本実施例では、合成石英ガラスからなる透光性基板の主表面に窒化モリブデンシリサイドからなる半透過膜を形成することによって、ハーフトーン型位相シフトマスクの製造に用いられるマスクブランクを製造した。
透光性基板1 水素分子濃度:1.80×1017分子数/cm3
透光性基板2 水素分子濃度:2.18×1018分子数/cm3
透光性基板3 水素分子濃度:5.20×1018分子数/cm3
透光性基板4 水素分子濃度:9.70×1018分子数/cm3
透光性基板1の角部には、パターン1のノッチマークを形成した。
透光性基板2の角部には、パターン2のノッチマークを形成した。
透光性基板3の角部には、パターン3のノッチマークを形成した。
透光性基板4の角部には、パターン3のノッチマークを形成した。
上記実施例では、透光性基板に含まれる水素分子濃度に応じてターゲットのシリコン:モリブデン比率を選定し、アニール処理後の薄膜の透過率を制御する例を示したが、成膜工程における条件設定は、このターゲットの選定による方法に限定されない。他の例として、透光性基板の水素分子濃度に応じてスパッタリングガスの条件を設定する方法が挙げられる。上記実施例では、体積流量比がAr:N2:He=8:72:100の混合ガスを使用したが、N2ガス流量を基板の水素分子濃度に応じて増減することにより、アニール処理後の薄膜の透過率を調整することができる。
また、他の例として、透光性基板の水素分子濃度に応じてアニール処理工程における加熱時間、加熱温度などを調整することにより、アニール処理後の薄膜の透過率を調整することもできる。
さらに、上記実施例では、水素分子濃度が識別可能な2つノッチマークが裏面側で対角となる位置に形成された透光性基板を用いたが、これに限定されない。2つのノッチマークのうち1つのノッチマークを水素分子濃度が識別可能なマークとすることもできる。また、図8に示すレーザー耐久性にすぐれる基板200の場合には、1つの角部にノッチマーク110が形成されるので、そのノッチマークを水素分子濃度が識別可能なマークとすることもできる。
10、110 ノッチマーク
12、14、16 線
Claims (11)
- 転写用マスク用の透光性基板の表面に薄膜を形成するマスクブランクの製造方法であり、
水素分子濃度がその外観から識別可能である透光性基板を用意する工程と、
スパッタリング法により前記薄膜を形成する工程と、
アニール処理工程が含まれており、
前記薄膜を形成する工程において、透光性基板から識別される水素分子濃度に応じてスパッタリング条件を設定すること、を特徴とするマスクブランクの製造方法。 - 転写用マスク用の透光性基板の表面に薄膜を形成するマスクブランクの製造方法であり、
水素分子濃度がその外観から識別可能である透光性基板を用意する工程と、
スパッタリング法により前記薄膜を形成する工程と、
アニール処理工程が含まれており、
透光性基板から識別される水素分子濃度に応じて前記アニール処理工程の加熱条件を設定することを特徴とするマスクブランクの製造方法。 - 前記透光性基板には、水素分子濃度を識別可能とするためのマークが施されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のマスクブランクの製造方法。
- 前記マークはノッチマークであることを特徴とする請求項3に記載のマスクブランクの製造方法。
- 前記マークは、透光性基板の裏面及び端面のうち少なくとも一方に施されていることを特徴とする請求項3または4に記載のマスクブランクの製造方法。
- 前記薄膜は遷移金属を含むことを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のマスクブランクの製造方法。
- 前記薄膜は、光半透過膜であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のマスクブランクの製造方法。
- 前記光半透過膜は、遷移金属およびシリコンを含有し、さらに酸素、窒素および炭素から選ばれる1以上の元素を含有することを特徴とする請求項7に記載のマスクブランクの製造方法。
- 前記光半透過膜である薄膜を形成する工程は、スパッタリングターゲットに遷移金属とシリコンを含む材料が用いられ、前記透光性基板から識別される水素分子濃度に応じ、前記スパッタリングターゲットにおける前記遷移金属の比率を設定することにより、前記光半透過膜の透過率を制御することを特徴とする請求項8に記載のマスクブランクの製造方法。
- 前記アニール処理工程では、前記透光性基板を200℃以上の温度で加熱することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載のマスクブランクの製造方法。
- 請求項1から10のいずれかに記載のマスクブランクの製造方法で製造されたマスクブランクの前記薄膜にパターンを形成する工程を有することを特徴とする転写用マスクの製造方法。
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