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JP6068079B2 - ジョイントコネクタ - Google Patents
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Description

本発明は、ジョイントコネクタに関する。
複数の相手方端子を相互に電気的に接続させるジョイントコネクタとして、例えば、図8に示すように、複数の相手方端子と接続する端子503が、外部の接地回路に接続するためのアース接続部505を有し、該アース接続部505がコネクタハウジング501の壁部507から導出されたジョイントコネクタが知られている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−84565
特許文献1に開示されているジョイントコネクタは、アース接続部505が壁部507から導出された状態で、端子503がコネクタハウジング501にインサート成形されることにより形成される。これにより、コネクタハウジング501の内部の防水性が確保されている。
近年では、上記従来のジョイントコネクタとは異なる構成によってハウジング内部の防水を図るジョイントコネクタが求められている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハウジング内部の防水を図るための新規な構成を有するジョイントコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るジョイントコネクタは、下記(1)〜(5)を特徴としている。
(1) 両端が開口した筒状に形成され、該開口のうちの一方の開口から挿入されたメス端子を収容する複数の端子収容室を有するハウジングと、
前記開口のうちの他方の開口から前記端子収容室にそれぞれ挿入され、前記端子収容室に収容された前記メス端子と電気的に接続する複数の接続部と、前記端子収容室の外部に位置する前記複数の接続部の一端を結合する連結部と、該連結部から延設されて外部の接地回路に接続する接地部と、を有する導電金属製のジョイント端子と、
前記接続部が挿入される方向である挿入方向において前記ハウジングと前記連結部との間に配置される第1の弾性部材と、
前記挿入方向において前記第1の弾性部材との間に前記連結部が配置される第2の弾性部材と、
前記ハウジングに係合し、前記挿入方向において前記ハウジングとの間に、該ハウジング側から、前記第1の弾性部材と、前記連結部と、前記第2の弾性部材と、をこの順に挟持して固定するホルダと、
を備え、
前記ホルダにより押圧されて変形した前記第1の弾性部材が、前記端子収容室の前記他方の開口と該他方の開口に挿入されている前記接続部との間を埋め、
前記ホルダにより押圧されて変形した前記第1の弾性部材及び前記第2の弾性部材が、前記連結部の前記接地部との接続面を除く外面を被覆し、
前記第1、第2の弾性部材のそれぞれの前記連結部側の側面の縁部には、前記接続面に対応する部分を除く全周に亘って前記連結部側に向かって延びる突条が形成されており、
前記第1の弾性部材と前記ジョイント端子と前記第2の弾性部材とが一体に組付けられた前記第1、第2の弾性部材が変形していないサブアッシーの状態にて、前記第1、第2の弾性部材の前記突条同士が密着していること。
(2) (1)の構成のジョイントコネクタであって、
前記第1の弾性部材には、前記複数の接続部がそれぞれ挿通される複数の接続部挿通孔が形成され、
前記ホルダによる押圧時には、前記接続部挿通孔の内面が前記接続部の外面に密着する、
こと。
(3) (1)又は(2)の構成のジョイントコネクタであって、
前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材とが同一形状であり、
前記ホルダが、前記ハウジングとの係合時に前記第2の弾性部材の該ホルダ側の側面を覆う被覆部を有する、
こと。
(4) 両端が開口した筒状に形成され、該開口のうちの一方の開口から挿入されたメス端子を収容する複数の端子収容室を有するハウジングと、
前記開口のうちの他方の開口から前記端子収容室にそれぞれ挿入され、前記端子収容室に収容された前記メス端子と電気的に接続する複数の接続部と、前記端子収容室の外部に位置する前記複数の接続部の一端を結合する連結部と、該連結部から延設されて外部の接地回路に接続する接地部と、を有する導電金属製のジョイント端子と、
前記接続部が挿入される方向である挿入方向において前記ハウジングと前記連結部との間に配置される第1の弾性部材と、
前記挿入方向において前記第1の弾性部材との間に前記連結部が配置される第2の弾性部材と、
前記ハウジングに係合し、前記挿入方向において前記ハウジングとの間に、該ハウジング側から、前記第1の弾性部材と、前記連結部と、前記第2の弾性部材と、をこの順に挟持して固定するホルダと、
を備え、
前記ホルダにより押圧されて変形した前記第1の弾性部材が、前記端子収容室の前記他方の開口と該他方の開口に挿入されている前記接続部との間を埋め、
前記ホルダにより押圧されて変形した前記第1の弾性部材及び前記第2の弾性部材が、前記連結部の前記接地部との接続面を除く外面を被覆し、
前記第1の弾性部材には、前記挿入方向に延びる係止突部が形成され、
前記第2の弾性部材には、該係止突部が嵌入する嵌入孔が形成され、
前記連結部には、前記係止突部が挿通される貫通孔又は切欠き部が形成されている、
こと。
(5) 両端が開口した筒状に形成され、該開口のうちの一方の開口から挿入されたメス端子を収容する複数の端子収容室を有するハウジングと、
前記開口のうちの他方の開口から前記端子収容室にそれぞれ挿入され、前記端子収容室に収容された前記メス端子と電気的に接続する複数の接続部と、前記端子収容室の外部に位置する前記複数の接続部の一端を結合する連結部と、該連結部から延設されて外部の接地回路に接続する接地部と、を有する導電金属製のジョイント端子と、
前記接続部が挿入される方向である挿入方向において前記ハウジングと前記連結部との間に配置される第1の弾性部材と、
前記挿入方向において前記第1の弾性部材との間に前記連結部が配置される第2の弾性部材と、
前記ハウジングに係合し、前記挿入方向において前記ハウジングとの間に、該ハウジング側から、前記第1の弾性部材と、前記連結部と、前記第2の弾性部材と、をこの順に挟持して固定するホルダと、
を備え、
前記ホルダにより押圧されて変形した前記第1の弾性部材が、前記端子収容室の前記他方の開口と該他方の開口に挿入されている前記接続部との間を埋め、
前記ホルダにより押圧されて変形した前記第1の弾性部材及び前記第2の弾性部材が、前記連結部の前記接地部との接続面を除く外面を被覆し、
前記ホルダには、前記ハウジングとの係合に用いられる第1の係止爪と、前記挿入方向に延びる第2の係止爪と、が形成され、
前記第1の弾性部材及び前記第2の弾性部材には、前記第2の係止爪が挿通される係止爪挿通孔がそれぞれ形成され、
前記第2の係止爪が前記第1の弾性部材の前記係止爪挿通孔に係止することにより、前記ホルダ、前記第1の弾性部材、及び前記第2の弾性部材が係合される、
こと。
上記(1)の構成のジョイントコネクタでは、端子収容室の他方の開口と接続部との間が、第1の弾性部材により隙間無く埋められることにより水密に封止される。また、連結部の接地部との接続面を除く外面が、第1の弾性部材及び第2の弾性部材により被覆されることにより水密に封止される。これにより、当該端子収容室の他方の開口が水密に封止され、ハウジング内部の防水性が確保される。
上記(2)の構成のジョイントコネクタでは、ホルダによる押圧時に、第1の弾性部材に形成された接続部挿通孔の内面が接続部の外面に密着するため、端子収容室の他方の開口と接続部との間を第1の弾性部材により効果的に埋めることができる。
上記(3)の構成のジョイントコネクタでは、第1の弾性部材と第2の弾性部材とが同一形状であるため、第1の弾性部材と第2の弾性部材とは組付け箇所を相互に交換可能であり、作業性が向上する。また、ホルダの被覆部が、第2の弾性部材に形成された孔や切欠き等を被覆するため、ハウジング内部の防水性を確保できる。
上記(4)の構成のジョイントコネクタでは、連結部の貫通孔又は切欠き部に挿通された第1の弾性部材の係止突部が、第2の弾性部材の嵌入孔に嵌入されることにより、第1の弾性部材と第2の弾性部材とジョイント端子とが係合される。これにより、組付け作業時には、作業者は、このように係合した第1の弾性部材と第2の弾性部材とジョイント端子とを、ハウジングに対して組付ければよいため、各部材を容易に組付けることができる。また、これら各部材を別々に組付ける必要がないため、組付け精度が向上する。
上記(5)の構成のジョイントコネクタでは、第1の弾性部材及び第2の弾性部材の係止爪挿通孔に挿通されたホルダの第2の係止爪が、第1の弾性部材の係止爪挿通孔に係止することにより、ホルダと第1の弾性部材と第2の弾性部材とが係合される。これにより、作業時には、作業者は、このように係合したホルダと第1の弾性部材と第2の弾性部材とを、ハウジングに対して組付ければよいため、各部材を容易に組付けることができる。また、これら各部材を別々に組付ける必要がないため、組付け精度が向上する。
本発明に係るジョイントコネクタによれば、ハウジング内部の防水を図るための新規な構成を有するジョイントコネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、ジョイントコネクタ10を構成するコネクタハウジング20とホルダアッシー30の嵌合前の状態を示す斜視図である。 図2は、図1に示すホルダアッシー30の分解斜視図である。 図3は、第1のパッキン40とジョイント端子50と第2のパッキン70とを組付けてサブアッシー35を得る手順を示す斜視図である。 図4は、図3で組付けたサブアッシー35にリアホルダ80を組付けてホルダアッシー30を得る手順を示す斜視図である。 図5は、嵌合後におけるジョイントコネクタ10を後面側から視た斜視図である。 図6は、ジョイントコネクタ10の防水性を確保するための構造を説明する第1の作用説明図であり、図6(a)は嵌合前におけるコネクタハウジング20とホルダアッシー30の、図5のVI―VI線に対応する位置における一部拡大縦断面図であり、図6(b)は嵌合後におけるコネクタハウジング20とホルダアッシー30の、図5のVI―VI線断面の一部拡大矢視図である。 図7は、ジョイントコネクタ10の防水性を確保するための構造を説明する第2の作用説明図であり、図7(a)は嵌合前におけるコネクタハウジング20とホルダアッシー30の、図5のVII―VII線に対応する位置における一部拡大水平断面図であり、図7(b)は嵌合後におけるコネクタハウジング20とホルダアッシー30の、図5のVII―VII線断面の一部拡大矢視図である。 図8は、従来のジョイントコネクタを示す斜視図である。
本発明に係るジョイントコネクタの具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
図1〜図7は、実施形態に係るジョイントコネクタ10を示している。以下、本明細書中では、各図に矢印で示すように前側、後側、上側、下側、左側、右側を規定して説明する。
ジョイントコネクタ10は、例えば、図1に示すように、電線Wの先端にそれぞれ固定された複数のメス端子15(図6参照。)を相互に電気的に接続させるために用いられるコネクタであり、両端が開口した筒状に形成され、後側の開口から挿入されたメス端子15を収容する複数の端子収容室21が内部に形成された樹脂製のコネクタハウジング20と、コネクタハウジング20の前部に形成されたフード部23に前方から装着されてコネクタハウジング20の内部にその一部が嵌合されるホルダアッシー30と、を備えている。電線Wには、図5に示すように、一端部にゴム栓90及び防水栓95が装着されており、電線Wは、端子収容室21の後端側が水密に封止された状態でコネクタハウジング20の後側から導出されている。
ホルダアッシー30は、図1及び図2に示すように、複数のメス端子15と電気的に接続してメス端子15を相互に接続させ、且つ、外部の接地回路(図示せず)に接続する折り曲げ成形された導電金属製且つ板状のジョイント端子50と、ジョイント端子50の前側に配置される弾性材料により形成された第1のパッキン40と、ジョイント端子50の後側に配置される弾性材料により形成された第2のパッキン70と、コネクタハウジング20に係合して、コネクタハウジング20との間に、コネクタハウジング20側から、第1のパッキン40、後述するジョイント端子50の連結部52、及び第2のパッキンを前後方向においてこの順に挟持して固定する樹脂製のリアホルダ80と、を備えている。尚、第1のパッキン40と第2のパッキン70とは、同一材料により同一形状に形成された同一の弾性部材である。
ジョイント端子50は、図2に示すように、端子収容室21の前側の開口からそれぞれ挿入されて端子収容室21に収容されたメス端子15と電気的に接続する複数のピン状の接続部51と、当該接続時に端子収容室21の外部に位置する複数の接続部51の一端(即ち、接続部51の前端側。)を結合する連結部52と、連結部52から延設されて外部の接地回路に接続する接地部53と、を有している。この接地部53には、外部の接地回路との接続に用いられる孔53aが形成されている。また、連結部52には、後述する第1のパッキン40及び第2のパッキン70に形成された係止突部41,71がそれぞれ挿通される円形の貫通孔54,55(図3参照。)が左右方向に並んで形成されている。
板状に形成された第1の弾性部材としての第1のパッキン40は、図2に示すように、コネクタハウジング20のフード部23の形状に合わせて横断面が略矩形状に形成された平板部46と、平板部46の左右側面の一部から突出して形成された導出部44と、を有している。平板部46は、中央部分が後方に隆起することにより形成された平板状の隆起部48を有している。また、平板部46の前面の縁部には、導出部44の一部を除く全周に亘って、前方に向かって延びる突条43が形成されている。また、平板部46には、ジョイント端子50の複数の接続部51がそれぞれ挿通される複数の接続部挿通孔42が、該接続部51の配置に対応した位置に形成されている。また、平板部46には、後述するリアホルダ80の第2の係止爪83が挿通されて係止される2つの係止爪挿通孔45が、図2に示すように、並んで形成された接続部挿通孔42の下方に、左右に並んで形成されている。また、平板部46の前面には、連結部52の貫通孔54に挿通され、且つ、後述する第2のパッキン70に形成された嵌入孔77に嵌入する、前後方向に円柱状に延びる係止突部41(図3参照。)が形成されている。また、平板部46には、後述する第2のパッキン70に形成された係止突部71が嵌入する円形の嵌入孔47が形成されている。係止突部41と嵌入孔47とは、左右方向に並んで形成されている。
板状に形成された第2の弾性部材としての第2のパッキン70は、前述したように、第1のパッキン40と同一材料により同形状に形成されており、図2に示すように、横断面が略矩形状に形成された平板部76と、平板部76の左右側面の一部から突出して形成された導出部74と、を有している。平板部76は、中央部分が前方に隆起することにより形成された平板状の隆起部78を有している。平板部76の後面の縁部には、導出部74の一部を除く全周に亘って、後方に向かって延びる突条73が形成されている。平板部76には、ジョイント端子50の複数の接続部51がそれぞれ挿通される複数の接続部挿通孔72が、接続部51の配置に対応した位置に形成されている。また、平板部76には、リアホルダ80の第2の係止爪83が挿通されて係止される2つの係止爪挿通孔75が、図2に示すように、並んで形成された接続部挿通孔72の下方に、左右に並んで形成されている。また、平板部76の後面には、連結部52の貫通孔55に挿通され、且つ、第1のパッキン40の嵌入孔47に嵌入する、前後方向に円柱状に延びる係止突部71が形成されている。また、平板部76には、第1のパッキン40に形成された係止突部41が嵌入する円形の嵌入孔77が形成されている。
第1のパッキン40とジョイント端子50と第2のパッキン70とが後述するサブアッシー35として組付けられている状態においては、図4、図6(a)、及び図7(a)に示すように、第1のパッキン40の突条43と第2のパッキン70の突条73とが密着し、第1のパッキン40の導出部44と第2のパッキン70の導出部74との間に左右方向に開口した導出開口部37,38が画成される。
リアホルダ80は、図2に示すように、挟持対象である第1のパッキン40及び第2のパッキン70の形状に合わせて矩形板状に形成された被覆部85を有している。被覆部85の左右側面からは、コネクタハウジング20に形成された係止部25に係止して、リアホルダ80とコネクタハウジング20とを係合させるために用いられる4つの第1の係止爪81が形成されている。また、被覆部85の後面からは、第1のパッキン40の係止爪挿通孔45及び第2のパッキン70の係止爪挿通孔75に挿通され、該第1のパッキン40の該係止爪挿通孔45に係止して、リアホルダ80、第1のパッキン40、及び第2のパッキン70を係合させるための2つの第2の係止爪83が後方に向けて延設されている。
次に、ジョイントコネクタ10の組付け方法を説明する。以下、ジョイントコネクタ10の組付け方法の説明に際して、組付けに係る作業を作業者が実施する態様を説明するが、本発明の実施態様はこれに限られない。例えば、組付けに係る作業の一部又は全てが機械装置により為される態様であってもよい。
図3は、第1のパッキン40とジョイント端子50と第2のパッキン70とを組付けてサブアッシー35を得る手順を示す斜視図である。
作業者は、図3に示すように、第2のパッキン70の係止突部71を連結部52の貫通孔54に挿通した後、第1のパッキン40の嵌入孔47に嵌入させ、これと併行して、第1のパッキン40の係止突部41を連結部52の貫通孔55に挿通し、第2のパッキン70の嵌入孔77に嵌入させる。このとき、各接続部51が第1のパッキン40の接続部挿通孔42に挿通される。以上の作業により、第1のパッキン40とジョイント端子50と第2のパッキン70とが一体に組付けられたサブアッシー35が得られる。このように組み付けられた状態においては、図4、図6(a)、及び図7(a)に示すように、第1のパッキン40の突条43と第2のパッキン70の突条73とが密着し、第1のパッキン40の導出部44と第2のパッキン70の導出部74との間に形成された導出開口部37,38の一方から(本実施形態では、2つの導出開口部37,38のうちの左側に位置する導出開口部37から。)接地部53が導出される。
図4は、組付けたサブアッシー35にリアホルダ80を組付けてホルダアッシー30を得る手順を示す斜視図である。
作業者は、図4に示すように、リアホルダ80の第2の係止爪83を、第1のパッキン40の係止爪挿通孔45及び第2のパッキン70の係止爪挿通孔75に挿通し、当該第2の係止爪83の先端に形成された爪部83aを第1のパッキン40の係止爪挿通孔45の後側の縁部に係止して、サブアッシー35とリアホルダ80とを係合させる。これにより、サブアッシー35とリアホルダ80とが一体に組み付けられたホルダアッシー30が得られる。
その後、作業者は、図1及び図5に示すように、後方に延びる接続部51がコネクタハウジング20の端子収容室の前側の開口から挿入されるように、ホルダアッシー30をコネクタハウジング20のフード部23に前方から装着して、ホルダアッシー30をコネクタハウジング20に嵌合させる。このとき、作業者は、リアホルダ80の第1の係止爪81をコネクタハウジング20の係止部25にそれぞれ係止させ、リアホルダ80とコネクタハウジング20とを係合させる。以上の作業により、リアホルダ80とコネクタハウジング20との間に、コネクタハウジング20側から、第1のパッキン40、連結部52、及び第2のパッキン70がこの順に挟持して固定される。即ち、第1のパッキン40、連結部52、及び第2のパッキン70は、リアホルダ80によって後側に押圧付勢されている。
次に、ジョイントコネクタ10におけるコネクタハウジング20内部の防水性を確保するための構造を説明する。図6は、コネクタハウジング20内部の防水性を確保するための構造を説明する第1の作用説明図であり、図6(a)は嵌合前におけるコネクタハウジング20とホルダアッシー30の、図5のVI―VI線に対応する位置における一部拡大縦断面図であり、図6(b)は嵌合後におけるコネクタハウジング20とホルダアッシー30の、図5のVI―VI線断面の一部拡大矢視図である。図7は、コネクタハウジング20内部の防水性を確保するための構造を説明する第2の作用説明図であり、図7(a)は嵌合前におけるコネクタハウジング20とホルダアッシー30の、図5のVII―VII線に対応する位置における一部拡大水平断面図であり、図7(b)は嵌合後におけるコネクタハウジング20とホルダアッシー30の、図5のVII―VII線断面の一部拡大矢視図である。
コネクタハウジング20とホルダアッシー30とが嵌合する前においては、図6(a)及び図7(a)に示すように、第1のパッキン40と第2のパッキン70との間には、隙間が存在し、その隙間に連通された接続部挿通孔72を通して水が該隙間に浸入し得る。また、コネクタハウジング20のフード部23と、第1のパッキン40及び第2のパッキン70との間にも、隙間が存在し、その隙間に連通された導出開口部37,38及び嵌入孔77を通して水が該隙間に浸入し得る。このため、コネクタハウジング20とホルダアッシー30とが嵌合する前においては、第1のパッキン40と第2のパッキン70とは水密構造になっていない。
一方、コネクタハウジング20とホルダアッシー30とが嵌合した後においては、図6(b)及び図7(b)に示すように、第1のパッキン40と第2のパッキン70とがリアホルダ80によって後側に押圧されて変形し、第1のパッキン40と第2のパッキン70とが密着する。また、コネクタハウジング20のフード部23と、第1のパッキン40及び第2のパッキン70とが密着する。また、第1のパッキン40と、該第1のパッキン40に面した連結部52の一部とが密着する。また、第2のパッキン70と、該第2のパッキン70に面した連結部52の一部とが密着する。
より具体的には、嵌合後においては、リアホルダ80の被覆部85により押圧されて変形した第1のパッキン40が、端子収容室21の前方の開口21aと該開口21aに挿入されている接続部51との間を隙間無く埋める。また、当該変形した第1のパッキン40は、フード部23の内面に密着し、フード部23との間を隙間無く埋める。また、このとき、接続部挿通孔42の内面が接続部51の外面に密着し、接続部挿通孔42の内面と接続部51との間が隙間無く埋められる。また、このとき、係止突部41,71の外面と嵌入孔47,47の内面とが密着し、係止突部41,71と嵌入孔47,47との間が隙間無く埋められる。
さらに、リアホルダ80の被覆部85により押圧されて変形した第1のパッキン40及び第2のパッキン70が、連結部52の外面うちの、連結部52と接地部53との接続面56を除く外面に密着して、連結部52の接続面56を除く外面との間を埋め、当該外面を被覆する。このとき、導出開口部37,38がそれぞれ閉塞される。これにより、導出開口部37における、第1のパッキン40及び第2のパッキン70と、連結部52及び接地部53と、の間が密着して隙間無く埋められた状態で、導出開口部37から接地部53が導出される。
また、リアホルダ80の被覆部85により押圧されて変形した第2のパッキン70が、第1のパッキン40に密着し、第1のパッキン40との間を隙間無く埋める。また、当該変形した第2のパッキン70は、フード部23の内面に密着し、フード部23との間を隙間無く埋める。また、このとき、接続部挿通孔72は閉塞される。
また、嵌合後においては、リアホルダ80の被覆部85の後面が、第2のパッキンの前面(リアホルダ80側の外面)に密着し、第2のパッキンとの間を隙間無く埋めている。
以上説明したように、コネクタハウジング20とホルダアッシー30の嵌合後には、コネクタハウジング20のフード部23及び端子収容室21の開口21aが第1のパッキン40及び第2のパッキン70とにより埋められることより水密に封止され、ジョイントコネクタ10の内部の防水性が確保される。
以下では、本実施形態に係るジョイントコネクタ10の作用及び効果を説明する。
本実施形態に係るジョイントコネクタ10は、両端が開口した筒状に形成され、該開口のうちの一方の開口から挿入されたメス端子15を収容する複数の端子収容室21を有するコネクタハウジング20、及び、当該開口のうちの他方の開口21aから端子収容室21にそれぞれ挿入され、端子収容室21に収容されたメス端子15と電気的に接続する複数の接続部51と、端子収容室21の外部に位置する複数の接続部51の一端を結合する連結部52と、該連結部52から延設されて外部の接地回路に接続する接地部53と、を有する導電金属製のジョイント端子50、及び、接続部51の挿入方向においてコネクタハウジング20と連結部52との間に配置される第1のパッキン40、及び、挿入方向において第1のパッキン40との間に前記連結部52を配置する第2のパッキン70、及び、コネクタハウジング20に係合し、接続部51の端子収容室21への挿入方向においてコネクタハウジング20との間に、該コネクタハウジング20側から、第1のパッキン40と、連結部52と、第2のパッキン70と、をこの順に挟持して固定するリアホルダ80、を備えている。そして、リアホルダ80により押圧されて変形した第1のパッキン40が、端子収容室21の他方の開口21aと該他方の開口21aに挿入されている接続部51との間を埋め、リアホルダ80により押圧されて変形した第1のパッキン40及び第2のパッキン70が、連結部52の接地部53との接続面56を除く外面を被覆する。
これにより、端子収容室21の他方の開口21aと接続部51との間が、第1のパッキン40により隙間無く埋められることによって水密に封止される。また、連結部52の接地部53との接続面56を除く外面が、第1のパッキン40及び第2のパッキン70により被覆されることによって水密に封止される。これにより、当該端子収容室21の他方の開口21aが水密に封止され、コネクタハウジング20内部の防水性が確保される。
この結果、本実施形態に係るジョイントコネクタ10によれば、コネクタハウジング20内部の防水を図るための新規な構成を有するジョイントコネクタを提供できる。即ち、従来技術のようにインサート成形を用いることなく、ジョイントコネクタ10を構成する各部材の組付けにより、コネクタハウジング20内部の防水を図る構成を有するジョイントコネクタを提供できる。このため、本実施形態に係るジョイントコネクタ10によれば、製造工程の簡略化や低コスト化を実現し得る。
また、本実施形態に係るジョイントコネクタ10では、第1のパッキン40には、複数の接続部51がそれぞれ挿通される複数の接続部挿通孔42が形成され、リアホルダ80による押圧時には、接続部挿通孔42の内面が接続部51の外面に密着する。
これにより、リアホルダ80による押圧時に、第1のパッキン40に形成された接続部挿通孔42の内面が接続部51の外面に密着するため、端子収容室21の他方の開口21aと接続部51との間を第1のパッキン40により効果的に埋めることができる。
また、本実施形態に係るジョイントコネクタ10では、第1のパッキン40と第2のパッキン70とが同一形状であり、リアホルダ80が、コネクタハウジング20との係合時に第2のパッキン70の該リアホルダ80側の側面を覆う被覆部85を有する。
これにより、第1のパッキン40と第2のパッキン70とが同一形状であるため、第1のパッキン40と第2のパッキン70とを別部品として製造する必要がなく、部品点数が少なくて済み、製造コストの増加を抑制できる。また、第1のパッキン40と第2のパッキン70とは組付け箇所を相互に交換可能であるため、作業性が向上する。また、リアホルダ80の被覆部85が、第2のパッキン70に形成された接続部挿通孔72や嵌入孔77を被覆するため、コネクタハウジング20内部の防水性を確保できる。
また、本実施形態に係るジョイントコネクタ10では、第1のパッキン40には、接続部51の端子収容室21への挿入方向に延びる係止突部41が形成され、第2のパッキン70には、該係止突部41が嵌入する嵌入孔77が形成され、連結部52には、係止突部41が挿通される貫通孔55が形成されている。
これにより、連結部52の貫通孔55に挿通された第1のパッキン40の係止突部41が、第2のパッキン70の嵌入孔77に嵌入されることにより、第1のパッキン40と第2のパッキン70とジョイント端子50とが係合される。これにより、組付け作業時には、作業者は、このように係合した第1のパッキン40と第2のパッキン70とジョイント端子50とを、コネクタハウジング20に対して組付ければよいため、各部材を容易に組付けることができる。また、これら各部材を別々に組付ける必要がないため、組付け精度が向上する。
また、本実施形態に係るジョイントコネクタ10では、リアホルダ80には、コネクタハウジング20との係合に用いられる第1の係止爪81と、被覆部85から接続部51の端子収容室21への挿入方向に延びる第2の係止爪83と、が形成され、第1のパッキン40及び第2のパッキン70には、第2の係止爪83が挿通される係止爪挿通孔45,75がそれぞれ形成され、第2の係止爪83が第1のパッキン40の係止爪挿通孔45に係止することにより、リアホルダ80、第1のパッキン40、及び第2のパッキン70が係合される。
これにより、第1のパッキン40及び第2のパッキン70の係止爪挿通孔45,75に挿通されたリアホルダ80の第2の係止爪83が、第1のパッキン40の係止爪挿通孔45に係止することにより、ホルダと第1のパッキン40と第2のパッキン70とが係合される。これにより、作業時には、作業者は、このように係合したリアホルダ80と第1のパッキン40と第2のパッキン70とを、コネクタハウジング20に対して組付ければよいため、各部材を容易に組付けることができる。また、これら各部材を別々に組付ける必要がないため、組付け精度が向上する。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、本実施形態に係るジョイントコネクタ10では、第1のパッキン40と第2のパッキン70とが、同一材料により同一形状に形成されている構成としたが、第1のパッキン40と第2のパッキン70とが異なる形状に形成されている構成としても構わない。
また、本実施形態に係るジョイントコネクタ10では、リアホルダ80が、コネクタハウジング20との係合時に第2のパッキン70の該リアホルダ80側の側面を覆う、矩形板状に形成された被覆部85を有する構成としたが、リアホルダ80はコネクタハウジング20との間に第1のパッキン40と連結部52と第2のパッキン70とを挟持して固定可能な形状に形成されていればよく、本実施形態における形状とは異なる形状であっても構わない。
また、本実施形態に係るジョイントコネクタ10では、連結部52には、第1のパッキン40の係止突部41が挿通される貫通孔55が形成されている構成としたが、連結部52には、該連結部52の一部が切り欠かれることにより、係止突部41が挿通される切欠き部が形成され、該切欠き部に挿通された係止突部41が、第2のパッキン70の嵌入孔77に嵌入されることにより、第1のパッキン40と第2のパッキン70とジョイント端子50とが係合される構成としても構わない。
10 ジョイントコネクタ
20 コネクタハウジング
21 端子収容室
21a 開口
23 フード部
25 係止部
30 ホルダアッシー
35 サブアッシー
37,38 導出開口部
40 第1のパッキン(第1の弾性部材)
41 係止突部
42 接続部挿通孔
43 突条
44 導出部
45 係止爪挿通孔
46 平板部
47 嵌入孔
48 隆起部
50 ジョイント端子
51 接続部
52 連結部
53 接地部
53a 孔
54,55 貫通孔
56 接続面
70 第2のパッキン(第2の弾性部材)
71 係止突部
72 接続部挿通孔
73 突条
74 導出部
75 係止爪挿通孔
76 平板部
77 嵌入孔
78 隆起部
80 リアホルダ
81 第1の係止爪
83 第2の係止爪
90 ゴム栓
95 防水栓
W 電線

Claims (5)

  1. 両端が開口した筒状に形成され、該開口のうちの一方の開口から挿入されたメス端子を収容する複数の端子収容室を有するハウジングと、
    前記開口のうちの他方の開口から前記端子収容室にそれぞれ挿入され、前記端子収容室に収容された前記メス端子と電気的に接続する複数の接続部と、前記端子収容室の外部に位置する前記複数の接続部の一端を結合する連結部と、該連結部から延設されて外部の接地回路に接続する接地部と、を有する導電金属製のジョイント端子と、
    前記接続部が挿入される方向である挿入方向において前記ハウジングと前記連結部との間に配置される第1の弾性部材と、
    前記挿入方向において前記第1の弾性部材との間に前記連結部が配置される第2の弾性部材と、
    前記ハウジングに係合し、前記挿入方向において前記ハウジングとの間に、該ハウジング側から、前記第1の弾性部材と、前記連結部と、前記第2の弾性部材と、をこの順に挟持して固定するホルダと、
    を備え、
    前記ホルダにより押圧されて変形した前記第1の弾性部材が、前記端子収容室の前記他方の開口と該他方の開口に挿入されている前記接続部との間を埋め、
    前記ホルダにより押圧されて変形した前記第1の弾性部材及び前記第2の弾性部材が、前記連結部の前記接地部との接続面を除く外面を被覆し、
    前記第1、第2の弾性部材のそれぞれの前記連結部側の側面の縁部には、前記接続面に対応する部分を除く全周に亘って前記連結部側に向かって延びる突条が形成されており、
    前記第1の弾性部材と前記ジョイント端子と前記第2の弾性部材とが一体に組付けられた前記第1、第2の弾性部材が変形していないサブアッシーの状態にて、前記第1、第2の弾性部材の前記突条同士が密着していることを特徴とするジョイントコネクタ。
  2. 前記第1の弾性部材には、前記複数の接続部がそれぞれ挿通される複数の接続部挿通孔が形成され、
    前記ホルダによる押圧時には、前記接続部挿通孔の内面が前記接続部の外面に密着する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のジョイントコネクタ。
  3. 前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材とが同一形状であり、
    前記ホルダが、前記ハウジングとの係合時に前記第2の弾性部材の該ホルダ側の側面を覆う被覆部を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のジョイントコネクタ。
  4. 両端が開口した筒状に形成され、該開口のうちの一方の開口から挿入されたメス端子を収容する複数の端子収容室を有するハウジングと、
    前記開口のうちの他方の開口から前記端子収容室にそれぞれ挿入され、前記端子収容室に収容された前記メス端子と電気的に接続する複数の接続部と、前記端子収容室の外部に位置する前記複数の接続部の一端を結合する連結部と、該連結部から延設されて外部の接地回路に接続する接地部と、を有する導電金属製のジョイント端子と、
    前記接続部が挿入される方向である挿入方向において前記ハウジングと前記連結部との間に配置される第1の弾性部材と、
    前記挿入方向において前記第1の弾性部材との間に前記連結部が配置される第2の弾性部材と、
    前記ハウジングに係合し、前記挿入方向において前記ハウジングとの間に、該ハウジング側から、前記第1の弾性部材と、前記連結部と、前記第2の弾性部材と、をこの順に挟持して固定するホルダと、
    を備え、
    前記ホルダにより押圧されて変形した前記第1の弾性部材が、前記端子収容室の前記他方の開口と該他方の開口に挿入されている前記接続部との間を埋め、
    前記ホルダにより押圧されて変形した前記第1の弾性部材及び前記第2の弾性部材が、前記連結部の前記接地部との接続面を除く外面を被覆し、
    前記第1の弾性部材には、前記挿入方向に延びる係止突部が形成され、
    前記第2の弾性部材には、該係止突部が嵌入する嵌入孔が形成され、
    前記連結部には、前記係止突部が挿通される貫通孔又は切欠き部が形成されている、
    ことを特徴とすジョイントコネクタ。
  5. 両端が開口した筒状に形成され、該開口のうちの一方の開口から挿入されたメス端子を収容する複数の端子収容室を有するハウジングと、
    前記開口のうちの他方の開口から前記端子収容室にそれぞれ挿入され、前記端子収容室に収容された前記メス端子と電気的に接続する複数の接続部と、前記端子収容室の外部に位置する前記複数の接続部の一端を結合する連結部と、該連結部から延設されて外部の接地回路に接続する接地部と、を有する導電金属製のジョイント端子と、
    前記接続部が挿入される方向である挿入方向において前記ハウジングと前記連結部との間に配置される第1の弾性部材と、
    前記挿入方向において前記第1の弾性部材との間に前記連結部が配置される第2の弾性部材と、
    前記ハウジングに係合し、前記挿入方向において前記ハウジングとの間に、該ハウジング側から、前記第1の弾性部材と、前記連結部と、前記第2の弾性部材と、をこの順に挟持して固定するホルダと、
    を備え、
    前記ホルダにより押圧されて変形した前記第1の弾性部材が、前記端子収容室の前記他方の開口と該他方の開口に挿入されている前記接続部との間を埋め、
    前記ホルダにより押圧されて変形した前記第1の弾性部材及び前記第2の弾性部材が、前記連結部の前記接地部との接続面を除く外面を被覆し、
    前記ホルダには、前記ハウジングとの係合に用いられる第1の係止爪と、前記挿入方向に延びる第2の係止爪と、が形成され、
    前記第1の弾性部材及び前記第2の弾性部材には、前記第2の係止爪が挿通される係止爪挿通孔がそれぞれ形成され、
    前記第2の係止爪が前記第1の弾性部材の前記係止爪挿通孔に係止することにより、前記ホルダ、前記第1の弾性部材、及び前記第2の弾性部材が係合される、
    ことを特徴とすジョイントコネクタ。
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