JP6071589B2 - 被検体情報取得装置 - Google Patents
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Description
光源からの光を照射する光出射部と、
被検体と前記光出射部との間に配置された、光を透過する部材と、
前記部材に配置された光吸収体と、
前記光出射部から光を照射された前記被検体および前記光吸収体から生じる音響波を受信して電気信号に変換する探触子と、
前記電気信号を用いて、前記被検体内および前記光吸収体の画像データを生成する信号処理部と、
を有することを特徴とする被検体情報取得装置である。
に限定されるものではない。また、被検体情報取得装置は画像表示装置を有さず、画像データを生成して外部に送信する構成であっても良い。
図1に、本実施形態における生体情報イメージング装置の構成例を示す。装置は、被検体である生体10を保持するための光透過性部材11と保持部材12を備える。装置はまた、生体10に照射光13を照射する、光出射部18および19を備える。装置はまた、音響波を検出し電気信号に変換する探触子15を備える。装置はまた、画像データを生成する信号処理部16を備える。また、画像表示部17は、信号処理部による処理結果を表示する画像表示装置である。
光吸収体21の材料として、ここでは黒色のインクを用いている。しかし、光吸収体はこれに限られず、生体10に照射する照射光13を吸収し、光音響波を生じるものであれば使用できる。また、光透過性部材11に光吸収体21を配置する手段としては印刷が好適であるが、その他の固定手法を用いても良い。
得られた画像データは画像表示部17に表示される。この際、投影線上の最大値を画素値とする最大値投影法(Maximum Intensity Projection:以降MIPと呼ぶ)が好適である。これにより、生体の光音響画像上にグリッドが重なった像が表示される。ただし、両方の光吸収体に由来する画像データを同時に重畳して表示可能となる方法であれば、MIP以外の方法でも構わない。
図3(a)は光透過性部材11上に点状の光吸収体31が等間隔に配置されている例である。点状の光音響像と生体内の光吸収体14を示す光音響像の位置関係から、簡易に被検体中の光吸収体14の位置を特定することができる。
図3(b)は光透過性部材11上にグリッド状の光吸収体32が配置され、さらにグリッドの交差点には各々の位置に対応する数字(符号33)が配置された例である。これらは印刷により配置することができる。このように数字を配置することにより、スキャン範囲が広い場合でも、位置の特定が容易になる。
図3(c)は、想定される生体の輪郭に対応するように、あらかじめ光透過性部材11上に光吸収体34が印刷された例である。これにより、生体保持位置とスキャン範囲との位置関係を光音響画像上で対比できる。
また保持部材12と生体10の間や、保持部材12と探触子15の間には、音響波の反射を抑えるための音響結合媒体を使うことが望ましい。例えばインピーダンスマッチングジェルなどを用いることが可能である。
照射光13を発生する光源としてはレーザーが好ましい。レーザーとしては、固体レーザー、ガスレーザー、色素レーザー、半導体レーザーなど様々なレーザーを使用できる。また、レーザーの代わりに発光ダイオードなどを用いても良い。発振する波長を変換可能
な色素やOPO(Optical Parametric Oscillators)もしくはチタンサファイヤレーザーを用いれば、光学特性値分布の波長による違いを測定することも可能になる。
また、照射光13の光源は生体10の表面に沿って走査することも可能である。
なお、探触子15から得られた電気信号が小さい場合は増幅器を用いて、信号強度を増幅することが好ましい。
得られた複数位置での電気信号から光学特性値分布を得るための再構成アルゴリズムとしては、ユニバーサルバックプロジェクションや整相加算などが考えられる。これらのアルゴリズムを用いる際に、本実施形態では、生体10と探触子15の間に位置する保持部材12による音響波の屈折や音速の変化を考慮する必要がある。
なお、複数の波長の光を用いた場合は、それぞれの波長に関して、生体内の光学係数を算出し、それらの値を、生体組織を構成する物質(グルコース、コラーゲン、酸化・還元ヘモグロビンなど)固有の波長依存性と比較する。これによって、生体を構成する物質の濃度分布を画像化することも可能である。
図4に、本実施形態における生体情報イメージング装置の構成例を示す。実施形態1との相違点は、装置が光透過性部材11と保持部材12の代わりに容器状の保持部50、5
1を備え、保持部51内部に探触子15を具備している点である。図1に示した装置と共通する構成要素には同一の符号を付して、異なる部分のみを以下に説明する。
また、多重反射が起こりにくいため、探触子側にアライメントマークとなる光吸収体を配置することが可能となる。図1の探触子側の保持部材12にアライメントマークとなる光吸収体を配置することも可能である。ただしその場合、光吸収体から生じる光音響波が保持部材12中で多重反射し、生体内の画像を劣化させてしまう。
さらに、本実施形態では光透過性のフィルム43上に光吸収体が備わっているが、光透過性のフィルム42上に光吸収体を備えることによっても同様の効果が得られる。
このような実施形態に示された生体情報イメージング装置を用いることで、装置を複雑化させることなく、簡易に光音響画像と実際の被検体位置との正確な位置合わせを行うことが可能となる。
実施形態3における生体情報イメージング装置の全体的な構成や、照射光、探触子、信号処理部や画像表示部については、上記の各実施形態と同様のものを使用できるので、詳しい説明は省略する。以後、図1を用いて説明する。
ステップS601において、光源が、保持された生体10に、生体内の光吸収体14が
吸収する第1の波長(λ1)の照射光13を照射する。
ステップS602において、探触子15が、光吸収体14から生じる光音響波を検出し電気信号に変換する。
ステップS603において、信号処理部16が、電気信号から、光学特性値分布情報などの第1の画像データを生成する。この第1の画像データを表示すると、図5(b)のように、生体内の光吸収体の光音響像52が画像化される。
ステップS605において、探触子15が、光吸収体51から生じる光音響波を検出し電気信号に変換する。
ステップS606において、信号処理部16が、電気信号から、光学特性値分布情報などの第2の画像データを生成する。この第2の画像データを表示すると、図5(c)に示すように、透過性部材11上の光吸収体の光音響像53が画像化される。
また本実施形態では、生体内の画像を生成する際に、1つの波長(λ1)のみを用いた。しかし、複数の波長を用いることで、生体内の物質の濃度分布や酸素飽和度を画像化できる。逆に、光透過性部材上の光吸収体として、生体内の光吸収体が吸収する波長と同程度の波長領域の光を吸収するものを用いても良い。
図7に、本実施形態における生体情報イメージング装置の構成例を示す。この装置は、腫瘍や血管疾患などの診断や化学治療の経過観察などのため、生体内の光学特性値や、生体組織を構成する物質の濃度分布を、高分解能に画像化できる。
また、上記実施形態と同様に、信号処理部77と画像表示部78を備える。
0(図7の符号70に相当)と接する面とは反対側から、すなわち上面から見た図である。光透過性フィルム81には、グリッド状にアライメントマークとなる光吸収体82が備わっている。光吸収体82は照射光13を吸収して光音響波を生じるものであり、例えば印刷により固定された黒色インクが利用できる。
図8(b)は表示されるMIP画像である。モニター85には光吸収体82を示すグリッド状の光音響像86と、生体内の光吸収体83を示す光音響像87が重ね合わさって表示される。
画像表示部17は、画像データと、事前に取得した被検体と光吸収体のキャプチャー画像とを同時に表示することが好ましい。
表示された光音響画像上からグリッドのみを消したい場合は、得られた画像データにおいて、グリッド位置のデータを入れずにMIP表示すればよい。もしくは、光吸収体82から生じる光音響波は、生体から生じる光音響波より時間的に先にフォーカス型探触子76に到達するため、前記電気信号において時間的に早い信号をカットしてから画像データに変換すればよい。
光透過性フィルム81は光の透過性が高く、光に対する耐久性が高いものが好ましい。このような材料として例えばポリエチレンフィルムを使用することが可能である。
また水槽72中の音響結合媒体79は、生体とフォーカス型探触子76を音響的にマッチングさせるものであれば良く、例えば水を利用できる。
探触子としては、圧電現象を用いたトランスデューサー、光の共振を用いたトランスデ
ューサー、容量の変化を用いたトランスデューサーなど音響波信号を検知できるものであれば、どのような音波検出器を用いてもよい。また、探触子は高周波数の超音波を受信できるものが好ましい。さらに、広帯域であることが好ましい。
なお、フォーカス型探触子76から得られた電気信号が小さい場合は増幅器を用いて、信号強度を増幅することが好ましい。
複数位置での電気信号から光学特性値分布を得るための画像処理としては、ヒルベルト変換を用いた包絡線検波を行った後に、音の到達時間の時間軸を音のフォーカス方向の空間軸に変換して、三次元位置データすることが考えられる。
生体としては、ヌードマウスを用いた。
フォーカス型探触子はPZTから成る、中心周波数50MHzのものを用い、レンズ面から8mmの位置に音の焦点が結ばれるように設計した音響レンズをPZTの全面に配置する。また、水槽内には音響マッチングのために水を満たす。
また、音の焦点位置に光を集めるための光学部品として、アルミニウムのミラーとアキシコンレンズを用いる。
そして、事前にキャプチャーした図9(a)と図9(b)とを比較することにより、光音響像における血管位置と、実際の生体位置との正確な位置合わせを容易に行うことができる。
さらに、非生体物質を対象とした非破壊検査などへの応用も可能である。
Claims (15)
- 光源からの光を照射する光出射部と、
被検体と前記光出射部との間に配置された、光を透過する部材と、
前記部材に配置された光吸収体と、
前記光出射部から光を照射された前記被検体および前記光吸収体から生じる音響波を受信して電気信号に変換する探触子と、
前記電気信号を用いて、前記被検体内および前記光吸収体の画像データを生成する信号処理部と、
を有することを特徴とする被検体情報取得装置。 - 前記信号処理部は、前記被検体内および前記光吸収体の画像データを、画像表示装置に最大値投影法により表示可能となるように生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の被検体情報取得装置。 - 前記光吸収体は、前記部材のうち、前記被検体の測定領域に対応する範囲内に配置される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の被検体情報取得装置。 - 前記光吸収体は、前記部材のうち、前記被検体を前記部材に正射影した範囲内に配置される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の被検体情報取得装置。 - 前記被検体および前記光吸収体のキャプチャー画像を取得する画像取得部をさらに有し、
前記信号処理部は、前記画像データとともに前記キャプチャー画像を画像表示装置に表示させる
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 前記光源は、複数の波長の光を照射できるものである
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 前記光吸収体は、前記部材のうち前記被検体と接しない側に配置される
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 前記光吸収体は、水に難溶性である
ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 前記光吸収体は、前記部材に印刷されたものである
ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 前記光吸収体は、前記部材上にグリッド状に配置される
ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 前記光吸収体は、前記部材上に点状に等間隔に配置される
ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 前記光吸収体は、前記部材上に、想定される被検体の輪郭に対応するように配置されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。
- 前記部材は、平板状である
ことを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - 前記部材は、ガラスまたはアクリルで構成される
ことを特徴とする請求項13に記載の被検体情報取得装置。 - 前記部材は、フィルム状である
ことを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。
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