JP6071836B2 - 電子写真装置用トナー - Google Patents
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Description
本発明で使用する粒子状アロフェン(以下、適宜「アロフェン」と略す。)は、体積平均粒子径が0.5μm以下であることが必要である。アロフェンの体積平均粒子径が大きすぎると、トナー粒子への付着力が小さく、トナー粒子の表面からアロフェンが脱離するため、トナーのVOCの吸着能力が劣ることがある。
前記結着樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などがあげられるが、熱可塑性樹脂が好ましく用いられる。
前記熱可塑性樹脂としては、例えば、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系共重合体、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ビニルエーテル系樹脂、N−ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂があげられる。これらは、1種を単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
前記熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ系樹脂、アネート系樹脂などがあげられ、具体的には、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、水素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ポリアルキレンエーテル型エポキシ樹脂、環状脂肪族型エポキシ樹脂、シアネート樹脂があげられる。これらは、1種を単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
前記着色剤としては、例えば、黒色顔料、黄色顔料、橙色顔料、赤色顔料、紫色顔料、青色顔料、緑色顔料、白色顔料があげられる。前記黒色顔料としては、例えば、アセチレンブラック、ランブラック(油煙)、アニリンブラックなどのカーボンブラックがあげられる。前記黄色顔料としては、例えば、黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマンネントイエローNCG、タートラジンレーキなどがあげられる。前記橙色顔料としては、例えば、赤口黄鉛、モリブテンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダスレンブリリアントオレンジGKなどがあげられる。前記赤色顔料としては、例えば、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウオッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3Bなどがあげられる。前記紫色顔料としては、例えば、マンガン紫、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキなどがあげられる。前記青色顔料としては、例えば、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダスレンブルーBCなどがあげられる。前記緑色顔料としては、例えば、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、ファナルイエローグリーンGなどがあげられる。前記白色顔料としては、例えば、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛、バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワイトなどがあげられる。
前記電荷制御剤は、帯電レベルや帯電立ち上がり特性(短時間で、一定の電荷レベルに帯電するかの指標)を著しく向上させ、耐久性や安定性に優れた特性などを得るために配合されるものである。すなわち、トナーを正帯電させて現像に供する場合には、正帯電性の電荷制御剤を添加し、負帯電させて現像に供する場合には、負帯電性の電荷制御剤を添加することができる。
前記ワックスは、定着性や耐オフセット性を向上させるために使用され、例えば、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)系ワックス、フィッシャートロプシュワックス、パラフィンワックス、エステルワックス、モンタンワックス、ライスワックスなどがあげられる。これらは、1種を単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。このようなワックスを使用することにより、オフセット性や像スミアリング(画像をこすった際の画像周囲の汚れ)をより効率的に防止することができるようになる。
本発明の電子写真装置用トナーにおいては、前記アロフェンとともに、アロフェン以外の外添剤を併用しても差し支えない。このような外添剤としては、例えば、酸化チタン、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウムなどの無機金属酸化物があげられる。これらは、1種を単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらの外添剤でトナー粒子の表面を処理することにより、トナーの流動性、保存安定性、クリーニング性などを向上させることができる。
本発明の電子写真装置用トナーは、所望のキャリアと混合して2成分現像剤として使用することもできる。前記キャリヤとしては、磁性キャリアを用いるのが好ましい。
まず、実施例および比較例に先立ち、下記に示す材料を準備した。
アロフェンを含む原材料(火山灰土壌)と、水とを混合し、静置沈降させた後、上澄み液を乾燥、粉砕してアロフェンを得た。このアロフェンをさらに粉砕、分級して、体積平均粒子径0.2μmの粒子状のアロフェンa(実施例用)を作製した。
なお、体積平均粒子径の測定には、レーザ回折/散乱式粒度分布測定装置(堀場製作所社製、LA−920)を使用した。
前記アロフェンaの作製に準じて、体積平均粒子径が異なる粒子状のアロフェンb(実施例用)およびアロフェンc(比較例用)をそれぞれ作製した(表1参照)。
結着樹脂(スチレン−アクリル系樹脂)100質量部、ワックス(離型剤)4質量部、着色剤(カーボンブラック)12質量部および電荷制御剤(ニグロシン)1質量部を、ヘンシェルミキサー混合機を用いて分散混合し、二軸混練機で溶融混練してドラムフレーカーで冷却した。つぎに、ハンマーミルで粗粉砕した後、ターボミルで微粉砕し、風力分級機を用いて分級して、体積平均粒子径が7.0μmで、10μm以上が2.0体積%、3μm以下が1.0体積%のトナー粒子(トナー原粉)Aを作製した。
トナー粒子A100質量部に、アロフェンa(表1参照)0.10質量部、シリカ粒子(日本アエロジル社製、REA200)0.5質量部、酸化チタン粒子(テイカ社製、JR−405)1.5質量部を添加し、ヘンシェルミキサーで、3000rpm、10分間混合し、トナーを作製した。
実施例1のアロフェンの種類、添加量を、下記の表2に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして各種トナーを作製した。なお、比較例1は、アロフェンを添加しなかった。
複合機(京セラドキュメントソリューションズ社製、「TASKalfa 4500i」)に、実施例1〜4および比較例1,2で作製したトナーをセットして、換気可能な容積5m3のチャンバー内に設置し、15m3/hで換気しながら画像形成を連続20分間行った後、画像形成を行わない待機状態で80分間放置した。つぎに、チャンバー内の空気を0.1L/minの速度でテナックス管に捕集し、テナックス管に吸着された気体成分をガスクロマトグラフ質量分析装置(GC−MS装置)を用いて分析した。そして、n−ヘキサンとn−ヘキサデカンの間に現れる有機ガス成分を定量してVOC濃度を算出し、評価した。評価は、VOC濃度が150μg/m3以上のものを×、VOC濃度が150μg/m3未満のものを○とした。
着色剤(カーボンブラック)に代えて、磁性粉を配合した以外は、トナー粒子Aと略同様にして、磁性トナー粒子(磁性トナー原粉)Bを作製した。すなわち、結着樹脂(スチレン−アクリル系樹脂)100質量部、磁性粉(フェライト)80質量部、ワックス(離型剤)4質量部および電荷制御剤(ニグロシン)1質量部を、ヘンシェルミキサー混合機を用いて分散混合し、二軸混練機で溶融混練してドラムフレーカーで冷却した。つぎに、ハンマーミルで粗粉砕した後、ターボミルで微粉砕し、風力分級機を用いて分級して、体積平均粒子径が7.0μmで、10μm以上が2.0体積%、3μm以下が1.0体積%の磁性トナー粒子(磁性トナー原粉)Bを作製した。
トナー粒子(トナー原粉)Aに代えて磁性トナー粒子(磁性トナー原粉)Bを使用した以外は、実施例1と同様にして、トナーを作製した。すなわち、磁性ナー粒子B100質量部に、アロフェンa(表1参照)0.10質量部、シリカ粒子(日本アエロジル社製、REA200)0.5質量部、酸化チタン粒子(テイカ株式会社製、JR−405)1.5質量部を添加し、ヘンシェルミキサーで、3000rpm、10分間混合し、磁性トナーを作製した。
実施例5のアロフェンの種類、添加量を、下記の表3に示すように変更した以外は、実施例5と同様にして各種磁性トナーを作製した。なお、比較例3は、アロフェンを添加しなかった。
複合機(京セラドキュメントソリューションズ社製、「TASKalfa 4500i」)に代えて、複合機(京セラドキュメントソリューションズ社製、「TASKalfa 520i」)を使用した以外は、前記VOC濃度の測定と同様にして、VOC濃度を測定した。すなわち、複合機(京セラドキュメントソリューションズ社製、「TASKalfa 520i」)に、実施例5〜8および比較例3,4で作製した磁性トナーをセットして、換気可能な容積5m3のチャンバー内に設置し、15m3/hで換気しながら画像形成を連続20分間行った後、画像形成を行わない待機状態で80分間放置した。つぎに、チャンバー内の空気を0.1L/minの速度でテナックス管に捕集し、テナックス管に吸着された気体成分をGC−MS装置を用いて分析した。そして、n−ヘキサンとn−ヘキサデカンの間に現れる有機ガス成分を定量してVOC濃度を算出し、評価した。評価は、VOC濃度が150μg/m3以上のものを×、VOC濃度が150μg/m3未満のものを○とした。
Claims (2)
- トナー粒子の表面に、体積平均粒子径0.5μmの粒子状アロフェンが付着してなり、前記粒子状アロフェンの添加量が、前記トナー粒子100質量部に対して0.01質量部以上0.2質量部以下であり、
前記粒子状アロフェンはアロフェンを含む火山灰土壌を用いて作製されたものであることを特徴とする電子写真装置用トナー。 - トナー粒子中に磁性体を含有する請求項1記載の電子写真装置用トナー。
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