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JP6077181B2 - センサ装置およびこれに用いられる供回り防止治具 - Google Patents
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センサ装置およびこれに用いられる供回り防止治具 Download PDF

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Description

本願は、測定対象物に押し当てて測定対象物の振動を検出するセンサ装置およびこれに用いられる供回り防止治具に関する。
例えば特許文献1に開示されているように、測定対象物に押し当てて振動を検出するセンサ装置が知られている。このセンサ装置は、筒状のケーシングと、該ケーシングに収容される振動検出ユニット(感振素子)とを備えている。振動検出ユニットは、検出針の後端に圧電素子(電極板含む)、ウエイトおよびバネ部材(防振ゴム)等が順に挿入されてナットで固定されている。このセンサ装置では、検出針の先端を測定対象物に当ててケーシング内に押し込むことにより、測定対象物の振動が検出針に伝わり、圧力変動として圧電素子に作用し電圧変動が生じる。そして、電圧変動に関する信号が電極板から信号処理回路に送られて測定対象物の振動が検出される。
また、振動検出ユニットでは、圧電素子がウエイトの自重およびバネ部材(防振ゴム)の弾性力によって検出針に所定の力(初期押付け力)で押し付けられる。これにより、測定対象物以外の振動や力が外乱として圧電素子に作用しても、その外乱を吸収することができ、外乱による影響を受けずにすむ。初期押付け力の調整は、ナットの締め付け位置を変更してバネ部材の弾性力を変化させることにより行われる。
特開2008−170387号公報
ところで、上述した振動検出ユニットについては、内周面に雌ねじ部が形成された筒状のホルダーに検出針の後端を挿入して固定し、ホルダーに圧電素子やバネ部材を順に収容した後ねじ部材(皿ねじ等)を締め付けて固定するという構成も考えられる。この場合も、ホルダーにおけるねじ部材の締め付け位置を変更することでバネ部材の弾性力が変化し、上述した初期押付け力が調整される。ここで、初期押付け力の調整時に、ねじ部材をドライバー等の工具で回転させるだけではホルダーが供回りしてしまい、ねじ部材の締め付け位置を変更することが困難である。そのため、一旦、振動検出ユニットをケーシングから出して、手で振動検出ユニットのホルダーを持ってねじ部材を回転させる必要がある。しかし、これでは初期押付け力の調整に手間が懸かってしまう。
本願に開示の技術は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、振動検出ユニットがケーシングに挿入された状態で、ホルダーの供回りを防止しつつ、ねじ部材を回転させることが可能なセンサ装置および供回り防止治具を提供することにある。
本願のセンサ装置は、筒状のケーシングと、振動検出ユニットとを備えている。上記振動検出ユニットは、検出針と、ホルダーと、圧電素子と、バネ部材と、ねじ部材とを有している。上記ホルダーは、内周面に雌ねじ部が形成され、上記検出針の後端が挿入される円筒状のものである。上記圧電素子は、上記ホルダー内の上記検出針の後方に配置され、該検出針の後端に接するものである。上記バネ部材は、上記ホルダー内の上記圧電素子の後方に配置され、該圧電素子を直接的または間接的に上記検出針の後端に押し付けるものである。上記ねじ部材は、上記ホルダーの後方端から該ホルダーの内周面と螺合して挿入され、上記バネ部材を上記圧電素子側へ押し込むものである。そして、上記振動検出ユニットは、上記ケーシングに挿入されると共に上記検出針の先端が測定対象物に押し当てられて該測定対象物の振動を検出するものである。そして、上記ホルダーの後方端面には、互いに180°ずれた位置に上記ホルダーの径方向に延びて形成され、上記ねじ部材を回転させる際に治具を挿入して上記ホルダーの回転動作を規制するための2つの溝が形成されている。
本願のセンサ装置によれば、振動検出ユニットのホルダーの後方端面において互いに180°ずれた位置に、ねじ部材を回転させる際に治具を挿入してホルダーの回転動作を規制するための2つの溝を形成するようにした。したがって、振動検出ユニットがケーシングに挿入された状態であっても、治具によってホルダーの回転動作を規制することができ、ねじ部材を回転させる際にホルダーが供回りするのを防止することができる。
図1は、実施形態に係るセンサ装置の概略構成を示す正面図である。 図2は、実施形態に係るセンサ本体の概略構成を示す断面図である。 図3は、振動検出ユニットを後方から視て示す背面図である。 図4は、実施形態に係る供回り防止治具の概略構成を示す側面図である。 図5は、実施形態に係る供回り防止治具の概略構成を示す図であり、(A)は正面図を示し、(B)は平面図を示す。 図6は、センサ本体において初期押付け力を調整している状態を示す斜視図である。 図7は、センサ本体において初期押付け力を調整している状態を拡大して示す斜視図である。 図8は、センサ本体において初期押付け力を調整している状態を拡大して示す斜視図である。
以下、本願の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本願に開示の技術、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
図1に示す本実施形態のセンサ装置1は、図示しない固定器具に連結して測定対象物(例えば、スチームトラップ)に固定し、該測定対象物の振動および温度の2つを検出する、いわゆる固定タイプのセンサである。センサ装置1は、例えば上下方向に延びる状態で測定対象物に固定される。
センサ装置1は、センサ本体2と、アンテナ3と、接続軸4とを備えている。接続軸4は、中空軸であり、両端がナット5,6によってセンサ本体2とアンテナ3に連結されている。アンテナ3は、図示しないが、信号処理回路や発信部が内蔵されており、センサ本体2によって検出された測定対象物の振動および温度に関する信号が送られる。
図2に示すように、センサ本体2は、ケーシング10と、振動検出ユニット20と、温度検出ユニット40(熱電対ユニット)とを備えている。
ケーシング10は、略円筒状に形成され、大径部11、中径部12および小径部13を有する。大径部11の外周面には、上述したナット5が締結される雄ねじ部11aが形成されている。小径部13の外周面には、上述した固定器具に締結される雄ねじ部13aが形成されている。
振動検出ユニット20は、検出針21と、ホルダー22と、圧電素子25,26と、電極板27,28と、ウエイト29と、皿バネ31(バネ部材)と、皿ねじ32(ねじ部材)とを備え、ケーシング10に挿入されて測定対象物の振動を検出(測定)するものである。
検出針21は、細長い棒状の部材であり、後方側から順に、大径部21a、中径部21bおよび小径部21cが形成されている。検出針21は、ケーシング10と同軸に配置されると共に、先端21dがケーシング10から突出する状態で配置されている。
ホルダー22は、内側の金属製ホルダー23と、該金属製ホルダー23を収容保持する外側の樹脂製ホルダー24とで構成されている。金属製ホルダー23および樹脂製ホルダー24は、何れも、有底の円筒状に形成されており、ケーシング10と同軸に配置されている。
金属製ホルダー23は、筒状壁の径が異なる大径部23aおよび小径部23bが後方側から順に形成されると共に、底壁23cに挿入孔23dが形成されている。金属製ホルダー23は、底壁23cの挿入孔23dに検出針21の後端が挿入されて固定されている。具体的に、検出針21は、大径部21aが金属製ホルダー23の小径部23b内に位置し、中径部21bの後方側が底壁23cの挿入孔23dに位置している。検出針21の大径部21aは、挿入孔23dよりも大径に形成されており、底壁23cの内面に接している。
金属製ホルダー23の小径部23bには、検出針21の後方に、2つの圧電素子25,26および2つの電極板27,28が収容されている。具体的に、検出針21の大径部21aの後方には、前方側から順に、第1圧電素子25、第1電極板27、第2圧電素子26および第2電極板28が互いに接した状態で配置されている。第1圧電素子25は、検出針21の後端に接した状態で配置されている。なお、金属製ホルダー23の小径部23bの内面には、圧電素子25,26および電極板27,28の外周を保持するガイド部23eが形成されている。また、2つの電極板27,28は、図示しないが、それぞれ信号線によってアンテナ3の信号処理回路に接続されている。つまり、信号線はセンサ本体2から接続軸4内を通ってアンテナ3内まで配線されている。
ウエイト29、皿バネ31および皿ねじ32は、金属製ホルダー23内に収容されて保持されている。本実施形態において、ウエイト29、皿バネ31および皿ねじ32は、圧電素子25,26および電極板27,28をその後方から検出針21の後端に押し付けるものである。
ウエイト29は、金属製ホルダー23において第2電極板28の後方に配置されており、金属製ホルダー23の大径部23aと小径部23bとに跨って収容されている。ウエイト29は、一体形成された頭部29aと軸部29bとで構成され、頭部29aが金属製ホルダー23の大径部23aに位置し、軸部29bが金属製ホルダー23の小径部23bに位置して第2電極板28に接している。ウエイト29は、自身の重力(自重)によって圧電素子25,26等を検出針21に押し付ける。皿バネ31は、金属製ホルダー23の大径部23aにおいてウエイト29の後方に配置されている。皿バネ31は、自身の弾性力でウエイト29を前方へ付勢することによって圧電素子25,26等を検出針21に押し付ける。
皿ねじ32は、金属製ホルダー23の大径部23aにおいて皿バネ31の後方に配置されている。皿ねじ32は、外周面に雄ねじが形成された円板状の部材であり、金属製ホルダー23の大径部23aの内周面に形成された雌ねじ部23kと螺合することで金属製ホルダー23に固定される。皿ねじ32は、皿バネ31に接して皿バネ31の一端を支持するバネ受け部材を構成している。つまり、皿バネ31は、その一端が皿ねじ32で支持されることによって弾性力をウエイト29に作用させることができる。
樹脂製ホルダー24は、金属製ホルダー23の前方側に配置され、金属製ホルダー23の小径部23bを収容している。本実施形態では、金属製ホルダー23はその小径部23bが樹脂ホルダー22に圧入されることにより固定されている。樹脂製ホルダー24は、底壁24aに挿入孔24bが形成されており、その挿入孔24bに検出針21の中径部21bが嵌合している。
温度検出ユニット40は、接触板41(伝熱板)と、保持部材42とを備え、測定対象物の温度を検出(測定)するものである。接触板41は、略環状の板部材である。保持部材42は、検出針21の小径部21cと接触板41を保持するものである。保持部材42は、略円筒状に形成され、ケーシング10の小径部13の先端側に収容(挿入)されている。接触板41は、保持部材42の先端に保持されている。
保持部材42には、それぞれ軸方向に延びる、1つの検出針用孔43と、2つの熱電対線用孔44,45とが形成されている。検出針用孔43は、保持部材42の中央に形成された貫通孔であり、検出針21の小径部21cが挿入されている。熱電対線用孔44,45は、検出針用孔43を間に置いて180°ずれた位置に形成された貫通孔であり、2本の熱電対線(図示省略)が挿通されている。この2本の熱電対線は、一端が接触板41に接続され、他端がアンテナ3の信号処理回路に接続されている。また、ケーシング10内には保持部材42をケーシング10の先端側へ付勢するコイルバネ48が設けられている。
そして、センサ本体2は、振動検出ユニット20を前方へ付勢するコイルバネ35(付勢部材)を備えている。振動検出ユニット20は、ケーシング10の軸方向(即ち、前後方向)に変位可能にケーシング10に挿入されている。コイルバネ35は、ケーシング10の大径部11に収容され、振動検出ユニット20の後方側に配置されている。コイルバネ35は、その軸がケーシング10の軸と略同軸となる状態で配置されている。コイルバネ35の一端(後方側端部)は、スナップリング36に支持されている。スナップリング36は、ケーシング10の大径部11の内面に形成された溝11bに嵌め込まれており、コイルバネ35の一端を受けている。
一方、コイルバネ35の他端(前方側端部)は、振動検出ユニット20のホルダー22に接している。そして、コイルバネ35は、ホルダー22を前方へ付勢することで振動検出ユニット20を前方へ付勢し、検出針21の先端21dをケーシング10から突出させるように構成されている。具体的に、金属製ホルダー23は、大径部23aの筒状壁から外方(径方向外方)へ突出するバネ受け部23fが形成されている。つまり、バネ受け部23fは、ホルダー22の軸方向途中の筒状壁から外方へ突出して形成されている。コイルバネ35の他端は、金属製ホルダー23のバネ受け部23fの後方側の面に接している。そして、コイルバネ35は金属製ホルダー23を前方へ付勢することで振動検出ユニット20を前方へ付勢する。
振動検出ユニット20は、コイルバネ35によって前方へ付勢されて検出針21の先端21dが所定長さだけ突出した状態では、バネ受け部23fがケーシング10の大径部11と中径部12との段差部に接している。つまり、この段差部に金属製ホルダー23のバネ受け部23fが接することにより、振動検出ユニット20の前方への変位動作が規制される。
上述したセンサ装置1では、検出針21の先端21dを測定対象物に押し当てて検出針21を押し込むことによって、測定対象物の機械的振動が検出針21に伝わり、圧力変動として圧電素子25,26に作用する。これに応じて圧電素子25,26に電圧変動が生じ、この電圧変動に関する信号が電極板27,28から信号線を介してアンテナ3の信号処理回路に送られて測定対象物の振動が検出(測定)される。また、センサ装置1では、測定対象物の熱(高温熱)が接触板41に伝わり、2本の熱電対線において電位差が生じる。そして、この電位差に関する信号がアンテナ3の信号処理回路に送られて測定対象物の温度が検出(測定)される。つまり、本実施形態の温度検出ユニット40は検出針21が押し込まれることによって測定対象物に接して該測定対象物の温度を検出する。以上のようにして検出された測定対象物の振動および温度の数値は、アンテナ3の発信部から別の受信部(図示省略)へ無線送信される。
また、振動検出ユニット20では、上述したように、圧電素子25,26がウエイト29の自重および皿バネ31の弾性力によって検出針21に所定の力(以下、初期押付け力という。)で押し付けられる。これにより、測定対象物以外の振動や力が外乱として圧電素子25,26に作用しても、その外乱を吸収することができる。したがって、外乱による影響を受けずにすむので、測定対象物の振動を正確に検出(測定)することができる。
振動検出ユニット20では、上述した初期押付け力が調整可能になっている。即ち、振動検出ユニット20では、金属製ホルダー23における皿ねじ32の締め付け位置(固定位置)を変更することによって皿バネ31の弾性力が変化し、この皿バネ31の弾性力の変化によって初期押付け力が調整される。具体的に、皿ねじ32を回転させて前方へ変位させると、皿バネ31は収縮して皿バネ31の弾性力は大きくなる。逆に、皿ねじ32を回転させて後方へ変位させると、皿バネ31は伸長して皿バネ31の弾性力は小さくなる。皿バネ31の弾性力が大きくなると初期押付け力は大きくなり、皿バネ31の弾性力が小さくなると初期押付け力は小さくなる。
本実施形態のセンサ装置1では、上述した初期押付け力の調整時に図4および図5に示す供回り防止治具50が用いられる。供回り防止治具50は、皿ねじ32を回転させる際に金属製ホルダー23(ホルダー22)が供回りするのを防止するための治具である。そして、本実施形態の振動検出ユニット20は、供回り防止治具50を用いるための構成を有している。
図3にも示すように、振動検出ユニット20の金属製ホルダー23の後方端面23gには2つの溝23jが形成されている。2つの溝23jは、金属製ホルダー23の内外に亘って径方向に延びており、互いに180°ずれた位置に設けられている。皿ねじ32には、皿ねじ32を回転させるための工具(本実施形態では、ドライバー)が挿入される直線状の溝32aが形成されている。本実施形態では、金属製ホルダー23の溝23jの幅は皿ねじ32の溝32aの幅よりも大きい。なお、皿ねじ32の溝32aは、例えば十字状や溝や角形の凹部であってもよく、要するに、工具を用いて皿ねじ32を回転させることができれば如何なる形態であってもよい。
〈供回り防止治具の構成〉
図4および図5に示すように、供回り防止治具50は、板状の棒部材である本体51を有している。本体51の先端には、略直角に折り曲げられた2つの屈曲部52が形成されている。具体的に、本体51の先端には、幅方向中央(図5において上下方向の中央)において軸方向(図5において左右方向)に延びる切欠き53が形成され、残った二股の片が切欠き53の軸方向途中で折り曲げられることで2つの屈曲部52が形成されている。切欠き53の端部(図5(B)において右側の端部)は、円弧状に形成されている。
屈曲部52の先端には、挿入部54とガイド部55が形成されている。挿入部54およびガイド部55は、屈曲部52の先端において幅方向(図5において上下方向)に並設されている。挿入部54は屈曲部52の先端において内側に設けられ、ガイド部55は屈曲部52の先端において外側に設けられている。また、ガイド部55は挿入部54よりも突出している。2つの屈曲部52の挿入部54は、金属製ホルダー23の2つの溝23jに挿入される(嵌められる)部分であり、幅が溝23jの幅と略同じになっている。2つの屈曲部52のガイド部55は、挿入部54が溝23jに挿入された際に金属製ホルダー23の大径部23aの外周面23hに接する部分である。
〈初期押付け力の調整動作〉
上述した振動検出ユニット20における初期押付け力の調整動作について図6〜図8を参照しながら説明する。図6に示すように、初期押付け力の調整は、振動検出ユニット20がセンサ本体2のケーシング10に挿入された状態で行われ、供回り防止治具50の屈曲部52およびドライバーの先端がケーシング10の後方端から挿入される。
そして、図7および図8に示すように、供回り防止治具50の屈曲部52が金属製ホルダー23に嵌められて金属製ホルダー23(ホルダー22)が固定される。具体的に、屈曲部52の挿入部54が金属製ホルダー23の溝23jに挿入される(嵌められる)と共に、屈曲部52のガイド部55が金属製ホルダー23の大径部23aの外周面23hに接する(図8参照)。こうして挿入部54が溝23jに挿入されることにより、金属製ホルダー23(ホルダー22)が固定され回転動作が規制される。また、ガイド部55が金属製ホルダー23の大径部23aの外周面23hに接することにより、金属製ホルダー23の大径部23aが2つのガイド部55で挟まれるので、屈曲部52の金属製ホルダー23の径方向への変位が規制される。これにより、挿入部54が溝23jからその軸方向に抜け出るのを防止できる。そして、ドライバーの先端が皿ねじ32の溝32aに挿入されて、皿ねじ32が回転される。皿ねじ32の回転時は、金属製ホルダー23(ホルダー22)が供回り防止治具50によって固定されているため、金属製ホルダー23(ホルダー22)の供回りが防止される。
以上のように、上記実施形態によれば、振動検出ユニット20の金属製ホルダー23(ホルダー22)の後方端面23gに、皿ねじ32を回転させる際に供回り防止治具50の屈曲部52を挿入して金属製ホルダー23の回転動作を規制するための2つの溝23jを形成するようにした。したがって、振動検出ユニット20がセンサ本体2のケーシング10に挿入(収容)された状態でも、供回り防止治具50をケーシング10の後方側から挿入して金属製ホルダー23の回転動作を規制することができるので、皿ねじ32を回転させる際に金属製ホルダー23が供回りするのを防止することができる。その結果、初期押付け力の調整を容易に行うことができる。
しかも、金属製ホルダー23の溝23jは互いに180°ずれた位置に形成しているため、例えば2つの溝が180°よりも小さい角度でずれている場合や溝が1つの場合に比べて、少ない力で容易に金属製ホルダー23を固定して回転動作を規制することができる。したがって、金属製ホルダー23の供回りを確実且つ容易に防止することができる。
また、上記実施形態の供回り防止治具50によれば、先端が折り曲げられて成る屈曲部52を金属製ホルダー23の溝23jに挿入する(嵌める)ようにしたため、作業者による皿ねじ32の回転動作が供回り防止治具50の存在によって邪魔されるのをできるだけ緩和させることができる。
さらに、上記実施形態の供回り防止治具50の屈曲部52は、幅方向途中において軸方向に延びる切欠き53が形成されて成る二股の片が切欠き53の軸方向途中で折り曲げられて成っている。そのため、ドライバーを供回り防止治具50の切欠き53から挿入して皿ねじ32の溝32aに挿入することができる(図8等参照)。したがって、作業者による皿ねじ32の回転動作が供回り防止治具50の存在によって邪魔されるのをより一層緩和させることができる。
さらに、上記実施形態の供回り防止治具50によれば、屈曲部52において挿入部54の幅方向外側にガイド部55を並設するようにしたため、屈曲部52の金属製ホルダー23の径方向への変位を規制することができる。これにより、挿入部54が溝23jからその軸方向に抜け出るのを防止することができる。したがって、挿入部54が溝23jに挿入された状態を容易に維持することができ、容易に金属製ホルダー23の回転動作を規制することができる。
なお、上記金属製ホルダー23の溝23jは、内外に亘って延びるもの、即ち内外の両側に開口しているものとしたが、内側および外側の何れか一方が閉塞された溝であってもよい。その場合、供回り防止治具50の屈曲部52は、挿入部54が突出して形成されると共にガイド部55が省略される。
また、上記実施形態の供回り防止治具50では、ガイド部55を省略するようにしてもよい。
また、上記実施形態の振動検出ユニット20では、バネ部材として皿バネ31を用いたが、本願に開示の技術はこれに限らず、例えばコイルバネを用いてもよい。
また、本願のセンサ装置1は、温度検出ユニット40を省略して、測定対象物の振動のみを検出するものであってもよい。
本願に開示の技術は、検出針を測定対象物に押し当てて測定対象物の振動を検出するセンサ装置およびこれに用いられる供回り防止治具について有用である。
1 センサ装置
10 ケーシング
21 検出針
23 金属製ホルダー(ホルダー)
23g 後方端面
23h 外周面
23j 溝
23k 雌ねじ部
25,26 圧電素子
31 皿バネ(バネ部材)
32 皿ねじ(ねじ部材)
50 供回り防止治具
51 本体
52 屈曲部
53 切欠き
54 挿入部
55 ガイド部

Claims (2)

  1. 筒状のケーシングと、
    検出針と、内周面に雌ねじ部が形成され、上記検出針の後端が挿入される円筒状のホルダーと、該ホルダー内の上記検出針の後方に配置され、該検出針の後端に接する圧電素子と、上記ホルダー内の上記圧電素子の後方に配置され、該圧電素子を直接的または間接的に上記検出針の後端に押し付けるバネ部材と、上記ホルダーの後方端から該ホルダーの内周面と螺合して挿入され、上記バネ部材を上記圧電素子側へ押し込むねじ部材とを有し、上記ケーシングに挿入されると共に上記検出針の先端が測定対象物に押し当てられて該測定対象物の振動を検出する振動検出ユニットとを備え、
    上記ホルダーの後方端面には、互いに180°ずれた位置に上記ホルダーの径方向に延びて形成され、上記ねじ部材を回転させる際に治具を挿入して上記ホルダーの回転動作を規制するための2つの溝が形成されている
    ことを特徴とするセンサ装置。
  2. 板状棒部材の本体を有し、該本体の先端には、幅方向途中において軸方向に延び切欠きが形成されて成る二股の片がその軸方向途中で折り曲げられて成り、先端が請求項1に記載のセンサ装置のホルダーの2つの溝に挿入される2つの屈曲部が形成されている供回り防止治具であって、
    上記ホルダーの上記溝は、上記ホルダーの内外に亘って延びるものであり、
    上記各屈曲部の先端には、幅方向内側に位置し、上記ホルダーの上記溝に挿入される挿入部と、該挿入部の幅方向外側に位置し且つ上記挿入部よりも突出し、上記ホルダーの外周面に接するガイド部とが並設されている
    ことを特徴とする供回り防止治具。
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JP2003311644A (ja) * 2002-04-23 2003-11-05 Wakai & Co Ltd ボード用アンカーの取り付け供回り防止用補助具

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