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JP6079441B2 - 薬液散布車両 - Google Patents
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JP6079441B2 - 薬液散布車両 - Google Patents

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Description

本発明は、薬液散布車両に関する。
圃場に農薬や肥料を散布する作業車両として、例えば、特許文献1に開示された薬液散布車両が知られている。この特許文献1の薬液散布車両は、走行車体の前方に配置されたセンターブームと、走行車体の左右それぞれの側方に配置され、走行車体の側面に沿う収納形態と走行車体の車幅方向に拡げた散布形態とに切り替え可能な2つのサイドブームとを備えている。
特開2012−120481号公報
ところで、特許文献1の薬液散布車両は、薬液タンクに薬液を十分に満たすとバランスが低下する虞がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、バランスのよい薬液散布車両を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の薬液散布車両(1)は、散布形態において走行車体(2)の前側に配置されるブーム(50)と、左右一対の前輪(6)および後輪(7)と、左右一対のメインフレーム(5)と、前記メインフレーム(5)に取り付けられたエンジン(9)、ミッションケース(20a)、防除ポンプ(30)および薬液タンク(40)と、を備え、前記前輪(6)の車軸(6a)より前側に前記エンジン(9)を設け、前記後輪(7)の車軸(7a)上に前記薬液タンク(40)の重心位置(g)を配置し、前記薬液タンク(40)は、前記後輪(7)の車軸(7a)の後側の容積より前側の容積が大きく形成され、薬液が満杯の状態から空の状態になるにつれて、前記薬液タンク(40)の重心位置(g)が前記後輪(7)の車軸(7a)上を通過して前側に移動するよう配置されることを特徴とする。
また、上記薬液散布車両(1)において、前記ミッションケース(20a)の後方かつ上方に前記防除ポンプ(30)を設け、前記ミッションケース(20a)の後上部から伝動プーリ(29)を介して前記防除ポンプ(30)に前記エンジン(9)の動力を伝動し、前記防除ポンプ(30)の後下部から後輪伝動軸(RT)を延ばし前記後輪(7)に前記エンジン(9)の動力を伝動し、前記後輪伝動軸(RT)は、前記防除ポンプ(30)の下方を通過する構成とすることが好ましい。
また、本発明の薬液散布車両(1)は、散布形態において走行車体(2)の前側に配置されるブーム(50)と、左右一対の前輪(6)および後輪(7)と、左右一対のメインフレーム(5)と、前記メインフレーム(5)に取り付けられたエンジン(9)、ミッションケース(20a)、防除ポンプ(30)および薬液タンク(40)と、を備え、前記前輪(6)の車軸(6a)より前側に前記エンジン(9)を設け、前記後輪(7)の車軸(7a)上に前記薬液タンク(40)の重心位置(g)を配置し、前記ミッションケース(20a)の後方かつ上方に前記防除ポンプ(30)を設け、前記ミッションケース(20a)の後上部から伝動プーリ(29)を介して前記防除ポンプ(30)に前記エンジン(9)の動力を伝動し、前記防除ポンプ(30)の後下部から後輪伝動軸(RT)を延ばし前記後輪(7)に前記エンジン(9)の動力を伝動し、前記後輪伝動軸(RT)は、前記防除ポンプ(30)の下方を通過する構成としたことを特徴とする
本発明の薬液散布車両によれば、エンジンとミッションケースと防除ポンプと薬液タンクとをメインフレームに取り付け、前輪の車軸よりも前側にエンジンを配置し、後輪の車軸上に薬液タンクの重心位置を配置しているので、薬液タンクに薬液を十分に満たしても走行車体のバランスをよくすることができる。
図1は、実施形態に係る薬液散布車両の構成例を示す側面図である。 図2は、実施形態に係る薬液散布車両の構成例を示す平面図である。 図3は、実施形態に係る薬液散布車両が有するメインフレームへの部品の配置例を示す配置図である。 図4は、実施形態に係る薬液散布車両が有する分草桿の構成例を示す説明図である。 図5は、実施形態に係る薬剤散布車両が有する変速機の構成例を示す断面図である。 図6は、実施形態に係る薬剤散布車両が有する変速機と防除ポンプとを示す構成図である。 図7は、実施形態に係る薬液散布車両が薬液を散布する際の姿勢を示す正面図である。 図8は、実施形態に係る薬液散布車両が有する薬液供給系統の構成例を示す構成図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換または変更を行うことができる。以下において、薬液は、肥料、農薬等を溶媒(例えば、水)に溶解させた液体、および、肥料、農薬等の固形分を含む液体(例えば、水)等の液状物である。
〔実施形態〕
図1は、実施形態に係る薬液散布車両の構成例を示す側面図である。図2は、実施形態に係る薬液散布車両の構成例を示す平面図である。図3は、実施形態に係る薬液散布車両が有するメインフレームへの部品の配置例を示す配置図である。図4は、実施形態に係る薬液散布車両が有する分草桿の構成例を示す説明図である。図5は、実施形態に係る薬剤散布車両が有する変速機の構成例を示す断面図である。図6は、実施形態に係る薬剤散布車両が有する変速機と防除ポンプとを示す構成図である。図7は、実施形態に係る薬液散布車両が薬液を散布する際の姿勢を示す正面図である。図8は、実施形態に係る薬液散布車両が有する薬液供給系統の構成例を示す構成図である。
本実施形態に係る薬液散布車両1は、作業者(オペレータ)が走行車体2に搭乗して運転操作しながら薬液を圃場に散布する作業用車両である。薬液散布車両1は、図1および図3に示すように、走行車体2と、エンジン9と、主クラッチ10と、変速機20と、防除ポンプ30と、薬液タンク40と、散布ブーム50と、薬液供給系統60(図8参照)、を含んで構成されている。なお、本実施形態において、薬液散布車両1の進行方向は、走行車体2の前後方向に沿った方向であり、薬液散布車両1の直進時、運転席3からステアリングハンドル4に向かう方向である。また、走行車体2の車幅方向は、上記進行方向に対して水平に直交する方向である。
走行車体2は、図1に示すように、運転席3と、ステアリングハンドル4と、メインフレーム5と、前輪6と、後輪7と、を含んで構成されている。ステアリングハンドル4は、オペレータが着座する運転席3と対向配置されている。ステアリングハンドル4は、オペレータによる回動操作によって左右の前輪6を操舵することで、薬液散布車両1の進行方向を変更する。メインフレーム5は、図4に示すように、走行車体2の前後に延長され、走行車体2の左右に配置された左右一対のフレーム材5R,5Lを有して構成されている。
前輪6は、図2に示すように、左右一対である。前輪6は、走行車体2の前方に配置され、走行車体2の車幅方向の左右に配置されている。前輪6は、ステアリングハンドル4の回動操作により操舵される操舵輪である。前輪6は、図3に示すように、フロントアクスル6bに装着され、エンジン9で発生した動力により回転駆動される。フロントアクスル6bは、メインフレーム5の下方からフロントアクスル取付部材5aを介してメインフレーム5に取り付けられている。フロントアクスル6bは、前輪6を回転駆動させるための伝動装置をフロントアクスルケースに内装している。
また、図4に示すように、フロントアクスルケースのフロントファイナルケース6cには、分草桿90が取り付けられている。分草桿90は、薬液散布車両1が圃場内を走行する際、作物間を通る前輪6から作物を掻き分けて遠ざけることで、前輪6と作物とが接触して作物が痛むことを抑える。分草桿90は、車幅方向の内側(メインフレーム5側)に張り出す第1張り出し部91と、進行方向に突き出す付き出し部92と、車幅方向の外側に張り出す第2張り出し部93と、車軸6aに接近する端末部94と、を有している。
後輪7は、図2に示すように、左右一対である。後輪7は、走行車体2の後方に配置され、走行車体2の車幅方向の左右に配置されている。後輪7は、図3に示すように、リヤアクスル7bに装着され、エンジン9で発生した動力により回転駆動される。リヤアクスル7bは、メインフレーム5の下方からリヤアクスル取付部材5bを介してメインフレーム5に取り付けられている。リヤアクスル7bは、後輪7を回転駆動させるための伝動装置をリヤアクスルケースに内装している。
ここで、フロントアクスル取付部材5aおよびリヤアクスル取付部材5bは、例えば、ピボット接合、リベット接合、ボルト接合またはスポット溶接等の接合手段によりメインフレーム5に固定されている。
エンジン9は、例えば、ディーゼルエンジンまたはガソリンエンジンである。エンジン9は、図3に示すように、図示しない取付部材を介して、メインフレーム5の上方から取り付けられている。エンジン9は、前輪6の車軸6aよりも前側に配置されている。また、エンジン9は、本実施形態においてはフロントアクスル6bよりも前側に配置されている。エンジン9の動力は、図示しない出力軸から変速機20に伝達され、変速機20から前輪6および後輪7に伝達される。なお、エンジン9を含む動力発生源としては、モータを有するハイブリッドタイプであってもよい。
主クラッチ10は、例えば、油圧多板クラッチである。主クラッチ10は、エンジン9の図示しない出力軸を介して動力が入力される動力入力軸8と接続する摺動板と、変速機20の入力軸21と接続する摺動板とを油圧ピストンにより接離させることで、係合状態と開放状態とを切り替える。主クラッチ10は、ステップフロア2a(図2参照)に配置されたクラッチペダルCPをオペレータが踏み込み操作することで、開放状態に切り替えられる。また、主クラッチ10は、係合状態に切り替えることで、エンジン9の図示しない出力軸に連結される動力入力軸8に伝達する動力を、変速機20の入力軸21に伝達する。
変速機20は、前輪6、後輪7および防除ポンプ30のそれぞれに、主クラッチ10を介して動力入力軸8に入力されたエンジン9の動力を伝達させるものである。変速機20は、図5に示すように、入力軸21と、主変速機構22と、副変速機構23と、主変速軸24と、副変速軸25と、第1伝動軸26と、第2伝動軸27と、シフター28と、伝動プーリ29と、を含んで構成されている。変速機20は、各軸21,24,25,26,27と、各変速機構22,23と、シフター28と、をミッションケース20a内に配置している。
ミッションケース20aは、図3に示すように、メインフレーム5の下方からトランスミッション取付部材5cを介してメインフレーム5に取り付けられている。これにより、変速機20、フロントアクスル6bおよびリヤアクスル7bをメインフレーム5の下方から取り付け可能となる。つまり、変速機20、フロントアクスル6bおよびリヤアクスル7bは、組立工程において、同方向からメインフレーム5へ組み付けすることができるので、生産ラインでの組み立て工数を低減することができ、生産ラインでの組立工程を作業者にわかりやすくすることができる。トランスミッション取付部材5cは、例えば、ピボット接合、リベット接合、ボルト接合またはスポット溶接等の接合手段によりメインフレーム5に固定されている。
主変速機構22は、図5に示すように、副変速機構23を介して動力が伝達される。主変速機構22は、副変速機構23により変更された回転速度とトルクとを再度変更可能である。主変速機構22は、第1主変速ギヤ22a、第1主変速伝動ギヤ22b、第2主変速ギヤ22c、第2主変速伝動ギヤ22d、第3主変速伝動ギヤ22e、第4主変速伝動ギヤ22f、を含んで構成されている。第1主変速ギヤ22aは、副変速軸25と一体回転する。第1主変速ギヤ22aは、第1主変速伝動ギヤ22bと常時噛合する。第1主変速伝動ギヤ22bと第2主変速ギヤ22cとは、一体回転する。第1主変速伝動ギヤ22bと第2主変速ギヤ22cとは、入力軸21に対して回転自在に支持されている。第2主変速伝動ギヤ22dと第3主変速伝動ギヤ22eと第4主変速伝動ギヤ22fとは、一体成形されており、主変速軸24に対してスプライン嵌合されている。第2主変速伝動ギヤ22dは、第2主変速ギヤ22cと選択噛合する。第3主変速伝動ギヤ22eは、第1主変速ギヤ22aと選択噛合する。第4主変速伝動ギヤ22fは、主変速軸24と一体回転する主変速軸伝動ギヤ24aと選択噛合する。
このため、主変速機構22は、第2主変速伝動ギヤ22dと第2主変速ギヤ22cとが噛合すると、主変速軸24の回転数を低速に変速し、第3主変速伝動ギヤ22eと第1主変速ギヤ22aとが噛合すると、主変速軸24の回転数を高速に変速する。また、第4主変速伝動ギヤ22fと主変速軸伝動ギヤ24aとが噛合すると、副変速軸25から主変速軸24に動力を伝達しない。つまり、主変速機構22は、主変速軸24の回転数を、低速、高速、ニュートラルのうちの1つに変速可能である。なお、本実施形態において、主変速機構22は、運転席3の車幅方向の左側に配置された主変速レバー72(図2参照)をオペレータが操作することで、低速、高速、ニュートラルのうちの1つを選択して切り替えることができる。
副変速機構23は、図5に示すように、入力軸21を介して動力が伝達される。副変速機構23は、入力軸21の回転速度とトルクとを変更可能である。副変速機構23は、第1副変速ギヤ23aと、第2副変速ギヤ23bと、第3副変速ギヤ23cと、第1副変速伝動ギヤ23dと、第2副変速伝動ギヤ23eと、第3副変速伝動ギヤ23fと、第4副変速伝動ギヤ23gと、第5副変速伝動ギヤ23hと、を含んで構成されている。第1副変速ギヤ23aと第2副変速ギヤ23bと第3副変速ギヤ23cとは、入力軸21と一体回転する。第1副変速ギヤ23aは、第1副変速伝動ギヤ23dと常時噛合する。第1副変速伝動ギヤ23dと第2副変速伝動ギヤ23eとは、一体成形されており、副変速軸25に対して回転自在に支持されている。第3副変速伝動ギヤ23fと第4副変速伝動ギヤ23gと第5副変速伝動ギヤ23hとは、一体成形されており、副変速軸25に対してスプライン嵌合されている。第3副変速伝動ギヤ23fは、第2副変速伝動ギヤ23eと選択噛合する。第4副変速伝動ギヤ23gは、第2副変速ギヤ23bと選択噛合する。第5副変速伝動ギヤ23hは、第3副変速ギヤ23cと選択噛合する。
このため、副変速機構23は、第2副変速伝動ギヤ23eと第3副変速伝動ギヤ23fとが噛合すると、副変速軸25の回転数を低速に変速し、第2副変速ギヤ23bと第4副変速伝動ギヤ23gとが噛合すると、副変速軸25の回転数を中速に変速し、第3副変速ギヤ23cと第5副変速伝動ギヤ23hとが噛合すると、副変速軸25の回転数を高速に変速する。つまり、副変速機構23は、副変速軸25の回転数を、低速、中速、高速のうちの1つに変速可能である。なお、本実施形態において、副変速機構23は、運転席3の車幅方向の左側に配置された副変速レバー73(図2参照)をオペレータが操作することで、低速、中速、高速のうちの1つを選択して切り替えることができる。また、主変速レバー72と副変速レバー73とは、進行方向に沿う一直線上に配置されている。
第1伝動軸26は、主変速軸伝動ギヤ24aと常時噛合する伝動ギヤ26aと、第2伝動軸27の伝動ギヤ27aと常時噛合する伝動ギヤ26bと、を有している。各伝動ギヤ26a,26bは、第1伝動軸26と一体回転する。
第2伝動軸27は、第1伝動軸26の伝動ギヤ26bと常時噛合し、第2伝動軸27と一体回転する伝動ギヤ27aを有している。第2伝動軸27は、図3に示すように、進行方向の前側が前輪伝動軸FTと連結され、進行方向の後側が後輪伝動軸RTと連結されている。これにより、変速機20は、主変速機構22により主変速軸24の回転数を低速または高速に変速し、副変速機構23により副変速軸25の回転数を低速、中速または高速のうちの1つに変速し、前輪6および後輪7の回転速度を複数段で調整することができる。なお、本実施形態において、前輪伝動軸FTは、ミッションケース20aの前下部から延ばして前輪6に動力を伝達し、後輪伝動軸RTは、防除ポンプ30の後下部から延ばして後輪7に動力を伝達する。また、後輪伝動軸RTは、防除ポンプ30の下方を通過する。
シフター28は、図5に示すように、第1伝動ギヤ28aと、第2伝動ギヤ28bと、シフト部材28cと、を含んで構成されている。第1伝動ギヤ28aは、入力軸21とスプライン嵌合されている。第1伝動ギヤ28aは、第2伝動ギヤ28bと選択噛合する。第2伝動ギヤ28bは、伝動プーリ軸29aと一体回転する。シフト部材28cは、入り切りレバー71(図2および図6参照)により往復動される往復動部材71aと接続されている。シフト部材28cは、第1伝動ギヤ28aをシフトさせることで、第1伝動ギヤ28aと第2伝動ギヤ28bとの係合状態と開放状態とを切り替える。これにより、変速機20は、シフター28の係合状態と開放状態とを切り替えることで、入力軸21に入力された動力を伝動プーリ軸29aに伝達する伝達状態と伝達しない非伝達状態とを切り替えることができる。つまり、変速機20は、後述する防除ポンプ30の動作の入り切りを切り替え可能である。
伝動プーリ29は、入力軸21と同軸上に配置された伝動プーリ軸29aと一体回転する。伝動プーリ29は、ミッションケース20aの後上部に配置されている。伝動プーリ29は、図6に示すように、伝動プーリ軸29aに伝達された動力により伝動ベルトBを駆動する。伝動ベルトBは、変速機20の伝動プーリ29と、防除ポンプ30の伝動プーリ32とに掛け回されている。このため、変速機20の伝動プーリ29に伝達された動力は、伝動ベルトBを介して防除ポンプ30の伝動プーリ32に伝達される。
防除ポンプ30は、薬液タンク40内の薬液を吸引した後に加圧して、散布ブーム50に薬液を送るための送液ポンプである。防除ポンプ30は、図3に示すように、防除ポンプ取付部材5dを介してメインフレーム5の上方、かつ運転席3の下方に取り付けられている。防除ポンプ30は、ミッションケース20aの後方、かつ上方に配置されている。防除ポンプ30は、図6に示すように、駆動軸31と一体回転する伝動プーリ32を有している。このため、防除ポンプ30は、ミッションケース20aの後上部から伝動プーリ29を介して動力が伝達される。つまり、防除ポンプ30は、各伝動プーリ29,32を介して伝達されるエンジン9の動力で駆動される。なお、本実施形態において、防除ポンプ30は、運転席3の車幅方向の右側に配置された入り切りレバー71をオペレータが操作することで、入り(駆動)または切り(停止)を選択して切り替えることができる。
薬液タンク40は、散布ブーム50から散布される薬液を蓄える容器である。薬液タンク40は、図3に示すように、メインフレーム5の上方に搭載されており、図示しない取付部材によりメインフレーム5に取り付けられている。薬液タンク40は、後輪7の車軸7a上に薬液タンク40の重心位置gが配置されている。また、薬液タンク40は、本実施形態においてはリヤアクスル7b上に薬液タンク40の重心位置gが配置されている。
本実施形態において、重心位置gが後輪7の車軸7a上に配置されているとは、走行車体2が通常の水平な路面に置かれ、かつ、薬液タンク40の上限ラインまで薬液が満たされた状態(満杯状態)において、薬液タンク40の重心位置gが後輪7の車軸7a上となる位置に、薬液タンク40が設置されていることである。具体的には、薬液タンク40は、後輪7の車軸7aの径の範囲に重心位置gが配置される。本実施形態の薬液タンク40は、前端部が運転席3の両側方に突出して形成され、後端部が後輪7の後端より前側に位置して構成される。また、薬液タンク40は、後輪7の車軸7aの前側のほうが後輪7の車軸7aの後側より長い前後幅で形成されている。このため、薬液タンク40は、薬液タンク40内が空に近い状態ほど車軸7aの径の範囲の前側寄りに重心位置gが配置され、薬液タンク40内に薬液が収容されるほど重心位置gは順次後側へ移動し、薬液が満杯に近い状態になると車軸7aの径の範囲の後側寄りに重心位置gが配置される。
なお、薬液タンク40は、車軸7aの後側の容積より前側の容積が大きく形成され、薬液が満杯の状態から空の状態になるまでの重心位置gが後輪7の車軸7a上を前側に向かって移動するよう配置される場合、後輪7の車軸7a上を前側に向かって重心位置gが通過する。この構成により薬液タンク40は、薬液を散布して薬液タンク40内の薬液量が減少すると重心位置gが前側に移動することから、例えば、次の散布位置に向かって旋回するときに、走行車体2の荷重を前輪6に十分に作用させることができるので、地面GLに対する前輪6の接地圧の低下を抑制し、スムーズな操舵を行わせることができる。すなわち、重心位置gが後輪7の車軸7aよりも大きく後方に配置されると、前輪6に作用する走行車体2の荷重が低下して旋回時の操舵がし難くなるということを、薬液タンク40は抑制する。
散布ブーム50は、図2に示すように、第1散布ブーム51(サイドブーム)と、第2散布ブーム52(サイドブーム)と、第3散布ブーム53(センターブーム)と、を含んでいる。第1散布ブーム51は、薬液散布車両1の進行方向の左側に配置され、第2散布ブーム52は、薬液散布車両1の進行方向の右側に配置されている。第3散布ブーム53は、薬液散布車両1の進行方向の前側に配置されており、第1散布ブーム51と第2散布ブーム52との間に配置されている。第1散布ブーム51は、ステップフロア2a上でステアリングハンドル4の左側に配置された第1ブームレバー74をオペレータが操作することで、薬液散布車両1の車幅方向に拡げた散布形態、または、薬液散布車両1の側面に沿う収納形態を選択して切り替え可能である。第2散布ブーム52は、同様に、第2ブームレバー75をオペレータが操作することで、散布形態または収納形態を選択して切り替え可能である。
第1散布ブーム51と第2散布ブーム52とは、散布形態では、薬液散布車両1の進行方向側に向かって、第3散布ブーム53と略平行となる位置まで旋回し(図2の矢印Rで示す方向)、この位置で薬液散布車両1に固定される。すると、各散布ブーム51,52,53は、図7に示すように、略一直線上に配置される。また、第1散布ブーム51と第2散布ブーム52とは、図2に示すように、圃場で薬液を散布しないときには薬液散布車両1の進行方向に沿って収納され、第1ブーム受け81,82と第2ブーム受け83,84で支持される。第1ブーム受け81,82は、ステアリングハンドル4の前上部から車幅方向に延長されている。第2ブーム受け83,84は、薬液タンク40の後上部から車幅方向に延長されている。
第1散布ブーム51は、図7に示すように、複数のノズル51aを有し、第2散布ブーム52は、複数のノズル52aを有し、第3散布ブーム53は、複数のノズル53aを有している。各複数のノズル51a,52a,53aは、例えば、薬液を霧状に噴射するスプレーノズルである。各複数のノズル51a,52a,53aは、薬液を散布するための噴射口が地面GLを向いている。各複数のノズル51a,52a,53aは、散布形態では各散布ブーム51,52,53が略一直線上に配置されるので、略一直線上に配列される。なお、各複数のノズル51a,52a,53aの噴射口の向きは、地面GLを向いているものに限定されるものではなく、薬液の散布対象に応じて適宜変更することができる。
薬液供給系統60は、複数のノズル51a,52a,53aに薬液を供給するシステムである。薬液供給系統60は、図8に示すように、給水ホース61と、吐水ホース62と、散布ホース63と、アンロードホース64と、攪拌ホース65と、余水ホース66と、分岐装置67と、を含んで構成されている。なお、本実施形態において、「水」は、薬液を含むものとする。
給水ホース61は、薬液タンク40から防除ポンプ30まで薬液を導く配管である。給水ホース61は、給水コック61aとフィルタ61bとを有している。給水コック61aは、薬液タンク40とフィルタ61bとの間に配置されており、フィルタ61bの交換、掃除等を行うときに薬液タンク40からの給水を止めることができる。フィルタ61bは、薬液タンク40内の薬液からごみ等を防除ポンプ30の入口側で除去するサクションフィルタである。吐水ホース62は、防除ポンプ30から分岐装置67まで薬液を導く配管である。散布ホース63は、分岐装置67から各散布ブーム51,52,53の各ノズル51a,52a,53aまで薬液を導く配管である。アンロードホース64は、吐水ホース62から供給された薬液が散布ホース63に供給されていない時に、薬液タンク40内に薬液を戻す配管である。アンロードホース64は、吐水ホース62に設けられた切換コック69から分岐している。切換コック69は、散布方向と、アンロード方向とに切り替え可能である。
攪拌ホース65は、薬液タンク40内の薬液を攪拌するために、常時所定の流量の薬液を薬液タンク40内に流す配管である。攪拌ホース65は、分岐装置67から分岐して薬液タンク40に接続されている。攪拌ホース65は、攪拌ノズル65aと切換コック65bとを有している。攪拌ノズル65aは、薬液タンク40の下部側面に取り付けられており、薬液タンク40内に薬液を噴射することで、薬液タンク40内の薬液を攪拌する。切換コック65bは、外部からの水等の供給方向と、薬液タンク40内の攪拌方向とに切り替え可能である。余水ホース66は、圧力が過度に上昇した場合の薬液、および、散布や攪拌に使用されなかった薬液を薬液タンク40内に戻す配管である。防除ポンプ30は、フィルタ61bを通過した薬液を分岐装置67に向かって吐出する。
分岐装置67は、吐水ホース62から送られてきた薬液を散布ホース63に分岐させるものである。分岐装置67には、切換コック67aと、安全弁67bと、圧力計67cと、散布コック68と、が設けられている。切換コック67aは、攪拌ホース65に対する薬液の供給と非供給とを切り替える。安全弁67bは、吐水ホース62内の薬液の圧力が過度に上昇した場合に、薬液を薬液タンク40に戻して吐水ホース62内の薬液の圧力上昇を抑制する。圧力計67cは、散布ホース63に送られる薬液の圧力を表示する。
散布コック68は、第1散布コック68aと、第2散布コック68bと、第3散布コック68cと、を含んでいる。第1散布コック68aは、第1散布ブーム51に接続される第1散布ホース63aに設けられており、ノズル51aと分岐装置67との間に配置されている。第2散布コック68bは、第2散布ブーム52に接続される第2散布ホース63bに設けられており、ノズル52aと分岐装置67との間に配置されている。第3散布コック68cは、第3散布ブーム53に接続される第3散布ホース63cに設けられており、ノズル53aと分岐装置67との間に配置されている。各散布コック68a,68b,68cは、各ノズル51a,52a,53aに対する薬液の供給と非供給とを切り替える。なお、本実施形態において、分岐装置67は、運転席3に対して進行方向の右側に配置されている。このため、運転席3に着座するオペレータが各コック68a,68b,68cを操作しやすく、圧力計67cを視認しやすい。
本実施形態に係る薬液散布車両1は、以上のごとき構成であり、以下、その基本的動作について説明する。薬液散布車両1を走行させる場合、オペレータがクラッチペダルCPと主変速レバー72と副変速レバー73とを操作することにより、主変速レバー72および副変速レバー73の変速位置に応じた速度で走行する。また、ステアリングハンドル4を回動操作して前輪6を操舵することにより、薬液散布車両1が所望の方向に進行する。
詳しくは、主変速レバー72が低速位置、副変速レバー73が中速位置で薬液散布車両1を走行させる場合、オペレータがクラッチペダルCPを操作して主クラッチ10を開放状態とし、この開放状態で主変速レバー72を低速位置に変更し、副変速レバー73を中速位置に変更した後、クラッチペダルCPを操作して主クラッチ10を係合状態とすることにより、図5に示すように、主クラッチ10を介して入力軸21にエンジン9の動力が伝達される。
次に、入力軸21に伝達された動力は、第2副変速ギヤ23b、第4副変速伝動ギヤ23g、副変速軸25、第1主変速ギヤ22a、第1主変速伝動ギヤ22b、第2主変速ギヤ22c、第2主変速伝動ギヤ22d、主変速軸24、主変速軸伝動ギヤ24aの順に伝達される。
次に、主変速軸伝動ギヤ24aに伝達された動力は、伝動ギヤ26a、第1伝動軸26、伝動ギヤ26b、伝動ギヤ27a、第2伝動軸27、前輪伝動軸FTおよび後輪伝動軸RT、フロントアクスル6bおよびリヤアクスル7bの順に伝達される。次に、フロントアクスル6bおよびリヤアクスル7bに伝達された動力は、前輪6および後輪7に伝達され、薬液散布車両1が走行する。
また、薬液を散布する場合、オペレータが各ブームレバー74,75を操作して第1散布ブーム51と第2散布ブーム52とを走行車体2の車幅方向に拡げた散布形態とし、クラッチペダルCPと入り切りレバー71と散布コック68とを操作することにより、各散布ブーム51,52,53の各ノズル51a,52a,53aから薬液が散布される。
詳しくは、オペレータがクラッチペダルCPを操作して主クラッチ10を開放状態とし、主変速レバー72をニュートラル位置とする変速操作を行って、エンジン9の動力が前輪6および後輪7に伝達されない状態とし、このニュートラル状態で第1ブームレバー74と第2ブームレバー75とを操作することにより、収納形態にある第1散布ブーム51と第2散布ブーム52とが薬液散布車両1の進行方向側に向かって、第3散布ブーム53と略平行となる位置まで旋回(図2の矢印Rで示す方向)し、この位置で薬液散布車両1に固定される。
次に、オペレータが入り切りレバー71を入り位置に操作した後、クラッチペダルCPを操作して主クラッチ10を係合状態とすることにより、変速機20の入力軸21と伝動プーリ29とを介してエンジン9の動力が防除ポンプ30に伝達され、防除ポンプ30が駆動して薬液タンク40内の薬液が分岐装置67に送られる。次に、オペレータが分岐装置67に設けられた各散布コック68a,68b,68cを閉止状態から開放状態へ操作することにより、各散布ブーム51,52,53の各ノズル51a,52a,53aに薬液が送られ、各ノズル51a,52a,53aから薬液が散布される。なお、必要に応じて、オペレータがクラッチペダルCPと主変速レバー72と副変速レバー73とを操作することにより、所望の速度で薬液散布車両1を走行させつつ、薬液を散布することができる。
また、薬液の散布を一時的に停止する場合、オペレータが分岐装置67に設けられた散布コック68を操作することにより、薬液が散布ホース63に送られなくなり、薬液の散布が一時的に止められる。
詳しくは、オペレータが各散布コック68a,68b,68cを開放状態から閉止状態に操作をすることにより、防除ポンプ30から吐水ホース62に送られる薬液が、各散布ホース63a,63b,63cに送られずにアンロードホース64を介して薬液タンク40内に戻される。このため、薬液の散布が一時的に停止する。なお、各散布コック68a,68b,68cを開放状態に操作することにより、防除ポンプ30から吐水ホース62に送られる薬液が、各散布ホース63a,63b,63cに送られるので、薬液の散布を再開することができる。
また、薬液の散布を終了する場合、オペレータが散布コック68とクラッチペダルCPと入り切りレバー71とを操作して防除ポンプ30を停止させ、各ブームレバー74,75を操作して第1散布ブーム51と第2散布ブーム52とを走行車体2に沿った収納形態とする。
詳しくは、オペレータが各散布コック68a,68b,68cを開放状態から閉止状態に操作することにより、各散布ブーム51,52,53からの薬液の散布が停止される。次に、オペレータがクラッチペダルCPを操作して主クラッチ10を開放状態とし、この開放状態で入り切りレバー71を切り位置に操作することにより、変速機20の伝動プーリ29を介して防除ポンプ30に伝達されるエンジン9の動力が遮断され、防除ポンプ30が停止される。次に、オペレータが各ブームレバー74,75を操作することにより、散布形態にある第1散布ブーム51と第2散布ブーム52とが薬液散布車両1の進行方向とは反対方向に向かって、メインフレーム5と略平行となる位置まで旋回(図2の矢印Rで示す方向の逆方向)し、この位置で各ブーム受け81〜84に支持されて、薬液散布車両1に固定される。
以上のように、本実施形態に係る薬液散布車両1によれば、エンジン9とミッションケース20aと防除ポンプ30と薬液タンク40とがメインフレーム5に取り付けられている。また、エンジン9は、前輪6の車軸6aよりも進行方向の前側に配置されており、薬液タンク40は、後輪7の車軸7a上に薬液タンク40が満杯状態での重心位置gが配置されている。これにより、薬液タンク40に薬液を十分に満たした満杯状態において、走行車体2のバランスをよくすることができる。したがって、薬液散布車両1(機体)の全体のバランスが良好になり、薬液タンク40に薬液を満杯にしても、薬液散布車両1が進行方向の後方に傾くことを抑えることができる。
また、本実施形態に係る薬液散布車両1によれば、ミッションケース20aの後方かつ上方に防除ポンプ30が設けられており、ミッションケース20aの後上部から伝動プーリ29を介して防除ポンプ30にエンジン9の動力が伝動される。また、防除ポンプ30の後下部から後輪伝動軸RTが延ばされ、後輪伝動軸RTによりエンジン9の動力が伝動される。また、後輪伝動軸RTが防除ポンプ30の下方を通過する構成とされている。これにより、防除ポンプ30および後輪7への伝動構成をシンプルにすることができる。また、伝動構成をシンプルにし、防除ポンプ30を伝動モータで駆動しないので、低コスト化を図ることができる。
また、エンジン9や薬液タンク40のように重量のあるものを最適配置しているので、薬液散布車両1の進行方向の前後のバランスがよくなる。したがって、軟弱な水田圃場であっても安定走行することができる。
また、伝動プーリ29によってエンジン9の動力を防除ポンプ30へ伝達させるので、ギヤによって動力を伝動させる場合よりも部品点数を低減することができ、低コスト化することができる。
また、変速機20の後上部へ防除ポンプ30を配置し、防除ポンプ30の伝動プーリ32を変速機20側に配置したので、伝動構成がコンパクトになる。
また、フロントアクスル6b、変速機20およびリヤアクスル7bといった主要走行系ユニットをメインフレーム5の下側で取り付けて固定するので、メインフレーム5に対して同方向で主要走行系ユニットを取り付けることができる。したがって、生産ラインでの組立工程が作業者にわかりやすくなる。
なお、本実施形態において、薬液散布車両1は、エンジン9の動力で左右一対の前輪6と左右一対の後輪7とを駆動する全輪駆動方式であるが、例えば、後輪駆動方式または前輪駆動方式に切り替え可能であってもよい。これにより、薬液の散布が行われる圃場に適した走行モードで薬液散布車両1を走行させることができる。
また、本実施形態において、散布コック68は、オペレータが手動で操作するものであるが、散布コック68をアクチュエータで開閉し、このアクチュエータを運転席3やステアリングハンドル4の近傍に設けたスイッチで操作するようにしてもよい。同様に、第1散布ブーム51と第2散布ブーム52とを電動モータで駆動し、この電動モータをスイッチで操作するようにしてもよい。これにより、オペレータの操作にかかる負担を軽減することができる。
また、本実施形態において、分草桿90は、フロントファイナルケース6cに取り付けられているが、リヤファイナルケース7cにも取り付けてもよい。また、略鉛直方向に対して上下に2つ分草桿90を配置してもよい。これにより、作物が傷付くことをより抑えることができる。また、略鉛直方向に対して上下に2つ分草桿90を配置すると、分草桿90自体の強度を向上させることもできる。
また、本実施形態において、前輪6の車軸6aより前側にエンジン9を設け、後輪7の車軸7a上に薬液タンク40の重心位置gを配置しているが、フロントアクスル6bより前側にエンジン9を設け、リヤアクスル7b上に薬液タンク40の重心位置gを配置してもよい。これにより、本実施形態に係る薬液散布車両1と同様に、薬液タンク40が満杯状態において走行車体2のバランスをよくすることができる。
1 薬液散布車両
2 走行車体
5 メインフレーム(左右一対のメインフレーム)
6 前輪(左右一対の前輪)
6a 車軸
7 後輪(左右一対の後輪)
7a 車軸
9 エンジン
20a ミッションケース
29 伝動プーリ
30 防除ポンプ
40 薬液タンク
50 散布ブーム(ブーム)
g 重心位置
RT 後輪伝動軸

Claims (3)

  1. 散布形態において走行車体(2)の前側に配置されるブーム(50)と、
    左右一対の前輪(6)および後輪(7)と、
    左右一対のメインフレーム(5)と、
    前記メインフレーム(5)に取り付けられたエンジン(9)、ミッションケース(20a)、防除ポンプ(30)および薬液タンク(40)と、を備え、
    前記前輪(6)の車軸(6a)より前側に前記エンジン(9)を設け、
    前記後輪(7)の車軸(7a)上に前記薬液タンク(40)の重心位置(g)を配置し
    前記薬液タンク(40)は、前記後輪(7)の車軸(7a)の後側の容積より前側の容積が大きく形成され、薬液が満杯の状態から空の状態になるにつれて、前記薬液タンク(40)の重心位置(g)が前記後輪(7)の車軸(7a)上を通過して前側に移動するよう配置される薬液散布車両。
  2. 前記ミッションケース(20a)の後方かつ上方に前記防除ポンプ(30)を設け、
    前記ミッションケース(20a)の後上部から伝動プーリ(29)を介して前記防除ポンプ(30)に前記エンジン(9)の動力を伝動し、
    前記防除ポンプ(30)の後下部から後輪伝動軸(RT)を延ばし前記後輪(7)に前記エンジン(9)の動力を伝動し、
    前記後輪伝動軸(RT)は、前記防除ポンプ(30)の下方を通過する構成とした請求項に記載の薬液散布車両(1)。
  3. 散布形態において走行車体(2)の前側に配置されるブーム(50)と、
    左右一対の前輪(6)および後輪(7)と、
    左右一対のメインフレーム(5)と、
    前記メインフレーム(5)に取り付けられたエンジン(9)、ミッションケース(20a)、防除ポンプ(30)および薬液タンク(40)と、を備え、
    前記前輪(6)の車軸(6a)より前側に前記エンジン(9)を設け、
    前記後輪(7)の車軸(7a)上に前記薬液タンク(40)の重心位置(g)を配置し
    前記ミッションケース(20a)の後方かつ上方に前記防除ポンプ(30)を設け、
    前記ミッションケース(20a)の後上部から伝動プーリ(29)を介して前記防除ポンプ(30)に前記エンジン(9)の動力を伝動し、
    前記防除ポンプ(30)の後下部から後輪伝動軸(RT)を延ばし前記後輪(7)に前記エンジン(9)の動力を伝動し、
    前記後輪伝動軸(RT)は、前記防除ポンプ(30)の下方を通過する構成とした薬液散布車両。
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