JP6080644B2 - 電力制御装置 - Google Patents
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Description
トランジスタ素子の小型化によって、同一の面積を持つチップに搭載できるトランジスタの集積度は増大し、回路規模はここ数年で10倍以上にも膨れ上がっている。
ダイナミック電力は、信号の変化でトランジスタが動作して流れる電流によって生じる電力である。信号の変化の総数を抑えることでダイナミック電力を削減することが可能である。ダイナミック電力の削減の対策として、不要な期間に、該当する回路に対しクロックを供給することを遮断するクロックゲーティング技術が広く用いられている。
ここで、チップ内全域のトランジスタへ電力供給を行う電源配線をグローバル電源配線と呼び、グローバル電源配線の中で一部の回路ブロックのトランジスタへ電源を供給している電源配線部分をローカル電源配線と呼ぶことにする。
電源が遮断された回路ブロックではリーク電流が流れなくなる。したがって、リーク電流による電力消費を削減することが可能となる。
現在では、材料や製造方法の改善によりリーク電流は、以前のような指数関数的な増加傾向を示すことはなくなった。しかしながら、リーク電流は、依然として線形的な増加傾向を保っており、電源の遮断はこれからも電力削減の手段として重要な位置を占める。
そのため、この電源遮断技術を用いる回路ブロックは、チップ内でも増加の一途を辿っており、数年後にはチップのほぼ全面が電源遮断技術を有した回路ブロックで占めることが予想される。
ここで、チャージリサイクルを行う技術として、特許文献1には、複数の回路ブロック内のローカル電源同士を、トランジスタ等で構成されたスイッチで接続する技術が開示されている。
また、チャージリサイクルを行う回路ブロックが複数存在する場合、どの回路ブロックと回路ブロックとをシェアするかを決定する必要がある。しかしながら、特許文献1では、その制御方法は解決されておらず、特定の回路ブロック間でのチャージリサイクルだけしか実現できない。つまり、複数の回路ブロック間でチャージリサイクルを行う際、無駄なく電力の共有を行える制御方法が存在せず、消費電力の削減効果を十分に得ることが容易ではない。
<構成例>
図1は、本実施形態に関わる、半導体装置100の構成の一例を示す図である。
電力制御装置の一例である半導体装置100は、電源制御情報再構成部101と、パラメータ取得部102と、共有電源選択部103と、電源制御部104と、第1〜第6の回路ブロック(複数の回路ブロック)105〜110と、を備えて構成される。
電源制御情報再構成部101は、半導体装置100の外部から電源制御情報を取得する電源制御情報取得処理と、パラメータ取得部102からパラメータ情報124を取得するパラメータ情報取得処理とを行って、これらを入力とし、再構成情報125を出力する。パラメータ情報124には、第1〜第6の回路ブロック105〜110の夫々の容量と、第1〜第6の回路ブロック105〜110の夫々の単位時間当たりのリーク電力と、が含まれる。
共有電源選択部103には、第1〜第6の内部供給電源配線117〜122が接続される。共有電源選択部103は、電源制御部104からのスイッチ要求信号132〜137を入力とし、完了信号138〜143を出力する。
共有電源選択部103は、第1〜第6の電源接続部(複数の電源接続部)200〜205と、共有電源配線206とを備えて構成される。
第1〜第6の電源接続部200〜205は、共有電源配線206で相互に接続され、それぞれ第1〜第6の内部供給電源配線117〜122と接続されている。
また、第1〜第6の電源接続部200〜205は、電源制御部104から出力されたスイッチ要求信号132〜137を入力とし、完了信号138〜143を出力とする。
第1の電源接続部200は、スイッチ回路部300と、状態検知部301と、判定部302と、を備えて構成される。
図3では、第1の電源接続部200を例に挙げて示すが、第2〜第6の電源接続部201〜205も、図3に示す第1の電源接続部200の構成と同様の構成を有する。
スイッチ回路部300は、共有電源配線206と、第1の内部供給電源配線117との間に接続されており、スイッチ要求信号132を入力とする。
状態検知部301は、共有電源配線206と、内部供給電源配線117との間に接続され、状態信号303を出力とする。
判定部302は、状態検知部301からの状態信号303を入力とし、完了信号138を出力する。
第1の回路ブロック105には、第1の内部供給電源配線117が接続されている。第1の内部供給電源配線117と、電源電圧を供給するための供給電源配線123との間には少なくとも1つの電源スイッチ111が接続されている。
回路ブロック105〜110の数は、図1に示すように6つに限定されるわけではなく、2以上の任意の数(整数)でよい。
各回路ブロック105〜110への電源の供給は、供給電源配線123から行われる。
電源スイッチ111は、例えば、PMOSトランジスタで構成される。このようにした場合、図1に示すように、PMOSトランジスタのソース端子が供給電源配線123に、ドレイン端子が第1の内部供給電源配線117に接続される。
ここでは、第1の回路ブロック105を例に挙げて説明したが、第2〜第6の回路ブロック106〜110も第1の回路ブロック105と同様の構成を有する。
制御命令とは、電源制御を行うための情報として、制御対象情報、制御時間情報、及び制御内容情報の3つの情報を、まとめて命令としたもののことである。図4は、電源制御情報の内容の一例を示す図である。具体的に図4(a)は、電源制御情報再構成部101入力される電源制御情報の一例を示す図である。図4(b)は、電源制御情報再構成部101で並び替えが行われた後の電源制御情報の一例を示す図である。
以上の構成の半導体装置100の動作の一例を以下に説明する。
電源制御情報再構成部101は、入力された電源制御情報とパラメータ情報124とを基に、電源制御情報を再構成した後、再構成情報125として出力する。
電源制御情報再構成部101の動作の一例を、図5のフローチャートを用いて説明する。
図5のフローチャートによる処理は、電源制御情報再構成部101に電源制御情報が入力された時に開始される。
ステップS501において、電源制御情報再構成部101は、電源制御情報内の各制御命令に含まれる制御時間情報の大小を比較し、小さいほうから順に制御命令を並び替える。
電源制御情報再構成部101は、制御命令を並び替えた際に、図4(b)に示すように、並び順が前の方から順に制御命令に対し、1、2、3・・・、という順番を表す情報を付け加える。
図4(b)は、制御命令の並び替えが完了した後の結果であり、順番を表す情報404が各制御命令に対して付加された様子を示す。
制御命令の並び替えが完了したらステップS502へ移行する。
以後、ブロックIDに関するデータの名称を以下のように定義づけて用いることとする。
図6は、ブロックIDに関するデータ(図6(a))の一例と、共有ブロック組み合わせリスト(図6(b))の一例を示す図である。
図6(a)において、電力を供給する制御対象情報及びその制御時間情報と、電力の供給を受ける制御対象情報及びその制御時間情報と、電力の共有を行うか否かを示す情報と、を含んだものを、共有ブロック組み合わせリストと定義する。図6(a)に示す例では、共有ブロック組み合わせリスト601を一例として示す。具体的に図6(b)に示すように、共有ブロック組み合わせリストは、電力を供給する制御対象情報604、制御対象情報604に関する制御時間情報605、電力の供給を受ける制御対象情報606、制御対象情報606に関する制御時間情報607、及び電力の共有を行うか否かを示す情報608を含む。
図6(a)において、共有ブロック組み合わせリストを複数まとめたものを、共有ブロック組み合わせグループ602と定義する。また、共有ブロック組み合わせグループ602を複数まとめたものを、共有ブロック組み合わせテーブル603と定義する。
共有ブロック組み合わせテーブルの領域を記憶部に確保したら、ステップS503へ移行する。
ステップS503において、電源制御情報再構成部101は、電力の共有を行う回路ブロックの共有ブロック組み合わせテーブルを作成する。ステップS503の詳細な処理内容は後々説明を行う。共有ブロック組み合わせテーブルの作成を完了したらステップS504へ移行する。
ここで計算された電力は、電力を共有することにより、得もしくは損をした電力を示しており、この電力の値を以降では、必要に応じて、「電力値情報」と呼ぶこととする。電力値情報は、対応する共有ブロック組み合わせグループと合わせて記憶部へ格納される。ステップS504の詳細な処理内容は後々説明を行う。電力値情報の計算を完了したらステップS505へ移行する。
ステップS506において、電源制御情報再構成部101は、ステップS505で選択した共有ブロック組み合わせグループを基に、電源制御情報の再構成を行う。ステップS506の詳細な処理内容は後々説明を行う。電源制御情報の再構成が完了したらステップS507へ移行する。
ステップS507において、電源制御情報再構成部101は、ステップS506で再構成した電源制御情報を、再構成情報125として電源制御部104へ出力する。再構成情報125の出力が完了したら図5のフローチャートの処理を終了する。
本実施形態では、電源制御グループには、N個の制御命令が含まれているとする。ここで、Nは任意の自然数である。
ステップS701において、電源制御情報再構成部101は、変数nに1を代入する。ここで、nはN以下の任意の自然数である。変数nへの代入が完了したらステップS702へ移行する。
ステップS703において、電源制御情報再構成部101は、ステップS702で取得した制御内容情報が、電源遮断であるかどうかを判定する。この判定の結果、制御内容情報が電源遮断である場合にはステップS704へ移行する。一方、制御内容情報が電源遮断以外である場合にはステップS717へ移行する。
ステップS705において、電源制御情報再構成部101は、電源の共有を実施しない場合の共有ブロック組み合わせリストを作成し、テンポラリ領域へ書き込む。
電源制御情報再構成部101は、始めに、共有ブロック組み合わせリストを作成する。
供給ブロックIDと供給ブロック制御時間の項目には、ステップS702で取得した制御対象情報と制御時間情報をそれぞれ用いる。ここでは、電力の共有を実施しない場合であるので、共有ブロック組み合わせリストの被供給ブロックIDと被供給ブロック制御時間の項目には、空のデータを用いる。また、電源の共有を実施しない場合であるので、電力供給有無情報の項目には、共有なしという情報を用いる。
図8に示す共有ブロック組み合わせリスト801は、ステップS705で作成される共有ブロック組み合わせリストの一例を示す。
電源制御情報再構成部101は、共有ブロック組み合わせリストを作成した後、テンポラリ領域800へ書き込む。
共有ブロック組み合わせリストの書き込みが完了したらステップS711へ移行する。
ステップS706に進むと、電源制御情報再構成部101は、変数mに1を代入する。ここで、変数mはN以下の任意の自然数である。変数mへの代入が完了したらステップS707へ移行する。
ステップS707において、電源制御情報再構成部101は、(n+m)番目の制御命令の、制御対象情報と、制御時間情報と、制御内容情報とを取得する。すなわち、電源制御情報再構成部101は、変数nと変数mとを足し合わせた値のナンバリングがされた制御命令を探し出し、当該制御命令から、制御対象情報と、制御時間情報と、制御内容情報と、を取得する。制御対象情報と、制御時間情報と、制御内容情報と、の取得が完了したらステップS708へ移行する。
ステップS709に進むと、電源制御情報再構成部101は、電源の共有を実施する場合の共有ブロック組み合わせリストを、テンポラリ領域へ書き込む。
供給ブロックIDと供給ブロック制御時間の項目には、ステップS702で取得した制御対象情報と制御時間情報をそれぞれ用いる。被供給ブロックIDと被供給ブロック制御時間の項目には、ステップS707で取得した制御対象情報と制御時間情報をそれぞれ用いる。電源の共有を実施する場合であるので、電力供給有無情報の項目には、共有ありという情報を用いる。
図8に示す共有ブロック組み合わせリス802は、ステップS709で作成される共有ブロック組み合わせリストの一例を示す。
電源制御情報再構成部101は、共有ブロック組み合わせリストを作成後、テンポラリ領域へ書き込む。
共有ブロック組み合わせリストの書き込みが完了したらステップS710へ移行する。
図9は、共有ブロック組み合わせテーブルを作成する方法の一例を説明する図である。
図9に示す例では、電源制御情報再構成部101は、テンポラリ領域に格納された共有ブロック組み合わせリストの中から、未選択であり、且つ、制御時間情報が一番早い共有ブロック組み合わせリスト901を1つ選択する(図9の上段の図を参照)。
次に、電源制御情報再構成部101は、その共有ブロック組み合わせリスト901を根元として、他の共有ブロック組み合わせリストの木構造900を作る(図9の中段の図を参照)。
木構造900の同じ階層には、同じ供給ブロックIDを含む共有ブロック組み合わせリストが配置される。また、木構造900の異なった階層間には、異なった供給ブロックIDを含む共有ブロック組み合わせリストが配置される。
次に、電源制御情報再構成部101は、木構造900の根元から走査していき、共有ブロック組み合わせリストを取得する。それをまとめたものが、図9の下段に示す共有ブロック組み合わせグループ910となる。
もし、共有ブロック組み合わせグループ内に、どの供給ブロックIDとも共有を行わない、被供給ブロックIDが存在したなら、電源制御情報再構成部101は、以下のような処理を行う。
電力の共有を行わない場合なので、共有ブロック組み合わせリストの供給ブロックIDと供給ブロック制御時間の項目には空のデータを用いる。また、被供給ブロックIDと被供給ブロック制御時間の項目にはこの処理で取得したものを用いる。また、電力供給有無情報の項目には、共有なしの情報を用いる。
電源制御情報再構成部101は、再帰呼び出しを行って、全ての組み合わせを取得し、共有ブロック組み合わせグループを、木構造900の最下層の枝の数だけ作成する。
電源制御情報再構成部101は、作成した共有ブロック組み合わせグループを、共有ブロック組み合わせテーブルに書き込む。
以上のようにして、共有ブロック組み合わせグループを作成し、共有ブロック組み合わせテーブルへの書き込みが完了したらステップS713へ移行する。
ステップS715、S718は、変数nを1だけ増やすステップである。ステップ715、S718で変数nを1だけ増やしたらステップS702へ移行する。
前述したように、ステップS703において、制御内容情報が電源遮断以外であると判定されると、ステップS717に移行する。ステップS717に進むと、電源制御情報再構成部101は、変数nの値が、制御命令の総数(=N)と一致しているかどうかを判定する。この判定の結果、変数nの値が、制御命令の総数(=N)と一致している場合には、ステップS712へ移行する。一方、この判定の結果、変数nの値が、制御命令の総数(=N)と一致していない場合には、ステップS718へ移行する。
ステップS1001において、電源制御情報再構成部101は、共有ブロック組み合わせテーブルから共有ブロック組み合わせグループを1つ選択する。共有ブロック組み合わせグループを選択したらステップS1002へ移行する。
ステップS1002において、電源制御情報再構成部101は、変数Pallに0を代入する。ここで、変数Pallは、ステップS1001で選択した共有ブロック組み合わせグループに関連する電力の値を表す変数であり、前述した電力値情報である。変数Pallへの代入が完了したらステップS1003へ移行する。
ステップS1004において、電源制御情報再構成部101は、被供給ブロックIDが同じである共有ブロック組み合わせリストのうち、未選択の被供給ブロックIDについての共有ブロック組み合わせリストの全てをステップS1003で取得した共有ブロック組み合わせリストから選択する。被供給ブロックIDが同じである共有ブロック組み合わせリストの全ての選択が完了したらステップS1005へ移行する。
ステップS1006において、電源制御情報再構成部101は、ステップS1004で選択した共有ブロック組み合わせリストから、供給ブロックIDを選択し、その供給ブロックIDの容量と単位時間当たりのリーク電力とを、パラメータ情報124から取得する。供給ブロックIDの容量と単位時間当たりのリーク電力との取得が完了したらステップS1007へ移行する。
電源の遮断を行う、供給回路ブロックIDを回路ブロック1、2、3とする。
電源の復帰を行う、被供給回路ブロックIDを回路ブロックXとする。
パラメータ情報124から取得した、回路ブロック1、2、3の容量をC1、C2、C3とする。パラメータ情報124から取得した、回路ブロックXの容量をCxとする。パラメータ情報124から取得した、回路ブロック1、2、3の単位時間当たりのリーク電力をL1、L2、L3とする。
回路ブロック1、2、3の、供給ブロック制御時間をT1、T2、T3とする。回路ブロックXの、被供給ブロック制御時間をTxとする。
このとき、電源の共有前は、回路ブロック1はC1×Vの電荷を有し、回路ブロック2はC2×Vの電荷を有し、回路ブロック3はC3×Vの電荷を有する。
電荷保存則のため、これらの電荷の総和が、共有して出来た大きな一つの容量に貯まっている電荷と等しい。
その時の電位をVxとすると、以下の(1)式の等式が成立する。
C1×V+C2×V+C3×V=(C1+C2+C3+Cx)×Vx ・・・(1)
Vx={(C1+C2+C3)/(C1+C2+C3+Cx)}×V ・・・(2)
つまり、電源を共有したことにより、回路ブロックXが得した電力Pxは以下の(3)式のようになる。
Px=(1/2)×Cx×[{(C1+C2+C3)/(C1+C2+C3+Cx)}×V]2 ・・・(3)
発生する余分なリーク電力Lxは以下の(4)式で計算される。
Lx=L1×(Tx−T1)+L2×(Tx−T2)+L3×(Tx−T3) ・・・(4)
つまり、この電源の共有によって、最終的に得をする電力Pは、以下の(5)式に表わされるようにPxからLxを引いた値となる。
P=Px−Lx ・・・(5)
ステップS1009において、電源制御情報再構成部101は、ステップS1003で取得した共有ブロック組み合わせリストを全て選択したか否かを判定する。すなわち、電源制御情報再構成部101は、被供給ブロックIDが同じである共有ブロック組み合わせリストの全てを、全ての被供給ブロックIDについて選択したかどうかを判定する。この判定の結果、ステップS1003で取得した共有ブロック組み合わせリストを全て選択した場合、電源制御情報再構成部101は、次の処理を行ってステップS1110へ移行する。すなわち、電源制御情報再構成部101は、そのときの電力値情報である変数Pallを、対応する共有ブロック組み合わせグループ(ステップS1001で選択した共有ブロック組み合わせグループ)と合わせて記憶部へ格納し、ステップS1110へ移行する。一方、ステップS1003で取得した共有ブロック組み合わせリストを全て選択していない場合には、ステップS1004へ移行する。
ステップS1101において、電源制御情報再構成部101は、一番大きい電力値情報をもつ共有ブロック組み合わせグループから、電源供給有無情報に共有ありと示されている共有ブロック組み合わせリストを全て取得する。電源供給有無情報に共有ありと示されている共有ブロック組み合わせリストの全ての取得が完了したらステップS1102へ移行する。
ステップS1103において、電源制御情報再構成部101は、ステップS1102で取得した共有ブロック組み合わせリストから、供給ブロックIDと、被供給ブロックIDと、被供給ブロック制御時間と、を取得するステップである。供給ブロックIDと、被供給ブロックIDと、被供給ブロック制御時間と、の取得が完了したらステップS1104へ移行する。
本実施形態では、以下のようにして制御命令の変更を行う。
制御命令の先頭の項目には被供給ブロック制御時間が置かれる。制御命令の先頭の項目の次の項目には、共有があるという内容の情報が置かれる。制御命令のその後の項目には、電源遮断の命令と、1つ又は複数の供給ブロックIDと、が置かれる。制御命令の最後の項目には、電源の復帰の命令と、被供給ブロックIDと、が置かれる。
このようにして変更された後の制御命令は、例えば、以下のようになる。
T4:共有あり:電源遮断:ブロック1:ブロック2:電源復帰:ブロック4
ステップS1105において、電源制御情報再構成部101は、ステップS1101で取得した共有ブロック組み合わせリストを全て選択したか否かを判定する。すなわち、電源制御情報再構成部101は、被供給ブロックIDが同じである共有ブロック組み合わせリストの全てを、全ての被供給ブロックIDについて選択したかどうかを判定する。この判定の結果、ステップS1101で取得した共有ブロック組み合わせリストを全て選択した場合には、ステップS1106へ移行する。一方、この判定の結果、ステップS1101で取得した共有ブロック組み合わせリストを全て選択していない場合には、ステップS1102へ移行する。
共有ブロック組み合わせリストに供給ブロックIDが含まれているのであれば、ステップ1106において、電源制御情報再構成部101は、以下のようにして制御命令の変更を行う。
制御命令の先頭の項目には供給ブロック制御時間が置かれる。制御命令の先頭の項目の次の項目には、共有がなしという内容の情報が置かれる。制御命令のその後の項目には、電源遮断の命令と供給ブロックIDとが置かれる。
このようにして変更された後の制御命令は、例えば、以下のようになる。
T3:共有なし:電源遮断:ブロック3
制御命令の先頭の項目には被供給ブロック制御時間が置かれる。制御命令の先頭の項目の次の項目には、共有がなしという内容の情報が置かれる。制御命令のその後の項目には、電源復帰の命令と被供給ブロックIDとが置かれる。
このようにして変更された後の制御命令の例は、例えば、以下のようになる。
T7:共有なし:電源遮断:ブロック7
以上のようにして電源制御情報の内容の更新が完了したら、図11のフローチャートを終了する。
図12のフローチャートによる処理は、電源制御部104に再構成情報125が入力された後に開始される。
ステップS1201において、電源制御部104、タイマーがカウントしている時間情報が時間Txになったかどうかを判定する。時間Txとは、再構成情報125の制御命令に含まれている制御時間情報の何れかと一致する時間のことである。電源制御部104は、内部に例えばカウンタ回路で実現が可能なタイマーを持っており、時間を測定することが可能である。
タイマーがカウントしている時間情報が時間Txとなった場合には、ステップS1202へ移行する。一方、タイマーがカウントしている時間情報が時間Txに達していない場合にはステップS1201を繰り返す。
例えば、電源スイッチ111〜116がPMOSトランジスタで構成される場合には、電源スイッチ111〜116を切断する信号を出力するというのは、次のことをいう。すなわち、電源スイッチ111〜116を切断する信号を出力するというのは、PMOSトランジスタのゲート電圧として供給電源の電圧と等しい電位をPMOSトランジスタのゲートに供給することをいう。
電源制御信号126〜131の出力を完了したらステップS1204へ移行する。
スイッチ要求信号132〜137の出力を完了したらステップS1205へ移行する。
電源制御部104は、電源復帰要求のブロックIDと、電源遮断要求のブロックIDに直接接続されている電源接続部200〜205と、を選択し、内部のスイッチ回路部300に、スイッチ要求信号132〜137を出力する。このときのスイッチ要求信号132〜137は、スイッチ回路部300を切断する信号である。例えば、スイッチ回路部300がパストランジスタ回路で構成されていた場合には、スイッチ回路部300を切断させる信号を出力するというのは、パストランジスタ回路を切断させることのできる電位をパストランジスタ回路に供給することをいう。
スイッチ要求信号132〜137の出力を完了したらステップS1207へ移行する。
電源制御信号126〜131の出力が完了したら、図12のフローチャートの処理を終了する。
ステップS1208に移行すると、電源制御部104は、制御命令が、電源遮断の内容であるかどうかを判定する。この判定の結果、制御命令が、電源遮断の内容であれば、ステップS1209へ移行する。一方、制御命令が、電源遮断の内容でなければ、ステップS1210へ以降する。
電源制御信号126〜131の出力が完了したら、図12のフローチャートの処理を終了する。
電源制御信号126〜131の出力が完了したら、図12のフローチャートの処理を終了する。
スイッチ回路部300は、例えば、パストランジスタ回路とインバーター回路とを備えて構成される。
電源制御部104からのスイッチ要求信号132の電位が、パストランジスタ回路の閾値より高ければ、その内部のスイッチ回路部300は導通し、内部供給電源配線117と共有電源配線206との間で電流が流れる。
電源制御部104からのスイッチ要求信号132の電位が、パストランジスタ回路の閾値より低ければ、その内部のスイッチ回路部300は切断され、内部供給電源配線117と共有電源配線206との間で電流は流れなくなる。
判定部302は、例えば、アナログコンパレーターを備えて構成される。判定部302は、状態検知部301から入力された状態信号303に含まれている電位差と、予め設定されている判定基準値の大小を比較する。本実施形態では、判定の基準となる判定基準値に基準となる電位が設定されている。基準となる電位として、0ボルトを設定するのが理想であるが、測定限界がある場合には、例えば0.1ボルト等を基準となる電位として設定してもよい。
状態信号303として入力された電位差が基準電位と等しいかそれ以下であった場合、判定部302は、電源の共有を完了する命令を完了信号138として出力する。
以上、第1の電源接続部200における動作を例に挙げて説明したが、その他の第2〜第6の電源接続部201〜205の動作の一例も、第1の電源接続部200における動作と同様である。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、まず、以上の実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)が当該コンピュータプログラムを読み出して実行する。
Claims (8)
- 複数の回路ブロックのそれぞれについて、充電および放電の少なくとも何れか一方の能力を示すパラメータ情報を取得するパラメータ情報取得手段と、
前記回路ブロックに対する電力の遮断および復帰の何れかの指示と、前記指示を実行するタイミングと、を含む複数の制御命令を有する電源制御情報を取得する電源制御情報取得手段と、
前記電源制御情報と前記パラメータ情報とに基づいて、前記複数の回路ブロックの少なくとも1つの回路ブロックが、当該回路ブロックと電力を共有する少なくとも1つの回路ブロックから電力の供給を受けることによる電力の増加分が変更の前よりも大きくなるように、前記電源制御情報を変更する変更手段と、
前記変更手段により変更された電源制御情報に基づいて、前記複数の回路ブロックに対する電力の供給と遮断を制御する制御手段と、を有することを特徴とする電力制御装置。 - 前記変更手段は、
前記電力を共有するブロックのうち電力を供給する回路ブロックと、当該電力を供給する回路ブロックから電力を遮断するタイミングと、前記電力を共有するブロックのうち電力が供給される回路ブロックと、当該電力が供給される回路ブロックに対する電力を復帰するタイミングと、を項目として含む複数のリストを、前記電源制御情報に基づいて作成する作成手段と、
前記電源制御情報と、前記パラメータ情報とに基づいて、電力が供給される回路ブロックが、電力を供給する回路ブロックから電力の供給を受けることによる電力の増加分を計算する計算手段と、
前記計算手段により計算された前記電力の増加分に基づいて、前記リストの組み合わせを選択し、選択した前記リストの組み合わせに基づいて、前記電源制御情報を再構成する再構成手段と、をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の電力制御装置。 - 前記作成手段は、
前記複数のリストから、電力を供給する回路ブロックとして異なる回路ブロックを含むリストを1つずつ選択して、前記複数のリストの少なくとも2つのリストを含む複数のグループを作成し、
前記計算手段は、
前記電源制御情報と、前記パラメータ情報に基づいて、前記電力の増加分を、前記グループごとに導出し、
前記再構成手段は、
前記計算手段により計算された前記電力の増加分に基づいて、前記リストの組み合わせを、前記複数のグループの中から選択することを特徴とする請求項2に記載の電力制御装置。 - 前記再構成手段は、
前記計算手段により計算された前記電力の増加分が最も大きくなる前記リストの組み合わせを選択することを特徴とする請求項2又は3に記載の電力制御装置。 - 前記パラメータ情報は、容量と、単位時間当たりのリーク電力との少なくとも何れか一方を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の電力制御装置。
- 電源電圧を供給する供給電源配線と、
前記複数の回路ブロックごとに設けられた複数の内部供給電源配線と、
前記供給電源配線と前記複数の内部供給電源配線との間に接続され、電流の導通と切断を行う電源スイッチと、
前記複数の回路ブロックごとの前記内部供給電源配線の間に接続され、電流の導通と切断を行う共有電源選択回路と、を有し、
前記制御手段は、前記変更手段により変更された電源制御情報に基づいて、前記共有電源選択回路と、前記電源スイッチの動作を制御することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の電力制御装置。 - 前記共有電源選択回路は、
前記複数の回路ブロックで共有される共有電源配線と、
前記内部供給電源配線と前記共有電源配線との間に接続される複数の電源接続部と、
を有することを特徴とする請求項6に記載の電力制御装置。 - 前記電源接続部は、
前記内部供給電源配線と前記共有電源配線との間に接続され、電流の導通と切断を行うスイッチ回路部と、
前記内部供給電源配線と前記共有電源配線との間の電位差を検知する状態検知部と、
前記状態検知部により検知された電位差に基づいて、少なくとも2つの前記回路ブロックにおける電力の共有を終了するかどうかを判定する判定部と、をさらに有し、
前記制御手段は、前記判定部により、電力の共有を終了すると判定されると、当該判定部に対応するスイッチ回路部に対し、電流の切断を指示することを特徴とする請求項7に記載の電力制御装置。
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