語句「本明細書中で上で定義されるような」とは、発明の要旨または最も広い請求項に提供されるような、各群についての最も広い定義をいう。以下に提供される他の全ての実施形態において、各実施形態に存在し得る置換基であって、明示的には定義されていない置換基は、発明の要旨に提供される最も広い定義を保持する。
本明細書中で使用される場合、移行句においてであれ請求項の本文においてであれ、用語「含む(comprise(s))」および「含む(comprising)」は、オープンエンドの意味を有すると解釈されるべきである。すなわち、これらの用語は、語句「少なくとも有する」または「少なくとも備える」と同義に解釈されるべきである。プロセスの文脈において使用される場合、用語「包含する(comprising)」は、このプロセスが少なくともその記載される工程を包含するが、さらなる工程も含んでよいことを意味する。化合物または組成物の文脈において使用される場合、用語「含む(comprising)」は、その化合物またはその組成物が、少なくともその記載される特徴または成分を含むが、さらなる特徴または成分も含んでよいことを意味する。
用語「独立して」は、本明細書中で、同じ化合物中に同じ定義または異なる定義を有する変数が存在するか存在しないかにかかわらず、ある変数が任意の1つの例に適用されることを示すように使用される。従って、R”が2回出現し、そして「独立して炭素または窒素」であると定義される化合物においては、両方のR”が炭素であり得るか、両方のR”が窒素であり得るか、または一方のR”が炭素であって他方が窒素であり得る。
用語「任意の」または「必要に応じて」とは、本明細書中で使用される場合、その後に記載される事象または状況が起こってもよいが必ずしも起こる必要はないこと、およびその記載が、その事象または状況が起こる例と、起こらない例とを包含することを意味する。例えば、「必要に応じて置換された」とは、この必要に応じて置換される部分が、水素を含んでも置換基を含んでもよいことを意味する。
用語「約」は、本明細書中で、近似的に(approximately)、およそ(in the region of)、大まかに(roughly)、または大体(around)を意味するように使用される。用語「約」が数値範囲と一緒に称される場合、この用語は、記載される数値範囲の上限および下限を広げることによって、この範囲を修飾する。一般に、用語「約」は、本明細書中で、記載される値の20%の変動で、数値を上下に修飾するために使用される。
本明細書中で使用される場合、変数についての数値範囲の記載は、本発明が、その範囲内の値の任意のものと等しい変数を用いて実施され得ることを表すことを意図される。従って、本質的に不連続である変数については、その変数は、その数値範囲の任意の整数値(その範囲の端点を含む)と等しくあり得る。同様に、本質的に連続的である変数については、その変数は、その数値範囲の任意の実数(その範囲の端点を含む)と等しくあり得る。一例として、0〜2の値を有すると記載される変数は、本質的に不連続である変数については、0、1または2であり得、そして本質的に連続的である変数については、0.0、0.1、0.01、0.001、または他の任意の実数であり得る。
式Iの化合物は、互変異性を示す。互変異性化合物は、2つ以上の相互変換可能な種として存在し得る。プロトトロピー互変異性は、共有結合した水素原子の、2つの原子間での移動から生じる。互変異性体は一般に、平衡状態で存在し、そして個々の互変異性体を単離する試みは通常、化学特性および物理特性が化合物の混合物と一致する混合物を生じる。平衡状態の様子は、その分子内の化学特性に依存する。例えば、多くの脂肪族アルデヒドおよびケトン(例えばアセトアルデヒド)において、そのケト形態が優勢である。一方で、フェノールにおいては、そのエノール形態が優勢である。一般的なプロトトローイー互変異性体としては、ケト/エノール互変異性体
式Iの化合物のうちのいくつかは、1つ以上のキラル中心を含み得、従って、2つ以上の立体異性形態で存在し得ることが、当業者によって理解される。これらの異性体のラセミ体、個々の異性体、および1つのエナンチオマーが富化された混合物、ならびにジアステレオマー(2つのキラル中心が存在する場合)、ならびに特定のジアステレオマーが部分的に富化された混合物は、本発明の範囲内である。トロパン環の置換基は、エンド構成またはエキソ構成のいずれでもあり得ることが、当業者によってさらに理解され、そして本発明は、両方の構成を包含する。本発明は、式Iの化合物の全ての個々の立体異性体(例えば、エナンチオマー)、ラセミ混合物または部分的に分割された混合物、ならびに適切である場合、その個々の互変異性形態を包含する。
式Iの化合物は、塩基性中心を含み得、そして適切な酸付加塩が、非毒性の塩を形成する酸と形成される。無機酸の塩の例としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、塩化物塩、臭化物塩、ヨウ化物塩、硫酸塩、重硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、リン酸水素塩が挙げられる。有機酸の塩の例としては、酢酸塩、フマル酸塩、パモ酸塩、アスパラギン酸塩、ベシレート、炭酸塩、重炭酸塩、カムシレート(camsylate)、DおよびL−乳酸塩、DおよびL−酒石酸塩、エシレート(esylate)、メシレート(mesylate)、マロン酸塩、オロチン酸塩、グルセプテート(gluceptate)、メチルスルホン酸塩、ステアリン酸塩、グルクロン酸塩、2−ナプシレート(2−napsylate)、トシレート(tosylate)、ヒベンゼート(hibenzate)、ニコチン酸塩、イセチオン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、グルコン酸塩、コハク酸塩、サッカリン酸塩、安息香酸塩、エシレート、およびパモ酸塩が挙げられる。適切な酸に関する概説については、Bergeら,J.Pharm.Sci.,1977,66:1−19およびG.S.Paulekuhnら,J.Med.Chem.2007,50:6665を参照のこと。
本明細書中で使用される技術用語および科学用語は、他に定義されない限り、本発明が属する分野の当業者によって一般的に理解される意味を有する。本明細書中で、当業者に公知である種々の方法および材料に対する参照がなされる。薬理学の一般原理を記載する標準的な参照著書としては、GoodmanおよびGilmanのThe Pharmacological Basis of Therapeutics,第10版,McGraw Hill Companies Inc.,New York(2001)が挙げられる。これらの化合物を調製する際に使用される出発物質および試薬は一般に、市販の業者(例えば、Aldrich Chemical Co.)から入手可能であるか、または当業者に公知である方法によって参考文献に記載される手順に従って調製されるかのいずれかである。以下の説明および実施例において参照がなされる材料および試薬などは、他に記載されない限り、市販の業者から入手可能である。一般合成手順は、Fieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis;Wiley & Sons:New York,第1巻〜第21巻;R.C.LaRock,Comprehensive Organic Transformations,第2版,Wiley−VCH,New York,1999;Comprehensive Organic Synthesis,B.TrostおよびI.Fleming(編者),第1巻〜第9巻,Pergamon,Oxford,1991;Comprehensive Heterocyclic Chemistry,A.R.KatritzkyおよびC.W.Rees(編者),Pergamon,Oxford,1984,第1巻〜第9巻;Comprehensive Heterocyclic Chemistry II,A.R.KatritzkyおよびC.W.Rees(編者),Pergamon,Oxford,1996,第1巻〜第11巻;ならびにOrganic Reactions,Wiley & Sons:New York,1991,第1巻〜第40巻などの論文に記載されており、そして当業者になじみ深い。
本明細書中に記載される定義は、化学的に適切な組み合わせを形成するように結合され得る(例えば、「ヘテロアルキルアリール」、「ハロアルキルヘテロアリール」、「アリールアルキルヘテロシクリル」、「アルキルカルボニル」、および「アルコキシアルキル」など)。用語「アルキル」が、「フェニルアルキル」、または「ヒドロキシアルキル」においてのように、別の用語の後の接尾語として使用される場合、これは、上で定義されたようなアルキル基が、他の具体的に名称を挙げられた基から選択される1個〜2個の置換基で置換されていることをいうことが意図される。従って、例えば、「フェニルアルキル」とは、1個〜2個のフェニル置換基を有するアルキル基をいい、従って、ベンジルおよびフェニルエチルを包含する。「アルキルアミノアルキル」とは、1個〜2個のアルキルアミノ置換基を有するアルキル基である。「ヒドロキシアルキル」は、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、1−(ヒドロキシメチル)−2−メチルプロピル、2−ヒドロキシブチル、2,3−ジヒドロキシブチル、2−(ヒドロキシメチル)、および3−ヒドロキシプロピルなどを包含する。従って、本明細書中で使用される場合、用語「ヒドロキシアルキル」は、下で定義されるヘテロアルキル基のサブセットを定義するように使用される。用語−(アル)アルキルとは、非置換のアルキル基またはアラルキル基のいずれかをいう。用語(ヘテロ)アリールまたは(het)アリールとは、アリール基またはヘテロアリール基のいずれかである部分をいう。
用語「アルキル」とは、本明細書中で、単独でかまたは他の基と組み合わせて使用される場合、1個〜10個の炭素原子を含む一、非分枝鎖または分枝鎖の、飽和の価炭化水素残基を表す。用語「低級アルキル」とは、1個〜6個の炭素原子を含む、直鎖または分枝鎖の炭化水素残基を表す。「C1〜6アルキル」とは、本明細書中で使用される場合、1個〜6個の炭素からなるアルキルをいう。アルキル基の例としては、メチル、エチル、プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、ネオペンチル、ヘキシル、およびオクチルが挙げられるが、これらに限定されない。
用語「ハロアルキル」とは、本明細書中で使用される場合、1個、2個、3個またはより多くの水素原子がハロゲンにより置換されている、上で定義されたような非分枝鎖または分枝鎖のアルキル基を表す。例は、1−フルオロメチル、1−クロロメチル、1−ブロモメチル、1−ヨードメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、1−フルオロエチル、1−クロロエチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、2−ブロモエチル、2,2−ジクロロエチル、3−ブロモプロピルまたは2,2,2−トリフルオロエチルである。
用語「ハロアルコキシ」とは、本明細書中で使用される場合、Rが本明細書中で定義されるようなハロアルキルである、基−ORをいう。用語「ハロアルキルチオ」とは、本明細書中で使用される場合、Rが本明細書中で定義されるようなハロアルキルである、基−SRをいう。
用語「ヒドロキシアルキル」および「アルコキシアルキル」とは、本明細書中で使用される場合、異なる炭素原子上の1個〜3個の水素原子が、それぞれヒドロキシル基またはアルコキシ基により置き換えられている、本明細書中で定義されるようなアルキル基を表す。C1〜3アルコキシ−C1〜6アルキル部分は、1個〜3個の水素原子がC1〜3アルコキシにより置き換えられており、そしてこのアルコキシの結合の点が酸素原子である、C1〜6アルキル置換基をいう。
用語「アルキルチオ」または「アルキルスルファニル」とは、−S−アルキル基を意味し、ここでアルキルは、本明細書中で定義されるとおりであり、例えば、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、i−プロピルチオ、n−ブチルチオ、ヘキシルチオであり、これらの異性体を含む。「低級アルキルチオ」とは、本明細書中で使用される場合、先に定義されたような「低級アルキル」基を有する、アルキルチオ基を表す。「C1〜10アルキルチオ」とは、本明細書中で使用される場合、アルキルがC1〜10である、−S−アルキルをいう。「アリールチオ」とは、−S−アリール基を意味し、ここでアリールは本明細書中で定義されるとおりである。「フェニルチオ」とは、アリールがフェニルである、「アリールチオ」部分である。
用語「アルキルスルホニルアルキル」とは、本明細書中で使用される場合、基R’R”−を表し、ここでR’は、本明細書中で定義されるようなアルキルスルホニル部分であり、そしてR”は、本明細書中で定義されるようなアルキレン基であり、アリールアルキル部分の結合点は、このアルキレン基上にあることが理解される。
用語「環状アミン」とは、3個〜6個の炭素原子を含み、これらの炭素原子のうちの少なくとも1つが、N、OおよびSからなる群より選択されるヘテロ原子によって置き換えられている、飽和炭素環を表し、例えば、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリン、ジ−オキソ−チオモルホリン、ピロリジン、ピラゾリン、イミダゾリジンおよびアゼチジンであり、ここでこれらの環炭素原子は、ハロゲン、ヒドロキシ、フェニル、低級アルキル、低級アルコキシからなる群より選択される1個以上の置換基により必要に応じて置換されているか、または1個の炭素上の2個の水素原子の両方がオキソ(=O)によって置き換えられている。この環状アミンがピペラジンである場合、1個の窒素原子は、C1〜6アルキル、C1〜6アシル、またはC1〜6アルキルスルホニルにより必要に応じて置換され得る。
用語「シクロアルキル」とは、本明細書中で使用される場合、3個〜8個の炭素原子を含む飽和炭素環式環(すなわち、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルまたはシクロオクチル)を表す。「C3〜7シクロアルキル」とは、本明細書中で使用される場合、その炭素環式環が3個〜7個の炭素からなるシクロアルキルをいう。
用語「シクロアルキルアルキル」とは、本明細書中で使用される場合、基R’R”−をいい、ここでR’は、本明細書中で定義されるようなシクロアルキル基であり、そしてR”は、本明細書中で定義されるようなアルキレン基であり、このシクロアルキルアルキル部分の結合点は、このアルキレン基上であることが理解される。シクロアルキルアルキル基の例としては、シクロプロピルメチル、シクロヘキシルメチル、またはシクロペンチルエチルが挙げられるが、これらに限定されない。C3〜7シクロアルキル−C1〜3アルキルとは、R’がC3〜7シクロアルキルであり、そしてR”が、本明細書中で定義されるようなC1〜3アルキレンである、基R’R”をいう。
用語「アリール」とは、本明細書中で使用される場合、6個〜10個の炭素原子を含む一価の芳香族炭素環式基を表し、1個の個々の環からなるか、または1個以上の縮合した環からなってそのうちの少なくとも1つの環が本質的に芳香族である。他に示されない限り、アリール基は、ヒドロキシ、チオ、シアノ、アルキル、アルコキシ、低級ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲン、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、ニトロ、アルコキシカルボニル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、アルキルスルホニルアミド、アリールスルホニルアミド、カルバモイル、アルキルカルバモイル、ジアルキルカルバモイル、アリールカルバモイル、アルキルカルボニルアミノおよびアリールカルボニルアミノから独立して選択される1個以上、好ましくは1個〜3個の置換基で、必要に応じて置換され得る。あるいは、アリール環の2個の隣接する原子は、メチレンジオキシ基またはエチレンジオキシ基で置換され得る。アリール基の例としては、フェニル、ナフチル、インダニル、アントラキノリル、テトラヒドロナフチル、3,4−メチレンジオキシフェニル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−7−イル、および1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルなどが挙げられるが、これらに限定されない。二環式アリール置換基の結合の点は、炭素環式芳香族環上である。
用語「アリールアルキル」または「アラルキル」とは、本明細書中で使用される場合、基R’R”−を表し、ここでR’は、本明細書中で定義されるようなアリール基であり、そしてR”は、本明細書中で定義されるようなアルキレン基であり、アリールアルキル部分の結合点は、このアルキレン基上であることが理解される。「必要に応じて置換されたアリール−C1〜3アルキル」とは、そのアルキレン鎖が1個〜3個の炭素であり、そしてそのアリールが必要に応じて置換されている、化合物をいう。用語「ベンジル」とは、本明細書中で使用される場合、C6H5CH2基をいう。
用語「アシル」または「アルカノイル」とは、本明細書中で使用される場合、式−C(=O)Rの基を表し、ここでRは、水素または本明細書中で定義されるような低級アルキルである。用語「アルキルカルボニル」とは、本明細書中で使用される場合、式C(=O)Rの基を表し、ここでRは、本明細書中で定義されるようなアルキルである。用語C1〜6アシルまたは「アルカノイル」は、1個〜6個の炭素原子を含む基−C(=O)Rをいう。C1アシルまたは「アルカノイル」基は、RがHであるホルミル基であり、そしてC6アシル基は、アルキル鎖が非分枝である場合のヘキサノイルをいう。用語「アリールカルボニル」または「アロイル」とは、本明細書中で使用される場合、式C(=O)Rの基を意味し、ここでRはアリール基である。用語「ベンゾイル」は、本明細書中で使用される場合、Rがフェニルである、「アリールカルボニル」基または「アロイル」基である。
用語「アシルアミノ」とは、本明細書中で使用される場合、式−NHC(=O)Rの基を表し、ここでRは、水素または本明細書中で定義されるような低級アルキルである。C1〜6アシル−アミノは、C(=O)R部分が1個〜6個の炭素原子を含む、アシルアミノ基をいう。
用語「ヘテロアリール」または「ヘテロ芳香族」とは、本明細書中で使用される場合、1個の環あたり4個〜8個の原子を含む少なくとも1個の芳香族環を有し、1個以上のN、O、またはSのヘテロ原子を組み込み、残りの環原子は炭素である、5個〜12個の環原子の、単環式基または二環式基を意味し、ヘテロアリール基の結合点は、芳香族環上であることが理解される。当業者に周知であるように、ヘテロアリール環は、全てが炭素である対応部分より低い芳香族特性を有する。従って、本発明の目的で、ヘテロアリール基は、ある程度の芳香族特性を有することのみを必要とする。ヘテロアリール部分の例としては、5個〜6個の環原子および1個〜3個のヘテロ原子を有する単環式芳香族複素環が挙げられ、具体的に限定されない限り、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリニル、チアジアゾリルおよびオキサジアゾリニル(oxadiaxolinyl)が挙げられ、これらは、ヒドロキシ、シアノ、C1〜6アルキル、アリール、C1〜3アラルキル、C1〜6アルコキシ、チオ、低級ハロアルコキシ、C1〜6アルキルチオ、ハロ、C1〜6ハロアルキル、C1〜6アルキルスルフィニル、C1〜6アルキルスルホニル、ハロゲン、アミノ、C1〜6アルキルアミノ、C1〜6ジアルキルアミノ、アミノ−C1〜3アルキル、C1〜3アルキルアミノアルキル、C1〜3ジアルキルアミノ−C1〜3アルキル、ニトロ、C1〜6アルコキシカルボニル、カルバモイル、C1〜3アルキルカルバモイル、C1〜3ジアルキルカルバモイル、アリールカルバモイル、C1〜6アルキルカルボニルアミノおよびアリールカルボニルアミノから選択される1個以上、好ましくは1個または2個の置換基で、必要に応じて置換され得る。二環式部分の例としては、キノリニル、イソキノリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾール、ベンゾイソオキサゾール、ベンゾチアゾールおよびベンゾイソチアゾールが挙げられるが、これらに限定されない。二環式部分は、いずれかの環において、必要に応じて置換され得る。
用語「ヘテロアリールアルキル」または「ヘテロアラルキル」とは、式R’R”−の基を意味し、ここでR’は、本明細書中で定義されるような必要に応じて置換されたヘテロアリール基であり、そしてR”は、本明細書中で定義されるようなアルキレン基であり、このヘテロアリール基の結合点は、このアルキレン基上であることが理解される。ヘテロアリールアルキル基の例としては、2−イミダゾリルメチル、3−ピロリルエチル、4−ピリジニルメチルおよび5−ピリミジニルメチルが挙げられるが、これらに限定されない。
用語「ヘテロシクリル」または「複素環」とは、本明細書中で使用される場合、1個の環あたり3個〜8個の原子の、1個以上の環、好ましくは1個〜2個の環からなり、1個以上の環ヘテロ原子(N、OまたはS(=O)0〜2から選択される)を組み込み、残りの環原子が炭素である、一価の飽和環式基を表す。このヘテロシクリル部分は、他に示されない限り、必要に応じて、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級ハロアルコキシ、C1〜6アルキルチオ、ハロ、C1〜6ハロアルキル、C1〜6ヒドロキシアルキル、ニトロ、C1〜6アルコキシカルボニル、C1〜6アシル、アミノ、C1〜6アルキルアミノ、C1〜6アルキルスルホニル、アリールスルホニル、C1〜6アルキルアミノスルホニル、アリールアミノスルホニル、C1〜6アルキルスルホニルアミド、アリールスルホニルアミド、C1〜6アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、C1〜6アルキルカルボニルアミノ、またはアリールカルボニルアミノから選択される1個以上、好ましくは1個または2個の置換基で、独立して置換され得る。複素環式基の例としては、具体的に限定されない限り、アゼチジニル、ピロリジニル、テトラヒドロアゼピニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、チオモルホリニル、キヌクリジニルおよびイミダゾリジニルが挙げられるが、これらに限定されない。
用語「ヘテロシクロアルキル」(または「ヘテロシクリルアルキル」)は、式R’R”−の基を表し、ここでR’は、本明細書中で定義されるような複素環式基であり、そしてR”は、本明細書中で定義されるようなアルキレン基であり、そしてこのヘテロシクロアルキル基の結合点は、このアルキレン基上にある。ヘテロシクロアルキル基の例としては、1−ピペラジニルメチル、または2−モルホリノメチルが挙げられるが、これらに限定されない。
用語「オキソ」とは、本明細書中で使用される場合、「=O」(すなわち、二重結合した酸素であり、炭素原子に結合する場合にはカルボニル基を与える)をいい、これは、等価な同じ炭素に結合している2個のヒドロキシル基と等価であることが、さらに理解される。
用語「処置する」および「処置」とは、治療処置をいい、その目的は、望ましくない生理学的変化または障害(例えば、がんの広がり)を遅くする(小さくする)ことである。本発明の目的で、有利または所望の臨床結果としては、検出可能であれ検出不可能であれ、症状の軽減、疾患の程度の縮小、疾患の安定化した(すなわち、悪化しない)状態、疾患の進行の遅延または緩慢化、疾患状態の改善または待機、および寛解(部分的であれ全体的であれ)が挙げられるが、これらに限定されない。「処置」はまた、処置を受けない場合の予測される生存と比較される場合の、延長した生存を意味し得る。
語句「治療有効量」とは、(i)本明細書中に記載される特定の疾患、状態、または障害を処置するか、(ii)特定の疾患、状態、または障害の1つ以上の症状を軽減するか、改善させるか、または排除するか、あるいは(iii)特定の疾患、状態、または障害の1つ以上の症状の発症を予防するかまたは遅延させる、本発明の化合物の量を意味する。がんの場合、薬物の治療有効量は、がん細胞の数を減少させ得;腫瘍サイズを減少させ得;周辺器官へのがん細胞の心中を阻害し得(すなわち、ある程度緩慢化させ得、そして好ましくは停止させ得);腫瘍転移を阻害し得(すなわち、ある程度緩慢化させ得、そして好ましくは停止させ得);腫瘍増殖をある程度阻害し得;そして/またはがんに関連する症状のうちの1つ以上をある程度軽減し得る。薬物が、存在するがん細胞の増殖を予防し得、そして/または殺傷し得る場合、その薬物は、細胞増殖抑制性かつ/または細胞傷害性であり得る。がん治療のために、効力は、例えば、疾患進行までの時間(TTP)を評価すること、および/または応答速度(RR)を決定することによって測定され得る。
用語「がん」および「がん性」とは、調節されない細胞増殖によって代表的に特徴付けられる、哺乳動物における生理学的状態をいうかまたは記載する。「腫瘍」は、1つ以上のがん性細胞を含む。がんの例としては、癌腫、リンパ腫、芽細胞腫、肉腫、および白血病またはリンパ性悪性疾患が挙げられるが、これらに限定されない。このようながんのより特定の例としては、扁平上皮癌(例えば、上皮の扁平上皮癌)、肺がん(小細胞肺がん、非小細胞肺がん(「NSCLC」)、肺の腺癌および肺の扁平上皮癌を含む)、腹膜のがん、肝細胞がん、胃腸がんを含めた胃がん、膵臓がん、グリア芽細胞腫、子宮頚部がん、卵巣がん、肝がん、膀胱がん、肝細胞がん、乳がん、結腸がん、直腸がん、結腸直腸がん、子宮内膜または子宮の癌腫、唾液腺癌腫、腎臓がん、前立腺がん、外陰部がん、甲状腺がん、肝癌腫、肛門癌腫、陰茎癌腫、ならびに頭頚部がんが挙げられる。
「化学療法剤」とは、がんの処置において有用な化合物である。化学療法剤の例としては、エルロチニブ(erlotinib)(TARCEVA(登録商標),Genentech/OSI Pharm.)、ボルテゾミブ(bortezomib)(VELCADE(登録商標),Millennium Pharm.)、フルベストラント(fulvestrant)(FASLODEX(登録商標),AstraZeneca)、スニチブ(sunitib)(SUTENT(登録商標),Pfizer/Sugen)、レトロゾール(FEMARA(登録商標),Novartis)、メシル酸イマチニブ (GLEEVEC(登録商標).,Novartis)、フィナスネート(finasunate)(VATALANIB(登録商標),Novartis)、オキサリプラチン(ELOXATIN(登録商標),Sanofi)、5−FU(5−フルオロウラシル)、ロイコボリン、ラパマイシン(Rapamycin)(シロリムス(Sirolimus),RAPAMUNE(登録商標),Wyeth)、ラパチニブ(Lapatinib)(TYKERB(登録商標),GSK572016,Glaxo Smith Kline)、ロナファミブ(Lonafamib)(SCH 66336)、ソラフェニブ(sorafenib)(NEXAVAR(登録商標),Bayer Labs)、ゲフィチニブ(IRESSA(登録商標),AstraZeneca)、AG1478、アルキル化剤(例えば、チオテパおよびCYTOXAN(登録商標)シクロホスファミド);アルキルスルホネート(例えば、ブスルファン、イムプロスルファンおよびピポスルファン);アジリジン(例えば、ベンゾドパ(benzodopa)、カルボコン、メツレドパ(meturedopa)、およびウレドパ(uredopa));エチレンイミンおよびメチルメラミン(methylamelamine)(アルトレタミン(altretamine)、トリエチレンメラミン、トリエチレンホスホルアミド、トリエチレンチオホスホルアミドおよびトリメチロールメラミン(trimethylomelamine)が挙げられる);アセトゲニン(acetogenin)(特に、ブラタシン(bullatacin)およびブラタシノン(bullatacinone));カンプトテシン(合成アナログであるトポテカンを含む);ブリオスタチン(bryostatin);カリスタチン(callystatin);CC−1065(そのアドゼレシン(adozelesin)合成アナログ、カルゼレシン(carzelesin)合成アナログおよびビゼレシン(bizelesin)合成アナログが挙げられる);クリプトフィシン(cryptophycin)(特に、クリプトフィシン1およびクリプトフィシン8);ドラスタチン(dolastatin);ドゥオカルマイシン(duocarmycin)(その合成アナログであるKW−2189およびCB1−TM1が挙げられる);エレウテロビン(eleutherobin);パンクラチスタチン(pancratistatin);サルコディクチン(sarcodictyin);スポンジスタチン(spongistatin);ナイトロジェンマスタード(例えば、クロラムブシル、クロマファジン(chlomaphazine)、クロロホスファミド、エストラムスチン、イホスファミド、メクロレタミン、メクロレタミンオキシドヒドロクロリド、メルファラン、ノベムビチン(novembichin)、フェネステリン(phenesterine)、プレドニムスチン、トロホスファミド、ウラシルマスタード);ニトロソ尿素(例えば、カルムスチン、クロロゾトシン、フォテムスチン、ロムスチン、ニムスチン、およびラニムスチン(ranimnustine));抗生物質(例えば、エンジイン抗生物質(例えば、カリケアミシン(calicheamicin)、特にカリケアミシンγ1Iおよびカリケアミシンω1I(Angew Chem.Intl.Ed.Engl.1994,33:183−186));ディネミシン(dynemicin)(ディネミシンAが挙げられる);ビスホスホネート(例えば、クロドロネート);エスペラミシン(esperamicin);ならびにネオカルチノスタチン発色団および関連する色素タンパクのエンジイン抗生発色団)、アクラシノマイシン、アクチノマイシン、アウトラマイシン(authramycin)、アザセリン、ブレオマイシン、カクチノマイシン、カラビシン(carabicin)、カミノマイシン(caminomycin)、カルチノフィリン、クロモマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、デトルビシン、6−ジアゾ−5−オキソ−L−ノルロイシン、ADRIAMYCIN(登録商標)(ドキソルビシン)、モルホリノ−ドキソルビシン、シアノモルホリノ−ドキソルビシン、2−ピロリノ−ドキソルビシンおよびデオキシドキソルビシン)、エピルビシン、エソルビシン、イダルビシン、マルセロマイシン(marcellomycin)、マイトマイシン(例えば、マイトマイシンC、ミコフェノール酸、ノガラマイシン、オリボマイシン、ペプレオマイシン(peplomycin)、ポルフィロマイシン、プロマイシン、ケラマイシン(quelamycin)、ロドルビシン、ストレプトニグリン、ストレプトゾシン、ツベルシジン(tubercidin)、ウベニメクス、ジノスタチン、ゾルビシン);代謝拮抗物質(例えば、メトトレキサートおよび5−フルオロウラシル(5−FU));葉酸アナログ(例えば、デノプテリン(denopterin)、メトトレキサート、プテロプテリン、トリメトレキサート);プリンアナログ(例えば、フルダラビン、6−メルカプトプリン、チアミプリン、チオグアニン);ピリミジンアナログ(例えば、アンシタビン、アザシチジン、6−アザウリジン、カルモフール、シタラビン、ジデオキシウリジン、ドキシフルリジン、エノシタビン、フロクスウリジン);アンドロゲン(例えば、カルステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、エピチオスタノール、メピチオスタン、テストラクトン);抗副腎剤(anti−adrenals)(例えば、アミノグルテチミド、ミトーテン、トリロスタン);葉酸補充物質(replenisher)(例えば、フロリン酸(frolinic acid));アセグラトン;アルドホスファミドグリコシド;アミノレブリン酸;エニルウラシル(eniluracil);アムサクリン;ベストラブシル(bestrabucil);ビサントレン;エダトレキサート;デフォファミン(defofamine);デメコルチン;ジアジコン(diaziquone);エルフォミチン(elfomithine);酢酸エリプチニウム;エポチロン(epothilone);エトグルシド;硝酸ガリウム;ヒドロキシ尿素;レンチナン;ロニダミン(lonidainine);マイタンシノイド(maytansinoid)(例えば、マイタンシン(maytansine)およびアンサミトシン(ansamitocin));ミトグアゾン;ミトザントロン;モピダモール(mopidamnol);ニトラエリン(nitraerine);ペントスタチン;フェナメト(phenamet);ピラルビシン;ロソキサントロン(losoxantrone);ポドフィリン酸(podophyllinic acid);2−エチルヒドラジド;プロカルバジン;PSK(登録商標)多糖複合体(polysaccharide complex)(JHS Natural Products,Eugene,Oreg.);ラゾキサン;リゾキシン(rhizoxin);シゾフィラン(sizofuran);スピロゲルマニウム;テヌアゾン酸;トリアジコン;2,2’,2’’−トリクロロトリエチルアミン;トリコテセン(trichothecene)(特に、T−2トキシン、ベラクリンA(verracurin A)、ロリジンA(roridin A)およびアングイジン(anguidine));ウレタン(urethan);ビンデシン;ダカルバジン;マンノムスチン;ミトブロニトール;ミトラクトール;ピポブロマン;ガシトシン(gacytosine);アラビノシド(「Ara−C」);シクロホスファミド;チオテパ;タキソイド(taxoid)(例えば、TAXOL (パクリタキセル;Bristol−Myers Squibb Oncology,Princeton,N.J.)、ABRAXANE(登録商標)(Cremophor−free),パクリタキセルのアルブミン操作ナノ粒子処方物(American Pharmaceutical Partners,Schaumberg,Ill.)、およびTAXOTERE(登録商標)(ドセタキセル、ドキセタキセル(doxetaxel));Sanofi−Aventis);クロラムブシル(chloranmbucil);GEMZAR(登録商標)(ゲムシタビン);6−チオグアニン;メルカプトプリン;メトトレキサート;白金アナログ(例えば、シスプラチンおよびカルボプラチン);ビンブラスチン;エトポシド(VP−16);イホスファミド;ミトザントロン;ビンクリスチン;NAVELBINE(登録商標)(ビノレルビン);ノバントロン;テニポシド;エダトレキサート;ダウノマイシン;アミノプテリン;カペシタビン(XELODA(登録商標));イバンドロネート(ibandronate);CPT−11;トポイソメラーゼインヒビターRFS 2000;ジフルオロメチルオルニチン(DMFO);レチノイド(例えば、レチン酸);ならびに上記のもののいずれかの薬学的に受容可能な塩、酸および誘導体が挙げられる。
「化学療法剤」の定義には:(i)腫瘍に対するホルモン作用を調節または阻害するように働く抗ホルモン剤(例えば、抗エストロゲンおよび選択的エストロゲンレセプターモジュレーター(SERM))(例えば、タモキシフェン(NOLVADEX(登録商標);クエン酸タモキシフェンを含む)、ラロキシフェン、ドロキシフェン、4−ヒドロキシタモキシフェン、トリオキシフェン、ケオキシフェン(keoxifene)、LY117018、オナプリストン、およびFARESTON(登録商標)(クエン酸トレミフェン)が挙げられる);(ii)酵素アロマターゼ(副腎においてエストロゲン産生を調節する)を阻害するアロマターゼインヒビター(例えば、4(5)−イミダゾール、アミノグルテチミド、MEGASE(登録商標)(酢酸メゲストロール)、AROMASIN(登録商標)(エキセメスタン;Pfizer)、フォルメスタニー(formestanie)、ファドロゾール、RIVISOR(登録商標)(ボロゾール(vorozole))、FEMARA(登録商標)(レトロゾール;Novartis)、およびARIMIDEX(登録商標)(アナストロゾール;AstraZeneca));(iii)抗アンドロゲン(例えば、フルタミド、ニルタミド、ビカルタミド、ロイプロリド、およびゴセレリン;ならびにトロキサシタビン(troxacitabine)(1,3−ジオキソランヌクレオシドシトシンアナログ));(iv)プロテインキナーゼインヒビター;(v)脂質キナーゼインヒビター;(vi)アンチセンスオリゴヌクレオチドであって、特に、異常な細胞増殖に関与するシグナル伝達経路において遺伝子発現を阻害するもの(例えば、PKC−α、RalfおよびH−Ras);(vii)リボザイム(例えば、VEGF発現インヒビター(例えば、ANGIOZYME(登録商標))およびHER2発現インヒビター);(viii)遺伝子治療ワクチンなどのワクチン(例えば、ALLOVECTIN(登録商標)、LEUVECTIN(登録商標)、およびVAXID(登録商標);PROLEUKIN(登録商標)、rIL−2);トポイソメラーゼ1インヒビター(例えば、LURTOTECAN(登録商標);ABARELIX(登録商標)rmRH);(ix)抗脈管形成剤(例えば、ベバシズマブ(bevacizumab)(AVASTIN(登録商標)),Genentech));ならびに(x)上記のもののいずれかの薬学的に受容可能な塩、酸および誘導体もまた含まれる。
本発明の別の実施形態において、細胞においてERKプロテインキナーゼ活性を阻害する方法が提供され、この方法は、この細胞を、式Iによる化合物あるいはその互変異性体、立体異性体または薬学的に受容可能な塩で処理する工程を包含し、式Iにおいて、R1、R2、R3a、R3b、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、Rg、Y、Y1、Z、Z1、Z2、Z3は、本明細書中で上で定義されるとおりである。
本発明の別の実施形態において、ERKプロテインキナーゼ活性の阻害を必要とする患者においてERKプロテインキナーゼ活性を阻害する方法が提供され、この方法は、この患者に、式Iによる化合物あるいはその互変異性体、立体異性体または薬学的に受容可能な塩を投与する工程を包含し、式Iにおいて、R1、R2、R3a、R3b、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、Rg、Y、Y1、Z、Z1、Z2、Z3は、本明細書中で上で定義されるとおりである。
本発明の別の実施形態において、過剰増殖性障害の処置またはその重篤度の軽減を必要とする患者において、過剰増殖性障害を処置するかまたはその重篤度を軽減する方法が提供され、この方法は、この患者に、式Iによる化合物またはその薬学的に受容可能な塩を投与する工程を包含し、式Iにおいて、R1、R2、R3a、R3b、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、Rg、Y、Y1、Z、Z1、Z2、Z3は、本明細書中で上で定義されるとおりである。
本発明の別の実施形態において、過剰増殖性障害を処置するかまたはその重篤度を軽減する方法が提供され、この方法は、式Iによる化合物またはその薬学的に受容可能な塩を投与する工程を包含し、ここでこの過剰増殖性障害は、腺腫、膀胱がん、脳がん、乳がん、結腸がん、表皮癌腫、濾胞状癌、尿生殖路のがん、グリア芽細胞腫、ホジキン病、頭頚部がん、肝細胞癌、角化棘細胞腫、腎臓がん、大細胞癌、白血病、肺腺癌、肺がん、リンパ様障害、黒色腫および非黒色腫皮膚がん、骨髄異形成症候群、神経芽細胞腫、非ホジキンリンパ腫、卵巣がん、乳頭状癌、膵臓がん、前立腺がん、直腸がん、肉腫、小細胞癌、精巣がん、奇形癌腫(tetracarcinoma)、甲状腺がん、および未分化癌からなる群より選択される。
本発明の別の実施形態において、過剰増殖性障害を処置するかまたはその重篤度を軽減させる方法が提供され、この方法は、式Iによる化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、過剰増殖性障害を処置または軽減するために使用される少なくとも1種の他の化学療法剤と同時投与する工程を包含する。
本発明の別の実施形態において、炎症性障害を処置するかまたはその重篤度を軽減させる方法が提供され、この方法は、式Iによる化合物またはその薬学的に受容可能な塩を投与する工程を包含する。
本発明の別の実施形態において、疼痛を処置するかまたはその重篤度を軽減させる方法が提供され、この方法は、式Iによる化合物またはその薬学的に受容可能な塩を投与する工程を包含する。
本発明の別の実施形態において、式Iによる化合物またはその薬学的に受容可能な塩、および少なくとも1種の薬学的に受容可能なキャリア、賦形剤または希釈剤を含有する、組成物が提供される。
一般に使用される略語としては、以下のものが挙げられる:アセチル(Ac)、水性(aq.)、気圧(Atm)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(BINAP)、tert−ブトキシカルボニル(Boc)、ピロ炭酸ジ−tert−ブチルまたはboc無水物(BOC2O)、ベンジル(Bn)、ブチル(Bu)、ケミカルアブストラクツ登録番号(CASRN)、ベンジルオキシカルボニル(CBZまたはZ)、カルボニルジイミダゾール(CDI)、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、1,2−ジクロロエタン(DCE)、ジクロロメタン(DCM)、アゾジカルボン酸ジエチル(DEAD)、ジ−イソ−プロピルアゾジカルボキシレート(DIAD)、ジ−イソ−ブチルアルミニウムヒドリド(DIBALまたはDIBAL−H)、ジ−イソ−プロピルエチルアミン(DIPEA)、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMA)、4−N,N−ジメチルアミノピリジン(DMAP)、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミドヒドロクロリド(EDCI)、エチル(Et)、酢酸エチル(EtOAc)、エタノール(EtOH)、2−エトキシ−2H−キノリン−1−カルボン酸エチルエステル(EEDQ)、ジエチルエーテル(Et2O)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート酢酸(HATU)、酢酸(HOAc)、1−ヒドロキシ−7−アザ−ベンゾニトリル(HOAt)、1−N−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)、高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)、イソ−プロパノール(IPA)、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)、メタノール(MeOH)、融点(mp)、MeSO2−(メシルまたはMs)、メチル(Me)、アセトニトリル(MeCN)、m−クロロ過安息香酸(MCPBA)、質量分析(ms)、メチルtert−ブチルエーテル(MTBE)、N−メチルモルホリン(NMM)、N−メチルピロリドン(NMP)、フェニル(Ph)、プロピル(Pr)、イソ−プロピル(i−Pr)、1平方インチ当たりのポンド数(psi)、ピリジン(pyr)、室温(rtまたはRT)、飽和(satd.)、tert−ブチルジメチルシリルまたはt−BuMe2Si(TBDMS)、テトラブチルアンモニウムフルオリド(TBAF)、トリエチルアミン(TEAまたはEt3N)、トリフレートまたはCF3SO2−(Tf)、トリフルオロ酢酸(TFA)、O−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TBTU)、薄層クロマトグラフィー(TLC)、テトラヒドロフラン(THF)、テトラメチルエチレンジアミン(TMEDA)、トリメチルシリルまたはMe3Si(TMS)、p−トルエンスルホン酸一水和物(TsOHまたはpTsOH)、4−Me−C6H4SO2−またはトシル(Ts)、N−ウレタン−N−カルボキシ無水物(UNCA)。接頭語ノルマル(n−)、イソ(i−)、第二級(sec−)、第三級(tert−)およびネオ−を含む従来の命名法は、それらのアルキル部分と一緒に使用される場合の慣用的な意味を有する(J.RigaudyおよびD.P.Klesney,Nomenclature in Organic Chemistry,IUPAC 1979 Pergamon Press,Oxford.)。
図示される構造とその構造に与えられた名称との間に矛盾が存在する場合、図示される構造により重きが与えられるべきである。さらに、構造または構造の一部分の立体化学が、例えば太線または破線で示されない場合、その構造または構造の一部分は、その全ての立体異性体を包含すると解釈されるべきである。以下の番号付けの系が本明細書中で使用される。
本発明の化合物は、以下に記載される例示的な合成反応スキームおよび実施例に記載される種々の方法によって、作製され得る。これらの化合物を調製する際に使用される出発物質および試薬は一般に、市販の業者(例えば、Aldrich Chemical Co.)から入手可能であるか、または参考文献(例えば、Fieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis;Wiley & Sons: New York, Volumes 1−21; R. C. LaRock, Comprehensive Organic Transformations,第2版,Wiley−VCH,New York 1999;Comprehensive Organic Synthesis,B.TrostおよびI.Fleming(編者)第1巻〜第9巻,Pergamon,Oxford,1991;Comprehensive Heterocyclic Chemistry,A.R.KatritzkyおよびC.W.Rees(編者)Pergamon,Oxford 1984,第1巻〜第9巻;Comprehensive Heterocyclic Chemistry II,A.R.KatritzkyおよびC.W.Rees(編者)Pergamon,Oxford 1996,第1巻〜第11巻;ならびにOrganic Reactions,Wiley & Sons:New York,1991,第1巻〜第40巻)に記載される手順に従って、当業者に公知である方法によって調製される。以下の合成反応スキームは、本発明の化合物が合成され得るいくつかの方法の単なる例示であり、本願に含まれる開示を参照して、これらの合成反応スキームに対する種々の改変がなされ得、そして当業者に示唆される。
これらの合成反応スキームの出発物質および中間体は、所望であれば、従来の技術を使用して単離および精製され得る。代表的に、このような分離は、多段階抽出、溶媒または溶媒混合物からの結晶化、蒸留、昇華、あるいはクロマトグラフィーを包含する。クロマトグラフィーは、例えば:逆相および順相;サイズ排除;イオン交換;高圧、中圧および低圧の液体クロマトグラフィーの方法および装置;小規模な分析用;疑似移動床(SMB)および分取用の薄層クロマトグラフィーまたは厚層クロマトグラフィー、ならびに小規模な薄層およびフラッシュクロマトグラフィーが挙げられる、多数の方法を包含し得る。このような材料は、従来の手段(物理定数およびスペクトルデータが挙げられる)を使用して、特徴付けられ得る。
そうではないと特定されない限り、本明細書中に記載される反応は、好ましくは、不活性雰囲気下大気圧で、約−78℃〜約150℃、より好ましくは約0℃〜約125℃の反応温度範囲で、そして最も好ましく簡便にはおよそ室温(または周囲温度)で、例えば20℃で、行われる。
本発明の化合物を調製する方法において、反応生成物を互いに、および/または出発物質から分離することが有利であり得る。各工程または一連の工程の所望の生成物は、当該分野において一般的である技術によって、所望の程度の均質性まで分離および/または精製される(本明細書中以下で、分離される)。
適切な分離方法の選択は、含まれる物質の性質に依存する。例えば、蒸留および昇華においては沸点および分子量、クロマトグラフィーにおいては極性官能基の存在または非存在、多段階抽出においては酸性媒体および塩基性媒体中での物質の安定性など。当業者は、所望の分離を最も達成しやすい技術を応用する。
ジアステレオマー混合物は、それらの個々のジアステレオマーに、それらの物理化学的差異に基づいて、当業者に周知である方法(例えば、クロマトグラフィーおよび/または分別結晶化)によって、分離され得る。エナンチオマーは、エナンチオマー混合物を、適切な光学活性化合物(例えば、キラルアルコールまたはMosher酸塩化物などのキラル添加剤)と反応させることによりジアステレオマー混合物に転換し、これらのジアステレオマーを分離し、そして個々のジアステレオマーを対応する純粋なエナンチオマーに転換(例えば、加水分解)することによって、分離され得る。エナンチオマーはまた、キラルHPLCカラムの使用によって分離され得る。
その立体異性体を実質的に含まない単一の立体異性体(例えば、エナンチオマー)は、光学的に活性な分割剤を使用してのジアステレオマーの形成などの方法を使用する、ラセミ混合物の分割により得られ得る(Eliel,E.およびWilen,S.「Stereochemistry of Organic Compounds”,John Wiley & Sons,Inc.,New York,1994;Lochmuller,C.H.,J.Chromatogr.,1975,113(3):283−302)。本発明のキラル化合物のラセミ混合物は、任意の適切な方法によって分離および単離され得、この方法としては:(1)キラル化合物とのイオン性のジアステレオマー塩と形成し、分別結晶化または他の方法により分離すること、(2)キラルな誘導体化剤でジアステレオマー化合物を形成し、これらのジアステレオマーを分離し、そして純粋な立体異性体に転換すること、および(3)実質的に純粋または富化された立体異性体を、キラル条件下で直接分離することが挙げられる(例えば、Drug Stereochemistry,Analytical Methods and Pharmacology, Irving W.Wainer編,Marcel Dekker,Inc.,New York 1993を参照のこと)。
方法(1)において、ジアステレオマー塩は、エナンチオマー的に純粋なキラル塩基(例えば、ブルシン、キニーネ、エフェドリン、ストリキニン、およびα−メチル−.β−フェニルエチルアミン(アンフェタミン)など)と、酸性官能基を有する非対称化合物(例えば、カルボン酸およびスルホン酸)との反応によって形成され得る。これらのジアステレオマー塩は、分別結晶またはイオンクロマトグラフィーによって、分離を誘導され得る。アミノ化合物の光学異性体の分離のために、キラルなカルボン酸またはスルホン酸(例えば、ショウノウスルホン酸、酒石酸、マンデル酸、または乳酸)の添加が、ジアステレオマー塩の形成をもたらし得る。
あるいは、方法(2)によって、分割されるべき物質は、キラル化合物の一方のエナンチオマーと反応させられて、ジアステレオマー対を形成する(E.ElielおよびS.Wilen,Stereochemistry of Organic Compounds,John Wiley & Sons,Inc.,1994,p.322)。ジアステレオマー化合物は、非対称化合物を、エナンチオマー的に純粋なキラル誘導体化剤と反応させることにより形成され得(例えば、メンチル誘導体)、その後、これらのジアステレオマーを分離して加水分解することにより、純粋または富化されたエナンチオマーが得られ得る。光学純度を決定する方法は、ラセミ混合物のキラルエステル(例えば、メンチルエステル、例えば、(−)クロロギ酸メンチル)を塩基の存在下でを作製すること、またはMosherエステル(酢酸α−メトキシ−α−(トリフルオロメチル)フェニル)(Jacob III.J.Org.Chem.,1982 47:4165)を作製すること、および2つのアトロプ異性体のエナンチオマーまたはジアステレオマーの存在について1H NMRスペクトルを分析することを包含する。アトロプ異性混合物の安定なジアステレオマーは、順相クロマトグラフィーまたは逆相クロマトグラフィーによって、アトロプ異性体であるナフチル−イソキノリンの分離のための方法に従って、分離および単離され得る(WO 96/15111)。方法(3)によって、2つのエナンチオマーのラセミ混合物は、キラル固定相を使用するクロマトグラフィーによって、分離され得る(「Chiral Liquid Chromatography」1989 W.J.Lough編,Chapman and Hall,New York;Okamoto,J.Chromatogr.,1990 513:375−378)。富化または精製されたエナンチオマーは、不斉炭素原子を有する他のキラル分子を区別するために使用される方法(例えば、旋光および円偏光二色性)によって、区別され得る。
ラセミ混合物を、Mettler Toledo MG IIクロマトグラフを使用する超臨界流体クロマトグラフィーによって、5μmのAS−H SFC 21.2×250mmカラムまたはAD−H SFCカラムを使用して、共溶媒として0.1%のTFAを含有するIPAまたはMeOHを使用して、分離した。代表的な条件は、50g/分の流量、40℃のカラム温度を含む。実行時間は代表的に、5分〜10分間であった。
以下のスキーム中のいくつかの化合物は、一般化された置換基を用いて図示される。しかし、当業者は、R基の性質が、本発明において想定される種々の化合物を与えるために変更され得ることを、即座に理解する。さらに、反応条件は例示的であり、代替の条件が周知である。以下の実施例の反応順序は、特許請求の範囲に記載されるような本発明の範囲を限定することを意味しない。
本発明の化合物は、スキームAに図示される一般手順によって、調製される。必須の5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミンフラグメントA−3bを、置換グアニジンと4−((ジメチルアミノ)メチレン)−3−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(A−9)(これは、3−オキソ−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(CASRN 98977−36−7)とtert−ブトキシ−N,N,N’,N’−テトラメチルメタンジアミン(CASRN 5815−08−7)との縮合により調製する)との縮合により調製する。本発明の化合物の2位は代表的に、第二級アミンで置換されているので、N−置換グアニジンを容易に利用できることにより、本発明において想定される置換基を組み込む融通性が与えられる。A−2の合成は、1H−ピラゾール−1−カルボキシイミドアミデート塩酸塩(A−1,R’’=H)または対応するビス−CBZ誘導体(A−1;R’’=CBZ)を第一級アミンで処理することによって、容易に達成される。第一級アミンの構造的に広範な集合は、市販の業者から、または2位の置換における広範な自由度を可能にする文献の調製によって、容易に入手可能である。A−2とA−9との縮合後、そのBoc保護基が酸性条件下で、標準的なプロトコルを使用して除去されて、5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン誘導体(A−3b)を与える。
あるいは、カルボン酸は、このカルボン酸をEDC、DCC、BOP、PyBrOP、または2−フルオロ−1−メチルピリジニウムp−トルエンスルホネート(Mukaiyama試薬)などで、必要に応じて改質剤(例えば、HOBt)の存在下で、塩基(例えば、NMM、TEAまたはDIPEA)を用いてかまたは用いずに、不活性溶媒(例えば、DMFまたはDCM)中で、0℃〜60℃の温度で処理することによって、活性化酸にインサイチュで転換され得る。あるいは、この反応は、HATUまたはHOAt、およびTEAまたはDIPEAの存在下で、DMF中、DCM中またはTHF中で行われ得る。アミンのアシル化は、概説されている(J.March,補遺pp.417−425;H.G.Benz,Synthesis of Amides and Related Compounds in Comprehensive Organic Synthesis,E.Winterfeldt編,第6巻,Pergamon Press,Oxford 1991 pp.381−411;R.C.Larock,Comprehensive Organic Transformations − A Guide to Functional Group Preparations,1989,VCH Publishers Inc.,New York;pp.972−976を参照のこと)。
(ヘテロ)アリール環上の脱離基の交換による第一級アミンまたは第二級アミンの導入は、アミンとB−1とのBuchwald−Hartwigパラジウム触媒クロスカップリングにより達成され得る(J.P.WolfeおよびS.L.Buchwald J.Org.Chem 2000 65:1144−1157ならびにAcc.Chem.Res.1998 31:805−818;J.P.Wolfeら.J.Org.Chem 2000 65:1158;J.F.Hartwig Angew.Chem.Int.Ed.1998 37:2046−2067)。代表的な条件は、塩基(例えば、ナトリウムtert−ブトキシドまたはCs2CO3)の存在下でのPd(dppf)Cl2、および非プロトン性溶媒を含む。代表的な脱離基としては、ハロゲンおよびトリフレートが挙げられ、そして最適な脱離基は、正確な反応物質に依存する。
Mitsunobu条件(D.L.Hughes,The Mitsunobu Reaction,Organic Reactions,第42巻,1992,John Wiley & Sons,New York;pp.335−656)は、アルコールを、ホスフィン(例えば、トリブチルホスフィン((n−Bu)3P)などのトリアルキルホスフィン、トリフェニルホスフィン(Ph3P)など)と、DEAD、DIADなどのアジド化合物またはジ−tert−ブチル−カルボキシレートとの混合物との、このような転換のために一般的に使用される不活性溶媒(例えば、THF、トルエン、DCM)中で活性化させることを包含する。使用される溶媒の性質に対して特に限定はないが、関与する反応または試薬に有害な影響を有さないこと、およびこれらの試薬を少なくともある程度まで溶解させ得ることを条件とする。この反応は、周囲温度から、使用される溶媒の還流温度までにわたる、広範な温度にわたって行われ得る。
あるいは、有用なキラルアミノアリール中間体は、アミノ酸(例えば、C−6)の水素化物還元によって、調製され得る。キラルアミノ酸が容易に利用できることにより、本発明の範囲内の化合物に組み込まれ得る合成フラグメントの豊かなプールが与えられる(R.M.Williams,Synthesis of optically Active α−Amino Acids,Organic Chemistry Seriesの第7巻;Baldwin,J.E.;Magnus,P.D.(編者);Pergamon Press,Oxford 1989)。得られるアミノアルコール(C−7a)は、このフラグメントをさらに修飾するために、NまたはOのいずれかが保護され得る。O−シリル化アミンの縮合は、本発明の範囲内である、ヒドロキシルメチル置換誘導体を与え、そして脱保護されたアルコールは、R1置換基のさらなる修飾を可能にする。以下の例は、このアルコールのさらなる修飾の例を与える。
所望の6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−d]ピリミジン骨格を得るためのE−4の環化を、Mitsunobuプロトコルを利用して達成した。残ったヒドロキシル置換基を、塩素化および水素化分解開裂の2工程プロセスによって除去して、E−5cを得た。エステルの加水分解および得られた酸の所望のアミドへの転換を、上記のように行った。
上記スキームは、本発明に包含される化合物に適用された一般手順を与える。以下の実施例は、特定の化合物に見られる種々の構造的特徴を導入するために有用なさらなる詳細を含む。
式Iの例示的化合物の細胞傷害性活性または細胞増殖抑制性活性を、細胞培養培地中で増殖する哺乳動物腫瘍細胞株を樹立し、式Iの化合物を添加し、これらの細胞を約6時間〜約5日間培養し;そして細胞の生存性を測定することによって、測定した(実施例78)。細胞ベースのインビトロアッセイを使用して、生存性(すなわち、増殖(IC50)、細胞傷害性(EC50))を測定した。
組成物は、良好な医療実施に一致する様式で処方され、用量決定され、そして投与される。この観点での考慮の要因としては、処置される特定の障害、障害の重篤度、処置される特定の患者、個々の患者の臨床状態、障害の原因、剤の送達部位、投与方法、投与計画、および医療実務家に公知である他の要因が挙げられる。投与されるべき化合物の「有効量」は、このような考慮に支配され、そしてERK活性を阻害するための最低必要量である。代表的に、このような量は、正常な細胞に対して、または患者全体に対して、毒性である量より少なくあり得る。
施与のための薬学的組成物(または処方物)は、その薬物を投与するために使用される方法に依存して、種々の方法で包装され得る。一般に、分配のための物品は、内部に薬学的処方物が適切な形態で配置された、容器を備える。適切な容器は、当業者に周知であり、そして瓶(プラスチックおよびガラス)、サシェ、アンプル、プラスチックバッグ、ならびに金属シリンダーなどの材料が挙げられる。この容器はまた、このパッケージの内容物への軽率なアクセスを防止するための、改ざん防止組み立て体を備え得る。さらに、この容器には、この容器の内容物を記載するラベルが配置されている。このラベルはまた、適切な警告を含み得る。
徐放調製物が調製され得る。徐放調製物の適切な例としては、式Iの化合物を含む固体の疎水性ポリマーの半透マトリックスが挙げられ、これらのマトリックスは、形成された物品(例えば、フィルム)またはマイクロカプセルの形態である。徐放マトリックスの例としては、ポリエステル、ヒドロゲル(例えば、ポリ(2−ヒドロキシエチル−メタクリレート)、またはポリ(ビニルアルコール))、ポリラクチド、L−グルタミン酸とγ−エチル−L−グルタメートとのコポリマー、非分解性のエチレン−酢酸ビニル、分解性の乳酸−グリコール酸コポリマー(例えば、LUPRON DEPOTTM(乳酸−グリコール酸コポリマーと酢酸ロイプロリドとからなる注射可能な微小球))、ならびにポリ−D−(−)−3−ヒドロキシ酪酸が挙げられる。
ヒト患者を処置するための用量は、約0.1mg〜約1000mgの範囲の式Iの化合物であり得る。代表的な用量は、約1mg〜約300mgの化合物であり得る。用量は、薬理学的特性および薬力学的特性(特定の化合物の吸着、分布、代謝、および排出が挙げられる)に依存して、1日1回(QID)、1日2回(BID)、またはより高い頻度で、投与され得る。さらに、毒性因子が、投薬および投与計画に影響を与え得る。経口投与される場合、丸剤、カプセル剤、または錠剤は、特定の期間にわたって、毎日またはより低い頻度で摂取され得る。投薬計画は、治療の複数サイクルにわたって繰り返され得る。
本発明の化合物は、任意の適切な手段(経口投与、局所投与(頬投与および舌下投与が挙げられる)、直腸投与、膣投与、経皮投与、非経口投与、皮下投与、腹腔内投与、肺内投与、皮内投与、くも膜下腔内投与ならびに硬膜外投与および鼻内投与、ならびに局所処置のために望ましい場合、病変内投与が挙げられる)によって投与され得る。非経口注入としては、筋肉内投与、静脈内投与、動脈内投与、腹腔内投与、または皮下投与が挙げられる。
本発明の化合物は、任意の簡便な投与形態(例えば、錠剤、散剤、カプセル剤、液剤、分散剤、懸濁剤、シロップ、スプレー、坐剤、ゲル、エマルジョン、パッチなど)によって投与され得る。このような組成物は、薬学的調製物において従来的である成分(例えば、希釈剤、キャリア、pH改変剤、甘味剤、増量剤、およびさらなる活性剤)を含有し得る。
代表的な処方物は、本発明の化合物と、キャリアまたは賦形剤とを混合することによって調製される。適切なキャリアおよび賦形剤は、当業者に周知であり、そして例えば、Ansel,HowardC.ら,Ansel’s Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems.Philadelphia:Lippincott,Williams & Wilkins,2004;Gennaro,Alfonso R.ら,Remington:The Science and Practice of Pharmacy.Philadelphia:Lippincott,Williams & Wilkins,2000;およびRowe,Raymond C.Handbook of Pharmaceutical Excipients.Chicago,Pharmaceutical Press,2005に詳細に記載されている。これらの処方物はまた、1種以上の緩衝剤、安定化剤、界面活性剤、甘味剤、滑沢剤、乳化剤、懸濁化剤、防腐剤、酸化防止剤、不透明化剤、グライダント、加工助剤、着色剤、甘味料、香料、矯味矯臭剤、希釈剤、および薬物(すなわち、本発明の化合物またはその薬学的組成物)の優雅な提示を与えるため、または薬学的製品(すなわち、医薬)の製造を補助するための他の公知の添加剤を含有し得る。
経口投与のために、種々の賦形剤(例えば、クエン酸)を含有する錠剤は、種々の崩壊剤(例えば、デンプン、アルギン酸、および特定の複雑なシリケート)、ならびに結合剤(例えば、酢クロース、ゼラチンおよびアカシア)と一緒に使用され得る。さらに、滑沢剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウムおよび滑石)が、錠剤化手順のためにしばしば有用である。類似の型の固体組成物はまた、軟質または硬質の充填されたゼラチンカプセルにおいて使用され得る。従って、好ましい材料としては、ラクトースまたは乳糖、および高分子量ポリエチレングリコールが挙げられる。水性懸濁剤またはエリキシル剤が経口投与のために望ましい場合、その中の活性化合物は、種々の甘味剤または矯味矯臭剤、着色物質または染料、および所望であれば、乳化剤または懸濁剤と、希釈剤(例えば、水、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、またはこれらの組み合わせ)と一緒に組み合わせられ得る。
適切な経口剤形の一例は、約90mg〜30mgの無水ラクトース、約5mg〜40mgのクロスカルメロースナトリウム、約5mg〜30mgのポリビニルピロリドン(PVP)K30、および約1mg〜10mgのステアリン酸マグネシウムと配合された、約25mg、50mg、100mg、250mgまたは500mgの本発明の化合物を含有する、錠剤である。粉末成分が最初に混合され、次いでPVPの溶液と混合される。得られる組成物は、乾燥させられ、顆粒化され、ステアリン酸マグネシウムと混合され、そして従来の設備を使用して錠剤の形態に圧縮され得る。エアロゾル処方物の一例は、例えば5mg〜400mgの、本発明の化合物を適切な緩衝溶液(例えば、リン酸緩衝液)に溶解させ、所望であれば等張剤(例えば、塩化ナトリウムなどの塩)を添加することによって、調製され得る。この溶液は、例えば0.2ミクロンのフィルタを使用して濾過されて、不純物および夾雑物を除去され得る。
従って、1つの実施形態は、式Iの化合物、またはその立体異性体もしくは薬学的に受容可能な塩を含有する薬学的組成物を包含する。さらなる実施形態において、式Iの化合物、またはその立体異性体もしくは薬学的に受容可能な塩を、薬学的に受容可能なキャリアまたは賦形剤と一緒に含有する、薬学的組成物を包含する。
本発明は、上で定義されたような少なくとも1種の活性成分を、そのための獣医学的キャリアと一緒に含有する、獣医学的組成物をさらに提供する。獣医学的キャリアとは、その組成物を投与する目的のために有用な物質であり、そして固体物質であっても、液体物質であっても、気体物質であってもよく、その他の点では不活性であって獣医学の分野において認容可能であり、そして活性成分と適合性である。これらの獣医学的組成物は、非経口でか、経口でか、または他の任意の所望の経路によって、投与され得る。
併用療法は、同時の投薬計画または逐次的な投薬計画として、施され得る。逐次的に投与される場合、この組み合わせは、2回以上の投与で投与され得る。組み合わせ投与としては、同時投与(別々の処方物または単一の薬学的処方物を使用する)、およびいずれかの順序での順番の投与(この場合、好ましくは、両方(または全て)の活性成分がその生物学的活性を同時に与える期間が存在する)が挙げられる。
上記同時投与される剤のいずれかについての適切な投薬量は、現在使用される量であり、そして新たに同定された剤と他の化学療法剤または処置との組み合わせ作用(共同作用)に起因して、より低くされ得る。
従って、本発明による併用療法は、少なくとも1種の式Iの化合物、または立体異性体、幾何異性体、互変異性体、代謝産物、もしくは薬学的に受容可能な塩と、少なくとも1種の他のがん処置法の使用とを施すことを包含する。式Iの化合物(単数または複数)および他の薬学的に活性な化学療法剤(単数または複数)の量、ならびに相対的な投与のタイミングは、所望の併用療法効果を達成する目的で、選択される。
別の実施形態において、これらのキットは、式Iの化合物の固体経口形態(例えば、錠剤またはカプセル剤)を送達するために適切である。このようなキットは、複数の単位投薬量を含み得る。このようなキットの一例は、「ブリスターパック」である。ブリスターパックは、包装産業において周知であり、そして薬学的単位剤形を包装するために広く使用されている。
1つの実施形態によれば、キットは、(a)式Iの化合物が収容された第一の容器;および必要に応じて(b)第二の薬学的処方物が収容された第二の容器を備え得、ここでこの第二の薬学的処方物は、抗過剰増殖活性を有する第二の化合物を含有する。あるいは、またはさらに、このキットは、薬学的に受容可能な緩衝剤(例えば、注射用静菌水(BWFI)、リン酸緩衝化生理食塩水、リンゲル液およびデキストロース溶液)を収容する第三の容器をさらに備え得る。これはさらに、市販の観点および使用者の観点から望ましい、他の物質(他の緩衝剤、希釈剤、フィルタ、針、および注射器が挙げられる)を備え得る。
以下の実施例は、本発明の範囲内である化合物の調製および生物学的評価を説明する。以下のこれらの実施例および調製例は、当業者が本発明をより明白に理解し、そして実施することを可能にするために、与えられる。これらは、本発明の範囲を限定すると解釈されるべきではなく、単に、本発明の説明および代表であると解釈されるべきである。
実施例1
N−((3,4−ジクロロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−1)
工程1:オキサゾール−5−カルバルデヒド(1.0g,10.30mmol)、2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(2.247g,18.54mmol;CASRN 146374−27−8)、およびテトラエトキシチタン(8.460g,37.09mmol)をTHF(15mL)に入れ、そして65℃で12時間加熱した。この反応物を冷却し、そして水に注いだ。その固体を濾別し、そしてその濾液をEtOAcで抽出した。その層を分離し、そしてその有機層を濃縮した。得られた残渣をSiO2クロマトグラフィー(20%から25%のEtOAc/ヘキサン)により精製して、(E)−2−メチル−N−(オキサゾール−5−イルメチレン)プロパン−2−スルフィンアミド(20,1.211g,6.047mmol,58.70%収率)を得た。
工程2:乾燥させたフラスコに20(1.211g,6.047mmol)を入れ、そしてトルエン(5mL)を添加した。この反応物を−78℃まで冷却し、そして(3,4−ジクロロフェニル)マグネシウムブロミド(18.14mL,9.071mmol,THF中0.5M)を添加した。この反応物を−10℃で15分間温めた。飽和NH4Clを添加し、そしてこの反応物をDCMで抽出した。その有機層を分離し、乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。得られた残渣をDCM(10mL)に溶解させ、次いでジオキサン中4NのHCl(15.12mL,60.47mmol)を添加し、そしてこの溶液を30分間撹拌した。この反応混合物をエーテルの撹拌溶液に滴下により添加した。得られた固体を濾過し、そしてエーテルで洗浄して、(3,4−ジクロロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(22,1.24g,4.436mmol,73.35%収率)を得た。
工程3:1H−ピラゾール−1−カルボキシミドアミド塩酸塩(65.2g,445mmol)のDMF(200mL)中の撹拌溶液に、室温で窒素下で、DIPEA(103mL,593mmol)およびテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(30g,297mmol;CASRN 38041−19−9)を順番に添加し、そしてこの反応物を3日間撹拌した。Et2O(100mL)を添加し、そしてこの反応物を10分間撹拌し、次いでこの反応物を沈降させ、そしてそのエーテル層を廃棄した。このプロセスを3回繰り返し、そして30分間沈降させた後に、固体が形成された。この固体を濾別し、そしてEt2Oですすぎ、そして高真空下で乾燥させて、35g,(95%の純度,78%収率)の1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)グアニジン(24)を淡黄色固体として得た:MS m/z(APCI−pos)M+1=144.1。
工程4:24(15.0g,105mmol)および21(26.6g,105mmol,CASRN 871726−72−6,一般手順についてZ.Guoら.WO2005/121130を参照のこと)およびEtOH(150mL)の溶液を撹拌し、そして45℃まで加熱した。次いで、ナトリウムエトキシド(78.2mL,210mmol,EtOH中21重量%)を添加し、そしてこの反応物を45℃で18時間撹拌し、冷却し、そして濃縮した。DCM(400mL)を添加し、そしてこの混合物をブライン(200mL)で洗浄した。その有機画分を単離し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮して、27g(95%の純度,75%収率)の2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(26)を粘性赤色油状物として得た:MS m/z(APCI−pos)M+1=335.0。
工程5:丸底フラスコに、26(27.5g,82.2mmol)、DCM(100mL)およびMeOH(25mL)を入れ、そして窒素下に維持した。ジオキサン中4NのHClの溶液(103mL,411mmol)を添加し、そして得られた溶液を18時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてDCM(150mL)に再懸濁させた。メタノール性NH3溶液(25mL,7N)およびさらなるDCM(100mL)を添加した。沈殿した塩を濾過し、そしてその濾液を濃縮して、褐色固体を得、これをEt2O/MeOH(95:5)と一緒に1時間撹拌した。微細な淡褐色固体が沈殿し、これを濾過により回収して、15g,(99%の純度,77%収率)のN−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン(28)を得た:MS m/z(APCI−pos)M+1=235.2。
工程6:(3,4−ジクロロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(22,183mg,0.779mmol)、TEA(326μL,2.34mmol)およびDCM(5mL)の溶液を室温で10分間撹拌した。CDI(158mg,0.974mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌した。28(211mg,0.779mmol)、TEA(326μL,2.34mmol)およびTHF(2mL)の溶液を10分間撹拌し、次いでこの溶液に添加し、そして得られた混合物を室温で2時間撹拌した。この反応物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をMeOH/DCM勾配(2%から5%のMeOH/DCM)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製した。回収した生成物を逆相カラムクロマトグラフィー(SP4,0%から55%のMeCN:水)によりさらに精製して、82mg(20.9%)のN−((3,4−ジクロロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(30)を得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.09 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.43 (m, 2H), 7.17 (dd, 1H). 6.93 (s, 1H), 6.30 (d, 1H), 5.09 (d, 1H), 4.88 (d, 1H), 4.37 (s, 2H), 4.05−3.95 (m, 3H), 3.68 (m, 2H), 3.54 (t, 2H), 2.70 (t, 2H), 2.01 (d, 2H), 1.59−1.46 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 505.5 (M+H)+。
(S)−N−((3,4−ジクロロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−1)(81mg,0.16mmol)を、Chiral Tech ICカラム(4.6mm×250mm)でのクロマトグラフィーにより、40%のEtOH/ヘキサンで溶出して、1mL/分の流量で分割した。最初のピークを集めて、27mg(33%)のI−1を得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.09 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.43 (m, 2H), 7.17 (dd, 1H). 6.93 (s, 1H), 6.30 (d, 1H), 5.09 (d, 1H), 4.88 (d, 1H), 4.37 (s, 2H), 4.05−3.95 (m, 3H), 3.68 (m, 2H), 3.54 (t, 2H), 2.70 (t, 2H), 2.01 (d, 2H), 1.59−1.46 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 505.5 (M+H)+。
N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−51)を、工程2において(3,4−ジクロロフェニル)マグネシウムブロミドを(4−クロロ−3−フルオロフェニル)マグネシウムブロミドで置き換えたこと以外は同様にして調製し、119mg(32.4%)のI−51を得た:1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.09 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.39 (t, 1H), 7.14 (dd, 1H). 7.06 (d, 1H), 6.93 (s, 1H), 6.31 (d, 1H), 5.11 (d, 1H), 4.89 (d, 1H), 4.37 (s, 2H), 4.05−3.95 (m, 3H), 3.66 (m, 2H), 3.53 (dt, 2H), 2.69 (t, 2H), 2.01 (m, 2H), 1.59−1.46 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 487.1 (M+H)+。
(S)−N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−2)を、N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(117mg)の、Chiral Tech IAカラム(22mm×250mm)での、40%のEtOH/ヘキサンで溶出する、22mL/分の流量でのキラルクロマトグラフィーにより調製した。最初のピークの収集により、57mg(48%)のI−2を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.09 (s, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.39 (t, 1H), 7.14 (dd, 1H). 7.06 (d, 1H), 6.93 (s, 1H), 6.31 (d, 1H), 5.11 (d, 1H), 4.89 (d, 1H), 4.37 (s, 2H), 4.05−3.95 (m, 3H), 3.66 (m, 2H), 3.53 (dt, 2H), 2.69 (t, 2H), 2.01 (m, 2H), 1.59−1.46 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 487.1 (M+H)+。
(R)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−39)を、工程6において22を185により置き換えたこと以外は同様にして、調製した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:7から500:18)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.120g(36.1%)のI−39を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 450。
(R)−N−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−40)を、工程6において22を140により置き換えたこと以外は同様にして、調製した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:10から500:15)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.100g(31.2%)のI−40を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 434。
実施例2
N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−3).
(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−メチルアミン(32)を、1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルバルデヒド(CASRN 27258−32−8)から、工程2において(4−クロロ−3−フルオロフェニル)マグネシウムブロミドを(3,4−ジクロロフェニル)マグネシウムブロミドの代わりに使用したこと以外は実施例1の工程1および工程2に記載される手順に従って、調製した。
N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミドを、工程6において22を32で置き換えたこと以外は実施例1の工程3〜工程6の手順に従って調製し、136mg(20%)のI−3を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.08 (s, 1H), 7.30 (m, 2H), 7.15 (m, 2H), 5.98 (m, 3H), 4.87 (d, 1H), 4.43 (s, 2H), 4.07−3.95 (m, 3H), 3.89 (s, 3H), 3.75 (m, 1H), 3.66−3.51 (m, 3H), 2.68 (m, 2H), 2.03 (d, 2H), 1.53 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 500.0 (M+H)+。
(S)−N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−4)を、Chiral Technologies AS−H SFCカラム(21.2×250mm)での、20%のMeOH/ヘキサンで溶出する50mL/分の流量でのI−3の分割により調製し、I−4を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.08 (s, 1H), 7.30 (m, 2H), 7.15 (m, 2H), 5.98 (m, 3H), 4.87 (d, 1H), 4.43 (s, 2H), 4.07−3.95 (m, 3H), 3.89 (s, 3H), 3.75 (m, 1H), 3.66−3.51 (m, 3H), 2.68 (m, 2H), 2.03 (d, 2H), 1.53 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 500.0 (M+H)+。
実施例3
N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−5)
表題化合物を、1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルバルデヒド(CASRN 25016−11−9)から調製した(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−メチルアミン(34)を32の代わりに使用したこと以外は実施例2の手順に従って調製し、207mg(35%)のI−5を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.09 (s, 1H), 7.35 (m, 2H), 7.14 (d, 1H), 7.09 (m, 2H), 6.05 (d, 1H), 4.90 (dd, 2H), 4.34 (s, 2H), 4.05−3.95 (m, 3H), 3.86 (s, 3H), 3.75−3.59 (m, 2H), 3.54 (t, 2H), 2.67 (t, 2H), 2.01 (d, 2H), 1.53 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 500.0 (M+H)+。
(S)−N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−6)を、Chiral Tech IAカラム(22mm×250mm)での、40%のEtOH/ヘキサンで溶出する18mL/分の流量でのI−5の分割により調製した。最初のピークは、88mg(44%)のI−6を与えた: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.09 (s, 1H), 7.35 (m, 2H), 7.14 (d, 1H), 7.09 (m, 2H), 6.05 (d, 1H), 4.90 (dd, 2H), 4.34 (s, 2H), 4.05−3.95 (m, 3H), 3.86 (s, 3H), 3.75−3.59 (m, 2H), 3.54 (t, 2H), 2.67 (t, 2H), 2.01 (d, 2H), 1.53 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 500.0 (M+H)+。
実施例4
N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−7)
工程1:N−((1H−ピラゾール−4−イル)メチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(36,2.58g 62%)を、1H−ピラゾール−4−カルバルデヒドから、実施例1の工程1の手順に従って調製した。
工程2:36(1.47g,7.378mmol)、Boc2O(1.932g,8.852mmol)およびTEA(2.056mL,14.75mmol)のMeCN(30mL)中の溶液に、DMAP(0.09012g,0.7377mmol)を添加し、そして得られた溶液を1時間撹拌した。水を添加し、そしてこの反応物をエーテルで抽出した。その有機層を分離し、乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製残渣を40の%のEtOAc/ヘキサンで溶出するSiO2により精製して、2.14g(96.9%)の(E)−4−((tert−ブチルスルフィニルイミノ)メチル)−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(38)を得た。
工程3:(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1H−ピラゾール−4−イル)メタンアミン(40)を、38から、(3,4−ジクロロフェニル)マグネシウムブロミドを(4−クロロ−3−フルオロフェニル)マグネシウムブロミドで置き換えたこと以外は実施例1の工程2の手順に従って、調製した。
表題化合物を、28と40との縮合により、実施例1の工程6の手順に従って調製し、50mg(4%)のI−7を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.09 (s, 1H), 7.41 (s, 2H), 7.36 (t, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.10 (d, 1H), 6.12 (d, 1H), 4.96 (d, 1H), 4.90 (s, 1H), 4.35 (m, 2H), 4.05−3.95 (m, 3H), 3.75−3.59 (m, 2H), 3.53 (dt, 2H), 2.69 (t, 2H), 2.01 (d, 2H), 1.54 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 486.4 (M+H)+。
(S)−N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−8)を、Chiral Tech ICカラム(4.6mm×250mm)でのクロマトグラフィーにより、40%のEtOH/ヘキサンで溶出し、1mL/分の流量で分割し、17mg(35%)のI−8を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.09 (s, 1H), 7.41 (s, 2H), 7.36 (t, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.10 (d, 1H), 6.12 (d, 1H), 4.96 (d, 1H), 4.90 (s, 1H), 4.35 (m, 2H), 4.05−3.95 (m, 3H), 3.75−3.59 (m, 2H), 3.53 (dt, 2H), 2.69 (t, 2H), 2.01 (d, 2H), 1.54 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 486.4 (M+H)+。
実施例5
N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−9)
工程1:2−アミノ−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)酢酸(5.00g,24.56mmol)のMeOH(30mL)中の溶液に、0℃で、塩化チオニル(5.37mL,73.67mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を18時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてその固体をEt2Oで粉砕して、6.580g(105%)の2−アミノ−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)酢酸メチル塩酸塩(42)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程2:2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)酢酸メチル(44)を、42から、実施例の工程6の手順に従って調製し、650mg(40%)の44を得た。
工程3:44(610mg,1.28mmol)およびTHF(5mL)の溶液に、MeOH(1mL)を添加し、その後、1MのNaOH(5105μL,5.11mmol)を滴下により添加した。この反応物を1時間撹拌し、0℃まで冷却し、そして1NのHClでpH3まで酸性化した。この混合物をDCM中10%のMeOH(25mL)で2回抽出した。その有機層を合わせて濃縮し、270mg(45.6%)の2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)酢酸(46)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程4:46(270mg,0.582mmol)およびEDCI(139mg,0.728mmol)およびCHCl3(10mL)の溶液に、ホルモヒドラジド(41.9mg,0.698mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で2時間撹拌した。水を添加し、そしてこの混合物をDCMで抽出した。その有機層を分離して濃縮した。その粗製残渣をMeOH/DCM勾配(6%から8%のMeOH)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、119mg(36.4%)のN−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−(2−ホルミルヒドラジニル)−2−オキソエチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(48)を得た。
工程5:48(119mg,0.212mmol)およびMeCN(2mL)の溶液に、DIPEA(164mg,1.27mmol)およびPPh3(99.9mg,0.381mmol)を添加し、そしてこの溶液を5分間撹拌した。パークロロエタン(65.1mg,0.275mmol)を添加し、そしてこの反応物を3時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてEtOAcとH2Oとの間で分配した。その有機層を分離し、そしてその水相をEtOAcで抽出した。その有機層を合わせて濃縮した。その粗製生成物をMeCN/H2O勾配(5%から95%のMeCN)で溶出する逆相クロマトグラフィー(SP4)により精製して、50.0mg(48.4%)のI−9を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.39 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.41 (t, 1H), 7.21 (dd, 1H), 7.14 (d, 1H), 6.35 (d, 1H), 5.83 (d, 1H), 4.90 (d, 1H), 4.43 (s, 2H), 4.05−3.95 (m, 3H), 3.77−3.60 (m, 2H), 3.55 (t, 2H), 2.70 (m, 2H), 2.03 (d, 2H), 1.53 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 488.2 (M+H)+。
実施例6
(S)−N−((3,4−ジクロロフェニル)(1H−ピラゾール−5−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−10)
工程1:N−((3,4−ジクロロフェニル)(1H−ピラゾール−5−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(50)を、1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルバルデヒド(CASRN 957483−88−4)から、実施例1の工程1〜工程6に従って調製し、94mg(14%)の50を得た。
工程2:表題化合物を、Chiral Technologies AS−H SFC(21.2×250mm)カラムでのクロマトグラフィーにより、20%のMeOH/ヘキサンで溶出し、50mL/分の流量で分割して、I−10を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.57 (d, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.24 (dd, 1H), 7.12 (s, 1H), 6.07 (m, 2H), 5.96 (bs, 1H), 4.90 (d, 1H), 4.41 (m, 2H), 4.08−3.95 (m, 3H), 3.74 (m, 1H), 3.63 (m, 1H), 3.54 (dt, 2H), 2.67 (m, 2H), 2.01 (d, 2H), 1.52 (m, 2H) ; LCMS (ACPI−pos) m/z 504.4 (M+H)+。
実施例7
(S)−N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−11)
工程1:N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(52)を、1−メチル−1H−ピラゾール−5−カルバルデヒドから、工程2において(4−クロロ−3−フルオロフェニル)マグネシウムブロミドを(3,4−ジクロロフェニル)マグネシウムブロミドの代わりに使用したこと以外は実施例1の工程1〜工程6について記載された手順に従って調製し、190mg(28%)の52を得た。
工程2:表題化合物を、Chiral Technologies AS−H SFC(21.2×250mm)カラムでのクロマトグラフィーにより20%のMeOH/ヘキサンで溶出し、50mL/分の流量で分割して、I−11を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.08 (s, 1H), 7.57 (m, 2H), 7.43 (dd, 1H), 7.28 (d, 1H), 7.25 (dd, 1H), 6.91 (d, 1H), 6.21 (d, 1H), 5.79 (d, 1H), 4.43 (q, 2H), 3.92−3.81 (m, 3H), 3.73 (s, 3H), 3.61 (m, 2H), 3.35 (dt, 2H), 2.55 (t, 2H), 1.79 (d, 2H), 1.47 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 500.5 (M+H)+。
実施例8
(S)−N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(イソオキサゾール−5−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−12)
(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メタンアミンを、5−イソオキサゾールカルボキシアルデヒド(CASRN 16401−14−2)から、工程2において(3,4−ジクロロフェニル)マグネシウムブロミドを4−クロロ−3−フルオロフェニル)マグネシウムブロミド(53)で置き換えたこと以外は実施例1の工程1および工程2の手順に従って調製した。N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(イソオキサゾール−5−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(54)を、53を22の代わりに使用したこと以外は実施例1の工程1〜工程6の手順に従って調製した(204mg,51%): 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.24 (d, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.39 (t, 2H), 7.15 (dd, 1H), 7.07 (d, 1H), 6.38 (d, 1H), 6.17 (d, 1H), 5.29 (d, 1H), 4.89 (d, 1H), 4.38 (s, 2H), 4.05−3.95 (m, 3H), 3.73 (m, 2H), 3.58 (dt, 2H), 2.69 (t, 2H), 2.02 (d, 2H), 1.54 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 487.2 (M+H)+。
工程2:表題化合物を、実施例2の手順を利用して、キラルクロマトグラフィーにより分割し、41mg(16%)のI−12を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.24 (d, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.39 (t, 2H), 7.15 (dd, 1H), 7.07 (d, 1H), 6.38 (d, 1H), 6.17 (d, 1H), 5.29 (d, 1H), 4.89 (d, 1H), 4.38 (s, 2H), 4.05−3.95 (m, 3H), 3.73 (m, 2H), 3.58 (dt, 2H), 2.69 (t, 2H), 2.02 (d, 2H), 1.54 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 487.2 (M+H)+。
実施例9
(S)−N−((3−フルオロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−13)
工程1:4−ブロモ−2−フルオロ−1−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(582g,2247mmol)、Mg(54.6g,2247mmol)およびヨウ素の、THF(10mL)中の懸濁物を2時間加熱還流した。この反応物を0℃まで冷却し、そして0℃に冷却した(E)−2−メチル−N−(オキサゾール−5−イルメチレン)プロパン−2−スルフィンアミド(300g,1498mmol,実施例1の工程1)のトルエン(10mL)中の溶液に添加した。この反応物を0℃で30分間撹拌した。この反応を水でクエンチし、そしてDCMで抽出した。その有機層を濃縮して、粗製N−((3−フルオロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(55)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程2:55(570g,1.5mol)およびDCM(10mL)の溶液に、HCl(3.74mL,1.5mol)を添加し、そしてこの溶液を30分間撹拌した。この反応混合物をエーテルの撹拌溶液に滴下により添加した。この固体を濾過してEt2Oで洗浄して、223mg(47.6%)の(3−フルオロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)(オキサゾール−5−イル)メタンアミン塩酸塩(56)を得た。
工程3:N−((3−フルオロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(58)を、56から、実施例1の工程6の手順に従って調製し、78mg(21%)の58を得た。
工程4:表題化合物を、Chiral Technologies AS−H SFC(21.2×250mm)カラムでのキラルクロマトグラフィーにより、20%のMeOH/ヘキサンで溶出し、50mL/分の流量で分割した。最初のピークの収集により、I−13を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.10 (s, 1H), 7.80 (s, 1H), 7.30 (t, 1H), 7.20 (d, 1H), 7.13 (d, 1H), 6.95 (s, 1H), 6.35 (d, 1H), 5.13 (d, 1H), 4.90 (d, 1H), 4.38 (s, 2H), 4.38 (s, 2H), 4.05−3.95 (m, 3H), 3.70 (m, 2H), 2.53 (t, 2H), 2.10 (t, 2H), 2.02 (d, 2H), 1.55 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 537.1 (M+H)+。
実施例10
(S)−N−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−14)
工程1:2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)酢酸エチル(59,20.0g,91.59mmol)、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(18.76g,192.3mmol)およびTHF(800mL)の、0℃に冷却した溶液に、添加漏斗を介してイソプロピルマグネシウムクロリド(183.2mL,366.4mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を3時間撹拌した。この反応を飽和NH4Clでクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物を、20%のEtOAc/ヘキサンで溶出してSiO2プラグに通すことにより精製して、15.12g(70.7%)の2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−N−メトキシ−N−メチルアセトアミド(60)を得た。
工程2:60(15.12g,64.79mmol)およびTHF(50mL)の、0℃に冷却した溶液に、(4−クロロ−3−フルオロフェニル)マグネシウムブロミド(226.8mL,113.4mmol)を滴下により添加し、そしてこの溶液を0℃で2時間撹拌した。飽和NH4Clを添加し、そしてこの反応物をDCMで抽出した。その有機層を分離し、乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物を5%のEtOAc/ヘキサンで溶出してSiO2プラグに通すことにより精製して、18.36g(93.6%)の2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタノン(62)を得た。
工程3:(R)−1−メチル−3,3−ジフェニルヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,3,2]オキサザボロール(4.861mL,4.861mmol)およびボランジエチルアニリン(8.615mL,48.61mmol)のMTBE(325mL)中の溶液を室温で調製し、次いで40℃で15分間加熱した。62(14.72g,48.61mmol)のMTBE(250mL)溶液を、上記溶液に、添加漏斗を介して15分間かけて滴下により添加し、そしてこの反応物を40℃で30分間撹拌した。この反応物を冷却し、そしてMeOH(15mL)を滴下により添加し、その後、1MのHCl(50mL)を添加した。この反応物を水(150mL)に注ぎ、そしてDCM(2×150mL)で抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン勾配(2%から5%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(Biotoge 65)により精製して、16.50g(91.1%)の(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタノール(64)を得た。
工程4:64(13.50g,44.28mmol)およびTHF(150mL)の、0℃に冷却した溶液に、イソインドリン−1,3−ジオン(7.167g,48.71mmol)およびPPh3(17.42g,66.42mmol)を添加し、その後、トルエン中40%のDEADの溶液(26.15mL,66.42mmol)を滴下により添加した。この反応物を室温まで温め、そして20時間撹拌した。この反応物を濃縮し、そしてEt2Oに溶解させた(超音波処理が必要であり得る)。その固体を濾過し、そしてその濾液を濃縮した。その粗製残渣を10%のEtOAc/ヘキサンで溶出するSiO2クロマトグラフィー(Biotage 65)により精製して、14.35g(74.67%)の(S)−2−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)イソインドリン−1,3−ジオン(66)を得た。
工程5:66(14.35g,33.07mmol)およびTHF/MeOH(1:1,400mL)の溶液に、ヒドラジン一水和物(4.138g,82.67mmol)を添加し、そしてこの反応物を60℃で3時間加熱した。この反応物をTHFで希釈し、そして濾過した。その固体を廃棄し、そしてその濾液を濃縮し、そしてその残渣をエーテル(200mL)に溶解させた。その有機層を水(100mL)で2回洗浄した。次いで、その有機層を乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン勾配(30%から40%のEtOAc)で溶出するSiO2(Biotage 65)により精製して、8.85g(88.1%)の(S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタンアミン(68)を得た。
工程6:(S)−N−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(70)を、68から、実施例1の工程6に記載される手順に従って調製した(1.236g,60%)。
工程7:70(1.236g,2.191mmol)の、15%のMeOH/DCM(75mL)中の溶液に、HCl(2.19mL,8.763mmol)をゆっくりと添加し、そしてこの反応物を室温で20分間撹拌した。飽和NH4Clをゆっくりと添加し、そして得られた溶液をDCMで抽出した。その有機層を分離し、そして濃縮した。その粗製残渣をMeOH/DCM勾配(4%から5%のMeOH)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.841g(85.3%)のI−14を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.09 (s, 1H), 7.38 (t, 1H), 7.14 (dd, 1H), 7.08 (d, 1H), 5.28 (d, 1H), 4.97 (m, 1H), 4.89 (d, 1H), 4.39 (s, 2H), 4.06−3.90 (m, 4H), 3.86 (m, 1H), 3.76−3.60 (m, 2H), 3.55 (dt, 2H), 2.69 (t, 2H), 2.26 (t, 1H), 2.02 (d, 2H), 1.53 (m, 2H); LCMS (ACPI−pos) m/z 450.0 (M+H)+。
(S)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−43)
(R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エタノール(69)を、59から、工程2において(4−クロロ−3−フルオロフェニル)マグネシウムブロミドを(3,4−ジクロロフェニル)マグネシウムブロミドで置き換えたこと以外は工程1〜工程5の手順に従って調製した。69と28との縮合を、実施例1の工程6に記載される手順に従って実施して、(S)−N−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(69a)を得た。
69a(0.175g,0.301mmol)およびDCM(3mL)の溶液に、IPA中6MのHCl(0.0110g,0.301mmol)を添加し、そしてこの反応物を2時間撹拌し、次いで飽和水性Na2CO3に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:30から500:45)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.030g(21.3%)のI−43を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 466。
実施例11
N−((S)−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)((R)−ピロリジン−2−イル)メチル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−15)
N’−イソプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン塩酸塩(72)工程a:プロパン−2−アミン(11.6mL,136mmol)およびDMF(70mL)の溶液に、室温で窒素下で、DIPEA(23.8mL,136mmol)を添加し、その後、ピラゾールグアナジン(20g,136mmol)を添加した。この反応物を一晩撹拌し、次いで、このフラスコにショートパス蒸留ヘッドを取り付け、そしてその溶媒および残留DIPEAを高真空下60℃で除去した。この油状物をクロロホルム(100mL)と一緒に撹拌することによって、残留DMFを効率的に除去した。N−イソプロピルグアニジンが油状物として現れ、そして上部に浮いた。CHCl3溶液を分液漏斗で除去し、そして廃棄した。34g(69,96%の純度,93%収率)が橙色油状物として得られ、これは、1:1のクロロホルム溶媒和物であった。これを高真空下で濃縮して、さらに精製せずに使用した。
工程b:21(11.0g,43.25mmol)、EtOH(25mL)、およびナトリウムエトキシド(40.37mL,108.1mmol)の溶液に、2−イソプロピルグアニジン塩酸塩−クロロホルム(1:1複合体,11.12g,43.25mmol)のEtOH(150mL)の溶液を添加し、そしてこの溶液を室温で18時間撹拌した。この溶液を減圧中で濃縮し、そしてその残渣を水(500mL)に懸濁させ、そして飽和水性NH4Cl(500mL)を添加することによって、その水溶液を中和した。この溶液をEtOAc(3×250mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、11.6g(78%,85%純粋)の2−(N’−イソプロピル−グアニジノ)−5,8−ジヒドロ−6H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボン酸tert−ブチル(70)を得た。
工程c:70(15.0g,43.6mmol)、DCM(40mL)およびMeOH(40mL)の溶液に、窒素雰囲気下で、ジオキサン中4NのHCl(50.3mL,210mmol)を添加し、そして得られた溶液を40℃で18時間撹拌した。この溶液を減圧中で濃縮して、11.4g(90%の純度,95%収率)の72を硬い暗赤色固体として得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 193.1。
工程1:(R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸(11.93g,55.42mmol)およびDCM(70mL)の、−15℃に冷却した溶液に、NMM(5.79g,57.3mmol)、クロロギ酸エチル(12.03g,110.8mmol)およびDCM(50mL)の溶液を添加し、そしてこの混合物を15分間撹拌した。さらなるNMM(11.59g,114.5 mmol)を添加し、その後、O,N−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(10.81g,110.8mmol)を少しずつ添加した。この反応物を室温で18時間撹拌した。この反応物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。その有機層を乾燥させ、濾過し、そして濃縮し、そしてその粗製残渣をEtOAc/ヘキサン(1:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、9.74g(68.03%)の(R)−2−(メトキシ(メチル)カルバモイル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(74)を得た。
工程2:4−ブロモ−2−フルオロ−1−(トリフルオロメチル)ベンゼン(4.854g,19.98mmol)およびエーテル(50mL)の、−78℃に冷却した溶液に、ブチルリチウム(7.990mL,19.98mmol)を10分間かけてゆっくりと添加した。この反応物を、カニューレを介して74(4.30g,16.65mmol)のTHF(50mL)中の−78℃に冷却した溶液に移した。全てのアリールリチウムを添加した後に、この反応物を10分間撹拌した。この反応を水でクエンチし、そしてDCMで抽出した。その有機層を濃縮し、そしてその粗製生成物をEtOAc/ヘキサン(1%から5%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製した。接近して流れる不純物は、この精製により除去されなかった。SiO2カラムを、Et2O/ヘキサン勾配(1%から3%のEt2O)で溶出して流した。不純物が依然として存在したので、この化合物を最後に、MeCN/水勾配(65%から100%のMeCN)で溶出するSP4逆相カラムクロマトグラフィーで精製して、2.105g(33.2%)の(R)−2−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンゾイル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(76)を得た。
工程3:76(1.797mg,0.004973mmol)およびMeOH(50mL)の、0℃に冷却した溶液に、NaBH4(0.1882mg,0.004973mmol)を添加し、そして反応物を0℃で1時間撹拌した。氷をゆっくりとこの反応混合物に添加し、そしてこの反応混合物を10分間撹拌した。この混合物をDCMで抽出し、そして濃縮して、粗製(R)−2−((4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)(ヒドロキシ)メチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(78)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程4:(R)−2−((S)−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(80)を、78から、実施例10の工程4の手順に従って調製し、1.036g(42%)の80を得た。
工程5:(R)−2−((S)−アミノ(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(82)を、80から、実施例10の工程5について記載された手順に従って調製した:596mg(78%)を得た。
工程6:(R)−2−((S)−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)(2−(イソプロピルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)メチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(84)を、82および72から、26を72で置き換えたこと以外は実施例1の工程6に記載される手順に従って調製し、150mg(58%)の84を得た。
工程7:84(149mg,0.257mmol)およびDCM(2mL)の溶液に、TFA(19.8μL,0.257mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で7時間撹拌した。この反応物を減圧中で濃縮し、そして得られた残渣をDCMと飽和NaHCO3との間で分配した。この混合物を15分間撹拌した。その有機層を分離し、乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、82mg(66.5%)のI−15を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.09 (s, 1H), 7.53 (t, 1H), 7.21 (m, 2H), 5.52 (d, 1H), 4.79 (m, 2H), 4.38 (m, 2H), 4.11 (m, 1H), 3.72 (m, 1H), 3.58 (m, 1H), 3.46 (m, 1H), 2.89 (m, 2H), 2.66 (t, 2H), 1.75−1.59 (m, 3H), 1.47 (m, 1H), 1.23 (d, 6H); LCMS (ACPI−pos) m/z 481.2 (M+H)+。
N−((S)−(3,4−ジクロロフェニル)((R)−ピロリジン−2−イル)メチル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−49)を、工程2において、4−ブロモ−2−フルオロ−1−(トリフルオロメチル)ベンゼンを4−ブロモ−3,4−ジクロロ−ベンゼンで置き換えたこと以外は同様にして、調製した。この生成物をDCM/MeOH(1%のNH4OHを含有する)(500:30から500:50)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.120g(29.2%)のI−49を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 463。
N−((S)−((S)−1−アセチルピロリジン−2−イル)(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−87)
N−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)((S)−ピロリジン−2−イル)メチル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド塩酸塩(83)を、工程2において、4−ブロモ−2−フルオロ−1−(トリフルオロメチル)ベンゼンを4−ブロモ−1−クロロ−2−フルオロベンゼンで置き換えたこと以外は上に記載されたように調製した。
83およびAc2O(6.45μL,0.0683mmol)、TEA(25.9μL,0.186mmol)およびDCM(5mL)の溶液を1時間撹拌し、次いで、水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:10)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.020g(65.9%)のI−87を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 489。
(R)−N−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−81)
(R)−1−(4−フルオロフェニル)エタンアミン(0.122g,0.874mmol,CASRN 374898−01−8)およびDCMの、0℃に冷却した溶液に、TEA(0.366mL,2.62mmol)およびCDI(0.142g,0.874mmol)を順番に添加し、そしてこの溶液を30分間撹拌した。この溶液を、DCM(5mL)、72(0.200g,0.874mmol)およびTEA(0.366mL,2.62mmol)の溶液に添加し、そして18時間撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(20:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.010g(3.2%)のI−81を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 358。
(R)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−(1−メチルピペリジン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−83)
N−(1−メチルピペリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン二塩酸塩(73)は、工程3において、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンを1−メチルピペリジン−4−アミンで置き換えたこと以外は実施例1の工程3〜工程5の手順に従った。表題化合物を、28を73により置き換え、そして22を185により置き換えたこと以外は実施例1の工程6の手順に従って調製した。その粗製生成物を、DCM/MeOH(1%のNH4OHを含有する)勾配(500:40)を用いるSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.300g(69.1%)のI−81を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 463。
(R)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−(2−モルホリノエチルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−88)
N−(2−モルホリノエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン二塩酸塩(109)を、工程3において、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンを2−モルホリノエタンアミンで置き換えたこと以外は実施例1の工程3〜工程5の手順に従って調製した。表題化合物を、28を109により置き換え、そして22を185により置き換えたこと以外は実施例1の工程6の手順に従って、調製した。その粗製生成物を、DCM/MeOH勾配(500:15から500:25)を用いるSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.120g(25.0%)のI−88を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 479。
実施例12
(S)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−16)
工程1:1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエタノン(11.86g,57.843mmol,CASRN 113337−38−5)、イミダゾール(5.91g,86.764mmol)、およびDMAP(0.71g,5.7843mmol)のDMF(100mL)中の、0℃に冷却した溶液に、tert−ブチルクロロジメチルシラン(10.898g,72.304mmol)をゆっくりと添加し、そしてこの反応物を室温で18時間撹拌した。水を添加し、そしてこの混合物をエーテルで抽出した。その有機層を乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製残渣をEtOAc/ヘキサン勾配(10%から50%のEtOAc)で溶出してSiO2プラグに通すことにより精製して、12.15g(82.0%)の2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エタノン(84)を得た。84の(S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタンアミン(85)への転換を、工程3において、2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタノン(62)を84で置き換えたこと以外は実施例10の工程3〜工程5の手順に従って実施した。表題化合物を、85から、工程6において、72を26の代わりに使用し、そして85を68の代わりに使用したこと以外は実施例10の工程6および工程7の手順に従って調製し、136mg(56%)のI−16を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.42 (m, 2H), 7.18 (d, 1H), 5.32 (m, 1H), 4.95 (m, 1H), 4.81 (d, 1H), 4.38 (s, 2H), 4.10 (m, 1H), 3.92 (m, 1H), 3.83 (m, 1H), 3.75−3.60 (m, 2H), 2.67 (t, 2H), 2.55 (bs, 1H), 1.22 (d, 6H); LCMS (ACPI−pos) m/z 426.4 (M+H)+。
実施例13
(S)−3−(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−1−(2−イソプロピルアミド−5,8−ジヒドロ−6H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−イル)−4−メチルアミノ−ブタン−1−オン(I−17)
工程1:4−クロロ−3−フルオロベンズアルデヒド(10g,63.07mmol)および酢酸アンモニウム(4.861g,63.07mmol)のHOAc(50mL)中の溶液に、ニトロメタン(14.12mL,252.3mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を(120℃の油浴)18時間加熱還流した。この反応物を冷却し、そして水で希釈した。この反応混合物を濾過し、そして固体をEtOAc/ヘキサン勾配(0%から5%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、1.736g(13.65%)の(E)−1−クロロ−2−フルオロ−4−(2−ニトロビニル)ベンゼン(86)を得た。
工程2:LDAのTHF溶液(9.70mL,17.46mmol,THF中1.8M)およびTHF(40mL)の、−78℃に冷却した溶液に、(S)−3−アセチル−4−ベンジルオキサゾリジン−2−オン(3.827g,17.46mmol)のTHF中の溶液を滴下により添加した。この反応物を−78℃で1時間撹拌した。次いで、(E)−1−クロロ−2−フルオロ−4−(2−ニトロビニル)ベンゼン(3.06g,15.18mmol)のTHF(40mL)中の溶液を滴下により添加し、そしてこの反応物を−78℃で1時間撹拌した。この反応を飽和水性NH4Clでクエンチし、そしてDCMで抽出した。この溶液をエバポレートし、そしてその粗製生成物を、EtOAc/ヘキサン勾配(20%から50%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、2.673gの生成物を得た。これらの画分を合わせ、そして類似の条件を使用して再度クロマトグラフィーで分離して、さらに330mgの生成物を得た。合わせたバッチは、3.003g(47.0%)の(S)−4−ベンジル−3−((S)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−ニトロブタノイル)オキサゾリジン−2−オン(88)を与えた。
工程3:88(1.55g,3.68mmol)のEtOAc/EtOH(1:1,50mL)中の溶液に、Raneyニッケル懸濁物(0.316g,3.68mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を窒素でパージし、次いで、40psiの水素下に20時間置いた。Raney Ni懸濁物の第二のアリコート(1mL)を添加し、そしてこの反応物を水素圧力下にさらに24時間置いた。Raney Niの第三のアリコート(1mL)を添加し、そしてこの反応物を45psiの水素圧力下に24時間置いた。この反応物をCELITE(登録商標)のプラグで濾過し、そしてその濾液を濃縮した。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン勾配(10%から30%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、400mg(50.8%)の(S)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ピロリジン−2−オン(90)を得た。
工程4:90(621mg,2.91mmol)、Boc2O(761mg,3.49mmol)、DMAP(35.5mg,0.291mmol)およびMeCN(10mL)の溶液を室温で1時間撹拌した。この反応物を濃縮し、そしてEt2Oで希釈した。その有機相を1NのHClで抽出し、その後、ブラインで抽出した。その有機層を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮して、912mg(100%)の(S)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−オキソピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(92)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程5:92(912mg,2.91mmol)のTHF/H2O(2:1;15mL)中の溶液に、固体のLiOH(209mg,8.72mmol)を添加した。この反応混合物を室温で18時間撹拌した。この反応混合物を1MのHClでおよそpH2〜3まで酸性化し、次いで、EtOAcで2回抽出した。合わせたEtOAc層を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮して、902mg(93.5%)の(S)−4−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ブタン酸(100)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程6:粉末状KOH(1525mg,27.19mmol)をDMSO(3mL)に添加し、そしてこの反応混合物を室温で5分間撹拌した。この溶液に100(902mg,2.719mmol)を添加し、その後即座に、ヨードメタン(1.35mL,21.75mmol)を添加した。得られた混合物を室温で5時間撹拌した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、そしてH2O、2MのHClおよびブラインで順番に洗浄した。その有機層を乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物を10:1のDCM/EtOAcで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製した。それから得られた不純な生成物を類似の条件下で再度クロマトグラフィーで分離して、586mg(59.90%)の(S)−4−(tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ブタン酸メチル(102)を得た。
工程7:102(632mg,1.756mmol)の、4:1のTHF/H2O(5mL)中の溶液に、3Mの水性LiOH(5.855mL,17.56mmol)を添加した。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。この水溶液を2NのHClでおよそpH2〜3まで酸性化し、次いで、EtOAcで2回抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮して、598mg(98.46%)の(S)−4−(tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ブタン酸(104)を得た。
工程8:72(102mg,0.401mmol)および104(126mg,0.364mmol)およびHATU(152mg,0.401mmol)のDMF(5mL)中の溶液に、DIPEA(190μL,1.09mmol)を添加した。この反応混合物を室温で18時間撹拌した。この反応物をEtOAcで希釈し、そして1MのHCl、飽和水性NaHCO3で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をMeCN/H2O勾配(5%から95%のMeCN)で溶出する逆相カラムクロマトグラフィー(SP4)により精製して、102mg(53.8%)の(S)−2−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−(2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)−4−オキソブチル(メチル)カルバミン酸tert−ブチル(106)を得た。
工程9:106(106mg,0.204mmol)の、MeOH(2mL)および少量のDCM中の溶液に、ジオキサン中4MのHCl(764μL,3.06mmol)を添加した。この反応物を室温で4時間撹拌した。この反応物を濃縮し、そしてMeCN/H2O勾配(0%〜80%のMeCN)で溶出する逆相カラムクロマトグラフィー(SP4)により精製して、50.7mg(54.5%)のI−17を得た: LCMS (ACPI−pos) m/z 420.3 (M+H)+。
実施例14
N−((1S,2S)−1−(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−18)
工程1:(S)−2−ヒドロキシプロパン酸メチル(30.0g,288mmol)およびピロリジン(22.5g,317mmol)を室温で3日間撹拌した。その粗製生成物を80%のEtOAc/ヘキサンで溶出するSiO2プラグに通すことにより精製して、41.1g(99.6%)の(S)−2−ヒドロキシ−1−(ピロリジン−1−イル)プロパン−1−オン(108)を得た。
工程2:108(41.1g,287.0mmol)、イミダゾール(29.31g,430.6mmol)、およびDMAP(3.507g,28.70mmol)のDMF(100mL)中の溶液に、tert−ブチルクロロジメチルシラン(54.08g,358.8mmol)をゆっくりと添加し、この反応物を室温で18時間撹拌した。水を添加し、そして混合物をEt2Oで抽出した。その有機層を乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。得られた残渣をEtOAc/ヘキサン勾配(10%から50%のEtOAc)で溶出するSiO2プラグに通すことにより精製して、56.93g(77.04%)の(S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(ピロリジン−1−イル)プロパン−1−オン(110)を得た。
工程3:4−ブロモ−2−フルオロ−1−(トリフルオロメチル)ベンゼン(4.93g,20.3mmol)のTHF(50mL)中の、−78℃に冷却した溶液に、ブチルリチウム(8.11mL,20.3mmol,ヘキサン中2.5M)を10分間かけてゆっくりと添加した。この反応物を、カニューレを介して110(4.35g,16.9mmol)のTHF(50mL)中の冷溶液(−78℃)に移した。全てのアリールリチウムを添加した後に、この反応物を10分間撹拌した。この反応をH2Oでクエンチし、そしてDCMで抽出した。その有機層を濃縮し、そして得られた残渣をEtOAc/ヘキサン勾配(1%から5%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、不純な(S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン−1−オン(112)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程4:112(1.374g,3.921mmol)およびEt2O(20mL)の0℃に冷却した溶液に、水素化ホウ素亜鉛の溶液(8.46mL,1.176mmol)を添加し、そしてこの反応物を2時間撹拌した。水をゆっくりと添加し、そしてこの混合物をエーテルで抽出した。その有機層を水およびブラインで洗浄し、次いで乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、(1R,2S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン−1−オール(114)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程5:N−((1S,2R)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(116)を、114から、工程6において、72を28の代わりに使用したこと以外は実施例10の工程4〜工程6に記載される手順に従って調製し、116を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程6:116(533mg,0.936mmol)およびTHF(10mL)の0℃に冷却した溶液に、TBAF(1.310mL,1.31mmol)を添加し、そして反応物を室温で45分間撹拌した。この反応物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。その有機層を濃縮し、そしてその粗製生成物を1%のMeOH/DCMで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、269mg(63.1%)のI−18を得た: LCMS (ACPI−pos) m/z 420.3 (M+H)+。
実施例15
N−((1S,2R)−1−(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−19)
工程1:I−18(30.3mg,0.06653mmol)およびTHF(50mL)の0℃に冷却した溶液に、4−ニトロ安息香酸(22.24mg,0.1331mmol)およびPPh3(26.17mg,0.09979mmol)を添加し、その後、DEAD(39.28μL,0.09979mmol,トルエン中40%の溶液)を滴下により添加した。この反応物を室温まで温め、そして20時間撹拌し、次いで濃縮乾固させた。その粗製生成物をMeCN/H2O勾配(5%から95%のMeCN)で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、これは、不純な生成物を与え、これをさらに精製せずに、工程2において使用した。
工程2:4−ニトロ安息香酸(1S,2R)−1−(2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1−(2−(イソプロピルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)プロパン−2−イル(40mg,0.040mmol)のMeOH(1mL)中の溶液に、2MのK2CO3(40μL,0.079mmol)を室温で添加した。この溶液を室温で30分間撹拌した。水を添加し、そして反応物をDCMで抽出した。その有機層を濃縮し、そして得られた残渣をMeCH/H2O勾配(5%から95%のMeCN)で溶出する逆相カラムクロマトグラフィー(SP4)により精製した。回収した生成物をMeOH/EtOAc(1%から3%のMeOH)で溶出するSiO2クロマトグラフィーによりさらに精製して、0.6mg(3.3%)のI−19を得た: LCMS (ACPI−pos) m/z 420.3 (M+H)+。
実施例16
N−((S)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5−ヒドロキシ−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−20)
工程1:2−(ベンジルアミノ)酢酸エチル(40g,207mmol)およびNaHCO3(20.9g,248mmol)の、THF(400mL)および水(30mL)中の溶液を50℃まで加熱した。1−クロロプロパン−2−オン(23.9g,259mmol)を添加し、そしてこの反応物を50℃で2日間撹拌した。水を添加し、そしてこの溶液をヘキサンで抽出した。その有機層を分離し、乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、粗製2−(ベンジル(2−オキソプロピル)アミノ)酢酸エチル(118)を得、これをさらに精製しなかった。
工程2:118(51.6g,207.0mmol)、Boc2O(47.43g,217.3mmol)、およびPd/C(3.5g,32.89mmol)、およびIPA(200mL)の溶液を、水素下(15psi)で18時間撹拌した。この反応物をCELITEのパッドで濾過し、そしてその濾液を濃縮した。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン勾配(20%から25%のEtOAc)で溶出するSiO2プラグにより精製して、26.41g(49.21%)の2−(tert−ブトキシカルボニル(2−オキソプロピル)アミノ)酢酸エチル(120)を得た。
工程3:tert−ブトキシドの冷溶液(0℃)(112.0mL,112.0mmol)に、エーテル(200mL)中の溶液120(26.41g,101.9mmol)を添加漏斗を介して1.5時間かけて添加した。この混合物をさらに3時間撹拌した。その沈殿物を濾別し、そしてエーテルで洗浄した。この固体を水に溶解させ、そしてそのpHを、HOAcを用いて約4に調整した。その固体を濾過し、水で洗浄し、そして乾燥させて、13.16g(60.6%)の3,5−ジオキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(122)を得た。
工程4:122(12.39g,58.11mmol)のトルエン(120mL)中の溶液に、1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチルメタンアミン(11.62mL,87.16mmol)を添加し、そしてこの反応物を80℃で30分間、次いで50℃で1時間加熱した。この反応物を濃縮して、16.5g(105%)の粗製4−((ジメチルアミノ)メチレン)−3,5−ジオキソピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(124)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程5:124(1.88g,5.04mmol)およびDIPEA(0.905mL,5.05mmol)のトルエン(10mL)中の溶液に、69(1.80g,5.04mmol)を添加し、そして還流させながら1.5時間撹拌した。この反応物を濃縮し、そして水(250mL)に懸濁させ、そして飽和NH4Cl(250mL)を添加した。この混合物をEtOAc(3×250mL)で抽出した。その有機層を合わせ、乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物を2%のMeOH/DCMで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.605g(27.8%)の2−(イソプロピルアミノ)−5−オキソ−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(126)を得た。
工程6:126(400mg,1.31mmol)のMeOH(1mL)中の0℃に冷却した溶液に、NaBH4(49.4mg,1.31mmol)をゆっくりと添加し、そしてこの反応物を室温で15分間撹拌した。この反応を水でクエンチし、そしてこの混合物をDCMで抽出した。その有機層を乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、400mg(99%)の5−ヒドロキシ−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(128)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程7:128(400mg,1.30mmol)とジオキサン中4NのHCl(4mL)との溶液を1時間撹拌した。この反応物を濃縮して、粗製2−(イソプロピルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−5−オール塩酸塩(130)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程8:N−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−5−ヒドロキシ−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(132)を、130から、(S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エタンアミンを22で置き換え、そして72を28で置き換えたこと以外は実施例1の工程6の手順に従って調製し、170mg(34.3%)の132を得た。
工程9:132(35mg,0.0650mmol)のTHF(1mL)中の0℃に冷却した溶液に、TBAF(91μL,0.0911mmol)を添加し、そして反応物を室温で2時間撹拌した。この反応物を濃縮し、そして得られた残渣をMeCN/H2O勾配(5%から95%のMeCN)で溶出する逆相カラム(SP4)で精製して、17.2mg(62.4%)のI−20を得た: LCMS (ACPI−pos) m/z 424.1 (M+H)+。
実施例17
N−((R)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−2−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−21)
工程a:1H−ピラゾール−1−カルボキシミドアミド塩酸塩(29.27g,199.7mmol)およびDMF(100mL)の溶液に、室温で窒素雰囲気下で、DIPEA(46.38mL,266.3mmol)および(S)−2−アミノプロパン−1−オール(10.00g,133.1mmol)のDMF(15mL)溶液を順番に添加し、そしてこの反応物を一晩撹拌した。Et2O(150mL)を添加し、そして10分間撹拌した。エーテルをデカンテーションし、そして減圧中で濃縮して、19.8g(98%)の(S)−1−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)グアニジン(134)を橙色油状物として得、これをさらに精製せずに使用した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 118.1。
工程b:500mLのシンチレーションバイアルに21(49.18g,131.5mmol)、EtOH(100mL)および134(19.75g,131.5mmol)を入れ、次いで45℃で10分間撹拌した。この溶液が均質になったら、ナトリウムエトキシド(98.18mL,263.0mmol,EtOH中21%)を添加し、そしてこの反応物を50℃で18時間撹拌した。その粗製物質を濃縮し、そしてEtOAcに再懸濁させた。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮して、45g(99%,90%純度)の(S)−2−(1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(136)を橙色固体として得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 309.1。
工程c:136(39.5g,128mmol)、DCM(100mL)およびMeOH(100mL)の溶液に、ジオキサン中4Nの溶液HCl(160mL,640mmol)を添加し、そして18時間撹拌した。この反応物を濃縮して、赤色油状物を得た。その残渣をDCM/7Nメタノール性NH3(100mL,9:1)に溶解させ、そしてこの混合物を5分間超音波処理した。無機塩沈殿物を濾過により除去し、そして同じ溶媒で洗浄した。その濾液を濃縮して、粘性赤色油状物を得た。その粗製生成物をDCM/7Nメタノール性NH3(7:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(Biotage 40M)により精製した。回収した淡褐色油状物が結晶化して、21.2g(95%)の(S)−2−(5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イルアミノ)プロパン−1−オール(138)を褐色固体として形成した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 209.1。
(R)−1−(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−エチルアミン(140)を、1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタノン(CASRN 151945−84−5)から、実施例10の工程3〜工程5に記載される手順に従って調製した。140と138との縮合を、138を28の代わりに用いたこと以外は実施例1の工程6の手順に従って実施し、88mg(23%)のI−21を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.08 (s, 1H), 7.34 (t, 1H), 7.12 (dd, 1H), 7.06 (d, 1H), 5.06 (d, 1H), 4.99 (t, 1H), 4.68 (d, 1H), 4.34 (s, 2H), 4.09 (m, 1H), 3.75 (dd, 1H), 3.70−3.58 (m, 3H), 2.66 (t, 2H), 1.48 (d, 3H), 1.25 (d, 3H) ; LCMS (APCI+) m/z 408.1 (M+H)+。
N−((R)−1−(4−クロロ−2,5−ジフルオロフェニル)エチル)−2−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−22)を、(4−クロロ−2,5−ジフェニル)エタノンを1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エタノンの代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した:収量:89mg(26%)。
N−((R)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロピル)−2−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−38)
(R)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロパン−1−アミン塩酸塩(139)を、工程1においてオキサゾール−5−カルバルデヒドを4−クロロ−3−フルオロベンズアルデヒドで置き換えたこと以外は実施例1の工程1および工程2に記載される手順に従って調製した。(R)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロパン−1−アミンと138との縮合を、28を138で置き換え、そして22を1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロパン−1−アミンで置き換えたこと以外は実施例1の工程6に従って実施した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:40)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.30g(75%)のI−38を得た: 1H NMR (400MHz, d6−DMSO)δ8.06 (s, 1H), 7.51−7.47 (t, 1H), 7.34 (d, 1H), 7.17 (d, 1H), 6.95 (d, 1H), 6.53 (d, 1H), 4.64−4.55 (m, 2H), 4.38−4.26 (m, 2H), 3.93−3.90 (m, 1H), 3.59−3.55 (m, 2H), 3.46−3.31 (m, 1H), 3.29−3.24 (m, 1H), 2.55−2.50 (m, 2H), 1.76−1.63 (m, 1H), 1.08 (d, 3H), 0.84 (t, 3H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 422。
N−((R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−44)
185と138との縮合を、28を138で置き換え、そして22を185で置き換えたこと以外は実施例1の工程6に従って実施した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:15から500:25)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.004g(1.31%)のI−44を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 424。
(S)−N−(3,4−ジクロロベンジル)−2−(1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−90)を、(R)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロパン−1−アミン塩酸塩について3,4−ジクロロベンジルアミンを140の代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.03 (s, 1H), 7.37 (m, 2H), 7.14 (m, 1H), 5.37 (dd, 1H), 5.23 (d, 1H), 4.38 (d, 2H), 4.32 (s, 2H), 4.21 (br s, 1H), 4.06 (m, 1H), 3.64 (m, 4H), 2.63 (dd, 2H), 1.21 (d, 3H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 410.5。
N−(3−クロロ−4−シアノベンジル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−94)を、4−(アミノメチル)−2−クロロベンゾニトリル塩酸塩(CASRN 202522−15−4)を140の代わりに使用し、そして28を138の代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した: 1H NMR (400 MHz, DMSO)δ8.09 (s, 1H), 7.90 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.47 − 7.33 (m, 2H), 6.92 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 4.38 − 4.28 (m, 4H), 3.85 (d, J = 11.2 Hz, 3H), 3.59 (d, J = 5.0 Hz, 2H), 3.36 (t, J = 11.6 Hz, 2H), 2.57 (s, 2H), 1.80 (d, J = 12.1 Hz, 2H), 1.48 (dd, J = 20.0, 10.9 Hz, 2H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 427.1。
(R)−N−(1−フェニルプロピル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−95)を、(R)−1−フェニルプロパン−1−アミンを140の代わりに使用し、そして28を138の代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した: 1H NMR (400 MHz, DMSO)δ8.07 (s, 1H), 7.34 − 7.24 (m, 4H), 7.18 (t, J = 6.7, 1H), 6.91 (d, J = 8.1, 2H), 4.58 (dd, J = 14.8, 8.4, 1H), 4.42 − 4.23 (m, 2H), 3.88 (dd, J = 19.1, 11.1, 3H), 3.65 − 3.51 (m, 2H), 3.36 (dd, J = 9.3, 7.5, 2H), 2.53 (t, J = 6.2, 2H), 1.85 − 1.58 (m, 4H), 1.47 (qd, J = 11.9, 4.2, 2H), 0.84 (t, J = 7.3, 3H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 396.2。
(R)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−N−(1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロピル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−96)を、(R)−1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン−1−アミン塩酸塩を140の代わりに使用し、そして28を138の代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した: 1H NMR (400 MHz, DMSO)δ8.07 (s, 1H), 7.65 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 7.53 (d, J = 7.9 Hz, 2H), 7.01 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 4.65 (dd, J = 14.8, 7.3 Hz, 1H), 4.33 (q, J = 18.0 Hz, 2H), 3.85 (d, J = 11.9 Hz, 3H), 3.59 (t, J = 9.5 Hz, 2H), 3.36 (t, J = 11.5 Hz, 2H), 2.53 (d, J = 9.9 Hz, 2H), 1.72 (ddd, J = 20.4, 18.9, 8.4 Hz, 4H), 1.48 (dd, J = 20.4, 11.1 Hz, 2H), 0.87 (t, J = 7.2 Hz, 3H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 464.2。
(R)−N−(1−(4−クロロフェニル)エチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−97)を、(R)−1−(4−クロロフェニル)エタンアミンを140の代わりに使用し、そして28を138の代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した: 1H NMR (400 MHz, DMSO)δ8.07 (s, 1H), 7.34 (s, 4H), 6.97 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 4.83 (t, J = 6.9 Hz, 1H), 4.32 (s, 2H), 3.85 (d, J = 11.3 Hz, 3H), 3.56 (t, J = 5.0 Hz, 2H), 3.36 (t, J = 11.7 Hz, 2H), 2.53 (d, J = 5.3 Hz, 2H), 1.80 (d, J = 11.9 Hz, 2H), 1.57 − 1.43 (m, 2H), 1.36 (d, J = 7.0 Hz, 3H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 416.1。
(R)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−N−(1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−98)を、(R)−1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)エタンアミン塩酸塩を140の代わりに使用し、そして28を138の代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した: 1H NMR (400 MHz, DMSO)δ8.08 (s, 1H), 7.65 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.54 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 7.07 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 6.89 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 4.98 − 4.84 (m, 1H), 4.41 − 4.27 (m, 2H), 3.85 (d, J = 11.1 Hz, 3H), 3.58 (s, 2H), 3.37 (t, J = 9.2 Hz, 2H), 2.55 (s, 2H), 1.80 (d, J = 13.1 Hz, 2H), 1.48 (dd, J = 21.8, 9.7 Hz, 2H), 1.40 (d, J = 7.1 Hz, 3H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 450.2。
N−(4−シアノ−3−(トリフルオロメチル)ベンジル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−99)を、4−シアノ−3−トリフルオロメチル−ベンジルアミン(4−ブロモ−3−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド,CASRN 101066−58−4から調製した)を140の代わりに使用し、そして28を138の代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した: 1H NMR (400 MHz, DMSO)δ8.10 (d, J = 9.2 Hz, 2H), 7.87 (s, 1H), 7.76 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 7.44 (t, J = 5.4 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 4.40 (d, J = 5.4 Hz, 2H), 4.34 (s, 2H), 3.85 (d, J = 11.3 Hz, 3H), 3.58 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 3.36 (t, J = 11.5 Hz, 2H), 2.57 (t, J = 5.4 Hz, 2H), 1.80 (d, J = 12.2 Hz, 2H), 1.48 (td, J = 15.6, 4.0 Hz, 2H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 461.1。
(R)−N−(1−(4−フルオロフェニル)プロピル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−100)を、(R)−1−(4−フルオロフェニル)プロパン−1−アミン(CASRN 374898−01−8)を140の代わりに使用し、そして28を138の代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した: 1H NMR (400 MHz, DMSO)δ8.07 (s, 1H), 7.34 (dd, J = 8.6, 5.7 Hz, 2H), 7.10 (t, J = 8.9 Hz, 2H), 6.91 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 4.57 (dd, J = 15.0, 8.3 Hz, 1H), 4.40 − 4.25 (m, 2H), 3.95 − 3.81 (m, 3H), 3.66 − 3.49 (m, 2H), 3.36 (dd, J = 11.9, 10.1 Hz, 2H), 2.56 − 2.52 (m, 2H), 1.85 − 1.59 (m, 4H), 1.47 (qd, J = 12.3, 4.3 Hz, 2H), 0.83 (t, J = 7.3 Hz, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 414.2。
(R)−N−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−101)を、1−(4−フルオロフェニル)エタンアミン)を140の代わりに使用し、そして28を138の代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した。これらのエナンチオマーをキラルSFCクロマトグラフィーを使用して分離して、(R)−N−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(10%収率)および(S)−N−(1−(4−フルオロフェニル)エチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(15%収率)を得た: 1H NMR (400 MHz, DMSO)δ8.08 (s, 1H), 7.35 (dd, J = 8.6, 5.7, 2H), 7.10 (t, J = 8.9, 2H), 6.97 (d, J = 7.8, 1H), 6.91 (d, J = 7.8, 1H), 4.84 (p, J = 7.1, 1H), 4.32 (s, 2H), 3.87 (dd, J = 16.1, 13.2, 3H), 3.56 (t, J = 5.6, 2H), 3.40 − 3.35 (m, 2H), 2.57 − 2.52 (m, 2H), 1.79 (d, J = 12.6, 2H), 1.56 − 1.41 (m, 2H), 1.36 (d, J = 7.1, 3H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 400.2。
(R)−N−(1−フェニルエチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−102)を、(R)−1−フェニルエタンアミンを140の代わりに使用し、そして138を138の代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した: 1H NMR (400 MHz, DMSO)δ8.07 (s, 1H), 7.30 (dt, J = 15.1, 7.4, 4H), 7.18 (t, J = 7.0, 1H), 6.95 (d, J = 7.8, 1H), 6.88 (d, J = 7.9, 1H), 4.85 (p, J = 7.0, 1H), 4.33 (s, 2H), 3.85 (d, J = 11.9, 3H), 3.57 (t, J = 5.6, 2H), 3.36 (dd, J = 12.5, 10.8, 2H), 2.53 (dd, J = 10.1, 4.5, 2H), 1.79 (d, J = 12.6, 2H), 1.48 (ddd, J = 15.7, 12.1, 4.5, 2H), 1.37 (d, J = 7.1, 3H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 382.2。
N−((R)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−2−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−147)を、(R)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エタンアミンを140の代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した。その粗製生成物を2.5%のMeOH/EtOAcで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、102mg(51%)のI−147を白色固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ7.84 (s, 1H), 7.35−7.38 (m, 1H), 7.18−7.23 (m, 1H), 7.06−7.11 (m, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.95−5.02 (m, 1H), 4.62 (d, 1H, J = 7.0 Hz), 4.45 (s, 2H), 3.90−3.98 (m, 1H), 3.71−3.75 (m, 1H), 3.52−3.57 (m, 3H), 2.75 (t, 2H, J = 5.9 Hz), 1.48 (d, 3H, J = 7.1 Hz), 1.22 (d, 3H, J = 6.5 Hz); MS (APCI−pos) M+1 = 407.5。
実施例18
N−((S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル)−2−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−23)
工程1:ジクロロ{(S)−(−)−2,2’−ビス[ジ(3,5−キシリル)ホスフィノ]−1−1’ビナフチル}[(2S)−(−)−1,1−ビス(4−メトキシPh)−3−Me−1,2−ブタンジアミン]Ru(II)(0402g,0.0329mmol)を、IPA(80mL)、1−(3,4−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノン(8.00g,32.9mmol,CASRN 125733−43−9)、トルエン(15mL)およびカリウムtert−ブトキシド(0.658ml,0.658mmol)のtert−BuOH中の溶液に添加し、これを、このバイアルに窒素を吹き込むことにより脱気した。このビーカーをオートクレーブに入れ、そして減圧と窒素充填とのサイクルを3回行うことによって、パージした。水素をこのオートクレーブに150psiの圧力で導入し、次いで、止め弁をゆっくりと解放することによって20psiまで減圧した。このプロセスを3回繰り返した後に、このオートクレーブを240psiまで加圧した。水素を200psiまで再充填し、次いでその圧力を160psiまで低下させた。この反応混合物を室温で64時間激しく撹拌した。その圧力を解放し、そしてその溶媒を除去した。その残渣をエーテル(200mL)に溶解させ、ブライン(100mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン(2:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、7.31g(90.6%)の固体の(R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタノール(142)を得た。
工程2:142(7.10g,29.0mmol)および2,6−ジメチルピリジン(4.97g,46.4mmol)の、シクロヘキサン(20mL)中の−10℃に冷却した溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(12.3g,43.5mmol)を30分間かけて添加した。この反応物を0℃で90分間撹拌し、H2Oでクエンチし、そしてこの混合物をDCMで抽出した。その有機層を乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、トリフルオロメタンスルホン酸(R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル(144)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程3:144(10.9g,28.9mmol)、K2CO3(5.99g,43.4mmol)および(3,4−ジメトキシフェニル)メタンアミン(6.77g,40.5mmol)のシクロヘキサン(200mL)中の溶液を65℃で24時間加熱した。水を添加し、そしてその有機層を濃縮し、そしてその粗製生成物をEtOAc/ヘキサン(5%から20%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、4.11g(36.1%)の1−(3,4−ジクロロフェニル)−N−(3,4−ジメトキシベンジル)−2,2,2−トリフルオロエタンアミン(146)を得た。
工程4:146(4.11g,10.43mmol)のDCM(50mL)中の溶液に、TFA(2.410ml,31.28mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で18時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてDCMに溶解させた。HClの溶液(20mL,2M Et2O)を添加し、そしてその溶媒を固体からデカンテーションした。その固体を15%のMeOH/DCMに溶解させ、そして飽和NaHCO3を添加した。その有機層を分離して濃縮した。その残渣をEtOAcで粉砕し、そして静置した。得られた固体を濾過して、1.904g(74.8%)の1−(3,4−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエタンアミン(148)を得た。
工程5:148(1.00g,4.01mmol)、クロロギ酸4−ニトロフェニル(0.9085g,4.507mmol)およびピリジン(0.7131g,9.015mmol)のDCM(10mL)中の溶液を30分間撹拌した。水を添加し、そしてこの反応混合物をDCMで抽出した。その有機層を濃縮し、そして20%のEtOAc/ヘキサンで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、1.511g(90.0%)の1−(3,4−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチルカルバミン酸4−ニトロフェニル(150)を得た。
工程7:(S)−2−(5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イルアミノ)プロパン−1−オール(138,0.215g,1.03mmol)、TBDMS−Cl(0.171g,1.14mmol)およびTEA(0.216ml,1.55mmol)およびDCM(5mL)の溶液を18時間撹拌し、水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをDCM/MeOH(500:50)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.220g(66.1%)の(S)−N−(1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロパン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン(152)を得た。
工程8:(S)−N−(1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロパン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン(152)と150との縮合を152を28の代わりに使用し、そして150を22の代わりに使用したこと以外は実施例1の工程6の手順に従って実施し、89mg(72%)の2−((S)−1−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)プロパン−2−イルアミノ)−N−((S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロエチル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(154)を得た。
工程9:154(111mg,0.187mmol)のDCMおよびTBAF(187μL,0.187mmol)中の溶液に、この溶液を室温で3時間撹拌した。この反応を水でクエンチし、そしてDCMで抽出した。その有機層を乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。この粗製生成物をMeCN/H2O勾配(5%から90%のMeCN)で溶出するSP4逆相カラムクロマトグラフィーで精製して、26.7mg(29.8%)のI−23を得た: LCMS (APCI+) m/z 480.5 (M+H)+。
2−((S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルアミノ)−5,8−ジヒドロ−6H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボン酸[(R)−1−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−エチル]−アミド(I−64)を、152を28の代わりに使用し、そして143を22の代わりに使用したこと以外は実施例1の工程6に記載される手順に従って調製して、I−64を得ることができる: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 442。1−(4−トリフルオロメチル−3−フルオロフェニル)エタノン(CASRN 204339−72−0)は、4−トリフルオロメチル−3−フルオロベンズアルデヒドから、実施例1の工程1〜工程3の手順に従って調製され得る。(R)−1−(4−トリフルオロメチル−3−フルオロ−フェニル)−エチルアミン(143)は、1−(4−トリフルオロメチル−3−フルオロフェニル)エタノン(143a,CASRN 237761−81−8)から、実施例10の工程3〜工程5に記載される手順に従って調製され得る。
2−((S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルアミノ)−5,8−ジヒドロ−6H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボン酸[(R)−1−(3−クロロ−5−フルオロ−フェニル)−エチル]−アミド(I−65)を、152を28の代わりに使用し、そして145を22の代わりに使用したこと以外は実施例1の工程6に記載される手順に従って調製して、I−64を得ることができる: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 408。(R)−1−(5−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−エチルアミン(145)は、1−(5−クロロ−3−フルオロフェニル)エタノン(CASRN 842140−52−7)から、実施例10の工程3〜工程5に記載される手順に従って調製され得る。
実施例19
N−((R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)プロピル)−2−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−24)
工程1:THF(100mL)および2,2’−オキシビス(N,N−ジメチルエタンアミン)(9.18g,57.3mmol)の0℃に冷却した溶液に、エチルマグネシウムブロミド(19.1mL,57.3mmol,THF中3N)を添加し、そして10分間撹拌した。この溶液を−60℃まで冷却し、そして3,4−ジクロロベンゾイルクロリド(10.0g,47.7mmol)のTHF(20mL)中の溶液を10分間かけて滴下により添加した。この反応物を1時間撹拌し、飽和NH4Clを添加することによりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。合わせた抽出物を(Na2SO4)で乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン勾配(2%から10%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(Biotage 40M)により精製して、6.0g(85%,53%純粋)の1−(3,4−ジクロロフェニル)プロパン−1−オン(156)を透明油状物として得、これをさらに精製せずに使用した。
工程2:250mLの丸底フラスコに、MTBE(35mL)、(R)−1−メチル−3,3−ジフェニルヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,3,2]オキサザボロールの溶液(2.51mL,2.51mmol)およびボランジエチルアニリン(4.45mL,25.1mmol)を室温で入れ、次いで40℃まで加熱した。156(6.00g,25.1mmol)のMTBE(20mL)溶液を滴下により添加し、そしてこの反応物を40℃で3時間撹拌した。この反応物を室温まで冷却し、次いでMeOH(5mL)をゆっくりと添加し、その後、1MのHClを添加し、そしてこの反応物を18時間撹拌した。水を除去し、そして残った有機相を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮して、淡灰色油状物を得た。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン(1:3)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(SNAP 100)により精製して、3.45g(66%)の(S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)プロパン−1−オール(158)を透明油状物として得た。
工程3:158(3.45g,16.5mmol)およびTHF(45mL)の0℃に冷却した溶液に、イソインドリン−1,3−ジオン(2.67g,18.1mmol)およびPPh3(6.49g,24.7mmol)を添加し、その後、ニートなDIAD(6.67g,33.0mmol)を滴下により添加した。この反応物を室温まで温め、そして18時間撹拌した。この反応物を2NのNaOH(50mL)およびDCM(50mL)と一緒に2時間撹拌し(エマルジョン)、次いでDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮した。その残渣をヘキサン/EtOAc(1:1)で粉砕し、そして沈殿したPOPh3を濾過した。その濾液を濃縮し、そしてヘキサン/EtOAc(9:1)で溶出するクロマトグラフィー(Isolera)で分離して、2.05g(32%)の(R)−2−(1−(3,4−ジクロロフェニル)プロピル)イソインドリン−1,3−ジオン(160)を得た。
工程4:160(2.05g,5.21mmol)およびTHF:MeOH(1:1,40mL)の溶液に、室温でヒドラジン一水和物(1.31mL,26.1mmol)を添加し、そしてこの反応物を50℃まで加熱し、そして24時間撹拌した。THF(20mL)を添加し、そして沈殿したフタルイミドを濾過して廃棄した。その濾液をブラインで洗浄し、DCMで抽出し、そしてその有機相を合わせ、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮して、1.18g(89%)の(R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)プロパン−1−アミン(162)を粘性黄色油状物として得た。このMosherアミドの19F NMRは、−69.28および−69.31のピークに基づいて、93%のeeを示した。
工程5:バイアルに、CDI(0.584g,3.60mmol)、162(0.735g,3.60mmol)、DIPEA(1.88mL,10.8mmol)、DCM(7mL)およびDMF(2mL)を入れた。この溶液を30分間撹拌し、そして138(0.750g,3.60mmol)、DIPEA(1.88mL,10.8mmol)のDCM(3mL)中の溶液を添加した。この反応混合物を18時間撹拌し、ブライン(4mL)で洗浄し、そしてその有機相を減圧中で濃縮した。その残渣をEtOAcに懸濁させ、そしてブライン(2×50mL)で洗浄し、次いで濃縮した。この粗製生成物をMeCN/H2O(1:1)で溶出する逆相液体クロマトグラフィーカラム(Horizen C18 biotage 40M)で精製した。生成物は、約50%MeCN/50%水で溶出し、0.905g(55%)のI−24を淡黄色固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ8.01 (s, 1H), 7.44 (m, 1H), 7.39 (d, 1H), 7.19 (d, 1H), 4.58 (m, 1H), 4.39 (m, 2H), 4.04 (m, 1H), 3.61 (m, 4H), 2.61 (t, 3H), 1.77 (m, 2H), 1.16 (d, 3H), 0.89 (t, 3H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 438.1。
N−((R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−メチルプロピル)−2−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−32)を、工程1において、イソプロピルマグネシウムブロミドをエチルマグネシウムブロミドの代わりに使用したこと以外は同様にして調製し、0.70g(95%)の1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−メチルプロパン−1−アミンを得た: m/z (APCI−pos) M+1 = 217.8。
1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−メチルプロパン−1−アミンと138との縮合は、I−32を与えた。その粗製生成物をMeCN/H2O勾配で溶出する逆相クロマトグラフィー(SP4 C18 Biotage 40Mカラム)により精製して(約50%のMeCNで溶出した)、(73mg)の表題化合物を得た。キラルHPLC分離を、Tech ICカラム、4.6mm×250mm、1mL/分、220nMを用いて、ヘキサン/EtOH(6:4)で溶出して、1mL/分の流量で達成した。ピークは、4.7分および5.9分で溶出した。回収した油状物を30カラム体積にわたるMeCN/H2O勾配(0%から70%のMeCN)で溶出するSP4 Biotage 25Mカラムで再度精製して、0.010g(32%)のI−32を白色固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ8.00 (s, 1H), 7.45 (m, 1H), 7.39 (d, 1H), 7.20 (m, 1H), 6.81 (d, 1H), 4.35 (m, 3H), 4.03 (m, 1H), 3.60 (m, 2H), 3.51 (m, 2H), 3.31 (s, 2H), 2.60 (t, 2H), 2.01 (m, 1H), 1.16 (d, 3H), 1.01 (d, 3H), 0.71 (d, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 452.1。
実施例20
N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)−3,3,3−トリフルオロプロピル)−2−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−34)
40mLのバイアルに、CDI(0.584g,3.60mmol)、1−(3,4−ジクロロフェニル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−アミン(0.929g,3.60mmol)、DIPEA(1.88mL,10.8mmol)、DCM(7mL)およびDMF(2mL)を入れた。この混合物を30分間撹拌し、次いで、138(0.750g,3.60mmol)およびDIPEA(1.88mL,10.8mmol)のDCM(3mL)中の溶液を添加し、そしてこの混合物を18時間撹拌した。この反応混合物をブライン(4mL)で洗浄し、そしてその有機相を単離して濃縮した。その残渣をEtOAcに再懸濁させ、そしてブライン(2×50mL)で洗浄し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をMeCN/H2O勾配で溶出する逆相クロマトグラフィー(Horizen C18 Biotage 40M)(約50%のMeCNで溶出)により精製して、925mgを得、これをキラルHPLCクロマトグラフィーにより分離し、そして実施例19に記載されるように再度精製して、0.212g(23%)のI−34を白色固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ8.06 (s, 1H), 7.55 (m, 1H), 7.49 (d, 1H), 7.31 (m, 1H), 5.20 (m, 1H), 4.41 (q, 2H), 4.06 (m, 1H), 3.65 (t, 2H), 3.56 (m, 2H), 2.79 (m, 4H), 1.20 (d, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 492.0。
実施例21
N−((R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)プロピル)−2−((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−25)
工程1:(1S,3S)−3−アミノシクロペンタノール(9.00g,89.0mmol)(ASID pharmaceuticalsから入手)のDMF(45mL)中の撹拌溶液に、室温で窒素下で、DIPEA(31.0mL,178mmol)を添加し、その後、1H−ピラゾール−1−カルボキシミドアミド塩酸塩(14.7g,133mmol)を添加した。一晩撹拌した後に、Et2O(150mL)を添加し、そしてこの反応物を10分間撹拌した。Et2Oをデカンテーションし、そして高真空下で濃縮して、21g(99%)の1−((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)グアニジン(164)を暗橙色油状物として得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 144.1。
工程2:21(10.99g,41.90mmol)、EtOH(10mL)および1−((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチル)グアニジン(10.0g,41.90mmol)の溶液を45℃で10分間撹拌した。この溶液が均質になったら、ナトリウムエトキシド(31.29mL,83.81mmol,EtOH中21%)を添加し、そしてこの反応物を45℃で18時間撹拌した。その粗製物質を濃縮し、そしてEtOAcに再懸濁させた。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をEtOAc/MeOH(9:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(Biotage 25M)により精製して、10.9g(50%)の2−((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(166)を黄色泡状物として得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 335.1。
工程3:166(10.85g,21.09mmol)、DCM(100mL)およびMeOH(10mL)の溶液に、HCl/ジオキサン(26.36mL,105.4mmol,ジオキサン中4Nの溶液)を添加し、そしてこの反応物を18時間撹拌した。この溶液を濃縮して、赤色油状物を得た。その残渣にDCM/メタノール性NH3(100mL,9:1,7N)を添加し、そしてこの混合物を5分間超音波処理した。その濾液を濃縮して、濃厚な赤色油状物を得た。その粗製生成物をDCM/7Nメタノール性:NH3(4:1、次いで9:1溶液)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(Biotage 40 M)により精製して、4.1g(80%)の(1S,3S)−3−(5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イルアミノ)シクロペンタノール(168)を淡褐色油状物として得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 235.2。
工程4:表題化合物を、22を168で置き換えたこと以外は実施例1の工程6に従って、調製した。その粗製生成物をEtOAc/MeOH(9:1)で展開する分取TLC(2.0mmの厚さ)により精製し、そして約0.6のRfを有する生成物が溶出して、白色固体を得、これは、0.026g(24%収率)のI−25を与えた: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.06 (s, 1H), 7.38 (m, 2H), 7.16 (m, 1H), 5.00 (m, 1H), 4.91 (m, 1H), 4.73 (m, 1H), 4.50 (m, 2H), 4.33 (s, 2H), 3.64 (m, 2H), 3.48 (s, 1H), 2.64 (m, 2H), 2.4−1.4(m, 8H), 0.91 (t, 3H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 464.1。
N−((R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−42)
185と168との縮合を、28を168で置き換え、そして22を185で置き換えたこと以外は実施例1工程6に従って実施した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:15から500:30)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.066g(61.3%)のI−42を得た: MA m/z (APCI−pos) M+1 = 450。
N−((R)−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロピル)−2−((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−37)(R)−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン−1−アミン(167)は、工程1において、3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−ベンゾイルクロリドを3,4−ジクロロベンゾイルクロリドの代わりに使用したこと以外は実施例19の工程1〜工程4に記載される手順に従って、調製され得る。167と168との縮合を、162を167で置き換え、そして132を168で置き換えたこと以外は実施例19の工程5に従って実施した。その生成物をEtOAc/MeOH(9:1)で展開する分取SiO2 TLCプレート(1.0mmの厚さ)で精製して、0.030g(48%)のI−42を白色固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.06 (s, 1H), 7.53 (t, 1H), 7.17 (m, 2H), 5.03 (m, 2H), 4.80 (m, 1H), 4.49 (m, 2H), 4.35 (s, 2H), 3.65 (m, 2H), 2.65 (t, 2H), 2.13 (m, 4H), 1.81 (m, 2H), 1.68 (m, 2H), 1.44 (m, 1H), 0.93 (t, 3H) ; m/z (APCI−pos) M+1 = 482.1。
N−((R)−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−2−((1S,3S)−3−ヒドロキシシクロペンチルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−52)を同様にして調製した。粗製生成物をMeCN/H2Oで溶出する逆相クロマトグラフィー(12M Horizen C18カラム)により単離して(生成物は約25%のMeCNで溶出した)、0.059g(48%)のI−52を白色固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ7.99 (s, 1H), 7.55 (t, 1H), 7.25 (m, 2H), 6.97 (d, 1H), 4.93 (m, 1H), 4.40 (m, 3H), 4.31 (m, 1H), 3.61 (m, 2H), 2.60 (t, 2H), 2.17 (m, 1H), 2.00 (m, 2H), 1.68 (m, 1H), 1.56 (m, 1H), 1.45 (m, 4H); m/z (APCI−pos) M+1 = 468.2。
実施例22
N−((R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−((1R,4R)−4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−26)
(1R,4R)−4−(5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イルアミノ)シクロヘキサノール(170)を、(1R,4R)−4−アミノシクロヘキサノールを(1S,3S)−3−アミノシクロペンタノールの代わりに使用したこと以外は実施例21の工程1〜工程3に従って調製した。
N−((R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−((1R,4R)−4−ヒドロキシシクロヘキシルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−26)を、170から、実施例1の工程6に記載される手順に従って調製した。収量29.1mg(8%); 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.40 (m, 2H), 7.17 (dd, 1H), 5.48 (m, 1H), 4.78 (d, 1H), 4.66 (d, 1H), 4.33 (s, 2H), 3.78 (m, 1H), 3.71−3.58 (m, 3H), 2.66 (t, 2H), 2.13 (d, 2H), 2.01 (d, 2H), 1.43 (m, 4H), 1.43 (m, 2H), 1.26 (m, 2H); LCMS (APCI+) m/z 466.5 (M+H)+。
実施例23
(R)−N−(1−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)プロピル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−27)
(R)−1−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)プロパン−1−アミンを、4−(ジフルオロメトキシ)ベンズアルデヒドから、実施例1の工程1および工程2の手順に従って調製した。(R)−1−(4(ジフルオロメトキシ)フェニル)プロパン−1−アミンと28との縮合を、実施例1の工程6に従って実施した。この生成物をMeCN/H2O勾配(1%から60%のMeCN)で30カラム体積にわたり溶出する逆相クロマトグラフィー(SP4 C18)により精製して、0.113g(56%)のI−27得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.30 (d, 2H), 7.08 (d, 2H), 6.48 (t, 1H), 5.02 (d, 1H), 4.89 (m, 2H), 4.34 (s, 2H), 4.02 (m, 3H), 3.62 (m, 4H), 2.66 (m, 2H), 2.03 (m, 2H), 1.81 (m, 2H), 0.92 (m, 2H), 0.90 (t, 3H)); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 462.1。
実施例24
(R)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−メトキシプロピル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−28)
工程1:(R)−3−アミノ−3−(3,4−ジクロロフェニル)プロパン酸(10.0g,42.7mmol,CASRN 909709−44−0)およびTHF(57.0mL,42.7mmol)の、N2雰囲気下0℃に冷却した溶液に、LiAlH4(32.0mL,32.0mmol,THF中1Mの溶液)を、その内部温度を20℃に維持する速度で滴下により添加した(10分間の添加)。この反応物を0℃で1時間撹拌し、次いで室温まで温め、そして一晩撹拌した。この反応を2MのHCl(20mL)でクエンチし、次いで2MのNaOH(30mL)およびブライン(50mL)を順番に添加した。その白色固体をCELITEでの濾過により除去し、そしてTHF(100mL)およびEtOAc(50mL)ですすいだ。その有機相を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮して、5.25g(56%)の(R)−3−アミノ−3−(3,4−ジクロロフェニル)プロパン−1−オール(172)を淡黄色油状物として得、これをさらに精製せずに使用した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 220.0。
工程2:172(5.00g,22.7mmol)、NaOH(2M aq)(34.1mL,68.2mmol)のTHF(50mL,22.7mmol)中の溶液に、Boc2O(5.45g,25.0mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩撹拌した。さらなるNaOH(2M aq)(34.1ml,68.2mmol)を添加して、そのpHを約12で安定化させた。さらなるBoc2O(3.0g)を添加し、そしてそのpHを約12で維持した。3時間後、Et2Oを添加し、そしてその有機相を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン(1:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(SNAP 100)により精製して、3.40g(41%)の(R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピルカルバミン酸tert−ブチル(174)を黄色固体として得た:ee約90%(OJカラムを使用するキラルHPLC)。
工程3:174(2.22g,6.93mmol)およびTHF(30mL)の、0℃に冷却してN2雰囲気下に維持した溶液に、NaH(0.333g,8.32mmol,鉱油中60%)を添加した。その氷浴を外し、そしてこの溶液を30分間撹拌し、次いでMeI(0.519mL,8.32mmol)を添加し、そしてこの黄色溶液を一晩撹拌した。この反応物をH2Oで希釈し、そしてEt2Oで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をヘキサン/EtOAc(4:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(SNAP 50)により精製して、0.660g(28%)の(R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−メトキシプロピルカルバミン酸tert−ブチル(176)を淡黄色油状物として得た。
工程4:176の脱保護を、実施例1の工程5の手順に従って実施し、0.375g(80%)の(R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−メトキシプロパン−1−アミン(178)を得た: m/z (APCI−pos) M+1 = 234.0。
工程5:178と28との縮合を、実施例1の工程6に従って実施した。この粗製生成物をSiO2カラムに装填し、そしてMeOH/DCM(1:4)で溶出し、次いでMeCN/H2O勾配(1%から70%のMeCN)で溶出する逆相カラム(SP4 C18)で再度精製して、0.013g(12%)のI−28を白色固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.08 (s, 1H), 7.36 (m, 2H), 7.13 (m, 1H), 6.29 (d, 2H), 4.93 (m, 2H), 4.36 (q, 2H), 3.99 (m, 3H), 3.57 (m, 6H), 3.38 (s, 3H), 2.67 (t, 2H), 2.07 (m, 2H), 1.90 (m, 1H), 1.55 (m, 2H); m/z (APCI−pos) M+1 = 494.1。
実施例25
(R)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−29)
工程1:(E)−(1H−ピラゾール−1−イル)メタンジイリデンジカルバミン酸ベンジル(1.95g,5.15mmol,CASRN 152120−55−3)のTHF(10mL)中の撹拌溶液に、室温で窒素下で、DIPEA(2.24mL,12.9mmol)をシリンジを介して添加した。この混合物を2時間撹拌し、次いで1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミン(0.500g,5.15mmol)を添加し、そして3日間撹拌した。この反応物をEtOAcで50mLまで希釈し、そして2NのHCl(2×50mL)、飽和水性NaHCO3(2×50mL)およびブライン(1×50mL)で順番に洗浄した。その有機相を単離し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、1.00g(90%の純度,43%)の(Z)−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イルアミノ)メチレンカルバミン酸ベンジル(180)を白色固体として得、これをさらに精製せずに使用した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 408.3。
工程2:180(1.00g,2.45mmol)のEtOH/THF(1:1,35mL)中の撹拌溶液に、室温でPearlman触媒(0.172g,0.245mmol)を添加した。この混合物を、水素ガスでの減圧/パージサイクルに3回供し、次いで、1気圧の水素のバルーンの圧力下で維持した。一晩撹拌した後に、この反応物をEtOHを用いてGF/F濾紙で濾過し、そしてその濾液を濃縮して、0.31g(90%)の1−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)グアニジン(182)を透明ガラス状物質として得、これをさらに精製せずに使用した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 140.0。
工程3:密封可能な耐圧チューブに、THF/EtOH(1:1,10mL)中の182(0.310g,2.23mmol)を室温で入れ、窒素でフラッシュし、そして21(0.567g,2.23mmol)を添加した。この溶液を100℃で24時間温めた。この反応物を室温まで冷却し、そして濃縮して、0.556g(70%)の2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチルを白色ガラス状固体として得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 331.1。
工程4:2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(0.556g,1.68mmol)のDCM/EtOH 5mL,1:1)中の溶液に、ジオキサン中4NのHCl(4.21ml,16.8mmol)を添加し、そしてこの溶液を18時間撹拌した。この反応物を濃縮して、橙色固体を得、これを、7N NH3/MeOHと一緒に撹拌することによって中和し、そしてDCMで洗浄した。その沈殿物を濾過し、そしてMeOH/DCM勾配(0%から20%のMeOH)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(SNAP 25)により精製して、0.223g(75%の純度,44%収率)のN−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン(184)を淡黄色固体として得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 231.2。
工程5:バイアルに、(R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エタンアミン(185,0.046g,0.24mmol,CASRN 150520−10−8)、CDI(0.040g,0.24mmol)、DIPEA(0.085ml,0.49mmol)およびDCM(1mL)を入れ、密封し、そして30分間撹拌した。184(0.075g,0.24mmol)、DIPEA(0.085ml,0.49mmol)およびDCM(1mL)の溶液を添加した。この反応混合物を5時間撹拌し、ブライン(4mL)で洗浄し、そして分取SiO2 TLC(1.0mmの厚さ)に装填した。そのプレートをEtOAc/MeOH(95:5)で展開し、これは、0.0041g(4%)のI−29を与えた: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.21 (s, 1H), 7.48 (m, 3H), 7.19 (m, 1H), 6.76 (s, 1H), 6.27 (s, 1H), 4.97 (m, 1H), 4.76 (m, 1H), 4.38 (s, 2H), 3.76 (s, 3H), 3.69 (m, 2H), 2.73 (m, 2H), 1.49 (m, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 446.0。
(R)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−30)を、工程1において1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミンを1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミンで置き換えたこと以外は以外は同様にして、調製した。I−30を分取SiO2 TLC(1.0mmの厚さ)で精製し、EtOAc/MeOH(95:5)で展開して、0.0185g(12%)の生成物を透明なガラス状物質として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.17 (s, 1H), 7.82 (s, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.42 (m, 1H), 7.38 (d, 1H), 7.19 (m, 1H), 7.03 (s, 1H), 4.94 (m, 2H), 4.43 (s, 1H), 4.15 (q, 2H), 3.67 (m, 2H), 2.70 (t, 2H), 1.49 (m, 6H); m/z (APCI−pos) M+1 = 460.1。
(R)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−31)を、工程1において1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミンを1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンで置き換えたこと以外は以外は同様にして、調製した。I−31をMeOH/EtOAc(5/95)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(Biotage)により精製して、82mg(86%)のI−31を得た。
実施例26
N−((R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−2−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−33)
工程1:丸底フラスコに、(R)−3−アミノ−3−(3,4−ジクロロフェニル)プロパン−1−オール(9.25g,42.0mmol,CASRN 147611−61−8)、DMAP(0.513g,4.20mmol)およびDCM(84.1mL)を入れ、次いでTBDMS−Cl(6.65g,44.1mmol)およびDCM(10mL)の溶液を添加した。この反応物を室温で2日間撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。その有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:8から500:10)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、10.2g(72%)の(R)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)プロパン−1−アミン(186)を得た: m/z (APCI−pos) M+1 = 334.0。
キラルee分析を、Mosherアミドを用いて実施した。(アミンをmosher酸塩化物、DIPEAおよびCDCl3と一緒に15分間撹拌した)。−69.26および−69.33のピークの19F NMR分析は、81%のeeを示すラセミ体に匹敵した。(R)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)プロパン−1−アミン10.2(100%の純度,72%収率)を得た。
工程2:バイアルに、186(0.161g,0.480mmol)、CDI(0.0779g,0.480mmol)、DIPEA(0.167ml,0.960mmol)およびDCM(1mL)を入れた。この溶液を30分間撹拌し、次いで(S)−2−(5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イルアミノ)プロパン−1−オール(0.100g,0.480mmol)、DIPEA(0.167ml,0.960mmol)およびDCM(1mL)の溶液を添加し、そしてこの溶液を一晩撹拌した。この反応混合物をブライン(4mL)で洗浄し、そして分取SiO2 TLC(1.0mmの厚さ)に装填し、そしてDCM/MeOH(9:1)で展開した。生成物が溶出して、83mgの生成物をシリルエーテルとして与え、これをDCM/MeOH(4:1. 5mL)で希釈し、そして4NのHCl/ジオキサン溶液を添加し、そしてこの反応物を4時間撹拌した。その揮発性物質を除去し、そしてその粗製生成物を分取SiO2プレートで、DCM/7Mメタノール性NH3(9:1)で溶出して展開して精製した。回収した物質をMeCN/H2O(約20%から25%の(H2O/MeCN)で溶出するBiotage 12M Horizen C18カラムでさらに精製して、0.045g(20%)のI−33を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ7.99 (s, 1H), 7.46 (m, 1H), 7.38 (d, 1H), 7.23 (m, 1H), 4.91 (m, 1H), 4.79 (s, 2H), 4.36 (q, 2H), 4.03 (m, 1H), 3.53 (m, 6H), 2.59 (m, 2H), 1.94 (m, 2H), 1.16 (d, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 454.1。
実施例27
(R)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−(2−エトキシピリジン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−35)
N−(2−エトキシピリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン(186)を、工程1において1−メチル−1H−ピラゾール−5−アミンを2−エトキシピリジン−4−アミンで置き換えたこと以外は実施例25の工程1〜工程4に記載される手順に従って調製した。
バイアルに、185(0.105g,0.553mmol)、CDI(0.0896g,0.553mmol)およびDCM(2mL)を入れ、そして30分間撹拌した。この溶液に186(0.150g,0.553mmol)およびDIPEA(0.193ml,1.11mmol)を添加し、そして得られた反応物を3日間撹拌した。この反応物をブライン(4mL)で洗浄し、そしてその有機相を濃縮し、そして分取SiO2プレート(1.0mmの厚さ)に装填し、これをEtOAc/MeOH(95:5)で展開し、そして溶出して、0.038g(13%)のI−35を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.23 (s, 1H), 7.96 (d, 1H), 7.73 (s, 1H), 7.44 (m, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.29 (m, 1H), 7.20 (m, 1H), 6.95 (m, 1H), 5.40 (d, 1H), 5.00 (m, 1H), 4.49 (s, 1H), 4.36 (q, 2H), 3.68 (m, 2H), 2.72 (d, 2h), 1.49 (d, 3H), 1.39 (t, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 487.2。
実施例28
(R)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−(2−メチルピリジン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−36)
2−アミノ−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(187)を、24をグアニジンで置き換えたこと以外は実施例1の工程4に記載される手順に従って調製した。
工程1:チューブに187(300mg,1.20mmol)、Pd(dba)2(34.5mg,0.0599mmol)、Binap−rac(74.6mg,0.120mmol)、4−クロロ−2−メチルピリジン(229mg,1.80mmol)、およびNaO−tert−Bu(230mg,2.40mmol)およびトルエン(3mL)を入れ、密封し、窒素で5分間脱気し、次いで90℃で4時間加熱した。この反応物を冷却し、そしてCELITE(登録商標)のプラグで濾過した。その濾液を濃縮し、そしてMeCN/H2O勾配(5%から85%のMeCN)で溶出する逆相カラムクロマトグラフィー(SP4)により精製して、136mg(33.2%)の2−(2−メチルピリジン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(188)を得た。
工程2:188(136mg,0.398mmol)およびTFA(2mL)の溶液を15分間撹拌した。この反応物を濃縮して、N−(2−メチルピリジン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン(190)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程3:190と185との縮合を、実施例1の工程6の手順に従って実施し、70mg(72%)のI−36を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.35 (d, 1H), 8.29 (s, 1H), 7.44−7.35 (m, 3H), 7.19 (dd, 1H), 7.14 (s, 1H), 5.00 (m, 1H), 4.74 (d, 1H), 4.50 (s, 2H), 3.70 (m, 2H), 2.78 (t, 2H), 2.54 (s, 3H), 1.50 (d, 3H) ; LCMS (APCI+) m/z 461.1 (M+H)+。
実施例29
(S)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−メトキシエチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−41)
工程1:2−メトキシアセチルクロリド(10g,92.1mmol)およびDCM(100mL)の0℃に冷却した溶液に、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(9.89g,101mmol)およびTEA(38.5mL,276mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温まで温め、そして18時間撹拌した。この反応混合物をH2Oに注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをDCM/MeOH(500:50)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、12g(97.8%)のN,2−ジメトキシ−N−メチルアセトアミドを得た。
工程2:4−ブロモ−1,2−ジクロロベンゼン(2.04g,9.01mmol)およびエーテル(5mL)の−78℃に冷却した溶液に、定常流としてn−BuLi(3.61ml,9.01mmol)を添加し、そしてこの反応物を10分間撹拌し、次いでN,2−ジメトキシ−N−メチルアセトアミド(1.0g,7.51mmol)およびエーテル(10mL)の溶液にカニューレで入れ、これをさらに20分間撹拌した。この反応を水でクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機画分を乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。この粗製生成物をヘキサン/EtOAc(9:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、1.30g(79.0%)の1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−メトキシエタノンを白色固体として得た(192)。
工程3:(R)−1−メチル−3,3−ジフェニルヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,3,2]オキサザボロール(0.593ml,0.593mmol)およびボランジエチルアニリン(1.05ml,5.93mmol)およびMTBE(15mL)の溶液を室温で調製し、次いで40℃まで加熱した。次いで、192(1.30g,5.93mmol)およびMTBE(15mL)の溶液を上記溶液に滴下により添加し、そしてこの反応物を40℃で30分間撹拌した。この反応をMeOHでクエンチし、その後、1MのHClを添加し、そして得られた混合物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をヘキサン/EtOAc勾配(6:1から4:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、1.25g(95.3%)の(R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−メトキシエタノール(194)を得た。
工程4:194(1.25g,5.65mmol)およびTHF(10mL)の溶液に、室温でイソインドリン−1,3−ジオン(0.915g,6.22mmol)およびPPh3(2.22g,8.48mmol)を順番に添加し、その後、DEAD(3.34mL,8.48mmol)を滴下により添加した。この反応物を室温まで温め、20時間撹拌し、次いで濃縮乾固させた。エーテル(300mL)を添加し、そして得られた固体を濾過し、そして廃棄した。次いで、その濾液を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をDCMで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、1.9g(96.0%)の(S)−2−(1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−メトキシエチル)イソインドリン−1,3−ジオン(196)を得た。
工程5:196(2.0g,5.7mmol)およびTHF:MeOH(1:1,20mL)の溶液に、室温でヒドラジン一水和物(2.9g,57mmol)を添加し、そしてこの反応物を50℃で18時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、濾過し、そしてその濾液を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:30)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、1.1g(88%)の(S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−メトキシエタンアミンをオフホワイトの固体として得た(198)。
工程7:198と28との縮合を、実施例1の工程6に記載される手順に従って実施して、0.110g(31%)のI−41を得た。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:10から500:15)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 480。
(S)−N−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−メトキシエチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−45)を、工程1において4−ブロモ−1,2−ジクロロベンゼンを4−ブロモ−1−クロロ−2−フルオロ−ベンゼンで置き換えたこと以外は以外は同様にして調製し、これは、(S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−メトキシエタンアミン(197)を与えた。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:10から500:15)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 464。
N−((S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−メトキシエチル)−2−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−48)を、工程1において28を138で置き換えたこと以外は同様にして、調製した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:15から500:25)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製した: m/z (APCI−pos) M+1 = 454。
N−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−メトキシエチル)−2−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−55)を、工程1において28を138で置き換え、そして工程7において198を197で置き換えたこと以外は同様にして、調製した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:5から500:25)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.205g(47.7%)のI−55を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 438。
実施例30
(S)−N−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−46)
(S)−N−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(0.250g,0.443mmol)およびTHF(5mL)の溶液に、室温でTBAF(0.532mL,0.532mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌し、水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:20から500:30)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.100g(50.2%)のI−46を得た: 1H NMR (400MHz, d6−DMSO)δ8.08 (s, 1H), 7.52 (d, 1H), 7.32 (d, 2H), 6.91−6.86 (m, 2H), 4.85 (br s, 1H), 4.74 (m, 1H), 4.40−4.30 (m, 2H), 3.87−3.84 (m, 3H), 3.58−3.54 (m, 4H), 3.38−3.31 (m, 2H), 2.56−2.54 (m, 2H), 1.81−1.78 (m, 2H), 1.53−1.46 (m, 2H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 450。
実施例31
酢酸(S)−2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)エチル(I−47)
I−46(0.150g,0.333mmol)およびDCM(5mL)の溶液に、室温でTEA(0.139mL,1.00mmol)およびAc2O(0.0346mL,0.367mmol)を順番に添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌し、次いで水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/ヘキサン(500:20)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.150g(91.5%)のI−47を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 492。
ピルビン酸(S)−2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)エチル(I−67)
I−46(0.100g,0.222mmol)、TEA(0.0929mL,0.667mmol)およびDCM(5mL)の溶液に、室温でピルビン酸無水物(0.0496mL,0.244mmol)およびDMAP(0.0272g,0.222mmol)を順番に添加した。この反応物を50℃で5時間加熱し、次いで室温まで冷却し、次いで水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:10)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.060g(50.5%)のI−67を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 534。
実施例32
(R)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−5,5−ジフルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−50)
工程1:メチルカルバミミドチオエートヘミスルフェート(14.72g,52.89mmol,CASRN 867−44−7)のEtOH(105mL)中の撹拌懸濁物に、室温で窒素下で、ピペットを介してDIPEA(20.10mL,115.4mmol)をニートで添加した。この混合物を80℃で30分間加熱し、次いで、4−[(ジメチルアミノ)メチレン]−3,5−ジオキソ−1−ピペリジンカルボン酸1,1−ジメチルエチル(201,12.90g,48.08mmol,CASRN 478623−90−4)の無水EtOH(45mL)の溶液をピペットを介して添加し、そして80℃で3時間加熱した。次いで、この反応物を室温まで冷却し、そしてロータリーエバポレーターで部分的に濃縮した。この混合物をEtOAcと飽和水性NaHCO3(400mL,1:1)との間で分配した。その層を分離し、そしてその有機相をブライン(1×200mL)で洗浄した。その有機層を単離し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCMを用いてSiO2カラム(Biotage 65M)に装填し、そしてEtOAc/ヘキサン(15/85)で溶出した。生成物を含む画分をプールし、そして濃縮して、3.3g(23%)の2−(メチルチオ)−5−オキソ−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(200)を淡黄色固体として得た。
工程2:200(3.3g,11.2mmol)のDCM(66mL)中の撹拌溶液に、室温で窒素下で、ニートな固体のMCPBA(6.91g,28.0mmol,技術等級,65重量%〜70重量%)を添加した。4時間後、この反応を10%のチオ硫酸ナトリウム溶液(0.63M,110mL)でクエンチし、そして30分間撹拌した。次いで、この混合物を400mLまでDCM飽和水性NaHCO3(1:1)で希釈し、そして振盪した。層を分離し(エマルジョンが形成された)、そしてその水相をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機物を単離し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、2.7g(73%)の2−(メチルスルホニル)−5−オキソ−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(202)を黄色固体として得た。
工程3:202(2.0g,6.110mmol)のDCE(18mL)中の撹拌溶液に、室温で、キャップ付きポリエチレンバイアル中で、deoxofluor(1.239mL,6.721mmol)をニートでシリンジを介して添加した。この反応物を50℃まで温め、そして一晩撹拌した。室温まで冷却した後に、この反応物を氷冷飽和水性NaHCO3(50mL)に撹拌しながら注いだ。15分後、そのpHは依然として塩基性(およそpH=9)であった。この混合物をDCM(50mL)で希釈し、そしてさらに5分間撹拌した。層を分離し(エマジョン)、そしてその水相をDCM(1×50mL)で抽出した。合わせた有機物を飽和水性NaHCO3(1×100mL)で洗浄し、単離し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をSiO2クロマトグラフィー(Biotage 40Mカラム)により精製した。その粗製物質をこのカラムにDCMを用いて装填し、そしてEtOAc/ヘキサン(3/7)で溶出し、これは、淡黄色泡状物を与えた。この泡状物をEtOAc/ヘキサン(1/1)で粉砕し、そして得られた固体を濾別し、そして高真空下で乾燥させて、850mg(40%)の5,5−ジフルオロ−2−(メチルスルホニル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(204)を白色固体として得た。
工程4:204(349mg,1mmol)のIPA(3mL)中の撹拌懸濁物に、室温で窒素下で、ニートなDIPEA(174μL,1mmol)およびニートなテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(101mg,1mmol)をシリンジを介して順番に添加した。この混合物を90℃加熱すると、均質になった。加熱を60分間続け、これらを室温まで冷却し、EtOAcで30mLまで希釈し、そして10%のクエン酸溶液(2×30mL)および飽和水性NaHCO3(2×30mL)で順番に洗浄した。その有機相を単離し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、透明油状物にした。その油状物を超音波処理しながらヘキサン/EtOAc(4/1)で粉砕して、沈殿物を生成させ、これを濾過し、そしてヘキサン/EtOAc(4/1)ですすいだ。その母液を回収して再度沈殿させた。両方の沈殿したバッチを合わせて、215mg(58%)の5,5−ジフルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(206)を白色固体として得た。
工程5:206(215mg,0.5805mmol)およびDCM(4mL)中の撹拌溶液に、室温で窒素下で、IPA中5MのHCl(1.161mL,5.805mmol)をピペットにより添加した。一晩撹拌した後に、この反応物をロータリーエバポレーターにより高真空で濃縮乾固させて、106mg(100%)の5,5−ジフルオロ−N−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン塩酸塩(208)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程6:208と185との縮合を、実施例25の工程5の手順に従って実施した。その粗製生成物を小さいSiO2重力カラム(1×2cm)に、EtOAc/ヘキサン(1/1)を用いて装填し、そして溶出して、4mg(47%)のI−50を黄色泡状物として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.56 (br s, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.39 (d, 1H), 7.16 (dd, 1H), 5.28 (br s, 1H), 4.95 (m, 1H), 4.79 (d, 1H), 4.45 (br s, 1H), 4.08 (br s, 1H), 3.98 (m, 4H), 3.94 (m, 2H), 3.55 (m, 2H), 2.01 (m, 2H), 1.55 (m, 2H), 1.48 (d, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 487.3。
(S)−N−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−メトキシエチル)−5,5−ジフルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−51)197(0.0854g,0.293mmol)およびDCM(5mL)の溶液に、TEA(0.123mL,0.880mmol)およびCDI(0.0476g,0.293mmol)を順番に添加し、そしてこの溶液を室温で30分間撹拌した。この溶液に、TEA(0.123mL,0.880mmol)、208(0.090g,0.293mmol)およびDCM(5mL)の溶液を滴下により添加した。この反応物を18時間撹拌し、次いで水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物を2%のMeOH/DCMで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.060g(40.9%)のI−51を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 499。
(S)−N−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−5,5−ジフルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−53).
(S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エタンアミン(210)を、工程2において(4−クロロ−3−フルオロフェニル)マグネシウムブロミドを3−クロロ−4−フルオロフェニル)マグネシウムブロミドで置き換えたこと以外は実施例10の工程1〜工程5に記載される手順に従って調製した。
(S)−N−(2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)−5,5−ジフルオロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(212)を得るための、208と210との縮合を、28を208で置き換え、そして22を210で置き換えたこと以外は実施例1の工程6の手順に従って実施した。212のシリル保護基の除去を、実施例10の工程7の手順に従って、実施した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:30から500:40)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.070g(86.5%)のI−53を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 486。
実施例33
(S)2−アミノ−3−メチルブタン酸−((S)−2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)エチル)(I−54)
工程1:I−46(0.100g,0.222mmol)および(S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタン酸(0.0531g,0.244mmol)およびDCM(5mL)の溶液に、室温でDMAP(0.0543g,0.445mmol)およびDCC(0.0504g,0.244mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌し、次いで水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:15)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.130g(90.1%)の(S)−((S)−2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)エチル)2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタネート(214)を得た。
工程2:214(0.130g,0.200mmol)およびDCM(5mL)の溶液に、HCl(0.334mL,2.00mmol)を添加し、そしてこの反応物を2時間撹拌し、次いで飽和水性NaHCO3に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:40から500:50)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.090g(81.9%)のI−54を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 549。
(S)−2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)エチル2−メトキシアセテート(I−56)を、工程1において(S)−2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−メチルブタン酸を2−メトキシ酢酸で置き換え、そして工程2を省略したこと以外は同様にして、調製した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:15)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.120g(76.6%)のI−56を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 522。
実施例34
N−((R)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)プロピル)−2−((S)−1−ヒドロキシブタン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−57)
(S)−2−(5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イルアミノ)ブタン−1−オール塩酸塩(216)を、工程1において(S)−2−アミノプロパン−1−オールを(S)−2−アミノブタン−1−オールで置き換えたこと以外は実施例17の工程1〜工程3に記載される手順に従って調製した。高真空下で乾燥させた後に、このプロセスは、216を吸湿性固体として与えた。
工程1:139(0.173g,0.773mmol)およびDCM(5mL)の溶液に、室温でTEA(0.235g,2.32mmol)およびCDI(0.125g,0.773mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で30分間撹拌した。この溶液に216(0.200g,0.773mmol)、TEA(0.235g,2.32mmol)およびDCM(5mL)の溶液を滴下により添加し、そして得られた溶液を4時間撹拌し、次いで水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:40)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.050g(14.8%)のI−57を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 436。
実施例35
N−((R)−1−(3−クロロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)プロピル)−2−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−58)
工程1:3−クロロ−4−(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒド(2.8g,12mmol)および(R)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(2.7g,22mmol)およびTHF(25mL)の溶液に、室温でテトラエトキシチタン(9.3mL,45mmol)を添加し、そしてこの反応物を65℃で12時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、水(100mL)を添加し、そしてその固体を濾過して廃棄した。その濾液をEtOAcで抽出し、その有機画分を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:10)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、3.8g(98%)の(R,E)−N−(3−クロロ−4−(トリフルオロメトキシ)ベンジリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(218)を得た。
工程2:218(3.8g,12mmol)およびTHF(40mL)の−78℃に冷却した溶液に、エチルマグネシウムブロミド(5.8mL,17mmol)のエーテル中の溶液を滴下により添加し、そしてこの溶液を1時間撹拌し、水でクエンチし、そしてEt2Oで抽出した。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン勾配(35%から40%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、3.5g(84%)の(R)−N−((R)−1−(3−クロロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)プロピル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(220)を得た。
工程3:220(3.5g,9.8mmol)およびDCM(10mL)中の溶液に、ジオキサン中4NのHCl(17mL,68mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で30分間撹拌した。Et2Oを添加し、そしてこの反応物を10分間撹拌し、そして濾過し、エーテルで洗浄し、そして乾燥させて、2.5g(88%)の(R)−1−(3−クロロ−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)プロパン−1−アミン塩酸塩(222)を白色固体として得た。
工程4:222と138との縮合を、22を222で置き換え、そして28を138で置き換えたこと以外は実施例1の工程6の手順に従って、実施した。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン勾配(45%から50%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.12g(28.5%)のI−58を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 488。
実施例36
(R)−N−(1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−シアノエチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−59)
工程1:(S)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチルカルバミン酸tert−ブチル(0.75g,2.59mmol)およびDCM(15mL)の溶液に、室温でTEA(0.541mL,3.88mmol)およびMsCl(0.210mL,2.72mmol)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌し、次いで水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:5)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.8g(84%)の(S)−メタンスルホン酸2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル(224)を得た。
工程2:224(1.5g,4.1mmol)およびTHF/アセトン(24mL,5:1)中の溶液に、NaI(3.1g,20mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、1.6g(98%)の(S)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヨードエチルカルバミン酸tert−ブチルを得、これをさらに精製せずに使用した。
工程3:上記ヨウ化物(1.6g,4.0mmol)およびDMSO(10mL)の溶液に、NaCN(0.22g,4.4mmol)を添加し、そしてこの反応物を80℃で18時間加熱した。この反応物を室温まで冷却し、水を添加し、そしてこの溶液をEtOAcで抽出した。その有機画分を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をヘキサン/EtOAc(4:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.75g(63%)の(R)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−シアノエチルカルバミン酸tert−ブチル(226)を得た。
工程4:226(0.350g,1.17mmol)のジオキサン(5mL)中の溶液に、ジオキサン中4NのHCl(2.93mL,11.7mmol)を添加し、そして室温で1時間撹拌し、次いで濃縮乾固させ、これは、0.2g(72.6%)の(R)−3−アミノ−3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロパンニトリル塩酸塩(228)を与え、これをさらに精製せずに使用した。
工程5:228と28との縮合を、22を228で置き換えたこと以外は実施例1の工程6の手順に従って、実施した。その粗製生成物を10%のMeOH/DCMで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.035g(8.96%)のI−59を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 488: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 459。
実施例37
N−((S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−(1−フルオロプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−60)
工程1:フェニルメタンアミン(5.63g,52.6mmol)および1−フルオロプロパン−2−オン(4.0g,52.6mmol)およびDCE(50mL)の溶液に、NaBH(OAc)3(15.6g,73.6mmol)およびHOAc(3.01mL,52.6mmol)を添加し、そしてこの反応物にキャップをし、そして室温で3時間撹拌した。次いで、この反応物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:5から500:10)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、6.2g(70.5%)のN−ベンジル−1−フルオロプロパン−2−アミン(230)を得た。
工程2:230(2.5g,15mmol)、Pd/C(3.2g,1.5mmol)およびMeOH(30mL)の懸濁物を、水素下(H2を満たしたバルーン)で5時間撹拌した。この溶液にIPA中6MのHCl(12mL,75mmol)を添加し、そしてこの反応物を5分間撹拌した。この反応物を濾過し、そして濃縮乾固させて、1.5g(88%)の1−フルオロプロパン−2−アミン塩酸塩(232)を得た。
工程3:チューブに(Z)−(1H−ピラゾール−1−イル)メチレンジカルバミン酸ベンジル(4.2g,11mmol)、DIPEA(3.9mL,22mmol)およびTHF(20mL)を入れ、次いで1−フルオロプロパン−2−アミン塩酸塩(1.4g,12mmol)を添加した。この反応物を密封し、そして60℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却し、水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCMで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、4.8g(>100%)の(Z)−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)(1−フルオロプロパン−2−イルアミノ)メチレンカルバミン酸ベンジル(234)を得た。
工程4:234(4.8g,12mmol)、Pd(OH)2/C(0.87g,1.2mmol)およびEtOH/THF(95%,1:1,60mL)の懸濁物を室温で、水素雰囲気下(H2を満たしたバルーン)で18時間撹拌した。この反応物を濾過し、THFで洗浄し、そして濃縮して、1.4g(95%)の1−(1−フルオロプロパン−2−イル)グアニジン(236)を得た。
工程5および工程6:2−(1−フルオロプロパン−2−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボニルカルバミン酸tert−ブチル(238)は、236および21から、実施例1の工程4および工程5に記載される手順に従って調製され得る。
工程7:N−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−(1−フルオロプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(240)は、238および185から、22を185で置き換え、そして28を238で置き換えること以外は実施例1の工程6に記載される手順に従って調製され得る。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:7)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製した。
工程8:240(0.500g,0.898mmol)およびDCM(5mL)の溶液に、室温でIPA中6MのHCl(1.50mL,8.98mmol)を添加し、そしてこの反応物を1時間撹拌し、次いで濃縮乾固させた。その残渣を水性Na2CO3とDCMとの間で分配した。その有機画分を乾燥させ、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:30から500:35)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.34g(85.6%)のI−60をジアステレオマーの混合物として得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 442。このラセミ混合物を、キラル超臨界流体クロマトグラフィーにより分割した。
実施例38
N−((S)−(3,4−ジクロロフェニル)((R)−1−メチルピロリジン−2−イル)メチル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−61)
(R)−1−(tert−ブトキシカルボニル)ピロリジン−2−カルボン酸は、(R)−2−(3,4−ジクロロベンゾイル)−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチルに、工程2において4−ブロモ−1−(トリフルオロメチル)ベンゼンを1−ブロモ−3,4−ジクロロベンゼンで置き換えたこと以外は実施例11の工程1および工程2に従って転換される。このケトンの(R)−1−メチル−3,3−ジフェニルヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,3,2]オキサザボロールでの還元、およびイソインドリン−1,3ジオンとの縮合は、実施例11の工程4および工程5の手順に従って実施されて、(R)−2−((S)−(3,4−ジクロロフェニル)(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(242)を得ることができる。
工程1:242(0.120g,0.252mmol)およびDCM(1mL)の溶液に、IPA中5MのHCl(10mL)を添加し、そしてこの反応物を1時間撹拌し、次いで濃縮乾固させて、0.086g(82.7%)の2−((S)−(3,4−ジクロロフェニル)((R)−ピロリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン塩酸塩(242)を得た。
工程2:242(0.400g,0.972mmol)およびDCE(10mL)の溶液に、室温でTEA(0.295g,2.91mmol)およびホルムアルデヒド(0.631g,7.77mmol)を添加し、そしてこの反応物を10分間撹拌し、その後、NaBH(OAc)3(0.824g,3.89mmol)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。この反応物を飽和水性Na2CO3に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をヘキサン/EtOAc勾配(3:1から1:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.3g(79.3%)の2−((S)−(3,4−ジクロロフェニル)((R)−1−メチルピロリジン−2−イル)メチル)イソインドリン−1,3−ジオン(244)を得た。
工程3:244(0.40g,1.03mmol)およびMeOH:THF(1:1,10mL)の溶液に、ヒドラジン一水和物(0.514g,10.3mmol)を添加し、そしてこの反応物を50℃で18時間撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:50)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.130g(48.8%)の(S)−(3,4−ジクロロフェニル)((R)−1−メチルピロリジン−2−イル)メタンアミン(246)を得た。
工程4:246と138との縮合を、28を138で置き換え、そして22を246で置き換えたこと以外は実施例1の工程6の手順に従って、実施した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:20から500:25)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.100g(41.8%)のI−61を得た: m/z (APCI−pos) M+1 = 477。
実施例39
N−((1S,2S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2,3−ジヒドロキシプロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−62)
工程1:(S)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(4.7g,39mmol)およびDCM(15mL)の溶液に、室温で無水CuSO4(14g,85mmol)、その後、(R)−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−2−カルバルデヒド(6.0g,35mmol)およびDCM(20mL)の溶液を添加した。この反応物を室温で3日間撹拌し、次いでCELITEで濾過し、DCMで洗浄し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をヘキサン/EtOAc(9:1から7:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、4.7g(49%)の(S,Z)−N−((S)−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−2−イルメチレン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(248)を得た。
工程2:248(2.0g,7.3mmol)およびトルエン(30mL)の−78℃に冷却した溶液に、(3,4−ジクロロフェニル)マグネシウムブロミド(29mL,15mmol)を添加し、そして0℃で30分間温めた。この反応物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をヘキサン/EtOAc勾配(4:1から1:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、1.8g(59%)の(S)−N−((S)−(3,4−ジクロロフェニル)((S)−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−2−イル)メチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(250)を得た。これは、1H NMRによれば、ジアステレオマーの約10:1の混合物であるようである。
工程3:250(1.8g,4.3mmol)およびDCM(5mL)中の溶液に、IPA中のHClの溶液(7.1mL,43mmol)を添加し、そしてこの反応物を1時間撹拌した。この反応物を濃縮乾固させ、そしてジオキサン中4MのHCl(5当量)およびH2O(1mL)を添加して、このシクロヘキシルケタールを切断した。この反応物を1時間撹拌し、次いで濃縮乾固させて、1.1g(94%)の(2S,3S)−3−アミノ−3−(3,4−ジクロロフェニル)プロパン−1,2−ジオール塩酸塩(252)を得た。
工程4:252(0.50g,1.83mmol)およびDCM(5mL)の溶液に、室温でTEA(1.28mL,9.17mmol)を添加し、その後、TBDMSOTf(1.05mL,4.59mmol)を添加し、そしてこの反応物を30分間撹拌した。この反応物を水性NaHCO3に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をヘキサン/EtOAc/DCM(8:1:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.280g(32.9%)の(1S,2S)−2,3−ビス−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)プロパン−1−アミン(254)を得た。
工程5:254と138との縮合を、28を138で置き換え、そして22を254で置き換えたこと以外は実施例1の工程6の手順に従って、実施した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:5)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.240g(60.5%)のN−((1S,2S)−2,3−ビス−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(256)を得た。
工程6:256(0.240g,0.351mmol)およびDCM(2mL)の溶液に、IPA中6NのHCl(0.586mL,3.51mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌し、次いで飽和水性Na2CO3に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:30から500:50)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.078g(48.8%)のI−62を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 454。
N−((1S,2S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2,3−ジヒドロキシプロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−63)を、工程2において(3,4−ジクロロフェニル)マグネシウムブロミドを(3−フルオロ−4−クロロフェニル)マグネシウムブロミドで置き換えたこと以外は以外は同様にして調製し、I−63を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 438。
実施例40
(S)−N−(1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド塩酸塩(I−66)
工程1:(R)−1−メチル−3,3−ジフェニルヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,3,2]オキサザボロール(0.83mL,1.4mmol)およびボランジエチルアニリン(2.5mL,14mmol)のMTBE(25mL)中の溶液を室温で調製し、そして40℃まで加熱した。2−ブロモ−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)エタノン(143a,4.0g,14mmol,CASRN 54429−22−3)およびMTBE(30mL)の溶液を上記溶液に滴下により添加し、そしてこの反応物を40℃で30分間撹拌した。この反応をMeOH、その後1MのHClの添加によりクエンチし、次いでこの反応混合物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン(9:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、3.2g(79%)の(R)−2−ブロモ−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)エタノール(258)を得た。
工程2:258(1.0g,3.5mmol)およびTHF(20mL)の溶液に、室温でメチルアミン(2.7g,35mmol,水中40%)を添加し、そしてこの反応系を密封し、そして室温で24時間撹拌した。次いで、この反応物を濃縮して、0.83g(100%)の(R)−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エタノール(260)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程3:260(0.80g,3.4mmol)およびTHF:H2O(2:1,18mL)の溶液に、室温でBoc2O(0.81g,3.7mmol)およびTHF(5mL)の溶液を添加し、そしてこの反応物を室温で撹拌した。この反応が完了するまでK2CO3(0.47g,3.4mmol)を添加し、次いで水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。この粗製生成物をヘキサン/EtOAc勾配(9:1から3:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーで精製して、0.9g(79%)の(R)−2−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−ヒドロキシエチル(メチル)カルバミン酸tert−ブチル(262)を得た。
工程4:262(0.98g,2.91mmol)およびTHF(30mL)の0℃に冷却した溶液に、イソインドリン−1,3−ジオン(0.470g,3.20mmol)およびPPh3(1.14g,4.36mmol)を順番に添加し、その後、DEAD(1.72mL,4.36mmol)およびTHF(10mL)の溶液を添加した。この反応物を室温まで温め、そして一晩撹拌した。この反応物を濃縮乾固させ、Et2O(300mL)を添加し、そして得られた固体を濾過し、そして廃棄した。次いで、その濾液を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM:MeOH(500:2)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.99g(73.1%)の(S)−2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−2−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル(メチル)カルバミン酸tert−ブチル(264)を得た。
工程5:264(0.4g,0.86mmol)およびTHF:MeOH(10mL,1:1)の溶液に、ヒドラジン一水和物(0.43g,8.6mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で48時間撹拌した。次いで、この反応物をTHFで希釈し、そして濾過した。その固体を廃棄し、そしてその濾液を濃縮してTHFを除去し、次いで水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:20)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.28g(97%)の(S)−2−アミノ−2−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル−フェニル)エチル(メチル)カルバミン酸tert−ブチル(266)を得た。
工程6:(S)−2−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(2−(イソプロピルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)エチル(メチル)カルバミン酸tert−ブチル(268)を、266を28の代わりに使用し、そして72を22の代わりに使用したこと以外は実施例1の工程6に記載される手順に従って調製し、I−64を得た。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:8)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.180g(64.2%)の(S)−2−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(2−(イソプロピルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)エチル(メチル)カルバミン酸tert−ブチル(268)を得た。
工程7:268(0.075g,0.14mmol)およびDCM(3mL)の溶液に、室温でTFA(2mL)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌し、次いで濃縮乾固させた。次に、得られた生成物を最少のDCM(溶解度を上昇させるためにMeOHを含む)に溶解させ、そしてエーテル中1MのHClの溶液に撹拌しながら添加した。得られた固体を濾過し、エーテルで洗浄し、そして乾燥させて、0.050g(75%)のI−66を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 455。
(S)−N−(1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)−2−(4−フルオロフェニルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド塩酸塩(I−68)
2−(4−フルオロフェニルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン(270)を、工程3においてテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンを4−フルオロ−アニリンで置き換えたこと以外は実施例1の工程3〜工程5に従って調製し得る。266と270との縮合を、工程6において270を72の代わりに使用したこと以外は本実施例の工程6および工程7の手順に従って実施して、I−68を得ることができる: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 507。
実施例41
N−((R)−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−2−((S)−1−ヒドロキシブタン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−69)
(S)−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−ピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イルアミノ)−ブタン−1−オール(272)を、工程3においてテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンを(S)−1−ヒドロキシブタン−2−イルアミンで置き換えたこと以外は実施例1の工程3〜工程5に従って調製し得る。143と272との縮合を、工程6において272を72の代わりに使用し、そして143を266の代わりに使用したこと以外は実施例40の工程6および工程7の手順に従って実施して、I−69を得ることができる: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 456。
N−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−メトキシエチル)−2−((S)−1−ヒドロキシブタン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−71)を、197を143の代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 452。
実施例42
N−(1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−70)
工程1:3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(4.8g,25mmol)、マロン酸(2.6g,25mmol)、酢酸アンモニウム(0.85g,50mmol)およびEtOH(30mL)の溶液を80℃で18時間加熱した。この反応物を冷却し、Et2O(50mL)で希釈し、そして濾過して、2.0g(16%)の3−アミノ−3−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン酸(274)を白色固体として得、これをさらに精製せずに使用した。
工程2:274(2.0g,8.0mmol)およびTHF(25mL)の撹拌懸濁物に、N2下0℃で、THF中1MのLiAlH4(12mL,12mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を氷浴中0℃で1.5時間撹拌した。この冷反応混合物を、Rochelle塩の飽和溶液(50mL)にこの反応混合物を注意深く添加することによりクエンチし、これを氷浴中で冷却し、そして充分に通気した。得られた混合物を18時間撹拌し、この間に、この氷浴の融解に伴い室温に温まった。この混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、そしてCELITEで濾過して固体を除去し、これをEtOAcで数回すすいだ。その相を分離し、そしてその水相をEtOAc(30mL)で再抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(50mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM中5%のMeOH中7NのNH3(カラムを予備洗浄するために500mL、その後、500mLの溶出物、次いで500mLのDCM7.5%のMeOH中7NのNH3)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.43g(22%)の3−アミノ−3−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン−1−オール(276)を得た。
工程3:276(0.200g,0.843mmol)、TBDMS−Cl(0.153g,1.01mmol)、DIPEA(0.294mL,1.69mmol)、DMAP(0.0103g,0.0843mmol)およびDCM(6mL)の溶液を室温で1時間撹拌し、次いでH2Oに注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:5)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.210g(70.9%)の3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン−1−アミン(278)を得た。
工程4:278と72との縮合を、278を28の代わりに使用し、そして72を22の代わりに使用したこと以外は実施例1の工程6に記載される手順に従って実施した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:5)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.123g(28.1%)のN−(3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(280)を得た。
工程5:280(0.100g,0.176mmol)およびTHF(5mL)の溶液に、0℃でTBAF(0.228mL,0.228mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で2時間撹拌し、次いで水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:15から500:25)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.032g(40.0%)のI−70を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 456。
N−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−74)を、工程1において3−フルオロ−4−トリフルオロメチルベンズアルデヒドを4−クロロ−3−フルオロベンズアルデヒドで置き換えたこと以外は同様にして調製し、I−74を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 422。
実施例43
(R)−N−(3−アミノ−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−72)
工程1:258(0.8g,2.8mmol)およびEtOH:水(4:1)の溶液に、を50℃まで加熱し、これにNaCN(0.20g,4.2mmol)を添加し、そしてこの反応物を50℃で一晩撹拌した。次いで、この反応物を冷却し、そして濃縮乾固させ、次いで、H2OとEtOAcとの間で分配した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をヘキサン/EtOAc勾配(4:1から3:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.5g(77%)の(S)−3−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−ヒドロキシプロパンニトリル(282)を得た。
工程2:282(0.5g,2.1mmol)およびTHF(10mL)の溶液に、BH3−SMe2(2.1mL,4.3mmol)を添加し、そしてこの反応物を65℃で8時間撹拌した。この反応物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をEtOAc/MeOH/NH4OH(90/9/1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.48g(94%)の(S)−3−アミノ−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン−1−オール(284)を得た。
工程3:284(0.48g,2.0mmol)およびTHF/水(9mL,2:1)の溶液に、室温でBoc2O(0.49g,2.2mmol)のTHF溶液(5mL)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌した。この反応物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:5)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.60g(88%)の(S)−3−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−ヒドロキシプロピルカルバミン酸tert−ブチル(286)を得た。
工程4:286(0.600g,1.78mmol)およびTHF(15mL)の0℃に冷却した溶液に、イソインドリン−1,3−ジオン(0.288g,1.96mmol)およびPPh3(0.700g,2.67mmol)を添加し、その後、DEAD(0.420mL,2.67mmol)のTHF(6mL)溶液を滴下により添加した。この反応物を室温まで温め、そして20時間撹拌した。この反応物を濃縮し、エーテルで粉砕し、そして濾過した。得られた濾液を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をヘキサン/EtOAc(4:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.350g(42.4%)の(R)−3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)−3−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロピルカルバミン酸tert−ブチル(288)を得た。
工程5:288(0.350g,0.750mmol)およびMeOH:THF(6mL,1:1)の溶液に、ヒドラジン一水和物(0.188mL,3.75mmol)を添加し、そしてこの反応物を50℃で4日間加熱した。次いで、この反応物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:20)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.150g(59.4%)の(R)−3−アミノ−3−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロピルカルバミン酸tert−ブチル(290)を得た。
工程7:290と72との縮合を、290を28の代わりに使用し、そして72を22の代わりに使用したこと以外は実施例1の工程6に記載される手順に従って実施した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:8から500:15)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.090g(39.0%)の(R)−3−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3−(2−(イソプロピルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)プロピルカルバミン酸tert−ブチル(292)を得た。
工程8:292(0.090g,0.16mmol)およびDCM(3mL)の溶液に、室温でTFA(1mL)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌し、次いで濃縮乾固させた。次に、得られた生成物を最少のDCM(溶解度を補助するためにMeOHを使用)に溶解させ、そしてエーテル中1MのHClの撹拌溶液に添加した。得られた固体を濾過し、エーテルで洗浄し、そして乾燥させて、0.060g(75%)のI−72を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 455。
(R)−N−(3−アセトアミド−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−85)
I−72(0.048g,0.0978mmol)およびDCM(5mL)の溶液に、室温でTEA(0.0409mL,0.293mmol)およびAc2O(0.0102mL,0.108mmol)を添加し、そしてこの反応混合物を1時間撹拌し、水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:10から500:20)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.020g(41.2%)のI−85を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 497。
実施例44
(S)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−メトキシエチル)−2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−73)
2−(5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イルアミノ)エタノール(294)を、工程1において(S)−2−アミノ−プロパン−1−オールをアミノエタノールで置き換えたこと以外は実施例17の工程a〜工程cの手順に従って調製した。I−73を得るための294と198との縮合を、28を294により置き換え、そして22を198により置き換えたこと以外は実施例1の工程6の手順に従って、実施した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 440。
実施例45
(R)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−75)
工程1:1H−ピラゾール−1−カルボキシミドアミド塩酸塩(12g,82mmol)およびDMF(40mL)の溶液に、室温でDIPEA(19mL,110mmol)および2−アミノプロパン−1,3−ジオール(5.0g,55mmol)を添加し、そしてこの反応物を一晩撹拌した。Et2O(15mL)を添加し、そしてこの反応物を10分間撹拌し、その後、この反応物を沈降させ、そしてそのエーテル層を廃棄した。得られた粗製油状物を高真空下で濃縮して、7.3g(100%)の1−(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イル)グアニジン(296)を得、これは、残留DMFを含んだ。
工程2および工程3:テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イルアミノ)プロパン−1,3−ジオール塩酸塩(298)を、工程4において24を296で置き換えたこと以外は実施例1の工程4および工程5に記載される手順に従って調製した。この生成物を濃縮乾固させ、そして減圧下で乾燥させて、298を吸湿性固体として得た。
工程4:298と185との縮合を、298を28の代わりに使用し、そして185を22の代わりに使用したこと以外は実施例1の工程6に記載される手順に従って実施した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:30から500:50)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、I−75を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 440。
(R)−2−(1,3−ジヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−N−(1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−82)を、185を143で置き換えたこと以外は同様にして、調製した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:20から500:30)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.200g(57.0%)のI−82を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 458。
実施例46
N−((S)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−76)
N−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン(300)を、工程3においてテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンを1,1,1−トリフルオロ−2−アミノ−プロパンおよび1H−ピラゾール−1−カルボキシイミドアミデートのビス−CBZ誘導体で置き換えたこと以外は実施例1の工程3〜工程5の手順に従って調製し、そして脱保護後、ラセミ体のN−(2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−エチル)−グアニジンを得た。
工程1:85(0.104g,0.325mmol)およびDCM(5mL)の溶液に、室温でTEA(0.136mL,0.975mmol)およびCDI(0.0527g,0.325mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で30分間撹拌し、次いで、300(0.080g,0.325mmol)、TEA(0.136ml,0.975mmol)およびDCM(5mL)溶液の溶液に添加し、そして得られた溶液を4時間撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:7)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.160g(83.1%)のN−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−(1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(302)を得た。
工程2:302(0.160g,0.270mmol)およびDCM(5mL)の溶液に、室温でIPA中6MのHCl(0.450mL,2.70mmol)を添加し、そしてこの反応物を1時間撹拌した。この反応物を飽和水性Na2CO3に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:20から500:30)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.010g(7.74%)のI−76を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 478。
N−((4−クロロ−3−フルオロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−2−((R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−84)
(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メタンアミンを、工程2において(3,4−ジクロロフェニル)マグネシウムブロミドを4−クロロ−3−フルオロフェニル)マグネシウムブロミドで置き換えたこと以外は実施例1の工程1および工程2の手順に従って調製した。300と22との縮合を、300を28の代わりに使用したこと以外は実施例1の工程6に記載される手順に従って実施した。その粗製生成物をMeCN/H2O(5%から95%のMeCN)で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、0.160g(45.3%)のI−84を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 499。
実施例47
N−(1−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−77)
工程1:3−アミノ−3−(3,4−ジフルオロフェニル)プロパン酸塩酸塩(17g,72mmol,純度<30%)のTHF(100mL)中の0℃に冷却した撹拌懸濁物に、N2下で、THF中1MのLiAlH4溶液(215mL,215mmol)をTHF中で滴下により添加した。この反応物を氷浴中0℃で1.5時間撹拌した。この氷冷溶液に、Rochelle塩の氷冷飽和水溶液(300mL)を注意深く添加した。得られた混合物を18時間撹拌し、この氷浴の溶解に伴ってゆっくりと室温まで温まった。この混合物をEtOAc(500mL)で希釈し、そしてCELITEで濾過して固体を除去し、これをEtOAcで数回すすいだ。その相を分離し、そしてその水相をEtOAc(200mL)で再抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(200mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物を5%のMeOH(7NのNH3を含有する)/DCM(カラムを予備洗浄するための1L、その後、1Lの溶出)、次いでDCM(1L)中10%のMeOH(7NのNH3を含有する)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(Biotage Flash 65)により精製して、0.92g(6%)の3−アミノ−3−(3,4−ジフルオロフェニル)プロパン−1−オール(304)を得た。
工程2:304(0.400g,2.14mmol)、TBDMS−Cl(0.386g,2.56mmol)、DIPEA(0.744mL,4.27mmol)、DMAP(0.0261g,0.214mmol)およびDCM(10mL)の溶液を室温で1時間撹拌し、次いで水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:7)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.45g(69.9%)の3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジフルオロフェニル)プロパン−1−アミン(306)を得た。
306と72との縮合を、72を28の代わりに使用し、そして306を22の代わりに使用したこと以外は実施例1の工程6に記載される手順に従って実施した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:5から500:8)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.11g(31.9%)のN−(3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(3,4−ジフルオロフェニル)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(308)を得た。シリル基を、TBAFを用いて、実施例42の工程5に記載される手順に従って除去した。この生成物をDCM/MeOH勾配(500:15から500:25)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.010g(12.8%)のI−77を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 406。
実施例48
N−(1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−(メチルアミノ)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−78)
工程1:I−74(0.050g,0.119mmol)およびDCM(5mL)の0℃に冷却した溶液に、TEA(0.0496mL,0.356mmol)およびMsCl(9.17μL,0.119mmol)を順番に添加し、そしてこの反応物を0℃で1時間撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、0.59g(99.6%)のメタンスルホン酸3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−3−(2−(イソプロピルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)プロピル(310)を得、これをさらに精製せずに使用した。
工程2:310(0.059g,0.12mmol)およびTHF(3mL)の溶液に、メチルアミン(0.092g,1.2mmol,40%水溶液)を添加し、そしてこの反応物を45℃で1時間撹拌した。この溶液を濃縮し、水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:30)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、3mg(5.8%)のI−78を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 435。
実施例49
N−((S)−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−メトキシエチル)−2−((S)−1−ヒドロキシブタン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−79)
工程1:(R)−1−メチル−3,3−ジフェニルヘキサヒドロピロロ[1,2−c][1,3,2]オキサザボロール(0.83mL,1.4mmol)およびボランジエチルアニリン(2.5mL,14mmol)のMTBE(25mL)溶液を室温で調製し、そして40℃まで加熱した。次いで、2−ブロモ−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)エタノン(4.0g,14mmol)およびMTBE(30mL)の溶液を上記溶液に滴下により添加し、そしてこの反応物を40℃で30分間撹拌した。次いで、MeOHを添加し、その後、1MのHClを添加し、そしてこの反応物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、粗製生成物を得、これをヘキサン/EtOAc(9:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、3.2g(79%)の(R)−2−ブロモ−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)エタノールを得た。
工程2:(R)−2−ブロモ−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)エタノール(3.0g,10mmol)、K2CO3(2.9g,21mmol)およびアセトン(50mL)の混合物を室温で18時間撹拌し、次いでH2Oに注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をヘキサン/EtOAc(9:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、2.0g(93%)の(R)−2−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)オキシラン(312)を得た。
工程3:312(0.600g,2.91mmol)およびMeOH(1mL)の溶液に、MeOH中のNaOMe(11.6mL,5.82mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で3日間撹拌し、次いで水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:10)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.630g(90.9%)の(R)−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−メトキシエタノール(314)を得た。これは、少量の位置異性体エポキシド開環生成物で汚染されていた。
工程4および工程5:314の(S)−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−メトキシエタンアミン(316,0.630g,2.65mmol)への転換を、実施例10の工程4および工程5に記載される手順と同様にして実施した。
工程6:316と272との縮合を、272を28の代わりに使用し、そして316を22の代わりに使用したこと以外は実施例1の工程6に記載される手順に従って実施した。この粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:15から500:25)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.085g(45.3%)のI−79を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 486。
実施例50
N−((S)−1−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(メチルアミノ)エチル)−2−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド塩酸塩(I−80)
工程1:(S)−2−アミノ−2−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチル(メチル)カルバミン酸tert−ブチル(0.220g,0.654mmol)およびDCM(5mL)の溶液を0℃まで冷却し、これにTEA(0.365mL,2.62mmol)およびCDI(0.106g,0.654mmol)を順番に添加した。この反応物を30分間撹拌し、次いで138(0.160g,0.654mmol)、TEA(0.365mL,2.62mmol)およびDCM(5mL)の溶液に室温で添加し、そして得られた溶液を室温で18時間撹拌した。この溶液を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:10から500:20)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.100g(26.8%)の(S)−2−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−(2−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)エチル(メチル)カルバミン酸tert−ブチル(318)を得た。
工程2:318(0.100g,0.175mmol)およびDCM(5mL)の溶液に、室温でTFA(2mL)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌し、次いで濃縮乾固させた。次に、この粗製生成物を最少のDCM(溶解度を補助するためにMeOHを含む)に溶解させ、そしてエーテル中1MのHClの撹拌溶液に添加した。得られた固体を濾過し、エーテルで洗浄し、そして乾燥させて、0.070g(78.8%)のI−80を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 471。
実施例51
N−((S)−((S)−5,5−ジメチルピロリジン−2−イル)(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−86)
工程1:2−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)酢酸(5g,22.509mmol,CASRN 209991−64−0)のDCM(112mL,22.509mmol)中の溶液に、塩化オキサリル(2.94mL,33.8mmol)および3滴のDMFを添加した。この溶液を室温で一晩撹拌し、そして濃縮乾固させて、5.2g(88.2%)の2−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)アセチルクロリドを得た。
工程2:(R)−4−ベンジルオキサゾリジン−2−オン(4.0615g,22.921mmol)および乾燥THF(100mL)の撹拌溶液に、−78℃でn−BuLi(15.0mL,24.012mmol)を添加した。この反応混合物を25分間撹拌し、次いで2−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)アセチルクロリド(5.2517g,21.829mmol)の乾燥THF(50mL)の溶液を−78℃で添加した。この溶液を90分間撹拌し、次いでH2Oでクエンチし、そしてEtOAcで希釈した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン勾配(5%から20%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、2.5g(30.8%)の(R)−4−ベンジル−3−(2−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)アセチル)オキサゾリジン−2−オン(318)を得た。
工程3:318(12.35g,32.39mmol)および乾燥DCM(300mL)の−78℃に冷却した溶液に、TiCl4(34.01ml,34.01mmol)を添加した。この冷溶液にDIPEA(0.59mL,3.40mmol)を添加した。この反応物を−78℃で15分間撹拌し、次いで5−メトキシ−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(13.37g,58.3mmol)のDCM(50mL)中の溶液を添加した。この反応物を2時間かけて−10℃まで温めた(アセトン/氷)。この反応をNH4Clでクエンチし、そして層を分離し、乾燥させ、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン勾配(5%から10%)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、16.21g(86.5%)の(S)−5−((S)−2−((R)−4−ベンジル−2−オキソオキサゾリジン−3−イル)−1−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2−オキソエチル)−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(320)を得た。
工程4:LiOH−H2O(0.3177g,7.570mmol)のTHF/水(2:1,240mL)中の溶液に、30%のH2O2(0.91mL,9.46mmol)を添加し、そしてこの溶液を室温で10分間撹拌した。この溶液を0℃まで冷却し、そして320(2.19g,3.785mmol)のTHF(10mL)中の溶液を添加した。この反応物を0℃で2時間撹拌し、次いで室温まで温め、そして一晩撹拌した。次いで、この反応物を0℃まで冷却し、そして1MのNa2SO3(10mL)で処理し、そして10分間撹拌し、次いで室温まで温め、そして10分間撹拌した。この反応物を濃縮し、そしてEtOAc(2×20mL)で抽出した。その水相をH2SO4でpH約1〜2まで酸性化し、そしてDCM(2×20mL)で抽出した。その有機抽出物を濃縮し、そしてその粗製生成物をC18分取MPLC(Analogix 200g C18カラム)で精製して、1.321g(83.2%)の(S)−2−((S)−1−(tert−ブトキシカルボニル)−5,5−ジメチルピロリジン−2−イル)−2−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)酢酸(322)を得た。
工程5:322(0.341g,0.813mmol)およびベンゼン(8mL)の0℃に冷却した溶液に、TEA(0.154mL,1.11mmol)およびジフェニルホスホリルアジド(0.239mL,1.11mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌し、次いで3時間還流した。次いで、この反応物を室温まで冷却し、そして28(0.200g,0.739mmol)、TEA(0.154mL,1.11mmol)およびDMF(3mL)の溶液を添加し、そして室温で18時間撹拌した。この反応物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(500:10)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.360g(74.9%)の(S)−5−((S)−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)メチル)−2,2−ジメチルピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(324)を得た。
工程6:324(0.380g,0.584mmol)およびDCM(5mL)の溶液に、IPA中6MのHCl(0.973mL,5.84mmol)を添加し、そしてこの反応物を1時間撹拌し、次いでNa2CO3に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:40から500:50)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.210g(65.3%)のI−86を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 551。
実施例52
N−((1S,2R)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシプロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−89)
工程1:(S)−2−アミノ−2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エタノール塩酸塩(1.89g,9.97mmol,CASRN 496856−52−1)のMeOH(18mL)中の0℃に冷却した撹拌溶液に、窒素下でTEA(4.17mL,29.9mmol)および(Boc)2O(2.18g,9.97mmol)のMeOH(2mL)中の溶液を順番に添加した。この反応物を一晩かけて室温にした。この溶液を部分的に濃縮し、DCMで50mLまで希釈し、そして2NのHCl(2×50mL)および飽和水性NaHCO3(2×50mL)で順番に洗浄した。合わせた有機抽出物を単離し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、2.55g(85%)の(S)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチルカルバミン酸tert−ブチル(326)を白色固体として得た。
工程2:326(1.134g,3.914mmol)およびDCM(8mL)の、窒素下で0℃に冷却した撹拌溶液に、NaHCO3(0.9864g,11.74mmol)を添加し、その後、Dess−Martinペルヨージナン(2.490g,5.871mmol)を添加した(両方固体として)。3時間後、この反応は、TLCによれば約50%完了した。この反応物を室温まで1時間温め、次いでこの反応物をEt2O(10mL)で希釈し、そして重亜硫酸ナトリウム(15gm)を含む氷冷飽和水性NaHCO3(50mL)に注いだ。15分間撹拌した後に、その層を分離し、そしてその水相をEt2O(2×30mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を飽和水性NaHCO3(2×50mL)およびブライン(1×50mL)で順番に洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、0.814g(72%)の(S)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−オキシエチルカルバミン酸tert−ブチル(328)を黄色泡状物として得た。
工程3:新たに調製した328(1.2g,4.171mmol)のEt2O(20mL)中の、−78℃に冷却した撹拌溶液に窒素下で、MeMgBr(2.781mL,8.342mmol,Et2O中3Mの溶液)をシリンジを介して滴下により添加した。Grignard付加が進行するにつれて、得られた懸濁物は粘性になり、そして最終的に、撹拌不可能になった。Et2O(20mL)を添加して撹拌を補助し、そしてこの反応物を0℃まで温めた。この反応物を0℃で2時間撹拌し、次いで撹拌飽和水性NH4Cl(50mL)溶液に注いだ。その層を分離し、そしてその水相をEt2O(1×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(1×100mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、透明油状物にした。その粗製生成物をSiO2カラム(Biotage 40M)に装填し、そしてEtOAc/ヘキサン(25/75)で溶出した。より高いRfの物質は、残留アルデヒドであった。より低いRfの物質を単離し、そして濃縮して、354mg(28%)の、(1S,2S)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシプロピルカルバミン酸tert−ブチルと(1S,2R)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシプロピルカルバミン酸tert−ブチルとの5:1の混合物(330)を透明油状物として得た。
工程4:330(354mg,1.165mmol)のTHF(5.5mL)中の撹拌溶液に、室温で窒素下で、4−ニトロ安息香酸(194.8mg,1.165mmol)を添加し、その後、Ph3P(305.7mg,1.165mmol)を添加し、そして最後に、ニートなDIAD(225.7μL,1.165mmol)をシリンジを介して滴下により添加した。穏やかな発熱が検出可能であった。1時間後、さらに0.5当量の4−ニトロ安息香酸、トリフェニルホスフィンおよびDIADを先と同様に添加し、そしてこの反応物をさらに1時間撹拌した。この反応混合物を、最少のDCMを用いてSiO2カラム(Biotage 40S)カラムに直接装填し、そしてヘキサン/EtOAc(9/1)で溶出した。生成物を含む画分は迅速に溶出し、不純であった。これらの画分をプールし、そして濃縮して、黄色固体にした。この粗製生成物を、超音波処理しながらEt2Oで粉砕して、粉末を得、これを濾別し、そしてエーテルですすぎ、300mg(57%)の主要なジアステレオマーである4−ニトロ安息香酸(1S,2R)−1−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロパン−2−イル(332)を得た。キラルHPLC分析は、ラセミ物質についての2つのきれいに分割されたピークを示し、そしてここで調製した材料についての一方のみは、95%より高い推定eeを有した。
工程5:332(103mg,0.227mmol)のDCM(2.2mL)中の撹拌溶液に、室温で窒素下で、TFA(1mL)を添加した。2時間後、この反応物をロータリーエバポレーターで高真空で濃縮乾固させた。この粗製の推定TFA塩をDCM(5mL)に再溶解させ、そして10%水性Na2CO3(5mL)と一緒に手早く撹拌した。5分後、その有機相を分離し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、80mg(100%)の4−ニトロ安息香酸(1S,2R)−1−アミノ−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)プロパン−2−イル(334)を黄色油状物として得、これをさらに精製せずに使用した。
工程6:334(80mg,0.227mmol)のDCM(1.1mL)中の撹拌溶液に、室温で窒素下で、ニートなCDI(40.5mg,0.249mmol)、DIPEA(79.0μL,0.454mmol)をシリンジによりニートで順番に添加した。30分後、72(43.6mg,0.227mmol)を固体としてニートで添加した。一晩撹拌した後に、LC/MSは、所望の生成物についての主要なLCおよびMSピークを示す。この反応物をDCMで30mLまで希釈し、そして10%のクエン酸(2×30mL)および飽和水性NaHCO3(2×30mL)で洗浄した。その有機相を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、116mg(90%)の4−ニトロ安息香酸(1S,2R)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(2−(イソプロピルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)プロパン−2−イル(336)を黄色固体として得、これをさらに精製せずに使用した。
工程7:336(116mg,0.203mmol)のMeOH(2mL)中の撹拌溶液に、室温で窒素下で、K2CO3(112mg,0.813mmol)を固体としてニートで添加した。30分後、この反応物をDCMで30mLまで希釈し、そしてH2O(1×30mL)で洗浄した。その有機相を単離し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、黄色油状物にし、これをSiO2カラム(Biotage 12M)に装填し、そしてEtOAcで溶出して、46mg(54%)のI−89をオフホワイトの固体として得た。
N−((1S,2R)−1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシブチル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−91)を、工程3においてエチルマグネシウムブロミドをメチルマグネシウムブロミドの代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.06 (s, 1H), 7.42 (dd, 1H), 7.23 (m, 1H), 7.09 (m, 1H), 5.62 (d, 1H), 4.83 (m, 2H), 4.35 (s, 2H), 4.11 (m, 2H), 3.85 (m, 1H), 3.64 (dd, 2H), 2.64 (dd, 2H), 1.39 (m, 1H), 1.22 (d, 6H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 436.5。
実施例53
N−((R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−2−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−92)
工程1:2−アミノ−3,3,3−トリフルオロプロパン酸(250mg,1.75mmol,CASRN 17463−43−3)の、ジオキサン(9mL)および1MのNa2CO3(9mL)中の撹拌溶液に、0℃窒素下でBoc2O(381mg,1.75mmol)を固体としてニートで添加した。2時間後、このゲル様の混合物をロータリーエバポレーターで部分的に濃縮し、次いでEtOAc(30mL)および30mLの2N HCl(pH<3)で希釈した。この混合物を短時間撹拌し、そしてその層を分離した。その有機相をブライン(1×30mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、294mg(69%)の2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3,3,3−トリフルオロプロパン酸 (338)を透明油状物として得、これをさらに精製せずに使用した。
工程2:338(294mg,1.209mmol)のTHF(10mL)中の撹拌溶液に、0℃窒素下で、NMM(159.5μL,1.451mmol)をシリンジによりニートで、そしてクロロギ酸エチル(138.7μL,1.451mmol)をシリンジによりニートで、順番に添加した。45分後、得られた懸濁物をTHFを用いてGF/F濾紙で濾過し、そしてその濾液を単離し、そして窒素下0℃で撹拌した。NaBH4(45.74mg,1.209mmol)のH2O(2mL)中の溶液を添加し、そしてその冷却浴を外した。約15分後、この反応物を濃縮し、そしてその残渣をEt2O(30mL)およびH2O(30mL)に撹拌しながら再懸濁させた。5分間撹拌した後に、その層を分離し、そしてその有機相をブライン(1×30mL)で洗浄した。その有機相を(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、240mg(86%)の1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イルカルバミン酸tert−ブチル(340)を白色固体として得た。
工程3:340(240mg,1.047mmol)のDCM(3mL)中の撹拌溶液に、0℃窒素下で、固体のイミダゾール(71.29mg,1.047mmol)を添加し、その後、tert−ブチルクロロジフェニルシラン(272.3μL,1.047mmol)をシリンジによりニートで添加した。4時間後、この反応物をDCMで30mLまで希釈し、そして2NのHCl(2×30mL)および飽和水性NaHCO3(2×30mL)で洗浄した。その有機相を単離し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、460mg(94%)の3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルカルバミン酸tert−ブチルを(342)として得た。
工程4:342(229mg,0.490mmol)のDCM(3.3mL)中の撹拌溶液に、0℃窒素下で、TFA(1.6mL)をニートでピペットにより添加した。1時間後、この反応物をロータリーエバポレーターで高真空下で濃縮し、次いで、DCM(30mL)と1MのNa2CO3(30mL)との混合物に再溶解させた。この混合物を5分間撹拌し、そしてその層を分離した。その水相をDCM(1×20mL)で抽出した。その有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、180mg(100%)の3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−アミンを黄色油状物として得た(344)。
工程5:344(180mg,0.490mmol)のTHF(1.5mL)中の撹拌溶液に、室温で窒素下で、固体の(1H−ピラゾール−1−イル)メチレンジカルバミン酸ベンジル(186mg,0.490mmol)を添加した。一晩撹拌した後に、この反応混合物をDCMで30mLまで希釈し、そして2NのHCl(2×30mL)および飽和水性NaHCO3(2×30mL)で洗浄した。その有機相を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、黄色泡状物にした。その粗製生成物をヘキサン/EtOAc(4/1)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(Biotage 25Sカラム)により精製して、210mg(63%)の(Z)−11,11−ジメチル−3−オキソ−1,10,10−トリフェニル−7−(トリフルオロメチル)−2,9−ジオキサ−4,6−ジアザ−10−シラドデカン−5−イリデンカルバミン酸ベンジル(346)を透明油状物として得た。
工程6:346(210mg,0.310mmol)の、95%のEtOH/THF(5mL,1:1)中の撹拌溶液に、Pearlman触媒(21.8mg,0.0310mmol)を添加した。この懸濁物を水素ガスでの減圧/パージサイクルに3回供し、次いで、1気圧の水素圧力下に一晩維持した。次いで、この混合物を95%エタノールを用いてGF/F濾紙で濾過し、そしてその濾液を濃縮して、127mg(100%)の1−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)グアニジン(348)を白色固体として得た。
工程7:348(1.37g,3.35mmol)の無水EtOH(10mL)中の撹拌溶液に、室温で窒素下で、固体の21(0.851g,3.35mmol)を固体としてニートで添加した。この反応物をキャップ付き反応バイアル中で密封し、80℃まで加熱し、そして60時間撹拌した。この反応物を室温まで冷却し、そしてロータリーエバポレーターで高真空下で濃縮して、黄色泡状物を得た。その粗製生成物を、EtOAc/ヘキサン(3/7)で予め平衡化させたSiO2カラム(Biotage 40M)に装填し、そして溶出した。最初のニンヒドリン陽性のスポットが溶出した後に、その溶出液をEtOAc/ヘキサン(1/1)に変更し、そして第二のニンヒドリン陽性を溶出させた。生成物を含む画分をプールし、そして別々に濃縮して、淡黄色泡状物を得た。高Rfニンヒドリン陽性スポットは、TBDPS保護生成物に対応し、そして150mg(8%)の2−(3−(tert−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(350)および250mg(21%)の2−(1,1,1−トリフルオロ−3−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(352)を与えた。
工程8:352(53mg,0.15mmol)のDCM(750μL)中の撹拌溶液に、室温で窒素下で、TFA(750μL)を添加した。この溶液を2時間撹拌し、次いでロータリーエバポレーターで高真空下で濃縮した。その残渣をDCM(10mL)に再溶解させ、そして1MのNa2CO3(10mL)と一緒に5分間手早く撹拌した。その層を分離し、そしてその水相をDCM(2×10mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、29mg(76%)の3,3,3−トリフルオロ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−イルアミノ)プロパン−1−オール(354)を黄色泡状物として得た。
工程9:185(21.0mg,0.111mmol)のDCM(1mL)中の撹拌溶液に、室温で窒素下で、DIPEA(38.5μL,0.221mmol)をシリンジによりニートで、その後、CDI(17.9mg,0.111mmol)を固体としてニートで、順番に添加した。30分間撹拌した後に、この溶液をピペットで、固体の354(29mg,0.111mmol)を含むフラスコに添加した。この反応物を窒素下室温で一晩撹拌した。この反応物をDCMで30mLまで希釈し、そして2NのHCl(2×30mL)と2NのHClおよび飽和水性NaHCO3(2×30mL)で順番に洗浄した。その有機物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、黄色泡状物にした。その粗製生成物をSiO2クロマトグラフィー(Biotage 12S)EtOAcで溶出するにより精製した。生成物を含む画分をプールし、そして濃縮して、10mg(19%)のI−92を黄色残渣として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.12 (s, 1H), 7.39 (m, 2H), 7.17 (dd, 1H), 5.57 (d, 1H), 4.97 (m, 1H), 4.91 (m, 1H), 4.75 (d, 1H), 4.36 (s, 2H), 3.96 (m, 2H), 3.65 (m, 2H), 2.69 (dd, 2H), 1.48 (d, 6H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 478.5。
実施例54
N−(4−(3,4−ジクロロフェニル)ピペリジン−4−イル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−93)
工程1:2−(3,4−ジクロロフェニル)アセトニトリル(3.50g,18.8mmol,CASRN 3218−49−3)および15−クラウン−5(0.414g,1.88mmol)のDMF(75mL)中の撹拌溶液に、0℃窒素下で、NaH(1.88g,47.0mmol,60%鉱油分散物)を2回に分けて添加した。この反応混合物を室温まで温め、そして35分間撹拌し、次いで、0℃まで再度冷却した。NaI(2.82g,18.8mmol)を添加し、その後、新たに調製したビス−(2−クロロエチル)カルバミン酸tert−ブチル(4.56g,18.8mmol)のDMF(10mL)中の溶液をシリンジを介して添加した。この反応混合物を室温まで温め、そして一晩撹拌した。次いで、この反応混合物を氷冷飽和NH4Cl溶液(250mL)に撹拌しながら注ぎ、そしてこの混合物をEtOAc(2×250mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をSiO2カラム(Biotage 40L)に装填し、そしてヘキサン/EtOAc(6/1)で溶出して、4.54g(68%)の4−シアノ−4−(3,4−ジクロロフェニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(356)をオフホワイトの固体として得た。
工程2:356(4.54g,12.78mmol)および濃HCl(106.5mL,1278mmol)の溶液を加熱還流し、そして週末にわたって撹拌した。次いで、この反応混合物を室温まで冷却し、分液漏斗に移し、そしてEt2O(1×200mL)で洗浄した。その水層をロータリーエバポレーターで高真空下で濃縮した。得られた固体を10%のNaOH(20.45g,51.12mmol)に溶解させた。この溶液にジオキサン(30mL)を添加し、その後、Boc2O(2.929g,13.42mmol)を添加した。一晩撹拌した後に、この反応物をH2O(100mL)で希釈し、そしてエーテル(1×100mL)で洗浄した。その水層を固体のKHSO4で酸性化し、次いでDCM(200mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、濃縮し、そして高真空下で乾燥させて、1.98g(41%)の1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(3,4−ジクロロフェニル)ピペリジン−4−カルボン酸(358)を白色泡状物として得た。
工程3:358(187mg,0.4997mmol)のDMF(1.5mL)中の撹拌溶液に、室温で窒素下で、TEA(167.1μL,1.199mmol)をニートでシリンジを介して添加し、その後、DPPA(129.6μL,0.5996mmol)をシリンジによりニートで添加した。この溶液を室温で2時間撹拌し、次いで60℃まで温めた。60℃で3時間後、この反応物を室温まで温め、そしてEtOAcで30mLまで希釈した。その有機抽出物をH2O(3×30mL)およびブライン(1×30mL)で洗浄した。その有機物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、170mg(91%)の4−(3,4−ジクロロフェニル)−4−イソシアナトピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(360)を透明油状物として得た。
工程4:360(133mg,0.358mmol)のTHF(1.8mL)中の撹拌溶液に、キャップ付き反応バイアル中室温で、DIPEA(125μL,0.716mmol)を添加し、その後、固体の72(81.9mg,0.358mmol)を添加した。この反応物は最初、懸濁物であったが、約30分間かけて、褐色の溶液になった。一晩撹拌した後に、この反応物をEtOAcで30mLまで希釈し、そして10%のクエン酸溶液(2×30mL)、水性飽和NaHCO3(2×30mL)およびブライン(1×30mL)で順番に洗浄した。その有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、透明油状物にした。その粗製生成物をSiO2カラム(Biotage 12M)に装填し、そしてEtOAc/ヘキサン(3/2)で溶出して、102mg(50%)の4−(3,4−ジクロロフェニル)−4−(2−(イソプロピルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(362)を黄色泡状物として得た。
工程5:362(102mg,0.1810mmol)のDCM(1.8mL)中の撹拌溶液に、キャップ付きフラスコ中室温で、MeOH(180μL)を添加し、その後、4MのHClのジオキサン溶液(452.5μL,1.810mmol)を添加した。2時間後、この反応物をEt2O(5mL)で希釈し、これにより、粗い黄色沈殿物が生成した。この固体を濾別し、そして豊富な量のエーテルで洗浄して、80mg(80%)のI−93を淡黄色固体として得、これを高真空下で乾燥させた: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 463.4。
実施例55
(R)−N−(3−シアノ−1−(3,4−ジクロロフェニル)プロピル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−103)
工程1:174(1.327g,4.144mmol)のTHF(30mL)中の撹拌溶液に、0℃で、TEA(0.6931mL,4.973mmol)およびMsCl(0.3528mL,4.559mmol)を添加し、そしてこの溶液を0℃で1時間撹拌した。この混合物をEtOAcで希釈し、希HCl溶液、水性飽和NaHCO3、およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、そして濃縮して、1.51グラム(91%)のメタンスルホン酸(R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(3,4−ジクロロフェニル)プロピル(364)を得た。この生成物は、何らかの対応する塩化物を含有し得る。
工程2:364(750mg,1.88mmol)の、THF(25mL)およびアセトン(5mL)中の撹拌溶液に、室温でNaI(1411mg,9.41mmol)を添加し、そして撹拌を一晩続けた。この混合物を水に注ぎ、EtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、そして濃縮して、810mg(100%)の(R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−ヨードプロピルカルバミン酸tert−ブチル(366)を得た。
工程3:366(810mg,1.88mmol)のDMSO(4mL)中の撹拌溶液に、室温でNaCN(102mg,2.07mmol)を添加し、そして得られた混合物を80℃で一晩撹拌した。この混合物を水に注ぎ、EtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、そして濃縮した。この生成物を20%のEtOAc/ヘキサンで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、534mg(86%)の(R)−3−シアノ−1−(3,4−ジクロロフェニル)プロピルカルバミン酸tert−ブチル(368)を得た。
工程4:368(534mg,1.62mmol)のDCM(5mL)中の撹拌溶液に、ジオキサン中4MのHCl(811μL,3.24mmol)を添加し、そして撹拌を12時間続けた。この混合物をエーテルで希釈し、濾過し、そして乾燥させて、225mg(52%)の(R)−4−アミノ−4−(3,4−ジクロロフェニル)ブタンニトリル塩酸塩(370)を白色固体として得た。
工程5:370と28との縮合を、22を370で置き換えたこと以外は実施例1の工程6の手順に従って、実施した。その粗製生成物をMeCN/H2O勾配(5%から95%のMeCN)で溶出する逆相クロマトグラフィー(Biotage SP4 C18)により精製して、49mg(46%)のI−103をオフホワイトの固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.08 (s, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.17 (d, 1H), 5.00 (dd, 1H), 4.89 (d, 1H), 4.80 (d, 1H), 4.38 (d, 1H), 4.32 (d, 1H), 3.98 (m, 2H), 3.97−4.05 (m, 1H), 3.60 (t, 2H), 3.54 (t, 2H), 2.68 (t, 2H), 2.41 (t, 2H), 2.18 (m, 2H), 2.02 (br d, 2H), 1.53 (m, 2H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 489.1。
(R)−N−(3−シアノ−1−(3,4−ジクロロフェニル)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−104)を、72を28の代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した。その粗製生成物をMeCN/H2O勾配(5%から95%のMeCN)で溶出する逆相クロマトグラフィー(Biotage SP4 C18)により精製して、72mg(61%)のI−104をオフホワイトの固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.08 (s, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.40 (d, 1H), 7.17 (d, 1H), 5.00 (m, 1H), 4.80 (d, 1H), 4.76 (d, 1H), 4.36 (d, 1H), 4.31 (d, 1H), 4.09 (m, 1H), 3.66 (t, 2H), 2.67 (t, 2H), 2.40 (t, 2H), 2.21 (m, 1H), 2.15 (m, 1H), 1.22 (d, 6H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 447.1。
実施例56
(R)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(メチルスルホニル)プロピル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−105)
工程1:366(810mg,1.88mmol)およびメタンチオール酸ナトリウム(158mg,2.26mmol)のDMSO(4mL)中の溶液を50℃で一晩撹拌した。この混合物を水に注ぎ、EtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、そして減圧中で濃縮して、395mg(60%)の(R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(メチルチオ)プロピルカルバミン酸tert−ブチル(372)を得た。
工程2:372(660mg,1.88mmol)のDCM(20mL)中の撹拌溶液に、0℃でMCPBA(1393mg,5.65mmol)を添加し、そして撹拌を室温で24時間続けた。NaOHの希薄溶液を添加し、そしてこの混合物をDCMで2回抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物を10%のEtOAc/ヘキサンで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、609mg(84%)の(R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(メチルスルホニル)プロピルカルバミン酸tert−ブチル(374)を白色固体として得た。
工程3:374(395mg,1.03mmol)のDCM(5mL)中の撹拌溶液に、ジオキサン中4MのHCl(1.03mL,4.13mmol)を添加し、そして撹拌を一晩続けた。この混合物をエーテルで希釈し、濾過し、乾燥させ、そして濃縮して、248mg(75%)の(R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(メチルスルホニル)プロパン−1−アミン塩酸塩(376)を白色固体として得た。
工程4:376と28との縮合を、22を376で置き換えたこと以外は実施例1の工程6の手順に従って、実施した。その粗製生成物をMeCN/H2O勾配(5%から95%のMeCN)で溶出する逆相クロマトグラフィー(Biotage SP4 C18)により精製して、I−105を白色固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.43 (d, 1H), 7.42 (br s, 1H), 7.17 (dd, 1H), 5.44 (d, 1H), 5.01 (m, 1H), 4.93 (d, 1H), 4.36 (s, 1H), 3.98 (m, 2H), 3.97−4.05 (m, 1H), 3.64 (m, 2H), 3.54 (m, 2H), 3.12 (t, 2H), 2.97 (s, 3H), 2.67 (t, 2H), 2.35 (m, 2H), 2.01 (br d, 2H), 1.53 (m, 2H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 542.1。
(R)−N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(メチルスルホニル)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−106)を、72を28の代わりに使用したこと以外は同様にして、調製した。その粗製生成物をMeCN/H2O勾配(5%から95%のMeCN)で溶出する逆相クロマトグラフィー(Biotage SP4 C18)により精製して、52mg(60%)のI−106をオフホワイトの固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.41−7.44 (m, 2H), 7.17 (d, 1H), 5.31 (d, 1H), 5.01 (m, 1H), 4.80 (d, 1H), 4.35 (s, 2H), 4.10 (m, 1H), 3.64 (t, 2H), 3.11 (t, 2H), 2.96 (s, 3H), 2.66 (t, 2H), 2.35 (m, 2H), 1.23 (d, 6H); m/z (APCI−pos) M+1 = 500.1。
実施例57
N−(1−(1H−インドール−6−イル)エチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−107)
表題化合物を、22を1−(1H−インドール−6−イル)エタンアミン(30.8mg,0.192mmol,Sphinx Scientific)で置き換えたこと以外は実施例1の工程6の手順に従って調製した。この反応混合物をMeOH/EtOAc勾配(0%から1%のMeOH)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製した。回収した固体をMeCN/H2O勾配(5%から95%のMeCN)で溶出する逆相カラムクロマトグラフィー(Biotage SP4 C18)で再度精製して、36mg(44%)のI−107を桃色固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.44 (br s, 1H) 8.05 (s, 1H), 7.60 (d, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.19 (m, 1H), 7.11 (d, 1H), 6.51 (m, 1H), 5.16 (m, 1H), 4.92 (d, 1H), 4.78 (d, 1H), 4.34 (d, 1H), 4.29 (d, 1H), 3.97 (m, 1H), 3.94−4.04 (m, 2H), 3.64 (t, 2H), 3.52 (t, 2H), 2.68 (t, 2H), 2.00 (br d, 2H), 1.58 (d, 3H), 1.51 (m, 2H); m/z (APCI−pos) M+1 = 421.1。
これらのエナンチオマーをキラルhplcにより分離して、(R)−N−(1−(1H−インドール−6−イル)エチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミドおよび(S)−N−(1−(1H−インドール−6−イル)エチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミドを得た。
実施例58
(R)−N−(3−シアノ−1−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)プロピル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−108)
工程1:4−(ジフルオロメトキシ)ベンズアルデヒド(10g,58mmol)および(S)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(13g,105mmol)のTHF(50mL)中の撹拌溶液に、Ti(OEt)4(43mL,209mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩撹拌した。この混合物をブライン(400mL)に注ぎ、そして10分間撹拌し、濾過し、そしてその濾過した固体をさらなるTHF/EtOAcですすいだ。その有機層を分離し、そしてその水層をさらなるEtOAcで抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、そして濃縮した。その残渣を乾式装填し、そしてEtOAc/ヘキサン勾配(10%から15%のEtOAc)で溶出するSiO2プラグに通して、16g(100%)の(S,E)−N−(4−(ジフルオロメトキシ)ベンジリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(378)を淡黄色液体として得た。
工程2:ジイソプロピルアミン(16.70mL,119.1mmol)のTHF(80mL)中の撹拌溶液に、0℃で、2.5Mのn−ブチルリチウム(48.82mL,122.0mmol)を滴下により添加し、そして撹拌を15分間続けた。この溶液を−78℃まで冷却し、そして酢酸メチル(9.219mL,116.2mmol)を滴下により添加し、そして撹拌を30分間続けた。Ti(O−iPr)3Cl(58.30mL,244.1mmol)のTHF(20mL)中の溶液を−78℃で滴下により導入し、そして撹拌を45分間続けた。次いで、378(16g,58.12mmol)のTHF(20mL)中の溶液を滴下により添加し、そして撹拌を3時間続けた。この反応を−78℃で飽和水性NH4Clの滴下による添加によりクエンチし、そして室温まで温めた。この混合物をEtOAcで2回抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、そして濃縮した。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン勾配(20%から60%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、8.67g(43%)の(R)−3−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−3−((S)−1,1−ジメチルエチルスルフィンアミド)プロピオン酸メチル(380)を低融点の白色固体として、9.67gの不純物質と一緒に得た。
工程3:380(8.98g,25.7mmol)の、MeOH(60mL)およびDCM(30mL)中の撹拌溶液に、ジオキサン中4MのHCl(12.9mL,51.4mmol)を添加し、そして撹拌を室温で60分間続けた。HClを乾燥N2のストリームにより除去し、そしてほとんどの溶媒を、ロータリーエバポレーターで除去した。エーテルをこの残渣に添加し、そして沈殿した白色固体を濾過して、7.23g(100%)の(R)−3−アミノ−3−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)プロピオン酸メチル塩酸塩(382)を得、これは、キラルhplcによれば約95%のeeであった。
工程4:382(7.2g,25.6mmol)のDCM(50mL)中の撹拌混合物に、室温でBoc2O(5.86g,26.8mmol)およびTEA(3.92mL,28.1mmol)を添加し、そして撹拌を6時間続けた。この混合物を濃縮し、そしてその残渣をEtOAc/ヘキサン勾配(10%から30%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、少量の溶媒を含有する、9g(100%の(R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)プロピオン酸メチル(384)を得た。
工程5:384(7.1g,20.6mmol)のTHF(150mL)の撹拌混合物に、−78℃で、1MのLiAlH4(30.8mL,30.8mmol)を滴下により添加し、そして撹拌を3〜4時間続けた。この混合物をTHFで希釈し、Na2SO4十水和物を少しずつ添加することによりクエンチし、そして濾過した。固体をさらなるTHFですすぎ、そしてその濾液を濃縮した。その粗製生成物を50%のEtOAc/ヘキサンで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、3.58g(55%)の(R)−1−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−3−ヒドロキシプロピルカルバミン酸tert−ブチル(386)を透明な粘性液体として得、これは、キラルHPLCによれば約95%のeeであった。
工程6:386(550mg,1.73mmol)のDCM(20mL)中の撹拌溶液に、0℃で、TEA(290μL,2.08mmol)およびMeSO2Cl(148μL,1.91mmol)を添加し、そして撹拌を0℃で1時間続けた。この混合物をEtOAcで希釈し、水、希HCl溶液、水性飽和NaHCO3およびブラインで順番に洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、そして濃縮して、何らかの対応する塩化物を含有する、685mg(100%)のメタンスルホン酸(R)−3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)プロピル(388)を得た。
工程7:388のDMSO(5mL)中の撹拌溶液に、NaCN(92.0mg,1.88mmol)およびNaI(25.6mg,0.171mmol)を添加し、そしてこの混合物を85℃で一晩加熱した。室温まで冷却した後に、この混合物をH2O(100mL)で希釈し、30分間撹拌し、そして濾過して、黄褐色固体を得た。この固体をEtOAc/ヘキサン勾配(0%から25%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、261mg(47%)の(R)−3−シアノ−1−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)プロピルカルバミン酸tert−ブチル(390)を白色固体として得た。
工程8:390のDCM(5mL)中の撹拌溶液に、ジオキサン中4MのHCl溶液(400μL,1.60mmol)を添加し、そして撹拌を一晩続けた。この混合物を濃縮し、そしてエーテルで粉砕して、白色固体を与える204mg(87%)の(R)−4−アミノ−4−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)ブタンニトリル塩酸塩(292)を得た。
工程9:292と28との縮合を、22を292で置き換えたこと以外は実施例1の工程6の手順に従って、実施した。その粗製生成物をMeCN/H2O勾配(5%から95%のMeCN)で溶出する逆相クロマトグラフィー(Biotage SP4 C18)により精製して、67mg(60%)のI−108を白色固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.32 (d, 2H), 7.13 (d, 2H), 6.51 (t, 1H), 5.01 (m, 1H), 4.96 (d, 1H), 4.92 (d, 1H), 4.37 (d, 1H), 4.31 (d, 1H), 3.97 (m, 1H), 3.94−4.04 (m, 2H), 3.65 (t, 2H), 3.53 (m, 2H), 2.68 (t, 2H), 2.00 (br d, 2H), 1.58 (d, 3H), 1.51 (m, 2H); m/z (APCI−pos) M+1 = 487.2。
実施例59
2−((S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルアミノ)−5,8−ジヒドロ−6H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボン酸(2−トリフルオロメチル−ピリミジン−5−イルメチル)−アミド(I−109)
(S)−2−(1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−N−((2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)メチル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−109)を、実施例17の手順に従って、138と((2−(トリフルオロメチル)ピリミジン−5−イル)メチル)アミン(CASRN 608515−92−0)とを縮合させることによって調製した; MS m/z (APCI−pos) M+1 = 412.2。
実施例60
N−(3−アミノ−1−(3,4−ジクロロフェニル)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−110)
工程1:3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−オキソプロパンニトリル(5.16g,24.1mmol,CASRN 4640−68−0)のEtOH(115mL)中の溶液に、NaBH4(0.912g,24.1mmol)を30分間かけてゆっくりと添加した。この反応物を室温で3時間撹拌し、濃縮して固体にし、そして水性NH4ClとEtOAcとの間で分配した。その相を分離し、そしてその有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。この粗製3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシプロパンニトリルをTHF(90mL)に溶解させ、0℃浴中で冷却し、そしてBH3−THF(1M,75.5mL)を30分間かけて添加した。この反応混合物を2.5時間加熱還流し、0℃まで冷却し、そしてH2Oでクエンチした。この反応混合物をDCMで3回抽出し、そして合わせた有機相を乾燥させ、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をDCMに溶解させ、次いで1MのHCl/ジオキサンを添加した。この溶液をEt2Oで希釈し、そして得られた沈殿物を濾過により集め、Et2Oで洗浄し、そして高真空下で乾燥させて、4.41g(72%)の3−アミノ−1−(3,4−ジクロロフェニル)プロパン−1−オール塩酸塩(294)を固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ7.53 (d, 1H), 7.46 (d, 1H), 7.28 (dd, 1H), 4.79 (m, 1H), 3.05 (m, 2H), 1.95 (m, 2H)。
工程2:294(4.41g,17.2mmol)の、ジオキサン(40mL)および5NのNaOH(8.59mL)中の溶液に、0℃でBoc2O(5.63g,25.8mmol)のジオキサン(40mL)中の溶液を添加漏斗を介して滴下により添加した。この反応物を室温で4時間撹拌し、次いでEtOAcで希釈した。その相を分離し、そしてその有機相をNaHCO3、次いでブラインで3回、順番に洗浄し、乾燥させ、濾過し、そして濃縮して、透明なガラス状物質にした。その粗製生成物をTHF(100mL)に溶解させ、そしてイソインドリン−1,3−ジオン(2.78g,18.9mmol)およびPPh3(7.17g,25.8mmol)を添加し、そして得られた溶液を0℃まで冷却した。この溶液にDEAD(4.49mL,25.8mmol)を滴下により添加しそしてこの反応物を一晩撹拌しながら室温まで温めた。この混合物を減圧中で濃縮し、そしてその残渣をヘキサン/EtOAc(4:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、4.71g(61%)の3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)プロピルカルバミン酸tert−ブチル(296)を無色ガラス状物質として得た: LRMS (APCI pos) m/e = 348.9 (M−Boc)。
工程3:296(4.71g,10.5mmol)のMeOH中の溶液に、ヒドラジン(0.336g,10.5mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩撹拌した。この濃厚な白色懸濁物を熱MeOHに溶解させ、超音波処理し、濾過し、そしてMeOHで洗浄した。その濾液を濃縮して、2.98g(89%)の3−アミノ−3−(3,4−ジクロロフェニル)プロピルカルバミン酸tert−ブチル(298)を淡黄色泡状物として得た: LRMS (APCI pos) m/e = 319.0 (M+H)。
工程4:298(35mg,0.11mmol)のDCM(2mL)中の溶液に、DIPEA(0.032mL,0.18mmol)を添加し、その後、CDI(15mg,0.091mmol)を添加し、そしてこの混合物を30分間撹拌した。得られた溶液に72(21mg,0.091mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で5時間撹拌した。この反応物をH2O(15mL)で希釈し、DCM(2×15mL)で抽出し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をMeOH/DCM(5:95)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、29mg(59%)の3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(2−(イソプロピルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)プロピルカルバミン酸tert−ブチル(300)を淡黄色固体として得た: LRMS (APCI pos) m/e = 537.1 (M+H)。
工程5:300(29mg,0.0540mmol)のDCM(2mL)中の溶液に、TFA(1mL,13.0mmol)を添加した。この反応物を室温で30分間撹拌し、濃縮し、そしてDCM(15mL)と飽和水性NaHCO3(15mL)との間で分配した。その相を分離し、そしてその水相をDCM(15mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。この粗製生成物をMeOH/DCM/NH4OH(9/90/1)で展開する分取SiO2 TLCプレート(0.5mm)で精製して、11mg(47%)のI−110を無色ガラス状物質として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.63 (br s, 1H), 7.39 (d, 1H), 7.36 (d, J = 8.2 Hz, 1H), 7.15 (dd, 1H), 4.97 (m, 1H), 4.83 (d, 1H), 4.38 (m, 2H), 4.10 (m, 1H), 3.70 (m, 1H), 3.60 (m, 1H), 2.89 (br s, 2H), 2.64 (t, 2H) 1.97 (m, 1H), 1.81 (m, 1H), 1.21 (d, 6H); LRMS (APCI pos) m/e = 437.1 (M+H)。
実施例61
N−((1H−インドール−2−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−114)
(1H−インドール−2−イル)メタンアミン塩酸塩(50mg,0.27mmol,CASRN 21109−25−1)およびDCM(2.5mL)の溶液に、室温でTEA(50μL,0.36mmol)およびCDI(44mg,0.27mmol)を順番に添加し、そしてこの反応物を室温で30分間撹拌した。この溶液を28(55mg,0.229mmol)およびTEA(95.7μL,0.687mmol)のDCM(5mL)中の溶液に添加し、そして合わせた溶液を一晩撹拌した。この溶液をSiO2クロマトグラフィーカラムに直接装填し、そしてヘキサン/EtOAcの勾配(0%から10%のEtOAc)で溶出して、57mg(61.1%)のI−114を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ9.28 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.54 (d, 1H, J = 7.8 Hz), 7.34 (d, 1H, J = 7.1 Hz), 7.12−7.17 (m, 1H), 7.04−7.08 (m, 1H), 6.31−6.32 (m, 1H), 4.99−5.03 (m, 1H), 4.87 (d, 1H, J = 7.7 Hz), 4.50 (d, 2H, J = 5.9 Hz), 4.34 (s, 2H), 3.94−4.04 (m, 3H), 3.65−3.69 (m, 2H), 3.49−3.56 (m, 2H), 2.66−2.71 (m, 2H), 1.98−2.04 (m, 2H), 1.46−1.57 (m, 2H); MS (APCI−pos) M+1 = 407.4。
実施例62
3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−1−(2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)ブタン−1−オン(I−112)
工程1:2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)酢酸(1g,5.303mmol)のTHF(40mL)中の、−10℃浴中で冷却した溶液に、THF中1Mのリチウムビス(トリメチルシリル)アミドの溶液(11.67mL,11.67mmol)をゆっくりと添加した。この反応混合物を30分間撹拌し、次いで臭化アリル(1.147mL,13.26mmol)を滴下により添加し、そしてこの反応物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を0.5MのHCl(50mL)とEtOAc(50mL)との間で分配した。その相を分離し、その水相をEtOAc(50mL)で抽出し、そして合わせた有機抽出物を飽和水性NaCl(50mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、1.28g(105%)の2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ペンタ−4−エン酸(308)を黄色油状物として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ7.38 (dd, 1H), 7.19 (m, 1H), 7.10 (t, 1H), 5.68 (m, 1H), 5.07 (m, 2H), 3.62 (t, 1H), 2.79 (m, 1H), 2.50 (m, 1H)。
工程2:308(1.165g,5.095mmol)のTHF(40mL)中の溶液に、THF中1MのLiAlH4(10.19mL,10.19mmol)を添加し、そしてこの反応物をN2下室温で1時間撹拌した。この反応をH2O(0.4mL)、1MのNaOH(0.4mL)、次いでH2O(1.2mL)でクエンチし、濾過し、THFですすぎ、そして濃縮して、642mg(59%)の2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ペンタ−4−エン−1−オール(310)を黄色油状物として得た; 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ7.26 (m, 1H), 7.09 (m, 2H), 5.68 (m, 1H), 5.03 (m, 2H), 3.79 (m, 2H), 2.85 (m, 1H), 2.47 (m, 1H), 2.33 (m, 1H)。
工程3:310(642mg,2.99mmol)およびDIPEA(0.781mL,4.49mmol)のDCM(25mL)中の、0℃に冷却した溶液に、TBDMSCl(473mg,3.14mmol)およびDMAP(37mg,0.30mmol)を添加した。室温で6時間後、この反応物をH2O(50mL)で希釈し、その相を分離し、そしてその水相をDCM(50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をヘキサンで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、514mg(52%)のtert−ブチル(2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ペンタ−4−エニルオキシ)ジメチルシランを無色油状物(312)として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ7.24 (m, 1H), 7.04 (m, 2H), 5.67 (m, 1H), 4.98 (m, 2H), 3.67 (d, 2H), 2.77 (m, 1H), 2.54 (m, 1H), 2.31 (m, 1H), 0.85 (s, 9H), −0.05 (d, 2H)。
工程4:312(400mg,1.22mmol)の、THF(10mL)および水(10mL)中の溶液に、OsO4(0.762mL,0.0608mmol,tert−BuOH中2.5%)を添加した。この反応物を10分間、次いでNaIO4(650mg,3.04mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物をCELITEで濾過し、そしてTHFですすいだ。その濾液をEtOAc(50mL)とH2O(50mL)との間で分配し、その相を分離し、そしてその水相をEtOAc(50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を飽和水性NaCl(50mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物を20%のEtOAc/ヘキサンで溶出するSiO2カラムクロマトグラフィーにより精製して、302mg(75%)の4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ブタナール(314)を黄色油状物として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ9.74 (s, 1H), 7.28 (m, 1H), 7.08 (m, 2H), 3.74 (m, 1H), 3.61 (m, 1H), 3.38 (m, 1H), 2.94 (m, 1H), 2.70 (m, 1H), 0.87 (s, 9H), −0.02 (s, 6H)。
工程5:314(302mg,0.913mmol)の、tert−BuOH(20mL)およびH2O(5mL)中の溶液に、THF中2Mの2−メチル−2−ブテン溶液(4.56mL,9.13mmol)を添加し、次いでNaH2PO4(1.204g,10.0mmol)を添加した。この反応物を5分間撹拌し、次いでNaClO2(495mg,5.48mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で一晩撹拌した。この反応物をEtOAc(50mL)と0.5MのHCl(30mL)との間で分配し、相を分離し、そしてその水相をEtOAc(50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を飽和水性NaCl(50mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物を10%のEtOAc/ヘキサンで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、270mg(85%)の4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)ブタン酸(316)を灰色の結晶性固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ7.27 (dd, J = 2.3, 7.1 Hz, 1H), 7.08 (m, 2H), 3.74 (m, 1H), 3.61 (m, 1H), 3.26 (m, 1H), 2.91 (m, 1H), 2.61 (m, 1H), 0.86 (s, 9H), −0.03 (d, J = 1.6 Hz, 6H); MS LRMS (APCI neg) m/e = 345.1 (M−H)。
工程6:316(30mg,0.086mmol)のMeCN(3mL)中の溶液に、72(15mg,0.079mmol)、NMM(0.026ml,0.24mmol)およびHATU(36mg,0.094mmol)を順番に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応物をDCM(15mL)およびH2O(15mL)で希釈し、その相を分離し、そしてその水相をDCM(15mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物を5%のMeOH/DCMで溶出するSiO2クロマトグラフィーで精製して、44mg(105%)の4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)ブタン−1−オン(318)を無色残渣として得た: LRMS (APCI pos) m/e = 521.2 (M+H)。
工程7:318(36mg,0.069mmol)のTHF(1mL)中の溶液に、TBAF水和物(25mg,0.090mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌した。この反応物をDCM(10mL)とH2O(10mL)との間で分配し、そしてその相を分離し、そしてその水相をDCM(10mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。この粗製生成物を10%のMeOH/DCMで展開する分取SiO2 TLCプレート(0.5mmのプレート)で精製して、19mg(68%)のI−112を無色のガム状物質として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.04 (d, J = 11.7 Hz, 1H), 7.29 (m, 1H), 7.13 (m, 1H), 7.07 (m, 1H), 4.92 (dd, 1H), 4.57 (s, 1H), 4.37 (m, 1H), 4.09 (m, 1H), 3.80 (m, 3H), 3.66 (t, 3H), 3.43 (m, 1H), 2.90 (m, 1H), 2.74 (m, 1H), 2.66 (m, 1H), 2.60 (m, 1H), 1.22 (t, 6H); 19F NMR (376 MHz, CDCl3)δ−118.4; LRMS (APCI pos) m/e = 407.0 (M+H)。
実施例63
(S)−3−(4−クロロフェニル)−1−(2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)−4−(メチルアミノ)ブタン−1−オン(I−113)
工程1:(S)−4−(tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ)−3−(4−クロロフェニル)ブタン酸(320,CASRN 78215−13−1)と72との縮合を、320を316の代わりに用いたこと以外は実施例62の工程6に記載される手順に従って実施して、28mg(89%)の(S)−2−(4−クロロフェニル)−4−(2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)−4−オキソブチル(メチル)カルバミン酸tert−ブチル(322)を淡黄色残渣として得た: LRMS (APCI, pos) m/e = 502.2 (M+H)。
工程2:322(28mg,0.056mmol)のMeOH(2mL)中の溶液に、ジオキサン中4MのHCl(0.6mL,2.4mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で4時間撹拌した。この反応物をDCM(25mL)および飽和水性NaHCO3(25mL)で希釈し、その相を分離し、そしてその水相を10%のMeOH/DCM(25mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。この粗製生成物をMeOH/DCM/NH4OH(9/90/1)で展開する分取SiO2 TLCプレート(0.5mm)で精製して、6mg(25%)のI−113を淡黄色残渣として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.04 (s, 0.6H), 8.02 (s, 0.4H), 7.15−7.30 (m, 4H), 4.80 (m, 1H), 4.52 (s, 1H), 4.34 (m, 1H), 4.09 (m, 1H), 3.74 (m, 1H), 3.59 (m, 1H), 3.47 (m, 1H), 2.79−2.92 (m, 3H), 2.51−2.73 (m, 3H), 2.42 (s, 1.2H), 2.39 (s, 2.8H), 1.87 (br s, 2H), 1.22 (m, 6H); LRMS (M+H) (APCI pos) m/e = 402.1。
実施例64
(R)−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−154)
工程1:(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)プロパン酸(710mg,3.56mmol,CASRN 131690−61−4)のTHF(30mL)中の懸濁物に、N2下0℃で、Et2O中1MのLiAlH4(5.33mL,5.33mmol)をゆっくりと添加した。この反応物を0℃で90分間撹拌した。この反応をH2O(0.2mL)、15%のNaOH(0.2mL)、次いでH2O(0.6mL)でクエンチし、そして室温で一晩撹拌した。この混合物を濾過し、THFですすぎ、そして濃縮して、593mg(90%)の(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)プロパン−1−オール(324)を無色油状物として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ7.32 (d, 2H), 7.24 (d, 2H), 4.25 (t, 1H), 4.13 (m, 1H), 3.79 (m, 2H), 1.85 (m, 2H), 1.65 (br s, 2H); LRMS (APCI, pos) m/e = 185.9 (M+H)。
工程2:324のシリル化を、324(243mg,1.31mmol)を310の代わりに用いて、実施例62の工程3に記載される手順に従って実施し、383mg(98%)の(R)−3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロフェニル)プロパン−1−アミン(328)を無色油状物として得た: LRMS (APCI pos) m/e = 300.0 (M+H)。
工程3:(S)−4−(tert−ブトキシカルボニル(メチル)アミノ)−3−(4−クロロフェニル)ブタン酸(328)と72との縮合を、328を316の代わりに用いたこと以外は実施例62の工程6に記載される手順に従って実施して、90mg(87%)の(R)−N−(3−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロフェニル)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(324)を黄色粘性油状物として得た: LRMS (APCI pos) m/e = 518.6 (M+H)。
工程4:324の脱シリルを、実施例62の工程7に記載される手順に従って実施して、32mg(46%)のI−154を黄色ガラス状物質として得た: LRMS (APCI pos) m/e = 404.3 (M+H). 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.31 (d, 2H), 7.26 (d, 2H), 5.47 (m, 1H), 5.12 (m, 1H), 4.94 (m, 1H), 4.34 (s, 2H), 4.09 (m, 1H), 3.59−3.75 (m, 4H), 2.66 (t, 2H), 2.11 (m, 1H), 1.84 (m, 1H), 1.22 (d, 6H)。
N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−115)を、工程1において(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)プロパン酸を3−アミノ−3−(3,4−ジクロロフェニル)プロパン酸で置き換えたこと以外は同様にして、調製して、I−115を淡黄色泡状物として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.08 (s, 1H), 7.40 (m, 2H), 7.17 (dd, 1H), 5.69 (d, 1H), 5.09 (m, 1H), 4.37 (m, 2H), 4.12 (m, 1H), 3.60−3.76 (m, 4H), 2.67 (t, 2H), 2.11 (m, 1H), 1.85 (m, 1H), 1.23 (d, 6H); LRMS (APCI pos) m/e = 438.4 (M+H)。
実施例65
(R)−N−(3−アミノ−1−(4−クロロフェニル)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−116)
工程1:(R)−1−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシプロピルカルバミン酸tert−ブチル(326)を、(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)プロパン−1−オール((S)−異性体はCASRN 886061−26−3である)から、実施例60の工程2の手順に従って調製した。この生成物は、無色シロップであった: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ7.32 (d, 2H), 7.24 (d, 2H), 5.04 (br m, 1H), 4.88 (br s, 1H), 3.69 (m, 2H), 2.04 (m, 1H), 1.80 (m, 1H), 1.44 (s, 9H); LRMS (APCI pos) m/e = 185.9 (M−Bocフラグメント)。
工程2:326(861mg,3.013mmol)のTHF(25mL)中の溶液に、0℃でPPh3(1.185g,4.519mmol)を添加し、次いでDIAD(0.5836mL,3.013mmol)を添加し、そしてこの溶液を15分間撹拌し、次いでジフェニルホスホリルアジド(0.974mL,4.519mmol)を添加した。室温で22時間後、この反応を飽和水性NH4Cl(50mL)でクエンチし、その相を分離し、そしてその水相をEtOAc(50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を飽和水性NaCl(50mL)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をヘキサンで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、720mg(77%)の(R)−3−アジド−1−(4−クロロフェニル)プロピルカルバミン酸tert−ブチル(328)を白色固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ7.32 (d, 2H), 7.21 (d, 2H), 4.91 (m, 1H), 4.75 (m, 1H), 3.31 (m, 2H), 1.98 (m, 2H), 1.41 (s, 9H)。
工程3:328(620mg,1.99mmol)のDCM(10ml)中の溶液に、TFA(5mL,64.9mmol)を添加した。この反応混合物を室温で45分間撹拌し濃縮し、DCM(15mL)と飽和水性NaHCO3(15mL)との間で分配し、その相を分離し、そしてその水相を10%のMeOH/DCM(15mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮して、414mgの粗製淡黄色油状物を得た。この粗製油状物の一部分(314mg)を5%のMeOH/DCMで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、137mg(33%)の(R)−3−アジド−1−(4−クロロフェニル)プロパン−1−アミン(330)を黄褐色油状物として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ7.32 (d, 2H), 7.26 (d, 2H), 4.04 (t, 1H), 3.36 (m, 1H), 3.22 (m, 1H), 1.89 (m, 2H), 1.55 (br s, 2H); LRMS (APCI pos) m/e = 210.9 (M+H)。
工程4:330と72との縮合を、330を316の代わりに用いたこと以外は実施例62の工程6に記載される手順に従って実施して、226mg(81%)の(R)−N−(3−アジド−1−(4−クロロフェニル)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(332)を黄色固体として得た: LRMS (APCI pos) m/e = 429.4 (M+H)。
工程5:332(53mg,0.12mmol)の、THF(2mL)およびH2O(2mL,0.12mmol)中の溶液に、PPh3(65mg,0.25mmol)を添加した。この反応物を50℃の油浴中で2時間撹拌した。この反応混合物を部分的に濃縮し、次いでMeOH/DCM/NH4OH(9/90/1)で展開する分取TLCプレート(0.5mm)で精製して、32mg(64%)のI−116を淡黄色ガラス状物質として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.40 (br s, 1H), 7.23−7.29 (m, 4H), 5.01 (m, 1H), 4.79 (d, 1H), 4.37 (m, 2H), 4.10 (m, 1H), 3.69 (m, 1H), 3.61 (m, 1H), 2.85 (m, 2H), 2.64 (t, 2H), 1.95 (m, 1H), 1.80 (m, 1H), 1.22 (d, 6H); LRMS (APCI pos) m/e = 403.3 (M+H)。
(R)−N−(3−アミノ−1−(3−クロロフェニル)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−118)を、工程1において(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)プロパン−1−オールを(R)−3−アミノ−3−(3−クロロフェニル)プロパン−1−オールで置き換えたこと以外は同様にして、調製した。これは、20mg(71%)のI−118を黄色固体として与えた: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.48 (d, 1H), 7.17−7.28 (m, 3H), 5.02 (m, 1H), 4.80 (d, 1H), 4.38 (m, 2H), 4.11 (m, 1H), 3.60−3.72 (m, 2H), 2.85 (m, 2H), 2.65 (t, 2H), 1.96 (m, 1H), 1.85 (br s, 2H), 1.81 (m, 1H), 1.22 (d, 6H); LRMS (APCI pos) m/e = 403.2 (M+H)。
(R)−N−(3−アミノ−1−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−119)を、工程1において(R)−3−アミノ−3−(4−クロロフェニル)プロパン−1−オールを(R)−3−アミノ−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン−1−オールで置き換えたこと以外は同様にして、調製した。これは、8mg(42%)のI−119を橙色油状物として与えた: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.64 (d, 1H), 7.56 (d, 2H), 7.42 (d, 2H), 5.07 (m, 1H), 4.82 (d, 1H), 4.39 (m, 2H), 4.10 (m, 1H), 3.57−3.74 (m, 2H), 2.88 (m, 2H), 2.65 (t, 2H), 2.24 (br s, 2H), 2.01 (m, 1H), 1.83 (m, 1H), 1.22 (d, 6H); 19F NMR (376 MHz, CDCl3)δ−62.8; LRMS (APCI pos) m/e = 437.3 (M+H)。
実施例66
(R)−N−(1−(4−クロロフェニル)−3−(メチルアミノ)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−117)
PS−PPh3(278mg,2.28mmol/g,0.634mmol)およびTHF(5mL)の懸濁物を5分間静置し、次いでTHF(1mL)中の溶液の332(136mg,0.317mmol)を添加した。この懸濁物を室温で4時間撹拌し、次いでMeI(0.0593mL,0.951mmol)を添加した。この混合物を室温で17時間撹拌し、フリット付き漏斗で濾過し、そしてその樹脂をTHF(5×10mL)およびDCM(5×10mL)で洗浄した。この樹脂を耐圧チューブに移し、そしてMeOH(8mL)に懸濁させ、そしてMeOH(2mL)中のKOHの溶液(178mg,3.17mmol)を添加した。この混合物を65℃で4時間加熱し、室温まで冷却し、濾過し、そしてその樹脂をDCM(4×3mL)およびMeOH(2×3mL)で洗浄した。その濾液と洗浄液とを合わせ、そして濃縮して、白色固体にした。その粗製生成物をDCMと希薄水性NaHCO3との間で分配し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。この粗製生成物をMeOH/DCM/NH4OH(9/90/1)で展開する分取TLCプレート(0.5mm)で精製して、50mg(38%)のI−117を淡黄色泡状物として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.06 (s, 1H), 7.72 (br s, 1H), 7.22−7.28 (m, 4H), 4.95 (m, 1H), 4.80 (d, 1H), 4.37 (m, 2H), 4.10 (m, 1H), 3.69 (m, 1H), 3.60 (m, 1H), 2.72 (m, 2H), 2.65 (t, 2H), 2.48 (s, 3H), 2.05 (m, 1H), 1.80 (m, 1H), 1.22 (d, 6H); LRMS (APCI pos) m/e = 417.4 (M+H)。
実施例67
N−(1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(メチルアミノ)プロピル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−111)
3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(2−(イソプロピルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)プロピルカルバミン酸tert−ブチル(89mg,0.17mmol)のTHF(5mL)中の溶液に、N2下でBH3・THF複合体(0.36mL,0.36mmol)を添加し、そしてこの反応物をN2下で19時間加熱加熱した。この反応物を室温まで冷却し、MeOH(10mL)でクエンチし、そして1時間加熱還流した。この反応物を濃縮し、次いでDCM(25mL)と飽和水性NaHCO3(25mL)との間で分配した。その相を分離し、その水相をDCM(25ml)で抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。この粗製生成物をMeOH/DCM/NH4OH(9/90/1)で展開する分取SiO2 TLC(1mm)プレートで精製して、11mg(15%)のI−111を白色固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.36 (m, 2H), 7.13 (dd, 1H), 4.91 (m, 1H), 4.80 (d, 1H), 4.37 (m, 2H), 4.10 (m, 1H), 3.69 (m, 1H), 3.61 (m, 1H), 2.64−2.75 (m, 4H), 2.48 (s, 3H), 2.02 (m, 1H), 1.73 (m, 1H), 1.22 (dd, 6H); LRMS (APCI pos) m/e = 451.1 (M+H)。
実施例68
N−((3S,4R)−4−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン−3−イル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−148)
工程1:3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(12.8g,66.9mmol)と、マロン酸(7.65g,73.5mmol)と、ピリジン(8.11mL,100mmol)との混合物を100℃まで加熱し、そして6時間撹拌した。冷却させて、その残渣を3MのHCl(100mL)と一緒に1時間撹拌し、そしてその沈殿物を濾過し、H2Oで洗浄し、そして乾燥させて、14.1g(90.2%)の(E)−3−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)アクリル酸(334)を白色固体として得、これをさらに精製せずに使用した。精製せずに使用した。
工程2:334(2.07g,8.84mmol)、トルエン(25mL)および塩化オキサリル(1.54mL,17.7mmol)の懸濁物に、1滴のDMFを添加した。この混合物を一晩撹拌し、そしてエバポレートして、2.23g(99.9%)の(E)−3−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)アクリロイルクロリド(336)を琥珀色の油状物として得、これを精製せずに使用した。
工程3:(R)−4−フェニルオキサゾリジン−2−オン(1.40g,8.58mmol)および乾燥THF(25mL)の、ドライアイス/アセトン浴中で−78℃に冷却した溶液に、THF(8.75mL,8.75mmol)中1Mのリチウムビス−(トリメチルシリル)アミドを15分間かけて滴下により添加し、そしてこの混合物を−78℃で15分間撹拌した。この得られた溶液に336(2.23g,8.83mmol)およびTHF(5mL)の溶液をゆっくりと添加し、そしてこの混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで室温まで温めた。さらに2時間撹拌した後に、この反応を飽和水性NaHCO3(50mL)でクエンチし、そして1時間撹拌した。この混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、H2OおよびEtOAcで順番に洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そしてエバポレートして、3.18g(97.7%)の粗製(R,E)−3−(3−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)アクリロイル)−4−フェニルオキサゾリジン−2−オン(338)を黄褐色固体として得、これを精製せずに使用した。
工程4:338(2.10g,5.54mmol)およびN−(メトキシメチル)−N−(トリメチルシリルメチル)ベンジルアミン(1.98mL,7.75mmol)のトルエン(25mL)に溶解させた溶液に、0℃まで冷却した。TFA(0.0427mL,0.554mmol)およびベンゼン(1mL)の溶液を15分間かけてゆっくりと添加し、そしてこの混合物を4時間撹拌した。この混合物を飽和水性NaHCO3、水で2回、順番に洗浄し、乾燥させ、濾過し、そしてエバポレートした。その粗製残渣をEtOAc/ヘキサン勾配(20%から40%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、1.62g(57.1%)の(R)−3−((3S,4R)−1−ベンジル−4−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン−3−カルボニル)−4−フェニルオキサゾリジン−2−オン(340)を白色の泡状固体として得た。
工程5:0℃に冷却した1MのLiOH溶液(8.20mL,8.20mmol)に、30%の過酸化水素(1.06mL,10.2mmol)を添加した。この混合物を0℃で10分間撹拌し、次いで0℃に冷却した340(2.10g,4.10mmol)のTHF(15mL)中の溶液に15分間かけて添加した。この混合物を0℃で4時間撹拌し、次いで2Mの亜硫酸ナトリウム(10mL)を添加し、そしてこの混合物を30分間撹拌した。そのpHを、2MのKHSO4を用いて約5〜6に調整し、そしてこの混合物を50mLの3:1のCHCl3/IPAで3回抽出した。合わせた有機抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そしてエバポレートした。その粗製生成物をMeOH/DCM勾配(5%から10%のMeOH)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、1.28g(85.0%)の(3S,4R)−1−ベンジル−4−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン−3−カルボン酸(342)を白色固体として得た: MS m/z (APCI−neg) M−1 = 366。
工程6:342(0.175g,0.476mmol)およびトルエン(5mL)の溶液に、DIPEA(0.166mL,0.953mmol)を添加し、その後、ジフェニルホスホリルアジド(0.154mL,0.715mmol)を添加した。この混合物を室温で30分間撹拌し、次いで100℃までゆっくりと温め、そして3時間撹拌した。72(109mg,0.476mmol)をこの冷却した混合物に添加し、そしてこの混合物を一晩撹拌した。この粗製生成物をSiO2カラムに装填し、そしてMeOH/DCM勾配(1%から3%のMeOH)で溶出して、0.160g(60.3%)のN−((3S,4R)−1−ベンジル−4−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)ピロリジン−3−イル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(344)を黄褐色固体として得た。
工程7:344(0.160g,0.287mmol)およびMeOH(10mL)の溶液に、Pd/C(10% Degussa,50%湿潤,100mg)を添加した。この混合物を水素雰囲気下で一晩撹拌した(H2を満たしたバルーン)。その触媒を濾過し、そしてその濾液をエバポレートして、0.130(97%)のI−148を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 467。
実施例69
N−((3S,4R)−4−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1−メチルピロリジン−3−イル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−120)
I−148(0.045g,0.0965mmol)およびMeOH(2mL)の溶液に、ホルムアルデヒド(0.0359mL,0.482mmol)を添加した。この混合物を1時間撹拌し、次いでTHF中1MのNaBH4溶液(0.579mL,0.579mmol)を10分間かけてゆっくりと添加した。この混合物を2時間撹拌し、次いで1MのNaOH溶液の添加によりクエンチした。15分間撹拌した後に、この混合物をCHCl3/IPA(3:1)混合物で2回抽出した。合わせた抽出物を飽和水性NaHCO3で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そしてエバポレートした。その残渣を0.1Mのアンモニアを添加したMeOH/DCM勾配(5%から10%)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.020g(43.1%)のI−120を白色固体として得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.52 (t, 1H), 7.20 (m, 2H), 4.98 (d, 1H), 4.81 (d, 1H), 4.41 (m, 1H), 4.31 (s, 2H), 4.09 (m, 1H), 3.63 (m, 2H), 3.25 (m, 2H), 2.85−2.63 (m, 4H), 2.40−2.37 (m, 4H), 1.22 (d, 6H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 481。
N−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−メチルピロリジン−3−イル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−121)を、実施例68の工程1において3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを3,4−ジフルオロ−ベンズアルデヒドで置き換えたこと以外は実施例68および実施例69の手順に従って調製して、I−121を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.06 (s, 1H), 7.16−7.03 (m, 3H), 5.00 (d, 1H), 4.84 (d, 1H), 4.37 (m, 1H), 4.31 (s, 2H), 4.10 (m, 1H), 3.63 (m, 2H), 3.26−3.14 (m, 2H), 2.77 (m, 2H), 2.64 (m, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.32 (t, 1H), 1.22 (d, 6H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 431。
N−((3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−メチルピロリジン−3−イル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−122)を、実施例68の工程1において3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを3−フルオロ−ベンズアルデヒドで置き換えたこと以外は実施例68および実施例69の手順に従って調製して、I−121を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.06 (s, 1H), 7.26 (m, 1H), 7.09−6.90 (m, 3H), 5.02 (d, 1H), 4.82 (d, 1H), 4.43 (s, 1H), 4.31 (s, 2H), 4.10 (m, 1H), 3.62 (m, 2H), 3.32−3.20 (m, 2H), 2.84 (m, 2H), 2.64 (m, 2H), 2.40 (s, 3H), 2.37 (t, 1H), 1.22 (d, 6H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 413。
N−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−エチルピロリジン−3−イル)−2−(イソプロピルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−123)を、実施例68の工程1において3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを3,4−ジフルオロ−ベンズアルデヒドで置き換え、そして実施例69の手順においてホルムアルデヒドをアセトアルデヒドで置き換えたこと以外は実施例68および実施例69の手順に従って調製して、I−123を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.05 (s, 1H), 7.15−7.02 (m, 3H), 5.64 (d, 1H), 4.87 (d, 1H), 4.48 (m, 1H), 4.34 (s, 2H), 4.10 (m, 1H), 3.63 (m, 2H), 3.42 (m, 1H), 3.28 (m, 1H), 3.01 (m, 1H), 2.86 (m, 1H), 2.68−2.56 (m, 4H), 2.38 (t, 1H), 2.07 (s, 1H), 1.22 (d, 6H), 1.17 (t, 3H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 445。
N−((3S,4R)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1−メチルピロリジン−3−イル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−124)を、実施例68の工程6において72を28で置き換え、そして実施例68の工程1において3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを3−フルオロ−4−クロロ−ベンズアルデヒドで置き換えたこと以外は実施例68および実施例69の手順に従って調製して、I−124を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.06 (s, 1H), 7.28 (t, 1H), 7.11 (d, 1H), 7.04 (d, 1H), 5.04−4.96 (m, 2H), 4.39 (bs, 1H), 4.32 (s, 2H), 3.98 (m, 3H), 3.64−3.50 (m, 4H), 3.28−3.16 (m, 2H), 2.78 (m, 2H), 2.65 (m, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.32 (t, 1H), 2.02 (d, 2H), 1.54 (m, 2H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 489。
N−((3S,4R)−4−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1−メチルピロリジン−3−イル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−125)を、実施例68の工程6において72を28で置き換えたこと以外は実施例68および実施例69の手順に従って調製して、I−124を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.52 (t, 1H), 7.20 (m, 2H), 5.01−4.89 (m, 2H), 4.42 (bs, 1H), 4.32 (s, 2H), 3.99 (m, 3H), 3.65−3.51 (m, 4H), 3.28−3.22 (m, 2H), 2.80 (m, 2H), 2.65 (m, 2H), 2.40 (s, 3H), 2.36 (t, 1H), 2.02 (d, 2H), 1.54 (m, 2H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 523。
N−((3S,4R)−4−(3,4−ジフルオロフェニル)−1−メチルピロリジン−3−イル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−126)を、実施例68の工程6において72を28で置き換え、そして実施例68の工程1において3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを3,4−ジフルオロ−ベンズアルデヒドで置き換えたこと以外は実施例68および実施例69の手順に従って調製して、I−124を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.07 (s, 1H), 7.16−7.02 (m, 3H), 4.89 (m, 2H), 4.37 (m, 1H), 4.32 (s, 2H), 3.99 (m, 3H), 3.64−3.50 (m, 4H), 3.25 (m, 1H), 3.15 (m, 1H), 2.78 (m, 2H), 2.65 (m, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.31 (t, 1H), 2.02 (d, 2H), 1.52 (m, 2H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 473。
N−((3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−メチルピロリジン−3−イル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−127)を、実施例68の工程6において72を28で置き換え、そして実施例68の工程1において3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを3−フルオロ−ベンズアルデヒドで置き換えたこと以外は実施例68および実施例69の手順に従って調製して、I−127を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.06 (s, 1H), 7.25 (m, 1H), 7.09−6.88 (m, 3H), 5.02−4.93 (m, 2H), 4.23 (m, 1H), 4.32 (s, 2H), 3.98 (m, 3H), 3.64−3.50 (m, 4H), 3.30−3.18 (m, 2H), 2.78 (m, 2H), 2.65 (m, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.32 (t, 1H), 2.00 (d, 2H), 1.54 (m, 2H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 455。
N−((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン((S)−300)およびN−((R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン((R)−300)を、工程3において、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンをそれぞれ(S)−1,1,1−トリフルオロ−2−アミノ−プロパン(CASRN 125278−10−6)および(R)−1,1,1−トリフルオロ−2−アミノ−プロパン(CASRN 779303−24−1)で置き換えたこと以外は実施例1の工程3〜工程5の手順に従って調製した。
N−((3S,4R)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1−メチルピロリジン−3−イル)−2−((S)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−128)を、実施例68の工程6において72を(S)−300で置き換え、そして実施例68の工程1において3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを4−クロロ−3−フルオロ−ベンズアルデヒドで置き換えたこと以外は実施例68および実施例69の手順に従って調製して、I−128を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.10 (s, 1H), 7.30 (t, 1H), 7.11 (d, 1H), 7.04 (d, 1H), 5.27 (d, 1H), 5.01 (d, 1H), 4.92 (m, 1H), 4.38 (m, 1H), 4.33 (s, 2H), 3.63 (t, 2H), 3.25 (t, 1H), 3.17 (m, 1H), 2.78 (m, 2H), 2.65 (m, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.32 (t, 1H), 1.38 (d, 3H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 501。
N−((3S,4R)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1−メチルピロリジン−3−イル)−2−((R)−1,1,1−トリフルオロプロパン−2−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−129)を、実施例68の工程6において72を(R)−300で置き換え、そして実施例68の工程1において3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒドを4−クロロ−3−フルオロ−ベンズアルデヒドで置き換えたこと以外は実施例68および実施例69の手順に従って調製し、I−129を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ8.10 (s, 1H), 7.30 (t, 1H), 7.11 (d, 1H), 7.04 (d, 1H), 5.08 (d, 1H), 4.95 (d, 1H), 4.92 (m, 1H), 4.38 (m, 1H), 4.34 (s, 2H), 3.63 (m, 2H), 3.25 (t, 1H), 3.17 (m, 1H), 2.78 (m, 2H), 2.67 (t, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.32 (t, 1H), 1.38 (d, 3H); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 501。
実施例70
(S)−(2−フェニルピロリジン−1−イル)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン(I−130)
トリホスゲン(0.0127g,0.0427mmol)およびTHFの、0℃に冷却した溶液に、DIPEA(0.0446mL,0.256mmol)を添加し、そしてこの反応物を0℃で5分間撹拌した。この溶液に28(0.020g,0.0854mmol)およびDIPEA(0.0446mL,0.256mmol)のTHF中のスラリーを添加し、そしてこの反応物を0℃で20分間撹拌した。(S)−2−フェニルピロリジン塩酸塩(0.0157g,0.0854mmol,CASRN 56523−58−1)を添加し、そしてこの反応物を室温で24時間撹拌した。この溶液をEtOAcと0.1NのHClとの間で分配し、そしてその水層をEtOAcで抽出した。合わせた抽出物を水(2回)、ブラインで順番に洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮して、油状物にした。その粗製生成物をSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.014g(41%)の(I−130)を固体として得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 408.2。
(R)−(2−フェニルピロリジン−1−イル)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン(I−131)を、(S)−2−フェニルピロリジン塩酸塩を(R)−2−フェニルピロリジン塩酸塩(CASRN 56523−48−9)で置き換えたこと以外は同様にして、調製した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 408.2。
(2−(4−クロロフェニル)ピロリジン−1−イル)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン(I−132)を、(S)−2−フェニルピロリジン塩酸塩を2−(4−クロロフェニル)ピロリジン(CASRN 38944−14−3)で置き換えたこと以外は同様にして、調製した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 442.2, 444.2。
(2−(3−クロロフェニル)ピロリジン−1−イル)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン(I−132)を、(S)−2−フェニルピロリジン塩酸塩を2−(3−クロロフェニル)ピロリジン(CASRN 298690−74−1)で置き換えたこと以外は同様にして、調製した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 442.2, 444.2。
(2−(4−フルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン(I−134)を、(S)−2−フェニルピロリジン塩酸塩を2−(4−フルオロフェニル)ピロリジン(CASRN 72215−06−9)で置き換えたこと以外は同様にして、調製した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 426.2。
(2−フェニルアゼチジン−1−イル)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン(I−135)を、(S)−2−フェニルピロリジン塩酸塩を2−フェニルアゼチジン(CASRN 473443−15−1)で置き換えたこと以外は同様にして、調製した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 394.2。
(R)−(2−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン−1−イル)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン(I−136)を、(S)−2−フェニルピロリジン塩酸塩を(R)−2−(2,5−ジフルオロフェニル)ピロリジン(CASRN 1218935−60−4)で置き換えたこと以外は同様にして、調製した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 444.2。
(2−ベンジルピロリジン−1−イル)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン(I−137)を、(S)−2−フェニルピロリジン塩酸塩を2−ベンジル−ピロリジン(CASRN 3584091−6)で置き換えたこと以外は同様にして、調製した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 422.2。
(2−(ピリジン−3−イル)ピロリジン−1−イル)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン(I−138)を、(S)−2−フェニルピロリジン塩酸塩を2−(3−ピリジン−2−イル)ピロリジン(CASRN 67209−89−6)で置き換えたこと以外は同様にして、調製した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 422.2。
(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)(2−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−1−イル)メタノン(I−139)を、(S)−2−フェニルピロリジン塩酸塩を2−(チアゾール−2−イル)ピロリジン(CASRN 524674−17−7)で置き換えたこと以外は同様にして、調製した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 415.0。
(2−フェニル−ピペリジン−1−イル)−[2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−5,8−ジヒドロ−6H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−イル]−メタノン(I−140)を、(S)−2−フェニルピロリジン塩酸塩を2−フェニル−ピペリジン(CASRN 3466−80−6)で置き換えたこと以外は同様にして、調製した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 422.3。
(2−フェニルピペラジン−1−イル)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン(I−141)を、(S)−2−フェニルピロリジン塩酸塩を3−フェニルピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(CASRN 502649−25−4)で置き換えたこと以外は同様にして、調製した。
3−フェニル−4−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボニル)ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(0.0446g,0.0853mmol)を0℃で3:1のDCM/TFAに溶解させ、次いで室温で45分間撹拌した。この溶液を濃縮し、0.1mLの7N NH3/MeOHを添加し、そしてこの溶液を濃縮した。DCMを添加し、そしてその固体を濾過により除去した。その母液を濃縮して、(2−フェニルピペラジン−1−イル)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノンを得た:MS m/z (APCI−pos) M+1 = 423.4。
(3−フェニルモルホリノ)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン(I−142)を、(S)−2−フェニルピロリジン塩酸塩を2−フェニル−モルホリン(CASRN 138713−44−7)で置き換えたこと以外は同様にして、調製した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 424.3。
(2−フェニルピペラジン−1−イル)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−イル)メタノン(I−143)
工程1:(R)−2−(2−オキソエチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(A.FurstnerおよびJ.W.L.Kennedy,Chem.−−Eur.J.2006 12(28):7398−7410)のTHF中の−78℃に冷却した溶液に、(3−クロロ−4−フルオロフェニル)マグネシウムブロミド(0.720mL,0.360mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温まで1時間温めた。この反応を水でクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮して、油状物を得、これをSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.0745g(72%)の(2R)−2−(2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(301)を透明油状物として得た。
工程2:301(0.0754g,0.219mmol)、イソインドリン−1,3−ジオン(0.0387g,0.263mmol)およびPPh3(0.127g,0.482mmol)のTHF中の0℃に冷却した溶液に、DEAD(0.0760mL,0.482mmol)を添加した。この反応物を室温まで温め、そして一晩撹拌した。この反応を水でクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮して、油状物にした。この粗製油状物をSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.0507g(49%)の(2R)−2−(2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)エチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(303)を透明油状物として得た。
工程3:303(0.0507g,0.1072mmol)およびTHF/MeOH(1:1)の溶液に、ヒドラジン一水和物(0.080mL,1.072mmol)を添加し、そしてこの反応物を室温で3日間撹拌した。濃厚な白色沈殿物が形成され、これをCELITEで濾過した。この溶液を濃縮し、そしてSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.0214g(58%)の(2R)−2−(2−アミノ−2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(305)を透明油状物として得た。
工程4:(2R)−2−(2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−2−(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)エチル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(309)を、(S)−2−フェニルピロリジン塩酸塩を305で置き換えたこと以外は実施例70に記載されるように調製し、そして粗製生成物を精製せずに使用した。
工程5:309の溶液DCM/TFA(3:1)の0℃の溶液を室温で45分間撹拌した。この溶液を濃縮し、0.1mLの7N NH3/MeOHを添加し、そしてこの溶液を再度濃縮した。DCMを添加し、そしてその固体を濾過により除去した。その母液を濃縮して、0.0193g(2工程について62%)のI−143を透明油状物として得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 503.4, 505.4。
実施例71
N−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)((R)−モルホリン−2−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミドとN−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)((S)−モルホリン−2−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミドとの混合物(I−144)
工程1:NMM(300μL)のDCM(10mL)中の、氷/塩中で冷却した溶液に、クロロギ酸エチル(0.5210mL,5.449mmol)を添加した。この溶液に4−(tert−ブトキシカルボニル)モルホリン−2−カルボン酸(0.63g,2.724mmol)をゆっくりと添加した。この反応混合物を冷却しながら20分間撹拌し、次いでNMM(600μL)を添加し、その後、この冷却撹拌溶液にN−メチルメトキシルアミン塩酸塩(0.5315g,5.449mmol)をゆっくりと添加した。この混合物を室温まで温め、そして一晩撹拌し、次いでDCMで希釈し、そして水で洗浄した。DCMを乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そしてエバポレートして、1.1gの不純な2−(メトキシ(メチル)カルバモイル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル(302)を無色油状物として得、これをさらに精製せずに使用した。
工程2:−78℃に冷却したTHF(10mL)中の粗製302(1.1g,4.0mmol)に、0.5Mの(4−クロロ−3−フルオロフェニル)マグネシウムブロミド(8.0mL,4.0mmol)のTHF溶液をゆっくりと添加した。この混合物を室温までゆっくりと温めた。1時間後、この反応混合物を水で希釈し、そしてEtOAcで抽出した。EtOAcをブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そしてエバポレートして、1.15gの黄色油状物を得た。その粗製生成物をヘキサン/EtOAc(4:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(Biotage 50g SNAPカラム)により精製して、少量の不純物を含有する0.70g(51%)の2−(4−クロロ−3−フルオロベンゾイル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチル(304)を無色油状物として得た。
工程3:304(0.70g,2.0mmol)のMeOH(20mL)中の、氷中で冷却した溶液に、NaBH4(0.077g,2.0mmol)を添加し、そしてこの溶液を0℃で撹拌した。20分間後、この反応混合物をH2Oで希釈し、そしてDCMで抽出した。DCMをブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そしてエバポレートして、0.68gの無色油状物を得た。その粗製生成物をヘキサン/EtOAc(2:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(50g Biotage SNAPカラム)により精製した。画分30〜36は、0.10g(14.3%)の白色固体を含んだ。これを暫定的に、(R)−2−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルと(S)−2−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルとの混合物(306a)に割り当てた。画分42〜50は、0.23g(32.9%)の無色油状物を含んだ。これを暫定的に、(S)−2−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルと(R)−2−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルとの混合物(306b)に割り当てた。
工程4:306b(0.10g,0.2892mmol)のTHF(5mL)中の、氷中で冷却した溶液に、フタルイミド(0.04680g,0.3181mmol)およびPS−トリフェニルホスフィン(0.22g,0.4338mmol,1.99mmol/g)を添加し、その後、DEAD(68.31μL,0.4338mmol)を0℃で滴下により添加した。5時間後、この反応混合物をEtOAcで希釈し、濾過し、水およびブラインで順番に洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そしてエバポレートして、0.19g(138.3%)の、(R)−2−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)メチル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルと(S)−2−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1,3−ジオキソイソインドリン−2−イル)メチル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルとの不純な混合物(308b)を無色油状物として得、これは、固化した。
工程5:THF/MeOH(5mL,1:1)中の308bの混合物に、ヒドラジン一水和物(0.1399mL,2.885mmol)を添加した。この混合物を室温で2.5日間撹拌した。この反応混合物を濾過し、そしてその残渣をいくらかのTHFで洗浄した。その濾液をエバポレートして0.15gの淡黄色半固体を得、これをEtOAcで粉砕し、そして濾過した。その濾液を濃縮し、そしてDCM/MeOH(10:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(10g Biotage SNAPカラム)により精製した。画分5〜8は、0.10gの不純な生成物を含んだ。これをEtOAcに溶解させ、そして水で2回、ブラインで順番に洗浄し、次いで乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そしてエバポレートして、82mg(82.44%)の(R)−2−((R)−アミノ(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルと(S)−2−((S)−アミノ(4−クロロ−3−フルオロフェニル)メチル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルとの混合物(310b)を無色フィルムとして得、これは、DEAD副生成物で汚染されていた。
工程6:310b(0.082g,0.238mmol)のDCM(3mL)中の、氷中で冷却した混合物に、TEA(99.4μL,0.713mmol)およびCDI(0.0386g,0.238mmol)を添加した。この混合物を20分間撹拌し、次いで28(0.0557g,0.238mmol)のDCM(3mL)中の溶液を添加し、そして混合物を室温で一晩撹拌した。この反応混合物を水とDCMとの間で分配した。DCMをブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そしてエバポレートして、0.13gの無色フィルムを得た。その粗製生成物をDCM/MeOH(10:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(10g Biotage SNAPカラム)により精製した。画分3〜6は、0.084g(58.4%)の(R)−2−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)メチル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルと(S)−2−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)メチル)モルホリン−4−カルボン酸tert−ブチルとの混合物(312b)を黄色油状物として含んだ。
工程7:312b(0.084g,0.139mmol)のDCM(2mL)の混合物に、TFA(0.30mL,0.389mmol)を添加した。この混合物を室温で30分間撹拌した。この反応混合物をエバポレートし、そしてその残渣を飽和水性NaHCO3で処理し、そしてDCMで抽出した。その水層をさらなるDCMで抽出した。合わせたDCM抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そしてエバポレートして、76mgの淡黄色固体を得た。その粗製生成物をDCM/MeOH/NH4OH(90/10/1)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(10g Biotage SNAPカラム)により精製した。画分7〜10は、0.281g(40.1%)のI−144の混合物を黄色フィルムとして含んだ。1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ8.06 (s, 1H), 7.45−7.36 (m, 1H), 7.31−7.26 (m, 1H), 7.18−7.15 (m, 1H), 4.79−4.76 (m, 1H), 4.43 (dd, 2H), 4.00−3.87 (m, 5H), 3.78−3.47 (m, 5H), 2.81−2.72 (m, 1H), 2.68−2.63 (m, 2H), 2.60−2.56 (m, 2H), (2.42−2.53 (m, 1H), 1.98−1.92 (m, 2H), 1.61−1.50 (m, 2H); MS m/z 505.3 (LC/MS陽イオン化) [M+1]。
N−((R)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)((S)−モルホリン−2−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミドとN−((S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)((R)−モルホリン−2−イル)メチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミドとの混合物を306aから同様に調製して、表題化合物0.0683g(51.2%)を黄色フィルムとして得た: 1H NMR (400 MHz, CD3OD)δ8.05 (s, 1H), 7.39−7.35 (m, 1H), 7.28−7.25 (m, 1H), 7.17−7.13 (m, 1H), 4.79−4.77 (d, 1H), 4.45−4.36 (m, 2H), 4.00−3.93 (m, 3H), 3.84−3.79 (m, 1H), 3.76−3.71 (m, 1H), 3.65−3.62 (m, 2H), 3.55−3.47 (m, 3H), 3.01−2.97 (m, 1H), 2.74−2.70 (m, 2H), 2.66−2.62 (m, 2H), 2.47−2.41 (m, 1H), 1.97−1.91 (m, 2H), 1.61−1.50 (m, 2H); MS m/z 505.3 (LC/MS陽イオン化) [M+1]。
実施例72
N−((3S,4R)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1−メチルピロリジン−3−イル)−2−(4−フルオロ−2−メチルフェニルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−145)
工程1:(Z)−(1H−ピラゾール−1−イル)メタンジイリデンジカルバミン酸ベンジル(9.071g,23.97mmol)、4−フルオロ−2−メチルアニリン(2.664mL,23.97mmol)、TEA(0.3341mL,2.397mmol)およびTHF(15mL)の溶液を45℃で12時間撹拌した。この反応混合物をTHF(30mL)で希釈し、そして激しく撹拌しながらMeOH(250mL)で処理した。得られた沈殿物を濾過し、そしてMeOH(50mL)で3回洗浄して、8.4g(80.5%)の(Z)−(ベンジルオキシカルボニルアミノ)(4−フルオロ−2−メチルフェニルアミノ)メチレンカルバミン酸ベンジル(314)を白色粉末として得た。
工程2:314(8.4g,19.3mmol)の、THE(160mL)およびMeOH(40mL)中の溶液に、5% Pd/C(6.16g,2.89mmol)を添加した。この反応物をN2で数回パージし、次いでH2で満たし、そして24時間撹拌した。次いで、この反応混合物を濾過し、そしてその濾液を濃縮して、1.98g(69.4%)の1−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)グアニジン(316)を白色固体として得た: MS (APCI−pos) M+1 = 168.1。
工程3:316(1.98g,11.8mmol)および21(4.52g,17.8mmol)およびn−ブタノール(24mL)の溶液を80℃で20時間加熱した。この反応混合物を減圧中で濃縮し、次いでDCMに溶解させ、そしてDCMで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、2.08g(49.0%)の2−(4−フルオロ−2−メチルフェニルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(318)を白色固体として得た: MS (APCI−pos) M+1 = 359.0。
工程4:318(2.08g,5.80mmol)のDCM(1mL)中の溶液に、ジオキサン中4MのHClの溶液(14.5mL,58.0mmol)を添加し、そして1時間撹拌した。次いで、この反応混合物を減圧中で濃縮して、1.8g(96%)のN−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−2−アミン塩酸塩(320)を得た: MS (APCI−pos) M+1 = 259.2。
工程5:320(86mg,0.23mmol)およびTEA(98μL,0.70mmol)のTHF(1mL)中の溶液を、(3R,4S)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−イソシアナトピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(80mg,0.23mmol)のトルエン(1mL)中の溶液で処理した。この反応混合物を室温で48時間撹拌した。減圧中で濃縮した後に、その残渣をDCM/EtOAc勾配(0%から50%のEtOAc)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、(3R,4S)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−(2−(4−フルオロ−2−メチルフェニルアミノ)−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボキサミド)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(322)を得た。
工程6:322(70mg,0.117mmol)のDCM(810μL)中の溶液をTFA(90.0μL,1.17mmol)で処理し、そして室温で2時間撹拌した。次いで、この反応混合物を減圧中で濃縮し、そしてDCM(1mL)で希釈し、そして飽和水性NaHCO3(1mL)で洗浄し、次いでSiO2クロマトグラフィーにより直接精製し、MeOH/EtOAc勾配(0%から10%のMeOH)で溶出して、50mg(86%)のN−((3S,4R)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−イル)−2−(4−フルオロ−2−メチルフェニルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(324)を得た: MS (APCI−pos) M+1 = 499.1。
工程7:324(20mg,0.0401mmol)のMeOH(1mL)中の溶液に、水性ホルムアルデヒド(11.9μL,0.160mmol)を添加した。1時間撹拌した後に、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(42.5mg,0.200mmol)のTHF(1mL)中の溶液を15分間かけて滴下により添加した。1時間撹拌した後に、この混合物をEtOAc(3mL)で希釈し、次いで飽和水性NaHCO3(2mL)で洗浄した。その有機層を減圧中で濃縮し、次いでMeOH/EtOAc勾配(0%から10%のMeOH)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、18mg(83%)のI−145を得た: 1H NMR (CDCl3)δ8.17 (s, 1H), 7.76−7.81 (m, 1H), 7.28−7.33 (m, 1H), 7.10−7.14 (m, 1H), 7.03−7.07 (m, 1H), 6.92−6.96 (m, 2H), 6.57 (s, 1H), 4.92 (d, 1H, J = 7.83 Hz), 4.35−4.41 (m, 3H), 3.61−3.72 (m, 2H), 3.22−3.28 (m, 1H), 3.12−3.19 (m, 1H), 2.69−2.82 (m, 4H), 2.38 (s, 3H), 2.31−2.35 (m, 1H), 2.29 (s, 3H); MS (APCI−pos) M+1 = 513.2。
実施例73
2−(4−フルオロ−2−メチルフェニルアミノ)−N−((3S,4R)−4−(3−フルオロフェニル)−1−メチルピロリジン−3−イル)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−146)
表題化合物を、実施例72においてN−(3S,4R)−1−ベンジル−4−(3−フルオロフェニル)ピロリジン−3−カルボン酸をN−bocアナログの代わりに使用したこと以外は実施例72の手順に従って調製した。ピロリジンの脱ベンジルを、実施例68の工程7の手順に従って実施し、そしてピロリジンのN−メチル化を、実施例69の手順に従って実施した。その粗製生成物をMeOH/DCM勾配(3%から5%のMeOH)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.048g(66.6%)のI−146を透明なガラス状固体として得た: 1H NMR (CDCl3)δ8.16 (s, 1H), 7.74−7.79 (m, 1H), 7.22−7.28 (m, 1H), 7.06−7.09 (m, 1H), 6.98−7.03 (m, 1H), 6.87−6.95 (m, 3H), 6.67 (s, 1H), 5.01 (d, 1H, J = 7.8 Hz), 4.40−4.46 (m, 1H), 4.38 (s, 2H), 3.60−3.71 (m, 2H), 3.25−3.31 (m, 1H), 3.15−3.22 (m, 1H), 2.75−2.83 (m, 2H), 2.67−2.72 (m, 2H), 2.38 (s, 3H), 2.30−2.35 (m, 1H), 2.28 (s, 3H); MS (APCI−pos) M+1 = 479.2。
実施例74
N−((R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−7−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,6−ナフチリジン−2(1H)−カルボキサミド(I−149)
工程1:バイアルに、7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,6−ナフチリジン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチル(175mg,0.651mmol,CASRN 1060816−50−3)、Pd2(dba)3(29.8mg,0.0326mmol)、Binap−rac(40.5mg,0.0651mmol)、(S)−2−アミノプロパン−1−オール(97.8mg,1.30mmol)、およびNaO−tert−Bu(125mg,1.30mmol)およびトルエン(3mL)を入れ、密封し、窒素で5分間脱気し、次いで90℃で4時間加熱した。この反応物を冷却し、そしてCELITEのプラグで濾過した。その濾液を濃縮し、そして得られた残渣をMeCN/H2O勾配(5%から95%のACN)で溶出する逆相クロマトグラフィー(SP4)により精製して、56mg(28%)の(S)−7−(1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,6−ナフチリジン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチル(326)を得た。
工程2:326(56mg,0.18mmol)およびTFA(2mL)の溶液を室温で45分間撹拌した。この反応物を濃縮して粗製(S)−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−2,6−ナフチリジン−3−イルアミノ)プロパン−1−オール2,2,2−トリフルオロアセテート(328)を得、これをさらに精製せずに、次の工程で使用した。
工程3:N−((R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エチル)−7−((S)−1−ヒドロキシプロパン−2−イルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,6−ナフチリジン−2(1H)−カルボキサミドを、328から、(R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)エタンアミンを22の代わりに使用したこと以外は実施例1の工程6の手順に従って調製して、32mg(41%)のI−149を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ7.85 (s, 1H), 7.40 (m, 2H), 7.17 (m, 1H), 6.23 (s, 1H), 4.98 (m, 1H), 4.62 (m, 1H), 4.45 (s, 2H), 4.40 (bs, 1H), 3.94 (m, 1H), 3.73 (dd, 1H), 3.55 (m, 3H), 2.75 (m, 2H), 1.48 (d, 3H), 1.23 (d, 3H); m/z (APCI−pos) M+1 = 423.3。
実施例75
(R)−N−((S)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシエチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−d]ピリミジン−7−カルボキサミド(I−150)(スキームE)
(S)−エチル2−ヒドロキシ−4−ヨードブタノン
(S)−3−ヒドロキシジヒドロフラン−2(3H)−オン(10g,98.0mmol)、EtOH(4.51g,98.0mmol)およびDCM(70mL)の、0℃に冷却した溶液に、N2下で、TMS−I(19.6g,98.0mmol)を20分間かけて添加漏斗を介して添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌し、次いで室温まで3時間温めた。この混合物をH2O(100mL)とDCMとの間で分配した。その有機抽出物をNaHCO3、1%のNaHSO3およびブラインで順番に洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物を最初にヘキサン/EtOAc(1:1)で、次いでEtOAc(100%)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(SNAP 50)により精製して、18.3g(65%)の(S)−エチル2−ヒドロキシ−4−ヨードブタノン(392)を淡黄色油状物として得た。
(S)−4−ヨード−2−(トリエチルシリルオキシ)ブタン酸エチル:
392(15.5g,60.1mmol)、2,6−ルチジン(21.0ml,180mmol)およびDCM(125mL)の、0℃に冷却してN2下に維持した溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸トリエチルシリル(17.5g,66.1mmol)を滴下により添加した。この反応物を0℃で1時間撹拌し、次いで室温まで温め、そして18時間撹拌した。この反応を飽和水性NH4Clの添加によりクエンチし、そしてDCMで抽出した。その有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン(9:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(SNAP 100)により精製して、18.9g(76%)の(S)−4−ヨード−2−(トリエチルシリルオキシ)ブタン酸エチル(396)を黄色油状物として得た。
工程1:マロン酸ジメチル(6.155ml,53.72mmol)、(S)−4−ヨード−2−(トリエチルシリルオキシ)ブタン酸エチル(10.00g,26.86mmol)およびTHF(100mL)、マロン酸ジメチル、(S)−4−ヨード−2−(トリエチルシリルオキシ)ブタン酸エチル(10.00g,26.86mmol)の溶液を−78℃まで冷却し、そしてN2下に維持した。この溶液に水素化ナトリウム(2.149g,53.72mmol,鉱油中60%の分散物)を5分間かけて少しずつ添加し、そして得られた混合物を−78℃で3時間撹拌した。この反応物を室温まで温め、そして48時間撹拌した。この反応をH2Oの添加によりクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。その有機抽出物を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をEtOAc/ヘキサン(4:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、4.2g,(41%)の(S)−4−(トリエチルシリルオキシ)ブタン−1,1,4−トリカルボン酸4−エチル1,1−ジメチル(398)を得た。
工程2:398(3.75g,9.46mmol)、24(1.63g,11.4mmol)、EtOH(30mL)およびNaOEt(3.86g,11.4mmol)の溶液を85℃まで加熱し、そして一晩撹拌した。この反応物を室温まで冷却し、そしてジオキサン中4NのHCl(2.37mL,9.46mmol)の添加により反応をクエンチし、そしてこの溶液を濃縮した。その粗製生成物を30カラム体積にわたりMeCH/H2Oクロマトグラフィー(0%〜60%のMeCN)で溶出する逆相クロマトグラフィー(Biotage 40M C18、水を用いて装填されるC18サンプレット(samplet)を使用)により精製して、1.25g(37%)の(S)−4−(4,6−ジヒドロキシ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)ピリミジン−5−イル)−2−ヒドロキシブタン酸エチル(400)を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 342.1。
工程3:フラスコにPPh3(0.807g,3.08mmol)、無水THF(20mL)およびDEAD(0.655g,3.08mmol)を入れた。この溶液をN2下で10分間撹拌し、次いで400、THF(5mL)およびDMF(5mL)の溶液を添加し、そして溶液を18時間撹拌した。この溶液を減圧中で濃縮して、橙色油状物を得た。その粗製生成物を逆相クロマトグラフィー(SP4 biotage 40M C18、C18 Biotage 40サンプレットを使用)により精製し、そしてMeCN/H2O勾配(0%〜60%のMeCN)で溶出して、淡黄色油状物を得、これは、減圧下で固化した。この粗製生成物をDCM/MeOH(95:5)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(SNAP 25)により再度精製して、0.42g(60%)の(R)−4−ヒドロキシ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−d]ピリミジン−7−カルボン酸エチル(402)を透明油状物として得た: m/z (APCI−pos) M+1 = 324.0。
工程4:402(0.500g,1.55mmol)およびPOCl3(2.83mL,30.9mmol)の溶液を100℃で3時間加熱し、次いで高真空下で濃縮して、過剰なPOCl3を除去した。水を添加し、そして得られた混合物を2分間超音波処理した。この混合物をDCMで抽出し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮して、0.52g(78%)の(R)−4−クロロ−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−d]ピリミジン−7−カルボン酸エチル(404)にした: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 342.0。
工程5:404(0.525g,1.23mmol)およびEtOAc(15mL)の溶液を、減圧/窒素パージサイクルに供し、次いで、Pd/C(0.392g,0.369mmol,10% Degussa)を添加し、そしてこの溶液をH2下(H2バルーン)で2時間撹拌した。この混合物を濾過し、そしてその固体をEtOAcで洗浄し、そして0.45ミクロンのフリットで濾過し、次いで濃縮した。その粗製生成物をMeOH/DCM(5:95)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、0.32g(77%)の(R)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−d]ピリミジン−7−カルボン酸エチル(406)を透明油状物として得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 308.1。
工程6:406(0.310g,1.01mmol)、THF(5mL)、LiOH・H2O(0.0508g,1.21mmol)および水(1mL)の溶液を3時間撹拌した。この溶液にジオキサン中4NのHCl(0.303mL,1.21mmol)を添加し、そして濃縮して、0.31g(95%)の(R)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−d]ピリミジン−7−カルボン酸(408)を得、これをさらに精製せずに使用した: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 280.1。
工程7:バイアルに408(0.050g,0.15mmol)、HATU(0.069g,0.18mmol)、68(0.055g,0.18mmol)、DIPEA(1mL)、DCM(2mL)およびDMF(1mL)を入れ、そして18時間撹拌した。この溶液に飽和水性Na2CO3(5mL)を添加し、そしてこの混合物を5分間撹拌した。その有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH(95:5)で溶出するSiO2クロマトグラフィー(SNAP 25)により精製して、0.041g(43%)の(R)−N−((S)−2−(tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)エチル)−2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−6,7−ジヒドロ−5H−ピラノ[2,3−d]ピリミジン−7−カルボキサミド(410)を得た: MS m/z (APCI−pos) M+1 = 565.0。
工程8:410(0.041g,0.071mmol)、DCM/MeOH(4:1,3mL)およびジオキサン中4NのHCl(1mL)の溶液を10分間撹拌した。この反応を飽和水性Na2CO3(5mL)の添加によりクエンチし、そしてこの溶液を5分間撹拌した。その有機相を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮した。その粗製生成物を逆相クロマトグラフィー(Biotage 12Mサンプレットを用いて装填するSP4 C18)により精製し、そしてMeCH/H2O勾配(0%から60%のMeCN)で30カラム用量にわたって溶出して、0.017g(52%)のI−150を得た: 1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ7.96 (s, 1H), 7.54 (d, 1H), 7.35 (t, 1H), 7.17 (m, 1H), 7.09 (m, 1H), 5.14 (d, 1H), 5.07 (m, 1H), 4.71 (m, 1H), 3.96 (m, 3H), 3.88 (m, 2H), 3.53 (m, 2H), 2.67 (m, 2H), 2.46 (m, 1H), 2.01 (m, 3H), 1.51 (m, 2H). 19F NMR (400 MHz, CDCl3)δ−114.8 (m); MS m/z (APCI−pos) M+1 = 451.0。
実施例76
2−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−5,8−ジヒドロ−6H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボン酸[4−(4−クロロ−3−フルオロ−フェノキシ)−1−メチル−ピロリジン−3−イル]−アミド(I−151)(スキームF)
工程1:2H−ピロール−1(5H)−カルボン酸tert−ブチル(25.0g,0.148mol,CASRN 73286−70−1)およびDCM(300mL)の溶液に、MCPBA(38.2g,0.221mol)を添加した。この混合物を室温で12時間撹拌した。この混合物をNa2HSO3(10%,500mL)および飽和NaHCO3(3×200mL)で順番に洗浄した。その有機相を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、25g(81%)のtert−6−オキサ−3−アザ−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシレート(412)を褐色油状物として得た。
工程2:412(2.4g,13mmol)、4−クロロ−3−フルオロフェノール(3.8g,26mmol)、Cs2CO3(10.6g,32.5mmol)、18−クラウン−6(20mg)およびEtOH(25mL)の混合物を12時間加熱還流した。その溶媒を減圧中で除去し、そしてその残渣をH2O(100mL)とEtOAc(3×100mL)との間で分配した。合わせた有機相を水(3×100mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、そして濃縮した。その残渣をEtOAc/石油エーテル(1:2)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、1.9g(54%)のトランス−(±)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェノキシ)−4−ヒドロキシピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(414)を白色固体として得た: LC−MS (ESI) m/z 276 (M+H−56)。
工程3:414(0.200g,0.603mmol)およびEtOAc(20mL)の溶液に、2−ヨードキシ安息香酸(0.675g,2.41mmol)を添加し、そして得られた溶液を一晩加熱還流した。この反応物を室温まで冷却し、そしてその白色固体を濾別し、そしてその濾液を減圧中で濃縮して、0.16g(80%)の3−(4−クロロ−3−フルオロフェノキシ)−4−オキソ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(416)を得た: LC−MS (ESI) m/z 274 (M+H−56)。
工程4:416(1.6g,4.9mmol)および無水THF(50mL)の−78℃に冷却した溶液に、L−selectride(1.0M,15mL)を滴下により添加し、次いでこの反応物を−78℃で3時間撹拌した。この反応をH2O(30mL)でクエンチし、この混合物をEtOAc(3×100mL)で抽出し、そしてその抽出物をブライン(3×30mL)で洗浄した。その有機相を乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして濃縮した。LC−MSは、約9:1の2つの異性体を示した。その残渣をMeCN/5%水性NH4OH(0%から35%)を使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、0.56g(35%)のシス−(±)−3−(4−クロロ−3−フルオロフェノキシ)−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(418)を得た。LC−MS (ESI) m/z 276 (M+H−56)。
工程5:418(0.560g,1.69mmol)およびMeOH(10mL)の溶液に、メタノール性HCl溶液(4N,5mL)を添加した。この混合物を室温で3時間撹拌し、そしてその溶媒を減圧中で除去した。その残渣を飽和水性NaHCO3(20mL)で中和し、そしてDCM/IPA(3:1,3×100mL)で抽出して、0.35g(90%)のシス−(±)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェノキシ)ピロリジン−3−オール(420)を黄色油状物として得た。
工程6:420(0,35g,1.52mmol)およびMeOH(5mL)の溶液に、HCHO(水中37%,0.42mL,15.2mmol)を添加した。この混合物を室温でた2時間撹拌し、次いでNaCNBH3(1.43g,22.8mmol)を添加した。この反応物を室温で3時間撹拌した。この反応を水性NH4OH(50mL)でクエンチし、そしてこの混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機相を水(3×50mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、そして減圧中で濃縮して、0.830gのシス−(±)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェノキシ)−1−メチルピロリジン−3−オールを褐色油状物(422)として得、これをさらに精製せずに次の工程に使用した: LC−MS (ESI) m/z 246 (M+H)。
工程7:422(0.830g,3.38mmol)およびDCM(10mL)の溶液に、TEA(1.2mL,8.1mmol)を添加した。この溶液を0℃まで冷却し、そしてMsCl(0.300mL,4.05mmol)を滴下により添加し、そしてこの混合物を室温で3時間撹拌した。この反応物をDCM(50mL)で希釈し、次いでH2O(50mL)でクエンチした。この混合物をDCM(3×50mL)で抽出し、そしてその抽出物をH2O(3×50mL)およびブライン(30mL)で順番に洗浄した。その有機相を乾燥させ、そして減圧中で濃縮して、400mgの粗製メタンスルホン酸シス−(±)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェノキシ)−1−メチルピロリジン−3−イル(424)を得、これをさらに精製せずに次の工程に使用した: LC−MS (ESI) m/z 324 (M+H)。
工程8:424(400mg,1.24mmol)およびDMF(2.0mL)の溶液に、アジ化ナトリウム(0.806g,12.4mmol)を添加した。この混合物を90℃で一晩加熱した。この混合物を冷却し、H2O(30mL)で希釈し、そしてEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた抽出物を水(3×30mL)で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、濾過し、そして減圧中で濃縮して、300mgのトランス−(±)−3−アジド−4−(4−クロロ−3−フルオロフェノキシ)−1−メチルピロリジン(426)を得、これをさらに精製せずに次の工程に使用した: LC−MS (ESI) m/z 271 (M+H)。
工程9:426(0.480g,1.77mmol)、PPh3(0.930g,3.54mmol)およびTHF(10mL)の溶液に、H2O(1.0mL)を添加した。得られた混合物を55℃で3時間加熱した。その溶媒を減圧中で除去した。その残渣をDCM/MeOH(5:1のDCM/MeOH、次いで1:1)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、85mg(5工程にわたり21%)のトランス−(±)−4−(4−クロロ−3−フルオロフェノキシ)−1−メチルピロリジン−3−アミン(428)を得た: LC−MS (ESI) m/z 245 (M+H)。
工程10:428(0.085g,0.347mmol)およびDCM(15mL)の溶液に、TEA(1mL)およびCDI(0.149g,0.919mmol)を添加した。この混合物を室温で1時間撹拌し、次いで28(0.081g,0.35mmol)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。その溶媒を減圧中で除去し、そしてその残渣を分取逆相HPLCにより精製して、31mg(28%)のI−151を白色固体として得た: LC−MS (ESI) m/z 505 (M+H)。
実施例77
2−((2S,4S)−2−ヒドロキシメチル−テトラヒドロ−ピラン−4−イルアミノ)−5,8−ジヒドロ−6H−ピリド[3,4−d]ピリミジン−7−カルボン酸[(R)−1−(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−エチル]−アミド(I−155)
工程1:(2S,4S)−2−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−4−オール(430,3.565g,14.59mmol)((2R,3S,4R)−2−(ヒドロキシメチル)−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−3,4−ジオールから、S.V.GovindanおよびP.L.Fuchs,J.Org.Chem.1988 53:2953−2959の手順に従って調製した)およびDCM(25mL)の溶液に、4Åモレキュラーシーブ(7g)を添加し、その後、N−メチルモルホリンN−オキシド(3.418g,29.17mmol)およびテトラプロピルアンモニウム過ルテニウム酸(0.2563g,0.7293mmol)を添加した。この反応物を室温で1.5時間撹拌した。この混合物をSiO2のプラグに通し、そしてDCMで溶出した。その濾液を濃縮し、そして得られた残渣を25%のEtOAc/ヘキサンで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、3.097g(87.6%)の432を得た。
工程2:432(3.097g,12.78mmol)、Pd/C(0.5439g,0.2555mmol)およびEtOAc(30mL)の懸濁物を撹拌し、そして水素バルーン圧力下に18時間維持した。この反応物をCELITEのプラグで濾過し、そして濃縮した。得られた残渣を20%のEtOAc/ヘキサンで溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、2.035g(65.17%)の434を得た。
工程3:434(1.885g,7.713mmol)およびフェニルメタンアミン(0.9470mL,8.484mmol)およびDCE(40mL)の溶液に、NaBH(OAc)3(2.288g,10.80mmol)を添加し、そしてこの反応物を1時間撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機抽出物をNaHCO3で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。得られた残渣をDCM/MeOH勾配(0%から3%のMeOH)で溶出するSiO2により精製して、(2S,4S)−N−ベンジル−2−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(438a,1.686g,65.15%収率)とトランス(2S,4R)−N−ベンジル−2−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(436a,1.04g,40.18%収率)との混合物を得た。
工程4:436a(1.04g,3.10mmol)およびEtOH(20mL)の溶液に、Pd/C(0.660g,0.310mmol)を加え、そしてこの反応物を18時間、撹拌してバルーン水素の圧力下に維持した。この混合物をzap capメンブレンフィルタで濾過した。その濾液を濃縮して、664mg(87.3%)の436bを得、これをさらに精製せずに使用した。
438aの(2S,4S)−2−((tert−ブチルジメチルシリルオキシ)メチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(438b)への転換を、同様に実施した。
工程5:438bと21との縮合を、実施例1の工程1に記載される手順に従って実施して、440を得ることができる。440を得るためのBocの加水分解(工程6)および(S)−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メタンアミン(140)との縮合を、実施例17の手順に従って実施して、I−155を得ることができる。
実施例78
N−((S)−(3,4−ジクロロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−2−((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミド(I−156)
工程1:1−クロロメチル−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンビス−テトラフルオロボレート(147g,414mmol,Selectfluor)およびMeCN/H2O(1:1,800mL)の0℃に冷却した溶液に、3Lの丸底フラスコ中で、4−メトキシ−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン(446,45.0g,394mmol,CASRN 17327−22−9)およびMeCN(120mL)の溶液を滴下により添加した。この反応物を氷浴中で30分間撹拌し、その後、この浴を外し、そしてこの反応物をさらに1時間撹拌した。次いで、固体のNaCl(200g)を、DCM(300mL)と一緒にこの反応物に添加した。次いで、飽和Na2CO3溶液を、pH=10になるまでゆっくりと添加した。この混合物を4Lの分液漏斗に移し、そしてDCMに3回抽出した。次いで、その水層を、DCMを用いて連続液−液抽出器に入れ、そして58℃で18時間加熱した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そしてロータリーエバポレーターで20℃で濃縮した。その粗製生成物をDCM/MeOH勾配(500:3から500:5のDCM:MeOH)で溶出するSiO2クロマトグラフィーにより精製して、30g(64.4%)の3−フルオロジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(448)を得た。
工程2:448(30g,254mmol)およびDCE(800mL)の0℃に冷却した溶液に、フェニルメタンアミン(29.8ml,267mmol)を添加し、そしてこの溶液を10分間撹拌した。この反応混合物にNaBH(OAc)3(75.4g,356mmol)を添加し、その後、氷HOAc(14.5mL,254mmol)を滴下により添加した。この反応物を2時間撹拌し、次いで1MのNaOHに注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機画分を乾燥させ(MgSO4)、濾過し、そして濃縮した。その粗製生成物をMeCN/H2O勾配(0%から40%のMeCN)を使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、39g(73.4%)のラセミ体シス生成物[(3S,4S)−および(3R,4R)−N−ベンジル−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン、それぞれ450aおよび450b]を得た。
これらのエナンチオマーを、300mL/分の流量で40℃の温度で10%IPA(0.1%NH4OH)/90%CO2で溶出するChiralpak IC,5×25cmカラムでのクロマトグラフィーにより分離し得る。背圧は100Barであった。
工程3:450a(3.7g,18mmol)およびMeOH(40mL)の溶液に、室温でPd/C(3.8g,1.8mmol)を添加し、そして得られた懸濁物をH2下で18時間撹拌した。その触媒を濾過し、MeOHで洗浄した。その溶媒を濃縮して、2.1g(100%)の(3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミン(452)を得た: H1 NMR (400MHz, CDCl3)δ4.58−4.44 (m, 1H), 4.19−4.09 (m, 1H), 4.05−3.95 (m, 1H), 3.56−3.38 (m, 2H), 2.96−2.84 (m, 1H), 1.88−1.77 (m, 1H), 1.72−1.65 (m, 1H)。
N−((S)−(3,4−ジクロロフェニル)(オキサゾール−5−イル)メチル)−2−((3S,4S)−3−フルオロテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアミノ)−5,6−ジヒドロピリド[3,4−d]ピリミジン−7(8H)−カルボキサミドを、工程3においてテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンを452で置き換えること以外は実施例1の手順に従って調製して、I−156を得ることができる。
実施例79
(ERK−2酵素アッセイ)
化合物を、E.coliにおいてn末端6−His融合タンパク質として組換え発現させた、aa 8−360に対応するヒトERK−2(分裂促進因子活性化キナーゼ(Mitogen Activated Kinase)1)を用いて、酵素アッセイにおいて試験した。使用した基質は、蛍光OmniaペプチドS/T17(Carlsbad,CAのInvitrogen;Cat.KNZ1171C)であった。試験化合物をDMSO中に100x最終濃度の3倍段階希釈にて希釈した。化合物に加え、アッセイは、25μLの合計反応容積について、50mM HEPES[pH7.3],10mM MgCl2,1mM DTT,0.005% Triton−X100,5nM ERK−2酵素,6.25μM S/T17ペプチド基質および25μM ATP(観測されたKmに対応)を含んだ。アッセイは、周囲温度にて、白色の384ウェルポリプロピレンプレート(Naperville,ILのNunc,Inc;Cat.267462)中で行い、Envisionプレートリーダー(Waltham,MAのPerkinElmer,Inc.);励起340nm/発光495nm上でおよそ30分間、50秒毎にデータを回収した。各ウェルから回収したデータを直線に当てはめ、得られた速度を用いて、コントロールに対する割合を計算した。コントロールに対する割合を化合物の濃度に対してプロットし、4パラメーターフィット(four−parameter fit)を用いてIC50値を決定した。表2は、本明細書中に開示される化合物についての代表的なデータを含む。代表的なデータは表2に含まれる(下記参照)。
実施例80
(細胞増殖/生存性アッセイ)
ERK化合物との3日間(72時間)のインキュベーション後の生存細胞を、Promega製のCell Titer−Blue Cell Viability Assayを用いて定量した。
材料および方法:HCT116細胞を1,000細胞/ウェルの密度にて96ウェルマイクロプレートにプレーティングした。細胞を、37℃/5% CO2にて一晩マイクロプレートに付着させた。一晩の付着の後、希釈した化合物を、0.5% DMSOの最終濃度にて細胞に添加した。37℃/5% CO2において3日(72時間)後、Promega製のCell Titer−Blue Cell Viability Assayを用いて生存細胞の数を決定した。簡単に述べると、Cell Titer−Blue試薬を細胞に添加し、1時間インキュベートした。次いで、蛍光マイクロプレートリーダーを用いて、蛍光(560nm励起/590nm発光)を読み取った。高濃度ERKで阻害したウェルからのバックグラウンドを差し引いた。代表的なデータは表IIIに含まれる(下記参照)。
実施例81
(細胞性P90RSK(Ser380)リン酸化アッセイ)
PMA刺激性P90RSK(Ser380)リン酸化の阻害を、以下のインビトロ細胞性機械論的アッセイ(cellular mechanistic assay)によって決定した。このアッセイは、1.5時間にわたり細胞を化合物とともにインキュベートする工程と、固定された細胞上の蛍光pP90RSK(Ser380)シグナルを定量する工程と、GAPDHシグナルに対して標準化する工程とを包含する。
材料および方法:HepG2細胞をATCCから入手し、10%胎仔ウシ血清を補充したDMEM中で増殖させた。細胞を35,000細胞/ウェルで96ウェルプレートにプレーティングし、37℃/5% CO2にて一晩付着させた。希釈した化合物を、0.5% DMSOの最終濃度にて細胞に添加した。1.5時間の化合物インキュベーションの後、100ng/mLの最終濃度のPMA(フォルボール12−ミリステート13−アセテート)の添加により細胞を刺激した;PMA刺激は、37℃/5% CO2にて30分間のインキュベーションであった。30分のPMA刺激の後、細胞をPBSで洗浄し、室温にて15〜20分間PBS中3.7%のホルムアルデヒド中で固定した。この後、PBS中でさらに洗浄を行い、次いで、室温にて10〜15分間の100% MeOH中での透過化を行った。透過化インキュベーションの後、細胞をPBS/0.05% Tween−20中で洗浄し、この後、少なくとも1時間にわたりOdysseyブロッキングバッファー(LI−COR Biosciences)中でのブロッキングを行った。リン酸化P90RSK(Ser380)に対する抗体(Cell Signaling #9335,ウサギモノクローナル)およびGAPDHに対する抗体(Fitzgerald 10R−G109a,マウスモノクローナル)を細胞に添加し、4℃にて一晩インキュベートした。pP90RSK(Ser380)抗体は、1:250希釈で用いた;GAPDHは1:10,000希釈で用いた。PBS/0.05% Tween−20での洗浄後、細胞を、蛍光標識した二次抗体(抗ウサギAlexa Flour680,Invitrogen Cat#A21109;抗マウスIRDye800CW,Rockland Inc. Cat#610−131−121)と共に1時間インキュベートした。両方の二次抗体は1:1000希釈で用いた。次いで、細胞を洗浄し、Odyssey Infrared Imaging System(LI−COR Biosciences)を用いて両方の波長において蛍光を分析した。リン酸化P90RSK(Ser380)シグナルをGAPDHシグナルに対して標準化した。代表的なデータは表IIIに含まれる(下記参照)。
実施例82
数種の経路を介しての投与のための本発明の化合物の薬学的組成物を、この実施例に記載されるように調製した。
経口投与のための組成物(A)
成分を混合し、そして約100mgずつを含むカプセルに分配する。1つのカプセルが、およそ1日の投薬量全体である。
経口投与のための組成物(B)
成分を合わせ、そしてメタノールなどの溶媒を使用して顆粒化する。次いで、この処方物を乾燥させ、そして適切な打錠機で錠剤(約20mgの活性化合物を含む)に形成する。
経口投与のための組成物(C)
成分を混合して、経口投与のための懸濁剤を形成する。
非経口処方物(D)
活性成分を、注射用水の一部に溶解させる。この溶液を等張性にするために充分な量の塩化ナトリウムを、撹拌しながら添加する。この溶液を、残りの注射用水で重量を合わせ、0.2ミクロンのメンブレンフィルタで濾過し、そして滅菌条件下で包装する。
坐剤処方物(E)
成分を水蒸気浴上で一緒に融解させて混合し、そして総重量2.5gを含む型に注ぐ。
局所処方物(F)
水以外の全ての成分を合わせ、そして撹拌しながら約60℃まで加熱する。次いで、約60℃の充分な量の水を激しく撹拌しながら添加して、これらの成分を乳化し、次いで約100gにするために充分な量の水を添加する。
具体的な形態で、あるいは開示される結果を適切に達成するための本開示の機能、または方法もしくはプロセスを実施するための手段の観点で表現された、上記説明および添付の特許請求の範囲に開示された特徴は、本発明をその広範な形態で実現するために、別々にか、またはこのような特徴の任意の組み合わせで、利用され得る。
上記発明は、明瞭さおよび理解を目的として、説明および実施例によっていくらか詳細に記載された。変更および改変が、添付の特許請求の範囲の範囲内で実施され得ることが、当業者に明らかである。従って、上記説明は説明であることが意図され、限定的であることは意図されないことが理解されるべきである。従って、本発明の範囲は、上記説明を参照して規定されるべきではなく、その代わりに、以下の添付の特許請求の範囲を、このような請求項に適用される均等物の全範囲と一緒に参照して規定されるべきである。
本明細書中で参照される特許、出願公開、および科学文献は、当業者の知識を確立し、そして各々が具体的に個々に本明細書中に参考として援用されいると同程度に、その全体が本明細書中に参考として援用される。本明細書中で引用されるいずれかの文献と、本明細書の具体的な教示との間の何らかの矛盾は、後者を選んで解決されるべきである。同様に、ある用語または語句の当該分野において理解されている定義と、その用語または語句の本明細書中で具体的に教示されるような定義との間の何らかの矛盾は、後者を選んで解決されるべきである。