JP6088872B2 - ラクトン型ソホロリピッドの分解が抑制されたソホロリピッド粉末 - Google Patents
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Description
[1]ラクトン型ソホロリピッド及びシクロデキストリンを含有することを特徴とするラクトン型ソホロリピッドの分解が抑制されたソホロリピッド粉末。
[2]前記シクロデキストリンがα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン及びγ−シクロデキストリンからなる群から選ばれる1以上であることを特徴とする前記[1]に記載のソホロリピッド粉末。
[3]シクロデキストリンの含有量が50質量%〜99質量%であることを特徴とする前記[1]又は[2]に記載のソホロリピッド粉末。
[4]ラクトン型ソホロリピッドの含有量が1質量%〜50質量%であることを特徴とする前記[1]〜[3]のいずれかに記載のソホロリピッド粉末。
[5]ラクトン型ソホロリピッド及びシクロデキストリンを含有する混合液を粉末化する工程を有することを特徴とするソホロリピッド粉末の製造方法。
[6]前記粉末化の工程が凍結乾燥及び噴霧乾燥であることを特徴とする前記[5]に記載のソホロリピッド粉末の製造方法。
[7]前記[1]〜[6]のいずれかに記載の粉末を含有する粉末組成物を打錠して得られることを特徴とする錠剤。
培養培地として、1L当たり、グルコース10g(日本食品化工社製、製品名:日食含水結晶ブドウ糖)、ペプトン5g(オリエンタル酵母社製)、酵母エキス3g(アサヒフードアンドヘルスケア社製、製品名:ミーストパウダーN)、麦芽エキス3g(日本バイオコン社製、製品名:マルタックス10)を含有する液体培地を使用し、30℃で2日間、Candida bombicola ATCC22214を振盪培養し前培養液とした。本培養培地の組成としては、1L当たり、グルコース100g、パーム油100g(山桂産業社製)、塩化アンモニウム3g、リン酸水素カリウム1g、硫酸マグネシウム5g、酵母エキス5g、尿素1gを用いた。5L容量の発酵槽に3Lの本培養培地を仕込み、滅菌前のpHは4〜5に合わせた。仕込み量に対し0.4%植菌し、30℃、6日間通気量1vvmの条件下で発酵した。培養開始7日目後に発酵を停止させ、発酵槽から取り出した培養液を静置することで、沈降したソホロリピッドを分取し、天然型ソホロリピッド含有液(約50%含水物、製造例品1)を得た。
製造例1で得られた天然型ソホロリピッド含有液50gに水25gを加えて攪拌した。炭酸水素ナトリウムを加えてpHを7.0に調整し、水を加えて100gとして、中性天然型ソホロリピッド含有希釈液を得た。β−シクロデキストリン(CAVAMAX(R) W7 Food シクロケム)50gに中性天然型ソホロリピッド含有希釈液60gを添加した。よく混合した後、凍結乾燥機(タイテック製 VD-800R)を使用して凍結乾燥を行った。得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、目開き710μmのメッシュを通してソホロリピッド粉末を得た。
(実施例2)
製造例1で得られた天然型ソホロリピッド含有液50gに水25gを加えて攪拌した。炭酸水素ナトリウムを加えてpHを7.0に調整し、水を加えて100gとして、中性天然型ソホロリピッド含有希釈液を得た。β−シクロデキストリン(CAVAMAX(R) W7 Food シクロケム)100gに中性天然型ソホロリピッド含有希釈液120gを添加し、さらに水を220g加えて希釈した。よく攪拌した後、スプレードライヤー(坂本技研製 R-3K)を使用して噴霧乾燥を行い、ソホロリピッド粉末を得た。
製造例1で得られた天然型ソホロリピッド含有液50gに水25gを加えて攪拌した。炭酸水素ナトリウムを加えてpHを7.0に調整し、水を加えて100gとして、中性天然型ソホロリピッド含有希釈液を得た。α−シクロデキストリン(α−100 塩水港精糖)50gに中性天然型ソホロリピッド含有希釈液60gを添加した。よく混合した後、凍結乾燥を行った。得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、目開き710μmのメッシュを通してソホロリピッド粉末を得た。
製造例1で得られた天然型ソホロリピッド含有液50gに水25gを加えて攪拌した。炭酸水素ナトリウムを加えてpHを7.0に調整し、水を加えて100gとして、中性天然型ソホロリピッド含有希釈液を得た。γ−シクロデキストリン(γ−100 塩水港精糖)50gに中性天然型ソホロリピッド含有希釈液60gを添加した。よく混合した後、凍結乾燥を行った。得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、目開き710μmのメッシュを通してソホロリピッド粉末を得た。
β−シクロデキストリン50gに製造例1で得られた天然型ソホロリピッド含有液30gを添加した。よく混合した後、凍結乾燥を行った。得られた乾燥物を乳鉢で粉砕し、目開き710μmのメッシュを通してソホロリピッド粉末を得た。
実施例1で得られた天然型ソホロリピッド粉末65g、結晶セルロース(旭化成 セオラス FD101)33g及びステアリン酸カルシウム(日油製 オーラブライトCA-65)2gを混合し、自動運転による打錠を行ったところ、欠陥のない錠剤が得られた。打錠には、ロータリー式打錠機(菊水製作所 VIRGO 0512SS2AY-000-B00)を用いた。
天然型ソホロリピッド粉末65gと結晶セルロース(旭化成 セオラス FD101)18g、ステアリン酸カルシウム(日油製 オーラブライトCA-65)2g及びラクトフェリン(森永乳業製 MLF-1)15gを混合し、実施例5と同様に自動運転による打錠を行ったところ、欠陥のない錠剤が得られた。
製造例1で得られた天然型ソホロリピッド含有液50gに水25gを加えて攪拌した。炭酸水素ナトリウムを加えてpHを7.0に調整し、水を加えて100gとして、中性天然型ソホロリピッド含有希釈液を得た。中性天然型ソホロリピッド含有希釈液60gと多孔質デンプン50gを均一に攪拌後、凍結乾燥を行った。乾燥物を乳鉢で粉砕し、目開き710μmのメッシュを通してソホロリピッド粉末を得た。
製造例1で得られた天然型ソホロリピッド含有液30gと多孔質デンプン50gを均一に攪拌後、凍結乾燥を行った。乾燥物を乳鉢で粉砕し、目開き710μmのメッシュを通してソホロリピッド粉末を得た。
天然型ソホロリピッド20gを凍結乾燥した。得られた泡状乾燥物を乳鉢で破砕し、茶褐色のソホロリピッド粉末を得た。
実施例1で得られた中性天然型ソホロリピッド含有希釈液20gを凍結乾燥した。得られた泡状乾燥物を乳鉢で破砕し、茶褐色のソホロリピッド粉末を得た。
流動層造粒装置を用いて多孔質デンプン(ロンフードOWP 日澱化学)200gに天然型ソホロリピッド(エタノールで5%天然型ソホロリピッドに希釈)を噴霧し、造粒を試みた。多孔質デンプン自体の流動性は良好であったが、噴霧直後から球状の塊が生じ、流動性が悪く造粒は困難であった。
微粒子コーティング装置を用いて多孔質デンプンに(ロンフードOWP 日澱化学)200gに天然型ソホロリピッド(エタノールで5%天然型ソホロリピッドに希釈)を噴霧し、コーティングを試みた。微粒子コーティングユニットに粉が付着し、コーティングは困難であった。
流動層造粒装置を用いてβ−シクロデキストリン(CAVAMAX(R) W7 Food シクロケム)200gに天然型ソホロリピッド(エタノールで5%天然型ソホロリピッドに希釈)を噴霧した。多孔質デンプン自体の流動性は良好であったが、噴霧直後から球状の塊が生じ、流動性が悪く造粒は困難であった。
微粒子コーティング装置を用いてβ−シクロデキストリン(CAVAMAX(R) W7 Food シクロケム)200gに天然型ソホロリピッド(エタノールで5%天然型ソホロリピッドに希釈)を噴霧した。微粒子コーティングユニットに粉が付着し、コーティングは困難であった。
実施例1〜4および比較例1〜4で得られた天然型ソホロリピッド粉末を50℃、湿度45%RHで24時間放置し、粉末の固結発生状態(流動性)を確認して潮解の有無を判断した。判断基準は、710μmのメッシュを通過した場合を○(潮解なし)、メッシュ上にダマが残った場合を×(潮解あり)とした。シクロデキストリンを用いた場合、流動性が維持されており、潮解が生じていないと判断された。結果を下表に示す。
実施例1、比較例1及び比較例4の粉末を、50℃で1ヶ月保存した試料を用い、ラクトン型ソホロリピッド含量の安定性について比較試験を行った。アニオン交換カラム(Nagel社Nuc−eosil100−5SB充填,φ4.6×250mm)を用いて0.2w/v% NaClO4メタノール溶液を移動相とし、HPLCを用いて天然型ソホロリピッドの含有量を比較した。検出は205nmで行った。実施例1の粉末を1ヶ月保存したものにおけるラクトン型ソホロリピッド含有量を1としたときの、他条件でのラクトン型ソホロリピッドの含有量の比を下表に示す。
Claims (7)
- ラクトン型ソホロリピッド及びシクロデキストリンを含有することを特徴とするラクトン型ソホロリピッドの分解が抑制されたソホロリピッド粉末。
- 前記シクロデキストリンがα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン及びγ−シクロデキストリンからなる群から選ばれる1以上であることを特徴とする請求項1に記載のソホロリピッド粉末。
- シクロデキストリンの含有量が50質量%〜99質量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載のソホロリピッド粉末。
- ラクトン型ソホロリピッドの含有量が1質量%〜50質量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のソホロリピッド粉末。
- ラクトン型ソホロリピッド及びシクロデキストリンを含有する混合液を粉末化する工程を有することを特徴とするソホロリピッド粉末の製造方法。
- 前記粉末化の工程が凍結乾燥及び噴霧乾燥であることを特徴とする請求項5に記載のソホロリピッド粉末の製造方法。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の粉末を含有する粉末組成物を打錠して得られることを特徴とする錠剤。
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