(本開示の基礎となった知見)
背景技術で説明したように、視聴制限機能を有するコンテンツ配信装置が知られている。まず、コンテンツ配信装置の視聴制限について説明する。
視聴制限機能を有するコンテンツ配信装置は、コンテンツと当該コンテンツのパレンタルレート記述子(Parental Rating Descriptor)が含まれる映像信号を取得し、パレンタルレート記述子によってコンテンツの視聴制限を行う。ここで、パレンタルレート記述子は、コンテンツの視聴対象の年齢が記述された情報である。具体的には、例えば、コンテンツのパレンタルレート記述子に含まれるレーティング値が「15」を示す場合、当該コンテンツは、15歳以上の年齢のユーザが視聴可能なコンテンツである。
ここで、視聴制限機能を有する装置では、視聴制限設定が設定される。視聴制限設定は、パレンタルレート記述子に基づいて視聴制限を行うための情報である。以下、コンテンツ配信装置における視聴制限設定を配信制限設定(SR)と記載する。
例えば、配信制限設定が「17」に設定されている場合、コンテンツ配信装置は、コンテンツのパレンタルレート記述子に含まれるレーティング値が「17」以下のコンテンツのみを配信する。
すなわち、配信制限設定が示す値をSR、パレンタルレート記述子に含まれるレーティングの値をRとした場合、コンテンツ配信装置は、R≦SRであるコンテンツのみを配信する。
ここで、例えば、13歳、16歳、45歳の3人のユーザがいる家庭では、13歳のユーザに適切に視聴制限を行うためには、コンテンツ配信装置においてSR=13と設定する必要がある。しかしながら、このような場合、R>13のコンテンツは、コンテンツ配信装置から配信されないため、16歳のユーザ及び45歳のユーザは、本来視聴可能なコンテンツを視聴できない。つまり、このようなコンテンツ配信装置では、各ユーザの年齢に応じて適切に視聴制限を行うことができない。
一方、コンテンツ配信装置ではなく、コンテンツ配信装置からコンテンツを受信する、各ユーザの端末において、上記パレンタルレート記述子に含まれるレーティング値を用いて視聴制限を行う方式も考えられる。端末における視聴制限設定を、再生制限設定(TR)とした場合、端末ごとに再生制限設定が設定されるため、各ユーザの年齢に応じて視聴制限を行うことが可能である。
しかしながら、このような構成では、端末の所有者が再生制限設定を変更してしまう可能性がある。例えば、16歳のユーザが、自己の端末の再生制限設定をTR=20に設定し、本来は視聴が制限されるコンテンツを視聴してしまう可能性があり、安全性の面で十分でない。
そこで、本開示に係るコンテンツ配信装置は、コンテンツ配信装置自身によって配信するコンテンツを制限するとともに、パレンタルレート記述子を含んだ状態でコンテンツを各ユーザの各端末に送信する。
これにより、コンテンツ配信装置において配信されるコンテンツを制限しつつ、さらに端末側でもパレンタルレート記述子に含まれるレーティング値を用いて個別に視聴制限を行うことができる。つまり、本開示によれば、コンテンツの視聴制限を2重に行うことができ、安全性を確保したコンテンツの配信が可能となる。また、本開示によれば、コンテンツを視聴する各ユーザの視聴条件に応じて、適切に各ユーザの視聴制限を行うことができる。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
[1−1.構成]
まず、図1を用いて、実施の形態1に係るコンテンツ配信システムの構成について説明する。
図1は、実施の形態1に係るコンテンツ配信システムの構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、コンテンツ配信システム300は、コンテンツ配信装置100と、再生装置200とを備える。なお、コンテンツ配信システム300は、コンテンツ配信装置100及び再生装置200をそれぞれ複数備えてもよい。
まず、コンテンツ配信装置100の構成について説明する。
コンテンツ配信装置100は、取得部101と、抽出部102と、第一の記憶部103と、配信制御部104と、第一の通信部105と、コンテンツリスト生成部106と、限定受信部107とを備える。
コンテンツ配信装置100は、実施の形態1では、セットトップボックス(STB)である。コンテンツ配信装置100は、テレビ、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)レコーダなどとしても実現可能である。
取得部101は、放送波を受信し、受信した放送波から映像信号を取得する。取得部101は、具体的には、チューナであり、配信制御部104の制御に基づき、所定の周波数のチューニング情報を用いて放送波を復調し、映像信号を取得する。
実施の形態1では、映像信号は、MPEG2−TS(Transport Stream)である。MPEG2−TSには、MPEG2 Video、MPEG2−AAC/BC、PMT(Program Map Table)などの情報が含まれる。すなわち、映像信号には、コンテンツ(映像、音声、字幕・文字スーパーなど)と、コンテンツ情報(PMT、限定受信情報など)とが含まれる。
なお、取得部101の構成は、このような構成に限定されない。取得部101は、映像信号を取得できればよい。例えば、取得部101は、BD、DVD(Digital Versatile Disc)などのディスクメディアに記録された映像信号やインターネット上のIPコンテンツから映像信号を取得してもよい。
抽出部102は、映像信号に含まれる、コンテンツ及び当該コンテンツの視聴を制限するための視聴制限情報を抽出する。抽出部102は、具体的には、デスクランブラと、TSデコーダとから構成される。
デスクランブラは、配信制御部104から取得した映像信号のデスクランブルに必要な情報(デスクランブル鍵)を取得し、映像信号をデスクランブルする。TSデコーダは、デスクランブルされた映像信号をデコードする。この結果、映像信号からコンテンツ及びその視聴制限情報が抽出される。
実施の形態1では、視聴制限情報は、PMTに含まれるパレンタルレート記述子である。パレンタルレート記述子は、コンテンツの視聴対象の年齢が記述された情報である。なお、視聴制限情報は、視聴制限に用いることができる情報であれば、このような態様に限定されず、どのようなものであってもよい。なお、以下の説明では、視聴制限情報を「R」の記号で表す。例えば、コンテンツの視聴制限情報R=15の場合は、当該コンテンツの視聴対象の年齢が15歳以上であるとして説明される。
第一の記憶部103は、情報が記憶される記憶部である。第一の記憶部103は、具体的には、FLASHメモリや、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などである。
第一の記憶部103には、具体的には、視聴制限情報に基づいてコンテンツの配信を制限するための配信制限設定が記憶される。配信制限設定は、コンテンツ配信装置100のユーザによって設定される、配信が制限されるコンテンツの視聴制限情報の範囲を示す情報である。
なお、以下の説明では配信制限設定を「SR」の記号で表す。例えば、配信制限設定がSR=15に設定される場合、視聴制限情報R>15のコンテンツは、配信制限され、視聴制限情報R≦15のコンテンツは、配信制限されないものとして説明される。
また、第一の記憶部103には、第一の認証情報が記憶される。第一の認証情報は、コンテンツ配信装置100からの配信が制限されるコンテンツ、つまり、R>SRであるコンテンツを例外的に配信するための認証情報である。言い換えれば、第一の認証情報は、視聴制限情報Rが配信制限設定SRによって配信が制限される範囲に含まれるコンテンツの配信を許可するための認証情報である。したがって、R>SRであるコンテンツであっても、再生装置200から第一の認証情報に一致する認証情報を受信した場合は、当該コンテンツは、例外的に配信される。
配信制御部104は、コンテンツ配信装置100のコンテンツの配信を制御する制御部である。配信制御部104は、具体的には、CPU(Central Processing Unit)、DMS(Digital Media Server)、トランスコーダ等から構成される。
配信制御部104は、例えば、抽出部102が映像信号から抽出したチャンネル情報及び番組情報を取得する。また、例えば、配信制御部104は、映像信号が暗号化されている場合は、限定受信部107からデスクランブル鍵を取得し、抽出部102に送信する。また、例えば配信制御部104は、再生装置200に配信されるコンテンツのフォーマット及び転送レートを変換する。また、配信制御部104は、コンテンツ情報に含まれるコピー制御情報に応じて再生装置200に送信するコンテンツを暗号化する。
また、配信制御部104は、再生装置200からコンテンツの指定を受信した場合に、指定されたコンテンツの視聴制限情報が配信制限設定によって配信が制限される範囲に含まれない(視聴制限情報R≦配信制限設定SR)と判断したときは、指定されたコンテンツと当該指定されたコンテンツの視聴制限情報とを第一の通信部105を通じて再生装置200に配信する。この制御は、コンテンツ配信装置100の特徴的な構成であり、詳細については後述する。
第一の通信部105は、再生装置200と通信を行うためのネットワークインターフェースである。第一の通信部105は、有線または無線ネットワークを通じて再生装置200と制御情報(コンテンツの指定、認証情報など)の送受信、並びにコンテンツ及びコンテンツリストの送信等を行う。有線ネットワークは、例えば、有線LAN(Local Area Network)である。無線ネットワークは、例えば、無線LANや、Wi−Fi(登録商標)などである。
コンテンツリスト生成部106は、配信制御部104の制御に基づき、視聴制限情報が配信制限設定によって配信が制限される範囲に含まれないコンテンツを選択し、選択したコンテンをリスト化したコンテンツリストを生成する。コンテンツリストは、再生装置200のユーザにコンテンツを提示するためのリストである。
コンテンツリストは、例えば、具体的には、再生装置200の映像・音声出力部206に各コンテンツがサムネイル形式で表示されるような情報である。また、コンテンツリストは、上述のコンテンツ情報を用いた情報であってもよい。コンテンツリストは、例えば、再生装置200の映像・音声出力部206に各コンテンツのタイトル一覧が表示されるような情報であってもよい。なお、コンテンツのタイトルは、上述のコンテンツ情報に含まれる。
限定受信部107は、具体的には、CAS(Conditional Access System)カードと、CASカードが挿入されるCASカードインターフェースと、限定受信制御部とから構成される。限定受信部107は、デスクランブル鍵や、契約者情報、有料放送の視聴料金の情報などを配信制御部104に送信する。
次に、再生装置200の構成について説明する。
再生装置200は、第二の通信部201と、再生制御部202と、第二の記憶部203と、再生部204と、操作部205と、映像・音声出力部206とを備える。
再生装置200は、実施の形態1では、TVまたはスマートフォンである。再生装置200は、タブレット端末や、PC(パーソナルコンピュータ)等であってもよい。
第二の通信部201は、コンテンツ配信装置100と通信を行うためのネットワークインターフェースである。第二の通信部201は、第一の通信部105と同様に、有線または無線ネットワークを通じてコンテンツ配信装置100と制御情報(コンテンツの指定、認証情報など)の送受信を行う。第二の通信部201は、具体的には、配信制御部104によって配信されたコンテンツと、配信されたコンテンツの視聴制限情報を受信する。
第二の記憶部203は、情報が記憶される記憶部である。第二の記憶部203は、具体的には、FLASHメモリや、EEPROMなどである。第二の記憶部203には、具体的には、視聴制限情報に基づいてコンテンツの再生を制限するための再生制限設定が記憶される。再生制限設定は、再生装置200のユーザによって設定される、視聴制限情報の範囲を示す情報である。
なお、以下の説明では再生制限設定を「TR」の記号で表す。例えば、再生制限設定がTR=15に設定される場合、視聴制限情報R>15のコンテンツは、再生が制限され、視聴制限情報R≦15以下のコンテンツは、再生が制限されないものとして説明される。
また、第二の記憶部203には、第二の認証情報が記憶される。第二の認証情報は、再生装置200において再生が制限されるコンテンツ、つまり、R>TRであるコンテンツを例外的に再生するための認証情報である。言い換えれば、第二の認証情報は、視聴制限情報Rが再生制限設定TRによって配信が制限される範囲に含まれるコンテンツの再生を許可するための認証情報である。したがって、R>TRであるコンテンツであっても、操作部205を介して第二の認証情報に一致する認証情報を受け付けた場合は、当該コンテンツは、例外的に再生される。
再生制御部202は、再生装置200におけるコンテンツの再生を制御する制御部である。再生制御部202は、具体的には、CPU、DMP(Digital Media Player)から構成される。
再生制御部202は、例えば、操作部205が受け付けたユーザ操作に基づき、第二の通信部201を用いてコンテンツ配信装置100にコンテンツリスト要求を送信する。また、コンテンツ配信装置100から暗号化されたコンテンツを第二の通信部201を通じて受信したときは、再生制御部202は、コンテンツを復号し、再生部204を用いて再生する。
また、再生制御部202は、配信制御部104によって配信されたコンテンツの視聴制限情報が再生制限設定によって再生が制限される範囲に含まれないと判断したとき(視聴制限情報R≦再生制限設定TR)は、配信されたコンテンツを、再生部204を用いて再生する。
再生部204は、コンテンツを再生する。再生部204は、AVデコーダまたはグラフィックスから構成される。再生部204は、映像、音声、字幕・文字スーパーなどを含むコンテンツをデコードし、映像・音声出力部206に表示(出力)する。
操作部205は、ユーザ操作を受け付けるインターフェースである。操作部205は、具体的には、リモコン、タッチスクリーン、ポインティングデバイスなどの入力デバイスである。
映像・音声出力部206は、コンテンツの映像を表示し、コンテンツの音声を出力するハードウェアである。映像・音声出力部206は、具体的には、ディスプレイ(表示部)、タッチスクリーン、スピーカなどである。
[1−2.動作]
[1−2−1.コンテンツ配信システムの動作]
以上のように構成されたコンテンツ配信システム300の動作について、以下、説明する。
まず、コンテンツ配信システム300の全体の動作について説明する。
図2は、コンテンツ配信システム300の全体の動作を示す図である。なお、図2で示される全体の動作は、コンテンツ配信システム300の動作の概略を示すものであり、各装置の動作の詳細については後述する。また、以下の説明では、コンテンツ配信装置100(第一の通信部105)と再生装置200(第二の通信部201)とは、無線LANによって接続されるものとする。
図2に示されるように、コンテンツ配信装置100では、コンテンツ配信装置100のユーザによって配信制限設定SRが設定され(S101)、再生装置200では、再生装置200のユーザによって再生制限設定TRが設定される(S102)。
ここで、まず、コンテンツ配信装置100と再生装置200との無線接続が行われる。具体的には、再生装置200は、デバイス探索を行い(S103)、コンテンツ配信装置100は、これに対してデバイス応答を送信する(S104)。続いて、再生装置200は、デバイス情報要求を送信し(S105)、コンテンツ配信装置100は、これに対してデバイス情報応答を送信する(S106)。以上、ステップS103〜ステップS106の動作により、コンテンツ配信装置100と、再生装置200とは無線LANによって接続される。
次に、再生装置200の再生制御部202は、操作部205が受け付けたユーザ操作に基づき、第二の通信部201を通じて、コンテンツ配信装置100にコンテンツリスト要求を送信する(S107)。
コンテンツ配信装置100の配信制御部104は、第一の通信部105を通じて、コンテンツリスト要求を受信し、コンテンツリスト生成部106は、配信制御部104の制御に基づき、当該コンテンツリスト要求にしたがって、コンテンツリストを生成する(S108)。ここで、コンテンツリストに含まれるコンテンツは、R≦SRとなるコンテンツである。
配信制御部104は、第一の通信部105を通じてコンテンツリストと、当該コンテンツリストに含まれるコンテンツそれぞれの視聴制限情報Rとを再生装置200に送信する(S109)。
再生制御部202は、コンテンツリストと当該コンテンツリストに含まれるコンテンツそれぞれの視聴制限情報Rとを第二の通信部201を通じて受信し、コンテンツリストに含まれるコンテンツの中からR≦TRとなるコンテンツのみが含まれるコンテンツリストを再構成する。そして、再生制御部202は、再構成したコンテンツリストを再生部204を介して映像・音声出力部206に表示する(S110)。
再生制御部202は、操作部205を介して再生装置200のユーザのコンテンツの指定(S111)を受け付け、第二の通信部201を通じてコンテンツ配信装置100にコンテンツの指定を送信する(S112)。
配信制御部104は、再生装置200からコンテンツの指定を受信した場合に、指定されたコンテンツと当該指定されたコンテンツの視聴制限情報Rとを第一の通信部105を通じて再生装置200に配信する(S113)。なお、ステップS113では、視聴制限情報Rは、送信されなくてもよい。
最後に、再生制御部202は、配信されたコンテンツを再生部204及び映像・音声出力部206を用いて再生する(S114)。
以上のような動作により、コンテンツ配信システム300は、コンテンツの視聴制限をコンテンツ配信装置100と、再生装置200とのそれぞれにおいて2重に行うことができる。
なお、上記図2の説明では、再生装置200は、コンテンツリスト要求を送信したが、再生装置は、コンテンツリストを要求することなく、コンテンツの指定をコンテンツ配信装置100に送信してもよい。
[1−2−2.各装置の動作1]
次に、コンテンツ配信装置100及び再生装置200の動作について詳細に説明する。なお、以下の説明では、図2において説明した、ステップS101〜S107の動作については説明を省略する。
最初に、再生装置200が、コンテンツリストを要求することなく、コンテンツの指定をコンテンツ配信装置100に送信する場合の、コンテンツ配信装置100及び再生装置200の動作について説明する。
まず、コンテンツ配信装置100の動作について説明する。
図3は、コンテンツ配信装置100の動作を示す第1のフローチャートである。
まず、取得部101は、放送波を受信し、受信した放送波から映像信号を取得する(S200)。
次に、抽出部102は、映像信号に含まれる、コンテンツ及び視聴制限情報Rを抽出する(S201)。
続いて、配信制御部104が、第一の通信部105を通じて再生装置200からコンテンツの指定を受信した場合(S202でYes)、指定されたコンテンツの視聴制限情報Rと、第一の記憶部103に記憶された配信制限設定SRとを比較する(S203)。
指定されたコンテンツが配信制限されるコンテンツである場合、すなわち、R>SRである場合(S203でYes)、配信制御部104は、第一の通信部105を通じて再生装置200に認証情報の要求を送信し、これに対する応答である認証情報を第一の通信部105を通じて再生装置200から受信する(S204)。そして、配信制御部104は、受信した認証情報が、第一の記憶部103に記憶された第一の認証情報と一致するか否かを判断する(S205)。
ここで、認証情報は、例えば、パスワードやPINコードである。第一の認証情報は、上述のように予め第一の記憶部103に記憶されている認証情報である。第一の認証情報は、コンテンツ配信装置100の管理者によって設定され、再生装置200のユーザであって、視聴制限の対象となる年齢の若いユーザには知られていないことが望ましい。
ステップS203において指定されたコンテンツが配信制限されないコンテンツである場合、すなわち、R≦SRである場合(S203でNo)、配信制御部104は、指定されたコンテンツと当該指定されたコンテンツの視聴制限情報Rとを第一の通信部105を通じて再生装置200に配信する(S207)。
同様に、ステップS205において再生装置200から受信した認証情報が、第一の認証情報と一致する場合(S205でYes)も、配信制御部104は、指定されたコンテンツと当該指定されたコンテンツの視聴制限情報Rとを第一の通信部105を通じて再生装置200に配信する(S207)。
ステップS205において受信した認証情報が、第一の認証情報と一致しない場合(S205でNo)、配信制御部104は、再生装置200においてコンテンツの配信ができないことを示すエラー情報を、第一の通信部105を通じて再生装置200に配信する(S206)。
以上がコンテンツ配信装置100の動作の詳細である。コンテンツ配信装置100は、ステップS203において配信するコンテンツを制限するとともに、ステップS207において配信するコンテンツと合わせてその視聴制限情報Rを配信する。これによって、配信されたコンテンツについても、再生装置200においてさらに視聴制限を行うことができる。
次に、図3のフローチャートに対応する、再生装置200の動作について説明する。
図4は、再生装置200の動作を示す第1のフローチャートである。
まず、再生制御部202は、操作部205を介して再生装置200のユーザのコンテンツの指定を受け付け、当該コンテンツの指定をコンテンツ配信装置100に送信する(S301)。
続いて、再生制御部202は、第二の通信部201を通じてコンテンツ配信装置100から認証情報の要求を受信した場合(S302でYes)、再生制御部202は、再生装置200のユーザに認証情報の入力を要求し、入力された認証情報をコンテンツ配信装置100に送信する(S303)。再生制御部202は、例えば、再生部204を介して映像・音声出力部206にPINコードの入力を促す映像を表示し、再生装置200のユーザに認証情報の入力を要求する。なお、ここでの認証情報の要求は、図3のステップS204でコンテンツ配信装置100が配信した認証情報の要求である。
再生制御部202は、ステップS303において、入力した認証情報をコンテンツ配信装置100に送信した結果、コンテンツ配信装置100から第二の通信部201を通じてエラー情報を受信した場合(S304でYes)、再生部204を介して映像・音声出力部206にエラーメッセージを表示する(S310)。ここでのエラー情報は、図3のステップS206でコンテンツ配信装置100が配信したエラー情報である。したがって、エラーメッセージは、ステップS301において指定したコンテンツがコンテンツ配信装置100からの配信が制限されるコンテンツである旨のメッセージである。
ステップS304において、再生制御部202がエラー情報を受信しなかった場合(S304でNo)、再生制御部202は、ステップS301において指定したコンテンツを第二の通信部201を通じて受信する(S305)。同様に、ステップS302において再生制御部202が認証情報の要求を受信しなかった場合(S302でYes)も、再生制御部202は、ステップS301において指定したコンテンツを第二の通信部201を通じて受信する(S305)。
ステップS305において受信したコンテンツが再生制限されないコンテンツである場合、すなわち、R≦TRである場合(S306でNo)、再生制御部202は、ステップS305で受信したコンテンツを再生する(S307)。具体的には、再生制御部202は、ステップS305で受信したコンテンツを再生部204及び映像・音声出力部206を用いて再生する。
ステップS305において受信したコンテンツが再生制限されないコンテンツである場合、すなわち、R>TRである場合(S306でYes)、再生制御部202は、再生装置200のユーザに認証情報の入力を要求する(S308)。
続いて、再生制御部202は、ステップS308において入力された認証情報が第二の記憶部203に記憶された第二の認証情報と一致するか否かを判断し(S309)、一致する場合(S309でYes)は、ステップS305で受信したコンテンツを再生する(S307)。
再生制御部202は、ステップS308において入力された認証情報が第二の記憶部203に記憶された第二の認証情報と一致しない場合(S309でNo)は、再生部204を介して映像・音声出力部206にエラーメッセージを表示する(S310)。ここでのエラーメッセージは、ステップS301において指定したコンテンツが再生装置200において再生が制限されるコンテンツである旨のメッセージである。
以上が再生装置200の動作の詳細である。再生装置200では、コンテンツ配信装置100からコンテンツと合わせてその視聴制限情報Rを受信する。これによって、再生装置200は、さらに視聴制限を行うことができる。
[1−2−3.各装置の動作2]
次に、再生装置200が、コンテンツ配信装置100にコンテンツリストを要求する場合の、コンテンツ配信装置100及び再生装置200の動作について説明する。
まず、コンテンツ配信装置100の動作について説明する。
図5は、コンテンツ配信装置100の動作を示す第2のフローチャートである。
まず、取得部101は、放送波を受信し、受信した放送波から映像信号を取得する(S400)。続いて、抽出部102は、映像信号に含まれる、複数のコンテンツ、及び複数のコンテンツそれぞれの視聴制限情報Rを抽出する(S401)。
続いて、配信制御部104が、第一の通信部105を通じて再生装置200からコンテンツリスト要求を受信した場合(S402でYes)、コンテンツリスト生成部106は、コンテンツリストを生成する(S403)。具体的には、コンテンツリスト生成部106は、まず、ステップS401において抽出された複数のコンテンツのうちから視聴制限情報Rが配信制限設定SRによって配信が制限される範囲に含まれないコンテンツ、すなわち、R≦SRであるコンテンツを選択する。そして、コンテンツリスト生成部106は、選択したコンテンツのコンテンツリストと、当該コンテンツリストに含まれる視聴制限情報Rそれぞれとを再生装置200に配信する(S404)。
配信制御部104が、第一の通信部105を通じて再生装置200からコンテンツの指定を受信した場合(S405でYes)、配信制御部104は、指定されたコンテンツと当該指定されたコンテンツの視聴制限情報Rとを第一の通信部105を通じて再生装置に配信する(S406)。このとき、再生装置200においてコンテンツリストを受信したときに配信制限設定TRに基づいてコンテンツリストが再構成されている場合は、視聴制限情報Rは、配信されなくてもよい。
以上がコンテンツリストを配信する場合の、コンテンツ配信装置100の動作の詳細である。
次に、図5のフローチャートに対応する、再生装置200の動作について説明する。
図6は、再生装置200の動作を示す第2のフローチャートである。
まず、再生制御部202は、操作部205を介して再生装置200のユーザのコンテンツリスト要求を受け付け、当該コンテンツリスト要求をコンテンツ配信装置100に送信する(S501)。
続いて、再生制御部202は、第二の通信部201を通じてコンテンツ配信装置100からコンテンツリストを受信する(S502)。このとき、再生制御部202が受信するコンテンツリストは、図5のステップ403において、コンテンツリスト生成部106が生成したものである。
さらに、再生制御部202は、コンテンツリストを再構成し、映像・音声出力部206に表示する(S503)。具体的には、再生制御部202は、コンテンツリストに含まれるコンテンツの中からR≦TRとなるコンテンツを抽出し、抽出したコンテンツのみが含まれるコンテンツリストを再構成する。続いて、再生制御部202は、再構成したコンテンツリストを再生部204を介して映像・音声出力部206に表示する。
次に、再生制御部202は、操作部205を介して再生装置200のユーザのコンテンツの指定を受け付け、当該コンテンツの指定をコンテンツ配信装置100に送信する(S504)。
続いて、再生制御部202は、ステップS504において指定したコンテンツを第二の通信部201を通じて受信し(S505)、受信したコンテンツを再生する(S506)。
なお、実施の形態1では、ステップS503においてコンテンツリストを再構成しているが、ステップS503では、受信したコンテンツリストをそのまま映像・音声出力部206に表示してもよい。コンテンツリストは、コンテンツそのものが表示される場合とは異なるため、コンテンツリスト自体が視聴制限されることは必須ではないからである。このような場合は、ステップS504以降に、図4のステップS302〜ステップS310と同様の動作を行うことで、再生装置200における再生制限を実行するとよい。
[1−3.具体例及び適用例]
[1−3−1.具体例]
以下、コンテンツ配信システム300によるコンテンツの視聴制限の具体例について説明する。
図7は、コンテンツ配信システム300によるコンテンツの視聴制限の具体例を説明するための図である。
図7の例では、取得部101が取得する映像信号には、一例として、3つのチャンネル(チャンネル#1、チャンネル#2、チャンネル#3)の信号が含まれているものとする。また、各チャンネルは、時間帯によって、コンテンツの内容が変化するものとする。
具体的には、例えば、チャンネル#1においては、7:00〜8:00の時間帯は、コンテンツ「ニュース11」が配信され、8:00〜10:00の時間帯は、コンテンツ「バラエティー12」が配信され、10:00以降は、コンテンツ「ドラマ13」が配信される。
また、図7に示される[]内の数字は、視聴制限情報を示す。例えば、コンテンツ「ドラマ13」は、視聴制限情報R=15であり、コンテンツの対象年齢が15歳以上であることを示す。なお、[R:未設定]と表記されているコンテンツは、視聴制限情報を有しないコンテンツである。以下の説明では、このような対象年齢が設定されていないコンテンツは、視聴制限を受けないものとして説明される。
図7に示されるケース(1)では、コンテンツ配信装置100の配信制限設定SR=15、再生装置200の再生制限設定TR=13である。
ケース(1)では、7:00〜10:00の時間帯において、チャンネル#3に含まれるコンテンツのみが配信制限設定SR=15(R≦15)の条件を満たさない。よって、コンテンツ配信装置100からは、チャンネル#3に含まれるコンテンツのみが配信されない。すなわち、7:00〜10:00の時間帯においては、チャンネル#1及びチャンネル#2に含まれるコンテンツのみが再生装置200に配信される。
一方、ケース(1)では、7:00〜8:00、及び9:00〜10;00の各時間帯においては、チャンネル#1及びチャンネル#2に含まれるコンテンツは、再生制限設定TR=13(R≦13)の条件を満たす。よって、7:00〜8:00、及び9:00〜10;00の各時間帯においては、チャンネル#1及びチャンネル#2に含まれるコンテンツは、再生装置200によって再生可能なコンテンツである。
しかしながら、8:00〜9:00の時間帯においては、チャンネル#2に含まれるコンテンツが、10:00以降の時間帯においては、チャンネル#1に含まれるコンテンツが、それぞれ再生制限設定TR=13(R≦13)の条件を満たさない。したがって、8:00〜9:00の時間帯においては、チャンネル#1に含まれるコンテンツのみが、10:00以降の時間帯においては、チャンネル#2に含まれるコンテンツのみが、再生装置200によって再生可能なコンテンツである。
また、図7に示されるケース(2)では、コンテンツ配信装置100の配信制限設定SR=13、再生装置200の再生制限設定TR=16である。
ケース(2)では、7:00〜8:00、及び9:00〜10;00の各時間帯においては、チャンネル#3に含まれるコンテンツのみが、配信制限設定SR=13(R≦13)の条件を満たさない。よって、7:00〜8:00、及び9:00〜10;00の各時間帯においては、チャンネル#3に含まれるコンテンツのみが配信されない。すなわち、7:00〜8:00、及び9:00〜10;00の各時間帯においては、チャンネル#1及びチャンネル#2に含まれるコンテンツのみが再生装置200に配信される。
また、8:00〜9:00の時間帯においては、チャンネル#2及びチャンネル#3に含まれるコンテンツは、配信制限設定SR=13(R≦13)の条件を満たさないため配信されず、チャンネル#1に含まれるコンテンツのみが配信される。同様に、10:00以降の時間帯においては、チャンネル#1及びチャンネル#3に含まれるコンテンツは、配信制限設定SR=13(R≦13)の条件を満たさないため配信されず、チャンネル#2に含まれるコンテンツのみが配信される。
一方、ケース(2)では、配信制限設定SR>再生制限設定TRであるため、7:00〜10:00の全ての時間帯において、再生装置200においてさらにコンテンツの再生が制限されることはない。したがって、ケース(2)では、全ての時間帯において、コンテンツ配信装置100から配信されたコンテンツは全て、再生装置200によって再生可能なコンテンツとなる。
なお、以上の図7の説明では、1つのコンテンツに、1つの視聴制限情報が対応付けられているが、視聴制限情報は、1つのコンテンツ再生中(配信中)に変動してもよい。したがって、再生装置200においては、コンテンツの再生中にコンテンツの再生が停止するような場合も考えられる。このような場合、再生装置200は、再生装置200のユーザに認証情報の入力を要求し、入力された認証情報が第二の認証情報と一致すれば、コンテンツの再生を続行するような構成が望ましい。
なお、以上の図7の説明では、視聴制限情報を有しないコンテンツについては、視聴制限を受けないものと取り扱われたが、視聴制限情報を有しないコンテンツの取り扱いをユーザが設定可能な構成であってもよい。
具体的には、例えば、第一の記憶部103に、モード設定が記憶され、配信制御部104は、モード設定に基づいて視聴制限情報を有しないコンテンツの取り扱いを決定してもよい。
ここでモード設定は、例えば、視聴制限情報を有しないコンテンツの配信を許可するモード、視聴制限情報を有しないコンテンツの配信を一切許可しないモード、視聴制限情報を有しないコンテンツを所定の視聴制限情報(例えば、R=15)として取り扱うモードなどを含む設定である。
[1−3−2.適用例]
以下、コンテンツ配信システム300によるコンテンツの視聴制限の適用例について説明する。
図8は、コンテンツ配信システム300の適用例を説明するための図である。
図8では、コンテンツ配信装置100の一例としてセットトップボックス100aが図示されている。また、再生装置200の例としてテレビ200a、スマートフォン200b、及びスマートフォン200cが図示されている。
以下、図8を用いてコンテンツ配信システム300が一般家庭において用いられる例について説明する。
以下の説明では、父親、13歳の子供、16歳の子供がコンテンツ配信システムを利用するものとする。
ここで、父親は、スマートフォン200cを所有し、なおかつリビングに設けられたセットトップボックス100aを管理しているものとする。セットトップボックス100aの第一の記憶部には、父親のみが知っている第一の認証情報が記憶されているものとする。また、セットトップボックス100aでは、配信制限情報SR=16に設定され、スマートフォン200cでは、再生制限情報TRは、設定されていないものとする。
ここで、13歳の子供は、スマートフォンを所有していない。したがって、コンテンツを視聴するためには、リビングに設けられたテレビ200aを視聴しなければならない。よって、リビングのテレビ200aは、再生制限情報TR=13(R≦13)に設定されている。
すなわち、セットトップボックス100aからは、R≦16のコンテンツが配信されるが、テレビ200aにおいては、R≦13のコンテンツのみが再生されることとなる。よって、13歳の子供は、自己の年齢に応じたコンテンツを視聴することが可能である。
一方、16歳の子供は、スマートフォン200bを所有しており、スマートフォン200bでは、再生制限情報TR=16に設定されている。
したがって、セットトップボックス100aから配信されるR≦16のコンテンツは、スマートフォン200bにおいては、全て再生可能である。よって、16歳の子供は、自己の年齢に応じたコンテンツを視聴することが可能である。
ここで、16歳の子供が、スマートフォン200bの再生制限情報TRを「設定なし」に変更し、スマートフォン200bによってR>16のコンテンツの視聴を試みたとする。ところが、セットトップボックス100aからは、R≦16のコンテンツしか配信されない。また、16歳の子供は、上述の第一の認証情報を知らない。このため、16歳の子供は、スマートフォン200bによってR>16のコンテンツの視聴することができない。つまり、コンテンツ配信システム300によれば、適切な視聴制限が行われる。
さらに、父親は、上述のように、第一の認証情報を知っている。セットトップボックス100aからは、R≦16のコンテンツしか原則的には配信されないが、父親は、例外的に認証情報を入力してスマートフォン200cでR>16のコンテンツの視聴をすることができる。
以上、図8を用いて説明したように、コンテンツ配信システム300(コンテンツ配信装置100)によれば、コンテンツを視聴する各ユーザの年齢に応じて各ユーザの視聴制限を適切に行うことができる。
なお、図8のような場合、父親のスマートフォン200cを示す第一の端末情報がセットトップボックス100aの第一の記憶部103に記憶されていてもよい。ここで、第一の端末情報とは、特定の再生装置(ここでは、スマートフォン200c)を示す情報であり、例えば再生装置200のMAC(Media Access Control)アドレスなどが用いられるが、再生装置200を示す情報であればどのようなものであってもよい。
この場合、スマートフォン200cは、例えば、図2のステップS105のデバイス情報要求の送信時、またはコンテンツの指定の送信時に、スマートフォン200cの端末情報(例えば、MACアドレス)をコンテンツ配信装置100に送信しておく。ここで、セットトップボックス100aの配信制御部104は、スマートフォン200cから端末情報を受信した場合に、受信した端末情報と第一の記憶部103に記憶された第一の端末情報とを比較する。セットトップボックス100aの配信制御部104は、受信した端末情報と第一の端末情報とが一致すると判断したときは、スマートフォン200cに対しては、コンテンツの視聴制限情報Rが、セットトップボックス100aの配信制限設定SRによって配信が制限される範囲であるか否かにかかわらず、指定されたコンテンツの配信を行う。
これにより、視聴制限を受ける必要のないユーザは、認証情報等の入力等を行わなくとも簡単にコンテンツの視聴制限を解除することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態をまとめて説明する。
実施の形態1では、コンテンツの対象年齢に基づく視聴制限を行う例について説明したが、視聴制限は、他のパラメータに基づいて行われてもよい。例えば、PPV(Pay Per View)のコンテンツにおいては、コンテンツの購入金額(値段)に応じて視聴制限を行ってもよい。
この場合、コンテンツの購入金額を示す金額情報が視聴制限情報であり、コンテンツの購入限度額の設定である、購入限度額設定が配信制限設定及び再生制限設定となる。なお、購入限度額設定は、ユーザによって設定され、第一の記憶部103及び第二の記憶部203に予め記憶される。
また、実施の形態1において配信制御部104は、コンテンツリストの配信時に、コンテンツリストから除外されたコンテンツを示す情報を当該コンテンツリストに含めて配信してもよい。ここで、コンテンツリストから除外されたコンテンツとは、視聴制限情報Rが配信制限設定SRによって配信が制限される範囲に含まれると判断されたコンテンツである。
例えば、コンテンツリストが再生装置200の映像・音声出力部206にサムネイル形式で表示される場合、コンテンツリストにおいて、上記除外されたコンテンツが全く表示されないのではなく、上記除外されたコンテンツが黒画のサムネイルで表示されてもよい。すなわち、この場合、コンテンツリストから除外されたコンテンツを示す情報とは、黒画のサムネイルである。
また、例えば、コンテンツリストが映像・音声出力部206にコンテンツのタイトル一覧として表示される場合、上記除外されたコンテンツのタイトルが全く表示されないのではなく、上記除外されたコンテンツのタイトルが、いわゆるグレーアウトされた状態で表示されてもよい。すなわち、この場合、コンテンツリストから除外されたコンテンツを示す情報とは、グレーアウトされたタイトルである。
また、上記除外されたコンテンツの数をコンテンツリストにおいて表示してもよい。この場合、コンテンツリストから除外されたコンテンツを示す情報とは、コンテンツリストに表示されたコンテンツの数である。
これにより、コンテンツ配信装置100は、再生装置200のユーザにコンテンツ配信装置100において配信が制限されたコンテンツの存在を通知することができる。また、このような構成では、再生装置200のユーザは、上記黒画のサムネイルや、グレーアウトされたタイトルを指定することできる。したがって、コンテンツ配信装置100は、上記除外されたコンテンツが指定された場合は、認証情報の入力を条件として指定されたコンテンツを配信することができる。
また、再生装置200からコンテンツリスト要求を送信する場合、コンテンツのジャンル(スポーツ、ニュース、ドラマなど)を指定する情報を含めてコンテンツリストを要求してもよい。
また、実施の形態1では、取得部101は、放送波から映像信号を取得したが、取得部101は、映像信号が記憶されるコンテンツ記憶部から映像信号を取得してもよい。
図9は、コンテンツ配信システムの別の例を示す図である。
図9に示されるコンテンツ配信システム300aでは、コンテンツ配信装置100bは、さらに、コンテンツ記憶部108を備える。コンテンツ記憶部108は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)や、光ディスクドライブである。すなわち、取得部101は、HDDに記憶された映像信号や、光ディスクドライブに挿入されたディスクメディアから映像信号を取得してもよい。すなわち、コンテンツ配信装置のコンテンツの配信は、実施の形態1のようなストリーミング配信に限定されない。
また、実施の形態1では、コンテンツ配信装置100は、再生装置200からコンテンツの指定を受信、またはコンテンツリスト要求の受信を契機にコンテンツの配信を行ったが、再生装置200からコンテンツの指定等を受信せずにコンテンツの配信を行ってもよい。
例えば、コンテンツ配信装置100側からコンテンツリストを再生装置に送信し、コンテンツの配信を提案してもよい。すなわち、コンテンツの指定を受信し、またはコンテンツリスト要求の受信することは、必須でない。
また、コンテンツは、典型的には動画像であるが、静止画や音楽などであってもよい。
また、例えば、本開示のコンテンツ配信装置及び再生装置は、その一部あるいは全部が、専用ハードウェアによる回路で実現されてもよいし、プロセッサにより実行されるプログラムとして実現されてもよい。すなわち、以下のような場合も本開示に含まれる。
(1)上記の各装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムで実現され得る。RAMまたはハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(2)上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。ROMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、ROMからRAMにコンピュータプログラムをロードし、ロードしたコンピュータプログラムにしたがって演算等の動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(3)上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、各装置に脱着可能なICカードまたは単体のモジュールから構成されてもよい。ICカードまたはモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどから構成されるコンピュータシステムである。ICカードまたはモジュールには、上記の超多機能LSIが含まれてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、ICカードまたはモジュールは、その機能を達成する。このICカードまたはこのモジュールは、耐タンパ性を有してもよい。
(4)本開示は、上記に示す方法で実現されてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムで実現してもよいし、コンピュータプログラムからなるデジタル信号で実現してもよい。
また、本開示は、コンピュータプログラムまたはデジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したもので実現してもよい。また、これらの記録媒体に記録されているデジタル信号で実現してもよい。
また、本開示は、コンピュータプログラムまたはデジタル信号を、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送してもよい。
また、本開示は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、メモリは、コンピュータプログラムを記憶しており、マイクロプロセッサは、コンピュータプログラムにしたがって動作してもよい。
また、プログラムまたはデジタル信号を記録媒体に記録して移送することにより、またはプログラムまたはデジタル信号をネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(5)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。