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JP6093666B2 - 水加熱容器 - Google Patents
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JP6093666B2 - 水加熱容器 - Google Patents

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Description

本発明は、上方側が開口し、内部に貯留部を有する容器本体と、貯留部内の水を加熱する加熱機構と、容器本体の上方開口部を開閉自在な蓋体と、貯留部と外部とを連通し、貯留部内の水を注ぎ口を介して外部に通流させる注出流路と、貯留部と外部とを連通し、貯留部内の蒸気を蒸気排出口を介して外部に通流させる蒸気流路とを備えた水加熱容器に関する。
この種の水加熱容器としては、電気ケトルや電気ポット等が例示できるが、特許文献1に記載された電気ケトルでは、蓋体の内部に、貯留部と外部とを連通し、貯留部内の水を注ぎ口を介して外部に通流させる注出流路と、貯留部と外部とを連通し、貯留部内の蒸気を蒸気排出口を介して外部に通流させる蒸気流路とを備えており、蒸気排出口は、蓋体の上面に設けられている。
この蒸気流路は、貯留部の上部に当該貯留部と連通する共通蒸気室と、共通蒸気室と蒸気排出口とを連通する導出用流路と、共通蒸気室と蒸気の温度を検知する検知部とを連通する検知用流路とを備えている。検知用流路は、共通蒸気室の後側(ハンドル側)に延出し、蓋体の後側(ハンドル側)に位置する検知部に到達するように構成されている。
これにより、貯留部内で発生した蒸気の一部が、導出用流路を通流して貯留部の上方に位置する蓋体の上面に開口形成された蒸気排出口から外部に排出され、当該蒸気の他部が、検知用流路を通流して検知部に到達するように構成されている。
又、この種の水加熱容器として、特許文献2に記載された電気ケトルでは、蒸気流路の導出用流路を、貯留部と注出流路を開閉自在な弁機構の下流側とを連通するように設けることにより、貯留部内で発生した蒸気を導出用流路及び注出流路に通流させて、注ぎ口(蒸気排出口)を介して外部に排出させるように構成されている。
これにより、蒸気が、比較的長く形成された蒸気流路(導出用流路)及び注出流路を通流する際に結露して、注ぎ口(蒸気排出口)から排出される蒸気量をある程度低減することができる。
特開2009−172172号公報 特開2012−170706号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電気ケトルのように、蓋体の上面に蒸気排出口が開口形成されていると、貯留部で発生した蒸気が、貯留部内から上昇する際の流速を維持したまま、比較的短く形成された導出用流路を通流して蒸気排出口から外部に排出されるため、蒸気量が比較的多くなる傾向があり、外部(室内等)の湿度が上昇し、結露やカビ等の発生も懸念される。
又、特許文献2に記載の電気ケトルでは、注ぎ口(蒸気排出口)から排出される蒸気量をある程度低減できるが、外部(室内等)の湿度の上昇等の問題は残る。
従って、蒸気排出口から排出される蒸気量を、より一層低減できるように簡便且つ安価な方法で改善して、外部(室内等)の湿度の上昇をより一層防止することが強く望まれる。
本発明は、上述の実情に鑑みて為されたものであり、その主たる課題は、簡便且つ安価な改善で、蒸気排出口から排出される蒸気の量を、効果的に低減できる水加熱容器を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る水加熱容器は、上方側が開口し、内部に貯留部を有する容器本体と、前記貯留部内の水を加熱する加熱機構と、前記容器本体の上方開口部を開閉自在な蓋体と、前記貯留部と外部とを連通し、前記貯留部内の水を注ぎ口を介して外部に通流させる注出流路と、前記貯留部と外部とを連通し、前記貯留部内の蒸気を蒸気排出口を介して外部に通流させる蒸気流路とを備えた水加熱容器であって、その特徴構成は、
前記蒸気流路が、前記貯留部と連通する蒸気導入口と、前記蒸気導入口からの蒸気が導入され、前記蒸気導入口の流路断面積よりも大きな流路断面積に形成された膨出部と、前記膨出部からの蒸気を外部に排出する前記蒸気排出口とを備え、
前記膨出部内には、当該膨出部の流路断面積よりも小さな流路断面積に形成された狭部が設けられ、
前記膨出部内が、前記狭部を挟んで、前記蒸気導入口の第1蒸気導入口が連通接続される上流側空間と前記蒸気排出口が連通接続される下流側空間とを備えるように区画形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、膨出部内が、蒸気流路の膨出部内に形成された狭部を挟んで、蒸気導入口の第1蒸気導入口が連通接続される上流側空間と蒸気排出口が連通接続される下流側空間とを備えるように区画形成されているので、加熱機構による貯留部内の水の加熱により貯留部内にて発生した蒸気を、蒸気流路、即ち、蒸気導入口の第1蒸気導入口、膨出部内(上流側空間、狭部、下流側空間)及び蒸気排出口の順に通流させ、蒸気排出口を介して外部に排出することができる。
この際、膨出部の流路断面積が、第1蒸気導入口の流路断面積よりも大きく形成されているので、第1蒸気導入口を通過して膨出部の上流側空間に導入された蒸気の圧力及び温度を低下させることができ、当該蒸気の結露を促進することができる。
又、膨出部内に設けられた狭部が、膨出部(上流側空間、下流側空間)の流路断面積よりも小さな流路断面積に形成されているので、第1蒸気導入口を通過して膨出部の上流側空間に導入された蒸気を、当該上流側空間内に積極的に滞留させることができ、当該蒸気の温度を一層低下させることができ、当該蒸気の結露を一層促進することができる。
更に、膨出部内に設けられた狭部が、膨出部(上流側空間、下流側空間)の流路断面積よりも小さな流路断面積に形成されているので、上流側空間から狭部を通過して下流側空間に導入された蒸気の圧力及び温度をより一層低下させることができ、当該蒸気の結露をより一層促進することができる。
このように、蒸気流路に、上述の第1蒸気導入口及び膨出部、特に、膨出部内に狭部を設けるという簡便且つ安価な改善により、蒸気流路内を通流する蒸気の圧力及び温度を確実に低下させて、結露を促進することができ、蒸気排出口から排出される蒸気の量を効果的に低減できる水加熱容器を提供することができた。
本発明に係る水加熱容器の更なる特徴構成は、前記上流側空間には、前記第1蒸気導入口から導入された蒸気の温度を検知する検知部を備えた検知用蒸気流路が分岐接続されている点にある。
上記特徴構成によれば、膨出部内に設けられた狭部により区画形成される上流側空間には、第1蒸気導入口から導入された蒸気の温度を検知する検知部を備えた検知用蒸気流路が分岐接続されているので、第1蒸気導入口を通過して上流側空間に導入された蒸気が、当該上流側空間に滞留するのに伴って、検知用蒸気流路内にも積極的に滞留することとなり、この滞留する蒸気の温度を検知用蒸気流路内に設けられた検知部により早期且つ安定的に検知することができ、温度検知精度を確実に向上させることができる。
本発明に係る水加熱容器の更なる特徴構成は、前記蒸気導入口が、前記第1蒸気導入口及び第2蒸気導入口を備え、前記第1蒸気導入口の流路断面積が、前記第2蒸気導入口の流路断面積よりも大きな流路断面積に形成され、前記第2蒸気導入口が前記下流側空間に連通接続されている点にある。
上記特徴構成によれば、流路断面積の大きな第1蒸気導入口が上流側空間に連通接続されているので、膨出部内を通過する蒸気のうちの大部分が、第1蒸気導入口を通過して上流側空間に導入される際、上流側空間内で滞留する際、更には、上流側空間から狭部を通過して下流側空間に導入される際に、圧力及び温度が低下し結露が促進されるため、蒸気排出口から排出される蒸気の量を低減することができる。なお、当該上流側空間に上述の検知用蒸気流路が分岐接続されている場合には、第1蒸気導入口を通過して上流側空間に導入された蒸気が、当該上流側空間及び検知用蒸気流路内に滞留するので、この滞留する蒸気の温度を検知用蒸気流路内に設けられた検知部により早期且つ安定的に検知することができ、温度検知精度を確実に向上させることができる。
一方で、流路断面積の小さな第2蒸気導入口が下流側空間に連通接続されているので、膨出部内を通過する蒸気のうちの比較的少ない部分は、上述の狭部を通過しないものの、第2蒸気導入口を通過し、当該第2蒸気導入口よりも流路断面積の大きな膨出部の下流側空間に導入される際に、圧力及び温度が低下し結露が促進されるため、蒸気排出口から排出される蒸気の量を低減することができる。
なお、第1蒸気導入口及び第2蒸気導入口と貯留部との間に、容器本体が転倒した際に、第1蒸気導入口及び第2蒸気導入口の夫々を各別に閉鎖する一対の転倒止水弁を配置する構成を採用した場合でも、一対の転倒止水弁を、第1蒸気導入口が連通接続される上流側空間に対応する箇所及び第2蒸気導入口が連通接続される下流側空間に対応する箇所に振り分けて配置することができ、膨出部が必要以上に大きくなることを防止することができる。
本発明に係る水加熱容器の更なる特徴構成は、前記上流側空間には、前記第1蒸気導入口から導入された蒸気の温度を検知する検知部を備えた検知用蒸気流路が分岐接続され、
前記上流側空間には、前記狭部と前記第1蒸気導入口との間に位置する箇所に、上流側から下流側に向かうにつれて前記検知用蒸気流路側に傾斜するテーパー面を備えた誘導壁が立設され、前記誘導壁により、前記第1蒸気導入口から前記上流側空間に導入された蒸気を前記検知用蒸気流路側に誘導するように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、上流側空間には、第1蒸気導入口から導入された蒸気の温度を検知する検知部を備えた検知用蒸気流路が分岐接続されるとともに、狭部と第1蒸気導入口との間に位置する箇所に、上流側から下流側に向かうにつれて検知用蒸気流路側に傾斜するテーパー面を備えた誘導壁が立設されているので、貯留部内で発生した蒸気が第1蒸気導入口を介して上流側空間に導入されると、上流側から下流側に向かうにつれて誘導壁のテーパー面に沿って案内され、検知用蒸気流路側、即ち、検知部に向かって通流することとなる。
これにより、第1蒸気導入口から上流側空間に導入された蒸気を検知用蒸気流路の検知部に向かって適切に案内した状態で確実に通流させることができ、検知部における蒸気の温度の検知を早めつつ検知精度を向上させることができる。
本発明に係る水加熱容器の更なる特徴構成は、前記誘導壁が、前記第1蒸気導入口の周縁部における前記狭部側の部位を囲い、且つ、前記検知用蒸気流路側に開口する開口部を備えた円錐台形状に形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、第1蒸気導入口を介して上流側空間に導入された蒸気は、上流側から下流側に向かうにつれて、当該第1蒸気導入口の周縁部における狭部側の部位を囲う円錐台形状の誘導壁に形成されたテーパー面に沿って、狭部側への通流が阻止された状態で検知用蒸気流路側に一層適切に案内され、当該検知用蒸気流路側に開口形成された開口部を介して、検知用蒸気流路の検知部に向かって一層確実に通流させることができ、検知部における蒸気の温度の検知を一層早めつつ検知精度を一層向上させることができる。
本発明に係る水加熱容器の更なる特徴構成は、前記狭部は、前記膨出部の内面から一対の邪魔板が立設されることにより、前記膨出部の流路断面積よりも小さな流路断面積となるように構成され、
少なくとも前記第1蒸気導入口から前記上流側空間に導入された蒸気の主部分を、前記一対の邪魔板の隣接間に形成された前記狭部の少なくとも一部を構成する主隙間部分を介して前記下流側空間に通流させるように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、膨出部内に設けられる狭部は、膨出部の内面から一対の邪魔板を立設させることで形成できるので、簡便且つ安価な改善で、膨出部の流路断面積よりも小さな流路断面積を備えた狭部を形成することができる。
又、少なくとも第1蒸気導入口から上流側空間に導入された蒸気の主部分を、一対の邪魔板の隣接間に形成された、狭部の少なくとも一部を構成する主隙間部分を介して下流側空間に通流させるように構成されているので、一対の邪魔板を設けるだけで、第1蒸気導入口に導入された蒸気の主部分の圧力及び温度を低下させ結露の防止を図ることができる。
本発明に係る水加熱容器の更なる特徴構成は、断面視で、前記主隙間部分及び前記誘導壁が前記膨出部の略中央部に設けられるとともに、前記誘導壁の幅が前記主隙間部分の幅よりも大きく形成されて、前記誘導壁と前記主隙間部分とが重なる位置に配置されている点にある。
上記特徴構成によれば、第1蒸気導入口から上流側空間に導入された蒸気を、当該上流側空間に一層滞留させ易くなり、また、上流側空間から狭部を介して下流側空間に通流させる際に圧力及び温度を一層低下させ結露を一層促進しやすくなり、蒸気排出口から排出される蒸気を一層低減することができる。
具体的には、第1蒸気導入口から上流側空間に導入された蒸気は、まず、狭部と第1蒸気導入口との間に位置する箇所に立設された円錐台形状の誘導壁のテーパー面により検知用蒸気流路側に案内され、検知部に向かって通流し、検知用蒸気流路及び上流側空間内に滞留する。その後、蒸気は、上流側空間を上流側から下流側へ通流する、即ち、検知用蒸気流路側とは反対側の誘導壁側及び狭部側に通流する。
ここで、誘導壁と主隙間部分(狭部を構成する一対の邪魔板の隣接間に形成される主隙間部分)とは、断面視で、膨出部の略中央部に設けられているので、蒸気は、上流側空間内を、中央部の誘導壁を避けて当該誘導壁の両側脇を通過するように蛇行し、その後、両側脇の一対の邪魔板を避けて中央部の主隙間部分を通過するように蛇行した状態で通流して、下流側空間に導入されることとなる。このため、上流側空間内を通流する蒸気は、蛇行、或いは、誘導壁や邪魔板への衝突等により、圧力及び温度が低下し結露が促進されることとなり、蒸気排出口から排出される蒸気の量を一層低減することができる。
本発明に係る水加熱容器の更なる特徴構成は、前記注出流路を開閉自在な弁機構が前記注出流路に設けられ、
前記蒸気流路の前記膨出部の下流側が、前記注出流路における前記弁機構の下流側に連通されて、前記蒸気排出口としての前記注ぎ口から前記膨出部内の蒸気を排出するように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、蒸気流路の膨出部の下流側が、注出流路における弁機構の下流側に連通されて、蒸気排出口としての注ぎ口から膨出部内の蒸気を排出するように構成されているので、貯留部内で発生した蒸気を、比較的長く形成された蒸気流路(注出流路)を通流する際に圧力及び温度を低下させ結露を促進させて、注ぎ口から排出される蒸気量を低減することができる。
本発明に係る水加熱容器の更なる特徴構成は、前記上流側空間には、前記第1蒸気導入口から導入された蒸気の温度を検知する検知部を備えた検知用蒸気流路が分岐接続され、
前記狭部が、前記膨出部内において前記検知用蒸気流路側に偏倚した位置に配置されている点にある。
上記特徴構成によれば、膨出部内に設けられた狭部により区画形成される上流側空間には、第1蒸気導入口から導入された蒸気の温度を検知する検知部を備えた検知用蒸気流路が分岐接続されているので、第1蒸気導入口を通過して上流側空間に導入された蒸気が、当該上流側空間に滞留するのに伴って、検知用蒸気流路内にも積極的に滞留することとなり、この滞留する蒸気の温度を検知用蒸気流路内に設けられた検知部により早期且つ安定的に検知することができ、温度検知精度を確実に向上させることができる。
加えて、狭部が、膨出部内において検知用蒸気流路側に偏倚した位置に配置されているので、第1蒸気導入口から導入された蒸気を上流側空間及び検知用蒸気流路に早期に滞留させ易くなるとともに、検知部が蒸気の通流状態(蒸気の通流量や流速等)の変動による影響を受け難くなり、検知部における蒸気の温度検知を早めつつ精度をより向上させることができる。
電気ケトルの外観を示す斜視図 ケトル本体が電源プレートから持ち上げられた状態での電気ケトルの斜視図 ケトル本体の縦断側面図 ケトル本体の要部の縦断側面図 ケトル本体の要部の斜視図 蒸気流路形成部材の斜視図 蒸気流路形成部材の下面図 蒸気流路形成部材の分解斜視図 蒸気流路形成部材の分解斜視図 図4のX−X方向視図 図4のXI−XI方向視図 図4のXII−XII方向視図 別実施形態に係る蒸気流路形成部材の分解斜視図
本発明に係る電気ケトル(水加熱容器の一例)の実施形態を図面に基づいて説明する。
電気ケトルは、図1〜図3に示すように、電源供給用の電源プレート1と、その電源プレート1上に着脱自在に載置されるケトル本体2とを備えて構成され、ケトル本体2は、上方側が開口し、内部に内容器(貯留部の一例)3を有する容器本体4と、内容器3内の湯水(水の一例)を加熱する電熱ヒータ(加熱機構の一例)5と(図3参照)、容器本体4の上方開口部4Aを開閉自在な蓋体6とを備えて構成される。
電源プレート1は、外形が円形のプレート状に形成されており、上面の中心側に当該上面から上方に突出する給電機構1Aを備えている。
ケトル本体2の容器本体4は、有底円筒状に形成されており、底面の中心側に当該底面から上方に窪む受電機構2Aを備えている(図3参照)。
そして、電源コード1Bを介して商用電源が給電される電源プレート1上にケトル本体2を載置することにより、給電機構1A及び受電機構2Aを介してケトル本体2の電熱ヒータ5に通電され、内容器3内の湯水を加熱するように構成されている。
容器本体4は、内周部に口縁部7を一体的に備え、口縁部7に有底円筒状の内容器3を吊り下げ支持することで、容器本体4の内部に内容器3を収容するように構成される。口縁部7の内周側に、容器本体4の上方開口部4Aが形成される。そして、容器本体4の内部に収容された状態で内容器3の底部下方には、電熱ヒータ5が配設される。なお、電熱ヒータ5としては、公知の電熱ヒータを採用することができ、例えば、シーズヒータを採用することができる。
容器本体4の外周部には、ケトル本体2を持ち上げるためのハンドル8が設けられ、容器本体4の外周部の上部側には、内容器3内の湯水を注ぐ注ぎ口9が設けられ、ハンドル8と注ぎ口9とが、ケトル本体2の上部の中心に対して互いに反対側に振り分けて設けられている。そして、ハンドル8を把持してケトル本体2を持ち上げて、注ぎ口9が下側となるように傾けることにより、内容器3内の湯水を注ぎ口9から注ぐことができるように構成されている。
なお、以下では、上面視で、ケトル本体2における注ぎ口9とハンドル8とを結ぶ方向を前後方向とし、注ぎ口9側を前側、ハンドル8側を後側として説明し、また、上面視で、ケトル本体2における前後方向に直交する方向を左右方向とし、図3の紙面奥側を右側、紙面手前側を左側として説明し、さらに、縦断面視で、ケトル本体2における容器本体4の底部と蓋体6とを結ぶ方向を上下方向とし、容器本体4の底部側を下側、蓋体6側を上側として説明する。
容器本体4の口縁部7には、注ぎ口9の下方部分を構成する溝状部7mが形成され、後述する蓋体6の蓋本体部材20には、注ぎ口9の上方部分を構成する庇部20eが設けられている。
そして、口縁部7の溝状部7mの上方を蓋本体部材20の庇部20eが覆う状態となる蓋体装着用の相対位置関係で、蓋体6を容器本体4の上方開口部4Aに装着すると、口縁部7の溝状部7mと蓋本体部材20の庇部20eにより、筒状の注ぎ口9が形成されることになる。
ハンドル8は、上部及び下部が、容器本体4の外周部の上部及び下部に夫々固定される。ハンドル8の容器本体4とは反対側の外側面には、湯沸し運転の開始及び停止を指令する運転スイッチ10Aを備えた操作部10が配設され、運転スイッチ10Aを操作すると、ハンドル8内に配設された制御部(図示せず)により電熱ヒータ5のオン・オフ等を行うことができるように構成されている。
蓋体6は、蓋本体部材20と、蓋本体部材20の上方の蓋カバー21と、蓋本体部材20の下方の内蓋板22と、内蓋板22の外周部をシールする環状シール材23とを一体的に組み付けて構成されている。
円板状に形成された内蓋板22には、湯水流通孔(図示せず)及び蒸気流通孔(図示せず)が複数貫通形成され、蓋体6における蓋本体部材20と内蓋板22との間には、内蓋板22に形成された複数の湯水流通孔及び蒸気流通孔を通して容器本体4の内容器3に連通する連通空間30が形成されている。
また、蓋体6には、蓋体6を容器本体4の上方開口部4Aを閉じる閉じ位置に保持する一対のフック部材24と、後述する注出流路31を開閉自在な弁機構Vと、注ぎ口9からの内容器3内の湯水の通流を許容するか否かに弁機構Vの弁体25の開閉状態を切り換えるための弁操作具26とが設けられている。
蓋体6の内部には、内容器3を臨む連通空間30と注ぎ口9を介して外部とを連通し、内容器3内の湯水を注ぎ口9を介して外部に通流させる注出流路31と、注出流路31に設けられ、注出流路31を開閉自在な弁機構Vと、内容器3を臨む連通空間30と注出流路31における弁機構Vの下流側とを連通し、内容器3内の湯水から発生する蒸気を注出流路31における弁機構Vの下流側に通流させる蒸気流路32とが形成されている。
蒸気流路32における連通空間30のすぐ下流側の蓋本体部材20には、転倒止水弁Qが設けられている。この転倒止水弁Qには、容器本体4が転倒すると蒸気流路32の第1蒸気導入口32A、第2蒸気導入口32Bを閉じるように移動すべく、2個の錘体33A、33Bが設けられ、当該錘体33A、33Bの夫々は蓋本体部材20に下方側に窪み形成された弁収容部32a、32bの夫々に収容されている。従って、容器本体4が転倒しても、2個の錘体33A、33Bが蒸気流路32の第1蒸気導入口32A、第2蒸気導入口32Bの夫々を閉じるように弁収容部32a、32b内を移動して、内容器3内に収容されている湯水が後述する膨出部41f内に流入することが防止される。なお、上面視で、蓋本体部材20の上面において弁収容部32a、32bの外周縁部には、その全周を囲繞する状態で上方側に突出する位置決め用リブ20bが形成されている(図4参照)。
弁機構Vは、蓋本体部材20に設けられる弁座20aと、当該弁座20aに当接した状態で湯水の流出を阻止する弁体25と、この弁体25を内蓋板22の上面との間で閉状態側(上側)に付勢するスプリング27とを備えて構成され、弁機構Vの弁体25が上下方向に移動して、当該弁体25と弁座20aとが当接又は離間することにより、注出流路31を開閉自在に構成されている。具体的には、弁体25は、上下方向に延出する弁軸25aと、当該弁軸25aの下方側部位において径方向外方に向けて概略円盤状に延出する円盤状本体25bと、円盤状本体25bの下面から円筒状に延出するスプリング取付部25cとを備えている。そして、スプリング取付部25cと内蓋板22の上面との間にスプリング27を取付け、弁軸25aを上下方向に移動させることで、円盤状本体25bの上面と弁座20aとが当接又は離間し、注出流路31を開閉自在に構成されている。
なお、上面視で、蓋本体部材20の上面において円盤状本体25bの上部に対応する箇所には、当該蓋本体部材20を上下方向に貫通する貫通孔20cが形成され、当該貫通孔20cの上部周縁部には上方に突出する円形リブ(図示せず)が形成されている。当該円形リブが後述する蒸気流路形成部材40の下流側端部に形成された開口部61aに内嵌された状態で、貫通孔20cが当該開口部61aに連通するように構成されており、当該貫通孔20cが蒸気流路32の下流側端部に形成された蒸気導出口32Cとして機能する。
弁操作具26は、注ぎ口9とハンドル8との間に設けられ、主として第1操作具26A及び第2操作具26Bを備える。
第1操作具26Aは、一端側(前後方向における後側)が蓋カバー21の上面から露出し、他端側(前後方向における前側)が蓋カバー21内に収容されており、一端側及び他端側が左右方向に延びる揺動軸26a周りで上下方向に揺動するように構成されている。
第2操作具26Bは、蓋カバー21内において、一端側(前後方向における後側)の下部が第1操作具26Aの他端側の上部と係合し、他端側(前後方向における前側)が弁機構Vの弁体25の弁軸25aの上端の上方に位置するように構成されている。第2操作具26Bは、ばね部材26Cにより、一端側が下方側に、他端側が上方側に付勢されており、これに伴って、第2操作具26Bの一端側に係合する第1操作具26Aも、一端側が上方側に、他端側が下方側に付勢されている。なお、第2操作具26Bの一端側(前後方向における後側)の一部は、上面視で、内側に開口部(図示せず)を備えた楕円形状に形成され、後述する蒸気流路形成部材40が蓋本体部材20に装着された状態で、蒸気流路形成部材40の膨出部41fに当該開口部を嵌め込むことで、膨出部41fと第2操作具26Bとが干渉しないように構成されている(図5参照)。
従って、弁操作具26を操作しない自然状態では、ばね部材26Cの付勢力により、第2操作具26Bの他端側は弁体25の弁軸25aに当接せず、弁機構Vの弁体25の円盤状本体25bの上面は弁座20aと当接したままとなり、注出流路31は閉鎖された状態となる。この閉鎖状態では、ケトル本体2を傾けても、注ぎ口9から内容器3内の湯水が漏出することはない。
一方で、第1操作具26Aの一端側をばね部材26Cの付勢力に抗して下方側に押圧することにより、第2操作具26Bの他端側が下方側に移動して弁体25の弁軸25aの上端を下方側に押圧移動させ、弁体25の円盤状本体25bの上面が弁座20aから離間して、注出流路31は開放された状態となる。この開放状態で、注ぎ口9が下側となるように傾けることにより、内容器3内の湯水を注ぎ口9を介して外部に通流させることができる。
図3〜図12に示すように、蒸気流路32は、内容器3を臨む連通空間30と注出流路31における弁機構Vの下流側の注ぎ口9とを連通し、内容器3内の湯水から発生する蒸気を注出流路31における弁機構Vの下流側に通流させ、注ぎ口9を介して外部に排出するように構成されている。具体的には、図3及び図4に示すように、蒸気流路32は、上流側から、蒸気流通孔、連通空間30、転倒止水弁Q、第1蒸気導入口32A及び第2蒸気導入口32B、膨出部41f、導出用蒸気流路61、蒸気導出口32C、注出流路31における弁機構Vの下流側、注ぎ口(蒸気排出口の一例)9により構成されている。
この蒸気流路32のうち、第1蒸気導入口32A、第2蒸気導入口32B、膨出部41f、膨出部41fの下流側から注出流路31における弁機構Vの下流側に連通し、下流側端部に形成された蒸気導出口32Cを介して注出流路31に連通する導出用蒸気流路61の一部が、蒸気流路形成部材40により形成される。
蒸気流路形成部材40は、平面視での外形が略相似形状で前後方向に長い板状部材である上部材41及び下部材42と、蒸気流路32内の蒸気の温度を検知する温度検知具(検知部の一例)43と、温度検知具43を上部材41及び下部材42に密封状態で装着させるパッキン部材44とを組み付けることにより構成されている。なお、蒸気流路形成部材40の上部材41及び下部材42は、蓋本体部材20の上面において、長手方向が前後方向に沿うように着脱自在に構成され、装着された状態で固定可能に構成されている。即ち、蒸気流路形成部材40の上部材41及び下部材42は、注ぎ口9とハンドル8との間で且つ蓋本体部材20における転倒止水弁Q(位置決め用リブ20b)及び貫通孔20cの上部に位置するように複数のビス45により装着固定される(図4及び図5参照)。
上部材41の下面側と下部材42の上面側とを当接させて組み付けると、上部材41及び下部材42により、平面視で、前後方向における後側(ハンドル8側)から前側(注ぎ口9)に向かう順に、後述する開口部60aが形成される開口部形成筒部40A、開口部形成筒部40Aよりも左右方向の幅が広い幅広部40B、左右方向の幅が開口部形成筒部40Aと同程度に形成される筒部40Cが形成される(図6及び図7参照)。
開口部形成筒部40Aの後側(ハンドル8側)には、当該ハンドル8側に向かって開口する開口部60aが形成され、開口部形成筒部40Aの内部に形成される後述の検知用蒸気流路60と連通するように構成されており、この開口部60aを密封する状態で開口部形成筒部40Aにパッキン部材44が外嵌装着される(図4参照)。
パッキン部材44は、シリコーンゴムにより構成され、一端側が開口部形成筒部40Aに外嵌装着され、他端側が蓋本体部材20を貫通する状態で形成されるパッキン挿通孔20hに内嵌装着されるように構成されている(図4参照)。
温度検知具43は、有底円筒状のフランジ付のキャップ(図示せず)内に後側から挿入装着される円筒部を備えた公知の温度センサからなり、口縁部7におけるハンドル8の前側に貫通形成された温度検知具挿通孔7h内に装着固定される(図4参照)。
従って、蓋体6の蓋本体部材20に上部材41、下部材42及びパッキン部材44が装着された状態で、蓋体6により容器本体4の上方開口部4Aを閉鎖すると、パッキン部材44が口縁部7の温度検知具挿通孔7hの周縁部に押圧された状態となる。これにより、温度検知具43は、パッキン部材44により検知用蒸気流路60に対して密封されることとなる(図4参照)。なお、温度検知具43にて検出された温度情報は制御部に入力される。
図5〜図12に示すように、下部材42は、前後方向に長い板状部材であり、板状部材の上面側の外周部においてパッキン部材44が装着される部位以外の全周に亘って、当該上面から下方に窪む嵌合溝部42aが形成され、パッキン部材44が装着される部位に、前後方向の後側(ハンドル8側)に向かって開口する開口部42bが形成されている。
下部材42の板状部材(底壁部)における後側(ハンドル8側)には、板状部材を上下方向に貫通し、当該部位と板状部材の下方側(転倒止水弁Q側)とを連通する第1蒸気導入口32A及び第2蒸気導入口32Bが開口形成されている。前後方向の前側から後側に向かって、第2蒸気導入口32B、第1蒸気導入口32Aの順に配置され、第1蒸気導入口32Aの流路断面積A(開口面積)が、第2蒸気導入口の流路断面積B(開口面積)よりも大きく形成されている。
下部材42における注ぎ口9側の端部には、板状部材の下面から下方側に管部42eが突出形成され、嵌合溝部42aにより囲繞される部位と板状部材の下方側(注出流路31側)とが連通されている。又、管部42eの下端部位に、蓋本体部材20の貫通孔20cを介して管部42e内の空間と注出流路31とを連通する開口部61aが開口形成されている。
下部材42の上面において、第1蒸気導入口32Aと開口部42bとの間には、前後方向に沿って当該上面から半円状に下方側に窪む凹溝42cが形成され、第2蒸気導入口32Bと管部42eとの間には、前後方向に沿って当該上面から半円状に下方側に窪む凹溝42dが形成されている。
下部材42の上面には、第1蒸気導入口32Aと第2蒸気導入口32Bとの間において若干第1蒸気導入口32Aに偏倚した箇所には、当該上面から上方側に向かって一対の邪魔板42gが立設されている。各邪魔板42gは、概略長方形の平板形状に形成されており、平板面が前後方向に直交する状態で、左右方向に並列配置されている。従って、左右方向において一対の邪魔板42gの隣接間には、所定の隙間を備えた主隙間部分S1が形成されている。この主隙間部分S1は、前後方向視で、左右方向において下部材42の略中央部に位置するように配置されている。
下部材42の上面には、前後方向において、一対の邪魔板42gが配置された箇所と第1蒸気導入口32Aとの間に位置し且つ第1蒸気導入口32Aの周縁部における邪魔板42g側の部位を平面視で概略半円形状に囲い、開口部42b側に開口する開口部42mを備えた円錐台形状の誘導壁42hが設けられている。誘導壁42hの第1蒸気導入口32A側の内面には、上流側から下流側に向かうにつれて開口部42b側に傾斜するテーパー面42iが形成されている。このテーパー面42iは、第1蒸気導入口32Aの邪魔板42g側の輪郭に沿うように、平面視で概略半円形状の断面を備えている。
又、誘導壁42hは、前後方向視で、左右方向において下部材42の略中央部に位置するように配置されている。
従って、前後方向視における断面視で、一対の邪魔板42gの隣接間に形成される主隙間部分S1と誘導壁42hとが、左右方向において下部材42の略中央部(下部材42と上部材42が組み付けれた際には、後述する膨出部41fの略中央部)に設けられるとともに、誘導壁42hの幅が主隙間部分S1の幅よりも大きく形成されて、誘導壁42hと主隙間部分S1とが重なる位置に配置されている。
また、下部材42の下面には、蓋本体部材20の上部に装着された状態で、転倒止水弁Qにおける弁収容部32a、32bの外周縁部に形成された位置決め用リブ20bを嵌合可能な環状凹部42fが窪み形成されており、下部材42を蓋本体部材20の上部に装着する際に、環状凹部42fを位置決め用リブ20bに嵌合させることで容易に位置決めできるように構成されている。なお、位置決め用リブ20bの外周側には環状シール材(図示せず)が設けられており、転倒止水弁Qの外周縁部と下部材42の下面との間は密封される。
上部材41は、前後方向に長い板状部材であり、板状部材の下面側の外周部においてパッキン部材44が装着される部位以外の全周に亘って、当該下面から下方に突出する突出外壁41aが形成され、パッキン部材44が装着される部位に、前後方向の後側(ハンドル8側)に向かって開口する開口部41bが形成されている。
上部材41の板状部材(天井壁部)における後側(ハンドル8側)において、少なくとも下部材42の第1蒸気導入口32A及び第2蒸気導入口32Bに対して上下方向で対向する箇所には、板状部材の下面が上方側に膨出する概略箱状の膨出部41fが形成されている。この膨出部41fの膨出高さは、上部材41と下部材42とが組み合わされた際に、膨出部41f内に下部材42の一対の邪魔板42g及び誘導壁42hを収容可能な程度の高さに設定されている。
上部材41の下面において、膨出部41fのハンドル8側と開口部41bとの間には、前後方向に沿って当該下面から半円状に上方側に窪む凹溝41cが形成され、膨出部41fの注ぎ口9側と下部材42の管部42eに対して上下方向で対向する箇所との間には、前後方向に沿って当該下面から半円状に上方側に窪む凹溝41dが形成されている。
従って、上部材41の突出外壁41aが下部材42の嵌合溝部42aに、シール部材(図示せず)を介して嵌合し、上部材41の下面と下部材42の上面とが当接する状態で組み付けられると、嵌合された箇所においては、上部材41と下部材42とが密封された状態となっている。
この状態では、上部材41及び下部材42の開口部形成筒部40Aには、上部材41の開口部41b及び下部材42の開口部42bが合わさることで開口部60aが形成されるとともに、上部材41の凹溝41cと下部材42の凹溝42cとが合わさることで、検知用蒸気流路60の一部が形成される。つまり、開口部形成筒部40Aに、当該開口部60aを密封するようにパッキン部材44が装着されることで、開口部60a、凹溝41c、凹溝42c及びパッキン部材44の貫通孔により検知用蒸気流路60が形成される。
又、上部材41及び下部材42の筒部40Cには、上部材41の凹溝41dと下部材42の凹溝42dとが合わさることで、導出用蒸気流路61の一部が形成される。つまり、筒部40Cには、凹溝41d、凹溝42d及び下部材42の管部42eにより導出用蒸気流路61が形成される。
更に、上部材41及び下部材42の幅広部40Bには、下部材42の第1蒸気導入口32A、誘導壁42h、一対の邪魔板42g、第2蒸気導入口32Bが、前後方向に沿って後側から前側に記載順に並んだ状態で、上部材41の膨出部41f内に収容されている。
膨出部41f内に一対の邪魔板42gが収容された状態では、前後方向視における断面視で、一対の邪魔板42gの隣接間に形成された主隙間部分S1に加えて、各邪魔板42gと上部材41の膨出部41fの内側を構成する側面との間に形成された側面側副隙間部分S2、及び、各邪魔板42gと当該内側を構成する天面との隣接間に形成された天面側副隙間部分S3が形成されている。従って、前後方向視における断面視で、膨出部41f内に収容された一対の邪魔板42gが位置する箇所の流路断面積(開口面積)Cは、膨出部41fの流路断面積(開口面積)Dよりも小さく形成されている。つまり、当該一対の邪魔板42gが膨出部41f内に設けられることで形成された主隙間部分S1、側面側副隙間部分S2及び天面側副隙間部分S3を加えた流路断面積Cが、膨出部41fの流路断面積Dよりも小さな流路断面積の狭部70として機能する。なお、膨出部41fの流路断面積D及び狭部70の流路断面積Cは、第1蒸気導出口32Aの流路断面積A及び第2蒸気導入口32Bの流路断面積Bよりも大きくなるように形成されている。
従って、膨出部41f内が、狭部70を挟んで、第1蒸気導入口32Aからの蒸気が導入される上流側空間Xと、狭部70を介して上流側空間Xからの蒸気が導入される下流側空間Yとを備えるように区画形成されている。そして、上流側空間Xには、第1蒸気導入口32Aが連通接続され、下流側空間Yには、第2蒸気導入口32B、及び、導出用蒸気流路61を介して最終的に注ぎ口9(蒸気排出口)に連通する注出流路31の弁機構Vの下流側が連通接続されている。この導出用蒸気流路61は、下流側空間Yに直接連通接続され、凹溝41d及び凹溝42dにより構成されて、前側(注ぎ口9側)に直線状に延出する水平向き流路(図示せず)と、管部42の内側に形成されて、当該水平向き流路の下流側(前側、注ぎ口9側)の端部から下側に直線状に延出する下方向き流路(図示せず)とを備えている。なお、膨出部41fと導出用蒸気流路61とを連通する箇所の流路断面積(図示せず)は、膨出部41fの流路断面積Dよりも小さくなるように構成されている。又、下方向き流路の下流側端部に設けられた開口部61a及び蓋本体部材20に設けられた一対の貫通孔20c(蒸気導出口32C)は、弁機構Vの弁体25の円盤状本体25b及び弁座20aに対して上下方向に対向する状態で、注出流路31における弁機構Vの上流側(上方側)の部位に開口される。
又、上流側空間Xには、第1蒸気導入口32Aから導入された蒸気の温度を検知(蒸気を検知)する温度検知具43を備えた検知用蒸気流路60が分岐接続されている。この検知用蒸気流路60は、膨出部41fの上流側空間Xから前後方向に沿って後側(ハンドル8側)に直線状に延出するように構成されている。なお、前後方向において検知用蒸気流路60の後側の端部は、温度検知具43により閉塞されている。
よって、このように組み付けられた蒸気流路形成部材40を蓋体6の蓋本体部材20の上面に装着し、当該蓋体6を容器本体4の上方開口部4Aに取り付けると、蒸気流路形成部材40の内部に、第1蒸気導入口32A、第2蒸気導入口32B及び開口部61aのみが開放された蒸気流路32の一部(膨出部41f、導出用蒸気流路61)及び検知用蒸気流路60が形成される。
次に、上記のように構成された電気ケトルを用いて、内容器3内の湯水を加熱して、蒸気が蒸気流路32を通流する際の状態について説明する。
ユーザが、ケトル本体2を電源プレート1上に載置し、内容器3内の湯水を加熱するために操作部10の湯沸し用の運転スイッチ10Aを押圧すると、給電機構1Aから受電機構2Aを介して電熱ヒータ5に電力が供給され、電熱ヒータ5により内容器3内の湯水が加熱される。
当該加熱に伴って内容器3内の湯水から蒸気が発生すると、当該蒸気は順次上昇して内蓋板22に貫通形成された蒸気流通孔を介して連通空間30内に導入され、蒸気流路32を通流することとなる。即ち、当該蒸気の主部分は、蒸気流通孔、連通空間30、転倒止水弁Q、第1蒸気導入口32A、膨出部41f内の上流側空間X、膨出部41f内の狭部70(主隙間部分S1、側面側副隙間部分S2、天面側副隙間部分S3)、膨出部41f内の下流側空間Y、導出用蒸気流路61(水平向き流路、下方向き流路)、蒸気導出口32C(開口部61a、貫通孔20c)の順に通流し、注出流路31における弁機構Vの下流側に通流させ、注ぎ口9を介して外部に排出することができる。また、当該蒸気の一部分は、蒸気流通孔、連通空間30、転倒止水弁Q、第2蒸気導入口32B、膨出部41f内の下流側空間Y、導出用蒸気流路61(水平向き流路、下方向き流路)、蒸気導出口32C(開口部61a、貫通孔20c)の順に通流し、注出流路31における弁機構Vの下流側に通流させ、注ぎ口9を介して外部に排出することができる。
この際、膨出部41fの流路断面積Dが、第1蒸気導入口32Aの流路断面積Aよりも大きく形成されているので、第1蒸気導入口32Aを通過して膨出部41fの上流側空間Xに導入された蒸気の圧力及び温度を低下させることができ、当該蒸気の結露を促進することができる。
又、膨出部41f内に設けられた狭部70が、膨出部41f(上流側空間X、下流側空間Y)の流路断面積Dよりも小さな流路断面積Cとなるように形成されているので、第1蒸気導入口32Aを通過して膨出部41fの上流側空間Xに導入された蒸気を、当該上流側空間X内に積極的に滞留させることができ、当該蒸気の温度を一層低下させることができ、当該蒸気の結露を一層促進することができる。
更に、膨出部41f内に設けられた狭部70が、膨出部41f(上流側空間X、下流側空間Y)の流路断面積Dよりも小さな流路断面積Cとなるように形成されているので、上流側空間Xから狭部70を通過して下流側空間Yに導入された蒸気の圧力及び温度をより一層低下させることができ、当該蒸気の結露をより一層促進することができる。この際、蓋体6の上面に蒸気排出口を開口形成する必要がないので、蓋体6の上面から蒸気が排出されることが無く、子供等が蒸気に触れる可能性を低減することができる。
なお、第2蒸気導入口32Bの流路断面積Bよりも大きな流路断面積Aの第1蒸気導入口32Aが上流側空間Xに連通接続されているので、膨出部41f内を通過する蒸気のうちの大部分が、第1蒸気導入口32Aを通過して上流側空間Xに導入される際、上流側空間X内で滞留する際、更には、上流側空間Xから狭部70を通過して下流側空間Yに導入される際に、圧力及び温度が低下し結露が促進されるため、注ぎ口9から排出される蒸気の量を低減することができる。一方で、流路断面積の小さな第2蒸気導入口32Bが下流側空間Yに連通接続されているので、膨出部41f内を通過する蒸気のうちの比較的少ない部分は、上述の狭部70を通過しないものの、第2蒸気導入口32Bを通過し、当該第2蒸気導入口32Bの流路断面積Bよりも大きな流路断面積Dを備えた膨出部41fの下流側空間Yに導入される際に、圧力及び温度が低下し結露が促進されるため、注ぎ口9から排出される蒸気の量を低減することができる。
又、第1蒸気導入口32Aを通過して上流側空間Xに導入された蒸気が、当該上流側空間Xに滞留するのに伴って、検知用蒸気流路60内にも積極的に滞留することとなり、この滞留する蒸気の温度を検知用蒸気流路60内に設けられた温度検知具43により早期且つ安定的に検知することができ、温度検知精度を確実に向上させることができる。
この際、第1蒸気導入口32Aを介して上流側空間Xに導入された蒸気は、上流側から下流側に向かうにつれて、当該第1蒸気導入口32Aの周縁部における狭部70側の部位を囲う円錐台形状の誘導壁42hに形成されたテーパー面42iに沿って、狭部70側への通流が阻止された状態で検知用蒸気流路60側に一層適切に案内され、当該検知用蒸気流路60側に開口形成された開口部42mを介して、検知用蒸気流路60の温度検知具43に向かって一層確実に通流させることができ、温度検知具43における蒸気の温度の検知を一層早めつつ検知精度を一層向上させることができる。
特に、第1蒸気導入口32Aから上流側空間Xに導入された蒸気は、まず、狭部70と第1蒸気導入口32Aとの間に位置する箇所に立設された円錐台形状の誘導壁42hのテーパー面42iにより検知用蒸気流路60側に案内され、温度検知具43に向かって通流し、検知用蒸気流路60及び上流側空間X内に滞留する。その後、蒸気は、上流側空間Xを上流側から下流側へ通流する、即ち、検知用蒸気流路60側とは反対側の誘導壁42h側及び狭部70側に通流する。
この際、誘導壁42hと主隙間部分S1(一対の邪魔板42gの隣接間に形成される主隙間部分S1(狭部70の一部))とは、前後方向視における断面視で、左右方向における膨出部41fの中央部に設けられているので、蒸気は、上流側空間X内を、中央部の誘導壁42hを避けて当該誘導壁42hの両側脇を通過するように蛇行し、その後、両側脇の一対の邪魔板42gを避けて中央部の主隙間部分S1を通過するように蛇行した状態で通流して、下流側空間Yに導入されることとなる。このため、上流側空間X内を通流する蒸気は、蛇行、或いは、誘導壁42hや邪魔板42gへの衝突等により、圧力及び温度が低下し結露が促進されることとなり、注ぎ口9から排出される蒸気の量を一層低減することができる。
その後、膨出部41f内で結露せずに存在する蒸気は、膨出部41fの下流側空間Yから導出用蒸気流路61内に導入されるが、この際、導出用蒸気流路61の流路断面積が膨出部41fの下流側空間Yの流路断面積Dよりも小さく形成されているので、当該導出用蒸気流路61内への蒸気の通流が阻害されて、膨出部41fの下流側空間Y内に蒸気が滞留することとなる。これにより、蒸気の温度の低下及び結露の促進を図ることができる。
又、導出用蒸気流路61に導入されて、当該導出用蒸気流路61の水平向き流路を通流する蒸気は、下方向き流路の下流側端部に形成された蒸気導出口32Cを介して注出流路31に導出されるが、下方向き流路に導入される際に下方向に沿って通流するように強制的に方向変換させられるため、当該蒸気は下方向き流路の入り口付近で滞留することとなる。即ち、蒸気が下方向き流路に導入される際には、比較的高温の蒸気が上昇しようとする方向(上方向)とは反対側の下方向に強制的に方向変換させられるので、当該蒸気の流速を良好に低下することができ、当該蒸気の温度低下を促進し結露を促進して、蒸気の量を低減することができる。
そして、内容器3内で発生した蒸気を、上述のように蒸気の量を低減させた状態で、注出流路31の弁機構Vの下流側に導出し、注ぎ口9を介して外部に排出するので、注ぎ口9から排出される蒸気を十分に低減することができる。
その後、検知用蒸気流路60において、温度検知具43が所定の蒸気の温度を検知すると、内容器3内の湯水が所定の温度に到達しているものとして、制御部が電熱ヒータ5への電力の供給を遮断する。
そして、内容器3内の湯水を注ぎ口9を介して外部に排出する際には、ユーザはハンドル8を把持しながら弁操作具26を操作し、ハンドル8に対して反対側に設けられた注ぎ口9側が下方となるように傾けることにより、内容器3内の湯水を注ぎ口9から外部に通流させることができる。
よって、蒸気流路32に、上述の第1蒸気導入口32A及び膨出部41f、特に、膨出部41f内に狭部70を設けるという簡便且つ安価な改善により、蒸気流路32内を通流する蒸気の圧力及び温度を確実に低下させて、結露を促進することができ、注ぎ口9から排出される蒸気の量を効果的に低減できる電気ケトルを提供することができた。
〔別実施形態〕
(A)上記実施形態では、蒸気流路32の一部を、上部材41、下部材42、温度検知具43及びパッキン部材44を備えた蒸気流路形成部材40により構成し、上部材41及び下部材42を、容器本体4の前後方向に長い板状部材により構成したが、蒸気流路32の一部を構成することができれば、その他の構成を採用することができる。
例えば、図13に示すように、上部材41及び下部材42を、容器本体4の左右方向に長い板状部材により構成し、上部材41に上方側に膨出する膨出部41fを形成し、下部材42に、下部材42の上面から上方に突出する一対の邪魔板42g、第1蒸気導入口32A及び第1蒸気導入口32Aの流路断面積よりも小さな流路断面積の第2蒸気導入口32Bを形成する。そして、上部材41と下部材42とを組み付けることで、一対の邪魔板42gが膨出部41f内に設けられることで形成された主隙間部分S1の流路断面積を、膨出部41fの流路断面積よりも小さな流路断面積となる狭部70として機能させることができる。従って、膨出部41f内が、狭部70を挟んで上流側空間Xと下流側空間Yとに区画形成される。そして、上流側空間Xに第1蒸気導入口32A及び検知用蒸気流路60を連通接続し、下流側空間Yに第2蒸気導入口32B及び導出用蒸気流路を介して最終的に注ぎ口(蒸気排出口)に連通する注出流路の弁機構Vの下流側を連通接続するように構成することができる。
又、例えば、上部材41と下部材42とを一体物として構成したり、上部材41や下部材42の構成を更に分割した構成とすることができる。
更に、例えば、膨出部41f内に設けた狭部70により区画形成される上流側空間Xに第1蒸気導入口32A及び第2蒸気導入口32Bを連通接続する構成としてもよく、当該上流側空間Xに、第1蒸気導入口32A及び第2蒸気導入口32Bの他の一つ以上の蒸気導入口を更に連通接続する構成としてもよい。この場合には、各蒸気導入口の流路断面積は、相互に異なる大きさとしても同一の大きさとしてもよい。
(B)上記実施形態では、上述の主隙間部分S1、側面側副隙間部分S2及び天面側副隙間部分S3を加えた流路断面積Cからなる狭部70を、左右方向視における断面視で、膨出部41f内の中央部に設ける構成としたが、これに限らず、膨出部41f内の前側(注ぎ口9側)或いは後側(ハンドル8側、検知用蒸気流路60側)に偏倚した箇所に設ける構成としてもよい。なお、狭部70が、膨出部41f内において検知用蒸気流路60側に偏倚した位置に配置されていると、第1蒸気導入口32Aから導入された蒸気を上流側空間X及び検知用蒸気流路60に早期に滞留させ易くなるとともに、温度検知具43が蒸気の通流状態(蒸気の通流量や流速等)の変動による影響を受け難くなり、温度検知具43における蒸気の温度検知を早めつつ精度をより向上させることができる。
又、上記実施形態では、上述の主隙間部分S1、側面側副隙間部分S2及び天面側副隙間部分S3を加えた流路断面積Cからなる狭部70を、前後方向視における断面視で、膨出部41f内の中央部に設ける構成としたが、これに限らず、膨出部41f内の左側或いは右側に偏倚した箇所に設ける構成としてもよい。
(C)上記実施形態では、上述の主隙間部分S1、側面側副隙間部分S2及び天面側副隙間部分S3を加えた流路断面積Cを、膨出部41fの流路断面積Dよりも小さな流路断面積の狭部70として機能するように構成したが、膨出部41fの流路断面積Dよりも小さな流路断面積Cを備えた狭部70を構成することができる構成であれば、その他の構成を採用することができる。
例えば、一枚、或いは3枚以上の邪魔板を設置する構成としてもよく、板状の部材ではなく、その他の形状の部材を設ける構成としてもよい。又、上記実施形態の誘導壁42hを、狭部70として兼用する構成としてもよい。
例えば、膨出部41f内に一対の邪魔板42gを設ける際でも、主隙間部分S1、側面側副隙間部分S2及び天面側副隙間部分S3のうちの何れか一つ以上を形成するように、膨出部41fの内面と邪魔板42gとの隣接間に適当な隙間を設ける構成とすることもできる。
(D)上記実施形態では、誘導壁42hを、平面視で、一対の邪魔板42gが配置された箇所と第1蒸気導入口32Aとの間に位置し且つ第1蒸気導入口32Aの周縁部における邪魔板42g側の部位を概略半円形状に囲い、開口部42b側に開口する開口部を備えた円錐台形状に形成して、前後方向視における断面視で、膨出部41fの略中央部に配置したが、第1蒸気導入口32Aから上流側空間Xに導入された蒸気を検知用蒸気流路60側に良好に案内できる構成であれば、誘導壁42hを、上流側空間X内における狭部70と第1蒸気導入口32Aとの間に位置する箇所の適宜箇所に設けることができ、又、上流側空間X内において上流側から下流側に向かうにつれて検知用蒸気流路60側に傾斜するテーパー面42iを備えた誘導壁42hの形状を、適宜形状に変更することができる。又、誘導壁42hの配置数も適宜増減することができ、省略することもできる。
(E)上記実施形態では、膨出部41fの下流側である導出用蒸気流路61を、注出流路31における弁機構Vの下流側に連通接続し、内容器1内で発生した蒸気を、注出流路31の注ぎ口9(蒸気排出口の一例)を介して外部に排出する構成としたが、導出用蒸気流路61を、注出流路31に接続せずに、蓋体6の上面に開口形成した蒸気排出口に接続して、当該蒸気を蒸気排出口を介して外部に排出する構成としてもよい。
(F)上記実施形態では、液体を貯留可能な内容器(貯留部の一例)3を容器本体4内に設けた二重構造の電気ケトルについて説明したが、容器本体4内に内容器3を設けない一重構造の電気ケトル、即ち、当該容器本体4の内部(貯留部の一例)に液体を直接貯留する構成としてもよい。
(G)上記実施形態では、電気ケトル(水加熱容器の一例)に本発明を適用したが、水加熱容器であれば、その他の機器であってもよく、例えば、電気ポットであってもよい。
なお、上記の実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
以上説明したように、簡便且つ安価な改善で、蒸気排出口から排出される蒸気の量を、効果的に低減できる水加熱容器を提供することができる。
3 内容器(貯留部)
4 容器本体
4A 上方開口部
5 電熱ヒータ(加熱機構)
6 蓋体
9 注ぎ口(蒸気排出口)
31 注出流路
32 蒸気流路
32A 第1蒸気導入口(蒸気導入口)
32B 第2蒸気導入口(蒸気導入口)
41f 膨出部
42g 邪魔板
42h 誘導壁
42i テーパー面
42m 開口部
43 温度検知具(検知部)
60 検知用蒸気流路
61 導出用蒸気流路
70 狭部
A 第1蒸気導入口の流路断面積
B 第2蒸気導入口の流路断面積
C 狭部の流路断面積
D 膨出部の流路断面積
V 弁機構
Q 転倒止水弁
X 上流側空間(膨出部)
Y 下流側空間(膨出部)
S1 主隙間部分(狭部)
S2 側面側副隙間部分(狭部)
S3 天面側副隙間部分(狭部)

Claims (7)

  1. 上方側が開口し、内部に貯留部を有する容器本体と、前記貯留部内の水を加熱する加熱機構と、前記容器本体の上方開口部を開閉自在な蓋体と、前記貯留部と外部とを連通し、前記貯留部内の水を注ぎ口を介して外部に通流させる注出流路と、前記貯留部と外部とを連通し、前記貯留部内の蒸気を蒸気排出口を介して外部に通流させる蒸気流路とを備えた水加熱容器であって、
    前記蒸気流路が、前記貯留部と連通する蒸気導入口と、前記蒸気導入口からの蒸気が導入され、前記蒸気導入口の流路断面積よりも大きな流路断面積に形成された膨出部と、前記膨出部からの蒸気を外部に排出する前記蒸気排出口とを備え、
    前記膨出部内には、当該膨出部の流路断面積よりも小さな流路断面積に形成された狭部が設けられ、前記膨出部内が、前記狭部を挟んで、前記蒸気導入口の第1蒸気導入口が連通接続される上流側空間と前記蒸気排出口が連通接続される下流側空間とを備えるように区画形成されており、
    前記蒸気導入口が、前記第1蒸気導入口及び第2蒸気導入口を備え、前記第1蒸気導入口の流路断面積が、前記第2蒸気導入口の流路断面積よりも大きな流路断面積に形成され、前記第2蒸気導入口が前記下流側空間に連通接続されている水加熱容器。
  2. 前記上流側空間には、前記第1蒸気導入口から導入された蒸気の温度を検知する検知部を備えた検知用蒸気流路が分岐接続され、
    前記上流側空間には、前記狭部と前記第1蒸気導入口との間に位置する箇所に、上流側から下流側に向かうにつれて前記検知用蒸気流路側に傾斜するテーパー面を備えた誘導壁が立設され、
    前記誘導壁により、前記第1蒸気導入口から前記上流側空間に導入された蒸気を前記検知用蒸気流路側に誘導するように構成されている請求項1に記載の水加熱容器。
  3. 前記誘導壁が、前記第1蒸気導入口の周縁部における前記狭部側の部位を囲い、且つ、前記検知用蒸気流路側に開口する開口部を備えた円錐台形状に形成されている請求項に記載の水加熱容器。
  4. 前記狭部は、前記膨出部の内面から一対の邪魔板が立設されることにより、前記膨出部の流路断面積よりも小さな流路断面積となるように構成され、少なくとも前記第1蒸気導入口から前記上流側空間に導入された蒸気の主部分を、前記一対の邪魔板の隣接間に形成された前記狭部の少なくとも一部を構成する主隙間部分を介して前記下流側空間に通流させるように構成されている請求項又はに記載の水加熱容器。
  5. 断面視で、前記主隙間部分及び前記誘導壁が前記膨出部の略中央部に設けられるとともに、前記誘導壁の幅が前記主隙間部分の幅よりも大きく形成されて、前記誘導壁と前記主隙間部分とが重なる位置に配置されている請求項に記載の水加熱容器。
  6. 前記注出流路を開閉自在な弁機構が前記注出流路に設けられ、
    前記蒸気流路の前記膨出部の下流側が、前記注出流路における前記弁機構の下流側に連通されて、前記蒸気排出口としての前記注ぎ口から前記膨出部内の蒸気を排出するように構成されている請求項1〜の何れか一項に記載の水加熱容器。
  7. 前記上流側空間には、前記第1蒸気導入口から導入された蒸気の温度を検知する検知部を備えた検知用蒸気流路が分岐接続され、前記狭部が、前記膨出部内において前記検知用蒸気流路側に偏倚した位置に配置されている請求項1〜の何れか一項に記載の水加熱容器。
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