JP6093973B2 - 筒状ラベル付き容器の製造方法、及び筒状ラベル付き容器 - Google Patents
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Description
前記ラベルには、通常、絵柄や商標などの所望のデザインの他、製品名、製造者名、製造年月日、製造番号、ロット番号、賞味期限などの固有情報表示が印刷されている。
それ故、前記破瓶の虞がある容器に対しては、全体を容器から除去できるように構成された筒状ラベルを装着することが考えられる。
しかしながら、このような飲料容器は、筒状ラベルの印刷工程とは別に、キャップ部のタンパーリングへの印字工程が必要になる。
本発明の筒状ラベル付き容器は、キャップ部と胴部とを有する容器と、少なくとも前記胴部を含んで容器の外面に装着された筒状ラベルと、を有し、前記筒状ラベルには、固有情報表示が表されていると共に、前記表示と同じ固有情報表示が前記容器の外面に表されており、前記容器の外面に表された固有情報表示が、前記容器の外面に付けられた傷に前記筒状ラベルの構成材料の一部が付着されて表されている。
本発明の筒状ラベル付き容器は、筒状ラベル及び容器に同じ固有情報表示が表されているので、筒状ラベルを除去し且つ廃棄した後でも、容器に表された固有情報表示からその容器を追跡調査することができる。
本明細書において、ラベル基材の「表面」は、筒状に形成された際に(つまり、筒状ラベルが形成された際に)、その筒体の外側の面を指し、「裏面」は、その筒体の内側の面を指す。また、用語の前に第1、第2などを付す場合があるが、この第1などは、用語を区別するために付されたものであり、その優劣や順序などの特別な意味を有さない。さらに、「PPP〜QQQ]という記載は、「PPP以上QQQ以下」を意味する。
なお、各図において、厚みや寸法などは、実際のものと異なっていることに留意されたい。
図1は、本発明の筒状ラベルを構成する基本部材である、第1の実施形態に係るラベル基材1を示している。以下、第1の実施形態に係るラベル基材1を、第1のラベル基材1Aという。第1のラベル基材1Aは、通常、平面視略長方形状又は略正方形状に形成される。
第1のラベル基材1Aの層構成は、図2に示すように、フィルム層2と、意匠印刷層3と、を有する。この第1のラベル基材1Aにおいては、意匠印刷層3がフィルム層2の裏面に設けられる。
意匠印刷層3は、フィルム層2の全体に設けられていてもよいし、フィルム層2の一部分に設けられていてもよい。後述するように、ラベル基材の第1側端部の表面と第2側端部の裏面を重ね合わせ、その重合面を接着することにより、筒状ラベルが構成される。重合面に意匠印刷層3が介在していると、接着不良を生じるおそれがあるので、意匠印刷層3は、第2側端部の裏面を除いて設けられていることが好ましく、さらに、第2側端部の裏面を除いてフィルム層2の全体に設けられていることがより好ましい。
第2のラベル基材1Bの層構成は、図4に示すように、フィルム層2と、発色層4と、意匠印刷層3と、を有する。この第2のラベル基材1Bにおいては、発色層4及び意匠印刷層3の少なくとも何れか一方がフィルム層2の裏面に設けられ、好ましくは、図示したように、フィルム層2の裏面に発色層4が設けられ、その裏面に意匠印刷層3が設けられている。
なお、図示例では、発色層4は、第2側端部の裏面を除いてフィルム層2の裏面の一部分に設けられ、意匠印刷層3は、第2側端部の裏面を除いて、発色層4の裏面を含むフィルム層2の裏面全体に設けられている。
以下、単に「ラベル基材1」と記載した場合には、第1のラベル基材1A又は第2のラベル基材1Bを指す。
フィルム層2は、熱収縮性及び自己伸縮性の少なくとも何れか一方を有するフィルム、又は、熱収縮性及び自己伸縮性を何れも有さないフィルムが用いられる。
熱収縮性とは、所要温度(例えば、70℃〜100℃)に加熱されることによって収縮する性質をいう。自己伸縮性とは、引っ張り力を加えることによって伸張し、その後、引っ張り力を解除することによってほぼ元の状態に復元する性質をいう。
熱収縮性を有するフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体などのスチレン系樹脂、環状オレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂などの熱可塑性樹脂を含む延伸フィルムなどが挙げられる。また、自己伸縮性を有するフィルムとしては、例えば、ポリエチレンなどのオレフィン系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体などの熱可塑性樹脂を含むフィルムなどが挙げられる。前記自己伸縮性を有するフィルムは、自己伸縮性に加えて、熱収縮性を有していてもよい。
熱収縮性及び自己伸縮性を何れも有さないフィルムとしては、例えば、二軸延伸ポリエステル系フィルム、二軸延伸スチレン系フィルム、二軸延伸オレフィン系フィルムなどが挙げられる。
熱収縮性を有するフィルムの熱収縮率は、特に限定されないが、その80℃に加熱した際の一方向における熱収縮率が、例えば、30%以上であり、好ましくは40%以上、より好ましくは50%以上である。
なお、熱収縮性を有するフィルムが他方向にも若干熱収縮又は熱伸張する場合、その80℃に加熱した際の他方向における熱収縮率は、例えば、−3%〜15%である。前記他方向の熱収縮率のマイナスは、熱伸張を意味する。
前記80℃に加熱した際の熱収縮率は、加熱前のフィルムの長さ(元の長さ)と、フィルムを80℃の温水中に10秒間浸漬した後のフィルムの長さ(浸漬後の長さ)の割合であり、下記式に代入して求められる。
式:熱収縮率(%)=[{(一方向(又は他方向)の元の長さ)−(一方向(又は他方向)の浸漬後の長さ)}/(一方向(又は他方向)の元の長さ)]×100。
前記フィルム層2の厚みは、特に限定されず、例えば、20μm〜120μmである。
意匠印刷層3は、印刷インキの固化層である。印刷インキは、特に限定されず、従来公知のインキを使用できる。
意匠印刷層3は、所望のデザイン(例えば、絵柄、会社名、説明書きなど)が表されている印刷層でもよいし、或いは、無模様一色(例えば、白色、銀色など)又は無模様無色の印刷層でもよい。なお、無模様一色又は無模様無色の印刷層は、背景印刷層とも呼ばれる。
意匠印刷層3は、前記所望のデザインが表された印刷層のみから構成されていてもよいし、或いは、前記無模様一色の印刷層のみから構成されていてもよいし、或いは、前記所望のデザインが表された印刷層と無模様一色の印刷層とが積層されたものから構成されていてもよい(例えば、デザインが表された印刷層の裏面に無模様一色の印刷層を設けた多層印刷構造)。
意匠印刷層3を形成するための印刷法は、特に限定されず、グラビア印刷、フレキソ印刷、凸版印刷、オフセット印刷などの従来公知の印刷法を採用できる。
発色層4は、レーザー光の照射によって発色し得るものであれば、従来公知の構成を採用できる。例えば、発色層4は、レーザー照射によって発色する発色剤と、該発色剤を固定するバインダーと、を含み、必要に応じて、各種の添加剤を含む。
発色剤には、レーザー照射によってそれ自身が発色する剤、レーザー照射によってその周囲に存するバインダー樹脂などを発色(例えば、炭化によって黒色に変化)させる剤などが含まれる。
金属単体としては、鉄、亜鉛、スズ、金、水銀、銀、銅、コバルト、ビスマス、ニッケルなどが挙げられる。金属塩としては、前記金属の炭酸塩、同硝酸塩、同硫酸塩、同リン酸塩、同酢酸塩などが挙げられる。金属の水酸化物としては、前記金属の水酸化物のほか、水酸化アンチモン、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムなどが挙げられる。前記金属の酸化物としては、前記金属の酸化物のほか、酸化マグネシウム、酸化インジニウム、酸化マンガン、酸化パラジウムなどが挙げられる。
これら発色剤は、1種単独で、又は2種以上併用できる。
添加剤としては、顕色剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、難燃剤などを使用できる。添加剤は、発色剤の発色を損ねない範囲で添加される。
発色層4の厚みは、特に限定されず、通常、0.7μm〜30μmであり、好ましくは1μm〜20μmである。
レーザー光線としては、YAGレーザー(イットリウム・アルミニウム・ガーネットレーザー光線。波長=1,064nm)、YVO4レーザー(イットリウム・バナデートレーザー光線。波長=1,064nm)、FAYbレーザー(Fiber Amplified Ytterbiumレーザー光線。波長=1,064nm)などを使用できる。これらのレーザー光は、フィルム層2を透過するので、フィルム層2を損傷することなく筒状ラベル及び容器に固有情報表示を印字できる。
本発明の筒状ラベルは、前記ラベル基材1の一方向が周方向となり且つ裏面側を内側にしてラベル基材1を筒状にし、ラベル基材1の第1側端部の表面上にラベル基材1の第2側端部の裏面を重ね合わせ、その重合面を接着することにより筒状に形成された筒体からなる。
前記重合面(第1側端部の表面と第2側端部の裏面)は、溶剤接着、接着剤接着、熱シールなどの公知の接着法に従って接着される。
なお、ラベル基材1の第1側端部は、ラベル基材1の一方向両側において他方向に延びる両側部のうちの一方であり、第2側端部は、その両側部のうちの他方である。
第1の筒状ラベルは、熱収縮性を有するラベル基材1の第1側端部の表面に第2側端部の裏面を重ね合わせて接着することにより、筒状に成形された筒状ラベルである。この第1の筒状ラベルは、筒状シュリンク、シュリンクラベル又は熱収縮性筒状ラベルなどとも呼ばれる。以下、この種の筒状ラベルを「熱収縮性筒状ラベル」という。
第2の筒状ラベルは、自己伸縮性を有するラベル基材1の第1側端部の表面に第2側端部の裏面を重ね合わせて接着することにより、筒状に成形された筒状ラベルである。この第2の筒状ラベルは、ストレッチラベル又は自己伸縮性筒状ラベルなどとも呼ばれる。以下、この種の筒状ラベルを「自己伸縮性筒状ラベル」という。
第3の筒状ラベルは、熱収縮性及び自己伸縮性の少なくとも何れか一方を有するラベル基材1又は熱収縮性及び自己伸縮性を何れも有さないラベル基材1の第1側端部の裏面を容器に仮付着し、このラベル基材1を容器の周囲に巻き付け、前記第1側端部の表面にラベル基材1の第2側端部の裏面を接着することにより、筒状に成形された筒状ラベルである。この第3の筒状ラベルは、巻付け筒状ラベル又は巻付けラベルなどとも呼ばれる。以下、この種の筒状ラベルを「巻付け筒状ラベル」という。
また、以下、単に「筒状ラベル」と記載した場合には、熱収縮性筒状ラベル、自己伸縮性筒状ラベル又は巻付け筒状ラベルの何れかを指す。
図7は、巻付け筒状ラベル5Cの形成過程を示し、ラベル基材1の第1側端部11の裏面を容器9の胴部92に仮接着し、ラベル基材1を被着体に巻き付ける前の状態を示している。なお、図7の無数のドットで表した部分は、ラベル基材1の第1側端部11の裏面を容器の外面に仮接着した部分である。第1側端部11を胴部92に仮接着させる手段としては、例えば、粘着剤又は接着強度の弱い接着剤を用いることなどが挙げられる。
本発明の筒状ラベル付き容器は、キャップ部と胴部を有する容器の少なくとも前記胴部を含んで筒状ラベルを装着する工程、前記装着された筒状ラベルの外面からレーザー光を照射して、前記筒状ラベル5の印字領域に固有情報表示を印字すると同時に、前記容器9の外面に前記表示と同じ固有情報表示を印字する工程、を経て得ることができる。
本発明の筒状ラベル付き容器の製造方法においては、必要に応じて、前記工程以外の工程を含んでいてもよい。
前記筒状ラベル5を容器9の外側に配置し、筒状ラベル5を熱収縮又は自己復元させることによって容器に装着する。
容器9は、図8に示すように、自立面となる底部91と、底部91の上方に形成された胴部92と、胴部92の上方に形成され且つ上方に向かうに従って縮径する肩部93と、肩部93の上方に設けられた注出口(図示せず)を開閉するキャップ部94と、を有する。
容器9内には、所望の内容物が充填されている。内容物は、特に限定されず、例えば、滋養強壮剤などの飲料、調味料、化粧品、医薬品などが挙げられる。
容器9(キャップ部94を除く)の材質は、特に限定されず、金属製、樹脂製、ガラス製、陶器製が挙げられる。外面が傷つきやすいことから、容器9の材質は、ガラスが好ましい。前記ガラスは、従前より飲料容器などに使用されている、慣用的なガラスが用いられる。
筒状ラベル5として、自己伸縮性筒状ラベル5Bを用いる場合には、自己伸縮性筒状ラベル5Bの内側から外側に拡径するように引っ張り力を加えることにより自己伸縮性筒状ラベル5Bを拡径し、容器9の胴部92からキャップ部94を含む容器9の周囲に、この拡径した熱収縮性筒状ラベル5Aを外嵌した後、前記引っ張り力を解除することにより、自己伸縮性筒状ラベル5Bが元に戻り、図9に示すように、キャップ部94及び胴部92を含んで自己伸縮性筒状ラベル5Bを容器9に装着できる。
筒状ラベル5として、巻付け筒状ラベル5Cを用いる場合には、図6に示すように、容器9の胴部92からキャップ部94を含む容器9の周囲に、熱収縮性を有するラベル基材1を巻き付けて巻付け筒状ラベル5Cを形成した後、所要温度に加熱することにより、図9に示すように、キャップ部94及び胴部92を含んで巻付け筒状ラベル5Cを容器9に装着できる。
さらに、装着された筒状ラベル5の内面は、キャップ部94の外周面、及び、容器9の胴部92外面の全体又は一部分に接する。
胴部92が直胴状である場合には、装着された筒状ラベル5の内面は、容器9の胴部92の外面全体に接する。容器9胴部92の外面に凹凸が存在する場合には、装着された筒状ラベル5の内面は、容器9の胴部92の凸部に接する。
なお、筒状ラベル5の内面が容器9(キャップ部94や胴部92)に接するとは、その内面と容器9が密着している状態、又は、僅かな隙間(例えば、2mm以下の隙間)を有して内面と容器9が近接している状態を意味する。また、前記密着は、筒状ラベル5の内面が容器9の外面に接着しているわけではないから、装着された筒状ラベル5を分断すると、前記密着部分は、自然に容器9の胴部92から離れる。
容器に装着された筒状ラベルの外面からレーザー光を照射して、前記筒状ラベルに固有情報表示を印字すると同時に、前記容器の外面に前記表示と同じ固有情報表示を印字する。
なお、筒状ラベルに印字される固有情報表示と容器に印字される固有情報表示が同じとは、その表示から同じ内容を読み取ることができるという意味での同じであり、表示(印字)の色彩、濃さ、明暗などまで同じという意味ではないことに留意されたい。本発明においては、筒状ラベルに印字される固有情報表示の方が、容器に印字される固有情報表示よりも鮮明に表れることが多い。
第2のラベル基材11Bを用いた筒状ラベル5は、発色層4が設けられた箇所にレーザー光を照射する。
意匠印刷層3のインキ成分が飛散すると、その部分が打ち抜き文字の如く、その部分の周囲と視覚上の差異を生じ、固有情報表示がラベルの意匠印刷層3に表れる(表示を視認できるようになる)。容器9に微細な傷が付くと、その傷の周囲と視覚上の差異を生じ、容器9の外面に前記ラベルの表示と同じ固有情報表示が表れる(表示を視認できるようになる)。
なお、レーザー光の照射条件などによっては、飛散した意匠印刷層3の構成材料が、容器9の傷の上に付着し、前記傷とその構成材料から、容器9の外面に表れた固有情報表示の視認性が高まるようになる。
上記と同様に、容器9に微細な傷が付くと、容器9の外面に固有情報表示が表れるが、レーザー光の照射条件などによっては、発色層4の構成材料が、容器9の傷の上に付着し、前記傷とその構成材料から、容器9の外面に表れた固有情報表示の視認性が高まるようになる。
また、レーザー照射によって印字される表示は、固有情報表示を含んでいることを条件として、その他の表示を含んでいてもよい。その他の表示は、例えば、賞味期限、懸賞キャンペーンを行っている場合の懸賞応募ID、二次元コード、アタリ又はハズレのような籤などが挙げられる。
下記実施例に示すように、レーザー光の照射条件によっては、筒状ラベル5と容器9に同時に固有情報表示を印字できない場合がある。特にレーザー光の強度及び走査速度が比較的小さい場合には、筒状ラベル5と容器9に同時に固有情報表示を印字できない傾向にある。
また、レーザー光は、1回照射してもよいし、同じ箇所を象るように複数回に亘って照射してもよい。レーザー照射を複数回行うことによって、鮮明な且つ太い表示を印字できる。
レーザー光の周波数は、例えば、10kHz〜100kHzであり、好ましくは20kHz〜60kHzである。周波数(エネルギー)が小さいと、容器9を十分に傷つけることができないおそれがある。
また、レーザー光の焦点距離は、例えば、−40mm〜40mmであり、好ましくは、−30mm〜30mmである。焦点距離が近すぎると、フィルム層2が損傷するおそれがあり、他方、焦点距離が遠すぎると、容器9を十分に傷つけることができないおそれがある。
レーザー光の走査速度は、例えば、200mm/秒〜3000mm/秒であり、好ましくは、300mm/秒〜2500mm/秒である。
レーザー光の強度は、例えば、10%〜100%であり、好ましくは、20%〜100%であり、より好ましくは、70%〜100%である。
本発明の筒状ラベル付き容器7は、図11に示すように、キャップ部94と胴部92とを有する容器9と、前記キャップ部94及び胴部92を含んで容器9の外面に装着された筒状ラベル5と、を有し、前記筒状ラベル5には、固有情報表示8を含む表示が表されている共に、前記固有情報表示8と同じ固有情報表示8が前記容器9の外面に表されている。
前記筒状ラベル5の固有情報表示8は、発色層4又は意匠印刷層3に表され、容器9の固有情報表示は、容器9の外面に付けられた傷によって表され或いはその傷に前記発色層4及び/又は意匠印刷層3の構成材料が付着することによって表されている。
固有情報表示8が表された箇所における筒状ラベル5の内面は、容器9の外面に接している。
本発明の筒状ラベル付き容器7を購入した消費者は、内容物を使用するためにキャップ部94を開栓すべく、筒状ラベル5を容器9から除去する。筒状ラベル5の除去は、分断用補助線6を利用して筒状ラベル5の一部分(帯状部分)を上下方向に切り取ることによって容易に行える。
本発明の筒状ラベル付き容器7は、筒状ラベル5及び容器9に、同じ固有情報表示8が表されているので、筒状ラベル5を除去し且つ廃棄した後でも、容器9に表された固有情報表示からその容器を追跡調査することができる。
フィルム層:厚み45μmの熱収縮性のポリエステル系フィルム(東洋紡績(株)製)。
発色層:機能性インキ(東洋インキ株式会社製、商品名「Elbima」)。
意匠印刷層:白色顔料がウレタン樹脂に配合された白色インキ(DIC株式会社製)。
前記ポリエステル系フィルムの裏面に、前記機能性インキをグラビア法にて塗布し、そのインキを固化させた後、その裏面に前記白色インキをグラビア法にて塗布し固化させた。このようにして、フィルム層と、その裏面にベタ状に設けられた厚み1μmの発色層と、その発色層の裏面にベタ状に設けられた厚み1μmの無模様白色の意匠印刷層と、からなるラベル基材Iを作製した。
前記ポリエステル系フィルムの裏面に、前記白色インキをグラビア法にて塗布し固化させた。このようにして、フィルム層と、その裏面にベタ状に設けられた厚み1μmの無模様白色の意匠印刷層と、からなるラベル基材IIを作製した。
前記ラベル基材Iを、意匠印刷層が内側となるように筒状に形成し、周長約130mm、高さ約110mmの熱収縮性筒状ラベルIを作製した。
(熱収縮性筒状ラベルIIの作製)
前記ラベル基材IIを、意匠印刷層が内側となるように筒状に形成し、周長約130mm、高さ約110mmの熱収縮性筒状ラベルIを作製した。
実施例1乃至28及び参考例1乃至12は、それぞれ表1に示すように、熱収縮性筒状ラベルI又はIIを使用した。
それぞれの例において、熱収縮性筒状ラベルI又はIIを、市販のガラス瓶(東洋ガラス(株)製。円筒状胴部の周長約110mm。高さ(底部からキャップ部の上面まで)約108mm)の胴部からキャップ部に外嵌した後、加熱することにより、熱収縮性筒状ラベルを容器9に装着した。得られた筒状ラベル付き容器は、熱収縮性筒状ラベルの内面が、少なくとも容器の胴部の外面に接していた。
表1のレーザー光の実施条件Aは、走査速度500mm/秒、周波数20kHzを示す。表1のレーザー光の実施条件Bは、走査速度2000mm/秒、周波数40kHzを示す。
続いて、筒状ラベルを容器から除去し、容器の外面を目視で観察し、数字「1234.56.7890」の視認性を下記の基準で評価した。その結果を表1に示す。
○:表示(数字)が濃く、視認性が良好であった。
△:表示(数字)が薄く、視認性が余り良好でなかった。
×:表示(数字)が殆ど認められなかった。
Claims (3)
- キャップ部と胴部を有する容器の少なくとも前記胴部を含んで筒状ラベルを装着する工程、
前記装着された筒状ラベルの外面からレーザー光を照射して、前記筒状ラベルに固有情報表示を印字すると同時に、前記容器の外面に前記表示と同じ固有情報表示を印字する工程、を有し、
前記レーザー光を前記筒状ラベルの内面と前記容器の外面が接している箇所に対応して照射することにより、前記容器の外面を傷つけると共に、前記筒状ラベルの構成材料の一部をその傷の上に付着させることにより、前記固有情報表示を印字する、
筒状ラベル付き容器の製造方法。 - 前記筒状ラベルには、意匠印刷層及び発色層の少なくとも何れか一方が設けられ、前記意匠印刷層及び発色層の少なくとも何れか一方が設けられた箇所に対応して前記レーザー光を照射する、請求項1に記載の筒状ラベル付き容器の製造方法。
- キャップ部と胴部とを有する容器と、少なくとも前記胴部を含んで容器の外面に装着された筒状ラベルと、を有し、
前記筒状ラベルには、固有情報表示が表されていると共に、前記表示と同じ固有情報表示が前記容器の外面に表されており、
前記容器の外面に表された固有情報表示が、前記容器の外面に付けられた傷に前記筒状ラベルの構成材料の一部が付着されて表されている、筒状ラベル付き容器。
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