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JP6099258B2 - 光学コード及び該光学コードの生成方法 - Google Patents
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JP6099258B2 - 光学コード及び該光学コードの生成方法 - Google Patents

光学コード及び該光学コードの生成方法 Download PDF

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本発明は、複数のモジュールによって構成される光学コードに関する。
バーコードや二次元コード等の光学コードであって、現在普及しているものは、基本単位となるモジュールに白色又は黒色を割り当てて情報を記録している。こうした白黒の光学コードは規格が統一されており、規格化された光学コードであれば、携帯電話等の読取装置でデータを読み取って、誰でも記録された内容を知り得るように構成されている。
規格化された白黒の光学コードは汎用性に優れている一方で、情報量を増大させ難いという欠点がある。このため、記録密度を高める手段として、各モジュールを多種類の色で配色することで、1モジュールに1ビット超のデータを記録し得るようにした構成が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2010−61217号公報
上記特許文献1に記載の光学コードは、既存の白黒の光学コードに比べて、モジュールの色の種類が多くなり、また、データを符号化する方式も異なるため、既存の規格化された白黒光学コードを読み取るための読取装置では読み取ることができない。このため、仮に、特許文献1に記載の光学コードを、規格化された白黒光学コードに替えて新規格として採用する場合は、当該白黒光学コードの読取装置のソフトやハードを変更する必要がある。
しかしながら、商品バーコードやQRコード(登録商標)などの規格化された白黒光学コードは、極めて広範囲に普及しており、これらの光学コードを読み取るための読取装置は膨大な数に上るため、読取装置全てを新規格の光学コードに合わせて変更するのは困難である。白黒光学コードの読取装置でも情報を読取可能とするために、現規格の白黒光学コードを新規格の光学コードと並列表示することも提案されるが、光学コードの印字スペースを広くしなくてはならず、記録密度を高めるという本来の目的を達成できなくなってしまう。
本発明はかかる現状に鑑みて為されたものであり、規格化された従来の白黒光学コードと互換性を保ちつつ、記録密度を高め得る光学コードの提供を目的とする。
本発明は、明色又は暗色と識別されるモジュールによって構成される光学コードであって、各モジュールは、RGB値の異なる複数種類の基準色のいずれかと識別され得るよう配色されており、前記複数種類の基準色は、反射率又は輝度が所定の明色閾値以上である複数の明色基準色と、反射率又は輝度が所定の暗色閾値以下である複数の暗色基準色とからなり、明色と識別されるモジュールは、明色基準色のいずれかと識別可能に配色され、暗色と識別されるモジュールは、暗色基準色のいずれかと識別可能に配色されており、各モジュールが、明色基準色と暗色基準色のいずれであるかの情報によって記録される汎用データと、各モジュールが、明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかの情報によって記録される専用データとの少なくとも二種類のデータを含むことを特徴とする光学コードである。
かかる光学コードを、既存の読取装置で読み取った場合、明色基準色で配色されたモジュール(以下、明色モジュールと言う。)は明色と識別され、暗色基準色で配色された(以下、暗色モジュールと言う。)は暗色と識別される。このため、本発明の光学コードでは、既存の白黒光学コードの規格に則って各モジュールに汎用データを記録すれば、白黒光学コードを読み取るための既存の読取装置で汎用データを読み取ることができる。一方で、既存の読取装置では、明色モジュールや暗色モジュールがどの基準色で配色されているかは識別不能であるため、光学コードに記録された専用データは読み取ることができないが、専用の読取装置を用いて、各モジュールがいずれの基準色で配色されているかを識別すれば、光学コードに記録された専用データも読み取り可能となる。このように、本発明の光学コードによれば、汎用データを、既存の読取装置で読取可能な態様で記録できるから、規格化された白黒光学コードに記録されるデータを汎用データとして記録することで、規格化された白黒光学コードとの互換性を確保することができる。また、本発明の光学コードでは、各モジュールに、汎用データと専用データの二種類のデータを記録することができるから、1モジュールに1ビットのデータしか記録できない白黒光学コードに比べて記録密度を高めることができるという利点がある。また、光学コードに記録される専用データは、既存の読取装置では読み取ることができないため、特定の者にしか読み取りできない秘匿情報を記録するのに適している。
本発明の光学コードは、例えば、モジュールをマトリックス状に配置してなる二次元コードであることが提案される。
光学コードが二次元コードである場合、明色基準色と暗色基準色のいずれで配色されるかが予め決定され、光学的読取りを補助するパターンを構成する固定領域を備えるものであり、該固定領域には、全種類の基準色を所定位置のモジュールに夫々配色してなるサンプル領域を備えることが提案される。
かかる構成では、サンプル領域の各モジュールの色を基準にして、データを記録するモジュールの色を識別することで、各モジュールの色の識別誤りを低減できるという利点がある。すなわち、本発明の光学コードは、インキや用紙の経時変化や、プリンタや表示装置、周囲の照明等の影響によって、各モジュールの基準色の識別誤りが増大し、光学コードの読取りに支障が生じるおそれがある。こうした問題に対して、かかる構成では、サンプル領域の各モジュールの基準色は、インキや用紙の経時変化や、プリンタや表示装置、周囲の照明等の影響を受けて、データを記録するモジュールの基準色と同様に変化するから、各モジュールの色を識別する際に、サンプル領域の各モジュールの基準色と比較することで、経時変化やその他の影響を排除して、各モジュールがどの基準色で配色されているかを正確に識別できるのである。
また、光学コードが二次元コードである場合、汎用データ及び専用データのデータコード語を記録するデータ部と、汎用データ及び専用データの誤り訂正コード語を記録する誤り訂正部とを含み、誤り訂正部の各モジュールは、明色基準色と暗色基準色のいずれであるかの情報によって第一種の誤り訂正コード語を記録するとともに、明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかの情報によって第二種の誤り訂正コード語を記録しており、第一種の誤り訂正コード語は、汎用データのみを訂正対象とし、第二種の誤り訂正コード語は、汎用データ及び専用データを訂正対象としており、第二種の誤り訂正コード語は、データ部のモジュール1つに記録される複数ビットのデータを、1つの誤り訂正単位に含めることが提案される。
かかる構成にあっては、光学コードの読取時に生じるモジュールの色の識別誤りを、効率的に訂正することが可能となる。すなわち、本発明の光学コードでは、1個のモジュールを多種類の基準色で配色するため、白黒二次元コードに比べて、各モジュールの基準色の識別誤りがモジュール1個単位で散発し易いという特徴がある。モジュールの基準色の識別誤りが生じた場合、当該モジュールに記録される複数ビットのデータに集中して誤りが生じることとなるため、本構成のように、1個のモジュールに含まれる複数ビットのデータを1つの誤り訂正単位に含めておけば、基準色の識別誤りよってデータに誤りが生じた時に、誤り訂正するべき誤り訂正単位の数を減少できるのである。
また、少なくとも一部のモジュールが、該モジュールよりも微細なサブモジュールにマトリクス状に細分されており、該サブモジュールに細分されたモジュールでは、各サブモジュールが前記複数種類の基準色のいずれかと識別され得るよう配色され、かつ、明色と識別されるモジュールでは、所定割合以上のサブモジュールが明色基準色で配色され、暗色と識別されるモジュールでは、前記所定割合以上のサブモジュールが暗色基準色で配色されており、専用データは、モジュールを構成する各サブモジュールが明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかの情報によって記録される構成が提案される。
かかる構成にあっては、規格化された従来の白黒の二次元コードと互換性を保ちつつ、記録密度を一層高めることが可能となる。
また、上記構成にあって、サブモジュールに細分されたモジュールにあって、明色と識別されるモジュールは、全てのサブモジュールが明色基準色で配色され、暗色と識別されるモジュールは、全てのサブモジュールが暗色基準色で配色されていることが提案される。
かかる構成にあっては、1つのモジュールを構成するサブモジュールは、全て明色基準色と暗色基準色のいずれかで統一して配色されるため、白黒光学コード用の読取装置によって、各モジュールが明色と暗色のいずれであるかを正確に識別可能となる。
また、本発明にあって、明色と識別されるモジュールからなる平行バーと、暗色と識別されるモジュールからなる平行バーとを読取方向に配列してなるバーコードである構成が提案される。
かかる構成にあっては、バーコードを構成する各平行バーが、明色モジュールと暗色モジュールの一方で統一して構成されるため、かかるバーコードを、既存のバーコード読取装置で読み取った場合、明色モジュールで構成された平行バーは明色と識別され、暗色モジュールで構成された平行バーは暗色と識別される。このため、かかるバーコードに、規格化された白黒バーコードと同様に平行バーの明暗二値によって汎用データを記録すれば、当該汎用データは、既存のバーコード読取装置で読取可能なものとなり、かかるバーコードは、既存のバーコードと互換性を有するものとなる。なお、各平行バーを構成するモジュールは、平行バーごとに同一の基準色で統一して配色してもよいが、モジュールごとに各基準色に配色する方が、専用データの記録容量を高くすることができるため、好適である。
また、上記構成にあって、各モジュールが、明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかの情報によって、汎用データの誤り訂正コード語が記録されていることが提案される。
既存のバーコードは、誤り訂正機能を具備していないため読取エラーが生じ易く、商品用バーコードなどでは読取りに手間取ることがあるが、かかる構成にあっては、汎用データに関する誤り訂正コード語を専用の読取装置で読み取ることによって、汎用データの読取時に誤り訂正を行うことが可能となるから、既存の白黒バーコードに比べて、汎用データを容易に読取可能となる。
また、上記構成にあって、少なくとも一部のモジュールが読取方向と直交する方向に複数段のサブモジュールに多段化されており、各モジュールを構成するサブモジュールは、複数種類の明色基準色又は複数種類の暗色基準色に配色されていることが提案される。
かかる構成にあっては、規格化された従来の白黒バーコードと互換性を保ちつつ、記録密度を一層高めることが可能となる。
また、上記光学コードの生成方法として、汎用データを符号化する第一の符号化ステップと、専用データを符号化する第二の符号化ステップと、符号化した汎用データ及び専用データを、モジュールごとに記録する記録単位データに分割し、該記録単位データの内容とモジュールの配色とを対応付けした符号化テーブルに基づいて、各モジュールの配色を決定する第三の符号化ステップとを実行することを特徴とする光学コードの生成方法が提案される。
かかる方法にあっては、各モジュールの基準色を光学的に識別可能な読取装置を用いたとしても、符号化テーブルの内容を知らなければ、各モジュールの基準色から専用データを復号することができないため、光学コードに記録する専用データの秘匿性を高めることができる。
また、上記生成方法にあって、符号化テーブルは、前記記録単位データの内容とモジュールの配色とを一対多に対応付けしたものであり、第三の符号化ステップでは、符号化テーブルに基づいて、前記記録単位データの内容に対応する、モジュールの配色候補を複数抽出し、複数の配色候補のいずれかの配色に決定することが提案される。
かかる構成にあっては、各モジュールの配色パターンから符号化テーブルの内容を推測し難くなるため、専用データの解読可能性を低減させることが可能となる。
また、上記生成方法にあって、第一の符号化ステップと第二の符号化ステップでは、汎用データと専用データを同じ方式で符号化することが提案される。
かかる構成にあっては、第一の符号化ステップと第二の符号化ステップで、共通するアルゴリズムを用いてデータを符号化できるから、光学コードの生成プログラムを単純化できるという利点がある。また、汎用データと専用データを復号する時も、共通のアルゴリズムを使用できるから、光学コードの読取プログラムも単純化できるという利点がある。
また、上記生成方法にあって、第三の符号化ステップでは、前記記録単位データの内容とモジュールの配色との対応付けの異なる複数の符号化テーブルから一の符号化テーブルを選択し、選択した符号化テーブルに基づいて各モジュールの配色を決定することが提案される。
光学コードに記録された専用データを復号するためには、符号化時に用いた符号化テーブルの内容を知る必要がある。符号化時に用いる符号化テーブルが共通していると、他の光学コードで使用された符号化テーブルを利用して、当該光学コードを復号されてしまうが、本構成にあっては、符号化時に用いる符号化テーブルが一定でないため、他の光学コードで使用された符号化テーブルが知られている場合でも、当該光学コードの専用データの読取を制限できる。
また、上記生成方法にあって、第一の符号化ステップでは、汎用データを、該汎用データをコード化したるデータコード語に変換するとともに、該データコード語から誤り訂正コード語を生成し、第二の符号化ステップでは、専用データを、該専用データをコード化するデータコード語に変換するとともに、該データコード語から、第一の符号化ステップに比べて誤り訂正率の低い誤り訂正コード語を生成するか、又は、誤り訂正コード語を生成しないことが提案される。
上述のように、光学コードの符号化に用いた符号化テーブルを秘密にすることによって専用データの秘匿性を向上させることが可能となるが、これに対して、専用データの不正解読を試みる攻撃者は、考えられ得る符号化テーブルを順に適用してくる可能性がある。この場合、誤り訂正機能の誤り訂正率の範囲内で、誤りを訂正することができるため、攻撃者は、符号化に用いた符号化テーブルを選択した場合だけでなく、正しい符号化テーブルに近似する符号化テーブルを選択した場合でも、誤り訂正機能を利用して専用データを復号することができる。こうした攻撃に対し、かかる構成では、専用データについて、誤り訂正コード語の誤り訂正率を汎用データに比べて低くするか、誤り訂正コード語を記録せず誤り訂正機能を無効にするため、正しい符号化テーブルに類似する符号化テーブルが選択された場合でも、専用データが復号され難いという利点がある。
以上に述べたように、本発明の光学コードによれば、汎用データの部分で、規格化された従来の白黒光学コードとの互換性を保ちつつ、専用データの部分で、規格化された従来の白黒光学コードに比べて、記録密度を高めることが可能となる。
(a)は実施例1の光学コード1の概略図であり、(b)は実施例1の光学コード1の各領域を機能別に模様分けして示す説明図である。 16種類の基準色の内容を示す図表である。 (a)は実施例1の光学コード1であり、(b)は実施例1の光学コード1と互換性を有する二次元コード11である。 光学コード1の生成方法を示すフローチャートである。 符号化処理の処理内容を示すフローチャートである。 実施例1に係る符号化テーブルを示す図表である。 光学コード1の復号方法を示すフローチャートである。 (a)は実施例1の光学コード1のデータ配置を示す図表であり、(b)は実施例2の光学コードのデータ配置を示す図表である。 実施例3の光学コード1aの概略図である。 (a)は、実施例3に係るモジュール2の機能領域を表す説明図であり、(b)は、実施例3に係る明色モジュール2aの概略図であり、(c)は、実施例3に係る暗色モジュール2bの概略図である。 実施例4の光学コード1bの概略図である。 (a)は実施例4の光学コード1bであり、(b)は実施例4の光学コード1bと互換性を有するバーコード12である。 実施例4の光学コード1bのデータ配置を示す図表である。 実施例5の光学コード1cの概略図である。
本発明の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
本実施例の光学コード1は、二次元コードの中で最も普及しているQRコード(登録商標)と互換性を有するものである。具体的には、図1(a)に示すように、本実施例の光学コード1は、正方形のモジュール2を、縦横に21個ずつマトリクス状に配置してなるものである。この光学コード1のモジュール2は、白色と黒色のみで構成されるものではないが、その基本構造は、QRコードに準拠したものとなっている。すなわち、図1(b)に示すように、光学コード1は、QRコードと同様に、機能パターン(固定領域)3と符号化領域4とによって構成される。機能パターン3は、QRコードにあってモジュールの配色パターンが予め定められている領域であり、光学コード1の光学的読取りを補助する位置検出パターン5、分離パターン6、タイミングパターン7などによって構成される。また、符号化領域4は、各モジュール2の配色によってデータを記録する領域であり、データコード語及び誤り訂正コード語が記録されるデータコード領域8と、形式情報を示すコードが配置される形式情報コード領域9とによって構成される。こうした構成は、基本的に、QRコードのJIS規格(JIS X 0510:2004)に準拠したものであるため詳細な説明は省略する。
モノクロ画像であるため図1(a)では十分に表されていないが、光学コード1を構成する各モジュール2は、RGB値の異なる複数種類の基準色のいずれかに配色される。図2に示すように、本実施例では、基準色は16種類存在し、各基準色に対して、2進数表記で0000から1111までの基準色コードが付されている。16種類の基準色のうち8種類は明色基準色に分類され、その他の8種類は、暗色基準色に分類される。明色基準色は全て輝度が0.75以上であり、暗色基準色は、全て輝度が0.25以下である。すなわち、輝度0.75が本発明に係る明色閾値に相当し、輝度0.25が本発明に係る暗色閾値に相当する。既存一般のQRコード用の読取装置は、QRコードの読取時に、反射率や輝度の値に基づいて、各モジュールが白色(明色)と黒色(暗色)のいずれであるかを判定するだけであるから、既存一般の読取装置では、高輝度の明色基準色で配色されたモジュールは、白色(明色)と識別される明色モジュール2aとなり、低輝度の暗色基準色で配色されたモジュールは、黒色(暗色)と識別される暗色モジュール2bとなる。本実施例では、明色モジュール2aと暗色モジュール2bの輝度差を0.5以上と大きな値にすることにより、QRコード用の読取装置が、明色モジュール2aと暗色モジュール2bとを確実に識別できるようにしている。
上述のように、QRコード用の読取装置は、各モジュール2が明色と暗色のいずれであるかしか識別しないが、基準色の識別機能を備えた専用の読取装置(以下、専用読取装置という)を用いることで、各モジュール2の配色を識別することができる。本実施例では、図2に示すように、各基準色間のRGB値の差が大きくなるように16種類の基準色を選択し、これにより、専用読取装置が各モジュール2がいずれの基準色であるかを正確に識別し得るようにしている。
また、本実施例にあっては、図1(b)に示すように、専用読取装置が各モジュール2がどの基準色であるかを識別し易いように、位置検出パターン5の左上に設けられるサンプル領域5aを16種類の基準色で配色している。詳述すると、サンプル領域5aは、16個のモジュール2を16種類の基準色で1個ずつ配色してなる領域であり、サンプル領域5aが、光学コード1のどこに配設されて、サンプル領域5aのどのモジュール2がどの基準色で配色されるかは予め決定されている。このように、サンプル領域5aに含まれる各モジュール2は、常に規定された基準色で配色されているため、専用読取装置は、サンプル領域5aのモジュール2の色と比較対照することで、符号化領域4のモジュール2がどの基準色であるかを正確に識別できる。すなわち、光学コード1を撮像した画像データのRGB値から個々のモジュール2の基準色を識別する場合には、インキの経時変化や撮像環境等によって、基準色の識別誤りが生じる可能性が高くなるが、かかる構成では、サンプル領域5aのモジュール2との比較対照により基準色を決定することで、インキの経時変化や撮像環境等の影響を排除して基準色を識別できるから、基準色の識別誤りを低減できるのである。なお、サンプル領域5aでは、QRコードの位置検出パターン5にあって、白色となる位置に明色モジュール2aを配置し、黒色となる位置に暗色モジュール2bを配置しているため、サンプル領域5aが位置検出パターン5の機能を阻害することはない。また、かかるサンプル領域5aは、16種類の基準色で配色された光学コード1であることを示す識別コードとしても機能できる。
このように、本実施例の光学コード1にあっては、符号化領域4の各モジュール2が16種類の基準色で配色されるため、白黒光学コードでは1モジュール当たり1ビットの情報しか記録できないのに対し、本実施例の光学コード1では1モジュール当たり4ビットの情報を記録できる。ここで、本実施例にあって、各モジュール2が明色基準色と暗色基準色のいずれであるかは、QRコード用の読取装置でも識別可能であり、また、各モジュール2が明色基準色と暗色基準色のうち、どの基準色であるかは、QRコード用の読取装置では識別できない。このため、本実施例にあっては、各モジュール2が、明色基準色と暗色基準色のいずれであるかの情報によって、QRコード用の読取装置でも読取可能な汎用データを記録し、各モジュール2が、明色基準色と暗色基準色のうち、どの基準色であるかの情報によって、専用読取装置でしか読み取ることのできない専用データを記録している。
具体的には、汎用データは、QRコードの規格にしたがって、光学コード1の符号化領域4に、明色基準色と暗色基準色とによる明暗二値のパターンとして記録される。かかる光学コード1をQRコード用の読取装置に読み取らせた場合、当該読取装置は、各モジュール2の色を詳細に識別することなく、明色モジュール2aを白色(明色)と、暗色モジュール2bを黒色(暗色)と識別し、QRコードの復号処理にしたがって汎用データを復号する。図3(a)は、本実施例の光学コード1であり、図3(b)は、図3(a)の光学コード1にあって、明色基準色を全て白塗りとし、暗色基準色を全て黒塗りとして得られたQRコード11である。このQRコード11は、モジュールの明暗二値パターンによって光学コード1と同じ汎用データを記録したものであるから、QRコード用の読取装置で図3の光学コード1とQRコード11とを読み取った場合には、いずれも同じ汎用データが読み取られることとなる。すなわち、本実施例の光学コード1は、QRコード用の読取装置に対しては、QRコードの同等品として機能し得るものであり、QRコードと互換性を有するものとなっている。
汎用データが各モジュール2の明暗二値のパターンとして記録されるのに対し、専用データは、符号化領域4にあって、各モジュール2が明色基準色と暗色基準色のうち、どの基準色であるかの情報によって記録される。明色基準色と暗色基準色は、夫々8種類ずつ存在するため、専用データは、モジュール2ごとに3ビット記録することができる。すなわち、本実施例の光学コード1には、汎用データの3倍の容量の専用データを記憶できる。汎用データの記憶容量は、同じモジュール数のQRコード11の記憶容量と同じであるから、本実施例の光学コード1では、QRコードの4倍の記憶密度が実現される。
また、光学コード1の各モジュール2の基準色は、QRコード用の読取装置では識別できず、専用読取装置でないと識別できないため、光学コード1に記録される専用データは一定の秘匿性を有している。このため、本実施例の光学コード1では、公開情報を汎用データとして記録し、秘匿情報を専用データとして記録することで、公開情報と秘匿情報の二種類の情報を記録できるという利点がある。特に、本実施例では、秘匿情報(専用データ)は、汎用データを記録するモジュール2の明暗二値パターンとは独立した配色パターンで記録されるため、秘匿情報(専用データ)の情報量によって、公開情報(汎用データ)の情報量が制限されることがない。また、専用データは、汎用データよりも多量の情報を記録可能であるから、本実施例の光学コード1には、公開情報に比べて多量の秘匿情報を記録できるという利点がある。
また、本実施例では、光学コード1に3セットの専用データを記録し得るよう構成されている。3セットの専用データは、符号化領域4の異なるモジュール2に記録されるのではなく、符号化領域4の各モジュール2に重複するように記録される。具体的には、符号化領域4の各モジュール2に専用データを3ビット記録し得るところ、各モジュール2に各セットの専用データが1ビットずつ記録される。すなわち、光学コード1に専用データを1セット記録する場合は、符号化された専用データが各モジュール2に1ビットずつ記録される。また、3セットの専用データを光学コード1に記録する場合は、各モジュール2に、1ビットの専用データが3セット分(3ビット)記録されることとなる。かかる専用データの記録態様は、光学コード1の生成方法によって詳述する。
以下に、上記光学コード1の生成方法について説明する。
図4は、上記光学コード1を生成するフローチャートである。まず、ステップS100では、光学コード1に記録すべきデータセットの準備を行う。データセットとは、1セットの汎用データDS0と、1〜3セットの専用データDS1、DS2,DS3である。
次のステップS110では、汎用データDS0について、通常のQRコードの生成手続に則って二次元コード化し、QRコードの配色パターンに相当するコードA0を生成する。すなわち、このコードA0は、汎用データDS0を記録するQRコード11(図3(b参照))のコードそのものであり、このコードA0には、機能パターン3及び符号化領域4を構成する各モジュール2の明暗二値パターンが含まれる。この手続は、QRコードの手続であるため、詳細な説明は省略する。
次のステップS120,S130では、専用データDS1,DS2,DS3について、通常のQRコードの生成手続に則って二次元コード化し、QRコードの配色パターンに相当するコードA1,A2,A3を夫々生成する。すなわち、このコードA1,A2,A3は、専用データDS1,DS2,DS3を記録するQRコードのデータそのものである。なお、コードA1,A2,A3の生成時には、上記コードA0と合成し得るように、コードA0と同じバージョンのQRコードとなるようにする。また、コードA1〜A3には、QRコードの規格に則った誤り訂正コード語が付加されることとなるが、本実施例にあっては、専用データの不正解読を困難にするために、夫々の誤り訂正レベルをコードA0よりも低くして、QRコードの最低レベルとなるようにする。専用データDS1,DS2,DS3のコード化は、QRコードの手続と同じであるため、詳細な説明は省略する。
ステップS130までの手続によって、1セットの汎用データDS0と、1〜3セットの専用データDS1,DS2,DS3とを夫々記録する、データ上のQRコードA0,A1,A2,A3が得られる。上述のように、これらのQRコードA0〜A3は、夫々の機能パターンと符号化領域が重なり合うように同一バージョンで生成される。これらのQRコードA0〜A3について、重なり合うモジュールごとに夫々の色を合成し、上記光学コード1のモジュール2の配色パターンに変換するのがステップS200の符号化処理である。なお、図4のフローチャートに示す光学コード1の生成方法にあって、本発明に係る第一の符号化ステップは、ステップS110によって主に実現される。また、本発明に係る第二の符号化ステップは、ステップS120によって主に実現される。また、本発明に係る第三の符号化ステップは、ステップS200によって主に実現される。
符号化処理S200では、QRコードA0,A1,A2,A3を合成することにより、光学コード1の各モジュール2の配色を決定する。具体的には、生成する光学コード1の一辺のモジュール数をNとすると、光学コード1全体では、N個のモジュール2が存在し、QRコードA0,A1,A2,A3にも、N個のモジュールの配色パターンが存在する。このN個のモジュール2全てについての配色を1つずつ決定する。より具体的には、QRコードの、縦のモジュールのインデックスをI,横のモジュールのインデックスをJとすると、I=1からN、J=1からNまでの組合せで全てのモジュールを表現できる。I,Jで示されるモジュールの色をC(I,J)で表現する。また、コードをA0,A1,A2,A3をKで示すとすると、C(I,J,K)で示すことが可能となる。ここで、Kは0から3である。
図5は、符号化処理の処理内容を示したフローチャートである。ステップS210では、IとJで指定されるモジュール2について、それが機能パターン3を構成するモジュール2であるか否かを判定する。そして、機能パターン3を構成するモジュール2であると判定した場合は、ステップS220で、当該モジュール2の位置に基づいて配色を決定する。一方、符号化領域4を構成するモジュール2であると判定した場合は、次のステップS230でQRコードA0〜A3の配色パターンを読み込む。具体的には、C(I,J,K)(Kは0から3)の配色データを読み込み、各モジュールが0か1(白か黒)かを識別する。次に、ステップS240では、QRコードA0,A1,A2,A3の当該モジュールの配色パターンを結合する。具体的には、4セットのQRコードA0,A1,A2,A3を記録する場合は、例えば白白黒白(0010)のように、各セットの当該モジュールの色の組合せを作る。この4つの色の組合せが、1個のモジュール2に記録する汎用データ及び専用データの記録単位となる。次に、ステップS250では、モジュール2の配色を決定するための符号化テーブルの選択を行う。符号化テーブルは、図6に示すように、モジュール2に記録するデータと当該モジュール2の基準色コードとを1対1に対応付けしたものである。この符号化テーブルは、常に同じものを使用することもできるが、対応付けの異なる複数種類の符号化テーブルを選択的に用いて、使用した符号化テーブルの内容を知る者を制限することで、専用データの秘匿性を高めることができる。そして、ステップS260では、選択した符号化テーブルを用いて、記録単位となる4つの色の組合せからモジュール2の配色を決定する。ステップS270では、すべてのモジュール2について、上記の処理が完了したかを判定し、すべてのモジュール2の処理が完了した場合は符号化処理を終了する。
このように、本実施例の光学コード1の生成方法では、汎用データDS0及び専用データDS1,DS2,DS3を夫々QRコード化し、データ上のQRコードA0,A1,A2,A3を合成することによって、光学コード1の配色を決定する。かかる生成方法では、汎用データと専用データの双方を、QRコードの符号化方式に則って符号化するため、汎用データと専用データの符号化に共通のアルゴリズムを用いることにより、光学コード1の生成プログラムを簡素化できるという利点がある。また、かかる生成方法によって生成された光学コード1は、汎用データと専用データの復号時にも共通のアルゴリズムを用いることができるから、光学コード1の読取プログラムも簡素化できる。
また、かかる生成方法では、符号化テーブルを用いて各モジュール2に記録するデータを16種類の基準色のいずれかに変換して記録している。符号化テーブルの内容は予め任意に定められるものであり、適用するシステム毎に内容が異なるため、この符号化テーブルを秘匿することにより、専用データを第三者から保護することができる。なお、汎用データに関してはQRコードと互換性をもたせる必要があるため、各モジュール2を明色基準色と暗色基準色のいずれで配色するかに関しては、符号化テーブルの内容に関わらず、QRコードの生成手順に則って一義的に決定されるよう構成されている。
なお、図6に示した符号化テーブルでは、1つのモジュール2に記録する4ビットのデータと、16種類の基準色コードとが1対1に対応付けされているため、上述のように、1セットの汎用データDS0と3セットの専用データDS1〜DS3を光学コード1に記録する場合には、モジュール2に記録するデータから、当該モジュール2の配色を一義的に決定することが可能である。一方で、光学コード1に、汎用データと専用データを1セットずつ(例えばDS0とDS1)しか記録しない場合には、符号化テーブルにおいて、1つのモジュール2に記録するデータ(2ビット)と、16種類の基準色コードとが1対4に対応付けされることとなり、モジュール2に記録するデータから当該モジュール2の配色を一義的に決定できなくなる。このため、かかる場合は、記録するデータの組合せに対応する4種類の基準色を当該モジュール2の配色候補として抽出し、抽出した配色候補の中から抽選等によって当該モジュール2の基準色を選択すればよい。このように、符号化テーブルにあって、1つのモジュール2に記録するデータと、当該モジュール2の配色とが1対多で対応する場合には、光学コード1から符号化テーブルの内容を推測され難くなるため、専用データの秘匿性を高めることができるという利点がある。
次に、実施例1の光学コード1を専用読取装置で読み取る際の読取方法を説明する。
図7は、専用読取装置による光学コードの読取処理を示すフローチャートである。最初のステップS300では、読取装置に設けられた撮像装置によって光学コード1を撮像する。次に、ステップS310では、撮像した画像からQRコードの画像識別手順にしたがって光学コード1を識別し、モジュール2の切り出しを行う。具体的には、各モジュール2について、画像から該当するピクセルデータを抽出する。次に、ステップS320では、光学コード1の機能パターン3に上記サンプル領域5aが存在するか否かを判定する。そして、判定の結果、サンプル領域5aが存在しない、すなわち通常のQRコードであると判断した時には、ステップS330に進み、通常のQRコードの読取処理を行い、QRコードに記録されたデータを読み取って読取処理を終了する。このQRコードの読取処理は公知であるため、詳細な説明は省略する。一方、ステップS320において、サンプル領域5aが存在すると判断した場合には、ステップS340に進み、サンプル領域5aに含まれる16種類の基準色を比較対照として抽出し、RGB値を測定する。
次に、ステップS350では、抽出した各モジュール2の画像データから当該モジュール2がどの基準色であるかを識別する。具体的には、当該モジュール2の色をRGB値などに数値化し、当該数値をサンプル領域5aから抽出した各基準色の数値と比較して、最も数値の近似する基準色が当該モジュール2の色であると特定する。そして、ステップS360では、S350で特定した当該モジュール2の基準色を、予め記憶された復号テーブルに基づいて、当該モジュール2に記録された4ビットのデータに復号する。復号テーブルは、光学コードの生成時に使用した符号化テーブル(図6参照)と略同内容のものであり、かかる復号テーブルによって、当該モジュール2の基準色コードは、黒黒白黒などの、モジュール単位で記録された4つの色の組合せに変換される。ステップS350,360は、符号化領域4の各モジュール2について一個ずつ繰り返される。そして、ステップS370で、すべてのモジュール2について、上記の処理が完了したかを判定し、すべてのモジュール2の処理が完了した場合は、ステップS380に進む。ステップS380では、モジュール2ごとに復号した4ビットのデータをデータセットごとに結合して、各データセットのデータDS0〜DS3をコード化したQRコードA0〜A3を得る。そして、ステップS390では、専用データを記録するQRコードA1,A2,A3を、通常のQRコードの復号手順にしたがって、専用データDS1、DS2,DS3に復号する。そして、次のステップS400では、汎用データを記録するQRコードA0を、通常のQRコードの復号手順にしたがって汎用データDS0に復号し、光学コード1の読取処理を終了する。
以上の光学コード1の読取方法からもわかるように、本実施例の光学コード1では、汎用データがQRコードの規格に準じて二次元コード化され、各モジュール2が明色と暗色のいずれであるかの情報によって記録されているため、QRコード用の読取装置で汎用データを読み取ることができる。一方、専用データは、各モジュール2がどの基準色であるかの情報によって記録され、また、符号化テーブルによって暗号化されているため、16種類の基準色を光学的に識別でき、なおかつ、符号化テーブルに対応する復号テーブルを記憶した専用読取装置でなければ読み取ることができないようになっている。
次に、本実施例の光学コード1の誤り訂正方法について説明する。
本実施例の光学コード1の誤り訂正方法は、QRコードの誤り訂正方法に基づくものであるため、まず、QRコードの誤り訂正方法について説明すると、QRコードでは、符号化領域にデータコード語を記録するデータ部と、誤り訂正コード語を記録する誤り訂正部が設けられる。誤り訂正コード語は、リードソロモン符号の方法によってデータコード後から生成される。リードソロモン符号は、複数ビットを誤り訂正単位(シンボル)として訂正を行うものであり、QRコードでは、8ビットのデータコード語を1シンボルとして、誤り訂正コード語を生成している。
そして、実施例1では、上述のように、汎用データ及び専用データの各データセットDS0〜DS3を、QRコードの配色パターンに相当するコードA0〜A3に変換して記録する。この時、各データセットDS0〜DS3は、QRコードの生成方法に則って、夫々データコード語に変換されるとともに、データコード語を訂正するための誤り訂正コード語が付加される。具体的には、汎用データのデータセットDS0は、データコード語Ad0に変換されるとともに、8ビットのデータコード語Ad0を1シンボルとして誤り訂正コード語Ac0が生成される。同様に、専用データのデータセットDS1〜DS3も、夫々データコード語Ad1,Ad2,Ad3に変換され、各データコード語Ad1,Ad2,Ad3の8ビットを1シンボルとして、誤り訂正コード語Ac1,Ac2,Ac3が生成される。
図8(a)は、実施例1の光学コード1のデータ配置を示したものである。ここで、「表層」とは、モジュール2の明暗二値パターンによって1モジュールに1ビット記録される、QRコード用の読取装置で読取可能なデータ領域であり、「内層」とは、さらに詳細な基準色の種類によって1モジュールに3ビット記録される、QRコード用の読取装置で読取不能なデータ領域である。符号化領域4にあって、汎用データのデータコード語Ad0は表層のデータ部に記録され、汎用データの誤り訂正コード語Ac0は、表層の誤り訂正部に記録される。また、符号化領域4にあって、専用データのデータコード語Ad1,Ad2,Ad3は内層のデータ部に記録され、誤り訂正コード語Ac1,Ac2,Ac3は内層の誤り訂正部に記録される。
このように、本実施例では、光学コード1に記録するデータセットDS0〜DS3ごとに、QRコードの生成手順に則って誤り訂正コード語Ac0〜Ac3を生成し、データコード語Ad0〜Ad3とともに符号化領域4に記録している。なお、このように記録された誤り訂正コード語Ac0〜Ac3は、光学コード1の読取処理において、各データセットのコードA0〜A3を復号する際に用いられる。各データセットの誤り訂正は、QRコードの誤り訂正手順に則って行われるため、詳細な説明は省略する。
本実施例は、上記実施例1から誤り訂正方法を変更したものである。誤り訂正方法以外の構成は、実施例1と同じであるため、構成の共通する部分は図中及び文中で符号を共通させて説明を省略する。
本実施例は、データコード語Ad0〜Ad3を記録する2個のモジュール2に記録される8ビットのデータを、誤り訂正単位(シンボル)とした誤り訂正コード語を記録することを特徴とする。詳述すると、上記実施例1では、8ビットのデータコード語Ad0を1シンボルとして誤り訂正コード語Ac0が生成され、8ビットのデータコード語Ad1を1シンボルとして誤り訂正コード語Ac1が生成されるといった具合に、データセットごとに誤り訂正コード語Ac0〜Ac3を生成している。これに対して、本実施例では、2モジュールに記録される8ビットのデータを1シンボルとする誤り訂正コード語Ac4を生成し、専用データに関する誤り訂正コード語Ac1〜Ac3に代えて光学コードに記録する。なお、QRコードとの互換性を保つ目的で、汎用データに関する誤りコード語Ac0に関しては、実施例1と同様に、データコード語Ad0から生成して光学コードに記録する。
より具体的には、本実施例の光学コードの生成時には、実施例1と同様に、汎用データ及び専用データの各データセットDS0〜DS3を、QRコードの配色パターンに相当するコードA0〜A3に変換して記録する。この時、各データセットDS0〜DS3は、QRコードの生成方法に則って、夫々データコード語Ad0〜Ad3に変換されるとともに、各データコード語から誤り訂正データ語Ac0〜Ac3が生成される。この時、専用データに関しては、生成された誤り訂正コード語Ac1,Ac2,Ac3を記録せず、別途、データ部の2個のモジュール2に記録する8ビットデータを1シンボルとする誤り訂正コード語Ac4を生成する。なお、本実施例では、誤り訂正率を高めるために、データコード語Ad0〜Ad3の2倍量の誤り訂正コード語Ac4を生成する。
図8(b)は、本実施例の光学コードのデータ配置を示したものである。実施例1のデータ配置(図8(a)参照)と比較するとわかるように、本実施例と実施例1のいずれでも、符号化領域4の誤り訂正部の表層には、データコード語Ad0から生成した誤り訂正コード語Ac0が記録される。一方、実施例1では、誤り訂正部の内層に、誤り訂正コード語Ac1,Ac2,Ac3が記録されるのに対して、本実施例では、誤り訂正部の内層に誤り訂正コード語Ac4が記録される。すなわち、かかる構成にあっては、誤り訂正コード語Ac0が本発明に係る「第一の訂正コード語」に相当し、誤り訂正コード語Ac4が本発明に係る「第二の訂正コード語」に相当する。なお、本実施例では、誤り訂正コード語Ac4が、誤り訂正部の内層の記憶容量を上回っているため、機能パターン3を構成するモジュール2の内層にも誤り訂正コード語Ac4の一部を記録している。機能パターン3を構成するモジュール2は、サンプル領域5aを除けば、内層に記録されるデータが存在しないため、誤り訂正コード語Ac4を記録しても支障はない。
上述のように、本実施例にあっては、汎用データのデータコード語Ad0から生成される誤り訂正コード語Ac0と、全てのデータコード語Ad0,Ad1,Ad2,Ad3からモジュール2個単位で生成される誤り訂正コード語Ac4の二種類が存在する。このため、本実施例の光学コードの読取処理では、個々の誤り訂正コード語Ac0,Ac4に基づいた二種類の誤り訂正を順番に行う。ここで、本実施例では、一方の誤り訂正コード語Ac0,Ac4による誤り訂正に失敗した場合は、他方の誤り訂正コード語Ac0,Ac4による誤り訂正を試みて、該誤り訂正に成功した場合には、失敗した方の誤り訂正を再度試みるようにする。二種類の誤り訂正コード語Ac0,Ac4は、誤り訂正の対象データが一部重複しているため、一方の誤り訂正に失敗した場合でも、他方の誤り訂正によって重複データの誤り率が低くなることで、失敗した方の誤り訂正も成功する可能性が生じるためである。
本実施例では、2つのモジュールに記録される8ビットデータをリードソロモン符号の1シンボルとして誤り訂正コード語Ac4を生成して記録することにより、実施例1に比べて誤り訂正機能を向上できるという利点がある。すなわち、本実施例の光学コードでは、各モジュール2が16種類の基準色で配色されるため、白黒光学コードに比べて色の識別誤りがモジュール単位で生じやすい。実施例1の誤り訂正方法では、1つのモジュール2に記録される4ビットのデータが、別々の誤り訂正単位(シンボル)に含まれているため、1モジュールの色の識別を誤ると、最大4シンボルで誤りが発生することとなる。これに対して、本実施例では、2つのモジュール2に記録される8ビットのデータが、1つの誤り訂正単位(シンボル)を構成しているため、1モジュールの色の識別を誤った場合でも、最大2シンボルで誤りが発生するだけで済む。一般的に、リードソロモン符号では、誤りの発生したシンボルの割合によって、誤りを訂正できるか否かが決まるため、誤りの発生するシンボル数の少ない本実施例の方が、実施例1に比べて誤りを訂正し易いものとなる。なお、1シンボルでなく、2シンボルで誤りが発生するのは、互換性維持のために表層に誤り訂正コード語Ac0を記録しているためである。
なお、本実施例では、2つのモジュール2に記録される8ビットのデータが1つの誤り訂正単位を構成しているが、本発明にあっては、1つのモジュール2に記録される複数ビットのデータを1つの誤り訂正単位とすることもできる。また、後述の実施例3のように、1つのモジュール2に多数(16ビット)のデータが記録される場合には、当該多数のデータを、2つ以上の誤り訂正単位(例えば、8ビット×2個)に分割することもできる。
本実施例は、上記実施例2の構成を変更し、各モジュールを、微細なサブモジュールに分割することで、各モジュールにより多くのデータを記録可能としたことを特徴とする。なお、以下に説明する本発明の特徴部分以外は、実施例1と同一構成であるため、構成の共通する部分は図中及び文中で符号を共通させて説明を省略する。
具体的には、本実施例の光学コード1aは、図9に示すように、符号化領域4を構成するモジュール2が、モジュール2よりも小さいサブモジュール20に細分されており、モジュール2は、サブモジュール20のレベルで16種類の基準色(図2参照)で配色される。具体的には、モジュール2は、縦4列、横4列の計16個のサブモジュール20に、マトリックス状に分割される。サブモジュール20に細分されるモジュール2は、図10(a)に示すように、5つの領域a〜eに区画され、同一領域a〜eのサブモジュール20は、同一基準色で配色されるよう構成される。すなわち、各モジュール2は、最大5種類の基準色で配色される。また、個々のモジュール2を構成する16個のサブモジュール20は、明色基準色又は暗色基準色で統一して配色される。すなわち、図10(b)に示すように、領域aが明色基準色で配色されるモジュール2aでは、残る領域b〜eも全て明色基準色で配色される。かかるモジュール2aは、QRコード用の読取装置で読み取った時に、白色(明色)と識別されるものであり、明色モジュール2aを構成するものである。一方、図10(c)に示すように、領域aが暗色基準色で配色されるモジュール2bでは、残る領域b〜eも全て暗色基準色で配色される。すなわち、かかるモジュール2bは、QRコード用の読取装置で読み取った時に、黒色(暗色)と識別される暗色モジュール2bである。
このように、本実施例にあっても、符号化領域4の各モジュール2は、QRコード用の読取装置で明色と暗色のいずれかに識別されるものであり、本実施例の光学コード1aでは、各モジュール2が、明色基準色と暗色基準色のいずれであるかの情報によって汎用データを記録する。そして、本実施例では、モジュール2の各領域a〜eが、明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかの情報によって専用データを記録する。ここで、明色モジュール2aと暗色モジュール2bの夫々は、5つの領域a〜eが個別に8種類の基準色で配色され得るため、8(15ビット)通りの配色パターンを有している。したがって、本実施例の光学コード1cは、1個のモジュール2に、1ビットの汎用データと、15ビットの専用データを記録することができる。
以上のように、本実施例にあっては、各モジュール2をサブモジュール20に細分し、サブモジュール20のレベルで複数種類の基準色に色分けしているため、実施例1に比べて、1モジュール当たりの記録密度を高めることができる。また、各モジュール2を、明色基準色又は暗色基準色で統一して配色することで、QRコード用の読取装置で個々のモジュール2を明色又は暗色と識別可能としているため、各モジュール2の明暗二値パターンに汎用よってデータを記録することで、QRコードとの互換性を確保することもできる。
本実施例の光学コード1bは、商品バーコードであるEAN/JANコードと互換性を有するものである。具体的には、図11に示すように、本実施例の光学コード1bは、4種類の幅を有する明色又は暗色の平行バー13を読取方向に一列に配列してなるものである。なお、図11では、EAN/JANコードの下部に記される10進数の数字を省略している。この光学コード1の平行バー13は、白色と黒色以外の色で配色される点においてEAN/JANコードと相違しているが、その基本構造は、EAN/JANコードに準拠している。すなわち、図11(b)に示すように、光学コード1bは、EAN/JANコードと同様に、左右のガードバー14,14と中央のセンターバー15とが制御用に設けられており、センターバー15と左右のガードバー14との間に、夫々6つのキャラクタが記録される。各キャラクタ16は、二本の明色の平行バー13aと二本の暗色の平行バー13bとからなる。各平行バー13は、単位幅の短冊状モジュール2を長手方向に並置してなるものである。全てのキャラクタ16は、7本のモジュール2によって構成され、各平行バー13は、1〜4本のモジュール2によって構成されて、構成するモジュール2の本数に応じて4種類の幅寸法を取り得るよう構成されている。こうした構成は、基本的にJIS規格(JIS X 0501:1985)に準拠しているため詳細な説明は省略する。
モノクロ画像であるため、図11では十分に表されていないが、本実施例にあっては、実施例1と同様に、光学コード1bを構成する各モジュール2が、明色基準色と暗色基準色とに分類される16種類の基準色(図2参照)のいずれかに配色される。かかる構成にあっては、輝度の高い明色基準色で配色された明色モジュール2aは、EAN/JANコード用の読取装置で白色(明色)と識別され、輝度の低い暗色基準色で配色された暗色モジュール2bは、EAN/JANコード用の読取装置で黒色(暗色)と識別される。そして、本実施例では、明色平行バー13aを明色モジュール2aによって構成し、暗色平行バー13bを暗色モジュール2bによって構成することで、明色と暗色の各平行バー13の幅寸法を、EAN/JANコード用の読取装置で識別し得るよう構成している。そして、本実施例の光学コード1bは、EAN/JANコードの規格にしたがって、明色平行バー13aと暗色平行バー13bの幅寸法によって汎用データを記録している。
図12(a)は、本実施例の光学コード1bであり、図12(b)は、図12(a)の光学コード1bにあって、明色基準色を全て白塗りとし、暗色基準色を全て黒塗りとして得られたバーコード(EAN/JANコード)12である。このバーコード12は、明色と暗色の平行バーの幅寸法によって光学コード1bと同じ汎用データを記録したものであるから、EAN/JANコード用の読取装置で図12の光学コード1bとバーコード12とを読み取った場合には、いずれも同じ汎用データが読み取られることとなる。すなわち、本実施例の光学コード1bは、EAN/JANコード用の読取装置に対しては、EAN/JANコードの同等品として機能し得るものであり、EAN/JANコードと互換性を有するものとなっている。
一方、本実施例の光学コード1bは、各モジュール2が、明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかによって、専用読取装置でしか読み取ることのできない専用データを記録する。各モジュール2は、平行バー13の明暗二値を表す以外に3ビットの情報を記録可能であるため、7本のモジュール2で構成されるキャラクタ16には、21ビットの専用データを記録可能となっている。
このように、本実施例の光学コード1bは、1キャラクタ当たり21ビットの専用データを記録できるため、既存のEAN/JANコードに比べて4倍以上の記録密度を実現できる。また、汎用データは、EAN/JANコード用の読取装置で読取可能であるため、本実施例の光学コード1bは、EAN/JANコードとの互換性も有している。
既存のEAN/JANコードは、誤り検出機能を有しているが、誤り訂正機能は有していない。これに対して、本実施例の光学コード1bでは、各モジュール2が明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかの情報によって、汎用データの誤り訂正コード語を記録できる。図13は、光学コード1bに汎用データの誤り訂正コード語を記録する場合のデータ配置の一例を示したものである。ここで、「表層」とは、モジュール2の明暗二値パターンによって表される、EAN/JANコード用の読取装置で明暗を識別可能なデータ領域であり、「内層」とは、さらに詳細な基準色の種類によって記録される、EAN/JANコード用の読取装置で読取不能なデータ領域である。かかる例では、各キャラクタ16の表層に7ビット、内層に21ビットの計28ビットのデータを記録し得るところ、表層に記録される汎用データのデータコード語(汎用データコード語)を、リードソロモン符号の1シンボルとする。なお、リードソロモン符号は、7ビットを1シンボルとできないため、便宜上、7ビットの汎用データコード語に固定データを1ビット付加して8ビットにしたものを1シンボルとして取り扱う。そして、かかる例では、汎用データコード語から生成された誤り訂正コード語を内層に記録する。ここでは、1つのキャラクタ16の内層に、誤り訂正コード語を2シンボル(16ビット)ずつ記録し、残りの5ビットに専用データのデータコード語(専用データコード語)を記録し得るよう構成されている。このように、汎用データをコード化したシンボルに対して2倍の数の誤り訂正コード語を記録した場合には、専用読取装置で読み取った時の誤りが33%までであれば、誤りを訂正して汎用データを読み取ることが可能となる。
本実施例は、上記実施例4の光学コード1bの構成を変更し、各モジュール2を複数段のサブモジュール20に細分したものである。なお、以下に説明する本発明の特徴部分以外は、実施例4と同一構成であるため、構成の共通する部分は図中及び文中で符号を共通させて説明を省略する。
本実施例の光学コード1cは、図14に示すように、各モジュール2は、読取方向と直交する方向に4段のサブモジュール20に細分されている。各モジュール2は、サブモジュール20ごとに16種類の基準色(図2参照)で配色される。そして、本実施例では、明色モジュール2aを構成する4個のサブモジュール20を全て明色基準色で配色し、暗色モジュール2bを構成する4個のサブモジュールを全て暗色基準色で配色することで、EAN/JANコード用の読取装置が、明色モジュール2aを明色と、暗色モジュール2bを暗色と識別し得るようにしている。そして、本実施例では、実施例4と同様に、EAN/JANコードの規格にしたがって、明色平行バー13aと暗色平行バー13bの幅寸法によって汎用データを記録している。
一方、本実施例の光学コード1cは、各サブモジュール20が、明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかによって、専用読取装置でしか読み取ることのできない専用データを記録する。各サブモジュール20は、平行バー13の明暗二値を表す以外に3ビットの情報を記録可能であるため、1モジュール当たり12ビットの情報を記録でき、7本のモジュール2で構成されるキャラクタ16には、84ビットの情報を記録可能となっている。
以上のように、本実施例にあっては、各モジュール2をサブモジュール20に細分し、サブモジュール20のレベルで複数種類の基準色に色分けしているため、実施例4に比べて、1モジュール当たりの記録密度を高めることができる。また、各モジュール2を、明色基準色又は暗色基準色で統一して配色することで、EAN/JANコード用の読取装置で個々の平行バー13を明色又は暗色と識別可能としているため、EAN/JANコードとの互換性を確保することもできる。
以上に、本発明の実施形態を実施例によって説明したが、本発明は、上記実施例の形態に限らず本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。
例えば、上記実施例は、QRコードやEAN/JANコードと互換性を有する光学コードを例示したが、本発明は、QRコードやEAN/JANコード以外の規格の光学コードと互換性を持たせることも可能である。また、上記実施例では、モジュールを16種類の基準色で配色しているが、本発明にあっては、少なくとも2種類以上の明色基準色と2種類以上の暗色基準色でモジュールが配色されていれば足りる。また、基準色は、色彩を有するものに限らず、複数階調の灰色を採用することできる。また、本発明にあって、基準色の配色は、基準色のインキのベタ塗りによって表されたものに限らず、微細な網点の合成等によって表されたものであっても構わない。また、本発明の光学コードは、印刷物に印刷されたものに限らず、表示画面に表示されたものも含む。
1,1a,1b,1c 光学コード
2 モジュール
3 機能パターン
4 符号化領域
5 位置検出パターン
5a サンプル領域
6 分離パターン
7 タイミングパターン
8 データコード領域
9 形式情報コード領域
11 QRコード
12 バーコード
13 平行バー
14 ガードバー
15 センターバー
16 キャラクタ
20 サブモジュール

Claims (8)

  1. 明色又は暗色と識別されるモジュールをマトリックス状に配置してなる光学コードであって、
    各モジュールは、RGB値の異なる複数種類の基準色のいずれかと識別され得るよう配色されており、
    前記複数種類の基準色は、反射率又は輝度が所定の明色閾値以上である複数の明色基準色と、反射率又は輝度が所定の暗色閾値以下である複数の暗色基準色とからなり、
    明色と識別されるモジュールは、明色基準色のいずれかと識別可能に配色され、暗色と識別されるモジュールは、暗色基準色のいずれかと識別可能に配色されており、
    各モジュールが、明色基準色と暗色基準色のいずれであるかの情報によって記録される汎用データと、各モジュールが、明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかの情報によって記録される専用データとの少なくとも二種類のデータを含み、
    さらに、汎用データ及び専用データのデータコード語を記録するデータ部と、汎用データ及び専用データの誤り訂正コード語を記録する誤り訂正部とを含み、
    誤り訂正部の各モジュールは、明色基準色と暗色基準色のいずれであるかの情報によって第一種の誤り訂正コード語を記録するとともに、明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかの情報によって第二種の誤り訂正コード語を記録しており、
    第一種の誤り訂正コード語は、汎用データのみを訂正対象とし、第二種の誤り訂正コード語は、汎用データ及び専用データを訂正対象としており、
    第二種の誤り訂正コード語は、データ部のモジュール1つに記録される複数ビットのデータを、1つの誤り訂正単位に含めることを特徴とする光学コード。
  2. 明色又は暗色と識別されるモジュールをマトリックス状に配置してなる光学コードであって、
    各モジュールは、RGB値の異なる複数種類の基準色のいずれかと識別され得るよう配色されており、
    前記複数種類の基準色は、反射率又は輝度が所定の明色閾値以上である複数の明色基準色と、反射率又は輝度が所定の暗色閾値以下である複数の暗色基準色とからなり、
    明色と識別されるモジュールは、明色基準色のいずれかと識別可能に配色され、暗色と識別されるモジュールは、暗色基準色のいずれかと識別可能に配色されており、
    各モジュールが、明色基準色と暗色基準色のいずれであるかの情報によって記録される汎用データと、各モジュールが、明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかの情報によって記録される専用データとの少なくとも二種類のデータを含み、
    少なくとも一部のモジュールが、該モジュールよりも微細なサブモジュールにマトリクス状に細分されており、
    該サブモジュールに細分されたモジュールでは、各サブモジュールが前記複数種類の基準色のいずれかと識別され得るよう配色され、かつ、明色と識別されるモジュールでは、所定割合以上のサブモジュールが明色基準色で配色され、暗色と識別されるモジュールでは、前記所定割合以上のサブモジュールが暗色基準色で配色されており、
    専用データは、モジュールを構成する各サブモジュールが明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかの情報によって記録されることを特徴とする光学コード。
  3. サブモジュールに細分されたモジュールにあって、明色と識別されるモジュールは、全てのサブモジュールが明色基準色で配色され、暗色と識別されるモジュールは、全てのサブモジュールが暗色基準色で配色されていることを特徴とする請求項2に記載の光学コード。
  4. 明色と識別されるモジュールからなる平行バーと、暗色と識別されるモジュールからなる平行バーとを読取方向に配列してなる光学コードであって、
    各モジュールは、RGB値の異なる複数種類の基準色のいずれかと識別され得るよう配色されており、
    前記複数種類の基準色は、反射率又は輝度が所定の明色閾値以上である複数の明色基準色と、反射率又は輝度が所定の暗色閾値以下である複数の暗色基準色とからなり、
    明色と識別されるモジュールは、明色基準色のいずれかと識別可能に配色され、暗色と識別されるモジュールは、暗色基準色のいずれかと識別可能に配色されており、
    各モジュールが、明色基準色と暗色基準色のいずれであるかの情報によって記録される汎用データと、各モジュールが、明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかの情報によって記録される専用データとの少なくとも二種類のデータを含み、
    各モジュールが、明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかの情報によって、汎用データの誤り訂正コード語が記録されていることを特徴とする光学コード。
  5. 少なくとも一部のモジュールが読取方向と直交する方向に複数段のサブモジュールに多段化されており、各モジュールを構成するサブモジュールは、複数種類の明色基準色又は複数種類の暗色基準色に配色されていることを特徴とする請求項4に記載の光学コード。
  6. 明色又は暗色と識別されるモジュールによって構成されるものであって、各モジュールは、RGB値の異なる複数種類の基準色のいずれかと識別され得るよう配色されており、前記複数種類の基準色は、反射率又は輝度が所定の明色閾値以上である複数の明色基準色と、反射率又は輝度が所定の暗色閾値以下である複数の暗色基準色とからなり、明色と識別されるモジュールは、明色基準色のいずれかと識別可能に配色され、暗色と識別されるモジュールは、暗色基準色のいずれかと識別可能に配色されており、各モジュールが、明色基準色と暗色基準色のいずれであるかの情報によって記録される汎用データと、各モジュールが、明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかの情報によって記録される専用データとの少なくとも二種類のデータを含む光学コードの生成方法であって、
    汎用データを符号化する第一の符号化ステップと、
    専用データを符号化する第二の符号化ステップと、
    符号化した汎用データ及び専用データを、モジュールごとに記録する記録単位データに分割し、該記録単位データの内容とモジュールの配色とを対応付けした符号化テーブルに基づいて、各モジュールの配色を決定する第三の符号化ステップと
    を実行するものであり、
    符号化テーブルは、前記記録単位データの内容とモジュールの配色とを一対多に対応付けしたものであり、第三の符号化ステップでは、符号化テーブルに基づいて、前記記録単位データの内容に対応する、モジュールの配色候補を複数抽出し、複数の配色候補のいずれかの配色に決定することを特徴とする光学コードの生成方法。
  7. 明色又は暗色と識別されるモジュールによって構成されるものであって、各モジュールは、RGB値の異なる複数種類の基準色のいずれかと識別され得るよう配色されており、前記複数種類の基準色は、反射率又は輝度が所定の明色閾値以上である複数の明色基準色と、反射率又は輝度が所定の暗色閾値以下である複数の暗色基準色とからなり、明色と識別されるモジュールは、明色基準色のいずれかと識別可能に配色され、暗色と識別されるモジュールは、暗色基準色のいずれかと識別可能に配色されており、各モジュールが、明色基準色と暗色基準色のいずれであるかの情報によって記録される汎用データと、各モジュールが、明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかの情報によって記録される専用データとの少なくとも二種類のデータを含む光学コードの生成方法であって、
    汎用データを符号化する第一の符号化ステップと、
    専用データを符号化する第二の符号化ステップと、
    符号化した汎用データ及び専用データを、モジュールごとに記録する記録単位データに分割し、該記録単位データの内容とモジュールの配色とを対応付けした符号化テーブルに基づいて、各モジュールの配色を決定する第三の符号化ステップと
    を実行するものであり、
    第一の符号化ステップでは、モジュールの二値パターンによって汎用データを記録する光学コードのデータを生成し、
    第二の符号化ステップでは、モジュールの二値パターンによって専用データを記録する光学コードのデータを、第一の符号化ステップと同じ方式かつ同じサイズで一又は複数生成し、
    第三の符号化ステップでは、第一の符号化ステップで生成したデータ上の光学コードの二値パターンと、第二の符号化ステップで生成したデータ上の光学コードの二値パターンとを、前記符号化テーブルに基づいて同じ位置のモジュールごとに合成して、光学コードの当該位置のモジュールの配色パターンを決定することを特徴とする光学コードの生成方法。
  8. 明色又は暗色と識別されるモジュールによって構成されるものであって、各モジュールは、RGB値の異なる複数種類の基準色のいずれかと識別され得るよう配色されており、前記複数種類の基準色は、反射率又は輝度が所定の明色閾値以上である複数の明色基準色と、反射率又は輝度が所定の暗色閾値以下である複数の暗色基準色とからなり、明色と識別されるモジュールは、明色基準色のいずれかと識別可能に配色され、暗色と識別されるモジュールは、暗色基準色のいずれかと識別可能に配色されており、各モジュールが、明色基準色と暗色基準色のいずれであるかの情報によって記録される汎用データと、各モジュールが、明色基準色又は暗色基準色のうち、どの種類の基準色であるかの情報によって記録される専用データとの少なくとも二種類のデータを含む光学コードの生成方法であって、
    汎用データを符号化する第一の符号化ステップと、
    専用データを符号化する第二の符号化ステップと、
    符号化した汎用データ及び専用データを、モジュールごとに記録する記録単位データに分割し、該記録単位データの内容とモジュールの配色とを対応付けした符号化テーブルに基づいて、各モジュールの配色を決定する第三の符号化ステップと
    を実行するものであり、
    第一の符号化ステップでは、汎用データを、該汎用データをコード化したデータコード語に変換するとともに、該データコード語から誤り訂正コード語を生成し、
    第二の符号化ステップでは、専用データを、該専用データをコード化するデータコード語に変換するとともに、該データコード語から、第一の符号化ステップに比べて誤り訂正率の低い誤り訂正コード語を生成するか、又は、誤り訂正コード語を生成しないことを特徴とする光学コードの生成方法。
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