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JP6102464B2 - 情報端末,ネットワークシステム,及びプログラム - Google Patents
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Description

本発明は、配信サーバからダウンロードしたソフトウェアを実行する情報端末,その情報端末のコンピュータにて実行されるプログラム、及びその情報端末と配信サーバとを備えたネットワークシステムに関する。
従来、配信サーバからダウンロードしたソフトウェアを実行する携帯電話機(情報端末)が知られている。
このような携帯電話機にて実行されるソフトウェアの中には、携帯電話機のメモリに格納されている個人情報などの流出を抑制することを目的として、ソフトウェアを実行する際にアクセス可能な領域を、予め指定された領域に制限したソフトウェアが提案されている(特許文献1参照)。
特開2007−213595号公報
上記特許文献1に記載された技術では、個人情報などへのアクセスを禁止することで、外部に情報が流出することを抑制できる。しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ソフトウェア自体の安全性は検証されておらず、配信サーバからダウンロードされたソフトウェアそのものが安全であるか否かは、携帯電話機にて実行されるまで不明であるという課題がある。
この課題を解決するために、ソフトウェアを配信する前に、ソフトウェアの開発者や製造者などが当該ソフトウェアの安全性を評価・検証して不具合を解消する評価・検証作業を実施することが考えられる。この評価・検証作業は、開発者らの人手によって実施されることが一般的であり、工数を要す(ひいては、コストが増加する)という課題が生じる。
つまり、従来の技術では、ソフトウェアの評価・検証に対する工数の抑制と、当該ソフトウェアの安全性の担保との両立が困難であるという課題があった。
そこで、本発明は、ソフトウェアの評価・検証に対する工数の抑制と、当該ソフトウェアの安全性の担保とを両立する技術の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明は、少なくとも一つのソフトウェアが格納された配信サーバ(10)からダウンロードしたソフトウェアを実行する情報端末(60)に関する。なお、配信サーバには、対応するソフトウェアそれぞれの安全性に対する評価を表し、当該ソフトウェアのダウンロード回数が多いほど安全性に対する評価が高いものとする評価情報が格納されている。
そして、本発明の情報端末は、評価取得手段(70,S320)と、アクセス領域決定手段(70,S330〜S360)と、ソフト実行手段(70,S380)とを備えている。
本発明における評価取得手段は、配信サーバからダウンロードされたソフトウェアを対象ソフトとし、当該対象ソフトに対応する評価情報を配信サーバから取得する。そして、アクセス領域決定手段は、評価取得手段で取得した評価情報に基づいて、評価情報によって表される安全性の評価が高いほど、対象ソフトを実行する際にアクセスを許可する情報が多くなるように、アクセス可能な情報を表すアクセス情報を決定する。さらに、ソフト実行手段(70,S380)は、アクセス領域決定手段にて決定されたアクセス情報に従って、対象ソフトを実行する。
本発明においては、ソフトウェアの安全性に対する評価を、ダウンロード回数が多いソフトウェアほど、安全性が高いものとしている。これは、ダウンロード回数が多いソフトウェアほど、そのソフトウェアを実行した際に不都合が発生している可能性が低いと考えられることや、ソフトウェア技術者による評価の機会が多いことから、安全性(信頼性)が高いものと考えられるためである。
上述したようなダウンロード回数に基づくソフトウェアの安全性に対する評価は、評価のためにソフトウェア開発者らの人手を掛ける必要を少なくすることができ、ソフトウェア自体の安全性を簡易な方法で検証できる。
つまり、本発明によれば、評価・検証作業に要する工数を最小限に抑制できる。
また、本発明によれば、評価情報によって表される安全性の評価が高いほど、対象ソフトを実行する際にアクセスが許可される情報が多くなる。したがって、本発明において、安全性が低いソフトウェアに対しては、個人情報などの重要性の高い情報へのアクセスを禁止し、安全性が高いソフトウェアだけに対して、重要性の高い情報へのアクセスを許可すれば、その重要性の高い情報が外部に流出することを抑制できる。
つまり、本発明の情報端末においては、当該情報端末にて実行されるソフトウェアの安全性(信頼性)を担保できる。
以上のことから、本発明によれば、ソフトウェアの開発に対する工数の抑制と、当該ソフトウェアの安全性の担保とを両立できる。
ところで、本発明は、情報端末と配信サーバとを備えたネットワークシステムとしてなされていても良いし、情報端末のコンピュータが実行するプログラムとしてなされていても良い。また、本発明は、当該プログラムが記録された記録媒体、アクセス情報の生成方法など、種々の態様で実現できる。
例えば、本発明をネットワークシステムとして構築すれば、請求項1に係る情報端末と同様の効果を得ることができる。本発明をプログラムとすれば、例えば、DVD−ROM、CD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードさせて起動することや、必要に応じて通信回線を介してコンピュータに取得させて起動することにより用いることができる。そして、コンピュータに各手順を実行させることで、そのコンピュータを、請求項1に記載された情報端末として機能させることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明が適用されたネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。 配信サーバが実行するソフトウェア管理処理の処理手順を示すフローチャートである。 情報端末が実行するソフトウェア実行処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
〈ネットワークシステム〉
図1に示すネットワークシステム1は、少なくとも一つの配信サーバ10と、少なくとも一つの情報端末60とを備え、配信サーバ10から配信されたアプリケーションソフトSW(即ち、ソフトウェア)を情報端末60が実行するシステムである。なお、ネットワークシステム1は、情報端末60を複数備えている。
配信サーバ10は、通信部12と、制御部20と、記憶部30とを備え、少なくとも一つのアプリケーションソフトSWNと、各アプリケーションソフトSWNに対応する評価情報EINとが格納されたサーバである。添え字Nは、配信サーバ10に格納されたアプリケーションソフトSWの個数を表し、1以上の自然数である。
通信部12は、通信網100を介して、配信サーバ10が外部との間で通信を行う。本実施形態における通信網100とは、例えば、周知の公衆無線通信網や、ネットワーク回線(WANなどのインターネット網)、パケット通信網などである。
記憶部30は、記憶内容を読み書き可能に構成された不揮発性の記憶装置である。この記憶装置とは、例えば、ハードディスク装置やフラッシュメモリなどである。記憶部30には、アプリケーションソフトSWと、評価情報EIとが格納される。
ここで言うアプリケーションソフトSWは、利用者によって要求される機能(以下、要求機能と称す)を実現するソフトウェアである。このアプリケーションソフトSWは、システムソフトウェア上で動作するプログラム(ソフトウェア)単体であっても良いし、システムソフトウェア(ソフトウェアプラットフォーム)を包含するものであっても良い。
本実施形態のアプリケーションソフトSWには、例えば、要求機能としてウェブブラウザを実現するソフトウェアや、要求機能として電子メール機能を実現するソフトウェアが含まれる。また、アプリケーションソフトSWには、例えば、要求機能としてデータベース管理システムを実現するソフトウェアや、要求機能として地理情報システムを実現するソフトウェア、要求機能として表計算を実現するソフトウェアなどが含まれる。この他のアプリケーションソフトSWとしては、要求機能として各種の教育プログラムを実現するソフトウェアや、要求機能として画像を編集する機能を実現する画像編集ソフトウェア、各種のシミュレータなどが考えられる。
なお、本実施形態におけるアプリケーションソフトSWは、情報端末60の利用者個人が作成して配信サーバ10にアップロードしたものでも良いし、企業が作成して配信サーバ10にアップロードしたものでも良い。
評価情報EIは、各アプリケーションソフトSWと対応付けられ、かつ、対応するアプリケーションソフトSWそれぞれの安全性に対する評価を表す情報である。評価情報EIそれぞれには、対応するアプリケーションソフトSWの安全性に対する評価を数値化した評価値と、対応するアプリケーションソフトSWの作成者を識別する作者識別情報(作成者の名前や識別番号など)とが含まれている。
このうち、評価情報EIに含まれる評価値は、詳しくは後述するように、当該アプリケーションソフトSWのダウンロード回数が多いほど、当該アプリケーションソフトSWの安全性に対する評価が高いものとして、大きな値である。
制御部20は、電源が切断されても記憶内容を保持する必要があるソフトウェアやデータを格納するROM22と、ソフトウェアやデータを一時的に格納するRAM24と、ROM22やRAM24に記憶されたソフトウェアに従って各種処理を実行するCPU26とを少なくとも有した周知のコンピュータを中心に構成されている。この制御部20は、通信部12や記憶部30を制御する。
本実施形態におけるROM22には、配信サーバ10にアップロードされたアプリケーションソフトSWそれぞれを管理すると共に、各アプリケーションソフトSWの評価情報EIを管理するソフトウェア管理処理を、制御部20が実行するためのソフトウェア(プログラム)が格納されている。
〈情報端末〉
情報端末60は、通信部61と、情報受付部62と、表示部63と、音入力部64と、音出力部65と、記憶部66と、制御部70とを備えている。本実施形態における情報端末60として、例えば、周知の携帯情報端末を想定しても良いし、自動車に搭載される車載情報端末を想定しても良い。なお、携帯情報端末には、周知の電子書籍端末や、携帯電話、タブレット端末などを含む。また、車載情報端末には、車載ナビゲーション装置を含む。
通信部61は、通信網100を介して情報端末60が外部との間で情報通信を行う。情報受付部62は、入力装置(図示せず)を介して入力された情報を受け付ける。表示部63は、制御部70からの信号に基づいて画像を表示する。
音入力部64は、音を電気信号に変換して制御部70に入力する装置であり、例えば、マイクロホンである。音出力部65は、音を出力する周知の装置であり、例えば、スピーカを含む。記憶部66は、記憶内容を読み書き可能に構成された不揮発性の記憶装置である。記憶部66には、配信サーバ10からダウンロードしたアプリケーションソフトSWや各種データが記憶される。
また、制御部70は、ROM72、RAM74、CPU76を少なくとも有した周知のコンピュータを中心に構成されている。
ROM72には、配信サーバ10からダウンロードしたアプリケーションソフトSWを実行するソフトウェア実行処理を、制御部70が実行するためのソフトウェア(処理プログラム)が格納されている。なお、以下では、配信サーバ10から情報端末60がダウンロードしたアプリケーションソフトSWを対象ソフトSWと称す。
〈ソフトウェア管理処理〉
次に、配信サーバ10の制御部20が実行するソフトウェア管理処理について説明する。
このソフトウェア管理処理は、アプリケーションソフトSWが配信サーバ10にアップロードされると、起動されるものであり、アプリケーションソフトSWごとに実行される。
このソフトウェア管理処理は、図2に示すように、起動されると、まず、当該ソフトウェア管理処理を起動する要因となった(即ち、アップロードされた)アプリケーションソフトSWのダウンロード回数を初期値に設定する(S110)。なお、以下では、ソフトウェア管理処理を起動する要因となり、かつ、その起動によって実行されているソフトウェア管理処理によって管理されるアプリケーションソフトSWを、管理対象アプリSWと称す。
このS110では、例えば、管理対象アプリSWの作成者が、他のアプリケーションソフトSWを過去にアップロードしていなければ、ダウンロード回数の初期値を「0」とする。一方、管理対象アプリSWの作成者が、他のアプリケーションソフトSWを過去にアップロードしていれば、ダウンロード回数の初期値を「0」よりも大きな数(例えば、「100」)とする。
なお、S110においては、管理対象アプリSWの作成者が他のアプリケーションソフトSWを過去にアップロードしていた場合に設定されるダウンロード回数の初期値は、その作成者に対する信頼の度合いが高いほど大きな値となるように決定されても良い。この作成者に対する信頼の度合いは、配信サーバ10に過去にアップロードしたアプリケーションソフトSWの種類や数が多いほど、高いものとすれば良い。
ソフトウェア管理処理では、続いて、当該管理対象アプリSWのダウンロードを要求する取得要求を情報端末60から受信したか否かを判定する(S120)。このS120での判定の結果、取得要求を受信していなければ(S120:NO)、詳しくは後述するS150へと移行する。
一方、S120での判定の結果、取得要求を受信していれば(S120:YES)、当該取得要求を出力した情報端末60に対して、当該管理対象アプリSW(即ち、取得要求に対応するアプリケーションソフトSW)を配信する(S130)。これと共に、S130では、管理対象アプリSWのダウンロード回数(図2中:DL数)を、一つインクリメントする。
さらに、S130にて更新されたダウンロード回数に基づいて、ダウンロード回数が多いほど安全性に対する評価が高くなるように、当該管理対象アプリSWに対応する評価情報EIを更新する(S140)。このS140での評価情報EIの具体的な更新の方法として、評価情報EIに含まれる評価値を、ダウンロード回数の増加に応じて一つインクリメントすることが考えられる。
その後、S150へと移行する。
このS150では、予め規定された情報である評価推定情報が更新されたか否かを判定する。なお、ここで言う評価推定情報とは、アプリケーションソフトSWの安全性を評価することを目的として予め規定された少なくとも一つの指標(情報)であり、ダウンロード回数とは異なる情報である。
この評価推定情報には、例えば、当該管理対象アプリSWの人気や、当該管理対象アプリSWを利用したユーザによる評価結果を含む。なお、これら2つの評価推定情報の更新は、例えば、情報端末60にて入力された情報を情報端末60から受信し、配信サーバ10が過去に受信した情報と比較照合した結果、変更があれば、更新されたものとすれば良い。
また、評価推定情報には、当該管理対象アプリSWが起動された全回数、当該管理対象アプリSWが実行された全時間長を含む。これら2つの評価推定情報の更新は、例えば、各情報端末60にて起動された回数や、各情報端末60にて実行した時間長を、情報端末60から受信して集計し、配信サーバ10にて過去に集計した結果と比較照合した結果、変更があれば、更新されたものとすれば良い。
そして、S150での判定の結果、評価推定情報が更新されていなければ(S150:NO)、詳しくは後述するS170へと移行する。
一方、S150での判定の結果、評価推定情報が更新されていれば(S150:YES)、その更新された評価推定情報に基づいて、当該管理対象アプリSWに対する評価情報EIを補正する(S160)。このS160での評価情報EIの補正は、例えば、当該管理対象アプリSWの人気や、ユーザによる評価結果が高いほど、安全性に対する評価が高くなるように実施する。
さらに、S160での評価情報EIの補正は、例えば、当該アプリケーションソフトSWが情報端末60にて起動された回数が多いほど、または当該アプリケーションソフトSWが情報端末60にて実行された時間長が長いほど、安全性に対する評価が高くなるように実施する。
これらの場合の具体的な補正方法としては、例えば、評価情報EIに含まれる評価値に補正値を加算することや、補正値を乗じることが考えられる。ただし、この場合の補正値は、当該管理対象アプリSWの人気が高いほど、または、ユーザによる評価結果が高いほど、起動回数が多いほど、実行時間長が長いほど、大きな値とする。
その後、S170へと移行する。
そのS170では、当該管理対象アプリSWの評価情報EIを記憶部66に記憶する(S170)。続いて、当該管理対象アプリSWの評価情報EIの取得を要求する評価取得要求を、情報端末60から受信したか否かを判定する(S180)。このS180での判定の結果、評価取得要求を受信していなければ(S180:NO)、S120へと戻る。
一方、S180での判定の結果、評価取得要求を受信していれば(S180:YES)、評価取得要求の出力元(即ち、情報端末60)に評価情報EIを送信する(S190)。
その後、S120へと戻る。
つまり、ソフトウェア管理処理では、管理対象アプリSWがダウンロードされるごとに、当該管理対象アプリSWのダウンロード回数を更新する。そのダウンロード回数が多いほど安全性の評価が高くなるように、当該アプリケーションソフトSWに対応する評価情報EIを決定する。
さらに、ソフトウェア管理処理では、ダウンロード回数とは異なる指標(評価推定情報)に基づいて評価情報EIを補正し、評価取得要求を受信すると、当該評価取得要求に対応する評価情報EIを取得して当該情報端末60に出力する。
〈ソフトウェア実行処理〉
次に、情報端末60の制御部70が実行するソフトウェア実行処理について説明する。
このソフトウェア実行処理は、当該対象ソフトSWを起動する起動指令が入力されると起動される。
このソフトウェア実行処理は、起動されると、図3に示すように、対象ソフトSWに対応する評価情報EIを要求する評価取得要求を配信サーバ10に送信する(S310)。
続いて、配信サーバ10から、当該対象ソフトSWの評価情報EIを受信したか否かを判定する(S320)。このS320での判定の結果、評価情報EIを未受信であれば(S320:NO)、受信するまで待機する。そして、評価情報EIを受信すると(S320:YES)、評価情報EIに含まれる評価値に基づいて、当該対象ソフトSWの安全性を判定する(S330)。
このS330での判定の結果、評価情報EIに含まれる評価値の大きさが第一閾値未満であれば、当該対象ソフトSWにてアクセスが許可される情報を表すアクセス情報を、重要性が高い内容の情報へのアクセスが最も制限された高制限レベルに設定する(S340)。なお、第一閾値は、ソフトウェアの安全性が低いことを表す評価値の大きさとして予め規定された値(例えば、「1000」)である。
また、高制限レベルにてアクセスが禁止される情報とは、例えば、クレジットカードに関する情報、及び個人情報である。本実施形態における「クレジットカードに関する情報」には、クレジットカードのカード番号や暗証番号などを含む。個人情報には、情報端末60のユーザの氏名や住所などを含む。
また、高制限レベルにてアクセスが許可される情報とは、例えば、広告に関する情報である。
ソフトウェア実行処理では、その後、S370へと移行する。
また、S330での判定の結果、評価情報EIに含まれる評価値の大きさが、第一閾値以上、かつ、第二閾値未満であれば、重要性が高い内容の情報へのアクセスの制限が高制限レベルよりも緩和された中制限レベルに、当該対象ソフトSWに対するアクセス情報を設定する(S350)。なお、第二閾値は、ソフトウェアの安全性を表す評価値の大きさとして予め規定された値であり、第一閾値よりも大きな値である(例えば、「10000」)。
また、中制限レベルにてアクセスが禁止される情報とは、例えば、クレジットカードに関する情報である。一方、中制限レベルにてアクセスが許可される情報とは、例えば、個人情報や広告に関する情報などである。
ソフトウェア実行処理では、その後、S370へと移行する。
また、S330での判定の結果、評価情報EIに含まれる評価値の大きさが、第二閾値以上であれば、重要性が高い内容の情報へのアクセスの制限が中制限レベルよりも緩和された低制限レベルに、当該対象ソフトSWに対するアクセス情報を設定する(S360)。
なお、本実施形態の低制限レベルにてアクセスが許可される情報には、例えば、クレジットカードに関する情報を含む個人情報、及び広告情報である。
ソフトウェア実行処理では、その後、S370へと移行する。
そのS370では、S340からS360のそれぞれにて設定されたアクセス情報を記憶部66に記憶する。続いて、記憶部66に記憶されたアクセス情報に従って、対象ソフトSWそのものを実行する(S380)。これにより、当該対象ソフトSWにて要求される要求実現機能を実現する。
その後、終了指令が入力されるまで、対象ソフトSWそのものを実行し、終了指令が入力されると、本ソフトウェア実行処理を終了する。
つまり、ソフトウェア実行処理では、対象ソフトSWに対応する評価情報EIを配信サーバ10から取得する。そして、取得した評価情報EIによって表される、対象ソフトSWの安全性の評価が高いほど、対象ソフトSWを実行する際にアクセスが許可される情報が多くなるように、アクセス情報を決定する。さらに、ソフトウェア実行処理では、決定されたアクセス情報に従って、対象ソフトSWを実行する。
[実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態のソフトウェア管理処理では、アプリケーションソフトSWの安全性に対する評価を、ダウンロード回数が多いほど安全性が高いものとしている。これは、ダウンロード回数が多いアプリケーションソフトSWほど、そのアプリケーションソフトSWを実行した際に不都合が発生している可能性が低いと考えられることや、ソフトウェア技術者による評価の機会が多いことから、安全性(信頼性)が高いものと考えられるためである。
このような、ダウンロード回数に基づくアプリケーションソフトSWの安全性に対する評価は、ソフトウェア開発者らによらない簡易な方法でアプリケーションソフトSW自体の安全性を検証できる。よって、ソフトウェア管理処理によれば、評価・検証作業のために掛ける人手を少なくすることができ、工数を最小限に抑制できる。
一方、ソフトウェア実行処理では、安全性が低いアプリケーションソフトSWに対しては、個人情報などの重要性の高い情報へのアクセスを禁止し、安全性が高いアプリケーションソフトSWだけに対して、重要性の高い情報へのアクセスを許可している。
すなわち、ソフトウェア実行処理においては、安全性の評価が低い対象ソフトSWほど実行時に重要性の高い情報へのアクセスを禁止しているため、重要性の高い情報が外部に流出することを抑制できる。
換言すれば、情報端末60においては、当該情報端末60において実行されるソフトウェアの安全性(信頼性)を担保することができる。
以上のことから、ネットワークシステム1によれば、アプリケーションソフトSWの開発に対する工数の抑制と、当該アプリケーションソフトSWの安全性の担保とを両立できる。
また、本実施形態のソフトウェア管理処理では、評価情報の補正を、ダウンロード回数とは異なる情報である評価推定情報に基づいて実施している。このため、各アプリケーションソフトSWの評価情報EIにおける安全性の評価は、より正確なものとなる。
しかも、本実施形態のソフトウェア管理処理では、評価情報EIによって表される安全性の評価を、アプリケーションソフトSWがダウンロードされるごとや、評価推定情報が更新されるごとに実施している。このため、評価情報EIによって表される安全性の評価は、各時点における最新の状況を反映したものとなり、対応するアプリケーションソフトSWの安全性がより正確に評価されたものとなる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、ソフトウェア実行処理のS310からS370は、アプリケーションソフトSWを起動するごとに実行されていたが、ソフトウェア実行処理におけるS310からS370の実行タイミングは、これに限るものではない。すなわち、ソフトウェア実行処理におけるS310からS370は、アプリケーションソフトSWが複数回実行される中で、規定回数に一回の割合で実行しても良い。
ただし、この場合においても、アプリケーションソフトSWそのものの実行(即ち、ソフトウェア実行処理のS380)は、アプリケーションソフトSWを起動するごとになされる必要がある。
また、上記実施形態のソフトウェア実行処理では、アクセス情報によってアクセスが制限される情報として、クレジットカードに関する情報、個人情報、広告に関する情報を挙げたが、アクセス情報によってアクセスが制限されたり、アクセスが許可されたりする情報の内容は、これに限るものではない。すなわち、対象ソフトSWの安全性の評価が高いほど、対象ソフトSWを実行する際にアクセスが許可される情報の重要性が高くなり、かつ、アクセスが許可される情報の種類が多くなるように、アクセス情報が決定されていれば、そのアクセス情報によってアクセスが制限されたり、アクセスが許可されたりする情報の内容はどのようなものでも良い。
この場合のソフトウェア実行処理では、対象ソフトを実行するごとにアクセス情報を決定する必要がなくなるため、対象ソフトを実行する際の負荷を低減できる。
なお、上記実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も本発明の実施形態である。また、上記実施形態と変形例とを適宜組み合わせて構成される態様も本発明の実施形態である。また、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も本発明の実施形態である。
1…ネットワークシステム 10…配信サーバ 12…通信部 20…制御部 22,72…ROM 24,74…RAM 26,76…CPU 30…記憶部 60…情報端末 61…通信部 62…情報受付部 63…表示部 64…音入力部 65…音出力部 66…記憶部 70…制御部 100…通信網

Claims (7)

  1. 少なくとも一つのソフトウェアが格納された配信サーバ(10)からダウンロードしたソフトウェアを実行する情報端末(60)であって、
    前記配信サーバには、対応するソフトウェアのダウンロード回数が多いほど大きな値となる評価情報が格納されており、
    前記配信サーバからダウンロードされたソフトウェアを対象ソフトとし、当該対象ソフトの起動時に、当該対象ソフトに対応する評価情報を前記配信サーバから取得する評価取得手段(70,S320)と、
    前記評価取得手段で取得した評価情報に基づいて、前記評価情報の値が大きいほど、前記対象ソフトを実行する際にアクセスを許可する情報が多くなるように、アクセス可能な情報を表すアクセス情報を決定するアクセス領域決定手段(70,S330〜S360)と、
    前記アクセス領域決定手段にて決定されたアクセス情報に従って、前記対象ソフトを実行するソフト実行手段(70,S380)と
    を備えることを特徴とする情報端末。
  2. 前記アクセス領域決定手段にて決定されたアクセス情報を記憶装置に記憶する記憶制御手段(70,S370)を備え、
    前記ソフト実行手段は、
    前記記憶装置に記憶されたアクセス情報を、前記アクセス領域決定手段にて決定されたアクセス情報とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報端末。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報端末(60)と、
    少なくとも一つのソフトウェアが格納された配信サーバ(10)と
    を備えたネットワークシステム(1)であって、
    前記情報端末は、
    前記評価情報の取得を要求する評価取得要求を前記配信サーバに送信する要求送信手段(70,S310)を備え、
    前記配信サーバは、
    前記要求送信手段にて出力された評価取得要求を受信すると、当該評価取得要求に対応する評価情報を取得し、当該情報端末に出力する情報出力手段(20,S190)と
    を備えることを特徴とするネットワークシステム。
  4. 前記配信サーバは、
    格納された各ソフトウェアの評価情報を更新する情報更新手段(20,S110〜S160)を備える
    ことを特徴とする請求項3に記載のネットワークシステム。
  5. 前記情報更新手段は、
    前記ソフトウェアがダウンロードされるごとに、当該ソフトウェアのダウンロード回数を更新する回数更新手段(20,S120〜S130)と、
    前記回数更新手段で更新されたダウンロード回数が多いほど、安全性の評価が高くなるように、当該ソフトウェアに対応する前記評価情報を決定する評価決定手段(20,S140)と
    を備えることを特徴とする請求項4に記載のネットワークシステム。
  6. 前記情報更新手段は、
    前記ダウンロード回数とは異なる指標である推定情報に基づいて、前記評価決定手段で決定された前記評価情報を補正する補正手段(20,S150,S160)
    を備えることを特徴とする請求項5に記載のネットワークシステム。
  7. 少なくとも一つのソフトウェアが格納された配信サーバ(10)からダウンロードしたソフトウェアを実行する情報端末(60)のコンピュータ(70)が実行するプログラムであって、
    前記配信サーバには、対応するソフトウェアのダウンロード回数が多いほど大きな値となる評価情報が格納されており、
    前記配信サーバからダウンロードされたソフトウェアを対象ソフトとし、当該対象ソフトの起動時に、当該対象ソフトに対応する評価情報を前記配信サーバから取得する評価取得手順(S320)と、
    前記評価取得手順で取得した評価情報に基づいて、前記評価情報の値が大きいほど、前記対象ソフトを実行する際にアクセスを許可する情報が多くなるように、アクセス可能な情報を表すアクセス情報を決定するアクセス領域決定手順(S330〜S360)と、
    前記アクセス領域決定手順にて決定されたアクセス情報に従って、前記対象ソフトを実行するソフト実行手順(S380)とを
    前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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