JP6106648B2 - 窓パネル付き車体構造 - Google Patents
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Description
具体的には、窓開口部の左右側に左右の窓ガラスが固定され、左窓ガラスおよび右窓ガラス間に中央の窓ガラスが昇降自在に設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、窓ガラスを昇降させる構成部材として、窓ガラスを昇降させる昇降機構や昇降機構を駆動する駆動機構などが必要になる。
よって、駆動モータとシートとの間隔(クリアランス)を比較的大きく確保できる。これにより、シートを車体パネル側に近づけて配置できるので車室の室内空間を良好に確保できる。
さらに、請求項1に係る発明では、車体パネルにカバーパネルを車室側から取り付けて、車体パネルおよびカバーパネルで収納空間を形成した。この収納空間に、窓開口部から下降した窓パネルを収納するようにした。
これにより、カバーパネルの幅寸法、高さ寸法や車室側への張出寸法などを窓パネルを収納可能な大きさに形成でき、カバーパネルが大形化することを抑えることができる。
さらに、カバーパネルの外側に駆動モータを設け、駆動モータから延出されたワイヤーを挿通孔を経て収納空間に挿通するようにした。よって、収納空間に駆動モータを収納する必要がない。
これにより、カバーパネルの形状を、窓パネルを収納可能な範囲で可能な限り小さくでき、カバーパネルの車室側への張出しを一層好適に抑えることができる。
よって、ワイヤーを伝って案内部まで流れてきた水が、案内部から挿通孔までワイヤーを伝って流れることを防止できる。これにより、ワイヤーを伝って案内部まで流れてきた水が、挿通孔を経て車室側に浸入することを抑制できる。
これにより、車室内の乗員や荷物などが駆動モータに接触することをモータブラケットで防止でき、駆動モータをモータブラケットで保護できる。
図1、図2に示すように、車体構造10は、車室11内に設けられた乗員用シート12と、乗員用シート12の車体後方に設けられた仕切壁部15と、仕切壁部15を車室11側から覆う不織布などの内装部材16と、仕切壁部15に設けられた窓ガラス(窓パネル)35を昇降させる昇降装置21とを備えている。
ドライバシート13が車幅方向右寄りに設けられ、パッセンジャシート14が車幅方向左寄りに設けられることにより、ドライバシート13およびパッセンジャシート14が車幅方向に間隔をおいて設けられている。
よって、ドライバシート13およびパッセンジャシート14間に中央空間26が形成される。
車体パネル31には、窓開口部47の左側に左窓ガラス36が固定され、窓開口部47の右側に右窓ガラス37が固定されている。
窓開口部47は、ドライバシート13およびパッセンジャシート14(図1参照)の間に設けられている。右凹部49がドライバシート13の車体後方に設けられ、左凹部48がパッセンジャシート14の車体後方に設けられている。
左凹部48にはパッセンジャシート14(図2参照)のシートベルトを巻き取るリトラクタ機構が収納される。右凹部49にはドライバシート13(図2参照)のシートベルトを巻き取るリトラクタ機構や、昇降装置21の作動部23が収納される。
すなわち、サッシュ34は、周縁部47aの左側縁47bに取り付けられる左脚部51と、周縁部47aの右側縁47cに取り付けられる右脚部52と、左脚部51の上端部51aおよび右脚部52の上端部52aに架け渡された頂部53とを備えている。
頂部53は周縁部47aの上縁47dに取り付けられている。窓開口部47の周縁部47aおよびサッシュ34間に固体シール44が介在されている。
固体シール44とは、ゴムシールやスポンジシールなどのように弾性変形(圧縮)させることによりサッシュおよび車体パネル間を密封する部材をいう。
これにより、固体シール44の左下端部44aおよび液状シール43の左上端部43aが車幅方向(すなわち、左下端部44aや左上端部43aの延長方向に対して交差する方向)において重ね合わされている。
これにより、固体シール44の右下端部44bおよび液状シール43の右上端部43bが車幅方向(すなわち、右下端部44bや右上端部43bの延長方向に対して交差する方向)において重ね合わされている。
同様に、固体シール44の右下端部44bおよび液状シール43の右上端部43b(図9参照)が車幅方向において重ね合わされることにより、車体パネル31の一般面46およびカバーパネル38の右側シール部57間の密封性(シール性)が高められている。
一方、サッシュ34に沿って窓ガラス35を下降させることにより、窓開口部47の下方に窓ガラス35が配置されて窓開口部47が開けられる。
膨出部56は、後面視略矩形状に形成され、底部56cの車幅方向中央が下方へ僅かに突出されている。すなわち、底部56cが後面視略湾曲状に形成されている。
ここで、車体パネル31のうち膨出部56の底部56cに対応する部位に水抜孔63が形成されている。
シール部57に液状シール43が塗布されている。液状シール43として、例えば、ブチルシールなどが用いられる。
液状シール43は、一般的に、固体シール44よりも安価で、かつ、取付作業性が高い。よって、液状シール43を用いることによりコストを抑え、さらに、生産性を高めることができるので、接着剤として液状シール43を用いることが好ましい。
この状態において、車体パネル31の一般面46およびシール部57間が液状シール43で水密状に密封されている(図11も参照)。
左右のクリップ107は、仮保持手段42の一部を構成する部材である。
収納空間71が窓開口部47の下方に形成され、膨出部56の底部56cの中央に収納空間71の底部71aが形成されている。よって、収納空間71の底部71aよりも上方に膨出部56の一対の挿通孔61が配置されている。
収納空間71は、窓ガラス35が収納可能な形状に抑えられている。よって、収納空間71の形状を窓ガラス35に合わせて決めることができ、収納空間71を必要以上に大きくする必要がない。
これにより、カバーパネル38が大形化することを好適に抑えることができる。
駆動ワイヤー77の一部77aは、収納空間71から作動部23まで延ばされ、作動部23の駆動モータ81に連結されている。
具体的には、上昇ワイヤー部77bおよび下降ワイヤー部77cが下ワイヤガイド76からスライダガイド73に沿って窓ガラス35の昇降方向(矢印A方向)に延出されている。延出された下降ワイヤー部77cがスライダ74に連結されている。また、延出された上昇ワイヤー部77bが上ワイヤガイド75を経てスライダ74に連結されている。
よって、上昇ワイヤー部77bおよび下降ワイヤー部77cは、下ワイヤガイド76から挿通孔61に向けて矢印A方向とは異なる方向(矢印B方向)に延びている。上昇ワイヤー部77bおよび下降ワイヤー部77cは、グロメット62を介して挿通孔61に挿通され、カバーパネル38の外側(すなわち、収納空間71の外側)に延ばされ、駆動モータ81に連結されている。
加えて、収納空間71の底部71a(すなわち、車体パネル31)に水抜孔63が形成されている。よって、収納空間71に入り込んだ水は、水抜孔63を経て収納空間71の外側に排出される。これにより、収納空間71に入り込んだ水が、一対の挿通孔61より上方に位置することを一層好適に防止できる。
これにより、上昇ワイヤー部77bおよび下降ワイヤー部77cを伝って下ワイヤガイド76まで流れてきた水が、下ワイヤガイド76から上昇ワイヤー部77bおよび下降ワイヤー部77cを伝って一対の挿通孔61まで流れることが防止される。
ここで、右凹部49がドライバシート13の車体後方に配置されている。よって、右凹部49に収納された駆動モータ81がドライバシート13の車体後方に設けられている。
よって、ドライバシート13およびパッセンジャシート14間の中央空間26(図1参照)に駆動モータ81を突出させないように配置できる。これにより、ドライバシート13およびパッセンジャシート14間の中央空間26を荷物置きなどに有効利用することができる。
これにより、ドライバシート13やパッセンジャシート14を車体パネル31側に近づけて配置できるので車室11の室内空間を良好に確保できる。
これにより、車室11内の乗員や荷物などが駆動モータ81に接触することをモータブラケット82のカバー部83で防止でき、駆動モータ81をモータブラケット82で保護できる。
これにより、カバー部83の前面83aや車体パネル31の一般面46を覆う内装部材16を平坦に配置でき、外観性を高めることができる。
このように、上昇ワイヤー部77bおよび下降ワイヤー部77cでスライダ74を昇降させることにより、スライダ74とともに窓ガラス35を昇降させることができる。
位置決め手段41は、車体パネル31に設けられる係合部91と、サッシュ34に設けられて係合部91に係合可能な被係合部95とを備えている。
係合部91は、車体パネル31のうち窓開口部47の左右側に設けられた左スタッドボルト92および右スタッドボルト93を備えている。
すなわち、左フック96がサッシュ34の左上角部34bに設けられ、右フック101がサッシュ34の右上角部34cに設けられている。
左フック96を左スタッドボルト92のねじ部92aに係合させた状態で、ねじ部92aに溝底部97aおよび溝側部97bが接触する。
右フック101を右スタッドボルト93のねじ部93aに係合させた状態で、ねじ部93aに溝底部102aおよび溝側部102bが接触する。
これにより、左スタッドボルト92および右スタッドボルト93の各ねじ部92a,93aでカバーパネル38の上下方向(すなわち、高さ方向)が位置決めされる。
よって、左スタッドボルト92および右スタッドボルト93の各ねじ部92a,93aでカバーパネル38の左右方向が位置決めされる。
カバーパネル38(図4参照)やサッシュ34の位置決めを容易に、かつ、確実におこなうことができる。
よって、左スタッドボルト92のねじ部92aに左フック96を引掛けるために、サッシュ34の最上位となる左上角部34bに左フック96が設けられる。また、右スタッドボルト93のねじ部93aに右フック101を引掛けるために、サッシュ34の最上位となる右上角部34cに右フック101が設けられる。
よって、位置決め手段41を用いてカバーパネル38を位置決めする際に、カバーパネル38を車体パネル31から離した状態で位置決めできる。これにより、液状シール43が車体パネル31の取付位置からずれた状態で付着することを防止できる。
ここで、位置決め手段41の左フック96および右フック101がカバーパネル38から最も離れた端部34b,34cに設けられている。これにより、カバーパネル38やサッシュ34の自重を効率よく利用して、カバーパネル38やサッシュ34が車体パネル31の取付位置まで円滑に回動される。
これにより、左フック96が車体パネル31の上部31aに取り付けられる。
左クリップ107がカバーパネル38の左側フランジ58に取り付けられ、右クリップ107がカバーパネル38の右側フランジ58に取り付けられている。
よって、カバーパネル38が左クリップ107および右クリップ107で車体パネル31の取付位置に仮保持される。これにより、カバーパネル38を車体パネル31の取付位置に取り付ける際の取付作業性を向上させることができる。
ここで、位置決め手段41の右フック101はカバーパネル38から最も離れた端部34cに設けられている。よって、右スタッドボルト93に右フック101を引掛けた状態において、カバーパネル38とともに液状シール43を車体パネル31の一般面46から車体前方側に十分に離すことができる。
これにより、カバーパネル38を位置決めする前に、液状シール43が一般面46の取付位置からずれた状態で付着することを防止できる。
そこで、サッシュ34に固体シール44を接着するようにした。これにより、右フック101を右スタッドボルト93に引掛けた状態において、固体シール44が車体パネル31に接触しても車体パネル31に固体シール44が付着することを防止できる。
これにより、カバーパネル38やサッシュ34を車体パネル31の取付位置に取り付ける際の取付作業性を高めることができる。
ここで、カバーパネル38は右スタッドボルト93よりも下方に配置されている。よって、右スタッドボルト93を中心にしてカバーパネル38およびサッシュ34を矢印Dの如く車体パネル31の取付位置に近づける際に、カバーパネル38およびサッシュ34の自重を利用して各部材38,34を矢印D方向に容易に回動させることができる。
これにより、カバーパネル38やサッシュ34を車体パネル31(具体的には、一般面46)の取付位置に取り付ける際の取付作業性を一層高めることができる。
これにより、カバーパネル38の液状シール43を一般面46の取付位置に確実に付着させることができる。同時に、サッシュ34の固体シール44を一般面46の取付位置に確実に接着させることができる。
このように、右フック101を右スタッドボルト93に引掛けることにより、液状シール43が取付位置からずれた状態で付着することを容易に防止できる。さらに、カバーパネル38およびサッシュ34の自重を利用して各部材38,34を車体パネル31の取付位置に容易に仮保持できる。
これにより、カバーパネル38やサッシュ34を車体パネル31の一般面46に取り付ける際の取付作業性を高めることができる。
図17に示すように、挿通孔61が収納空間71の底部71aよりも上方に設けられている。よって、窓ガラス35の昇降の際に収納空間71に入り込んだ水112が挿通孔61より上方に位置することを防止できる。
これにより、収納空間71に浸入した水112が一対の挿通孔61を経て車室11側に浸入することを抑制できる。
よって、上昇ワイヤー部77bおよび下降ワイヤー部77cを伝って下ワイヤガイド76まで矢印Hの如く流れてきた水112が、下ワイヤガイド76から上昇ワイヤー部77bおよび下降ワイヤー部77cを伝って一対の挿通孔61まで流れることを防止できる。
これにより、上昇ワイヤー部77bおよび下降ワイヤー部77cを伝って下ワイヤガイド76まで流れてきた水112が、一対の挿通孔61を経て車室11側に浸入することを抑制できる。
例えば、前記実施例では、窓ガラス35を昇降させる構成に本発明を適用する例について説明したが、これに限らないで、例えば、窓ガラス35を左右方向に移動させる構成に本発明を適用させることも可能である。
例えば、カバーパネル38の側端部よりも横方向にサッシュ34が延びるように取り付けることも可能である。
11 車室
12 シート(乗員用シート)
13 ドライバシート(第1シート)
14 パッセンジャシート(第2シート)
21 昇降装置
27 後室
31 車体パネル
35 窓ガラス(窓パネル)
38 カバーパネル
46 一般面
47 窓開口部
49 右凹部(凹部)
61 一対の挿通孔(挿通孔)
71 収納空間
71a 収納空間の下端
76 下ワイヤガイド(案内部)
77 駆動ワイヤー(ワイヤー)
81 駆動モータ
82 モータブラケット
83 カバー部
83a カバー部の前面(モータブラケットの前面)
Claims (6)
- 車室内に設けられるシートと、該シートの車体後方に配置される車体パネルと、該車体パネルの窓開口部を開閉する窓パネルと、前記窓パネルを昇降させる昇降装置とを備え、
前記車体パネルは、
前記窓パネルよりも車体後方へ向けて凹む凹部を備え、
前記昇降装置は、
前記窓パネルを昇降させるワイヤーと、
該ワイヤーを駆動可能で、かつ、前記凹部に収納される駆動モータと、
前記車体パネルに前記車室側から取り付けられ、前記窓開口部から下降した前記窓パネルを収納可能な収納空間を前記車体パネルとともに形成するカバーパネルと、
を備え、
前記カバーパネルに前記ワイヤーが挿通可能な挿通孔を備え、
前記カバーパネルの外側に前記駆動モータが設けられ、該駆動モータから延出された前記ワイヤーが前記挿通孔を経て前記収納空間に挿通されることを特徴とする窓パネル付き車体構造。 - 前記車体パネルの車体後方に後室を備え、
前記後室内に前記凹部が膨出することを特徴とする請求項1記載の窓パネル付き車体構造。 - 前記シートは、
車幅方向に間隔をおいて設けられる第1シートおよび第2シートであり、
前記第1シートおよび第2シートの間に前記窓開口部が設けられ、
前記第1シートまたは前記第2シートの車体後方に前記駆動モータが設けられることを特徴とする請求項1または請求項2記載の窓パネル付き車体構造。 - 前記挿通孔は、前記収納空間の下端よりも上方に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の窓パネル付き車体構造。
- 前記昇降装置は、
前記窓パネルの昇降方向に沿って延びる前記ワイヤーを前記挿通孔へ向けて前記昇降方向とは異なる方向へ案内する案内部を備え、
該案内部よりも上方に前記挿通孔が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の窓パネル付き車体構造。 - 前記車体パネルは、
前記凹部が開口され、前記車室の後部を仕切る一般面を備え、
前記昇降装置は、
前記車体パネルに取り付けられることにより前記駆動モータを前記凹部に収納した状態に支持し、かつ、前記駆動モータを車体前方側から覆うモータブラケットを備え、
該モータブラケットの前面が前記一般面と同一面に配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の窓パネル付き車体構造。
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