以下に、本発明にかかる効果測定プログラム、提示方法、サービス提供方法、効果測定装置、提示装置、サービス提供装置、提示プログラム及びサービス提供プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
実施例2について説明する。図2は、実施例2に係る情報提供装置の一例を示す図である。図2に示すように、情報提供装置20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを有する。また、情報提供装置20、車両3及び管理者端末4は、ネットワーク5を介して通信可能に接続され、各種の情報を交換することが可能とされている。かかるネットワーク5の一態様としては、有線または無線を問わず、Local Area Network(LAN)やVirtual Private Network(VPN)などの任意の通信網が挙げられる。なお、図2の例では、情報提供装置20に3台の車両3が接続されている場合を例示したが、開示の技術はこれに限定されず、任意の数の車両3と接続されて良い。
なお、実施例2では、情報提供装置20によって、会社Aに報知サービスが提供される場合を説明する。すなわち、情報提供装置20は、急ブレーキが発生しやすい急ブレーキ多発地帯を車両3に通知しておく。そして、車両3が急ブレーキ多発地帯を走行する場合に、車両3に搭載されたデジタコがアラームを報知する。また、情報提供装置20は、効果測定装置の一例である。
車両3は、例えば、デジタコを搭載する。デジタコは、所定時間間隔でデジタコデータを生成し、生成したデジタコデータを情報提供装置20に送信する。このデジタコデータには、車両の緯度、経度及び速度などの各種の情報が含まれる。なお、所定時間とは、例えば、1秒である。
図3は、デジタコデータのデータ構造の一例を示す図である。図3の例に示すデジタコデータ6は、「車載機No」、「日時」、「緯度」、「経度」、「速度」の各項目を有する。車載機Noの項目には、運行情報を送信するデジタコを識別するための識別番号が登録される。日時の項目には、運行情報を生成した年月日及び時刻が登録される。緯度の項目には、日時の項目に登録された年月日及び時刻に、車載機Noの項目に登録された番号によって識別されるデジタコを搭載する車両3が位置する緯度が登録される。経度の項目には、日時の項目に登録された年月日及び時刻に、車載機Noの項目に登録された番号によって識別されるデジタコを搭載する車両3が位置する経度が登録される。速度の項目には、日時の項目に登録された年月日及び時刻における、車載機Noの項目に登録された番号によって識別されるデジタコを搭載する車両3の速度が登録される。
図3の例では、デジタコデータ6は、「15639381」のデジタコによって2012年8月15日17時15分12秒に生成されたことを示す。また、デジタコデータ6は、2012年8月15日17時15分12秒に、「15639381」のデジタコを搭載する車両3が位置する緯度が「035.39.300」であり、経度が「139.44.435」であることを示す。また、デジタコデータ6は、2012年8月15日17時15分12秒に、「15639381」のデジタコを搭載する車両3の速度が「53」km/hであることを示す。
管理者端末4は、PC(Personal Computer)や、タブレット端末などの管理者によって操作される各種の端末である。例えば、管理者端末4は、管理者の操作を受け付けるキーボードなどの操作受付部、及び、各種の画像を表示する表示部を有する。操作受付部が比較結果の閲覧要求を管理者から受け付けた場合には、管理者端末4は、ネットワーク5を介して、かかる閲覧要求を情報提供装置20に送信する。また、管理者端末4は、ネットワーク5を介して情報提供装置20から送信された比較結果を受信し、受信した比較結果を表示部に表示させる。
情報提供装置20は、道路上のある箇所において走行中のドライバーに報知を行った場合の第1の走行データと、走行中のドライバーに前記報知を行わなかった場合の第2の走行データとの比較を行い、比較結果を出力する。
通信部21は、他の装置との間の通信制御を行うインタフェースである。通信部21は、ネットワーク5を介して他の装置と各種情報を送受信する。例えば、通信部21は、車両3に搭載されたデジタコにより送信された運行情報を受信し、受信した運行情報を後述の制御部23に出力する。また、例えば、通信部21は、管理者端末4により送信された比較結果の閲覧要求を受信し、受信した閲覧要求を制御部23に出力する。また、例えば、通信部21は、後述の出力制御部44により出力された比較結果を受け付け、受け付けた比較結果を管理者端末4に送信する。なお、通信部21の一態様としては、LANカードなどのネットワークインタフェースカードを採用できる。
記憶部22は、ハードディスク、Solid State Drive(SSD)、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶部22は、Random Access Memory(RAM)、フラッシュメモリ、Non Volatile Static Random Access Memory(NVSRAM)などのデータを書き換え可能な半導体メモリであってもよい。
記憶部22は、制御部23で実行されるOperating System(OS)やファイル管理に用いる各種プログラムを記憶する。さらに、記憶部22は、制御部23で実行されるプログラムで用いられる各種データを記憶する。例えば、記憶部22は、運行情報30と、急ブレーキ情報31と、多発地帯情報32と、報知履歴33とを記憶する。
運行情報30は、デジタコデータ6を含むデータである。一例として、運行情報30は、車両3に搭載されたデジタコから受信され、後述の登録部40によって登録される。他の一例として、運行情報30は、後述の抽出部41、分析部42及び比較部43によって参照される。
図4は、運行情報のデータ構成の一例を示す図である。図4に示すように、運行情報30は、複数のデジタコによって生成されたデジタコデータ6を含むデータである。なお、デジタコデータ6には、所定期間、例えば、現時点よりも2年前から現時点までのデジタコデータ6が蓄積される。
急ブレーキ情報31は、急ブレーキが発生した地点を含むデータである。一例として、急ブレーキ情報31は、後述の抽出部41によって格納される。他の一例として、急ブレーキ情報31は、後述の多発地帯情報32を生成するために、分析部42によって参照される。
図5は、急ブレーキ情報のデータ構成の一例を示す図である。図5に示すように、急ブレーキ情報31は、「車載機No」、「緯度」、「経度」、「日時」、「速度」、「減速幅」の各項目を有する。減速幅の項目には、車載機Noの項目に登録された番号によって識別されるデジタコを搭載する車両3が、所定時間の間に減速した速度が登録される。なお、この所定時間は、例えば、1秒である。
図5の例では、急ブレーキ情報31は、「15639381」のデジタコを搭載する車両3が急ブレーキを行ったことを示す。また、急ブレーキ情報31は、「15639381」のデジタコを搭載する車両3が急ブレーキを行った緯度が「035.39.300」であり、経度が「139.44.435」であることを示す。また、急ブレーキ情報31は、「15639381」のデジタコを搭載する車両3が急ブレーキを行った日時が2013年3月30日4時32分15秒であることを示す。また、急ブレーキ情報31は、「15639381」のデジタコを搭載する車両3が急ブレーキを行った際の速度が「53」km/hであり、減速幅が「15.3」km/hであることを示す。
多発地帯情報32は、急ブレーキが発生しやすい地帯を含むデータである。一例として、多発地帯情報32は、分析部42によって生成される。他の一例として、多発地帯情報32は、報知サービスを導入した会社の車両3に搭載されたデジタコに通知される。
図6は、多発地帯情報のデータ構成の一例を示す図である。図6に示すように、多発地帯情報32は、「地帯No」、「始点緯度」、「始点経度」、「終点緯度」、「終点経度」、「急ブレーキ発生回数」、「通行量」、「発生率」、「順位」の各項目を有する。地帯Noの項目には、運行情報を送信するデジタコを識別するための識別番号が登録される。地帯Noの項目には、地帯を識別するための識別番号が登録される。始点緯度の項目には、地帯Noの項目に登録された番号によって識別される地帯の始点となる緯度が登録される。始点経度の項目には、地帯Noの項目に登録された番号によって識別される地帯の始点となる経度が登録される。終点緯度の項目には、地帯Noの項目に登録された番号によって識別される地帯の終点となる緯度が登録される。終点経度の項目には、地帯Noの項目に登録された番号によって識別される地帯の終点となる経度が登録される。急ブレーキ発生回数の項目には、地帯Noの項目に登録された番号によって識別される地帯に発生した急ブレーキの回数が登録される。通行量の項目には、地帯Noの項目に登録された番号によって識別される地帯を通行した車両の台数が登録される。発生率の項目には、地帯Noの項目に登録された番号によって識別される地帯の急ブレーキ発生率が登録される。順位の項目には、発生率の項目に登録された発生率の順位が登録される。なお、ここでいう発生率の順位は、発生率が大きいほど上位となるような順位である。
図6の例では、多発地帯情報32は、番号「001」によって識別される地帯の始点緯度が「035.39.300」であり、始点経度が「139.44.435」であることを示す。また、多発地帯情報32は、番号「001」によって識別される地帯の終点緯度が「035.39.310」であり、終点経度が「139.44.445」であることを示す。また、多発地帯情報32は、番号「001」によって識別される地帯において、急ブレーキが「80」回発生し、「4000」台の車両3が通行したことを示す。また、多発地帯情報32は、番号「001」によって識別される地帯において、急ブレーキの発生率が「0.020」であり、順位が「3」位であることを示す。
報知履歴33は、報知サービスによってアラームが報知される多発地帯情報32が、報知サービスを導入した会社に通知された履歴を含むデータである。一例として、報知履歴33は、報知サービスを導入した会社の車両3のデジタコに多発地帯情報32が通知された場合に、制御部23によって記録される。他の一例として、報知履歴33は、比較部43によって参照される。
図7は、報知履歴のデータ構成の一例を示す図である。図7に示すように、報知履歴33は、「日時」、「会社」、「地帯No」の各項目を有する。図7の例では、報知履歴33は、2012年11月15日0時1分12秒に、「会社A」の車両3のデジタコに多発地帯情報32が通知されたことを示す。また、報知履歴33は、多発地帯情報32が通知された会社Aの車両3のデジタコの車載機Noが「15639381,15639382・・・」であることを示す。また、報知履歴33は、「会社A」の車両3のデジタコに通知された多発地帯情報32が、地帯No「1,2,3・・・」であることを示す。
ここで、報知履歴33に記憶される「日時」は、ある会社が報知サービスを導入した日時に対応する。すなわち、図7の例では、報知履歴33は、会社Aが報知サービスを導入した日時が2012年11月15日0時1分12秒であることを示す。
図2に戻り、制御部23は、情報提供装置20を制御するデバイスである。制御部23としては、Central Processing Unit(CPU)、Micro Processing Unit(MPU)等の電子回路や、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、Field Programmable Gate Array(FPGA)等の集積回路を採用できる。制御部23は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部23は、各種のプログラムが動作することにより各種の処理部として機能する。例えば、制御部23は、登録部40と、抽出部41と、分析部42と、比較部43と、出力制御部44とを有する。
登録部40は、各種の情報を記憶部22に登録する。例えば、登録部40は、通信部21から出力されたデジタコデータ6を受け付けるごとに、受け付けたデジタコデータ6を運行情報30として登録する。
抽出部41は、各種の情報を抽出する。例えば、抽出部41は、運行情報30から急ブレーキが行われた際のデジタコデータ6を抽出する。そして、抽出部41は、抽出したデジタコデータ6を急ブレーキ情報31として格納する。
一例として、抽出部41は、運行情報30の全てのデジタコデータ6のうち、現時点よりも1年前から現時点までのデジタコデータ6を取得する。そして、抽出部41は、取得したデジタコデータ6の中に未選択のデジタコデータ6があるか否かを判定する。
未選択のデジタコデータ6がある場合には、抽出部41は、未選択のデジタコデータ6を1つ選択する。そして、抽出部41は、選択したデジタコデータ6に含まれる車載機No、日時、緯度、経度、速度を取得する。例えば、図4の例に示す運行情報30から1番目のレコードに登録されたデジタコデータ6を選択した場合には、抽出部41は、次の処理を行う。すなわち、抽出部41は、車載機No「15639381」、日時「2012/8/15 17:15:12」、緯度「035.39.300」、経度「139.44.435」、速度「53」km/hを取得する。なお、このようにして取得した速度を「S1」と表記する場合がある。
続いて、抽出部41は、運行情報30を参照し、選択したデジタコデータ6の1秒前のデジタコデータ6を特定する。例えば、選択したデジタコデータ6の車載機Noが「15639381」であり、日時が「2012/8/15 17:15:12」である場合には、抽出部41は、次のような処理を行う。すなわち、抽出部41は、運行情報30を参照し、車載機Noが「15639381」であり、日時が「2012/8/15 17:15:11」であるデジタコデータ6を特定する。そして、抽出部41は、特定したデジタコデータ6に含まれる速度を取得する。なお、このようにして取得した速度を「S2」と表記する場合がある。
続いて、抽出部41は、速度S2から速度S1を減算した値(S2−S1)が所定値、例えば、10(km/h)以上であるか否かを判定する。(S2−S1)が所定値以上である場合には、抽出部41は、次の処理を行う。すなわち、抽出部41は、(S2−S1)の値を減速幅とし、減速幅と、選択したデジタコデータ6とを対応付けて急ブレーキ情報31に格納する。例えば、減速幅が「15.3」km/hであれば、抽出部41は、選択したデジタコデータ6の車載機No、緯度、経度、日時、速度と、減速幅「15.3」km/hとを対応付けて急ブレーキ情報31に格納する。
そして、抽出部41は、再び、取得したデジタコデータ6の中に未選択のデジタコデータ6があるか否かを判定する上述した処理を行う。また、(S2−S1)が所定値以上でない場合にも、抽出部41は、再び、抽出したデジタコデータ6の中に未選択のデジタコデータ6があるか否かを判定する上述した処理を行う。未選択のデジタコデータ6がある場合には、抽出部41は、未選択のデジタコデータ6を1つ選択する上述した処理を行う。そして、抽出部41は、未選択のデジタコデータ6を選択するたびに、上述した処理を繰り返し行う。これにより、抽出部41は、現時点より1年前から現時点までの急ブレーキの情報を急ブレーキ情報31として記憶部22に格納する。
分析部42は、各種の情報を分析する。例えば、分析部42は、抽出部41によって抽出された急ブレーキ情報31を用いて、多発地帯情報32を生成する。そして、分析部42は、生成した多発地帯情報32を記憶部22に格納する。
分析部42は、急ブレーキ情報31を参照し、所定範囲以内に所定回数以上の急ブレーキが発生した地帯を、急ブレーキ多発地帯として特定する。そして、分析部42は、特定した地帯に含まれる複数の急ブレーキ発生地点の緯度のうち、最も小さい値を「始点緯度」とする。また、分析部42は、特定した地帯に含まれる複数の急ブレーキ発生地点の経度のうち、最も小さい値を「始点経度」とする。また、分析部42は、特定した地帯に含まれる複数の急ブレーキ発生地点の緯度のうち、最も大きい値を「終点緯度」とする。また、分析部42は、特定した地帯に含まれる複数の急ブレーキ発生地点の経度のうち、最も大きい値を「終点経度」とする。そして、分析部42は、特定した地帯を識別するための「地帯No」を生成し、「始点緯度」、「始点経度」、「終点緯度」、「終点経度」、「急ブレーキ発生回数」と対応付けて、多発地帯情報32として記憶部22に格納する。
例えば、分析部42は、100m四方の範囲内に20回以上の急ブレーキが発生した地帯を特定する。この結果、急ブレーキが「80」回発生した地帯を特定した場合には、分析部42は、次の処理を行う。すなわち、分析部42は、特定した地帯に含まれる80地点の緯度のうち、最も小さい値「035.39.300」を「始点緯度」とする。また、分析部42は、特定した地帯に含まれる80地点の経度のうち、最も小さい値「139.44.435」を「始点経度」とする。また、分析部42は、特定した地帯に含まれる80地点の緯度のうち、最も大きい値「035.39.310」を「終点緯度」とする。また、分析部42は、特定した地帯に含まれる80地点の経度のうち、最も大きい値「139.44.445」を「終点経度」とする。そして、分析部42は、特定した地帯を識別するための地帯No「001」を生成する。そして、分析部42は、地帯No「001」、始点緯度「035.39.300」、始点経度「139.44.435」、終点緯度「035.39.310」、終点経度「139.44.445」、急ブレーキ発生回数「80」と対応付けて記憶部22に格納する。なお、この時点では、多発地帯情報32の「通行量」、「発生率」、「順位」の項目には、何も登録されていない。
このように、分析部42は、急ブレーキ情報31を参照し、所定範囲以内に所定回数以上の急ブレーキが発生した地帯が無くなるまで、上述した急ブレーキ多発地帯を特定する処理を繰り返し行う。これにより、分析部42は、急ブレーキ情報31から複数の急ブレーキ多発地帯を特定する。
続いて、分析部42は、特定した急ブレーキ多発地帯の「通行量」を算出し、算出した「通行量」を多発地帯情報32に登録する。例えば、分析部42は、多発地帯情報32を参照し、地帯No「001」に対応する始点緯度「035.39.300」、始点経度「139.44.435」、終点緯度「035.39.310」、終点経度「139.44.445」を取得する。そして、分析部42は、運行情報30を参照し、地帯No「001」の地帯に含まれるデジタコデータ6を特定する。そして、分析部42は、特定したデジタコデータ6の数をカウントすることで、例えば、通行量「4000」を算出する。そして、分析部42は、算出した通行量「4000」を多発地帯情報32に登録する。分析部42は、他の急ブレーキ多発地帯についても同様に、「通行量」を算出し、算出した「通行量」を多発地帯情報32に登録する。なお、通行量を登録した時点では、多発地帯情報32の「発生率」及び「順位」の項目には、何も登録されていない。
続いて、分析部42は、特定した急ブレーキ多発地帯の「発生率」を算出し、算出した「発生率」を多発地帯情報32に登録する。例えば、分析部42は、多発地帯情報32の全レコードに「通行量」が登録されると、急ブレーキ発生回数「80」及び通行量「4000」を取得する。そして、分析部42は、取得した急ブレーキ発生回数を、取得した通行量で除した値を急ブレーキの発生率(急ブレーキ発生回数/通行量)を算出する。例えば、急ブレーキ発生回数「80」及び通行量「4000」を取得した場合には、分析部42は、発生率「0.020(80/4000)」を算出する。そして、分析部42は、算出した発生率を対応するレコードの「発生率」の項目に登録する。例えば、発生率「0.020」を算出した場合には、分析部42は、図6に例示の多発地帯情報32の1番目のレコードの「発生率」の項目に「0.020」を登録する。分析部42は、他の急ブレーキ多発地帯についても同様に、「発生率」を算出し、算出した「発生率」を多発地帯情報32に登録する。なお、発生率を登録した時点では、多発地帯情報32の「順位」の項目には、何も登録されていない。
続いて、分析部42は、多発地帯情報32の全レコードに「発生率」が登録されると、「発生率」の項目に登録された発生率が大きいほど上位となるように、多発地帯情報32の「順位」の項目に順位を登録する。例えば、分析部42は、図8に例示のように、多発地帯情報32の「順位」の項目に順位を登録する。
ここで、分析部42が急ブレーキだけでなく、急加速についても検出しているのであれば、急ブレーキ発生率の算出と同様に、急加速発生率の算出を行っても良い。すなわち、分析部42は、取得した急加速の回数を、取得した通行量で除した急加速発生率(急加速の回数/通行量)を算出する。レコードの「発生率」の項目については、急ブレーキの発生率と急加速の発生率とをそれぞれ登録しても良い。そして、分析部42は、急加速の発生率が大きいほど上位となるように、「順位」の項目に、急ブレーキ発生率の順位とは別に、順位を登録してもよい。また、さらに、急ブレーキや急加速は危険事象とみなすことができる。そこで、急ブレーキの発生回数と急加速の発生回数とを足し合わせた回数を車両の台数で除した、危険事象の発生率を算出して、この危険事象の発生率をレコードの「発生率」の項目に登録することも考えられる。この場合には、分析部42は、「発生率」の項目に登録された危険事象の発生率が大きいほど上位となるように、多発地帯情報32の「順位」の項目に順位を登録する。
このように、上記の分析部42によって多発地帯情報32が生成される。これにより、多発地帯情報32が、報知サービスを導入した会社の各車両3にそれぞれ搭載されたデジタコに通知され、報知サービスが提供されることとなる。ここで、開示の技術は、報知サービスの導入効果を確認するために、以下に説明する比較部43及び出力制御部44の各処理を行う。
比較部43は、道路上のある箇所において走行中のドライバーに報知を行った場合の第1の走行データと、走行中のドライバーに前記報知を行わなかった場合の第2の走行データとの比較を行う。一例として、比較部43は、通信部21から出力された比較結果の閲覧要求を受け付けると、報知を行った場合の急ブレーキ発生回数と、報知を行わなかった場合の急ブレーキ発生回数とを比較する。そして、比較部43は、比較結果を出力制御部44に出力する。
以下において、比較部43が急ブレーキ発生回数を用いて比較する場合の処理を説明する。ここでは、会社Aが報知サービスを導入した場合に、会社Aが報知サービスの導入効果を確認する場合を説明する。なお、ここでは、会社Aが報知サービスを導入した車両3は90台であり、90台の車両3に通知された急ブレーキ多発地帯の数が800箇所である。この800箇所は、例えば、関東圏を中心とする地帯である。
比較部43は、報知履歴33を参照し、報知を行わなかった期間と、報知を行った期間を特定する。例えば、比較部43は、図7に例示の報知履歴33を参照し、「会社A」に対応する日時「2012/11/15 0:01:12」を特定する。そして、比較部43は、特定した日時「2012/11/15 0:01:12」より前の期間を、報知を行わなかった期間として特定する。また、比較部43は、特定した日時「2012/11/15 0:01:12」より後の期間を、報知を行った期間として特定する。
続いて、比較部43は、報知を行わなかった期間のうち比較対象とする所定期間である「before期間」と、報知を行った期間のうち比較対象とする所定期間である「after期間」とをそれぞれ設定する。ここで、所定期間とは、例えば、報知履歴33に記憶されるレコードのうち最も古いレコードの日時から直近の1ヶ月間である。例えば、日時「2012/11/15 0:01:12」より前の期間が報知を行わなかった期間として特定された場合には、比較部43は、直近の1ヶ月間に対応する「2012年10月1日〜10月31日」をbefore期間として設定する。また、例えば、日時「2012/11/15 0:01:12」より後の期間が報知を行わなかった期間として特定された場合には、比較部43は、直近の1ヶ月間に対応する「2012年12月1日〜12月31日」をafter期間として設定する。なお、ここでは、比較部43がbefore期間及びafter期間を自動的に設定する場合を説明したが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、before期間及びafter期間は、管理者が任意の期間を設定しても良い。また、before期間及びafter期間は、必ずしも同一期間が設定されなくても良い。例えば、before期間が1ヶ月間に設定される場合に、after期間が2ヶ月間に設定されても良い。
そして、比較部43は、before期間における地帯ごとの急ブレーキ発生回数を算出する。図8及び図9は、before期間における地帯ごとの急ブレーキ発生回数について説明するための図である。
例えば、比較部43は、before期間において、多発地帯情報32が通知された会社Aの車両3のデジタコデータ6を、運行情報30から取得する。図8に示す例では、比較部43は、before期間「2012年10月1日〜10月31日」において、地帯No「001」の地帯を走行していたデジタコデータ6を運行情報30から取得する場合を説明する。つまり、比較部43は、運行情報30の全デジタコデータ6のうち、緯度が地帯No「001」の始点緯度から終点緯度の間であり、経度が地帯No「001」の始点経度から終点経度の間であるデジタコデータ6を取得する。例えば、地帯No「001」の地帯を、車載機No「15639381」のデジタコを搭載した車両3が2012年10月15日19時1分23秒に50km/hで走行していた場合には、比較部43は、次の処理を行う。比較部43は、図8の1番目のレコードに示すように、車載機No「15639381」、日時「2012/10/15 19:01:23」、速度「50km/h」のデジタコデータ6を運行情報30から取得する。
続いて、比較部43は、取得したデジタコデータ6を用いて、地帯ごとの進入回数及び急ブレーキ発生回数を算出する。例えば、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、日時が連続するデジタコデータ6を選択し、「進入回数」を1インクリメントする。これは、日時が連続するデジタコデータ6は、急ブレーキ多発地帯への進入1回分に対応するからである。そして、比較部43は、選択したレコードにおいて、急ブレーキが行われていたか否かを判定する。そして、比較部43は、急ブレーキが行われていた場合には、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。一方、比較部43は、急ブレーキが行われていなかった場合には、「急ブレーキ発生回数」をインクリメントしない。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、未選択のデジタコデータ6がなくなるまで、日時が連続するデジタコデータ6を選択する処理を繰り返すことで、地帯ごとの進入回数及び急ブレーキ発生回数を算出する。
図8に示す例では、比較部43は、1番目のレコードから5番目のレコードまでの5レコードを選択する。これにより、比較部43は、地帯No「001」の地帯への進入回数を1インクリメントする。そして、比較部43は、選択したレコードにおける1秒ごとの減速幅を算出し、算出した減速幅のいずれかが10(km/h)以上である場合には、急ブレーキ発生回数を1インクリメントする。図8に示す例では、比較部43は、2012年10月15日19時1分23秒における速度が「50」km/hであり、2012年10月15日19時1分24秒における速度が「45」km/hであるので、減速幅「5」km/hを算出する。また、比較部43は、2012年10月15日19時1分24秒における速度が「45」km/hであり、2012年10月15日19時1分25秒における速度が「40」km/hであるので、減速幅「5」km/hを算出する。また、比較部43は、2012年10月15日19時1分25秒における速度が「40」km/hであり、2012年10月15日19時1分26秒における速度が「38」km/hであるので、減速幅「2」km/hを算出する。また、比較部43は、2012年10月15日19時1分26秒における速度が「38」km/hであり、2012年10月15日19時1分27秒における速度が「35」km/hであるので、減速幅「3」km/hを算出する。すなわち、図8に示す例では、算出した減速幅のいずれもが10(km/h)以上でないので、比較部43は、急ブレーキ発生回数をインクリメントしない。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、未選択のデジタコデータ6がなくなるまで、日時が連続するデジタコデータ6を選択する処理を繰り返し行う。
そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6を用いて、地帯ごとの進入回数及び急ブレーキ発生回数を算出する。例えば、図9に示すように、比較部43は、before期間において、地帯No「001」の地帯の急ブレーキ発生回数が「30」であり、進入回数が「6700」であることを算出する。そして、比較部43は、他の地帯Noの地帯についても同様に、進入回数及び急ブレーキ発生回数を算出する。
このように、比較部43は、before期間における地帯ごとの急ブレーキ発生回数を算出する。例えば、図9に示すように、比較部43は、before期間において、会社Aの車両3のデジタコに通知された800箇所の急ブレーキ多発地帯ごとに、急ブレーキ発生回数及び進入回数を集計する。
また、比較部43は、after期間における地帯ごとの急ブレーキ発生回数を算出する。図10は、after期間における地帯ごとの急ブレーキ発生回数について説明するための図である。
例えば、比較部43は、after期間において、多発地帯情報32が通知された会社Aの車両3のデジタコデータ6を、運行情報30から取得する。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6を用いて、地帯ごとの進入回数及び急ブレーキ発生回数を算出する。例えば、図10に示すように、比較部43は、after期間において、地帯No「001」の地帯の急ブレーキ発生回数が「20」であり、進入回数が「6800」であることを算出する。そして、比較部43は、他の地帯Noの地帯についても同様に、進入回数及び急ブレーキ発生回数を算出する。なお、この処理は、before期間における地帯ごとの進入回数及び急ブレーキ発生回数を算出する処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
このように、比較部43は、after期間における地帯ごとの急ブレーキ発生回数を算出する。例えば、図10に示すように、比較部43は、after期間において、会社Aの車両3のデジタコに通知された800箇所の急ブレーキ多発地帯ごとに、急ブレーキ発生回数及び進入回数を算出する。以下では、比較部43が生成する比較結果を例示して説明する。
(比較結果の例1)
図11を用いて、比較部43が、before期間における急ブレーキ発生回数と、after期間における急ブレーキ発生回数とを比較する場合を説明する。これは、報知サービス導入前よりも報知サービス導入後の方が、急ブレーキ多発地帯における急ブレーキ発生回数が減少すると考えられるからである。また、全運行における急ブレーキ発生回数も減少すると考えられる。図11は、急ブレーキ発生回数による比較結果の一例を示す図である。
例えば、比較部43は、before期間における地帯ごとの進入回数を集計し、before期間における合計の進入回数を算出する。図11の例では、比較部43は、図9に例示の各地帯の進入回数を集計することで、before期間の進入回数「18600」を算出する。また、比較部43は、before期間における地帯ごとの急ブレーキ発生回数を集計し、before期間における合計の急ブレーキ発生回数を算出する。図11の例では、比較部43は、図9に例示の各地帯の急ブレーキ発生回数を集計することで、before期間の急ブレーキ発生回数「50」を算出する。また、比較部43は、before期間の急ブレーキ発生回数と、before期間の進入回数とを用いて、進入回数1000回当たりの急ブレーキ発生回数を算出する。図11の例では、比較部43は、before期間の急ブレーキ発生回数「50」と、before期間の進入回数「18600」とを用いて、進入回数1000回当たりの急ブレーキ発生回数「2.69」を算出する。また、比較部43は、before期間における全運行について、急ブレーキ発生回数を算出する。図11に示す例では、比較部43は、図5に例示の急ブレーキ情報31を参照し、before期間に含まれる急ブレーキ発生回数をカウントすることで、急ブレーキ発生回数(全運行)「800」を算出する。
また、例えば、比較部43は、after期間における地帯ごとの進入回数を集計し、after期間における合計の進入回数を算出する。図11の例では、比較部43は、図10に例示の各地帯の進入回数を集計することで、after期間の進入回数「19000」を算出する。また、比較部43は、after期間における地帯ごとの急ブレーキ発生回数を集計し、after期間における合計の急ブレーキ発生回数を算出する。図11の例では、比較部43は、図10に例示の各地帯の急ブレーキ発生回数を集計することで、after期間の急ブレーキ発生回数「20」を算出する。また、比較部43は、after期間の急ブレーキ発生回数と、after期間の進入回数とを用いて、進入回数1000回当たりの急ブレーキ発生回数を算出する。図11の例では、比較部43は、after期間の急ブレーキ発生回数「20」と、after期間の進入回数「19000」とを用いて、進入回数1000回当たりの急ブレーキ発生回数「1.05」を算出する。また、比較部43は、after期間における全運行について、急ブレーキ発生回数を算出する。図11に示す例では、比較部43は、図5に例示の急ブレーキ情報31を参照し、after期間に含まれる急ブレーキ発生回数をカウントすることで、急ブレーキ発生回数(全運行)「400」を算出する。
このように、比較部43は、図11に例示の比較結果を生成することで、before期間における急ブレーキ発生回数と、after期間における急ブレーキ発生回数とを比較する。つまり、図11の比較結果によれば、before期間の進入回数とafter期間の進入回数がほぼ同一であるため、時期による変動はないと考えられる。また、図11の比較結果によれば、before期間よりもafter期間の方が、進入回数1000回当たりの急ブレーキ発生回数が減少したことが確認される。これは、報知サービス導入前よりも報知サービス導入後の方が、急ブレーキ多発地帯における急ブレーキ発生回数が減少したことを示す。また、図11の比較結果によれば、before期間よりもafter期間の方が、全運行における急ブレーキ発生回数が減少したことが確認される。これによれば、比較部43は、急ブレーキ多発地帯を走行する場合に報知する報知サービスの導入効果を、急ブレーキ発生回数を用いて直接的に確認することができる。
(比較結果の例2)
図12及び図13を用いて、比較部43が、before期間における急ブレーキ発生車両数と、after期間における急ブレーキ発生車両数とを比較する場合を説明する。これは、急ブレーキ発生回数が特定の車両3に偏って発生している可能性が考えられるからである。図12及び図13は、急ブレーキ発生車両数による比較結果の一例を示す図である。
比較部43は、before期間における急ブレーキ発生回数を車両3ごとにカウントする。例えば、比較部43は、before期間において、多発地帯情報32が通知された会社Aの車両3のデジタコデータ6を、運行情報30から取得する。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、日時が連続するデジタコデータ6を選択する。そして、比較部43は、選択したレコードにおいて、急ブレーキが行われていたか否かを判定する。そして、比較部43は、急ブレーキが行われていた場合には、選択したレコードの車載機Noに対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。例えば、選択したレコードにおける1秒ごとの減速幅のいずれかが10(km/h)以上であった場合に、選択したレコードに対応する車載機Noが「15639381」であった場合には、次の処理を行う。つまり、比較部43は、車載機No「15639381」に対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。すなわち、比較部43は、車載機Noに対応するデジタコを搭載する車両3ごとに、急ブレーキ発生回数をカウントする。一方、比較部43は、急ブレーキが行われていなかった場合には、「急ブレーキ発生回数」をインクリメントしない。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、未選択のデジタコデータ6がなくなるまで、日時が連続するデジタコデータ6を選択する処理を繰り返すことで、車両3ごとに、before期間における急ブレーキ発生回数をカウントする。
また、比較部43は、after期間における急ブレーキ発生回数を車両3ごとにカウントする。例えば、比較部43は、after期間において、多発地帯情報32が通知された会社Aの車両3のデジタコデータ6を、運行情報30から取得する。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、日時が連続するデジタコデータ6を選択する。そして、比較部43は、選択したレコードにおいて、急ブレーキが行われていたか否かを判定する。そして、比較部43は、急ブレーキが行われていた場合には、選択したレコードの車載機Noに対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。例えば、選択したレコードにおける1秒ごとの減速幅のいずれかが10(km/h)以上であった場合に、選択したレコードに対応する車載機Noが「15639381」であった場合には、次の処理を行う。つまり、比較部43は、車載機No「15639381」に対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。すなわち、比較部43は、車載機Noに対応するデジタコを搭載する車両3ごとに、急ブレーキ発生回数をカウントする。一方、比較部43は、急ブレーキが行われていなかった場合には、「急ブレーキ発生回数」をインクリメントしない。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、未選択のデジタコデータ6がなくなるまで、日時が連続するデジタコデータ6を選択する処理を繰り返すことで、車両3ごとに、after期間における急ブレーキ発生回数をカウントする。
そして、比較部43は、図12に示すように、急ブレーキ発生車両数を、急ブレーキ発生回数ごとにカウントする。図12において、横方向は、急ブレーキ発生回数に対応し、縦方向は、急ブレーキ発生車両数に対応する。図12に示す例では、比較部43は、before期間において、急ブレーキを1回発生した車両3が「20」台であるとカウントする。また、比較部43は、before期間において、急ブレーキを2回発生した車両3が「5」台であるとカウントする。また、比較部43は、after期間において、急ブレーキを1回発生した車両3が「16」台であるとカウントする。また、比較部43は、after期間において、急ブレーキを2回発生した車両3が「2」台であるとカウントする。
また、比較部43は、図13に示すように、急ブレーキ発生車両数を、報知サービス導入期間に応じてカウントする。図13において、横方向は、報知サービス導入期間に対応し、before期間のみ、after期間のみ、或いはbefore期間及びafter期間の両方の期間のいずれかを示す。また、縦方向は、急ブレーキ発生車両数に対応する。図13に示す例では、比較部43は、before期間にのみ急ブレーキを発生した車両が「17」台であるとカウントする。また、比較部43は、after期間にのみ急ブレーキを発生した車両が「10」台であるとカウントする。また、比較部43は、before期間及びafter期間の両方の期間において急ブレーキを発生した車両が「8」台であるとカウントする。
このように、比較部43は、図12及び図13に例示の比較結果を生成することで、before期間における急ブレーキ発生車両数と、after期間における急ブレーキ発生車両数とを比較する。つまり、図12の比較結果によれば、before期間においては5台の車両3に偏って急ブレーキが発生していることが確認される。また、図12の比較結果によれば、after期間においては2台の車両3に偏って急ブレーキが発生していることが確認される。また、図13の比較結果によれば、before期間にのみ急ブレーキを発生した17台の車両に対しては、報知サービスの効果があると確認される。また、図13の比較結果によれば、after期間にのみ急ブレーキを発生した10台の車両、及び、両方の期間において急ブレーキを発生した8台の車両に対しては、更なる改善の余地があることが確認される。これによれば、比較部43は、特定の車両3に偏って発生している急ブレーキについて検証することができる。
(比較結果の例3)
図14及び図15を用いて、比較部43が、before期間における急ブレーキ発生地帯数と、after期間における急ブレーキ発生地帯数とを比較する場合を説明する。これは、急ブレーキ発生回数が特定の急ブレーキ多発地帯に偏って発生している可能性が考えられるからである。図14及び図15は、急ブレーキ発生地帯数による比較結果の一例を示す図である。
比較部43は、before期間における急ブレーキ発生回数を急ブレーキ多発地帯ごとにカウントする。例えば、比較部43は、before期間において、多発地帯情報32が通知された会社Aの車両3のデジタコデータ6を、運行情報30から取得する。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、日時が連続するデジタコデータ6を選択する。そして、比較部43は、選択したレコードにおいて、急ブレーキが行われていたか否かを判定する。そして、比較部43は、急ブレーキが行われていた場合には、選択したレコードが含まれる急ブレーキ多発地帯の地帯Noに対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。例えば、選択したレコードにおける1秒ごとの減速幅のいずれかが10(km/h)以上であった場合に、選択したレコードに対応する緯度が「035.39.300」であり、経度が「139.44.435」であった場合には、次の処理を行う。つまり、選択したレコードが地帯No「001」の地帯に含まれるので、比較部43は、地帯No「001」に対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。すなわち、比較部43は、急ブレーキ多発地帯ごとに、急ブレーキ発生回数をカウントする。一方、比較部43は、急ブレーキが行われていなかった場合には、「急ブレーキ発生回数」をインクリメントしない。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、未選択のデジタコデータ6がなくなるまで、日時が連続するデジタコデータ6を選択する処理を繰り返すことで、急ブレーキ多発地帯ごとに、before期間における急ブレーキ発生回数をカウントする。
また、比較部43は、after期間における急ブレーキ発生回数を急ブレーキ多発地帯ごとにカウントする。例えば、比較部43は、after期間において、多発地帯情報32が通知された会社Aの車両3のデジタコデータ6を、運行情報30から取得する。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、日時が連続するデジタコデータ6を選択する。そして、比較部43は、選択したレコードにおいて、急ブレーキが行われていたか否かを判定する。そして、比較部43は、急ブレーキが行われていた場合には、選択したレコードが含まれる急ブレーキ多発地帯の地帯Noに対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。例えば、選択したレコードにおける1秒ごとの減速幅のいずれかが10(km/h)以上であった場合に、選択したレコードに対応する緯度が「035.39.300」であり、経度が「139.44.435」であった場合には、次の処理を行う。つまり、選択したレコードが地帯No「001」の地帯に含まれるので、比較部43は、地帯No「001」に対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。すなわち、比較部43は、急ブレーキ多発地帯ごとに、急ブレーキ発生回数をカウントする。一方、比較部43は、急ブレーキが行われていなかった場合には、「急ブレーキ発生回数」をインクリメントしない。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、未選択のデジタコデータ6がなくなるまで、日時が連続するデジタコデータ6を選択する処理を繰り返すことで、急ブレーキ多発地帯ごとに、after期間における急ブレーキ発生回数をカウントする。
そして、比較部43は、図14に示すように、急ブレーキ発生地点数を、急ブレーキ発生回数ごとにカウントする。図14において、横方向は、急ブレーキ発生回数に対応し、縦方向は、急ブレーキ発生地点数に対応する。図14に示す例では、比較部43は、before期間において、急ブレーキを1回発生した急ブレーキ多発地帯が「17」箇所であるとカウントする。また、比較部43は、before期間において、急ブレーキを2回発生した急ブレーキ多発地帯が「3」箇所であるとカウントする。また、比較部43は、before期間において、急ブレーキを3回発生した急ブレーキ多発地帯が「1」箇所であるとカウントする。また、比較部43は、before期間において、急ブレーキを4回発生した急ブレーキ多発地帯が「1」箇所であるとカウントする。また、比較部43は、after期間において、急ブレーキを1回発生した急ブレーキ多発地帯が「18」箇所であるとカウントする。また、比較部43は、after期間において、急ブレーキを2回発生した急ブレーキ多発地帯が「1」箇所であるとカウントする。また、比較部43は、after期間において、急ブレーキを3回発生した急ブレーキ多発地帯が「0」箇所であるとカウントする。また、比較部43は、after期間において、急ブレーキを4回発生した急ブレーキ多発地帯が「0」箇所であるとカウントする。
また、比較部43は、図15に示すように、急ブレーキ発生地帯数を、報知サービス導入期間に応じてカウントする。図15において、横方向は、報知サービス導入期間に対応し、before期間のみ、after期間のみ、或いはbefore期間及びafter期間の両方の期間のいずれかを示す。また、縦方向は、急ブレーキ発生地帯数に対応する。図15に示す例では、比較部43は、before期間にのみ急ブレーキを発生した急ブレーキ多発地帯が「17」台であるとカウントする。また、比較部43は、after期間にのみ急ブレーキを発生した急ブレーキ多発地帯が「14」台であるとカウントする。また、比較部43は、before期間及びafter期間の両方の期間において急ブレーキを発生した急ブレーキ多発地帯が「5」台であるとカウントする。
このように、比較部43は、図14及び図15に例示の比較結果を生成することで、before期間における急ブレーキ発生地帯数と、after期間における急ブレーキ発生地帯数とを比較する。つまり、図14の比較結果によれば、before期間においては2回以上急ブレーキが偏って発生している地帯が5箇所あることが確認される。また、図14の比較結果によれば、after期間においては2回以上急ブレーキが偏って発生している地帯が1箇所あることが確認される。また、図15の比較結果によれば、before期間にのみ急ブレーキを発生した17箇所の急ブレーキ多発地帯に対しては、報知サービスの効果があると確認される。また、図15の比較結果によれば、after期間にのみ急ブレーキを発生した14箇所、及び、両方の期間において急ブレーキを発生した5箇所の急ブレーキ多発地帯に対しては、更なる改善の余地があることが確認される。これによれば、比較部43は、特定の急ブレーキ多発地帯に偏って発生している急ブレーキについて検証することができる。
(比較結果の例4)
図16を用いて、比較部43が、速度帯ごとに、before期間における急ブレーキ発生回数と、after期間における急ブレーキ発生回数とを比較する場合を説明する。これは、報知サービスの導入効果が速度帯に応じて異なる可能性が考えられるからである。図16は、急ブレーキ発生時車速による比較結果の一例を示す図である。
比較部43は、before期間における急ブレーキ発生回数を急ブレーキ発生時車速ごとにカウントする。この速度帯は、例えば、11〜20km/h、21〜30km/h、31〜40km/h、41〜50km/h、51〜60km/h、61〜70km/hの10km/hごとの速度帯である。例えば、比較部43は、before期間において、多発地帯情報32が通知された会社Aの車両3のデジタコデータ6を、運行情報30から取得する。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、日時が連続するデジタコデータ6を選択する。そして、比較部43は、選択したレコードにおいて、急ブレーキが行われていたか否かを判定する。そして、比較部43は、急ブレーキが行われていた場合には、選択したレコードに対応する速度に対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。例えば、選択したレコードにおける1秒ごとの減速幅のいずれかが10(km/h)以上であった場合に、選択したレコードに対応する速度が「53km/h」であった場合には、次の処理を行う。つまり、比較部43は、51〜60km/hの速度帯に対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。すなわち、比較部43は、急ブレーキ発生時車速ごとに、急ブレーキ発生回数をカウントする。一方、比較部43は、急ブレーキが行われていなかった場合には、「急ブレーキ発生回数」をインクリメントしない。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、未選択のデジタコデータ6がなくなるまで、日時が連続するデジタコデータ6を選択する処理を繰り返すことで、急ブレーキ発生時車速ごとに、before期間における急ブレーキ発生回数をカウントする。
また、比較部43は、after期間における急ブレーキ発生回数を急ブレーキ発生時車速ごとにカウントする。例えば、比較部43は、after期間において、多発地帯情報32が通知された会社Aの車両3のデジタコデータ6を、運行情報30から取得する。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、日時が連続するデジタコデータ6を選択する。そして、比較部43は、選択したレコードにおいて、急ブレーキが行われていたか否かを判定する。そして、比較部43は、急ブレーキが行われていた場合には、選択したレコードに対応する速度に対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。例えば、選択したレコードにおける1秒ごとの減速幅のいずれかが10(km/h)以上であった場合に、選択したレコードに対応する速度が「42km/h」であった場合には、次の処理を行う。つまり、比較部43は、41〜50km/hの速度帯に対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。すなわち、比較部43は、急ブレーキ発生時車速ごとに、急ブレーキ発生回数をカウントする。一方、比較部43は、急ブレーキが行われていなかった場合には、「急ブレーキ発生回数」をインクリメントしない。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、未選択のデジタコデータ6がなくなるまで、日時が連続するデジタコデータ6を選択する処理を繰り返すことで、急ブレーキ発生時車速ごとに、after期間における急ブレーキ発生回数をカウントする。
そして、比較部43は、図16に示すように、急ブレーキ発生地点数を、速度帯ごとにカウントする。図16において、横方向は、10km/hごとの速度帯に対応し、縦方向は、急ブレーキ発生回数に対応する。図16に示す例では、比較部43は、before期間において、11〜20km/hの速度帯で発生した急ブレーキが「0」回であるとカウントする。また、比較部43は、before期間において、21〜30km/h、31〜40km/h、41〜50km/h、51〜60km/h、61〜70km/hの各速度帯において発生した急ブレーキの回数をそれぞれカウントする。また、比較部43は、after期間において、11〜20km/hの速度帯で発生した急ブレーキが「1」回であるとカウントする。また、比較部43は、after期間において、21〜30km/h、31〜40km/h、41〜50km/h、51〜60km/h、61〜70km/hの各速度帯において発生した急ブレーキの回数をそれぞれカウントする。
このように、比較部43は、図16に例示の比較結果を生成することで、速度帯ごとに、before期間における急ブレーキ発生回数と、after期間における急ブレーキ発生回数とを比較する。つまり、図16の比較結果によれば、報知サービスの導入によって、特に、31〜40km/h及び41〜50km/hの速度帯において急ブレーキ発生回数が減少したことが確認される。これによれば、比較部43は、速度帯に応じた報知サービスの導入効果を検証することができる。
(比較結果の例5)
図17を用いて、比較部43が、時間帯ごとに、before期間における急ブレーキ発生回数と、after期間における急ブレーキ発生回数とを比較する場合を説明する。これは、報知サービスの導入効果が時間帯に応じて異なる可能性が考えられるからである。図17は、時間帯毎の急ブレーキ発生回数による比較結果の一例を示す図である。
比較部43は、before期間における急ブレーキ発生回数を時間帯ごとにカウントする。この時間帯は、例えば、0〜3時、3〜6時、6〜9時、9〜12時、12〜15時、15〜18時、18〜21時、21〜24時の3時間ごとの時間帯である。例えば、比較部43は、before期間において、多発地帯情報32が通知された会社Aの車両3のデジタコデータ6を、運行情報30から取得する。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、日時が連続するデジタコデータ6を選択する。そして、比較部43は、選択したレコードにおいて、急ブレーキが行われていたか否かを判定する。そして、比較部43は、急ブレーキが行われていた場合には、選択したレコードに対応する時刻に対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。例えば、選択したレコードにおける1秒ごとの減速幅のいずれかが10(km/h)以上であった場合に、選択したレコードに対応する日時が「2012年10月15日19時1分23秒〜27秒」であった場合には、次の処理を行う。つまり、比較部43は、18〜21時の時間帯に対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。すなわち、比較部43は、時間帯ごとに、急ブレーキ発生回数をカウントする。一方、比較部43は、急ブレーキが行われていなかった場合には、「急ブレーキ発生回数」をインクリメントしない。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、未選択のデジタコデータ6がなくなるまで、日時が連続するデジタコデータ6を選択する処理を繰り返すことで、時間帯ごとに、before期間における急ブレーキ発生回数をカウントする。
また、比較部43は、after期間における急ブレーキ発生回数を時間帯ごとにカウントする。例えば、比較部43は、after期間において、多発地帯情報32が通知された会社Aの車両3のデジタコデータ6を、運行情報30から取得する。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、日時が連続するデジタコデータ6を選択する。そして、比較部43は、選択したレコードにおいて、急ブレーキが行われていたか否かを判定する。そして、比較部43は、急ブレーキが行われていた場合には、選択したレコードに対応する時刻に対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。例えば、選択したレコードにおける1秒ごとの減速幅のいずれかが10(km/h)以上であった場合に、選択したレコードに対応する日時が「2012年12月15日10時1分23秒〜27秒」であった場合には、次の処理を行う。つまり、比較部43は、9〜12時の時間帯に対応付けて、「急ブレーキ発生回数」を1インクリメントする。すなわち、比較部43は、時間帯ごとに、急ブレーキ発生回数をカウントする。一方、比較部43は、急ブレーキが行われていなかった場合には、「急ブレーキ発生回数」をインクリメントしない。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、未選択のデジタコデータ6がなくなるまで、日時が連続するデジタコデータ6を選択する処理を繰り返すことで、時間帯ごとに、after期間における急ブレーキ発生回数をカウントする。
そして、比較部43は、図17に示すように、急ブレーキ発生地点数を、速度帯ごとにカウントする。図17において、横方向は、3時間ごとの時間帯に対応し、縦方向は、急ブレーキ発生回数に対応する。図17に示す例では、比較部43は、before期間において、0〜3時の時間帯で発生した急ブレーキが「6」回であるとカウントする。また、比較部43は、before期間において、3〜6時、6〜9時、9〜12時、12〜15時、15〜18時、18〜21時、21〜24時の各時間帯において発生した急ブレーキの回数をそれぞれカウントする。また、比較部43は、after期間において、0〜3時の時間帯で発生した急ブレーキが「0」回であるとカウントする。また、比較部43は、after期間において、3〜6時、6〜9時、9〜12時、12〜15時、15〜18時、18〜21時、21〜24時の各時間帯において発生した急ブレーキの回数をそれぞれカウントする。
このように、比較部43は、図17に例示の比較結果を生成することで、時間帯ごとに、before期間における急ブレーキ発生回数と、after期間における急ブレーキ発生回数とを比較する。つまり、図17の比較結果によれば、報知サービスの導入によって、特に、0〜3時の時間帯及び18〜21時の時間帯において急ブレーキ発生回数が減少したことが確認される。これによれば、比較部43は、時間帯に応じた報知サービスの導入効果を検証することができる。
以上のように、比較部43は、報知を行った場合の急ブレーキ発生回数と、報知を行わなかった場合の急ブレーキ発生回数とを比較する。そして、比較部43は、比較結果を出力制御部44に出力する。
なお、ここでは、急ブレーキ発生回数による比較処理、急ブレーキ発生車両数による比較処理、急ブレーキ発生地帯数による比較処理、急ブレーキ発生時車速による比較処理、時間帯毎の急ブレーキ発生回数による比較処理をそれぞれ行う場合を説明した。しかし、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、ここで説明した比較処理のうち、任意の比較処理のみを行っても良い。
出力制御部44は、比較結果を出力する。例えば、出力制御部44は、比較部43によって比較された比較結果を、通信部21を介して管理者端末4に送信する。一例として、出力制御部44は、図11〜図17に例示の比較結果を、通信部21を介して管理者端末4に送信する。なお、出力制御部44が比較結果を送信する送信先は、必ずしも管理者端末4でなくても良い。例えば、出力制御部44は、比較結果を車両3に搭載された各デジタコに対して送信しても良い。また、例えば、出力制御部44は、比較結果を所定の記憶媒体に格納しても良い。
次に、実施例2に係る情報提供装置の処理手順について説明する。図18は、実施例2に係る情報提供装置の処理手順を示すフローチャートである。
図18に示すように、比較部43は、比較結果の閲覧要求を受け付けると(S101肯定)、before期間及びafter期間をそれぞれ設定する(S102)。例えば、比較部43は、報知履歴33を参照し、報知を行わなかった期間のうち比較対象とする所定期間である「before期間」と、報知を行った期間のうち比較対象とする所定期間である「after期間」とをそれぞれ設定する。なお、比較結果の閲覧要求を受け付けるまで(S101否定)、比較部43は、待機状態である。
続いて、比較部43は、before期間における急ブレーキ発生回数を算出する(S103)。そして、比較部43は、after期間における急ブレーキ発生回数を算出する(S104)。そして、比較部43は、before期間における急ブレーキ発生回数と、after期間における急ブレーキ発生回数とを比較する(S105)。例えば、比較部43は、図11に例示の比較結果を生成することで、before期間における急ブレーキ発生回数と、after期間における急ブレーキ発生回数とを比較する。
続いて、比較部43は、before期間における急ブレーキ発生車両数を算出する(S106)。そして、比較部43は、after期間における急ブレーキ発生車両数を算出する(S107)。そして、比較部43は、before期間における急ブレーキ発生車両数と、after期間における急ブレーキ発生車両数とを比較する(S108)。例えば、比較部43は、図12及び図13に例示の比較結果を生成することで、before期間における急ブレーキ発生車両数と、after期間における急ブレーキ発生車両数とを比較する。
続いて、比較部43は、before期間における急ブレーキ発生地帯数を算出する(S109)。そして、比較部43は、after期間における急ブレーキ発生地帯数を算出する(S110)。そして、比較部43は、before期間における急ブレーキ発生地帯数と、after期間における急ブレーキ発生地帯数とを比較する(S111)。例えば、比較部43は、図14及び図15に例示の比較結果を生成することで、before期間における急ブレーキ発生地帯数と、after期間における急ブレーキ発生地帯数とを比較する。
続いて、比較部43は、before期間における急ブレーキ発生回数を速度帯ごとに算出する(S112)。そして、比較部43は、after期間における急ブレーキ発生回数を速度帯ごとに算出する(S113)。そして、比較部43は、速度帯ごとに、before期間における急ブレーキ発生回数と、after期間における急ブレーキ発生回数とを比較する(S114)。例えば、比較部43は、図16に例示の比較結果を生成することで、速度帯ごとに、before期間における急ブレーキ発生回数と、after期間における急ブレーキ発生回数とを比較する。
続いて、比較部43は、before期間における急ブレーキ発生回数を時間帯ごとに算出する(S115)。そして、比較部43は、after期間における急ブレーキ発生回数を時間帯ごとに算出する(S116)。そして、比較部43は、時間帯ごとに、before期間における急ブレーキ発生回数と、after期間における急ブレーキ発生回数とを比較する(S117)。例えば、比較部43は、図17に例示の比較結果を生成することで、時間帯ごとに、before期間における急ブレーキ発生回数と、after期間における急ブレーキ発生回数とを比較する。
そして、出力制御部44は、比較部43によって比較された比較結果を、通信部21を介して管理者端末4に出力し(S118)、処理を終了する。
なお、上述した処理手順は一例であり、必ずしも上述した全ての処理が実行されなくても良い。例えば、急ブレーキ発生回数を比較するための処理であるS103〜S105の処理は、必ずしも実行されなくても良い。また、例えば、急ブレーキ発生車両数を比較するための処理であるS106〜S108の処理は、必ずしも実行されなくても良い。また、例えば、急ブレーキ発生地帯数を比較するための処理であるS109〜S111の処理は、必ずしも実行されなくても良い。また、例えば、急ブレーキ発生時車速を比較するための処理であるS112〜S114の処理は、必ずしも実行されなくても良い。また、例えば、時間帯毎の急ブレーキ発生回数を比較するための処理であるS115〜S117の処理は、必ずしも実行されなくても良い。
上述してきたように、情報提供装置20は、道路上のある箇所において走行中のドライバーに報知を行った場合の第1の走行データと、走行中のドライバーに前記報知を行わなかった場合の第2の走行データとの比較を行い、比較結果を出力する。これにより、情報提供装置20は、報知サービスの導入効果を確認することができる。
実施例2では、情報提供装置20が急ブレーキ発生回数を用いて比較する場合を説明したが、開示の技術はこれに限定されるものではない。例えば、情報提供装置20は、報知サービスによってアラームが報知される報知エリアにおける車両3の速度変化を用いて比較を行っても良い。そこで、実施例3では、情報提供装置20が、報知エリアにおける車両3の速度変化を用いて比較する場合について説明する。
実施例3に係る情報提供装置20の構成は、図2を用いて実施例2にて説明した情報提供装置20の構成と基本的に同様であるが、比較部43における処理の一部が相違する。そこで、実施例3では、実施例2にて説明した情報提供装置20と相違する点について説明することとし、同様の点については説明を省略する。
比較部43は、実施例1において説明した機能を有する。そして、比較部43は、更に、報知エリアにおける、報知を行った場合の車両3の速度変化と、報知を行わなかった場合の車両3の速度変化とを比較する。
ここで、報知エリアについて説明する。図19は、報知エリアについて説明するための図である。図19に示すように、報知エリア8は、急ブレーキ多発地帯に対応するエリア7の所定距離、例えば、100m外側に設定される。この場合、車両3に搭載されたデジタコは、車両3が地点8aを走行した場合に、アラームを報知する。以下では、比較部43が生成する比較結果を例示して説明する。
(比較結果の例6)
図20及び図21を用いて、比較部43が、報知エリア8における速度変化による比較を行う場合を説明する。これは、報知が行われた場合には、急ブレーキ多発地帯進入後、ある程度の時間減速を行い、その状態が継続すると考えられるからである。
図20は、報知エリアにおける速度変化による比較について説明するための図である。図20は、急ブレーキ多発地帯を走行する車両3の速度を経時的にプロットしたグラフの一例である。図20において、横方向は、時間に対応し、縦方向は、車両3の速度に対応する。図20に示すように、急ブレーキ多発地帯を走行する車両3は、報知エリア8進入時、つまりアラームが報知されると、報知エリア8退出時まで減速を行うものと考えられる。すなわち、報知エリア8に進入した時の速度を進入速度V1とし、報知エリア8進入時から報知エリア8退出時までの速度の平均を車速平均V2とした場合、「V1−V2>0」となる割合が多いことが考えられる。そこで、比較部43は、「V1−V2>0」となる場合を「減速」、「V1−V2<0」となる場合を「加速」、「V1−V2=0」となる場合を「加減速無」と定義して、それぞれの場合の回数をカウントする。
まず、比較部43がbefore期間における回数をカウントする場合を説明する。例えば、比較部43は、before期間において、急ブレーキ多発地帯を走行していたデジタコデータ6を運行情報30から取得する。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、日時が連続するデジタコデータ6を選択する。そして、比較部43は、選択したレコードのうち、最も古いレコードの日時に対応する速度を、進入速度V1とする。そして、比較部43は、選択したレコードに含まれる全レコードの速度の平均値を算出し、算出した値を車速平均V2とする。そして、比較部43は、「V1−V2」を算出し、算出した値が正であれば「減速回数」を1インクリメントする。これにより、比較部43は、図21に例示するように、before期間の減速回数「10000」回をカウントする。また、比較部43は、「V1−V2」を算出し、算出した値が負であれば「加速回数」を1インクリメントする。これにより、比較部43は、図21に例示するように、before期間の加速回数「12000」回をカウントする。また、比較部43は、「V1−V2」を算出し、算出した値が0であれば「加減速無回数」を1インクリメントする。これにより、比較部43は、図21に例示するように、before期間の加減速無回数「2000」回をカウントする。このように、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、未選択のデジタコデータ6がなくなるまで、日時が連続するデジタコデータ6を選択する処理を繰り返す。これにより、比較部43は、before期間における「減速回数」、「加速回数」、「加減速無回数」をそれぞれカウントする。
続いて、比較部43は、before期間における「減速回数」、「加速回数」、「加減速無回数」のそれぞれの割合を算出する。例えば、比較部43は、「減速回数」、「加速回数」、「加減速無回数」を集計することで、「合計回数」を算出する。これにより、比較部43は、図21に示すように、before期間の合計回数「24000」回をカウントする。そして、比較部43は、「合計回数」に対する「減速回数」の割合を算出することで、「減速割合」を算出する。これにより、比較部43は、図21に示すように、before期間の減速割合「41.7」%を算出する。また、比較部43は、「合計回数」に対する「加速回数」の割合を算出することで、「加速割合」を算出する。これにより、比較部43は、図21に示すように、before期間の加速割合「50」%を算出する。また、比較部43は、「合計回数」に対する「加減速無回数」の割合を算出することで、「加減速無割合」を算出する。これにより、比較部43は、図21に示すように、before期間の加減速無割合「8.3」%を算出する。このように、比較部43は、before期間における「減速割合」、「加速割合」、「加減速無割合」をそれぞれ算出する。
次に、比較部43は、after期間における「減速回数」、「加速回数」、「加減速無回数」をそれぞれカウントする。なお、この処理は、after期間におけるデジタコデータ6を用いること以外、上記のbefore期間における「減速回数」、「加速回数」、「加減速無回数」をそれぞれカウントする処理と同様であるので、説明を省略する。
続いて、比較部43は、after期間における「減速回数」、「加速回数」、「加減速無回数」のそれぞれの割合を算出する。なお、この処理も、上記のbefore期間における「減速割合」、「加速割合」、「加減速無割合」をそれぞれ算出する処理と同様であるので、説明を省略する。
このように、比較部43は、図21に例示の比較結果を生成することで、報知エリア8における速度変化による比較を行う。つまり、図21の比較結果によれば、減速回数及び減速割合が、報知サービスの導入によって増加したことが確認される。また、図21の比較結果によれば、加速回数及び加速割合が、報知サービスの導入によって減少したことが確認される。これによれば、比較部43は、報知エリア8における車両3の詳細な速度変化を用いて、報知サービスの導入効果を検証することができる。また、比較部43は、急ブレーキ発生回数を用いて比較する場合よりも多くの進入回数に基づいて、報知サービスの導入効果を検証することができる。
(比較結果の例7)
図22及び図23を用いて、比較部43が、所定範囲における速度変化による比較を行う場合を説明する。例えば、比較部43は、報知エリア8進入時から「5秒間」又は「10秒間」における速度変化を用いて比較する。これは、図21に例示の比較結果の場合、急ブレーキ多発地帯によっては、報知エリア8進入時〜報知エリア8退出時までの時間が長くなってしまうからである。この場合、アラームの報知直後に減速したとしても、その後加速した場合の速度も比較対象に含まれてしまう恐れがある。すなわち、これにより、急ブレーキ多発地点の広さによって変化しない一律の基準によって速度変化を比較できると考えられるからである。
図22は、所定範囲における速度変化による比較について説明するための図である。図22は、急ブレーキ多発地帯を走行する車両3の速度を経時的にプロットしたグラフの一例である。図22において、横方向は、時間に対応し、縦方向は、車両3の速度に対応する。図22に示すように、報知エリア8に進入した時の速度を進入速度V1とし、報知エリア8進入時から5秒間の速度の平均を車速平均V3とし、報知エリア8進入時から10秒間の速度の平均を車速平均V4とする。この場合に、比較部43は、「V1−V3≧0」又は「V1−V4≧0」となる場合を「減速」、「V1−V3<0」又は「V1−V4<0」となる場合を「加速」と定義して、それぞれの場合の回数をカウントする。
まず、比較部43がbefore期間における回数をカウントする場合を説明する。例えば、比較部43は、before期間において、急ブレーキ多発地帯を走行していたデジタコデータ6を運行情報30から取得する。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、日時が連続するデジタコデータ6を選択する。そして、比較部43は、選択したレコードのうち、最も古いレコードの日時に対応する速度を、進入速度V1とする。そして、比較部43は、選択したレコードのうち、最も古いレコードから5秒間に含まれるレコードの速度の平均値を算出し、算出した値を車速平均V3とする。また、比較部43は、選択したレコードのうち、最も古いレコードから10秒間に含まれるレコードの速度の平均値を算出し、算出した値を車速平均V4とする。そして、比較部43は、「V1−V3」を算出し、算出した値が0以上であれば、5秒間平均速度との比較の「減速回数」を1インクリメントする。これにより、比較部43は、図23に例示するように、before期間の5秒間平均速度との比較の減速回数「12000」回をカウントする。また、比較部43は、「V1−V3」を算出し、算出した値が負であれば、5秒間平均速度との比較の「加速回数」を1インクリメントする。これにより、比較部43は、図23に例示するように、before期間の5秒間平均速度との比較の加速回数「12000」回をカウントする。そして、比較部43は、「V1−V4」を算出し、算出した値が0以上であれば、10秒間平均速度との比較の「減速回数」を1インクリメントする。これにより、比較部43は、図23に例示するように、before期間の10秒間平均速度との比較の減速回数「12000」回をカウントする。また、比較部43は、「V1−V4」を算出し、算出した値が負であれば、10秒間平均速度との比較の「加速回数」を1インクリメントする。これにより、比較部43は、図23に例示するように、before期間の10秒間平均速度との比較の加速回数「12000」回をカウントする。
続いて、比較部43は、before期間における、5秒間平均速度との比較の「減速回数」、5秒間平均速度との比較の「加速回数」のそれぞれの割合を算出する。例えば、比較部43は、5秒間平均速度との比較の「減速回数」、5秒間平均速度との比較の「加速回数」を集計することで、5秒間平均速度との比較の「合計回数」を算出する。これにより、比較部43は、図23に示すように、before期間の5秒間平均速度との比較の合計回数「24000」回をカウントする。そして、比較部43は、5秒間平均速度との比較の「合計回数」に対する5秒間平均速度との比較の「減速回数」の割合を算出することで、5秒間平均速度との比較の「減速割合」を算出する。これにより、比較部43は、図23に示すように、before期間の5秒間平均速度との比較の減速割合「50」%を算出する。また、比較部43は、5秒間平均速度との比較の「合計回数」に対する5秒間平均速度との比較の「加速回数」の割合を算出することで、5秒間平均速度との比較の「加速割合」を算出する。これにより、比較部43は、図23に示すように、before期間の5秒間平均速度との比較の加速割合「50」%を算出する。このように、比較部43は、before期間における5秒間平均速度との比較の「減速割合」、5秒間平均速度との比較の「加速割合」をそれぞれ算出する。
次に、比較部43は、before期間における、10秒間平均速度との比較の「減速回数」、10秒間平均速度との比較の「加速回数」のそれぞれの割合を算出する。なお、この処理は、before期間における、5秒間平均速度との比較の「減速回数」、5秒間平均速度との比較の「加速回数」のそれぞれの割合を算出する処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、比較部43は、after期間における「減速回数」、「加速回数」をそれぞれカウントする。なお、この処理は、after期間におけるデジタコデータ6を用いること以外、上記のbefore期間における「減速回数」、「加速回数」をそれぞれカウントする処理と同様であるので、説明を省略する。
続いて、比較部43は、after期間における「減速回数」、「加速回数」のそれぞれの割合を算出する。なお、この処理も、上記のbefore期間における「減速割合」、「加速割合」をそれぞれ算出する処理と同様であるので、説明を省略する。
このように、比較部43は、図23に例示の比較結果を生成することで、報知エリア8進入時から「5秒間」又は「10秒間」における速度変化による比較を行う。つまり、図23の比較結果によれば、5秒間平均速度との比較の減速回数及び減速割合が、報知サービスの導入によって増加したことが確認される。また、図21の比較結果によれば、5秒間平均速度との比較の加速回数及び加速割合が、報知サービスの導入によって減少したことが確認される。また、図23の比較結果によれば、10秒間平均速度との比較の減速回数及び減速割合が、報知サービスの導入によって増加したことが確認される。また、図21の比較結果によれば、10秒間平均速度との比較の加速回数及び加速割合が、報知サービスの導入によって減少したことが確認される。これによれば、比較部43は、急ブレーキ多発地点の広さによって変化しない一律の基準によって、報知サービスの導入効果を検証することができる。
(比較結果の例8)
図24及び図25を用いて、比較部43が、所定速度帯における速度変化による比較を行う場合を説明する。例えば、比較部43は、進入速度V1が所定速度帯、例えば50km/h以上の速度で進入した場合に、車速平均V3又は車速平均V4を用いて比較する。
これは、渋滞や信号待ちの影響によって、アラームの報知が必ずしも減速に繋がらない場合が考えられるからである。すなわち、渋滞や信号待ちの影響を除外することにより、より実際の走行速度に近いデジタコデータ6を用いて速度変化を検証することができる。
図24は、所定速度帯における速度変化による比較について説明するための図である。図24は、急ブレーキ多発地帯を走行する車両3の速度を経時的にプロットしたグラフの一例である。図24において、横方向は、時間に対応し、縦方向は、車両3の速度に対応する。図24に示すように、報知エリア8に進入した時の速度を進入速度V1とし、報知エリア8進入時から5秒間の速度の平均を車速平均V3とし、報知エリア8進入時から10秒間の速度の平均を車速平均V4とする。そして、「V1≧50km/h」となる場合に、比較部43は、「V1−V3≧0」又は「V1−V4≧0」となる場合を「減速」、「V1−V3<0」又は「V1−V4<0」となる場合を「加速」と定義して、それぞれの場合の回数をカウントする。すなわち、図24に示す例では、比較部43は、実線で示したデジタコデータ6についてカウントする処理を行い、破線で示したデジタコデータ6についてはカウントする処理を行わない。
まず、比較部43がbefore期間における回数をカウントする場合を説明する。
例えば、比較部43は、before期間において、急ブレーキ多発地帯を走行していたデジタコデータ6を運行情報30から取得する。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、日時が連続するデジタコデータ6を選択する。そして、比較部43は、選択したレコードのうち、最も古いレコードの日時に対応する速度を、進入速度V1とする。ここで、比較部43は、V1が50km/h以上であるか否かを判定し、V1が50km/h以上であれば、以下の処理を行う。つまり、比較部43は、選択したレコードのうち、最も古いレコードから5秒間に含まれるレコードの速度の平均値を算出し、算出した値を車速平均V3とする。また、比較部43は、選択したレコードのうち、最も古いレコードから10秒間に含まれるレコードの速度の平均値を算出し、算出した値を車速平均V4とする。そして、比較部43は、「V1−V3」を算出し、算出した値が0以上であれば、5秒間平均速度との比較の「減速回数」を1インクリメントする。これにより、比較部43は、図25に例示するように、before期間の5秒間平均速度との比較の減速回数「6000」回をカウントする。また、比較部43は、「V1−V3」を算出し、算出した値が負であれば、5秒間平均速度との比較の「加速回数」を1インクリメントする。これにより、比較部43は、図25に例示するように、before期間の5秒間平均速度との比較の加速回数「6000」回をカウントする。そして、比較部43は、「V1−V4」を算出し、算出した値が0以上であれば、10秒間平均速度との比較の「減速回数」を1インクリメントする。これにより、比較部43は、図25に例示するように、before期間の10秒間平均速度との比較の減速回数「6000」回をカウントする。また、比較部43は、「V1−V4」を算出し、算出した値が負であれば、10秒間平均速度との比較の「加速回数」を1インクリメントする。これにより、比較部43は、図25に例示するように、before期間の10秒間平均速度との比較の加速回数「6000」回をカウントする。なお、比較部43は、V1が50km/h未満であれば、選択したレコードをカウントすることなく、未選択のレコードが無くなるまで、日時が連続するデジタコデータ6を選択する処理を繰り返し行う。
続いて、比較部43は、before期間における、5秒間平均速度との比較の「減速回数」、5秒間平均速度との比較の「加速回数」のそれぞれの割合を算出する。例えば、比較部43は、5秒間平均速度との比較の「減速回数」、5秒間平均速度との比較の「加速回数」を集計することで、5秒間平均速度との比較の「合計回数」を算出する。これにより、比較部43は、図25に示すように、before期間の5秒間平均速度との比較の合計回数「12000」回をカウントする。そして、比較部43は、5秒間平均速度との比較の「合計回数」に対する5秒間平均速度との比較の「減速回数」の割合を算出することで、5秒間平均速度との比較の「減速割合」を算出する。これにより、比較部43は、図25に示すように、before期間の5秒間平均速度との比較の減速割合「50」%を算出する。また、比較部43は、5秒間平均速度との比較の「合計回数」に対する5秒間平均速度との比較の「加速回数」の割合を算出することで、5秒間平均速度との比較の「加速割合」を算出する。これにより、比較部43は、図25に示すように、before期間の5秒間平均速度との比較の加速割合「50」%を算出する。このように、比較部43は、before期間における5秒間平均速度との比較の「減速割合」、5秒間平均速度との比較の「加速割合」をそれぞれ算出する。
次に、比較部43は、before期間における、10秒間平均速度との比較の「減速回数」、10秒間平均速度との比較の「加速回数」のそれぞれの割合を算出する。なお、この処理は、before期間における、5秒間平均速度との比較の「減速回数」、5秒間平均速度との比較の「加速回数」のそれぞれの割合を算出する処理と同様であるので、説明を省略する。
次に、比較部43は、after期間における「減速回数」、「加速回数」をそれぞれカウントする。なお、この処理は、after期間におけるデジタコデータ6を用いること以外、上記のbefore期間における「減速回数」、「加速回数」をそれぞれカウントする処理と同様であるので、説明を省略する。
続いて、比較部43は、after期間における「減速回数」、「加速回数」のそれぞれの割合を算出する。なお、この処理も、上記のbefore期間における「減速割合」、「加速割合」をそれぞれ算出する処理と同様であるので、説明を省略する。
このように、比較部43は、図25に例示の比較結果を生成することで、所定速度帯について、報知エリア8進入時から「5秒間」又は「10秒間」における速度変化による比較を行う。つまり、図25の比較結果によれば、5秒間平均速度との比較の減速回数及び減速割合が、報知サービスの導入によって増加したことが確認される。また、図21の比較結果によれば、5秒間平均速度との比較の加速回数及び加速割合が、報知サービスの導入によって減少したことが確認される。また、図23の比較結果によれば、10秒間平均速度との比較の減速回数及び減速割合が、報知サービスの導入によって増加したことが確認される。また、図21の比較結果によれば、10秒間平均速度との比較の加速回数及び加速割合が、報知サービスの導入によって減少したことが確認される。これによれば、比較部43は、渋滞や信号待ちの影響を除外することができ、より実際の走行速度に近いデジタコデータ6を用いて速度変化を検証することができる。
(比較結果の例9)
図26及び図27を用いて、比較部43が、報知前後における速度変化による比較を行う場合を説明する。例えば、比較部43は、報知エリア8の「進入前の加速幅ΔV1」及び「進入後の加速幅ΔV2」を用いて比較する。これは、アラーム報知後すぐにブレーキペダルが踏まれなかったとしても、加速の度合いを緩める動作、例えば、アクセルペダルを緩めたり、ペダルを離したりする動作が行われることが考えられるからである。すなわち、「ΔV1>ΔV2」となる割合が高くなると考えられる。
図26は、報知前後における速度変化による比較について説明するための図である。図26は、急ブレーキ多発地帯を走行する車両3の速度を経時的にプロットしたグラフの一例である。図26において、横方向は、時間に対応し、縦方向は、車両3の速度に対応する。図26に示すように、報知エリア8に進入した時の速度を進入速度V1とし、報知エリア8進入時から5秒前の速度を速度V5とし、報知エリア8進入時から5秒後の速度を速度V6とする。また、「V1−V5」の値を進入前の加速幅「ΔV1」とし、「V6−V1」の値を進入後の加速幅「ΔV2」とする。この場合に、比較部43は、「ΔV1≧ΔV2」となる場合を「加速幅減」、「ΔV1<ΔV2」となる場合を「加速幅増」と定義して、それぞれの場合の回数をカウントする。ただし、「ΔV1>0」となるデジタコデータ6のみをカウントする。
まず、比較部43がbefore期間における回数をカウントする場合を説明する。
例えば、比較部43は、before期間において、急ブレーキ多発地帯を走行していたデジタコデータ6を運行情報30から取得する。そして、比較部43は、取得したデジタコデータ6から、日時が連続するデジタコデータ6を選択する。そして、比較部43は、選択したレコードのうち、最も古いレコードの日時に対応する速度を、進入速度V1とする。また、比較部43は、運行情報30を参照し、選択したレコードのうち最も古いレコードの日時の5秒前の速度を速度V5とする。また、比較部43は、運行情報30を参照し、選択したレコードのうち最も古いレコードの日時の5秒後の速度を速度V6とする。そして、比較部43は、「V1−V5」の値を算出し、算出した値が0以上であれば、これを「ΔV1」とする。また、比較部43は、「V6−V1」の値を算出し、算出した値を「ΔV2」とする。そして、比較部43は、「ΔV1−ΔV2」を算出し、算出した値が負であれば、「加速幅増回数」を1インクリメントする。これにより、比較部43は、図27に例示するように、before期間の加速幅増回数「4000」回をカウントする。そして、比較部43は、「ΔV1−ΔV2」を算出し、算出した値が0以上であれば、「加速幅減回数」を1インクリメントする。これにより、比較部43は、図27に例示するように、before期間の加速幅減回数「5500」回をカウントする。
続いて、比較部43は、before期間における、「加速幅増回数」、「加速幅減回数」のそれぞれの割合を算出する。例えば、比較部43は、「加速幅増回数」、「加速幅減回数」を集計することで、「合計回数」を算出する。これにより、比較部43は、図27に示すように、before期間の合計回数「9500」回をカウントする。そして、比較部43は、「合計回数」に対する「加速幅増回数」の割合を算出することで、「加速幅増割合」を算出する。これにより、比較部43は、図27に示すように、before期間の加速幅増割合「42.1」%を算出する。そして、比較部43は、「合計回数」に対する「加速幅減回数」の割合を算出することで、「加速幅減割合」を算出する。これにより、比較部43は、図27に示すように、before期間の加速幅減割合「57.9」%を算出する。このように、比較部43は、before期間における「加速幅増割合」、「加速幅減割合」をそれぞれ算出する。
次に、比較部43は、after期間における「加速幅増回数」、「加速幅減回数」をそれぞれカウントする。なお、この処理は、after期間におけるデジタコデータ6を用いること以外、上記のbefore期間における「加速幅増回数」、「加速幅減回数」をそれぞれカウントする処理と同様であるので、説明を省略する。
続いて、比較部43は、after期間における「加速幅増回数」、「加速幅減回数」のそれぞれの割合を算出する。なお、この処理も、上記のbefore期間における「加速幅増割合」、「加速幅減割合」をそれぞれ算出する処理と同様であるので、説明を省略する。
このように、比較部43は、図27に例示の比較結果を生成することで、報知前後における速度変化による比較を行う。つまり、図27の比較結果によれば、「加速幅増割合」が、報知サービスの導入によって減少したことが確認される。また、図21の比較結果によれば、「加速幅減割合」が、報知サービスの導入によって増加したことが確認される。これによれば、比較部43は、加速の度合いを緩める動作によって、報知サービスの導入効果を検証することができる。
次に、実施例3に係る情報提供装置の処理手順について説明する。図28は、実施例3に係る情報提供装置の処理手順を示すフローチャートである。
図28に示すように、比較部43は、比較結果の閲覧要求を受け付けると(S201肯定)、before期間及びafter期間をそれぞれ設定する(S202)。例えば、比較部43は、報知履歴33を参照し、報知を行わなかった期間のうち比較対象とする所定期間である「before期間」と、報知を行った期間のうち比較対象とする所定期間である「after期間」とをそれぞれ設定する。なお、比較結果の閲覧要求を受け付けるまで(S201否定)、比較部43は、待機状態である。
続いて、比較部43は、before期間について、報知エリア8における速度変化を算出する(S203)。そして、比較部43は、after期間について、報知エリア8における速度変化を算出する(S204)。そして、比較部43は、報知エリア8における速度変化による比較を行う(S205)。例えば、比較部43は、図21に例示の比較結果を生成することで、before期間における「減速回数」、「加速回数」、「加減速無回数」と、after期間における「減速回数」、「加速回数」、「加減速無回数」とをそれぞれ比較する。また、例えば、比較部43は、before期間における「減速割合」、「加速割合」、「加減速無割合」と、after期間における「減速割合」、「加速割合」、「加減速無割合」とをそれぞれ比較する。
続いて、比較部43は、before期間について、報知エリア8進入時から「5秒間」又は「10秒間」における速度変化を算出する(S206)。そして、比較部43は、after期間について、報知エリア8進入時から「5秒間」又は「10秒間」における速度変化を算出する(S207)。そして、比較部43は、所定範囲における速度変化による比較を行う(S208)。例えば、比較部43は、図23に例示の比較結果を生成することで、報知エリア8進入時から「5秒間」又は「10秒間」における速度変化による比較を行う。
続いて、比較部43は、before期間について、所定速度帯における速度変化を算出する(S209)。そして、比較部43は、after期間について、所定速度帯における速度変化を算出する(S210)。そして、比較部43は、所定速度帯における速度変化を比較する(S211)。例えば、比較部43は、図25に例示の比較結果を生成することで、所定速度帯について、報知エリア8進入時から「5秒間」又は「10秒間」における速度変化による比較を行う。
続いて、比較部43は、before期間について、報知前後における速度変化を算出する(S212)。そして、比較部43は、after期間について、報知前後における速度変化を算出する(S213)。そして、比較部43は、報知前後における速度変化を比較する(S214)。例えば、比較部43は、図27に例示の比較結果を生成することで、報知前後における速度変化による比較を行う。
そして、出力制御部44は、比較部43によって比較された比較結果を、通信部21を介して管理者端末4に出力し(S215)、処理を終了する。
なお、上述した処理手順は一例であり、必ずしも上述した全ての処理が実行されなくても良い。例えば、報知エリア8における速度変化による比較を行うための処理であるS203〜S205の処理は、必ずしも実行されなくても良い。また、例えば、所定範囲における速度変化による比較を行うための処理であるS206〜S208の処理は、必ずしも実行されなくても良い。また、例えば、所定速度帯における速度変化を比較するための処理であるS209〜S211の処理は、必ずしも実行されなくても良い。また、例えば、報知前後における速度変化を比較するための処理であるS212〜S214の処理は、必ずしも実行されなくても良い。
上述してきたように、情報提供装置20は、道路上のある箇所において走行中のドライバーに報知を行った場合の第1の走行データと、走行中のドライバーに前記報知を行わなかった場合の第2の走行データとの比較を行い、比較結果を出力する。これにより、情報提供装置20は、報知サービスの導入効果を確認することができる。