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JP6128680B2 - 麺線巻入装置 - Google Patents
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JP6128680B2 - 麺線巻入装置 - Google Patents

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Description

本発明は、素麺、うどん、そば等の麺線を収容槽に略渦巻き状に巻き入れる麺線巻入装置に関する。
一般に、素麺、うどん、そば等の麺は、主原料に加水しながら混練して塊状の麺生地を作り、その麺生地を所定の細さの麺線に成形することによって製造されている。例えば、素麺の場合、まず、主原料となる小麦粉に少量の食塩と水とを加えながら捏ね機によって均一に混練する。この混練作業(オデ作業)で塊状の麺生地を作り、その麺生地を数時間寝かして熟成させる。この熟成させた麺生地は、延し機によって押圧して延して、しかる後に所定幅に切って棒状に形成する。そして、この棒状に形成したものをイタギ機によって圧延して、その圧延したものを収容槽に渦巻き状に巻き入れる。この収容槽に巻き入れられた麺線は、この状態で、例えば、径が40〜50mm程度の丸棒状に成形されている。そして、この状態で、数時間寝かして熟成し、小麦粉のグルテン構造を強固にして弾性と粘性を大きくする。
そして、この収容槽に巻き入れられた比較的太い麺線は、麺線巻入機によって撚りを掛けながら丸紐状の細い麺線に成形される。麺線を細径化するのは、この麺線巻入機に設けられている麺線の細径化部である。この細径化部による麺線の細径化は、例えば2段階または3段階で行われ、麺線を例えば20〜6mm程度の径に成形することができる。そして、この細径化された麺線は、収容槽に渦巻き状に巻き入れられる。
この種の従来技術として、収容槽から繰り出した丸紐状の麺線を上下一対の加工ロールによって細径化して、細径化後の麺線を麺線案内機構によって別の収容槽に中央側部から外周側部へと渦巻き状に巻入れ、麺線案内機構の先端が収容槽の外周壁に到達すると、この麺線案内機構の先端部が収容槽の中央側部に戻り、再度中央側部から外周側部に向けて麺線を巻入れるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような麺線巻入装置の場合、麺線は、麺線案内機構の先端部から一定の繰り出し速度で繰出され、前記麺線案内機構の先端部が収容槽の中央側部から外周側部に向かって移動するに従って、収容槽の回転速度が小さくなるようにしてあり、これによって、麺線が弛んだ状態や引っ張られた状態とならずに、所定のピッチで略渦巻き状に収容槽内に巻き入れることができる。
つまり、麺線案内機構の先端部が収容槽の中央側部に位置するときは、収容槽は比較的高速で回転し、先端部が外周側部に位置するときは、収容槽は比較的低速で回転するようになっている。
実公平7−18298号公報
しかし、前記麺線巻入装置では、麺線案内機構の先端部が収容槽の中央側部に移動したときに、麺線の繰り出し量が多過ぎる状態となり、麺線が収容槽の中央部に乱雑に繰り出され、渦巻き状に巻き入れることができないことがある。そして、別の場合として、麺線の繰り出し量が少なくなり過ぎて、麺線が収容槽の中央部に設けられている棒状体に巻き付けられて引っ張られた状態となり、渦巻き状に巻き入れることができないことがある。また、麺線の繰り出し量が少なくなり過ぎる場合は、麺線が切断することもある。
麺線の繰り出し量が多過ぎることとなる原因として、麺線案内機構の先端部が収容槽の中央側部に移動したときに、収容槽を比較的高速で回転させる必要があるが、収容槽がその慣性力等によってその高速の回転速度に到達していないことや、麺線自体がその性状によって伸びることが考えられる。
そして、麺線の繰り出し量が少なくなり過ぎることとなる原因として、麺線自体がその性状によって縮むことが考えられる。
そこで、本発明は、前記麺線案内機構の先端部の移動位置を検出し、その移動位置に応じて、麺線案内機構の先端部の移動速度を変更することで、収容槽内に麺線をスムーズにかつ綺麗に渦巻き状に巻き入れることができる麺線巻入装置を提供することを目的とする。
本発明に係る麺線巻入装置は、略一定の繰り出し速度で先端部から麺線を繰り出す麺線案内機構を備え、前記麺線案内機構の先端部が、前記麺線の繰り出し速度と対応する速度で回転する収容槽の中央側部から外周側部に向かって移動するに従って、前記収容槽の回転速度が小さくなるようにして、前記麺線を略渦巻き状に前記収容槽内に巻き入れる麺線巻入装置において、 前記麺線案内機構の先端部を、前記収容槽の中央側部から外周側部に向かって移動させる第1駆動手段と、前記麺線を前記繰り出し速度で繰り出させる第2駆動手段と、前記麺線案内機構の先端部の移動位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段に連係され、前記麺線案内機構の先端部の移動位置に応じて、前記第1駆動手段を制御し、前記麺線案内機構の先端部の移動速度を変更する速度制御手段と、前記第2駆動手段に連係され前記収容槽の回転数を検出するためのエンコーダとを備え、前記位置検出手段は、前記エンコーダに連係され前記収容槽の回転数に基づき前記麺線案内機構の先端部の移動位置を検出するものであることを特徴とする。
この発明に係る麺線巻入装置によると、麺線を略渦巻き状に前記収容槽内に巻き入れる際に、前記麺線案内機構の先端部の移動位置を検出し、その移動位置に応じて、前記麺線案内機構の先端部の移動速度を制御するので、麺線が引っ張られたり、切断したりすることを防止できる。これによって、収容槽に麺線をスムーズにかつ綺麗に渦巻き状に巻き入れることができる。
この発明に係る麺線巻入装置は、麺線を略渦巻き状に収容槽内に巻き入れる際に、麺線案内機構の先端部の移動位置を検出し、その移動位置に応じて、前記麺線案内機構の先端部の移動速度を制御するので、麺線が引っ張られたり、切断したりすることを防止して、前記収容槽内に麺線をスムーズにかつ綺麗に渦巻き状に巻き入れることができる。
本発明の一実施形態に係る麺線巻入装置を備える麺線巻入機を示す斜視図である。 前記麺線巻入装置の動力伝達機構を示す平面図である。 前記動力伝達機構を示す部分拡大平面図である。 前記麺線巻入装置に設けられている麺線案内機構を示す拡大斜視図である。 前記麺線案内機構に設けられている繰り出しロールを示す拡大斜視図である。 前記繰り出しロールの拡大正面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る麺線巻入装置を備える麺線巻入機を、図1〜図6を参照して説明する。
図1に示すように、麺線巻入機1は、例えば素麺、うどん、そば等の原料となる丸紐状の麺線nを、巻込部2から巻き込んで、この巻き込んだ麺線nを細径化部3に通して麺線nが所定の径(太さ)となるように細径化し、この細径化した麺線nを、麺線巻入装置4によって収容槽5に渦巻き状にして巻き入れることができるものである。そして、この収容槽5に巻き入れられた麺線nは、再度この麺線巻入機1に通されて所定の径となるように細径化され、そして別の収容槽5に渦巻き状に巻き入れられる。このような細径化動作が所望の径となるまで繰り返される。
巻込部2は、図1に示すように、その下方に配置されている収容槽5内の麺線nを受け入れて、この受け入れた麺線nに撚りを掛けて後段の細径化部3に送り込むためのものである。この巻込部2は、収容槽5内に収容された丸紐状の麺線nを受け入れて、麺線nに撚りを掛けるための麺線ガイド6と、麺線nの状態(性状)に応じて位置を変更することができる案内ロール7,7と、この案内ロール7,7に麺線nを巻き込ませるための巻込ロール8とを備えている。この麺線ガイド6および巻込ロール8は固定支持杆を介して巻入機本体9に回転可能に設けられ、案内ロール7,7は可動支持杆を介して巻入機本体9に回転可能に設けられている。
細径化部3は、麺線nを予め定めた径(太さ)になるように成形するためのものであり、上下一対の第1加工ロール11,11および上下一対の第2加工ロール12,12を備えている。例えばこの上下一対の第1加工ロール11,11は、巻込部2によって巻き込まれた麺線n(径17mm程度)を受け入れて、この受け入れた麺線nを、上下の加工ロール11,11の間に通して径約12mmの麺線nに成形できるものである。
そして、上下一対の第2加工ロール12,12は、第1加工ロール11,11に通されて収容槽5に巻き入れられた麺線nを、再度この麺線巻入機1に通してさらに細径化するために使用されるものであり、麺線nを、この上下の第2加工ロール12,12の間に通して径約6mmの麺線nに成形できるものである。この麺線nの断面形状は、第1および第2加工ロール11,11,12,12の外周に形成されている加工溝の形状によって定まり、例えば略楕円形または略円形である。
麺線巻入装置4は、図1に示すように、前段に設けられている細径化部3で所定の径に細径化された麺線nを受け入れて、この受け入れた麺線nを、麺線案内機構13の先端部から略一定の繰り出し速度で繰り出すことによって収容槽5内に渦巻き状に巻き入れることができるものである。この麺線巻入装置4は、麺線案内機構13のほか、図2に示す回転速度変更機構14、ねじ送り機構15、および往復移動機構16を備えている。
回転速度変更機構14は、図2に示すように、巻入機本体9に内蔵されており、回転台18つまり収容槽5を所定の回転速度で回転させることができるものである。このように、収容槽5を所定の回転速度で回転させるのは、麺線案内機構13の先端部の繰り出しロール21から収容槽5内に巻き入れられる麺線nが、その繰り出しロール21と収容槽5との間で必要以上に引っ張られたり弛んだりすることなく、スムーズかつ綺麗に略渦巻き状に巻き入れられるようにするためである。
この回転速度変更機構14には、図2に示す駆動モータ22(第2駆動手段)で駆動される駆動側円錐車(円錐状プーリ)23と、この駆動側円錐車23と逆向きのテーパに形成された従動側円錐車(円錐状プーリ)24と、これら駆動側円錐車23と従動側円錐車24とに巻き掛けられて動力を伝達する環状の伝動ベルト25とを備えている。そして、この従動側円錐車24の回転は、歯車26,27を介して、回転台駆動軸29に伝達され、この回転台駆動軸29に設けられているはすば歯車30を介して、回転台駆動部31(回転台18)に伝達される。
28、・・・は、円錐車23,24の軸を回転可能に支持する軸受である。また、回転台駆動軸29に、収容槽5の回転数を検出するためのエンコーダ32が連係され、このエンコーダ32を用いて、麺線案内機構13の先端部の、収容槽5の径方向における移動位置を検出するようになっている。
なお、この駆動モータ22の回転速度を小さくしたり大きくすることによって麺線案内機構13先端の繰り出しロール21から繰り出される麺線nの繰り出し速度を小さくしたり大きくしたりすることも行われる。つまり、駆動モータ22は、巻込部2、細径化部3、および麺線巻入装置4の繰り出しロール21を駆動しているので、駆動モータ22の回転速度を変更することによって、麺線nの繰り出し速度を小さくしたり大きくしたりすることができる。
ねじ送り機構15は、図2に示すように、回転可能に設けられている移動用ねじ棒33を備えている。この移動用ねじ棒33は、サーボモータ34(第1駆動手段)によって所定方向に回転駆動される構成となっている。この移動用ねじ棒33には、伝動ベルト25に係合する係合部35が、移動用ねじ棒33の回転によって移動用ねじ棒33に沿って移動するように設けられ、移動用ねじ棒33の回転方向に応じて係合部35が往復移動するようになっている。
そして、係合部35が移動することで回転速度変更機構14の伝動ベルト25を移動させると収容槽5の回転速度が変化するが、エンコーダ32にて検出される収容槽5の回転数に基づき麺線案内機構13の先端部の移動位置が検出され、その検出された移動位置に基づき麺線案内機構13の先端部の移動速度が、移動方向を考慮して、後述する麺線巻入速度調整装置によって制御される。
この図2に示すねじ送り機構15によると、サーボモータ34の回転によって移動用ねじ棒33が所定方向に回転すると、この移動用ねじ棒33に係合する係合部35が移動用ねじ棒33に沿って、例えば図2の実線で示す位置から二点鎖線で示す位置に向かう所定の巻入れ方向に移動する。このとき、係合部35によって位置決めされている伝動ベルト25も同方向に移動する。
これによって、伝動ベルト25は、図2に示すように、実線で示す駆動側円錐車23の大径側と従動側円錐車24の小径側とに掛けられた状態から、二点鎖線で示すように、駆動側円錐車23の小径側と従動側円錐車24の大径側とに掛けられた状態に移行する。このように伝動ベルト25が移行するに従って、駆動側円錐車23の回転数に対して従動側円錐車24の回転数を減少させる。この従動側円錐車24の回転数の減少に伴って、従動側円錐車24で回転駆動される回転台駆動部31および収容槽5の回転速度が低下する。これにより、麺線案内機構13の先端部に設けられている繰り出しロール21が収容槽5の中央側部から外周側部に近づくに従って、収容槽5の回転速度を減少させることができる。また、逆に、繰り出しロール21が収容槽5の外周側部から中央側部に近づくに従って、収容槽5の回転速度を増大させることもできる。
また、移動用ねじ棒33も、繰り出しロール21(麺線案内機構13の先端部)が収容槽5の中央側部から外周側部に近づくに従って、サーボモータ34によって回転速度を減少させる。一方、繰り出しロール21が収容槽5の外周側部から中央側部に近づくに従って、サーボモータ34によって回転速度を増大させる。その結果、外周側部ほど巻き入れピッチが大きくなる。なお、エンコーダ32によってカウントされる従動側円錐車24の回転数に基づき、麺線案内機構13の先端部(繰り出しロール21)の移動位置が検出され、前記移動位置に応じてサーボモータ34の回転数を制御することで麺線案内機構13の先端部の移動速度が変更され、麺線nの巻入れピッチが調整される。
その結果、繰り出しロール21が収容槽5の半径方向のいずれの位置(任意位置)にあるときでも、繰り出しロール21の移動位置と対応する収容槽5底部の任意位置の回転移動速度を、例えば麺線nの略一定の繰り出し速度と常に略一致させることができる。これによって、繰り出しロール21から収容槽5内に巻き入れられる麺線nが、その繰り出しロール21と収容槽5との間で必要以上に引っ張られたり弛んだりすることなく綺麗に渦巻き状に巻き入れられるようにすることができる。
そして、図2の実線で示すように、繰り出しロール21が収容槽5の半径方向中央側に位置しているときは、サーボモータ34によって移動用ねじ棒33が比較的低速回転されるので、繰り出しロール21が比較的低速度で移動することになる。そして、図2の二点鎖線で示すように、繰り出しロール21が収容槽5の半径方向外周側に位置しているときは、サーボモータ34によって移動用ねじ棒33が比較的高速回転されるので、繰り出しロール21が比較的高速度で移動することになる。これによって、繰り出しロール21が位置する、収容槽5における半径方向の移動位置に応じて、収容槽5に巻き入れられる麺線nの巻入れピッチを変更することができる。
つまり、例えば収容槽5内に巻き入れられた麺線nが、その弾力性で長さ方向に縮むことによって、収容槽5の中央側に偏らないように、繰り出しロール21の半径方向外側に向かう方向の移動速度を、収容槽5の中央側部近傍よりも、外周側部近傍で速くなるように変更することができる。なお、収容槽5に巻き入れられる麺線nの巻入ピッチを、中央側部等よりも外周側部等の方を大きくするのは、巻き入れられた麺線nが縮むことによって収容槽5の半径方向の内側に向かって移動する量は、中央側部等よりも外周側部等の方が大きいからである。
また、収容槽5の外周側部から中央側部への巻き入れの場合には、収容槽5の外周側部から中央側部への移動速度を、収容槽5の中央側部から外周側部への移動速度よりも速くする。これは、収容槽5の中央側部から外周側部への巻き入れの場合と異なり、収容槽5の外周側部から中央側部への巻き入れの際には、麺線nの収縮により先に巻き入れた麺線nが内方向に移動するより速く、後から巻き入れる麺線nを前記先に巻き入れた麺線nよりも内方側に巻き入れるためである。
よって、(i)麺線案内機構13の先端部(繰り出しロール21)の移動速度を、収容槽5の中央側部近傍よりも、外周側部近傍で速く、(ii)麺線案内機構13の先端部の移動位置が同じであっても、収容槽5の外周側部から中央側部に向かう場合の方が、収容槽5の中央側部から外周側部に向かう場合よりも前記移動速度が速くなる。
次に、図2を参照して往復移動機構16を説明する。この往復移動機構16は、移動用ねじ棒33に沿って移動する係合部35の往復直線運動でもって、麺線案内機構13を所定の角度範囲で往復移動運動させるための機構であり、移動杆41を備えている。この移動杆41は、巻入機本体9の軸支部43に回転可能に支持されていると共に、係合部35に設けられたリング状の案内部材45に摺動可能に挿通している。これにより、係合部35が移動用ねじ棒33に沿って直線移動すると、移動杆41が軸支部43を中心に回転する。また、移動杆41は、連結杆47が移動可能に連結し、この連結杆47にアーム部46が往復移動可能に連結している。そして、このアーム部46は、回転軸42と結合しており、この回転軸42は、図4に示すように、ベアリング48を介して正逆回転可能に巻入機本体9に設けられている。そして、この回転軸42に麺線案内機構13が固定して設けられている。
この往復移動機構16によると、まず、係合部35の「往き」動作の場合、サーボモータ34により移動用ねじ棒33が所定方向に回転すると、この移動用ねじ棒33と係合する係合部35が実線で示す位置から二点鎖線で示す位置に向かって移動する。そして、この係合部35の移動速度に対応して麺線案内機構13の繰り出しロール21を、収容槽5の中央側部の位置から外周側部の位置までその方向に移動速度を変更しながら移動させることができる。次に、係合部35の「戻り」動作の場合、サーボモータ34が逆回転して移動用ねじ棒33が逆方向に回転し、係合部35が二点鎖線で示す位置から実線で示す位置に向かって移動速度を変更しながら移動する。
そして、この係合部35の往復移動に伴って麺線案内機構13の繰り出しロール21を、収容槽5の外周側部の位置と中央側部の位置との間で、麺線nを繰り出しながら移動させることができる。この麺線案内機構13の往復移動角度が、収容槽5の径方向において麺線nを巻き入れることができる角度範囲となっている。
次に、図4〜図6を参照して麺線案内機構13を説明する。この麺線案内機構13は、図4に示すように、細径化部3から供給されてくる麺線nを繰り出しロール21から略一定の繰り出し速度で繰り出すことができると共に、繰り出しロール21が回転軸42を中心にして往復移動することによって、麺線nを収容槽5内に渦巻き状に巻き入れることができるものである。この麺線案内機構13は、図4に示すように、下端部に回転軸42が設けられ、この回転軸42は、ベアリング48を介して往復回転可能に巻入機本体9に設けられている。この回転軸42の上部に逆T字状の移動ベース49が設けられ、この移動ベース49に案内杆フレーム50の基部が往復移動可能に軸支されている。移動ベース49には、中央位置検出部材51が設けられており、中央位置検出部材51が巻入機本体9に設けられたリミットスイッチ(第1電気的到達検出器)52に当接すると、麺線案内機構13の繰り出しロール21が収容槽5の中央側部に向かう方向の移動が停止する。このリミットスイッチ52によって停止させられた麺線案内機構13の繰り出しロール21の位置が、収容槽5へ麺線nを巻入方向変換位置として設定される。
また、案内杆フレーム50の先端には、案内ロール支持フレーム55の基部が軸支され、この案内ロール支持フレーム55の先端には案内杆ガイド56が軸支されている。この案内杆ガイド56の先端には繰り出しロール21が設けられ、この繰り出しロール21が、麺線案内機構13から収容槽5に巻入れられる麺線nを軽く押えて安定した巻入れを実現するようになっている。
これら案内杆フレーム50と案内ロール支持フレーム55との間と、案内ロール支持フレーム55と案内杆ガイド56との間のそれぞれの軸支部分は、繰り出しロール21が収容槽5の所定位置に麺線nを巻入れることができるような角度で固定されている。58は、案内杆フレーム50を前傾させるときのストッパである。
案内ロール支持フレーム55には、2個の案内ロール53が軸支されている。この2個の案内ロール53は、案内ロール支持フレーム55に設けられた駆動ベルト(丸ベルト)54、および案内杆フレーム50に設けられた駆動ベルト54を介して巻入機本体9に設けられ駆動モータ22により回転される駆動プーリ57によって回転駆動される。また、案内杆ガイド56には複数の案内ロール59が設けられている。
また、図5に示すように、案内杆ガイド56の先端に設けられた繰り出しロール21は、案内杆ガイド56に設けられた取付ベース60の保持軸61に回転可能に設けられている。さらに、この保持軸61は、取付ベース60に回転可能に設けられており、取付ベース60に設けられた付勢ばね62によって収容槽5の外周側部(図示する左側)に向かう外方向に付勢されている。
次に、麺線案内機構13が往復移動して、細径化部3から供給されてくる麺線nを収容槽5内に巻き入れるために、繰り出しロール21が収容槽5の中央側部と、外周側部との間を往復移動する手順を説明する。
今、図5に実線で示す状態で繰り出しロール21が収容槽5の中央側部に位置しているとする。次に、サーボモータ34の正回転による移動用ねじ棒33の回転によって麺線案内機構13が回転すると、繰り出しロール21が収容槽5の中央側部から外周側部に向かって移動して、繰り出しロール21が収容槽5の外周壁内面に当接すると(図2参照)、繰り出しロール21が二点鎖線で示すように付勢ばね62の付勢力に抗して内側方向に移動する。そして、繰り出しロール21が二点鎖線で示すように、内側方向に移動すると、保持軸61がリミットスイッチ(第2電気的到達検出器)63を動作させる。このリミットスイッチ63の動作によりサーボモータ34が回転を停止するので、繰り出しロール21の外方向への移動が停止する。それから、サーボモータ34が逆回転することになり、繰り出しロール21が収容槽5の外周側部から中央側部に向かって移動を開始する。つまりリミットスイッチ63によって停止させられた麺線案内機構13の繰り出しロール21の位置が、収容槽5へ麺線nを巻入方向変換位置となる。
そして、この麺線案内機構13による「往き」動作(繰り出しロール21が収容槽5の中央側部から外周側部に向かって移動しながら麺線nを巻き入れる動作)から「戻り」動作(繰り出しロール21が収容槽5の外周側部から中央側部に向かって移動しながら麺線nを巻き入れる動作)に切り換わり、繰り出しロール21が収容槽5の外周側部から中央側部まで戻される。ここで、サーボモータ34の正回転とは、繰り出しロール21を収容槽5の中央側部から外周側部に向かって移動させる回転のことで、逆回転とは、反対に繰り出しロール21を収容槽5の外周側部から中央側部に向かって移動させる回転のことである。
このようにして、繰り出しロール21は、麺線nを、回転する収容槽5の中央側部から外周側部に向かって水平外方向へ渦巻き状に巻き入れることと、外周側部から中央側部に向かって水平内方向へ渦巻き状に巻入れることとが交互に行われる。つまり、収容槽5の外周側部まで麺線nを巻入れたときは、リミットスイッチ63が動作して、繰り出しロール21が移動方向を反転し、収容槽5の中央側部に向かって麺線nを巻入れる。そして、繰り出しロール21が収容槽5の中央側部まで戻されると、リミットスイッチ52が動作して、繰り出しロール21が移動方向を反転して、再び外周側部に向かって麺線nを巻入れるようになっている。なお、図5に示すように、案内杆ガイド56に設けられた案内ロール14と繰り出しロール21との間で麺線nが横にずれるのを防止するガイド64が設けられている。
巻入機本体9の上部には、麺線巻入速度調整装置(図示せず)の操作ボックス17が設けられている。前記巻入速度調整装置は、麺線案内機構13の先端部(繰り出しロール21)の移動位置に応じて、サーボモータ34を制御し、麺線案内機構13の先端部の移動速度を変更する速度制御回路(速度制御手段)を備えるものである。収容槽5の半径方向における、麺線案内機構13の先端部の移動位置は、エンコーダ32により検出される収容槽5の回転数に基づき検出される。なお、この移動位置の検出は、リミットスイッチ52,63の動作時を基準に、従動側円錐車24の回転数をカウントして収容槽5の回転数を検出することも可能である。
この速度制御によって、麺線nが乱雑に繰り出されることを防止したり、麺線nが引っ張られたり、切断したりすることを防止することができる。このように麺線案内機構13の先端部の移動速度を制御することによって、麺線nを収容槽5に渦巻き状に綺麗に巻き入れることができる。
なお、操作ボックス17には、駆動モータ22の回転速度を設定して麺線nの繰り出し速度および収容槽12の回転速度を調整できる速度スイッチ、速度計のほか、麺線巻入機1の運転スイッチ(電源スイッチ)、電源ランプなどが設けられている。
次に、上記のように構成された麺線巻入機1の動作を説明する。まず、作業者が運転スイッチを操作すると、図2に示す駆動モータ22およびサーボモータ34が回転駆動する。すると、サーボモータ34による移動用ねじ棒33の所定方向の回転によって係合部35が実線で示す位置から二点鎖線で示す位置に移動する。そして、この係合部35の移動による運動が、移動杆41、連結杆47、およびアーム部46を介して回転軸42に伝達されて回転軸42が回転し、この回転軸42の回転によって麺線案内機構13の先端に設けられている繰り出しロール21が収容槽5の中央側部から外周側部まで水平方向外方に移動する。
それとともに、駆動モータ22によって駆動側円錐車23が回転駆動され、駆動側円錐車23の回転力が、伝動ベルト25を介して従動側円錐車24に伝達される。従動側円錐車24の回転は、図2に示すように、回転台駆動軸29、はすば歯車30、および回転台駆動部31を介して収容槽5に伝達されて、収容槽5が反時計方向に回転する。これによって、この収容槽5の中央側部と外周側部との間で往復移動する麺線案内機構13の繰り出しロール21から繰り出される麺線nは、収容槽5の中央側部と外周側部との間に時計方向の渦巻き状に収容槽5内に巻入れられる。
そして、収容槽5の外周側部まで麺線nが巻き入れられると、麺線案内機構13の繰り出しロール21が収容槽5の外周壁内面に当接して、リミットスイッチ63を動作させることとなる。この状態が、麺線案内機構13の先端に設けられた繰り出しロール21が収容槽5の外周側部に到達した状態である。このリミットスイッチ63の動作によって、サーボモータ34の回転速度が低下して停止し、その後逆回転するようになる。これにより、麺線案内機構13は収容槽5の外周側部から中央側部に向かって移動することになり、麺線案内機構13の繰り出しロール21から繰り出される麺線nは、収容槽5の外周側部から中央側部に向けて時計方向の渦巻き状に収容槽5内に巻入れられる。
この麺線案内機構13の繰り出しロール21が収容槽5の中央側部に戻されるとリミットスイッチ52が動作して麺線案内機構13の、中央側部に向けての移動が停止する。この状態が、麺線案内機構13の先端に設けられた繰り出しロール21が収容槽5の中央側部に到達した状態である。
そして、リミットスイッチ52が動作すると、サーボモータ34の回転速度が低下して停止し、その後正回転するようになる。その後、再び前記した場合とは逆に、麺線案内機構13の繰り出しロール21が収容槽5の中央側部から外周側部に向かって移動して、この繰り出しロール21によって、回転する収容槽5に麺線nを時計方向の渦巻き状に巻き入れることができ、これ以後、上記動作が繰り返されて行われ、麺線nが連続して巻き入れられる。
また、例えば麺線nの性状、気温、湿度等の条件や、麺線巻入機1の機能の特性によって、麺線案内機構13の繰り出しロール21からの麺線nの繰り出し量が多くなる場合があったり、少なくなる場合があったりするので、そのときの状況に応じて、麺線nの繰り出し速度、および収容槽5の回転速度を適切な速度に設定する必要がある。
上記実施形態では、図1等に示す麺線nを繰り出すように働いている細径化部3等、および収容槽5を回転させるための回転台駆動軸29を共通の駆動モータ22によって駆動する構成としたので、この共通の駆動モータ22の速度制御を行うことによって、麺線nの繰り出し速度、並びにこの繰り出し速度に対応する収容槽5の回転速度を比較的簡単に制御することができるが、それぞれを異なる駆動モータなどの駆動手段によって駆動するようにし、それぞれの駆動手段について速度制御を行うことも可能である。
上記実施の形態では、繰り出しロール21を往復移動させ、往き動作時も戻り動作時も麺線nを収容槽5内に略渦巻き状に巻き入れるようにしているが、戻り動作時には略渦巻き状に巻き入れず初期位置に戻るタイプの麺線巻入機(例えば実公平07−18298号公報参照)にも、本発明を適用することができる。
上記実施形態の麺線巻入機1では、素麺を例に挙げて説明したが、素麺以外のうどん、そば等の麺線nを収容槽5内に巻き入れることができるように、本発明を適用することができる。
n 麺線
1 麺線巻入機
2 巻込部
3 細径化部
4 麺線巻入装置
5 収容槽
6 麺線ガイド
7 案内ロール
8 巻込ロール
9 巻込機本体
11 第1加工ロール
12 第2加工ロール
13 麺線案内機構
14 回転速度変更機構
15 ねじ送り機構
16 往復移動機構
18 回転台
21 繰り出しロール
22 駆動モータ(駆動部)
23 駆動側円錐車
24 従動側円錐車
25 伝動ベルト
26,27 歯車
29 回転台駆動軸
30 はすば歯車
32 エンコーダ
33 移動用ねじ棒
34 サーボモータ(第1駆動手段)
35 係合部
41 移動杆
42 回転軸
43 軸支部
45 案内部材
46 アーム部
47 連結杆
48 ベアリング
49 移動ベース
52 リミットスイッチ
63 リミットスイッチ

Claims (4)

  1. 略一定の繰り出し速度で先端部から麺線を繰り出す麺線案内機構を備え、前記麺線案内機構の先端部が、前記麺線の繰り出し速度と対応する速度で回転する収容槽の中央側部から外周側部に向かって移動するに従って、前記収容槽の回転速度が小さくなるようにして、前記麺線を略渦巻き状に前記収容槽内に巻き入れる麺線巻入装置において、
    前記麺線案内機構の先端部を、前記収容槽の中央側部から外周側部に向かって移動させる第1駆動手段と、
    前記麺線を前記繰り出し速度で繰り出させる第2駆動手段と、
    前記麺線案内機構の先端部の移動位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段に連係され、前記麺線案内機構の先端部の移動位置に応じて、前記第1駆動手段を制御し、前記麺線案内機構の先端部の移動速度を変更する速度制御手段と
    前記第2駆動手段に連係され前記収容槽の回転数を検出するためのエンコーダとを備え、
    前記位置検出手段は、前記エンコーダに連係され前記収容槽の回転数に基づき前記麺線案内機構の先端部の移動位置を検出するものであることを特徴とする麺線巻入装置。
  2. 前記第2駆動手段は、回転速度変更機構を介して前記収容槽に連係されるものであり、
    前記回転速度変更機構は、前記麺線案内機構の先端部が前記収容槽の半径方向の任意の移動位置にあるときに、当該先端部の移動位置と対応する前記収容槽底部の任意位置の回転移動速度が前記麺線の繰り出し速度と略一致するように、前記収容槽の回転速度を制御するものである、請求項に記載の麺線巻入装置。
  3. 前記回転速度変更機構は、前記第1駆動手段で駆動される駆動側円錐車と、前記駆動側円錐車と逆向きのテーパに形成された従動側円錐車と、前記駆動側円錐車と前記従動側円錐車とに巻き掛けられて動力を伝達する伝動ベルトとを備え、前記従動側円錐車から前記収容槽に回転力を伝達するものであり、
    前記エンコーダは、前記従動側回転円錐車の回転数をカウントすることで前記収容槽の回転数を検出するものである、請求項に記載の麺線巻入装置。
  4. 前記第1駆動手段は、移動用ねじ棒と、前記移動用ねじ棒を回転駆動するサーボモータとを有し、
    前記麺線案内機構は、前記移動用ねじ棒の回転によって前記移動用ねじ棒に沿って移動する係合部を有し、
    前記速度制御手段は、前記移動用ねじ棒の回転速度を変化させることで前記麺線案内機構の先端部の移動速度を制御するものである、請求項1〜3のいずれか1つに記載の麺線巻入装置。
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