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JP6131466B2 - 物品冷却装置とそれを備えた自動販売機 - Google Patents
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JP6131466B2 - 物品冷却装置とそれを備えた自動販売機 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機と共に冷凍サイクルを構成する庫内熱交換器で冷却された空気を庫内ファンにより庫内で循環させて庫内の物品(商品)を冷却する物品冷却装置と、それを備えた自動販売機に関するものである。
一般に缶入り飲料等の商品を冷却して販売する自動販売機では、圧縮機と共に冷凍サイクルを構成する庫内熱交換器で冷却された空気を庫内ファンにより庫内で循環させて庫内の商品を冷却している。
自動販売機を設置し電源を入れて冷却運転を開始したとき、夏場に空の自動販売機に商品を充填したときは、商品温度(庫内温度)が外気温度に近い温度であり、一晩かけて冷却商品温度(例えば3℃±2℃)まで冷却する。
この外気温度に近い状態から冷却商品温度まで庫内(商品)を冷却する運転のことを、一般に、初期冷却運転(イニシャルプルダウン運転)と言うが、この初期冷却運転のような高負荷運転中においては、圧縮機が行う仕事量も多くなり、圧縮機にかかる負荷も大きくなる。
高負荷運転中において、圧縮機にかかる負荷が圧縮機の能力を超えると、過負荷保護装置が働いて圧縮機が停止するので、圧縮機が再起動するまで、商品を冷却できないといった問題が発生する。
そこで、高圧負荷量検知手段で検知する負荷量が所定負荷量(温度や圧力)に達すると庫内ファンを低速回転にして、庫内熱交換器(蒸発器)の周囲温度と冷媒との熱交換量を減らすことで、過負荷にならないようにし、その後、高圧負荷量検知手段により検知する負荷量が所定負荷量を下まわると、再び庫内ファンを高速回転させることが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平8−87669号公報
しかしながら、条件の異なる複数の庫内を備えた自動販売機で、庫内ファンを同様に回転数制御すると、比較的吸熱量が多い庫内、比較的庫内容積が大きい庫内、優先的に冷却させる必要のある庫内の冷却に時間が掛かるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、複数の庫内に、比較的吸熱量が多い庫内、比較的庫内容積が大きい庫内、優先的に冷却させる必要のある庫内がある場合でも、庫内条件に応じた適切な庫内の冷却ができる物品冷却装置とそれを備えた自動販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、初期冷却運転時に、吸熱量の多い庫内(または、庫内容積の大きい庫内、または、優先的に冷却させる必要のある庫内)の庫内ファン回
転数を吸熱量の少ない庫内(または、庫内容積の小さい庫内、または、優先的に冷却させる必要のない庫内)の庫内ファン回転数よりも高く(多く)するのである。
これにより、庫内条件に応じて適切に庫内を冷却することができる。
本発明は、初期冷却運転時に、吸熱量の多い庫内(または、庫内容積の大きい庫内、または、優先的に冷却させる必要のある庫内)の庫内ファン回転数を吸熱量の少ない庫内(または、庫内容積の小さい庫内、または、優先的に冷却させる必要のない庫内)の庫内ファン回転数よりも高く(多く)するので、庫内条件に応じて適切に庫内を冷却することができる物品冷却装置とそれを備えた自動販売機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における物品冷却装置を備えた自動販売機の本体内部構造を示す概略構成図 同実施の形態の自動販売機の冷凍サイクルの構成図 同実施の形態の自動販売機の制御系を示すブロック図 同実施の形態の自動販売機の初期冷却運転時の庫内ファンの回転数制御を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における物品冷却装置を備えた自動販売機の初期冷却運転時の庫内ファンの回転数制御を示すフローチャート
第1の発明は、冷凍サイクルの冷却運転時に蒸発器として働く庫内熱交換器と前記庫内熱交換器により冷却された空気を循環させる庫内ファンとを複数の庫内に備え、初期冷却
運転時に運転制御手段が前記庫内ファン回転数を通常運転時より低速に抑えて運転する物品冷却装置であって、前記運転制御手段は、初期冷却運転時に、吸熱量の多い前記庫内の前記庫内ファン回転数を吸熱量の少ない前記庫内の前記庫内ファン回転数よりも高くし、吸熱量の多い前記庫内の前記庫内ファンの初期冷却運転で通常運転時より回転数を低速に抑えて運転する時間を、吸熱量の少ない前記庫内の前記庫内ファンよりも短くすることを特徴とする。
上記構成により、初期冷却運転時に庫内ファン回転数を通常運転時より低速に抑えることにより冷媒と庫内熱交換器の周囲空気との熱交換量を抑えて圧縮機が過負荷状態になるのを防ぎながら、吸熱量の多い庫内の冷却が、吸熱量の少ない庫内の冷却に比べて遅くなる不具合を減らし、吸熱量の多い庫内の物品(商品)を所定温度まで冷却するまでの時間を短縮することができ、前記吸熱量が多い庫内においても、前記圧縮機にかかる負荷を抑えつつ、庫内の物品(商品)を所定温度まで冷却するまでの時間を短縮する効果をより高めることができる。
の発明は、冷凍サイクルの冷却運転時に蒸発器として働く庫内熱交換器と前記庫内熱交換器により冷却された空気を循環させる庫内ファンとを複数の庫内に備え、初期冷却運転時に運転制御手段が前記庫内ファン回転数を通常運転時より低速に抑えて運転する物品冷却装置であって、前記運転制御手段は、初期冷却運転時に、庫内容積の大きい前記庫内の前記庫内ファン回転数を庫内容積の小さい前記庫内の前記庫内ファン回転数よりも高くし、前記運転制御手段は、庫内容積の大きい前記庫内の前記庫内ファンの初期冷却運転で通常運転時より回転数を低速に抑えて運転する時間を、庫内容積の小さい前記庫内の前記庫内ファンよりも短くすることを特徴とする。
上記構成により、初期冷却運転時に庫内ファン回転数を通常運転時より低速に抑えることにより冷媒と庫内熱交換器の周囲空気との熱交換量を抑えて圧縮機が過負荷状態になるのを防ぎながら、庫内容積が大きい庫内の冷却が、庫内容積が小さい庫内の冷却に比べて遅くなる不具合を減らし、庫内容積が大きい庫内の物品(商品)を所定温度まで冷却するまでの時間を短縮することができ、前記庫内容積が大きい庫内においても、前記圧縮機にかかる負荷を抑えつつ、庫内の物品(商品)を所定温度まで冷却するまでの時間を短縮する効果をより高めることができる。
の発明は、特に第1または第2の発明の物品冷却装置を備えた自動販売機である。
以下、本発明の物品冷却装置とそれを備えた自動販売機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における物品冷却装置を備えた自動販売機の本体内部構造を示す概略構成図、図2は同実施の形態の自動販売機の冷凍サイクルの構成図、図3は同実施の形態の自動販売機の制御系を示すブロック図、図4は同実施の形態の自動販売機の初期冷却運転時の庫内ファンの回転数制御を示すフローチャートである。
図1に示すように、本発明の実施の形態1における物品冷却装置を備えた自動販売機21は、断熱隔壁22により左右に区画された左庫内A、中庫内B、右庫内Cを備え、それぞれに販売する商品を収納する商品収納コラム23A,23B,23Cを有し、各商品収納コラム23A,23B,23C内には、それぞれコラム内の温度(庫内温度)を測定する庫内コラム内温度センサ41A,41B,41Cを有する。
また、自動販売機21は、自動販売機21の周囲温度を検出するための外気温度センサ100と、自動販売機全体を制御するためのコントローラ27、圧縮機等の冷却装置及び商品排出機構等が内蔵された機構部26を備えている。
図2に示すように、左庫内Aに対しては、左庫内Aの空気を冷却または加温する庫内熱交換器51A、左庫内Aの空気を左庫内Aで循環させる庫内ファン61A、通電時に発熱して左庫内Aの空気を加温するヒータ62A、左庫内Aの空気を冷却する時に庫内熱交換器51Aに流入する液冷媒を絞り膨張させるキャピラリチューブ93A、キャピラリチューブ93Aを介して庫内熱交換器51Aに冷媒を流す流さないを切替えるための電磁弁81A、左庫内Aの空気を加温する時に庫内熱交換器51Aから流出する液冷媒を絞り膨張させるキャピラリチューブ93D、左庫内Aの空気を庫内熱交換器51Aにより加温する時にインバータ圧縮機71から吐出された高温高圧の冷媒が庫内熱交換器51Aで凝縮し、左庫内Aの空気を庫内熱交換器51Aにより加温しないときにインバータ圧縮機71から吐出された高温高圧の冷媒が庫外熱交換器81で凝縮するように冷凍サイクルの冷媒流路を切替える四方弁92、庫内熱交換器51Aの温度を検出する庫内熱交換器温度センサ101Aが設けられている。
なお、庫内熱交換器51Aは、左庫内Aの空気を庫内熱交換器51Aにより冷却する冷却運転のときに冷媒が流れて蒸発器として機能する配管と、左庫内Aの空気を庫内熱交換器51Aにより加温するヒートポンプ運転のときに冷媒が流れて凝縮器として機能する配管とに分割されている。
また、中庫内Bに対しては、中庫内Bの空気を冷却する庫内熱交換器51B、中庫内Bの空気を中庫内Bで循環させる庫内ファン61B、通電時に発熱して中庫内Bを加温するヒータ62B、中庫内Bの空気を冷却する時に庫内熱交換器51Bに流入する液冷媒を絞り膨張させるキャピラリチューブ93B、キャピラリチューブ93Bを介して庫内熱交換器51Bに冷媒を流す流さないを切替えるための三方弁94、庫内熱交換器51Bの温度を検出する庫内熱交換器温度センサ101Bが設けられている。
また、右庫内Cに対しては、右庫内Cの空気を冷却する庫内熱交換器51C、右庫内Cの空気を右庫内Cで循環させる庫内ファン61C、三方弁94から庫内熱交換器51Bを経由せずに庫内熱交換器51Cに流れる液冷媒を絞り膨張させるキャピラリチューブ93C、庫内熱交換器51Cの温度を検出する庫内熱交換器温度センサ101Cが設けられている。
また、機構部26(庫外の機械室)には、庫外熱交換器81と、庫外熱交換器81に送風する庫外ファン82と、庫外熱交換器81の温度を検知するための庫外熱交換器温度センサ102が設けられている。なお、庫外熱交換器81は、2つに分割されており、蒸発器として作用するときと凝縮器として作用するときとで冷媒が流れる経路を分けている。
なお、左庫内A用の冷凍サイクルは、インバータ圧縮機71と、庫外熱交換器81と、電磁弁81A,81B,81Cと、四方弁92と、キャピラリチューブ93A,93D,93Eと庫内熱交換器51Aとが環状に連接された構成である。
そして、左庫内Aを冷却する場合は、インバータ圧縮機71から吐出された高温高圧の冷媒が、四方弁92を経由して、庫外熱交換器81で凝縮し、左庫内Aの冷却時は電磁弁81Cが閉じているために電磁弁81C側には流れずに電磁弁81A側と三方弁94側とに分流し、電磁弁81A側に流れた冷媒が、電磁弁81Aを経由してキャピラリチューブ93Aで減圧され、庫内熱交換器51Aで蒸発し、インバータ圧縮機71に戻る。
なお、庫外熱交換器81から三方弁94側に流れた冷媒は、三方弁94の状態により、三方弁94からキャピラリチューブ93B側に流出して、キャピラリチューブ93Bで減圧され、庫内熱交換器51Bと庫内熱交換器51Cで蒸発して、庫内熱交換器51Aで蒸発した冷媒と合流してインバータ圧縮機71に戻る場合と、三方弁94からキャピラリチューブ93C側に流出して、キャピラリチューブ93Cで減圧され、キャピラリチューブ93Bと庫内熱交換器51Bを流れることなく庫内熱交換器51Cで蒸発して、庫内熱交換器51Aで蒸発した冷媒と合流してインバータ圧縮機71に戻る場合とがある。
なお、電磁弁81Bは、キャピラリチューブ93Dと四方弁92との間の配管と、庫内熱交換器51A,51Cから流出した冷媒が合流してインバータ圧縮機71に戻る配管とをつなぐ配管に設けられて常に開いており、左庫内Aの空気を庫内熱交換器51Aにより加温するヒートポンプ運転時に冷媒が流れる庫内熱交換器51Aからキャピラリチューブ93Dを経由して冷媒を回収している。
また、左庫内Aを庫内熱交換器51Aにより加温するヒートポンプ運転で加温する場合は、インバータ圧縮機71から吐出された高温高圧の冷媒が、四方弁92を経由して、庫内熱交換器51Aで凝縮し、キャピラリチューブ93Dで減圧され、再び四方弁92を経由して、庫外熱交換器81でさらに凝縮し、電磁弁81Cが開いている場合は電磁弁81A及び三方弁94側と電磁弁81C側とに分流し、電磁弁81C側に流れた冷媒は、電磁弁81Cを経由してキャピラリチューブ93Eで減圧され、庫外熱交換器81で蒸発し、インバータ圧縮機71に戻る。
なお、電磁弁81C側に流れずに電磁弁81A及び三方弁94側に流れた冷媒は、左庫内Aの加温時は電磁弁81Aが閉じているために三方弁94側にのみ流れ、中庫内Bをヒータ62Bで加温する場合または中庫内Bが所定下限温度まで冷却された場合は、三方弁94からキャピラリチューブ93C側に流出して、キャピラリチューブ93Cで減圧され、キャピラリチューブ93Bと庫内熱交換器51Bを流れることなく庫内熱交換器51Cで蒸発して、インバータ圧縮機71に戻る。また、中庫内Bを冷却する場合は、三方弁94からキャピラリチューブ93B側に流出して、キャピラリチューブ93Bで減圧され、庫内熱交換器51Bと庫内熱交換器51Cで蒸発して、インバータ圧縮機71に戻る。
なお、右庫内Cを冷却せずに(庫内熱交換器51Cで冷媒を蒸発させずに)左庫内Aを庫内熱交換器51Aにより加温するヒートポンプ運転で加温する場合は、電磁弁81Cを開けるが、庫内熱交換器51Bと庫内熱交換器51Cのうち少なくとも庫内熱交換器51Cで冷媒を蒸発させるために庫外熱交換器81で冷媒を蒸発させる必要がない場合は電磁弁81Cを閉じる。
また、中庫内Bと右庫内Cの兼用の冷凍サイクルは、インバータ圧縮機71と四方弁92と庫外熱交換器81と三方弁94とキャピラリチューブ93Cと庫内熱交換器51Cとが順次環状に連接され、さらに、庫内熱交換器51Bの冷媒の入口側がキャピラリチューブ93Bを介して三方弁94のもう一つの出口側に接続され、庫内熱交換器51Bの冷媒の出口側がキャピラリチューブ93Cと庫内熱交換器51Cとの間の冷媒配管に接続された構成である。
そして、中庫内Bと右庫内Cを同時に冷却する場合は、インバータ圧縮機71から吐出された高温高圧の冷媒が、四方弁92を経由して、庫外熱交換器81で凝縮し、三方弁94からキャピラリチューブ93B側に流れて、キャピラリチューブ93Bで減圧され、庫内熱交換器51Bで一部の冷媒が蒸発し、その後、庫内熱交換器51Cで残りの液冷媒が蒸発して、インバータ圧縮機71に戻る。
また、中庫内Bと右庫内Cのうち右庫内Cのみを冷却する場合は、インバータ圧縮機71から吐出された高温高圧の冷媒が、四方弁92を経由して、庫外熱交換器81で凝縮し、三方弁94からキャピラリチューブ93C側に流れて、キャピラリチューブ93Cで減圧され、庫内熱交換器51Cで蒸発して、インバータ圧縮機71に戻る。
図3に示すように、本実施の形態の自動販売機21を制御する主制御手段200は、入力処理部103、運転制御手段104、高負荷状態検知手段105、庫内ファン回転数設定手段106、吸熱量識別手段107、吸熱量記憶手段108、高負荷運転時間設定手段109、庫内容積識別手段110、庫内容積記憶手段111、冷却優先識別手段112により構成されている。
入力処理部103は、各庫内コラム内温度センサ41A,41B,41C、外気温度センサ100、各庫内熱交換器温度センサ101A,101B,101C、庫外熱交換器温度センサ102の温度データを読み取る。
運転制御手段104は、インバータ圧縮機71、各庫内ファン61A,61B,61Cの運転を制御する。
高負荷状態検知手段105は、各庫内コラム内温度センサ41A,41B,41C、各庫内熱交換器温度センサ101A,101B,101C、外気温度センサ100の全てが所定温度以上の場合に、高負荷と検知する。
庫内ファン回転数設定手段106は、高負荷運転(初期冷却運転)中に、吸熱量が少ない(または庫内容積が小さい)庫内よりも吸熱量が多い(または庫内容積が大きい)庫内の庫内ファン回転数を高く(多く)設定する。さらに通常運転のときよりも低い(少ない)庫内ファン回転数に設定する。
吸熱量識別手段107は、左庫内Aと中庫内Bと右庫内Cの吸熱量の値を識別する。
吸熱量記憶手段108は、吸熱量の値と、吸熱量の値とセットになった各庫内ファン61A,61B,61Cの回転数を記憶する。吸熱量の値が多くなるに従い各庫内ファン61A,61B,61Cの回転数が高く(多く)なる値を記憶する。
高負荷運転時間設定手段109は、高負荷運転(初期冷却運転)中、各庫内ファン61A,61B,61Cの回転数を通常より低く(少なく)設定する運転時間を設定する。
庫内容積識別手段110は、左庫内Aと中庫内Bと右庫内Cの庫内容積の値を識別する。
庫内容積記憶手段111は、左庫内Aと中庫内Bと右庫内Cの庫内容積の値と、庫内容積の値とセットになった各庫内ファン61A,61B,61Cの回転数を記憶する。庫内容積の値が大きくなるに従い各庫内ファン61A,61B,61Cの回転数が高く(多く)なる値を記憶する。
冷却優先識別手段112は、左庫内Aと中庫内Bと右庫内Cのどの庫内を優先的に冷却するのかを識別する。
以上のように構成された本実施の形態の自動販売機21について、図4を参照しながら、以下その動作、作用を説明する。
図4に示すように、高負荷状態検知手段105が高負荷状態を検知すれば(各庫内コラム内温度センサ41A,41B,41C、各庫内熱交換器温度センサ101A,101B,101C、外気温度センサ100の全てが所定温度以上の場合)(図4のSTEP1)、吸熱量識別手段107が左庫内Aと中庫内Bと右庫内Cの吸熱量の値を吸熱量記憶手段108から識別する。そして庫内ファン回転数設定手段106は、吸熱量の値が、左庫内A<中庫内B<右庫内Cの場合、庫内ファンの回転数を、庫内ファンA<庫内ファンB<庫内ファンCとなるよう設定する(図4のSTEP2)。
このとき、高負荷運転(初期冷却運転)時の庫内ファン61A,61B,61Cの回転数を通常運転のときよりも低く(少なく)なるように設定する。
そして、高負荷時の運転制御手段104がインバータ圧縮機71と庫内ファン61A,61B,61Cの運転を開始すると共に、インバータ圧縮機71と庫内ファン61A,61B,61Cの運転開始からの時間の計測を開始する(図4のSTEP3)。
その後、図4のSTEP4において高負荷運転(初期冷却運転)開始から所定時間未満の間は図4のSTEP3の運転を継続し、高負荷運転(初期冷却運転)開始から所定時間以上になれば図4のSTEP5に進み、通常運転時の回転数で庫内ファンを動作させる。
以上のように、本実施の形態の自動販売機21に用いた物品冷却装置は、冷凍サイクルの冷却運転時に蒸発器として働く庫内熱交換器51A,51B,51Cと庫内熱交換器51A,51B,51Cにより冷却された空気を循環させる回転数可変の庫内ファン61A,61B,61とを複数(3つ)の左庫内A、中庫内B、右庫内Cにそれぞれ備え、初期冷却運転時のような各庫内コラム内温度センサ41A,41B,41C、各庫内熱交換器温度センサ101A,101B,101C、外気温度センサ100の全てが所定温度以上を検出している高負荷状態で冷凍サイクルによる冷却運転を行う時に運転制御手段104が庫内ファン61A,61B,61の回転数を通常運転時より低速に抑えて(下げて)運転するものであって、運転制御手段104が、初期冷却運転時のような高負荷状態で冷凍サイクルによる冷却運転を行う時に、左庫内A、中庫内B、右庫内Cの内で比較的吸熱量の多い(大きい)右庫内Cの庫内ファン61Cの回転数を、右庫内Cよりも吸熱量の少ない(小さい)中庫内Bの庫内ファン61Bと左庫内Aの庫内ファン61Aの回転数よりも高くするのである。
上記構成により、初期冷却運転時のような各庫内コラム内温度センサ41A,41B,41C、各庫内熱交換器温度センサ101A,101B,101C、外気温度センサ100の全てが所定温度以上を検出している高負荷状態で冷凍サイクルによる冷却運転を行う時に、庫内ファン61A,61B,61Cの回転数を通常運転時より低速に抑えることにより、冷媒と庫内熱交換器51A,51B,51Cの周囲空気との熱交換量を抑えてインバータ圧縮機71が過負荷状態になるのを防ぎながら、左庫内A、中庫内B、右庫内Cの内で比較的吸熱量の多い(大きい)右庫内Cの冷却が、右庫内Cよりも吸熱量の少ない(小さい)中庫内Bと左庫内Aの冷却に比べて遅くなる不具合を減らし、比較的吸熱量の多い(大きい)右庫内Cの物品(商品)を所定温度まで冷却するまでの時間を短縮することができる。
また、本実施の形態の自動販売機21に用いた物品冷却装置は、高負荷運転(初期冷却運転)を継続するための高負荷運転時間設定手段109を有しており、高負荷運転時間設定手段109は、吸熱量識別手段107が吸熱量記憶手段108から各庫内の吸熱量を識別した結果をもとに、左庫内A、中庫内B、右庫内Cの内で比較的吸熱量の多い(大きい)右庫内Cの庫内ファン61Cの初期冷却運転で通常運転時より回転数を低速に抑えて運転する時間を、右庫内Cよりも吸熱量の少ない(小さい)中庫内Bの庫内ファン61B、
左庫内Aの庫内ファン61Aよりも短くするのである。
ゆえに、左庫内A、中庫内B、右庫内Cの内で比較的吸熱量が多い(大きい)右庫内Cにおいても、インバータ圧縮機71にかかる負荷を抑えつつ、庫内の物品(商品)を所定温度まで冷却するまでの時間を短縮する効果をより高めることができる。
また、本実施の形態の自動販売機21に用いた物品冷却装置は、冷凍サイクルの冷却運転時に蒸発器として働く庫内熱交換器51A,51B,51Cと庫内熱交換器51A,51B,51Cにより冷却された空気を循環させる回転数可変の庫内ファン61A,61B,61とを複数(3つ)の左庫内A、中庫内B、右庫内Cにそれぞれ備え、初期冷却運転時のような各庫内コラム内温度センサ41A,41B,41C、各庫内熱交換器温度センサ101A,101B,101C、外気温度センサ100の全てが所定温度以上を検出している高負荷状態で冷凍サイクルによる冷却運転を行う時に運転制御手段104が庫内ファン61A,61B,61の回転数を通常運転時より低速に抑えて(下げて)運転するものであって、運転制御手段104が、初期冷却運転時のような高負荷状態で冷凍サイクルによる冷却運転を行う時に、左庫内A、中庫内B、右庫内Cの内で比較的庫内容積の大きい右庫内Cの庫内ファン61Cの回転数を、右庫内Cよりも庫内容積の小さい中庫内Bの庫内ファン61Bと左庫内Aの庫内ファン61Aの回転数よりも高くするのである。
上記構成により、初期冷却運転時のような各庫内コラム内温度センサ41A,41B,41C、各庫内熱交換器温度センサ101A,101B,101C、外気温度センサ100の全てが所定温度以上を検出している高負荷状態で冷凍サイクルによる冷却運転を行う時に、庫内ファン61A,61B,61Cの回転数を通常運転時より低速に抑えることにより、冷媒と庫内熱交換器51A,51B,51Cの周囲空気との熱交換量を抑えてインバータ圧縮機71が過負荷状態になるのを防ぎながら、左庫内A、中庫内B、右庫内Cの内で比較的庫内容積の大きい右庫内Cの冷却が、右庫内Cよりも庫内容積が小さい中庫内Bと左庫内Aの冷却に比べて遅くなる不具合を減らし、比較的庫内容積が大きい右庫内Cの物品(商品)を所定温度まで冷却するまでの時間を短縮することができる。
また、本実施の形態の自動販売機21に用いた物品冷却装置は、高負荷運転(初期冷却運転)を継続するための高負荷運転時間設定手段109を有しており、高負荷運転時間設定手段109は、庫内容積識別手段110が庫内容積記憶手段111から各庫内の庫内容積を識別した結果をもとに、左庫内A、中庫内B、右庫内Cの内で比較的庫内容積の大きい右庫内Cの庫内ファン61Cの初期冷却運転で通常運転時より回転数を低速に抑えて運転する時間を、右庫内Cよりも庫内容積の小さい中庫内Bの庫内ファン61B、左庫内Aの庫内ファン61Aよりも短くするのである。
ゆえに、左庫内A、中庫内B、右庫内Cの内で比較的庫内容積の大きい右庫内Cにおいても、インバータ圧縮機71にかかる負荷を抑えつつ、庫内の物品(商品)を所定温度まで冷却するまでの時間を短縮する効果をより高めることができる。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2における物品冷却装置を備えた自動販売機の初期冷却運転時の庫内ファンの回転数制御を示すフローチャートである。
本実施の形態は、優先して冷却する庫内を識別して庫内ファンの回転数を設定する点で、実施の形態1と異なっており、その他は実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
高負荷運転(初期冷却運転)中に左庫内Aと中庫内Bと右庫内Cの内でどの庫内を優先
的に冷却するのかを識別するための冷却優先識別手段112を有している。
以上のように構成された本実施の形態の自動販売機21について、図5を参照しながら、以下その動作、作用を説明する。
図5に示すように、高負荷状態検知手段105が高負荷状態を検知(各庫内コラム内温度センサ41A,41B,41C、各庫内熱交換器温度センサ101A,101B,101C、外気温度センサ100の全てが所定温度以上の場合)すれば(図5のSTEP1)、図5のSTEP2に進んで、冷却優先識別手段112は優先的に冷却する庫内を識別する。
例えば、図2に示す冷凍サイクルでは、三方弁94からキャピラリチューブ93Bを介して中庫内Bの庫内熱交換器51Bに冷媒が流れる場合は、中庫内Bの庫内熱交換器51Bから流出した冷媒が右庫内Cの庫内熱交換器51Cに流入して中庫内Bと右庫内Cの両方を冷却し、三方弁94からキャピラリチューブ93Cを介して右庫内Cの庫内熱交換器51Cに冷媒が流れる場合は、中庫内Bの庫内熱交換器51Bには冷媒が流れず中庫内Bと右庫内Cのうち右庫内Cのみ冷却するのであるが、中庫内Bと右庫内Cの両方を冷却する場合は、庫内熱交換器51Bから先に冷媒が流れてその後に庫内熱交換器51Cに冷媒が流れ、冷媒は庫内熱交換器51Bで蒸発する量が多く、庫内熱交換器51Cは余剰冷媒で冷却されるため冷えが鈍くなる。
そして、庫内熱交換器51Cで蒸発する冷媒量を増やすには庫内熱交換器51Bで蒸発する冷媒量を減らす必要がある。
そこで、冷却優先識別手段112は中庫内Bより右庫内Cの冷却優先順位を高くする。そして庫内ファン回転数設定手段106が庫内ファン61Cの回転数を庫内ファン61Bよりも高く設定する。
庫内ファン61Bの回転数を庫内ファン61Cの回転数よりも低く(少なく)すると、庫内熱交換器51Bの周囲空気と冷媒との熱交換量を減らして庫内熱交換器51Bで蒸発する冷媒量を減らすことができ、その結果、庫内熱交換器51Cの周囲空気と冷媒との熱交換量が増え、庫内熱交換器51Cで蒸発する冷媒量を増やすことができる。
そして、高負荷時の運転制御手段104がインバータ圧縮機71と庫内ファン61A,61B,61Cの運転を開始すると共に、インバータ圧縮機71と庫内ファン61A,61B,61Cの運転開始からの時間の計測を開始する(図5のSTEP3)。
その後、図5のSTEP6において高負荷運転(初期冷却運転)開始から所定時間未満の間は図5のSTEP3の運転を継続し、高負荷運転(初期冷却運転)開始から所定時間以上になれば図5のSTEP7に進み、通常運転時の回転数で庫内ファンを動作させる。
以上のように、本実施の形態の自動販売機21に用いた物品冷却装置は、冷凍サイクルの冷却運転時に蒸発器として働く庫内熱交換器51A,51B,51Cと庫内熱交換器51A,51B,51Cにより冷却された空気を循環させる回転数可変の庫内ファン61A,61B,61とを複数(3つ)の左庫内A、中庫内B、右庫内Cにそれぞれ備え、初期冷却運転時のような各庫内コラム内温度センサ41A,41B,41C、各庫内熱交換器温度センサ101A,101B,101C、外気温度センサ100の全てが所定温度以上を検出している高負荷状態で冷凍サイクルによる冷却運転を行う時に運転制御手段104が庫内ファン61A,61B,61の回転数を通常運転時より低速に抑えて(下げて)運転するものであって、運転制御手段104が、初期冷却運転時のような高負荷状態で冷凍
サイクルによる中庫内Bと右庫内Cの両方の冷却運転を行う時に、中庫内Bと右庫内Cの内で優先的に冷却させる必要のある右庫内Cの庫内ファン61Cの回転数を、右庫内Cよりも優先的に冷却させる必要のない中庫内Bの庫内ファン61Bの回転数よりも高くするのである。
上記構成により、初期冷却運転時のような各庫内コラム内温度センサ41A,41B,41C、各庫内熱交換器温度センサ101A,101B,101C、外気温度センサ100の全てが所定温度以上を検出している高負荷状態で冷凍サイクルによる中庫内Bと右庫内Cの両方の冷却運転を行う時に、庫内ファン61B,61Cの回転数を通常運転時より低速に抑えることにより、冷媒と庫内熱交換器51B,51Cの周囲空気との熱交換量を抑えてインバータ圧縮機71が過負荷状態になるのを防ぎながら、中庫内Bと右庫内Cの内で優先的に冷却させる必要のある右庫内Cの冷却が、右庫内Cよりも優先的に冷却させる必要のない中庫内Bの冷却に比べて遅くなる不具合を減らし、優先的に冷却させる必要のある右庫内Cの物品(商品)を所定温度まで冷却するまでの時間を短縮することができる。
以上のように、本発明は、庫内条件に応じて複数の庫内を適切に冷却することができるので、飲料自動販売機に最適であるが、飲料自動販売機に限らず、条件の異なる複数の庫内を冷却する用途にも適用できる。
A 左庫内
B 中庫内
C 右庫内
21 自動販売機
51A,51B,51C 庫内熱交換器
61A,61B,61C 庫内ファン
104 運転制御手段
105 高負荷状態検知手段
106 庫内ファン回転数設定手段
107 吸熱量識別手段
109 高負荷運転時間設定手段
110 庫内容積識別手段
112 冷却優先識別手段

Claims (3)

  1. 冷凍サイクルの冷却運転時に蒸発器として働く庫内熱交換器と前記庫内熱交換器により冷却された空気を循環させる庫内ファンとを複数の庫内に備え、初期冷却運転時に運転制御手段が前記庫内ファン回転数を通常運転時より低速に抑えて運転する物品冷却装置であって、前記運転制御手段は、初期冷却運転時に、吸熱量の多い前記庫内の前記庫内ファン回転数を吸熱量の少ない前記庫内の前記庫内ファン回転数よりも高くし、吸熱量の多い前記庫内の前記庫内ファンの初期冷却運転で通常運転時より回転数を低速に抑えて運転する時間を、吸熱量の少ない前記庫内の前記庫内ファンよりも短くすることを特徴とした物品冷却装置。
  2. 冷凍サイクルの冷却運転時に蒸発器として働く庫内熱交換器と前記庫内熱交換器により冷却された空気を循環させる庫内ファンとを複数の庫内に備え、初期冷却運転時に運転制御手段が前記庫内ファン回転数を通常運転時より低速に抑えて運転する物品冷却装置であって、前記運転制御手段は、初期冷却運転時に、庫内容積の大きい前記庫内の前記庫内ファン回転数を庫内容積の小さい前記庫内の前記庫内ファン回転数よりも高くし、前記運転制御手段は、庫内容積の大きい前記庫内の前記庫内ファンの初期冷却運転で通常運転時より回転数を低速に抑えて運転する時間を、庫内容積の小さい前記庫内の前記庫内ファンよりも短くすることを特徴とした物品冷却装置。
  3. 請求項1または2の物品冷却装置を備えた自動販売機。
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