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JP6135589B2 - 非接触給電装置 - Google Patents
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JP6135589B2 - 非接触給電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、送電対象物に非接触で送電する非接触給電装置に関する。
電気自動車およびハイブリッド車などの電動車両には、走行用の電力を外部電源から充電可能とする電池が装備されている。充電用の電力を給電する方法としては、給電側の電源口と車両の充電口とをケーブルで接続するプラグイン式の給電装置、およびケーブルを用いない非接触式の給電装置が知られている。非接触給電装置は、ケーブルが必要なく利便性に優れるが、伝送効率の向上が求められている。
特許文献1に記載の非接触送電装置では、送電アンテナと受電アンテナとの相対位置関係により変動するインピーダンスを電圧定在波比の計測より推定し、推定されたインピーダンスを所定のインピーダンスに変換することにより最適な伝送効率を得ている。
特開2012−46434号公報
非接触給電装置では、送電アンテナおよび受電アンテナと電源部とが着脱可能なものがある。たとえば送電アンテナと電源部とはケーブルで接続され、送電アンテナと電源部との位置に応じて送電アンテナと電源部との接続するケーブルの長さが変わる。ケーブルの長さが変わると、ケーブルのインピーダンスも変わる。したがってケーブルのインピーダンスを考慮して、電源部から送電アンテナに送電することが好ましい。
しかし前述の特許文献1に記載の技術では、ケーブルなどの既存の構成の変更を考慮されておらず、送電アンテナと受電アンテナの相対位置関係を考慮しているだけである。したがってケーブルが変更されると、最適な伝送効率を得ることができないという問題がある。
そこで、本発明は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、ケーブルの長短による伝送効率の低下を抑制することができる非接触給電装置を提供することを目的とする。
本発明は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
本発明は、アンテナと同調整合部とを着脱可能に電気的に接続するケーブル(25)と、ケーブルに高周波を発振する高周波発振部(45)と、ケーブルのケーブル長を、高周波発振部からケーブルに発振されたときの周波数特性から推定する推定部(43)と、同調整合部からの電力をアンテナに送電するときに、推定部の推定結果に基いてケーブル長の影響を補填するために同調するケーブル整合部(41)とを含むことを特徴とする非接触給電装置である。
このような本発明に従えば、アンテナと同調整合部とを着脱可能に電気的に接続するケーブルを備える。したがってケーブルの長さを変更することができ、アンテナと同調整合部との設置自由度が高い。ケーブルの長さが変わると、ケーブルによって生じる入力インピーダンスの変動が生じる。そこで本発明では、ケーブルのケーブル長を、高周波発振部からケーブルに発振されたときの周波数特性から推定する推定部を備える。これによってケーブル長を推定することができる。さらにケーブル整合部は、同調整合部からの電力をアンテナに送電するときに、推定部の推定結果に基いてケーブル長の影響を補填する。これによってケーブルによる影響が除かれるので、ケーブルの長短に起因する伝送効率の低下を抑制することができる。
なお、前述の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
非接触給電装置10を簡略化して示す図である。 無線センサ11を示す図である。 無線センサ11が搭載される車両12の一例を示す図である。 非接触給電装置10と無線センサ11とを示すブロック図である。 送電用同調整合部23から見た電気的特性を説明するための図である。 ケーブル長と入力容量とを関係を示すグラフである。 非接触給電装置10の電気的構成を示すブロック図である。 非接触給電装置10の一部の構成を詳細にして示すブロック図である。 位相シフト量の設定処理を示すフローチャートである。 ケーブル25の周波数特性を示すグラフである。 第2実施形態の位相シフト量の設定処理を示すフローチャートである。 測定例の一例を説明するためのグラフである。 測定例の他の例を説明するためのグラフである。 第3実施形態の非接触給電装置10Aの電気的構成を示すブロック図である。 第4実施形態の切替部42Bを示す正面図である。 図15の切断面線I−Iから見て示す断面図である。 ケーブル25の端部25aを示す正面図である。 図17の切断面線II−IIから見て示す断面図である。 ケーブル25の端部25aが推定状態にある状態を示す図である。 ケーブル25の端部25aが中間状態にある状態を示す図である。 ケーブル25の端部25aが給電状態にある状態を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態について説明する。各実施形態で先行する実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付すか、または先行の参照符号に一文字追加し、重複する説明を略する場合がある。また各実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している実施形態と同様とする。各実施形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に関して、図1〜図10を用いて説明する。非接触給電装置10は、非接触受電装置へ非接触で給電する。非接触給電装置10は、たとえばバンパーなど自動車ボディに図2および図3に示すように、ポン付けする無線センサ11への無線電力供給に用いられる。したがって無線センサ11が非接触受電装置としての機能も有する。非接触給電装置10は、図4に示すように、送電用アンテナ21、調整部22、送電用同調整合部23、ケーブル25および電源部26を含んで構成される。また無線センサ11は、図4に示すように、受電用アンテナ31、受電用同調整合部32およびセンサ部33を含んで構成される。
電源部26は、センサ部33へ送電する電力を有する電力源である。電源部26は、車両12に搭載されるメインバッテリに接続され、メインバッテリの直流電力を交流電力に変換(DC/AC変換)し、送電用同調整合部23に供給する。
送電用同調整合部23は、電源部26からの電力と同調をとり、利得を向上するために整合し、調整部22に供給する。調整部22は、後述する電力調整を行い、調整した電力をケーブル25を介して送電用アンテナ21に供給する。送電用アンテナ21は、調整部22から与えられた電力を、外部にある受電用アンテナ31に非接触で給電する。
受電用アンテナ31は、送電用アンテナ21から非接触で給電される電力を受電し、受電用同調整合部32に与える。受電用同調整合部32は、送電用アンテナ21からの電力と同調をとり、利得を向上するために整合し、センサ部33に供給する。センサ部33は、供給される電力によって駆動し、たとえば光学センサおよび赤外線センサとして機能する。
このように送電用アンテナ21は、電力供給面として機能し、図3に示すように、車体表面に搭載されている。そして送電用アンテナ21は、車両12に適したデザインおよび空気力学的特性を保持するため、可能な限り薄く柔軟に設計されている。送電用アンテナ21は、様々な取り付け場所にも対応するよう任意の大きさが選択される。
これに対して送電用同調整合部23は、厚みや剛性を有する部分であり、送電用アンテナ21の設置自由度を確保するためには、送電用アンテナ21と送電用同調整合部23とを分離する必要がある。そして送電用同調整合部23と送電用アンテナ21とを分離すると、その間をケーブル25で接続する必要が出てくる。さらに送電用同調整合部23までのケーブル長も任意の長さを取りうることを想定する必要がある。
次に、電源部26側から見た送電用アンテナ21の電気的特性に関して説明する。図5に示すように、送電用同調整合部23から見たインピーダンスをCinとすると、Cinは、式(1)および式(2)に基づいて、式(3)によって表すことができる。
Figure 0006135589
したがって入力容量Cinとケーブル長lとの関係は、図6に示すグラフのようになる。図6に示すように、電源部26側から見た送電用アンテナ21の電気的特性がケーブル長によって大幅に変化してしまうので、このままでは電力伝送効率は大幅に低下する。したがって調整部22にて、このケーブル長により変化する電気特性を相殺し同調を維持する必要がある。同調のための一般的な方法としては可変コンデンサを直列に接続し入力容量の増分を直接相殺するものが挙げられるが、図6に示すように、ケーブル長によっては入力容量が無限、0および負になるなど追加コンデンサで単純には同調ができない場合が存在する。このような理由などからケーブル25に特化した整合制御を調整部22にて行う。
次に、非接触給電装置10の構成に関して、図7および図8を用いてさらに詳細に説明する。調整部22は、図7に示すように、ケーブル整合部41、切替部42、制御部43、計測部44および高周波発振部45を含んで構成される。ケーブル25の周波数特性はケーブル長に依存した周期特性を示す。この周期を制御部43が検知しケーブル長を推定する。調整部22は、制御部43によってケーブル長を高周波を用いて推定し、ケーブル整合部41によって推定結果に基づいて同調する。
切替部42は、制御部43によって推定する推定状態と、電源部26からの電力を送電用アンテナ21から非接触給電する給電状態とにわたって切替える。切替部42は、ケーブル整合部41とケーブル25の間に電気的に接続される。切替部42は、具体的には、高周波発振部45とケーブル25とが電気的に接続されている推定状態と、ケーブル整合部41と送電用アンテナ21とが電気的に接続されている給電状態とにわったて切替える。切替えは、押下スイッチなど機械的なスイッチ、またはスイッチング素子などの電気的スイッチによって実現される。
高周波発振部45は、ケーブル25に高周波を発振する。このとき任意の送電用アンテナ21(電極)が接続されていてもケーブル長を推定可能とするため、電力伝送周波数より充分高周波の周波数を用いる。したがって高周波発振部45は、電力伝送周波数の一定倍以上の周波数帯域で高周波を発振する。これにより送電用アンテナ21のインピーダンスはその種類に関わらず0と近似できるようになる。計測部44は、高周波発振部45からケーブル25に発振されたときのケーブル25の周波数特性を計測し、計測結果を制御部43に与える。
制御部43は、ケーブル長は送電用アンテナ21から反対方向の端子、すなわち電源部26側から見た入力インピーダンスの周波数特性から推定する。したがって制御部43は、ケーブル長を高周波発振部45からケーブル25に発振されたときの周波数特性から推定する推定部として機能する。
ケーブル整合部41は、図7に示すように、送電用同調整合部23とケーブル25との間に電気的に接続されている。ケーブル整合部41は、推定されたケーブル長を補填する同調方法を実施する。同調方法としては様々なものがあるが、図8に示すように、移相器46を用いた方法がある。ケーブル整合部41は、同調するための位相シフト量を算出して、算出した位相シフト量の移相を行う。具体的には、ケーブル整合部41は、電源部26から送電される電力伝送周波数におけるケーブル25の位相遅れとの和が180度の倍数となるように位相シフト量を設定する。したがって移相器46とケーブル25を含めたときの仮想的なケーブル長が半波長の倍数となるようしている。
次に、制御部43による位相シフト量の設定するための制御に関して、図9および図10を用いて説明する。図9に示す処理は、切替部42が推定状態に切替えられており、制御部43が予めケーブル長を設定するための設定モードに設定されている状態で開始される。
ステップS1では、高周波発振部45の周波数を最小周波数に設定し、リアクタンスを測定し、ステップS2に移る。ステップS2では、高周波発振部45の周波数に一定値を加え、リアクタンスを測定し、ステップS3に移る。ステップS3では、リアクタンスの正負が前測定時と同じか否かを判断し、同じ場合は、ステップS4に移り、違う場合は、ステップS5に移る。
ステップS4では、正負が同じなので、高周波発振部45の周波数が最大周波数以上か否かを判断し、最大周波数以上の場合は、ステップS9に移り、以上でない場合には、ステップS2に戻る。このようにステップS1〜S4では、最大周波数以上になるか、リアクタンスの正負が変わるまで、段階的に高周波発振部45の発振周波数を大きくして、リアクタンスを測定する。
ステップS5では、リアクタンスの正負が変わったので、正負が変わった発振周波数を第1周波数f1に代入し、ステップS6に移る。ステップS6では、高周波発振部45の周波数に一定値を加え、リアクタンスを測定し、ステップS7に移る。ステップS7では、リアクタンスの正負が前測定時と同じか否かを判断し、同じ場合は、ステップS8に移り、違う場合は、ステップS10に移る。
ステップS8では、正負が同じなので、高周波発振部45の周波数が最大周波数以上か否かを判断し、最大周波数以上の場合は、ステップS9に移り、以上でない場合には、ステップS6に戻る。ステップS9では、最大周波数以上になったので、最小周波数を第1周波数f1に代入し、最大周波数を第2周波数f2に代入し、ステップS11に移る。
ステップS10では、リアクタンスの正負が変わったので、正負が変わった発振周波数を第2周波数f2に代入し、ステップS11に移る。ステップS11では、同調のための位相シフト量をステップS11に示す式によって算出し、本フローを終了する。位相シフト量は、前述のように電力伝送周波数におけるケーブル25の位相遅れとの和が180度の倍数となるように設定される。
このように本フローでは、最小周波数から最大周波数までの十分な幅を持った周波数域においてケーブル25のリアクタンスを測定し、その値が0となる周波数を2つ測定する。0となる周波数は、正負が逆転することによって、測定により求めることができる。そしてリアクタンスが0となった第1周波数f1および第2周波数f2から、位相シフト量を算出する。
これによってケーブル整合部41は、算出された位相シフト量を移相するように移相器46を設定する。これによって非接触給電時には、ケーブル整合部41によって移相された電力が送電用アンテナ21に供給される。
次に、位相シフト量の算出について、図10を用いて説明する。縦軸のθは、周波数fが大きくなるにつれて0に漸近する。したがってfが例えば電力伝送周波数の100倍程度と充分に大きいとき、送電用アンテナ21付きケーブル25のリアクタンス周波数特性Xin(f)は、図10、式(4)および式(5)に示すように、正接線となり周期性を示す。
Figure 0006135589
このときの周期Fは、次式(6)によって算出することができる。
Figure 0006135589
この式(6)の周期Fを用いてケーブル長lが、次式(7)によって推定することができる。
Figure 0006135589
周期Fを測定によって算出する際は1/2周期で現れるリアクタンスが0となる点を連続して2つ見つけ出せば十分である。そして前述の図9に示す処理によって得られた2点を第1周波数f1および第2周波数f2とするとケーブル長lは次式(8)によって表される。
Figure 0006135589
以上説明したように本実施形態の非接触給電装置10では、送電用アンテナ21と送電用同調整合部23とを着脱可能に電気的に接続するケーブル25を備える。したがってケーブル25の長さを変更することができ、送電用アンテナ21と送電用同調整合部23との設置自由度が高い。ケーブル25の長さが変わると、ケーブル25によって生じる入力インピーダンスの変動が生じる。そこで本実施形態では、ケーブル25のケーブル長を、高周波発振部45からケーブル25に発振されたときの周波数特性から推定する。そしてケーブル整合部41は、送電用同調整合部23からの電力を送電用アンテナ21に送電するときに、ケーブル長の推定結果に基いてケーブル長の影響を補填する。これによってケーブル25による影響が除かれるので、ケーブル25の長短に起因する伝送効率の低下を抑制することができる。
また本実施形態では、高周波発振部45は、段階的に周波数を変えてケーブル25に周波数を発振する。そして制御部43は、高周波発振部45から段階的にケーブル25に発振されることによって得られるケーブル25の周波数特性の周期性に基づいてケーブル長を推定する。これによってケーブル長を推定し、位相シフト量を算出することができる。
さらに本実施形態では、制御部43は、高周波発振部45から段階的にケーブル25に発振されることによって得られるリアクタンスの0点の周波数からケーブル長を推定する。リアクタンスの0点は、測定によって得られるリアクタンスの正負が反転する周波数である。リアクタンスが0点となる周波数がわかることによって、ケーブル長を無視することができる位相シフト量を算出することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に関して、図11〜図13を用いて説明する。本実施形態では、ケーブル25の連続した周波数特性ではなく、ケーブル25の2つの周波数(2周波)についてのみの特性を計測して、位相シフト量を算出する点に特徴を有する。
図11を用いて本実施形態の制御部43による位相シフト量の設定するための制御に関して説明する。図11に示す処理は、切替部42が推定状態に切替えられており、制御部43が予めケーブル長を設定するための設定モードに設定されている状態で開始される。
ステップS11では、高周波発振部45の周波数を第1周波数f1に設定し、リアクタンスXin1を測定し、ステップS12に移る。ステップS12では、高周波発振部45の周波数を第2周波数f2に設定し、リアクタンスXin2を測定し、ステップS13に移る。
ステップS13では、f1のXin1と、f2のXin2とを比較し、Xin2が大きい場合は、ステップS14に移り、大きくない場合には、ステップS15に移る。ステップS14では、ステップS14に示す式によって同調のための位相シフト量を算出し、本フローを終了する。ステップS15では、ステップS15に示す式によって同調のための位相シフト量を算出し、本フローを終了する。
次に、位相シフト量の算出について、図12および図13を用いて説明する。縦軸Xin中に含まれるθは、周波数fが大きくなるにつれて0に漸近する。したがってfが例えば電力伝送周波数の100倍程度と充分に大きいとき、送電用アンテナ21付きケーブル25のリアクタンス周波数特性Xin(f)は、図12、図13、前述の式(4)および式(5)に示すように、正接線となり周期性を示す。周波数が図12および図13に示すように、十分高い場合、ケーブル長は次式(9)のように不定数nを含む形で表される。
Figure 0006135589
式(9)に示す不定数nを同定することは不可能だが、同一のまたは隣接する周期内の2つの測定点間の演算によって不定数nを打ち消し、正しいケーブル長を求めることができる。ここで、測定点f1およびf2が必ず同一周期内(図12参照)または隣接する周期内(図13参照)に位置するよう両者の差は想定される最大ケーブル長lmaxを用いて次式(10)のよう制約される。
Figure 0006135589
このように2周波の差f2−f1は十分小さくなければならない。またケーブル25の特性値として、特性インピーダンスZ0および短縮率εrが既知である必要がある。
このように本実施形態では、高周波発振部45は、2つの周波数をケーブル25に発振する。そして制御部43は、高周波発振部45から発振された2つの周波数から得られる2つの周波数特性に基づいてケーブル長を推定する。この2周波によって、位相シフト量を算出することができる。これによってより短時間で位相シフト量を算出することができる。したがって前述の第1実施形態と同様に、位相シフト量を設定したことによる作用および効果を達成することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に関して、図14を用いて説明する。本実施形態では、切替部42Aが、送電用同調整合部23と電源部26との間に電気的に接続されている点に特徴を有する。
切替部42Aを送電用同調整合部23と電源部26との間に配置すると、制御系統を電源部26と同一基板上に実装することができる。ただしこのとき高周波発振部45から発振される周波数は、送電用同調整合部23を含んだ入力インピーダンスの周波数特性となる。したがって送電用同調整合部23の特性を取得しそれをキャンセルする補正部50が、計測部44と高周波発振部45との前に配置される。これによって計測部44によって取得された計測値は、前述の第1実施形態と同様の周波数特性となる。したがって切替部42Aが本実施形態の位置にあっても、前述の第1実施形態および第2実施形態における位相シフト量の算出方法を適用することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に関して、図15〜図21を用いて説明する。本実施形態では、切替部42Bの構成に特徴を有する。切替部42Bは、ケーブル25の接続先を高周波発振部45と電源部26といずれかに選択する機構を有する。切替部42Bは、ケーブル25の端部25aが挿入される挿入部60を有する。
ケーブル25の端部25aには、給電状態とするための給電端子71と、推定状態とするための推定端子72が設けられる。給電端子71は、ケーブル25の内部の送電用導線73に電気的に接続され、先端に設けられる。推定端子72は、ケーブル25の内部の送電用導線73に電気的に接続され、側面に設けられる。したがって送電用導線73が先端で二股に分かれている。給電端子71は、送電用導線73を被覆する被覆材74から突出している。推定端子72は、図17および図18に示すように、被覆材74に設けられ、半径方向の内側に凹となる凹部75内にて露出している。
挿入部60には、挿入完了位置で給電端子71が電気的に接続される給電端子受け部61と、挿入開始位置から挿入完了位置までの間で推定端子72が電気的に接続される推定端子受け部62とが設けられる。給電端子受け部61は、ケーブル整合部41に電気的に接続されており、図15に示すように、挿入部60の底部63に設けられる。推定端子受け部62は、高周波発振部45と電気的に接続されており、挿入部60の内周面64に設けられる。そして推定端子受け部62は、図16に示すように、弾性を有するバネからなり、挿入部60の開放側は導電性を有し、底部63側は絶縁性を有する。
次に、切替部42Bの動作に関して説明する。図19に示す推定状態では、推定端子受け部62と推定端子72とが接触している。図20に示す位置では、推定端子72は推定端子受け部62の絶縁部分62aと接触しており、給電端子71はまだ給電端子受け部61に接触していない。したがって図20に示す中間状態では、ケーブル25の送電用導線73は、いずれの端子とも電気的に接続されていない。図21に示す給電状態では、給電端子71が給電端子受け部61に接触しており、推定端子72は推定端子受け部62の絶縁部分62aと接触している。
図19に示すように、挿入部60にケーブル25の端部25aを徐々に挿入していくと、まず推定端子72が推定端子受け部62の導電部分62bと接触する。そしてそのままさらに挿入すると、推定端子72が推定端子受け部62を圧縮し、図20に示す中間状態になるまで推定端子72と推定端子受け部62とが接触している状態となる。
そしてさらにそのまま挿入すると、給電端子71が給電端子受け部61を圧縮し、図21に示す給電状態になる。この場合、推定端子72は推定端子受け部62の絶縁部分62aと接触している。したがってケーブル25の送電用導線73は、給電端子71にだけ電気的に接続されている状態となる。
図19に示すように、最小接点距離>最大接点距離であり、さらに接点残り長さ+接点接触長さが十分な大きさとなるように設計される。ここでの距離および長さは、端子の挿入時の動線に沿った距離および長さを意味する。ユーザがケーブル25を挿入するとき挿入開始から中間状態になるまでの時間にのみケーブル25と高周波発振部45が導通し、このときにケーブル長の推定が行われる。したがってケーブル25の端部25aが挿入部60に挿入され、挿入開始位置から挿入完了位置に挿入されるまでの間の少なくとも一部の挿入位置では、推定状態となる。そしてケーブル25の端部25aが挿入完了位置に配置された状態では、給電状態となる。
このように切替部42Bは、挿入部60にケーブル25の端部25aが挿入される位置に応じて、推定状態と給電状態とが切り替わる。これによってスイッチング素子を使用することなく機械的に電源部26と高周波発振部45との接続を切替えることができる。さらにケーブル25と切替部42Bとを接続する一連の動作にて、ケーブル長が測定される。したがって接続作業を効率よく行うことができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
前述の第1実施形態では、非接触給電装置10は、車両12に搭載されているが、車両12に限るものではなく、他の装置に搭載されていてもよい。
また前述の第1実施形態では、非接触給電装置10と無線センサ11とが同じ装置に搭載されているが、別々の装置に搭載されていてもよい。たとえば無線センサ11が充電方式である場合には、充電する際に非接触給電装置10を所定の位置に配置して、充電してもよい。
前述の第1実施形態では、非接触給電の方式として、電界結合方式を用いているが、電界結合方式に限るものではない。たとえば電磁結合方式であってもよい。
10…非接触給電装置 21…送電用アンテナ(アンテナ)
23…送電用同調整合部(同調整合部) 25…ケーブル
25a…ケーブルの端部 26…電源部
41…ケーブル整合部 42…切替部
43…制御部(推定部) 44…計測部
45…高周波発振部 46…移相器
60…挿入部 61…給電端子受け部
62…推定端子受け部 71…給電端子
72…推定端子

Claims (12)

  1. 電源部(26)に接続されて、前記電源部からの電力を非接触給電するために同調および整合する同調整合部(23)と、
    前記同調整合部からの電力を外部へ非接触給電するアンテナ(21)と、
    前記アンテナと前記同調整合部とを着脱可能に電気的に接続するケーブル(25)と、
    前記ケーブルに高周波を発振する高周波発振部(45)と、
    前記ケーブルのケーブル長を、前記高周波発振部から前記ケーブルに発振されたときの周波数特性から推定する推定部(43)と、
    前記同調整合部からの電力を前記アンテナに送電するときに、前記推定部の推定結果に基いて前記ケーブル長の影響を補填するために同調するケーブル整合部(41)と、
    前記推定部によって推定する推定状態と、前記電源部からの電力を前記アンテナから非接触給電する給電状態とにわたって切替える切替部(42)と、を含むことを特徴とする非接触給電装置。
  2. 前記高周波発振部は、電力伝送周波数の一定倍以上の周波数帯域で高周波を発振することを特徴とする請求項1に記載の非接触給電装置。
  3. 前記ケーブル整合部は、前記同調整合部と前記ケーブルとの間に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の非接触給電装置。
  4. 前記ケーブル整合部は、同調するための位相シフト量を算出して、算出した位相シフト量だけ移相することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の非接触給電装置。
  5. 前記高周波発振部は、段階的に周波数を変えて前記ケーブルに周波数を発振し、
    前記推定部は、前記高周波発振部から段階的に前記ケーブルに発振されることによって得られる前記ケーブルの周波数特性の周期性に基づいて前記ケーブル長を推定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の非接触給電装置。
  6. 前記推定部は、前記高周波発振部から段階的に前記ケーブルに発振されることによって得られるリアクタンスの0点の周波数から前記ケーブル長を推定することを特徴とする請求項5に記載の非接触給電装置。
  7. 前記高周波発振部は、2つの周波数を前記ケーブルに発振し、
    前記推定部は、前記高周波発振部から発振された2つの周波数から得られる2つの周波数特性に基づいて前記ケーブル長を推定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の非接触給電装置。
  8. 前記ケーブル整合部は、前記電源部からの送電される電力伝送周波数における前記ケーブルの位相遅れとの和が180度の倍数となるように前記位相シフト量を設定することを特徴とする請求項4に記載の非接触給電装置。
  9. 前記切替部は、前記ケーブル整合部と前記ケーブルとの間に電気的に接続されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の非接触給電装置。
  10. 前記切替部は、前記同調整合部と前記電源部との間に電気的に接続されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の非接触給電装置。
  11. 前記切替部は、前記ケーブルの端部が挿入される挿入部(60)を有し、
    前記挿入部に前記ケーブルの端部(25a)が挿入される位置に応じて、前記推定状態と前記給電状態とが切り替わり、
    前記ケーブルの端部が前記挿入部に挿入され、挿入開始位置から挿入完了位置に挿入されるまでの間の少なくとも一部の挿入位置では、前記推定状態となり、
    前記ケーブルの端部が前記挿入完了位置に配置された状態では、前記給電状態となることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の非接触給電装置。
  12. 前記ケーブルの端部には、前記給電状態とするための給電端子(71)と、前記推定状態とするための推定端子(72)とが設けられ、
    前記挿入部には、前記挿入完了位置で前記給電端子が電気的に接続される給電端子受け部(61)と、前記挿入開始位置から前記挿入完了位置までの間で前記推定端子が電気的に接続される推定端子受け部(62)とが設けられることを特徴とする請求項11に記載の非接触給電装置。
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