JP6135624B2 - 触媒付パティキュレートフィルタ - Google Patents
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Description
図1に示すように、触媒付パティキュレートフィルタ(以下、単に「触媒付フィルタ」という)10は、ディーゼルエンジン等の排気ガス通路11に配置され、排気ガス中のパティキュレート(以下、「PM」という。)を捕集する。フィルタ10よりも排気ガス流の上流側の排気ガス通路11には、酸化物等からなるサポート材にPt等の触媒金属を担持した酸化触媒(図示省略)を配置することができる。
図2(a)及び図3に模式的に示すように、触媒付フィルタ10は、ハニカム構造をなしており、互いに平行に延びる多数の排気ガス通路12,13を備えている。下流端が栓14により閉塞された排気ガス流入路12と、上流端が栓14により閉塞された排気ガス流出路13とが交互に設けられ、排気ガス流入路12と排気ガス流出路13とは薄肉の隔壁15を介して隔てられている。図2においてハッチングを付した部分は排気ガス流出路13の上流端の栓14を示している。なお、本実施形態において、図2(a)に示すように触媒付フィルタ10の断面は円形状であるが、この形状に限定されるものではなく、楕円形状、矩形状等の他の形状を取り得る。
次に、触媒20の構成について説明する。
純アルミナ及びLa含有アルミナを混合し、イオン交換水を加えてスラリー状にし、それをスターラー等により十分に撹拌する。続いて、撹拌しながらそのスラリーに所定量のエタノールアミンPtを滴下し、さらに、攪拌しながらそのスラリーに所定量のアルカリ土類金属塩の溶液(例えばアルカリ土類金属の酢酸塩をイオン交換水に溶かした液)を滴下し、十分に撹拌する。その後、加熱しながらさらに撹拌を続けて、水分を完全に蒸発させる。蒸発後、得られた乾固物を粉砕し、大気中において500℃で2時間焼成する。これにより、アルカリ土類金属及びPtがそれぞれの活性アルミナに担持された触媒粉末が得られる。なお、本実施形態において、アルカリ土類金属及びPtは、活性アルミナ材に対しそれぞれ10wt%及び4.5wt%となるように担持する。
−フィルタ本体への触媒粉末のコーティング−
フィルタ本体への触媒粉末のコーティングは以下の手順により行う。
4種類のアルカリ土類金属Mg、Ca、Sr又はBaについて、上記調整方法により、触媒付フィルタをそれぞれ調整した。そして、各フィルタに大気中で800℃の温度に24時間保持するエージングを行なった後、各フィルタのPM燃焼性能を調べた。
−フィルタの内側ゾーン及び外側ゾーンについて−
図2(b)を参照して、図2(a)に示す触媒付フィルタ10の内側ゾーンと外側ゾーンについて説明する。
フィルタ本体の内側ゾーン及び外側ゾーンへのコーティングは以下の手順により行う。
上記方法により調整した触媒付フィルタについて、大気中で800℃の温度に24時間保持するエージングを行った。
アルカリ土類金属として、Mg、Sr、Ca又はBaを使用し、上記触媒付フィルタの製造方法によって、フィルタの内側ゾーン10a及び外側ゾーン10bに異なるアルカリ土類金属を担持させた実施例1,2の各フィルタを調整し、そのPM燃焼性能を実機試験により評価した。また表1に示す各フィルタについても比較例1−4として実機試験によりそのPM燃焼性能を評価した。結果を表2及び図8に示す。なお、内側ゾーン10aは、断面積でフィルタ全体に対し1/4の面積(図2(b)においてr=R/2)を占める部分である。
表1によれば、フィルタ温度550℃ではMg又はCa担持フィルタのカーボン燃焼速度が速く、フィルタ温度450℃ではSr又はBa担持フィルタのカーボン燃焼速度が速いことから、実施例1のフィルタとして、内側ゾーン10aにMg及びCa、外側ゾーン10bにSr及びBaを担持させたものを調整した。
実施例2は、実施例1と同様の理由から、アルカリ土類金属としてMgを担持させた活性アルミナを使用してスラリーAを、また、Baを担持させた活性アルミナを使用してスラリーBを作成した。そして、実施例1と同様にスラリーA及びスラリーBをそれぞれフィルタの内側ゾーン10a及び外側ゾーン10bにコーティングすることにより、触媒付フィルタを調整した。
比較例1,2,3,4は、表1に示したものと同様に、アルカリ土類金属としてそれぞれMg,Sr,Ba,Caを担持させた触媒付フィルタである。
表2及び図8に示すように、比較例1−4の触媒付フィルタに比べ、実施例1及び2の触媒付フィルタは煤燃焼速度が速いことが判る。
図9(a)に示すように、楕円形状の断面を有する触媒付フィルタを採用することができる。
また、上記第1又は第2実施形態において、触媒20は、サポート材として活性アルミナ21,22を含有する構成であるが、Ce非含有Zr系複合酸化物、Ce系複合酸化物等又はこれらの混合物を含有する構成としてもよい。
10a 内側ゾーン
10b 外側ゾーン
11 排気ガス通路
12 排気ガス流入路(フィルタ本体の排気ガス通路)
13 排気ガス流出路(フィルタ本体の排気ガス通路)
14 栓
15 隔壁(排気ガス通路壁)
16 細孔(フィルタ本体の排気ガス通路)
20 触媒
25 触媒金属
26 アルカリ土類金属(アルカリ土類金属化合物)
Claims (3)
- 排気ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタ本体の排気ガス通路壁に、パティキュレート燃焼用の触媒が設けられている触媒付パティキュレートフィルタであって、
上記触媒は、少なくとも活性アルミナを含む無機酸化物粒子と、触媒金属と、2種以上のアルカリ土類金属化合物とを含有し、
上記触媒金属及びアルカリ土類金属化合物は、上記無機酸化物粒子に担持されており、
上記アルカリ土類金属化合物のうち、第1温度におけるパティキュレート燃焼促進効果が高いものが上記フィルタ本体の内側ゾーンにより多く担持され、上記第1温度よりも低い第2温度におけるパティキュレート燃焼促進効果が高いものが上記フィルタ本体の外側ゾーンにより多く担持されていることを特徴とする触媒付パティキュレートフィルタ。 - 請求項1において、
上記アルカリ土類金属化合物は、上記活性アルミナに担持されていることを特徴とする触媒付パティキュレートフィルタ。 - 請求項1又は請求項2において、
上記触媒金属としてPtを含有し、当該Ptは上記活性アルミナに担持されていることを特徴とする触媒付パティキュレートフィルタ。
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| JP2014186912A JP6135624B2 (ja) | 2014-09-12 | 2014-09-12 | 触媒付パティキュレートフィルタ |
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| JP2014186912A JP6135624B2 (ja) | 2014-09-12 | 2014-09-12 | 触媒付パティキュレートフィルタ |
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