〔第1の実施の形態〕
図1は第1の実施の形態に係る給湯装置を示している。図1に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
図1に示す給湯装置2−1は交流動作部4、直流動作部6と、交流給電系統8、直流給電系統10、給電切替部12を備えている。
交流動作部4は、交流14で動作する機能部であり、単一でもよいし複数でもよい。直流動作部6は直流で動作する機能部であり、単一でもよいし複数でもよい。交流14はたとえば、商用交流である。直流は、交流給電時は交流動作部4で変換されて給電され、交流停電時はたとえば、バッテリ16で給電される。
交流動作部4はたとえば、整流回路4−2、DC(直流)−DCコンバータ4−4、ヒータ4−6である。整流回路4−2は、AC(交流)−DCコンバータの一例であり、交流14を直流に整流する。DC−DCコンバータ4−4は電源回路の一例であり、整流回路4−2の出力を所望の直流電圧に変換する。たとえば、直流電圧を降圧する。ヒータ4−6は寒冷時、凍結防止のため管路の加熱手段の一例である。このヒータ4−6は、外気温度が所定温度以下になると通電され、管路などの加熱を行う。この実施の形態では給電切替部12は交流動作部4に含まれる。つまり、交流給電時、整流回路4−2の直流出力に基づき、活性状態になり、この活性状態でバッテリ16からの直流給電を遮断する。交流遮断時、給電切替部12は、不活性状態となってバッテリ16からの直流給電を担う。
直流動作部6はたとえば、DC−DCコンバータ6−2、6−4、6−6、制御回路6−8、給気ファン駆動回路6−101、給気ファン6−102、混合水制御弁駆動回路6−121、混合水制御弁6−122、リモコン送受信回路6−14、流量検出回路6−161、流量センサ6−162、温度検出回路6−181、温度センサ6−182、炎検出回路6−201、フレームロッド6−202、イグナイタ駆動回路6−221、イグナイタ6−222、元ガス電磁弁駆動回路6−241、元ガス電磁弁6−242、給湯ガス切替電磁弁駆動回路6−261、給湯ガス切替電磁弁6−262、給湯ガス電磁弁駆動回路6−281、給湯ガス電磁弁6−282、ガス比例弁駆動回路6−301、ガス比例弁6−302などの機能部が含まれる。
DC−DCコンバータ6−2は整流回路4−2の直流出力を降圧する。DC−DCコンバータ6−4は整流回路4−2の直流出力を降圧し、またはバッテリ16からの直流入力を降圧する。DC−DCコンバータ6−6はDC−DCコンバータ6−2の直流出力を昇圧し、またはバッテリ16からの直流入力を昇圧する。
制御回路6−8はCPU(Central Processing Unit )などで構成され、直流動作部6などの各機能部を制御する。給気ファン駆動回路6−101は給気ファン6−102のモータを駆動する。混合水制御弁駆動回路6−121は混合水制御弁6−122を駆動する。リモコン送受信回路6−14はリモコン6−15との間でデータの送受を行う。
流量検出回路6−161は流量センサ6−162により流量を検出する。温度検出回路6−181は温度センサ6−182によりたとえば、給水温度を検出する。炎検出回路6−201はフレームロッド6−202により着火を検出する。イグナイタ駆動回路6−221はイグナイタ6−222に放電させ、着火を行う。元ガス電磁弁駆動回路6−241は元ガス電磁弁6−242を駆動する。給湯ガス切替電磁弁駆動回路6−261は給湯ガス切替電磁弁6−262の切替えを行う。給湯ガス電磁弁駆動回路6−281は給湯ガス電磁弁6−282を駆動する。ガス比例弁駆動回路6−301はガス比例弁6−302を駆動する。
交流給電系統8は第1の給電系統の一例である。この交流給電系統8は交流給電部18−1を備える。交流給電系統8は交流給電時、交流動作部4に給電するとともに、整流回路4−2で交流から変換された直流を給電切替部12に給電する。
直流給電系統10は第2の給電系統の一例である。この直流給電系統10は直流給電部18−2を備える。この直流給電系統10は、交流給電が停止した際に、直流給電部18−2に接続されたバッテリ16からの直流入力を直流動作部6に給電する。バッテリ16はたとえば、車載用バッテリである。自動車に搭載されたバッテリ16に接続ケーブル20を接続する。この接続ケーブル20のケーブル端にあるコネクタ22を直流給電部18−2に連結し、直流給電部18−2にバッテリ16を接続する。直流給電部18−2はたとえば、プラグであり、接続ケーブル20のケーブル端にあるコネクタ22と連結可能である。
給電切替部12は、交流給電時、DC−DCコンバータ4−4より直流動作部6に直流を給電する。交流停電時、給電切替部12は直流給電部18−2より直流動作部6に直流を給電する。
図2は、給湯装置2−1の給電方法の処理手順を示している。給電切替部12では給電検知を行う(S11)。この給電検知は、DC−DCコンバータ4−4を介して供給される整流回路4−2の出力により行う。これにより、交流給電か否かを判断する(S12)。交流給電であれば(S12のYES)、給電切替部12は、直流給電を遮断状態とする(S13)。同時に、DC−DCコンバータ4−4の直流出力が給電切替部12を介して直流動作部6に給電する(S13)。
S12において、交流給電でなければ(S12のNO)、つまり、停電であれば、直流給電であるか否かを判断する(S14)。直流給電であれば(S14のYES)、バッテリ16の出力を給電切替部12を介して直流動作部6に給電する(S15)。そして、給電切替部12では、交流給電の復旧を監視する。
S14において、直流給電でなければ(S14のNO)、つまり、バッテリ16が接続されていなければ、停電状態が継続する。この場合も、給電切替部12は、交流給電の復旧を監視する。
図3は交流給電時の給湯装置2−1を示している。交流給電時、交流給電系統8には交流14が給電される。交流動作部4が給電状態となる。これにより、整流回路4−2は交流14を整流し、直流電圧を出力する。このとき、DC−DCコンバータ4−4およびヒータ4−6は交流14の通電状態となる。DC−DCコンバータ4−4の直流出力が給電切替部12に給電される。ヒータ4−6は交流14の給電により発熱する。
給電切替部12にはDC−DCコンバータ4−4の直流出力により活性状態となる。この活性状態では直流入力を遮断する。同時に、DC−DCコンバータ4−4の直流出力が直流動作部6に給電される。
この実施の形態では、交流給電時にバッテリ16を直流給電部18−2に接続しても、給電切替部12は直流給電を遮断する。つまり、交流給電を優先し、誤ってバッテリ16を接続しても、直流給電に移行することがない。直流給電をする場合には、交流給電を停止させて行えばよい。
図4は交流停電時(直流給電時)の給湯装置2−1を示している。交流遮断時、交流給電系統8に対する交流14が遮断される。交流動作部4は停電状態となる。これにより、整流回路4−2は直流出力を停止する。このとき、ヒータ4−6は発熱停止となる。
このとき、給電切替部12にはDC−DCコンバータ4−4からの直流電圧が停止されて不活性状態となり、直流入力を許可する。これによりたとえば、車載用バッテリであるバッテリ16から接続ケーブル20により直流給電部18−2に給電する。直流給電系統10にバッテリ16により給電された直流電圧は直流動作部6に給電される。これにより、直流動作部6の各機能部を動作させることができる。この場合、直流動作部6にあるDC−DCコンバータ6−2は、交流給電時に使用するので、直流給電時には給電停止となる。
このような直流給電時に交流給電が復旧した場合、給電切替部12は直流給電を遮断する。既述のように、交流給電が優先され、交流給電に移行する。交流給電は既述の通りである。
<第1の実施の形態の効果>
(1) 交流または直流の何れでも駆動することができ、交直両用化により給湯装置の利便性が高められる。
(2) 交流動作部4に対し、直流動作部6の負荷を低減させている。これにより、直流駆動の際の電力消費を低減できる。
(3) 電力消費の低減により、直流駆動としてたとえば、バッテリ16で駆動した場合にも、バッテリ16の消耗を低減できる。これにより、効率的な直流駆動を実現できる。
(4) 給湯装置2−1の交流または直流の何れかを選択して駆動できる。つまり、給電環境に応じて給湯動作を行えるので、給湯装置2−1の利便性が高められる。
〔第2の実施の形態〕
図5は第2の実施の形態に係る給湯装置を示している。図5に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明の給湯装置およびその給電方法が限定されるものではない。図5において図1と同一部分には同一符号を付してある。
図5に示す給湯装置2−2は給湯単能機の構成例である。この給湯装置2−2においても、既述の交流動作部4、直流動作部6、交流給電系統8、直流給電系統10、給電切替部12を備えている。
交流給電系統8には交流給電部18−1として給電プラグ24を備える。この給電プラグ24はたとえば、家庭用コンセントに接続され、AC100〔V〕(つまり、交流14)が給電される。
交流14は漏電リレー26を介して交流給電系統8の交流動作部4に給電される。この交流動作部4では、整流回路4−2、DC−DCコンバータ4−4およびヒータ4−6を備えている。ヒータ4−6は、交流14の給電によって発熱する。整流回路4−2ではダイオードブリッジ28で交流14の全波整流を行い、キャパシタ30で整流出力を平滑する。この整流回路4−2の直流出力はDC−DCコンバータ4−4に加えられ、直流出力を降圧する。DC−DCコンバータ4−4の直流出力は直流動作部6の各機能部に給電される。
直流動作部6の各部および直流給電系統10は第1の実施の形態で述べた通りであるので、同一符号を付し、その説明を割愛する。この実施の形態では、DC−DCコンバータ4−4と元ガス電磁弁6−242との間にリレー接点32、DC−DCコンバータ4−4と給湯ガス切替電磁弁6−262との間にリレー接点34、DC−DCコンバータ4−4と給湯ガス電磁弁6−282との間にリレー接点36、DC−DCコンバータ4−4とイグナイタ6−222との間にリレー接点38が接続されている。リレー接点32は元ガス電磁弁駆動回路6−241で切替えられる。リレー接点34は給湯ガス切替電磁弁駆動回路6−261で切替えられる。リレー接点36は給湯ガス電磁弁駆動回路6−281で切替えられる。リレー接点38はイグナイタ駆動回路6−221で切替えられる。
給電切替部12は、電圧検出回路40、給電切替ソレノイド42−1、給電切替リレー接点42−2、給電切替ソレノイド44−1、給電切替リレー接点44−2を備えている。電圧検出回路40は、給電検出部の一例である。この電圧検出回路40では、交流給電を整流回路4−2の直流出力の有無により検出し、直流出力および検出信号を出力する。給電切替ソレノイド42−1および給電切替ソレノイド44−1は電圧検出回路40の直流出力により励磁される。給電切替リレー接点42−2は、交流給電時、給電切替ソレノイド42−1の励磁により、常開接点側に閉じる。給電切替リレー接点44−2は、交流給電時、給電切替ソレノイド44−1の励磁により、常開接点側に閉じる。つまり、給電切替リレー接点42−2は、交流停電時、給電切替ソレノイド42−1の励磁解除により、常閉接点側に閉じる。給電切替リレー接点44−2は、交流停電時、給電切替ソレノイド44−1の励磁解除により、常閉接点側に閉じる。
交流給電時、電圧検出回路40から交流給電を表す検出信号が制御回路6−8に加えられる。交流停電時には、この検出信号が解除される。これにより、交流給電か否かを判断することができる。
図6は、制御回路6−8の構成を示している。制御回路6−8はコンピュータで構成されている。この制御回路6−8にはCPU46、ROM(Read-Only Memory)48、RAM(Random-Access Memory)50、I/O52および通信部54を備え、これらはバス56で接続されている。CPU46は、ROM48にあるプログラムを実行し、演算や各機能部の制御を行う。ROM48にはOS(Operating System)の他、制御プログラムを格納している。RAM50はデータ処理のワークエリアを構成する。I/O52は、データの入出力部であり、データの入出力はCPU46によって制御される。通信部54はCPU46の制御によりリモコン6−15などとの通信を行う。
図7は、給湯装置2−2の構成を示している。筐体58には、燃焼室60が設置されている。この燃焼室60には燃料ガスGを燃焼させるバーナ62が設置されている。このバーナ62の図中下側には給気ファン6−102が設置されている。給湯装置2−2には、ガス供給部66に燃料ガスGが供給される。このガス供給部66とバーナ62との間には管路68が設置されている。この管路68には、既述の元ガス電磁弁6−242、給湯ガス切替電磁弁6−262、給湯ガス電磁弁6−282、ガス比例弁6−302が設置されている。
バーナ62に供給される燃料ガスGは給気ファン6−102からの空気と混合される。バーナ62のガス噴出孔側にはフレームロッド6−202、イグナイタ6−222に接続された点火プラグ70が設置されている。バーナ62から噴出する燃料ガスGは点火プラグ70の火花によって点火され、その燃焼がフレームロッド6−202により検出される。
給水部72に給水された上水Wは給水管74を介して二次熱交換器76に流れ込む。この二次熱交換器76は、燃焼室60の下流側で燃焼排気の潜熱を上水Wに熱交換する。この二次熱交換器76を通過した温水HWは管路78により一次熱交換器80に流れ込む。この一次熱交換器80は、燃焼室60の上流側で燃焼排気の顕熱を上水Wに熱交換する。この一次熱交換器80で高温度に加熱された温水HWは出湯管82から給湯部84に導かれる。管路78と出湯管82との間にはバイパス路86が接続されている。
二次熱交換器76の下側にはドレン受け88が設置されている。潜熱の熱交換により二次熱交換器76に生じたドレン90がドレンパイプ92により中和器94に導かれる。中和器94には排水管96を介して排水部98が形成されている。中和器94に溜められたドレン90は排水管96から排水部98に導かれ排出される。筺体58の内部には、電装基板100が底板101側に設置されている。
その他の構成は、図5と共通部分に同一符号を付し、その説明を割愛する。
図8は筐体58の底板101側の構成を示している。底板101には既述の交流給電部18−1、直流給電部18−2、ガス供給部66、給水部72、給湯部84、排水部98が設置されている。
交流給電部18−1には交流給電ケーブル102が引き出される。この交流給電ケーブル102のケーブル端には給電プラグ24が取り付けられている。直流給電部18−2には、給電プラグ104が取り付けられている。この給電プラグ104は、既述の接続ケーブル20のケーブル端にあるコネクタ22と連結可能である。
図9は、給湯装置2−2の給電方法の処理手順を示している。給電切替部12の電圧検出回路40で電圧検知を行う(S21)。この電圧検知は、DC−DCコンバータ4−4を介して供給される整流回路4−2の出力により行う。これにより、交流給電中であるか否かを判断する(S22)。交流給電中であれば(S22のYES)、電圧検出回路40の出力により給電切替ソレノイド42−1、44−1を励磁する。給電切替リレー接点42−2、44−2を交流給電側に閉じる(S23)。これにより、直流給電を遮断状態とし、DC−DCコンバータ4−4の直流出力を給電切替リレー接点42−2、44−2を介して直流動作部6に給電する(S24)。
S22において、交流給電でなければ(S22のNO)、電圧検出回路40の出力の解除により給電切替ソレノイド42−1、44−1の励磁が解除される。給電切替リレー接点42−2、44−2は直流給電側に切り替えられる(S25)。そして、直流給電か否かを判断する(S26)。直流給電であれば(S26のYES)、バッテリ16の出力を給電切替リレー接点42−2、44−2を介して直流動作部6に給電する(S27)。そして、電圧検出回路40は、整流回路4−2の出力により交流給電の復旧を監視する。
S26において、直流給電でなければ(S26のNO)、つまり、バッテリ16が接続されていなければ、停電状態が継続する。この場合も、電圧検出回路40は、整流回路4−2の出力により交流給電の復旧を監視する。
図10は交流給電時の給湯装置2−2を示している。交流給電時、交流給電系統8には交流14が給電される。交流動作部4が給電状態となる。これにより、ヒータ4−6は交流14の給電により発熱する。また、整流回路4−2は交流14を整流し、直流電圧を出力する。このとき、DC−DCコンバータ4−4およびヒータ4−6は交流14の通電状態となる。給電切替ソレノイド42−1、44−1は電圧検出回路40の出力により励磁される。これにより、給電切替リレー接点42−2、44−2が交流給電側に切り替えられる。DC−DCコンバータ4−4の直流出力は、給電切替リレー接点42−2、44−2を介して直流動作部6に給電される。
このとき、給電切替ソレノイド42−1、44−1の励磁により、給電切替リレー接点42−2、44−2が交流給電側に切り替えられ、直流入力を遮断する。つまり、この状態では、バッテリ16を直流給電部18−2に接続しても、直流給電に移行することはない。交流給電が優先され、誤ってバッテリ16を接続しても、直流給電に移行することがない。直流給電をする場合には、交流給電を停止させて行えばよい。
図11は交流停電時(直流給電時)の給湯装置2−2を示している。交流停電時、交流給電系統8に対する交流14が遮断される。交流動作部4は停電状態となる。これにより、整流回路4−2は直流出力を停止する。このとき、ヒータ4−6は発熱停止となる。この発熱停止は、直流給電に移行しても持続される。これにより、直流給電時の負荷低減に寄与する。
交流停電時には、DC−DCコンバータ4−4からの直流電圧が停止される。これにより、給電切替ソレノイド42−1、44−1の励磁解除により、給電切替リレー接点42−2、44−2は直流給電側に切り替えられ、直流入力を許可する。この状態では、交流入力を遮断する。
このとき、たとえば、車載用バッテリであるバッテリ16から接続ケーブル20により直流給電部18−2に給電する。直流給電系統10にバッテリ16により給電された直流電圧は直流動作部6に給電される。これにより、直流動作部6の各機能部を動作させることができる。この場合、直流動作部6にあるDC−DCコンバータ6−2は、交流給電時に使用するので、直流給電時には給電停止となる。
このような直流給電時に交流給電が復旧した場合、給電切替部12は直流給電を遮断する。既述のように、交流給電が優先され、交流給電に移行する。交流給電は既述の通りである。
図12は、この給湯装置2−2の給気ファン制御を示している。図12のAはバーナ62の構成を示している。図12のAに示すバーナ62では、第1のバーナ部62−1と、第2のバーナ部62−2とを備えている。これらバーナ部62−1、62−2は個別または全部を燃焼させることができる。
図12のBはファン回転数と燃焼能力との関係を示している。B1は、バーナ部62−1のみを燃焼させた場合である。B2は、バーナ部62−2のみを燃焼させた場合である。B3は、バーナ部62−1およびバーナ部62−2を燃焼させた場合である。これらは、給気ファン6−102(図5、図7)を最小回転数から最大回転数に連続して増減させた場合の燃焼能力の推移である。そして、a、b、cはバーナ切替タイミングを示している。このファン回転数と燃焼能力との関係は、既述の制御回路6−8(図6)のROM48に設定されるデータ記憶部にデータテーブルとして格納される。
給湯装置2−2のバーナ62にある各バーナ部62−1、62−2の全てを燃焼するわけではない。つまり、分割されたバーナ部62−1、62−2を給湯ガス切替電磁弁6−262により、バーナ部62−1、62−2に個別に接続された管路を開閉し、バーナ部62−1、62−2のいずれかまたは全部を燃焼または非燃焼に選択する。要求される燃焼能力(号数)が少なければ、バーナ部62−1のみの燃焼とすればよい。要求される燃焼能力が増えれば、バーナ部62−1のみの燃焼からバーナ部62−2の燃焼に切替え、さらに要求される燃焼能力が増えれば、バーナ部62−1およびバーナ部62−2の燃焼に切り替える。つまり、バーナ62の燃焼面積を増加させる。このとき、燃焼能力を増加させる場合にはバーナ切替タイミングaでバーナ部62−1、62−2の切替えを行い、燃焼能力を減少させる場合には、バーナ切替タイミングbでバーナ部62−1、62−2の切替えを行う。
このようなバーナ切替えについて、バッテリ16の給電時には、バーナ62の燃焼能力を増加させるにはバーナ切替タイミングbで切替えを行う。バーナ62の燃焼能力を減少させるにはバーナ切替タイミングcで切替えを行う。直流電源の給電時には、燃焼能力を増加させるには早めに切替えを行い、減少させるには遅めに切替えを行う。このように制御することにより、同一燃焼能力に対し、直流給電の際にはバーナ62の燃焼面積は大きいが、ファン回転数を減少させる。これにより、直流給電時における給気ファン6−102による消費電力を低減させることができる。
図13のAは、交流給電時のファン回転数に対する燃焼能力の関係を示している。図13のBは、直流給電時のファン回転数に対する燃焼能力の関係を示している。直流給電では、燃焼能力を増加させる場合、バーナ切替タイミングbで切替を行う。燃焼能力を減少させる場合、バーナ切替タイミングcで切替を行う。つまり、直流給電では燃焼能力を増加させる場合には、消費電力によるバッテリ16の消耗を考慮して、バーナ切替えを早めに行う。そして、消費電力を低減させる場合にはバーナ切替えを遅らせてもよい。斯かる制御により、同一燃焼能力を実現する際に、直流給電の際には、バーナ62の燃焼面積は大きくなり、その分だけ給気ファン6−102の回転数を減少させることができる。これにより、給気ファン6−102による消費電力の低減を図ることができる。つまり、バッテリ16の消耗を抑えることができる。
図14は、給湯制御の処理手順(メインルーチン)を示している。この処理手順は直流給電における給湯制御である。
給湯開始すると、検出流量の取込みを行う(S201)。この処理は、CPU46によって実行される。取り込まれた検出流量について、検出流量の判定処理が実行される(S202)。検出流量が所定流量たとえば、3〔リットル/min〕以上であるか否かを判定する(S203)。この判定は通水の有無を検出する。
検出流量≧3〔リットル/min〕であれば(S203のYES)、通水ありと判定し、給湯温度制御を実行する(S204)。
検出流量<3〔リットル/min〕であれば(S203のNO)、通水無しと判定し、給湯温度制御に移行することなく、加熱停止状態に移行する(S205)。
図15は、給湯温度制御の処理手順を示している。この処理手順は既述の給湯制御(図14)のサブルーチン〔給湯温度制御(S204)〕である。
給湯開始にあたり、給湯開始か否かを判定する(S211)。給湯開始であれば(S211のYES)、FF制御(S212ないしS216)を実行する。給湯開始でなければ(S211のNO)、FB制御(S217ないしS232)を実行する。
FF制御では、入水温度、目標温度および検出流量により必要燃焼能力(号数)を算出する(S212)。この算出はCPU46により実行する。
この燃焼能力に対し、交流給電か否かを判定する(S213)。この交流給電か否かは既述の電圧検出回路40の電圧検出信号により、CPU46により判定する。
交流給電であれば(S213のYES)、交流給電時のグラフ(データテーブル)により、バーナ62のバーナ部62−1、62−2のいずれかまたは全部を決定し、同時にファン回転数などを決定する(S214)。
交流給電でなければつまり、直流給電であれば(S213のNO)、直流給電時のグラフ(データテーブル)により、バーナ62のバーナ部62−1、62−2のいずれかまたは全部を決定し、同時にファン回転数などを決定する(S215)。
これらのいずれか(交流給電か、直流給電か)の決定に基づき、点火を行い、燃焼を開始する(S216)。
また、FB制御では、給湯温度と目標温度とを比較する(S217)。給湯温度>目標温度であれば(S217のYES)、燃料供給量を減少し(S218)、ファン回転数を減少させる(S219)。
このような設定に対し、交流給電か否かを判定する(S220)。この交流給電か否かの判定も電圧検出回路40の電圧検出信号により、CPU46により判定する。
交流給電であれば(S220のYES)、ファン回転数r<r1であるか否かを判定する(S221)。r1は既述の図13のAのグラフ上の回転数である。
ファン回転数r<r1であれば(S221のYES)、燃焼面積を減少させる(S222)。この場合、交流給電時のグラフ(データテーブル)により、バーナ62のバーナ部62−1、62−2のいずれかまたは全部を決定し、同時にファン回転数などを決定する(S222)。また、ファン回転数r<r1でなければ(S221のNO)、S222に移行することなく、リターンする。
交流給電でなければ、つまり直流給電であれば(S220のNO)、ファン回転数r<r0であるか否かを判定する(S223)。r0は既述の図13のBのグラフ上の回転数である。
ファン回転数r<r0であれば(S223のYES)、燃焼面積を減少させる(S224)。この場合、直流給電時のグラフ(データテーブル)により、バーナ62のバーナ部62−1、62−2のいずれかまたは全部を決定し、同時にファン回転数などを決定する(S224)。また、ファン回転数r<r0でなければ(S223のNO)、S224に移行することなく、リターンする。
また、S217において、給湯温度>目標温度でなければ(S217のNO)、給湯温度<目標温度であるか否かを判定する(S225)。給湯温度<目標温度であれば(S225のYES)、燃料供給量を増加し(S226)、ファン回転数を増加させる(S227)。
このような設定に対し、交流給電か否かを判定する(S228)。この交流給電か否かの判定も電圧検出回路40の電圧検出信号により、CPU46により判定することは既述の通りである。
交流給電であれば(S228のYES)、ファン回転数r>r5であるか否かを判定する(S229)。r5は既述の図13のAのグラフ上の回転数である。
ファン回転数r>r5であれば(S229のYES)、燃焼面積を増加させる(S230)。この場合、交流給電時のグラフ(データテーブル)により、バーナ62のバーナ部62−1、62−2のいずれかまたは全部を決定し、同時にファン回転数などを決定する(S230)。また、ファン回転数r>r5でなければ(S229のNO)、S230に移行することなく、リターンする。
交流給電でなければ、つまり直流給電であれば(S228のNO)、ファン回転数r>r4であるか否かを判定する(S231)。r4は既述の図13のBのグラフ上の回転数である。
ファン回転数r>r4であれば(S231のYES)、燃焼面積を増加させる(S232)。この場合、直流給電時のグラフ(データテーブル)により、バーナ62のバーナ部62−1、62−2のいずれかまたは全部を決定し、同時にファン回転数などを決定する(S232)。また、ファン回転数r>r4でなければ(S231のNO)、S232に移行することなく、リターンする。
<第2の実施の形態の効果>
(1) 第1の実施の形態と同様に第2の実施の形態の給湯装置においても、交流または直流の何れでも駆動することができ、交直両用化により給湯装置の利便性が高められる。
(2) 直流動作部6の負荷を低減させているので、直流駆動の際の電力消費を低減できる。
(3) 給電切替リレー接点42−2、44−2を用いて交流給電か直流給電かを切り替えるので、交流給電時にバッテリ16による給電を遮断できる。直流給電時、交流給電が復旧すると、直流給電を遮断し、直流給電に優先して交流給電による交流駆動を実現できる。
〔第3の実施の形態〕
図16、図17および図18は、第3の実施の形態に係る給湯・追焚・暖房装置を示している。図16、図17および図18に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明の給湯装置およびその給電方法が限定されるものではない。図16、図17および図18において、図3と同一部分には同一符号を付してある。
図16、図17および図18に示す給湯・追焚・暖房装置2−3は、給湯機能、浴槽水の追焚き機能、暖房機能を備えている。この給湯・追焚・暖房装置2−3においても、既述の交流動作部4、直流動作部6、交流給電系統8、直流給電系統10、給電切替部12を備えている。
交流給電系統8には第2の実施の形態と同様に、交流給電部18−1として給電プラグ24を備える。この給電プラグ24はたとえば、家庭用コンセントに接続され、AC100〔V〕(つまり、交流14)が給電される。
交流14が給電される交流動作部4では、整流回路4−2、DC−DCコンバータ4−4およびヒータ4−6に加え、風呂ポンプ4−8、暖房ガス電磁弁4−10、暖房ガス切替弁4−12、補給水電磁弁4−14、注湯電磁弁4−16を備えている。整流回路4−2は、ダイオードブリッジ28−1、28−2を備え、既述の整流回路4−2(図5)と同様に交流を整流し、直流に変換する。DC−DCコンバータ4−4およびヒータ4−6の機能は既述したので割愛する。風呂ポンプ4−8は浴槽水BWの追焚き循環に用いられる。暖房ガス電磁弁4−10は、暖房時のガス燃焼に用いられる。暖房ガス切替弁4−12は暖房時の燃料ガスのバーナ切替え用いられる。補給水電磁弁4−14は暖房用熱媒である温水の補給に用いられる。注湯電磁弁4−16は浴槽106への注湯に用いられる。
直流動作部6および直流給電系統10には第1の実施の形態に加え、出湯温度検出回路6−181A、出湯温度センサ6−182A、入水温度検出回路6−181B、入水温度センサ6−182B、混合温度検出回路6−181C、混合温度センサ6−182C、ふろ温度検出回路6−181D、ふろ温度センサ6−182D、外気温度検出回路6−181E、外気温度センサ6−182E、タンク出温度検出回路6−181F、タンク出温度センサ6−182F、暖房温度検出回路6−181G、暖房温度センサ6−182G、水量検出回路6−321、水量センサ6−322、注湯量検出回路6−341、注湯量センサ6−342、中和器レベル検出回路6−361、中和器電極6−362、暖房ガス比例弁駆動回路6−381、暖房ガス比例弁6−382、バイパス水制御弁駆動回路6−401、バイパス水制御弁6−402、給湯ガス切替電磁弁駆動回路6−261A、給湯ガス切替電磁弁6−262A、給湯ガス切替電磁弁駆動回路6−261B、給湯ガス切替電磁弁6−262B、暖房ガス電磁弁駆動回路6−441、スイッチ6−442、暖房ガス電磁弁リレーソレノイド6−443、リレー接点6−444、暖房ガス切替弁駆動回路6−461、スイッチ6−462、暖房ガス切替弁リレーソレノイド6−463、リレー接点6−464、風呂ポンプ駆動回路6−481、スイッチ6−482、風呂ポンプ駆動リレーソレノイド6−483、リレー接点6−484、補給水電磁弁駆動回路6−501、スイッチ6−502、補給水電磁弁駆動リレーソレノイド6−503、リレー接点6−504、注湯電磁弁駆動回路6−521、スイッチ6−522、注湯電磁弁駆動リレーソレノイド6−523、リレー接点6−524、暖房ポンプ駆動回路6−541、暖房ポンプ6−542が備えられている。
この実施の形態では、直流給電時、制御回路6−8が直流動作部6の動作選択を実行する。つまり、既述の暖房ガス電磁弁駆動回路6−441、スイッチ6−442、暖房ガス電磁弁リレーソレノイド6−443、リレー接点6−444、暖房ガス切替弁駆動回路6−461、スイッチ6−462、暖房ガス切替弁リレーソレノイド6−463、リレー接点6−464、風呂ポンプ駆動回路6−481、スイッチ6−482、風呂ポンプ駆動リレーソレノイド6−483、リレー接点6−484、補給水電磁弁駆動回路6−501、スイッチ6−502、補給水電磁弁駆動リレーソレノイド6−503、リレー接点6−504、注湯電磁弁駆動回路6−521、スイッチ6−522、注湯電磁弁駆動リレーソレノイド6−523、リレー接点6−524、暖房ポンプ駆動回路6−541、暖房ポンプ6−542の動作は、直流給電時、制御回路6−8により停止状態に切り替えられる。
交流給電時、電圧検出回路40から交流給電を表す検出信号が制御回路6−8に加えられる。交流停電時には、この検出信号が解除される。これにより、交流給電か否かを判断することができる。直流給電時において、制御回路6−8により、交流停電による電圧検出回路40の検出信号により認識される。これに基づき、制御回路6−8による直流動作部6の選択が実行される。これにより、風呂ポンプ4−8、暖房ガス電磁弁4−10、暖房ガス切替弁4−12、補給水電磁弁4−14、注湯電磁弁4−16に対する給電が阻止されている。つまり、これらは交流給電時のみの動作となる。具体的には、直流給電時には、浴槽水BWの追焚き、浴槽106に対する注湯、暖房が停止され、飲料給湯およびシャワー給湯のみとなる。その他、給電切替部12の機能は第2の実施の形態と同様であるので、その説明を割愛する。また、制御回路6−8の構成は第2の実施の形態(図6)と同様であるのでその説明を割愛する。
図19は、給湯・追焚・暖房装置2−3の構成例を示している。図19において、図16と同一部分には同一符号を付してある。給湯・追焚・暖房装置2−3には追焚き管路108、暖房管路110が設置されている。追焚き管路108には追焚き往き部112、追焚き戻り部114の管路接続部が設けられている。暖房管路110には暖房高温往き部116、暖房低温往き部118および暖房戻り部120の管路接続部が設けられている。この給湯・追焚・暖房装置2−3では、交流給電では全ての機能部が動作可能である。これに対して直流給電では、直流動作部6のうち給湯動作のみが選択される。
図20は、給湯・追焚・暖房装置2−3の底板101の構成を示している。図20において、図8と同一部分には同一符号を付してある。
この給湯・追焚・暖房装置2−3の底板101には、第1の実施の形態(図8)の構成に加え、追焚き管路108の追焚き往き部112および追焚き戻り部114が設けられている。さらに、暖房管路110の暖房高温往き部116、暖房低温往き部118および暖房戻り部120が設けられている。
図21は、給湯・追焚・暖房装置の給電方法の処理手順を示している。給電切替部12の電圧検出回路40で電圧検知を行う(S31)。この電圧検知は、DC−DCコンバータ4−4を介して供給される整流回路4−2の出力により行う。これにより、交流給電中であるか否かを判断する(S32)。交流給電中であれば(S32のYES)、電圧検出回路40の出力により給電切替ソレノイド42−1、44−1を励磁する。給電切替リレー接点42−2、44−2を交流給電側に閉じる(S33)。これにより、直流給電を遮断状態とし、DC−DCコンバータ4−4の直流出力を給電切替リレー接点42−2、44−2を介して直流動作部6に給電する(S34)。
S32において、交流給電でなければ(S32のNO)、電圧検出回路40の出力の解除により給電切替ソレノイド42−1、44−1の励磁が解除される。給電切替リレー接点42−2、44−2は直流給電側に切り替えられる(S35)。そして、直流給電か否かを判断する(S36)。直流給電であれば(S36のYES)、バッテリ16の出力を給電切替リレー接点42−2、44−2を介して直流動作部6に給電する(S37)。
制御回路6−8では直流動作部6中の注湯、追焚き、暖房機能を停止させる(S38)。そして、電圧検出回路40は、整流回路4−2の出力により交流給電の復旧を監視する。
S36において、直流給電でなければ(S36のNO)、つまり、バッテリ16が接続されていなければ、停電状態が継続する。この場合も、電圧検出回路40は、整流回路4−2の出力により交流給電の復旧を監視する。
この給湯・追焚・暖房装置2−3では、交流給電時、図22に太線で示すように、給電系統8により交流動作部4に交流が給電される。このとき、給湯、浴槽水追焚き、暖房の全ての機能を利用することができる。
交流給電が停電状態となり、バッテリ16を接続した場合には、直流給電となる。この場合、図23および図24に太線で示すように、給電系統10により直流動作部6に直流がバッテリ16により給電される。この実施の形態では、制御回路6−8が図25に示すように、直流動作部6から直流動作に適していない機能部を選択し、この実施の形態ではスイッチ6−442、6−462、6−482、6−502、6−522を開状態に制御し、選択された機能部に対する給電を遮断する。これにより、直流給電時には給湯のみの機能を利用することができる。この直流給電時の給湯・追焚・暖房装置2−3では、図26に斜線で示すように、給電動作が選択される。これにより、直流給電時、つまり、バッテリ駆動による電力消費を低減できる。
図27は、給湯・追焚・暖房装置のファン回転数および燃焼制御を示す図である。
図27は、この給湯・追焚・暖房装置2−3の給気ファン制御を示している。図27のAはバーナ62の構成を示している。図27のAに示すバーナ62では、第1のバーナ部62−1と、第2のバーナ部62−2と第3のバーナ部62−3とを備えている。これらバーナ部62−1、62−2、62−3は個別または全部を燃焼させることができる。
図27のBはファン回転数と燃焼能力との関係を示している。B1は、バーナ部62−1のみを燃焼させた場合である。B2は、バーナ部62−1およびバーナ部62−2を燃焼させた場合である。B3は、バーナ部62−1およびバーナ部62−3を燃焼させた場合である。B4は、バーナ部62−1、バーナ部62−2およびバーナ部62−3を燃焼させた場合である。これらは、給気ファン6−102(図5、図7)を最小回転数から最大回転数に連続して増減させた場合の燃焼能力の推移である。そして、a、b、cはバーナ切替タイミイグを示している。
給湯・追焚・暖房装置2−3のバーナ62にある各バーナ部62−1、62−2、62−3の全てを燃焼するわけではない。つまり、分割されたバーナ部62−1、62−2、62−3を給湯ガス切替電磁弁6−262により、バーナ部62−1、62−2、62−3に個別に接続された管路を開閉し、バーナ部62−1、62−2、62−3のいずれか1つまたは2つまたは全部を燃焼または非燃焼に選択する。要求される燃焼能力(号数)が少なければ、バーナ部62−1のみの燃焼とすればよい。要求される燃焼能力が増えれば、バーナ部62−1のみの燃焼からバーナ部62−1およびバーナ部62−2、バーナ部62−1およびバーナ部62−3の燃焼に切替え、さらに要求される燃焼能力が増えれば、バーナ部62−1、バーナ部62−2およびバーナ部62−3の燃焼に切り替える。つまり、バーナ62の燃焼面積を増加させる。このとき、燃焼能力を増加させる場合にはバーナ切替タイミングaでバーナ部62−1、62−2、62−3の切替えを行い、燃焼能力を減少させる場合には、バーナ切替タイミングbでバーナ部62−1、62−2、62−3の切替えを行う。
このようなバーナ切替えについて、バッテリ16の給電時には、バーナ62の燃焼能力を増加させるにはバーナ切替タイミングbで切替えを行う。バーナ62の燃焼能力を減少させるにはバーナ切替タイミングcで切替えを行う。直流電源の給電時には、燃焼能力を増加させるには早めに切替えを行い、減少させるには遅めに切替えを行う。このように制御することにより、同一燃焼能力に対し、直流給電の際にはバーナ62の燃焼面積は大きいが、ファン回転数を減少させる。これにより、直流給電時における給気ファン6−102による消費電力を低減させることができる。
〔第4の実施の形態〕
図28、図29および図30は、第4の実施の形態に係る給湯・追焚・暖房装置を示す図である。上記実施の形態では、直流給電時、制御回路6−8が直流給電で動作を停止させる機能部を選択している。これに対し、第4の実施の形態では、給電切替部12に給電切替ソレノイド43−1、給電切替リレー接点43−2、給電切替ソレノイド45−1、給電切替リレー接点45−2を備えている。斯かる構成では、制御回路6−8で実行されていた機能を電圧検出回路40の出力により、交流給電時、給電切替ソレノイド43−1、45−1を励磁し、給電切替リレー接点43−2、45−2を導通させる。交流遮断時、給電切替ソレノイド43−1、45−1の励磁を解除し、給電切替リレー接点43−2、45−2を非導通とする。これにより、制御回路6−8による直流給電時の機能選択、つまり、負荷選択を制御回路6−8に代え、給電切替ソレノイド43−1、給電切替リレー接点43−2、給電切替ソレノイド45−1、給電切替リレー接点45−2の励磁解除によって実行させている。斯かる構成では、制御回路6−8に対する機能的負荷を軽減させることができる。なお、この実施の形態においても、制御回路6−8の構成は第2の実施の形態と同様であるので、その説明を割愛する。
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、ソレノイド42−1、43−1、44−1、45−1を電圧検出回路40の出力で励磁する構成としているが、DC−DCコンバータ4−4の出力で励磁する構成としてもよい。
(2) ファン回転数と燃焼能力との関係は、第3の実施の形態および第4の実施の形態においても同様に既述の制御回路6−8(図6)のROM48に設定されるデータ記憶部にデータテーブルとして格納される。
(3) 上記実施の形態ではヒータ4−6を交流動作部4の負荷として説明しているが、直流動作部6の負荷として構成してもよい。
以上説明したように、本発明の給湯装置およびその給電方法の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。