JP6142293B2 - 光源装置 - Google Patents
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Description
本発明は、液晶パネルや照明用のエッジライト式バックライトに用いられる導光板に関する。
液晶表示装置は、一般的に、自発光装置ではないためバックライトのような別途の光源が必要である。バックライトユニットは、主に、光源と光源から出射された光を導光して面発光させる導光板(Light Guide Plate)とにより構成される。
一般的に、バックライトユニットは、光源の位置によって直下型方式とエッジライト方式などに分類される。直下型方式によれば、液晶パネルの直下に多数の光源、例えば冷陰極管やLED(Light Emitting Diode)が設けられ、光源から入射した光を、複数の光学シートを介して拡散させ、液晶表示装置パネルに照射する。エッジライト方式によれば、導光板を用いるものであり、側端に光源が設けられ光源から入射した光を導光板にて拡散させ、複数の光学シートを介して液晶表示パネルに照射する。
図11は、LEDを採用したエッジライト方式の光学モジュールユニットの一例を示す。
図11に示すように、導光板13の側面部には、点光源などの光源であるLED16が複数個配置されている。また、導光板13の上方には、拡散シート12が配置されており、拡散シート12は、導光板13から出射された光を広く拡散させる。
さらに、拡散シート12の上方には第1プリズムシート20が配置され、第1プリズムシート20の上方には第2プリズムシート21が配置され、第2プリズムシート21の上方には光学シート22が配置されており、それぞれ光を視認方向に集光させることにより高輝度化を図っている。さらに、導光板13の下方には、反射シート17が配置されており導光板13から下方に漏れた光を導光板13に再度戻し光を有効に利用させている。
図12は、特許文献1に記載された従来の導光板13の構成を示すものである。図12を簡単に説明すると、導光板13と、導光板13の両端部に配置された光生成部であるLED16とから構成される光源と、この光源からの光を液晶セルに導く上記複数の複合シート群18と、から主に構成されている。導光板13の反射プリズム面(下面)には、所定の間隔をおいて複数のプリズム14a〜14cが形成されている。
反射プリズム面に形成される複数のプリズム14a〜14cの断面形状は、LED16からの直接光およびLED16から光出射面で反射した反射光の光路を考慮して決定される。すなわち、LED16からの光が複合シート群18に出射される場合、LED16から直接、反射プリズム面(下面)に向う光25と、LED16から出て一度光出射面で反射した後に反射プリズム面に向う光26との2つの光がある。複合シート群18に効率良く光を導くためには、この2つの光路を考慮してプリズムの断面形状を決定する必要がある。
略中央部のプリズム14aの断面形状は、先端角(T°)が100°であり、傾斜角(a1)が40°の二等辺三角形である。このプリズム14aの深さはD1である。
導光板13の端部から1/4の位置のプリズム14bの断面形状は、先端角(T°)が100°であり、傾斜角(a2)が34.8°の三角形である。このプリズム14bの深さはD2である。
導光板13の端部のプリズム14cの断面形状は、先端角(T°)が100°であり、傾斜角(a3)が24.05°の三角形である。また、このプリズム14cの深さは、D3である。
すなわち、プリズム14a〜14cの先端角Tをすべてのプリズムで一定とし、プリズム14a〜14cの傾斜角をLED16に近い方から中央に向かって大きくするように設定し、またプリズムの深さをLED16に近い方から中央に向かって深くするように設定されている。
特許文献1の構成では、導光板13の反射プリズム面に形成された複数のプリズム14a〜14cが、LED16からの直接光およびLED16から光出射面で反射した反射光の光路を考慮した断面形状をそれぞれ有する。
そのため、LED16からの直接光だけでなく、LED16から光出射面で反射した反射光も導光板13に光出射面に対してほぼ垂直に出射させることができる。
その結果、導光板13から効率良く光を出射することが可能である。しかしながら、視野角特性を確保して角度方向の輝度ムラを抑制し、かつ、デミング特性(エリア発光特性)を向上されるためには、プリズムの先端角度Tが1種類のために、視野角特性、輝度ムラ、デミング特性の相反する特性を満足させることができず、やはり価格が高価なプリズムシートを2枚使用する必要があり、ユニットの構成部品点数が増え、組み立てが煩雑になるという課題を有していた。
ここで、デミング特性とは、エリア発光特性であり、バックライトを複数のエリアに分け、それぞれのエリア発光を独立に制御することで、画面内の黒い部分は発光せず、明るい部分を光らせることでコントラスト比の向上を図る特性のことである。
本発明の目的は、上記課題を解決するもので、光が入射面から入射し、反射プリズム面に形成された複数のプリズムが、LED16からの直接光およびLED16から光出射面で反射した反射光の光路を考慮した断面形状を有し、その断面形状は略V字形溝状であり、略V字形溝は2種類以上の断面形状をもち、視野角特性の確保と輝度ムラを抑制し、正面輝度の高めデミング性を向上させる導光板13を提供する。
上記目的を達成するために、光源から出射された光が入射する入射面と、入射面から入射した光を出射する出射面と、出射面に対向する面であるとともに、入射面から入射した光を出射面に向けて伝播反射させる伝播反射面と、を有する導光板であって、伝播反射面は、略V字形溝を有し、略V字形溝は、2種類以上の断面形状を有する導光板を用いる。
本発明の導光板は、視野角特性の確保と正面輝度が高く、かつ、デミング性が向上した導光板である。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
実施形態の導光板13の基本構成について、図1を用いて説明する。図1は、実施形態の導光板13の概略断面を示す図であり、LED16と導光板13と反射シート17と拡散シート12と光学シート22とを備えている。
LED16は点状光源などの光源であり、図1に示すように、導光板13の短辺側2箇所の側面近傍にそれぞれ複数個並べて設けられている。
導光板13は、透明樹脂(例えば、アクリル系樹脂、ポリカーボネート)等を材料として形成されており、導光板13の反射面側(下面)には上方に光を反射させるために、第1溝を構成する第1プリズム31と、第2溝を構成する第2プリズム32が交互に設けられている。
第1プリズム31と第2プリズム32は、形状の異なる2種類のプリズムを分離した配置となっており、2つで1組であり、繰り返して設置されている。第1プリズム31と第2プリズム32との間隔は、等ピッチの規則的な配列を繰り返してなる配置としている。
反射シート17は、導光板13から漏れた光を有効に利用するために、導光板13から出てきた光を再度、導光板13に入力させる機能を持っている。
拡散シート12は、導光板13の上面から出射される光を、拡散させる機能を持っている。また、さらに高輝度化を図るために拡散シート12の上方に、光学シート22が設けられている。従来例では、プリズムシートが必要であったが、この方式では、導光板13に2種類のプリズムは不要である。
LED16から出射した光を、第1プリズム31では主として正面輝度を高める特性、第2プリズム32は主として視野角を広げる特性を持たせ、その組み合わせによって視野角を広げることと正面輝度を高め、かつデミング性を向上するという背反する特性を両立させることが可能となる。
さらに、第1プリズム31の角度αは、主として正面輝度向上に、角度βは主としてデミング特性向上に寄与している。第2プリズム32の角度γは、主として視野角特性の制御に、角度Δは視野角特性の制御に寄与している。
そして、第1プリズム31の角度αが、42°<α<60°の範囲内の場合、正面輝度を高くすることができる。第2プリズム32の角度γが、さらに60°<γ<72°の範囲内の場合、視野角特性を拡大することができる。
42°<α<60°、60°<γ<72°の範囲なら、場所により角度を変化させてもよい。この角度条件内なら、複数の種類のプリズムを用いてもよい。
さらに、第1プリズム31の斜面角度の総和(α+β)、および、第2プリズム32の斜面角度の総和(γ+Δ)を、それぞれ90°よりも大きな角度にすることにより、デミング性の向上および局所的な輝度ムラを低減することができる。
なお、上記角度範囲は以下の実施例1−3で説明する。上記角度範囲は以下の実施例1−3のところで説明する。
また、本実施の基本構成は、LED16を導光板13の両側に配置した構成としているが、LED16のどちらか一端のみの配置にしても同様の効果を得ることができる。
また、導光板13の反射面側に付与される第1プリズム31と第2プリズム32の間隔は、場所により変化させてもよい。導光板13の上方面には下面のプリズム溝の方向と略直交する溝が配置されていてもよい。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について、図1、図2A〜図2Eを参照しながら説明する。
本発明の実施の形態1について、図1、図2A〜図2Eを参照しながら説明する。
実施の形態1の導光板13では、図1で、第1プリズム31と第2プリズム32の角度は、それぞれ、角度α:42°、角度β:62°、角度γ:68°、角度Δ:48°であり、第1プリズム31と第2プリズム32を繰り返した導光板13である。
図2A〜図2Eは、この場合の導光板13の光学シミュレーション結果である。
図2Aは、輝度特性図を示すものであり、横軸は導光板13の長手方向の長さ、縦軸は輝度を表す。そして図2AにはLED16の両方を発光させた輝度分布を示している。導光板13の片側のLED16を発光させてデミング特性も測定した。
図2Aに示すように、全面発光時の輝度均一性がよく、従来よりデミング特性が良好であることが分かる。なお、従来のデミングのデータは、図11の従来の導光板13に対するデミング特性のデータである。ここで、デミング特性は、コントラスト(光の切れ味)を表すもので、中央部付近の輝度差が大きい方がよい(傾きが大きい方がよい)。
図2Bは、輝度角度特性図である。横軸は導光板13の長手方向長さ、縦軸は輝度を表す。見る角度(15°、30°、45°)が変わってもほぼ同等な特性を示し、角度45°でも均一で良好な角度特性を示している。ここで、角度とは導光板13表面に立てた垂線とのなす角度である。
図2Cは、導光板13のプリズム高さ図である。横軸は導光板13の長手方向長さ、縦軸はプリズム高さを表す。第1プリズム31と第2プリズム32の高さ寸法を示し、実施の形態1では、プリズム高さを順次変化させている。
図2Dは、照度分布図であり、横軸は導光板13の長手方向長さ、縦軸は照度を表す。正面輝度特性と同様に長手方向で均一、すなわち全画面で良好な特性を示している。LED16の片側のみ点灯した、デミング特性もよい。
図2Eは、視野角特性図であり、横軸は、導光板13の面に垂直に立てた垂線に対する角度であり、縦軸は、相対強度(輝度)である。水平方向と垂直方向の特性は、ほぼ同等の特性を持っており、かつ、従来の特性より中心角度に集まっていることから、正面輝度がより明るく視認性がよい。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について、図1、図3A〜図3Eを参照しながら説明する。
本発明の実施の形態2について、図1、図3A〜図3Eを参照しながら説明する。
実施の形態2の導光板13では、図1で、第1プリズム31と第2プリズム32の角度は、それぞれ、α:52°、β:52°、γ:72°、Δ:32であり、第1プリズム31と第2プリズム32を繰り返した導光板13である。そして第1プリズム31と第2プリズム32を繰り返した導光板13である。
図3A〜図3Eは、そのプリズム形状での光学シミュレーション結果である。図の縦軸、横軸は、図2A〜図2Eと同じである。
図3Aは、輝度特性図であり、横軸は導光板13の長手方向長さ、縦軸は輝度を表す。全面の輝度均一性がよく、従来のデミング特性に対してもデミング性が良好である。
図3Bは、輝度角度特性図であり、見る角度が変わってもほぼ同等な特性を示し、角度45°でも均一で良好な角度特性を示している。
図3Cは、導光板13のプリズム高さ図であり、第1プリズム31と第2プリズム32の高さ寸法を示し、プリズム高さは順次変化している。
図3Dは、照度分布図であり、輝度特性と同様に長手方向で均一、すなわち全画面で良好な特性を示している。
図3Eは、視野角特性図であり、水平方向と垂直方向の特性は、ほぼ同等の特性を持っており、従来の特性より良好である。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について、図1、図4A〜図4Eを参照しながら説明する。実施の形態3の導光板13では、図1で、第1プリズム31と第2プリズム32の角度は、それぞれ、α:52°、β:52°、γ:75°、Δ:27°であり、第1プリズム31と第2プリズム32を繰り返した導光板13である。そして第1プリズム31と第2プリズム32を繰り返した導光板13である。
本発明の実施の形態3について、図1、図4A〜図4Eを参照しながら説明する。実施の形態3の導光板13では、図1で、第1プリズム31と第2プリズム32の角度は、それぞれ、α:52°、β:52°、γ:75°、Δ:27°であり、第1プリズム31と第2プリズム32を繰り返した導光板13である。そして第1プリズム31と第2プリズム32を繰り返した導光板13である。
図4A〜図4Eは、この場合のプリズム形状での光学シミュレーション結果である。図の縦軸、横軸は、図2A〜図2Eと同じである。
図4Aは、輝度特性図であり、横軸は導光板13の長手方向長さ、縦軸は輝度を表す。全面の輝度均一性がよく、従来のデミング特性に対してもデミング性が良好である。
図4Bは、輝度角度特性図であり、見る角度が変わってもほぼ同等な特性を示し、角度45°でも均一で良好な角度特性を示している。
図4Cは、プリズム高さ図であり、第1プリズム31と第2プリズム32の高さ寸法を示し、プリズム高さは順次変化している。なお、図2C、図3C、図4Cでは、α、β、γ、Δ角度に応じて、そのプリズム高さを変えている。入射した光をそれぞれのプリズムで均等に受けるように、内部ほど高く設定している。
図4Dは、導光板13の照度分布図であり、輝度特性と同様に長手方向で均一、すなわち全画面で良好な特性を示している。
図4Eは、導光板13の視野角特性図であり、水平方向と垂直方向の特性は、ほぼ同等の特性を持っており、かつ図4Eの従来の特性より良好である。
図2C、図3C、図4Cでは、位置によりプリズム高さを変化させている。これは、それぞれの角度に応じて、輝度分布を均一にするため、内部、内側へ行くしたがい、プリズム高さを高くしている。放物線のようなカーブとなっている。第1溝と第2溝の深さが、入射面から導光板の中央に行くにしたがい深くなっている。入射面からの距離を横軸、第1,2溝の深さを縦軸とした場合、深さの変化が放物線である。
実施の形態1から3について、まとめると次の表1のようになる。
表1の結果では、上記に示したように、第1プリズム31の角度αが、42°≦α≦52°の範囲、第2プリズム32の角度γが、68°≦γ≦75°である。第1プリズム31の斜面角度の総和(α+β)および第2プリズム32の斜面角度の総和(γ+Δ)は、それぞれ104°、102°以上の角度である。
さらに、角度の範囲について、図5A〜図5Dおよび図9Aと図9Bを用いて詳細に説明する。
<模式的に説明>
図5Aは、導光板13からの出射される光の出射角度を説明する図である。図5Aに示すように、出射角度は、導光板13から出射された光の角度を出射面からの開き角度で定義している。
図5Aは、導光板13からの出射される光の出射角度を説明する図である。図5Aに示すように、出射角度は、導光板13から出射された光の角度を出射面からの開き角度で定義している。
図5Bは、導光板13の伝播反射面に付与するプリズム角度θの定義図である。図5C、図5Dは、導光板13の伝播反射面に付与するプリズム角度θの変化による概略光路図の一例を示す。光の進路を矢印で示す。
図5Cは、プリズム角度θが、42°から60°の場合である。この場合、90°方向付近に光の多くを出射させることが可能となり、正面輝度を向上させることができる。しかしながら、光が出射角度90°付近に集中するため、視野角は狭くなり、例えば、プリズム角度θが60°の場合、最大の明るさ100とした時に、半分の明るさとなる広がり角度は35°程度となる。広がり角度は、図5C、図5Dでは斜線で示した広がりを示す。
一方、図5Dに示すように、プリズム角度θが60°から72°の場合、90°以下の方向、すなわち、入射面方向に光の多くを出射させることが可能となるため、視野角を広げることができる。例えば、プリズム角度θが、72°の場合、最大の明るさ100とした時に、半分の明るさとなる広がり角度は70°程度となる。
以上のことから上記の角度範囲を有する2種類以上のプリズムを有する断面形状をバランスよく用いることよって、視野角特性、正面輝度、デミング性を満足させることができる。つまり、90度方向への光を発するプリズムと、90度より小さい方向へ光を発するプリズムの2つを交互に有するのがよい。
<シミュレーションでの説明>
図6A、図6Bを用いて、さらに詳細に説明する。図6Aは導光板13の伝播反射面に付与するプリズム角度θの定義図であり、この場合プリズム形状を二等辺三角形、底辺の角度をプリズム角度θと定義して、変化させて、以下を検証した。
図6A、図6Bを用いて、さらに詳細に説明する。図6Aは導光板13の伝播反射面に付与するプリズム角度θの定義図であり、この場合プリズム形状を二等辺三角形、底辺の角度をプリズム角度θと定義して、変化させて、以下を検証した。
図6Bでは、導光板13からの光の出射方向を図5Aに示したLED16側から出射角度0°〜180°で示す。プリズム角度θを変化させて光学解析した相対光度の分布の一例を示す。
<プリズム角度θ、90度方向へ光を発するプリズム、図5Cに対応を検討>
最初に、角度α(図1)の範囲について説明する。図6Bに示すように、プリズム角度θが42°より小さな角度では、出射角度90°付近の相対光度の低下がある。また、相対光度の山谷が複数存在するため、発光面の視認方向を変えていくと、明るく見える角度と暗く見える角度が存在することとなり、視認性が悪くなる。
最初に、角度α(図1)の範囲について説明する。図6Bに示すように、プリズム角度θが42°より小さな角度では、出射角度90°付近の相対光度の低下がある。また、相対光度の山谷が複数存在するため、発光面の視認方向を変えていくと、明るく見える角度と暗く見える角度が存在することとなり、視認性が悪くなる。
一方、プリズム角度θが42°〜60°の範囲では、出射角度90°付近(正面輝度向上方向)に多くの光を出射できること、また、相対光度の山谷は複数存在していないことがわかる。その中でもプリズム角度50°近傍が最も正面方向に光を出射させることができることもわかる。以上の理由から正面輝度を高める範囲として42°<プリズム角度θ<60°がよい。
<プリズム角度θ、90度より小さい方向へ光を発するプリズム、図5Dに対応を検討>
次に、角度γ(図1)の範囲について説明する。図6Bに示すように、プリズム角度θが、60°より大きくなると入射面方向へ光が広がり、出射角度の小さい領域の相対光度が高くなることで光が分散するために、視野角を広げる方向へ光をもっていくことができる。
次に、角度γ(図1)の範囲について説明する。図6Bに示すように、プリズム角度θが、60°より大きくなると入射面方向へ光が広がり、出射角度の小さい領域の相対光度が高くなることで光が分散するために、視野角を広げる方向へ光をもっていくことができる。
さらに、プリズム角度72°までは、入射面方向の光が広がり、視野角が広がる方向へ光をもっていくことができることがわかる。以上の理由から視野角を広げる角度範囲として、60°<プリズム角度θ<72°がよい。ただし、これらの領域では、出射角度90°付近の相対光度の低下がある。
以上のことから、第1プリズム角度αが42°<α<60°、かつ、第2プリズム角度γが60°<γ<72°のプリズムを有する断面形状をバランスよく用いることによって、視野角特性、正面輝度向上、デミング特性を満足させることができる。
図7Aにその一例を示す。図7Aでは、プリズム角度θが、42°のみのもの(二等辺三角形)、60°(二等辺三角形)のみのもの、そして42°と60°の2種類使用した場合(底辺の角が2種類、二等辺三角形でない)の相対光度変化を示している。
図7Aに示すように、プリズム角度θが42°の場合、最大光度となる角度を100とした時に、半分の明るさとなる広がり角Bは77°となった。
プリズム角度が60°の場合、広がり角Aは35°となる。すなわち、1種類のプリズム形状では、視野角特性、正面輝度、デミング性を満足することができない。
そこで、それらの角度を組み合わせる(42°と60°の2種類使用)と、半分の明るさとなる広がり角Cを90まで拡大させ、かつ、正面輝度を高めることが可能となる。
以上の結果から、42°<角度α<60°かつ60°<角度γ<72°の範囲において、視野角特性、正面輝度、デミング特性を満足させることができる。
同様に、光が逆方向から来る場合も同様であり、42°<角度Δ<60°かつ60°<角度β<72°の範囲において、視野角特性、正面輝度、デミング特性を満足させることができる。結果、α<β、γ>Δとなる。
図7Bに示すが、第1プリズムと第2プリズムとは、入れ替わってもよく、交互に存在すればよい。この場合、αとγが入れ替わり、βとΔが入れ替わる。交互に存在することで、均質に光を反射できる。
ここで、42°<角度β<60°、60°<角度Δ<72°とならない理由を以下に示すが、頂角φの角度のためである。
<総和(角度α+角度β)と、総和(角度γ+角度Δ)とが90°よりも大きい角度がよいことについて>
次に、総和(角度α+角度β)と、総和(角度γ+角度Δ)とが90°よりも大きい角度がよいこと、また、角度α<角度β<90°がよい理由について説明する。
次に、総和(角度α+角度β)と、総和(角度γ+角度Δ)とが90°よりも大きい角度がよいこと、また、角度α<角度β<90°がよい理由について説明する。
図8A〜Cにプリズムの光路図の一例を示す。図8Aに示すように、導光板13に付与されるプリズムの斜面によって、全反射で光を取り出せるもの(例えば同図光線A)もあるが、一部の光は全反射せずに、プリズム斜面を通って反射シート17側へ抜けるもの(例えば同図光線B)もある。そして反射シート17で反射された光は角度α、角度βで構成される斜面50および斜面51に再入射する。
<図8B、頂角φが90度より大きい場合>
反射シート17で反射した光が、斜面50に再入射する場合(例えば同図光線C)、光の多くは入光面側方向へ伝播するため、デミング性は良くなる。
反射シート17で反射した光が、斜面50に再入射する場合(例えば同図光線C)、光の多くは入光面側方向へ伝播するため、デミング性は良くなる。
一方、反射シート17で反射した光が、斜面51に再入射する場合(例えば同図光線D)、入射角10が鋭角になるため、同図に示すように光は進みやすく、反入射面側へ光が伝播しやすくなるため、デミング性は悪くなる。
<図8C、頂角φが、90°未満の角度の場合>
反射シート17で反射した光が斜面50に再入射する場合(例えば同図光線E)、光の多くは入光面側方向へ伝播するため、デミング性は良くなる。
反射シート17で反射した光が斜面50に再入射する場合(例えば同図光線E)、光の多くは入光面側方向へ伝播するため、デミング性は良くなる。
一方、光が斜面51に再入射する場合(例えば同図光線F1、F2)、入射角10が大きくなるため、斜面51で反射する成分が増加し、同図の破線で示す光路(F1)のように斜面50へ再入射する光の量が増加する。その結果、光の反入射面側へ伝播する光量が減少するため、デミング性がよくなる。
<角度α+角度βが90°よりも小さい角度である場合>
α+βが90°よりも小さい角度であると、図8Bに示したように、斜面51への入射角が鋭角になりやすくなるためデミング性が悪くなること、加えて、α+βが90°より大きい場合に比べて、以下となる。
α+βが90°よりも小さい角度であると、図8Bに示したように、斜面51への入射角が鋭角になりやすくなるためデミング性が悪くなること、加えて、α+βが90°より大きい場合に比べて、以下となる。
<物理的、輝度の観点から>
図9A、Bは、プリズムの形状を示す。図9Aに示すようにプリズム幅W1とした場合、頂角φが大きい(角度α+角度βが90°よりも小さい)と、プリズムの高さが低くなり(例えば図9Aのh1)、光を受ける量が減る。
図9A、Bは、プリズムの形状を示す。図9Aに示すようにプリズム幅W1とした場合、頂角φが大きい(角度α+角度βが90°よりも小さい)と、プリズムの高さが低くなり(例えば図9Aのh1)、光を受ける量が減る。
ここで、頂角φを変えずに、輝度を確保するためには、図9Bに示すように、プリズム高さhを高くする必要がある。プリズム高さhを高くするには、必然的にプリズム幅をw1からw2へと広くとる必要があるため(図9Aから図9Bへ)、プリズムピッチpも広くとる必要がある。
そして、プリズムピッチpが広く(粗く)なると、1つのプリズムで取り出す光量が増加するため、プリズム有無による局所的な輝度ムラが発生しやすくなる。
よって、頂角φは鋭角で、角度α+角度βは、90°よりも大きい角度がよい。
<生産の観点から>
また、形成するプリズム断面形状は略V字形を有しており、生産の観点からも、角度α、角度βは90度よりも小さいことが望ましい。また、上限は導光板板厚との関係、輝度分布のバランスや生産性を考慮して適宜変化させればよい。角度γ+角度Δにおいても同様のことが成り立つ。
また、形成するプリズム断面形状は略V字形を有しており、生産の観点からも、角度α、角度βは90度よりも小さいことが望ましい。また、上限は導光板板厚との関係、輝度分布のバランスや生産性を考慮して適宜変化させればよい。角度γ+角度Δにおいても同様のことが成り立つ。
以上の理由から、斜面角度の総和(α+β)および、総和(γ+Δ)が90°よりも大きい角度がよく、またα<β<90°、Δ<γ<90°となる。
<プリズムの高さと幅>
上記実施の形態1から3で、プリズムの角度を説明でした。ここでは、プリズムの幅Tと高さHの関係を説明する。図10Aに、導光板13の断面図を示す。簡素化のため、プリズムの数を少なく表示している。導光板13の両端面にLED16が設置されている。
上記実施の形態1から3で、プリズムの角度を説明でした。ここでは、プリズムの幅Tと高さHの関係を説明する。図10Aに、導光板13の断面図を示す。簡素化のため、プリズムの数を少なく表示している。導光板13の両端面にLED16が設置されている。
第1プリズム31と第2プリズム32とからなるユニット52の繰り返しである。それぞれ、幅T1,T2、高さH1、H2であるが、場所により異なる。各第1プリズム31、第2プリズム32は、相似形状である。
図10Bに、導光板13の端部からの距離xと幅T1、T2の関係を示す。f1(x)が幅T1の関数、f2(x)が幅T2の関数である。各xで、f1(x)<f2(x)である。中央にいくにしたがい、幅が大きくなる。
高さは記載していないが、相似形状であるので、高さも同様に中央で高くなる、同様の関数である。中央ほど大きなプリズムであり、より光を反射し外へ放出できる。変化は、不連続でなく、滑らかに変化させる。単調に増加し、ピークで緩やかに変化し、単調に減少する。
LED16が導光板13の片側の場合は、単調に増加(減少)するのみである。
<第1プリズム31と第2プリズム32の間隔>(間隔を説明)
第1プリズム31と第2プリズム32の間隔(プリズム間の最短距離)は、少なくとも、第1プリズム31と第2プリズム32とが、重なると上記斜面による光の反射の効果が少なくなるので、重なってはいけない。
第1プリズム31と第2プリズム32の間隔(プリズム間の最短距離)は、少なくとも、第1プリズム31と第2プリズム32とが、重なると上記斜面による光の反射の効果が少なくなるので、重なってはいけない。
間隔が狭くなると、製法上の問題、プリズム間の光の干渉などの問題があるので、プリズムの最小の深さの半分以上の間隔とするのがよい。
第1プリズム31と第2プリズム32との間隔を広くすると、全体として、プリズムの数が減り、光の反射が減り、輝度が落ち、かつ、ムラが発生しやすい。
なお、プリズム高さは、導光板13の厚みの10%を超えてはいけない、光の通過を確保するためである。好ましくは5%を超えないようにする。
上記角度、間隔の範囲で多くのプリズムを設けるのがよい。
液晶テレビ、ノートパソコン等のバックライト、照明装置の発光装置に利用できる。
10 入射角
12 拡散シート
13 導光板
14a,14b,14c プリズム
16 LED(光源)
17 反射シート
18 複合シート群
20 第1プリズムシート
21 第2プリズムシート
22 光学シート
25,26 光
31 第1プリズム(第1溝)
32 第2プリズム(第2溝)
50,51 斜面
52 ユニット
φ 頂角
12 拡散シート
13 導光板
14a,14b,14c プリズム
16 LED(光源)
17 反射シート
18 複合シート群
20 第1プリズムシート
21 第2プリズムシート
22 光学シート
25,26 光
31 第1プリズム(第1溝)
32 第2プリズム(第2溝)
50,51 斜面
52 ユニット
φ 頂角
Claims (7)
- 光源と、導光板と、を含む光源装置であり、
前記導光板は、
光源から出射された光が入射する入射面と、
前記入射面から入射した光を出射する出射面と、
前記出射面に対向する面であるとともに、前記入射面から入射した光を前記出射面に向けて伝播反射させる伝播反射面と、を含み、
前記伝播反射面は、V字形溝を有し、前記V字形溝は、2種類の断面形状の繰り返しにより構成され、
前記2種類のV字形溝は、前記入射面の側から、第1溝と第2溝とが交互に並び、
前記第1溝と前記伝播反射面とのなす角度を前記入射面の側からα、β、
前記第2溝と前記伝播反射面とのなす角度を前記入射面の側からγ、Δとすると、
前記αが42度から60度未満の範囲内であり、前記γが60度から72度未満の範囲内であり、
前記Δが42度から60度未満の範囲内であり、前記βが60度から72度未満の範囲内である、光源装置。 - 前記導光板の片端のみに前記入射面が位置し、
前記第1溝と前記第2溝の深さが、前記入射面から前記導光板のもう一方の片端に行くにしたがい深くなっている請求項1に記載の光源装置。 - 前記導光板の両端に前記入射面が位置し、
前記第1溝と前記第2溝の深さが、前記入射面から前記導光板の中央に行くにしたがい深くなっている請求項1に記載の光源装置。 - 前記入射面からの距離を横軸、前記第1,2溝の深さを縦軸とした場合、前記深さの変化が放物線である請求項3に記載の光源装置。
- 前記第2溝の放物線が、前記第1溝の放物線より、前記縦軸の上方にある請求項4に記載の光源装置。
- 前記導光板の前記出射面に、光を拡散させる拡散シートが1種類のみと、前記光を集光させる光学シートが1種類のみが設けられた請求項1〜5のいずれか1項に記載の光源装置。
- 前記出射面には、プリズムシートを設けない請求項6に記載の光源装置。
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