JP6146797B2 - Her2タンパク質検出プローブ、her2タンパク質検出プローブの製造方法およびher2タンパク質の検出方法 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態に係る融合タンパク質は、HER2タンパク質に結合可能なアフィニティ分子と標識酵素との融合タンパク質であり、HER2タンパク質に結合可能なプロテインA変異体と標識酵素とを融合した融合タンパク質である。本実施形態に係る融合タンパク質は、微生物等で生産可能である。この融合タンパク質を用いて、HER2タンパク質を特異的に検出することができる。
本実施形態に係るHER2タンパク質検出プローブは、少なくとも1つのグルタミン(Gln)残基を有する高分子担体に、リシン(Lys)残基を含む部位特異的な酵素修飾が可能なタグを有する、HER2タンパク質に結合可能なプロテインA変異体と標識酵素とを融合した少なくとも1つの融合タンパク質が結合されて構成されているものである。または、本実施形態に係るHER2タンパク質検出プローブは、少なくとも1つのリシン(Lys)残基を有する高分子担体に、グルタミン(Gln)残基を含む部位特異的な酵素修飾が可能なタグを有する、HER2タンパク質に結合可能なプロテインA変異体と標識酵素とを融合した少なくとも1つの融合タンパク質が結合されて構成されているものである。
(式(1)中、Aは、グルタミン(Gln)残基またはリシン(Lys)残基を有する置換基、Bは水素原子またはヒドロキシル基を表す。)
(式(2)中、A1およびA2のうち少なくとも1つは、グルタミン(Gln)残基またはリシン(Lys)残基を有する置換基で残りは水素原子を表し、Bは水素原子またはヒドロキシル基を表す。)
(式(3)中、Aは、グルタミン(Gln)残基またはリシン(Lys)残基を有する置換基、Bは水素原子またはヒドロキシル基を表す。)
(式(4)中、Aは、グルタミン(Gln)残基またはリシン(Lys)残基を有する置換基、Bは水素原子またはヒドロキシル基を表す。)
(式(5)中、XおよびYは、それぞれ独立して2価の連結基を表し、Zは、置換基を表す。Bは水素原子またはヒドロキシル基を表す。mは0または1である。)
(1)TGaseの由来を変える。
(2)TGaseの基質特異性を変える。
本実施形態に係るHER2タンパク質の検出方法は、前記HER2タンパク質検出プローブと、対象物中に存在するHER2タンパク質とを結合させ、結合しているHER2タンパク質検出プローブを、標識酵素により検出する方法である。
[遺伝子組み換え用大腸菌JM109株へのZZ−AP遺伝子配列の形質転換]
pel B−(Z342)2−BAP−His−CRK(ZZ−AP)(1905bp)の遺伝子をpUCminusMCSプラスミドにコードした「pUCminusMCS−ZZ−AP(5129bp)」を、組換え用大腸菌(Escherichia coil,JM109株)に形質転換し、グリセロールストックとして−80℃で保存した(図3)。
得られたpUCminusMCS−ZZ−APが形質転換された大腸菌JM109株のグリセロールストックを、一晩培養を行った後、プラスミド抽出を行った。得られたpUCminusMCS−ZZ−APを、Nde IとHind IIIの2種類の制限酵素で処理した。これをアガロースゲル電気泳動により分離を行い、ZZ−AP遺伝子産物のみを、ゲルカットにより精製した。次に、pET22b(+)(5493bp)を同様にNde IとHind IIIで処理した後、CIAPを用いて脱リン酸化を行った。その後、増幅したZZ−APの遺伝子産物をリガーゼにより挿入し、「pET22b(+)−ZZ−AP(7278bp)」を得た(図4、配列番号26)。調製したpET22b(+)−ZZ−APは、大腸菌JM109株に形質転換し、グリセロールストックとして−80℃で保存した。
[インバースPCR法を利用した遺伝子組み換えによるZ−AP発現ベクターの構築]
pET22b(+)−ZZ−AP(7278bp)から、インバースPCRにより、N末端側から2番目のZ342配列が除かれるように、For.側のプライマーは、GGGS(リンカー)+BAP配列と相補的に、Rev.側のプライマーは、Z342配列のC末端側+G(リンカー)と相補的になるよう設計を行った(表1)。
[インバースPCR法を利用した遺伝子組み換えによるZ−GS−AP発現ベクターの構築]
pET22b(+)−ZZ−AP(7278bp)から、インバースPCRにより、N末端側から2番目のZ342配列が除かれ、追加のGSリンカーを導入できるように、For.側のプライマーは、S挿入部+GGGGS(リンカー)+BAP配列と相補的に設計し、Rev.側のプライマーは、1番目のZ342配列のC末端側+GGGS(リンカー)+G挿入部と相補的になるよう設計を行った(表2)。
[インバースPCR法を利用した遺伝子組み換えによるZZ−GS−AP発現ベクターの構築]
pET22b(+)−ZZ−AP(7278bp)から、インバースPCRにより、追加のGSリンカーを導入できるように、For.側のプライマーは、SGS挿入部+GGGGS(リンカー)+BAP配列と相補的に設計し、Rev.側のプライマーは、2番目のZ342配列のC末端側+GGG挿入部と相補的になるよう設計を行った(表3)。
[ZZ−APの発現]
ZZ−APは、大腸菌BL21株を用いて発現させた。まず、ZZ−AP遺伝子をコードしたプラスミドを大腸菌BL21株に形質転換し、グリセロールストックとした。そして、形質転換体をAnpicillin(100mg/L)を含む1LのLB培地中にて大量培養を行い、約2時間後、OD600=0.6となったところで、IPTGを終濃度0.1mMとなるよう添加し、一晩27℃で培養してZZ−APの発現を行った(配列番号30)。
得られた菌体を、遠心分離により集菌し、ショ糖buffer(50mM Tris−HCl(pH7.4)、1mM EDTA、20%(w/w)ショ糖)にて2度洗浄を行った。その後、Wash buffer(ショ糖buffer(pH7.4)、5mM MgCl2)を用いて再懸濁させた。そして、液体窒素で凍結後、ディープフリーザで一日保存した。
凍結させた大腸菌溶液を解凍し、その後、超音波処理により大腸菌を破砕した。遠心分離後、得られた無細胞抽出液を、0.45μmフィルタおよび0.22μmのフィルタを用いて濾過した。
His−tagを利用して、HisTrap HP column(5mL volume)により精製を行った。まず、Ni−NTA−平衡化buffer(20mM Tris−HCl(pH7.4)、500mM NaCl、35mM イミダゾール)で平衡化したカラムに、タンパク質溶液を流し、再度平衡化bufferで洗浄後、Ni−NTA−溶出buffer(20mM Tris−HCl(pH7.4)、500mM NaCl、500mM イミダゾール)を用いて、目的組み換えタンパク質の溶出を行った。精製後のタンパク質溶液は、PD−10カラムを用いて10mM Tris−HCl(pH8.0)にバッファ交換を行った。
DEAE−平衡化buffer(20mM Tris−HCl(pH8.0))で平衡化したカラムに、タンパク質溶液を流した。また、この際、DEAEカラムに固定されずに溶出した溶液を残しておいた。再度平衡化bufferで洗浄後、DEAE−溶出buffer(20mM Tris−HCl(pH8.0)、1M NaCl)を使用し、NaCl濃度を緩やかに変化させるグラジエント溶出(NaCl濃度:0M→0.75M)により、目的タンパク質の溶出を行った。精製後のタンパク質溶液は、限外濾過(30kDa cut off)により濃縮した後、PD−10カラムを使用して、10mM Tris−HCl(pH8.0)にバッファ交換を行った。発現および精製の確認は、SDS−PAGEを利用し行った。
アルカリ条件下でタンパク質は、Cu(II)をCu(I)に還元する作用がある。これを利用してBicinchoninic acidとCu(I)の錯体に由来する562nmの吸収波長から、タンパク質濃度の算出を行った。以後、特に述べない限り、タンパク質濃度の測定はBCA assayを利用して行っている。
BAPに対し、GSリンカーをはさみZ342が1つまたは2つ導入されたZ−GS−APおよびZZ−GS−APの組換え体を発現し(配列番号31,32)、硫安分画、Ni−NTAカラム、カチオン交換カラムによる精製を行った。
Z−GS−APおよびZZ−GS−APは、形質転換した大腸菌BL21株のグリセロールストックを使用し、この形質転換体をAnpicillin(100mg/L)を含む1LのLB培地中にて大量培養を行った。約2時間後、OD600=0.6となったところで、IPTGを終濃度0.1mMとなるよう添加し、一晩15℃で培養し、目的タンパク質の発現を行った。
得られた菌体を、遠心分離により集菌し、TBSにて2度洗浄を行った。その後、Wash buffer(1×TBS(pH7.4)、5mM MgCl2、3錠/30mLのprotease inhibitor cocktail Complete mini)を用いて再懸濁させた。そして、液体窒素で凍結後、ディープフリーザで一日保存した。
凍結させた大腸菌溶液を解凍し、その後、超音波処理により大腸菌を破砕した。遠心分離後、得られた無細胞抽出液を、0.45μmフィルタおよび0.22μmのフィルタを用いて濾過した。
硫安沈殿を利用して、発現した組換えタンパク質の粗分画を行った。まず、40%飽和となるように、粉末の硫安を少しずつ加えた。30分間静置した後に、遠心を行い、目的タンパク質を含む上清を得た。同様に、硫安を60%飽和とし、目的タンパク質を沈殿させ、濃縮操作を行った。この沈殿物を、1×TBSを用いて懸濁させ、その後、PD−10カラムを用いて1×TBSにバッファ交換を行った。
His−tagを利用して、HisTrap HP column(1mL volume)により精製を行った。まず、Ni−NTA−平衡化buffer(20mM Tris−HCl(pH7.4)、500mM NaCl、35mM イミダゾール)で平衡化したカラムに、タンパク質溶液を流し、再度平衡化bufferで洗浄後、Ni−NTA−溶出buffer(20mM Tris−HCl(pH7.4)、500mM NaCl、500mM イミダゾール)を用いて、目的組み換えタンパク質の溶出を行った。精製後のタンパク質溶液は、PD MidiTrap(商標) G−25カラムを用いて50mM HEPES buffer(pH7.5)にバッファ交換した。
Zに由来するタンパク質の正電荷を利用して、HiTrap SP column(GE Healthcare社)により精製を行った。まず、SP−平衡化buffer(50mM HEPES buffer(pH7.5))で平衡化させたカラムに、タンパク質溶液を流し、再度平衡化bufferで洗浄後、SP−溶出buffer(50mM HEPES buffer(pH8.0)、1M NaCl)を使用し、NaCl濃度を緩やかに変化させるグラジエント溶出により、目的タンパク質の溶出を行った。精製後のタンパク質溶液は、PD MidiTrap(商標) G−25カラムを用いて10mM Tris−HCl(pH8.0)にバッファ交換を行い、30kDa cut offの限外濾過カラムを使用して濃縮した。
Z−GS−APおよびZZ−GS−APに対して蛍光基を標識する手法として、Z342の機能に影響を与えないように、Z−GS−APおよびZZ−GS−APに導入されているK−tagを利用して、微生物由来トランスグルタミナーゼ(MTG)により部位特異的に蛍光基を架橋する手法を選択し、選抜した基質配列に蛍光基を導入したFITC−SSYALQMRを使用した。調製したFITC標識Z−GS−APおよびZZ−GS−APのFITCラベル量は、それぞれAP二量体に対し2.2個、3.2個であつた。細胞の免疫蛍光染色実験では、陽性細胞としてSK−BR−3細胞株(HER2発現量3+相当)を使用し、陰性細胞としてHeLa細胞株(HER2発現量0相当)を使用した。HeLa細胞とSK−BR−3細胞に対して、83.3nMとなるように調製したFITC標識Z−GS−APおよびZZ−GS−AP溶液を300μLずつ滴下し、37℃で1時間静置した。ホルマリンによる固定処理、DAPIによる核染色を行った後、蛍光顕微鏡を用いてHER2に対する免疫蛍光染色の観察を行った。図10に結果を示す。HER2陽性のSK−BR−3細胞に対してのみ緑色の蛍光が観察され、Z−GS−AP、ZZ−GS−AP共にHER2を特異的に染色可能であることがわかった。
Z−GS−APおよびZZ−GS−APがHER2特異的に結合しているかどうか、また両者のHER2検出能力をWestern Blot法により評価した。ネイティブの状態でタンパク質の分画を行うことが可能なBlue−Native PAGE(BN−PAGE)を利用し、SK−BR−3細胞およびHeLa細胞の無細胞抽出液の泳動を行った。セミドライ式のブロッティングにより、BN−PAGE後のゲルからPVDF膜にタンパク質を転写後、2.09nMとなるように調製したZ−GS−APおよびZZ−GS−APによる免疫反応を行った。内在性のAP活性を抑えるため2mMのLevamisoleを添加した0.02mMのECF substrate溶液を用いて染色を行った。結果を図11に示す。実験条件は異なるが、市販のBiotin−Affibodyを使用した実験で確認されるHER2と思われる90kDa付近のバンドが、Z−GS−AP、ZZ−GS−APでも確認された。非特異的なバンドも確認されないことから両者ともにHER2に対して特異的なアフィニティを有していることがわかった。また、Z−GS−APの方がZZ−GS−APよりも検出感度が高いことを示唆する結果が得られ、精製度、比活性も考慮して、以後の実験では標識酵素としてZ−GS−APを選択した。
[Z−QG−dUTPの合成・精製]
まず、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)4mL中にて、100mM N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド(DIC)、100mM N−ヒドロキシスクシンイミド(NHS)、50mM Z−QGを、室温(調製した日は18〜22℃程度)で20時間反応させることによって、NHS化Z−QG(50mM)を調製した。一方、50mM 5−(3−aminoallyl)−dUTP(以下、aminoallyl−dUTPと略記、SIGMA社製)を含む10mM Tris−HCl(pH7.5)溶液(Ambion製)16μLと200mM ホウ酸緩衝液(pH8.8)40μL、滅菌水16μLとを混合し、10mM aminoallyl−dUTP溶液を80μL調製した。この溶液に対して、上記で調製したNHS化Z−QG溶液を80μL添加し、25℃で一晩反応させた。反応終了後、サンプルをMilli−Qで10倍希釈し、HPLC(日本分光製、高速液体クロマトグラフ・ポンプ:TRI ROTAR−V型、バリアブル・ループ・インジェクタ:VL−613型、紫外可視分光検出器:UVIDEC−100−IV型)によって、表9に示す条件で精製を行った。生成物の同定はMALDI TOF−MS(BRUKER DALTONICS製、autoflex III)によって行った。この際、3−ヒドロキシピコリン酸(3−HPA)をマトリックスとして使用した。
DNAを構成する4つのヌクレオチドのうちdTTPに関して、「dTTP+Z−QG−dUTP」濃度を一定(0.4mM)とし、Z−QG−dUTPの濃度比0,10,40,80%と変化させPCRを行うことで、異なる割合でZ−QG基が導入された、(X%Z−QG)n−DNA(X=0,10,40,80)を調製した。FITC修飾primerを使用し、5’端が蛍光標識された310bp(配列番号33)、960bp(配列番号34)の足場DNAをそれぞれ調製した。アガロースゲル電気泳動によりDNAの生成を確認した結果、960bpの(80%Z−QG)n−DNAのみ得られなかった。これは、本来の基質でない修飾ヌクレオチドの割合が高まることで、伸長反応を続けられない配列部位が生じたためと考えられる。
(Z−QG)n−DNAと、Z−GS−AP、MTGはpIが異なり表面電荷に差がある。この性質を利用して、アニオン交換カラムであるHiTrap Q HPを用いて精製を行った。Q−溶出buffer(20mM Tris−HCl(pH7.5)、1M NaCl)を使用し、塩濃度勾配をかけ目的の(Z−GS−AP)n−DNAの溶出を行った。参照実験として、Z−GS−APのみをカラムにかけ、Z−GS−APのピーク位置の確認を行った。実験で得られたクロマトグラムを図13,14に示す。Z−QG導入量の増大に伴いZ−GS−APに由来する保持時間1100秒付近のピークが減少し、新たにピークが現れることが確認された。また、新たなピークはZ−QG導入量の増大に伴いZ−GS−AP側に移動していることから、Z−GS−APのラベル量が増大しDNAの強い負電荷を和らげることで溶出時間が早まったと考えられる。
ここでは、プローブ中の(a)酵素数増加によるシグナル増幅、(b)Z342の多価効果による見かけの親和力増大を狙いとした。そこで、調製した(Z−GS−AP)n−DNAが上述の2つの機能を兼ね備えたプローブとなっているかを、HER2−Fc Chimeraタンパク質を用いたELISAにより評価した。(a)の効果を検討するため、HER2タンパク質100ngを固定化し、DNAモル濃度0.258nMに統一してELISAを行った。また、(b)の効果を検討するため、HER2タンパク質100ng〜0.025ngの希釈系列を固定化し、Z−GS−APモル濃度を1.0nMに統一してELISAを行った。図17の結果より、(a)のシグナル増幅の効果に関して、Z−QG導入量、DNA鎖長の増大に応じてシグナルが増幅する結果を得ることができた。また、図18には310bpの(Z−GS−AP)n−DNAの結果のみ示すが、(b)の多価効果に関しても、低濃度領域でも免疫反応が進行することがわかり、Z−GS−AP単体と比較して検出感度が10倍程度向上した。したがって、両実験の結果より本実施例のプローブの有用性が示される結果となった。
Claims (3)
- 複数のグルタミン(Gln)残基を有する高分子担体に、リシン(Lys)残基を有する複数の融合タンパク質が結合されて構成されており、
前記複数のグルタミン(Gln)残基を有する高分子担体は、下記式(5)のヌクレオシド三リン酸誘導体が複数導入された核酸であり、
前記融合タンパク質は、HER2タンパク質に結合可能なプロテインA変異体と標識酵素とが融合されたものであり、リシン(Lys)残基を含むタグを有することを特徴とするHER2タンパク質検出プローブ。
(式(5)中、XおよびYは、それぞれ独立して、エテニレン基、−(C2H4O)n−または−(C3H6O)n−(ここで、n=2,4,8,12,24)基で置換されていてもよい、炭素数1〜48のアルキレン基または炭素数2〜48のアルケニレン基であり、Zは、ジニトロフェニル基またはL−3,4−ジヒドロキシフェニル基で置換されていてもよい、炭素数1〜48のアルキル基、炭素数1〜48のアルコキシ基、炭素数6〜48のアリール基、炭素数6〜48のアリールオキシ基、炭素数7〜48のアリールアルキル基または炭素数7〜48のアリールアルキルオキシ基である。また、Y,Zは独立してLys以外のアミノ酸により少なくとも一方が置換されていてもよい。Bは水素原子またはヒドロキシル基を表す。mは0または1である。) - トランスグルタミナーゼ(TGase)を用いて、複数のグルタミン(Gln)残基を有する高分子担体に、リシン(Lys)残基を有する複数の融合タンパク質を結合し、
前記複数のグルタミン(Gln)残基を有する高分子担体は、下記式(5)のヌクレオシド三リン酸誘導体が複数導入された核酸であり、
前記融合タンパク質は、HER2タンパク質に結合可能なプロテインA変異体と標識酵素とが融合されたものであり、リシン(Lys)残基を含むタグを有することを特徴とするHER2タンパク質検出プローブの製造方法。
(式(5)中、XおよびYは、それぞれ独立して、エテニレン基、−(C2H4O)n−または−(C3H6O)n−(ここで、n=2,4,8,12,24)基で置換されていてもよい、炭素数1〜48のアルキレン基または炭素数2〜48のアルケニレン基であり、Zは、ジニトロフェニル基またはL−3,4−ジヒドロキシフェニル基で置換されていてもよい、炭素数1〜48のアルキル基、炭素数1〜48のアルコキシ基、炭素数6〜48のアリール基、炭素数6〜48のアリールオキシ基、炭素数7〜48のアリールアルキル基または炭素数7〜48のアリールアルキルオキシ基である。また、Y,Zは独立してLys以外のアミノ酸により少なくとも一方が置換されていてもよい。Bは水素原子またはヒドロキシル基を表す。mは0または1である。) - HER2タンパク質の検出方法であって、
請求項1に記載のHER2タンパク質検出プローブと、対象物中に存在するHER2タンパク質とを結合させ、結合している前記HER2タンパク質検出プローブを、前記標識酵素により検出することを特徴とするHER2タンパク質の検出方法。
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