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JP6147202B2 - カーボンブラックで着色した相変化インク配合物、およびその製造方法 - Google Patents
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JP6147202B2 - カーボンブラックで着色した相変化インク配合物、およびその製造方法 - Google Patents

カーボンブラックで着色した相変化インク配合物、およびその製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、一般的に、良好な品質の画像を作成するために使用するための相変化インク配合物、およびこのようなインク配合物を製造する方法に関する。
本明細書には、相変化インク配合物が開示される。さらに具体的には、一実施形態では、本明細書には、インク基剤と、分散剤と、顔料着色剤とを含む相変化インク配合物が開示される。別の実施形態では、本明細書には、インク基剤と、分散剤と、顔料着色剤と、相乗剤とを含む相変化インク配合物が開示される。
本明細書には、相変化インク配合物、およびこのようなインク配合物を製造する方法が開示される。
一実施形態では、インク基剤と、ポリ(ヒドロキシステアリン酸)に由来する分散剤と、カーボンブラック顔料とを含むインク配合物が提供される。
別の実施形態では、インク基剤と、ポリ(ヒドロキシステアリン酸)に由来する分散剤と、相乗剤と、カーボンブラック顔料とを含むインク配合物が提供される。
さらに、インク配合物を製造するための方法も提供される。この方法は、インク基剤を作成することと、ポリ(ヒドロステアリン酸)分散剤およびカーボンブラック顔料を合わせることによって顔料濃縮物を作成することと、インク基剤および顔料濃縮物を合わせることとを含む。
図1は、例示的な実施形態にかかる顔料の粒径成長速度の図である。
(インク基剤)
適切なインク基剤材料の例としては、担体ワックス、例えば、Fischer−Tropschワックスを挙げることができる。エチレンの重合によって調製することができ、ポリエチレンワックスが完全に線形の傾向があるポリエチレンワックスとは、この担体ワックスは異なっており、Fischer−Tropschワックスは、ある程度内部に分岐を有する傾向がある。この分岐のため、Fischer−Tropschワックスは、完全に線形のポリエチレンワックスと比較して、いくらか結晶性が低く、いくらか硬度が低い傾向がある。
本明細書に開示するインク配合物中に含まれるFischer−Tropschワックスは、平均ピーク分子量が、高温ゲル透過クロマトグラフィーによってダルトン(Da)単位で測定すると、一実施形態では、少なくとも約300、別の実施形態では、少なくとも約375、さらに別の実施形態では、少なくとも約400、さらなる実施形態では、約800以下、なおさらなる実施形態では、約750以下、さらになおさらなる実施形態では、約700以下であってもよいが、平均ピーク分子量は、これらの範囲からはずれていてもよい。
Fischer−Tropschワックスは、多分散性(重量平均分子量を数平均分子量で割ることによって決定される)が、一実施形態では少なくとも約1.001、別の実施形態では、少なくとも約1.005、さらに別の実施形態では、少なくとも約1.010、さらなる実施形態では、約3以下、さらなる実施形態では、約2.5以下、さらになおさらなる実施形態では、約2以下であってもよいが、多分散性は、これらの範囲からはずれていてもよい。
Fischer−Tropschワックスは、ピーク融点(示差走査熱量測定(DSC)によって測定する場合)が、一実施形態では、少なくとも約50℃、別の実施形態では、少なくとも約55℃、さらに別の実施形態では、少なくとも約60℃、一実施形態では、約105℃以下、別の実施形態では、約100℃以下、さらに別の実施形態では、約95以下であってもよいが、ピーク融点は、これらの範囲からはずれていてもよい。
Fischer−Tropschワックスは、融解開始温度(示差走査熱量測定(DSC)によって測定する場合)が、一実施形態では、少なくとも約40℃、別の実施形態では、少なくとも約45℃、さらに別の実施形態では、少なくとも約50℃、一実施形態では、約105℃以下、別の実施形態では、約100℃以下、さらに別の実施形態では、約95℃以下であってもよいが、融解開始温度は、これらの範囲からはずれていてもよい。
Fischer−Tropschワックスは、ASTM D3418−03で定義される融解終了温度と融解開始温度の差として定義される融解範囲が、一実施形態では、少なくとも約5℃、別の実施形態では、少なくとも約8℃、さらに別の実施形態では、少なくとも約10℃、一実施形態では、約40℃以下、別の実施形態では、約30℃以下、さらに別の実施形態では、約25℃以下であってもよいが、融解範囲は、これらの範囲からはずれていてもよい。
Fischer−Tropschワックスは、凍結点(示差走査熱量測定(DSC)によって測定する場合)が、一実施形態では、少なくとも約40℃、別の実施形態では、少なくとも約50℃、さらに別の実施形態では、少なくとも約55℃、一実施形態では、約90℃以下、別の実施形態では、約88℃以下、さらに別の実施形態では、約85℃以下であってもよいが、凍結点は、これらの範囲からはずれていてもよい。
Fischer−Tropschワックスは、約110℃での粘度が、一実施形態では、少なくとも約2センチポイズ、別の実施形態では、少なくとも約3センチポイズ、さらに別の実施形態では、少なくとも約4センチポイズ、一実施形態では、約11センチポイズ以下、別の実施形態では、約10センチポイズ以下、さらに別の実施形態では、約9センチポイズ以下であってもよいが、粘度は、これらの範囲からはずれていてもよい。
ある特定の実施形態では、本明細書に開示される相変化インクは、さらにポリエチレンワックスを含んでいてもよい。このポリエチレンワックスは、平均ピーク分子量が、高温ゲル透過クロマトグラフィーによってダルトン(Da)単位で測定すると、一実施形態では、少なくとも約350、別の実施形態では、少なくとも約400、さらに別の実施形態では、少なくとも約470、一実施形態では、約730以下、別の実施形態では、約700以下、さらに別の実施形態では、約600以下であってもよいが、平均ピーク分子量は、これらの範囲からはずれていてもよい。
ポリエチレンワックスは、多分散性(重量平均分子量を数平均分子量で割ることによって決定される)が、一実施形態では、少なくとも約1.0001、一実施形態では、約1.5以下、別の実施形態では、約1.4以下、さらに別の実施形態では、約1.3以下、さらに別の実施形態では、約1.2以下、別の実施形態では、約1.1以下、さらに別の実施形態では、約1.05以下であってもよいが、多分散性は、これらの範囲からはずれていてもよい。
ポリエチレンワックスは、ピーク融点(示差走査熱量測定(DSC)によって測定する場合)が、一実施形態では、少なくとも約50℃、別の実施形態では、少なくとも約60℃、さらに別の実施形態では、少なくとも約70℃、一実施形態では、約130℃以下、別の実施形態では、約125℃以下、さらに別の実施形態では、約120℃以下であってもよいが、ピーク融点は、これらの範囲からはずれていてもよい。
ポリエチレンワックスは、融解開始温度(示差走査熱量測定(DSC)によって測定する場合)が、一実施形態では、少なくとも約50℃、別の実施形態では、少なくとも約52℃、さらに別の実施形態では、少なくとも約55℃、一実施形態では、約71℃以下、別の実施形態では、約70℃以下、さらに別の実施形態では、約69℃以下であってもよいが、融解開始温度は、これらの範囲からはずれていてもよい。
ポリエチレンワックスは、ASTM D3418−03で定義される融解終了温度と融解開始温度の差として定義される融解範囲が、一実施形態では、少なくとも約5℃、別の実施形態では、少なくとも約8℃、さらに別の実施形態では、少なくとも約10℃、一実施形態では、約40℃以下、別の実施形態では、約35℃以下、さらに別の実施形態では、約30℃以下であってもよいが、融解範囲は、これらの範囲からはずれていてもよい。
ポリエチレンワックスは、凍結点(示差走査熱量測定(DSC)によって測定する場合)が、一実施形態では、少なくとも約40℃、別の実施形態では、少なくとも約50℃、さらに別の実施形態では、少なくとも約55℃、一実施形態では、約80℃以下、別の実施形態では、約75℃以下、さらに別の実施形態では、約70℃以下であってもよいが、凍結点は、これらの範囲からはずれていてもよい。
ポリエチレンワックスは、約110℃での粘度が、一実施形態では、少なくとも約3センチポイズ、別の実施形態では、少なくとも約4センチポイズ、さらに別の実施形態では、少なくとも約4.5センチポイズ、一実施形態では、約10センチポイズ以下、別の実施形態では、約9センチポイズ以下、さらに別の実施形態では、約8センチポイズ以下であってもよいが、粘度は、これらの範囲からはずれていてもよい。
インク基剤は、さらに、樹脂と他のワックスとを含んでいてもよい。
インクは、さらに、パラフィンワックスと、微結晶性ワックスとを含んでいてもよい。
インク基剤は、さらに、トリアミド樹脂を含んでいてもよい。
インク基剤は、さらに、ウレタン樹脂を含んでいてもよい。
種々の調整剤を相変化インク組成物に加えてもよい。望ましい調整剤としては、上述のFischer−Tropschワックスのような担体ワックスと相溶性であってもよいアモルファス樹脂が挙げられる。
他の適切な調整剤は、ウレタン樹脂であってもよい。存在する場合、これらの調整剤または樹脂は、インク中に、一実施形態では、インク担体の少なくとも約2重量%、別の実施形態では、インク担体の少なくとも約3重量%、さらに別の実施形態では、インク担体の少なくとも約5重量%、一実施形態では、インク担体の約80重量%以下、別の実施形態では、インク担体の約70重量%以下、さらに別の実施形態では、インク担体の約60重量%以下の量で存在していてもよいが、この量は、これらの範囲からはずれていてもよい。
適切な相変化インク担体材料のさらなる例は、モノアミド、テトラ−アミド、これらの混合物などであってもよい。ある特定の実施形態では、モノアミドは、インク担体中に、一実施形態では、担体の少なくとも約0.01重量%、別の実施形態では、担体の少なくとも2重量%、さらに別の実施形態では、担体の少なくとも約5重量%、一実施形態では、担体の約90重量%以下、別の実施形態では、担体の約80重量%以下、さらに別の実施形態では、担体の約70重量%以下の量で存在していてもよいが、この量は、これらの範囲からはずれていてもよい。
インク基剤は、さらに、場合により酸化防止剤を含んでいてもよい。存在する場合、任意要素の酸化防止剤は、インク中に任意の望ましい量または有効な量で存在していてもよく、一実施形態では、インク担体の少なくとも約0.01重量%、別の実施形態では、インク担体の少なくとも約0.1重量%、さらに別の実施形態では、インク担体の少なくとも約1重量%、一実施形態では、インク担体の約20重量%以下、別の実施形態では、インク担体の約5重量%以下、さらに別の実施形態では、インク担体の約3重量%以下の量で存在していてもよいが、この量は、これらの範囲からはずれていてもよい。
インク基剤は、調製したインク配合物中に、一実施形態では、インク配合物の少なくとも約50重量%、別の実施形態では、インク配合物の少なくとも約60重量%、さらに別の実施形態では、インク配合物の少なくとも約70重量%、一実施形態では、インク配合物の約99重量%以下、別の実施形態では、インク配合物の約98重量%以下、さらに別の実施形態では、インク配合物の約95重量%以下の量で存在していてもよいが、この量は、これらの範囲からはずれていてもよい。
インク基剤は、融点が、約120℃未満、別の実施形態では、約110℃未満であってもよいが、インク担体の融点は、これらの範囲からはずれていてもよい。
(分散剤)
インク配合物中に顔料を分散させ、安定化する目的で、分散剤または分散剤混合物を任意の望ましい量または有効な量でインク基剤に加えてもよい。
分散剤は、一実施形態では、顔料粒子の少なくとも約30重量%、別の実施形態では、顔料粒子の少なくとも約80重量%、さらに別の実施形態では、顔料粒子の約400重量%以下であるが、この量は、これらの範囲からはずれていてもよい。
分散剤としては、Chevron Oronite Company LLC(ヒューストン、テキサス)から市販されるChevron Oronite OLOA 11000、OLOA 11001、OLOA 11002、OLOA 11005、OLOA 371、OLOA 375、OLOA 411、OLOA 4500、OLOA 4600、OLOA 8800、OLOA 8900、OLOA 9000、OLOA 9200など、およびこれらの混合物を挙げることができる。
適切な分散剤の具体例は、The Lubrizol Corporation(ウィックリフ、オハイオ)から入手可能なSolsperse(登録商標)分散剤であり、Solsperse(登録商標)J500、Solsperse(登録商標)17000、Solsperse(登録商標)9000、Solsperse(登録商標)13240、およびこれらの混合物を挙げることができる。
適切な分散剤の具体例は、式Iの12−ヒドロキシステアリン酸に由来するポリ(ヒドロキシステアリン酸)であり、
Figure 0006147202

式中、mは、1〜5の整数である。
さらに、適切な分散剤の具体例は、ポリ(ヒドロキシステアリン酸)と、官能基である一般式IIのRを含有する1当量のアミンに由来していてもよく、
Figure 0006147202

式中、Rは、
Figure 0006147202
Figure 0006147202
であり、Yは、RSO−、CFSO−、Cl−、Br−、I−、またはRCO−であり、
は、独立して、H、−CH、−C、−C、−C、−C11、−C13、−C15、−C17、−C19、−C1121、−C1223、−C1325、−C1427、−C1529、−C1631、−C1733または−C1837であり;
mは、1〜5の整数であり;nは、1〜5の整数である。
分散剤の具体例は、2当量のポリ(ヒドロキシステアリン酸)と、式IIIの二官能基Rとから誘導されたものであってもよく、
Figure 0006147202

式中、Rは、
Figure 0006147202
Figure 0006147202
Figure 0006147202
Figure 0006147202
であり、
Yは、RSO−、CFSO−、Cl−、Br−、I−、またはRCO−であり、
は、−CHまたは−CH(R)であり;
は、独立して、H、−CH、−C、−C、−C、−C11、−C13、−C15、−C17、−C19、−C1121、−C1223、−C1325、−C1427、−C1529、−C1631、−C1733または−C1837であり;
nは、1〜5の整数であり;mは、1〜5の整数である。
(相乗剤)
顔料粒子を安定化する目的で、相乗剤または相乗剤混合物を任意の望ましい量または有効な量でインク基剤に加えてもよい。
一般的に、液体系媒体中の顔料粒子は、適切な安定化機構を使用しない限り、凝結する傾向がある場合がある。非水系では、このことは、インク媒体に完全に、または部分的に可溶性であってもよい分子を顔料粒子表面に吸着させ、顔料粒子が互いに近づきすぎて、粒子同士が相互作用し、凝結するのを防ぐか、少なくとも妨害することによって達成することができる。インク分散物の良好な熱安定性を達成するために、分散剤は、顔料表面に強く会合しなければならず、その結果、高温で熟成したときに、顔料表面から脱離してはいけない。適切な相乗剤の添加は、顔料/分散剤相互作用を強化するのに役立つだろう。
相乗剤は、顔料粒子表面に固定されるか、または吸着することができる官能基を含んでいてもよい。官能基は、極性基であってもよい。相乗剤は、インク媒剤のかなりの部分に不溶性であってもよいが、インク媒剤の一部に可溶性であってもよい。
相乗剤を顔料粒子に会合させるのに適切な官能基の例としては、アミン、アミド、エステル、スルホネート、カルボン酸、ヒドロキシル基、無水物、ウレタン、尿素、および四級アンモニウム塩のような塩基、これらの組み合わせなどのような官能基が挙げられる。
本明細書で使用するのに適した相乗剤の例としては、限定されないが、例えば、望ましくは青色、緑色または黒色の顔料とともに用いられるLubrizol製のSOLSPERSE(登録商標)5000(銅フタロシアニン誘導体)、例えば、望ましくは青色、緑色または黒色の顔料とともに用いられるLubrizol製のSOLSPERSE(登録商標)12000、例えば、黄色、橙色または赤色の顔料とともに用いられるLubrizol製のSOLSPERSE(登録商標)22000、望ましくは青色または黒色の顔料のために用いられるBASF製のEFKA MI 6745、望ましくは黄色、橙色または赤色の顔料のために用いられるBASF製のEFKA MI 6750が挙げられる。
特定の実施形態では、相乗剤は、顔料粒子の少なくとも約10重量%であり、別の実施形態では、顔料粒子の少なくとも約22重量%であり、さらに別の実施形態では、顔料粒子の約30重量%以下であるが、この量は、これらの範囲からはずれていてもよい。
(顔料粒子)
顔料粒子をインク基剤に加えてもよく、顔料粒子は、任意の望ましいか、または有効なカーボンブラックであってもよく、但し、顔料粒子をインク基剤に分散させることができ、望ましくは、顔料粒子は、その表面に酸素を含有する官能基を含むか、または、酸素を含有する酸基のような官能基は、硝酸またはオゾンのような材料を用いて酸化することによって顔料粒子表面に配置することができる場合に限る。
ある特定の実施形態では、顔料粒子は、体積平均一次粒径が、一実施形態では、ASTM 3849にしたがって電子顕微鏡で測定した場合に約0.01ミクロン以上、一実施形態では、ASTM 3849にしたがって電子顕微鏡で測定した場合に約0.1ミクロン以下、別の実施形態では、約0.08ミクロン以下であってもよいが、一次粒径は、これらの範囲からはずれていてもよい。平均一次粒径とは、インク中に存在するカーボンブラックの一次粒子の粒径を意味し、これらの一次粒子は、インク中に存在すると、2個以上の粒子の凝集物を形成する。ある特定の実施形態では、一次粒子は、ASTM法D2414によって決定する場合、吸着値が、少なくとも約45cc/フタル酸ジブチル油100g、別の実施形態では、少なくとも約50cc/100gであってもよい凝集物を形成し、一実施形態では、一次粒子は、約200cc/100g以下、別の実施形態では、約110cc/100gであってもよい凝集物を形成する。ある特定の実施形態では、インク中の顔料凝集物は、平均粒径は、動的光散乱(ASTM E2490−09)によって測定した場合、強度によって300ナノメートル未満、別の実施形態では、200ナノメートル未満、別の実施形態では、100ナノメートル未満であってもよい。表面に酸素を含有する官能基を含むカーボンブラックは、望ましい色または色相を得るために、相変化インク中に任意の望ましい量または有効な量で存在していてもよく、一実施形態では、インクの少なくとも約0.1重量%、別の実施形態では、インクの少なくとも約0.2重量%、さらに別の実施形態では、インクの少なくとも約0.5重量%、一実施形態では、インクの約35重量%以下、別の実施形態では、インクの約5重量%以下、さらに別の実施形態では、インクの約2.5重量%以下であってもよいが、この量は、これらの範囲からはずれていてもよい。
インク相変化配合物は、一実施形態では、ピーク融点が、約50℃以上、別の実施形態では、約55℃以上、さらに別の実施形態では、約60℃以上であってもよく、融点が、一実施形態では、約105℃以下、別の実施形態では、約100℃以下、さらに別の実施形態では、約95℃以下であってもよいが、ピーク融点は、これらの範囲からはずれていてもよい。
インク相変化配合物は、一般的に、吐出温度(一実施形態では、約75℃以上、別の実施形態では、約85℃以上、さらに別の実施形態では、約95℃以上、一実施形態では、約150℃以下、別の実施形態では、約120℃以下であるが、吐出温度は、これらの範囲からはずれていてもよい)での溶融粘度が、一実施形態では、約30センチポイズ以下、別の実施形態では、約20センチポイズ以下、さらに別の実施形態では、約15センチポイズ以下、一実施形態では、約2センチポイズ以上、別の実施形態では、約5センチポイズ以上、さらに別の実施形態では、約7センチポイズ以上であってもよいが、溶融粘度は、これらの範囲からはずれていてもよい。別の具体的な実施形態では、インクは、約110℃、115℃、および/または120℃の温度での粘度が約7〜約15センチポイズであってもよい。
インク配合物は、任意の望ましい方法または適切な方法によって調製することができる。一実施形態では、インク配合物は、以下のように調製することができる。
工程1。カーボンブラック顔料濃縮物は、分散剤とステアリルステアリル酸アミド(PMC Biogenix,Inc.(メンフィス、テネシー)から入手可能なKEMAMIDE(登録商標)S−180)の溶融混合物中でカーボンブラック顔料のスラリーを作成することによって調製することができる。この溶融したスラリーを、温度制御されたジャケットを取り付けたUnion Process 1−Sアトライタ(Union Process Corp.(アクロン、オハイオ)から入手可能)に入れ、8インチのアームで調整し、1/8インチの球状粉砕媒体を入れた。ボウルを115℃まで加熱し、速度を設定して250RPMで24時間動かし、この後に、顔料スラリーを底部の弁から取り出し、顔料濃縮物を提供する。
代替的な工程1:分散剤、相乗剤(Solsperse(登録商標)5000、Lubrizol Corp.(ウィクリフ、オハイオ)から入手可能)およびステアリルステアリル酸アミド(PMC Biogenix,Inc.(メンフィス、テネシー)から入手可能なKEMAMIDE(登録商標)S−180)の溶融混合物中でカーボンブラック顔料のスラリーを作成することによって、カーボンブラック顔料濃縮物を調製することができる。この溶融したスラリーを、温度制御されたジャケットを取り付けたUnion Process 1−Sアトライタ(Union Process Corp.(アクロン、オハイオ)から入手可能)に入れ、8インチのアームで調整し、1/8インチの球状粉砕媒体を入れた。ボウルを115℃まで加熱し、速度を設定して250RPMで24時間動かし、この後に、顔料スラリーを底部の弁から取り出し、顔料濃縮物を提供する。
工程2。ステンレスビーカー中で、蒸留したポリメチレンワックス、トリアミド樹脂、水素化アビエチン(ロジン)酸のグリセロールエステル(KE−100(登録商標)、Arakawa Chemical Industries,Ltd.から入手可能)、米国特許第6,309,453号の実施例4に記載するようなウレタン樹脂、ステアリルステアリル酸アミド(PMC Biogenix,Inc.(メンフィス、テネシー)から入手可能なKEMAMIDE(登録商標)S−180)および酸化防止剤(NAUGARD(登録商標)N445、Uniroyal Chemical Company(ミドルブリー、コネチカット)から得られる)を適切な比率で入れて溶融混合し、約115℃で1時間攪拌することによって、インク基剤を調製することができる。
工程3。適切な量の工程1のカーボンブラック顔料濃縮物を上の工程2に記載するインク基剤に加え、約115℃で加熱することによって、インクを調製することができる。得られた混合物を約30分攪拌した後、加熱したMott装置(Mott Metallurgicalから得た)によって、約115℃、圧力約15ポンド/平方インチでWhatman #3濾紙を用いて濾過してもよい。得られたインクをスティックに注ぎ、固化させることができる。
代替的な工程3。適切な量の代替的な工程1のカーボンブラック顔料濃縮物を上の工程に記載するインク基剤に加え、約115℃で加熱することによって、カーボンブラック顔料および相乗剤を含むインクを調製することができる。得られた混合物を約30分攪拌した後、加熱したMott装置(available from Mott Metallurgical)によって、約115℃、圧力約15ポンド/平方インチでWhatman #3濾紙を用いて濾過してもよい。カーボンブラック顔料および相乗剤を含む得られたインクをスティックに注ぎ、固化させることができる。
インク配合物は、一実施形態では、インクの約0.1〜約10重量%の範囲のカーボンブラック顔料と、インクの約0.03重量%〜約40重量%の範囲の分散剤とで構成されていてもよく、配合物の残りは、インク基剤で構成されている。別の実施形態では、インク配合物は、インクの約0.2〜約5重量%の範囲のカーボンブラック顔料と、インクの約0.06重量%〜約20重量%の範囲の分散剤とで構成されていてもよく、配合物の残りは、インク基剤で構成されている。さらに別の実施形態では、インク配合物は、インクの約0.5〜約3重量%の範囲のカーボンブラック顔料と、インクの約0.15重量%〜約12重量%の範囲の分散剤とで構成されていてもよく、配合物の残りは、インク基剤で構成されている。
別の実施形態では、インク配合物は、相乗剤を含んでいてもよい。インク配合物は、一実施形態では、インクの約0.1〜約10重量%の範囲のカーボンブラック顔料と、インクの約0.03重量%〜約40重量%の範囲の分散剤と、インクの約0.01〜約3重量%の範囲の相乗剤とで構成されていてもよく、配合物の残りは、インク基剤で構成されている。別の実施形態では、インク配合物は、インクの約0.2〜約5重量%の範囲のカーボンブラックと、インクの約0.06重量%〜約20重量%の範囲の分散剤と、インクの約0.02〜約1.5重量%の範囲の相乗剤とで構成されていてもよく、配合物の残りは、インク基剤で構成されている。さらに別の実施形態では、インク配合物は、インクの約0.5〜約3重量%の範囲のカーボンブラックと、インクの約0.15重量%〜約12重量%の範囲の分散剤と、インクの約0.05〜約0.9重量%の範囲の相乗剤とで構成されていてもよく、配合物の残りは、インク基剤で構成されている。
顔料濃縮物を作成するプロセスを容易にするため、顔料粒子と分散剤との相互作用を高めるため、また、それによって、粒子の安定性を高めるために相乗剤を加えてもよい。
直接印刷するインクジェットプロセスおよび間接的な(オフセット)印刷インクジェット用途での装置でインク配合物を使用することができる。本明細書に開示する別の実施形態は、本明細書に開示するようなインクをインクジェット印刷装置に組み込むことと、インクを溶融することと、溶融したインクの液滴を、記録基材の上に画像の模様になるように吐出することとを含んでいてもよいプロセスに関する。本明細書に開示するさらに別の実施形態は、本明細書に開示するようなインクをインクジェット印刷装置に組み込むことと、インクを溶融することと、溶融したインクの液滴を、中間転写体の上に画像の模様になるように吐出することと、画像の模様になったインクを中間転写体から最終的な記録基材に転写することとを含んでいてもよいプロセスに関していてもよい。具体的な実施形態では、中間転写体を、最終的な記録シートの温度より高く、印刷装置中の溶融インクより低い温度まで加熱してもよい。別の具体的な実施形態では、中間転写体と最終的な記録シートを両方とも加熱してもよく、この実施形態では、中間転写体と最終的な記録シートを両方とも、印刷装置中の溶融インクの温度より低い温度まで加熱してもよく、この実施形態では、中間転写体と最終的な記録シートの相対的な温度は、(1)中間転写体を、最終的な記録基材よりも高く、印刷装置中の溶融インクの温度より低い温度まで加熱してもよく、(2)最終的な記録基材を、中間転写体の温度より高く、印刷装置中の溶融インクの温度より低い温度まで加熱してもよく、または、(3)中間転写体および最終的な記録シートをほぼ同じ温度まで加熱してもよい。ある特定の実施形態では、この印刷装置を、圧電振動要素の振幅によってインクの液滴を画像の模様になるように吐出することができる圧電印刷プロセスに使用する。本明細書に開示するインクを、例えば、ホットメルト音響インクジェット印刷、ホットメルトサーマルインクジェット印刷、連続流または偏向によるホットメルトインクジェット印刷などの他のホットメルト印刷プロセスで使用することもできる。本明細書に開示する相変化インクを、ホットメルトインクジェット印刷プロセス以外の印刷プロセスでも使用することができる。
任意の適切な基材または記録シートを使用することができる。
具体的な実施形態をここで詳細に記載することができる。これらの実施例は、実例であることを意図しており、本発明は、これらの実施形態に記載する材料、条件または処理パラメーターに限定されない。あらゆる部およびパーセントは、他の意味であると示されていない限り、重量基準である。
(実施例1)
約120℃に加熱した1リットルのステンレスビーカー中で、532グラムの米国特許第7,311,768号の実施例1に記載する蒸留したポリメチレンワックス(例えば、SASOLWAX(登録商標)C80、Sasol Wax Americas,Inc.(シェルトン、コネチカット)から得た)、74.6グラムのステアリルステアリル酸アミド(KEMAMIDE(登録商標)S−180、PMC Biogenix,Inc.(メンフィス、テネシー)から得た)、94.0グラムの米国特許第6,860,930号の実施例IIに記載するように調製したトリアミド樹脂、93.6グラムの水素化ロジン酸グリセロールエステル(KE−100、Arakawa Chemical (USA),Inc.(シカゴ、イリノイ)から得た)、4.50グラムの米国特許第6,309,453号の実施例4に記載するように調製した、3当量のステアリルイソシアネートおよびグリセロール系アルコールの付加物であったウレタン樹脂、1.28グラムの酸化防止剤(NAUGARD(登録商標)N445、Uniroyal Chemical Co.(ミドルブリー、コネチカット)から得られる)を溶融した。得られた混合物を約120℃に温度制御したマントル中、0.5時間攪拌することによってブレンドした。この媒剤に、以下の実施例のインク濃縮物を加えた。さらに約2時間攪拌した後、このようにして作成したインクを、加熱したMOTT(登録商標)装置(Mott Metallurgicalから得た)によって、圧力約15ポンド/平方インチでWhatman #3濾紙を用いて濾過した。濾過してこのように作成した相変化インクを型に注ぎ、固化させてインクスティックを作成した。
(実施例2)
温度制御されたジャケット、8インチのアームを取り付け、1/8インチの球状粉砕媒体を入れたUnion Process 1−Sアトライタ((Union Process Corp.(アクロン、オハイオ)から入手可能)に、400グラムのカーボンブラック顔料(Mogul L、Cabot Corporation(ボストン、MA)から市販)、88グラムの相乗剤(Solsperse(登録商標)5000、Lubrizol Corporation(ウィクリフ、オハイオ)から市販)、320グラムの分散剤(Solsperse(登録商標)J500、Lubrizol Corporation(ウィクリフ、オハイオ)から市販)、1.20kgのステアリルステアリル酸アミド(KEMAMIDE(登録商標)S−180、PMC Biogenix,Inc.(メンフィス、テネシー)から得た)で構成されるスラリーを入れた。ボウルを115℃まで加熱し、速度を設定して250RPMで24時間動かし、この後に、粉砕したスラリーを底部の弁から取り出し、顔料濃縮物を得た。
(実施例3)
ステンレスビーカーに、800グラムの上の実施例1に記載するように調製した溶融インク基剤を入れた。この混合物を約115℃のマントル中で加熱し、オーバーヘッドスターラーで攪拌した。これに、119.5の上の実施例2で記載するように調製した顔料濃縮物を加えた。約115℃で約0.5時間攪拌した後、このようにして作成したインクを、加熱したMOTT(登録商標)装置(Mott Metallurgicalから得た)によって、圧力約15ポンド/平方インチでWhatman #3濾紙を用いて濾過した。濾過してこのように作成した相変化インクを型に注ぎ、固化させてインクスティックを作成した。
(実施例4)
実施例2に記載する顔料濃縮物を作成する方法にしたがって、400グラムのMogul L、88グラムのSolsperse(登録商標)5000、1.2kgのステアリルステアリル酸アミド、320グラムのLubrizol Corporation(ウィクリフ、オハイオ)から市販されているSolsperse(登録商標)17000分散剤を用いて、顔料濃縮物を調製した。
(実施例5)
実施例2に記載する顔料濃縮物を作成する方法にしたがって、400グラムのMogul L、88グラムのSolsperse(登録商標)5000、1.2kgのステアリルステアリル酸アミド、320グラムのLubrizol Corporation(ウィクリフ、オハイオ)から市販されているSolsperse(登録商標)9000分散剤を用いて、顔料濃縮物を調製した。
(実施例6)
実施例2に記載する方法にしたがって、400グラムのMogul L、88グラムのSolsperse(登録商標)5000、1.2kgのステアリルステアリル酸アミド、320グラムのLubrizol Corporation(ウィクリフ、オハイオ)から市販されているSolsperse(登録商標)13240分散剤を用いることによって、顔料濃縮物を調製した。
(実施例7)
実施例3に記載する方法にしたがって、実施例4の顔料濃縮物を分散剤としてSolsperse(登録商標)17000に組み込むことによってインクを調製した。
(実施例8)
実施例3に記載する方法にしたがって、実施例5の顔料濃縮物を分散剤としてSolsperse(登録商標)9000に組み込むことによってインクを調製した。
(実施例9)
実施例3に記載する方法にしたがって、実施例6の顔料濃縮物を分散剤としてSolsperse(登録商標)13240に組み込むことによってインクを調製した。
インクの種々の特徴を測定した。Rheometrics DSR−2000円錐−平板レオメーターを用い、110℃で粘度を測定した。Rheometrics Solid Analyzer(RSA II)を用いたDynamic Mechanic Analysisによってガラス転移温度を測定した。DUPONT 2100熱量計を用いた示差走査熱量測定(DSC)によって、ピーク融点の融解開始温度およびピーク凍結点を測定した。これらのインクの融点は約80℃であり、凍結点は、80℃より低くてもよく、これらのインクの粘度は、ほとんどが110℃で約10.6であり、このことは、約105〜約115℃の温度で吐出するのに適していることを示していた。
粒径の成長安定性を評価する1つの方法は、インクの溶融サンプルを、目的とする使用温度の近傍の一定温度に数日間または数週間維持し、適切な時間間隔で動的光散乱による粒径分布を測定することによって行うことができる(ASTM E2490−09)。このような装置の1つは、Malvern Instruments Ltd(ウスターシャー、英国)から得られるMalvern Nanosizer(登録商標)HTであってもよい。典型的には、D(i、0.50)またはZ平均粒径のような粒径分布の1つのパラメーターにしたがって、時間経過にともなって安定性を評価するのに十分であろう。
粒径の成長安定性は、特定の温度で時間経過にともなう粒径分布のいくつかのパラメーターのいずれかを一定にした測定値であってもよい。一定の使用温度に保持した後、Z平均、D(0.50)、D(0.95)のような典型的なパラメーターを時間経過にともなって測定し、プロットすることができる。図1は、時間経過にともなう顔料の粒径成長速度の図であり、実施例3、7、8および9のインクについて、Z平均が時間経過にともなって変化しないことを示す。
印刷ヘッドの安定性試験は、目的とする使用環境および目的とする使用温度での凝集または集塊および/または重力による沈降に起因した粒径安定性の評価であってもよい。上の実施例のように調製したインクを、Xerox Corporation(スタンフォード、CT)から市販されているXerox Phaser 8860カラープリンターに入れた。このインクを印刷することなく、使用温度近傍で数日間、溶融し、静止した状態に維持した。典型的には、約10日後、一連の塗りつぶし試験の印刷物を作成し、光学密度の均一性を評価した。
均一な光学密度は、連続した操作温度での静止期間の後に吐出した印刷ヘッド安定性の測定値であってもよい。重力による沈降、分散剤の分解、または粒径分布の全体的な不安定化を含むいくつかのあり得る欠陥態様から,光学密度の均一性が悪化する。良好な印刷ヘッド安定性を示すインクは、均一な光学密度を示すことができ、一方、性能が悪いインクは、かなり不均一な光学密度を示すだろう。
熱安定性は、溶融インクを高温に種々の期間維持することによって評価することができる。いくつかの機構のいずれかによる分解は、熱不安定性の証拠である。例えば、Rheometrics DSR−2000円錐−平板レオメーターで測定した、時間経過にともなう粘度の変化は、分散剤の熱分解、粒径の成長、または粒子の集塊の指標であろう。溶融したインクの導電性が時間変化にともなって変化することは、その系の1つ以上の構成要素の熱不安定性の証拠をあらわす。分散剤の熱分解によって、不愉快な臭気を生じる気体発生が起こることがある。これらの測定値のいずれかを単独で、または一緒に定性的または定量的に使用し、本開示のインクの相対的な熱安定性を評価することができる。
熱安定性は、意図する使用温度近傍の温度の関数として、分散剤が粒径の分解を受ける傾向の測定値であってもよい。熱に安定なインクの粒径分布は、意図する使用温度近傍の温度で影響を受けにくいだろう。熱にそれほど安定ではないインクは、粒径分布、粘度またはその系の機能に関連する他の属性の相対的な増加を示すだろう。
酸素透過性の管での酸化安定性は、印刷システムでの使用に適合する具体的な測定値であってもよい。典型的には、酸素透過性の管に溶融インクを充填し、115℃のオーブンで懸濁させた。所定の時間後、典型的には、数日後、インクを管から取り出し、顔料の集塊またはインク媒体の分解の証拠を観察した。
インクジェット印刷技術は、本質的に、印刷ヘッドが制御された様式で液滴を吐出する能力に関する。典型的には、溶融したインクは、加圧パルスが加えられて液滴が吐出されるまでは、印刷ヘッドの開口部で静置されていてもよい。次いで、流体の表面張力によって、流体を開口部に再び構築することができる。しかし、この能力は、顔料または分散剤が前面を濡らし、前面がわずかに濡れている状態から、前面にインクがたまるか、または残る状態まで、また、メニスカスを再び構築する能力がひどく失われると、悪化するだろう。したがって、前面がインクで濡れる傾向を定性的に評価することは、有用なインク配合物の選択に重要な性能範囲であろう。
表1は、上の実施例で記載したように調製したインクの相対的な性能を定性的に示す。異なる性能範囲を評価するための試験方法を、加熱したオーブン中、印刷システムのファクシミリ、またはXerox Corporationから市販されるような実際の印刷システム中で行ってもよい。インク配合物は、インクのほぼ吐出温度までの温度で溶融したとき、および凍結解凍サイクルにさらされたときに、実質的な凝集およびカーボンブラック着色剤の沈降に耐性があるだろう。
Figure 0006147202

Claims (17)

  1. (a)インク基剤と、(b)ポリ(ヒドロキシステアリン酸)に由来する分散剤と、(c)カーボンブラック顔料とを含み、
    前記分散剤が、以下の一般式IIIの分散剤
    Figure 0006147202
    であり、式中、Rは、
    Figure 0006147202
    Figure 0006147202
    Figure 0006147202
    Figure 0006147202
    であり、
    Yは、R SO −、CF SO −、Cl−、Br−、I−、またはR CO −であり、
    は、−CH または−CH(R )であり;
    は、独立して、H、−CH 、−C 、−C 、−C 、−C 11 、−C 13 、−C 15 、−C 17 、−C 19 、−C 11 21 、−C 12 23 、−C 13 25 、−C 14 27 、−C 15 29 、−C 16 31 、−C 17 33 または−C 18 37 であり;
    nは、1〜5の整数であり;mは、1〜5の整数である、インク配合物。
  2. 前記インク基剤が、前記インク配合物の少なくとも50重量%の量で存在し、融点が120℃未満である、請求項1に記載のインク配合物
  3. 前記カーボンブラック顔料が、前記インク配合物の0.1〜10重量%の範囲であり、前記分散剤が、前記インク配合物の0.03〜40重量%の範囲である、請求項1〜2のいずれか1項に記載のインク配合物
  4. 前記カーボンブラック顔料が、前記インク配合物の0.2〜5重量%の範囲であり、前記分散剤が、前記インク配合物の0.06〜20重量%の範囲である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインク配合物
  5. 相乗剤をさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインク配合物
  6. 前記カーボンブラック顔料が、前記インク配合物の0.1〜10重量%の範囲であり、前記分散剤が、前記インク配合物の0.03〜40重量%の範囲であり、前記相乗剤が、前記インク配合物の0.01〜3重量%の範囲である、請求項5に記載のインク配合物
  7. 前記カーボンブラック顔料が、前記インク配合物の0.5〜3重量%の範囲であり、前記分散剤が、前記インク配合物の0.15〜12重量%の範囲であり、前記相乗剤が、前記インク配合物の0.05〜0.9重量%の範囲である、請求項5〜6のいずれか1項に記載のインク配合物
  8. (a)インク基剤と、(b)ポリ(ヒドロキシステアリン酸)に由来する分散剤と、(c)相乗剤と、(d)カーボンブラック顔料とを含み、
    前記分散剤が、一般式IIIの分散剤
    Figure 0006147202
    であり、式中、Rは、
    Figure 0006147202
    Figure 0006147202
    Figure 0006147202
    Figure 0006147202
    であり、
    Yは、RSO−、CFSO−、Cl−、Br−、I−、またはRCO−であり、
    は、−CHまたは−CH(R)であり;
    は、独立して、H、−CH、−C、−C、−C、−C11、−C13、−C15、−C17、−C19、−C1121、−C1223、−C1325、−C1427、−C1529、−C1631、−C1733または−C1837であり;
    nは、1〜5の整数であり;mは、1〜5の整数である、インク配合物であって、
    前記インク配合物は、時間経過にともなって一定の粒径分布と、酸素透過性の管中、115℃で20日以上の酸化安定性とを有す、安定なインク配合物
  9. 前記インク基剤が、前記インク配合物の少なくとも50重量%の量で存在し、融点が120℃未満である、請求項8に記載のインク配合物。
  10. 前記カーボンブラック顔料が、前記インク配合物の0.1〜10重量%の範囲であり、前記分散剤が、前記インク配合物の0.03〜40重量%の範囲であり、前記相乗剤が、前記インク配合物の0.01〜3重量%の範囲である、請求項8または9に記載のインク配合物。
  11. 前記カーボンブラック顔料が、前記インク配合物の0.5〜3重量%の範囲であり、前記分散剤が、前記インク配合物の0.15〜12重量%の範囲であり、前記相乗剤が、前記インク配合物の0.05〜0.9重量%の範囲である、請求項8〜10のいずれか1項に記載のインク配合物。
  12. インク基剤を作製することと、
    ポリ(ヒドロキシステアリン酸)に由来する分散剤およびカーボンブラック顔料を合わせることによって顔料濃縮物を作製することと、
    前記インク基剤および前記顔料濃縮物を合わせてインク配合物を作製することと、
    前記インク配合物を、圧力をかけて濾過して、濾過された相変化インク配合物を得ることと、
    を含み、
    前記ポリ(ヒドロキシステアリン酸)が、一般式IIIの分散剤
    Figure 0006147202
    であり、式中、Rは、
    Figure 0006147202
    Figure 0006147202
    Figure 0006147202
    Figure 0006147202
    であり、
    Yは、R SO −、CF SO −、Cl−、Br−、I−、またはR CO −であり、
    は、−CH または−CH(R )であり;
    は、独立して、H、−CH 、−C 、−C 、−C 、−C 11 、−C 13 、−C 15 、−C 17 、−C 19 、−C 11 21 、−C 12 23 、−C 13 25 、−C 14 27 、−C 15 29 、−C 16 31 、−C 17 33 または−C 18 37 であり;
    nは、1〜5の整数であり;mは、1〜5の整数である、インク配合物を製造するための方法。
  13. 前記インク基剤が、前記インク配合物の少なくとも50重量%の量で存在する、請求項12に記載の方法。
  14. 相乗剤を前記顔料濃縮物と合わせることをさらに含む、請求項12または13に記載の方法。
  15. 前記カーボンブラック顔料が、前記インク配合物の0.1〜10重量%の範囲であり、前記分散剤が、前記インク配合物の0.03〜40重量%の範囲であり、前記相乗剤が、前記インク配合物の0.01〜3重量%の範囲である、請求項12〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記インク配合物は、インクの吐出温度までの温度で溶融したとき、および凍結解凍サイクルにさらされたときに、実質的な凝集および前記カーボンブラック顔料の沈降に耐性がある、請求項12〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記インク配合物の溶融粘度は、吐出温度で30センチポイズ以下である、請求項12〜16のいずれか1項に記載の方法。
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