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JP6151031B2 - X線検査装置 - Google Patents
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本発明は、製品が所定間隔で包装されて長手方向に送られてくる連続形態の被検査体にX線を照射し、製品を透過したX線を検出して異物の有無等についての検査を行なうX線検査装置に関する。本発明は、このような連続形態の被検査体において、製品が長手方向に並ぶ所定数ごとに処理単位として取り扱われることになっている場合であっても、個別に各製品の検査を行ない、被検査体の各処理単位において不良品の位置を特定し、後段における不良品の除去等の作業を経済的、効率的に行なえるようにしたX線検査装置の改良に関するものである。
下記特許文献1には、単一包装品又は所定数の袋体がミシン目等で連接された連包袋体を製造する縦型製袋充填包装機の発明が開示されている。この包装機によれば、包装手段において、フイルムロールから繰出した帯状フイルムを筒状フイルムに成形して錠剤やカプセル等の製品を充填し、これを製品ごとにシールすることで連続形態の包装品を製造する。その後、切断手段によって適当な位置でミシン目や切断を施し、単一包装品又は連包袋体を製造することができる。
また、特許文献2には、錠剤、カプセル、菓子等の被検出物をフィルムに多数列に配列して包装する包装機を備えた自動包装ラインにおいて、被検出物の不良品を検出する不良品検出装置の発明が開示されている。この不良品検出装置は、被検出物の搬送方向と直交する方向に受光素子が配列されたイメージセンサを備えており、このイメージセンサの出力信号と基準信号を比較して不一致の場合に検出信号を出力する。
特開平07−285510号公報 実公昭63−18568号公報
本発明者は、特許文献1に開示されているような製袋充填包装機 (包装機と呼ぶ)の包装手段と切断手段の間に、特許文献2に開示されているような不良品検出装置 (検査装置と呼ぶ)を後から組み込んで使用するという発想を得て、これを実現するために必要と思われる種々の技術的検討を重ねてきた。このような検査装置付きの包装機によれば、包装手段から連続して搬送されてくる連包袋体の各包装体に収納されている製品を検査し、検出された不良品が収納されている包装体を連包袋体の中から特定し、その包装体だけを切断手段で切断して排除する必要があると考えられる。
しかしながら、通常、切断手段のカッタを作動させるための切断信号は包装手段側から切断手段側に向けて出力されており、カッタの作動を制御するためには、この切断信号があれば十分である。従って、包装機と切断機の間では、その他の信号の授受はないのが通常であり、包装機は、その他の制御信号を外部に出力するための回路等は備えていないことが多い。このような状況下、前述したように包装機と切断機の間に検査装置を組み込もうとした場合、検査装置を制御するための制御信号としては、包装機側から切断機側に供給されている切断信号を利用するしかないという場合が多い。
これには、大きく分けて2つの理由がある。第1の理由は、連包袋体を切断するカッタを作動させるために必要な信号は包装機から供給される切断信号で事足りるため、そもそも包装機には他の制御信号を出力する必要がなく、実際に包装機には切断信号以外の信号を出力するための回路が設けられていないという事情である。第2の理由は、異なる包装機のメーカ間や、同メーカが製造する機能が異なるシリーズの装置間において、なるべく多くの対象包装機に組込み可能な汎用の検査装置を実現し、これを活用していくためには、包装機から供給される切断信号を機種や製造メーカーを問わない共通的なタイミング仕様で出力されるようにし、これを汎用の検査装置の制御信号として利用することとした方が都合がよいという事情である。
しかしながら、このような包装機から供給される切断信号は、連包袋体を構成する包装体の1個ずつではなく、完成品として切断される長さのユニット、すなわち所定数の包装体からなる処理単位ごとに、この処理単位の寸法と搬送速度から決まる時間間隔の信号として出力されるようになっている。そして包装機は、これ以外の長さの信号は出力しないため、この処理単位よりも短い間隔で検査後の連包装体を切断することはできなかった。
本発明は、以上の種々の課題に鑑みてなされたものであり、連続形態の被検査体において、製品が長手方向に並ぶ所定数ごとに処理単位として取り扱われることになっており、包装機からはこの処理単位に対応する長さの信号しか出力されていないような場合であっても、個別に各製品の検査を行ない、被検査体中の各処理単位における不良品の位置を特定し、後段における不良品の除去等の作業を処理単位よりも小さい単位で経済的、効率的に行なえるようにしたX線検査装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載されたX線検査装置7は、
製品を包装して長手方向に所定間隔で配置された複数の包装部2が所定数ごとに処理単位3とされている連続形態の被検査体1を長手方向に搬送しながら前記製品の検査をX線で行なうX線検査装置7において、
前記製品にX線を照射するとともに透過したX線を検出して検査結果を出力するX線検査手段8と、
前記X線検査手段8が出力する検査結果から前記製品の合否を判定して判定信号S4を出力する判定手段9と、
前記被検査体1の前記処理単位3ごとに出力される基本信号S1と、前記所定数に関する情報とに基づいて、前記判定手段9が合否を判定するタイミングを計るために前記被検査体1の前記包装部2の長手方向の位置ごとに前記基本信号を分割してなる判定タイミング信号S2を出力する判定タイミング信号生成手段12と、
前記判定手段9からの判定信号S4と、前記基本信号S1と、前記判定タイミング信号生成手段12からの前記判定タイミング信号S2とに基づき、合否を判定された前記製品の長手方向の位置を示す分割判定信号S3を出力する同期判定出力手段13と、
を具備することを特徴としている。
請求項2に記載されたX線検査装置7は、請求項1記載のX線検査装置7において、
前記X線検査手段8が出力した前記検査結果を透過画像Xとして示し、前記判定手段9が不合格と判定した前記製品を前記透過画像Xにおいて明示的に示し、前記被検査体1における前記処理単位3の区分を前記透過画像X内に仮想線で示す表示手段をさらに備えたことを特徴としている。
請求項1に記載されたX線検査装置によれば、その検査対象は、製品が包装された複数の包装部が長手方向に所定間隔で配置されてなる連続形態の被検査体であり、その長手方向に並んだ包装部は所定数ごとに処理単位として扱われるようになっている。そして、X線検査装置は、被検査体を長手方向に搬送しながらX線検査手段で製品の検査を行なって検査結果を出力し、この検査結果から判定手段が製品の合否を判定して判定信号を出力する。一方、判定タイミング信号生成手段は、被検査体の処理単位に対応する基本信号を外部から取得し、この基本信号に基づいて、所定数の包装部からなる処理単位よりも短い個々の包装部に対応する判定タイミング信号を出力する。そして、同期判定出力手段は、判定手段からの判定信号と、基本信号と、判定タイミング信号生成手段からの判定タイミング信号とに基づき、合否を判定された前記製品の長手方向の位置を示す分割判定信号を出力する。例えば、前記基本信号としては、X線検査装置の前段に配置された包装機から出力され、X線検査装置の後段に配置されて被検査体を切断する切断機に与えられることになっている切断信号を利用できる。切断機は、X線検査装置から供給された分割判定信号に基づき、不良品と判定された製品を含む処理単位の全体を被検査体から切断して除去するのではなく、不良品と判定された製品を含む処理単位の中から、不良品と判定された製品を含む包装部のみを切断して被検査体から除去することができる。
請求項2に記載されたX線検査装置は表示手段を備えている。この表示手段は、X線検査手段によって得られた被検査体の透過画像を表示する。さらに、この透過画像には、判定手段が不合格と判定した製品を特定できるように、不合格の製品が他と区別できるように明示的に表示され、加えて被検査体における処理単位の区分が仮想線で表示される。これによって、連続形態である被検査体の各処理単位において、何れの処理単位中の何れの位置に不良品があるのかが一目瞭然となる。また、このように処理単位の区分がなされ、不良品が特定された被検査体の透過画像があれば、後段の切断機において不良品が切断された後において、実際に切断された被検査体と前記透過画像における不良品との対応付けが可能となり、検査及び処理の手法又は結果の妥当性等について事後的に検証、検討することが可能となる。さらに、このような透過画像を検査結果保存用のデータとして残すことにより管理記録として役立てることが可能となる。
被検査体の平面図又は被検査体の透過画像を平面視で示す図であって、検査で不良品と判定された製品の位置を明示的に示すとともに、被検査体において2列の包装部からなる処理単位の区分と、不良品が含まれている1列の包装部を切断除去する場合の区分とを表示した図である。 本発明の実施形態であるPTP包装錠剤の製造システムの機能を示すブロック図である。 本発明の実施形態であるPTP包装錠剤の製造システムの作動時に各部で生成される信号等を示すタイミングチャートである。
本発明の実施形態のX線検査装置を図1〜図3を参照して説明する。
本実施形態のX線検査装置は、被検査体を搬送するベルトコンベア等の搬送手段と、搬送手段の上方に設けられたX線検査手段としてのX線照射手段と、搬送手段の下方に設けられたX線検査手段としてのX線検知手段を備えており、被検査体を搬送しながら、X線照射手段で被検査体にX線を照射し、被検査体を透過したX線をX線検知手段で検知することにより、被検査体中の異物等を検出することができる。
図1は、このX線検査装置が検査対象とする被検査体1又はX線検査装置による被検査体1の透過画像を示す平面図である。この被検査体1は、製品が包装された包装部2が長手方向に沿って所定間隔で配置されている連続形態の被検査体であり、具体的にはPTP包装(press through package) 錠剤である。PTP包装とは、連続帯状のプラスチック板に、錠剤の形にへこませた包装部2を規則的に形成し、各包装部2に錠剤を入れ、アルミニウムフィルム等で封をした構造の包装である。図1に示したPTP包装錠剤は、長手方向に平行な方向に沿って搬送される。この搬送方向すなわち長手方向に対して直交する幅方向には包装部2が5個並んでおり、これが包装部2の1列を構成している。包装部2の幅方向に平行な各列は、長手方向に沿って所定間隔に並んで配置されており、隣り合って並ぶ複数列の包装部2(図示の例では2列)が、このPTP包装錠剤の処理単位3とされている。ここで処理単位3とは、連続帯状の被検査体1であるPTP包装錠剤を幅方向に平行な切断線で切断し、又は切断可能なように幅方向に平行なミシン目を入れる場合の分割単位である。この例では製品が錠剤であるから、薬品としての用途や安全性等を考慮し、必要又は適当な個数(図示の例では2列10個)が処理単位3中に含まれるようになっている。
図2は本発明の実施形態であるPTP包装錠剤の製造システムを示す機能ブロック図であり、まずこのPTP包装錠剤の製造システムの構成を説明する。
このPTP包装錠剤の製造システムにおいて、製品である錠剤の包装機5と、連続帯状のPTP包装錠剤を切断し又はミシン目を入れる切断機との間に、X線検査装置が配置されている。X線検査装置は、包装機5から送り出された被検査体1としてのPTP包装錠剤をX線で検査して異物の有無を判定し、不良品の位置を含む判定信号を後段の切断機に送って不良品の切断除去等を行なわせることができる。
図2において、包装機5は、図示しない前段の供給装置から供給される製品としての錠剤を、連続帯状の包装材に形成された凹部の中に入れてアルミニウムフィルム等でシールし、被検査体1であるPTP包装錠剤として後段へ送り出す。この包装機5からは基本信号としてのマスタークロックS1が出力されている。マスタークロックS1は、処理単位3の寸法と被検査体1の搬送速度から決まる時間間隔の信号として出力されるようになっており、本来は後段の切断機6で被検査体1を処理単位3ごとに切断等するために使用される切断信号であるが、本実施形態では、このマスタークロックS1だけに基づいて切断機6で被検査物体の切断等を行なうことはない。詳細は後述するが、本実施形態では、マスタークロックS1を包装部2の1列に対応する短いクロックに分割して検査及び切断に使用している。
図2において、切断機6は、包装機5から送り出され、X線検査装置7で検査された被検査体1を切断する装置である。この切断機6によれば、不良品が含まれる包装部2を1列ごとに切断して除去し、また、その他の正常な部分については処理単位3ごとに分割できるようにミシン目を形成することができる。
図2中に実線矢印L1で模式的に示すように、被検査体1であるPTP包装錠剤は、図示しない搬送手段によって包装機5から切断機6まで搬送される。X線検査装置7は、包装機5から切断機6に向けて搬送される被検査体1をX線で検査するX線検査手段8(図中「検査手段」と表示)を備えている。X線検査手段8は、図示はしないが、被検査体1の製品にX線を照射するX線照射手段と、被検査体1を透過したX線を検出するX線検出手段とを備えている。図2中、破線矢印L2でX線の照射による検査を模式的に示すように、X線検査手段8は、搬送中の被検査体1の製品に異物の混入があるか否かを検査することができ、その検査結果として被検査体1の透過画像Xを出力することができる。
図2に示すように、X線検査手段8が出力する透過画像Xは判定手段9に入力されるようになっている。この判定手段9は、透過画像Xを解析することにより、被検査体1の各包装部2に収納されている各製品の異物混入に関して合否を判定し、判定信号S4を出力することができる。
図2には示さないが、前記判定手段9は、X線検査手段8が出力した透過画像Xを表示する表示手段を備えている。この表示手段は、透過画像Xとともに、判定手段9が不合格と判定した製品を透過画像X上で明示的に示すことができる。具体的には、例えば図1に示す被検査体1の透過画像Xの平面図において、不合格とされた製品を他と区別できる黒色で表示することができる。また、この表示手段は、被検査体1における処理単位3の区分(図1では2列10個)と、不合格とされた製品を含む包装部2の列の区分(図1では1列5個、内一個が不良品)とを、この透過画像X内に仮想線で示すことができる。図1の例では、この仮想線は破線で示したが、背景の透過画像Xから明瞭に区別して視認できるように、明度の高い原色の実線を区分のための仮想線として使用してもよい。
図2に示すように、X線検査装置7は、一つの処理単位3に含まれる包装部2の幅方向に平行な列の数を設定するための列数設定手段11を備えている。
この列数設定手段11は、例えば、検査手段8が出力する透過画像の濃淡から被検査体1の長手方向に並んだ包装部2の境界を検知し、この境界情報から、被検査体1の一処理単位3において長手方向に並んだ包装部2の列数(後述するマスタークロックS1の一つの信号に含まれる境界の数)を取得し、その列数を設定情報Zとして出力する。なお、図1に示した被検査体1としてのPTP包装錠剤の例では、その設定情報Zは一処理単位3に含まれる包装部2の列数である2となる。
なお、境界検知は、上述したように透過画像を利用する手法のみに限るものではなく、物体を検知する光電センサ、検知物体による電磁気的な変動を検知する電磁気センサ、さらに超音波センサ等の各種センサを境界検知手段として用いて行なってもよい。また、上述したような包装部2の境界検知を省略し、テンキー等の入力手段によって使用者が設定情報を直接入力できるようにしてもよい。
図2に示すように、X線検査装置7は、被検査体1における製品の合否判定を処理単位3(2列)ごとではなく、1列ごとに行なえるようにするため、判定タイミング信号生成手段としての判定タイミング用クロック生成手段12を備えている。判定タイミング用クロック生成手段12は、包装機5から供給されるマスタークロックS1と、列数設定手段11から供給される設定情報Zに基づき、被検査体1の判定タイミングを計るための基準となる判定タイミング信号として、判定タイミング用クロックS2を生成、出力する。
図2に示すように、X線検査装置7は、被検査体1における製品の1列単位の合否判定を行なって判定情報として出力する同期判定出力手段13を備えている。同期判定出力手段13は、判定手段9からの判定信号S4と、包装機5からのマスタークロックS1と、判定タイミング用クロック生成手段12からの判定タイミング用クロックS2とに基づき、判定手段9によって合否を判定された被検査体1の長手方向の位置を示す分割判定信号S3を出力することができる。この分割判定信号S3は切断機6に送られる。切断機6は、この分割判定信号S3を利用することにより、不良品と判定された製品を含む処理単位3の中から、不良品と判定された製品を含む包装部2の列のみを切断し、被検査体1から除去することができる。
図3は、前述したPTP包装錠剤の製造システムの作動時に各部で生成される信号等を示すタイミングチャートである。以下、図2及び図3を参照してPTP包装錠剤の製造システムの作用について説明する。
被検査体1は長手方向に沿って搬送されていく。X線検査手段8は、製品の検査を行なって検査結果である透過画像Xを出力し、判定手段9は透過画像Xから製品の合否を判定して判定信号S4を出力する。本実施形態では、製品が不合格である場合にNG信号を出力するものとする。
一方、判定タイミング用クロック生成手段12は、被検査体1の処理単位3に対応するマスタークロックS1を包装機5から取得し、また被検査体1の一処理単位3において長手方向に並んだ包装部2の列数である設定情報Zを列数設定手段11から取得する。図3に示す例では、被検査体1の一処理単位3に含まれる包装部2の列数が図1とは異なる3である場合を想定し、設定情報Zを3とした。判定タイミング用クロック生成手段12は、マスタークロックS1と設定数の3を用いて判定タイミング用クロックS2を生成して出力する。判定タイミング用クロックS2は、3列の包装部2を含む被検査体1の一処理単位3に対応するマスタークロックS1よりも短く、一処理単位3に含まれる個々の包装部2の列に対応している。
そして、同期判定出力手段13は、包装機5からのマスタークロックS1と、判定タイミング用クロック生成手段12からの判定タイミング用クロックS2とに基づき、判定手段9からの判定信号S4においてNGと判定されたタイミングが、マスタークロックS1において判定タイミング用クロックS2の何れに相当するかについての分割判定を行う。図3において「判定結果」が分割判定の内容を模式的に示しており、ここで×はNGと判定された製品(列)の検出タイミングを示している。同期判定出力手段13は、この判定結果に基づき、NGと判定された製品の長手方向の位置、すなわちNG製品が含まれる列の位置を示す分割判定信号S3を出力する。
同期判定出力手段13が出力した分割判定信号S3は、後段の切断機6に送られる。切断機6は、この分割判定信号S3に基づき、NGと判定された製品を含む処理単位3の中から、NGと判定された製品を含む包装部2の列のみを切断し、被検査体1から除去することができる。
また、このX線検査装置7によれば、X線検査手段8によって得られた被検査体1の透過画像Xを表示手段に表示することができる。さらに、表示手段の透過画像Xにおいて、NGと判定された製品を特定できるように他と区別できるような態様で表示できる。例えば図1に示したようにNG品(符号NGで示す。)だけを他と異なる色彩(図1中では図示の都合上黒色で示している。)で表示する。さらに、表示手段の透過画像Xにおいて、被検査体1における処理単位3の区分とNG品の列の区分を仮想線で表示できる。これによって、連続形態である被検査体1の各処理単位3において、何れの処理単位3中の何れの位置にNG品があるのかが表示手段の画面上、一目瞭然となる。
このように処理単位3の区分がなされ、NG品が特定された被検査体1の透過画像Xがあれば、後段の切断機6でNG品が切断された後において、実際に切断した被検査体1と透過画像X中のNG品との対応付けが可能となり、検査や処理の手法又は結果の妥当性等について事後的に検証、検討することが可能となる。さらに、このような透過画像Xを検査結果保存用のデータとして残すことにより、管理記録として役立てることが可能となる。
以上説明したように、PTP包装錠剤のように連続形態で製品が長手方向に並ぶ所定数ごとに処理単位3とされているため、これを取り扱う包装機5からは処理単位3に対応する長さのマスタークロックS1しか出力されていないような場合であっても、本実施形態のX線検査装置7によれば、個別に各製品の検査を行ない、被検査体1中の各処理単位3におけるNG品の位置を特定し、後段におけるNG品の除去等の作業を処理単位3よりも小さい列単位で行なって製造ラインの経済性、効率性を高めることができるという効果が得られる。
1…PTP包装錠剤を一例とする被検査体
2…包装部
3…処理単位
5…包装機
6…切断機
7…X線検査装置
8…X線検査手段
9…判定手段
11…設定手段としての列数設定手段
12…判定タイミング信号生成手段としての判定タイミング用クロック生成手段
13…同期判定出力手段
S1…基本信号としてのマスタークロック
S2…判定タイミング信号としての判定タイミング用クロック
S3…分割判定信号
S4…判定信号
X…検査結果としての透過画像
Z…設定情報

Claims (2)

  1. 製品を包装して長手方向に所定間隔で配置された複数の包装部(2)が所定数ごとに処理単位(3)とされている連続形態の被検査体(1)を長手方向に搬送しながら前記製品の検査をX線で行なうX線検査装置(7)において、
    前記製品にX線を照射するとともに透過したX線を検出して検査結果を出力するX線検査手段(8)と、
    前記X線検査手段が出力する検査結果から前記製品の合否を判定して判定信号(S4)を出力する判定手段(9)と、
    前記被検査体の前記処理単位ごとに出力される基本信号(S1)と、前記所定数に関する情報とに基づいて、前記判定手段が合否を判定するタイミングを計るために前記被検査体の前記包装部の長手方向の位置ごとに前記基本信号を分割してなる判定タイミング信号(S2)を出力する判定タイミング信号生成手段(12)と、
    前記判定手段からの判定信号と、前記基本信号と、前記判定タイミング信号生成手段からの前記判定タイミング信号とに基づき、合否を判定された前記製品の長手方向の位置を示す分割判定信号(S3)を出力する同期判定出力手段(13)と、
    を具備することを特徴とするX線検査装置(7)。
  2. 前記X線検査手段(8)が出力した前記検査結果を透過画像(X)として示し、前記判定手段(9)が不合格と判定した前記製品を前記透過画像において明示的に示し、前記被検査体(1)における前記処理単位(3)の区分を前記透過画像内に仮想線で示す表示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のX線検査装置(7)。
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