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JP6151510B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description

本発明は、下着への固定に際し、下着のクロッチ部分に巻き付けるようにして使用されるウイング状フラップを備えるとともに、前記ウイング状フラップの下着当接面に装着状態でのズレ止めを図るためのウイングズレ止め粘着剤層が形成された吸収性物品に関する。
従来より、生理用ナプキン、パンティライナー、おりものシート、失禁パッドなどの吸収性物品Nとしては、例えば図10および図11に示されるように、ポリエチレンシートまたはポリエチレンラミネート不織布などからなる不透液性裏面シート50と、不織布または透孔性プラスチックシートなどからなる透液性表面シート51との間に綿状パルプなどからなる吸収体52を介在させ、かつ本体部分の両側部に、外方に延在するウイング状フラップW、Wを一体的に形成したものが知られている。前記ウイング状フラップWの平面形状は、一般的に、図10に示されるように、外方側で長手方向長さが小さくなる台形状に形成されたものが多く流通している。
この種の吸収性物品Nとしては、装着状態でのズレ止めを図るために、例えば本体部分の非肌当接面側(不透液性裏面シート50の外面)に1または複数条の本体ズレ止め粘着剤層53,53を形成し、かつウイング状フラップW、Wの不透液性裏面シート50側の面(外面)にウイングズレ止め粘着剤層54,54を形成したものが存在する。
前記吸収性物品Nを下着に固定する際には、図12に示されるように、吸収性物品Nを局所にあてがい、側方に突出する前記ウイング状フラップW、Wを下着より取り出し、両ウイング状フラップW、Wを折返し線RL、RLで折返し、下着のクロッチ部分を巻き込むようにしながら下着の股間部外面に接着するようにする。
このような下着への固定に際し、装着中のずれを防止したり、安定して固定できるようにしたものが種々開発されている。例えば、下記特許文献1では、1対のウイングは、吸収性物品の装着時にすくなくともそれぞれの一部が互いに重合可能に形成されており、一方のウイングの非肌当接面にメカニカルホックのオス部材が配設され、他方のウイングの肌当接面側はウイング重合時に上記オス部材が係合・止着可能になされている吸収性物品が開示されている。
また、下記特許文献2では、ウイング縦方向長さが最も大きい部分が吸収性本体の側縁から離れたところにあり、ウイングの根元(吸収性本体の側縁に近い部分)がくびれている(狭くなっている)吸収性物品が開示されている。
更に、下記特許文献3では、一対のウイング部それぞれが、固定部(ウイングズレ止め粘着剤層)の長さを吸収性物品長手方向に2等分する固定部中心線を境に前方部と後方部に区分したとき、該後方部の面積が該前方部の面積よりも小さい吸収性物品が開示されている。
特開平9−299397号公報 特開2012−157641号公報 特開2008−12097号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の吸収性物品では、ウイング状フラップ同士が装着時に重合する部分においてメカニカルホックで固定されるだけで、ウイング状フラップ自体が下着に直接固定される構造ではないため、吸収性物品が下着に対してずれやすいという問題があった。
また、上記特許文献2記載の吸収性物品では、ウイング状フラップを下着にしっかりと固定するため、ウイング状フラップの縦方向長さが最も大きい部分を吸収性本体の側縁から離れたところに形成し、この縦方向長さが最も大きい部分のほぼ全面にズレ止め粘着剤層を備えるようにしている。このように、従来は粘着剤層の面積をかせぐことによって剥がれを防止していた。このため、ウイング状フラップが身体の動きのより広範囲に亘る影響を受けるようになり、ウイング状フラップ自体の動きが大きくなるとともに、これに伴ってウイング状フラップがヨレてズレ止め粘着剤層が下着から外れやすくなるという欠点があった。また、ウイング状フラップ及びズレ止め粘着剤層が比較的大きな面積で設けられているため、資材コストが嵩むとともに、装着作業中にウイング状フラップの折れやシワが生じやすい上、この折れなどによって粘着剤層同士の接着や誤接着などを引き起こしやすくなり、装着作業がしにくいという不具合もあった。
さらに、装着中におけるウイング状フラップの下着からの外れは、ウイング状フラップの先端部から生じやすく、特に図10に示されるような台形状に形成されたウイング状フラップや、上記特許文献2に記載されるような本体から離れたところにウイング縦方向長さが最も大きい部分が形成されたウイング状フラップでは、幅方向端縁の外形線と前側端縁又は後側端縁の外形線とが接続する角部からウイング状フラップのめくれが起こりやすいという問題があった。ウイング状フラップのめくれに関して、上記特許文献3では、ウイング状フラップの後方側からのめくれを防止するため所定のウイング形状にしているが、ウイング先端部からのめくれについては考慮されていなかった。
ここで、ウイングズレ止め粘着剤層の大きさを小さくできれば、固定部分が身体の動きの影響を受けにくく固定状態を維持しやすいとともに、資材の節約となり、装着作業がしやすくなるなどの効果が期待できるものの、単にウイングズレ止め粘着剤層の大きさを小さくしただけでは当然にウイング状フラップの端部がめくれやすくなり、下着から外れやすいものとなってしまう。このため、従来ではウイングズレ止め粘着剤層の面積の縮小化というのはほとんど考えられていなかった。
そこで本発明の主たる課題は、ウイング状フラップに備えられるウイングズレ止め粘着剤層の面積を小さくしても、ウイング状フラップの装着中のずれが防止でき、下着に安定して固定できるようにした吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在された本体部分の両側部に夫々、装着時に下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定されるウイング状フラップが形成され、前記本体部分の不透液性裏面シート側の面に本体ズレ止め粘着剤層が形成されるとともに、前記ウイング状フラップの不透液性裏面シート側の面にウイングズレ止め粘着剤層が形成された吸収性物品において、
前記ウイングズレ止め粘着剤層の面積が前記ウイング状フラップの面積の5〜20%であり、
前記ウイング状フラップが、該ウイング状フラップの外方側端部を通る幅方向線の前側と後側とで非対称形状をなし、
前記ウイング状フラップが、装着時に下着のクロッチ部分を巻き込むようにして折り畳まれた状態時において、前記ウイング状フラップの先端部同士が重なる重なり部分を有し、
前記ウイングズレ止め粘着剤層は、前記重なり部分の前端部を通る幅方向線と後端部を通る幅方向線とで囲まれた範囲内であって、前記重なり部分の両側の各ウイング状フラップに設けられるとともに、前記重なり部分において他方側のウイング状フラップに接着しないように設けられ、
前記ウイング状フラップの外形線は、少なくとも前記重なり部分において略円弧状をなしていることを特徴とする吸収性物品が提供される。
上記請求項1記載の発明は、前記ウイングズレ止め粘着剤層の面積が前記ウイング状フラップの面積の5〜20%と通常のものに比べてかなり小さくしたものであり、この場合でも以下の構成を備えることによってウイング状フラップの装着中のずれが防止でき、下着に安定して固定できるようにしている。
前記ウイング状フラップとしては、該ウイング状フラップの外方側端部を通る幅方向線の前側と後側とで非対称形状のものを用いている。これは、装着作業時にウイングズレ止め粘着剤層同士の接着や誤接着などの不具合を生じさせずに、簡単に正規の折り位置できっちりと折り返し貼着できるようにするためのものである。
また、前記ウイング状フラップは、装着時に下着のクロッチ部分を巻き込むようにして折り畳まれた状態時において、前記ウイング状フラップの先端部同士が重なる重なり部分を有している。装着中におけるウイング状フラップの下着からの外れはウイング状フラップの先端部から生じやすいため、ウイング状フラップの先端部に前記重なり部分を設けることによって、一方のウイング状フラップの表面側に他方のウイング状フラップの先端部が重なって、この重なり部分においては少なくとも内側となる一方のウイング状フラップの先端部が外部に露出しないため、装着中のめくれが防止できる。また、外側となる他方のウイング状フラップについても、先端部が一方のウイング状フラップの外面側に重なっているため、下着に直接接触するように設けた場合より下着のシワなどの影響を直接受けにくく、安定的に重なり状態が維持できるようになる。
さらに、前記ウイングズレ止め粘着剤層が前記重なり部分の前端部を通る幅方向線と後端部を通る幅方向線とで囲まれた範囲内であって、前記重なり部分の両側の各ウイング状フラップに設けられるとともに、前記重なり部分において他方側のウイング状フラップに接着しないように設けられているため、重なり部分の近傍が下着に固定でき、前記重なり部分の重なり状態が維持されやすくなる。その結果ウイング状フラップが下着から外れる初動時のウイングズレ止め粘着剤層の剥がれが防止できるとともに、ウイングズレ止め粘着剤層の面積を必要最小限の範囲内に納めることができ、面積の狭小化が図れるようになる。
また、前記ウイング状フラップの外形線は、少なくとも前記重なり部分において略円弧状に形成されているため、装着状態でウイング状フラップの先端部にめくれの基点となる角部ができにくく、下着からの剥がれが防止できる。また、ウイング状フラップを下着のクロッチ部分を巻き込むようにして折り畳んだ後、吸収性物品を身体の前後方向の丸みに沿って湾曲させた状態では、ウイング状フラップが吸収性物品の前後方向に対し外側に突出した湾曲状態となるため、ウイング状フラップの先端部が下着側に密着するように湾曲し、下着からの浮きが生じにくくなる。これに対し、従来のウイング状フラップのように角部を有する台形状に形成されたウイング状フラップの場合、先端の角部が下着から浮きやすく、これがめくれの基点となってウイング状フラップが下着から外れることが多かった。
請求項2に係る本発明として、前記重なり部分の最大幅は、10mm以上である請求項1記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項2記載の発明では、前記重なり部分による効果を明確に発揮させるため、重なり部分を最大幅10mm以上で設けるようにしている。
請求項3に係る本発明として、前記重なり部分の面積は、前記ウイング状フラップの面積の10〜25%である請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項3記載の発明では、前記重なり部分の大きさとして、ウイング状フラップの面積に対する面積率という観点から規定し、ウイング状フラップの面積の10〜25%としている。
請求項4に係る本発明として、前記ウイングズレ止め粘着剤層は、前記ウイング状フラップの外方側端部から幅方向に20mm以上の離間距離を設けて配置してある請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項4記載の発明では、ウイングズレ止め粘着剤層の幅方向の配置位置について規定し、装着時に前記重なり部分で粘着剤層が重ならないように、ウイング状フラップの外方側端部からの幅方向の離間距離を20mm以上とることとしている。
請求項5に係る本発明として、前記ウイングズレ止め粘着剤層は、該ウイングズレ止め粘着剤層の中心部を通る幅方向線と前記ウイング状フラップの外方側端部を通る幅方向線とがほぼ一致する位置に配置してある請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項5記載の発明では、ウイングズレ止め粘着剤層の長手方向の配置位置について規定し、ウイング状フラップの先端部のめくれを防止するため、ウイングズレ止め粘着剤層の中心部を通る幅方向線とウイング状フラップの外方側端部を通る幅方向線とがほぼ一致するように配置することとしている。
請求項6に係る本発明として、前記ウイング状フラップは、本体部分から外方に延びる前側外形線と、本体部分から外方に延びる後側外形線とを有し、吸収性物品の幅方向線と前記前側外形線との成す角度よりも吸収性物品の幅方向線と前記後側外形線との成す角度の方が大きく設定され、前記ウイング状フラップの重心がウイング状フラップの付け根と本体部分との接合線の中央よりも前側に偏倚している請求項1〜5いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項6記載の発明では、ウイング状フラップを前後で非対称形状とする際の具体的な構造について規定している。
請求項7に係る本発明として、前記ウイング状フラップの少なくとも外方側端部及びその近傍に、エンボスが施してある請求項1〜6いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項7記載の発明では、ウイング状フラップの少なくとも外方側端部及びその近傍に、エンボスを施すことによって、前記重なり部分の所定範囲がエンボス付与領域となるため、前記重なり部分にコシが付加され、ウイング状フラップの先端がぴらぴらしてめくれることが防止できる。
請求項8に係る本発明として、前記エンボスは、前記ウイング状フラップの外形線にほぼ沿うように施され、前記エンボスが施された領域の面積がウイング状フラップの面積の55%以上である請求項7記載の吸収性物品が提供される。
上記請求項8記載の発明では、ウイング状フラップの外形線全体がぴらぴらしてめくれるのを防止するため、エンボスをウイング状フラップの外形線にほぼ沿うように施し、前記エンボスが施された領域の面積がウイング状フラップの面積の55%以上であるようにしている。
以上詳説のとおり本発明によれば、ウイング状フラップに備えられるウイングズレ止め粘着剤層の面積を小さくしても、ウイング状フラップの装着中のずれが防止でき、下着に安定して固定できるようになる。
本発明に係る生理用ナプキン1の一部破断展開図である。 その裏面図である。 図1のIII−III線矢視図である。 ウイング状フラップWの要部拡大平面図である。 ウイング状フラップWのショーツへの固定状態を示すショーツ外面から見た平面図である。 他の形態例に係るウイング状フラップWの要部拡大平面図である。 ウイング状フラップWの要部拡大平面図である。 ウイング状フラップW、Wの折り畳み要領を示す平面図である。 その横断面図(図8のIX−IX線矢視図)である。 従来の生理用ナプキンNの展開図である。 その横断面図(図10のXI−XI線矢視図)である。 その装着状態図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
《生理用ナプキン1の構造例》
本発明に係る生理用ナプキン1は、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、経血やおりものなどを速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2,3間に介在された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、この吸収体4の形状保持および拡散性向上のために前記吸収体4を囲繞するクレープ紙5と、表面両側部にそれぞれ長手方向に沿って形成されたサイド不織布7,7とから構成されている。前記吸収体4の周囲において、その上下端縁部では、前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記不透液性裏面シート2と前記サイド不織布7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合されている。
以下、さらに前記生理用ナプキン1の構造について詳述すると、
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シートなどの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他にポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材は、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。
前記透液性表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。なお、前記透液性表面シート3の上面側から各種のエンボスを付与し、体液の滞留を促進し吸収効率を高めることにより横漏れを防止するのが望ましい。
前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえばフラッフ状パルプと吸水性ポリマーとにより構成されている。前記吸水性ポリマーは吸収体を構成するパルプ中に、例えば粒状粉として混入されている。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。本例のように、吸収体4を囲繞するクレープ紙5を設ける場合には、結果的に透液性表面シート3と吸収体4との間にクレープ紙5が介在することになり、吸収性に優れる前記クレープ紙5によって体液を速やかに拡散させるとともに、これら経血等の逆戻りを防止するようになる。
また、前記吸収体4には合成繊維を混合しても良い。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
一方、本生理用ナプキン1の表面がわ両側部にはそれぞれ、長手方向に沿ってかつナプキン1のほぼ全長に亘ってサイド不織布7,7が設けられ、このサイド不織布7,7の一部が側方に延在されるとともに、同じく側方に延在された不透液性裏面シート2の一部とによりウイング状フラップW、Wが形成されている。このウイング状フラップWについては後で詳述する。
前記サイド不織布7としては、重要視する機能の点から撥水処理不織布または親水処理不織布を使用することができる。たとえば、経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの機能を重視するならば、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いることが望ましい。また、前記ウイング状フラップW、Wにおける経血等の吸収性を重視するならば、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性とし、毛細管現象を応用して親水性を与えた親水処理不織布を用いるようにする。
図2に示されるように、前記透液性表面シート3と不透液性裏面シート2との間に吸収体4が介在された本体部分の非肌当接面には、下着に対する固定のために適宜の塗布パターンによって複数条の、図示例では3条の本体ズレ止め粘着剤層17、17…が形成されているとともに、これら本体ズレ止め粘着剤層17,17…が本体用剥離材19によって覆われている。また、前記ウイング状フラップW、Wの不透液性裏面シート2側の面には、ウイングズレ止め粘着剤層16が形成されるとともに、これらウイングズレ止め粘着剤層16,16がウイング用剥離材18によって覆われている。このウイングズレ止め粘着剤層16については後で詳述する。
前記剥離材18、19は、本体用剥離材19と横断方向に配置されたウイング用剥離材18とを交差部で接合するか、本体用剥離材19及びウイング用剥離材18をそれぞれ個装材(図示せず)に固着し、1回の剥離手間で両方の剥離材18、19を撤去できるようにするのが望ましい。また、前記剥離材は、略十字形の1枚の剥離材によって本体ズレ止め粘着剤層17及びウイングズレ止め粘着剤層16を覆うように構成してもよい。前記ウイング状フラップW、Wは、個装状態では前記ウイング用剥離材18とともに透液性表面シート3側に折り畳む、所謂腹折りとされている。
前記ズレ止め粘着剤層16,17を形成する粘着剤としては、たとえばスチレン系ポリマー、粘着付与剤、可塑剤のいずれかが主成分であるものが好適に使用される。前記スチレン系ポリマーとしては、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体等が挙げられるが、これらのうち1種のみを使用しても、二種以上のポリマーブレンドであってもよい。この中でも熱安定性が良好であるという点で、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体が好ましい。また、前記粘着付与剤および可塑剤としては、常温で固体のものを好ましく用いることができ、粘着付与剤ではたとえばC5系石油樹脂、C9系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂、ロジン系石油樹脂、ポリテルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂等が挙げられ、前記可塑剤では例えば、リン酸トリフレシル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル等のモノマー可塑剤の他、ビニル重合体やポリエステルのようなポリマー可塑剤が挙げられる。
一方、前記剥離材18、19としては、ズレ止め粘着剤層16,17に対する当接面に対し、例えばシリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、または四フッ化エチレン系樹脂などの離型処理液を塗工するかスプレー塗布し離型処理した紙、不織布またはプラスチックシート等を用いることができる。
前記ウイング用剥離材18は、ナプキン前側の端縁がウイング状フラップWより前側に延在する位置まで配置され、ナプキン後側の端縁がウイングズレ止め粘着剤層16より若干後側のウイング状フラップWの中間位置まで配置されている。また、ナプキン前側の両側部は、生理用ナプキン1の外形線に沿って裁断されている。
前記ウイング用剥離材18及び本体用剥離材19は、個装材に対し、幅方向中央部に設けられた固着部20、20…でホットメルト接着剤やヒートシール等の接合手段によって剥離不能に固着されている。前記固着部20は、図示例では、本体ズレ止め粘着剤層17、17…に重なる位置に3条に亘って設けられるとともに、前記ウイングズレ止め粘着剤層16とナプキン幅方向に重なる範囲に設けられている。
《ウイング状フラップW及びウイングズレ止め粘着剤層16》
本生理用ナプキン1では、前記ウイング状フラップW及びウイングズレ止め粘着剤層16の構成を規定することによって、ウイングズレ止め粘着剤層16の面積を小さくしてもウイング状フラップWの装着中のずれが防止でき、下着に安定して固定できるようにしている。
前記ウイング状フラップWとしては、該ウイング状フラップWの外方側端部Waを通る幅方向線S4の前側と後側とで非対称形状をなすとともに、外形線の少なくとも一部が波状線や曲線又はこれらの組み合わせとした凹凸曲線で形成してある。このウイング状フラップWの不透液性裏面シート2側の面には図2に示されるように、ウイングズレ止め粘着剤層16が形成されている。
前記ウイング状フラップWは、詳細には図4に示されるように、本体部分から外方に延びる前側外形線10と、本体部分から外方に延びる後側外形線11と、前記前側外形線10と後側外形線11とを繋ぐ先端側外形線12とからなる外形状を成す。そして、これらの外形線のうち少なくとも一部が波状線や曲線又はこれらの組み合わせとしてある。好ましくは、前記前側外形線10又は後側外形線11の少なくとも一方が波状線や曲線又はこれらの組み合わせとし、図示例では前側外形線10及び後側外形線11の両方が凸曲線と凹曲線とが交互に形成された波状線としてある。
また、本生理用ナプキン1では、前記ウイング状フラップWの形状を、生理用ナプキン1の幅方向線と前記前側外形線10との成す角度αよりも前記生理用ナプキン1の幅方向線と前記後側外形線11との成す角度βの方が大きく設定され、前記ウイング状フラップWの重心13がウイング状フラップWの付け根と本体部分との接合線15(折り線RL)の中央点14よりもΔSだけ前側に偏倚させるようにしている。前記前側外形線10、後側外形線11及び先端側外形線12は、全部が波状線や曲線又はこれらの組み合わせである必要はなく、一部が直線であってもよい。ただし、後段で詳述するように、所定区間の外形線は所定の円弧状に形成する必要がある。前側外形線10、後側外形線11が波状線や曲線又はこれらの組み合わせの場合、角度α、βは、これらの波状又は曲線外形線の中心線が成す勾配を取ればよい。
前記生理用ナプキン1の幅方向線と前記前側外形線10との成す角度αは、0〜20°程度とし、前記生理用ナプキン1の幅方向線と前記後側外形線11との成す角度βは30〜45°程度とするのが望ましく、この場合、前記生理用ナプキン1の幅方向線と前記前側外形線10との成す角度αと、前記生理用ナプキン1の幅方向線と前記後側外形線11との成す角度βとの角度差は15°以上とするのが望ましい。この角度差が15°以上であると、十分な偏心距離ΔSを確保でき、ウイング状フラップWを折り返す際に、手を前側に動かす動作を伴いながら手でウイング状フラップを折り返しても、きっちりと正規の状態で装着できるようになる。
前記ウイング状フラップWは、図5に示されるように、装着時に下着のクロッチ部分を巻き込むようにして折り畳まれた状態時において、ウイング状フラップWの先端部同士がある程度の幅で重なる重なり部分22を有するように形成されている。このための前記ウイング状フラップWの突出長Lは、48mm以上、好ましくは50〜58mmとしてある。なお、ウイング状フラップWの基端部のナプキン長手方向の長さは、下着のクロッチ内に納まるように80mm以内とするのがよい。
一般的に、装着中におけるウイング状フラップの下着からの外れは、ウイング状フラップの先端側から発生しやすい。このため、本生理用ナプキン1では、ウイング状フラップWの先端付近にウイングズレ止め粘着剤層16を配置することによって、ウイングズレ止め粘着剤層16の面積を小さくしても、ウイング状フラップWが下着から外れる初動時のウイングズレ止め粘着剤層16剥がれを防止している。
前記ウイングズレ止め粘着剤層16を配置する範囲としては、図5に示されるように、前記重なり部分22の前端部を通る幅方向線S1と後端部を通る幅方向線S2とで囲まれた範囲内とする。これによって、重なり部分22の近傍が下着に固定され、重なり部分22の重なり状態が維持されやすくなり、その結果ウイングズレ止め粘着剤層16が下着30から剥がれるのが防止できるとともに、ウイングズレ止め粘着剤層16が必要最小限の範囲内に納まり粘着剤層の面積を可能な限り小さくすることができる。
前記ウイング状フラップWの外形線は、少なくとも重なり部分22において、単一の円弧又は複数の曲率半径からなる円弧を組み合わせた複合円弧(擬似円弧状)によって構成された略円弧状をなしている。すなわち、少なくとも重なり部分22において直線部分を有さず、全体的に滑らかな円弧状に形成されている。このような外形線で構成された重なり部分22の平面形状は、図5に示されるように、両側に突出した曲線が上下両端で交差する異形楕円形をなし、所謂、碁石の断面形状に近似している。この重なり部分22はナプキン長手方向に長い形状で形成されることが好ましく、ナプキン幅方向に長くなるような形状となるものは好ましくない。
これによって、めくれの基点となる角部が形成されないため、下着からの剥がれが防止できる。また、ウイング状フラップWを下着のクロッチ部分を巻き込むようにして折り畳んだ後、生理用ナプキン1を身体の前後方向の丸みに沿って湾曲させた状態で、ウイング状フラップWが生理用ナプキン1の前後方向に対し外側に突出した湾曲状態となるため、この状態で先端部が円弧状に形成されていると、ウイング状フラップWの先端部が下着側に密着し、下着からの浮きやめくれが生じなくなる。これに対し、従来のウイング状フラップWのように角部を有する台形状に形成された場合、クロッチ部分を巻き込むようにして折り畳み、前後方向に湾曲させた状態でも、角部が下着から浮きやすく、めくれの基点となることが多かった。
前記重なり部分22の最大幅Bは、重なり部分22を設けた効果が明確に発揮されるように、10mm以上とすることが好ましい。前記最大幅Bが10mm未満では、先端部同士の重なり状態が十分ではなく、下着側に位置しているウイング状フラップWの先端部が下着のヨレなどによって変形した場合、重なり状態が解除されてめくれが発生するおそれがある。なお、重なり部分22の最大幅Bとは、装着状態で左右のウイング状フラップW、Wの外形線同士のナプキン幅方向の離間幅が最大となる部分の幅のことである。
また、前記重なり部分22の最大幅Bは、10〜20mm、好ましくは14〜16mmとするのがよい。一方、重なり部分22の最大長さD(ナプキン長手方向長さ)は25〜30mm、好ましくは27〜28mmとするのがよい。また、重なり部分22の面積は、片方のウイング状フラップWの面積の10〜25%、好ましくは15〜18%とするのがよい。なお、重なり部分22の大きさは、ウイング状フラップWを折り返す位置や体型の違いによって個人差があるので、上記規定の範囲内で任意に設定することができる。例えば、図5に示されるように、一方側のウイング状フラップWの外形線が他方側のウイング状フラップWの外方側端部Waとウイングズレ止め粘着剤層16の外方側端部16aとの間に位置するように形成してもよいし、図6に示されるように、一方側のウイング状フラップWの外形線が他方側のウイングズレ止め粘着剤層16の外方側端部16aに近接するように形成してもよい。
一方、前記ウイングズレ止め粘着剤層16の面積は、片方のウイング状フラップWの面積の5〜20%、好ましくは5〜17%、より好ましくは6〜9%と、通常のものに比べて小さく設定されている。なお、図示例のものは、7.2%である。ウイング状フラップWの面積とは、ウイング状フラップWの前側外形線10が本体部分から外方に延びる基端部と、後側外形線11が本体部分から外方に延びる基端部とを結んだ線より外方に延出する部分の面積である。
前記ウイングズレ止め粘着剤層16のナプキン幅方向の配設位置としては、装着時に前記重なり部分22において他方側のウイング状フラップWに接着しないように、ウイング状フラップWの外方側端部Waからナプキン幅方向に所定の離間距離Cを設けて配置することが好ましい。具体的に前記離間距離Cとしては、前記重なり部分22の最大幅Bを10〜20mmとした関係上、20mm以上、好ましくは20〜30mmに設定するのがよい。
また、前記ウイングズレ止め粘着剤層16のナプキン長手方向の配設位置としては、図5に示されるように、該ウイングズレ止め粘着剤層16の中心部を通る幅方向線S3と、ウイング状フラップWの外方側端部Waを通る幅方向線S4とがほぼ一致する位置に形成することが好ましい。2つの幅方向線S3、S4がほぼ一致するとは、両者が完全に一致する場合の他、前後に8mm以内の範囲内でずれて設けられる場合を含むものである。
前記ウイングズレ止め粘着剤層16の平面形状は任意であるが、図示例のように、ナプキン長手方向に長い長方形状に形成することが好ましい。このときの長さとしては前述の通り重なり部分22の最大長さDの範囲内とし、幅は5〜18mm、好ましくは8〜13mmとするのがよい。
装着時に、ウイング状フラップWの先端部がぴらぴらしてめくれるのをより確実に防止するため、図7に示されるように、ウイング状フラップWの少なくとも外方側端部Wa及びその近傍に、エンボス23を施すことが好ましい。前記エンボス23は、ウイング状フラップWの外形線にほぼ沿うとともに、ウイング状フラップWの周縁のほぼ全体に亘って、前記ウイング状フラップWの外形線から内側に所定の領域内に設けることが好ましく、このときのエンボス23が施された領域の面積はウイング状フラップWの面積の55%以上であることが好ましい。ウイング状フラップW先端部のエンボス23の付与範囲は、ウイング状フラップWの外方側端部Waから6〜25mm、好ましくは8〜14mmの位置に形成することが好ましい。かかる範囲でエンボス23を形成することによって、図5に示されるように、ウイングズレ止め粘着剤層16のウイング状フラップW先端からの離間距離Cの中央位置まで重なり部分22を形成した場合には、重なり部分22のほぼ全域(100%)がエンボス付加領域とされ、図6に示されるように、前記離間距離Cのほぼ全長に重なり部分22を形成した場合には、重なり部分22のおよそ85%の領域がエンボス付加領域とされるようになる。
前記エンボス23のエンボスパターンとしては、小さなエンボス部分が間隔をあけて多数配置された離散的パターンとするのが好ましく、この離散状に施された1つのエンボス部分の平面形状は、円形、楕円形、多角形などとすることができる。また、この小さなエンボス部分の配置パターンとしては、千鳥状、格子状又はランダムに配置することが可能であり、図7に示されるように、複数のエンボス部分を組み合わせて花柄などの一つの図柄24にしたものを組み合わせて配置することも可能である。離散状に配置した1つのエンボス部分の大きさは、0.2〜1.8mm、好ましくは0.5〜0.8mmとするのがよい。なお、図示例では、ウイング状フラップWの中央部においても剛性を補強することなどを目的として、楕円形を複数組み合わせた花柄のエンボス25、25…を複数施してある。
前記ウイング状フラップWは、生理用ナプキン1の個装の際、図8に示されるように、一方のウイング状フラップWを該ウイング状フラップWの基端部に設定された折り畳み線RLでウイング用剥離材18と共に透液性表面シート3側に折り畳んだ後、他方のウイング状フラップWを該ウイング状フラップWの基端部に設定された折り畳み線RLでウイング用剥離材18と共に透液性表面シート3側に折り畳むようにする。
この場合、前記ウイング状フラップW、Wを透液性表面シート3側に単に折り畳んだだけでは、形状が安定せず前記ウイング状フラップW、Wが浮き上がったり、バタツキが生じ、ライン搬送時に位置ズレや絡みなどの原因となることがある。そこで、操業を安定化するために、前記ウイング状フラップWが透液性表面シート3側に前記ウイング用剥離材18と共に折り畳まれた状態を保持するようにする。具体的には、図8及び図9に示されるように、前記透液性表面シート3側に折り畳まれた前記ウイング状フラップW、Wの先端部同士が重なるようにする。また、前記重なり部分でウイング状フラップWの先端同士を仮止め接着してもよい(図示せず)。
1…生理用ナプキン、2…不透液性裏面シート、3…透液性表面シート、4…吸収体、5…クレープ紙、7…サイド不織布、16…ウイングズレ止め粘着剤層、17…本体ズレ止め粘着剤層、22…重なり部分、23…エンボス、W…ウイング状フラップ

Claims (8)

  1. 透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在された本体部分の両側部に夫々、装着時に下着のクロッチ部分を巻き込むようにして固定されるウイング状フラップが形成され、前記本体部分の不透液性裏面シート側の面に本体ズレ止め粘着剤層が形成されるとともに、前記ウイング状フラップの不透液性裏面シート側の面にウイングズレ止め粘着剤層が形成された吸収性物品において、
    前記ウイングズレ止め粘着剤層の面積が前記ウイング状フラップの面積の5〜20%であり、
    前記ウイング状フラップが、該ウイング状フラップの外方側端部を通る幅方向線の前側と後側とで非対称形状をなし、
    前記ウイング状フラップが、装着時に下着のクロッチ部分を巻き込むようにして折り畳まれた状態時において、前記ウイング状フラップの先端部同士が重なる重なり部分を有し、
    前記ウイングズレ止め粘着剤層は、前記重なり部分の前端部を通る幅方向線と後端部を通る幅方向線とで囲まれた範囲内であって、前記重なり部分の両側の各ウイング状フラップに設けられるとともに、前記重なり部分において他方側のウイング状フラップに接着しないように設けられ、
    前記ウイング状フラップの外形線は、少なくとも前記重なり部分において略円弧状をなしていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記重なり部分の最大幅は、10mm以上である請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記重なり部分の面積は、前記ウイング状フラップの面積の10〜25%である請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
  4. 前記ウイングズレ止め粘着剤層は、前記ウイング状フラップの外方側端部から幅方向に20mm以上の離間距離を設けて配置してある請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記ウイングズレ止め粘着剤層は、該ウイングズレ止め粘着剤層の中心部を通る幅方向線と前記ウイング状フラップの外方側端部を通る幅方向線とがほぼ一致する位置に配置してある請求項1〜4いずれかに記載の吸収性物品。
  6. 前記ウイング状フラップは、本体部分から外方に延びる前側外形線と、本体部分から外方に延びる後側外形線とを有し、吸収性物品の幅方向線と前記前側外形線との成す角度よりも吸収性物品の幅方向線と前記後側外形線との成す角度の方が大きく設定され、前記ウイング状フラップの重心がウイング状フラップの付け根と本体部分との接合線の中央よりも前側に偏倚している請求項1〜5いずれかに記載の吸収性物品。
  7. 前記ウイング状フラップの少なくとも外方側端部及びその近傍に、エンボスが施してある請求項1〜6いずれかに記載の吸収性物品。
  8. 前記エンボスは、前記ウイング状フラップの外形線にほぼ沿うように施され、前記エンボスが施された領域の面積がウイング状フラップの面積の55%以上である請求項7記載の吸収性物品。
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