JP6151653B2 - 超音波内視鏡及び超音波内視鏡の製造方法 - Google Patents
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Description
この超音波内視鏡は、操作部と、操作部から前方に延びる挿入部と、操作部から後方に延びる超音波画像伝送用チューブと、超音波画像伝送用チューブの端部に設けた超音波用コネクタ部と、を備えている。挿入部の前端部には硬質樹脂材料によって構成した先端硬質部が設けてあり、先端硬質部の前部には超音波プローブが固定状態で支持してある。挿入部の先端部(先端硬質部)より後方に位置する部分は可撓性を有している。先端硬質部及び超音波プローブの表面には、弾性材料からなるバルーンを装着するためのバルーン装着部が形成してある。
先端硬質部にフレキ挿入孔を成形する際は、まず円筒状エンドミルからなる第一切削具を先端硬質部の後端面に接触させ、この第一切削具を自身の軸線回りに自転させながら挿入部の軸線と平行方向に位置Aまで前進させる。さらに位置Aまで前進しかつ自転を継続している第一切削具T1を、その前後位置を固定したまま先端硬質部の軸線を中心に180°より小さい角度で公転(円周方向に移動)させると、先端硬質部に断面円弧形の後方軸線平行部が形成される。
次いで、第一切削具と同じ形状の円筒状エンドミルからなる第二切削具を、自身の軸線回りに自転させながら先端硬質部の超音波プローブ当たり面より外周側に位置する部位に対して前方から接触させる。そして第二切削具を後方に上記軸線に沿って位置Bまで移動させる。次いで、自転を継続している第二切削具をその前後位置を固定したまま先端硬質部の軸線を中心に360°公転させることにより、先端硬質部に正面視円形の前方軸線平行部を形成する。第二切削具の外周面位置を後方軸線平行部の内面の外周側位置と完全に一致させるのは難しいので、第二切削具の外周面位置は後方軸線平行部の外周部位置よりもやや外周側に(意図的に)設定する。そのため前方軸線平行部の後端部と後方軸線平行部の前端部の間には径方向の段差が生じる。
最後に自身の軸線回りに自転している第二切削具を前方軸線平行部の外周側に位置させながら、先端硬質部に対して前方から接触させる。そして第二切削具を上記軸線に対して傾斜させながら後方に移動させ、さらに先端硬質部の軸線を中心に360°公転させることにより、先端硬質部に前方軸線平行部の外周側に位置する正面視円形のテーパ部を形成する。このテーパ部(の外周部)は、前方から後方に向かうにつれて縮径する形状であり、テーパ部の後端部は前方軸線平行部に接続している。
そのためフレキシブルプリント基板の後端部をフレキ挿入孔に対して前方から挿入したときに、フレキシブルプリント基板の後端部が上記段差に引っ掛かり易かった。
仮にフレキシブルプリント基板の後端部が上記段差に引っ掛かると、超音波内視鏡の組み立て作業性(歩留まり)が低下してしまう。
そのためフレキシブルプリント基板の端部をフレキ挿入孔に対して前方から挿入するときに、フレキシブルプリント基板の端部がフレキ挿入孔の内面に引っ掛かるおそれが殆どない。
従って、超音波内視鏡の組み立て作業性(歩留まり)を従来より向上させることが可能である。
図1に示す超音波内視鏡10は、操作部11と、操作部11から前方に延びる挿入部12と、共に操作部11から挿入部12と異なる方向に延びるユニバーサルチューブ13及び超音波画像伝送用チューブ14と、ユニバーサルチューブ13の端部に設けたコネクタ部(図示略)と、超音波画像伝送用チューブ14の端部に設けた超音波用コネクタ部(図示略)と、を備えている。コネクタ部はプロセッサ(画像処理装置兼光源装置。図示略)に対して接続可能であり、超音波用コネクタ部は超音波診断装置(図示略)に対して接続可能である。超音波診断装置及びプロセッサは共にモニタ(図示略)に接続している。
挿入部12には、操作部11に設けた湾曲操作レバー15の回転操作に応じて上下方向及び左右方向に湾曲する湾曲部17が形成してあり、湾曲部17より基端側の部分は自重等によって屈曲可能な可撓管部18となっている。
先端硬質部19は自身の軸線19a(挿入部12の軸線)を中心とする略回転対称な一体成形物である。先端硬質部19は大きな構成要素として中央円柱部20、注水側仕切壁25、吸引側仕切壁26、及び外周側円筒部27を具備している。
中央円柱部20の後端面には前方に向かって延びる中央凹部21が凹設してある。中央円柱部20の前端面にはいずれも断面円形の対物レンズ用孔22及び一対の照明レンズ用孔23等が後方に延びる孔として形成してあり、これらの孔の後端部はいずれも中央凹部21と連通している。対物レンズ用孔22の前端部には対物レンズL1が嵌合固定してあり、対物レンズ用孔22の内部には対物レンズL1の直後に位置する撮像素子16Aが設けてある。撮像素子16Aから後方に向かって延びる画像信号用ケーブル16Bは、対物レンズ用孔22、挿入部12の内部空間、操作部11の内部空間、及びユニバーサルチューブ13の内部空間を通って上記コネクタ部まで延びている。一方、一対の照明レンズ用孔23の前端部には照明レンズL2が嵌合固定してある。さらに一対の照明レンズ用孔23の内部にはライトガイドファイババンドル(図示略)の前端部がそれぞれ挿入してあり、各ライトガイドファイババンドルの前端部は対応する照明レンズL2に接続している。各ライトガイドファイババンドルの後端部は挿入部12の内部空間、操作部11の内部空間、及びユニバーサルチューブ13の内部空間を通って上記コネクタ部まで延びている。
また中央円柱部20の外周部には、前方から見たときの環状をなし、かつ先端硬質部19の軸線19aに対して直交する平面からなる超音波プローブ当たり面24が形成してある。
外周側円筒部27は中央円柱部20と同軸をなす筒状体であり、その内周面の二カ所に注水側仕切壁25と吸引側仕切壁26がそれぞれ接続している。外周側円筒部27の後端位置は注水側仕切壁25及び吸引側仕切壁26の後端位置と一致している。外周側円筒部27の前端位置は注水側仕切壁25及び吸引側仕切壁26の前端位置より前方かつ超音波プローブ当たり面24より後方に位置している。
外周側円筒部27の外周面の後端近傍には、中央円柱部20の軸線19aを中心とする環状フランジ28が突設してある。外周側円筒部27の外周面の前端部と環状フランジ28の間に位置する部位は、当該前端部(大径部)及び環状フランジ28(大径部)よりも小径の小径くびれ部29により構成してある。図示するように小径くびれ部29の径(先端硬質部19の軸線19aからの径方向距離)は当該前端部及び環状フランジ28から互いに近づくにつれて徐々に短くなっている(即ち、当該前端部と環状フランジ28の中間位置が最も小径である)。
さらに外周側円筒部27の外周面の環状フランジ28の直前に位置する部位には、先端硬質部19の軸線19aを中心とする後部環状溝30が凹設してある。また外周側円筒部27の外周面の後端部には、挿入部12の前端部を除いた部分の外周面を構成しかつ可撓性を有する外皮チューブ12aの前端部が固定状態で被せてある。
注水側仕切壁25の内部及び外周側円筒部27の前端部にはバルーン注水用孔35(バルーン注水管路)が形成してある。このバルーン注水用孔35はバルーン吸引用孔31と先端硬質部19の軸線19aに対して対称をなす形状の孔であり、平行部32に対応する平行部36と、先端開口部33に対応する先端開口部37とを有している。平行部36は注水側仕切壁25の後端面から先端硬質部19の軸線19aと平行方向に前方に向かって延びる断面円形の孔であり、その前端は注水側仕切壁25の前端より後方で終端している。先端開口部37は平行部36の前端部から外周側円筒部27の前端側(外周側円筒部27の外周面)に向かって延びかつ先端硬質部19の軸線19aに対して外周側に鋭角に傾斜する孔であり、先端開口部37の断面積は後端部(平行部36との接続部)から前端部(外周側円筒部27の表面における開口部)側に向かうにつれて徐々に大きくなっている。さらに先端開口部37の前端部(開口部)の形状は先端硬質部19の周方向の長さよりも先端硬質部19の軸線19aと平行方向の長さが長い長孔形状であり、この前端部(開口部)は小径くびれ部29に形成してある(図2参照)。
一対の軸線平行部40は先端硬質部19の軸線19aを中心とする断面円弧形の孔であり、先端硬質部19の後端面から注水側仕切壁25及び吸引側仕切壁26の前端を前方に超えた位置(先端開口部33、37の前後方向の中間位置と同じ前後位置、図8中の位置A)まで延びている。各軸線平行部40の先端硬質部19の軸線19aを中心とする中心角は180°より僅かに小さい角度である。
テーパ部41は外周側円筒部27の前端と同じ位置から注水側仕切壁25及び吸引側仕切壁26の前端面と同じ前後位置(図8中の位置B)まで後方に向かって縮径しながら延び、かつ、自身の後部が一対の軸線平行部40の前端部に接続する軸線19aを中心とする環状孔である。図8に示すようにテーパ部41の前部の内周部(内面の内周側位置)は軸線平行部40の内周部(内面の内周側位置)より外周側に位置している。また一対の軸線平行部40の前端部(図8中の位置Aと位置Bの間に位置する部分)の内周部はテーパ部41の後端位置(図8中の位置B)より前方に位置している。即ち、一対の軸線平行部40の前端部の内周部がテーパ部41の後部の内周部を兼ねている。
先端硬質部19に対する軸線平行部40及びテーパ部41の加工要領は以下の通りである。
第一切削具T1は円筒状エンドミルである。第二切削具T2も円筒状エンドミルであり、その外径は第一切削具T1より小径である。
加工を行う際は、まず先端硬質部19を図示を省略した治具によって固定する。
次いで、第一切削具T1の前端部(刃部)を自身の軸線T1a回りに自転(回転)させながら先端硬質部19の後端面に接触させる。
続いて、第一切削具T1を先端硬質部19の軸線19aと平行方向に図8の位置Aまで前進させる。さらに自転を継続している第一切削具T1を、その前後位置を固定したまま軸線19aを中心に180°より小さい角度で公転(円周方向に移動)させることにより、一つの目の軸線平行部40を加工する。そして第一切削具T1を形成した軸線平行部40から後方に引き抜く。次いで、この軸線平行部40とは周方向の位相が180°ずれた位置に第一切削具T1を移動させた後に、軸線T1a回りに自転させた第一切削具T1の前端部を先端硬質部19の後端面に接触させる。そして第一切削具T1を軸線19aと平行方向に図8の位置Aまで前進させ、さらに自転を継続している第一切削具T1を、その前後位置を固定したまま軸線19aを中心に180°より小さい角度で公転させることによりもう一つの軸線平行部40を加工する。そしてその後に第一切削具T1を当該軸線平行部40から後方に引き抜く。このように二つの軸線平行部40を先端硬質部19に形成すると、二つの軸線平行部40の間に位置する部位が削られずに残される。この残された二つの部位が注水側仕切壁25と吸引側仕切壁26である。
続いて第二切削具T2をその軸線T2a回りに自転させながら先端硬質部19の軸線19aと平行方向に図8の(位置Aより後方の)位置Bまで後進させる。さらに自転を継続している第二切削具T2を、その前後位置を固定したまま軸線19aを中心に360°公転(円周方向に移動)させることにより、テーパ部41の内周側部分を形成する。
さらに第二切削具T2を形成した孔から前方に引き抜いた後に、軸線T2a回りに自転している第二切削具T2を僅かに外周側に移動させかつ先端硬質部19の軸線19aに対して鋭角に(外周側)に傾斜させた上で、第二切削具T2の後端部(刃部)を先端硬質部19に対して前方から接触させそのまま位置Bまで後方に移動させる。さらに自転を継続している第二切削具T2を、その前後位置及び傾斜角度を固定したまま軸線19aを中心に360°公転させることにより、テーパ部41の外周側部分を形成する。
さらに当該外周側の孔から第二切削具T2を前方に引き抜き、第二切削具T2を僅かに内周側に移動させかつ先端硬質部19に対する傾斜角度はやや小さくした上で、軸線T2a回りに自転させながら第二切削具T2の後端部を先端硬質部19に対して前方から接触させ、さらに位置Bまで後進させる。そして位置Bまで後進した後に、第二切削具T2をその前後位置及び傾斜角度を固定したまま軸線19aを中心に360°公転させることにより、テーパ部41の上記内周部と上記外周部の間に取り残された部分を切削して、正面視環状をなすテーパ部41全体を完成させる。
超音波プローブ45はいずれも環状形状をなすバッキング材46、圧電素子47、音響レンズ48を径方向に重ねて一体化したものである。圧電素子47の後端部の周方向の二カ所には二本のフレキシブルプリント基板49の前端部が固定してあり、各フレキシブルプリント基板49と圧電素子47は互いに電気的に導通可能である。
図7、図8等に示すように先端硬質部19のフレキ挿入孔39は、テーパ部41の後端部が軸線平行部40の前端部に接続しているので、テーパ部41の後端部(の外周部)と軸線平行部40の前端部の(外周部)の接続部(図8の位置Cの部分)に(径方向の)段差は存在しない。また先端硬質部19の一対の軸線平行部40の前端部の内周部がテーパ部41の後端位置より前方に位置している(一対の軸線平行部40の前端部の内周部がテーパ部41の後部の内周部を兼ねている)。そのためテーパ部41の外周部が後方に向かうにつれて内周側に近づくものの、テーパ部41の後部(位置Aより後方に位置する部分)が幅狭になる(径方向寸法が短くなる)ことはない。そのためフレキシブルプリント基板49の後端部をテーパ部41及び軸線平行部40に前方から挿入するときに(貫通させるときに)、フレキシブルプリント基板49の後端部がフレキ挿入孔39の内面に引っ掛かるおそれが殆どない。従って、超音波内視鏡10の組み立て作業性(歩留まり)は良好である。
超音波プローブ45から後方に延びた二本のフレキシブルプリント基板49の後端部は、挿入部12、操作部11、及び超音波画像伝送用チューブ14の内部を通り抜けて超音波用コネクタ部にまで延びている。
先端硬質部19の外周側円筒部27の外周面、超音波プローブ45(音響レンズ48)の外周面、及び前端固定部材50の外周面の後部環状溝30と前部環状溝51の間に位置する部位がバルーン装着部52を構成している。
さらに操作部11の内部には、注水チューブ53と吸引チューブ54の中間部とそれぞれ接続する(注水チューブ53と吸引チューブ54を前後二つの部位に分断する)送水用シリンダと吸引用シリンダ(いずれも図示略)がそれぞれ固定状態で設けてある。送水用シリンダと吸引用シリンダの外側端部は操作部11の表面において開口している。送水用シリンダと吸引用シリンダには、それぞれの外側開口を通じて送水用ボタン56と吸引用ボタン57がそれぞれ突没自在に取り付けてある。
まず超音波内視鏡10のコネクタ部を上記プロセッサに接続し、超音波用コネクタ部を上記超音波診断装置に接続する。さらに超音波内視鏡10の上記コネクタ部に設けた吸引用口金に対して負圧源(図示略)を接続し、送水口に送水源(図示略)を接続する。
プロセッサの内部に設けた光源を発光させると、この光源で発生した光が上記コネクタ部から上記ライトガイドファイババンドルに供給され、挿入部12の先端部に設けた一対の照明レンズL2から外部に出射される。さらに対物レンズL1を透過して撮像素子16Aによって撮像された観察像が撮像素子16Aによって画像データに変換され、この画像データが画像信号用ケーブル16Bを介して上記プロセッサに送信される。プロセッサは当該画像データを処理した上で上記モニタに表示させる。
さらに挿入部12のバルーン装着部52に弾性材料(例えばシリコンゴム)からなりかつ両端が開口した円筒状のバルーン(図示略)を被せて、当該バルーンの前後の開口縁部に形成した肉厚部を後部環状溝30と前部環状溝51に対して嵌める。上記のように先端硬質部19の外周側円筒部27には小径くびれ部29が形成してあるので、このとき小径くびれ部29全体に対してバルーンの内面が密着することはない(小径くびれ部の中央部とバルーンの間には隙間が形成される)。
先端硬質部19のテーパ部41が前方から後方に向かうにつれて縮径するテーパ形状であるため、図9、図10に示すように、テーパ部41(の後端部)が吸引側仕切壁26(及び注水側仕切壁25)の前端部と外周側円筒部27の間の接続部を破ることはなく、テーパ部41と注水側仕切壁25のバルーン注水用孔35(及び吸引側仕切壁26のバルーン吸引用孔31)は互いに非連通である。そのためバルーン注水用孔35に流れた脱気水がテーパ部41からフレキ挿入孔39全体に流れて、フレキ挿入孔39内に位置するフレキシブルプリント基板49に付着するおそれはない。
その一方で、仮にテーパ部41の代わりに従来例である図12に示した第二切削具(第一切削具T1と同じ円筒状エンドミル)を用いてテーパ部41に相当する孔を形成すると(第二切削具を図11中の位置Bまで後方移動させると)、テーパ部41に相当する孔(の後端部)が吸引側仕切壁26(及び注水側仕切壁25)の前端部と外周側円筒部27の間の接続部を破り(図9中の仮想線を参照)、テーパ部41と吸引側仕切壁26(及び注水側仕切壁25)が互いに連通してしまう。従って、この場合はバルーン注水用孔35に流れた脱気水がフレキ挿入孔39に流れて、このフレキ挿入孔39内に位置する二本のフレキシブルプリント基板49に付着することになる。
例えば超音波内視鏡10から吸引用ボタン57を取り外した上で、例えば吸引用シリンダの外側開口から洗浄用ブラシ60の先端部(ブラシ部62側)を吸引用シリンダを介して吸引チューブ54の前半部(挿入部12内に位置する部分)に挿入し、さらに洗浄用ブラシ60の先端部をバルーン吸引用孔31に挿入する。すると洗浄用ブラシ60の先端部は平行部32と先端開口部33の(互いに鈍角をなしがなら接続する)接続部を円滑に乗り越えて、図10に示すように先端開口部33の外側開口から先端硬質部19の外側に突出する。従って、洗浄用ブラシ60(ブラシ部62)によって吸引チューブ54の前半部及びバルーン吸引用孔31(平行部32、先端開口部33)の内周面全体を洗浄することが可能である。また吸引用口金から負圧源を取り外した上で、吸引用口金に洗浄用ブラシ60の先端部を挿入し、洗浄用ブラシ60の先端部を吸引チューブ54の後半部(コネクタ部及びユニバーサルチューブ13の内部に位置する部分)を通して吸引用シリンダまで挿入すれば、洗浄用ブラシ60(ブラシ部62)によって吸引チューブ54の後半部の内周面全体を洗浄することが可能である。
一方、超音波内視鏡10から送水用ボタン56を取り外した上で送水用シリンダの外側開口から洗浄用ブラシ60の先端部(ブラシ部62側)を送水用シリンダを介して注水チューブ53の前半部(挿入部12内に位置する部分)及びバルーン注水用孔35に挿入すると、洗浄用ブラシ60の先端部は平行部36と先端開口部37の(互いに鈍角をなしがなら接続する)接続部を円滑に乗り越えて、先端開口部37の外側開口から先端硬質部19の外側に突出する(図示略)。従って、洗浄用ブラシ60(ブラシ部62)によって注水チューブ53の前半部及びバルーン注水用孔35(平行部36、先端開口部37)の内周面全体を洗浄することが可能である。また送水口から送水源を取り外した上で、送水口に洗浄用ブラシ60の先端部を挿入し、洗浄用ブラシ60の先端部を水チューブ53の後半部(コネクタ部及びユニバーサルチューブ13の内部に位置する部分)を通して送水用シリンダまで挿入すれば、洗浄用ブラシ60(ブラシ部62)によって水チューブ53の後半部の内周面全体を洗浄することが可能である。
例えばバルーン吸引用孔31とバルーン注水用孔35の一方のみに先端開口部33、37を形成し、他方は例えば平行部32、36に対して直交する方向に延びる先端開口部を形成してもよい。
さらに軸線平行部40の断面形状は完全な円弧形状である必要はなく、略円弧形状であってもよい(この「略円弧形状」は特許請求の範囲の「円弧形状」に含まれる)。
また超音波プローブ45は環状形状である必要はなく、例えば所謂コンベックスタイプでもよい。
また先端硬質部19にフレキ挿入孔39を形成する際に、最初に第二切削具T2によってテーパ部41を形成し、その後で第一切削具T1によって軸線平行部40を形成してもよい。
先端硬質部19に設ける軸線平行部40の数は2つ以外の複数個であってもよい。
11 操作部
11a 処置具挿入口突起
11b キャップ
12 挿入部
12a 外皮チューブ
13 ユニバーサルチューブ
14 超音波画像伝送用チューブ
15 湾曲操作レバー
17 湾曲部
18 可撓管部
19 先端硬質部
19a 軸線
20 中心円柱部
21 中央凹部
22 対物レンズ用孔
23 照明レンズ用孔
24 超音波プローブ当たり面
25 注水側仕切壁
26 吸引側切壁
27 外周側円筒部
28 環状フランジ(大径部)
29 小径くびれ部
30 後部環状溝
31 バルーン吸引用孔(バルーン吸引管路)
32 平行部
33 先端開口部
35 バルーン注水用孔(バルーン注水管路)
36 平行部
37 先端開口部
39 フレキ挿入孔
40 軸線平行部
41 テーパ部
45 超音波プローブ
46 バッキング材
47 圧電素子(振動子)
48 音響レンズ
49 フレキシブルプリント基板
50 前端固定部材
51 前部環状溝
52 バルーン装着部
53 送水チューブ(バルーン注水管路)
54 吸引チューブ(バルーン吸引管路)
56 送水用ボタン
57 吸引用ボタン
60 洗浄用ブラシ
61 本体部
62 ブラシ部
L1 対物レンズ
L2 照明レンズ
T1 第一切削具
T2 第二切削具
T1a T2a 軸線
Claims (5)
- 操作部から前方に延びる挿入部の前端部の表面に設けた超音波プローブと、
上記挿入部の一部をなしかつ上記超音波プローブを支持する樹脂製の先端硬質部と、
該先端硬質部に形成した、上記超音波プローブの後端面が当接する超音波プローブ当たり面と、
上記先端硬質部に形成した、該超音波プローブ当たり面より後方において上記先端硬質部を前後方向に貫通するフレキ挿入孔と、
上記超音波プローブと電気的に接続し、前方から後方に向かって上記フレキ挿入孔を貫通するフレキシブルプリント基板と、
を備え、
上記フレキ挿入孔が、
上記先端硬質部の後端面から前方に向かって前後方向に延びかつ該先端硬質部の軸線を中心とする断面円弧形状をなす軸線平行部と、
上記先端硬質部の上記超音波プローブ当たり面より外周側の部位を前方から後方に向かって縮径しながら延びて自身の後端部が上記軸線平行部の前端部に接続する、上記軸線を中心とする環状のテーパ部と、
を備えることを特徴とする超音波内視鏡。 - 請求項1記載の超音波内視鏡において、
該テーパ部の前部の内周部よりも内周側に位置する上記軸線平行部の前端部の内周部によって、上記テーパ部の後部の内周部を構成した超音波内視鏡。 - 操作部から前方に延びる挿入部の前端部の表面に設けた超音波プローブと、
上記挿入部の一部をなしかつ上記超音波プローブを支持する樹脂製の先端硬質部と、
該先端硬質部に形成した、上記超音波プローブの後端面が当接する超音波プローブ当たり面と、
上記先端硬質部に形成した、該超音波プローブ当たり面より後方において上記先端硬質部を前後方向に貫通するフレキ挿入孔と、
上記超音波プローブと電気的に接続し、前方から後方に向かって上記フレキ挿入孔を貫通するフレキシブルプリント基板と、
を備える超音波内視鏡の製造方法であって、
円筒状エンドミルからなる第一切削具を自転させながら上記先端硬質部の後端面に接触させるステップ、
上記第一切削具を上記軸線と平行方向に前進させかつ該軸線を中心とする周方向に移動させることにより、上記フレキ挿入孔の一部をなしかつ上記軸線と平行に延びる断面円弧形状の軸線平行部を形成するステップ、
上記第一切削具より小径の円筒状エンドミルからなる第二切削具を自転させながら、上記先端硬質部の超音波プローブ当たり面より外周側に位置する部位に対して前方から接触させるステップ、及び
上記第二切削具を後方に移動させかつ上記軸線を中心とする周方向に移動させることにより、上記フレキ挿入孔の一部をなしかつ前方から後方に向かって縮径しながら延びて自身の後端部が上記軸線平行部の前端部に接続するテーパ部を形成するステップ、
を有することを特徴とする超音波内視鏡の製造方法。 - 請求項3記載の超音波内視鏡の製造方法において、
上記テーパ部を形成するステップが、
上記第二切削具を上記軸線と平行な方向に後方へ向かって移動させることにより、上記軸線平行部の内周部より外周側に位置する上記テーパ部の内周部の前部を形成するステップ、及び
上記第二切削具を上記軸線に対して傾斜させながら後方へ向かって移動させることにより、上記テーパ部の外周部を形成するステップ
を含む超音波内視鏡の製造方法。 - 請求項4記載の超音波内視鏡の製造方法において、
上記軸線平行部を形成するステップが、
上記テーパ部の後端より前方の位置まで上記第一切削具を前進させて、該テーパ部の上記前部の内周部よりも内周側に位置しかつ上記テーパ部の後部の内周部を兼ねる、上記軸線平行部の前端部の内周部を形成するステップを含む超音波内視鏡の製造方法。
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