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JP6152544B2 - 照明器具の取付構造 - Google Patents
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JP6152544B2 - 照明器具の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具を取付器具に取り付ける構造に関するものである。
従来、例えば有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネル等の発光体を薄型の筐体内に収めてなる照明器具が広く実用に供されている。その種の薄型の照明器具は、例えば特許文献1に示されているように、建物の壁面や天井面等に1次元あるいは2次元方向に並べてマトリクス状に配設し、発光面積が極めて大きい面状光源や、あるいは表示装置を構成するように用いられることもある。
特開2009-218149号公報
ところで多くの照明器具は、建物の壁面や天井面等に取り付けるに当たっては、壁面等に固定された取付器具に取り外し可能に取り付けられるのが一般的であり、上記薄型の照明器具に対してもそのような取付構造が適用されることが多い。このような取付構造を薄型の照明器具に適用する場合、特に複数の照明器具がマトリクス状に配設される場合は、各照明器具を基本的にその前面(光が取り出される面)側から押し込んだり、引いたりする操作だけで簡単に着脱自在にすることが望まれる。すなわち、複数の照明器具がマトリクス状に密に配設されていると、ある一つの照明器具を取り付けたり、あるいは取り外したりする際、それに隣接して別の照明器具が横に存在するため、照明器具を横方向に大きく動かすような操作は困難になるからである。
以上、特に薄型の照明器具がマトリクス状に配置される場合のことについて説明したが、それに限らず、底面を有する筐体内に発光体を収容してなる照明器具を底面側から取付器具に取り外し自在に取り付ける場合は、照明器具を簡単な操作、つまり基本的に前面側から押し込んだり、引いたりする操作だけで簡単に着脱自在となっていれば、照明器具の取り付け作業や取り外し作業が極めて容易なものとなる。
そこで本発明は、底面を有する筐体内に発光体を収容してなる照明器具を、簡単な操作で取付器具に対して着脱することを可能にする、照明器具の取付構造を提供することを目的とする。
本発明による照明器具の取付構造は、
底面、この底面から立ち上がった一側面、および前記底面から立ち上がって前記一側面と反対側を向く他側面を有する基体と、
前記基体に配設された発光体とを備えてなる照明器具を、前記底面の側から取付器具に取り付ける構造であって、
照明器具において、
前記一側面から出没する方向に移動可能にして前記基体に設けられた第一係合突部と、
この第一係合突部を、前記一側面から突出する方向に付勢する第一付勢手段と、
前記第一係合突部を、前記第一付勢手段による付勢に抗する方向に押し操作するための第一操作部と、
前記他側面から出没する方向に移動可能にして前記基体に設けられた第二係合突部と、
この第二係合突部を、前記他側面から突出する方向に付勢する第二付勢手段と、
前記第二係合突部を、前記第二付勢手段による付勢に抗する方向に押し操作するための第二操作部と、
が設けられ、
取付器具において、
前記基体の一側面から突出した状態にある前記第一係合突部を受承して保持する一方、該第一係合突部が前記押し操作されたとき前記受承を解除する形状とされた係合穴を有する第一保持部と、
前記基体の他側面から突出した状態にある前記第二係合突部を受承して保持する一方、該第二係合部材が前記押し操作されたとき前記受承を解除する形状とされた係合穴を有する第二保持部と、
が設けられてなるものである。
なお、本発明による照明器具の取付構造においては、
第一係合突部および第一操作部が一体的に形成されて第一係合部材を構成し、
第一係合突部および第一操作部が共に、前記一側面から外側を向く方向に先端部が延びる形状とされ、
第一係合部材が前記一側面に対して略垂直な方向に移動可能とされており、
第二係合突部および第二操作部が一体的に形成されて第二係合部材を構成し、
第二係合突部および第二操作部が共に、前記他側面から外側を向く方向に先端部が延びる形状とされており、
この第二係合部材が前記他側面に対して略垂直な方向に移動可能とされていることが望ましい。
なお上記の構成とする場合は、第一係合突部並びに第二係合突部がそれぞれ2つずつ形成され、第一保持部の係合穴並びに第二保持部の係合穴がそれぞれ2つずつ形成されていることが望ましい。
ここで上記の「略垂直」とは、垂直である場合は勿論のこと、第一係合突部、第二係合突部がそれぞれ、第一保持部の係合穴、第二保持部の係合穴に受承され得る範囲内で、正確に垂直な状態から外れている場合も含むことを意味する。
また、本発明による照明器具の取付構造においては、照明器具が取付器具に取り付けられた状態下で、基体の底面と平行な面内の基体位置を規定する位置規定部材が設けられていることが望ましい。
また、本発明による照明器具の取付構造においては、
取付器具の、照明器具の底面と接する面に、照明器具の発光体を点灯させる駆動電流および/または該点灯を制御する信号電流を給電する給電端子が設けられ、
照明器具の底面に、該照明器具が取付器具に取り付けられたとき前記給電端子と電気的に接続する受電端子が設けられていることが望ましい。
さらに、本発明による照明器具の取付構造においては、照明器具および取付器具の一方に、照明器具が取付器具に取り付けられた状態下で他方との間で圧縮されて、照明器具を取付器具から離れる方向に付勢する離間用付勢手段が設けられていることが望ましい。
本発明による照明器具の取付構造は、
底面、この底面から立ち上がった一側面、および前記底面から立ち上がって前記一側面と反対側を向く他側面を有する基体と、
前記基体に配設された発光体とを備えてなる照明器具を、前記底面の側から取付器具に取り付ける構造であって、
照明器具において、
前記一側面から出没する方向に移動可能にして前記基体に設けられた第一係合突部と、
この第一係合突部を、前記一側面から突出する方向に付勢する第一付勢手段と、
前記第一係合突部を、前記第一付勢手段による付勢に抗する方向に押し操作するための第一操作部と、
前記他側面から出没する方向に移動可能にして前記基体に設けられた第二係合突部と、
この第二係合突部を、前記他側面から突出する方向に付勢する第二付勢手段と、
前記第二係合突部を、前記第二付勢手段による付勢に抗する方向に押し操作するための第二操作部と、
が設けられ、
取付器具において、
前記基体の一側面から突出した状態にある前記第一係合突部を受承して保持する一方、該第一係合突部が前記押し操作されたとき前記受承を解除する形状とされた係合穴を有する第一保持部と、
前記基体の他側面から突出した状態にある前記第二係合突部を受承して保持する一方、該第二係合部材が前記押し操作されたとき前記受承を解除する形状とされた係合穴を有する第二保持部と、
が設けられてなるものであるので、この取付構造によれば、以下の通りにして、照明器具を簡単な操作で取付器具に対して着脱可能となる。
すなわち、照明器具を取り付ける際には、第一操作部および第二操作部を押し操作して、第一係合突部および第二係合突部を、それぞれ前記一側面および他側面の内方に没した状態あるいはそれに近い状態に設定しておくことができる。その状態にすれば、第一係合突部および第二係合突部をそれぞれ取付器具の第一保持部および第二保持部と干渉させることなく、第一係合突部が第一保持部の係合穴と向かい合い、また第二係合突部が第二保持部の係合穴と向かい合う位置に照明器具を配することができる。その状態になったところで第一操作部および第二操作部の押し操作を解除すれば、第一係合突部を第一保持部の係合穴に進入、係合させ、また第二係合突部を第二保持部の係合穴に進入、係合させることができるので、照明器具を取付器具から離脱しないようにして該取付器具に簡単に取り付けることができる。
照明器具を取り外す際には、第一操作部および第二操作部を押し操作することにより、第一係合突部を第一保持部の係合穴から抜け出させ、また第二係合突部を第二保持部の係合穴から抜け出させることができる。そこで照明器具を取付器具から引き離せば、照明器具を取付器具から簡単に取り外すことができる。
本発明の一実施形態による照明器具の取付構造を示す一部破断側面図 図1に示した照明器具の平面図 上記照明器具の側面図 上記照明器具の係合部材を示す斜視図 上記照明器具の一部を示す斜視図 上記照明器具の底面図 図1に示した取付器具の平面図 上記取付器具の側面図 上記取付器具を示す斜視図 本発明の別の実施形態による照明器具の取付構造を示す斜視図 図10に示した照明器具の一部を示す一部破断斜視図
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による照明器具の取付構造を示す側面図である。この取付構造は、一例として概略薄い直方体状の外形形状を有する照明器具1を横にした状態、つまり光を取り出す前面が上を向いた状態で取付器具5に取り付けるためのものである。
まず図2〜6を参照して、照明器具1について説明する。図2および図3はそれぞれ、照明器具1の平面形状および側面形状を示しており、また図4および図5はそれぞれ照明器具1の一部の斜視形状を示し、図6は照明器具1の底面の形状を示している。
図2および図3に示される通りこの照明器具1は基本的に、概略薄い直方体状に形成された筐体10内に、例えば有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネル等の発光体20を収容して構成されている。発光体20が配設される基体としての筐体10は、例えば透明あるいは白色の合成樹脂から形成され、底面11と、この底面11から直角に立ち上がった一側面12と、同じく底面11から直角に立ち上がって一側面12と反対側を向く他側面13とを有している。これらの一側面12および他側面13は互いに平行で直線方向(矢印A方向)に延びる状態に形成され、照明器具1が取付器具5に取り付けられた状態では各々左側面と右側面となる。そしてこれらの一側面12と他側面13の各端部の間を延びる、互いに平行な上側面14および下側面15が形成され、それら4つの側面12〜15の上に前面16が形成されている。発光体20からの光は、この前面16から発せられる。
筐体10内には、上記一側面12の近傍において、この一側面12と直角な方向に移動自在にして第一係合部材21の一部が配置され、また他側面13の近傍において、この他側面13と直角な方向に移動自在にして第二係合部材31の一部が配置されている。図4はこれらの第一係合部材21および第二係合部材31の形状を詳しく示すものである。ここに示されるように第一係合部材21は、連絡部22と、その中央から立ち上がって先端が一側面12の側外方(図2および図3中の左方)に向かって延びる断面L字形の板状の第一操作部23と、連絡部22の両端にそれぞれ連続した板状とされて先端が第一操作部23の先端と同じ方向に延びる2つの第一係合突部24と、各第一係合突部24と第一操作部23との間において、連絡部22からそれぞれ第一操作部23の先端部とは反対方向に突出した円柱状の2つのバネ挿通部25とを備えている。
第二係合部材31は第一係合部材21と同形状とされた上で、この第一係合部材21と180°異なる向きに配置されたもので、連絡部32と、その中央から立ち上がって先端が他側面13の側外方(図2および図3中の右方)に向かって延びる断面L字形の板状の第二操作部33と、連絡部32の両端にそれぞれ連続した板状とされて先端が第二操作部33の先端と同じ方向に延びる2つの第二係合突部34と、各第二係合突部34と第二操作部33との間において、連絡部32からそれぞれ第二操作部33の先端部とは反対方向に突出した円柱状の2つのバネ挿通部35とを備えている。
上記形状の第一係合部材21は、連絡部22および第一係合突部24を上下から挟む部分や、さらには第一操作部23を同様に上下から挟む部分等が筐体10内に設けられることにより、前述したように一側面12と直角な方向に移動自在とされている。第二係合部材31もそれと同様にして、他側面13と直角な方向に移動自在に保持されている。
第一係合部材21の2つのバネ挿通部25には、図2および図3に示すように、それぞれ第一付勢手段としての圧縮コイルバネ26が巻回されている。この圧縮コイルバネ26はその一端が連絡部22に当接し、他端が筐体10内の一部に当接するようにして圧縮状態に配置され、それにより第一係合部材21は一側面12の側外方に向けて付勢されている。また第二係合部材31の2つのバネ挿通部35には、図2および図3に示すように、それぞれ第二付勢手段としての圧縮コイルバネ36が保持されている。この圧縮コイルバネ36もその一端が連絡部32に当接し、他端が筐体10内の一部に当接するようにして圧縮状態に配置され、それにより第二係合部材31は他側面13の側外方に向けて付勢されている。
上述のように付勢されている第二係合部材31は図5に示すように、他側面13に形成された操作部通過孔13aから第二操作部33が筐体外に突出し、また同じく他側面13に形成された2つの突部通過孔13bからそれぞれ第二係合突部34が筐体外に大きく突出する状態となっている。図示はしていないが一側面12にも、上記操作部通過孔13aと同様の操作部通過孔が形成されてそこから第一係合部材21の第一操作部23が筐体外に突出し、上記突部通過孔13bと同様の突部通過孔が2つ形成されてそれらから第一係合部材21の第一係合突部24が筐体外に大きく突出している。上記付勢に抗するような外力が第一係合部材21および第二係合部材31に加えられない限り、第一係合部材21および第二係合部材31は上記の状態を維持する。
図6は筐体10の底面11を示すものであり、以下この図6を参照して、底面11の形状について説明する。ここに図示される通り底面11には、他側面13の近傍位置において、概略T字状とされて底面11から若干低くなった凹部41が形成され、その下方には、縦長の長方形状とされて底面11から若干低くなった凹部43が形成されている。また同じくこの底面11には、一側面12の近傍位置において、概略T字状とされて底面11から若干低くなった凹部42が形成され、その下方には、縦長の長方形状とされて底面11から若干低くなった凹部44が形成されている。
またこの底面11には、発光体15を点灯させる駆動電流を取付器具5側から受電するための受電端子17および19と、発光体15の点灯を制御する信号電流を取付器具5側から受電するための受電端子18および20が設けられている。さらにこの底面11には、四隅のそれぞれに近い位置において4つの丸穴37が設けられ、各丸穴37の中には、離間用付勢手段としてのコイルバネ38が固定されている。これらのコイルバネ38による作用については後述する。
次に図7〜9を参照して、取付器具5について説明する。図7および図8はそれぞれ、取付器具5の平面形状および側面形状を示しており、図9は取付器具5の斜視形状を示している。なお図9においては、底面51の上に形成された要素を省略して示している。
取付器具5は例えば合成樹脂から形成され、上方が開いた概略薄い直方体状の凹部50を有している。この凹部50は、底面51と、4つの側壁52、53、54および55とによって画成されたもので、側壁52〜55は上記底面51および取付器具5の表面56に対して直角に形成されている。
凹部50は、照明器具1の筐体10をほぼ緊密に収容する形状とされている。すなわち、この凹部50に対して所定の向きで照明器具1が収められると、図2および図3に示した筐体10の底面11は取付器具5の底面51に接し、そして筐体10の4つの側面12、13、14および15はそれぞれ側壁52、53、54および55と微小間隙を置いて向き合う状態となる。上記4つの側壁うち側壁52には2つの係合穴57が形成され、また、この側壁52と向き合う側壁53にも同様の2つの係合穴58が形成されている。なお上記側壁52は本発明における第一保持部を構成し、側壁53は本発明における第二保持部を構成している。
上記底面51には、側壁53の近傍位置において、概略T字状とされて底面51から若干高くなった凸部61が形成され、その下方には、縦長の長方形状とされて底面51から若干高くなった凸部63が形成されている。また底面51には、側壁52の近傍位置において、概略T字状とされて底面51から若干高くなった凸部62が形成され、その下方には、縦長の長方形状とされて底面51から若干高くなった凸部64が形成されている。
また底面51には、外部から駆動電流を受けるための配線が接続されるコネクタ70および71、外部から信号電流を受けるための配線が接続されるコネクタ72および73、取付器具5を壁面等に取り付けるための取付孔74〜77、一端が筐体10側に固定される照明器具落下防止用紐(図示せず)の他端が取り付けられる紐取付部78、取付器具5の上下取付方向を示す表示79および80、上述した配線を通すための配線通過孔81等が設けられている。取付器具5の内部には、上記駆動電流や信号電流用の回路基板(図示せず)が収容されている。
さらに底面51には、照明器具1が取付器具5に取り付けられた際に、照明器具1が取り付け方向、つまり取付器具5との距離が変わる方向にガタ付くことを防止するための円柱状の突起84が4つ形成されている。
また底面51には、照明器具1がその底面11側から取付器具5に取り付けられた際に、該底面11に形成されている前記受電端子17および19と各々接触する駆動電流給電端子87および89と、前記受電端子18および20と各々接触する信号電流給電端子88および90とが設けられている。なお給電端子87、88、89および90は、それぞれ受電端子との接触を確実にするために、図示外のバネ等の付勢手段により、外方つまり図7中で手前側に付勢されている。
以下、照明器具1を取付器具5に取り付ける操作について説明する。図1は照明器具1が取付器具5に取り付けられるときの状態を、(A)、(B)、(C)と時間を追って示している。なおここでは、取付器具5を破断して示している。
同図(A)に示すように照明器具1は、まず例えば作業者の両手により、第一操作部23と第二操作部33を、それぞれ圧縮コイルバネ26、36の付勢力に抗して押し込みつつ保持される。この状態では、第一係合部材21の第一係合突部24および第二係合部材31の第二係合突部34は、各々筐体10の一側面12、他側面13から僅かだけ突出した状態となる。
次に同図(B)に示すように照明器具1は、取付器具5の凹部50内に上から収められる。このとき、第一係合突部24および34は上述の状態となっているので、照明器具1が凹部50内に収められることを妨げない。
照明器具1の底面11が、取付器具5の底面51に接すると、同図(C)に示すように第一操作部23および第二操作部33の押し込みが解放される。すると第一係合突部24および第二係合突部34はそれぞれ圧縮コイルバネ26、36の付勢力により外側に大きく突出し、第一係合突部24は係合穴57内に、そして第二係合突部34は係合穴58内に進入する。こうして第一係合突部24と係合穴57とが係合し、また第二係合突部34と係合穴58とが係合すると、照明器具1に対して取付器具5から離す方向の外力が作用しても、照明器具1は取付器具5の凹部50から離脱することなく、そこに保持されるようになる。
なお、上述の通りにして照明器具1が取付器具5に取り付けられるとき、それら両者の相対位置が正しければ、取付器具5の凸部61、62は照明器具1の筐体10に形成されている凹部41、42と組み合い、また凸部63、64は同じく筐体10に形成されている凹部43、44と組み合うようになる(図6、7参照)。
取付器具5に対して照明器具1が不正な向きで取り付けられようとすると、上述の組み合いがなされず、筐体10を所定位置まで押し込むことが不可能になるので、不正な向きで照明器具1が取り付けられることが防止される。そして凸部61、62、63および64が、それぞれ凹部41、42、43および44と組み合うと、照明器具1の筐体10は上下左右方向(図2の矢印A方向およびそれと直角な方向)に移動できなくなり、該筐体10の位置が規定される。
また、照明器具1が正しい向きで取付器具5に取り付けられると、取付器具5の4つの突起84がそれぞれ照明器具1の筐体10の丸穴37に入り込み、該丸穴37内に配設されているコイルバネ38を圧縮する。そこで筐体10は取付器具5から離れる方向に押され、第一係合突部24の上面が係合穴57の上壁に接し、また第二係合突部34の上面が係合穴58の上壁に接する位置に保持される。それにより、照明器具1が取り付け方向、つまり取付器具5との距離が変わる方向にガタ付くことが防止される。
なお、上記4つの突起84の外径が、丸穴37の内径より僅かに小さいだけの値に設定されている場合は、突起84が上記凸部61〜64と同様に、筐体10の上下左右方向位置を規定する位置規定部材としても作用するようになる。
また、照明器具1が正しい向きで取付器具5に取り付けられると、筐体10の底面11に形成されている受電端子17および19が各々取付器具5の駆動電流給電端子87および89と接触し、また、同じく底面11に形成されている受電端子18および20が各々取付器具5の信号電流給電端子88および90と接触して、取付器具5から照明器具1に給電がなされ得る状態となる。なお前述した通り、給電端子87、88、89および90はそれぞれ外方に向けて付勢されているので、それぞれ受電端子17、18、19および20との接触が確実なものとなる。
照明器具1を取付器具5から取り外す際には、まず、照明器具1の第一操作部23と第二操作部33をそれぞれ押し込むようにして照明器具1が保持される。それにより第一係合突部24は係合穴57から抜け出し、また第二係合突部34は係合穴58から抜け出すので、その状態のまま照明器具1を持ち上げれば、照明器具1が取付器具5の凹部50から取り外される。
なお本実施形態においては、照明器具1が取付器具5に取り付けられているとき、前述したように圧縮されているコイルバネ35の作用により、筐体10は取付器具5から離れる方向に押されている。したがって、上記のようにして第一係合突部24と係合穴57との係合および、第二係合突部34と係合穴58との係合が解除されると、筐体10は取付器具5から弾力的に離れて、第一操作部23および第二操作部33が取付器具5の表面56から若干浮き上がるようになる。そこで、これらの第一操作部23および第二操作部33を指先で容易に保持して、照明器具1を取付器具5から簡単に取り外せるようになる。
なお本実施形態において照明器具1の上下左右方向位置は、前述した通り照明器具1側の凹部41、42、43および44と、取付器具5側の凸部61、62、63および64との組合いによって規定される。すなわち、それらの凹部41、42、43および44、並びに凸部61、62、63および64が、照明器具1の位置を規定する位置規定部材を構成している。
ただし照明器具1の位置は、その他の部材によって規定するようにしても構わない。例えば、取付器具5の凹部50の側壁52〜55と、照明器具1の筐体10の側面12〜15とが互いに緊密に接するように凹部50と筐体10の寸法を設定すれば、側壁52〜55を位置規定部材として機能させることができる。さらに、第一係合部材21の第一係合突部24や第二係合部材31の第二係合突部34を、それぞれ係合穴57、58に緊密に収容される大きさに形成しておけば、それらの第一係合突部24および34によって照明器具1を位置規定することも可能である。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。図10は本実施形態の取付構造の一部を構成する照明器具1の側部を示す斜視図である。なおこの図10において、図1〜9中の要素と同等の要素には同番号を付してあり、それらについての説明は特に必要のない限り省略する(以下、同様)。
本実施形態においては、同図の(A)に示すように、照明器具1の筐体10の他側面13に、側面厚さ方向に互いに離して操作部通過孔113aと突部通過孔113bが形成されている。そして常時は、操作部通過孔113aから扇状の第二操作部133が、また突部通過孔113bから同じく扇状の第二係合突部134が突出するようになっている。
第二操作部133および第二係合突部134は、図11に筐体10を破断して示すように、それぞれ概略円板を1/4切り取った形状とされ、回動軸130により一体的に連結されている。そして第二操作部133から突出した回動軸130の上端部分、および第二係合突部134から突出した回動軸130の下端部分がそれぞれ筐体10に回転自在に保持されることにより、第二操作部133および第二係合突部134は上記回動軸130を中心として、図11中の矢印B方向、矢印C方向に回動可能とされている。また回動軸130には、第二付勢手段としてのねじりコイルバネ131が巻回され、このねじりコイルバネ131の一端は回動軸130に、またその他端は筐体10にそれぞれ係止されている。それにより回動軸130は、つまり第二操作部133および第二係合突部134は、上記矢印C方向に付勢されている。
なお以上は第二操作部133および第二係合突部134について説明したが、筐体10の他側面13と反対側を向く一側面12(図2参照)にも、第二操作部133と同様の第一操作部および、第二係合突部134と同様の第一係合突部が設けられる。
図10に示した照明器具1は、例えば図9に示すような凹部50を有する取付器具5に取り付けられる。その場合凹部50の側壁52には、図9に示す係合穴57と同様の係合穴(第一係合突部用)が1つ設けられ、また側壁53にも同様の係合穴(第二係合突部用)が1つ設けられる。
上述した通り第二操作部133および第二係合突部134は、ねじりコイルバネ131により付勢されて、常時は他側面13から突出した状態を保つ。照明器具1を図示外の取付器具5に取り付ける際には、例えば作業者の指先により第二操作部133が、ねじりコイルバネ131の付勢力に抗して図11の矢印B方向に押し込まれる。それにより第二操作部133および第二係合突部134は、図10の(B)に示す状態となる。こうして第二係合突部134は筐体10の他側面13から内側に没した状態となるので、照明器具1を、上に説明したような取付器具5の凹部50に上方から収めることができる。その後、押し込んでいた第二操作部133を解放すれば、ねじりコイルバネ131の付勢力により第二係合突部134が図11の矢印C方向に回動して他側面13から突出し、取付器具5の側壁に形成されている係合穴に進入、係合する。
なお、以上は第二操作部133の操作および第二係合突部134の動作について説明したが、図示外の第一操作部も同様に操作され、そして第一係合突部も同様に動作する。以上の通りにして照明器具1は、取付器具5から離脱しないように該取付器具5に取り付けられることになる。
その後、取付器具5から照明器具1を取り外す際には、第二操作部133が、ねじりコイルバネ131の付勢力に抗して図11の矢印B方向に押し込まれ、また図示外の第一操作部も同様に操作される。それにより第二係合突部134および図示外の第一係合突部が、それぞれ取付器具5の係合穴から抜け出るので、その状態で照明器具1を上に持ち上げれば、取付器具5から取り外すことができる。
なお、以上説明した各実施形態では、照明器具1が水平な状態で取付器具5に取り付けられるようにしているが、上に説明した通りの各構造をそのまま用いて、照明器具1を垂直に立てた状態で取付器具5に取り付けることも可能である。また、照明器具1を水平な状態で取付器具5に取り付ける場合、上記実施形態とは反対に、取付器具5を例えば天井に固定する等により、照明器具1の前面16つまり光を取り出す面が下向きとなるように構成することも可能である。
また筐体の形状も特に薄い直方体状に限られるものではなく、その他の形状に形成された筐体を取付器具に取り付ける構造に対しても本発明は適用可能である。
さらに本発明による照明器具の取付構造は、複数の取付器具を1次元あるいは2次元方向に並べて配設し、それぞれの取付器具に照明器具を取り付けるように構成することも可能である。
1 照明器具
5 取付器具
10 筐体(基体)
11 筐体の底面
12 筐体の一側面
13 筐体の他側面
14、15 筐体の側面
16 筐体の前面
20 発光体
21 第一係合部材
22 第一係合部材の連絡部
23 第一操作部
24 第一係合突部
25 バネ挿通部
26 圧縮コイルバネ
31 第二係合部材
32 第二係合部材の連絡部
33、133 第二操作部
34、134 第二係合突部
35 バネ挿通部
36 圧縮コイルバネ
37 丸穴
38 コイルバネ
41〜44 筐体の凹部
50 取付器具の凹部
51 取付器具の底面
52〜55 凹部の側壁
57、58 係合穴
61〜64 取付器具の凸部
87〜90 給電端子
84 突起
130 回動軸
131 ねじりコイルバネ

Claims (6)

  1. 底面、この底面から立ち上がった一側面、および前記底面から立ち上がって前記一側面と反対側を向く他側面を有する基体と、
    この基体に配設された発光体とを備えてなる照明器具を、前記底面の側から取付器具に取り付ける構造であって、
    前記照明器具において、
    前記一側面から出没する方向に移動可能にして前記基体に設けられた第一係合突部と、
    この第一係合突部を、前記一側面から突出する方向に付勢する第一付勢手段と、
    前記第一係合突部を、前記第一付勢手段による付勢に抗する方向に押し操作するための第一操作部と、
    前記他側面から出没する方向に移動可能にして前記基体に設けられた第二係合突部と、
    この第二係合突部を、前記他側面から突出する方向に付勢する第二付勢手段と、
    前記第二係合突部を、前記第二付勢手段による付勢に抗する方向に押し操作するための第二操作部と、
    が設けられ、
    前記取付器具において、
    前記基体の一側面から突出した状態にある前記第一係合突部を受承して保持する一方、該第一係合突部が前記押し操作されたとき前記受承を解除する形状とされた係合穴を有する第一保持部と、
    前記基体の他側面から突出した状態にある前記第二係合突部を受承して保持する一方、該第二係合部材が前記押し操作されたとき前記受承を解除する形状とされた係合穴を有する第二保持部と、
    が設けられてなる照明器具の取付構造。
  2. 前記第一係合突部および前記第一操作部が一体的に形成されて第一係合部材を構成し、
    前記第一係合突部および前記第一操作部が共に、前記一側面から外側を向く方向に先端部が延びる形状とされ、
    前記第一係合部材が前記一側面に対して略垂直な方向に移動可能とされており、
    前記第二係合突部および前記第二操作部が一体的に形成されて第二係合部材を構成し、
    前記第二係合突部および前記第二操作部が共に、前記他側面から外側を向く方向に先端部が延びる形状とされており、
    この第二係合部材が前記他側面に対して略垂直な方向に移動可能とされていることを特徴とする請求項1記載の照明器具の取付構造。
  3. 前記第一係合突部並びに前記第二係合突部がそれぞれ2つずつ形成され、
    前記第一保持部の係合穴並びに前記第二保持部の係合穴がそれぞれ2つずつ形成されていることを特徴とする請求項2記載の照明器具の取付構造。
  4. 前記照明器具が前記取付器具に取り付けられた状態下で、前記基体の底面と平行な面内の基体位置を規定する位置規定部材が設けられていることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の照明器具の取付構造。
  5. 前記取付器具の、照明器具の底面と接する面に、照明器具の発光体を点灯させる駆動電流および/または該点灯を制御する信号電流を給電する給電端子が設けられ、
    前記照明器具の底面に、該照明器具が取付器具に取り付けられたとき前記給電端子と電気的に接続する受電端子が設けられていることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の照明器具の取付構造。
  6. 前記照明器具および取付器具の一方に、照明器具が取付器具に取り付けられた状態下で他方との間で圧縮されて、照明器具を取付器具から離れる方向に付勢する離間用付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の照明器具の取付構造。
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