Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP6153521B2 - トウモロコシ繊維からのヘミセルロースの抽出方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP6153521B2 - トウモロコシ繊維からのヘミセルロースの抽出方法 - Google Patents

トウモロコシ繊維からのヘミセルロースの抽出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6153521B2
JP6153521B2 JP2014519298A JP2014519298A JP6153521B2 JP 6153521 B2 JP6153521 B2 JP 6153521B2 JP 2014519298 A JP2014519298 A JP 2014519298A JP 2014519298 A JP2014519298 A JP 2014519298A JP 6153521 B2 JP6153521 B2 JP 6153521B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hemicellulose
weight
corn fiber
acid
starch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014519298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014520915A5 (ja
JP2014520915A (ja
Inventor
ロヒト エー. メドヘカル
ロヒト エー. メドヘカル
アンドリュー ジェイ. ホフマン
アンドリュー ジェイ. ホフマン
シャンチョン ハン
シャンチョン ハン
Original Assignee
テート アンド ライル イングリーディエンツ アメリカズ エルエルシー
テート アンド ライル イングリーディエンツ アメリカズ エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テート アンド ライル イングリーディエンツ アメリカズ エルエルシー, テート アンド ライル イングリーディエンツ アメリカズ エルエルシー filed Critical テート アンド ライル イングリーディエンツ アメリカズ エルエルシー
Publication of JP2014520915A publication Critical patent/JP2014520915A/ja
Publication of JP2014520915A5 publication Critical patent/JP2014520915A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6153521B2 publication Critical patent/JP6153521B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C3/00Pulping cellulose-containing materials
    • D21C3/04Pulping cellulose-containing materials with acids, acid salts or acid anhydrides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B30/00Preparation of starch, degraded or non-chemically modified starch, amylose, or amylopectin
    • C08B30/10Working-up residues from the starch extraction, e.g. potato peel or steeping water, including pressing water from the starch-extracted material
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
    • C08B37/0006Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid
    • C08B37/0057Homoglycans, i.e. polysaccharides having a main chain consisting of one single sugar, e.g. colominic acid beta-D-Xylans, i.e. xylosaccharide, e.g. arabinoxylan, arabinofuronan, pentosans; (beta-1,3)(beta-1,4)-D-Xylans, e.g. rhodymenans; Hemicellulose; Derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08HDERIVATIVES OF NATURAL MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08H8/00Macromolecular compounds derived from lignocellulosic materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L5/00Compositions of polysaccharides or of their derivatives not provided for in groups C08L1/00 or C08L3/00
    • C08L5/14Hemicellulose; Derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L5/00Compositions of polysaccharides or of their derivatives not provided for in groups C08L1/00 or C08L3/00
    • C08L5/16Cyclodextrin; Derivatives thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Description

本発明は包括的に、粉砕されたトウモロコシの加工に関する。より詳細には、本発明は、トウモロコシ繊維からヘミセルロースを抽出することに関する。
[関連出願の相互参照]
本出願は、2011年7月7日付けで出願された米国仮出願第61/505373号(その内容全体は引用することにより本明細書の一部をなす)の利益を主張する非仮出願である。
アメリカ合衆国ではトウモロコシの湿式粉砕によって、毎年4百万トンを超えるトウモロコシ繊維が作られている。今まで、このトウモロコシ繊維は、アメリカ合衆国において動物飼料用途に使用されてきた。トウモロコシ繊維は、中でも、トウモロコシ繊維ガム及びアラビノキシランとも称されるヘミセルロースを含む。トウモロコシヘミセルロースは場合によっては、動物飼料用途の使用をはるかに超える商業的価値を有する。例えば、トウモロコシヘミセルロースは、飲料フレーバーの乳化等の用途におけるアラビアガムの代わりとして使用することができると考えられる。加えて、トウモロコシヘミセルロースは、薄膜形成、水溶液及び懸濁液の増粘、乳化及び安定化等の用途において有用である可能性が高いと考えられている。さらに、食品及び飲料中に、3〜10の重合度(DP)を有する、トウモロコシヘミセルロース及びその限定的な加水分解産物、アラビノキシランオリゴ糖(AXOS)を含むことによって、カルシウム及びマグネシウムの吸収の増大、コレステロールの吸収の低減、血漿コレステロールの低下、肝臓内におけるコレステロールの蓄積の減少、及び望ましいビフィズス菌効果等の健康効果を得ることができることが知られている。
トウモロコシヘミセルロースについて考えられ得る比較的価値の高い用途の数を考慮すれば、商業規模でトウモロコシ繊維からヘミセルロースを抽出する方法が、これまで研究活動及び開発活動の対象であり、また対象であり続けていることは、驚くにあたらない。例えば、特許文献1(Donner et al.)は、「アルカリ性過酸化水素」すなわち「AHP」プロセスと称されることが多い、アルカリ性溶液による粉砕されたトウモロコシ繊維の処理中又は処理後の過酸化水素による処理を伴う、高分子量ヘミセルロースを得る方法を開示している。AHPプロセスによって生成されるヘミセルロースは、水に高溶解性である。AHPプロセスによるヘミセルロースの収率は、約35wt%(25℃における24時間の抽出)〜約42wt%(60℃における2時間の抽出)の範囲内であることが知られている。AHP最終産物について行なわれたモル質量検出と併せたクロマトグラフ分析から、高分子量成分(8.4×10g/モル〜16.1×10g/モル)と低分子量成分(1.1×10g/モル〜2.1×10g/モル)とを有するモル質量の双峰分布が判明している。白色の綿毛状のセルロース/アラビノキシラン混合物(CAX)が、トウモロコシ繊維ガムの生成後に残留する固体残渣から産出された。CAXは、L−アラビノース、D−キシロース及びD,L−ガラクトースレベルから明らかにされる相当量の糖を含有する。極端なAHP条件(例えば、1時間、100℃)下で調製されたCAXであっても、相当量の糖(例えば約33wt%)を含有する。
ヘミセルロースを抽出する別の既知の方法は、塩酸又は硫酸を使用することを伴う。しかしながら、かかる方法は、抽出産物が主にエタノール又は有機酸への発酵に使用されるような、モノマーへの重大な加水分解をもたらす。例えば、121℃において2時間、トウモロコシ繊維を1.0%の硫酸で処理することによって、約63.3wt%の糖の全収率がもたらされたことが報告されている。
トウモロコシ繊維からヘミセルロースを抽出する更に別の既知の方法は、セルロース含有材料を液体アンモニアで処理することによって、セルロースの化学反応性及び生体反応性を増大させることを伴うアンモニア爆砕(AFEX)プロセスとして知られている。より詳細には、AFEXプロセスは、(a)約140psia〜約180psiaの範囲の処理圧力及び周囲温度において1時間未満で、セルロース含有材料をアンモニアと接触させること、(b)圧力を処理圧力から大気圧へと爆発的に低減させること、及び(c)セルロース含有材料からアンモニアを分離することを含み、それにより、セルロース含有材料中におけるセルロースの消化率が増大するとともに、セルロース含有材料の繊維から及び細胞壁内からのタンパク質のアベイラビリティが増大する。AFEXプロセス後、得られるトウモロコシ繊維を、セルロース成分をエタノールの生成に使用するために、商用のアミラーゼ、キシラナーゼ及びセルラーゼの混合物の組合せによる酵素消化にかけた。消化材料は、約30wt%〜40wt%のグルコース及びオリゴ糖を含むものであった。
トウモロコシ繊維からヘミセルロースを抽出するまた別の既知の方法は、酵素の媒介によるセルロースからエタノールへのプロセスの一環として、SOで触媒される逐次的蒸気爆発及び酵素加水分解を伴う。蒸気爆発させた繊維を用いて、トウモロコシ繊維におけるセルロースとヘミセルロースとの組合せを単糖へと変換させる効率は、約80%と高かったのに対し、酵素加水分解前に蒸気爆発を伴わない変換効率は僅か約15%であった。
トウモロコシ繊維からヘミセルロースを抽出する前述の既知の方法はそれぞれ、限定を有する。高品質のヘミセルロースは、アルカリと過酸化水素との組合せの処理によって調製することができる。しかしながら、アルカリの添加、酸中和及びエタノール沈殿によって製造コストが高くなりすぎてしまう。硫酸ベース又は塩酸ベースの抽出は、抽出物をガム代替物、低糖天然可溶性繊維、又は低糖増量剤等の高価値製品として不適切なものとする傾向にある、糖へのヘミセルロースの大規模加水分解を引き起こすことが示されている。アンモニア爆砕プロセスの試験では、大幅な褐変反応の存在を伴って全繊維の20%未満が可溶化し、残ったアンモニアが抽出されたヘミセルロース中に見られた。加えて、トウモロコシ繊維に対する熱水処理又は蒸気処理によるヘミセルロースの収率は、商業的に実現可能とするには小さすぎる。
米国特許第6,147,206号
上記を鑑み、商業規模で容易に実施することができ、比較的低コストであって、ガム代替物、低糖天然繊維及び/又は低糖増量剤等の1つ又は複数の比較的高価値な製品を製造することができるという特質の1つ又は複数を有する、トウモロコシ繊維からヘミセルロースを抽出する方法に対する要求が依然として存在している。
本発明は、トウモロコシ繊維の1つ又は複数の成分を分離する方法であって、
(a)ヘミセルロースと、セルロースと、リグニンとを含むマトリックスを含むトウモロコシ繊維を、少なくとも1つの弱酸を含む抽出液と接触させて抽出混合物を形成することと、
(b)加水分解を介してヘミセルロースとリグニンとの連結を破壊するのに前記抽出液が十分酸性となるように、前記抽出混合物の温度を制御することによって(TSOL)、前記トウモロコシ繊維のヘミセルロースを可溶化させ、それにより、前記可溶化したヘミセルロースを前記抽出液に溶解することと、
(c)前記溶解されたヘミセルロースを実質的に解重合するのには前記抽出液が十分に酸性でないように、前記抽出混合物の温度を制御することによって(TQUENCH)、加水分解をクエンチさせることと、
(d)前記抽出混合物を、溶解されたヘミセルロースを含む可溶性画分と、セルロースを含む不溶性画分とに分離することと、
を含む、トウモロコシ繊維の1つ又は複数の成分を分離する方法に関する。
本発明は更に、デンプンを除去したトウモロコシ繊維の1つ又は複数の成分を分離する方法であって、デンプンを除去したトウモロコシ繊維と、少なくとも1つの弱カルボン酸を含む抽出液とを含む抽出混合物の温度を制御することであって、前記デンプンを除去したトウモロコシ繊維からヘミセルロースを前記抽出液に可溶化させるとともに溶解し、その結果、溶解されたヘミセルロースの量が、前記デンプンを除去したトウモロコシ繊維の約30重量%〜約75重量%の範囲であり、前記溶解されたヘミセルロースの少なくとも40重量%が少なくとも3の重合度を有することを含む、デンプンを除去したトウモロコシ繊維の1つ又は複数の成分を分離する方法に関する。
本発明は更に、デンプンを除去したトウモロコシ繊維の1つ又は複数の成分を分離する方法であって、約2分〜約10分の範囲の期間中、約120℃〜約150℃の範囲であるように抽出混合物の温度を制御した後に、前記範囲未満の温度へとそれをクエンチさせることによって、前記デンプンを除去したトウモロコシ繊維からヘミセルロースを、約6.5重量部のデンプンを除去したトウモロコシ繊維と、約0.01M〜約0.05Mの範囲の濃度でクエン酸を含む約100重量部の抽出液とを含む抽出混合物の抽出液に、可溶化させるとともに溶解することを含み、その結果、(a)溶解されたヘミセルロースの量が、前記デンプンを除去したトウモロコシ繊維の約50重量%〜約60重量%の範囲であり、(b)前記溶解されたヘミセルロースが、(i)前記溶解されたヘミセルロースの約30重量%〜約40重量%の範囲である総量の単糖類及び二糖類と、(ii)前記溶解されたヘミセルロースの約5重量%より少ない総量のオリゴ糖と、(iii)前記溶解されたヘミセルロースの約55重量%〜約70重量%である総量の多糖類とを含む、デンプンを除去したトウモロコシ繊維の1つ又は複数の成分を分離する方法に関する。
本発明の方法の種々の実施形態に従って、デンプンを除去したトウモロコシ繊維から抽出される可溶性画分の糖類分布を比較するチャートである。 本発明の方法の種々の実施形態に従って、デンプンを除去したトウモロコシ繊維から抽出される可溶性画分中における、糖(DP1及びDP2)と可溶性繊維(DP3以上すなわちDP3+)とのパーセンテージを比較するチャートである。 抽出される可溶性画分(HC1、7428−145とラベル表示した)と、5DEマルトデキストリン、ガラクトース、アラビノース及びキシロースとの糖類分布を比較するチャートである。 本発明の方法の種々の実施形態に従って抽出される種々のヘミセルロース/AXOSサンプルの分子量分布のゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)プロファイルを示す図である。 39.3%の収率を伴い硫酸(強酸)を用いて抽出された可溶性画分と比較される、58.4%の収率を伴いクエン酸(弱酸)を用いて本発明の方法に従って抽出された可溶性画分の糖類分布を示すチャートである。
本発明は、少なくとも一つには、ヘミセルロースと、セルロースと、リグニンとを含むマトリックスを含むトウモロコシ繊維の1つ又は複数の成分を分離する方法を対象としている。要求されるものではないが、本発明の一実施形態では、トウモロコシ繊維原料物質がデンプンを除去したトウモロコシ繊維である。有益には、デンプンを除去したトウモロコシ繊維を用いることによって典型的に、最終産物を食品成分としてより望ましいものとする傾向にある、より高いパーセンテージの繊維を有する本方法の製品が得られる。とは言うものの、相当量のデンプン又は加水分解デンプンを含む、本発明の方法により製造される製品について憂慮しない場合には(例えば、エタノールの製造のための発酵プロセスにおける製品の使用)、その際に、デンプンを除去していないトウモロコシ繊維を使用することが望ましい場合もある。さらに、本発明の方法に使用される、デンプンを除去したトウモロコシ繊維は、酵素、水洗、及びそれらの組合せ等による、デンプンを除去する適用可能な任意の方法に従ってデンプンを除去することができる。上記を鑑み、本発明の方法では、トウモロコシ繊維、デンプンを除去したトウモロコシ繊維及び様々な程度にデンプンを部分的に除去したトウモロコシ繊維を使用することができることを理解されたい。
より具体的には、本発明の方法は、トウモロコシ繊維を、少なくとも1つの弱酸を含む抽出液と接触させて、抽出混合物を形成することを含む。本方法は、加水分解を介してヘミセルロースとリグニンとの連結を破壊するのに抽出液が十分酸性となるように、抽出混合物の温度を制御することによって(TSOL)、トウモロコシ繊維のヘミセルロースを可溶化させることにより、可溶化したヘミセルロースを抽出液に溶解することを更に含む。本方法は、溶解されたヘミセルロースを実質的に解重合するのには抽出液が十分に酸性でないように、抽出混合物の温度を制御することによって(TQUENCH)、上述の加水分解をクエンチすることを更に含む。さらに、本方法は、抽出混合物を、溶解されたヘミセルロースを含む可溶性画分と、セルロースを含む不溶性画分とに分離することを含む。このため、本方法を実施することによって、少なくともヘミセルロースがトウモロコシ繊維から分離される。更なる加工処理が望ましければ、本方法は、抽出液から溶解されたヘミセルロースを分離するように上述の可溶性画分を処理することも含むことができる。
弱酸
上記のように、本発明の方法は弱酸を使用することを伴う。概して、強酸(例えば、HCl及びHSO)とは異なり、弱酸(例えば、クエン酸及び酢酸)を水に溶解すると、ヒドロニウムイオン(H)を形成する反応が、完全には進行しない。例えば、25℃における0.1M酢酸溶液中では、僅か約1%の酢酸分子がそれらのプロトンを水に移行することによってイオン化する。本明細書に記載されるpKについての言及は全て、特に断りのない限り25℃における値であることに留意されたい。pKを含む平衡定数はvan’t Hoffの式に従い温度に応じて様々な値をとることが知られている。
酸性度は通常、酸性度定数Kの負の対数であるpKとして表される。この手法は、ヒドロニウムイオン濃度をpHと表すことに似ている。pKの大きさと、酸の強度との間には逆相関が存在する。つまり、pKの値が大きくなると、酸が弱くなる。これは負の数を含み、HClは、−7のpKを有する極めて強い酸と考えられ、硝酸は、−1.4のpKを有する弱酸と考えられる。典型的に、−2より大きいpKを有する酸は、弱酸と考えられる。−2以下のpK値を有する酸は、99%超がpH0(1Mの酸)で解離する。弱酸は、酢酸等の一塩基酸(1つのプロトンを遊離する酸)と、3つのpK値(pKa1=2.15、pKa2=7.2、及びpKa3=12.37)に対応する、3つのプロトンを遊離することができるリン酸(HPO)等の多塩基酸(1つより多いプロトンを遊離することができる酸)とを含む。
本発明の或る特定の実施形態では、抽出液中に存在する弱酸がそれぞれ、−2より大きい、少なくとも0、少なくとも2又は少なくとも4のpKを有する。
本発明の或る特定の他の実施形態では、抽出溶液が如何なる強酸も含まない。このため、抽出液中に存在する酸は専ら弱酸である。かかる実施形態では、抽出液中に存在する弱酸がそれぞれ、−2より大きい、少なくとも0、少なくとも2又は少なくとも4のpKを有する。
抽出液中にはリン酸及び硝酸等の無機弱酸が含まれ得る(また、実際には抽出液(extraction)中には弱酸しか存在し得ない)が、本発明の別の実施形態では、抽出液が少なくとも1つのカルボン酸を含む。別の実施形態では、抽出液の少なくとも1つの弱酸が、少なくとも1つのカルボン酸からなる。弱酸であるカルボン酸の例としては、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、酢酸、フマル酸、ギ酸、シュウ酸が挙げられる。一実施形態において、抽出液に含まれる少なくとも1つのカルボン酸は、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、酢酸、フマル酸、ギ酸、シュウ酸、及びそれらの組合せからなる群から選択される。別の実施形態では、少なくとも1つのカルボン酸が、クエン酸、リンゴ酸及びフマル酸、並びにそれらの組合せからなる群から選択される。他の実施形態では、少なくとも1つのカルボン酸がクエン酸である。
典型的に、抽出液中の弱酸(単数又は複数)の量は、弱酸(単数又は複数)の総濃度が約0.001M〜約10Mの範囲にあるようなものとする。とは言うものの、今日までの実験結果から、弱酸(単数又は複数)の総濃度が約0.01M〜約1Mの範囲にある場合に、原材料コスト、安全性、時間、効率の間の所望のバランスを保って本発明の方法を実施することができることが示される。
抽出液中の水については、本発明に応じて任意の好適な種類を利用することができる。とは言うものの、抽出されたヘミセルロース及びAXOSが食品成分として使用される場合には、脱イオン水又は蒸留水が典型的に好ましい。
抽出混合物中における抽出液とトウモロコシ繊維との相対量
実用的には、処理すべき量のトウモロコシ繊維を湿潤並びに懸濁及び/又は溶解させるのに少なくとも十分な抽出液を含む抽出混合物を形成する。とは言うものの、抽出液とトウモロコシ繊維との比率はそれ程重要であるとは考えられない。実際には、本発明の方法は、抽出液とトウモロコシ繊維との比率が比較的広い範囲内にある抽出混合物によって実施することができると考えられる。例えば、本発明の一実施形態において、本方法は、抽出混合物が、約1:100〜約60:100の範囲にあるトウモロコシ繊維と抽出液との重量比を有するように制御される。別の実施形態では、抽出混合物が、約3:100〜約20:100の範囲にあるトウモロコシ繊維と抽出液との重量比を有する。
ヘミセルロースの可溶化
上述のように、本発明の方法は、加水分解を介してヘミセルロースとリグニンとの連結を破壊するのに抽出液が十分酸性となるように、抽出混合物の温度を制御することによって(TSOL)、トウモロコシ繊維のヘミセルロースを可溶化させることにより、可溶化したヘミセルロースを抽出液に溶解することを含む。本発明の方法はまた、溶解されたヘミセルロースを実質的に解重合するのには抽出液が十分に酸性でないように、抽出混合物の温度を制御することによって(TQUENCH)、加水分解をクエンチすることを含む。
比較的低い温度(例えば約50℃未満)の場合、抽出混合物中の弱酸は、トウモロコシ繊維の成分を攻撃又はこれと反応する傾向にない。例えば、比較的低い温度で、抽出混合物中の弱酸は、加水分解を介してヘミセルロースとリグニンとの多くの連結を破壊するのに十分に酸性でない。対照的に、比較的低い温度における溶液中の強酸は、ヘミセルロースとリグニンとの連結を破壊するのに十分に酸性であると考えられる(トウモロコシ繊維の量に関する反応の程度は当然ながら、主に酸の濃度及び溶液のpHに依存すると考えられる)。このため、本発明の方法は、抽出混合物の酸性を中和するための化学物質を添加する必要なく、トウモロコシ繊維中の化学結合の加水分解を、比較的単純な高信頼性かつ安全な方法で制御することが可能である。ヘミセルロースとリグニンとの連結を高率で破壊するために、抽出混合物の温度を単純に、抽出混合物中に存在する弱酸(単数又は複数)が、加水分解を介してヘミセルロースとリグニンとの連結を破壊するのに十分に酸性となる温度まで上げる(TSOL)。
反対に、所望の量の加水分解が起こった後、本方法における加水分解反応は、抽出混合物の温度を、溶解されたヘミセルロースの化学結合を大幅に加水分解するのには抽出液が十分に酸性でない温度まで制御する(下げる)ことによって(TQUENCH)、効率的にクエンチ又は停止することができる。別の言い方をすれば、TQUENCHの値は、抽出液の酸性が、あらゆる意図及び目的について分離されたヘミセルロースの加水分解が効率的に休止されるほど十分に低いと言える。これは、塩酸又は硫酸が化学的に中和されるまで溶解されたヘミセルロースのグリコシド結合の加水分解を続けるため、塩酸又は硫酸を利用してきたこれまでの既知の方法よりもとりわけ有益である。結果として、かかる強酸を使用すると、トウモロコシ繊維から分離されるヘミセルロースの大部分が、糖(DP1及びDP2)に分解する傾向にある。このため、抽出混合物の温度を単に下げることによって加水分解が事実上停止し得ることから、本発明の方法は、トウモロコシ繊維から分離されるヘミセルロースのより多くの割合がDP3+となるように制御することができ、さらに、分離されたヘミセルロースの全収率を比較的高いものとすることができる。
当然のことながら、任意の特定の抽出混合物についての最低TSOL及び最大TQUENCHは、少なくとも一つには、抽出液中にある特定の弱酸に依存すると考えられる。とはいえ、特定の抽出混合物に適切なTSOL及びTQUENCHを決定することは、当業者にとって簡単なことである。本発明の一実施形態において、TSOLは約50℃〜約350℃の範囲である。別の実施形態では、TSOLが約120℃〜約150℃の範囲である。本発明の一実施形態において、TQUENCHは約5℃〜約40℃の範囲である。別の実施形態では、TQUENCHが約10℃〜約30℃の範囲である。
同様に、抽出混合物がTSOLである(すなわち、TSOLの温度における)期間(tSOL)は、トウモロコシ繊維中のヘミセルロースがどのくらいの量で抽出液に溶解することが望まれるかに依存し、ひいては、少なくとも一つには、TSOL範囲内で選択される正確な温度(単数又は複数)に依存する。概して、温度が高いほど、トウモロコシ繊維の構成要素間の結合は加水分解を介して速く破壊され、構成要素が分離される(例えば、溶解されたヘミセルロース)。概して、tSOLの期間が長いほど、トウモロコシ繊維中のヘミセルロースは抽出液に多く溶解する。よって、分離されたヘミセルロースの全収率が増大する。しかし、期間が長いほど、溶解されたヘミセルロースの量は多く糖(DP1及びDP2)へと解重合される。このため、本発明の方法の実務者は、所望の成果をもたらす、tSOLを含む上述の変数を選択することとなる。かかる値の決定は、本明細書中に開示される情報によって決まるか、日常試験を通じて決まるか、又は両方であり、これは当業者にとって簡単なことである。本発明の一実施形態において、抽出混合物は、約1分〜約200分の範囲にある期間(tSOL)中TSOLにある。別の実施形態では、抽出混合物が、約2分〜約10分の範囲にある期間(tSOL)中TSOLにある。
要求されるものではないが、リグニン及びセルロースからのヘミセルロースの所望量の分離が起こった後、トウモロコシ繊維から分離されかつ抽出液に溶解したヘミセルロースの解重合を最低限に抑えるために、抽出液の温度を比較的迅速に下げることによって、加水分解反応をクエンチさせることが望ましい場合が多い。抽出液の加熱を伴う比較的迅速な温度低下は、ジャケットを用いて熱水、蒸気、水道水又は冷水を流すことにより熱を加えるか又は除去するといった任意の適切な方法によって達成することができる。本発明の一実施形態において、クエンチ中のTSOLからTQUENCHへの平均変化速度は、約0.1℃/s〜約5℃/sの範囲である。別の実施形態では、クエンチ中のTSOLからTQUENCHへの平均変化速度が約0.5℃/s〜約1℃/sの範囲である。
本発明の方法は連続的に行うことができることに留意されたい。例えば、TSOLにおける任意の割合の上記混合物の滞留時間がtSOLであるように、混合物を、少なくとも約TSOLの温度の帯域に通すことによって、抽出混合物をTSOLに加熱してもよい。加水分解反応は、混合物を、TQUENCH以下の温度の帯域に通すことによって、クエンチさせる。同様の連続装置/操作の具体例は、米国特許第4,256,509号(その内容全体は引用することにより本明細書の一部をなすものとする)に記載されている。
画分への抽出混合物の分離
上述のように、本発明の方法はまた、抽出混合物を、溶解されたヘミセルロースを含む可溶性画分と、セルロース及びリグニンを含む不溶性画分とに分離することを含む。これは、濾過又は遠心分離等の任意の適切な方法で達成することができる。
要求されるものではないが、所望であれば、セルロース及びリグニンを含む分離された不溶性画分を、炉乾燥、又は加熱されていてもよい空気の吹付けによる乾燥等の、任意の適切な方法によって乾燥させてもよい。加えて、所望であれば、分離された可溶性画分も、溶媒(例えば水)を気化させて、予め溶解させた固体ヘミセルロースを含む乾燥可溶性画分を得るように処理してもよい。溶媒の気化は、噴霧乾燥、凍結乾燥又は炉乾燥等の任意の適切な方法によって達成することができる。
本方法の製品
上述のように、本発明の方法は、トウモロコシ繊維から抽出又は分離される、ヘミセルロースとAXOSとを含む可溶性材料の量を制御するように実施することができる。さらに、上述のように、本発明の或る特定の実施形態では、デンプンを除去したトウモロコシ繊維について本方法が実施される。一例として、かかる実施形態では、可溶性画分の溶解されたヘミセルロースが、デンプンを除去したトウモロコシ繊維の約30重量%〜約75重量%の範囲である量となるように、及び不溶性画分のセルロースが、デンプンを除去したトウモロコシ繊維の約15重量%〜約30重量%の範囲にある量であるように、本方法を実施することができる。他のかかる実施形態では、可溶性画分の溶解されたヘミセルロースが、デンプンを除去したトウモロコシ繊維の約50重量%〜約60重量%の範囲にある量であり、不溶性画分のセルロースが、デンプンを除去したトウモロコシ繊維の約20重量%〜約30重量%の範囲にある量である。
また、かかる分離されたヘミセルロースの重合度を制御するように、本発明の方法は実施することができるとも述べられる。一例として、本方法は、或る特定の実施形態において、可溶性画分の溶解されたヘミセルロースが、(i)溶解されたヘミセルロースの約20重量%〜約75重量%の範囲である総量の単糖類及び二糖類と、(ii)溶解されたヘミセルロースの約10重量%より少ない総量のオリゴ糖と、(iii)溶解されたヘミセルロースの約25重量%〜約70重量%の範囲である総量の多糖類とを含むように、実施することができる。他の実施形態では、可溶性画分の溶解されたヘミセルロースが、(i)溶解されたヘミセルロースの約30重量%〜約40重量%の範囲である総量の単糖類及び二糖類と、(ii)溶解されたヘミセルロースの約5重量%より少ない総量のオリゴ糖と、(iii)溶解されたヘミセルロースの約55重量%〜約70重量%の範囲である総量の多糖類とを含む。
別の実施形態では、本方法は、デンプンを除去したトウモロコシ繊維と、少なくとも1つの弱カルボン酸を含む抽出液とを含む抽出混合物の温度を制御して、デンプンを除去したトウモロコシ繊維からヘミセルロースを抽出液に可溶化させるとともに溶解することを含み、その結果、溶解されたヘミセルロースの量が、デンプンを除去したトウモロコシ繊維の約30重量%〜約75重量%の範囲であり、溶解されたヘミセルロースの少なくとも40重量%が少なくとも3の重合度を有する。更に別の実施形態では、溶解されたヘミセルロースの少なくとも30重量%が少なくとも11の重合度を有することが好ましいとされる。また、溶解されたヘミセルロースの10重量%以下が、3〜10の範囲の重合度を有することが好ましいとされる。さらに、溶解されたヘミセルロースの60重量%以下が、1〜2の範囲の重合度を有することが好ましいとされる。
更に別の実施形態では、約2分〜約10分の範囲の期間中、約120℃〜約150℃の範囲であるように抽出混合物の温度を制御した後に、上記範囲未満の温度へとそれをクエンチさせることによって、デンプンを除去したトウモロコシ繊維からヘミセルロースを、約6.5重量部のデンプンを除去したトウモロコシ繊維と、約0.01M〜約0.05Mの範囲の濃度でクエン酸を含む約100重量部の抽出液とを含む抽出混合物の抽出液に、可溶化させるとともに溶解することによって、デンプンを除去したトウモロコシ繊維の1つ又は複数の成分を分離する方法を実施することができ、その結果、(a)溶解されたヘミセルロースの量が、デンプンを除去したトウモロコシ繊維の約50重量%〜約60重量%の範囲であり、(b)溶解されたヘミセルロースが、(i)溶解されたヘミセルロースの約30重量%〜約40重量%の範囲である総量の単糖類及び二糖類と、(ii)溶解されたヘミセルロースの約5重量%より少ない総量のオリゴ糖と、(iii)溶解されたヘミセルロースの約55重量%〜約70重量%である総量の多糖類とを含む。
以下に開示した実施形態は、様々な形で具現化することができる本発明の単なる代表例である。このため、以下の実施例で開示される具体的な構造、作用及び手順の詳細は、限定するものと解釈されるものではない。
トウモロコシ繊維のデンプン除去方法
40%乾燥固形分(d.s.)を有するVetterのトウモロコシ繊維約750グラムを、鋼鉄製容器内で総重量4kgとなるように精製水と混合した。この繊維懸濁液を、2翼(45mm直径)撹拌シャフトを備えるMaximaデジタル撹拌機(Fisher Scientific(Pittsburgh, PA))を伴って沸点(約95℃)までホットプレート上で加熱した。懸濁液のpHは、1NのNaOH溶液を用いて約6.5に調節した。約6mLの1MのCaCl溶液も添加した。その後、約6mLのTermamyl SC DS(Novozymes North America, Inc.(Franklinton, NC))を繊維懸濁液に添加し、約95℃で約1.5時間酵素反応を行なった。アルミ箔を用いて繊維懸濁液を鋼鉄製容器内に封入し、室温で一晩放置した。その後、繊維懸濁液を約57℃まで加熱し、30wt%のクエン酸溶液を用いてpHを約4.5に調節した。約6mLのSpirizyme Fuel(アミログルコシダーゼ、Novozymes North America, Inc.(Franklinton, NC))を懸濁液に添加し、約57℃で約3時間反応させた。その後、懸濁液の温度を約50℃に下げ(pHは約4.5であった)、約6mLのProSteep(登録商標)(プロテアーゼ、Genencor International, Inc.(Rochester, NY))を添加し、タンパク質を約1.5時間加水分解させた。その後、温度を約85℃まで上げ、約5分間維持して、プロテアーゼ及びアミログルコシダーゼを不活性化させた。デンプンを除去した繊維を、No.2の濾過布(Filtration Services(2171 E. Andrews St., Macon IL 62544))を用いたブフナー漏斗によって真空濾過し、得られる湿潤繊維ケークを熱風乾燥機内において約50℃で乾燥させた。
クエン酸を用いたヘミセルロースの抽出
組合せ重量が約1450グラムとなるように、約90グラムのデンプンを除去したトウモロコシ繊維(DS)を精製水と組み合わせた。総重量が約1500グラムとなりかつpHが約2.8となるように、約20グラムの30wt%のクエン酸溶液を更なる容量の精製水とともにこれに添加した。この繊維懸濁液を、撹拌子(agitation)と、蒸気加熱を制御するジャケットとを備える2リットル容の高圧ステンレス鋼製リアクタに移した。懸濁液を約150℃まで加熱し、その温度で約2分間又は約10分間放置して、ヘミセルロースを可溶化させた。その後、ジャケット内の水道水を用いて懸濁液を急速に冷却させた。反応後、pHは約2.8であった。目の詰まったNo.2濾過布を用いてブフナー漏斗上で溶液を濾過し、得られる繊維ケークを精製水で洗浄し、熱風乾燥機内において約50℃で約24時間乾燥させた。濾液及び洗浄水の重量を記録し、熱風乾燥機における水分定量法(約105℃で約1.5時間)を用いて水分を測定した。乾燥繊維の重量及び水分を記録して物質収支を計算した。
高速液体クロマトグラフィ(HPLC)
上記抽出プロセスの生成物を、銀形態のAminex(登録商標)樹脂ベースカラムを利用したHPLCにかけ、種々の重合度(DP)(DP1〜DP10の糖類分布)の糖を分離する。炭水化物を分離するためにAminex(登録商標)樹脂ベースカラムは、サイズ排除機構と配位子交換機構とを併用するものである。より詳細には、オリゴ糖を分離するために、サイズ排除が分離の主な機構となる(低度に架橋された樹脂は、炭水化物を通過させ、オリゴ糖をサイズによって分離する)。単糖を分離するために、糖のヒドロキシル基と、樹脂の固定された対イオンとの結合を伴う配位子交換が主な機構となる。配位子交換は、対イオン(Ag、Ca2+等)の性質及び炭水化物のヒドロキシル基の空間配置の影響を受ける。
サンプルは、カラムが30cmの長さ及び7.8mmの内径を有する、Waters Corporationから入手可能なHPLCシステム(HPX−42A)を用いて処理した。システムは以下の条件下で操作した。カラム温度は約85℃とし、溶媒は脱イオン化した脱気水とし、流速は約0.6mL/分とし、検出器の感度は16倍に設定し、注入体積は約20μlとし、実行時間は約25分とした。サンプルはおよそ1%乾燥固形分を有するものとした。デキストロースからマルトヘキソース(DP6)までの既知の直鎖状炭水化物を含有する標準物質を調製して、可能な置換炭水化物の滞留時間と比較するように分析した。
ゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)
上記抽出プロセスの生成物を、それらのサイズ、及び溶液中での流体力学的体積に基づいて分子を分離するGPCにかけた。サンプルは水に希釈させ、分子は、Waters Corporation社製のUltrahydragel(登録商標)120Åカラム、2つの250Åカラム、及び1つの1000Åカラムの様々な値のポアサイズを有する一連の4つのカラムを用いて分離した。溶離液は、0.1NのNaNOが添加された水とし、流速は約0.6ml/分とした。分離後、分子は、未加工データをマルチチャネル型クロマトグラフィのソフトウェアパッケージに送る示差屈折率計によって検出した。分子量分布は、一連の多糖分子量の標準物質との比較に基づき、多分散度の小さい較正法を用いて算出した。
パルスアンペロメトリック検出を伴う高速アニオン交換クロマトグラフィ(PHPAE−PAD)
上記抽出プロセスの生成物をPHPAE−PADにかけた。炭水化物は、それらのアニオン形態に変換され、水酸化物形態の強塩基アニオン交換体上で分離された。炭水化物アニオンは、金の作用電極におけるパルスアンペロメトリック検出によって検出された。分離は、水酸化ナトリウム中における酢酸塩の勾配溶離を伴うDionex Carbopac PA1カラムセットにより実現した。初期実行条件は、1.2mL/分における4分間の100mMの水酸化ナトリウムとした。次の20分の間に、酢酸ナトリウムを、0mMから375mMの濃度まで添加し、最大濃度で10分間保持した(100mMのNaOH/375mMのNaOAc)。サンプル及び標準物質は全て水に希釈させたものとする。
デキストロースの定量決定
0.2%未満のデキストロースを含有するように、上記抽出プロセスの生成物のサンプルを希釈させた。デキストロースは、YSI Model 27 Analyzer(Yellow Springs Instrument Co.(Yellow Springs, Ohio))を用いて分析した。
デンプン含有率の分析
上記抽出プロセスの生成物を、デンプン含有率について分析した。サンプル中のデンプンは、糊化させた後に、アミラーゼ及びアミログルコシダーゼを用いてβ−D−グルコースへと加水分解させた。その後、グルコースをYSI Model 27 Dextrose Analyzerによって分析した。
サンプルをコーヒーグラインダによって粉砕した後、約0.2グラム〜0.4グラムのサンプルを、50mL容のフラスコに約20mlの脱イオン水とともに添加した。フラスコをアルミ箔で覆い、約121℃及び20psiで約20分間加圧滅菌して、デンプンを糊化させた。その後、約5.0mlの酢酸バッファ(200ml中における33.0グラムの無水酢酸ナトリウム及び24.0mlの氷酢酸)及び約0.4mlの塩化カルシウム(6.25%)を、各フラスコに添加した。フラスコを覆って、200rpmの速度で振とうしながら約60℃で約45分間インキュベートした。酵素加水分解後、YSI Dextrose Analyzerを用いてデキストロースについてサンプルを分析した。0.9の変換率をデンプンへのデキストロースの変換に用いた(デンプン重量=0.9×デキストロース重量)。
タンパク質含有率の分析
Kieldahl窒素プロセスを用いて、タンパク質の定量決定を行なった(Bradstreet, 1954)。
灰分含有率の分析
(含水率及びサンプルのタイプに応じて)約2グラム〜10グラムのサンプルをるつぼに添加した。サンプルは、ブンゼンバーナー上で加熱して、サンプルが炎又は煙のいずれかを維持しなくなるまでサンプルを炭化した。サンプルを約538℃のマッフル炉に入れ、少なくとも5時間又は一晩(16時間)加熱した。パーセンテージとして表される、残渣重量とサンプル重量との比率は、灰分の含有率(wt%)として求めた。
脂肪含有率の分析
約2.5グラム〜5.0グラムのサンプルを、約150mlの3NのHClとともに400ml容のガラスビーカーに添加した。ビーカーを覆って、約121℃及び20psiで約15分加圧滅菌及び加熱して、脂肪成分をデンプンとタンパク質との複合体から取り除いた。取り除いた脂肪成分は、濾過によって分離して、石油エーテルを用いて濾紙から溶出させた。脂肪残渣は溶媒の気化後に重量測定した。パーセンテージとして表される、脂肪残渣重量とサンプル重量との比率は、サンプル中の総脂肪の尺度として求めた。
水分又は乾燥固形分(d.s.)の分析
不溶性セルロース系材料の水分は、Computrac Moisture Analyzer(Model MAX 1000、Arizona Instrument LLC(Chandler, AZ))を用いて求めた。可溶性画分の乾燥固形分(d.s.)は、約12グラムの溶液を、76mm直径のアルミニウムパンにおいて約105℃で約1.5時間乾燥させることを伴う熱風乾燥機法を用いて求めた。乾燥させた可溶性画分のd.s.は、約70℃で約5時間真空乾燥炉を用いて求めた。パーセンテージとして表される、乾燥させた材料の重量とサンプル重量との比率は、乾燥固形分の含有率(wt%)として求めた。
硫酸加水分解
約0.15Nの硫酸を用いて、可溶性物質及び不溶性物質を沸騰水浴内で約4時間加水分解させた。約0.6mlの1Nの硫酸を4mlの全溶液に添加した。可溶性物質のd.s.は約1.73wt%であり、不溶性物質のd.s.は約4.82wt%であった。
酵素加水分解
2.03wt%の可溶性画分約5mlを、10μlの酵素によって一晩(約16時間)加水分解し、容器を沸騰水浴と約10分間接触させることにより溶液を加熱することによって、酵素を不活性化させた。
結果及び考察
Vetterのトウモロコシ繊維に由来するデンプンを除去した繊維の収率は、表1に記載されるように約65wt%であった。
Figure 0006153521
デンプン除去プロセス前後のトウモロコシ繊維の組成を表2に示す。
Figure 0006153521
抽出されたヘミセルロース(AXOS)の収率は、表3に記載されるように、約33wt%〜約65wt%の範囲をとった。
Figure 0006153521
可溶性画分の糖類分布を図1及び図2に示す。糖類の組成は、モノマー(アラビノース、キシロース及びガラクトース)と、高い重合度(DP11、DP12及びそれ以上)を有する化合物との双峰分布を有する。DP1及びDP2の糖類は糖と考えられるのに対し、DP3+の糖類はヒト消化酵素によって破壊されないため、おそらくは水溶性繊維と考えられる。図2は、可溶性画分が約39wt%〜約45wt%の範囲内の濃度で糖(DP1及びDP2)を含有し、約55wt%〜約61wt%の範囲内の濃度でDP3+を含有することを示す。
結果から分かるように、可溶性画分の収率及び糖類分布を制御するために、本発明の方法の様々なパラメータを選択することが可能である。概して、これらの結果は、可溶化温度(TSOL)及び/又は抽出混合物が可溶化温度にある期間(tSOL)を増大させることが、可溶性画分の収率を上げる傾向にあるが、上記可溶性画分中におけるDP3+の糖類の量を減少させる傾向にもあることを示す。とは言うものの、上述の結果から、抽出混合物が可溶化温度にある期間よりも可溶化温度の方が、収率及び糖類分布において重要な役割を果たす傾向にあることが示される。
図3では、抽出されたヘミセルロース/AXOSの糖類分布を、アラビノース、キシロース、ガラクトース、及びデキストロース当量(DE)5のマルトデキストリンのクロマトグラフプロファイルと比較した。中でも、比較によって、非糖画分の大部分が分子量においてマルトデキストリンDE5と類似していることが示される。
図4では、抽出されたヘミセルロース/AXOSのGPC分子量分布から、150℃における2分間の抽出によって、150℃における10分間の抽出よりも高分子量の画分が生成されることが示される。160℃における2分間の抽出は、150℃における2分間の抽出よりも多くの糖及び小さいモル分率をもたらした。
150℃での10分間の抽出後における、デンプンを除去したトウモロコシ繊維、可溶性画分及び不溶性画分の組成を分析して可溶性画分の純度を確認した。結果を表4に記載する。
Figure 0006153521
デンプン除去プロセスが成功したために、デキストロース及びデンプンが僅かしか、デンプンを除去したトウモロコシ繊維、可溶性画分及び不溶性画分中に見られなかったことに留意されたい。ほとんどの脂肪及びタンパク質の大半は、抽出後に不溶性画分中に存在していた。
表5は、デンプンを除去した繊維及びヘミセルロースから、デキストロース、タンパク質、脂肪及びデンプンを減算した抽出された可溶性画分及び減算していない抽出された可溶性画分の収率を比較するものである。
Figure 0006153521
デキストロース、タンパク質、脂肪及びデンプンを減算後の収率は、59.5%に増大した。不溶性セルロース画分は、68%の総食物繊維(AOAC法991.43)、11%のタンパク質及び10%の脂肪を有する。
100℃における弱酸加水分解によって可溶性ヘミセルロース画分及び不溶性画分の純度を分析した後、HPAECによってモノマーを分析した。全モノマーの各モノマー(アラビノース、ガラクトース、グルコース及びキシロース)のパーセンテージを表6に記載する。
Figure 0006153521
酸により加水分解されたヘミセルロースのグルコース含有率は僅か2.5%であり、これは、抽出されたヘミセルロースにおけるデンプンの重大な混入を示すものではない。抽出されたヘミセルロースを4つの商用酵素によって加水分解させると、全モノマーに対して最も高いグルコースパーセンテージが表7に記載されるように7%となった。これは幾つかの加水分解セルロースに由来し得るものである。
Figure 0006153521
ヘミセルロース/AXOSは、クエン酸による抽出(pH2.8、150℃10分間)と同じ条件で硫酸を用いて抽出した。2Nの硫酸溶液(計7.8グラム)を用いて、pHを2.8に調節した。表8に記載されるように、硫酸抽出を用いた可溶性ヘミセルロースの収率は39.3%であり、これは、クエン酸を使用したものよりも著しく小さかった。図5に示されるように、クエン酸又は硫酸を用いて抽出される可溶性画分の糖類分布は類似している。特定の理論にとらわれるわけではないが、収率の差異は、少なくとも一つには、クエン酸のpKが硫酸よりも高温で減少するため、より高い収率が得られるという事実に起因するものと考えられる。また、温度が下がるとクエン酸のpKが著しく増大するため、pKは、加水分解が実質的に停止するくらい十分に高いと考えられる。対照的に、硫酸は、35℃等の比較的低温でヘミセルロースを加水分解し続ける結果、二糖類及び三糖類とともにキシロース、アラビノース及びガラクトースを生成する。
Figure 0006153521
本発明の方法のこれらの実施例は、クエン酸、すなわち食品グレードの弱有機酸を用いてヘミセルロースを抽出させたため、可溶化後のヘミセルロースの加水分解を制御することができる。低温では、酸強度が低いためほとんど加水分解が起こらなかった。弱酸のpK及び水のpHは、温度が上昇するにつれて減少するため、酸強度が上昇する。温度が上昇することでのみ実質的に可溶化が起こる。可溶化時間終了後に、トウモロコシ繊維溶液を室温までクエンチして、加水分解を停止させた。抽出されたヘミセルロースは、天然可溶性繊維として使用され得る、3以上の重合度を有する糖類(DP3+)を約60wt%含んでいた。トウモロコシ繊維から抽出される不溶性セルロース材料は、天然不溶性繊維として使用され得る約68%の総食物繊維を含んでいた。
本発明の原則を例示及び説明してきたが、かかる原則を逸脱しない限り、本発明の段取り及び詳細が変更され得ることは当業者にとって明らかであるものとする。
様々な実施形態及び例示的な実施例に関して本発明の材料及び方法を説明してきたが、本発明の概念、精神及び範囲を逸脱しない限り、本明細書中に記載される材料及び方法に変形が適用され得ることは、当業者にとって明らかであろう。当業者にとって明らかな全てのかかる類似の代替形態及び変更形態は、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の精神、範囲及び概念内であると考えられる。
本明細書中で使用する場合、「約」は、当業者によって理解されるとともに、使用される文脈に応じて或る程度様々な値をとると考えられる。当業者にとって明確でない規定が使用される場合、使用される文脈を考慮して、「約」は、特定の規定のプラス又はマイナス10%までを意味する。
示される全ての範囲は必然的に、あらゆる目的で、その全ての部分範囲を記載することができ、また記載するものであり、このような全ての部分範囲は本発明の一部である。いずれかの列挙した範囲は、少なくとも等分(例えば、下半分及び上半分)、3分の1、4分の1等に分かれる同様の範囲を十分に記載及び許容するものと容易に認識することができる。さらに、例えば、5%〜20%の範囲は、他の値、部分範囲等に加えて、限定されるものではないが、5%、5.5%、9.7%、10.3%、15%等の数値、及び、限定されるものではないが、5%〜10%、10%〜15%、8.9%〜18.9%等の部分範囲を含むと解釈されるものとし、これらは例示目的で示したものである。

Claims (11)

  1. デンプンを除去したトウモロコシ繊維の1つ又は複数の成分を分離する方法であって、
    (a)ヘミセルロースと、セルロースと、リグニンとを含むマトリックスを含むデンプンを除去したトウモロコシ繊維を、少なくとも1つの弱酸を含み、0.01M〜1Mの範囲である弱酸(単数又は複数)の総濃度を有する水性抽出液と接触させて抽出混合物を形成することと、
    (b)加水分解を介してヘミセルロースとリグニンとの連結を破壊するのに前記抽出液が十分酸性となるように、前記抽出混合物の温度を制御することによって(TSOL)、前記デンプンを除去したトウモロコシ繊維のヘミセルロースを可溶化させ、それにより、前記可溶化したヘミセルロースを前記抽出液に溶解することと、
    (c)前記溶解されたヘミセルロースを実質的に解重合するのには前記抽出液が十分に酸性でないように、前記抽出混合物の温度を制御することによって(TQUENCH)、加水分解をクエンチさせることと、
    (d)前記抽出混合物を、溶解されたヘミセルロースを含む可溶性画分と、セルロース及びリグニンを含む不溶性画分とに分離することと、
    を含み、
    前記方法において、
    SOL が50℃〜350℃の範囲であり、
    QUENCH が5℃〜40℃の範囲であり、
    クエンチ中のT SOL からT QUENCH への平均変化速度が、0.1℃/s〜5℃/sの範囲であり、
    前記可溶性画分の溶解されたヘミセルロースがデンプンを除去したトウモロコシ繊維の30〜75重量%の範囲にある量であり、前記不溶性画分のセルロースがデンプンを除去したトウモロコシ繊維の15〜30重量%の範囲にある量であり、
    少なくとも30重量%の溶解されたヘミセルロースが少なくとも11の重合度を有し、
    10重量%以下の溶解されたヘミセルロースが3〜10の重合度を有し、
    60重量%以下の溶解されたヘミセルロースが1〜2の重合度を有する、
    トウモロコシ繊維の1つ又は複数の成分を分離する方法。
  2. 抽出液から前記溶解されたヘミセルロースを分離するように、前記可溶性画分を処理することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 各弱酸が−2より大きいpK(25℃水溶液中)を有する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 各弱酸が少なくとも2のpK(25℃水溶液中)を有する、請求項1又は2に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つの弱酸が、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、酢酸、フマル酸、ギ酸、シュウ酸、及びそれらの組合せからなる群から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記抽出混合物が、1:100〜60:100の範囲である、トウモロコシ繊維と抽出液との重量比を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. SOL が120℃〜150℃の範囲であり、TQUENCH が10℃〜30℃の範囲であり、クエンチ中のTSOLからTQUENCHへの平均変化速度が、0.5℃/s〜1℃/sの範囲である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記抽出混合物が、1〜200分の範囲である期間(tSOL)中TSOLにある、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記可溶性画分の溶解されたヘミセルロースが、前記デンプンを除去したトウモロコシ繊維の50重量%〜60重量%の範囲にある量であり、前記不溶性画分のセルロースが、前記デンプンを除去したトウモロコシ繊維の20重量%〜30重量%の範囲にある量である、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記可溶性画分の溶解されたヘミセルロースが、(i)前記溶解されたヘミセルロースの30重量%〜40重量%の範囲である総量の単糖類及び二糖類と、(ii)前記溶解されたヘミセルロースの5重量%より少ない総量のオリゴ糖と、(iii)前記溶解されたヘミセルロースの55重量%〜70重量%の範囲である総量の多糖類とを含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記溶解されたヘミセルロースの少なくとも40重量%が少なくとも3の重合度を有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
JP2014519298A 2011-07-07 2012-07-05 トウモロコシ繊維からのヘミセルロースの抽出方法 Expired - Fee Related JP6153521B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161505373P 2011-07-07 2011-07-07
US61/505,373 2011-07-07
PCT/US2012/045580 WO2013006712A2 (en) 2011-07-07 2012-07-05 Process of extraction of hemicellulose from corn fiber

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014520915A JP2014520915A (ja) 2014-08-25
JP2014520915A5 JP2014520915A5 (ja) 2015-08-13
JP6153521B2 true JP6153521B2 (ja) 2017-06-28

Family

ID=46584342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014519298A Expired - Fee Related JP6153521B2 (ja) 2011-07-07 2012-07-05 トウモロコシ繊維からのヘミセルロースの抽出方法

Country Status (12)

Country Link
US (1) US8926794B2 (ja)
EP (1) EP2729500A2 (ja)
JP (1) JP6153521B2 (ja)
KR (1) KR20140044901A (ja)
CN (1) CN103717622B (ja)
AR (1) AR087082A1 (ja)
AU (1) AU2012278950B2 (ja)
BR (1) BR112014000200A2 (ja)
CA (1) CA2840961A1 (ja)
IL (1) IL230317A (ja)
MX (1) MX348007B (ja)
WO (1) WO2013006712A2 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BR112012032999B1 (pt) 2010-06-26 2022-11-29 Virdia, Llc Hidrolisado lignocelulósico e métodos de hidrólise ácida e desacidificação para gerar misturas de açúcar a partir de lignocelulose
IL206678A0 (en) 2010-06-28 2010-12-30 Hcl Cleantech Ltd A method for the production of fermentable sugars
GB2524906B8 (en) 2011-04-07 2016-12-07 Virdia Ltd Lignocellulose conversion processes and products
EP2862890A1 (en) 2012-05-03 2015-04-22 Virdia Ltd. Method for the extraction of lignin from biomass
US9848626B2 (en) 2013-03-12 2017-12-26 Tate & Lyle Ingredients Americas Llc Food grade arabinoxylan product from corn fiber
WO2015126468A1 (en) 2014-02-19 2015-08-27 Celanese Acetate Llc Hemicellulose compositions
EA035369B1 (ru) 2014-06-02 2020-06-03 Эйнево Текнолоджиз, Ллс Модифицированный крахмал и способы его получения и использования
CN105315384A (zh) * 2014-06-18 2016-02-10 山东大学(威海) 一种梯度稀释氧化制备褐藻胶寡糖的方法
CN104448339A (zh) * 2014-12-04 2015-03-25 江南大学 一种乙二酸结合离子液体和有机溶剂从秸秆中提取木质素的方法
US11078548B2 (en) 2015-01-07 2021-08-03 Virdia, Llc Method for producing xylitol by fermentation
CN107849620B (zh) * 2015-05-27 2022-01-11 威尔迪亚有限责任公司 用于处理木质纤维素材料的综合方法
CN106748750B (zh) * 2015-11-19 2020-05-19 中国石油化工股份有限公司 一种由玉米秸秆中半纤维素制备乳酸的方法
CN108779387B (zh) 2015-11-23 2022-07-01 艾纳沃技术有限责任公司 涂层颗粒以及该涂层颗粒的制备方法和使用方法
BR112019012291A2 (pt) * 2016-12-15 2019-11-19 Danisco Us Inc. método para aumentar a produção de etanol a partir de fibra de milho em um processo de hidrólise de amido
GB201701569D0 (en) * 2017-01-31 2017-03-15 Knauf Insulation Ltd Improved binder compositions and uses thereof
US11821047B2 (en) 2017-02-16 2023-11-21 Apalta Patent OÜ High pressure zone formation for pretreatment
AU2018365971A1 (en) * 2017-11-13 2020-05-14 Sweetwater Energy, Inc. Methods of making specialized cellulose and other products from biomass
BR112022012348A2 (pt) 2019-12-22 2022-09-13 Sweetwater Energy Inc Métodos de fazer lignina especializada e produtos de lignina da biomassa
CN117158594A (zh) * 2023-09-12 2023-12-05 威海汉江食品股份有限公司 一种可溶性膳食纤维的提取方法及其应用
CN119913766B (zh) * 2023-10-30 2025-11-25 中国石油化工股份有限公司 一种利用秸秆提取纤维素、木糖以及木质素的方法和应用

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4256509A (en) 1979-05-14 1981-03-17 A. E. Staley Manufacturing Company Physical modification of the viscosity characteristics of starchy flours
US4600590A (en) 1981-10-14 1986-07-15 Colorado State University Research Foundation Method for increasing the reactivity and digestibility of cellulose with ammonia
JPH0611764B2 (ja) * 1988-12-07 1994-02-16 雪印乳業株式会社 水溶性ヘミセルロースの製造方法
JP3191956B2 (ja) * 1991-08-13 2001-07-23 日本食品化工株式会社 アルコール性脂肪肝抑制剤
US5859236A (en) * 1996-02-29 1999-01-12 Burkart; Leonard Process for preparation of lignin and microcellulose
WO1998040413A1 (en) * 1997-03-14 1998-09-17 National Starch And Chemical Investment Holding Corporation Isolation of hemicellulose from corn fiber
TR200202805T2 (tr) * 1999-10-15 2003-03-21 Cargill Incorporated Bitki tohumlarından yapılan fiberler ve kullanımları
CA2605127C (en) * 2005-04-19 2011-08-09 Archer-Daniels-Midland Company Soluble non-caloric fiber composition and process of preparing the same
WO2007120210A2 (en) 2005-11-23 2007-10-25 Natureworks Llc Process for fractionating lignocellulosic biomass into liquid and solid products
CN101680004A (zh) * 2007-06-27 2010-03-24 诺维信公司 产生发酵产物的方法
US8663392B2 (en) * 2008-03-14 2014-03-04 Virginia Tech Intellectual Properties, Inc. Method and apparatus for lignocellulose pretreatment using a super-cellulose-solvent and highly volatile solvents
CN101285106B (zh) * 2008-06-10 2010-08-18 南京工业大学 一种高效水解木质纤维素类生物质同时制备多组分糖液及木质素的方法
EP2336195A1 (en) 2009-12-16 2011-06-22 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Process for Treatment of Lignocellulosic Biomass Material
US20130130331A1 (en) * 2010-02-03 2013-05-23 Archer Daniels Midland Company Method of producing sugars using a combination of acids to selectively hydrolyze hemicellulosic and cellulosic materials
RU2541033C2 (ru) * 2010-02-03 2015-02-10 Арчер Дэниелс Мидлэнд Компани Усовершенствованный процесс фракционирования лигноцеллюлозной биомассы

Also Published As

Publication number Publication date
US20130174993A1 (en) 2013-07-11
AU2012278950A1 (en) 2014-01-16
MX348007B (es) 2017-05-23
BR112014000200A2 (pt) 2017-02-07
JP2014520915A (ja) 2014-08-25
CA2840961A1 (en) 2013-01-10
CN103717622B (zh) 2017-04-05
AR087082A1 (es) 2014-02-12
IL230317A (en) 2017-05-29
WO2013006712A2 (en) 2013-01-10
CN103717622A (zh) 2014-04-09
AU2012278950B2 (en) 2016-12-22
WO2013006712A3 (en) 2013-09-19
EP2729500A2 (en) 2014-05-14
US8926794B2 (en) 2015-01-06
KR20140044901A (ko) 2014-04-15
MX2014000247A (es) 2015-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6153521B2 (ja) トウモロコシ繊維からのヘミセルロースの抽出方法
Yang et al. Aqueous extraction of corncob xylan and production of xylooligosaccharides
Nabarlatz et al. Purification of xylo-oligosaccharides from almond shells by ultrafiltration
Zhang et al. Hemicellulose isolation, characterization, and the production of xylo-oligosaccharides from the wastewater of a viscose fiber mill
Ying et al. Lignin removal improves xylooligosaccharides production from poplar by acetic acid hydrolysis
US11286272B2 (en) Production method for acidic xylooligosaccharide, and acidic xylooligosaccharide
Benkő et al. Heat extraction of corn fiber hemicellulose
Li et al. Effects of different extraction techniques on the structural, physicochemical, and bioactivity properties of heteropolysaccharides from Platycodon grandiflorum roots
CN104136466A (zh) 集成生物精制
Sonkar et al. Ozone assisted autohydrolysis of wheat bran enhances xylooligosaccharide production with low generation of inhibitor compounds: A comparative study
Ma et al. A perspective on lignin effects on hemicelluloses dissolution for bamboo pretreatment
Li et al. Ozonolysis of wheat bran in subcritical water for enzymatic saccharification and polysaccharide recovery
Wang et al. Dietary fiber extraction from defatted corn hull by hot-compressed water
Li et al. Individual and combined effects of cold plasma and enzymatic hydrolysis modification on soluble dietary fiber in wheat bran: Structural, physicochemical and functional properties
Wu et al. An optimize adaptable method for determining the monosaccharide composition of pectic polysaccharides
Sun et al. Essential guides for isolation/purification of polysaccharides
GB2612082A (en) Process of production of xylooligosaccharides from peels of orange fruit
US7709034B2 (en) Soluble non-caloric fiber composition and process of preparing the same
WO2018099877A1 (en) Process for preparing soluble fibre
JP2011019489A (ja) 水溶性ヘミセルロースの調製方法
Sanchez et al. Acid-and base-catalized hydrolyses of corn stalk
Beye et al. Preliminary characterization of residual biomass from Hibiscus sabdariffa Calyces
Frederick et al. PURIFICA! ION OF XYLAN-HYDROLYZING ENZY. MES
JPH05148302A (ja) 低カロリー増量剤

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150624

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6153521

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees