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JP6158820B2 - パンチ工具、パンチチップ、およびパンチ本体とパンチチップを固定する方法 - Google Patents
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JP6158820B2 - パンチ工具、パンチチップ、およびパンチ本体とパンチチップを固定する方法 - Google Patents

パンチ工具、パンチチップ、およびパンチ本体とパンチチップを固定する方法 Download PDF

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Description

本発明は、パンチアセンブリに関し、より詳細には、さまざまなタイプのこのようなアセンブリによって収容されるように設計されたパンチに関する。
パンチプレスは、典型的に、例えばシートメタルで形成されたシートワークピース内にさまざまな形状およびサイズの圧痕および/または穴を形成するための複数の工具を保持するように形成されている。この種の工具は、一般に、少なくとも1つのパンチアセンブリおよび対応するダイを含む。多重ステーションタレットパンチプレスにおいては、ワークピース支持表面より下に対応する複数のダイ収容用フレームが位置設定されている一方で、ワークピース支持表面より上に複数のパンチアセンブリを保持するために回転可能なタレットが使用される場合が多い。一部の場合においては、第1の工具セットがひとたび使用された後に、それは第2の工具セットと交換され、次に第3の工具セットと交換され、以後同様に続く。一部の場合、機械工具は、カートリッジ内に工具セットを保管するための細長いレールを含む。例えば、カートリッジは、取付け位置へおよび取付け位置から前後に摺動され得るように、レールと摺動可能な形で係合され得る。所望の一連の工具セットを用いて第1のワークピースをひとたび完全に加工したならば、第2のワークピースが加工されるが、一部の場合では再び第1の工具セットから始めてよい。
従来のパンチアセンブリは、パンチガイドおよびパンチ本体またはホルダー、ならびに、パンチ本体に対して固定的にかまたは解除可能な形で取付けられてよいパンチチップを含む。パンチ本体およびパンチチップは、パンチガイドの中心長手方向軸に沿った往復軸方向移動のためパンチガイドの内部に摺動可能な形で係合されている。このようなパンチアセンブリおよび対応するダイはプレス内に取付けられ、プレスの作業位置、例えばラムの下に位置設定される(またはラムに一体として連結される)。このようにして下向きの力がラムに加わった時点で、パンチチップは呼応してストリッパプレート内の開口部を通ってパンチガイドから外に駆動され、シートワークピースを貫通する穴または圧痕を形成する。パンチガイドの一端部に取付けられたストリッパプレートは、パンチチップがパンチガイド内に格納される時にワークピースがそれに追従するのを防ぐ。
当業者であれば、例えば摩耗したパンチチップを研磨するか交換するためおよび1つの形状(または設置面積)のパンチチップを異なるプレス加工作業用の代替的形状のパンチチップと交換するために、定期的なメンテナンスおよび修正がパンチアセンブリに必要であることを認識するものである。パンチ本体に解除可能な形で取付けられるように形成されたパンチチップの場合、このようなチップは一般に、アセンブリ特有のもの、すなわち他のパンチアセンブリタイプと互換性のないものである。結果として、異なるパンチアセンブリについての定期的なメンテナンスおよび修正には、各アセンブリのための交換用パンチチップの充分な在庫を保つことに関して、多大な時間と費用が関与し得る。
本発明の実施形態は、多様なパンチアセンブリでのその応用において汎用性を有するように形成されたパンチチップ設計、さらにパンチチップの汎用的応用を例示するさまざまなパンチ本体設計に関する。一部の場合において、さまざまなパンチ本体設計と共に使用される補助構成要素は、パンチチップを交互に固定または解除するためのオペレータによるその選択的取扱いの容易さを増強する。
一実施形態においては、パンチ工具が提供されており、これは、パンチ本体、パンチ工具および複数の補助構成要素を含む。パンチ本体は、中央キャビティを画定する側壁を有し、中央キャビティはその長手方向範囲に沿って延在している。パンチチップは、パンチ本体との関係において交互に固定または解除されるように形成され、その一方の端部にハブを含む。複数の補助構成要素は、カム、キャリヤ本体、および複数の楔部材を含む。キャリヤ本体は、パンチ本体中央キャビティの内部に着座している。カムはパンチ本体とキャリヤ本体とを結合する。カムはパンチ本体およびキャリヤ本体との関係において選択的に調整可能であり、カムの調整の結果としてキャリヤ本体の対応する移動がもたらされる。カムが第1の調整済み位置にあることは、キャリヤ本体がパンチ本体中央キャビティ内の上昇位置にありかつ各楔部材がパンチ本体中央キャビティ内の係止位置にある状態と対応している。楔部材の前記係止位置は、パンチチップのハブとの関係におけるパンチ本体の係止用の形状構成部分に対応している。カムが第2の調整済み位置にあることは、キャリヤ本体がパンチ本体中央キャビティ内の下降位置にありかつ各楔部材がパンチ本体中央キャビティ内の係止解除位置にある状態と対応している。楔部材の前記係止解除位置は、パンチチップのハブとの関係におけるパンチ本体の係止解除用の形状構成部分に対応している。
任意には、カムは回転を介して選択的に調整可能であってよく、1つ以上の突出する部分を含んでいてよく、ここでカムの回転を介した1つ以上の突出する部分の配向の結果として、キャリヤ本体の対応する移動がもたらされる可能性がある。
カムは、任意には、パンチ本体の側壁内に画定された開口からキャリヤ本体内に画定された孔を通って延在してよい棒状本体を含む。棒状本体は、任意には、概してパンチ本体の長手方向範囲に対し垂直であってよい長手方向範囲を有する。さらに、棒状本体は、任意には、ボール・チャンネル連結を介してパンチ本体に作用的に結合されたヘッド部分を含む。さらに、チャンネルが任意にヘッド部分の外側表面に沿って画定されてよく、パンチ本体により保持されたボールを部分的に収容するように形成されてよく、ここでパンチ本体およびキャリヤ本体との関係における棒状本体の回転はボールを中心とするチャンネルの回転に対応してよい。チャンネルは、任意には、1つ以上のポケットを含み、1つのポケット内に位置づけされた時点でボールはパンチ本体およびキャリヤ本体との関係における棒状本体の係止用位置を構成していてよい。さらに、棒状本体は、任意には、一方の側に第1の突出部分を伴うセグメントを有するステム部分を含んでいてよく、ここで棒状本体が第1の調整済み位置にあることは、第1の突出部分がキャリヤ本体の前端部に向かう方向に配向されていることに関与していてよく、この棒状本体は、キャリヤ本体の孔の対応する側壁と接触してよく、ここで第1の突出部分とキャリヤ本体の孔壁の間の前記接触は、パンチ本体キャビティ内のキャリヤ本体の上昇位置に対応してよい。さらに、棒状本体が第2の調整済み位置にあることは、任意には、第1の突出部分がキャリヤ本体の後端部に向かう方向に配向されていることに関与していてよく、この棒状本体はキャリヤ本体の孔の対応する側壁と接触してよく、ここで第1の突出部分とキャリヤ本体側壁の間の前記接触は、パンチ本体キャビティ内のキャリヤ本体の下降位置に対応していてよい。
代替的には、カムは、2つの部分的曲線部分を有するリングを含んでいてよく、ここで2つの曲線部分はパンチ本体の周囲で共に結合されるように形成されていてよく、ここでリングはボール・シート連結を介してキャリヤ本体に調整可能な形で結合されていてよい。リングは、任意には、パンチ本体の長手方向範囲に対し中央に延在する軸を中心にして選択的に回転させられるように形成されてよい。さらに、任意には、第1および第2のボールがさらに含まれていてよく、ここでキャリヤ本体は、第1および第2のボールを相応して着座させるようにサイズ決定されてよい第1および第2のくぼみを画定するステムを含んでいてよく、第1および第2のくぼみは、キャリヤ本体ステムの相対する側に画定されていてよく、ここで第1のくぼみは、第2のくぼみよりステムの後端からさらに遠位に画定されていてよく、ここで第1の調整済み位置までのリングの回転の結果として、第1のボールは第1のくぼみに着座し、かつパンチ本体内の上昇位置へのキャリヤ本体の対応する移動がもたらされてよく、ここで第2の調整済み位置へのリングの回転の結果として、第2のボールは第2のくぼみに着座し、かつパンチ本体内の下降位置へのキャリヤ本体の対応する移動がもたらされてよい。リングは、任意には、その内側表面を中心にして配向される第1および第2の厚みを有していてよく、ここで第1のリング厚みは第2のリング厚みより大きくてよく、第1の調整済み位置へのリングの回転の結果として、第1のボールと接触した第1のリング厚みを有する側の摺動がもたらされてよく、かつ第2のボールと接触した第2のリング厚みを有する側の摺動がもたらされてよく、そして第2の調整済み位置へのリングの回転の結果として、第1のボールと接触した第2のリング厚みを有する側の摺動がもたらされてよく、かつ第2のボールと接触した第1のリングボール厚みを有する側の摺動がもたらされてよい。
任意には、複数の楔部材の各々は、パンチチップのハブの対応する表面と係合するように形成された形状を有する表面を含んでいてよく、ここで、楔部材およびパンチチップのハブの表面は、パンチチップをパンチ本体に固定する際の楔部材およびパンチチップのハブの唯一の接触表面を表わしていてよい。さらに、楔部材およびパンチチップのハブの各接触表面は、任意には、異なる傾斜角を有していてよい。楔部材およびパンチチップのハブの接触表面の傾斜角は、任意には、約5°〜約10°の範囲内で互いに異なっていてよい。さらに、パンチチップのハブ表面は、任意には約37°〜約50°の範囲内の傾斜角を有していてよく、楔部材の表面は、任意には約43°〜約56°の範囲内の傾斜角を有していてよい。楔部材の表面は任意には平面である。代替的には、楔部材の表面は曲面であってよい。さらに、楔部材の外側側面は任意には、全体的に曲面であってよい。
任意には、キャリヤ本体は、各々複数の楔部材の1つを収容するように画定された複数のスロットを伴って画定されてよく、ここでパンチ本体の中央キャビティ内部でのキャリヤ本体の移動は結果として、パンチ本体側壁の内側表面内に画定された対応する溝との関係における楔部材の対応する移動をもたらしていてよい。さらに、任意には、プッシャーリテーナがさらに含まれて、キャリヤ本体の中央キャビティ内に着座していてよく、ここでプッシャーリテーナは、キャリヤ本体が下降位置にある場合に、中央キャビティ内の上昇位置へと駆動されてよく、上昇位置にあるプッシャーリテーナは、楔部材がキャリヤ本体スロットから外へ、キャリヤ本体中央キャビティ内へと摺動するのを防止してよい。さらに、楔部材は、任意には、パンチ本体の溝の側面と接触しそれに沿って摺動するように形成されてよく、溝側面およびキャリヤ本体スロットを画定する壁との組合せ接触の結果として、キャリヤ本体が上昇位置にある場合に楔部材は係止されることになってよい。さらに、楔部材は任意には、パンチ本体の溝の側面と接触しそれに沿って摺動するように形成されてよく、ここで楔部材は相応してキャリヤ本体スロット内を摺動してよく、キャリヤ本体が上昇位置にある場合にキャリヤ本体の中央キャビティ内に部分的に突出してよい。楔部材の各突出部分は、任意にはパンチチップのハブの対応する表面と係合するように形成された表面を含んでいてよく、ここで楔部材およびパンチチップのハブの表面は、パンチチップをパンチ本体に固定する際の楔部材およびパンチチップのハブの唯一の接触表面を表わしていてよい。
別の実施形態群では、パンチチップが提供されており、パンチ本体との関係において交互に固定または解除されるように形成された第1の端部とパンチチップの作業端を含む第2の端部とを有する本体を含んでいる。第1の端部はネック領域により本体の残りの部分からオフセットされているハブを含む。ハブは上部部域、側方部域、および下部部域を有する。ハブの下部部域とネック領域は、本体の陥凹部域を画定する。ハブの下部部域の表面は、本体をパンチ本体に固定する際に楔部材の対応する表面と単独で係合するように形成されている。ハブの下部部域表面は平面であり、ハブ側方部域との関係において内向きの傾斜を有しており、ハブの下部部域表面は、ハブ側方部域とネック領域の間に延在するハブの唯一の表面を表わす。ハブの下部部域表面は、本体をパンチ本体に固定する際に対応する表面楔部材が係合するようにハブ側方部域とネック領域の間の表面積全体を占めている。
任意には、ハブの下部部域表面が、陥凹の少なくとも4分の1を画定している。
任意には、ハブの下部部域表面の内向き傾斜は、下部部域表面との前記対応する表面の傾斜角が約2°〜20°の間で変動する場合でさえ、楔部材と対応する表面との確実な結合を可能にしてよい。代替的には、ハブの底面表面と楔部材との対応する表面の傾斜角は、任意には約5°〜10°の間で変動してよい。
任意には、パンチ本体の長手方向範囲に沿って通る軸から測定したハブの下部部域表面の内向き傾斜角は約25°〜55°の範囲内にあってよい。代替的には、ハブの下部部域表面の内向き傾斜角は、任意には約37°〜50°の範囲内にあってよい。
任意には、ハブの上部側は、ネジ付き部分を伴って画定されていてよく、ここでネジ付き部分は、対応する楔部材の形状を有さずにパンチ本体とハブを結合する二次的手段を含んでいてよい。
別の実施形態群では、パンチチップが提供され、このパンチチップは、パンチ本体との関係において交互に固定または解除されるように形成された第1の端部とパンチチップの作業端を含む第2の端部とを有する。第1の端部はネック領域により本体の残りの部分からオフセットされているハブを含む。ハブは上部部域、側方部域、および下部部域を有する。ハブの下部部域とネック領域は、本体の陥凹部域を画定する。ハブの下部部域の表面は、本体をパンチ本体に固定する際に楔部材の対応する表面と単独で係合するように形成されている。ハブの下部部域表面は平面であり、ハブ側方部域との関係において内向きの傾斜を有する。このような内向き傾斜は、下部部域表面との前記対応する表面の傾斜角が約2°〜20°の間で変動する場合でさえ、楔部材の対応する表面との確実な結合を可能にする。パンチ本体の長手方向範囲に沿って通る軸から測定したハブの下部部域表面の内向き傾斜角は約25°〜55°の範囲内にある。
任意には、ハブの底面表面と楔部材との前記対応する表面の傾斜角は、約5°〜10°の間で変動してよい。さらに、ハブの下部部域表面の内向き傾斜角は、任意には約37°〜50°の範囲内にあってよい。
任意には、ハブの上部側は、ネジ付き部分を伴って画定されてよく、ここでネジ付き部分は、対応する楔部材の形状を有さずにパンチ本体とハブを結合する二次的手段を含んでいてよい。
別の実施形態群では、パンチ本体とパンチチップをしっかり固定する方法が提供されている。この方法は、パンチ本体およびそれと共に使用される複数の補助構成要素を提供するステップを含む。パンチ本体は、中央キャビティを画定する側壁を有する。中央キャビティはパンチ本体の長手方向範囲に沿って延在する。複数の補助構成要素はカム、キャリヤ本体および複数の楔部材を含む。キャリヤ本体は、パンチ本体中央キャビティ内に着座している。カムはパンチ本体とキャリヤ本体を結合させている。この方法は、パンチ本体中央キャビティ内部でキャリヤ本体が下降位置にありかつパンチ本体中央キャビティ内部で楔部材が係止解除されている状態と対応する第2の位置にカムを調整するステップを含む。楔部材の前記係止解除位置は、パンチチップとの関係におけるパンチ本体の係止解除用の形状構成部分に対応している。この方法は、パンチチップをパンチ本体に接合させるステップを含む。パンチチップはその一方の端部にハブを含み、ハブはパンチ本体の中央キャビティ内に挿入されている。この方法は、パンチ本体中央キャビティ内でキャリヤ本体が上昇位置にありかつパンチ本体中央キャビティ内で各楔部材が係止されている状態と対応する第1の位置にカムを調整するステップを含む。楔部材の前記係止位置は、パンチチップのハブとの関係におけるパンチ本体の係止用の形状構成部分に対応している。
任意には、カムは回転を介して選択的に調整可能であってよく、1つ以上の突出する部分を含んでいてよく、ここで、カムの回転を介した1つ以上の突出する部分の配向の結果として、パンチ本体の中央キャビティ内部でのキャリヤ本体の対応する移動がもたらされてよい。さらに、カムは任意には、パンチ本体の側壁内に画定された開口からキャリヤ本体内に画定された孔を通って延在してよい棒状本体を含んでいてよく、ここで棒状本体は、一方の側に第1の突出部分を伴うセグメントを有するステム部分を含んでいてよく、ここで第1の位置まで回転させられた時点で棒状本体は、第1の突出部分をキャリヤ本体の前端部に向かう方向に配向してよく、キャリヤ本体の孔の対応する側壁と接触してよく、ここで第1の突出部分とキャリヤ本体の孔側壁の間の前記接触は、パンチ本体キャビティ内のキャリヤ本体の上昇位置に対応してよく、第2の位置まで回転させられた時点で棒状本体は、第1の突出部分を、キャリヤ本体の後端部に向かう方向に配向してよく、キャリヤ本体の孔の対応する側壁と接触してよく、ここで第1の突出部分とキャリヤ本体側壁の間の前記接触は、パンチ本体キャビティ内のキャリヤ本体の下降位置に対応していてよい。
任意には、キャリヤ本体は、複数の楔部材の1つを収容するように各々画定された複数のスロットを伴って画定されていてよく、ここでパンチ本体の中央キャビティの内部でのキャリヤ本体の上昇および下降の結果として、楔部材は、パンチ本体側壁の内側表面内に画定された対応する溝との関係において移動することになってよい。さらに、楔部材は、任意には、パンチ本体の溝の側面と接触しこれに沿って摺動するように形成されていてよく、ここで楔部材は相応してキャリヤ本体のスロットの内部で摺動してよく、キャリヤ本体が上昇位置にある場合にキャリヤ本体の中央キャビティ内に部分的に突出してよい。さらに、楔部材の各々の突出部分は、任意には、パンチチップのハブの対応する表面と係合するように形成された表面を含んでいてよく、ここで楔部材およびパンチチップのハブの表面は、パンチチップをパンチ本体に固定する際の楔部材およびパンチチップのハブの唯一の接触表面を表わしていてよい。
本発明の実施形態の特性を決定する他の特徴およびメリットは、以下の詳細な説明を読み付随する図面を精査することによって明らかになる。
以下の図面は本発明の特定の実施形態を例証するものであり、したがって本発明の範囲を限定するものではない。図面は、(その旨記載されていないかぎり)原寸に比例しておらず、以下の詳細な説明中の説明と併せて使用するように意図されている。以下では本発明の実施形態について添付図面と併せて説明するが、図中、同じ数字は、同じ要素を示す。
本発明の一部の実施形態に係るパンチアセンブリの側面断面図である。 本発明の一部の実施形態に係る、図1Aのパンチアセンブリのパンチ本体、パンチチップおよび補助構成要素の拡大側面断面図である。 本発明の一部の実施形態に係る、アセンブリ分解組立図の形で示した、図1Bのパンチ本体、パンチチップおよび補助構成要素の斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、パンチ本体に取付けられた延長ロッドを伴う、図Cに示されているパンチ本体、パンチチップおよび補助構成要素の斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、図1A〜1Cに示したパンチ本体と共に用いられるカムの斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、図1A〜1Cに示したパンチ本体と共に用いられるカムの他の斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、図1A〜1Cに示したパンチ本体と共に用いられるキャリヤ本体の斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、図1A〜1Cに示したパンチ本体と共に用いられるキャリヤ本体の他の斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、図1A〜1Cに示したパンチ本体と共に用いられるプッシャーリテーナの斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、図1A〜1Cに示したパンチ本体と共に用いられる例示的楔部材の斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、図1A〜1Cに示したパンチ本体と共に用いられる例示的楔部材の側面図である。 図1Dおよび1Eのカムがパンチ本体内に挿入されている状態の、本発明の一部の実施形態に係る図1Bに示されたパンチ本体および補助構成要素の側面断面図である。 本発明の一部の実施形態に係る、ライン1KK−1KKに沿った図1Kの補助構成要素の一部とパンチ本体の断面図である。 図1Dおよび1Eのカムがパンチ本体内に挿入されパンチ本体との関係において回転されている状態の、本発明の一部の実施形態に係る図1Bに示されたパンチ本体と補助構成要素の側面断面図である。 本発明の一部の実施形態に係る、ライン1LL−1LLに沿った図1Lの補助構成要素の一部とパンチ本体の断面図である。 図1Dおよび1Eのカムがパンチ本体内に挿入されパンチ本体との関係においてさらに回転されている状態の、本発明の一部の実施形態に係る図1Bに示されたパンチ本体、パンチチップおよび補助構成要素の側面断面図である。 本発明の一部の実施形態に係る、ライン1MM−1MMに沿った図1Mの補助構成要素の一部とパンチ本体の断面図である。 本発明の一部の実施形態に係る、別のパンチチップの斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、別のパンチチップの他の斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、さらなるパンチチップの斜視図である。 図2Aおよび図2Bのパンチチップが補助構成要素を介してパンチ本体に固定された状態の、本発明の一部の実施形態に係る追加のパンチアセンブリ用のパンチ本体の斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、ライン3B−3Bに沿った図3Aのパンチ本体、パンチチップおよび補助構成要素の断面図である。 図3Bに示されたパンチ本体、パンチチップおよび補助構成要素の拡大部分図である。 本発明の一部の実施形態に係る、図3Aおよび3Bのパンチ本体と共に使用されるカムの斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、図3Aおよび3Bのパンチ本体と共に使用されるカムの他の斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、図3Aおよび3Bのパンチ本体と共に使用されるキャリヤ本体の斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、図3Aおよび3Bのパンチ本体と共に使用されるキャリヤ本体の他の斜視図である。 図3Dおよび3Eのカムがパンチ本体内に挿入されている状態の、本発明の一部の実施形態に係る図3Bに示されたパンチ本体および補助構成要素の側面断面図である。 図3Dおよび3Eのカムがパンチ本体内に挿入されパンチ本体との関係において回転されている状態の、本発明の一部の実施形態に係る図3Bに示されたパンチ本体と補助構成要素の側面断面図である。 図3Dおよび3Eのカムがパンチ本体内に挿入されパンチ本体との関係においてさらに回転されている状態の、本発明の一部の実施形態に係る図3Bに示されたパンチ本体、パンチチップおよび補助構成要素の側面断面図である。 本発明の一部の実施形態に係る、トルンプ(Trumpf)または非タレット型パンチアセンブリ用のパンチ本体および補助構成要素を介してそれに固定された図2Aおよび2Bのパンチチップの側面断面図である。 本発明の一部の実施形態に係る、アセンブリ分解組立図の形で示した、図4Aのパンチ本体、パンチチップおよび補助構成要素の斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、チップ固定位置にある場合のその構成を示す、別のパンチアセンブリのパンチ本体向けに形成されたキャリヤ本体である。 本発明の一部の実施形態に係る、チップ解除位置にある場合のそのさらなる構成を示す、図5Aのキャリヤ本体である。 本発明の一部の実施形態に係る、図5Aおよび5Bのキャリヤ本体と共に用いられる例示的楔部材の斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、図5Aおよび5Bのキャリヤ本体と共に用いられる例示的楔部材の側面図である。 本発明の一部の実施形態に係る、アセンブリ分解組立図の形で示した、さらなるパンチアセンブリのパンチ本体、パンチチップおよび補助構成要素の斜視図である。 補助構成要素がパンチ本体との関係において1つの位置にある状態の、本発明の一部の実施形態に係る図6Aのパンチ本体および補助構成要素のアセンブリの側面断面部分図である。 補助構成要素がパンチ本体との関係において別の位置にある状態の、本発明の一部の実施形態に係る図6Aのパンチ本体および補助構成要素の側面断面部分図である。 補助構成要素がパンチ本体との関係においてさらなる位置にある状態の、本発明の一部の実施形態に係る図6Aのパンチ本体、パンチチップおよび補助構成要素の側面断面部分図である。 本発明の一部の実施形態に係る、さらなる例示的楔部材の斜視図である。 本発明の一部の実施形態に係る、さらなる例示的楔部材の側面図である。 本発明の一部の実施形態に係る、パンチアセンブリ用のパンチ本体にパンチチップを固定するためのステップの流れ図である。
以下の詳細な説明は、事実上例示的なものであり、本発明の範囲、適用可能性または形状構成をいかなる形であれ限定するよう意図されたものではない。むしろ、以下の説明は、本発明の例示的実施形態を実施するための実際的な例証を提供するものである。選択された要素について、構造、材料および寸法の例が提供されており、他の全ての要素には、本発明の機械分野の当業者にとって公知のものが用いられる。当業者であれば、提供されている実施例の多くに、利用できる好適な変形形態が存在することを認識するものである。
図1Aは、本発明の一部の実施形態に係るパンチアセンブリ10の側面断面図を示す。パンチアセンブリ(工具アセンブリ)の場合概してそうであるように、例証されたパンチアセンブリ10は、パンチガイド12、パンチ本体14およびパンチチップ(工具チップ)16を含む。図示されている通り、パンチガイド12は、側壁18を含み、側壁18の第1の端部22にストッパプレート20が結合され、側壁18の相対する第2の端部26には、スプリングパック(またはドライバ)アセンブリ24が結合されている。ストッパプレートおよびスプリングパックアセンブリのさまざまな設計が、当該技術分野において周知である。当業者であれば、本明細書中に記載のパンチアセンブリの実施形態を、これらのまたは他の公知のストッパプレートおよびスプリングパックアセンブリの設計と共に使用するように形成できるということを認識するものである。より有意には、本出願を再検討することにより、当業者であれば、ストッパプレートの一般的適応性と同様、本明細書中で実施されているパンチチップが異なるパンチアセンブリ設計との間に広い適応性範囲を有するように設計されていることを理解するものである。
図1Aのパンチアセンブリ10を再度参照すると、一部の実施形態において、パンチガイド12は管形状を有する。ただし、パンチガイド12は、例えば個別的側面を伴う多側面形状などの他の形状をとることも全く同様に可能であることから、本発明はこのような管形状に限定されるべきではない。図示されている通り、パンチガイド12の側壁18は、内部にパンチ本体14を挿入するための中央キャビティ28を形成する。パンチガイド12と同様、一部の実施形態において、パンチ本体14は、本体14がパンチガイド中央キャビティ28の内部で摺動できるように管形状を有する。図示されている通り、パンチ本体14の側壁32は、内部を貫通する開口を画定しており、この開口は、内部にカム34を受入れるようにサイズ決定されている。一部の実施形態において、開口30は、パンチ本体14の長手方向範囲に対し概して垂直になるように画定される。このようにして、カム34は、開口30により収容された時点で、概してパンチ本体14の長手方向範囲に垂直である長手方向範囲を有する。
図1Bは、図1Aに示されたパンチ本体14およびパンチチップ16の拡大図を示している。パンチ本体14とパンチチップ16の組立てに関して、本体14との関係におけるチップ16の固定または解除のいずれかを始動するのに使用される1つの構成要素はカム34である。図示されているように、一部の実施形態において、パンチ本体14の開口30は、パンチ本体側壁32の一方の側32aから側壁32の相対する側32bまで通っている。一部の実施形態では、カム34は棒状本体であり、一方の側壁側32aから相対する側壁側32bまで延在し、その結果、開口30に収容された場合にカム34の長手方向範囲全体にわたり均一な剛性が得られるようにサイズ決定されている。このような剛性は、パンチ本体14との関係においてパンチチップ16を固定/解除する上でカム34を使用する場合に重要である。例えば、カムの調整中の異なる時点で、カム34に対して(概してカムの長手方向範囲に対し垂直に)相対する方向の力が加えられる。
パンチ本体開口30は、パンチ本体側壁32の相対する両方の側32aおよび32bを貫通するものとして示されているものの、開口30は、代替的には、一方の側32aを貫通するが、それでも他方の側32bでは貫通する手前で終結するように形成され得る。このため、図示されてはいないものの、パンチ本体の側壁32の側32bの内部にポケットを形成し、こうしてカム34の先端34bを保持するもののなおこのような端部34bが側32bを通って突出するのを防ぐことになるように開口30を画定することができる。パンチ本体開口30がパンチ本体側壁32の相対する側32aおよび32bの両方を通過するか否かに関わらず、カム34に関して、側壁32内のその挿入点においてアクセスを形成することが可能である。このようなアクセスにより、カム34を開口30内で選択的に調整することができるようになる。一部の実施形態では、以下でさらに詳述する通り、このような調整には、開口30内でカム34を回転させることが関与する。以下でさらに詳述する通り、カム34は、独特の形状を有し、これにより(例えばパンチ本体開口30の内部でのその回転を介して)、パンチ本体14内部の他の補助構成要素を始動させて、所望される通りにパンチチップ16を交互に固定または解除することが可能となる。
カム34に加えて、補助構成要素のうちより遠位にあるのは、図1Fおよび1Gに具現されているキャリヤ本体36である。図1Bを参照すると、キャリヤ本体36はパンチ本体14の中央キャビティ38内に挿入されており、パンチ本体開口30と整列するように形成された孔40を伴って画定されている。こうしてカム34は、パンチ本体開口30内に挿入された時点で、キャリヤ本体の孔40内をさらに通過するように適応されている。以下で記述する通りキャリヤ本体36とカム34のこの結合は、カム34の回転を介した本体36の移動を可能にする。以下で詳述するように、パンチチップ16を交互にパンチ本体14に固定またはここから解除できるようにする他の補助構成要素としては、複数のバネ42、44および46、プッシャーリテーナ48および複数の楔部材50が含まれ得る。
図1Cは、本発明の一部の実施形態に係る、共にアセンブリ分解組立図の形で示した、パンチ本体14およびパンチチップ16の斜視図を示す。同様に示されているのは、パンチ本体14との関係においてパンチチップ16を交互に固定または解除する上で典型的に使用される以上で言及した補助構成要素である。パンチ本体14を参照すると、パンチ本体の開口30内に挿入される前のカム34が示されており、これは上述の通り、パンチチップ16を交互に固定または解除させるための始動機構として役立つ。図1CCは、本発明の一部の実施形態に係る、図Cに示されたパンチ本体14およびパンチチップ16の斜視図であり、さらに延長ロッド59が示されている。ロッド59の使用は、(例えばスプリングパックを通って延在しその後端部にネジ込まれた)パンチアセンブリ用のスプリングパックと結合するようにパンチ本体14を形成できる1つの例示的手段を表わすことを諒解されたい。
図1Dおよび1Eは、本発明の一部の実施形態に係るカム34の拡大斜視図を示す。カム34は、ヘッド部分52とステム部分54とを含む。一部の実施形態において、図1Eに示されているように、ヘッド部分52は、アレンレンチ(図示通り)、トルクス(登録商標)レンチなどを用いて、回転されるように形成されている。一部の実施形態においては、パンチ本体14がパンチガイド12から離れている間に、パンチ本体開口30の内部でのカム34の挿入および後続する回転が実施される。しかしながら、他の設計では、パンチガイド12は、パンチ本体14がパンチガイド12に組立てられる間にカム34が回転できるようにするため、側壁18内に開口部を伴って形成されている。例えば、図1Aを再び参照すると、このようなパンチガイド開口部を、パンチガイド側壁18内のキーウェル(例えばパンチガイド12からの圧力漏出を防ぐためプラグ31を収容するものとして示されているキーウェル29)に類似した形で形成することができると思われる。したがって、パンチ本体14がパンチガイド12の中央キャビティ内に挿入されるにつれて、パンチ本体開口30をこのようなパンチガイド開口部と整列させることができる。このようなアレンまたはトルクス(登録商標)レンチを介して回転させられるようにカムヘッド部分52を形成することにより、このようなレンチの一端部は、このようなパンチガイドの開口部ならびにパンチ本体開口30を通って容易に摺動してカム34を回転させるのに充分狭いものである。
カム34(パンチ本体開口30内にひとたび挿入された場合)とパンチ本体14との間の連結は、本体14に対しカム34を保持するための連結部材として役立つ部材を間に配置して使用することによって提供される。一部の実施形態では、図1Cに示されているように、部材は、パンチ本体14のくぼみ58の中に担持されるボール56であり得る。くぼみ58は、パンチ本体開口30まで開放するように画定されている。こうして、ひとたびくぼみ58の中に設置された時点で、ボール56は開口30の中に部分的に延在するようにサイズ決定される。カム34は、図1Dに示されている通りの一部の実施形態において、カムのヘッド部分52の外側側面のまわりに延在するチャンネル60を含み、このチャンネル60は、パンチ本体の開口30の中に延在するボール56の部分を収容するようにサイズ決定されている。一部の実施形態において、チャンネル60は、カム34がパンチ本体開口30内に挿入される時のボール56のための進入点として役立つ入口60aを含む。ボール56がひとたびチャンネル60に入り、それに続いてカム34が回転させられたならば、チャンネル60はボール56のまわりを回転し、こうして、カム34をパンチ本体開口30の内部に保持する。
一部の実施形態においては、図1Dおよび1Eにさらに示されているように、チャンネル60は、チャンネル60から離れるようにかつカム34のステム部分54に向かって(例えばこのステム部分に対し概して平行な方向で)延在する1つ以上のポケット60bを含む。一部の実施形態において、チャンネル60は、少なくとも2つのこのようなポケット60bを含んでいる。チャンネル60がその周囲を回転する時のボール56のための保持点として役立つポケット60bは、カム34がパンチ本体開口30内を回転する時のカム34の係止用位置として使用される。本明細書中でさらに詳述する通り、このような係止用位置は、パンチチップ16が交互にパンチ本体14と固定されるかまたはパンチ本体14から解除され得る位置として役立つ。
上述のポケット60bに関連して、図1A〜1Cを再び参照すると、パンチ本体の開口30内にバネ42が位置づけされており、キャリヤ本体36との接触を介してその内部に懸吊されている。このため、カム34が開口30内に挿入された時点で、そのステム部分54は、バネ42の中を通過し、一方ヘッド部分52はバネ42と接触する。こうして、カム34が(チャンネル60の内部に懸吊されているボール56を介して)パンチ本体14に対して作用的に結合され、ボール56がポケット60bの1つの上にくるような位置までカムが回転させられた場合、カムヘッド部分52に対するバネ42の力の結果としてボール56は前記ポケット60b内に着座することになり、これによりカム34はこのような位置に係止される。その後カムをこのような位置から移動させるため、カムのヘッド部分52に対し(例えばアレンレンチを介して)内向きの力が加わってバネ42を圧縮する。このような内向きの力の結果として、ボール56はポケット60bから脱出して、チャンネル60内に戻るよう誘導されて、さらに遠くの位置へとカム34を回転させることが可能になる。パンチ本体14と共にパンチチップ16を固定し解除するためのカム34の位置づけについては、以下で詳述する。
図1Dおよび1Eの中でさらに示されているように、カム34のステム部分54は、別個の第1および第2のセグメント54aおよび54bを有する。図示されている通り、セグメント54aおよび54bは整列しないように形成される。一部の実施形態において、第1のセグメント54aはカム34の長手方向軸Aに対して概して垂直な方向に突出する部分54a’を有し、一方第2のセグメント54bは、概して反対の方向に突出する部分54b’を有する。セグメント54aの突出部分54a’は、詳細にはキャリヤ本体36を介した始動機構としてのカム34の機能において特に有意である。以上で言及した通り、本発明の一部の実施形態に係るキャリヤ本体36の拡大斜視図が、図1Fおよび1Gに示されている。このようなキャリヤ本体36は、補助構成要素、例えばバネ44および46、プッシャーリテーナ48および楔部材50と共に機能するように形成されている。
図1Bおよび1Cを参照すると、バネ44はパンチ本体14の中央キャビティ38内に挿入され、その後、キャビティ38内にキャリヤ本体36が挿入される。その帰結として、バネ44は、パンチ本体14との関係において外向きの方向で(すなわち本体14の前方端部14aに向かって)キャリヤ本体36上に力を与える。しかしながら前述の通り、その後パンチ本体開口30およびキャリヤ本体の孔40を通ってカム34を挿入することで、キャリヤ本体36はバネ44によりパンチ本体14の外に強制的に押出されないよう保持される。こうして、キャリヤ本体36は、パンチ本体14の前方端部14aに向かって弾性的に付勢され、それでも本体36の移動はカム34の回転によって決定づけられる。詳細には、突出部分54a’(セグメント54aの)がキャリヤ本体36の前方端部36aに向かって配向されるような形でパンチ本体開口30内でカム34が回転させられるにつれて、本体36は、パンチ本体14の前方端部14aに向かってかつパンチ本体の中央キャビティ38内の上昇位置(すなわちより浅い位置)まで、対応して駆動される。キャリヤ本体36のこのような位置づけはおそらく、図1B内で最も良く示されている。逆に、突出部分54a’がキャリヤ本体36の後方端部36bに向かって配向されるような形でパンチ本体開口30内でカム34が回転されるにつれて、本体36は、パンチ本体14の前方端部14aから離れるように本明細書の中央キャビティ38内の下降位置(すなわちより深い位置)まで移動させられる。キャリヤ本体36のこのよう位置づけは、おそらく、図1L内で最も良く示されている。以下でさらに詳述する通り、キャリヤ本体36のこのような交互の移動(または位置づけ)は、パンチ本体14との関係においてパンチチップを交互に固定または解除するためのさらなる引き金である。
ひき続き図1Bおよび1Cを参照すると、バネ46はキャリヤ本体36の中央キャビティ36c内に挿入され、その後(図1Hに拡大斜視図が例示的に示されている)プッシャーリテーナ48がキャビティ36cの中に挿入される。その帰結として、バネ46は、キャリヤ本体36との関係において外向きの方向に(すなわち本体36の前方端部36aに向かって)プッシャーリテーナ48を弾性的に付勢する。以下でさらに詳述する通り、プッシャーリテーナ48は、パンチチップ16をパンチ本体14から駆出させるのを補助することおよびパンチ本体14との係合位置までパンチチップ16を挿入するのを補助する条件を作り上げること、という2つの目的に役立つ。一部の実施形態においては、インサートリング62がさらに、キャリヤ本体36の中央キャビティ36cの内部(例えば円形チャンネルの内部)に挿入され固定される。このようなリング62は、ひとたびキャリヤ本体のキャビティ36cの内部で固定されたならば、プッシャーリテーナ48がバネ46の作用を介してキャリヤ本体36の後方端部(36b)から過度に遠くまで強制されるのを防ぐ。詳細には、プッシャーリテーナ48の外側縁部48aは、インサートリング62と接触した時点で、キャリヤ本体36の中央キャビティ36aの内部でプッシャーリテーナ48がさらに外向きに移動するのを防ぐ。ただし、本発明は、このようなインサートリング62の使用に限定されてはならない。例えば、一部の実施形態においては、唇状部または他の突出部分をキャリヤ本体のキャビティ36cに結合させるかまたはその内部に機械加工し、こうして同じ機能に役立ちながらインサートリング62の代替物を提供してもよい。この目的で、このような唇状部の表面積を制限して、それが同じ機能に役立ちながらキャビティ36cの2つの内側側面からのみ延在するようにすることができる。インサートリング62(またはキャリヤ本体の中央キャビティ36cの唇状部または突出部分(単複)は別として、プッシャーリテーナ48の移動は、以下でさらに詳述するように、キャリヤ本体36の移動および楔部材50の対応する移動を介してさらに決定づけられる。
要約すると、カム34は、パンチ本体14の開口30およびキャリヤ本体36の孔40の内部にひとたび位置づけされた時点で調整される(例えば回転する)ように形成されている。一部の実施形態において、カムに許容される回転範囲は、内部に着座しているボール56がカムのさらなる回転を防いでいることから、カムのヘッド部分52の中に画定されたチャンネル60の長手方向範囲によって決定づけられる。チャンネル60は、一部の実施形態において、カム34のための回転可能な係止用位置として各々役立つ1つ以上のポケット60bを伴って形成されている。一部の実施形態において、係止用位置には、パンチチップ16をパンチ本体14に固定できるようにする(これにより突出する部分54a’がキャリヤ本体36の前方端部36aに向かって配向されることになる)第1の位置と、パンチチップ16をパンチ本体14から解除できる(またはパンチ本体14内に挿入できる)ようにする第2の位置が含まれる。
以上で言及した通り、キャリヤ本体36の相対する方向への移動はカムの回転により交互に始動させられるものの、このような移動を、パンチ本体14との関係においてパンチチップ16を交互に固定または解除するためのさらなる引き金として考えることができる。一部の実施形態においては、このさらなる始動には楔部材50が関与する。図1Iおよび1Jは、1つの例示的楔部材50の拡大図を示している。一部の実施形態において、かつ図1Bおよび1Cを参照すると、キャリヤ本体36と共に複数の楔部材50が利用され、部材50を収容するため本体36にはスロット36dが備わっている。3つの楔部材50が例示されているものの、本発明はこのように限定されるべきではない。それどころか、一部の実施形態においては、各々対応してキャリヤ本体36のスロット36dの1つの内部に位置づけされた状態で、2つ以上の楔部材50を任意の数量で使用することができる。一部の実施形態においては、図示されている通り、スロット36dは、キャリヤ本体36の前方端部36aにあり、本体の外側表面の外周のまわりに概して等間隔で画定される。図1B、1K、1Lおよび1Mは、本発明の一部の実施形態に係る、カム6の異なる回転位置とキャリヤ本体36および楔部材50に対する対応する効果とを示すパンチ本体14の断面図を例示している。以下でさらに詳述する通り、(カム34の回転を介した)キャリヤ本体36の移動に伴って、楔部材50もキャリヤ本体スロット36dおよび(スロット36dの外部に存在する)パンチ本体の溝14bとの関係において対応する形で移動させられる。
例えば、図1Kから始めると、カム34がパンチ本体14の開口30内およびキャリヤ本体16の孔40内に部分的に挿入されている状態で、パンチチップ16の無いパンチ本体14が示されている。上述の通り、一部の実施形態において、パンチ本体14は、ボール・チャンネル連結を介してカム34と作用的に結合されるように形成されている。図示されている通り、このような連結は、カム34のヘッド部分52が(図1KKの対応する断面中に例証されている通り)パンチ本体の開口30の内部にまだ完全に挿入されていないために、まだ全く適用不能である。同様に、カムの突出部分54a’、54b’のいずれも見えない。この目的で、一部の実施形態では、キャリヤ本体の孔40は、カムの突出部分54a’、54b’がパンチ本体の前方端部14aとの関係において概して垂直に配向されている場合にのみカム34の挿入を可能にするように画定される。その帰結として、(突出部分54a’を介して)キャリヤ本体36に向かってカム34から誘導される力は全く存在せず、楔部材50上にキャリヤ本体36からの対応する力はほとんどない。こうして、楔部材50は、キャリヤ本体スロット36dにより収容される一方で、自由にキャリヤ本体36の中央キャビティ36c内に摺動することができる(図示されている通り)。
図1Lに関して、ここでもまたパンチ本体14はパンチチップ16無しで示されている。しかしながら、カム34は、パンチ本体の開口30およびキャリヤ本体の孔40の中に完全に挿入された状態で示されている。こうして、パンチ本体14およびカム34の上述のボール・チャンネル連結を利用する実施形態において、ボール56(これはカムヘッド部分52の後方に位置づけされているため見えないが、それでも図1LLの対応する断面図には示されている)は、チャンネル60内のみならず、カム34を所定の位置に係止するためポケット60bの1つの中にも位置設定されている。図示されている通り、バネ42は、カム34のヘッド部分52を付勢して、ボールをこのようなポケット60bおよびカム34内でこのような回転させられた位置に保つ。詳細には、例証された位置は、パンチチップ16をパンチ本体14との関係において解除(または挿入)するためのものである。このような位置において、セグメント54aの突出部分54a’は、キャリヤ本体36の後方端部36bに向かって配向され、このことはそれ自体本体36をパンチ本体の中央キャビティ38の内側に向けて(すなわちこのキャビティ内でより深くまたはより下降した状態で)強制する。このようにキャリヤ本体36を内向きに駆動することによって、今度は、楔部材50をキャリヤ本体のスロット36dに収容させることを通して、(パンチ本体のキャビティ38の)内側に向けて楔部材50を引っ張ることができる。詳細には、楔部材50は、パンチ本体14の溝14bに近接して引っ張られる。(バネ46を介した)プッシャーリテーナ48の外向きの力と共に楔部材50のこのような内向きの引っ張りの結果として、プッシャーリテーナ48は部材50と接触し、強制的にこれをキャリヤ本体のスロット36dから溝14b内に突出させる。
図1Mを見ると、パンチチップ16は、パンチ本体14の中央キャビティ38内に部分的に挿入されているものとして示されている。図1Lに示されているものと同様に、カム34は、パンチ本体の開口30およびキャリヤ本体の孔40の中に完全に挿入されている。ただし、その先端部34bは、パンチ本体の開口30の外側に延在する状態で示されている。したがって、パンチ本体14およびカム34の上述のボール・チャンネル連結を利用する実施形態において、ボール56(ここでもまたカムヘッド部分52の後方に位置づけされているため見えないが、それでも図1MMの対応する断面図には示されている)は、カム34を所定の位置に係止するためポケット60bの1つの中ではなくチャンネル60の中に位置設定されている。図示されている通り、カムの突出部分54a’、54b’のいずれも見えない。詳細には、部分54a’、54b’は、パンチ本体の前方端部14aとの関係において概して垂直に配向されているものの、それでも、図1Kに関して以上に記載のその位置から180度のところに配向されている。その帰結として、図1Lを再び参照すると、キャリヤ本体36に加えられた内向きの力は除去され、その結果、キャリヤ本体36はバネ44の作用を介して外向き(すなわちパンチ本体14の前方端部14aに向かって)駆動されることになる。キャリヤ本体36のこのような外向きの駆動はそれ自体、楔部材50をキャリヤ本体スロット36dに収容させることを通して外向きに楔部材を引張るように強制する。詳細には、楔部材50は、パンチ本体14の溝14bの前方側面64と接触する。溝14bの前方側面64の傾斜と組合せた(キャリヤ本体36を介した)楔部材50のこのような外向きの引張りの結果として、楔部材50は、このような表面64に沿って、キャリヤ本体のスロット36dを通って戻るように摺動して、キャリヤ本体36の中央キャビティ36c内に突出することになる。図示されている通り、プッシャーリテーナ48との接触により、楔部材50が中央キャビティ36c内に過度に大きく突出することが防止される。
最後に、図1Bを参照すると、パンチチップ16が固定された状態で、パンチ本体14が示されている。パンチ本体14とカム34の上述のボール・チャンネル連結を利用して、図1Lおよび図1LLで説明したものと同様に、ボール56は、カム34を所定の位置に係止するため別のポケット60bの中に位置設定されており、バネ42がカム34のヘッド部分52を付勢して、ボールをこのようなポケット60b内にそしてカム34をこのような回転させられた位置に保っている。詳細には、示された位置は、パンチ本体14との関係においてパンチチップ16を固定するためのものである。このような位置では、セグメント54aの突出部分54a’は、キャリヤ本体36の前方端部36aに向かって配向されており、このことはそれ自体、本体36をパンチ本体の中央キャビティ38から外に向かって(すなわちこのキャビティの内部でより浅くすなわち上昇するように)強制する。図1Mについて以上で記述したことから引き続いて、キャリヤ本体36のこのような外向きの引張りはそれ自体、楔部材50をキャリヤ本体のスロット36dにより収容させることを通して、(パンチ本体の中央キャビティ38から)さらに外へと楔部材50を強制的に引っ張る。溝14bの前方側面64の傾斜と組み合わせた(キャリヤ本体36を介した)楔部材50のこのようなさらなる外向きの引張りの結果として、楔部材50はこのような表面64に沿って、パンチ本体14の中央キャビティ38内へと摺動し続けることになる。このような摺動作用の結果として、楔部材50はさらにキャリヤ本体のスロット36dからキャリヤ本体36の中央キャビティ36c内に突出することになる。
以上から理解できるように、パンチ本体の中央キャビティ38内そしてさらにキャリヤ本体の中央キャビティ36c内にパンチチップ16を挿入する際に、パンチチップ16の結合用ハブ16aは、プッシャーリテーナ48と接触し、これをキャリヤ本体の中央キャビティ36c内に強制する。その帰結として、プッシャーリテーナ48はもはや、楔部材50の突出移動を阻止するためキャリヤ本体の中央キャビティ36c内部の上昇位置にはない。したがって、楔部材50は、溝14aの前方側面64の傾斜と組合せた(キャリヤ本体36を介した)楔部材50の外向きの引張りがあるために、(チップ16をパンチ本体14に固定するため)パンチチップ16のハブ16aの下に入るように駆動される。さらに図1Bを参照すると、パンチチップ16のハブ16aが中央キャビティ38、36c内に挿入されるにつれて、ハブ16aの上部表面16eがインサートリング62と接触した時点でハブ16aの内向きの移動は妨げられる。今度は、楔部材50がハブ16aをその後方から係止している状態で、上述のとおり、カム34が回転させられる。
図1A〜1Mは、以上で詳述した通り、主としてパンチ本体14およびそれに対するパンチチップ16の組立て/分解のためパンチ本体と共に使用される補助構成要素に関係する実施形態に関するものである。しかしながら、組立て用に実施されるパンチチップ16もまさに同様に重要である。詳細には、チップ16が広範な利用分野を有することができるようにするため、パンチチップ16に関する特性の特定の組合せ(以下でさらに詳述されるもの)が採用された。例えば、このような特性は、(例えば対応する製造費用を制限するように)チップの設計の複雑性を制限しながらパンチチップに対し多様なタイプのパンチ本体(および対応するパンチアセンブリ)との潜在的な適応性を提供することができる。さらに、パンチチップ16のためのこのような特性の組合せは、チップ16をこのようなパンチ本体タイプに固定しそれから解除する場合の簡易さに寄与する。
パンチチップ16の設計について詳述する上で、最初に図1Aのパンチアセンブリ10、そのパンチ本体14、およびそれに対するパンチチップ16の交互の固定または解除において使用される楔部材50について言及される。図1Iおよび1Jは、本発明の一部の実施形態に係る楔部材50の1つの斜視図を示す。例証されている通り、楔部材50は、パンチチップのハブ16aの湾曲と概して整合するようにその長手方向範囲に沿った湾曲を有する。(以上で記述した通りの)一部の実施形態において、楔部材50は、パンチチップのハブ16aに加えて、キャリヤ本体36のスロット36dおよびパンチ本体の溝14bの最も前方の表面64および66の1つ以上と係合するように形成されている。
一部の実施形態において、図1Iおよび1Jに示されている通り(そして図1Bを参照して)、楔部材50は、50a、50b、50c、および50dの各辺上にそれぞれ主要な平面状表面50aa、50bb、50ccおよび50ddを有する。(それぞれ相対する辺50aおよび50cに位置設定された)平面状表面50aaおよび50ccのうちの2つが、キャリヤ本体のスロット36dの内部での楔部材50のぴったりした収容を可能にする。しかしながら、このようなぴったりした収容は、部材50が、例えばキャリヤ本体36の移動中の他の本体との接触の結果として、スロット36d内部を摺動することを可能にする。一部の実施形態において、平坦な表面50aaおよび50ccは、キャリヤ本体のスロット36dを画定する対応する表面に対して実質的に平行に走っている。上述の通り、一部の実施形態において、(辺50bの)平面状平面50bbは、パンチ本体の溝14b各々の最も前方の表面64と係合するように形成されている。一部の実施形態において、楔部材50の傾斜した表面50bbおよび溝14bの傾斜した最も前方の表面64は、図1Bおよび1Mを参照して以上で記述した通り、溝14bから外への楔部材50の摺動を増強するようにおおよそ同じ傾斜角を有する。
楔部材50の辺50dは、パンチ本体14とパンチチップ16を固定(および解除/挿入)するためにパンチチップ16と接触する(そしてこの接触を解除して移動する)ように形成されている。上述の通り、パンチチップ16は、チップの設計に関する複雑さを制限しながら、多様なパンチ本体について応用可能となるように設計されている。その帰結として、パンチチップ16についての著しい製造コストを回避しながら、さまざまなパンチアセンブリ設計に対するパンチチップ16の利用可能性は増大する。設計プロセス全体を通して多くの要因が考慮された。楔部材50の辺50dの形成に焦点があてられてきたものの、このような楔部材の辺50dと係合するように形成されると考えられるパンチチップ16の対応する表面(単複)にもちょうど同じように焦点があてられた。例えば、1つの考慮事項には、パンチ本体14に対してチップ16を固定(または解除)するために楔部材50と接触する(または接触を解除するように移動する)パンチチップ16の表面の数がいくつであるのが有利であるかが関与していた。他の考慮事項には、(i)これらのパンチチップ表面(単複)をどのように整形するのが有利であるか、(ii)楔部材50のどの表面(単複)に対してパンチチップ表面(単複)が対応するのが有利であるか、そしてさらに(iii)これらのパンチチップ表面(単複)をどのようにして楔部材50の対応する表面(単複)と整列させるまたは係合させるのが有利であるかが関与していた。
図2A〜2Cを参照して、本発明の一部の実施形態に係る他のパンチチップ(工具チップ)16’および16’’が本明細書中で実施されている。しかしながら、理解できるように、これらのパンチチップ16’および16’’は、多様なパンチ本体(および対応するパンチアセンブリ)に対して利用可能となるようにパンチチップを形成するためパンチチップ16と類似の特性を有している。一部の実施形態において、以下でさらに詳述する通り、これらの特性は、パンチチップのハブ16aの設計上の特徴に関する。以下、一部の実施形態におけるパンチチップ16’とそのハブ16a’の拡大図を各々示している図2Aと2Bの参照が指示される。ただし、以上で言及した通り、パンチチップ16および16’’(おそらくそれぞれ図1Bおよび2Cに最も良く示されている)の各々は、ハブ設計に関して類似の特性を共有している。したがって、パンチチップ16および16’’についての関連するハブの特徴は、同じ参照番号でラベル付けされるが、数字の反復は異なっている。
図2Aおよび2Bを見ると(そして図3Bおよび3Cを参照すると)、パンチチップ16’は、パンチ本体(例えばパンチ本体14’)に対して交互に固定または解除されるように形成された第1の端部17a’と、チップ16’の作業端部を含む第2の端部17b’とを伴う本体である。一部の実施形態において、パンチチップ16’は、単一の一体型本体である。ただし、他の設計では、別個の結合された部品で構成されたパンチチップ16’が関与し得るということを認識すべきである。さらに図2Aおよび3Cを参照すると、パンチチップ16’の第1の端部17a’には、ネックまたはネック部分(領域)17c’によってチップ16’の残りの部分からオフセットされているハブ16a’が含まれている。図示されている通り、ハブ16a’は、上部部域18a’、側方部域18b’および下部部域18c’を有する。図示されている通り、ハブ16a’の下部部域18c’およびネック17c’は、パンチチップ16’の陥凹16b’を画定している。一部の実施形態において、ハブ下部部域18c’の表面16c’は、楔部材(例えば図3Cに示された楔部材50’)と単独で係合するように形成されている。この目的のため、パンチチップ16’は、パンチ本体14’との関係においてチップ16’を固定(または解除)する時にハブ下部部域18c’の単一の表面16cが楔部材50’と接触する(またはこの楔部材との接触から解除する)ように形成されている。
さらに図2Aおよび3Cを参照すると、表面16c’に対して作用する複数の楔部材50’を考慮して、このような単一のハブ表面16c’との接触を通してパンチチップ16’のための安定した結合が提供されることが発見された。上述の通りのハブ表面16c’には、パンチチップ16’の陥凹16b’を形成する表面の1つが関与する。ハブ表面16c’は、一部の実施形態において、陥凹16b’の少なくとも4分の1(25%)を画定する。一部の実施形態において、表面16c’は、ハブ側方部域18b’とネック領域17c’の間に延在するハブ16a’の唯一の表面を表わす。このような場合、表面16c’は、パンチ本体14’に対してパンチチップ16’を固定する際に楔部材50’の対応する辺50ddが係合するべきハブ側方部域18b’とネック領域の間の表面積全体に相当する。このような有意な面積としておよび/またはハブ16a’の下部部域の唯一の接触表面としてハブ表面16c’を設計することによって、パンチチップ16’を、多様なパンチ本体(そして対応するパンチアセンブリ)によって使用される異なる楔部材の形成に対するその適応性という観点からみて柔軟性を有するものとすることができる。
一部の実施形態において、ハブ表面16c’は平面状であり、ハブ側方部域18b’との関係において内向きの傾斜を有する。このようなハブ側方部域18b’から対角線状に内向きに傾斜するようにハブ表面16c’を形成することにより、パンチチップ16’を解除する上で係合部材(例えば楔部材50’)を交互に内向きに摺動させ(そしてこのような表面16c’に支持させ)、外向きに摺動させ(そしてハブ表面16c’から解放する)ことのできる方法が増強される。その帰結として、パンチチップ16’を交互にパンチ本体14’に固定またはこれから解除する場合の全体的簡易さは増強される。ひき続き図3Cを参照すると、一部の実施形態において、単一のハブ表面16c’は、楔部材50’の対応する単一の表面と接触する(またはそれとの接触から解除されるように移動する)ように形成されている。図示されているように、パンチチップ表面16c’と接触する上で使用される楔部材50’の単一の表面は、辺50d’の表面50dd’である。接触するように形成されているチップ16’および楔部材50’の表面の数を最小限におさえることにより、接触する表面群について多くの場合あてはまるように、それらの間のずれの危険性は少なくなる。図3Cにさらに例証されているように、表面50dd’は、ハブ表面16c’の傾斜とやや類似の傾斜を有し、このような類似性は、(図1Bおよび1K〜1Mを参照して上述した通り)それらの間の接触および操作を容易にすることができる。理想的な設計は、このような摺動する表面(すなわちハブおよび楔部材の表面16c’と50dd’)が同じ傾斜角を有することであると推測するのが自然である。しかしながら、入念に分析した後、本明細書中に実施されている設計についてはこれがあてはまらないことが発見された。
パンチチップ表面16c’と楔部材の表面50dd’の間の傾斜角の偏差が大き過ぎるとその間の保持力が低下するというのは確かであるが、実質的に同じまたはほぼ同じ傾斜角(例えば多くとも1度しか異ならない)を有するように表面16c’および50dd’を形成することは、これらの製造に伴う問題を著しく増大させた。これだけではなく、接触する表面16c’および50dd’が実質的に同じとなるかまたはほぼ同じとなるように仕向けることは、さまざまなパンチアセンブリタイプに対するその応用において汎用性を有するようにパンチチップ16’を形成するという前述の最終目的に反することでもある。以上で言及した通り、全てのパンチ本体が、パンチ本体14’に具備さているものと全く同じ楔部材設計を組込むことができるわけではない(または楔部材を全く組込めない可能性がある)。平面状かつ傾斜したものとしてハブ表面16c’を形成することで、パンチチップ16’のパンチチップのハブ16a’は、表面16c’がパンチ本体のまたはパンチ本体内の対応する保持用部材と正確に係合する必要なく、優れた保持力を示すことができる。その帰結として、パンチチップ16’のより多様なパンチアセンブリに対する利用可能性がより高くなる。
パンチチップ表面16c’および楔部材表面50dd’の各々についての作業角度を決定する上で、多様な角度組合せが考慮された。考慮された角度に関しては、これらを楔部材50’の別個の表面から測定することができた。例えば、図1Bそしてその中で例証されている楔部材50’を参照すると、楔部材の辺50cの平面上平面50c’は、基準表面であり得、そこから表面16c’と50dd’のさまざまな傾斜角組合せを測定し、次に試験することができた。理解される通り、楔部材50’は、パンチチップのハブ16a’の陥凹16b’の中へと移動させられることから、パンチチップ表面16c’は概して、楔部材の表面50dd’に比べてこのような基準表面50c’から小さい角度のところにある。その帰結として、パンチチップの表面16c’について測定され試験された角度は、楔部材の表面50dd’についての対応する角度より小さいものであった。
一部の実施形態において、パンチチップのハブ表面16c’についての、保持力および操作性の両方にとって有利な作業角度は、約25°〜約55°の範囲内であることが発見されたが、一方楔部材の表面50dd’についての対応する有利な作業角度は、約28°〜約60°の範囲内であることが発見された。さらに、一部の実施形態では、充分な保持力および機械加工用途の両方にとって有利であることが判明した表面50dd’と16c’の間の傾斜角の差は、約2°〜約20°の範囲内にあることが発見された。好ましい実施形態において、表面50dd’と16c’の間の傾斜の差は、約5°〜約10°の範囲内である場合に最も有利であり、約8°である場合に最も好ましいことがわかった。パンチチップの表面16c’についての作業角度に再び言及すると、好ましい実施形態において、最も有利であることがわかった作業角度は、約37°〜約50°の範囲内にあり、楔部材の表面50dd’についての対応する作業角度は、約43°〜約56°の範囲内で最も有利であることが発見された。最も好ましい実施形態においては、パンチチップの表面16c’の作業角度は、約40°である場合に最も有利であることが発見されており、楔部材の表面50dd’についての対応する作業角度は、約48°の場合が最も有利であることが発見された。
以上で焦点があてられた実施形態には、パンチアセンブリの対応するパンチ本体に対してパンチチップ16、16’および16’’を交互に固定または解除するため楔部材の対応する表面と、パンチチップ16、16’および16’’そして特定的にはそのパンチチップのハブ表面16c、16c’および16c’’とを結合することが関与していた。しかしながら、パンチチップをパンチ本体に固定する上でパンチチップのハブを接触させるために、パンチ本体内でさまざまな可動体(すなわち楔部材以外のもの)を使用できることを認識しなければならない。例えば、一部の実施形態においては、可動体には、ボールまたはキーが関与し得る。ただし、以上で実施したハブ設計の適応性を考慮すると、パンチチップ16、16’および16’’がこのような場合において利用される可能性はより高いものである。
ここでもまた、以下では特定的にパンチチップ16’に言及されるが、このような記述は、その類似のハブ特徴と共にパンチチップ16および16’’にも等しくあてはまるものである。一部の実施形態において、パンチチップ16’には、パンチチップ16’を固定し解除するためにハブ16a’の単一の接触表面16c’しか関与しない。さらに記述される通り、一部の実施形態において、ハブ接触表面16c’は、楔部材50’の対応する接触表面50dd’が同じ傾斜角を有することを必要とすることなく適正な結合を提供する傾斜角を有するように形成される。こうして、パンチ本体のハブ16a’と可動体(例えば楔部材50’)の間の適正な結合は、それらの間で接触する表面を最小限におさえることによって達成され、その一方で接触する表面間の傾斜の変動も可能にする。したがって、このような単純さおよび融通性を利用して、設計に対する修正を制限しそれに相応して製造コストに対する影響を低減させながら、実施されたパンチチップ16’を多様なパンチアセンブリに応用できるようにすることができる。
本明細書中に記載の補助構成要素、例えばパンチ本体14を組込んだパンチ本体の実施形態において、構成要素の一部は、パンチ本体14に対してパンチチップ16を固定し解除するための引き金(例えばカム34、キャリヤ本体36および楔部材50)として役立つ。カム34の使用は同様に(カム34の回転を介して)、パンチ本体14に対してパンチチップ16を固定または解除するためにオペレータが容易にかつ選択的にもう一方の補助構成要素を操作できる簡易さをも増強する。
パンチアセンブリのためのパンチチップが多様なサイズ、タイプおよび形状構成で供給されることは周知である。図2Aおよび2Bは、パンチチップ16’の斜視図を示し、上述の通りパンチチップ16と類似しているが、異なるチップサイズまたは設置面積を有するためのものである(すなわち、チップ16’とその作業端部16d’が相応して両方共狭くなり細長くなっている場合)。以上でさらに言及されているように、図2Cは、パンチチップ16に類似しているもののそれでも本発明の一部の実施形態に係るいくつかの特質を有する別のパンチチップ16’’を示す。例えば、1つの際立った特徴には、ハブ16a’’の上部表面16e’’が、ネジ付き部分16f’を伴って画定されていることが関与する。認識できる通り、ネジ付き部分16f’は、パンチ本体が楔部材(例えば楔部材50)を使用しない場合に、ハブ16’のための代替的な結合用手段として役立つ。以上で言及されている通り、一部の実施形態において、パンチチップ16’’は、パンチチップのハブ16aを係止する/解除するために楔部材を利用するパンチ本体と固定されるように形成される。しかしながら、ネジ付き部分16f’は、このような楔部材を使用せずにパンチ本体とパンチチップ16’’を交互に固定できるようにする。このような場合、パンチ本体は、ハブ16a’’の雌ネジ付き部分16f’内にネジ込まれた時点でパンチチップ16’’をこのようなパンチ本体と固定することのできる雄ネジ付き部分を有することができる。図示されているように、ネジ付き部分16f’’は、ハブ16a’’内に画定された雌ネジを含む。しかしながら、ハブ16a’’には交互に、パンチ本体と共に画定された対応する雌ネジ付き部分と結合され得るそのハブ16a’’から突出した雄ネジ付き部分が含まれていてよい。
図2Aおよび2Bのパンチチップ16’を再び参照すると、それが対応しているパンチ本体14’(図3Aに示されている)は、狭くなった中央キャビティ38’を有する。図3Bは、本発明の一部の実施形態に係る、このようなパンチ本体14’と固定されたパンチチップ16’を側面断面図で示している。同様に示されているのは、パンチ本体14およびパンチチップ16に関して上述したものに類似する補助構成要素であり、これにはカム34’(図3Dおよび3Eにて実施)、キャリヤ本体36’(図3Fおよび3Gに実施)、バネ42’、44’および46’、プッシャーリテーナ48’および楔部材50’が関与する。この目的のため、このような構成要素は、パンチ本体14’に対するパンチチップ16’の固定および解除における類似の用途および機能を有する。これはおそらく、補助構成要素およびパンチ本体14に対してパンチチップ16’を固定する上でこれらの補助構成要素の使用の拡大部分図を示す、図3Cを見ることで最も良くわかる。上述の通り、パンチチップ16’およびパンチ本体14’の細長くかつ狭くなった形状構成にも関わらず、パンチチップ16a’および楔部材50’の設計に対する相応する制約はほとんどない。
パンチ本体14、パンチチップ16およびそれらと共に使用される補助構成要素に関してすでに記述したものと同様に、カム34’は、パンチ本体の開口30’およびキャリヤ本体の孔40’の内部にひとたび位置づけされた時点で回転するように形成されている。一部の実施形態において、カムに許容される回転範囲は、チャンネル60’の内部に保持された(上述のボール56と構造および機能が類似している)ボール56’がカムのさらなる回転を防止しているため、チャンネル60’の長手方向範囲によって決定づけられる。さらなる一部の実施形態において、チャンネル60’は、キャリヤ本体の孔40’の内部のカム34’およびボール56’のための回転可能な係止用位置として各々役立っている1つ以上のポケット60b’を伴って形成される。例えば、一部の実施形態において、係止用位置には、パンチチップ16’をパンチ本体14’に固定できるようにする(これにより突出部分54aaaがキャリヤ本体36’の前方端部36a’に向かって配向されることになる)第1の位置と、パンチチップ16’をパンチ本体14’から解除(またはその内部に挿入)できる(こうして突出部分54aaaはキャリヤ本体36’の後方端部36b’に向かって配向されることになる)ようにする第2の位置とが含まれる。図3Cを参照すると、そして以下でさらに記述する通り、パンチ本体14’およびパンチチップ16(ならびにそのハブ16a)は細長くなっていても、パンチチップ16および楔部材50のハブおよび楔部材表面16cおよび50d’に関しすでに以上で詳述した通り、ハブおよび楔の接触表面を形成する上での相応する効果はほとんどない。
パンチ本体14およびパンチチップ16と共に使用されるキャリヤ本体36について上述したものと同様に、(カムの回転によって交互に始動させられる)キャリヤ本体36’の相対する移動は、パンチ本体14’に対してパンチチップ16’を交互に固定または解除するためのさらなる引き金として役立つ。上述の通り、このさらなる始動には、楔部材50’が関与する。一部の実施形態において、そして図3Bおよび3Cを参照すると、部材50’を相応して収容するためのスロット36d’を内部に備えたキャリヤ本体36’と共に複数の楔部材50’が使用されている。一部の実施形態においては、各々がキャリヤ本体36’の対応するスロット36d’の1つの内部を摺動するように適応された少なくとも2つの楔部材50’が存在している。一部の実施形態においては、図3Fおよび3Gに示されているように、スロット36d’は、キャリヤ本体36’の前方端部36a’にあり、その外側表面のまわりに概して等間隔で画定されている。図3C、3H、3Iおよび3Jは、本発明の一部の実施形態に係る、カム36’の異なる回転した位置およびキャリヤ本体36’および楔部材50’に対する相応する効果を示す、パンチ本体14’の断面図である。以下でさらに詳述する通り、(カム34’の回転を介した)キャリヤ本体36’の移動に伴って、楔部材50’は、対応する要領でキャリヤ本体のスロット36d’および(スロット36d’の外側に存在する)パンチ本体14’の溝14b’との関係において移動させられる。認識できる通り、パンチ本体14’およびその補助構成要素に対する固定および解除プロセスは、パンチ本体14およびその補助構成要素に関して以上ですでに詳述した対応するプロセスと類似するものである。
例えば、図3Hから始めると、カム34’がパンチ本体の開口30’内およびキャリヤ本体の孔40’内に部分的に挿入されている状態で、パンチチップ16’の無いパンチ本体14’が示されている。上述の通り、一部の実施形態において、パンチ本体14’は、ボール・チャンネル連結を介してカム34’と作用的に結合されるように形成されている。このような連結は、カム34’のヘッド部分52’がまだ完全にパンチ本体の開口30’の内部にないために、図示されている通りまだ全く適用不能である。同様に、カムセグメント56aa、56bbの突出部分54aaa、54bbbのいずれも見えない。この目的で、一部の実施形態では、キャリヤ本体の孔40’は、カムの突出部分54aaa、54bbbがパンチ本体の前方端部14a’との関係において概して垂直に配向されている場合にのみカム34’の挿入を可能にするように画定される。その帰結として、キャリヤ本体36’に向かってカム34’から誘導される力は全く存在せず、楔部材50’上にキャリヤ本体36’からの対応する力はほとんどない。こうして、楔部材50’は、キャリヤ本体スロット36d’により収容される一方で、自由にキャリヤ本体36’の中央キャビティ36c’内に摺動することができる(図示されている通り)。
図3Iに関して、ここでもまたパンチ本体14’はパンチチップ16’無しで示されている。しかしながら、カム34’は、パンチ本体の開口30’およびキャリヤ本体の孔40’の中に完全に挿入された状態で示されている。こうして、パンチ本体14’およびカム34’の上述のボール・チャンネル連結を利用する実施形態において、ボール56’(これはカムヘッド部分52’の後方に位置づけされているため見えない)は、チャンネル60’内のみならず、カム34’を所定の位置に係止するためポケット60b’の1つの中にも位置設定されている。図示されている通り、バネ42’は、カム34’のヘッド部分52’を弾性的に付勢して、ボールをこのようなポケット60b’およびカム34内でこのような回転させられた位置に保つ。詳細には、例証された位置は、パンチチップ16’をパンチ本体14’との関係において解除(または挿入)するためのものである。このような位置において、セグメント54aaの突出部分54aaaは、キャリヤ本体36’の後方端部36b’に向かって配向され、このことはそれ自体本体36’をパンチ本体の中央キャビティ38’の内側に向けて(すなわちこのキャビティ内でより深く)強制する。このようにキャリヤ本体36’を内向きに引っ張ることによって、今度は、楔部材50’をキャリヤ本体のスロット36d’に収容させることを通して、内側に向けて楔部材50’を引っ張ることができる。こうして楔部材50’は、パンチ本体14’の溝14bに近接して引っ張られる。(バネ46’を介した)プッシャーリテーナ48’の外向きの力と共に楔部材50’のこのような内向きの引っ張りの結果として、プッシャーリテーナ48’は部材50’と接触し、これをキャリヤ本体のスロット36d’を通ってさらに外へ、そして溝14b’の中へと強制する。
図3Jを見ると、パンチチップ16’は、パンチ本体14’の中央キャビティ38’内に部分的に挿入されているものとして示されている。図3Hに示されているものと同様に、カム34’は、パンチ本体の開口30’およびキャリヤ本体の孔40’の中に完全に挿入されている。ただし、その先端部34b’は、パンチ本体の開口30’の外側に延在する状態で示されている。したがって、パンチ本体14’およびカム34’の上述のボール・チャンネル連結を利用する実施形態において、ボール56’(ここでもまたカムヘッド部分52’の後方に位置づけされているため見えない)は、カム34’を所定の位置に係止するためポケット60b’の1つの中ではなくチャンネル60’の中に位置設定されている。図示されている通り、カム34’はカムの突出部分54aaa、54bbbのいずれも見えないような形で回転させられている。詳細には、部分54aaa、54bbbは、パンチ本体の前方端部14a’との関係において概して垂直であるものの、それでも、図3Hに関して記載されたその配向から180度のところに配向されている。その帰結として、図3Jを再び参照すると、キャリヤ本体36’に加えられた内向きの力は除去され、その結果、キャリヤ本体はバネ44’の作用を介して外向き(すなわちパンチ本体14’の前方端部14a’に向かって)駆動されることになる。キャリヤ本体36’のこのような外向きの駆動はそれ自体、楔部材50’をキャリヤ本体スロット36d’に収容させることを通して外向きに楔部材を引っ張るように強制する。詳細には、楔部材50’は、パンチ本体14’の溝14b’の前方側面64’と接触する。溝14b’の前方側面64’の傾斜と組合せた(キャリヤ本体36’を介した)楔部材50’のこのような外向きの引っ張りの結果として、楔部材50’は、このような表面64’に沿って、キャリヤ本体のスロット36d’を通って戻るように、そしてキャリヤ本体36’の中央キャビティ36c’内へと摺動することになる。
最後に、図3C(および図3B)を参照すると、パンチチップ16’が固定された状態で、パンチ本体14’が示されている。パンチ本体14’とカム34’の上述のボール・チャンネル連結を利用して、図3Iで説明したものと同様に、ボール56’は、カム34’を所定の位置に係止するため別のポケット60b’内に位置設定されており、バネ42’がカム34’のヘッド部分52’を付勢して、ボールをこのようなポケット60b’内にそしてカム34’をこのような回転させられた位置に保っている。詳細には、示された位置は、パンチ本体14’との関係においてパンチチップ16’を固定するためのものである。このような位置では、セグメント54aaの突出部分54aaaは、キャリヤ本体36’の前方端部36a’に向かって配向されており、このことはそれ自体、本体36’をパンチ本体の中央キャビティ38’から外に向かって(すなわちこのキャビティの内部でより浅く)強制する。
図3Jについて以上で記述したことから引き続いて、キャリヤ本体36’のこのような外向きの引張りはそれ自体、楔部材50’をキャリヤ本体のスロット36d’に収容させることを通して、さらに外向きに楔部材50’を強制的に引っ張る。溝14b’の前方側面64’の傾斜と組み合わせた(キャリヤ本体36’を介した)楔部材50’のこのようなさらなる外向きの引っ張りの結果として、楔部材50’はこのような表面64’に沿って摺動し続けることになる。詳細には、このような摺動作用の結果として、楔部材50’はさらにキャリヤ本体のスロット36d’内を通過してチップ16’をパンチ本体14’に固定するためパンチチップ16’の結合用ハブ16a’の下に入る。さらに図3Bを参照すると、パンチチップ16’のハブ16a’がパンチ本体の中央キャビティ38’そして同様にキャリヤ本体の中央キャビティ36c’の中に挿入されるにつれて、ハブ16a’の前方表面16e’がキャリヤ本体36’の中央キャビティ36c’から突出する唇状部62’と接触した時点で、さらなる内向きの動作が阻止される。記述されている通り、唇状部62’には、中央キャビティ36c’との関係において内向きに延びる複数の突出部またはインサートリング62’が関与し得る。今度はカム34’が、上述の通り回転させられ、楔部材50’がハブ16a’をその後部から係止する。
上述の通り、パンチチップのハブ14a’および楔部材50’のための接触表面は、パンチチップのハブ16aおよび楔部材50の接触表面16cおよび50d’に関して以上で詳述したものと類似の要領で形成され得る。この目的のため、図1Iおよび1Jそして楔部材50’の辺および接触表面に関する以上の記述に言及することができる。以上で言及した記述のためのパンチ本体14’およびパンチチップ16’に関する対応する図として、図3Cを参照されたい。こうして、パンチアセンブリ10と類似の型を有するものの異なるサイズのパンチ本体(例えばパンチ本体14’)を収容するパンチアセンブリの場合でさえ、(パンチチップ16の特性に関しての)本明細書中で実施されたパンチチップ設計は、ひきつづき適用可能である。
パンチチップ設計の試験は、さらに他のパンチ本体の型まで拡大されたが、それでも上述のものと同じパンチチップ16または16’を使用するように適応された。図4Aおよび4Bは、本発明の一部の実施形態に係る、トルンプ(Trumpf)または非タレット型パンチアセンブリ用の1つのこのようなパンチ本体例を示す。図4Aのアセンブリ分解組立図を見ると、パンチ本体14’’は、図2Aおよび2Bのパンチチップ16’と使用するように形成されている。一部の実施形態においては、図4Aおよび4Bに示されているように、図3A〜3Jに関して以上で詳述したものと類似する補助構成要素(例えばカム34’’、キャリヤ本体36’’、バネ42’’、44’’および46’’、プッシャーリテーナ48’’および楔部材50’’)が、パンチ本体14’’と共に使用される。これに基づくと、対応するパンチチップ16’(図4Aおよび4Bに示されているもの)は、図3C、3H、3Iおよび3Jに関して以上で記述したものと同じ手順にしたがって、かつパンチチップのハブ16a’の接触する表面および楔表面50d’について同じ特性を使用して、このようなパンチ本体14’’に対して交互に固定され解除される。こうして、本明細書中で実施されているパンチ本体14または14’とは異なるパンチ本体を利用するパンチアセンブリの場合でさえ、アセンブリがパンチ本体14または14’のうちの1つと類似の形で形成されている(こうしてその「同様の」補助構成要素を使用するようになっている)かぎり、(パンチチップ16および16’の特性に関して)本明細書中で実施されているパンチチップ設計は、ひきつづき適用可能である。
パンチチップ設計の試験は、さらに他のパンチ本体の形状にまで拡大されたが、それでも、上述のものと同じパンチチップ16または16’を使用するように適応された。図5Aおよび5Bは、本発明の一部の実施形態に係る1つのこのようなパンチ本体例のためのキャリヤ本体を示す。図5Aを見ると、キャリヤ本体36’’’は、本発明の一部の実施形態に係るパンチチップを固定するための構成で示されており、一方図5Bは、本発明の一部の実施形態に係るパンチチップを解除するための構成を有するキャリヤ本体36’’’を示している。示されている通り、一部の実施形態においては、キャリヤ本体36’’’と共に使用される補助構成要素は、カム34’’’、バネ46’’’(図5Bに示されている)、プッシャーリテーナ48’’’および楔部材50’’の異なる変形形態を含んでいる。すでに以上で記述したキャリヤ本体36および36’とは全く異なり、キャリヤ本体36’’’は、本体36’’’に剛結合された楔部材50’’と共に機能する。図示される通り、一部の実施形態において、このような剛性取付けには、キャリヤ本体36’’’と各楔部材50’’との間に延在するアーム70が関する。アーム70は、キャリヤ本体36’’’の関係における楔部材50’’の剛性位置づけを提供するが、一方でアーム70は同様に、特にプッシャーリテーナ48’’’が解除されて楔部材50’’と接触した場合に、(図5Bに示されているように)外向きに突出するようにも形成される。
一部の実施形態において、図5に示されるように、プッシャーリテーナ48’’は、キャリヤ本体36’’’の中央キャビティ36c’’’との関係において内向きの位置に係止される。一部の実施形態において、プッシャーリテーナ48’’’の移動は、カム34’’’の回転を介して始動される。図5Bから始めて、カム34’’’は、孔40’’’内で第1の位置まで回転させられた時点で、プッシャーリテーナ48’’’の解除を始動する。同様に、プッシャーリテーナ48’’’が、プッシャーリテーナ48’’’の後ろに位置づけされたバネ44’’’の作用を介してキャリヤ本体36’’’のから外向きに(すなわち後方端部36b’’’から離れるように)駆動される。このような外向きの移動の時点で、プッシャーリテーナ48’’’は楔部材50’’と接触し、これらの楔部材を、例えばキャリヤ本体36’’’の長手方向軸Cとの関係において概して垂直な方向に外向きに突出させる。楔部材50’’のこのような外向きの突出により、パンチチップのハブ部分(例えば、図2Aおよび2Bのパンチチップ16’のハブ16a’)をその後、キャビティ36c’’’との関係において内向きの方向でプッシャーリテーナ48’’’と接触した状態で、軸Cに沿ってキャリヤ本体の中央キャビティ36c’’’内に挿入させることが可能になる。キャビティ36c’’’内へのパンチハブの挿入(およびこのようなキャビティ36c’’’内部でのプッシャーリテーナ48’’’の内向きの位置づけ)の後、楔部材50’’は、(アーム70がその当初の直線的配向に反発して戻ることを通して)呼応して中央キャビティ36c’’’に向かって内向きに突出し、こうしてパンチチップのハブ16a’を所定の場所に係止する。今度は、カム34’’’が孔40’’’の中を第2の位置まで回転させられて、バネ44’’’の弾性的な付勢に対抗したプッシャーリテーナ48’’’のロッキングを始動する。
一部の実施形態においては、図5Aおよび5Bに示されているように、楔部材50’’には、パンチチップのハブ16a’の対応する表面16c’に比べて異なる形で整形された接触表面50dd’’が関与している。図5Cおよび5Dは、本発明の一部の実施形態に係る楔部材50’’の1つの斜視図および側面図を示す。以上で詳述した通り、プッシャーリテーナ48’’’は、解除時に楔部材50’’と接触して、楔部材50’’を中央キャビティ36c’’’との関係において外向きの方向に駆動するように形成されている。これを考慮して、プッシャーリテーナ48’’’の外向きの移動は、縁部を伴って画定された場合の対応する表面50dd’’による不利な影響を受けるかもしれない(すなわちこれらの表面に引っかかるかもしれない)。こうして、一部の実施形態において、楔部材50’’の表面50dd’’は、プッシャーリテーナ48’’’が楔部材50’’との接触時点でこのような楔部材の表面50dd’’に沿って自由に摺動できるような形で、湾曲させられている。このような湾曲した表面50dd’’は同様に、パンチチップ16’とパンチ本体14’’とを固定するためにハブ表面16c’を充分に保持する際にも機能する。上述の通り、パンチチップのハブ16a’は、パンチチップのハブ16a’と楔部材50’’との間に傾斜角差(例えば約2°〜約15°)がある場合でも確実な結合を促進するように形成されている。こうして楔部材の表面50dd’’の曲面形状が問題を呈することはない。こうして、本明細書中で実施されているキャリヤ本体36または36’と相応して異なるキャリヤ本体(例えばキャリヤ本体36’’’)と共に機能するように異なるパンチ本体形状を使用するパンチアセンブリの場合でも、本明細書中で実施されている(パンチチップ16および16’の特性に関する)パンチチップ設計は、ひきつづき適用可能である。
パンチチップ設計の試験は同様に、本明細書中ですでに記述した補助構成要素に関するいくつかの修正および/または変更を使用するパンチ本体にまで拡大された。例えば、補助構成要素は、本明細書において最初に追加の工具(例えばアレンまたはトルクス(登録商標)レンチ)を用いて始動されて、パンチ本体に対してパンチチップを交互に固定または解除するものとして例示された。しかしながら、他のパンチアセンブリは、異なる補助構成要素セットの使用を介して、このような追加の工具の使用を不要とするかもしれない。
図6Aは、本発明の一部の実施形態に係る、アセンブリ分解組立図で示した、さらなるパンチアセンブリのパンチ本体14’’’’、図2Aおよび2Bのパンチチップ16’および補助構成要素の斜視図である。図示されているように、このようなパンチ本体14’’’’は、パンチ本体14’’’’に対してパンチチップ16’を交互に固定または解除するための他の補助構成要素を最初に始動するためにカム72を含む。例えば、パンチ本体14’’’’、のための他の補助構成要素には、(図3A〜3Jを参照して記述したものに類似する)複数のボール74、キャリヤ本体36’’’’、複数のバネ44’’’’および46’’’’、プッシャーリテーナ48’’’’そして複数の楔部材50’が含まれる。
図示されているように、一部の実施形態において、カム72は、互いに結合してその外周のまわりに可変的な厚みセグメントを有するリングを形成する2つの部分的曲線部分72aおよび72bを含む。カム72は、パンチ本体の外周のまわりに画定された対応するチャンネル76内に位置するように形成されている。以上で記述されたカム34および34’と同様に、カム72は、一部の実施形態において、パンチ本体14’’’’に対してパンチチップ16’を交互に固定または解除するための位置に対応する異なる係止用位置まで回転可能である。しかしながら、カム34および34’とは異なり、カム72は手により(かつ追加の工具を全く使用せずに)回転可能である。図6B〜6Dは、パンチ本体14’’’’と補助構成要素の側面断面部分図、ならびに、パンチチップ16’を交互に固定または解除する際に構成要素がどのように位置するかを示す。カム72は、キャリヤ本体36’’’のステム80の相対する表面の上に位置設定されたくぼみ78の中に第1および第2のボール74’および74’’を交互に着座させるように形成されている。以下でさらに詳述する通り、キャリヤ本体36’’’’の対応する移動は、第1のボール74’または第2のボール74’’のいずれが着座しているか(あるいはボール74’、74’’のいずれかが着座しているか否か)によって左右される。この目的で、ただし初期始動用手段としてのカム72の使用のために、パンチチップ16’をパンチ本体14’’’’に対して交互に固定または解除させるステップ(以下で詳述する通り)には、図3B、3H、3Iおよび3Jを参照して本明細書中ですでに記述したステップの変形形態が関与する。
図6Bに関して、パンチ本体14’’’’はパンチチップ16’無しで示されている。カム72は、パンチ本体14’’’’に結合され、各々のボール74をカム72の異なる厚みを有する側とそれぞれ接触させる。図示されている通り、カム72の厚い方は第1のボール74’と接触し、一方、カム72の薄い方は、第2のボール74’’と接触する。図示されているように、一部の実施形態において、キャリヤ本体ステム80内のくぼみ78は、ステム80の第1の端部80aから異なる長さのところに画定される。一部の実施形態では、第1のボール74’に対応するくぼみ78は、第2のボール74’’に対応するくぼみ78に比べて、このようなステム端部80aからさらに遠い距離のところに画定される。こうして、第1のボール74’が着座した場合は、キャリヤ本体36’’’’が内向きに(すなわちパンチ本体の前方端部14a’’’’から離れるように)駆動され、一方第2のボール74’’が着座した場合は、キャリヤ本体36’’’’が外向きに(すなわちパンチ本体前方端部48a’’’’に向かって)駆動される。図6Bに示されたキャリヤ本体36’’’’の位置は、パンチ本体14’’’’との関係においてパンチチップ16’を解除(または挿入)するためのものである。このような位置で、第1のボール74’はその対応するくぼみ78内で係止され、このことはそれ自体、パンチ本体の中央キャビティ38’’’’から内向きに(すなわちこのキャビティ内でより深く)本体36’’’’を強制する。このようにキャリヤ本体36’’’’を内向きに駆動することによって、今度は、楔部材50’をキャリヤ本体36’’’’のスロット36d’’’’に収容することを通して、内側に向けて楔部材50’は強制的に引っ張られる。詳細には、楔部材50’は、パンチ本体14’’’’の溝14b’’’’に近接して引っ張られる。(バネ46’’’’を介した)プッシャーリテーナ48’’’’の外向きの力と共に楔部材50’のこのような内向きの引っ張りの結果として、プッシャーリテーナ48’’’’は部材50’と接触し、これをキャリヤ本体のスロット36d’’’’を通ってさらに外へ溝14b’’’’の中へと強制する。しかしながら、さらに示されているように、プッシャーリテーナ48’’’’の外向きの移動は、キャリヤ本体36’’’’の中央キャビティ36c’’’’との関係において内向きに延在する唇状部(例えば、インサートリング62’’’’)との接触を介して制限される。
図6Cを見ると、カム72は、カム72の薄い方が第1および第2のボール74’および74’’の各々に近接して位置づけされるような形で回転させられる。こうして、ボール74’、74’’のいずれもキャリヤ本体のステム80のそれに対応するくぼみ78内に着座しない。図6Bから続けて、バネ44’’’’はさらにキャリヤ本体36’’’’を、パンチ本体14’’’’との関係において外向きの方向に(すなわちその前方端部14a’’’’に向かって)駆動する。キャリヤ本体36’’’’のこのような外向きの駆動はそれ自体、楔部材50’をキャリヤ本体スロット36d’’’’に収容することを通して同様に外向きに楔部材を引っ張らせる。詳細には、楔部材50’は、パンチ本体14’’’’の溝14b’’’’の前方側面64’’’’に接合して移動させられる。溝14b’’’’の前方側面64’’’’の傾斜と組合せた(キャリヤ本体36’’’’を介した)楔部材50’の外向きの引っ張りの結果として、楔部材50’は、このような表面64’’’’に沿って、キャリヤ本体のスロット36d’’’’を通って戻るよう、そしてキャリヤ本体36’’’’の中央キャビティ36c’’’’内へと摺動することになる。しかしながら、楔部材50’は、プッシャーリテーナ48’’’’の外側側面と接触していることを考慮すると、過度に遠くまで摺動しないよう阻止されている。図6Cにさらに示されているように、パンチチップ16’は、パンチ本体14’’’’の中央キャビティ38’’’’内に挿入され始めているものとして示されており、パンチチップのハブ16a’が楔部材50’を通過しキャリヤ本体36’’’’の突出する唇状部と突き合わさるまで、さらに挿入され得る。
最後に、図6Dを参照すると、パンチチップ16’’’が固定された状態でパンチ本体14’’’が示されている。パンチ本体の中央キャビティ38’’’’の内部にパンチチップのハブ16a’を挿入した後、カム72は、カム72の薄い方が第1のボール74’と接触する一方でカム72の厚い方が第2のボール74’’と接触するような形で、所定の位置で回転させられる。このような位置で、第2のボール74’’は、その対応するくぼみ78内に係止される。図6Cについて以上で記述されているものから続けて、第2のボール74’’のロッキングは、それ自体、楔部材50’がキャリヤ本体のスロット36d’’’’に収容され、パンチ本体の溝14b’’’’の傾斜した表面64’’’’と接触することによって、楔部材50’がパンチ本体の溝14b’’’’の内側でさらに遠くまで引っ張られないように係止する。
認識される通り、図6A〜6Dに示されたパンチ本体設計は、パンチチップのハブ14a’’’’および楔部材50’の用の接触表面の形成に対してほとんど影響を及ぼさない。こうして、これらの表面は、パンチチップのハブ16a’および楔部材50’の接触表面16c’および50d’に関して以上で詳述した表面と類似の要領で形成され得る。この目的のため、再び図1Bならびにパンチチップのハブ16a’の形状構成および接触表面に関する以上の対応する記述に言及することができる。さらに図1Iおよび1Jならびに楔部材50’の辺および接触表面50d’に関する以上の対応する記述に言及することができる。さらに、(パンチチップ16および楔部材50の接触表面16cおよび50d’のために有利であることがわかっているものとしての)上述の実際的な角度範囲および好ましい角度は、パンチ本体14’およびパンチチップ16’の狭くなった細長い形状にも関わらず、パンチチップ16’および楔部材50’に関して対応するハブおよび楔部材の表面16c’および50d’にも等しく適用可能である。したがって、全く異なる始動機序を有するパンチアセンブリの場合でさえ、(パンチチップ16の特性に関する)本明細書中で実施されているパンチチップの設計はひきつづき適用可能である。
図7Aおよび7Bは、本発明の一部の実施形態に係るさらなる例示的楔部材50’’’の斜視図および側面図である。図5A〜5Dを参照して以上で記述されている通り、パンチアセンブリ内でパンチチップのハブと接触する楔部材の表面を湾曲させることが可能である。一部の実施形態において、本明細書中で実施されているパンチチップ設計を固定/解除するためにパンチ本体と共に使用される楔部材は、楔部材50’’’で例示されたものなどの全体に丸い外側側面を有することができる。
図8は、本発明の一部の実施形態に係るパンチアセンブリ用のパンチ本体にパンチチップを固定するためのステップの流れ図である。流れ図が、本明細書中の図1B、3B、4Bおよび6Bのいずれに示されているパンチ本体およびパンチチップにも関係するものであり得るということを認識すべきである。しかしながら、流れ図のステップは、一例として図1Bに示されているパンチ本体14、パンチチップ16および補助構成要素を参照して記述されている。
ステップ82には、パンチ本体14およびそれと共に使用される複数の補助構成要素を最初に提供することが関与している。すでに以上で詳述されているものと同様に、パンチ本体14は、パンチ本体14の長手方向範囲に沿って延在する中央キャビティ38を画定する側壁32を有する。複数の補助構成要素は、カム34、キャリヤ本体36および複数の楔部材50を含む。キャリヤ本体36は、パンチ本体の中央キャビティ38内に着座し、カム34は整列した開口30と孔40を介してパンチ本体14およびキャリヤ本体36を結合させている。
ステップ84には、(図1LおよびILLに示されているものに対応する)第2の位置にカム34を調整することが関与している。カム34は前記第2の位置において、パンチ本体の中央キャビティ38の内部で下降位置にあるキャリヤ本体36と、パンチ本体の中央キャビティ38の内部で係止解除されている楔部材50の各々に対応している。楔部材50の係止解除位置は、パンチチップ16との関係におけるパンチ本体14の係止解除用の形状構成部分に対応する。ステップ86には、パンチチップ16をパンチ本体14に接合させることが関与している。パンチチップ16は、その一方の端部にハブ16aを含み、ハブ16aは、パンチ本体14の中央キャビティ38内に挿入されている。
ステップ88には、(図1Bに示されているものに対応する)第1の位置にカムを調整することが関与しており、この位置は、パンチ本体の中央キャビティ38の内部で上方位置にあるキャリヤ本体36および、パンチ本体の中央キャビティ38の内部に係止されている楔部材50の各々と対応している。楔部材50の係止位置は、パンチチップのハブ16aとの関係におけるパンチ本体14の係止用の形状構成部分に対応する。
以上の詳細な説明において、本発明について特定の実施形態を参照しながら記述してきた。しかしながら、添付のクレームで明記されている本発明の範囲から逸脱することなく、さまざまな修正および変更を加えることができると認識してよい。

Claims (21)

  1. 中央キャビティを画定する側壁を有し、中央キャビティがその長手方向範囲に沿って延在しているパンチ本体と、
    パンチ本体との関係において交互に固定または解除されるように形成され、その一方の端部にハブを含むパンチチップと、
    カム、キャリヤ本体、および複数の楔部材を含む複数の補助構成要素であって、キャリヤ本体がパンチ本体中央キャビティの内部に着座し、カムがパンチ本体とキャリヤ本体とを結合し、カムがパンチ本体およびキャリヤ本体との関係において選択的に調整可能であり、カムの調整の結果としてキャリヤ本体の対応する移動がもたらされる補助構成要素と、
    を含むパンチ工具において、
    カムが第1の調整済み位置にあることは、キャリア本体がパンチ本体中央キャビティ内の上昇位置にあること、および各楔部材がパンチ本体の中央キャビティ内の係止位置にあることと対応しており、楔部材の前記係止位置は、パンチチップのハブとの関係におけるパンチ本体の係止用の形状構成部分に対応しており、
    カムが第2の調整済み位置にあることは、キャリヤ本体がパンチ本体中央のキャビティ内の下降位置にあること、および各楔部材がパンチ本体の中央キャビティ内の係止解除位置にあると対応しており、楔部材の前記係止解除位置は、パンチチップのハブとの関係におけるパンチ本体の係止解除用の形状構成部分に対応している、
    ことを特徴とするパンチ工具。
  2. カムが回転を介して選択的に調整可能であり、1つ以上の突出する部分を含み、カムの回転を介した1つ以上の突出する部分の配向の結果として、キャリヤ本体の対応する移動がもたらされる、請求項1に記載のパンチ工具。
  3. カムが、パンチ本体の側壁内に画定された開口からキャリヤ本体内に画定された孔を通って延在する棒状本体を含む、請求項2に記載のパンチ工具。
  4. 棒状本体が、概してパンチ本体の長手方向範囲に対し垂直である長手方向範囲を有する、請求項3に記載のパンチ工具。
  5. 複数の楔部材の各々が、パンチチップのハブの対応する表面と係合する形状を有する表面を含み、楔部材およびパンチチップのハブの表面が、パンチチップをパンチ本体に固定する際の楔部材およびパンチチップのハブの唯一の接触表面を表わしている、請求項1に記載のパンチ工具。
  6. 楔部材およびパンチチップのハブの各接触表面が異なる傾斜角を有する、請求項に記載のパンチ工具。
  7. パンチチップのハブ表面が約37°〜50°の範囲内の傾斜角を有し、楔部材の表面が約43°〜56°の範囲内の傾斜角を有する、請求項に記載のパンチ工具。
  8. キャリヤ本体が、各々複数の楔部材の1つを収容するように画定された複数のスロットを伴って画定されており、パンチ本体の中央キャビティ内部でのキャリヤ本体の移動が結果として、パンチ本体側壁の内側表面内に画定された対応する溝との関係における楔部材の対応する移動をもたらす、請求項1に記載のパンチ工具。
  9. キャリヤ本体の中央キャビティ内に着座したプッシャーリテーナをさらに含み、プッシャーリテーナは、キャリヤ本体が下降位置にある場合に、中央キャビティ内の上昇位置へと駆動され、上昇位置にあるプッシャーリテーナは、楔部材がキャリヤ本体スロットから外へ、キャリヤ本体中央キャビティ内へと摺動するのを防止している、請求項に記載のパンチ工具。
  10. 楔部材が、パンチ本体の溝の側面と接触しそれに沿って摺動するように形成されており、溝側面およびキャリヤ本体のスロットを画定する壁との組合せ接触の結果として、キャリヤ本体が上昇位置にある場合に楔部材は係止されることになる、請求項に記載のパンチ工具。
  11. 楔部材が、パンチ本体の溝の側面と接触し、それに沿って摺動するように形成されており、楔部材が相応してキャリヤ本体スロット内を摺動し、キャリヤ本体が上昇位置にある場合にキャリヤ本体の中央キャビティ内に部分的に突出する、請求項に記載のパンチ工具。
  12. 楔部材の各突出部分が、パンチチップのハブの対応する表面と係合するように形成された表面を含み、楔部材およびパンチチップのハブの表面が、パンチチップをパンチ本体に固定する際の楔部材およびパンチチップのハブの唯一の接触表面を表わしている、請求項11に記載のパンチ工具。
  13. カムが、2つの部分的曲線部分を有するリングを含み、2つの曲線部分がパンチ本体の周囲で共に結合されるように形成されており、リングがボール・シート連結を介してキャリヤ本体に調整可能な形で結合されている、請求項2に記載のパンチ工具。
  14. リングが、パンチ本体の長手方向範囲に対し中央に延在する軸を中心にして選択的に回転させられるように形成されている、請求項13に記載のパンチ工具。
  15. 第1および第2のボールをさらに含み、キャリヤ本体が、第1および第2のボールを相応して着座させるようにサイズ決定された第1および第2のくぼみを画定するステムを含んでおり、第1および第2のくぼみは、キャリヤ本体ステムの相対する側に画定されており、それでもなお第1のくぼみは、第2のくぼみよりもステムの後端からにさらに遠位に画定されており、第1の調整済み位置までのリングの回転の結果として、第1のボールは第1のくぼみに着座し、かつパンチ本体内の上昇位置へのキャリヤ本体の対応する移動がもたらされ、第2の調整済み位置へのリングの回転の結果として、第2のボールは第2のくぼみに着座し、かつパンチ本体内の下降位置へのキャリヤ本体の対応する移動がもたらされる、請求項13に記載のパンチ工具。
  16. リングが、その内側表面を中心にして配向される第1および第2の厚みを有し、第1のリング厚みが第2のリング厚みより大きく、第1の調整済み位置へのリングの回転の結果として、第1のボールと接触した第1のリング厚みを有する側の摺動および第2のボールと接触した第2のリング厚みを有する側の摺動がもたらされ、かつ第2の調整済み位置へのリングの回転の結果として、第1のボールと接触した第2のリング厚みを有する側の摺動および第2のボールと接触した第1のリングボール厚みを有する側の摺動がもたらされる、請求項14に記載のパンチ工具。
  17. パンチ本体とパンチチップをしっかり固定する方法において、
    (a)パンチ本体およびそれと共に使用される複数の補助構成要素を提供するステップであって、パンチ本体が、中央キャビティを画定する側壁を有し、中央キャビティがパンチ本体の長手方向範囲に沿って延在し、複数の補助構成要素がカム、キャリヤ本体および複数の楔部材を含み、キャリヤ本体がパンチ本体中央キャビティ内に着座しており、カムがパンチ本体とキャリヤ本体を結合させているステップと、
    (b)第2の位置にカムを調整するステップであって、第2の位置が、パンチ本体中央キャビティ内部でキャリヤ本体が下降位置にあり、かつパンチ本体の中央キャビティ内部で係止解除されている各楔部材に対応し、楔部材の前記係止解除位置がパンチチップとの関係におけるパンチ本体の係止解除用の形状構成部分に対応しているステップと、
    (c)パンチチップをパンチ本体に隣接させるステップであって、パンチチップがその一方の端部にハブを含み、パンチチップのハブがパンチ本体の中央キャビティ内に挿入されているステップと、
    (d)第1の位置にカムを調整するステップであって、第1の位置が、パンチ本体の中央キャビティ内部でキャリヤ本体が上昇位置にあり、かつ、パンチ本体の中央キャビティ内部で係止されている各楔部材に対応し、楔部材の前記係止位置が、パンチチップのハブとの関係におけるパンチ本体の係止用の形状構成部分に対応しているステップと、
    を含む方法。
  18. カムが回転を介して選択的に調整可能であり、1つ以上の突出する部分を含み、カムの回転を介した1つ以上の突出する部分の配向の結果として、パンチ本体の中央キャビティ内部でのキャリヤ本体の対応する移動がもたらされる、請求項17に記載の方法。
  19. キャリヤ本体が、複数の楔部材の1つを収容するように各々画定された複数のスロットを伴って画定されており、パンチ本体の中央キャビティの内部でのキャリヤ本体の上昇および下降の結果として、楔部材は、パンチ本体側壁の内側表面内に画定された対応する溝との関係において移動することになる、請求項17に記載の方法。
  20. 楔部材が、パンチ本体の溝の側面と接触し、これに沿って摺動するように形成されており、楔部材は相応してキャリヤ本体のスロットの内部で摺動し、キャリヤ本体が上昇位置にある場合にキャリヤ本体の中央キャビティ内に部分的に突出する、請求項19に記載の方法。
  21. 楔部材の各突出部分が、パンチチップのハブの対応する表面と係合するように形成された表面を含み、楔部材およびパンチチップのハブの表面が、パンチチップをパンチ本体に固定する際の楔部材およびパンチチップのハブの唯一の接触表面を表わしている、請求項20に記載の方法。
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