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JP6161996B2 - 切断機 - Google Patents
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Description

本発明は、携帯用丸鋸等の切断機に関する。
従来より、木材等の切断加工に使用される携帯用丸鋸等の切断機が知られている。この種の切断機は、被加工材に当接するベースと、ベースの上面側に鋸刃等の加工具が設けられた本体部とを備えており、ベースに対する本体部の傾動量を調整することで、鋸刃のベース下面からの突出量を変更して所望の切り込み深さに設定できる切り込み深さ調整機構を備えている。
また、下記特許文献1には、切込み深さ調整機構を構成するガイドリンクに目盛を設け、本体部の端部をこの目盛を指し示す指針とすることで、切込み深さであるベース下面からの鋸刃の突出量を読み取ることを可能とした切断機が記載されている。ところが、下記特許文献1の切込み深さ調整機構におけるガイドリンクは、下記特許文献2に詳細に示されるように、切込み深さ調整において撓むことが必要となるため薄板形状として形成されている。そのため、切断作業時に切断機を被加工材に押し付けるとガイドリンクが変形してしまい精度良く加工することが難しかった。
そこで、上記問題を解消するために、下記特許文献3及び4には、剛性の高いガイドリンクを採用する技術が記載されている。この場合、ガイドリンクは、上述の薄板形状のガイドリンクのように撓むことがないので、切込み深さ調整時に傾動可能となるようにベースに連結されることになる。
実開昭61−125401号公報 特開2003−291102号公報 特許第4832008号公報 特許第5231003号公報
ところが、傾動可能にベースに連結されたガイドリンクに目盛を設け、本体部に設けた指針でこの目盛を指し示すようにした場合、切込み深さ調整のためのベースに対する本体部の傾動に伴いガイドリンクが傾動するので、目盛と指針が離間してしまい、精度良く切込み深さを読み取ることが困難になっていた。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、容易に精度良く切込み深さを読み取ることができる切断機を提供することを目的とする。
本発明に係る切断機は、被加工材に当接するベースと、被加工材を切断する鋸刃が設けられ前記ベースの上面側に一端側を中心として傾動可能に支持される本体部と、 前記ベースに対する前記本体部の傾動量を調整して前記ベースの下面からの前記鋸刃の突出量を調整する切込み深さ調整機構と、を備える切断機において、前記切込み深さ調整機構は、前記ベースの上面に傾動可能に連結され上方に延びるガイドリンクと、前記ガイドリンクの長手方向の所望位置に前記本体部の他端側を固定する固定手段とを備えており、前記ガイドリンクには目盛が設けられると共に前記本体部には前記目盛を指し示す指針が設けられており、前記指針と前記目盛により前記ベースの下面からの前記鋸刃の突出量を読み取ることがきるように構成されており、前記指針は、基部が回動可能又は移動可能に支持されると共に前記目盛を指し示す先端部が前記目盛に追従するように付勢されており、さらに、前記指針は、前記基部に対して前記先端部が前記ベースと前記ガイドリンクとの連結箇所側に位置していることを特徴とする。
本発明に係る切断機は、被加工材に当接するベースと、被加工材を切断する鋸刃が設けられ前記ベースの上面側に一端側を中心として傾動可能に支持される本体部と、前記ベースに対する前記本体部の傾動量を調整して前記ベースの下面からの前記鋸刃の突出量を調整する切込み深さ調整機構と、を備える切断機において、前記切込み深さ調整機構は、前記ベースの上面に傾動可能に連結され上方に延びるガイドリンクと、前記ガイドリンクの長手方向の所望位置に前記本体部の他端側を固定する固定手段とを備えており、前記ガイドリンクには目盛が設けられると共に前記本体部には前記目盛を指し示す指針が設けられており、前記指針と前記目盛により前記ベースの下面からの前記鋸刃の突出量を読み取ることがきるように構成されており、前記目盛は、回動可能に支持されると共に前記指針に追従するように付勢されていることを特徴とする。
本発明に係る切断機は、被加工材に当接するベースと、被加工材を切断する鋸刃が設けられ前記ベースの上面側に一端側を中心として傾動可能に支持される本体部と、前記ベースに対する前記本体部の傾動量を調整して前記ベースの下面からの前記鋸刃の突出量を調整する切込み深さ調整機構と、を備える切断機において、前記切込み深さ調整機構は、前記ベースの上面に傾動可能に連結され上方に延びるガイドリンクと、前記ガイドリンクの長手方向の所望位置に前記本体部の他端側を固定する固定手段とを備えており、前記本体部には前記ガイドリンクに沿って目盛が設けられると共に前記ガイドリンクには前記目盛を指し示す指針が設けられており、前記指針と前記目盛により前記ベースの下面からの前記鋸刃の突出量を読み取ることがきるように構成されており、前記指針は、基部が回動可能又は移動可能に支持されると共に前記目盛を指し示す先端部が前記目盛に追従するように付勢されており、さらに、前記指針は、前記先端部に対して前記基部が前記ベースと前記ガイドリンクとの連結箇所側に位置していることを特徴とする。
本発明によれば、容易に精度良く切込み深さを読み取ることができる切断機を提供することができる。
本発明の第一の実施形態に係る切断機の平面図である。 本発明の第一の実施形態に係る切断機の要部拡大正面図である。 本発明の第一の実施形態に係る切断機の右側面図である。 本発明の第一の実施形態に係る切断機の左側面図であり、切込み深さが最大の状態を示している。 本発明の第一の実施形態に係る切断機の左側面図であり、図4の状態から切込み深さを小さくした状態を示している。 本発明の第二の実施形態に係る切断機の要部拡大正面図である。 本発明の第二の実施形態に係る切断機の左側面図であり、切込み深さが最大の状態を示している。 本発明の第二の実施形態に係る切断機の左側面図であり、図7の状態から切込み深さを小さくした状態を示している。 本発明の第三の実施形態に係る切断機の左側面図である。 本発明の第四の実施形態に係る切断機の右側面図である。 本発明の第五の実施形態に係る切断機を示す図であり、(a)は左側面図、(b)は要部拡大正面図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、本明細書では、切断作業時の進行方向に基づき、「前、後、左、右、上、下」を図中に示すように規定して説明する。
まず、図1〜5を参照して、本発明の第一の実施形態について説明する。
本発明の第一の実施形態に係る切断機は、左右方向の軸線まわりに回転する鋸刃11を備えた本体部10と、被切断材に当接し、被切断材の上面に沿って案内するためのベース51とを備えている。本体部10は、鋸刃11を回転駆動するための駆動源であるモータ(不図示)を収容するモータケース12と、モータケース12の右側に配置され、モータの回転駆動を減速して鋸刃11に伝達するための歯車等からなる駆動伝達部(不図示)を収容するギヤケース21と、切断作業時等に切断機を把持するためのハンドル13と、ギヤケース21の右側に配置され、鋸刃11の上方を覆うソーカバー31と、切断作業を行わないときに鋸刃11を下側から覆うロアガード61とを備えている。ハンドル13には切断機の作動・停止を制御するスイッチ14が配置されている。
ベース51には鋸刃11およびロアガード61を下方に突出させるための開口52が形成されている。ロアガード61は、鋸刃11の回転軸周りに回動自在に設置されており、図3において、反時計回りにバネ64により付勢されている。また、ギヤケース21の下方にはストッパ62がボルト63により取り付けられており、ストッパ62にロアガード61が当接することで、ロアガード61の反時計回りへの回動が規制されている。
ソーカバー31の前端部には中央に孔31aが形成されたボス部31bが備えられている。ベース51の前部に取付けられたブラケット54には左右方向の軸線を持つネジ軸53が設置されており、孔31aとネジ軸53が回動可能に嵌合することで、本体部10がベース51に対してネジ軸53の軸線まわりに上下に傾動可能となっている。また、ギヤケース21の後部には後述する切り込み深さ調整機構70が備えられている。
切り込み深さ調整機構70は、ベース51の後部に設けられたサポータ71と、サポータ71に回動可能に支持され左右方向の軸線を持つ支軸72と、下端部の孔に支軸72が固定されるガイドリンク73と、固定手段80とを備えている。ガイドリンク73は、下端部から上方前側に向かってソーカバー31の内側面に沿って円弧状に延びるアーム部73aを有しており、アーム部73aの中央にはその長手方向に沿って左右方向に貫通するガイド溝73bが形成されている。また、アーム部73aの右側面側には、ガイド溝73bをよりひとまわり大きい浅溝73cが形成されている。このガイドリンク73は、アルミダイカスト材等からなり、本体部10の重量等が負荷されても容易に変形しないように適度な剛性を与えられている。固定手段80は、ガイドリンク73の浅溝73cに回動不能かつ摺動可能に配置されるナット81と、ソーカバー31の外側からガイド溝73bに挿通されナット81に螺入するボルト82と、ボルト82の頭部に固定されるレバー83とを備えており、レバー83の回動によるナット81へのボルト82の螺出入により、ソーカバー31とガイドリンク73との固定および固定解除が可能となっている。
上述の構成により、切り込み深さを調整する場合は、レバー83の回動によりソーカバー31とガイドリンク73との固定を解除し、ベース51に対する本体部10の傾動角度を変更してベース51の下面からの鋸刃11の突出量が所望の値になるように調整した後、再度レバー83の回動によりソーカバー31とガイドリンク73とを固定することになる。このとき、図4および5に示されるように、ガイドリンク73は、ベース51に対する本体部10の傾動に伴い支軸72を中心として上下方向に傾動することになる。
本発明の第一の実施形態に係る切断機には、切り込み深さ調整作業を容易にするために、切り込み深さを読み取ることができる目盛75と指針91とが設けられている。次に、この構成について説明する。
本発明の第一の実施形態に係る切断機の本体部10には指針91が設けられており、切り込み深さ調整機構70のガイドリンク73には指針91が指し示すことで切り込み深さを読み取ることができる目盛75が設けられている。目盛75は、目盛線と数値が印刷され裏面に接着剤が塗布された帯状のシートであり、その幅は、ガイドリンク73のアーム部73aの左右方向の幅より小さく形成されている。アーム部73aの外周部には、外周面73dより少し低い周面73eが形成されており、この周面73eに目盛75が貼り付けられている。貼り付けられた状態で、目盛75の外面は、外周面73dより僅かに低くなっている。本体部10のソーカバー31の後部には、アーム部73aの外周部に対向する位置に指針91が設置されている。指針91は、その基部が二股に形成されると共にそれらを左右方向に連通する孔92が形成されている。ソーカバー31の後部には一対の支持部32,32が形成されており、左右方向の軸線を持つピン93が支持部32,32にその両端部を支持されている。そして、孔92にピン93を挿嵌させることで、指針91は、ピン93を中心として回動可能に支持されている。指針91の基部の二股の間には、ネジリコイルバネ94がピン93に案内されて配置されている。図3において、ネジリコイルバネ94は、その弾性力が指針91を反時計回りに回動させる方向に働くように設定されており、これにより、指針91の先端部がアーム部73aの外周面73dに当接するように付勢されている。なお、アーム部73aの外周面73dと目盛75とは隣接しているので、外周面73dに当接した指針91の先端が指し示す目盛75の表示を容易に読み取ることができる。
上述の構成の切断機において切込み深さ調整を行うと、先に述べたように、ガイドリンク73がベース51に対する本体部10の傾動に伴い支軸72を中心として上下方向に傾動することになり、その結果、ソーカバー31の支持部32,32とガイドリンク73に設けられた目盛75との位置関係が変化するが、本実施形態においては、指針91が回動可能に支持されると共に目盛75に隣接するアーム部73aの外周面73dに摺接して追従するようにネジリコイルバネ94で付勢されているので、指針75の先端と目盛75との隣接状態が維持される。したがって、いかなる切込み深さに調整する場合も、容易に精度良く目盛75の表示を読み取ることができる。また、本実施形態においては、指針91が、目盛75ではなく、アーム部73aの外周面73dに摺接するので、目盛75が傷つくことがなく、長期に亘って目盛線と数値の読み取り易さを維持することができる。なお、目盛75の目盛線と数値は、切込み深さ調整に伴う指針91の回動量を加味したものとなっている。
次に、本発明の第二の実施形態に係る切断機について、図6〜8を参照して説明する。なお、第一の実施形態と同じ構成については、説明を省略している場合がある。
上述の第一の実施形態と第二の実施形態との主要な相違点は、第一の実施形態おいては、ガイドリンク73は、その下端部から上方前側に向かってソーカバー31の内側面に沿って延びて配置されていたのに対し、第二の実施形態においては、ガイドリンク173は、その下端部から上方前側に向かってソーカバー31の外側面に沿って延びて配置されている点である。
本発明の第二の実施形態に係る切断機においては、切り込み深さ調整機構170は、ベース51の後部に設けられたサポータ171と、サポータ171に回動可能に支持され左右方向の軸線を持つ支軸172と、下端部の孔に支軸172が固定されるガイドリンク173と、固定手段180とを備えている。ガイドリンク173は、下端部から上方前側に向かってソーカバー31の左方の外側面に沿って円弧状に延びるアーム部173aを有しており、アーム部173aの中央にはその長手方向に沿って左右方向に貫通するガイド溝173bが形成されている。このガイドリンク173は、アルミダイカスト材等からなり、本体部10の重量等が負荷されても容易に変形しないように適度な剛性を与えられている。固定手段180は、ガイドリンク173の右側においてソーカバー31に形成される不図示の雌ネジと、ガイドリンク173のガイド溝173bを左方から挿通し、この雌ネジに螺入する不図示のボルトと、このボルトの頭部に固定されるレバー183とを備えており、レバー183の回動による雌ネジへのボルトの螺出入により、ソーカバー31とガイドリンク173との固定および固定解除が可能となっている。
上述の構成により、切り込み深さを調整する場合は、レバー183の回動によりソーカバー31とガイドリンク173との固定を解除し、ベース51に対する本体部10の傾動角度を変更してベース51の下面からの鋸刃11の突出量が所望の値になるように調整した後、再度レバー183の回動によりソーカバー31とガイドリンク173とを固定することになる。このとき、図7および8に示されるように、ガイドリンク173は、ベース51に対する本体部10の傾動に伴い支軸172を中心として上下方向に傾動することになる。
本発明の第二の実施形態に係る切断機には、切り込み深さ調整作業を容易にするために、切り込み深さを読み取ることができる目盛175と指針191とが設けられている。次に、この構成について説明する。
本発明の第二の実施形態に係る切断機の本体部10には指針191が設けられており、切り込み深さ調整機構170のガイドリンク173には指針191が指し示すことで切り込み深さを読み取ることができる目盛175が設けられている。目盛175は、目盛線と数値が印刷され裏面に接着剤が塗布された帯状のシートであり、その幅は、ガイドリンク173のアーム部173aの左右方向の幅より小さく形成されている。アーム部173aの外周部には、外周面173dより少し低い周面173eが形成されており、この周面173eに目盛175が貼り付けられている。貼り付けられた状態で、目盛175の外面は、外周面173dより僅かに低くなっている。本体部10のソーカバー31の後部には、アーム部173aの外周部に対向する位置に指針191が配置されている。指針191は、その基部に左右方向の軸線を持つ孔192が形成されている。ソーカバー31の後部には支持部132が形成されており、左右方向の軸線を持つピン193が支持部132にその右側端部を固定されている。そして、孔192にピン193を挿嵌させることで、指針191は、ピン193を中心として回動可能に支持されている。指針191と支持部132との間には、ネジリコイルバネ194がピン193に案内されて配置されている。図7において、ネジリコイルバネ194は、その弾性力が指針191を時計回りに回動させる方向に働くように設定されており、これにより、指針191の先端部がアーム部173aの外周面173dに当接するように付勢されている。なお、アーム部173aの外周面173dと目盛175とは隣接しているので、外周面173dに当接した指針191の先端が指し示す目盛175の表示を容易に読み取ることができる。
上述の構成の切断機において切込み深さ調整を行うと、先に述べたように、ガイドリンク173がベース51に対する本体部10の傾動に伴い支軸72を中心として上下方向に傾動することになり、その結果、ソーカバー31の支持部132とガイドリンク173に設けられた目盛175との位置関係が変化するが、本実施形態においては、指針191が回動可能に支持されると共に目盛175に隣接するアーム部173aの外周面173dに摺接して追従するようにネジリコイルバネ194で付勢されているので、指針175の先端と目盛175との隣接状態が維持される。したがって、いかなる切込み深さに調整する場合も、容易に精度良く目盛175の表示を読み取ることができる。また、本実施形態においては、指針191が、目盛175ではなく、アーム部173aの外周面173dに摺接するので、目盛175が傷つくことがなく、長期に亘って目盛線と数値の読み取り易さを維持することができる。なお、目盛175の目盛線と数値は、切込み深さ調整に伴う指針191の回動量を加味したものとなっている。
次に、本発明の第三の実施形態に係る切断機について、図9を参照して説明する。なお、第二の実施形態と同じ構成については、説明を省略している場合がある。
上述の第二の実施形態と第三の実施形態との主要な相違点は、第二の実施形態においては、指針191は回動可能に設置されていたのに対し、本発明の第三の実施形態においては、指針291は移動可能に設置されている点である。
本発明の第三の実施形態に係る切断機の本体部10には指針291が設けられており、切り込み深さ調整機構170のガイドリンク173のアーム部173aの外周部には指針291が指し示すことで切り込み深さを読み取ることができる目盛275が設けられている。なお、ガイドリンク173と目盛275の構成は、第二の実施形態の場合と同様であり、詳細な説明は省略する。本体部10のソーカバー31の後部には、アーム部173aの外周部に対向する位置に指針291が配置されている。指針291は、側面視略L字形状に形成されており、目盛275を指し示す先端部291aと、先端部291aが接続する断面略四角形状に形成される接続部291bと、接続部291bから延設される軸部291cとを備えている。ソーカバー31の後部には、指針291を移動可能に支持する支持部232が設けられている。支持部232は、ガイドリンク173の外周部に向かって開口する断面略四角形状の穴232aと、穴232aの底部に形成される小径孔232bとを備える筒形状として形成されている。なお、本実施形態においては、支持部232は、ソーカバー31と一体に成形されているが、別部材として製作してボルト等によりソーカバー31に固定する構成を採用することもできる。指針291は、接続部291bおよび軸部291cがそれぞれ穴232aおよび小径孔232bに挿嵌して支持部232に移動可能に設置される。接続部291bと軸部291cの間に形成される段付き面と穴232aの底部との間にはコイルバネ294が軸部291cに案内されて設置されている。そして、コイルバネ294の弾性力が、指針291を目盛275の方向に移動させるように付勢することで、指針291の先端部291aがアーム部173aの外周面173dに当接している。なお、第二の実施形態の場合と同様に、アーム部173aの外周面173dと目盛275とは、隣接しているので、外周面173dに当接した指針291の先端部291aが指し示す目盛275の表示を容易に読み取ることができる。
上述の構成の切断機において切込み深さ調整を行うと、先に述べたように、ガイドリンク173がベース51に対する本体部10の傾動に伴い支軸72を中心として上下方向に傾動することになり、その結果、ソーカバー31の支持部232とガイドリンク173に設けられた目盛275との位置関係が変化するが、本実施形態においては、指針291が移動可能に支持されると共に目盛275に隣接するアーム部173aの外周面173dに摺接して追従するようにコイルバネ294で付勢されているので、指針275の先端部291aと目盛275との隣接状態が維持される。したがって、いかなる切込み深さに調整する場合も、容易に精度良く目盛275の表示を読み取ることができる。また、本実施形態においては、指針291が、目盛275ではなく、アーム部173aの外周面173dに摺接するので、目盛275が傷つくことがなく、長期に亘って目盛線と数値の読み取り易さを維持することができる。なお、目盛275の目盛線と数値は、切込み深さ調整に伴う指針291の移動量を加味したものとなっている。
次に、本発明の第四の実施形態に係る切断機について、図10を参照して説明する。なお、第一の実施形態と同じ構成については、説明を省略している場合がある。
上述の第一の実施形態と第四の実施形態との主要な相違点は、第一の実施形態においては、目盛75をガイドリンク73に固定し、指針91が目盛75に追従するように回動可能に設置されていたのに対し、第四の実施形態においては、指針(指針部391)は固定とし、目盛(目盛部材375)が指針(指針部391)に追従するように回動可能に設置されている点である。
本発明の第四の実施形態に係る切断機においては、切り込み深さ調整機構370のガイドリンク373の後端部の外周側に左右方向の軸線を持つ支持軸374が設置されている。支持軸374には目盛部材375の基部が回動可能に支持されている。目盛部材375は、側面視で円弧形状に形成された帯状の部材であり、ガイドリンク373の外周面に沿ってソーカバー31の内部を上方前側に向かって延設されている。目盛部材375の外周部には、外周面375bより少し低い周面375cが形成されており、この周面375cに切込み深さを示す目盛シール375aが貼り付けられている。周面375cに貼り付けられた目盛シール375aの外面は、外周面375bより僅かに低くなっている。目盛部材375の基部にはネジリコイルバネ394が支持軸374に案内されて設置されている。ネジリコイルバネ394は、その弾性力が支持軸374を中心として目盛部材375を反時計回りに回動させる方向に働くように設定されており、これにより、目盛部材375の外周面375bは後述する指針部391に当接するように付勢されている。目盛部材375の外周部に対向するソーカバー31の後端部は、目盛部材375に貼り付けられた目盛シール375aを指し示すことで切込み深さを読み取ることができる指針部391として形成されている。なお、目盛部材375の外周面375bと目盛シール375aとは隣接しているので、外周面375bが当接した指針部391の先端が指し示す目盛シール375aの表示を容易に読み取ることができる。
上述の構成の切断機において切込み深さ調整を行うと、先に述べたように、ガイドリンク373がベース51に対する本体部10の傾動に伴い支軸72を中心として上下方向に傾動することになり、その結果、ソーカバー31の後端部とガイドリンク373との位置関係が変化するが、ガイドリンク373に回動可能に支持された目盛部材375の外周面375bが指針部391に摺接して追従するようにネジリコイルバネ394で付勢されているので、指針391と目盛部材375に貼り付けられた目盛シール375aの隣接状態が維持される。したがって、いかなる切込み深さに調整する場合も、容易に精度良く目盛シール375aの表示を読み取ることができる。また、指針部391が、目盛シール375aではなく、目盛部材375の外周面375bに摺接するので、目盛シール375aが傷つくことがなく、長期に亘って読み取り易さを維持することができる。なお、目盛シール375aの目盛線と数値は、目盛部材375の切込み深さ調整に伴う回動量を加味したものとなっている。
次に、本発明の第五の実施形態に係る切断機について、図11を参照して説明する。なお、第二の実施形態と同じ構成については、説明を省略している場合がある。
上述の第二の実施形態と第五の実施形態との主要な相違点は、第二の実施形態においては、目盛175をガイドリンク173に固定し、指針191が目盛175に追従するように本体部10に設置されていたのに対し、第五の実施形態においては、目盛475を本体部10のソーカバー31に固定し、指針491が目盛475に追従するようにガイドリンク475に設置されている点である。
本発明の第五の実施形態に係る切断機の切り込み深さ調整機構470のガイドリンク473には指針491が設けられており、本体部10のソーカバー31には指針491が指し示すことで切り込み深さを読み取ることができる目盛475が設けられている。なお、切り込み深さ調整機構470の基本構成は、第二の実施形態の場合と同様であり、詳細な説明は省略する。本体部10のソーカバー31の左側面には、ガイドリンク473の外周から半径方向で所定量離間した円弧状の目盛取り付け部31cが左方に向かって突設されている。目盛取り付け部31cの外周部には外周面31dより少し低い周面31eが形成されており、この周面31eに切込み深さを示す目盛475が貼り付けられている。周面31eに貼り付けられた目盛475の外面は、外周面31より僅かに低くなっている。ガイドリンク473のアーム部473aの先端寄りの外周部に形成された指針支持部473cには指針491が設置されている。指針491は、アーム部491aと先端部491bとで略L字形状に形成された部材であり、先端部491bは、目盛475に対向している。アーム部491aの基部には左右方向の軸線を持つ孔が形成されており、この孔が指針支持部473cに固定された左右方向の軸線を持つピン493に嵌合することで、指針491は指針支持部473cに回動可能に支持されている。ピン493の頭部と指針491のアーム部491aとの間にはネジリコイルバネ494がピン493に案内されて設置されている。そして、ネジリコイルバネ494の弾性力が、指針491の先端部491bを目盛475の方向に回動させるように付勢することで、指針491の先端部491bが目盛取り付け部31cの外周面31dに当接している。この状態で、指針491の先端部491bの前端が指し示す目盛475の表示から切り込み深さを読み取ることになる。なお、目盛取り付け部31cの外周面31dと目盛475とは、隣接しているので、目盛取り付け部31cの外周面31dに当接した指針491の先端部491bが指し示す目盛475の表示を容易に読み取ることができる。
上述の構成の切断機において切込み深さ調整を行うと、先に述べたように、ガイドリンク473がベース51に対する本体部10の傾動に伴い支軸172を中心として上下方向に傾動することになり、その結果、目盛取り付け部31cの外周面31dに設けられた目盛475とガイドリンク173の指針支持部473cとの位置関係が変化するが、本実施形態においては、指針491が回動可能に支持されると共に目盛475に隣接する目盛取り付け部31cの外周面31dに摺接して追従するようにネジリコイルバネ494で付勢されているので、指針491の先端部491bと目盛475との隣接状態が維持される。したがって、いかなる切込み深さに調整する場合も、容易に精度良く目盛475の表示を読み取ることができる。また、本実施形態においては、指針491の先端部491bが、目盛475ではなく、目盛取り付け部31cの外周面31dに摺接するので、目盛475が傷つくことがなく、長期に亘って目盛線と数値の読み取り易さを維持することができる。なお、目盛475の目盛線と数値は、切込み深さ調整に伴う指針491の回動量を加味したものとなっている。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態の技術的範囲に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り種々なる形態に変更することが可能である。
10 本体部、11 鋸刃、12 モータケース、13 ハンドル、14 スイッチ、21 ギヤケース、31 ソーカバー、31a 孔、31b ボス部、31c 目盛取り付け部、31d 外周面、31e 周面、32 支持部、51 ベース、52 開口、53 ネジ軸、54 ブラケット、61 ロアガード、62 ストッパ、63 ボルト、64 バネ、70 切込み深さ調整機構、71 サポータ、72 支軸、73 ガイドリンク、73a アーム部、73b ガイド溝、73c 浅溝、73d 外周面、73e 周面、75 目盛、80 固定手段、81 ナット、82 ボルト、83 レバー、91 指針、92 孔、93 ピン、94 ネジリコイルバネ、132 支持部、170 切込み深さ調整機構、171 サポータ、172 支軸、173 ガイドリンク、173a アーム部、173b ガイド溝、173d 外周面、173e 周面、175 目盛、180 固定手段、183 レバー、191 指針、192 孔、193 ピン、194 ネジリコイルバネ、232 支持部、232a 穴、232b 小径孔、275 目盛、291 指針、291a 先端部、291b 接続部、291c 軸部、294 コイルバネ、370 切込み深さ調整機構、373 ガイドリンク、374 支持軸、375 目盛部材、375b 外周面、375c 周面、375a 目盛シール、391 指針部、394 ネジリコイルバネ、470 切込み深さ調整機構、473 ガイドリンク、473a アーム部、473c 指針支持部、475 目盛、491 指針、491a アーム部、491b 先端部、493 ピン、494 ネジリコイルバネ

Claims (3)

  1. 被加工材に当接するベースと、
    被加工材を切断する鋸刃が設けられ前記ベースの上面側に一端側を中心として傾動可能に支持される本体部と、
    前記ベースに対する前記本体部の傾動量を調整して前記ベースの下面からの前記鋸刃の突出量を調整する切込み深さ調整機構と、を備える切断機において、
    前記切込み深さ調整機構は、前記ベースの上面に傾動可能に連結され上方に延びるガイドリンクと、前記ガイドリンクの長手方向の所望位置に前記本体部の他端側を固定する固定手段とを備えており、
    前記ガイドリンクには目盛が設けられると共に前記本体部には前記目盛を指し示す指針が設けられており、
    前記指針と前記目盛により前記ベースの下面からの前記鋸刃の突出量を読み取ることがきるように構成されており、
    前記指針は、基部が回動可能又は移動可能に支持されると共に前記目盛を指し示す先端部が前記目盛に追従するように付勢されており、さらに、
    前記指針は、前記基部に対して前記先端部が前記ベースと前記ガイドリンクとの連結箇所側に位置していることを特徴とする切断機。
  2. 被加工材に当接するベースと、
    被加工材を切断する鋸刃が設けられ前記ベースの上面側に一端側を中心として傾動可能に支持される本体部と、
    前記ベースに対する前記本体部の傾動量を調整して前記ベースの下面からの前記鋸刃の突出量を調整する切込み深さ調整機構と、を備える切断機において、
    前記切込み深さ調整機構は、前記ベースの上面に傾動可能に連結され上方に延びるガイドリンクと、前記ガイドリンクの長手方向の所望位置に前記本体部の他端側を固定する固定手段とを備えており、
    前記ガイドリンクには目盛が設けられると共に前記本体部には前記目盛を指し示す指針が設けられており、
    前記指針と前記目盛により前記ベースの下面からの前記鋸刃の突出量を読み取ることがきるように構成されており、
    前記目盛は、回動可能に支持されると共に前記指針に追従するように付勢されていることを特徴とする切断機。
  3. 被加工材に当接するベースと、
    被加工材を切断する鋸刃が設けられ前記ベースの上面側に一端側を中心として傾動可能に支持される本体部と、
    前記ベースに対する前記本体部の傾動量を調整して前記ベースの下面からの前記鋸刃の突出量を調整する切込み深さ調整機構と、を備える切断機において、
    前記切込み深さ調整機構は、前記ベースの上面に傾動可能に連結され上方に延びるガイドリンクと、前記ガイドリンクの長手方向の所望位置に前記本体部の他端側を固定する固定手段とを備えており、
    前記本体部には前記ガイドリンクに沿って目盛が設けられると共に前記ガイドリンクには前記目盛を指し示す指針が設けられており、
    前記指針と前記目盛により前記ベースの下面からの前記鋸刃の突出量を読み取ることがきるように構成されており、
    前記指針は、基部が回動可能又は移動可能に支持されると共に前記目盛を指し示す先端部が前記目盛に追従するように付勢されており、さらに、
    前記指針は、前記先端部に対して前記基部が前記ベースと前記ガイドリンクとの連結箇所側に位置していることを特徴とする切断機。
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