JP6162582B2 - 農業支援システム - Google Patents
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Description
特許文献1の穀粒乾燥機における運転情報管理装置では、ユーザが使用する携帯端末から、処理設備の乾燥機(穀粒乾燥機)へ向けて穀物を乾燥するための運転条件を送信する。そして、乾燥機は、携帯端末から送信された運転条件を受信して、この受信した運転条件で穀物の乾燥を行っている。即ち、特許文献1は、携帯端末から乾燥機に向けて運転条件を送信することによって、ユーザが設定した作業計画通りに穀物の乾燥を行うというものである。
特許文献2に開示の生籾の仕分け方法は、閾値を設定し、該閾値に基づいて、荷受けする生籾を該生籾のタンパク含有率により仕分ける方法において、荷受対象の各圃場で栽培されている稲の窒素含有率を、地上に設置したカメラで圃場を斜め上方から撮影して測定し、前記窒素含有率の測定値を使用して、前記稲から収穫する生籾の収穫時におけるタンパク含有率を圃場ごとに求める。そして、求めたタンパク含有率を使用して荷受対象の全圃場における生籾のタンパク含有率の分布割合を作成し、荷受対象の圃場で収穫が開始される前に、タンパク含有率の分布割合から閾値を設定している。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、乾燥機へ張り込む穀物の特性と、乾燥機の稼働情報(稼働状況)とを考慮することで、効率よく穀物の乾燥を進めることができる農業支援システムを提供することを目的とする。
農業支援システムは、穀物を収穫した圃場と当該穀物の穀物特性とを関連付けて記憶する記憶手段と、前記穀物特性を複数の穀物グループに分類する分類手段と、前記記憶手段に記憶された圃場のうち、前記分類手段で分類された所定の穀物グループに属する特性を有する穀物が収穫された圃場を案内する圃場案内手段と、前記穀物を乾燥させる乾燥機の稼働情報を取得する稼働情報取得手段と、前記稼働情報取得手段で取得した稼働情報と前記圃場案内手段によって案内された圃場に対応する穀物グループとに基づいて、穀物を乾燥させる乾燥機を案内する乾燥機案内手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記分類手段が、前記乾燥機によって乾燥させた穀物の穀物特性に応じて、前記基準値を変更することを特徴とする。
また、前記分類手段が、前記記憶手段による、穀物を収穫した圃場と当該穀物特性との関連付けに基づいて、前記基準値を設定することを特徴とする。
また、少なくとも一つの基準値を用いて、穀物特性を複数の穀物グループに分類することができるので、穀物特性をある数値範囲に従った穀物グループに分類することができる。これによって、圃場における実績値を、複数の穀物グループに分けて簡便に管理することが可能となる。
また、圃場における実績値に基づいて基準値を設定するので、籾の収穫を始める前に、所望の穀物特性の籾を乾燥機に張り込むことができるように穀物グループを分類することができる。
図2に示すように、圃場で栽培された稲や麦などの穀物が実ると、農業機械の1つであるコンバイン2を用いて当該穀物が収穫される。収穫された穀物は運搬車の1つであるトラック3に積まれた収容部材10に入れられて、当該トラック3によってライスセンターやカントリーエレベータなどの処理設備4に運ばれ、当該処理設備4で乾燥処理等が行われる。本発明の農業支援システムは、特に、穀物の収穫から運搬を経て乾燥までの農作業を支援するシステムである。
図2に示すように、コンバイン2は、左右一対の走行装置11を備えた機体12に、運転席13、エンジン14、脱穀処理する脱穀装置15、脱穀された穀物を貯留するグレンタンク16等を備えて構成されたもので、機体12の前側には、穀物を刈り取る刈取部17が設けられている。
部22は、グレンタンク16の重量を測定して当該グレンタンク16の重量を収穫量に換算するロードセル等で構成されている。食味測定部21、水分測定部20及び収穫量測定部22は上述した構成に限定されない。
圃場で収穫されグレンタンク16に貯留された穀物は、グレンタンク16から運搬車3の収容部材10(10A、10B、10C、・・・)に移し替えられて処理設備4へ運ばれる。
図2に示すように、処理設備4は、少なくとも、穀物を乾燥させる乾燥機4A(4A−1、4A−2、・・・)を複数台備えている。乾燥機4Aは、主に、穀物を投入する投入口30と、穀物を一時的に貯留する貯留部31と、貯留部31で貯留された穀物が供給されて当該供給された穀物を乾燥させる乾燥部32とを備えている。また、処理設備4は、投入口30に投入された穀物を貯留部31に運搬する機構や、乾燥部32で乾燥した穀物を再び貯留部31に戻して循環する機構を備えている。
データ収集装置5は、コンバイン2で収穫した穀物に関する穀物情報を収集するもので、コンバイン2に搭載されている。このデータ収集装置5は、測定装置18によって得られた穀物情報を一時的に記憶する記憶部41と、記憶部41に記憶された穀物情報を外部に出力可能な入出力部42とを備えている。
さて、図1に示すように、農業支援システム1は、運搬車3を操作する作業者に割り当てられ且つ外部と通信が可能な通信端末8を備えている。言い換えれば、農業支援システム1は、外部と通信が可能で且つ運搬作業に携わる作業者が所持する通信端末8を備えている。
第2通信端末8は、運搬車3の位置(運搬車位置という)を検出する位置検出装置(位置取得手段)52を備えている。この位置検出装置52は、測位衛星(例えば、GPS衛星)の信号に基づいて位置(例えば、緯度、経度)を検出するもので、運搬車3を操作する作業者が第2通信端末8を携帯して当該作業車3に乗車するか、又は、第2通信端末8を運搬車3に設置すれば、当該第2通信端末8の位置検出装置52で取得した位置が運搬車位置となる。また、位置検出装置52で取得した運搬車位置は、第2通信端末8の記憶部53に記憶される。運搬車位置を記憶部53に記憶する際は、運搬車位置を取得した時刻及び運搬車位置を関連付けて記憶部53に格納する。
サーバ6が第1通信端末7から穀物情報及び作業機位置を受信すると、サーバ6に格納されたプログラム等から構成された対応付け手段60は、穀物情報に作業機位置を対応付ける。この対応付けによって、図3に示すような穀物情報と作業機位置が対応付けられたテーブルが得られる。サーバ6の対応付け手段60は、図3に示すようなテーブルと、サーバ6に格納された圃場の位置を示すデータ(圃場マップデータ)と、図3に示すようなテーブルとを用いて、当該作業機位置に基づいて圃場を特定し、特定した圃場の識別情報及び/又は作業機位置を、データ収集装置5によって収集された穀物情報に関連付けて記憶する。
その後、運搬車3によって、例えば3つの圃場A〜Cの各圃場で収穫された籾を収集する。運搬車3は、籾を収集するためのコンテナ等の容器である収容部材10(10A〜10C)を3つ積載して圃場A〜Cの各圃場を巡回して籾を収集する。
サーバ6の対応付け手段60は、図6に示すように、第2通信端末8から送信された運搬車位置に基づいて、送信された荷受IDと運搬車位置とを関連付ける。図6は、荷受ID(00KB1)が運搬車位置(経度:34.15233度、緯度:136.167784度)に、荷受ID(00KB2)が運搬車位置(経度:34.560518度、緯度:135.427667度)に、荷受ID(00KB3)が運搬車位置(経度:34.065815度、緯度:134.965285度)に関連付けられたテーブルを示している。
図6のテーブルに示す関連付けによって、各荷受IDに対応する運搬車位置が明確になるので、サーバ6は、図3のテーブル示す作業機位置と図6のテーブルに示す運搬車位置とを比較する。この比較によって図6の運搬者位置に非常に近接する作業機位置を図3のテーブルに見つけることができるので、この近接する作業機位置に対応する圃場を、当該運搬車位置に対応する圃場と判断する。
これによってサーバ6の関連付け手段60は、図4に示すように圃場毎の穀物情報を保持することができると共に、図7に示すように荷受ID毎の穀物情報を保持することができる。上述の説明では、1つの圃場で収穫された籾を1つの収容部材10で収集したので、サーバ6は、圃場毎且つ荷受ID毎の穀物情報を保持することができる。
数の圃場(圃場A〜C)から複数の収容部材(10A〜10C)に分けて収集された籾を、特性の異なる籾(穀物)が混ざらないように乾燥機4Aに装入することや、乾燥機4Aの容量をほぼ満たす量の穀物を確実に乾燥機4Aに装入することを可能とする。
図1に示すように、農業支援システム1は、上述のデータ収集装置(データ収集手段)5に加えて、稼働情報取得手段61と、乾燥機案内手段62とを備えている。
データ収集装置5は、上述の通り、穀物である籾の特性(穀物の特性)として、タンパク量(タンパク含有率)、水分量(水分含有率)、収穫量(重量)などの穀物情報を収集する。
以下の説明において、乾燥機4Aの稼働情報として、例えば、乾燥機4Aに張り込まれた張込量を用いる。また、乾燥機4Aの稼働情報として、乾燥機4Aに張り込まれた穀物の特性(タンパク含有率)を用いる。説明の便宜上、乾燥機4への張り込み時の穀物の特性を「張り込み穀物特性」という。また、稼動情報として、乾燥機4Aの稼働の有無(稼働状態にあるか否か)示す情報を用いる。
運搬車3は、圃場A〜Cで収穫された籾が収容された3つの収容部材10A〜10C(荷受ID:00KB1〜00KB3)を積載している。運搬作業者は、収容部材10A〜10Cを積載した運搬車3を処理設備4へ向けて運転し、これら収容部材に収容された籾を乾燥機4Aへ運ぶ。
運搬作業者が第2通信端末8に対して荷受ID(00KB1〜00KB3)の一部又は全部を指定すると、第2通信端末8は、指定された荷受IDをサーバ6に送信する。
稼働情報取得手段61の要求を受けて、処理設備4は、稼働情報として、例えば、乾燥機4A(4A−1〜4A−3)に受け入れられている(又は、受け入れ可能な)籾のタンパク含有率を、サーバ6(稼働情報取得手段61)へ送信する。即ち、乾燥機4へ籾(穀物)を張り込んだ(装入した)ときの当該籾の穀物特性である「張り込み穀物特性」であるタンパク含有率を、サーバ6(稼働情報取得手段61)へ送信する。
情報取得手段61)へ送信する。
稼働情報取得手段61は、処理設備4から稼働情報を受信すると、受信した稼働情報を乾燥機案内手段62へ出力する。
乾燥機案内手段62は、乾燥機4A(4A−1〜4A−3)の稼働情報から、乾燥機4A(4A−1〜4A−3)のそれぞれに装入されている籾のタンパク含有率(張り込み穀物特性)を抽出し、取得した図7の穀物情報と比較して、稼働情報から抽出した各乾燥機のタンパク含有率に近い(近似)しているタンパク含有率の荷受IDを抽出する。
例えば、乾燥機案内手段62は、抽出した荷受ID(00KB1)の収量(重量)として0.85(t)を取得し、抽出した荷受ID(00KB2)の収量(重量)として0.72(t)を取得し、抽出した荷受ID(00KB3)の収量(重量)として0.98(t)を取得する。
段62は、荷受ID(00KB1)と荷受ID(00KB2)に対して、乾燥機4A−1への張り込みを指示する表示を第2通信端末8のモニタなどの表示部55に表示させる。
ここで、稼働情報から抽出した乾燥機4A−1の「受け入れ可能な籾の重量(受入可能重量)」が0.90tであった場合、荷受ID(00KB1)の収量(0.85t)と荷受ID(00KB2)の収量(0.72t)との両方を同時に受け入れることはできない。そこで、乾燥機案内手段62は、荷受ID(00KB1)及び荷受ID(00KB2)のいずれかを、乾燥機4A−1にて受け入れることが可能な旨を、第2通信端末8のモニタなどの表示部55に表示させる。そして、受け入れることができなかった荷受IDに対しては、乾燥機案内手段62は、他の乾燥機4Aの稼動情報に基づいて、運搬車3が処理設備4に到着した時点で最も早く乾燥処理が終了している乾燥機4Aを割り出し、最も待ち時間が少ない乾燥機4Aを案内する。
ここで、乾燥機4A(4A−1〜4A−3)には、受け入れるタンパク含有率の範囲(穀物特性の範囲)が予め決められていると、乾燥機案内手段62の処理は簡便となる。
4Aと、タンパク含有率の範囲(穀物特性の範囲)との割り当て情報は、サーバ6に記憶されている。
上述の農業支援システム1で、データ収集装置5は、収穫された籾の特性であるタンパク含有率や水分含有率などの穀物情報を収集したが、図4のテーブルに示すように、収集された穀物情報は、サーバ6の対応付け手段60においてその穀物情報に対応する籾が収穫された圃場(例えば、圃場A〜圃場C)と関連付けられている。
つまり、記憶手段63は、図4のテーブルに示すような圃場名に対応する穀物情報(タンパク質、水分及び収量)を関連付けたテーブルを対応付け手段60から受け取って、収穫の対象となる全ての圃場について穀物情報の関連付けられたテーブル作成し記憶する。ここで、記憶手段63は、このテーブルに限らず、圃場名に穀物情報(タンパク含有率、水分含有率及び収量)が関連付けられていれば、図10に示すように、圃場の位置に穀物情報が関連付けられた地図(マップ)を作成して記憶してもよい。これらテーブルやマップによって、記憶手段63は、複数の圃場で収穫された籾の穀物情報を当該籾が収穫された圃場に関連付けて記憶(格納)する。
においてデータ収集手段5によって収集された穀物情報を用いて作成されることになる。稲作のように1年に1回だけ収穫される穀物については、前年以前の収穫において収集された穀物情報を用いて、例えば図10に示すマップやテーブルが作成される。
図9を参照して、サーバ6は、記憶手段63に加えて、穀物である籾の特性(穀物情報)を複数の穀物グループに分類する分類手段64を有している。例えば、分類手段64は、穀物情報の一つであるタンパク含有率を複数の群(穀物グループ)に分類し、7.1%以下のタンパク含有率を「Aランク」と示される穀物グループに、7.1%超7.8%以下のタンパク含有率を「Bランク」と示される穀物グループに、7.8%超のタンパク含有率を「Cランク」と示される穀物グループに分類する。この分類によって、図4に示すテーブルには穀物グループを付与することが可能となり、図11に示すように、穀物情報のタンパク含有率に対応する穀物グループが付されたテーブルが、例えば対応付け手段60に保持される。
サーバ6は、さらに、記憶手段63に記憶された圃場のうち、例えば「Aランク」〜「Cランク」の複数の穀物グループの何れかに対応する特性である穀物特性(タンパク含有率)を有する穀物が収穫された圃場を案内する圃場案内手段65を有している。この圃場案内手段65は、サーバ6に格納されたプログラム等から構成されている。
そして、収穫後は、第1通信端末7から作業機位置を送信すると共に、第2通信端末8から荷受ID及び運搬車位置をサーバ6に送信する。
情報とが関連付けられたテーブルと、稼働情報取得手段61によって得られた稼動情報とに基づいて、乾燥機案内手段62は荷受IDに対応する乾燥機4Aを案内する。
即ち、圃場案内手段65は、乾燥機4Aの稼働情報に応じて、圃場グループに関連づけられて収穫の対象となる圃場を案内する。これによって、圃場案内手段65は、例えば「Aランク」に関連付けられた圃場であって、タンパク含有率が7.1%以下の籾を収穫した実績のある圃場名や当該圃場の位置及び当該圃場での収量を案内(出力)する。
第2通信端末8から収穫を行う通知をサーバ6が受けると、乾燥機案内手段62は、上述したように、処理設備4に対して、乾燥機4A(4A−1〜4A−3)の稼働情報を要求する。
稼働情報取得手段61は、処理設備4から稼働情報を受信すると、受信した稼働情報を乾燥機案内手段62及び圃場案内手段65へ出力する。
その上で、乾燥機案内手段62は、乾燥機4A(4A−1〜4A−3)の稼働情報を参照すると共に選定された各圃場での収量を参照して、乾燥機4A(4A−1〜4A−3)の各々の容量全てをほぼ満たす収量の組み合わせとなるように選定された圃場を組み合わせる。これによって、乾燥機案内手段62は、組み合わされた圃場の位置や収穫の順序を第2通信端末8のモニタに表示すると共に、組み合わされた圃場で収穫された籾に対して対応する乾燥機4A(4A−1〜4A−3)への張り込みを案内する。
「Cランク」の籾をというように、乾燥機に対して、複数の穀物グループのうち、乾燥させる穀物に対応する穀物グループを予め割り当てることができる。
この場合、圃場案内手段65は、乾燥機4A(4A−1〜4A−3)の各々の容量の全てをほぼ満たす収量の組み合わせとなるように、記憶手段63に記憶された圃場のマップから、「Aランク」〜「Cランク」の穀物グループごとに圃場を選択する。これによって、乾燥機案内手段62は、穀物グループごとに選択された圃場の位置や収穫の順序を第2通信端末8のモニタに表示すると共に、穀物グループごとに選択された圃場で収穫された籾に対して、当該穀物グループが予め割り当てられた乾燥機4A(4A−1〜4A−3)への張り込みを案内することができる。
また、乾燥機4A(4A−1〜4A−3)の各々の容量を満たした状態で乾燥機4A(4A−1〜4A−3)を運転(稼働)することができ、乾燥機4A(4A−1〜4A−3)の運転効率(稼働効率)を高く維持することができる。
基準値の変更方法は、サーバ6の記憶手段63が圃場の位置に穀物情報が関連付けられたマップ又はテーブルを有していない場合と、有している場合とで異なる。従って、第1基準値を変更する方法を、マップ又はテーブルを有していない場合と、有している場合とに分けて説明する。
タンパク含有率が7.0%以下の籾の累積構成比率は21.0%であって、4日目以降の収穫によっては20.0%を割ってしまう可能性があった。そこで、第1基準値を7.0%から「Aランク」の下限である7.1%に変更して4日目以降の収穫を行った。
その結果、期間9/10−19の10日間に収穫された「Aランク」(7.1%以下)の籾の累積構成比は25.2%、全期間9/10−10/16においても「Aランク」の籾の累積構成比は22.8%となって、「Aランク」の籾を他のランクの籾と混合することなく20.0%以上確保することに成功した。
次に、図13を参照して、記憶手段63がマップ又はテーブルを有している場合を説明する。図13は、サーバ6の記憶手段63が格納するマップ又はテーブルに基づいて作成されたグラフである。図13のグラフは、第1基準値であるタンパク仕切値と、前回以前の収穫で得られた籾の収量を、そのタンパク仕切値以下のタンパク含有率の「Aランク」とそれ以外の「Bランク」に仕分けたときの収量の割合(仕切割合)との関係を示す。
具体的には、記憶手段63が格納するマップ又はテーブルに保持された前回以前の収穫におけるタンパク含有率及び収量に対して、第1基準値(タンパク仕切値)を様々に変更しつつ、前回以前の収穫で収穫された籾の収量を「Aランク」とそれ以外の「Bランク」に仕分ける。図13のグラフは、その各タンパク仕切値における「Aランク」の収量の割合と「Bランク」の収量の割合を示している。ここでは、収穫された籾の全てを「Aランク」又は「Bランク」に仕分けているので、「Aランク」と「Bランク」の割合の合計は100%であり、両者の割合の増減はトレードオフの関係となっている。
ところが、図13のグラフに示すタンパク仕切値と仕分割合の関係は、収穫が行われて新たな穀物情報が得られる度に変わってしまう。従って、直近の収穫で得られた穀物情報に基づくタンパク仕切値と仕分割合の関係など、最も信頼性が高いと思われるタンパク仕切値と仕分割合の関係を用いてタンパク仕切値(第1基準値)を変更することができる。
図14のグラフによれば、タンパク仕切値を7.1%に設定した場合、「Aランク」として得られた籾の平均タンパク含有率は7.0%であり、タンパク仕切値(第1基準値)を7.5%に設定した場合、「Aランク」の籾の実際のタンパク含有率の平均は7.1%程
度であったことがわかる。そこで、仮に、図13のグラフにおいて、タンパク仕切値を7.1%にしても「Aランク」の仕分割合を20%以上とできない場合、図14のグラフを参照すれば、タンパク仕切値(第1基準値)の変更を7.5%まで許容できることがわかる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 農業機械(コンバイン)
3 運搬車(トラック)
4 処理設備
4A―1〜4A−3 乾燥機
5 データ収集装置
6 サーバ
7 第1通信端末
8 第2通信端末
10 収容部材
41 記憶部
42 入出力部(通信機器)
45 位置検出装置
52 位置検出装置
53 記憶部
55 表示部
60 対応付け部
61 稼働情報取得手段
62 乾燥機案内手段
63 記憶手段
64 分類手段
65 圃場案内手段
Claims (7)
- 穀物を収穫した圃場と当該穀物の穀物特性とを関連付けて記憶する記憶手段と、
前記穀物特性を複数の穀物グループに分類する分類手段と、
前記記憶手段に記憶された圃場のうち、前記分類手段で分類された所定の穀物グループに属する特性を有する穀物が収穫された圃場を案内する圃場案内手段と、
前記穀物を乾燥させる乾燥機の稼働情報を取得する稼働情報取得手段と、
前記稼働情報取得手段で取得した稼働情報と前記圃場案内手段によって案内された圃場に対応する穀物グループとに基づいて、穀物を乾燥させる乾燥機を案内する乾燥機案内手段と、
を備えることを特徴とする農業支援システム。 - 乾燥機で穀物を乾燥する前に、収穫された穀物特性を収集するデータ収集手段を備え、
前記記憶手段が、前記データ収集手段で収集した穀物特性と、前記穀物を収穫した圃場とを関連付けて記憶していることを特徴とする請求項1に記載の農業支援システム。 - 乾燥機で穀物を乾燥する前に、収穫された穀物の特性である穀物特性を収集するデータ収集手段と、
前記乾燥機に割り当てられた前記穀物特性の範囲を記憶する記憶手段と、
前記データ収集手段で収集した穀物特性、或いは、前記データ収集手段で収集した穀物特性がグループに分類された所定の穀物グループが、前記記憶手段に記憶された穀物特性の範囲に入るときに、当該穀物特性の範囲に割り当てられた乾燥機を案内する乾燥機案内手段と、
を備えていることを特徴とする農業支援システム。 - 前記稼働情報取得手段が、前記乾燥機へ穀物が装入されたときの当該穀物の特性を示す張り込み穀物特性を、複数の乾燥機から前記稼動情報として取得し、前記乾燥機案内手段が、前記張り込み穀物特性と比較して、前記データ収集手段で収集した穀物特性、或いは、前記圃場案内手段によって案内された圃場に対応する穀物グループが許容範囲内にある穀物に対して、当該穀物を乾燥させる乾燥機を案内することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の農業支援システム。
- 前記分類手段が、少なくとも一つの基準値に基づいて、前記穀物特性を複数の穀物グループに分類することを特徴とする請求項1に記載の農業支援システム。
- 前記分類手段が、前記乾燥機によって乾燥させた穀物の穀物特性に応じて、前記基準値を変更することを特徴とする請求項5に記載の農業支援システム。
- 前記分類手段が、前記記憶手段による、穀物を収穫した圃場と当該穀物特性との関連付けに基づいて、前記基準値を設定することを特徴とする請求項5に記載の農業支援システム。
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| JP6364137B1 (ja) * | 2018-02-23 | 2018-07-25 | 御稲プライマル株式会社 | ブレンド米調合支援システム |
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