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JP6162987B2 - 基地局及び方法 - Google Patents
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Description

本発明は、無線通信技術に関し、より詳細には、キャリアアグリゲーションを利用した無線通信に関する。
現在、3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、LTE(Long Term Evolution)の次世代の通信規格として、LTE−Advancedの標準化を進めている。LTE−Advancedシステムでは、LTEシステムとのバックワードコンパチビリティを確保しつつ、LTEシステムを上回るスループットを実現するため、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation:CA)技術が導入される。キャリアアグリゲーション技術では、LTEシステムによりサポートされている20MHzの最大帯域幅を有するLTEキャリア(コンポーネントキャリアとも呼ばれる)が基本コンポーネントとして利用され、これら複数のコンポーネントキャリアを同時に用いることによって、より広帯域な通信を実現することが図られている。
キャリアアグリゲーションでは、例えば、図1に示されるようなコンポーネントキャリアの配置が想定される。ケース1では、隣接する20MHzの2つの帯域が、キャリアアグリゲーションによって40MHzの帯域として利用可能になる。ケース1は、20MHzより大きな連続する帯域を確保可能なケースなどに効果的に用いられ、LTEシステムとのバックワードコンパチビリティを確保しつつ、LTEシステムを上回るスループットを実現することができる。ケース2では、離間した10MHzの2つの帯域が、キャリアアグリゲーションによって20MHzの帯域として利用可能になる。ケース2は、事業者への周波数帯域の割当てが断片的である場合などに効果的に用いられ、LTEシステムとのバックワードコンパチビリティを確保しつつ、LTEシステムを上回るスループットを実現することができる。
キャリアアグリゲーションでは、ユーザ装置(User Equipment:UE)は、複数のコンポーネントキャリアを同時に用いて基地局(evolved NodeB:eNB)と通信することが可能である。キャリアアグリゲーションでは、ユーザ装置との接続性を担保する信頼性の高いプライマリセル(Primary Cell:PCell)と、プライマリセルに接続中のユーザ装置に追加的に設定されるセカンダリセル(Secondary Cell:SCell)とが設定される。例えば、図1に示される具体例において、2つのコンポーネントキャリアの一方がプライマリセルに設定され、他方がセカンダリセルに設定されてもよい。
プライマリセルは、LTEシステムと同様のセルであり、ユーザ装置とネットワークとの間の接続性を担保するためのセルである。すなわち、プライマリセルでは、ユーザ装置は、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)やPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)を受信し、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)及びPRACH(Physical Random Access Channel)を送信することが可能である。また、プライマリセルを変更する場合、ユーザ装置は、ハンドオーバを実行する必要がある。
他方、セカンダリセルは、プライマリセルに追加されてユーザ装置に設定されるセルである。セカンダリセルの追加及び削除は、RRC(Radio Resource Control)のコンフィギュレーション(Configuration)により実行される。セカンダリセルでは、ユーザ装置は、PUCCH及びPRACHを送信しない。また、セカンダリセルがユーザ装置に設定された直後は非アクティブ(deactivate)状態であり、MAC(Medium Access Control)レイヤにおいてアクティブ化(activation)することで始めて通信可能又はスケジューリング可能となる。このため、設定されたセカンダリセルを通信可能な状態、すなわち、スケジューリング可能な状態にするには、当該セカンダリセルをアクティブ状態に遷移させる必要がある。
現在検討されているLTE−Advancedシステムでは、セカンダリセルをアクティブ状態及び非アクティブ状態に遷移させるため、図2に示されるように、基地局は、MACレイヤにおいてMAC CE(Control Element)をユーザ装置に送信することによって、設定されたセカンダリをアクティブ化/非アクティブ化するようユーザ装置に指示する。ユーザ装置は、これら明示的な状態移行指示を受信すると、セカンダリセルを指示された状態に遷移させる。
また、セカンダリセルをアクティブ化するためのMAC CEを基地局から受信すると、ユーザ装置は、当該セカンダリセルをアクティブ化すると共に、当該セカンダリセルに対するSCell Deactivation Timerを起動する。他方、基地局もまた、ユーザ装置からMAC CEに対する肯定応答の送達確認(ACK)を受信すると、当該セカンダリセルに対するSCell Deactivation Timerを起動する。すなわち、基地局とユーザ装置とが、各自のSCell Deactivation Timerを保持し、アクティブ化された当該セカンダリセルの状態を管理する。SCell Deactivation Timerの起動後、基地局が当該セカンダリセルにおいて新規無線リソースをユーザ装置にスケジューリングすると、基地局とユーザ装置とは、各自のSCell Deactivation Timerをリセットして再起動する。その後、SCell Deactivation Timerが所定の閾値を超過するか、又は基地局から当該セカンダリセルを非アクティブ化するための明示的な状態移行指示を受信すると、ユーザ装置は、当該セカンダリセルを非アクティブ状態に遷移させる。基地局もまた、ユーザ装置から当該セカンダリセルを非アクティブ化したという通知を受信すると、当該セカンダリセルが非アクティブ化されたと判断し、当該セカンダリセルにおけるユーザ装置への無線リソースのスケジューリングをやめる。このようにして、基地局とユーザ装置との間でセカンダリセルのアクティブ状態/非アクティブ状態を一致させることが可能である。
3GPP TS 36.321 V11.1.0(2012−12) 3GPP TS 36.331 V11.2.0(2012−12)
しかしながら、当該SCell Deactivation Timerの設定可能値は、標準仕様(3GPP TS 36.331 V11.2.0)で規定されており、ユーザ装置に規定値(1.28秒など)より長い値でセカンダリセルを自律的に非アクティブ化させることができない。このため、ネットワーク側(基地局)が意図したタイミングでセカンダリセルを非アクティブ化することができない。
上記問題点に鑑み、本発明の1つの課題は、セカンダリセルを基地局が意図したタイミングで非アクティブ化するための技術を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、ユーザ装置と無線信号を通信する信号送受信部と、前記無線信号を通信するため前記ユーザ装置に割り当てられるプライマリセルとセカンダリセルとを管理するセル管理部と、前記セカンダリセルのアクティブ状態を制御するためのタイマを管理するタイマ管理部とを有する基地局であって、前記タイマ管理部は、前記セカンダリセルを非アクティブ化するため、所定の起動契機に応答して起動又は再起動されるセカンダリセル非アクティブ化タイマを有し、前記割り当てられたセカンダリセルを前記ユーザ装置が自律的に非アクティブ化するための機能を無効にするための指示を前記ユーザ装置に送信し、前記セカンダリセル非アクティブ化タイマが満了すると、前記セル管理部は、前記セカンダリセルに割り当てられている前記ユーザ装置に前記セカンダリセルを非アクティブ化するための非アクティブ化命令を送信するよう前記信号送受信部に指示する基地局に関する。
本発明の他の態様は、ユーザ装置と無線信号を通信する信号送受信部と、前記無線信号を通信するため前記ユーザ装置に割り当てられるプライマリセルとセカンダリセルとを管理するセル管理部と、前記セカンダリセルのアクティブ状態を制御するためのタイマを管理するタイマ管理部とを有する基地局であって、前記タイマ管理部は、前記セカンダリセルを繰り返しアクティブ化するため、所定の周期で繰り返し再起動される周期タイマと、前記周期タイマを停止するための周期タイマ制御手段とを有し、前記周期タイマ制御手段によって停止されるまでに前記周期タイマが満了する毎に、前記セル管理部は、前記セカンダリセルに割り当てられている前記ユーザ装置に前記セカンダリセルをアクティブ化するためのアクティブ化命令を送信するよう前記信号送受信部に指示する基地局に関する。
本発明によると、セカンダリセルを基地局が意図したタイミングで非アクティブ化することが可能になる。
図1は、キャリアアグリゲーションを概略的に示す図である。 図2は、SCell Deactivation Timerの動作例を概略的に示す図である。 図3は、本発明の一実施例による無線通信システムを概略的に示す図である。 図4は、本発明の第1実施例を概略的に示す図である。 図5は、本発明の第1実施例による基地局の構成を示すブロック図である。 図6は、本発明の第1実施例による基地局におけるセル管理処理を示すフロー図である。 図7は、本発明の第2実施例を概略的に示す図である。 図8は、本発明の第2実施例による基地局の構成を示すブロック図である。 図9は、本発明の第2実施例による基地局における一例となるセル管理処理を示すフロー図である。 図10は、本発明の第2実施例の変形を概略的に示す図である。 図11は、本発明の第2実施例による基地局における他の例となるセル管理処理を示すフロー図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
後述される本発明の実施例を概略すると、キャリアアグリゲーションによりユーザ装置と通信する基地局は、標準仕様で規定されているセカンダリセルの非アクティブ化タイミングを延伸させるため、当該基地局が意図したタイミングでアクティブ状態のセカンダリセルを非アクティブ化する。
一実施例では、ユーザ装置は、セカンダリセルを自律的に非アクティブ化しないよう制御され(即ち標準化上規定されている非アクティブタイマを無限値に設定する)、基地局からの明示的な非アクティブ化命令に従ってセカンダリセルを非アクティブ化する。本実施例では、基地局は、各セカンダリセルについて、標準仕様で規定されているSCell Deactivation Timerとは別に、当該セカンダリセルを非アクティブ化するためのセカンダリセル非アクティブ化タイマ(SCell Deactivation Timer_eNB)を有する。所定の起動契機に応答して、基地局は、セカンダリセル非アクティブ化タイマを起動又は再起動し、当該セカンダリセル非アクティブ化タイマが満了すると、当該セカンダリセルに割り当てられているユーザ装置にセカンダリセルを非アクティブ化するための非アクティブ化命令を送信する。これにより、基地局は、ユーザ装置の自律的な非アクティブ化機能を無効にし、明示的な非アクティブ化命令をユーザ装置に送信することによって、当該基地局が意図したタイミングでセカンダリセルを非アクティブ化することが可能になる。
他の実施例では、基地局は、各セカンダリセルについて、当該セカンダリセルを繰り返しアクティブ化するため、所定の周期で繰り返し再起動される周期タイマ(Periodic Timer)と、当該周期タイマを停止するための周期タイマ制御手段(Inactive Timer,Inactive Counter)とを有する。周期タイマが周期タイマ制御手段によって停止されるまで、基地局は、周期タイマが満了する毎に、当該セカンダリセルに割り当てられているユーザ装置にセカンダリセルをアクティブ化するためのアクティブ化命令を送信する。本実施例では、ユーザ装置は、標準仕様で規定される期間(1.28秒)などに設定されたSCell Deactivation Timerを有する。基地局からの定期的なアクティブ化命令の受信によって、ユーザ装置は、当該タイマを再起動するため、基地局から定期的なアクティブ化命令を受信している間は当該セカンダリセルを自律的に非アクティブ化しない。これにより、基地局は、ユーザ装置の自律的な非アクティブ化機能を制御するため、当該ユーザ装置に定期的にアクティブ化命令を送信することによって、当該基地局が意図したタイミングでセカンダリセルを非アクティブ化することが可能になる。
まず、図3を参照して、本発明の一実施例による無線通信システムを説明する。図3は、本発明の一実施例による無線通信システムを概略的に示す図である。
図3に示されるように、無線通信システム10は、例えば、LTE−Advancedシステムなど、キャリアアグリゲーションを利用した無線通信を実現する無線通信システムである。無線通信システム10は、基地局(eNB)100と、1以上のユーザ装置(UE)200とを有する。ユーザ装置200は、典型的には、図示されるように、携帯電話、スマートフォン、タブレット、モバイルルータなどの無線通信機能を備えた何れか適切なユーザ装置であってもよい。
基地局100は、ユーザ装置200と無線接続することによって、通信接続された上位局やサーバ(図示せず)から受信したダウンリンク(DL)データをユーザ装置200に送信すると共に、ユーザ装置200から受信したアップリンク(UL)データを上位局(図示せず)に送信する。
図示されるように、基地局100は、キャリアアグリゲーションを適用し、複数のコンポーネントキャリアを同時に用いて、プライマリセル(PCell)とセカンダリセル(SCell)を介しユーザ装置200と通信することが可能である。プライマリセルは、ユーザ装置200との接続性を担保する信頼性の高いプライマリセルであり、セカンダリセルは、プライマリセルに接続中のユーザ装置200に追加的に設定される。プライマリセルでは、ユーザ装置200は、PDCCHやPDSCHを受信し、PUCCH、PUSCH及びPRACHを送信することが可能である。また、プライマリセルを変更する場合、ユーザ装置200は、ハンドオーバを実行する必要がある。また、セカンダリセルの追加及び削除は、RRCのコンフィギュレーションにより実行される。セカンダリセルがユーザ装置200に設定された直後は非アクティブ状態であり、MACレイヤにおいてアクティブ化することで始めて当該セカンダリセルにおける通信が可能になる。このため、設定されたセカンダリセルを通信可能な状態、すなわち、スケジューリング可能な状態にするには、当該セカンダリセルをアクティブ状態に遷移させる必要がある。セカンダリセルをアクティブ状態及び非アクティブ状態に遷移させるため、基地局100は、MACレイヤにおいてアクティブ化命令/非アクティブ化命令のMAC CEをユーザ装置200に送信することによって、設定されたセカンダリをアクティブ化/非アクティブ化するようユーザ装置200に指示する。ユーザ装置200は、これら明示的な状態移行指示を受信すると、セカンダリセルを指示された状態に遷移させる。
基地局100及びユーザ装置200はそれぞれ、標準仕様に従って、アクティブ化された各セカンダリセルに対して各自のSCell Deactivation Timerを有する。当該SCell Deactivation Timerは、アクティブ状態のセカンダリセルが所定の期間未使用だった場合、当該セカンダリセルを非アクティブ化し、セカンダリセルの無線リソースやユーザ装置200のバッテリの浪費を回避するのに利用される。具体的には、セカンダリセルをアクティブ化するためのアクティブ化命令を基地局100から受信すると、ユーザ装置200は、当該セカンダリセルをアクティブ化すると共に、自らのSCell Deactivation Timerを起動する。他方、基地局200もまた、ユーザ装置200からアクティブ化命令に対する肯定応答の送達確認(ACK)を受信すると、自らのSCell Deactivation Timerを起動する。すなわち、基地局100とユーザ装置200とが、各自のSCell Deactivation Timerを保持し、アクティブ化された当該セカンダリセルの状態を管理する。
さらに、SCell Deactivation Timerの起動後に基地局100が当該セカンダリセルにおいて新規無線リソースをユーザ装置200にスケジューリングすると、基地局100とユーザ装置200とは、各自のSCell Deactivation Timerをリセットして再起動する。その後、自らのSCell Deactivation Timerが所定の閾値(標準規格では、1.28秒)を超過するか、又は基地局100から当該セカンダリセルを非アクティブ化するための非アクティブ化命令を受信すると、ユーザ装置200は、当該セカンダリセルを非アクティブ状態に遷移させる。基地局100もまた、ユーザ装置200から当該セカンダリセルを非アクティブ化したという通知を受信すると、当該セカンダリセルが非アクティブ化されたと判断し、当該セカンダリセルにおけるユーザ装置200への無線リソースのスケジューリングをやめる。このようにして、基地局100とユーザ装置200との間でセカンダリセルのアクティブ状態/非アクティブ状態を一致させることが可能である。
基地局100は、典型的なハードウェア構成では、プロセッサなどのCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などのメモリ装置、ハードディスク装置などの補助記憶装置、無線信号を通信するための通信装置、上位局、外部のサーバ、オペレータなどと各種データ及び/又は指示をやりとりするためのインタフェース装置などから構成される。例えば、後述される基地局100の各機能及び処理は、通信装置及び/又はインタフェース装置を介し補助記憶装置に格納されているデータやプログラムをメモリ装置にロードし、ロードされたプログラムに従ってCPUがデータを処理することによって実現される。
次に、図4〜6を参照して、本発明の第1実施例による基地局を説明する。第1実施例では、ユーザ装置200は、セカンダリセルを自律的に非アクティブ化しないよう制御され、基地局100からの明示的な非アクティブ化命令に従ってセカンダリセルを非アクティブ化する。標準仕様で規定されているように、基地局100及びユーザ装置200はそれぞれ、セカンダリセルがアクティブ化される毎に起動され、満了すると当該セカンダリセルを自律的に非アクティブ化するタイマ(SCell Deactivation Timer)を有する。本実施例では、このSCell Deactivation Timerとは別に、図4に示されるように、各セカンダリセルについて当該セカンダリセルを非アクティブ化するためのセカンダリセル非アクティブ化タイマ(SCell Deactivation Timer_eNB)を有する。当該SCell Deactivation Timer_eNBは、セカンダリセルを非アクティブ化するのにネットワーク側が意図する所定の期間に設定される。また、基地局100とユーザ装置200とのSCell Deactivation Timerは無限に設定される(SCell Deactivation Timer=infinity)。すなわち、ユーザ装置200は、セカンダリセルを自律的に非アクティブ化せず、SCell Deactivation Timer_eNBにより決定されたタイミングで基地局100から送信される非アクティブ化命令に従って、セカンダリセルを非アクティブ化する。
具体的には、基地局100によって管理されるSCell Deactivation Timer_eNBが満了すると、基地局100は、当該セカンダリセルを非アクティブ化するための非アクティブ化命令(Deactivation command)をユーザ装置200に送信する。当該非アクティブ化命令を受信すると、ユーザ装置200は、セカンダリセルを非アクティブ化する。これにより、基地局100は、ユーザ装置200の自律的な非アクティブ化機能を無効にし、明示的な非アクティブ化命令をユーザ装置200に送信することによって、基地局100が意図したタイミングでセカンダリセルを非アクティブ化することが可能になる。
図示されるように、SCell Deactivation Timer_eNBは、所定の起動契機に応答して起動及び再起動される。当該所定の起動契機は、例えば、当該セカンダリセルをアクティブ化したタイミング及び当該セカンダリセルに対する新規な送信を示す制御チャネル(PDCCH)をユーザ装置200に送信したタイミングを含む。
図5は、本発明の第1実施例による基地局の構成を示すブロック図である。図5に示されるように、基地局100は、信号送受信部110、セル管理部120及びタイマ管理部130を有し、タイマ管理部130は、セカンダリセル非アクティブ化タイマ(SCell Deactivation Timer_eNB)131を有する。
信号送受信部110は、ユーザ装置200と無線信号を通信する。キャリアアグリゲーションでは、信号送受信部110は、プライマリセル及び/又はセカンダリセルを介しデータ信号及び/又は制御信号から構成される無線信号をユーザ装置200とやりとりする。例えば、信号送受信部110は、ユーザ装置200からの要求に応答してサーバから提供されたデータを無線信号に変換し、要求元のユーザ装置200に送信する。また、信号送受信部110は、ユーザ装置200と無線通信するのに必要なスケジューリング情報や各種シグナリングなどの制御情報を無線信号に変換し、ユーザ装置200に送信する。また、信号送受信部110は、割り当てられたプライマリセル及び/又はセカンダリセルの無線リソースを利用してユーザ装置200がデータ信号を送信すると、受信したデータ信号を送信先のサーバに転送する。また、割り当てられたプライマリセル及び/又はセカンダリセルの無線リソースを利用してユーザ装置200が制御信号を送信すると、信号送受信部110は、受信した制御信号を以降の通信に利用したり、及び/又は上位局に転送する。
セル管理部120は、無線信号を通信するためユーザ装置200に割り当てられるプライマリセルとセカンダリセルとを管理する。プライマリセル(PCell)は、ユーザ装置200との接続性を担保する信頼性の高いセルであり、プライマリセルを変更する場合にはユーザ装置200はハンドオーバを実行する必要がある。セカンダリセル(SCell)は、プライマリセルに追加されてユーザ装置200に設定されるセルである。セカンダリセルの追加及び削除は、RRCのコンフィギュレーションにより行われる。
セカンダリセルは、RRCのコンフィギュレーションによりユーザ装置200に設定された直後は、非アクティブ状態である。このため、設定されたセカンダリセルを通信可能な状態、すなわち、スケジューリング可能な状態にするには、当該セカンダリセルをアクティブ状態に遷移させる必要がある。LTE−Aシステムでは、セカンダリセルをアクティブ状態及び非アクティブ状態に遷移させるため、基地局100は、それぞれMACレイヤにおいてアクティブ化命令及び非アクティブ化命令のMAC CEをユーザ装置200に送信することによって、ユーザ装置200をアクティブ状態/非アクティブ状態に遷移させる。
当該アクティブ化命令を基地局100から受信すると、ユーザ装置200は、当該セカンダリセルをアクティブ化すると共に、SCell Deactivation Timerを起動する。また、当該セカンダリセルに対して管理しているSCell Deactivation Timer満了に伴って当該セカンダリセルを非アクティブ化する。しかしながら、本実施例では、ユーザ装置200のSCell Deactivation Timerは、ユーザ装置200が自律的にセカンダリセルを非アクティブ化しないように、無限に設定される(SCell Deactivation Timer=infinity)。例えば、セル管理部120が、ユーザ装置200のSCell Deactivation Timerを無限に設定するようユーザ装置200に指示してもよい。同様に、基地局100のSCell Deactivation Timerもまた無限に設定されてもよく、セカンダリセルのアクティブ状態は、SCell Deactivation Timer_eNB 131に基づき制御される。
タイマ管理部130は、標準仕様で規定されるSCell Deactivation Timerに加えて、セカンダリセルを非アクティブ化するためのSCell Deactivation Timer_eNB 131を有する。SCell Deactivation Timer_eNB 131は、所定の起動契機及び再起動契機に応答して起動及び再起動される。SCell Deactivation Timer_eNB 131が満了すると、セル管理部120は、セカンダリセルに割り当てられているユーザ装置200に当該セカンダリセルを非アクティブ化するための非アクティブ化命令を送信するよう信号送受信部110に指示する。
当該所定の起動契機及び再起動契機は、例えば、セカンダリセルをアクティブ化するタイミング、及びセカンダリセルに対する新規な送信を示す制御チャネル(PDCCH)をユーザ装置200に送信するタイミングを含むものであってもよい。ここで、セカンダリセルをアクティブ化するタイミングは、信号送受信部110が当該セカンダリセルをアクティブ化するためのアクティブ化命令をユーザ装置200に送信したタイミングであってもよく、あるいは、信号送受信部110が当該アクティブ化命令に対する肯定応答の送達確認(ACK)をユーザ装置200から受信したタイミングであってもよい。また、セカンダリセルに対する新規な送信を示す制御チャネル(PDCCH)をユーザ装置200に送信するタイミングは、信号送受信部110が当該PDCCHをユーザ装置200に送信したタイミングであってもよく、あるいは、当該PDCCHがダウンリンク送信の指示である場合には、当該PDCCHに対するACKをユーザ装置200から受信したタイミングであり、当該PDCCHがアップリンク送信指示である場合には、対応するPUSCHをユーザ装置200から受信したタイミングであってもよい。
なお、起動契機及び再起動契機となるPDCCHは、MAC CE、SRB(Signaling Radio Bearer)データ、PDCP/RLC(Packet Data Convergence Protocol/Radio Link Control)制御データ、SIP(Session Initiation Protocol)信号などの上位の制御信号などの制御信号の送信のためのPDCCHを除くものであってもよい。
なお、セル管理部120が別の要因でセカンダリセルを非アクティブ化した場合(例えば、セカンダリセルの品質劣化により、当該セカンダリセルに対して非アクティブ化指示を行った場合)、すなわち、SCell Deactivation Timer_eNB 131の満了に応答することなくセカンダリセルを非アクティブ化した場合、タイマ管理部130は、SCell Deactivation Timer_eNB 131をリセットして、停止する。
図6は、本発明の第1実施例による基地局におけるセル管理処理を示すフロー図である。当該セル管理処理は、例えば、基地局100が、ユーザ装置200に設定したセカンダリセルをアクティブ化した際に開始される。
図6に示されるように、ステップS101において、基地局100は、SCell Deactivation Timer_eNB 131を起動する。すなわち、ユーザ装置200に設定したセカンダリセルをアクティブ化し、所定の起動契機が発生したため、基地局100は、SCell Deactivation Timer_eNB 131を起動する。
ステップS102において、基地局100は、起動中のSCell Deactivation Timer_eNB 131に対して所定の再起動契機が発生したか判定する。当該所定の再起動契機は、例えば、信号送受信部110がアクティブ状態のセカンダリセルに対する新規な送信を示す制御チャネル(PDCCH)をユーザ装置200に送信するタイミングであってもよい。また、当該所定の再起動契機は、標準規格において規定されるSCell Deactivation Timerの再起動契機と同じものであってもよい。所定の再起動契機が発生した場合(S102:Y)、基地局100は、ステップS101に戻って、SCell Deactivation Timer_eNB 131を再起動する。他方、所定の再起動契機が発生していない場合(S102:N)、基地局100は、ステップS103に移行する。
ステップS103において、基地局100は、SCell Deactivation Timer_eNB 131が満了したか判定する。SCell Deactivation Timer_eNB 131が満了していない場合(S103:N)、基地局100は、ステップS102に戻り、SCell Deactivation Timer_eNB 131が満了するまで所定の再起動契機が発生したか判定し続ける。他方、SCell Deactivation Timer_eNB 131が満了した場合(S103:Y)、基地局100は、ステップS104において、当該セカンダリセルを非アクティブ化するための非アクティブ命令をユーザ装置200に送信し、当該セル管理処理は終了する。
次に、図7〜11を参照して、本発明の第2実施例による基地局を説明する。第2実施例では、基地局100は、各セカンダリセルについて当該セカンダリセルを繰り返しアクティブ化するため、所定の周期で繰り返し再起動される周期タイマ(Periodic Timer)と、当該周期タイマを停止するための周期タイマ制御手段(Inactive Timer,Inactive Counter)とを有する。周期タイマ制御手段によって停止されるまでに周期タイマが満了する毎に、基地局100は、セカンダリセルに割り当てられているユーザ装置200に当該セカンダリセルをアクティブ化するためのアクティブ化命令を送信する。尚、本実施例においては、第1実施例とは異なり、標準化上の非アクティブ化タイマは有限値に設定することが想定される。
標準仕様で規定されているように、基地局100及びユーザ装置200はそれぞれ、セカンダリセルがアクティブ化される毎に起動され、満了すると当該セカンダリセルを自律的に非アクティブ化するタイマ(SCell Deactivation Timer)を有する。基地局100からの定期的なアクティブ化命令の受信によって、ユーザ装置200は当該タイマを再起動する。このため、基地局100から定期的なアクティブ化命令を受信している間は、ユーザ装置200は、当該セカンダリセルを自律的に非アクティブ化しない。周期タイマ制御手段によって周期タイマが停止されると、基地局100は、ユーザ装置200にアクティブ化命令を送信することを止めることになる。その後、Scell Deactivation Timerが満了すると、ユーザ装置200は、当該セカンダリセルを非アクティブ化する。このように、基地局100は、ユーザ装置200の自律的な非アクティブ化機能を制御するためにユーザ装置200に定期的にアクティブ化命令を送信することによって、基地局100が意図したタイミングでセカンダリセルを非アクティブ化することが可能になる。
図7は、本発明の第2実施例を概略的に示す図である。図7に示される実施例では、周期タイマ制御手段は、所定の期間を計時する停止タイマ(Inactive Timer)である。図7に示されるように、基地局100は、Inactive Timerの計時中に周期タイマ(Periodic Timer)が満了する毎に、基地局100は、ユーザ装置200にアクティブ化命令を送信する。Inactive Timerが満了すると、基地局100は、Periodic Timerを停止し、アクティブ化命令をユーザ装置200に送信することを止める。その後、ユーザ装置200のSCell Deactivation Timerが満了すると、ユーザ装置200は、当該セカンダリセルを自律的に非アクティブ化する。
図8は、本発明の第2実施例による基地局の構成を示すブロック図である。図8に示されるように、基地局100は、信号送受信部110、セル管理部120及びタイマ管理部130を有する。また、タイマ管理部130は、周期タイマ132及び周期タイマ制御手段133を有する。
信号送受信部110は、ユーザ装置200と無線信号を通信する。キャリアアグリゲーションでは、信号送受信部110は、プライマリセル及び/又はセカンダリセルを介しデータ信号及び/又は制御信号から構成される無線信号をユーザ装置200とやりとりする。例えば、信号送受信部110は、ユーザ装置200からの要求に応答してサーバから提供されたデータを無線信号に変換し、要求元のユーザ装置200に送信する。また、信号送受信部110は、ユーザ装置200と無線通信するのに必要なスケジューリング情報や各種シグナリングなどの制御情報を無線信号に変換し、ユーザ装置200に送信する。また、信号送受信部110は、割り当てられたプライマリセル及び/又はセカンダリセルの無線リソースを利用してユーザ装置200がデータ信号を送信すると、受信したデータ信号を送信先のサーバに転送する。また、割り当てられたプライマリセル及び/又はセカンダリセルの無線リソースを利用してユーザ装置200が制御信号を送信すると、信号送受信部110は、受信した制御信号を以降の通信に利用したり、及び/又は上位局に転送する。
セル管理部120は、無線信号を通信するためユーザ装置200に割り当てられるプライマリセルとセカンダリセルとを管理する。プライマリセル(PCell)は、ユーザ装置200との接続性を担保する信頼性の高いセルであり、プライマリセルを変更する場合にはユーザ装置200はハンドオーバを実行する必要がある。セカンダリセル(SCell)は、プライマリセルに追加されてユーザ装置200に設定されるセルである。セカンダリセルの追加及び削除は、RRCのコンフィギュレーションにより行われる。
セカンダリセルは、RRCのコンフィギュレーションによりユーザ装置200に設定された直後は、非アクティブ状態である。このため、設定されたセカンダリセルを通信可能な状態、すなわち、スケジューリング可能な状態にするには、当該セカンダリセルをアクティブ状態に遷移させる必要がある。LTE−Aシステムでは、セカンダリセルをアクティブ状態及び非アクティブ状態に遷移させるため、基地局100は、それぞれMACレイヤにおいてアクティブ化命令及び非アクティブ化命令のMAC CEをユーザ装置200に送信することによって、ユーザ装置200をアクティブ状態/非アクティブ状態に遷移させる。
当該アクティブ化命令を基地局100から受信すると、ユーザ装置200は、当該セカンダリセルをアクティブ化すると共に、SCell Deactivation Timerを起動する。SCell Deactivation Timerは、任意の有限値に設定され、標準仕様によると最大1.28秒に設定される。基地局100もまた、ユーザ装置200からアクティブ化命令に対する肯定応答の送達確認(ACK)を受信すると、SCell Deactivation Timerを起動する。すなわち、基地局100とユーザ装置200とが、各自のSCell Deactivation Timerを保持し、アクティブ化された当該セカンダリセルの状態を管理する。SCell Deactivation Timerの起動後、セル管理部120が当該セカンダリセルにおいて新規無線リソースをユーザ装置200にスケジューリングすると、セル管理部120とユーザ装置200とは、各自のSCell Deactivation Timerをリセットして再起動する。その後、SCell Deactivation Timerが所定の期間を超過するか、又は当該セカンダリセルに対する非アクティブ化命令がユーザ装置200に送信されると、ユーザ装置200は、当該セカンダリセルを非アクティブ状態に遷移させ、セル管理部120もまた、当該非アクティブ化命令に対するACKを受信することによって当該セカンダリセルが非アクティブ化されたと認識し、当該セカンダリセルにおけるユーザ装置200へのスケジューリングをやめる。
タイマ管理部130は、SCell Deactivation Timerに加えて、セカンダリセルを繰り返しアクティブ化するための周期タイマ132(Periodic Timer)と、周期タイマ132を停止するための周期タイマ制御手段133とを有する。本実施例では、周期タイマ制御手段133は、停止タイマ(Inactive Timer)133である。
周期タイマ132は、所定の起動契機及び再起動契機に応答して起動及び再起動されると共に、所定の周期で繰り返し再起動される。周期タイマ132が満了すると、セル管理部120は、当該セカンダリセルをアクティブ化するためのアクティブ化命令をユーザ装置200に送信する。当該アクティブ化命令を受信すると、ユーザ装置200は、セカンダリセルをアクティブ化すると共に、自らのSCell Deactivation Timerをリセットして再起動する。ユーザ装置200が自律的にセカンダリセルを非アクティブ化することを阻止するため、周期タイマ132の再起動周期は、SCell Deactivation Timerの期間より短く設定されてもよい。
周期タイマ132の所定の起動契機及び再起動契機は、例えば、セカンダリセルをアクティブ化するタイミング及びセカンダリセルに対する新規な送信を示す制御チャネル(PDCCH)をユーザ装置200に送信するタイミングを含むものであってもよい。ここで、セカンダリセルをアクティブ化するタイミングは、信号送受信部110が当該セカンダリセルをアクティブ化するためのアクティブ化命令をユーザ装置200に送信したタイミングであってもよく、あるいは、信号送受信部110が当該アクティブ化命令に対する肯定応答の送達確認(ACK)をユーザ装置200から受信したタイミングであってもよい。また、セカンダリセルに対する新規な送信を示す制御チャネル(PDCCH)をユーザ装置200に送信するタイミングは、信号送受信部110が当該PDCCHをユーザ装置200に送信したタイミングであってもよく、あるいは、当該PDCCHがダウンリンク送信の指示である場合には、当該PDCCHに対するACKをユーザ装置200から受信したタイミングであり、当該PDCCHがアップリンク送信指示である場合には、対応するPUSCHをユーザ装置200から受信したタイミングであってもよい。
停止タイマ133は、所定の期間を計時し、計時した期間が所定の期間以上になると、タイマ管理部130は周期タイマ132を停止する。停止タイマ133の所定の期間は、周期タイマ132の再起動周期より長く設定される。また、SCell Deactivation Timerの期間を延長するには、停止タイマ133の所定の期間は、SCell Deactivation Timerの期間より長く設定される。
停止タイマ133は、所定の起動契機及び再起動契機に応答して起動及び再起動される。当該所定の起動契機及び再起動契機は、例えば、非アクティブ状態のセカンダリセルをアクティブ化したタイミング及びセカンダリセルに対する新規な送信を示す制御チャネル(PDCCH)をユーザ装置200に送信するタイミングを含むものであってもよい。ここで、周期タイマ132の起動契機であるセカンダリセルをアクティブ化するタイミングは、当該アクティブ化の直前の当該セカンダリセルの状態がアクティブ状態と非アクティブ状態の何れであってもよいのに対して、停止タイマ133の起動契機である非アクティブ状態のセカンダリセルをアクティブ化したタイミングは、当該アクティブ化の直前の当該セカンダリセルの状態が非アクティブ状態であることに留意されたい。また、セカンダリセルに対する新規な送信を示す制御チャネル(PDCCH)をユーザ装置200に送信するタイミングは、信号送受信部110が当該PDCCHをユーザ装置200に送信したタイミングであってもよく、あるいは、当該PDCCHがダウンリンク送信の指示である場合には、当該PDCCHに対するACKをユーザ装置200から受信したタイミングであり、当該PDCCHがアップリンク送信指示である場合には、対応するPUSCHをユーザ装置200から受信したタイミングであってもよい。ただし、停止タイマ133の起動契機及び再起動契機となるPDCCHは、アップリンクMAC CE、ダウンリンクMAC CE、SRB(Signaling Radio Bearer)データ、PDCP/RLC(Packet Data Convergence Protocol/Radio Link Control)制御データ、SIP(Session Initiation Protocol)信号などの上位の制御信号などの制御信号の送信のためのPDCCHを除くものであってもよい。
停止タイマ133の起動中に周期タイマ132が満了すると、セル管理部120は、当該セカンダリセルに割り当てられているユーザ装置200にセカンダリセルをアクティブ化するためのアクティブ化命令を送信するよう信号送受信部110に指示すると共に、タイマ管理部130は、周期タイマ132をリセットして再起動する。停止タイマ133が満了すると、タイマ管理部130は、周期タイマ132を停止する。
図9は、本発明の第2実施例による基地局における一例となるセル管理処理を示すフロー図である。当該セル管理処理は、例えば、非アクティブ状態のセカンダリセルをアクティブ化したことに応答して開始される。すなわち、基地局100は、周期タイマ132と停止タイマ133とを起動している。
図9に示されるように、ステップS201において、基地局100は、停止タイマ133が満了したか判定する。停止タイマ133が満了している場合(S201:Y)、基地局100は、もはやユーザ装置200のSCell Deactivation Timerを再起動する必要はないと判断し、ステップS205において周期タイマ132を停止し、当該セル管理処理を停止する。他方、停止タイマ133が満了していない場合(S201:N)、基地局100は、ステップS202に移行する。
ステップS202において、基地局100は、周期タイマ132が満了したか判定する。周期タイマ132が満了していない場合(S202:N)、基地局100は、ステップS201に戻り、周期タイマ132と停止タイマ133との何れかが満了するまで、周期タイマ132及び停止タイマ133の計時を継続する。他方、周期タイマ132が満了している場合(S202:Y)、基地局100は、ステップS203において、当該セカンダリセルをアクティブ化するためのアクティブ化命令をユーザ装置200に送信する。当該アクティブ化命令を受信すると、ユーザ装置200は、セカンダリセルをアクティブ化すると共に、ユーザ装置200のSCell Deactivation Timerをリセットして再起動する。これにより、少なくとも再起動されたSCell Deactivation Timerが満了するまで、基地局100は、ユーザ装置200が当該セカンダリセルを自律的に非アクティブ化することを阻止することができる。
ステップS204において、基地局100は、周期タイマ132をリセットして再起動する。当該再起動は、例えば、基地局100がユーザ装置200にアクティブ化命令を送信したタイミングであってもよいし、又は基地局100がユーザ装置200からアクティブ化命令に対する肯定応答の送達確認(ACK)を受信したタイミングであってもよい。周期タイマ132を再起動すると、基地局100は、ステップS201に戻り、停止タイマ133が満了して周期タイマ132を停止するまで、上述したステップを繰り返す。
図10は、本発明の第2実施例の変形を概略的に示す。本実施例では、基地局100は、周期タイマ132を停止する周期タイマ制御手段133として停止カウンタ(Inactive Counter)133を利用する。
停止カウンタ133は、周期タイマ132の起動及び再起動の回数を計数し、計数した回数が所定の回数以上になると、タイマ管理部130は、周期タイマ132を停止する。SCell Deactivation Timerの期間を延長するには、停止カウンタ133の所定の回数は、周期タイマ132の再起動周期と停止カウンタ133の所定の回数との積がSCell Deactivation Timerの期間より長くなるよう設定される。停止カウンタ133は、所定の起動契機に応答して起動される(Inactive Counter=0)。周期タイマ132が満了すると、カウンタ管理部130は、停止カウンタ133をインクリメントする。その後、停止カウンタ133が満了すると(図示された例では、Inactive Counter=2)、周期タイマ132は停止され、ユーザ装置200のSCell Deactivation Timerの満了により当該セカンダリセルは、自律的に非アクティブ化される。
停止カウンタ133の所定の起動契機は、例えば、非アクティブ状態のセカンダリセルをアクティブ化したタイミング及びセカンダリセルに対する新規な送信を示す制御チャネル(PDCCH)をユーザ装置200に送信するタイミングを含むものであってもよい。ここで、周期タイマ132の起動契機であるセカンダリセルをアクティブ化するタイミングは、当該アクティブ化の直前の当該セカンダリセルの状態がアクティブ状態と非アクティブ状態の何れであってもよいのに対して、停止カウンタ133の起動契機である非アクティブ状態のセカンダリセルをアクティブ化したタイミングは、当該アクティブ化の直前の当該セカンダリセルの状態が非アクティブ状態であることに留意されたい。また、セカンダリセルに対する新規な送信を示す制御チャネル(PDCCH)をユーザ装置200に送信するタイミングは、信号送受信部110が当該PDCCHをユーザ装置200に送信したタイミングであってもよく、あるいは、当該PDCCHがダウンリンク送信の指示である場合には、当該PDCCHに対するACKをユーザ装置200から受信したタイミングであり、当該PDCCHがアップリンク送信指示である場合には、対応するPUSCHをユーザ装置200から受信したタイミングであってもよい。ただし、停止カウンタ133の起動契機となるPDCCHは、アップリンクMAC CE、ダウンリンクMAC CE、SRB(Signaling Radio Bearer)データ、PDCP/RLC(Packet Data Convergence Protocol/Radio Link Control)制御データ、SIP(Session Initiation Protocol)信号などの上位の制御信号などの制御信号の送信のためのPDCCHを除くものであってもよい。
図11は、本発明の第2実施例による基地局における他の例となるセル管理処理を示すフロー図である。当該セル管理処理は、例えば、非アクティブ状態のセカンダリセルをアクティブ化したことに応答して開始される。すなわち、基地局100は、周期タイマ132と停止カウンタ133とを起動している。
図11に示されるように、ステップS301において、基地局100は、停止カウンタ133が所定の回数に達して満了したか判定する。停止カウンタ133が満了している場合(S301:Y)、基地局100は、もはやユーザ装置200のSCell Deactivation Timerを再起動する必要はないと判断し、ステップS305において周期タイマ132を停止し、当該セル管理処理を停止する。他方、停止カウンタ133が満了していない場合(S301:N)、基地局100は、ステップS302に移行する。
ステップS302において、基地局100は、周期タイマ132が満了したか判定する。周期タイマ132が満了していない場合(S302:N)、基地局100は、ステップS301に戻り、周期タイマ132が満了するか、又は停止カウンタ133が所定の回数以上になるまで、周期タイマ132の計時と停止カウンタ133の計数を継続する。他方、周期タイマ132が満了している場合(S302:Y)、基地局100は、ステップS303において、当該セカンダリセルをアクティブ化するためのアクティブ化命令をユーザ装置200に送信する。当該アクティブ化命令を受信すると、ユーザ装置200は、セカンダリセルをアクティブ化すると共に、ユーザ装置200のSCell Deactivation Timerをリセットして再起動する。これにより、少なくとも再起動されたSCell Deactivation Timerが満了するまで、基地局100は、ユーザ装置200が当該セカンダリセルを自律的に非アクティブ化することを阻止することができる。
ステップS304において、基地局100は、周期タイマ132をリセットして再起動する。当該再起動は、例えば、基地局100がユーザ装置200にアクティブ化命令を送信したタイミングであってもよいし、又は基地局100がユーザ装置200からアクティブ化命令に対する肯定応答の送達確認(ACK)を受信したタイミングであってもよい。周期タイマ132を再起動して停止カウンタ133をインクリメントすると、基地局100は、ステップS301に戻り、停止カウンタ133が所定の回数に達して周期タイマ132を停止するまで、上述したステップを繰り返す。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 無線通信システム
100 基地局
110 信号送受信部
120 セル管理部
130 タイマ管理部
131 セカンダリセル非アクティブ化タイマ(SCell Deactivation Timer_eNB)
132 周期タイマ
133 周期タイマ制御手段(停止カウンタ)
200 ユーザ装置

Claims (10)

  1. ユーザ装置と無線信号を通信する信号送受信部と、
    前記無線信号を通信するため前記ユーザ装置に割り当てられるプライマリセルとセカンダリセルとを管理するセル管理部と、
    前記セカンダリセルのアクティブ状態を制御するためのタイマを管理するタイマ管理部と、
    を有する基地局であって、
    前記タイマ管理部は、前記セカンダリセルを非アクティブ化するため、所定の起動契機に応答して起動又は再起動されるセカンダリセル非アクティブ化タイマを有し、前記割り当てられたセカンダリセルを前記ユーザ装置が自律的に非アクティブ化するための機能を無効にするための指示を前記ユーザ装置に送信し、
    前記セカンダリセル非アクティブ化タイマが満了すると、前記セル管理部は、前記セカンダリセルに割り当てられている前記ユーザ装置に前記セカンダリセルを非アクティブ化するための非アクティブ化命令を送信するよう前記信号送受信部に指示する基地局。
  2. 前記セル管理部は、前記割り当てられたセカンダリセルを前記ユーザ装置が自律的に非アクティブ化するための機能を無効にするため、前記ユーザ装置が前記セカンダリセルを自律的に非アクティブ化するためのタイマを無限に設定するよう前記ユーザ装置に指示する、請求項1記載の基地局。
  3. 前記所定の起動契機は、前記セカンダリセルをアクティブ化するタイミング及び前記セカンダリセルに対する新規な送信を示す制御チャネルを前記ユーザ装置に送信するタイミングを含む、請求項1又は2記載の基地局。
  4. 前記セル管理部が前記セカンダリセル非アクティブ化タイマの満了に応答することなく前記セカンダリセルを非アクティブ化した場合、前記タイマ管理部は、前記セカンダリセル非アクティブ化タイマを停止する、請求項1記載の基地局。
  5. キャリアアグリゲーションによりユーザ装置と通信する基地局における方法であって、
    割り当てられたセカンダリセルを前記ユーザ装置が自律的に非アクティブ化するための機能を無効にするための指示を前記ユーザ装置に送信するステップと、
    所定の起動契機に応答して、セカンダリセルを非アクティブ化するためのセカンダリセル非アクティブ化タイマを起動又は再起動するステップと、
    前記セカンダリセル非アクティブ化タイマが満了すると、前記セカンダリセルに割り当てられている前記ユーザ装置に前記セカンダリセルを非アクティブ化するための非アクティブ化命令を送信するステップとを有する方法。
  6. ユーザ装置と無線信号を通信する信号送受信部と、
    前記無線信号を通信するため前記ユーザ装置に割り当てられるプライマリセルとセカンダリセルとを管理するセル管理部と、
    前記セカンダリセルのアクティブ状態を制御するためのタイマを管理するタイマ管理部と、
    を有する基地局であって、
    前記タイマ管理部は、前記セカンダリセルを繰り返しアクティブ化するため、所定の周期で繰り返し再起動される周期タイマと、前記周期タイマを停止するための周期タイマ制御手段とを有し、
    前記周期タイマ制御手段によって停止されるまでに前記周期タイマが満了する毎に、前記セル管理部は、前記セカンダリセルに割り当てられている前記ユーザ装置に前記セカンダリセルをアクティブ化するためのアクティブ化命令を送信するよう前記信号送受信部に指示する基地局。
  7. 前記周期タイマ制御手段は、所定の期間を計時する停止タイマであり、
    前記停止タイマの計時中に前記周期タイマが満了する毎に、前記セル管理部は、前記セカンダリセルに割り当てられている前記ユーザ装置に前記セカンダリセルをアクティブ化するためのアクティブ化命令を送信するよう前記信号送受信部に指示し、
    前記停止タイマが満了すると、前記タイマ管理部は前記周期タイマを停止する、請求項6記載の基地局。
  8. 前記周期タイマ制御手段は、前記周期タイマの起動及び再起動の回数を計数する停止カウンタであり、
    前記停止カウンタの計数中に前記周期タイマが満了すると、前記セル管理部は、前記セカンダリセルに割り当てられている前記ユーザ装置に前記セカンダリセルをアクティブ化するためのアクティブ化命令を送信するよう前記信号送受信部に指示し、
    前記計数した回数が所定の回数以上になると、前記タイマ管理部は前記周期タイマを停止する、請求項6記載の基地局。
  9. キャリアアグリゲーションによりユーザ装置と通信する基地局における方法であって、
    非アクティブ状態のセカンダリセルをアクティブ化することに応答して周期タイマと停止タイマとを起動するステップと、
    前記停止タイマが満了したか判定するステップと、
    前記停止タイマが満了した場合には、前記周期タイマを停止し、前記停止タイマが満了していない場合には、前記周期タイマが満了する毎に、前記ユーザ装置に前記セカンダリセルをアクティブ化するためのアクティブ化命令を送信し、前記周期タイマをリセットして再起動するステップとを有する方法。
  10. キャリアアグリゲーションによりユーザ装置と通信する基地局における方法であって、
    非アクティブ状態のセカンダリセルをアクティブ化することに応答して周期タイマと停止カウンタとを起動するステップと、
    前記停止カウンタが所定の回数以上であるか判定するステップと、
    前記停止カウンタが所定の回数以上である場合には、前記周期タイマを停止し、前記停止カウンタが所定の回数未満である場合には、前記周期タイマが満了する毎に、前記ユーザ装置に前記セカンダリセルをアクティブ化するためのアクティブ化命令を送信し、前記周期タイマをリセットして再起動し、前記停止カウンタをインクリメントするステップとを有する方法。
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