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JP6163087B2 - 点字表示装置 - Google Patents
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本発明は、点字を表示する点字表示装置に関するものである。
従来から、例えば、特許文献1に示すように、6本の点字ピンを進出及び後退させることによって点字を表示するように構成された点字表示装置が知られている。特許文献1の装置は、6本の点字ピンをそれぞれ駆動するためのコイル等からなる6つの駆動部を有しており、これら駆動部が制御部によって独立して制御されるようになっている。特許文献1では6本の点字ピンを駆動するために6つの駆動部を設けているので、点字表示装置が大型化するという問題がある。
そこで、例えば特許文献2のように、駆動部の数を6つよりも少なくしながら、全ての点字パターンを表示できるようにすることが考えられる。
特許文献2の装置は、2つの回転体と、各回転体を所定の角度だけ回動させる駆動部とを備えている。各回転体は多角形状に形成されており、その外周面には、全ての点字パターンが刻まれている。回転体を駆動部で所定角度だけ回動させることで、外周面の点字パターンのうち、所望の点字パターンを表示位置に位置付けて使用者がその点字パターンに触れて読み取ることが可能になっている。
特開2004−184691号公報 特開2007−3739号公報
ところで、点字の種類は多く、しかも、各点字の大きさは決まっているので、特許文献2のように回転体の外周面に全ての点字パターンを刻むためには、回転体の外周面の周方向の長さを長くする必要がある。回転体の外周面の長さを長くするためには、回転体の直径を大きくしなければならず、結果として点字表示装置が大型化してしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、多数種の点字を表示することが可能な点字表示装置を小型化することにある。
上記目的を達成するために、第1及び第2点字構成部材に複数の凸部を所定の間隔で設けておき、これら点字構成部材を独立して駆動することによって点字を表示するようにした。
第1の発明は、多数種の点字を順に表示するように構成された点字表示装置において、1文字の点字の一部を構成するための第1点字構成部材と、上記1文字の点字の他の部分を構成するための第2点字構成部材と、上記第1及び第2点字構成部材を独立して動かすための駆動部と、入力された文字情報に基づいて上記駆動部を制御する制御部とを備え、上記第1及び第2点字構成部材の各々には、上記点字を構成する複数の凸部が、上記駆動部による駆動方向に並ぶように設けられ、隣り合う凸部の間には、多数種の点字パターンに対応するように所定の間隔が設けられ、上記制御部は、入力された文字情報に基づいて表示する点字1文字の一部を構成するように上記第1点字構成部材を駆動するとともに、他の部分を構成するように上記第2点字構成部材を駆動するように構成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、例えば、点字1文字が6つの凸部で構成される文字の場合には、第1点字構成部材の凸部が3つ連続して並んでいる部分が使用者の指に触れるように、また、第2点字構成部材も同様な部分が使用者の指に触れるように、各点字構成部材を駆動部により駆動する。これにより、6つの凸部で構成される点字が表示される。
また、例えば2つの凸部で構成される点字の場合には、第1点字構成部材の凸部が1つ形成され、かつ、その隣りに凸部の無い部分、即ち、所定の間隔をあけて凸部が形成されている部分が使用者の指に触れるように、また、第2点字構成部材も同様な部分が使用者の指に触れるように、各点字構成部材を駆動部により駆動する。これにより、2つの凸部で構成される点字が表示される。
以上のようにして第1及び第2点字構成部材を独立して駆動するだけで多数種の点字を切り替えて表示することが可能になる。
第2の発明は、第1の発明において、上記第1及び第2点字構成部材は、無端ベルトで構成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、第1及び第2点字構成部材を駆動部により駆動する際、循環駆動すればよいので、構造がシンプルになるとともに、点字表示装置をコンパクトにすることが可能になる。
第3の発明は、第2の発明において、上記無端ベルトの外周面に凸部が形成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、凸部を容易に形成することが可能になるとともに、使用者が凸部の形成された部分と形成されない部分とを明確に判別できるようになる。
第4の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、上記駆動部は、モータと、該モータの回転力を上記第1及び第2点字構成部材に異なるタイミングで伝達するためのクラッチとを備えていることを特徴とするものである。
この構成によれば、モータの数を少なくしながら、第1及び第2点字構成部材を独立して駆動することが可能になる。
第1の発明によれば、1文字の点字の一部を構成するための第1点字構成部材と、1文字の点字の他の部分を構成するための第2点字構成部材とを設け、第1及び第2点字構成部材の各々に、複数の凸部を多数種の点字パターンに対応するように所定の間隔をあけて設けたので、第1及び第2点字構成部材を独立して駆動するだけで、多数種の点字を順に表示することができる。これにより、駆動部の数を少なくすることができるとともに、全ての点字パターンを予め刻んで準備しておく必要がないので、点字表示装置を小型化できる。
第2の発明によれば、第1及び第2点字構成部材を無端ベルトで構成したので、構造をシンプルにできるとともに、点字表示装置をコンパクトにすることができる。
第3の発明によれば、第1及び第2点字構成部材となる無端ベルトの外周面に凸部を形成したので、凸部を容易に形成できるとともに、使用者が凸部の形成された部分と形成されない部分とを明確に判別できる。
第4の発明によれば、モーターとクラッチとを組み合わせて駆動部を構成したので、モーターの数を点字構成部材の数よりも少なくしながら、第1及び第2点字構成部材を独立して駆動することができる。よって、点字表示装置のコストを低減できる。
実施形態1にかかる点字表示装置の平面図である。 図1のII−II線断面図である。 第1ベルトの展開図である。 点字表示装置のブロック図である。 6つの凸部で1つの点字を構成する場合の図1相当図である。 図5のVI−VI線断面図である。 実施形態2にかかる点字表示装置のブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1にかかる点字表示装置1の平面図である。この点字表示装置1は、例えばパーソナルコンピュータと接続して使用することができるものであり、パーソナルコンピュータから出力された文字情報に基づいて対応する点字を表示することができるように構成されている。
点字表示装置1は、ケーシング5と、第1無端ベルト(第1点字構成部材)10と、第2無端ベルト(第2点字構成部材)20と、駆動装置(駆動部)30と、制御装置(制御部)40とを備えている。ケーシング5は、同図に一例を示すように例えば直方体形状とすることができる。図2にも示すように、ケーシング5の上壁には、略矩形の貫通孔5aが形成されている。この貫通孔5a内に点字が1文字だけ表示される。点字表示装置1を使用する使用者は、指Yの腹がケーシング5の貫通孔5a内に位置するように、指Yをケーシング5の上壁に上から置くことになる。
この実施形態の説明では、使用者から見て右側となる側を単に「右」といい、使用者から見て左側となる側を単に「左」といい、使用者から見て奥側となる側を単に「奥」といい、使用者から見て手前側となる側を単に「手前」というものとする。
ケーシング5内には、第1無端ベルト10と、第2無端ベルト20と、駆動装置30と、制御装置40とが収容されている。尚、電源は外部から供給するようにしてもよいし、電池等を内蔵するようにしてもよい、
周知のように、1文字の点字は最大で6つの凸部によって構成され、読み取る者から見て右側部分に3つの凸部が縦方向に並び、左側部分にも3つの凸部が縦方向に並ぶようにして構成されている。
図1に示すように、第1無端ベルト10は、貫通孔5a内に表示する1文字の点字のうち、使用者から見て右側の部分(最大で3つの凸部)を構成するためのものであり、ケーシング5の手前側から奥側に向かって走行するようにケーシング5内において左右方向中央部よりも右側に偏位して配置されている。
第2無端ベルト20は、貫通孔5a内に表示する1文字の点字のうち、使用者から見て左側の部分(最大で3つの凸部)を構成するためのものであり、第1無端ベルト10と同様に手前側から奥側に向かって走行するようにケーシング5内において左右方向中央部よりも左側に偏位している。第1無端ベルト10と第2無端ベルト20とは、ケーシング5の左右方向に隣接している。
図2に示すように、第1無端ベルト10は、例えばゴム等を環状に成形することで得ることができる。第1無端ベルト10の外周面には、点字の凸部となる第1〜第4凸部11〜14が外方へ突出するように設けられている。第1〜第4凸部11〜14は、第1無端ベルト10の外周面に貼り付けることによって構成してもよいし、第1無端ベルト10に一体成形してもよい。第1〜第4凸部11〜14は、第1無端ベルト10の周方向に所定の間隔をあけて設けられている。この所定の間隔は、多数種の点字パターンに対応するように設定された間隔である。
すなわち、点字の右側には最大でも3つの凸部しかないので、そのパターンは2の3乗で8通り存在することになる。例えば凸部を1とし、平坦面を0とすると、下記の系列で示される。
系列:(0 0 0 1 1 1 0 1)
これを例えばループ状の部材に形成して送ることにより、8通りの状態を全て得ることができる。
具体的には、図3に第1無端ベルト10の展開状態を示すように、第1無端ベルト10は、周方向(図3では展開状態のため長手方向となる)に並ぶように8つの領域(第1〜第8領域A1〜A8)に仮想的に区画されている。第1〜第8領域A1〜A8の区画線を仮想線で示している。第1〜第8領域A1〜A8の大きさは互いに等しく設定されている。各領域A1〜A8の境界線の間隔は、一般の点字規格の点字を構成する凸部の中心間距離に対応している。従って、第1無端ベルト10の周方向に隣接する任意の3つの領域によって点字の右側部分が構成されることになる。
第1〜第3領域A1〜A3及び第7領域A7は、上記系列の「0」に相当する部分であり、凸部を有しておらず、平坦に形成されている。第4〜第6領域A4〜A6及び第8領域A8は、上記系列「1」に相当する部分であり、第4領域A4には第1凸部11が形成され、また、第5領域A5には第2凸部12が形成され、また、第6領域A6には第3凸部13が形成され、また、第8領域A8には第4凸部14が形成されている。
第1〜第3凸部11〜13の間隔は、点字を構成する凸部の中心間距離と等しい。一方、第3凸部13と第4凸部14との間には、凸部の無い第7領域A7が存在しているので、第3凸部13と第4凸部14との間隔は、第1凸部11と第2凸部12との間隔よりも点字の凸部一つ分だけ広くなっている。このように第1〜第4凸部11〜14の間隔を設定していることにより、多数種の点字パターンに対応することが可能になる。尚、第1無端ベルト10の幅は3mm程度が好ましい。
第2無端ベルト20は第1無端ベルト10と同様に構成されており、第1〜第8領域(図示せず)に区画されて第1〜第4凸部21〜24(図2に示す)が設けられている。
図1に示すように、駆動装置30は、第1モータ31及び第2モータ32と、第1駆動ローラ33及び第2駆動ローラ34と、第1従動ローラ35及び第2従動ローラ36とを備えている。第1モータ31及び第2モータ32は、例えば超小型のステッピングモータを使用することができる。
第1モータ31は第1無端ベルト10を駆動するためのものであり、ケーシング5内の右側において手前寄りに収容され、ケーシング5に固定されている。第1モータ31の出力軸31aは左右方向に延びており、この出力軸31aに第1駆動ローラ33が固定されている。従って、第1駆動ローラ33は、左右方向に延びる中心線周りに回転することになる。
また、第1従動ローラ35は、ケーシング5内の右側において奥側寄りに収容され、中心線が左右方向に延びる姿勢で、支持部材35aによって回転可能に支持されている。
第1無端ベルト10は、第1駆動ローラ33及び第1従動ローラ35に巻き掛けられている。第1モータ31が回転すると第1駆動ローラ33が回転し、これにより第1無端ベルト10が循環駆動される。第1無端ベルト10の循環駆動により第1従動ローラ35が回転して第1無端ベルト10が所定の軌道上を送られる。
第2モータ32は、第2無端ベルト20を駆動するためのものであり、ケーシング5内の左側において手前寄りに収容され、ケーシング5に固定されている。第2モータ32の出力軸32aも左右方向に延びており、この出力軸32aに第2駆動ローラ34が固定されている。従って、第2駆動ローラ34も左右方向に延びる中心線周りに回転することになる。
また、第2従動ローラ36は、ケーシング5内の左側において奥側寄りに収容され、中心線が左右方向に延びる姿勢で、支持部材36aによって回転可能に支持されている。
第2無端ベルト20は、第2駆動ローラ34及び第2従動ローラ36に巻き掛けられている。第2モータ32が回転すると第2駆動ローラ34が回転し、これにより第2無端ベルト20が循環駆動される。第2無端ベルト20の循環駆動により第2従動ローラ36が回転して第2無端ベルト20が送られる。
制御装置40は、入力された文字情報に基づいて第1モータ31及び第2モータ32を個別に制御するように構成されている。制御装置40は、第1モータ31及び第2モータ32を別々のタイミング、あるいは同時に、所定の回転角度(回転数)だけ回転させて停止させることができるようになっている。回転角度の最小値は、第1無端ベルト10を1つの領域だけ送るのに対応する角度である。
制御装置40によって第1モータ31及び第2モータ32を制御することで、多種類の点字を表示できる。具体的には、例えば、点字の右側部分及び左側部分にそれぞれ3つの凸部が必要な点字(6つの凸部からなる点字)を表示する場合には次のように制御する。
第1無端ベルト10の第4〜第6領域A4〜A6がケーシング5の貫通孔5a内に位置するまで第1モータ31を回転させる。これにより、第4〜第6領域A4〜A6に形成されている第1〜第3凸部11〜13が貫通孔5a内に位置することになる。また、第2無端ベルト20の第4〜第6領域がケーシング5の貫通孔5a内に位置するまで第2モータ32を回転させる。これにより、第2無端ベルト20の第4〜第6領域に形成されている第1〜第3凸部21〜23が貫通孔5a内に位置することになる。よって、貫通孔5a内には、6つの凸部11〜13、21〜23によって点字が構成される。
また、図1に示すような点字を表示する場合には、次のように制御する。第1無端ベルト10の第6〜第8領域A6〜A8がケーシング5の貫通孔5a内に位置するまで第1モータ31を回転させる。これにより、第6領域A6及び第8領域A8に形成されている第3凸部13及び第4凸部14が貫通孔5a内に位置し、第7領域A7の平坦面が貫通孔5a内に位置することになる。また、第2無端ベルト20の第7領域、第8領域、第1領域がケーシング5の貫通孔5a内に位置するまで第2モータ32を回転させる。これにより、第2無端ベルト20の第8領域に形成されている第4凸部24が貫通孔5a内に位置し、第7領域の平坦面及び第1領域の平坦面が貫通孔5a内に位置することになる。よって、貫通孔5a内に図1に示すような点字が構成される。
また、第1無端ベルト10の第1〜第3領域A1〜A3がケーシング5の貫通孔5a内に位置するまで第1モータ31を回転させると、第1〜第3領域A1〜A3の平坦面が貫通孔5a内に位置することになる。また、第1無端ベルト10の第2〜第4領域A2〜A4がケーシング5の貫通孔5a内に位置するまで第1モータ31を回転させると、第2、第3領域A2、A3の平坦面が貫通孔5a内に位置し、第4領域A4の第1凸部11が貫通孔5a内に位置することになる。また、第1無端ベルト10の第5〜第7領域A5〜A7がケーシング5の貫通孔5a内に位置するまで第1モータ31を回転させると、第5、第6領域A5、A6に形成されている第2及び第3凸部12,13が貫通孔5a内に位置し、第7領域A7の平坦面が貫通孔5a内に位置することになる。このように、第1無端ベルト10の第1〜第4凸部11〜14は、それぞれ、1つの点字を表示するためだけに使用されるのではなく、複数種の点字で使用される。尚、第2無端ベルト20も同様に駆動することができる。
以上のように、第1無端ベルト10及び第2無端ベルト20を駆動することで、貫通孔5a内の凸部の数、凸部の形成位置を変更して全ての点字を表示することができる。
したがって、この実施形態1にかかる点字表示装置1によれば、第1及び第2無端ベルト10,20の各々に、複数の凸部11〜14、21〜24を多数種の点字パターンに対応するように所定の間隔をあけて設けている。これにより、第1及び第2無端ベルト10,20を独立して駆動するだけで、多数種の点字を順に表示することができる。よって、駆動部の数を少なくすることができるとともに、全ての点字パターンを予め刻んで準備しておく必要がないので、点字表示装置1を小型化できる。
また、第1及び第2無端ベルト10,20を循環駆動するようにしたので、構造をシンプルにできるとともに、点字表示装置1をより一層コンパクトにすることができる。
また、第1及び第2無端ベルト10,20の外周面に凸部11〜14、21〜24を形成するようにしたので、凸部11〜14、21〜24を容易に形成できるとともに、使用者が凸部11〜14、21〜24の形成された部分と形成されない部分(平坦面)とを明確に判別できる。
尚、第1モータ31及び第2モータ32は正転と逆転とに切り替えるようにしてもよい。
(実施形態2)
図7は本発明の実施形態2にかかる点字表示装置1のブロック図を示すものである。この実施形態2の点字表示装置1は、実施形態1のものに対し、駆動装置30及び制御装置40の構成が異なるだけで他の部分は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分について説明する。
すなわち、実施形態2では1つのモータ50で第1及び第2無端ベルト10,20を別々に駆動するようにしている。駆動装置30は、モータ50と、クラッチ51とを備えているとともに、モータ50の回転力を第1及び第2無端ベルト10,20に伝達する伝達装置(図示せず)も備えている。伝達装置は、1つの入力を2つに分けて出力することができる従来周知の構造のものを使用することができるので、詳細な説明は省略する。
クラッチ51は、伝達装置に内蔵されており、モータ50の回転力を第1駆動ローラ33に伝達し、第2駆動ローラ34には伝達しない第1駆動状態と、第2駆動ローラ34に伝達し、第1駆動ローラ33には伝達しない第2駆動状態とに切り替えることができるように構成されている。
制御装置40は、モータ50を上記実施形態1の第1モータ31等の制御と同様に制御し、それとは別にクラッチ51も制御する。クラッチ51を第1駆動状態にしてモータ50を回転させると、第1無端ベルト10を実施形態1と同様に駆動することができる。このとき、第2無端ベルト20は移動しない。一方、クラッチ51を第2駆動状態にしてモータ50を回転させると、第2無端ベルト20を実施形態1と同様に駆動することができる。
したがって、この実施形態2にかかる点字表示装置1によれば、実施形態1のものと同様に、第1及び第2無端ベルト10,20の各々に、複数の凸部11〜14、21〜24を多数種の点字パターンに対応するように所定の間隔をあけて設けているので、駆動部の数を少なくすることができるとともに、全ての点字パターンを予め刻んで準備しておく必要がなく、点字表示装置1を小型化できる。
また、モータ50とクラッチ51とを組み合わせて駆動装置30を構成したので、モータ50の数を無端ベルトの数よりも少なくしながら、第1及び第2無端ベルト10,20を独立して駆動することができる。よって、点字表示装置1のコストを低減できる。
尚、上記実施形態1、2では、第1及び第2点字構成部材を無端ベルトで構成しているが、これに限らず、例えば、平面視で図3に示すような形の長尺状の棒材や板材であってもよい。この場合、第1及び第2点字構成部材を駆動装置によって長手方向に移動(直動)させればよい。
以上説明したように、本発明にかかる点字表示装置は、例えば視覚障害者への情報伝達手段として使用できる。
1 点字表示装置
10 第1無端ベルト(第1点字構成部材)
11〜14 第1〜第4凸部
20 第2無端ベルト(第2点字構成部材)
21〜24 第1〜第4凸部
30 駆動装置(駆動部)
31 第1モータ
32 第2モータ
40 制御装置(制御部)
50 モータ
51 クラッチ

Claims (4)

  1. 多数種の点字を順に表示するように構成された点字表示装置において、
    1文字の点字の一部を構成するための第1点字構成部材と、
    上記1文字の点字の他の部分を構成するための第2点字構成部材と、
    上記第1及び第2点字構成部材を独立して動かすための駆動部と、
    入力された文字情報に基づいて上記駆動部を制御する制御部とを備え、
    上記第1及び第2点字構成部材の各々には、上記点字を構成する複数の凸部が、上記駆動部による駆動方向に並ぶように設けられ、隣り合う凸部の間には、多数種の点字パターンに対応するように所定の間隔が設けられ、
    上記制御部は、入力された文字情報に基づいて表示する点字1文字の一部を構成するように上記第1点字構成部材を駆動するとともに、他の部分を構成するように上記第2点字構成部材を駆動するように構成されていることを特徴とする点字表示装置。
  2. 請求項1に記載の点字表示装置において、
    上記第1及び第2点字構成部材は、無端ベルトで構成されていることを特徴とする点字表示装置。
  3. 請求項2に記載の点字表示装置において、
    上記無端ベルトの外周面に凸部が形成されていることを特徴とする点字表示装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の点字表示装置において、
    上記駆動部は、モータと、該モータの回転力を上記第1及び第2点字構成部材に異なるタイミングで伝達するためのクラッチとを備えていることを特徴とする点字表示装置。
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