JP6163589B2 - 知覚感度評価装置、知覚感度評価装置の作動方法及びプログラム - Google Patents
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Description
上記の課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、知覚感度評価装置は、光刺激の発生時刻と音刺激の発生時刻との時間差と光刺激の発生時刻と対象者の反応時刻との時間差とに基づき、対象者が音刺激を知覚しているか、または/及び、知覚していないか、を判断するためのものである。知覚感度評価装置は、対象者に対して光刺激を呈示する手段と、対象者に対して音刺激を呈示する手段と、光刺激または/および音刺激への対象者の反応の運動情報を取得して反応時刻を取得する手段と、光刺激の発生時刻と音刺激の発生時刻との時間差と、光刺激の発生時刻と反応時刻との時間差と、を得る手段と、を備えることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、知覚感度評価装置は、光刺激の時系列と音刺激の時系列との差分と光刺激の時系列と対象者の運動情報の時系列との差分とに基づき、対象者が音刺激を知覚しているか、または/及び、知覚していないか、を判断するためのものである。知覚感度評価装置は、対象者に対して光刺激の時系列を呈示する手段と、対象者に対して音刺激の時系列を呈示する手段と、を含み、音刺激の時系列は、光刺激の時系列とは異なる部分を少なくとも含むものであり、光刺激の時系列と音刺激の時系列とが呈示された状態における対象者の反応の運動情報の時系列を取得する手段と、光刺激の時系列と音刺激の時系列との差分と、光刺激の時系列と運動情報の時系列との差分と、を得る手段と、を備えることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、知覚感度評価装置は、光刺激の時系列と音刺激の時系列との差分と光刺激の時系列と対象者の運動情報の時系列との差分とに基づき、対象者が音刺激を知覚しているか、または/及び、知覚していないか、を判断するためのものである。知覚感度評価装置は、対象者に対して光刺激の時系列を呈示する手段と、対象者に対して音刺激の時系列を呈示する手段と、を含み、音刺激の時系列は、光刺激の時系列とは異なる部分を少なくとも含むものであり、光刺激の時系列または/および音刺激の時系列への対象者の反応の運動情報の時系列を取得する手段と、光刺激の時系列と音刺激の時系列との差分と、光刺激の時系列と運動情報の時系列との差分と、を得る手段と、を備えることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、知覚感度評価装置は、第二の刺激の発生時刻と第一の刺激の発生時刻との時間差と第二の刺激の発生時刻と対象者の反応時刻との時間差とに基づき、対象者が第一の刺激を知覚しているか、または/及び、知覚していないか、を判断するためのものである。知覚感度評価装置は、対象者に対して第二の刺激を呈示する手段と、対象者に対して第一の刺激を呈示する手段と、第二の刺激または/および第一の刺激への対象者の反応の運動情報を取得して反応時刻を取得する手段と、第二の刺激の発生時刻と第一の刺激の発生時刻との時間差と、第二の刺激の発生時刻と反応時刻との時間差と、を得る手段と、を備えることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、知覚感度評価装置は、第二の刺激の時系列と第一の刺激の時系列との差分と第二の刺激の時系列と対象者の運動情報の時系列との差分とに基づき、対象者が第一の刺激を知覚しているか、または/及び、知覚していないか、を判断するためのものである。知覚感度評価装置は、対象者に対して第二の刺激の時系列を呈示する手段と、対象者に対して第一の刺激の時系列を呈示する手段と、を含み、第一の刺激の時系列は、第二の刺激の時系列とは異なる部分を少なくとも含むものであり、第二の刺激の時系列と第一の刺激の時系列とが呈示された状態における対象者の反応の運動情報の時系列を取得する手段と、第二の刺激の時系列と第一の刺激の時系列との差分と、第二の刺激の時系列と運動情報の時系列との差分と、を得る手段と、を備えることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、知覚感度評価装置は、第二の刺激の時系列と第一の刺激の時系列との差分と第二の刺激の時系列と対象者の運動情報の時系列との差分とに基づき、対象者が第一の刺激を知覚しているか、または/及び、知覚していないか、を判断するためのものである。知覚感度評価装置は、対象者に対して第二の刺激の時系列を呈示する手段と、対象者に対して第一の刺激の時系列を呈示する手段と、を含み、第一の刺激の時系列は、第二の刺激の時系列とは異なる部分を少なくとも含むものであり、第二の刺激の時系列または/および第一の刺激の時系列への対象者の反応の運動情報の時系列を取得する手段と、第二の刺激の時系列と第一の刺激の時系列との差分と、第二の刺激の時系列と運動情報の時系列との差分と、を得る手段と、を備えることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、知覚感度評価装置の作動方法は、光刺激の時系列と音刺激の時系列との差分と光刺激の時系列と対象者の運動情報の時系列との差分とに基づき、対象者が音刺激を知覚しているか、または/及び、知覚していないか、を判断するためのものである。知覚感度評価装置の作動方法は、知覚感度評価装置が、対象者に対して光刺激の時系列を呈示するステップと、知覚感度評価装置が、対象者に対して音刺激の時系列を呈示するステップと、を含み、音刺激の時系列は、光刺激の時系列とは異なる部分を少なくとも含むものであり、知覚感度評価装置が、光刺激の時系列と音刺激の時系列とが呈示された状態における対象者の反応の運動情報の時系列を取得するステップと、知覚感度評価装置が、光刺激の時系列と音刺激の時系列との差分と、光刺激の時系列と運動情報の時系列との差分と、を得るステップと、を備えることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明の他の態様によれば、知覚感度評価装置の作動方法は、第二の刺激の時系列と第一の刺激の時系列との差分と第二の刺激の時系列と対象者の運動情報の時系列との差分とに基づき、対象者が第一の刺激を知覚しているか、または/及び、知覚していないか、を判断するためのものである。知覚感度評価装置の作動方法は、知覚感度評価装置が、対象者に対して第二の刺激の時系列を呈示するステップと、知覚感度評価装置が、対象者に対して第一の刺激の時系列を呈示するステップと、を含み、第一の刺激の時系列は、第二の刺激の時系列とは異なる部分を少なくとも含むものであり、知覚感度評価装置が、第二の刺激の時系列と第一の刺激の時系列とが呈示された状態における対象者の反応の運動情報の時系列を取得するステップと、知覚感度評価装置が、第二の刺激の時系列と第一の刺激の時系列との差分と、第二の刺激の時系列と運動情報の時系列との差分と、を得るステップと、を備えることを特徴とする。
本実施形態では、非特許文献1の音と音の代わりに、音と光を一定のリズムで呈示する。なお、リズムとは、ある対象物(例えば、音や光)の時間的な変化を意味する。本実施形態では、音の有無と光の点滅によってリズムを呈示する。
図1を参照して評価実験に用いられる光刺激と音刺激とについて説明する。図1は、妨害効果の評価実験で対象者に呈示される光刺激と音刺激との構成例を説明する図である。まず、光刺激5と音刺激6を用意する。図1に示される複数の光刺激5は、符号5に枝数字−1,2,3,…を付して区別した。同様に図1に示される複数の音刺激6は、符号6に枝数字−1,2,3,…を付して区別した。図1Aの例では光刺激5と音刺激6とが同時に呈示され、図1Bの例では光刺激5と音刺激6とが所定の時間間隔Δtだけずれて呈示される。それぞれの刺激の間には任意の時間間隔が設けられている。
偏差を表す図である。縦軸は反応差分ΔTvm(ms)の標準偏差を、横軸は感覚レベルを表す
。図8は光刺激と音刺激との相対位相の影響の強さを感覚レベルの関数としてプロットしたものともいえる。
逆に言うと、妨害効果が最初に認められるレベルから0〜10dBの範囲に、最小可聴値がある。なお、図3〜7において、刺激差分Δtが480ms,560msでは、反応差分ΔTvmが見かけ上小さくなる傾向があるが、これは、刺激差分には周期性があるためで、刺激差分Δtが480ms,560msの条件では、音刺激の呈示が光刺激の呈示に先行するものの、音刺激と光刺激の時間差の絶対値は 0 msに近づくためだと考えられる。
以下、上述の原理を利用して、音刺激の光刺激に対する妨害効果を測定する知覚感度評価装置について説明する。
記憶部11には、光刺激5や音刺激6を後述する光呈示部16や音呈示部13で呈示するための情報が記憶される。光刺激5はタップする際に合わせる対象となる光であり、音刺激6は妨害効果の評価の対象となる音(例えば、周波数の異なる正弦波)である。光刺激5として光呈示部16(例えばディスプレイ)で画像等を呈示する場合には、画像表示に必要な情報が記憶される。また、光刺激5として光呈示部16(例えばLED)でLED光等を呈示する場合には、後述する制御部12から制御信号が出力される構成とし、記憶部11には光呈示部16で呈示するための情報が記憶されなくともよい。例えば、光刺激5は、音刺激6の種類が異なっても、これに関係なく予め用意された同じ光刺激を使用するものとする。なお、光刺激5、音刺激6は予め記憶部11に記憶されていなくてもよく、たとえば外部から入力されても良い。この場合、記憶部11は省略可能である。
制御部12は、所定時間に渡り、時間間隔を空けた複数個の光刺激5から構成される光刺激の列を後述する光呈示部16で呈示するための情報(以下、光刺激列情報ともいう)と、時間間隔を空けた複数個の音刺激6から構成される音刺激の列を後述する音呈示部13で呈示するための情報(以下、音刺激列情報ともいう)とを生成する。このとき、制御部12は、光刺激5と音刺激6との繰り返し回数の制御を実行し、所定の刺激差分Δtを成すように光刺激5と音刺激6との呈示時刻を制御する。言い換えると、制御部12は、所定の刺激差分Δtを成すように、光刺激列情報及び音刺激列情報とを生成する(S12)。より詳細には、制御部12は、所定の時間区間(例えば30s)の間、光呈示部16において呈示する光刺激の列(所定の時間長(例えば100ms)の複数個の光刺激5とこれらの間に挿入される時間間隔(例えば540ms)との規則的な組み合わせからなる光刺激の列)と、音呈示部13において呈示する音刺激6の列(所定の時間長(例えば100ms)の複数個の音刺激6とこれらの間に挿入される時間間隔(例えば540ms)との規則的な組み合わせからなる音刺激の列)とが、所定の刺激差分Δtを成すように、光刺激列情報及び音刺激列情報を生成する。例えば、所定の刺激差分Δtを実験条件のように、0ms,80ms,160ms,240ms,320ms,400ms,480ms,560msの8種類とし、30s毎に刺激差分Δtが変化するように制御してもよい。あるいは、刺激差分Δtが刺激呈示区間中に0msから光刺激の時間間隔(例えば540ms)の間で連続的に変化するように制御しても良い。本実施形態では、音刺激6を後述する音呈示部13で呈示するための情報は、記憶部11に予め記憶されている。制御部12は、記憶部11から音刺激6を後述する音呈示部13で呈示するための情報を読み込んで、音刺激列情報を生成し、光刺激の列を光呈示部16で呈示するための情報(制御信号)からなる光刺激列情報を生成し、所定の刺激差分Δtを成すように、各情報を音呈示部13及び光呈示部16に出力する。また、制御部12は、光刺激の変化の時系列(例えば、LEDを点灯させるための制御信号の出力開始時刻Tvの時系列)と刺激差分Δtとを妨害効果測定部15に出力する。
音呈示部13は、音刺激列情報を受け取り、再生し、時間的に変化する音刺激を対象者に呈示する(S13)。言い換えれば、音呈示部13は、時間間隔を空けた複数個の音刺激から構成される音刺激の列を呈示する。音呈示部13は、例えばアンプとスピーカ又はアンプとイヤホンにより構成される。また、既存のオージオメータに備わる音刺激呈示部を用いてもよい。
光呈示部16は、光刺激列情報を受け取り、光刺激列情報に対応する光を放射し、時間的に変化する光刺激を対象者に呈示する(S16)。言い換えれば、光呈示部16は、時間間隔を空けた複数個の光刺激から構成される光刺激の列を呈示する。光呈示部16は、例えばLEDやディスプレイにより構成される。
入力情報取得部14は、呈示される音刺激を聴きながら、光刺激の変化に合わせて意図的に反応する対象者の運動情報の時系列を取得する(S14)。例えば、実験条件のように、対象者には、呈示される光刺激5に同期するように指で、押しボタンを押すように指示する。ディスプレイ上をクリックするように、または、タッチパネルをタップするように表示してもよい。そして、入力情報取得部14は、呈示される音刺激の列を聴きながら、呈示される光刺激の列に合わせて拍を打つ人(対象者)の、拍情報の時系列を取得する。拍情報は押しボタンを押した時刻(例えば開始時刻)、ディスプレイをクリックした時刻、タップした時刻などからなり、運動情報に相当する。
妨害効果測定部15は、制御部12から光刺激の変化の時系列(例えば、LEDを点灯させるための制御信号の出力開始時刻Tvの時系列)と刺激差分Δtを受け取り、入力情報取得部14から運動情報の時系列を受け取る。妨害効果測定部15は、所定の刺激差分Δtにおける、光刺激の変化の時系列と運動情報の時系列との反応差分ΔTvmに基づいて妨害効果を測定し(S15)、妨害効果が生じている場合には音刺激を知覚していると判断し、判断結果を知覚感度評価装置1の出力値として出力する。例えば、まず、妨害効果測定部15は、拍情報の時系列と各々と光刺激の変化の時系列の各々との反応差分ΔTvm=Tv-Tmを求める。例えば、ある光刺激の呈示開始時刻をTvとし、その呈示開始時刻Tvの直後に表れる拍情報の開始時刻をTmとし、反応差分ΔTvmを、光刺激とその光刺激に対応する拍情報との組合せ毎に求める。次に、妨害効果測定部15は、反応差分ΔTvmが刺激差分Δtに依存するか否かを判定する。反応差分ΔTvmが刺激差分Δtに依存する場合には、対象者の反応が音刺激に引きずられていることを表すので、妨害効果があると判定し、音刺激を知覚していると判断する。例えば、反応差分ΔTvmから変数Aを求め、変数Aと所定の閾値との大小関係に基づき、妨害効果があるか否かを判定し、妨害効果があると判定した際の変数Aやその変数Aに対応する値を、知覚感度評価値として出力する。
このような構成により、対象者の回答に依存せずに対象者がある刺激を知覚しているか否かを評価することができる。音が聞こえないときはこの妨害効果が生じず、聞こえるときには妨害効果が生じる。よって、妨害効果の有無は、「聞こえる・聞こえない」の指標となる。なお、従来の聴力検査は、対象者は音が「聞こえる・聞こえない」をボタンで回答していた。つまり、対象者の回答に依存した自覚的聴力検査であった。自覚的聴力検査では、意図的に誤った回答をする(詐聴、要は「聞こえる」のに「聞こえない」ふりをする)対象者や、何らかの心理的な要因による難聴(機能性難聴)をもつ対象者の場合、正しく聴力を評価することが難しかった。詐聴を防ぐための他覚的検査(聴性脳幹反応等)も存在するが、脳幹等の機能を評価するのみで、対象者に実際に聞こえているか否かを判断することはできなかった。本実施形態の構成であれば、受検者の直接的な回答に依存しない心理検査を実施することができる。対象者は聞こえないふりをするためには、光刺激に合わせてタッピングし続けなければならないが、音が聞こえている場合には音刺激の妨害効果により光刺激に合わせてタッピングし続けることはできない。よって、詐聴を防ぐことができる。同様に機能性難聴をもつ対象者に対しても正しく聴力を評価することができる。また、他覚的検査(聴性脳幹反応等)とともに使用して、データを蓄積することで、障害部位の推定のための診断ツールとしても機能しうる。
視覚刺激の種類は、光の点滅に限らず、リズムを刻みやすい特徴的な変化(時間的な変化)が繰り返されるものであればよい。また、刺激長Dvは、タップしやすい長さ(数十〜数百ms程度)、もしくはリズムを刻みやすい特徴的な変化がわかるような長さであればよい。刺激間隔IOIvはタップしやすい間隔(100〜2000ms程度)であればよい。
第一実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本実施形態の制御部22は、所定の刺激差分Δtを成すように、光刺激列情報及び音刺激列情報とを生成すると同時に、音圧レベル制御を実行する(S22)。具体的には、制御部22は、妨害効果測定部25から妨害効果の有無を示す情報を取得し、妨害効果がある場合(言い換えるとΔTvmがΔtに依存している場合)に音刺激の音圧レベルを小さくし、妨害効果がない場合(ΔTvmがΔtに依存していない場合)に音刺激の音圧レベルを大きくする。例えば制御部22は、妨害効果測定部25から、妨害効果がない(ΔTvmがΔtに依存していない)ことを示す情報が入力された場合は音刺激6の音圧レベルを現在の音圧レベルよりも高く(大きく)制御し、妨害効果がある(ΔTvmがΔtに依存している)ことを示す情報が入力された場合は音刺激6の音圧レベルを現在の音圧レベルよりも低く(小さく)制御する。なお、妨害効果測定部25における妨害効果の判定方法は第一実施形態と同様である。例えば、反応差分ΔTvmから変数Aを求め、変数Aと所定の閾値との大小関係に基づき、妨害効果があるか否かを判定する。音呈示部13は、所定の時間区間の間、制御部22が音圧レベルを制御して生成した音刺激情報列を再生し、時間的に変化する音刺激を対象者に呈示する(S13)。
妨害効果測定部25は、制御部22から光刺激の変化の時系列と刺激差分Δtと音刺激6の音圧レベルとを受け取り、入力情報取得部14から運動情報の時系列を受け取る。妨害効果測定部25は、所定の刺激差分Δtにおける、光刺激の変化の時系列と運動情報の時系列との反応差分ΔTvmに基づいて妨害効果を測定し(S25)、知覚感度評価装置2の出力値として出力する。本実施形態では、妨害効果の測定値として、妨害効果があると判定された際の音圧レベルの中で最小の値を用いる。妨害効果測定部25は、所定の条件を満たすか否かを判定し(S26)、所定の条件を満たした際に、妨害効果があると判定された音圧レベルの中で最小の値を妨害効果の測定値として出力する。妨害効果測定部25は、所定の条件を満たさない場合には、制御部22に妨害効果の有無を示す情報を送信する。制御部22では、妨害効果がある場合に音圧レベルが小さくなるように制御し、妨害効果がない場合に音圧レベルが大きくなるように制御するので、最小可聴値と妨害効果のレベルが一致する場合、音圧レベルは図14のように制御される。そこで、音圧レベルがある程度収束したときの値を妨害効果の測定値としたい。よって、所定の条件とは、音圧レベルが収束したか否かを判定するための条件である。例えば、所定の条件として、以下のような条件が考えられる。
(1)妨害効果の判定回数が一定の回数を超えた場合
(2)妨害効果がないと判定されたときの音圧レベルと、妨害効果があると判定されたときの音圧レベルとの差分が、所定の閾値よりも小さくなった場合
また、これらの組合せ(or条件、and条件)を所定の条件として用いてもよい。
このような構成によって、第一実施形態と同様の効果を得ることができる。本実施形態では、妨害効果が得られる最小の音圧レベルを測定することができる。得られる最小の音圧レベルは、最小可聴値に対応するため、このような構成により、知覚感度評価装置を聴力測定装置として機能させることができる。よって、妨害効果測定部25において、妨害効果があると判定した際の音刺激の音圧レベルに基づき聴力を測定しているともいえる。なお、本実施形態と第一実施形態及びその変形例とを組合せてもよい。例えば、第一実施形態の制御部で同様の制御を行い、妨害効果測定部では所定の条件を満たしたときの変数A及び変数Aに対応する値を出力する構成としてもよい。
本実施形態では、制御部22が音圧レベル制御を実行しているが、妨害効果の有無を示す情報(例えば変数Aや変数Aに対応する値)をディスプレイ等に表示し、医師などの操作者がその情報に基づき判定を行い、音呈示部13における音量を上げるか下げるかを実行してもよい。
また、上記の実施形態及び変形例で説明した各装置における各種の処理機能をコンピュータによって実現してもよい。その場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記各装置における各種の処理機能がコンピュータ上で実現される。
Claims (13)
- 対象者に対して光刺激を呈示する手段と、
前記対象者に対して音刺激を呈示する手段と、
前記光刺激と前記音刺激とが呈示された状態における前記対象者の反応の運動情報を取得して反応時刻を取得する手段と、
前記光刺激の発生時刻と前記音刺激の発生時刻との時間差と、前記光刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差と、を得る手段と、
を備え、
前記光刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差が、前記光刺激の発生時刻と前記音刺激の発生時刻との時間差に依存する場合に、前記音刺激を知覚していると判断する、または/及び、前記光刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差が、前記光刺激の発生時刻と前記音刺激の発生時刻との時間差に依存しない場合に、前記音刺激を知覚していないと判断する、
知覚感度評価装置。 - 対象者に対して光刺激を呈示する手段と、
前記対象者に対して音刺激を呈示する手段と、
前記光刺激または/および前記音刺激への前記対象者の反応の運動情報を取得して反応時刻を取得する手段と、
前記光刺激の発生時刻と前記音刺激の発生時刻との時間差と、前記光刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差と、を得る手段と、
を備え、
前記光刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差が、前記光刺激の発生時刻と前記音刺激の発生時刻との時間差に依存する場合に、前記音刺激を知覚していると判断する、または/及び、前記光刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差が、前記光刺激の発生時刻と前記音刺激の発生時刻との時間差に依存しない場合に、前記音刺激を知覚していないと判断する、
知覚感度評価装置。 - 対象者に対して光刺激の時系列を呈示する手段と、
前記対象者に対して音刺激の時系列を呈示する手段と、
を含み、
前記音刺激の時系列は、前記光刺激の時系列とは異なる部分を少なくとも含むものであり、
前記光刺激の時系列と前記音刺激の時系列とが呈示された状態における前記対象者の反応の運動情報の時系列を取得する手段と、
前記光刺激の時系列と前記音刺激の時系列との差分と、前記光刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分と、を得る手段と、
を備え、
前記光刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分が、前記光刺激の時系列と前記音刺激の時系列との差分に依存する場合に、前記音刺激を知覚していると判断する、または/及び、前記光刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分が、前記光刺激の時系列と前記音刺激の時系列との差分に依存しない場合に、前記音刺激を知覚していないと判断する、
知覚感度評価装置。 - 対象者に対して光刺激の時系列を呈示する手段と、
前記対象者に対して音刺激の時系列を呈示する手段と、
を含み、
前記音刺激の時系列は、前記光刺激の時系列とは異なる部分を少なくとも含むものであり、
前記光刺激の時系列または/および前記音刺激の時系列への前記対象者の反応の運動情報の時系列を取得する手段と、
前記光刺激の時系列と前記音刺激の時系列との差分と、前記光刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分と、を得る手段と、
を備え、
前記光刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分が、前記光刺激の時系列と前記音刺激の時系列との差分に依存する場合に、前記音刺激を知覚していると判断する、または/及び、前記光刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分が、前記光刺激の時系列と前記音刺激の時系列との差分に依存しない場合に、前記音刺激を知覚していないと判断する、
知覚感度評価装置。 - 対象者に対して第二の刺激を呈示する手段と、
前記対象者に対して第一の刺激を呈示する手段と、
前記第二の刺激と前記第一の刺激とが呈示された状態における前記対象者の反応の運動情報を取得して反応時刻を取得する手段と、
前記第二の刺激の発生時刻と前記第一の刺激の発生時刻との時間差と、前記第二の刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差と、を得る手段と、
を備え、
前記第二の刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差が、前記第二の刺激の発生時刻と前記第一の刺激の発生時刻との時間差に依存する場合に、前記第一の刺激を知覚していると判断する、または/及び、前記第二の刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差が、前記第二の刺激の発生時刻と前記第一の刺激の発生時刻との時間差に依存しない場合に、前記第一の刺激を知覚していないと判断する、
知覚感度評価装置。 - 対象者に対して第二の刺激を呈示する手段と、
前記対象者に対して第一の刺激を呈示する手段と、
前記第二の刺激または/および前記第一の刺激への前記対象者の反応の運動情報を取得して反応時刻を取得する手段と、
前記第二の刺激の発生時刻と前記第一の刺激の発生時刻との時間差と、前記第二の刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差と、を得る手段と、
を備え、
前記第二の刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差が、前記第二の刺激の発生時刻と前記第一の刺激の発生時刻との時間差に依存する場合に、前記第一の刺激を知覚していると判断する、または/及び、前記第二の刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差が、前記第二の刺激の発生時刻と前記第一の刺激の発生時刻との時間差に依存しない場合に、前記第一の刺激を知覚していないと判断する、
知覚感度評価装置。 - 対象者に対して第二の刺激の時系列を呈示する手段と、
前記対象者に対して第一の刺激の時系列を呈示する手段と、
を含み、
前記第一の刺激の時系列は、前記第二の刺激の時系列とは異なる部分を少なくとも含むものであり、
前記第二の刺激の時系列と前記第一の刺激の時系列とが呈示された状態における前記対象者の反応の運動情報の時系列を取得する手段と、
前記第二の刺激の時系列と前記第一の刺激の時系列との差分と、前記第二の刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分と、を得る手段と、
を備え、
前記第二の刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分が、前記第二の刺激の時系列と前記第一の刺激の時系列との差分に依存する場合に、前記第一の刺激を知覚していると判断する、または/及び、前記第二の刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分が、前記第二の刺激の時系列と前記第一の刺激の時系列との差分に依存しない場合に、前記第一の刺激を知覚していないと判断する、
知覚感度評価装置。 - 対象者に対して第二の刺激の時系列を呈示する手段と、
前記対象者に対して第一の刺激の時系列を呈示する手段と、
を含み、
前記第一の刺激の時系列は、前記第二の刺激の時系列とは異なる部分を少なくとも含むものであり、
前記第二の刺激の時系列または/および前記第一の刺激の時系列への前記対象者の反応の運動情報の時系列を取得する手段と、
前記第二の刺激の時系列と前記第一の刺激の時系列との差分と、前記第二の刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分と、を得る手段と、
を備え、
前記第二の刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分が、前記第二の刺激の時系列と前記第一の刺激の時系列との差分に依存する場合に、前記第一の刺激を知覚していると判断する、または/及び、前記第二の刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分が、前記第二の刺激の時系列と前記第一の刺激の時系列との差分に依存しない場合に、前記第一の刺激を知覚していないと判断する、
知覚感度評価装置。 - 対象者が音刺激を知覚しているか、または/及び、知覚していないか、
を判断するための知覚感度評価装置の作動方法であって、
前記知覚感度評価装置が、前記対象者に対して光刺激を呈示するステップと、
前記知覚感度評価装置が、前記対象者に対して音刺激を呈示するステップと、
前記知覚感度評価装置が、前記光刺激と前記音刺激とが呈示された状態における前記対象者の反応の運動情報を取得して反応時刻を取得するステップと、
前記知覚感度評価装置が、前記光刺激の発生時刻と前記音刺激の発生時刻との時間差と、前記光刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差と、を得るステップと、
前記知覚感度評価装置が、前記光刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差が、前記光刺激の発生時刻と前記音刺激の発生時刻との時間差に依存する場合に、前記音刺激を知覚していると判断する、または/及び、前記光刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差が、前記光刺激の発生時刻と前記音刺激の発生時刻との時間差に依存しない場合に、前記音刺激を知覚していないと判断するステップと、を備える、
知覚感度評価装置の作動方法。 - 対象者が音刺激を知覚しているか、または/及び、知覚していないか、
を判断するための知覚感度評価装置の作動方法であって、
前記知覚感度評価装置が、前記対象者に対して光刺激の時系列を呈示するステップと、
前記知覚感度評価装置が、前記対象者に対して音刺激の時系列を呈示するステップと、
を含み、
前記音刺激の時系列は、前記光刺激の時系列とは異なる部分を少なくとも含むものであり、
前記知覚感度評価装置が、前記光刺激の時系列と前記音刺激の時系列とが呈示された状態における前記対象者の反応の運動情報の時系列を取得するステップと、
前記知覚感度評価装置が、前記光刺激の時系列と前記音刺激の時系列との差分と、前記光刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分と、を得るステップと、
前記知覚感度評価装置が、前記光刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分が、前記光刺激の時系列と前記音刺激の時系列との差分に依存する場合に、前記音刺激を知覚していると判断する、または/及び、前記光刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分が、前記光刺激の時系列と前記音刺激の時系列との差分に依存しない場合に、前記音刺激を知覚していないと判断するステップと、を備える、
知覚感度評価装置の作動方法。 - 対象者が第一の刺激を知覚しているか、または/及び、知覚していないか、
を判断するための知覚感度評価装置の作動方法であって、
前記知覚感度評価装置が、前記対象者に対して第二の刺激を呈示するステップと、
前記知覚感度評価装置が、前記対象者に対して第一の刺激を呈示するステップと、
前記知覚感度評価装置が、前記第二の刺激と前記第一の刺激とが呈示された状態における前記対象者の反応の運動情報を取得して反応時刻を取得するステップと、
前記知覚感度評価装置が、前記第二の刺激の発生時刻と前記第一の刺激の発生時刻との時間差と、前記第二の刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差と、を得るステップと、
前記知覚感度評価装置が、前記第二の刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差が、前記第二の刺激の発生時刻と前記第一の刺激の発生時刻との時間差に依存する場合に、前記第一の刺激を知覚していると判断する、または/及び、前記第二の刺激の発生時刻と前記反応時刻との時間差が、前記第二の刺激の発生時刻と前記第一の刺激の発生時刻との時間差に依存しない場合に、前記第一の刺激を知覚していないと判断するステップと、を備える、
知覚感度評価装置の作動方法。 - 対象者が第一の刺激を知覚しているか、または/及び、知覚していないか、
を判断するための知覚感度評価装置の作動方法であって、
前記知覚感度評価装置が、前記対象者に対して第二の刺激の時系列を呈示するステップと、
前記知覚感度評価装置が、前記対象者に対して第一の刺激の時系列を呈示するステップと、
を含み、
前記第一の刺激の時系列は、前記第二の刺激の時系列とは異なる部分を少なくとも含むものであり、
前記知覚感度評価装置が、前記第二の刺激の時系列と前記第一の刺激の時系列とが呈示された状態における前記対象者の反応の運動情報の時系列を取得するステップと、
前記知覚感度評価装置が、前記第二の刺激の時系列と前記第一の刺激の時系列との差分と、前記第二の刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分と、を得るステップと、
前記知覚感度評価装置が、前記第二の刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分が、前記第二の刺激の時系列と前記第一の刺激の時系列との差分に依存する場合に、前記第一の刺激を知覚していると判断する、または/及び、前記第二の刺激の時系列と前記運動情報の時系列との差分が、前記第二の刺激の時系列と前記第一の刺激の時系列との差分に依存しない場合に、前記第一の刺激を知覚していないと判断するステップと、を備える、
知覚感度評価装置の作動方法。 - 請求項1から請求項8の何れかの知覚感度評価装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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