JP6178360B2 - 表面処理銅箔、キャリア付銅箔、プリント回路板の製造方法、銅張積層板の製造方法及びプリント配線板の製造方法 - Google Patents
表面処理銅箔、キャリア付銅箔、プリント回路板の製造方法、銅張積層板の製造方法及びプリント配線板の製造方法 Download PDFInfo
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Description
式A:前記銅箔および前記表面処理層を完全にエッチングで除去するのに要した時間(s)−前記銅箔部分の厚み分をエッチングで除去するのに要した時間(s)
前記表面処理層が形成された表面の面粗さSzが0.8〜3.2μmである表面処理銅箔である。
式A:前記銅箔および前記表面処理層を完全にエッチングで除去するのに要した時間(s)−前記銅箔部分の厚み分をエッチングで除去するのに要した時間(s)
式A:前記銅箔および前記表面処理層を完全にエッチングで除去するのに要した時間(s)−前記銅箔部分の厚み分をエッチングで除去するのに要した時間(s)
前記表面処理銅箔を、表面処理層側から絶縁基板に積層して銅張積層板を形成し、
その後、サブトラクティブ法、パートリーアディティブ法又はモディファイドセミアディティブ法のいずれかの方法によって、回路を形成する工程を含むプリント配線板の製造方法である。
前記キャリア付銅箔を極薄銅層側から絶縁基板に積層する工程、
前記キャリア付銅箔と絶縁基板とを積層した後に、前記キャリア付銅箔のキャリアを剥がす工程を経て銅張積層板を形成し、
その後、パートリーアディティブ法又はモディファイドセミアディティブ法のいずれかの方法によって、回路を形成する工程を含むプリント配線板の製造方法である。
前記回路が埋没するように前記キャリア付銅箔の前記極薄銅層側表面に樹脂層を形成する工程、
前記樹脂層上に回路を形成する工程、
前記樹脂層上に回路を形成した後に、前記キャリアを剥離させる工程、及び、
前記キャリアを剥離させた後に、前記極薄銅層を除去することで、前記極薄銅層側表面に形成した、前記樹脂層に埋没している回路を露出させる工程
を含むプリント配線板の製造方法である。
本発明に係る表面処理銅箔において使用する銅箔は、電解銅箔或いは圧延銅箔のいずれでもよい。本発明において使用する銅箔の厚みは特に限定する必要は無いが、例えば1μm以上、2μm以上、3μm以上、5μm以上であり、例えば3000μm以下、1500μm以下、800μm以下、300μm以下、150μm以下、100μm以下、70μm以下、50μm以下、40μm以下である。
・一般電解生箔:
<電解液組成>
銅:80〜120g/L
硫酸:80〜120g/L
塩素:30〜100ppm
レベリング剤(ニカワ):0.1〜10ppm
・両面フラット電解生箔、キャリア付極薄銅箔のキャリア銅箔:
<電解液組成>
銅:80〜120g/L
硫酸:80〜120g/L
塩素:30〜100ppm
レベリング剤1(ビス(3スルホプロピル)ジスルフィド):10〜30ppm
レベリング剤2(アミン化合物):10〜30ppm
上記のアミン化合物には以下の化学式のアミン化合物を用いることができる。
電流密度:70〜100A/dm2
電解液温度:50〜65℃
電解液線速:1.5〜5m/sec
電解時間:0.5〜10分間(析出させる銅厚、電流密度により調整)
めっき浴組成:Cu10〜20g/L、Co1〜10g/L、Ni1〜10g/L
pH:1〜4
温度:30〜50℃
電流密度Dk:20〜30A/dm2
めっき時間:1〜5秒
めっき終了後の同めっき液浸漬時間:20秒以下(20秒よりも長く浸漬すると粒子形状が乱れるため)、好ましくは10秒以下、より好ましくは5秒以下
前記めっき終了後は、通常であれば特に急いでめっき液から取り出すことは無いが、本発明では、当該めっき終了後、所定の時間内にめっき液から取り出す必要がある。このため、上記のように前記めっき終了後の同めっき液浸漬時間を20秒以下としている。当該浸漬時間が、20秒を超えて浸漬してしまうと、めっき液により粗化粒子の一部が溶解している可能性がある。当該粗化粒子の一部の溶解が、粒子形状の乱れの原因の一つとなると考えられる。
前記めっき終了後の同めっき液浸漬時間を10秒以下、あるいは5秒以下と短くすることで、粒子形状をより乱れにくくすることができるため有効である。
なお、銅−コバルト−ニッケル合金めっきと同様に、銅−コバルト−ニッケル合金めっき以外の合金めっきもめっき終了後の同めっき液浸漬時間を20秒以下(20秒よりも長く浸漬すると粒子形状が乱れるため)、好ましくは10秒以下、より好ましくは5秒以下に制御することが重要である。当該浸漬時間が、20秒を超えて浸漬してしまうと、めっき液により粗化粒子の一部が溶解している可能性がある。当該粗化粒子の一部の溶解が、粒子形状の乱れの原因の一つとなると考えられる。銅−コバルト−ニッケル合金めっき以外の合金めっきのpH、温度、電流密度、めっき時間は公知の条件を用いることができる。
前記めっき終了後の同めっき液浸漬時間を10秒以下、あるいは5秒以下と短くすることで、粒子形状をより乱れにくくすることができるため有効である。
また、表面処理として以下の粗化処理としての銅めっきを行っても良い。以下の粗化処理としての銅めっきにより形成される表面処理層は銅濃度が高く、大部分が銅で構成される粗化処理層(めっき層)となる。銅濃度が高い、粗化処理層(めっき層)はメッキ液に溶けにくいという特徴がある。以下の粗化処理としての銅めっきは銅めっき1、銅めっき2の順に行う。
・銅めっき1
(液組成1)
Cu濃度:10〜30g/L
H2SO4濃度:50〜150g/L
タングステン濃度:0.5〜50mg/L
ドデシル硫酸ナトリウム: 0.5〜50mg/L
(電気めっき条件1)
温度: 30〜70℃
(一段目電流条件)
電流密度: 18〜70A/dm2
粗化クーロン量: 1.8〜1000A/dm2好ましくは1.8〜500A/dm2
めっき時間: 0.1〜20秒
(二段目電流条件)
電流密度: 0.5〜13A/dm2
粗化クーロン量: 0.05〜1000A/dm2好ましくは0.05〜500A/dm2
めっき時間: 0.1〜20秒
なお、一段目と二段目を繰り返してもよい。また、一段目を1回または複数回行った後、二段目を1回または複数回行ってもよい。また、一段目を1回または複数回行った後、二段目を1回または複数回行うことを繰り返してもよい。
・銅めっき2
(液組成2)
Cu濃度:20〜80g/L
H2SO4濃度:50〜200g/L
(電気めっき条件2)
温度: 30〜70℃
(電流条件)
電流密度: 5〜50A/dm2
粗化クーロン量: 50〜300A/dm2
めっき時間: 1〜60秒
また、銅箔上に前述の銅−コバルト−ニッケル合金めっきなどの合金めっきと前述の銅めっきを組み合わせて行ってもよい。銅箔上に前述の銅めっきを行った後に、前述の合金めっきを行うことが好ましい。
クロメート処理層とは無水クロム酸、クロム酸、二クロム酸、クロム酸塩または二クロム酸塩を含む液で処理された層のことをいう。クロメート処理層はコバルト、鉄、ニッケル、モリブデン、亜鉛、タンタル、銅、アルミニウム、リン、タングステン、錫、砒素およびチタン等の元素(金属、合金、酸化物、窒化物、硫化物等どのような形態でもよい)を含んでもよい。クロメート処理層の具体例としては、純クロメート処理層や亜鉛クロメート処理層等が挙げられる。本発明においては、無水クロム酸または二クロム酸カリウム水溶液で処理したクロメート処理層を純クロメート処理層という。また、本発明においては無水クロム酸または二クロム酸カリウムおよび亜鉛を含む処理液で処理したクロメート処理層を亜鉛クロメート処理層という。
MSAP(モディファイドセミアディティブ工法)等によるプリント配線板の製造において、表面処理銅箔を表面処理層側から樹脂基板に積層した後、当該表面処理銅箔にフラッシュエッチングを行うことで配線形成する場合がある。このフラッシュエッチングの際に、表面処理層の除去に時間がかかると、それだけ銅箔の配線の幅がエッチングによって必要以上に除去されてしまい、所望の幅より細い配線になってしまう。また、後述するが、回路を樹脂基板に埋め込むように形成する、いわゆる埋め込み工法でプリント配線板を作製する際、図5−Jに示すように、フラッシュエッチングにより樹脂基板表面の銅層を除去し、樹脂基板内の回路めっきの表面を露出させる。その際、表面処理層の除去に時間がかかると、樹脂基板表面と、銅層(回路めっき)表面との段差が大きくなってしまう。すなわち、フラッシュエッチングの際に、表面処理層の除去に時間がかかると、樹脂基板表面からかなり銅面が後退するため、その分の銅めっき厚さを事前に確保しておく必要があり、フラッシュエッチング工程のみならず、銅めっき工程の生産性も大きく低下し、コストアップにもつながる。これに対し、本発明の表面処理銅箔は、上述のような構成によって、表面処理層が形成された表面とは反対側の表面から過酸化水素/硫酸系の銅溶解エッチング液でスプレーエッチングした際に、銅箔の厚み方向のエッチングレートを1とした場合に、表面処理層の厚み方向のエッチングレートが0.5以上となるように制御されている。銅箔の厚み方向のエッチングレートを1とした場合に、表面処理層の厚み方向のエッチングレートが0.5以上となることで、従来に比べてフラッシュエッチングで除去される時間が短くなり、銅箔部分が必要以上にエッチングされることを抑制することができ、銅箔の配線を所望の幅に形成することができる。また、埋め込み工法等で生じ易い樹脂基板表面と、銅層(回路めっき)表面との段差の発生を良好に抑制することができる。本発明の表面処理銅箔は、銅箔の厚み方向のエッチングレートを1とした場合に、表面処理層の厚み方向のエッチングレートが好ましくは0.6以上、より好ましくは0.7以上、更により好ましくは0.75以上、更により好ましくは0.8以上、更により好ましくは0.9以上、更により好ましくは1.0以上であり、典型的には0.6〜1.0、より典型的には0.7〜1.0である。なお、表面処理銅箔の表面されている側の表面の面粗さSzが大きい場合、表面処理層のエッチングレートが低い傾向にある。また、当該面粗さSzが小さい場合、表面処理層のエッチングレートが高い傾向にある。このため、表面処理銅箔の表面処理されている側の表面の面粗さSzが0.8〜3.2μmであるのが好ましく、0.9〜3.0μmであるのがより好ましく、1.0〜3.0μmであるのが更により好ましく、1.4〜3.0μmであるのが更により好ましく、1.6〜2.8μmであるのが更により好ましい。
また、銅箔の結晶粒径が大きい場合、銅箔のエッチングレートが低い傾向にある。また、銅箔の結晶粒径を小さい場合、銅箔のエッチングレートが高い傾向にある。圧延銅箔あるいは、塩素、ビス(3スルホプロピル)ジスルフィドおよびアミン化合物を含む電解液で製造された電解銅箔は銅箔の結晶粒径が大きい傾向にある。また、ニカワの濃度が高い電解液で製造された電解銅箔は銅箔の結晶粒径が小さい傾向にある。また、表面処理層がエッチングされにくい元素(例えばニッケル、クロム、タングステン、バナジウム等)を含む場合、表面処理層のエッチングレートが低い傾向にある。また、表面処理層がエッチングされやすい元素(例えば亜鉛、コバルト、鉄等)を含む場合、表面処理層のエッチングレートが高い傾向にある。
また、上述のように、フラッシュエッチングでは、表面処理層の除去に時間がかかると、それだけ銅箔の配線の幅がエッチングによって必要以上に除去されてしまい、所望の幅より細い配線になってしまう。また、埋め込み工法でプリント配線板を作製する際、図5−Jに示すように、フラッシュエッチングにより樹脂基板表面の銅層を除去し、樹脂基板内の回路めっきの表面を露出させる。その際、表面処理層の除去に時間がかかると、樹脂基板表面と、銅層(回路めっき)表面との段差が大きくなってしまい、回路が樹脂基板内に埋没した好ましく無い形状となってしまう。これに対し、本発明の表面処理銅箔は、銅箔上に表面処理層が形成された表面処理銅箔であり、表面処理層が形成された表面とは反対側の表面から過酸化水素/硫酸系の銅溶解エッチング液でスプレーエッチングした際に、銅箔の厚み1μmのエッチング処理時間に対する、表面処理層の厚み方向のエッチング処理時間の比が、0.7以下となるように制御されている。銅箔の厚み1μmのエッチング処理時間に対する、表面処理層の厚み方向のエッチング処理時間の比が、0.7以下となることで、従来に比べてフラッシュエッチングで除去される時間が短くなり、銅箔部分が必要以上にエッチングされることを抑制することができ、銅箔の配線を所望の幅に形成することができる。また、埋め込み工法等で生じ易い樹脂基板表面と、銅層(回路めっき)表面との段差の発生を良好に抑制することができる。本発明の表面処理銅箔は、銅箔の厚み1μmのエッチング処理時間に対する、前記表面処理層の厚み方向のエッチング処理時間の比が好ましくは0.4以下、より好ましくは0.3以下、更により好ましくは0.2以下、更により好ましくは0.1以下であり、典型的には0.2〜0.7、より典型的には0.2〜0.4である。なお、表面処理銅箔の表面処理されている側の表面の面粗さSzが大きい場合、表面処理層の除去に必要なエッチング処理時間が長い傾向にある。また、当該面粗さSzが小さい場合、表面処理層の除去に必要なエッチング処理時間が短い傾向にある。このため、表面処理銅箔の表面されている側の表面の面粗さSzが0.8〜3.2μmであるのが好ましく、0.9〜3.0μmであるのがより好ましく、1.0〜3.0μmであるのが更により好ましく、1.4〜3.0μmであるのが更により好ましく、1.6〜2.8μmであるのが更により好ましい。
また、銅箔の結晶粒径が大きい場合、銅箔の除去に必要なエッチング処理時間が長い傾向にある。また、銅箔の結晶粒径を小さい場合、銅箔の除去に必要なエッチング処理時間が短い傾向にある。圧延銅箔あるいは、塩素、ビス(3スルホプロピル)ジスルフィドおよびアミン化合物を含む電解液で製造された電解銅箔は銅箔の結晶粒径が大きい傾向にある。また、ニカワの濃度が高い電解液で製造された電解銅箔は銅箔の結晶粒径が小さい傾向にある。また、表面処理層がエッチングされにくい元素(例えばニッケル、クロム、タングステン、バナジウム等)を含む場合、表面処理層の除去に必要なエッチング処理時間は長い傾向にある。また、表面処理層がエッチングされやすい元素(例えば亜鉛、コバルト、鉄等)を含む場合、表面処理層の除去に必要なエッチング処理時間は短い傾向にある。
・エッチング形式:スプレーエッチング
・スプレーノズル:フルコーン型
・スプレー圧:0.10MPa
・エッチング液温:30℃
・エッチング液組成:
H2O2 18g/L
H2SO4 92g/L
Cu 8g/L
添加剤(市販の添加剤を過酸化水素の安定化剤として添加) 適量
本発明のキャリア付銅箔は、キャリアの一方の面、又は、両方の面に、中間層、極薄銅層をこの順に有する。そして、前記極薄銅層が前述の本発明の一つの実施の形態である表面処理銅箔である。
本発明に用いることのできるキャリアは典型的には金属箔または樹脂フィルムであり、例えば銅箔、銅合金箔、ニッケル箔、ニッケル合金箔、鉄箔、鉄合金箔、ステンレス箔、アルミニウム箔、アルミニウム合金箔、絶縁樹脂フィルム(例えばポリイミドフィルム、液晶ポリマー(LCP)フィルム、ポリエチレンテレフタラート(PET)フィルム、ポリアミドフィルム、ポリエステルフィルム、フッ素樹脂フィルム等)の形態で提供される。
本発明に用いることのできるキャリアとしては銅箔を使用することが好ましい。銅箔は電気伝導度が高いため、その後の中間層、極薄銅層の形成が容易となるからである。キャリアは典型的には圧延銅箔や電解銅箔の形態で提供される。一般的には、電解銅箔は硫酸銅めっき浴からチタンやステンレスのドラム上に銅を電解析出して製造され、圧延銅箔は圧延ロールによる塑性加工と熱処理を繰り返して製造される。銅箔の材料としてはタフピッチ銅や無酸素銅といった高純度の銅の他、例えばSn入り銅、Ag入り銅、Cr、Zr又はMg等を添加した銅合金、Ni及びSi等を添加したコルソン系銅合金のような銅合金も使用可能である。
なお、キャリアの極薄銅層を設ける側の表面とは反対側の表面に粗化処理層を設けてもよい。当該粗化処理層を公知の方法を用いて設けてもよく、上述の粗化処理により設けてもよい。キャリアの極薄銅層を設ける側の表面とは反対側の表面に粗化処理層を設けることは、キャリアを当該粗化処理層を有する表面側から樹脂基板などの支持体に積層する際、キャリアと樹脂基板が剥離し難くなるという利点を有する。
キャリアの片面又は両面上には中間層を設ける。キャリアと中間層との間に他の層を設けてもよい。本発明で用いる中間層は、キャリア付銅箔が絶縁基板への積層工程前にはキャリアから極薄銅層が剥離し難い一方で、絶縁基板への積層工程後にはキャリアから極薄銅層が剥離可能となるような構成であれば特に限定されない。例えば、本発明のキャリア付銅箔の中間層はCr、Ni、Co、Fe、Mo、Ti、W、P、Cu、Al、Zn、これらの合金、これらの水和物、これらの酸化物、有機物からなる群から選択される一種又は二種以上を含んでも良い。また、中間層は複数の層であっても良い。
また、例えば、中間層はキャリア側からCr、Ni、Co、Fe、Mo、Ti、W、P、Cu、Al、Znで構成された元素群から選択された一種の元素からなる単一金属層、或いは、Cr、Ni、Co、Fe、Mo、Ti、W、P、Cu、Al、Znで構成された元素群から選択された一種又は二種以上の元素からなる合金層を形成し、その上にCr、Ni、Co、Fe、Mo、Ti、W、P、Cu、Al、Znで構成された元素群から選択された一種又は二種以上の元素の水和物または酸化物または有機物からなる層を形成することで構成することができる。
また、例えば、中間層はキャリア側からCr、Ni、Co、Fe、Mo、Ti、W、P、Cu、Al、Znで構成された元素群から選択された一種の元素からなる単一金属層、或いは、Cr、Ni、Co、Fe、Mo、Ti、W、P、Cu、Al、Znで構成された元素群から選択された一種又は二種以上の元素からなる合金層を形成し、その上にCr、Ni、Co、Fe、Mo、Ti、W、P、Cu、Al、Znで構成された元素群から選択された一種の元素からなる単一金属層、或いは、Cr、Ni、Co、Fe、Mo、Ti、W、P、Cu、Al、Znで構成された元素群から選択された一種又は二種以上の元素からなる合金層を形成することで構成することができる。
中間層を片面にのみ設ける場合、キャリアの反対面にはNiめっき層などの防錆層を設けることが好ましい。なお、中間層をクロメート処理や亜鉛クロメート処理やめっき処理で設けた場合には、クロムや亜鉛など、付着した金属の一部は水和物や酸化物となっている場合があると考えられる。
また、例えば、中間層は、キャリア上に、ニッケル、ニッケル−リン合金又はニッケル−コバルト合金と、クロムとがこの順で積層されて構成することができる。ニッケルと銅との接着力はクロムと銅の接着力よりも高いので、極薄銅層を剥離する際に、極薄銅層とクロムとの界面で剥離するようになる。また、中間層のニッケルにはキャリアから銅成分が極薄銅層へと拡散していくのを防ぐバリア効果が期待される。中間層におけるニッケルの付着量は好ましくは100μg/dm2以上40000μg/dm2以下、より好ましくは100μg/dm2以上4000μg/dm2以下、より好ましくは100μg/dm2以上2500μg/dm2以下、より好ましくは100μg/dm2以上1000μg/dm2未満であり、中間層におけるクロムの付着量は5μg/dm2以上100μg/dm2以下であることが好ましい。中間層を片面にのみ設ける場合、キャリアの反対面にはNiめっき層などの防錆層を設けることが好ましい。
中間層の上には極薄銅層を設ける。中間層と極薄銅層との間には他の層を設けてもよい。当該極薄銅層は、本発明の表面処理銅箔である。極薄銅層の厚みは特に制限はないが、一般的にはキャリアよりも薄く、例えば12μm以下である。典型的には0.5〜12μmであり、より典型的には1.5〜5μmである。また、中間層の上に極薄銅層を設ける前に、極薄銅層のピンホールを低減させるために銅−リン合金によるストライクめっきを行ってもよい。ストライクめっきにはピロリン酸銅めっき液などが挙げられる。なお、極薄銅層はキャリアの両面に設けてもよい。
本発明の表面処理銅箔の表面処理層の上に樹脂層を備えても良い。前記樹脂層は絶縁樹脂層であってもよい。
前記リン含有エポキシ樹脂として公知のリンを含有するエポキシ樹脂を用いることができる。また、前記リン含有エポキシ樹脂は例えば、分子内に2以上のエポキシ基を備える9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン−10−オキサイドからの誘導体として得られるエポキシ樹脂であることが好ましい。
前記樹脂層は誘電体(誘電体フィラー)を含んでもよい。
上記いずれかの樹脂層または樹脂組成物に誘電体(誘電体フィラー)を含ませる場合には、キャパシタ層を形成する用途に用い、キャパシタ回路の電気容量を増大させることができるのである。この誘電体(誘電体フィラー)には、BaTiO3、SrTiO3、Pb(Zr−Ti)O3(通称PZT)、PbLaTiO3・PbLaZrO(通称PLZT)、SrBi2Ta2O9(通称SBT)等のペブロスカイト構造を持つ複合酸化物の誘電体粉を用いる。
また、前記樹脂層はMIL規格におけるMIL−P−13949Gに準拠して測定したときのレジンフローが5%〜35%の範囲にある半硬化樹脂膜であることが好ましい。
本件明細書において、レジンフローとは、MIL規格におけるMIL−P−13949Gに準拠して、樹脂厚さを55μmとした樹脂付表面処理銅箔から10cm角試料を4枚サンプリングし、この4枚の試料を重ねた状態(積層体)でプレス温度171℃、プレス圧14kgf/cm2、プレス時間10分の条件で張り合わせ、そのときの樹脂流出重量を測定した結果から数1に基づいて算出した値である。
この樹脂層の厚みは0.1〜120μmであることが好ましい。
なお、樹脂層を有する表面処理銅箔が極薄の多層プリント配線板を製造することに用いられる場合には、前記樹脂層の厚みを0.1μm〜5μm、より好ましくは0.5μm〜5μm、より好ましくは1μm〜5μmとすることが、多層プリント配線板の厚みを小さくするために好ましい。
本発明のプリント配線板及びプリント回路板は、本発明の表面処理銅箔、キャリア付銅箔を用いて作製することができる。キャリア付銅箔については、それ自体の使用方法は当業者に周知であるが、例えば極薄銅層の表面を紙基材フェノール樹脂、紙基材エポキシ樹脂、合成繊維布基材エポキシ樹脂、ガラス布・紙複合基材エポキシ樹脂、ガラス布・ガラス不織布複合基材エポキシ樹脂及びガラス布基材エポキシ樹脂、ポリエステルフィルム、ポリイミドフィルム等の絶縁基板に貼り合わせて熱圧着後に銅箔キャリアを剥がし、絶縁基板に接着した極薄銅層を目的とする導体パターンにエッチングし、最終的にプリント配線板やプリント回路板を製造することができる。また、銅張積層板を製造してもよい。また、シールドフィルム用の絶縁層を準備し、その表面にキャリア付銅箔を極薄銅層側から貼り合わせた後、銅箔キャリアを極薄銅層から剥がし、さらに銅箔キャリア剥離後の極薄銅層の表面に異方導電性接着剤を設けることでシールドフィルムを製造することができる。プリント配線板及びプリント回路板は、例えば、搭載部品の高密度実装が要求される各種電子部品に搭載することができる。
次に、図2−Bに示すように、極薄銅層の粗化処理層上にレジストを塗布し、露光・現像を行い、レジストを所定の形状にエッチングする。
次に、図2−Cに示すように、回路用のめっきを形成した後、レジストを除去することで、所定の形状の回路めっきを形成する。
次に、図3−Dに示すように、回路めっきを覆うように(回路めっきが埋没するように)極薄銅層上に埋め込み樹脂を設けて樹脂層を積層し、続いて別のキャリア付銅箔(2層目)を極薄銅層側から接着させる。
次に、図3−Eに示すように、2層目のキャリア付銅箔からキャリアを剥がす。
次に、図3−Fに示すように、樹脂層の所定位置にレーザー穴あけを行い、回路めっきを露出させてブラインドビアを形成する。
次に、図4−Gに示すように、ブラインドビアに銅を埋め込みビアフィルを形成する。
次に、図4−Hに示すように、ビアフィル上に、上記図2−B及び図2−Cのようにして回路めっきを形成する。
次に、図4−Iに示すように、1層目のキャリア付銅箔からキャリアを剥がす。
次に、図5−Jに示すように、フラッシュエッチングにより両表面の極薄銅層を除去し、樹脂層内の回路めっきの表面を露出させる。
次に、図5−Kに示すように、樹脂層内の回路めっき上にバンプを形成し、当該はんだ上に銅ピラーを形成する。このようにして本発明のキャリア付銅箔を用いたプリント配線板を作製する。
銅濃度80〜120g/L、硫酸濃度80〜120g/L、塩化物イオン濃度30〜100ppm、ニカワ濃度1〜5ppm、電解液温度57〜62℃の硫酸銅電解液を電解銅メッキ浴とし、アノードとカソード(銅箔用電着用金属製ドラム)の間を流れる電解液の線速度を1.5〜2.5m/秒、電流密度70A/dm2で厚み12μm(重量厚み95g/m2)の一般電解生箔を作製した。
銅濃度80〜120g/L、硫酸濃度80〜120g/L、塩化物イオン濃度30〜100ppm、レベリング剤1(ビス(3スルホプロピル)ジスルフィド):10〜30ppm、レベリング剤2(アミン化合物):10〜30ppm、電解液温度57〜62℃の硫酸銅電解液を電解銅メッキ浴とし、アノードとカソード(銅箔用電着用金属製ドラム)の間を流れる電解液の線速度を1.5〜2.5m/秒、電流密度70A/dm2で厚み12μm(重量厚み95g/m2)の両面フラット電解生箔を作製した。上記のアミン化合物には以下の化学式のアミン化合物を用いることができる。
前述の両面フラット電解生箔製造条件で、厚み18μmの両面フラット電解生箔を作製した。これを銅箔キャリアとして、以下の方法により、剥離層、表1に記載の厚みの極薄銅層を形成し、キャリア付き極薄銅箔を得た。
(1)Ni層(剥離層:下地メッキ1)
銅箔キャリアのS面に対して、以下の条件でロール・トウ・ロール型の連続メッキラインで電気メッキすることにより1000μg/dm2の付着量のNi層を形成した。具体的なメッキ条件を以下に記す。
硫酸ニッケル:270〜280g/L
塩化ニッケル:35〜45g/L
酢酸ニッケル:10〜20g/L
ホウ酸:30〜40g/L
光沢剤:サッカリン、ブチンジオール等
ドデシル硫酸ナトリウム:55〜75ppm
pH:4〜6
浴温:55〜65℃
電流密度:10A/dm2
(2)Cr層(剥離層:下地メッキ2)
次に、(1)にて形成したNi層表面を水洗及び酸洗後、引き続き、ロール・トウ・ロール型の連続メッキライン上でNi層の上に11μg/dm2の付着量のCr層を以下の条件で電解クロメート処理することにより付着させた。
重クロム酸カリウム1〜10g/L、亜鉛0g/L
pH:7〜10
液温:40〜60℃
電流密度:2A/dm2
(3)極薄銅層
次に、(2)にて形成したCr層表面を水洗及び酸洗後、引き続き、ロール・トウ・ロール型の連続メッキライン上で、Cr層の上に厚み1.5μm、2μm、3μm、又は、5μmの極薄銅層を以下の条件で電気メッキすることにより形成し、キャリア付極薄銅箔を作製した。
銅濃度:80〜120g/L
硫酸濃度:80〜120g/L
塩化物イオン濃度:30〜100ppm
レベリング剤1(ビス(3スルホプロピル)ジスルフィド):10〜30ppm
レベリング剤2(アミン化合物):10〜30ppm
なお、レべリング剤2として下記のアミン化合物を用いた。
電解液温度:50〜80℃
電流密度:100A/dm2
・球状粗化(通常):
先に記した各種生箔のM面或いはS面に、下記条件で粗化処理を行った。
(電解液組成)
Cu:20〜30g/L(硫酸銅5水和物で添加、以下同様)
H2SO4:80〜120g/L
砒素:1.0〜2.0g/L
(電解液温)
35〜40℃
(電流条件)
電流密度:70A/dm2
Cu:40〜50g/L
H2SO4:80〜120g/L
(電解液温)
43〜47℃
(電流条件)
電流密度:29A/dm2
先に記した各種生箔のM面、キャリア付き極薄生銅箔の表面に、下記条件で粗化処理を行った。
(電解液組成)
Cu濃度:10〜20g/L
H2SO4濃度:80〜120g/L
タングステン濃度:1〜10mg/L(タングステン酸ナトリウム2水和物で添加)
ドデシル硫酸ナトリウム濃度:1〜10mg/L
(電解液温)
35〜45℃
(電流条件)
所定の面粗さSzを得るため、四段式で電流を付与した。
電流密度は次の通りとした。
一段目: 30A/dm2
二段目: 10A/dm2
三段目: 30A/dm2
四段目: 10A/dm2
(電解液組成)
Cu:40〜50g/L
H2SO4:80〜120g/L
(電解液温)
43〜47℃
(電流条件)
電流密度:41A/dm2
先に記したキャリア付き極薄生銅箔の表面に、下記条件で粗化処理を行った。
(電解液組成)
Cu濃度:10〜20g/L
H2SO4濃度:80〜120g/L
タングステン濃度:1〜10mg/L(タングステン酸ナトリウム2水和物で添加)
ドデシル硫酸ナトリウム濃度:1〜10mg/L
(電解液温)
35〜45℃
(電流条件)
所定の面粗さSzを得るため、二段式を適用した。
電流密度は次の通りとした。
一段目:50A/dm2
二段目:10A/dm2
(電解液組成)
Cu:40〜50g/L
H2SO4:80〜120g/L
(電解液温)
43〜47℃
(電流条件)
電流密度:41A/dm2
先に記した両面フラット電解生箔のM面、及び、キャリア付き極薄生銅箔の表面に、下記条件で粗化処理を行った。
(電解液組成)
Cu:10〜20g/L
Co:1〜10g/L
Ni:1〜10g/L
pH:1〜4
(電解液温度)
40〜50℃
(電流条件)
電流密度:25A/dm2
(メッキ終了後のメッキ液中の浸漬時間)
所定の面粗さSzを得るため5秒以内とした。
(電解液組成)
Co:1〜30g/L
Ni:1〜30g/L
pH:1.0〜3.5
(電解液温)
30〜80℃
(電流条件)
電流密度5.0A/dm2
先に記したキャリア付き極薄生銅箔の表面に、下記条件で第一次粒子と第二次粒子を形成させる粗化処理を行った。
第一次粒子形成:
(電解液組成)
Cu濃度:10〜20g/L
H2SO4濃度:80〜120g/L
タングステン濃度:1〜10mg/L(タングステン酸ナトリウム2水和物で添加)
ドデシル硫酸ナトリウム濃度:1〜10mg/L
(電解液温)
35〜45℃
(電流条件)
所定の面粗さSzを得るため、二段式を適用した。
電流密度は次の通りとした。
一段目:50A/dm2
二段目:10A/dm2
(電解液組成)
Cu:40〜50g/L
H2SO4:80〜120g/L
(電解液温)
43〜47℃
(電流条件)
電流密度:41A/dm2
次に、キャリア付き極薄銅箔の第一次粗化粒子の上に第二次粗化粒子を形成させるための粗化処理を行った。
(電解液組成)
Cu:10〜20g/L
Co:1〜10g/L
Ni:1〜10g/L
pH:1〜4
(電解液温度)
40〜50℃
(電流条件)
電流密度:25A/dm2
(メッキ終了後のメッキ液中の浸漬時間)
所定の面粗さSzを得るため5秒以内とした。
(電解液組成)
Co:1〜30g/L
Ni:1〜30g/L
pH:1.0〜3.5
(電解液温)
30〜80℃
(電流条件)
電流密度5.0A/dm2
先に記したキャリア付き極薄生銅箔の表面に、下記条件で第一次粒子と第二次粒子を形成させる粗化処理を行った。
第一次粒子形成:
(電解液組成)
Cu濃度:10〜20g/L
H2SO4濃度:80〜120g/L
タングステン濃度:1〜10mg/L(タングステン酸ナトリウム2水和物で添加)
ドデシル硫酸ナトリウム濃度:1〜10mg/L
(電解液温)
35〜45℃
(電流条件)
所定の面粗さSzを得るため、二段式を適用した。電流密度は次の通りとした。
一段目:20A/dm2
二段目:10A/dm2
(電解液組成)
Cu:40〜50g/L
H2SO4:80〜120g/L
(電解液温)
43〜47℃
(電流条件)
電流密度:41A/dm2
次に、キャリア付き極薄銅箔の第一次粗化粒子の上に第二次粗化粒子を形成させるための粗化処理を行った。
(電解液組成)
Cu:10〜20g/L
Co:1〜10g/L
Ni:1〜10g/L
pH:1〜4
(電解液温度)
40〜50℃
(電流条件)
電流密度:25A/dm2
(メッキ終了後のメッキ液中の浸漬時間)
所定の面粗さSzを得るため15〜20秒とした。
(電解液組成)
Co:1〜30g/L
Ni:1〜30g/L
pH:1.0〜3.5
(電解液温)
30〜80℃
(電流条件)
電流密度5.0A/dm2
先に記したキャリア付き極薄生銅箔の表面に、下記条件で第一次粒子と第二次粒子を形成させる粗化処理を行った。
第一次粒子形成:
(電解液組成)
Cu濃度:10〜20g/L
H2SO4濃度:80〜120g/L
タングステン濃度:1〜10mg/L(タングステン酸ナトリウム2水和物で添加)
ドデシル硫酸ナトリウム濃度:1〜10mg/L
(電解液温)
35〜45℃
(電流条件)
所定の面粗さSzを得るため、三段式を適用した。電流密度は次の通りとした。
一段目:25A/dm2
二段目:10A/dm2
三段目:5A/dm2
(電解液組成)
Cu:40〜50g/L
H2SO4:80〜120g/L
(電解液温)
43〜47℃
(電流条件)
電流密度:41A/dm2
次に、キャリア付き極薄銅箔の第一次粗化粒子の上に第二次粗化粒子を形成させるための粗化処理を行った。
(電解液組成)
Cu:10〜20g/L
Co:1〜10g/L
Ni:1〜10g/L
pH:1〜4
(電解液温度)
40〜50℃
(電流条件)
電流密度:25A/dm2
(メッキ終了後のメッキ液中の浸漬時間)
所定の面粗さSzを得るため5〜10秒とした。
(電解液組成)
Co:1〜30g/L
Ni:1〜30g/L
pH:1.0〜3.5
(電解液温)
30〜80℃
(電流条件)
電流密度5.0A/dm2
バリヤー(耐熱)処理を下記の条件で行い、真鍮メッキ層又は亜鉛・ニッケル合金メッキ層を形成した。
Ni:10g/L〜30g/L、Zn:1g/L〜15g/L、 硫酸(H2SO4):1g/L〜12g/L、塩化物イオン:0g/L〜5g/Lを添加したメッキ浴を用い、電流密度1.3A/dm2でメッキ電気量5.5As/dm2を、粗化処理層を形成したM面に付与した。
銅濃度50〜80g/L、亜鉛濃度2〜10g/L、水酸化ナトリウム濃度50〜80g/L、シアン化ナトリウム濃度5〜30g/L、温度60〜90℃の真鍮メッキ浴を用い、電流密度5〜10A/dm2(多段処理)でメッキ電気量30As/dm2を、粗化処理層を形成したM面に付与した。
防錆処理(クロメート処理)を下記の条件で行い、防錆処理層を形成した。
(クロメート条件) CrO3:2.5g/L、Zn:0.7g/L、Na2SO4:10g/L、pH4.8、54℃のクロメート浴で0.7As/dm2の電気量を付加。更に、クロメート浴での防錆処理終了直後、液シャワー配管を用いて、同じクロメート浴を使って粗化処理面全面をシャワーリングした。
〔シランカップリング材塗布〕
銅箔の粗化処理面に、0.2〜2%のアルコキシシランを含有量するpH7〜8の溶液を噴霧することで、シランカップリング材塗布処理を行った。
(樹脂合成例)
ステンレス製の碇型攪拌棒、窒素導入管とストップコックのついたトラップ上に、玉付冷却管を取り付けた還流冷却器を取り付けた2リットルの三つ口フラスコに、3,4、3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物117.68g(400mmol)、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン87.7g(300mmol)、γ−バレロラクトン4.0g(40mmol)、ピリジン4.8g(60mmol)、N−メチル−2−ピロリドン(以下NMPと記す)300g、トルエン20gを加え、180℃で1時間加熱した後室温付近まで冷却した後、3,4、3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物29.42g(100mmol)、2,2−ビス{4−(4−アミノフェノキシ)フェニル}プロパン82.12g(200mmol)、NMP200g、トルエン40gを加え、室温で1時間混合後、180℃で3時間加熱して、固形分38%のブロック共重合ポリイミドを得た。このブロック共重合ポリイミドは、下記に示す一般式(1):一般式(2)=3:2であり、数平均分子量:70000、重量平均分子量:150000であった。
上記のようにして得られた表面処理銅箔及びキャリア付銅箔について、以下の方法で評価を実施した。
6.25cm角、厚さ100μmの下記樹脂基材を準備し、樹脂基材と銅箔とを、銅箔の表面処理層を有する面を樹脂基材に接するようにして積層プレスした。積層プレスは、プレス圧:3MPa、加熱温度及び時間:220℃×2時間の条件にて行った。
使用樹脂:三菱ガス化学社製GHPL−830MBT
(エッチング条件)
・エッチング形式:スプレーエッチング
・スプレーノズル:フルコーン型
・スプレー圧:0.10MPa
・エッチング液温:30℃
・エッチング液組成:
H2O2 18g/L
H2SO4 92g/L
Cu 8g/L
添加剤 株式会社JCU製 FE−830IIW3C 適量
エッチング処理時間:10〜300秒
・エッチング量(μm)=重量差(g)÷〔銅密度(8.93g/cm2)÷面積(6.25×2cm2)〕×10000
・エッチングレート(μm/s)=上記エッチング量(μm)÷エッチング処理時間(s)
また、図6に、実施例1〜3及び比較例1のエッチング処理時間とエッチング量との関係を示すグラフを作成した。図6によれば、極薄銅層部分(表面処理銅箔の場合は銅箔部分、キャリア付銅箔の場合は極薄銅層部分を示す)のエッチング処理の間は、処理時間とエッチング量とのグラフが直線を描いており、極薄銅層部分の厚み(3μm厚の極薄銅層では、3μm)をエッチングした後、表面処理層に至ったときにグラフに変曲点が出現し、エッチング量が緩やかになり(エッチングレートが下がり)、カーブを描きながら水平に近づいていることがわかる。このような点から、本発明では、極薄銅層部分のエッチングレートの算出式、及び、表面処理層部分のエッチングレートの算出式、表面処理層の厚み方向のエッチング処理時間の算出式及び銅箔の厚み1μmのエッチング処理時間の算出式を以下のように規定した。
(a)極薄銅層部分のエッチングレートの算出式:
・「極薄銅層の厚み(μm)」÷「極薄銅層部分の厚み分をエッチングで除去するのに要した時間(s)」
(b)表面処理層部分のエッチングレートの算出式:
・「極薄銅層及び表面処理層を完全にエッチングで除去した厚み(μm)−極薄銅層の厚み(μm)」÷「極薄銅層及び表面処理層を完全にエッチングで除去するのに要した時間(s)−極薄銅層部分の厚み分をエッチングで除去するのに要した時間(s)」
なお、重量測定に使用した精密天秤は、小数点以下4桁まで測定可能なものであり、測定値は4桁目を四捨五入した。
(c)表面処理層の厚み方向のエッチング処理時間の算出式:
・極薄銅層及び表面処理層を完全にエッチングで除去するのに要した時間(s)−極薄銅層部分の厚み分をエッチングで除去するのに要した時間(s)
(d)銅箔の厚み1μmのエッチング処理時間の算出式:
・極薄銅層の厚み1μm/極薄銅層部分のエッチングレート(μm/s)
なお、図6のエッチング処理時間とエッチング量との関係を示すグラフの作成のための測定は以下のエッチング時間間隔で行った。
・極薄銅層部分:10秒間隔
・変曲点近傍:1〜3秒間隔
・表面処理層:1〜2秒間隔
上記測定間隔は一例であり、エッチング処理時間とエッチング量との関係を正確に測定することができる測定の時間間隔を適宜定めてよい。その他の測定例として、極薄銅層、変曲点近傍、表面処理層共に0.1〜2秒間隔で測定してもよい。
ここで、極薄銅層部分の厚み(μm)は、図6において変曲点がある場合には、変曲点が生じた厚み(エッチング量(μm))を極薄銅層の厚みとした。また、変曲点がはっきりしない場合、または変曲点と極薄銅層の厚みが一致していない可能性が高い場合には、変曲点と思われる付近のエッチング処理時間の間、サンプルについてエッチングを行った。そして、エッチングしたサンプルの断面観察をFIB(集束イオンビーム)−SIM(走査イオン顕微鏡)にて行い、銅の結晶組織(金属組織)から極薄銅層と表面処理層の界面を判別した。ここで、図8に、銅層(ここでは極薄銅層に対応)と表面処理層との断面観察写真の例を示す。図8において、極薄銅層表面に樹脂基材由来の樹脂とともに粒子状の表面処理層が確認される。当該界面は、極薄銅層と、表面処理層との境界面を示す。そして、エッチングにより、前記極薄銅層と表面処理層の界面の一部または全部が露出する(極薄銅層の厚みばらつきが大きい場合には一部が露出する)エッチング処理時間を、極薄銅層のエッチングによる除去が完了するエッチング処理時間とした。そして、当該極薄銅層のエッチングが完了するエッチング処理時間におけるエッチング量を、極薄銅層部分の厚み(μm)とした。
また、「極薄銅層部分の厚み分をエッチングで除去するのに要した時間(s)」は、上記極薄銅層部分の厚み(μm)を除去するのに要する時間(極薄銅層のエッチングが完了するエッチング処理時間)とした。
また、「極薄銅層及び表面処理層を完全にエッチングで除去した厚み(μm)」は、表2における区間のエッチング重量変化が、エッチング時間2秒当たりで、0.001g以下になった点の一つ手前の区間を終点とし、エッチング開始から当該終点までのエッチング量とした。なお、各区間のエッチング時間が2秒未満である場合には、区間ごとのエッチング時間の合計が2秒となる合計した区間について、サンプルの重量変化量を合計することで、エッチング時間2秒当たりのサンプルの重量変化量を測定する。
また、「極薄銅層及び表面処理層を完全にエッチングで除去するのに要した時間(s)」は、エッチング開始から上記終点までに要した時間とした。
オリンパス社製レーザー顕微鏡(試験機:OLYMPUS LEXT OLS 4000、解像度:XY−0.12μm、Z−0.0μm、カットオフ:無し)を用いて、表面処理銅箔及びキャリア付銅箔の表面処理層側表面の面粗さSzを、ISO25178に準拠して測定した。
6.25cm角、厚さ100μmの下記樹脂基材を準備し、樹脂基材と表面処理銅箔及びキャリア付銅箔とを、銅箔の表面処理層を有する面を樹脂基材に接するようにして積層プレスした。積層プレスは、プレス圧:3MPa、加熱温度及び時間:220℃×2時間の条件にて行った。
使用樹脂:三菱ガス化学社製GHPL−830MBT
(マイクロエッチング条件)
・エッチング形式:スプレーエッチング
・スプレーノズル:フルコーン型
・スプレー圧:0.10MPa
・エッチング液温:30℃
・エッチング液組成:
H2O2 18g/L
H2SO4 92g/L
Cu 8g/L
添加剤 株式会社JCU製 FE−830IIW3C 適量
・DFラミネート工程:DFとして、日立化成社製 RY−5325を使用し、上記マイクロエッチング面に当該DFを貼り合わせた。貼り合わせに用いたラミネートロールの温度は110℃、圧力は0.4MPa、回転速度は1.0m/分とした。
・DF露光工程:L(ライン)/S(スペース)=21μm/9μmの露光マスクを使用し、当該露光マスクを介してDFに光を照射した。使用したDFはネガタイプであり、光が当たった部分が光硬化した。露光量は100mJ/cm2とした。
・DF現像工程:炭酸ナトリウム水溶液(現像液)によるスプレーエッチングにより現像することで、上記露光工程で光の当たっていない箇所を現像液で溶解除去した。炭酸ナトリウム濃度は1wt/vol%、スプレー圧は0.16MPa、スプレー噴霧時間は36秒とした。
・水洗工程:スプレーによって水の噴霧を行い、現像処理面を水洗した。スプレー圧は0.16MPa、スプレー噴霧時間は36秒とした。
パターン銅めっき液組成:
・硫酸銅五水和物:100g/L
・硫酸:180g/L
・塩素イオン:50ppm
・添加剤: 株式会社JCU製 CU−BRITE−RF 適量
添加剤は、めっき表面の光沢や平滑性の向上を目的として用いている。
次に、銅箔及び極薄銅層表面に、以下の条件でフラッシュエッチングを行った。
(エッチング条件)
・エッチング形式:スプレーエッチング
・スプレーノズル:フルコーン型
・スプレー圧:0.10MPa
・エッチング液温:30℃
・エッチング液組成:
H2O2 18g/L
H2SO4 92g/L
Cu 8g/L
添加剤 株式会社JCU製 FE−830IIW3C 適量
・処理時間〔10〜200秒〕
配線のボトム面にフォーカスしたときの観察写真で、配線間の樹脂面上の銅残渣の除去が完了した時点において、形成されている配線の幅を測定し、以下の基準で評価した。
(評価基準)◎:配線幅が15μm超、〇:配線幅が10〜15μm、×:配線幅が10μm未満
配線のボトム面にフォーカスしたときの観察写真で、配線幅が13.5μmとなった時点において、配線間の樹脂面上の銅残渣の残りレベルによって、以下の基準で、相対的に評価した。
(評価基準)〇:残渣無し、×:残渣確認、××:多量の残渣確認
配線間の樹脂面上の銅残渣の除去が完了した時点において、形成されている配線の表面と、樹脂表面との段差を測定し、以下の基準で、相対的に評価した。
(評価基準)◎:段差が1.5μm未満、〇:段差が1.5〜4μm、×:段差が4μm超
試験条件及び結果を表1〜4に示す。
実施例1〜11は、いずれも銅箔の厚み方向のエッチングレートを1とした場合に、表面処理層の厚み方向のエッチングレートが0.5以上であったため、微細配線形成性が良好であった。
比較例1〜4は、いずれも厚み方向のエッチングレートを1とした場合に、表面処理層の厚み方向のエッチングレートが0.5未満であったため、微細配線形成性が不良であった。
Claims (28)
- 銅箔上に粗化処理層を有する表面処理層が形成された表面処理銅箔であり、
前記表面処理層が形成された表面とは反対側の表面から、エッチング成分が18g/LのH2O2、92g/LのH2SO4、8g/LのCu及び過酸化水素の安定化剤で構成される液温30℃の銅溶解エッチング液でスプレーエッチングした際に、
前記銅箔の厚み方向のエッチングレートを1とした場合に、前記表面処理層の厚み方向のエッチングレートが0.5以上となり、且つ、
「前記銅箔の厚み(μm)」に対する「前記銅箔及び前記表面処理層をエッチングで完全に除去した厚み(μm)−前記銅箔の厚み(μm)」の比が0.04〜0.21であり、
前記表面処理層が形成された表面の面粗さSzが0.8〜3.2μmである表面処理銅箔。 - 前記銅箔の厚み方向のエッチングレートを1とした場合に、前記表面処理層の厚み方向のエッチングレートが0.75以上となる請求項1に記載の表面処理銅箔。
- 前記銅箔の厚み方向のエッチングレートを1とした場合に、前記表面処理層の厚み方向のエッチングレートが1.0以上となる請求項2に記載の表面処理銅箔。
- 銅箔上に粗化処理層を有する表面処理層が形成された表面処理銅箔であり、
前記表面処理層が形成された表面とは反対側の表面から、エッチング成分が18g/LのH2O2、92g/LのH2SO4、8g/LのCu及び過酸化水素の安定化剤で構成される液温30℃の銅溶解エッチング液でスプレーエッチングした際に、
前記銅箔の厚み1μmのエッチング処理時間に対する、前記表面処理層の厚み方向のエッチング処理時間の比が、0.7以下となり、
前記表面処理層の厚み方向のエッチング処理時間は、下記式Aで算出され、
式A:前記銅箔および前記表面処理層を完全にエッチングで除去するのに要した時間(s)−前記銅箔部分の厚み分をエッチングで除去するのに要した時間(s)
前記表面処理層が形成された表面の面粗さSzが0.8〜3.2μmである表面処理銅箔。 - 銅箔上に表面処理層が形成された表面処理銅箔であり、
前記表面処理層が形成された表面とは反対側の表面から、エッチング成分が18g/LのH2O2、92g/LのH2SO4、8g/LのCu及び過酸化水素の安定化剤で構成される液温30℃の銅溶解エッチング液でスプレーエッチングした際に、
前記銅箔の厚み1μmのエッチング処理時間に対する、前記表面処理層の厚み方向のエッチング処理時間の比が、0.7以下となり、前記表面処理層の厚み方向のエッチング処理時間は、下記式Aで算出される請求項1〜3のいずれか一項に記載の表面処理銅箔。
式A:前記銅箔および前記表面処理層を完全にエッチングで除去するのに要した時間(s)−前記銅箔部分の厚み分をエッチングで除去するのに要した時間(s) - 前記銅箔の厚み1μmのエッチング処理時間に対する、前記表面処理層の厚み方向のエッチング処理時間の比が、0.4以下となり、前記表面処理層の厚み方向のエッチング処理時間は、下記式Aで算出される請求項4又は5に記載の表面処理銅箔。
式A:前記銅箔および前記表面処理層を完全にエッチングで除去するのに要した時間(s)−前記銅箔部分の厚み分をエッチングで除去するのに要した時間(s) - 前記銅箔の厚み1μmのエッチング処理時間に対する、前記表面処理層の厚み方向のエッチング処理時間の比が、0.2以下となり、前記表面処理層の厚み方向のエッチング処理時間は、下記式Aで算出される請求項6に記載の表面処理銅箔。
式A:前記銅箔および前記表面処理層を完全にエッチングで除去するのに要した時間(s)−前記銅箔部分の厚み分をエッチングで除去するのに要した時間(s) - 銅箔上に粗化処理層を有する表面処理層が形成された表面処理銅箔であり、
前記表面処理層が形成された表面とは反対側の表面から、エッチング成分が18g/LのH2O2、92g/LのH2SO4、8g/LのCu及び過酸化水素の安定化剤で構成される液温30℃の銅溶解エッチング液でスプレーエッチングした際に、
前記銅箔の厚み方向のエッチングレートを1とした場合に、前記表面処理層の厚み方向のエッチングレートが0.5以上となり、且つ、
前記表面処理層の厚みは0.13μm〜0.65μmであり、
前記表面処理層が形成された表面の面粗さSzが0.8〜3.2μmである表面処理銅箔。 - 前記銅箔が電解銅箔または圧延銅箔で形成されている請求項1〜8のいずれか一項に記載の表面処理銅箔。
- 前記表面処理層が、粗化処理層と、前記粗化処理層表面に設けられた、耐熱層、防錆層、クロメート処理層及びシランカップリング処理層からなる群から選択された1種以上の層とを有する請求項1〜9のいずれか一項に記載の表面処理銅箔。
- 前記表面処理層が、前記防錆層及び前記耐熱層の少なくとも一方を有し、前記防錆層及び前記耐熱層の少なくとも一方が、ニッケル、コバルト、銅、亜鉛から選択される1つ以上の元素を含む請求項10に記載の表面処理銅箔。
- 前記表面処理層が、前記粗化処理層の上に前記耐熱層を有する請求項10又は11に記載の表面処理銅箔。
- 前記表面処理層が、前記耐熱層と前記防錆層とを有し、前記粗化処理層または前記耐熱層の上に前記防錆層を有する請求項10〜12のいずれか一項に記載の表面処理銅箔。
- 前記表面処理層が、前記防錆層と前記クロメート処理層とを有し、前記防錆層の上に前記クロメート処理層を有する請求項10〜13のいずれか一項に記載の表面処理銅箔。
- 前記表面処理層が、前記クロメート処理層と前記シランカップリング処理層とを有し、前記クロメート処理層の上に前記シランカップリング処理層を有する請求項10〜14のいずれか一項に記載の表面処理銅箔。
- 前記表面処理層上に樹脂層を備える請求項1〜15のいずれか一項に記載の表面処理銅箔。
- 前記樹脂層が誘電体を含む請求項16に記載の表面処理銅箔。
- キャリアの一方の面、又は、両方の面に、中間層、極薄銅層がこの順に積層されて構成されたキャリア付銅箔であって、前記極薄銅層が請求項1〜17のいずれか一項に記載の表面処理銅箔であるキャリア付銅箔。
- 前記キャリアの一方の面に前記中間層、前記極薄銅層をこの順に有し、前記キャリアの他方の面に粗化処理層を有する請求項18に記載のキャリア付銅箔。
- 請求項1〜17のいずれか一項に記載の表面処理銅箔を用いたプリント配線板の製造方法。
- 請求項18又は19に記載のキャリア付銅箔を用いたプリント配線板の製造方法。
- 請求項1〜17のいずれか一項に記載の表面処理銅箔を用いたプリント回路板の製造方法。
- 請求項18又は19に記載のキャリア付銅箔を用いたプリント回路板の製造方法。
- 請求項1〜17のいずれか一項に記載の表面処理銅箔を用いた銅張積層板の製造方法。
- 請求項18又は19に記載のキャリア付銅箔を用いた銅張積層板の製造方法。
- 請求項1〜17のいずれか一項に記載の表面処理銅箔と絶縁基板とを準備する工程、
前記表面処理銅箔を、表面処理層側から絶縁基板に積層して銅張積層板を形成し、
その後、サブトラクティブ法、パートリーアディティブ法又はモディファイドセミアディティブ法のいずれかの方法によって、回路を形成する工程を含むプリント配線板の製造方法。 - 請求項18又は19に記載のキャリア付銅箔と絶縁基板とを準備する工程、
前記キャリア付銅箔を極薄銅層側から絶縁基板に積層する工程、
前記キャリア付銅箔と絶縁基板とを積層した後に、前記キャリア付銅箔のキャリアを剥がす工程を経て銅張積層板を形成し、
その後、パートリーアディティブ法又はモディファイドセミアディティブ法のいずれかの方法によって、回路を形成する工程を含むプリント配線板の製造方法。 - 請求項18又は19に記載のキャリア付銅箔の前記極薄銅層側表面に回路を形成する工程、
前記回路が埋没するように前記キャリア付銅箔の前記極薄銅層側表面に樹脂層を形成する工程、
前記樹脂層上に回路を形成する工程、
前記樹脂層上に回路を形成した後に、前記キャリアを剥離させる工程、及び、
前記キャリアを剥離させた後に、前記極薄銅層を除去することで、前記極薄銅層側表面に形成した、前記樹脂層に埋没している回路を露出させる工程
を含むプリント配線板の製造方法。
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