JP6180841B2 - スイッチ用の可動接点 - Google Patents
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Description
図5は、従来例にかかる可動接点7Xを説明する図である。
可動接点7Xの各々は、スプリングSpから作用する付勢力で、収容穴53から極盤2側の下方に突出しており、可動盤5が本体ケース4内に組み込まれた状態において、極盤2の上面に露出する固定接点8に圧接するようになっている。
側面視において、摺動部72の外周は円弧状を成しており、インヒビタスイッチ10において可動接点7Xは、摺動部72の外周を、固定接点8に圧接させている。
そうすると、この摺動部72を挟んで対向配置された側壁部71、71の支持強度が、摺動部72の厚みW1が薄くなるにつれて低下してしまう。
そのため、可動接点7Xには、固定接点8上を摺動する際や段部9に乗り上げる際に、可動接点7Xを収容する収容穴53との当接点P1、P2から、シフトレバーの操作力に応じた応力が作用している(図5の(B)参照)。
よって、摺動部72の厚みW1が薄くなって側壁部71、71の支持強度が低下すると、作用する応力に抗して、側壁部71、71を互いに平行に配置した状態に保持することができなくなり、側壁部71、71が、互いの間隔を狭める方向に傾いてしまう。
そして、可動接点7Xが摺動を繰り返すことにより、この側壁部71、71の互いの間隔を狭める方向の傾きが大きくなると、可動接点7Xが大きく変形してしまい(図5の(C)参照)、可動接点7Xを固定接点8に対して適切な位置(角度位置)で接離させることができなくなってしまう。
しかし、可動接点7Xは、一枚の金属板を折り曲げて形成されるため、近年の長寿命化の要求に応えて、摺動部72の厚み(金属板の厚み)を厚くすると、側壁部71の厚みもまた厚くなるので、可動接点7Xが大型化してしまう。
そうすると、接点保持部52の収容穴53に対する可動接点7Xの大きさが大きくなるので、可動接点7Xを、インヒビタスイッチ10の本体ケース4内に組み込めなくなってしまう。
固定接点に圧接させた可動接点を摺動させて、前記可動接点と前記固定接点とが接離するように構成されたスイッチ用の可動接点であって、
前記可動接点を、当該可動接点の摺動方向に間隔を開けて互いに平行に配置された一対の側壁部と、前記一対の側壁部の前記固定接点側の端部同士を接続すると共に前記固定接点上を摺動する摺動部と、から構成すると共に、
前記一対の側壁部における一方の側壁部と他方の側壁部の互いの対向部に、前記摺動方向に突出する突出部を設けて、前記摺動方向における前記一対の側壁部の間で、前記突出部同士を当接させ、
前記側壁部は、前記摺動方向の直交方向に所定幅を有すると共に、前記直交方向における中央部に、前記摺動部とは反対側の端部から前記摺動部の近傍まで及ぶ切欠きが設けられており、
前記突出部は、前記切欠きにおける前記摺動部側の側縁から前記摺動方向に突出して設けられている構成のスイッチ用の可動接点とした。
また、本発明は、
固定接点に圧接させた可動接点を摺動させて、前記可動接点と前記固定接点とが、前記可動接点の位置に応じて接離するように構成されたスイッチ用の可動接点であって、
前記可動接点を、当該可動接点の摺動方向に間隔を開けて配置された一対の側壁部と、前記一対の側壁部の前記固定接点側の端部同士を接続すると共に前記固定接点上を摺動する摺動部と、から構成すると共に、
前記一対の側壁部における一方の側壁部と他方の側壁部の互いの対向部に、前記摺動方向に突出する突出部を設けて、前記摺動方向における前記一対の側壁部の間で、前記突出部同士を当接させ、
前記側壁部は、前記摺動方向の直交方向に所定幅を有すると共に、前記直交方向における中央部に、前記摺動部とは反対側の端部から前記摺動部の近傍まで及ぶ切欠きが設けられており、
前記突出部は、前記側壁部の前記切欠きを挟んで一方側の側部と他方側の側部に設けられている構成のスイッチ用の可動接点とした。
これにより、摺動部の厚みを厚くする必要がないので、大型化させることなく可動接点の変形を防止して、可動接点の寿命を延ばすことができる。
図1は、実施の形態にかかる可動接点7を説明する図であり、(A)は、斜視図、(B)は、側面図、(C)は、固定接点8側から見た底面図であり、(D)は、正面図であり、(E)は、(D)におけるA−A断面図である。
なお、以下の説明においては、説明の便宜上、図1の(B)における上側を上方、下方として表記する。
側面視において摺動部72は、側壁部71、71の固定接点8側の端部同士を接続するように設けられており、この摺動部72の外形は、可動接点7の摺動方向における中心点(下端72a)を、最も固定接点8側の下方に位置させた円弧状を成している。
切欠き721、721は、摺動部72の長手方向(可動接点7の摺動方向の直交方向)の中央を通ると共に、当該摺動部72の幅方向(可動接点7の摺動方向)に延びる直線Yaを挟んで対称となる位置に設けられており、摺動部72では、これら切欠き721、721の直線Yaとは反対側が、固定接点8との当接部722、722となっている。
側面視において側壁部71、71は、摺動部72から離れる方向に直線状に延びており、摺動部72の下端72aからの高さh1は、それぞれ同じ高さとなっている。
この当接部73は、切欠部710の下辺710aの長手方向における中央部から、上方に延びる基部731を有しており、この基部731の上端側は、可動接点7の摺動方向に折り曲げられて突出部732を形成している。
可動接点7において突出部732、732は、可動接点7の摺動方向で間隔をあけて配置された側壁部71、71の間で、互いの先端面732a、732aを当接させており(図1の(E)参照)、可動接点7における摺動部72側の剛性強度が、これら互いに当接させた突出部732、732により高められている。
これにより、側壁部71、71の摺動部72側の剛性強度もまた、高められているので、固定接点8上を可動接点7が摺動する際に、固定接点8との当接部722、722に、摺動による応力が作用しても、側壁部71、71が、かかる応力により互いに近づく方向に簡単に傾かないようになっている。
また、側壁部71では、その長手方向における切欠部710を挟んだ両側が、可動接点7の長手方向(図1の(D)における左右方向)の移動を規制する規制部711、711となっており、可動接点7がその長手方向に移動すると、切欠部710内に位置するスプリングSpが規制部711、711に当接した時点で、可動接点7のそれ以上の移動が阻止されるようになっている。
よって、摺動部72の厚みW1が薄くなって側壁部71、71の支持強度が低下しても、従来の可動接点7Xの場合よりも、側壁部71、71を互いに平行に配置した状態に保持することができ、側壁部71、71が互いに近づく方向に傾いて、可動接点7が大きく変形することを好適に防止できるので、可動接点7を固定接点8に対して適切な位置で接離させることができなくなることを好適に防止できる。
可動接点7を、可動接点7の摺動方向に間隔を開けて互いに平行に配置された一対の側壁部71、71と、一対の側壁部71、71の固定接点8側の端部同士を接続すると共に固定接点8上を摺動する摺動部72と、から構成すると共に、
側壁部71、71は、摺動方向の直交方向に所定幅を有すると共に、直交方向における中央部に、摺動部72とは反対側の端部から摺動部の近傍まで及ぶ切欠部710(切欠き)が設けられており、
切欠部710における摺動部72側の下辺710a側に、摺動方向に突出する突出部732を設けて、摺動方向における側壁部71、71の間で、突出部732、732同士を当接させた構成のスイッチ用の可動接点7とした。
よって、摩耗により摺動部72の厚みが薄くなって、側壁部71、71の支持強度が低下しても、側壁部71、71が傾いて可動接点7が変形することを防止できる。
これにより、摺動部72の厚みを厚くすることなく、可動接点7を固定接点8に対して適切な位置で接離させることができる期間(可動接点7の寿命)を延ばすことができる。
さらに、可動接点7が変形すると、変形した可動接点7が、接点保持部52に設けた収容穴53から脱落することがあるが、かかる事態の発生を好適に防止できる。
突出部732、732の先端面732a、732aは、互いに平行な平坦面となっており、突出部732、732は、可動接点7の摺動方向における中心を通り、可動盤5の回動中心軸(軸線X)に対して平行な軸線Xa上で、互いの先端面732a、732aを当接させている構成とした。
断面が可動接点の形状を成す金属製の棒状部材を、所定幅で切断して可動接点を作成する場合より、可動接点を安価に作成できる。
また、金属板を打ち抜く際に、従来廃棄していた切欠部710の部分の材料を利用して、基部731と突出部732を形成することができる。よって基部731と突出部732とを備える当接部73を形成するに当たり、新たな材料が必要とならないので、作成コストを増大させることなく、可動接点7の変形を好適に防止できる。
図2は、変形例にかかる可動接点7Aを説明する図であり、(A)は、斜視図であり、(B)は、側面図であり、(C)は、正面図であり、(D)は、摺動部72が摩耗して厚みW1’になった状態を説明する側面図である。
なお、この図2では、前記した可動接点7と共通の部位について、同一の符号を用いて示しており、以下の説明においては、前記した可動接点7と共通の部位については、その具体的な説明を省略する。
ここで、変形例にかかる可動接点7Aにおいても、可動接点7Aが摺動方向における一方側と他方側のどちらに摺動した場合でも、摺動により作用する応力で可動接点7Aが変形しないようにするために、一方の側壁部71の突出部74、74と、他方の側壁部71の突出部74、74は、可動接点7Aの摺動方向における中心を通り、可動盤5の回動中心軸(軸線X)に対して平行な軸線Xa上で、互いの先端面74a、74aを当接させている。
よって、摺動部72の厚みW1が厚みW1’まで薄くなって、側壁部71、71の支持強度が低下しても、側壁部71、71を互いに平行に配置した状態に保持することができ、側壁部71、71(規制部711の、711)が互いに近づく方向に傾いて、可動接点7Aが大きく変形することを好適に防止できるので、可動接点7Aを固定接点8に対して適切な位置で接離させることができなくなることを好適に防止できる。
突出部74、74は、可動接点7Aの長手方向(摺動方向の直交方向)で側壁部71の切欠部710を挟んで一方側の規制部711(側部)と他方側の規制部711(側部)に設けられており、突出部74、74は、規制部711における摺動部72とは反対側の上端側を、可動接点7Aの摺動方向に折り曲げて形成されている構成とした。
さらに、互いに当接させた突出部74、74により、摺動部72を挟んで対向する規制部711、711が、互いの間隔を狭める方向に傾くことが阻止されるので、摩耗により摺動部72の厚みが薄くなって、側壁部71、71の支持強度が低下しても、側壁部71、71が互いに近づく方向に傾いて可動接点7が変形することを好適に防止できる。
これにより、摺動部72の厚みを厚くすることなく、可動接点7Aを固定接点8に対して適切な位置で接離させることができる期間(可動接点7Aの寿命)をより延ばすことができる。
よって、摺動部72の厚みW1が薄くなって側壁部71、71の支持強度が低下しても、側壁部71、71を互いに平行に配置した状態に保持することができる。
これにより、この側壁部71、71(規制部711、711)の互いに近づく方向への傾きが大きくなって、可動接点7が大きく変形することを好適に防止できるので、可動接点7を固定接点8に対して適切な位置で接離させることができなくなることを好適に防止できる。
突出部752、752は、可動接点7Bの長手方向(摺動方向の直交方向)で側壁部71の切欠部710を挟んで一方側の規制部711(側部)と他方側の規制部711(側部)に設けられており、
突出部752、752は、規制部711における切欠部710とは反対側の側縁711bから、可動接点7Bの長手方向に突出する基部751の先端側を、可動接点7Bの摺動方向に折り曲げて形成されている構成とした。
これにより、摺動部72の厚みを厚くすることなく、可動接点7Bを固定接点8に対して適切な位置で接離させることができる期間(可動接点7Bの寿命)をより延ばすことができる。
このように構成することによっても、摩耗により摺動部72の厚みが薄くなって、側壁部71、71の支持強度が低下しても、側壁部71、71が互いに近づく方向に傾いて可動接点7C、7Dが変形することを好適に防止できる。
これにより、摺動部72の厚みを厚くすることなく、可動接点7C、7Dを固定接点8に対して適切な位置で接離させることができる期間(可動接点7C、7Dの寿命)をより延ばすことができる。
3 カバー
4 本体ケース
5 可動盤
7、7A〜7D、7X 可動接点
8 固定接点
9 段部
10 インヒビタスイッチ
24 周壁
51 軸部
52 接点保持部
53 収容穴
54 スプリング保持部
71 側壁部
72 摺動部
72a 下端
73 当接部
74 突出部
74a 先端面
75 突出部
710 切欠部
710a 下辺
711 規制部
711a 上端
711b 側縁
722 当接部
731 基部
732 突出部
732a 先端面
732b 上面
751 基部
752 突出部
P1、P2 当接点
Sp スプリング
X 軸線
Xa 軸線
Ya 直線
Claims (4)
- 固定接点に圧接させた可動接点を摺動させて、前記可動接点と前記固定接点とが、前記可動接点の位置に応じて接離するように構成されたスイッチ用の可動接点であって、
前記可動接点を、当該可動接点の摺動方向に間隔を開けて配置された一対の側壁部と、前記一対の側壁部の前記固定接点側の端部同士を接続すると共に前記固定接点上を摺動する摺動部と、から構成すると共に、
前記一対の側壁部における一方の側壁部と他方の側壁部の互いの対向部に、前記摺動方向に突出する突出部を設けて、前記摺動方向における前記一対の側壁部の間で、前記突出部同士を当接させ、
前記側壁部は、前記摺動方向の直交方向に所定幅を有すると共に、前記直交方向における中央部に、前記摺動部とは反対側の端部から前記摺動部の近傍まで及ぶ切欠きが設けられており、
前記突出部は、前記切欠きにおける前記摺動部側の側縁から前記摺動方向に突出して設けられていることを特徴とするスイッチ用の可動接点。 - 固定接点に圧接させた可動接点を摺動させて、前記可動接点と前記固定接点とが、前記可動接点の位置に応じて接離するように構成されたスイッチ用の可動接点であって、
前記可動接点を、当該可動接点の摺動方向に間隔を開けて配置された一対の側壁部と、前記一対の側壁部の前記固定接点側の端部同士を接続すると共に前記固定接点上を摺動する摺動部と、から構成すると共に、
前記一対の側壁部における一方の側壁部と他方の側壁部の互いの対向部に、前記摺動方向に突出する突出部を設けて、前記摺動方向における前記一対の側壁部の間で、前記突出部同士を当接させ、
前記側壁部は、前記摺動方向の直交方向に所定幅を有すると共に、前記直交方向における中央部に、前記摺動部とは反対側の端部から前記摺動部の近傍まで及ぶ切欠きが設けられており、
前記突出部は、前記側壁部の前記切欠きを挟んで一方側の側部と他方側の側部に設けられていることを特徴とするスイッチ用の可動接点。 - 前記一方側と他方側の側部において前記突出部は、前記直交方向における一側縁から、前記摺動方向に突出して設けられていることを特徴とする請求項2に記載のスイッチ用の可動接点。
- 前記一方側と他方側の側部において前記突出部は、前記摺動部とは反対側の端部から、前記摺動方向に突出して設けられていることを特徴とする請求項2に記載のスイッチ用の可動接点。
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