JP6183666B2 - 吸着シートの製造方法と吸着シート - Google Patents
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Description
こうした壁紙としてのみならず、ステッカーとして、ガラス面に貼り付けるようにして用いる場合もあった。
何れにしても、接着という手段を用いることが一般的であった。
また、接着剤を使用する方法では、壁面の表面に凹凸、曲面があった場合に順応し難いという問題もあった。
そして、当然ながら、接着剤は硬化するものであるから、例えシートを剥がしても、硬化した接着剤が残ることになり、張替に支障を来すことになって、清掃に手間と時間がかかってしまうことになる。
加えて、塩化ビニル等の場合は、これに対して容易にプリント方式で絵柄をつけることができる利点もある。
しかし、壁面等への貼り付けに接着剤を用いるのでは、上述した問題点が解消されないのであり、そこで、接着剤に代えて、吸着機能のある発泡樹脂を用いることを考えるのであるが、こうした発泡樹脂を塩化ビニルに塗布するには、発泡された樹脂が高温であるため、塩化ビニル等は、そうした高温樹脂(100℃乃至70℃)の塗布には耐えられないので、塗布を実現できないでいたものである。そして、こうした熱に弱い樹脂フィルムで、利用価値の高いものは、その他にも、例えば、ポリスチレン(PS)、ポリウレタン(PU)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)挙げることができる。
先ず、吸着シートの製造方法は、一方において、アクリル系樹脂の共重合体エマルジョンの100重量、架橋剤1重量部乃至5重量部を添加して混錬し、
前記混錬した溶液を連続発泡機で気体を用いて発泡前の体積の1.5〜5倍に機械発泡させ、
前記溶液を離形処理された基材(1)の剥離面にナイフコーターを用いて、160〜300g/m2の厚みで塗布し、
所定の温度で乾燥させて架橋反応させて合成樹脂弾性発泡体層(2)を形成して前記基材(1)を完成させ、
他方において、所定量の可塑剤を添加した所定厚みのポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)、ポリウレタン(PU)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)の何れか一つのフィルム(3)の片面にアクリル系粘着剤を所定の厚みとした粘着層(4)を設け、該粘着層(4)に剥離シート(5)を貼着する、
しかる後、前記剥離シート(5)を剥離し、前記基材(1)の合成樹脂弾性発泡体層(2)に前記粘着層(4)を重ねてラミネートし、吸着シートを完成させる、
という手段を講じた。
また、本発明にかかる吸着シートは、次の手段を備える。
即ち、クリル系樹脂の共重合体エマルジョンの100重量、架橋剤1重量部乃至5重量部を添加して混錬し、発泡させた溶液を離形処理された基材(1)の剥離面に、160〜300g/m2の厚みで塗布し、乾燥させて合成樹脂弾性発泡体層(2)を形成しある前記基材(1)に、
所定量の可塑剤を添加した所定厚みのポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)、ポリウレタン(PU)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)の何れか一つのフィルム(3)の片面にアクリル系粘着剤を所定の厚みとした粘着層(4)を設け、
前記基材(1)の合成樹脂弾性発泡体層(2)に前記粘着層(4)を重ねてラミネートしてなる。
また、合成樹脂弾性発泡体層と前記粘着層との組み合わせによって、貼着面に多少の凹凸があっても、曲面があっても、これを吸収して順応させることができて、綺麗に貼り付け行う事ができる利点もある。
そして、ポリ塩化ビニル等を使用するので、コストが安価で、絵柄等のプリントが容易であるという利点もある。
本発明のその他の利点は、以下の説明から明らかになろう。
即ち、前記架橋剤とは、エポキシ系のものであり、気泡発生を促進する界面活性剤が所定量添加されており、更に、30μ乃至50μのマイクロカプセルとなるビーズを配合させおり、前記基材(1)とは、紙にポリエチレンをラミネートしたもの又はポリ塩化ビニルであり、前記剥離シート(5)とは、ポリエチレンテレニレート(PET)であるのが好ましい。
前記界面活性剤としては、適宜公知のものを用いてよい。
先ず、アクリル系樹脂、共重合体のエマルジョンの100重量に、架橋剤として、ここでは、エポキシ系(例えば、ソルビトールポリシジルエーテル)を1重量部(5重量部まで可能)添加し、更に、40μのマイクロカプセル(ビーズ)(30μ〜50μでもよい)を添加し、混錬する。このビーズとして、有機系としてはアクリル又はスチレンビーズ、無機系としてセラミック、ガラスなど)を用い得る。
この発泡体層(2)の気泡は、数ミクロン乃至数十ミクロンの連続気泡(不連続も含有され得る)とされている。図3における右側部の上下の矢印は、添着に際しての剥離位置を示す。
しかる後、前記剥離シートー(5)を剥離し(図2参照)、前記基材(1)の合成樹脂弾性発泡体層(2)に前記粘着層(4)を重ねてラミネートし、吸着シートを完成させる。このラミネートは、通常のロール加圧によって行う。図1は、その最終形態示す。
上述した連続発泡機としては、機能的には、撹拌を行うことで、発泡がなされる。これに用いる空気は、5kg/cm2Gとしている。発泡倍率は、原液の1〜5倍が可能である。
ステンレスに対して、180度Peel 初期値→0.2N/25mm
貼り付け後24時間→0.2N/25mm
ガラスに対して、180度Peel 初期値→0.1N/25mm
貼り付け後24時間→0.1N/25mm
硬質塩ビに対して、180度Peel 初期値→2.3N/25mm
貼り付け後24時間→3.4N/25mm
2:合成樹脂弾性発泡体層
3:ポリ塩化ビニルフィルム
4:粘着層
5:剥離シート
Claims (2)
- 吸着シートの製造方法であって、
一方において、アクリル系樹脂の共重合体エマルジョンの100重量、架橋剤1重量部乃至5重量部を添加して混錬し、
前記混錬した溶液を連続発泡機で気体を用いて発泡前の体積の1.5〜5倍に機械発泡させ、
前記溶液を離形処理された基材(1)の剥離面にナイフコーターを用いて、160〜300g/m2の厚みで塗布し、
所定の温度で乾燥させて架橋反応させて合成樹脂弾性発泡体層(2)を形成して前記基材(1)を完成させ、
他方において、所定量の可塑剤を添加した所定厚みのポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)、ポリウレタン(PU)、ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)の何れか一つのフィルム(3)の片面にアクリル系粘着剤を所定の厚みとした粘着層(4)を設け、該粘着層(4)に剥離シート(5)を貼着する、
しかる後、前記剥離シート(5)を剥離し、前記基材(1)の合成樹脂弾性発泡体層(2)に前記粘着層(4)を重ねてラミネートし、吸着シートを完成させる、
ことを特徴とする吸着シートの製造方法。 - 前記架橋剤とは、エポキシ系のものであり、気泡発生を促進する界面活性剤が所定量添加されており、更に、30μ乃至50μのマイクロカプセルとなるビーズを配合させおり、前記基材(1)とは、紙にポリエチレンをラミネートしたもの又はポリ塩化ビニルであり、前記剥離シート(5)とは、ポリエチレンテレフタレート(PET)である、ことを特徴とする、
請求項1に記載の吸着シートの製造方法。
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