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JP6183909B2 - 給電装置 - Google Patents
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JP6183909B2 - 給電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、負荷に対して交流電力を供給する給電装置に関する。
負荷に対して交流電力を供給する給電装置としては、例えば、特許文献1に記載の系統連系運転と自立運転とを行うものが知られている。この給電装置は、系統連系運転時には、家庭内の各種負荷に対して交流電力を供給する一方、自立運転時には、非常用コンセントに接続された負荷に対してのみ交流電力を供給する。
一方、近年では、自立運転時に家庭内の各種負荷に対して交流電力を供給することができる系統非連系のVehicle to Homeシステム(V2Hシステム)も利用され始めている。この給電装置(V2Hシステム)は、電気自動車やプラグインハイブリッドカー等の電動車に搭載された車載バッテリを放電させ、当該放電により得た直流電力を交流化して家庭内の各種負荷に供給する。
また、この給電装置は、ユーザーが予め設定した時間帯に車載バッテリを充電するタイマー充電機能と、ユーザーが予め設定した時間帯に車載バッテリを放電させるタイマー放電機能とを有している。この給電装置では、割安の深夜料金が適用される夜間の時間帯にタイマー充電を行い、通常料金が適用される昼間の時間帯にタイマー放電を行うことで、電気料金の節約を図ることができる。
特開2001−8464号公報
本願発明者は、タイマー放電の時間帯にユーザーが電動車に乗って外出し、外出先に設置された充電装置で車載バッテリを充電し、上記時間帯の終了時刻よりも前に戻ってきてタイマー放電を再開させる場合があることに着目し、この場合、車載バッテリの充電率(SOC)の増加分に応じてタイマー放電を延長できることを見出した。しかしながら、従来の給電装置では、タイマー放電を延長させるためにはタイマー放電の時間帯を再度設定する必要があり、この再度の設定がユーザーの利便性を損なっていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、タイマー放電に関する利便性を向上させた給電装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る給電装置は、電動車の車載バッテリを放電させ、当該放電により得た直流電力を交流化して負荷に供給する放電動作を行う電力変換部と、車載バッテリを放電させる放電時間帯に関する時間情報が格納された記憶部と、電力変換部が放電時間帯に放電動作を行うように電力変換部を制御する制御部と、を備えた給電装置であって、制御部は、放電時間帯または該放電時間帯の開始時刻よりも前に電力変換部と電動車との接続が解除され、かつ放電時間帯に電力変換部が電動車に再接続された場合、再接続時から放電時間帯の終了時刻の間に、車載バッテリの状態に基づいて終了時刻を遅らせるか否かの決定をする一方、放電時間帯および開始時刻よりも前に電力変換部と電動車との接続が解除されなかった場合、終了時刻に電力変換部による放電動作を終了させることを特徴とする。
この構成によれば、制御部が車載バッテリの状態に基づいて放電時間帯の終了時刻を遅らせるか否かの決定をするので、ユーザーがタイマー放電の設定をあらためて行うことなく、放電時間帯の終了時刻を遅らせることが可能となる。
上記給電装置の制御部は、例えば、遅らせる前の終了時刻における車載バッテリの充電率が予め設定された設定充電率に達しているか否かを判定し、設定充電率に達していないと判定した場合は終了時刻を遅らせる決定をする一方、設定充電率に達していると判定した場合は終了時刻を遅らせない決定をするよう構成できる。
上記給電装置の制御部は、例えば、再接続時における車載バッテリの充電率が解除時における車載バッテリの充電率よりも増加しているか否かを判定し、増加していると判定した場合は終了時刻を遅らせる決定をする一方、増加していないと判定した場合は終了時刻を遅らせない決定をするよう構成できる。
上記給電装置では、終了時刻を遅らせるか否かの選択をユーザーに要求する表示操作部をさらに備え、制御部は、表示操作部において終了時刻を遅らせる選択がされた場合は終了時刻を遅らせる決定をする一方、表示操作部において終了時刻を遅らせる選択がされなかった場合は終了時刻を遅らせない決定をするよう構成できる。
上記給電装置の表示操作部は、再接続時または遅らせる前の終了時刻に、終了時刻を遅らせるか否かの選択をユーザーに要求するよう構成できる。
本発明によれば、タイマー放電に関する利便性を向上させた給電装置を提供することができる。
本発明に係る給電装置のブロック図である。 本発明におけるタイマー設定部の動作を示すフローチャートである。 本発明におけるタイマー管理部の動作を示すフローチャートである。 本発明における充放電制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明におけるタイマー放電制御のフローチャートである。 本発明におけるタイマー放電制御の第1実施例を示すタイミングチャートである。 本発明におけるタイマー放電制御の第2実施例を示すタイミングチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る給電装置の実施形態について説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係る給電装置1を示す。同図に示すように、給電装置1は、切替部10と、電力変換部11と、表示操作部12と、時計部13と、コネクタ部14と、制御部15と、記憶部(例えば、不揮発性メモリ)16とを備えている。
切替部10は、制御部15の制御下でオン/オフするスイッチ手段を有し、電力変換部11と家庭内の負荷5を接続した第1状態と、系統(商用電源)6と負荷5を接続した第2状態とに切り替わる。切替部10が第1状態のときは、電力変換部11からの交流電力が負荷5に供給される一方、切替部10が第2状態のときは、系統6からの交流電力が負荷5に供給される。
電力変換部11は、系統6から供給される交流電力を直流化して電動車2の車載バッテリ3に供給する充電動作と、車載バッテリ3を放電させ、当該放電により得た直流電力を交流化して負荷5に供給する放電動作とを、制御部15の制御下で選択的に行う。
表示操作部12は、液晶タッチパネル等の表示画面を兼ねた操作パネルを有している。表示操作部12には、充電を開始/停止させるための画面、放電を開始/停止させるための画面、タイマー充電の設定画面、タイマー放電の設定画面等が切り替え可能に表示される。タイマー放電の設定画面には、タイマー放電の開始時刻および終了時刻をユーザーに入力させるための入力ボタン、入力された開始時刻および終了時刻を確定し、これらの時間情報を制御部15に出力するための決定ボタンが配置されている。
時計部13は、水晶振動子の周波数に応じたクロック信号に基づいて現在の時刻(例えば、年・月・日・時・分・秒)を算出する。
コネクタ部14は、電力変換部11から延びる電力ケーブルおよび制御部15から延びる通信ケーブルの先端に設けられた充電ガンからなる。電力変換部11が充電動作および放電動作を行うとき、コネクタ部14は電動車2の受電コネクタ4に着脱自在に取り付けられる。また、コネクタ部14の近傍には、コネクタ部14が受電コネクタ4にロックされている状態とロックされていない状態とで異なる接点信号を出力する接点信号出力部(不図示)が設けられている。制御部15は、この接点信号を読み取ることで、コネクタ部14が受電コネクタ4にロックされているか否かを判定する。
制御部15は、放電開始操作が行われたときまたは放電時間帯(タイマー放電の開始時刻〜終了時刻)に電力変換部11が放電動作を行い、充電開始操作が行われたときまたは充電時間帯(タイマー充電の開始時刻〜終了時刻)に電力変換部11が充電動作を行うように、電力変換部11を制御する。制御部15は、タイマー設定部15aと、タイマー管理部15bと、充放電制御部15cとを有している。制御部15は、マイクロプロセッサであり、制御部15に含まれる各部15a〜15cの機能は、当該マイクロプロセッサ上で実行されるプログラムによって実現される。
図2(A)は、タイマー設定部15aのタイマー放電設定およびタイマー充電設定に関する動作フローであり、図2(B)は、タイマー設定部15aのタイマー放電の延長設定に関する動作フローである。タイマー設定部15aは、これらの動作を並行して行う。
図2(A)に示すように、タイマー設定部15aは、表示操作部12から時間情報が入力されると、当該時間情報がタイマー放電の情報かタイマー充電の情報かを判定する(S1)。タイマー設定部15aは、時間情報にタイマー放電の開始時刻および終了時刻が含まれていた場合、当該時間情報をタイマー放電の情報と判定し、当該時間情報をタイマー放電情報として記憶部16に格納する(S2)。これにより、タイマー放電の設定が完了する。一方、時間情報にタイマー充電の開始時刻および終了時刻が含まれていた場合、タイマー設定部15aは、当該時間情報をタイマー充電の情報と判定し、当該時間情報をタイマー充電情報として記憶部16に格納する(S3)。これにより、タイマー充電の設定が完了する。
また、図2(B)に示すように、タイマー設定部15aは、一定時間毎にタイマー放電の延長要求の有無を判定する(S4)。充放電制御部15cからタイマー放電の延長要求がなかった場合、タイマー設定部15aは、タイマー放電の延長要求「無」と判定して動作を終了する。一方、充放電制御部15cからタイマー放電の延長要求があった場合、タイマー放電の延長要求「有」と判定し、タイマー放電の延長要求がされたことを示す延長情報を記憶部16に格納する(S5)。これによりタイマー放電の延長設定が完了する。なお、タイマー設定部15aは、延長されたタイマー放電の終了時刻経過後に、当該タイマー放電に関する延長情報を消去する。
図3に、一定時間毎に開始されるタイマー管理部15bの動作フローを示す。同図に示すように、タイマー管理部15bは、時計部13から現在の時刻に関する情報を取得するとともに(S11)、記憶部16に格納されている時間情報のうち最も早い開始時刻を含む時間情報が、タイマー放電情報かタイマー充電情報かを判定する(S12)。タイマー管理部15bは、タイマー充電情報と判定した場合、そのまま動作を終了する一方、タイマー放電情報と判定した場合、現在の時刻が当該情報に含まれる放電時間帯内であるか否かを判定する(S13)。
現在の時刻が放電時間帯内である場合(S13で「YES」)、タイマー管理部15bは、タイマー放電実施設定を「有」にする(S15)。一方、現在の時刻が放電時間帯外である場合(S13で「NO」)、タイマー管理部15bは、タイマー放電の延長設定の有無を判定する(S14)。タイマー管理部15bは、記憶部16に延長情報が格納されている場合、タイマー放電の延長設定「有」と判定し、タイマー放電実施設定を「有」にする一方(S15)、記憶部16に延長情報が格納されていない場合、タイマー放電の延長設定「無」と判定し、タイマー放電実施設定を「無」にする(S16)。タイマー管理部15bは、充放電制御部15cに対して、タイマー放電実施設定が「有」の状態とタイマー放電実施設定が「無」の状態とで異なる信号を出力する。充放電制御部15cは、この信号を読み取ることで、タイマー管理部15bのタイマー放電実施設定が「有」の状態か「無」の状態かを判定する。
図4に、充放電制御部15cの動作フローを示す。同図に示すように、充放電制御部15cは、給電装置1が起動されると、電力変換部11が電動車2に電気的に接続されているか否か、言い換えればコネクタ部14が受電コネクタ4にロックされているか否かを判定する(S21)。充放電制御部15cは、コネクタ部14が受電コネクタ4にロックされていると判定した場合、充電指令(タイマー充電設定または表示操作部12における充電開始操作)の有無を判定する(S22)。
充放電制御部15cは、充電指令「有」と判定した場合、電力変換部11が充電動作を行うよう充電制御またはタイマー充電制御を行う一方(S23)、充電指令「無」と判定した場合、タイマー管理部15bのタイマー放電実施設定が「有」の状態か「無」の状態かを判定する(S24)。充放電制御部15cは、タイマー放電実施設定「有」と判定した場合、電力変換部11が放電動作を行うようタイマー放電制御を行う一方(S25)、タイマー放電実施設定「無」と判定した場合、表示操作部12において放電開始の操作が行われたか否かを判定する(S26)。充放電制御部15cは、放電開始の操作が行われたと判定した場合、放電制御を行う一方(S27)、放電開始の操作が行われなかったと判定した場合、そのまま動作を終了する。
図5に、ステップS25のタイマー放電制御時に行われる充放電制御部15cの動作フローを示す。充放電制御部15cは、時計部13から現在の時刻に関する情報を取得するとともに電動車2から車載バッテリ3に関する情報(例えば、充電率、電圧値等に関する情報)を取得し(S31)、タイマー放電の延長設定の有無を判定する(S32)。
充放電制御部15cは、記憶部16に延長情報が格納されている場合、タイマー放電の延長設定「有」と判定し、記憶部16に延長情報が格納されていない場合、タイマー放電の延長設定「無」と判定する。延長設定「無」と判定した充放電制御部15cは、記憶部16に予め格納されている放電延長条件に関する情報に基づいて当該放電延長条件が満たされているか否かを判定し、当該判定結果に基づいて放電時間帯の終了時刻を遅らせるか否かの決定をする(S33)。放電延長条件に関する情報として、「再接続時における車載バッテリ3の充電率が解除時における車載バッテリ3の充電率よりも増加していること(後述の第1実施例参照)」または「放電時間帯の終了時刻における車載バッテリ3の充電率が設定充電率に達していないこと(後述の第2実施例参照)」が、記憶部16に格納されている。
充放電制御部15cは、ステップS33において放電延長条件が満たされていると判定し、放電時間帯の終了時刻を遅らせる決定をした場合、タイマー設定部15aに対してタイマー放電の延長要求を行い(S34)、記憶部16に予め格納されている放電終了条件に関する情報に基づいて、放電終了条件が満たされているか否かを判定する(S35)。また、充放電制御部15cは、ステップS32においてタイマー放電の延長設定「有」と判定した場合、またはステップS33において放電延長条件が満たされていないと判定し、放電時間帯の終了時刻を遅らせる決定をしなかった場合も、放電終了条件が満たされているか否かを判定する(S35)。放電終了条件に関する情報として、「放電時間帯の終了時刻を遅らせる決定がされ、かつ現在時刻が遅らせた放電時間帯の終了時刻であること(後述の第1実施例参照)」または「放電時間帯の終了時刻を遅らせる決定がされ、かつ車載バッテリ3の充電率が設定充電率Xに達したこと(後述の第2実施例参照)」のいずれか一方と、「放電時間帯の終了時刻を遅らせる決定がされず、かつ現在時刻が放電時間帯の終了時刻であること」と、「表示操作部12において放電停止の操作が行われたこと」とが、記憶部16に格納されている。
充放電制御部15cは、放電終了条件が満たされていないと判定した場合(S35で「NO」)、電力変換部11に放電動作を開始させ、または電力変換部11が放電動作を開始しているときは当該放電動作を継続させて(S36)、再び車載バッテリ3に関する情報を取得する(S31)。一方、充放電制御部15cは、放電終了条件が満たされていると判定した場合(S35で「YES」)、電力変換部11の放電動作を終了させる(S37)。
続いて、充放電制御部15cのタイマー放電制御をより具体的に説明する。
[第1実施例]
図6は、放電制御の第1実施例を示すタイミングチャートである。第1実施例では、タイマー放電の開始時刻がtで終了時刻がtに設定されているものとする(図6(b)参照)。
また、記憶部16には、放電延長条件「再接続時における車載バッテリ3の充電率が解除時における車載バッテリ3の充電率よりも増加していること」に関する情報と、放電終了条件「表示操作部12において放電停止の操作が行われたこと(条件1)」、「放電時間帯の終了時刻を遅らせる決定がされず、かつ現在時刻が放電時間帯の終了時刻であること(条件2)」、「放電時間帯の終了時刻を遅らせる決定がされ、かつ現在時刻が遅らせた放電時間帯の終了時刻であること(条件3a)」に関する情報とが少なくとも格納されている。
充放電制御部15cは、時刻tにタイマー放電制御を開始すると、まず現在の時刻および車載バッテリ3に関する情報を取得し(S31)、これらの情報を記憶部16に格納する。時刻tでは、タイマー放電の延長設定はされておらず(S32で「無」)、放電延長条件および放電終了条件を満たしていないので(S33、S35で「NO」)、充放電制御部15cは、電力変換部11に放電動作を開始させる(S36)。
時刻t〜時刻tの時間帯は、充放電制御部15cは、電力変換部11の放電動作を継続させる。時刻tに表示操作部12において放電停止の操作が行われると、充放電制御部15cは、ステップS35で放電終了条件(条件1)が満たされたと判定して、電力変換部11の放電動作を終了させる(S37)。
時刻t〜時刻tの時間帯は、ユーザーが電動車2に乗って外出し、外出先で車載バッテリ3が充電されるので(図6(a)参照)、車載バッテリ3の充電率(SOC)は増加する(図6(e)参照)。また、この時間帯は放電時間帯(時刻t〜時刻t)に含まれるので、タイマー管理部15bは、タイマー放電実施設定を「有」の状態にする(図3のS15)。
時刻tに給電装置1が電動車2に再接続されると、タイマー管理部15bのタイマー放電実施設定が「有」の状態であるため、充放電制御部15cは、タイマー放電制御を行う。すなわち、本実施例に係る給電装置1では、電動車2との接続が解除されても、放電時間帯の終了時刻tよりも前に電動車2に再接続されれば、電力変換部11の放電動作を自動的に再開させることができる。また、本実施例では、放電時間帯の時刻tに電力変換部11と電動車2との接続が解除された場合について説明しているが、放電時間帯が設定された後、放電時間帯の開始時刻tよりも前に電力変換部11と電動車2との接続が解除された場合、放電時間帯に再接続されれば、充放電制御部15cは、電力変換部11の放電動作を自動的に開始させることができる。
時刻tでは、タイマー放電の延長設定はされていないので、タイマー放電制御を再開した充放電制御部15cは、現在の時刻および車載バッテリ3に関する情報を取得して記憶部16に格納した後(S31)、タイマー放電の延長設定「無」と判定し(S32で「無」)、放電時間帯の終了時刻t4を遅らせるか否かの決定をする(S33)。再接続時における車載バッテリ3の充電率が解除時における車載バッテリ3の充電率よりも増加しているので、充放電制御部15cは、放電延長条件が満たされていると判定して、放電時間帯の終了時刻をtからtに遅らせる決定をし(S33で「YES」)、タイマー設定部15aに対してタイマー放電の延長要求を行う(S34)。なお、本実施例における充放電制御部15cは、再接続時における車載バッテリ3の充電率と解除時における車載バッテリ3の充電率との差分に基づいて延長時間を算出する。
時刻tに放電時間帯の終了時刻を遅らせる決定がされると、時刻tまで放電終了条件が満たされないので、充放電制御部15cは、時刻tまで電力変換部11の放電動作を継続させる(図6(c)参照)。時刻tでは、充放電制御部15cは、放電終了条件(条件3a)が満たされた判定して(S35で「YES」)、電力変換部11の放電動作を終了させる(S37)。
結局、本実施例に係る給電装置1では、再接続時にユーザーが表示操作部12においてタイマー放電の設定操作を行うことなく、放電時間帯の終了時刻tを遅らせることが可能となる。したがって、本実施例に係る給電装置1によれば、タイマー放電に関する利便性を向上させることができる。
なお、本実施例に係る給電装置1では、元の終了時刻t〜延長された終了時刻tの時間帯はタイマー管理部15bのタイマー放電実施設定が「有」の状態であるため、この時間帯に電動車2との接続が解除されても、延長された終了時刻tまで電動車2に再接続されれば、充放電制御部15cは、電力変換部11の放電動作を自動的に再開させることができる。
[第2実施例]
図7は、放電制御の第2実施例を示すタイミングチャートである。第2実施例では、タイマー放電の開始時刻がtで終了時刻がtに設定されているものとする(図7(b)参照)。
また、記憶部16には、放電延長条件「放電時間帯の終了時刻における車載バッテリ3の充電率が設定充電率Xに達していないこと」に関する情報と、放電終了条件「表示操作部12において放電停止の操作が行われたこと(条件1)」、「放電時間帯の終了時刻を遅らせる決定がされず、かつ現在時刻が放電時間帯の終了時刻であること(条件2)」、「放電時間帯の終了時刻を遅らせる決定がされ、かつ車載バッテリ3の充電率が設定充電率Xに達したこと(条件3b)」に関する情報とが少なくとも格納されている。設定充電率Xは、表示操作部12においてユーザーが適宜変更できるものである。
充放電制御部15cは、時刻tにおいてタイマー放電制御を再開するまで上記実施例1とほぼ同じ動作を行うため、ここではその説明を省略する。なお、時刻t〜時刻tの時間帯は、放電も充電も行われていない。
時刻tでは、タイマー放電の延長設定はされておらず(S32で「無」)、放電延長条件および放電終了条件を満たしていないので(S33、S35で「NO」)、充放電制御部15cは、電力変換部11の放電動作を開始させる(S36)。
放電時間帯の終了時刻tにおいて、車載バッテリ3の充電率が設定充電率Xに達していないので(図7(e)参照)、充放電制御部15cは、放電延長条件が満たされていると判定して、放電時間帯の終了時刻tを遅らせる決定をし(S33で「YES」)、タイマー設定部15aに対してタイマー放電の延長要求を行う(S34)。時刻tに放電時間帯の終了時刻を遅らせる決定がされると、放電終了条件(条件2)が満たされないので、充放電制御部15cは、電力変換部11の放電動作を継続させる。その後、時刻t10に放電終了条件(条件3b)が満たされると(図7(e)参照)、充放電制御部15cは、電力変換部11の放電動作を終了させる(S37)。
結局、本実施例に係る給電装置1では、放電時間帯の終了時刻tにユーザーが表示操作部12においてタイマー放電の設定操作を行うことなく、放電時間帯の終了時刻tを遅らせることが可能となる。したがって、本実施例に係る給電装置1によれば、タイマー放電に関する利便性を向上させることができる。
以上、本発明に係る給電装置の実施形態および放電制御の各実施例について説明したが、本発明は上記実施形態および各実施例に限定されるものではない。
例えば、上記各実施例では、充放電制御部15cは、放電延長条件が満たされていると判定した場合に放電時間帯の終了時刻t、tを遅らせる決定をしているが、当該決定をする前に、終了時刻t、tを遅らせるか否かの選択をユーザーに要求するための「タイマー放電延長の設定画面」を表示操作部12に表示させ、ユーザーにより終了時刻t、tを遅らせる選択がされた場合に終了時刻t、tを遅らせる決定(S33で「YES」)をする一方、ユーザーにより終了時刻t、tを遅らせない選択がされた場合に終了時刻t、tを遅らせない決定(S33で「NO」)をするよう構成できる。この構成では、ユーザーは放電時間帯の終了時刻t、tを遅らせるか否かを選択するだけで、タイマー放電の設定をあらためて行うことなく、放電時間帯の終了時刻t、tを遅らせることが可能となる。
また、充放電制御部15cは、上記実施例1では車載バッテリ3の充電率の増加分に応じて放電時間帯の終了時刻tを遅らせており、上記実施例2では車載バッテリ3の充電率が設定充電率Xに達するまで放電時間帯の終了時刻tを遅らせているが、タイマー放電を行わなかった時間だけ放電時間帯の終了時刻t、tを遅らせてもよい。
上記実施形態では、制御部15は、タイマー設定部15a、タイマー管理部15b、充放電制御部15cを有した構成になっているが、車載バッテリ3の状態(SOC、電圧、または放電時間等)に基づいて終了時刻を遅らせるか否かの決定をすることができるのであれば、上記構成を適宜変更することができる。
上記実施形態では、タイマー管理部15bは、タイマー放電実施設定が「有」の状態と「無」の状態とで異なる信号を出力し、充放電制御部15cは、この信号を読み取ることでタイマー放電実施設定が「有」の状態か「無」の状態かを判定するよう構成しているが、タイマー管理部15bが、タイマー放電実施設定が「有」の状態であることを示す情報または「無」の状態であることを示す情報を記憶部16に格納し、充放電制御部15cが、この情報を参照してタイマー放電実施設定が「有」の状態か「無」の状態かを判定するよう構成できる。
表示操作部12は、「タイマー放電の設定画面」等を表示させるための表示手段と、ユーザーが入力操作を行える操作手段とを有していれば、適宜構成を変更することができる。
また、本発明に係る給電装置では、時間帯が重複していないのであれば、複数のタイマー放電情報およびタイマー充電情報を記憶部16に格納することができる。
1 給電装置
2 電動車
3 車載バッテリ
4 受電コネクタ
5 負荷
6 系統
10 切替部
11 電力変換部
12 表示操作部
13 時計部
14 コネクタ部
15 制御部
15a タイマー設定部
15b タイマー管理部
15c 充放電制御部
16 記憶部

Claims (5)

  1. 電動車の車載バッテリを放電させ、当該放電により得た直流電力を交流化して負荷に供給する放電動作を行う電力変換部と、
    前記車載バッテリを放電させる放電時間帯に関する時間情報が格納された記憶部と、
    前記電力変換部が前記放電時間帯に前記放電動作を行うように前記電力変換部を制御する制御部と、
    を備えた給電装置であって、
    前記制御部は、
    前記放電時間帯または該放電時間帯の開始時刻よりも前に前記電力変換部と前記電動車との接続が解除され、かつ前記放電時間帯に前記電力変換部が前記電動車に再接続された場合、前記再接続時から前記放電時間帯の終了時刻の間に、前記車載バッテリの状態に基づいて前記終了時刻を遅らせるか否かの決定をする一方、
    前記放電時間帯および前記開始時刻よりも前に前記電力変換部と前記電動車との接続が解除されなかった場合、前記終了時刻に前記電力変換部による前記放電動作を終了させる
    ことを特徴とする給電装置。
  2. 前記制御部は、遅らせる前の前記終了時刻における前記車載バッテリの充電率が予め設定された設定充電率に達しているか否かを判定し、前記設定充電率に達していないと判定した場合は前記終了時刻を遅らせる決定をする一方、前記設定充電率に達していると判定した場合は前記終了時刻を遅らせない決定をする
    ことを特徴とする請求項1に記載の給電装置。
  3. 前記制御部は、前記再接続時における前記車載バッテリの充電率が前記解除時における前記車載バッテリの充電率よりも増加しているか否かを判定し、増加していると判定した場合は前記終了時刻を遅らせる決定をする一方、増加していないと判定した場合は前記終了時刻を遅らせない決定をする
    ことを特徴とする請求項1に記載の給電装置。
  4. 前記終了時刻を遅らせるか否かの選択をユーザーに要求する表示操作部をさらに備え、
    前記制御部は、前記表示操作部において前記終了時刻を遅らせる選択がされた場合は前記終了時刻を遅らせる決定をする一方、前記表示操作部において前記終了時刻を遅らせる選択がされなかった場合は前記終了時刻を遅らせない決定をする
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の給電装置。
  5. 前記表示操作部は、前記再接続時または遅らせる前の前記終了時刻に、前記終了時刻を遅らせるか否かの選択をユーザーに要求する
    ことを特徴とする請求項4に記載の給電装置。
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