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JP6186933B2 - 接合シート及びその製造方法、並びに放熱機構及びその製造方法 - Google Patents
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接合シート及びその製造方法、並びに放熱機構及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、接合シート及びその製造方法、並びに放熱機構及びその製造方法に関する。
カーボンナノチューブ(CNT)は、次世代のLSIの配線や放熱材料として期待されており、特に放熱シートや基板排熱ビアへの適用のため、高温成長による長尺な垂直配向のCNTを用いることが検討されている。
特開2010−262928号公報 特開2010−173862号公報 特開2011−38203号公報 特開2013−8940号公報
LSIの半導体チップの主な構造体であるSi基板から放熱材量として用いられるCu等の放熱体に熱を伝えるために、TIM(Thermal Interface Material)と呼ばれる金属接合材料が接合シートとして使用されている。接合シートの材料としては、Inやハンダが用いられている。Inやハンダは熱伝導率が50W/(m・K)前後であり、Siの168やCuの398よりも低い。そのため、放熱時に熱抵抗が生じ、放熱効率を低下させる原因となっている。CNTは1000を超える熱伝導率が報告されている。放熱材量として使用するためには、ゴムや樹脂にCNTを混合させる方法があるが、熱伝導率はCNT単体よりも大きく低下する。また、CNTを直接的に接合する場合があるが、CNTの密度が低いため、実際のTIMとしての熱伝導率は75程度であり、従来材料との差が殆どない。この場合、CNT間の隙間を導電性の樹脂で埋め込むことができるが、CNTの配向性が崩れたり、樹脂の熱伝導率の低さにより複合構造体としての熱伝導率が低いという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、比較的簡素な構成により、極めて放熱効率に優れた信頼性の高い接合シート及びその製造方法、並びに放熱機構及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の接合シートは、シート状の支持膜と、前記支持膜の表面に一端が接続されて起立して並列する複数のカーボンナノチューブと、隣り合う前記カーボンナノチューブ間を複数の金属微粒子で充填してなる金属層とを含む。
本発明の放熱機構は、放熱体と、前記放熱体の表面に接合された接合シートとを備えており、前記接合シートは、前記放熱体の表面に先端が接続されて起立して並列する複数のカーボンナノチューブと、隣り合う前記カーボンナノチューブ間を複数の金属微粒子で充填してなる金属層とを含む。
本発明の接合シートの製造方法は、基体から起立して並列する複数のカーボンナノチューブを形成する工程と、前記カーボンナノチューブの上端を覆うシート状の支持膜を形成する工程と、隣り合う前記カーボンナノチューブ間を複数の金属微粒子で充填してなる金属層を形成する工程とを含む。
本発明の接合シートの製造方法は、基体の表面に対して垂直方向に起立して稠密に重畳された垂直グラフェンを成長し、引き続き前記垂直グラフェンの下端と上端で接続して並列する複数のカーボンナノチューブを成長する工程と、隣り合う前記カーボンナノチューブ間を複数の金属微粒子で充填してなる金属層を形成する工程とを含む。
本発明の放熱機構の製造方法は、基体から起立して並列する複数のカーボンナノチューブを形成する工程と、前記カーボンナノチューブの先端を放熱体の表面と当接させた状態で、隣り合う前記カーボンナノチューブ間を金属で充填する工程と、前記カーボンナノチューブ及び前記金属を熱処理する工程とを含む。
本発明によれば、比較的簡素な構成により、極めて放熱効率に優れた信頼性の高い接合シート及び放熱機構が実現する。
第1の実施形態による接合シートの製造方法を工程順に説明する概略断面図である。 図1に引き続き、第1の実施形態による接合シートの製造方法を工程順に説明する概略断面図である。 第1の実施形態の比較例による接合シートの作製における問題を説明するための概略断面図である。 第1の実施形態による接合シートを適用した半導体装置の製造方法を工程順に説明する概略断面図である。 図4(b)に対応する半導体装置の概略構成を示す斜視図である。 第1の実施形態の変形例による接合シートの製造方法を工程順に説明する概略断面図である。 図6に引き続き、第1の実施形態の変形例による接合シートの製造方法を工程順に説明する概略断面図である。 第1の実施形態の変形例による接合シートを適用した半導体装置の製造方法を工程順に説明する概略断面図である。 図8(b)に対応する半導体装置の概略構成を示す斜視図である。 第2の実施形態による放熱機構の製造方法を工程順に説明する概略断面図である。 図10に引き続き、第2の実施形態による放熱機構の製造方法を工程順に説明する概略断面図である。 第2の実施形態による放熱機構を適用した半導体装置の製造方法を工程順に説明する概略断面図である。 図12(b)に対応する半導体装置の概略構成を示す斜視図である。
以下、本発明の接合シート及びその製造方法、並びに放熱機構及びその製造方法を適用した好適な諸実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態では、接合シート及びその製造方法、及び当該接合シートを適用した半導体装置について説明する。
図1〜図2は、第1の実施形態による接合シートの製造方法を工程順に説明する概略断面図である。
図4は、第1の実施形態による接合シートを適用した半導体装置の製造方法を工程順に説明する概略断面図であり、図5は図4(b)に対応する半導体装置の概略構成を示す斜視図である。
−接合シート及びその製造方法−
先ず、本実施形態による接合シートの構造について、その製造方法と共に説明する。
図1(a)に示すように、基体11上にシリコン酸化膜12を形成する。
基体11として、例えばSi基板を用意する。Si基板の代わりにSiC基板や諸々の絶縁基板等を用いても良い。
基体11上に、CVD法等により例えばシリコン酸化膜12を形成する。
続いて、図1(b)に示すように、シリコン酸化膜12上にカーボンナノチューブ(CNT)14を成長する。
詳細には、先ず、真空蒸着法等により、シリコン酸化膜12上に触媒材料を例えば数nm程度の厚みに堆積する。触媒材料としては、Co,Ni,Fe,Al等から選ばれた1種又は2種以上の材料、又は、これら1種又は2種以上と、Ti,TiN,TiO2,V等から選ばれた1種又は2種以上との混合材料を用いる。例えばCo/Ti又はCo/Vが選ばれる。これにより、シリコン酸化膜12上に触媒13が形成される。
次に、例えば熱CVD法により、成長温度を基板材料や触媒材料の昇華温度以下、ここでは、例えば800℃程度に設定し、CNTの成長処理を実行する。これにより、シリコン酸化膜12上に存する触媒13から起立するように複数本のCNT14が並列して形成される。
続いて、図1(c)に示すように、CNT14の上端上に支持膜15を形成する。
詳細には、例えば蒸着法により、Au又はAu−Sn合金等の導電材料、ここではAuをCNT14の上端上に堆積する。これにより、CNT14上で当該CNT14の上端と接続されてなる支持膜15が形成される。
続いて、図1(d)〜図2(b)に示すように、CNT−金属複合構造を形成する。
本実施形態では、金属微粒子16として、熱伝導性の高い導電材料、例えばCu,Ag,Au,In,ハンダ等から選ばれた1種、例えばCuの微粒子(10nm径程度)を用いる。この金属微粒子16をトルエン又はキシレン等の有機溶媒に分散して溶液を作製する。この溶液をCNT14に対して滴下又はスピンコート、或いは浸漬により供給する。本実施形態では、例えば浸漬を行う場合を例示する。
先ず、図1(d)に示すように、CNT14及び支持膜15が形成された基体11を、上記の溶液を備えた溶液槽に浸漬(1回目の浸漬)する。浸漬により、隣り合うCNT14間に溶液が浸透する。基体11を溶液槽から出した後、基体11を乾燥させる。このとき、有機溶媒の蒸発により、CNT14は互いに密着しようとして接近する。ところが本実施形態では、CNT14はその下端が基体11のシリコン酸化膜12に、上端が支持膜15に接続固定されているため、隣り合うCNT14間で密着が生じることなく離間している。そのため、隣り合うCNT14間に金属微粒子16が入り込み、複数のCNT14に対して全体的に均一に金属微粒子16が付着する。
次に、図2(a)に示すように、CNT14及び支持膜15が形成された基体11を、上記の溶液槽に再び浸漬(2回目の浸漬)する。浸漬により、隣り合うCNT14間に溶液が浸透し、基体11の乾燥で中央部分が接近するように偏倚したCNT14が当初の起立状態に戻る。基体11を溶液槽から出した後、基体11を乾燥させる。このとき、有機溶媒が蒸発しても、金属微粒子16が1回目の浸漬よりも高い密度にCNT14間に付着するため、CNT14間の接近が抑制され、CNT14はほぼ直立状態に保持される。金属微粒子16は、複数のCNT14に対して全体的に均一に、1回目の浸漬よりも高い密度で分布する。
次に、図2(b)に示すように、CNT14及び支持膜15が形成された基体11を、上記の溶液槽に再び浸漬(3回目の浸漬)する。浸漬により、隣り合うCNT14間に溶液が浸透する。基体11を溶液槽から出した後、基体11を乾燥させる。このとき、金属微粒子16は、隣り合うCNT14間の領域をほぼ隙間なく埋め尽くし、CNT14間が金属微粒子16で充填され、Cuの充填金属17が形成される。以上により、CNT14間を充填金属17で充填してなるCNT−金属複合構造が形成される。
なお、本実施形態では、3回の浸漬によりCNT−金属複合構造を形成する場合を例示したが、溶液の微粒子の種類や濃度、浸漬条件等の相違により、例えば2回の浸漬でCNT−金属複合構造が形成される場合もあれば、4回以上の所定回数の浸漬でCNT−金属複合構造が形成される場合もある。
続いて、図2(c)に示すように、基体11及び触媒13を除去する。
詳細には、先ず、バッファードフッ酸(BHF)等を用いて、シリコン酸化膜12をCNT14が形成された触媒13から離間させる。これにより、シリコン酸化膜12と共に基体11が除去される。
次に、FeCl3水溶液、HCl等の薬液を用いて触媒13を処理する。これにより、CNT14から触媒13が除去される。
以上により、一端面にシート状の支持膜15が形成された、CNT14と充填金属17からなるCNT−金属複合構造を備えた接合シートが形成される。接合シートは、Cu等の放熱体に半導体チップを接合する際のTIMとして機能するものである。
本実施形態による接合シートでは、CNT14と充填金属17からなるCNT−金属複合構造が、例えば100W/(m・K)程度の極めて高い熱伝導率を有する。そのため、TIMとして用いる場合に、Cu等の放熱体の放熱効率を低下させることなく、半導体チップ等の優れた放熱が実現する。
ここで、本実施形態の比較例を図3に示す。
比較例では、先ず、本実施形態の図1(a)〜(c)と同様の諸工程を行う。これにより、Si基板等の基体101上のシリコン酸化膜102上にCo等の触媒材料103が形成され、この触媒材料103から複数本のCNT104が並列して形成される。
続いて、本実施形態の図2(b)と同様にCNT−金属複合構造を形成すべく、CNT104が形成された基体101を、本実施形態と同様の溶液を備えた溶液槽に浸漬する。基体101を溶液槽から出した後、基体101を乾燥させる。このとき、CNT104の上端が非固定状態とされているため、有機溶媒の蒸発により、CNT14は互いに接近して密着し、束状となる(バンドル化する)。このとき、金属微粒子はCNT14のバンドル化した部位には入り込むことができず、複数のCNT14に対して下端近傍のみに局在して金属微粒子16が付着する。この場合、再び溶液槽に浸漬させてもバンドル化の拘束は解消されることなく、金属微粒子16がCNT14の下端近傍のみに偏って分布した不均一な状態に、CNT−金属複合構造が形成される。
比較例では、CNT−金属複合構造において金属(Cu)が偏った不均一な分布に形成されるため、全体として熱伝導率が低下してしまう。
これに対して本実施形態では、上記のように、CNT14と充填金属17からなるCNT−金属複合構造において、金属(Cu)がCNT14を充填して全体的に均一に分布する。これにより、極めて高い熱伝導率が実現する。
以上説明したように、本実施形態によれば、極めて放熱効率に優れた信頼性の高い接合シートが実現する。
−半導体装置及びその製造方法−
次に、上記の接合シートを用いた半導体装置の構造について、その製造方法と共に説明する。ここでは、本実施形態で作製した接合シートを接合シート10とする。
図4(a)に示すように、接合シート10を放熱体21に接合する。
放熱体21として、例えばCuのヒートシンクを用意する。放熱体21の表面に、例えば蒸着法により、Au又はAu−Sn合金等の導電材料、ここではAu層22を形成する。
このAu層22に例えばIn層23を載置し、上述のように作製した接合シート10を支持膜15がIn層23と対向するように当接させて配置する。この状態で、例えば200℃程度の熱処理をすることにより、放熱体21の表面に接合シート10が接合され、放熱機構20が構成される。
次に、接合シート10上に、例えば蒸着法により、Au又はAu−Sn合金等の導電材料、ここではAu層24を形成する。このAu層24上に例えばIn層25を載置する。
続いて、図4(b)及び図5に示すように、半導体チップ30を接合シート10に接合する。なお、図5では、図面の見易さを考慮して、支持膜15、Au層22,24,26、In層23,25の図示を省略する。
半導体チップ30を用意する。半導体チップ30は、Si基板27上に素子層28が形成されている。素子層28は、例えばMISトランジスタ31等の種々の機能素子が形成されており、その上層には層間絶縁膜32内にMISトランジスタ31と接続された配線構造33が形成されて構成されている。Si基板27には、これを貫通する放熱用貫通ビア29が形成されている。
半導体チップ30の裏面に、例えば蒸着法により、Au又はAu−Sn合金等の導電材料、ここではAu層26を形成する。半導体チップ30に形成されたAu層26をIn層25上に当接させて配置する。この状態で、例えば200℃程度の熱処理をすることにより、接合シート10上に半導体チップ30が接合される。以上により、放熱機構20に半導体チップ30が接合されてなる、本実施形態による半導体装置が形成される。
本実施形態による半導体装置では、放熱用貫通ビア29は、素子層28の配線構造33と接合シート10とを接続しており、素子層28で発生した熱が放熱用貫通ビア29を介して接合シート10及び放熱体21へ放熱される。本実施形態では、半導体チップ30を放熱体21と接合するためのTIMである接合シート10が極めて高い熱伝導率を有する。そのため、放熱体21の放熱効率を低下させることなく、半導体チップ30の優れた放熱が実現する。
以上説明したように、本実施形態によれば、極めて放熱効率に優れた信頼性の高い接合シートを備えた、放熱性の高い半導体装置が実現する。
(変形例)
以下、第1の実施形態の変形例について説明する。本例では、第1の実施形態と同様に接合シート及びその製造方法、及び当該接合シートを適用した半導体装置について開示するが、接合シートの構成が異なる点で相違する。
図6〜図7は、第1の実施形態の変形例による接合シートの製造方法を工程順に説明する概略断面図である。
図8は、第1の実施形態の変形例による接合シートを適用した半導体装置の製造方法を工程順に説明する概略断面図であり、図9は図8(b)に対応する半導体装置の概略構成を示す斜視図である。
先ず、図6(a)に示すように、基体41上に下地42を形成する。
基体41として、例えばSi基板を用意する。Si基板の代わりにSiC基板や諸々の絶縁基板等を用いても良い。
基体41を真空プロセスシステムの堆積室に搬送する。堆積室において、真空蒸着法又はスパッタ法、原子層堆積法(Atomic Layer Deposition:ALD法)等により、基体41上に第1層42a及び第2層42bを順次積層する。
第1層42aは、チタン(Ti)、チタン窒化物(TiN)、チタン酸化物(TiO2)、ニオブ(Nb)、バナジウム(V)のうちから選ばれた少なくとも1種であり、膜状に形成される。例えばTiを0.5nm〜1.5nm程度の厚みに堆積し、第1層42aが形成される。第1層42aは、第2層2bの基体41との密着機能を有している。
第2層42bは、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、鉄(Fe)のうちから選ばれた少なくとも1種であり、形成直後は膜状となる。例えばCoを2nm〜5nm程度の厚みに堆積し、第2層42bが形成される。第2層42bは、グラフェン成長の直接的な触媒機能を有する。
続いて、横方向グラフェン及び縦方向グラフェンからなる支持膜とCNTの一体構造を連続的に形成する。
詳細には、基体41をCVD室に搬送する。CVD室内に原料ガスを導入する。原料ガスとしては、アセチレン(C22)ガスを用いる。C22ガスの流量を50sccm程度とする。成長温度(CVD法104内の環境温度)を、400℃〜450℃の低温範囲内の値、ここでは450℃程度に設定し、450℃まで昇温する。
第2層42bのCo膜を触媒として、基体41の表面に対して水平方向(横方向)にグラフェンが成長する。このグラフェンを横方向グラフェン43と呼ぶ。横方向グラフェン43は、1層乃至複数層に積層される。このときの様子を図6(b)に示す。
横方向グラフェン43の成長が進むと、第2層42bのCo膜が凝集してゆき、粒子状又は島状のCoとなる。この場合、Coが粒子状又は島状であるため、基体41の表面に対して垂直方向(縦方向)にグラフェンが成長する。このグラフェンを縦方向グラフェン44と呼ぶ。縦方向グラフェン44は、横方向グラフェン43と上端で接続して一体形成され、垂直方向に起立して稠密に重畳された複数層に積層され、
る。このときの様子を図6(c)に示す。
引き続き、原料ガスの導入を継続しながら、成長温度(CVD法104内の環境温度)を250℃〜1000℃の高温範囲内の値、ここでは800℃程度に設定し、450℃から800℃まで徐々に昇温する。このとき、第2層42bの粒子状又は島状のCoの凝集が更に進み、第2層42bのCoは微粒子化し始め(微粒子化したものを触媒46として図6(d)に図示する。)、シリコン基板1の表面に対して垂直方向(縦方向)にCNT47が成長する。CNT47は、その上端で縦方向グラフェン44の下端と接続して一体形成され、複数本が垂直方向に稠密に起立する。このときの様子を図6(d)に示す。CNT47は、450℃から800℃まで昇温する際の昇温率(温度勾配)を変えることにより、その太さを変えることができる。温度勾配を緩やかに設定すれば、CNT47は大直径となる。一方、温度勾配を急峻に設定すれば、CNT47は小直径となる。
以上のようにして、横方向グラフェン43と縦方向グラフェン44からなる支持膜45とCNT47の一体構造が形成される。当該一体構造では、横方向グラフェン43下で複数枚の縦方向グラフェン44が極めて高密度で形成されると共に、縦方向グラフェン44下でCNT47が極めて高密度で形成されることが確認された。
続いて、図7(a)〜(c)に示すように、CNT−金属複合構造を形成する。
本例では、金属微粒子48として、熱伝導性の高い導電材料、例えばCu,Ag,Au,In,ハンダ等から選ばれた1種、例えばCuの微粒子(10nm径程度)を用いる。この金属微粒子48をトルエン又はキシレン等の有機溶媒に分散して溶液を作製する。この溶液をCNT47に対して滴下又はスピンコート、或いは浸漬により供給する。本例では、例えば浸漬を行う場合を例示する。
先ず、図7(a)に示すように、CNT47及び支持膜45が形成された基体41を、上記の溶液を備えた溶液槽に浸漬(1回目の浸漬)する。浸漬により、隣り合うCNT47間に溶液が浸透する。基体41を溶液槽から出した後、基体41を乾燥させる。このとき、有機溶媒の蒸発により、CNT47は互いに密着しようとして接近する。ところが本実施形態では、CNT47はその下端が基体41の下地42に、上端が支持膜45に接続固定されているため、隣り合うCNT47間で密着が生じることなく離間している。そのため、隣り合うCNT47間に金属微粒子48が入り込み、複数のCNT47に対して全体的に均一に金属微粒子48が付着する。
次に、図7(b)に示すように、CNT47及び支持膜45が形成された基体41を、上記の溶液槽に再び浸漬(2回目の浸漬)する。浸漬により、隣り合うCNT47間に溶液が浸透し、基体41の乾燥で中央部分が接近するように偏倚したCNT47が当初の起立状態に戻る。基体41を溶液槽から出した後、基体41を乾燥させる。このとき、有機溶媒が蒸発しても、金属微粒子48が1回目の浸漬よりも高い密度にCNT47間に付着するため、CNT47間の接近が抑制され、CNT47はほぼ直立状態に保持される。金属微粒子48は、複数のCNT47に対して全体的に均一に、1回目の浸漬よりも高い密度で分布する。
次に、図7(c)に示すように、CNT47及び支持膜45が形成された基体41を、上記の溶液槽に再び浸漬(3回目の浸漬)する。浸漬により、隣り合うCNT47間に溶液が浸透する。基体41を溶液槽から出した後、基体41を乾燥させる。このとき、金属微粒子48は、隣り合うCNT47間の領域をほぼ隙間なく埋め尽くし、CNT47間が金属微粒子48で充填され、Cuの充填金属49が形成される。以上により、CNT47間を充填金属49で充填してなるCNT−金属複合構造が形成される。
なお、本例では、3回の浸漬によりCNT−金属複合構造を形成する場合を例示したが、溶液の微粒子の種類や濃度、浸漬条件等の相違により、例えば2回の浸漬でCNT−金属複合構造が形成される場合もあれば、4回以上の所定回数の浸漬でCNT−金属複合構造が形成される場合もある。
続いて、図7(d)に示すように、基体41と、下地42及び触媒46とを除去する。
詳細には、先ず、バッファードフッ酸(BHF)等を用いて、基体41を下地42から離間させる。これにより、基体41が除去される。
次に、FeCl3水溶液、HCl等の薬液を用いて下地42及び触媒46を処理する。これにより、CNT47から下地42及び触媒46が除去される。
以上により、一端面にシート状の支持膜45が形成された、CNT47と充填金属49からなるCNT−金属複合構造を備えた接合シートが形成される。接合シートは、Cu等の放熱体に半導体チップを接合する際のTIMとして機能するものである。
本例による接合シートでは、横方向グラフェン43及び縦方向グラフェン44からなる支持膜45とCNT47との一体構造が極めて高密度で積層されており、CNT47と充填金属49からなるCNT−金属複合構造が、例えば100W/(m・K)程度の極めて高い熱伝導率を有する。そのため、TIMとして用いる場合に、Cu等の放熱体の放熱効率を低下させることなく、半導体チップ等の優れた放熱が実現する。
−半導体装置及びその製造方法−
次に、上記の接合シートを用いた半導体装置の構造について、その製造方法と共に説明する。ここでは、本例で作製した接合シートを接合シート40とする。
図8(a)に示すように、接合シート40を放熱体21に接合する。
放熱体21として、例えばCuのヒートシンクを用意する。放熱体21の表面に、例えば蒸着法により、Au又はAu−Sn合金等の導電材料、ここではAu層22を形成する。
このAu層22に例えばIn層23を載置し、上述のように作製した接合シート40を支持膜45がIn層23と対向するように当接させて配置する。この状態で、例えば200℃程度の熱処理をすることにより、放熱体21の表面に接合シート40が接合され、放熱機構20が構成される。
次に、接合シート40上に、例えば蒸着法により、Au又はAu−Sn合金等の導電材料、ここではAu層24を形成する。このAu層24に例えばIn層25を載置する。
続いて、図8(b)及び図9に示すように、半導体チップ30を接合シート40に接合する。なお、図9では、図面の見易さを考慮して、支持膜15、Au層22,24,26、In層23,25の図示を省略する。
半導体チップ30を用意する。半導体チップ30は、Si基板27上に素子層28が形成されている。素子層28は、例えばMISトランジスタ31等の種々の機能素子が形成されており、その上層には層間絶縁膜32内にMISトランジスタ31と接続された配線構造33が形成されて構成されている。Si基板27には、これを貫通する放熱用貫通ビア29が形成されている。
半導体チップ30の裏面に、例えば蒸着法により、Au又はAu−Sn合金等の導電材料、ここではAu層26を形成する。半導体チップ30に形成されたAu層26をIn層25上に当接させて配置する。この状態で、例えば200℃程度の熱処理をすることにより、接合シート40上に半導体チップ30が接合される。以上により、放熱機構20に半導体チップ30が接合されてなる、本例による半導体装置が形成される。
本例による半導体装置では、放熱用貫通ビア29は、素子層28の配線構造33と接合シート40とを接続しており、素子層28で発生した熱が放熱用貫通ビア29を介して接合シート40及び放熱体21へ放熱される。本例では、半導体チップ30を放熱体21と接合するためのTIMである接合シート40が極めて高い熱伝導率を有する。そのため、放熱体21の放熱効率を低下させることなく、半導体チップ30の優れた放熱が実現する。
以上説明したように、本実施形態によれば、極めて放熱効率に優れた信頼性の高い接合シートを備えた、放熱性の高い半導体装置が実現する。
(第2の実施形態)
本実施形態では、放熱機構及びその製造方法、及び当該放熱機構を適用した半導体装置について説明する。
図10〜図11は、第2の実施形態による放熱機構の製造方法を工程順に説明する概略断面図である。
図12は、第2の実施形態による放熱機構を適用した半導体装置の製造方法を工程順に説明する概略断面図であり、図13は図12(b)に対応する半導体装置の概略構成を示す斜視図である。
−放熱機構及びその製造方法−
先ず、本実施形態による放熱機構の構造について、その製造方法と共に説明する。
図10(a)に示すように、基体51上にシリコン酸化膜52を形成する。
基体51として、例えばSi基板を用意する。Si基板の代わりにSiC基板や諸々の絶縁基板等を用いても良い。
基体51上に、CVD法等により例えばシリコン酸化膜52を形成する。
続いて、図10(b)に示すように、シリコン酸化膜52上にCNT54を成長する。
詳細には、先ず、真空蒸着法等により、シリコン酸化膜12上に触媒材料を例えば数nm程度の厚みに堆積する。触媒材料としては、Co,Ni,Fe,Al等から選ばれた1種又は2種以上の材料、又は、これら1種又は2種以上と、Ti,TiN,TiO2,V等から選ばれた1種又は2種以上との混合材料を用いる。例えばCo/Ti又はCo/Vが選ばれる。これにより、シリコン酸化膜52上に触媒53が形成される。
次に、例えば熱CVD法により、成長温度を基板材料や触媒材料の昇華温度以下、ここでは、例えば800℃程度に設定し、CNTの成長処理を実行する。これにより、シリコン酸化膜52上に存する触媒53から起立するように複数本のCNT54が並列して形成される。
続いて、図10(c)に示すように、CNT54の先端を放熱体55に接合する。
放熱体55として、例えばCuのヒートシンクを用意する。放熱体55の表面に、例えば蒸着法により、Au又はAu−Sn合金等の導電材料、ここではAu層56を形成する。
このAu層56に例えばIn層57を介してAu層58を形成する。そして、CNT54の先端をAu層58と対向するように当接させて配置する。この状態で、例えば200℃程度の熱処理をすることにより、放熱体51の表面にCNT54の先端が接合される。以下、CNT54の放熱体51側の先端を下端、基体51側の先端を上端と言う。
続いて、図10(d)〜図11(b)に示すように、CNT−金属複合構造を形成する。
本実施形態では、金属微粒子59として、熱伝導性の高い導電材料、例えばCu,Ag,Au,In,ハンダ等から選ばれた1種、例えばCuの微粒子(10nm径程度)を用いる。この金属微粒子59をトルエン又はキシレン等の有機溶媒に分散して溶液を作製する。この溶液をCNT54に対して滴下又はスピンコート、或いは浸漬により供給する。本実施形態では、例えば浸漬を行う場合を例示する。
先ず、図10(d)に示すように、CNT54が接合された放熱体55を、上記の溶液を備えた溶液槽に浸漬(1回目の浸漬)する。浸漬により、隣り合うCNT54間に溶液が浸透する。放熱体55を溶液槽から出した後、放熱体55を乾燥させる。このとき、有機溶媒の蒸発により、CNT54は互いに密着しようとして接近する。ところが本実施形態では、CNT54はその下端が放熱体55のAu層58に、上端が基体51のシリコン酸化膜52に接続固定されているため、隣り合うCNT54間で密着が生じることなく離間している。そのため、隣り合うCNT54間に金属微粒子59が入り込み、複数のCNT54に対して全体的に均一に金属微粒子59が付着する。
次に、図11(a)に示すように、CNT54が接合された放熱体55を、上記の溶液槽に再び浸漬(2回目の浸漬)する。浸漬により、隣り合うCNT54間に溶液が浸透し、放熱体55の乾燥で中央部分が接近するように偏倚したCNT54が当初の起立状態に戻る。放熱体55を溶液槽から出した後、放熱体55を乾燥させる。このとき、有機溶媒が蒸発しても、金属微粒子59が1回目の浸漬よりも高い密度にCNT54間に付着するため、CNT54間の接近が抑制され、CNT54はほぼ直立状態に保持される。金属微粒子59は、複数のCNT54に対して全体的に均一に、1回目の浸漬よりも高い密度で分布する。
次に、図11(b)に示すように、CNT54が接合された放熱体55を、上記の溶液槽に再び浸漬(3回目の浸漬)する。浸漬により、隣り合うCNT54間に溶液が浸透する。放熱体55を溶液槽から出した後、放熱体55を乾燥させる。このとき、金属微粒子59は、隣り合うCNT54間の領域をほぼ隙間なく埋め尽くし、CNT54間が金属微粒子59で充填され、Cuの充填金属61が形成される。以上により、CNT54間を充填金属61で充填してなるCNT−金属複合構造が形成される。
なお、本実施形態では、3回の浸漬によりCNT−金属複合構造を形成する場合を例示したが、溶液の微粒子の種類や濃度、浸漬条件等の相違により、例えば2回の浸漬でCNT−金属複合構造が形成される場合もあれば、4回以上の所定回数の浸漬でCNT−金属複合構造が形成される場合もある。
続いて、図11(c)に示すように、基体51及び触媒53を除去する。
詳細には、先ず、バッファードフッ酸(BHF)等を用いて、シリコン酸化膜52をCNT54が形成された触媒53から離間させる。これにより、シリコン酸化膜52と共に基体51が除去される。
次に、FeCl3水溶液、HCl等の薬液を用いて触媒53を処理する。これにより、CNT54から触媒53が除去される。
以上により、CNT14と充填金属17からなるCNT−金属複合構造を有する接合シート62を備えた放熱機構50が形成される。放熱機構50において、接合シート62は、半導体チップを接合する際のTIMとして機能するものである。
本実施形態による放熱機構50では、CNT54と充填金属61からなるCNT−金属複合構造が、例えば100W/(m・K)程度の極めて高い熱伝導率を有する。そのため、これをTIMとして用いる場合に、放熱機構50の放熱効率を低下させることなく、半導体チップ等の優れた放熱が実現する。
−半導体装置及びその製造方法−
次に、上記の放熱機構を用いた半導体装置の構造について、その製造方法と共に説明する。
図12(a)に示すように、放熱機構50にAu層22及びIn層23を形成する。
詳細には、放熱機構50の接合シート62上に、例えば蒸着法により、Au又はAu−Sn合金等の導電材料、ここではAu層24を形成する。このAu層24上に例えばIn層25を載置する。
続いて、図12(b)及び図13に示すように、半導体チップ30を放熱機構50に接合する。なお、図13では、図面の見易さを考慮して、Au層56,58,24,26、In層57,25の図示を省略する。
半導体チップ30を用意する。半導体チップ30は、Si基板27上に素子層28が形成されている。素子層28は、例えばMISトランジスタ31等の種々の機能素子が形成されており、その上層には層間絶縁膜32内にMISトランジスタ31と接続された配線構造33が形成されて構成されている。Si基板27には、これを貫通する放熱用貫通ビア29が形成されている。
半導体チップ30の裏面に、例えば蒸着法により、Au又はAu−Sn合金等の導電材料、ここではAu層26を形成する。半導体チップ30に形成されたAu層26をIn層25上に当接させて配置する。この状態で、例えば200℃程度の熱処理をすることにより、接合シート62上に半導体チップ30が接合される。以上により、放熱機構50に半導体チップ30が接合されてなる、本実施形態による半導体装置が形成される。
本実施形態による半導体装置では、放熱用貫通ビア29は、素子層28の配線構造33と接合シート62とを接続しており、素子層28で発生した熱が放熱用貫通ビア29を介して接合シート62及び放熱体55へ放熱される。本実施形態では、半導体チップ30を放熱体55と接合するためのTIMである接合シート62が極めて高い熱伝導率を有する。そのため、放熱体55の放熱効率を低下させることなく、半導体チップ30の優れた放熱が実現する。
以上説明したように、本実施形態によれば、極めて放熱効率に優れた信頼性の高い放熱機構を備えた、放熱性の高い半導体装置が実現する。
以下、接合シート及びその製造方法、並びに放熱機構及びその製造方法の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)シート状の支持膜と、
前記支持膜の表面に一端が接続されて起立して並列する複数のカーボンナノチューブと、
隣り合う前記カーボンナノチューブ間を充填する金属と
を含むことを特徴とする接合シート。
(付記2)前記支持膜は、金属材料からなることを特徴とする付記1に記載の接合シート。
(付記3)前記支持膜は、前記カーボンナノチューブの長手方向に沿って起立して稠密に重畳された垂直グラフェンを有することを特徴とする付記1に記載の接合シート。
(付記4)前記支持膜は、前記垂直グラフェンの上端に接続して当該垂直グラフェンと一体形成されてなる、前記基体表面に対して水平方向に成長した水平グラフェンを有することを特徴とする付記3に記載の接合シート。
(付記5)放熱体と、
前記放熱体の表面に接合された接合シートと
を備えており、
前記接合シートは、
前記放熱体の表面に先端が接続されて起立して並列する複数のカーボンナノチューブと、
隣り合う前記カーボンナノチューブ間を充填する金属と
を含むことを特徴とする放熱機構。
(付記6)前記接合シートは、前記放熱体の表面と密着層を介して接合されていることを特徴とする付記5に記載の放熱機構。
(付記7)基体から起立して並列する複数のカーボンナノチューブを形成する工程と、
前記カーボンナノチューブの上端を覆うシート状の支持膜を形成する工程と、
隣り合う前記カーボンナノチューブ間を金属で充填する工程と
を含むことを特徴とする接合シートの製造方法。
(付記8)前記支持膜は、金属材料からなることを特徴とする付記7に記載の接合シートの製造方法。
(付記9)基体の表面に対して垂直方向に起立して稠密に重畳された垂直グラフェンを成長し、引き続き前記垂直グラフェンの下端と上端で接続して並列する複数のカーボンナノチューブを成長する工程と、
隣り合う前記カーボンナノチューブ間を金属で充填する工程と
を含むことを特徴とする接合シートの製造方法。
(付記10)前記基体の表面に対して水平方向に水平グラフェンを成長し、前記水平グラフェン下に当該水平グラフェンと上端で接続して一体形成されてなる前記垂直グラフェンを成長することを特徴とする付記9に記載の接合シートの製造方法。
(付記11)溶媒中に前記金属の微粒子が分散されてなる溶液を前記カーボンナノチューブ間に供給し、前記隣り合う前記カーボンナノチューブ間を前記微粒子で充填することを特徴とする付記7〜10のいずれか1項に記載の接合シートの製造方法。
(付記12)前記溶液の前記カーボンナノチューブ間への供給を複数回実行することを特徴とする付記11に記載の接合シートの製造方法。
(付記13)基体から起立して並列する複数のカーボンナノチューブを形成する工程と、
前記カーボンナノチューブの先端を前記放熱体の表面と当接させた状態で、隣り合う前記カーボンナノチューブ間を金属で充填する工程と、
前記カーボンナノチューブ及び前記金属を熱処理する工程と
を含むことを特徴とする放熱機構の製造方法。
(付記14)溶媒中に前記金属の微粒子が分散されてなる溶液を前記カーボンナノチューブ間に供給し、前記隣り合う前記カーボンナノチューブ間を前記微粒子で充填することを特徴とする付記13に記載の放熱機構の製造方法。
(付記15)前記溶液の前記カーボンナノチューブ間への供給を複数回実行することを特徴とする付記14に記載の放熱機構の製造方法。
10,40,62 接合シート
11,41,51,101 基体
12,52,102 シリコン酸化膜
13,46,53,103 触媒
14,47,54,104 CNT
15,45 支持膜
16,48,59 金属微粒子
17,49,61 充填金属
20,50 放熱機構
21,55 放熱体
22,24,26,56,58 Au層
23,25,57 In層
27 Si基板
28 素子層
29 放熱用貫通ビア
30 半導体チップ
31 MISトランジスタ
32 層間絶縁膜
33 配線構造
42 下地
42a 第1層
42b 第2層
43 横方向グラフェン
44 縦方向グラフェン
59 密着層

Claims (15)

  1. シート状の支持膜と、
    前記支持膜の表面に一端が接続されて起立して並列する複数のカーボンナノチューブと、
    隣り合う前記カーボンナノチューブ間を複数の金属微粒子で充填してなる金属層
    を含むことを特徴とする接合シート。
  2. 前記支持膜は、金属材料からなることを特徴とする請求項1に記載の接合シート。
  3. 前記支持膜は、前記カーボンナノチューブの長手方向に沿って起立して稠密に重畳された垂直グラフェンを有することを特徴とする請求項1に記載の接合シート。
  4. 前記支持膜は、前記垂直グラフェンの上端に接続して当該垂直グラフェンと一体形成されてなる、前記カーボンナノチューブの長手方向に対して直交する方向に成長した水平グラフェンを有することを特徴とする請求項3に記載の接合シート。
  5. 放熱体と、
    前記放熱体の表面に接合された接合シートと
    を備えており、
    前記接合シートは、
    前記放熱体の表面に先端が接続されて起立して並列する複数のカーボンナノチューブと、
    隣り合う前記カーボンナノチューブ間を複数の金属微粒子で充填してなる金属層
    を含むことを特徴とする放熱機構。
  6. 前記接合シートは、前記放熱体の表面と密着層を介して接合されていることを特徴とする請求項5に記載の放熱機構。
  7. 基体から起立して並列する複数のカーボンナノチューブを形成する工程と、
    前記カーボンナノチューブの上端を覆うシート状の支持膜を形成する工程と、
    隣り合う前記カーボンナノチューブ間を複数の金属微粒子で充填してなる金属層を形成する工程と
    を含むことを特徴とする接合シートの製造方法。
  8. 前記支持膜は、金属材料からなることを特徴とする請求項7に記載の接合シートの製造方法。
  9. 基体の表面に対して垂直方向に起立して稠密に重畳された垂直グラフェンを成長し、引き続き前記垂直グラフェンの下端と上端で接続して並列する複数のカーボンナノチューブを成長する工程と、
    隣り合う前記カーボンナノチューブ間を複数の金属微粒子で充填してなる金属層を形成する工程と
    を含むことを特徴とする接合シートの製造方法。
  10. 前記基体の表面に対して水平方向に水平グラフェンを成長し、前記水平グラフェン下に当該水平グラフェンと上端で接続して一体形成されてなる前記垂直グラフェンを成長することを特徴とする請求項9に記載の接合シートの製造方法。
  11. 溶媒中に前記金属の微粒子が分散されてなる溶液を前記カーボンナノチューブ間に供給し、前記隣り合う前記カーボンナノチューブ間を前記微粒子で充填することを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の接合シートの製造方法。
  12. 前記溶液の前記カーボンナノチューブ間への供給を複数回実行することを特徴とする請求項11に記載の接合シートの製造方法。
  13. 基体から起立して並列する複数のカーボンナノチューブを形成する工程と、
    前記カーボンナノチューブの先端を放熱体の表面と当接させた状態で、隣り合う前記カーボンナノチューブ間を金属で充填する工程と、
    前記カーボンナノチューブ及び前記金属を熱処理する工程と
    を含むことを特徴とする放熱機構の製造方法。
  14. 溶媒中に前記金属の微粒子が分散されてなる溶液を前記カーボンナノチューブ間に供給し、前記隣り合う前記カーボンナノチューブ間を前記微粒子で充填することを特徴とする請求項13に記載の放熱機構の製造方法。
  15. 前記溶液の前記カーボンナノチューブ間への供給を複数回実行することを特徴とする請求項14に記載の放熱機構の製造方法。
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