JP6190833B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そこで、上記2点の問題点を解決すべく、
さらに、本発明では、数値変更抽選手段290が現在値の再設定に加えて、基準値の再設定も可能としたことを特徴とする。ここで、基準値の再設定に伴い当該基準値により定まる第1の閾値及び第2の閾値を変更することができる。そして、基準値の変更に伴い特殊状態において設定される現在値の範囲が広がることにより、特殊状態において獲得可能な遊技媒体数や特殊状態のゲーム数が延長することになる。そして、遊技者はあたかも特殊状態のループ率が上昇したと体験することができ、出玉への期待感を持つことが可能となる。
本発明では、第2特殊状態から第1特殊状態に移行する場合を追加で定めたものである。
すなわち、2つのパラメータによる遊技状態の管理を行うことでゲーム性を変化させることができる。また、パラメータ値を変化させることにより、通常状態より有利な特殊状態における滞在時間を延長させることにより、遊技者へのループ率の上昇を体験させることができ、出玉への期待感を持たせることができる。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像等で報知させる演出装置70が形成されている。この演出装置70は、前扉14に配置されているものであって、スピーカー72と、表示装置84と、演出用ランプ78とを備えている。なお、回転リール62は、通常、遊技進行のために用いられるが、遊技の進行を停止している状態において、通常の回転動作とは異なる挙動による演出(いわゆるリール演出)を示すことにより演出装置70の一種として使用してもよい。
前記表示装置84は、その画面に種々の映像を表示するための表示デバイスであり、動画を含んだ映像の表示を行うための液晶表示装置を有する演出ユニットを構成するものである。本実施の形態の表示装置84は、図4に示すように、その画面上に後述する現在値及び基準値を表示する値表示部90を有している。
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
なお、マックスベットスイッチ34に加えて、又はマックスベットスイッチ34に代えて、クレジットしたメダル数を1枚減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチを設けてもよい。
上述したスタートスイッチ40、ストップスイッチ50、精算スイッチ36及びマックスベットスイッチ34により、遊技者が操作可能な操作手段31を構成している。
図2に示すように、左回転リール64、中回転リール66及び右回転リール68の表面には、「白7」、「ベル(BEL)」、「リプレイ(REP)」、「チェリー1(CH1)」、「チェリー2(CH2)」、「スイカ1(WM1)」、「スイカ2(WM2)」、「赤バー(赤BAR)」、「青バー(青BAR)」、「ブランク(BR)」の複数の種々の図柄61が形成されている。
本実施の形態では、後述する有利状態(第1有利状態、第2有利状態)又は特別有利状態への移行契機となる図柄の組み合わせである特定図柄が複数設けられている。
なお、本明細書における「停止表示」とは、特に断りのない限り、ストップスイッチ50の操作により全ての回転リール62が停止した際に、図柄表示窓部16に図柄61が表示されることをいう。
図3に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置100が形成されている。この制御装置100は、遊技を進行させて遊技状態を制御するメイン制御部200と、このメイン制御部200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うための制御を行うサブ制御部400とを備えている。
本実施の形態に係る遊技機10のメイン制御部200では、通常に行われるノーマル遊技が設けられている。メイン制御部200では、このノーマル遊技よりも再遊技役(リプレイ役)の当選の確率が高く設定されているリプレイタイム(RT)遊技が設けられている。さらに、メイン制御部200では、ボーナス移行役に入賞することにより実行されるボーナス遊技が設けられている。これらの遊技は、メイン制御部200により制御される。
なお、各状態を制御する装置(メイン制御部200、サブ制御部400)は、メイン制御部200に限定されるものではなく、サブ制御部400で制御するようにしてもよく、また、部分的に一部の手段を他の制御装置で制御し、両方の制御装置に跨がって制御するようにしてもよいものである。なお、その際、サブ制御部400からメイン制御部200への直接的な送信は行われていないが、所定の停止操作順序をサブ制御部400から報知して遊技者の停止操作等によりメイン制御部200へ間接的に情報を送信することができる。
すなわち、本実施の形態に係る遊技機10では、遊技状態として、通常の遊技状態である通常遊技と、この通常状態中において移行するか否かの抽選(AT抽選)に当選することで移行可能であり通常状態よりも多くの特典を付与可能な特殊状態としてのアシストタイム状態(AT状態)とを備えている。
なお、これらの開始条件や終了条件に限定されるものではなく、現在値を上述したメダルの獲得可能枚数とする代わりに、AT状態中に実行可能なゲーム数としてもよい。
メイン制御部200は、遊技を制御するためのものであって、遊技を進行させるためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
役抽選手段210は、メイン制御部200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、主な分類としてノーマル遊技用、ボーナス遊技(RBB)用、ボーナス内部中遊技(RBB当選中遊技)用のそれぞれに対応して複数備えており、メイン制御部200のROM上に記憶されている。役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。なお、役抽選手段210による処理は、後述するステップ102(図12参照)において行われる。
リール制御手段220は、メイン制御部200が備える手段であり、各回転リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応する回転リール62の回転位置とに基づいて、各回転リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(停止操作順番)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。リール制御手段220による処理は、後述するステップ106(図12参照)において行われる。
また、リール制御手段220は、遊技の進行が停止している、いわゆるフリーズ状態において、所定のリール演出を実行可能なものである。
前記払出制御手段240は、遊技の結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段240は、リール制御手段220による回転リール62の停止制御の結果、メダルの払い出しがあると判定すると貯留払出手段24の払出動作を制御して、入賞した役に応じた枚数のメダルを遊技者に対して払い出す。
遊技制御手段250は、遊技状態を制御するものである。
具体的には、遊技制御手段250は、図3に示すように、ノーマル遊技制御手段251、RT制御手段252、及びボーナス制御手段253の各手段を有する。
ノーマル遊技制御手段251は、ノーマル遊技の進行を制御するものである。ここで、ノーマル遊技とは、後述するRT制御手段252によるリプレイタイム(RT)や、ボーナス遊技(RBB)以外の遊技状態をいう。
(RT制御手段252)
RT制御手段252は、リプレイタイム(RT)及びリプレイ役の当選確率の高いボーナス内部中遊技を制御するものである。
(ボーナス制御手段253)
ボーナス制御手段253は、ボーナス遊技(RBB)を制御するものである。
AT抽選手段260は、所定の役に当選したことを契機に遊技状態をAT状態へ移行するか否かの決定を行うものである。具体的には、AT抽選手段260は、AT状態への移行契機となる抽選(AT抽選)を行い、当該抽選に当選することでAT状態への移行を決定する。
ここで、AT抽選に当選すると、まず遊技状態がAT状態に移行する。そして、遊技がノーマル遊技の際、RT2移行図柄が停止表示されたことを契機に、RT遊技としてのRT2へ移行すると、ART状態になるようになっている。
遊技状態移行制御手段270は、メイン制御部200が管理する複数の遊技状態を制御するものである。
本実施の形態では、図7に示すとおり、大別すると(1)通常状態、(2)AT準備状態、(3)AT状態、(4)継続抽選状態、(5)AT終了状態が設けられている。また、(3)AT状態及び(4)継続抽選状態については、さらに複数の遊技状態が設けられている。詳細については以下のとおりである。
(2)AT準備状態
(3)AT状態
(3−1)AT初期遊技
(3−2)第1特殊状態
(3−2−1)AT通常状態
(3−2−2)バトル前兆状態
(3−2−3)バトル状態
(3−3)第2特殊状態
(3−3−1)特定状態
(3−3−2)有利前兆状態
(3−3−3)有利遊技準備状態
(3−3−4)上乗せ特化ゾーン
(3−3−4−1)第1有利状態(有利状態)
(3−3−4−2)第2有利状態(有利状態)
(3−3−4−3)特別有利状態
(4)継続抽選状態
(4−1)終了バトル状態
(5)AT終了状態
特殊状態としてのAT状態は、遊技者にとって有利な遊技状態であるART状態として形成されている。そして、AT状態に滞在中は、押し順ナビにより押し順役を取りこぼすことがないため、メダルの増加を期待することができる。また、バトル状態、第1有利状態、第2有利状態、特別有利状態などの遊技状態においては、AT状態中に遊技者が獲得可能な残りメダル枚数の上乗せが可能となる状態となっている。
現在値及び基準値を参照した結果、現在値が基準値以下であると判定された場合には、特殊状態としてのAT状態における遊技状態が第1特殊状態となるように管理する。すなわち、遊技状態移行制御手段270は、判定時に第1特殊状態以外の遊技状態に滞在している場合は、第1特殊状態に遊技状態を移行させ、判定時に既に第1特殊状態に滞在している場合は、遊技状態をそのまま第1特殊状態に留まらせる。
現在値及び基準値を参照した結果、現在値が基準値より大きいと判定された場合には、特殊状態としてのAT状態における遊技状態が第2特殊状態となるように管理する。すなわち、遊技状態移行制御手段270は、判定時に第2特殊状態以外の遊技状態に滞在している場合は、第2特殊状態に遊技状態を移行させ、判定時に既に第2特殊状態に滞在している場合は、遊技状態をそのまま第2特殊状態に留まらせる。
現在値を参照した結果、現在値が0以下であると判定された場合には、特殊状態としてのAT状態を終了するように管理する。すなわち、遊技状態移行制御手段270は、AT状態を終了し、継続抽選状態又はAT終了状態のいずれかに遊技状態を移行させる。
(特別移行抽選手段275)
特別移行抽選手段275は、所定の役に当選した場合に、特別有利状態に移行するか否かを決定する特別移行抽選を行うものである。
本実施の形態では、AT通常状態において特別移行抽選が実行可能に形成されている。具体的には、AT通常状態において、リプレイ役の一つである基本リプレイ(特殊リプレイ、リプレイA、及びリプレイBとは異なるリプレイ役)に当選すると特別移行抽選が行われる。そして、遊技状態移行制御手段270は、特別移行抽選に当選した場合に、AT通常状態から特別有利状態に遊技状態を移行させる。
数値設定手段280は、現在値及び基準値を設定するためのものである。
上述のとおり、現在値は、特殊状態としてのAT状態における遊技状態を制御するための値である。また、基準値は、遊技状態の移行契機となる値を定めるための値である。現在値と基準値はそれぞれ独立して変動可能なパラメータ値であり、AT状態に移行する際に初期設定され、遊技の進行に伴い数値設定手段280により変動される。そして、前述のとおり、遊技状態移行制御手段270は、現在値の増減によりAT状態における遊技状態を変化させる。
AT状態中における現在値及び基準値は、次の場合に変動する。
(1)AT移行時の初期設定
AT準備状態からAT状態に移行した際、現在値及び基準値は初期設定される。具体的には、本実施の形態のAT状態では、遊技媒体としてのメダルの最低保障獲得枚数が120枚とされており、初期設定においては、獲得可能な残りメダル枚数である現在値に「120」が設定される。また、基準値にも「120」が設定される。
AT状態中は、遊技の結果獲得したメダル枚数に応じて現在値が減算される。例えば、AT状態における遊技の結果、配当9枚のAT役に入賞した場合、配当である9から賭け数3(3枚賭け遊技の場合)を差し引いた「6」が獲得したメダル枚数となる。そして、図5(A)に示すように現在値が102の場合は、獲得したメダル枚数が減算され、現在値は96となる。
AT通常状態における数値変更抽選の結果、現在値や基準値の加算が決定した場合に加算される。加算の態様については、(a)現在値に基準値が代入(リセット)される場合、換言すると、現在値が基準値の値になるまで加算される場合(図5(B)参照)、(b)現在値のみ加算される場合(図5(C)参照)、(c)現在値及び基準値の両方が加算される場合(図5(D−1)及び(D−2)参照)、の3類型がある。
数値変更抽選手段290は、AT状態及び終了バトル状態において現在値及び基準値を再設定するか否かを決定する数値変更抽選を行うものである。
本実施の形態における数値変更抽選には、(a)現在値に基準値が代入(リセット)されるか否かを決定するリセット抽選、(b)現在値を加算するか否かを決定する現在値上乗せ抽選と、(c)基準値を加算するか否かを決定する基準値上乗せ抽選がある。
本実施の形態において、リセット抽選、現在値上乗せ抽選、及び基準値上乗せ抽選は、AT状態及び終了バトル状態において所定の契機に実行される。詳細については後述する。
確定抽選手段300は、所定の契機に有利状態に移行するか否かを決定する確定抽選を行うものである。具体的に確定抽選は、特定状態の遊技時におけるストップスイッチ50の操作に伴い、移行図柄が停止表示された場合に実行される。確定抽選に当選すると所定ゲーム数の有利前兆状態を経て、有利遊技準備状態に移行する。なお、第1特定図柄群の移行図柄であるリプレイA図柄が停止表示された場合は、有利遊技準備状態から第1有利状態への移行が確定し、第2特定図柄群の移行図柄であるリプレイB図柄が停止表示された場合は、有利遊技準備状態から第2有利状態への移行が確定している。
加算抽選手段310は、所定の契機に有利状態の遊技回数を加算するか否かを決定する加算抽選を行うものである。具体的に加算抽選は、有利遊技準備状態においてストップスイッチ50の操作に伴い、第1有利状態又は第2有利状態への移行が決定した際の特定図柄群と同じ特定図柄群の不確定図柄が停止表示された場合に実行される。加算抽選に当選すると有利状態のセット数が加算される。そして、有利遊技準備状態のゲーム数を消化した後、加算されたセット数の有利状態に移行する。
昇格抽選手段320は、所定の契機に有利状態に代えて前記特別有利状態に移行するか否かを決定する昇格抽選を行うものである。具体的に昇格抽選は、有利遊技準備状態においてストップスイッチ50の操作に伴い、第1有利状態又は第2有利状態への移行が決定した際の特定図柄群と異なる特定図柄群の不確定図柄が停止表示された場合に実行される。昇格抽選に当選すると特別有利状態への移行が決定するとともに、次遊技から第1有利状態又は第2有利状態に代えて特別有利状態に移行する。
ここで、第1有利状態の実行が確定している場合に第2特定図柄群の不確定図柄であるリプレイB図柄かレア役B図柄が停止表示されて、かつ昇格抽選に当選した場合は、次遊技から特別有利状態に移行する。また、第2有利状態の実行が確定している場合に第1特定図柄群の不確定図柄であるリプレイA図柄かレア役A図柄が停止表示されて、かつ昇格抽選に当選した場合は、次遊技から特別有利状態に移行する。
送信手段330は、サブ制御部400へ信号を送信するためのものである。
送信手段330は、少なくとも役抽選手段210による役抽選の結果に係る情報、ストップスイッチ50の押し順に係る情報、及び遊技状態に係る情報を後述する受信手段410に送信する。
サブ制御部400は、受信手段410、演出制御手段420及びAT制御手段430の各手段を有する。
以上の構成をもって、サブ制御部400は、メイン制御部200からの信号を受けて、遊技の進行に伴う演出を行うものである。
受信手段410は、送信手段330からの信号を受信するものである。
受信手段410は、少なくとも役抽選手段210による役抽選の結果に係る情報、ストップスイッチ50の押し順に係る情報、及び遊技状態に係る情報を送信手段330から受信する。
前記演出制御手段420は、液晶表示装置を有する表示装置84、スピーカー72及び演出用ランプ78を制御して、役抽選の結果や遊技の進行に応じた演出を行うものである。演出制御手段420は、表示装置84に特定の画像を表示させたり、スピーカー72から所定の音を出力させたり、演出用ランプ78を点灯又は点滅させたりすることにより演出を実行する。
また、演出制御手段420は、受信手段410がメイン制御部200から受信した現在値及び基準値の情報に基づいて表示装置84の値表示部90の表示を制御する。
前記AT制御手段430は、特殊状態としてのAT状態(ART状態)を制御するものである。具体的には、所定ゲーム数のAT状態を実行するものである。
AT状態では、AT役に当選すると、ストップスイッチ50の正解の押し順を報知するいわゆる押し順ナビが実行される。押し順ナビは、表示装置84に、停止操作順序を数字や矢印で示したり、停止操作すべきストップスイッチ50の位置を左、中、右などの文字で表示させたり、それらをスピーカー72から音声により指示したり、ストップスイッチ50のボタンの内部に設けた発光体の発光色を変化させて、最初に操作すべきストップスイッチ50を示すことなどにより行われる。
また、第2特殊状態において役としての特殊リプレイに当選すると、「バー」を停止表示させるように報知するいわゆる図柄ナビが実行される。図柄ナビが発生すると表示装置84に、「赤バー図柄」又は「青バー図柄」を右押しで停止させる画面が表示される。
次に、図6を用いてメイン制御部200の遊技について説明する。
メイン制御部200、具体的には遊技制御手段250により管理される遊技は、図6に示すように、大別すると「ノーマル遊技」、「RT遊技」及び「ボーナス遊技」がある。
ここで「RT」は、いわゆる「リプレイタイム」の略語であり、「RT遊技」に移行すると、リプレイ役に当選する抽選確率、すなわち再遊技を行う確率が高くなる。
なお、各遊技におけるリプレイ役への当選確率は、「ノーマル遊技」においては1/7.3に設定されており、「RT遊技」では「ノーマル遊技」よりも高く、「ボーナス遊技」ではリプレイ役が当選しない、すなわち当選確率が0に設定されている。
「RT0」から「RT1」には、AT役こぼし図柄を停止表示させた時に移行する。ここで「AT役こぼし図柄」とは、左第一停止が不正解のAT役に当選し、押し順「不正解」(ストップスイッチ50を左第一停止で操作)した際に停止表示される図柄である。「RT0」では押し順ナビが実行されず、遊技者はストップスイッチ50を左第一停止で操作している。そのため、AT役当選時にはAT役こぼし図柄が停止表示され、「RT1」に移行する。
ここで、「ノーマル遊技」から「RT遊技」、具体的には、「RT1」から「RT2」には、RT2移行図柄を停止表示させた時に移行する。例えば、押し順リプレイである「リプレイC」の押し順「正解」時に、RT2移行図柄を停止表示後に移行する。
さらに、「RT2」及び「RT3」から「RT1」においてAT役こぼし図柄を停止表示させると「RT1」に移行する。ここで「AT役こぼし図柄」とは、上記のとおり左第一停止が不正解のAT役に当選し、押し順「不正解」(ストップスイッチ50を左第一停止で操作)した際に停止表示される図柄である。例えば、「RT3」において遊技状態移行制御手段270により制御される遊技状態がAT状態であり、押し順ナビが報知さている状態において、当該AT状態が終了すると、遊技者は通常の押し順すなわち、ストップスイッチ50を左第一停止で操作するため、AT役に当選してもAT役こぼし図柄が停止表示され、「RT1」に移行する。
上述のとおり、遊技状態は以下のとおりである。
(1)通常状態
(2)AT準備状態
(3)AT状態
(3−1)AT初期遊技
(3−2)第1特殊状態
(3−2−1)AT通常状態
(3−2−2)バトル前兆状態
(3−2−3)バトル状態
(3−3)第2特殊状態
(3−3−1)特定状態
(3−3−2)有利前兆状態
(3−3−3)有利遊技準備状態
(3−3−4)上乗せ特化ゾーン
(3−3−4−1)第1有利状態(有利状態)
(3−3−4−2)第2有利状態(有利状態)
(3−3−4−3)特別有利状態
(4)継続抽選状態
(4−1)終了バトル状態
(5)AT終了状態
(1)通常状態
通常状態は、AT準備状態、AT状態、継続抽選状態、及びAT終了状態のいずれにも該当しない遊技状態である。
通常状態において、AT抽選に当選するとAT準備状態に移行する。
AT準備状態は、AT状態に移行する前に経由する準備状態である。AT準備状態において所定ゲーム数を消化するとAT状態に移行する。
AT状態に移行すると、まず、現在値及び基準値の初期設定が行われる。前述のとおり、現在値にはAT状態において獲得可能な残りメダル枚数が設定されるが、AT状態に移行した際、現在値には初期値として「120」が設定される。すなわち、120枚のメダルの獲得が保障されていることになる。また、現在値の設定と同時に、基準値にも初期値として「120」が設定される。
AT準備状態から移行するとまずAT初期遊技に滞在する。そして、遊技の進行に伴い現在値及び基準値が変動すると、現在値と基準値の値により第1特殊状態又は第2特殊状態に移行する。また、図5(E)に示すように、現在値が0以下になると、AT状態が終了する。この際、後述するバトル演出における勝利(「勝利」「短縮勝利」)回数が7回以下の場合は、後述する継続抽選状態に移行し、7回を超える場合は、後述するAT終了状態に移行する。
AT初期遊技では、所定の確率で数値変更抽選が実行される。具体的には、現在値上乗せ抽選が実行される。そして、AT初期遊技終了時に現在値が基準値以下であると判定された場合には第1特殊状態に移行する。一方、現在値が基準値より大きいと判定された場合には第2特殊状態に移行する。
第1特殊状態は、AT状態において、現在値が基準値以下である場合に滞在する遊技状態である。この第1特殊状態では遊技結果に応じてAT通常状態、バトル前兆状態、バトル状態の3つ状態にいずれかに滞在することになっている。
AT通常状態は、AT初期遊技又は第2特殊状態から第1特殊状態に移行した際に、最初に滞在する状態である。このAT通常状態では、レア役A、レア役B、又はチャンス役などのいわゆるレア役に当選した際にバトル移行抽選(リセット抽選)が実行される。このバトル移行抽選(リセット抽選)に当選すると、次遊技からバトル前兆状態に移行する。また、AT通常状態では、いずれかの役に当選した際に勝利ストック抽選が行われる。この勝利ストック抽選に当選すると勝利ストックに1が加算される。
また、上述のとおり、AT通常状態では、基本リプレイに当選した際に特別移行抽選が実行される。この特別移行抽選に当選すると、次遊技から特別有利状態に移行する。
バトル前兆状態は、AT通常状態からバトル状態に移行する際に経由する状態である。このバトル前兆状態は、所定のゲーム数を消化する。また、バトル前兆状態では、いずれかの役に当選した際に勝利ストック抽選が行われる。バトル前兆状態のゲーム数が0になるとバトル状態に移行する。
バトル状態は、所定ゲーム数のバトル演出が実行される遊技状態である。AT通常状態からバトル状態に移行した際、まず、バトル情報抽選が実行され、「引き分け」、「勝利」、「短縮勝利」の3つの態様から1の態様が決定される。なお、上述のとおり勝利ストック抽選にて勝利ストックを獲得している場合は「勝利」、「短縮勝利」の2つの態様から1の態様が決定される。この際、勝利ストックから1が減算される。
バトル状態中は、いずれかの役に当選した際に勝利ストック抽選が行われる。そして、勝利ストックを獲得した場合で、かつバトル情報抽選の結果が「引き分け」の場合は、バトル演出の態様が「勝利」に書き換えられる。その後、勝利ストックから1が減算される。
第2特殊状態は、AT状態において、現在値が基準値より大きい場合に滞在する遊技状態である。この第2特殊状態では遊技結果に応じて特定状態、有利遊技準備状態、上乗せ特化ゾーンに何れかに滞在することになっている。
特定状態は、AT初期遊技から第2特殊状態に移行した際に最初に滞在する状態である。この特定状態では、所定役に当選した際の図柄ナビに基づきストップスイッチ50を操作した結果、確定図柄を停止表示できた場合、又は移行図柄を停止表示できた場合であって確定抽選に当選した場合に有利遊技準備状態に移行する。
したがって、図9に示す図柄ナビが発生すると、遊技者は第1有利状態又は第2有利状態のいずれかを選択することが可能となる。
そして、第1有利状態又は第2有利状態への移行が確定すると、次遊技から有利前兆状態に移行する。なお、有利前兆状態を経ずに直接、有利遊技準備状態に移行してもよい。
なお、特定状態では、いずれかの役に当選した際に勝利ストック抽選が行われる。
有利前兆状態は、第1有利状態又は第2有利状態のいずれかの有利状態への移行が決定した際に、特定状態から移行する状態である。有利前兆状態は、特定状態からの移行時の有利状態前兆ゲーム数抽選にて、ゲーム数が2〜7のうちのいずれかに決定する。
また、有利前兆状態では、いずれかの役に当選した際に勝利ストック抽選が行われる。
有利遊技準備状態は、第1有利状態又は第2有利状態のいずれかの有利状態への移行が決定した際に、特定状態から有利前兆状態を経て移行する状態である。しかし特定状態において、第1特定図柄群の確定図柄である「赤バー図柄」又は第2特定図柄群の確定図柄である「青バー図柄」が停止表示された場合には有利状態への移行が確定するため、その場合は有利前兆状態の遊技を経ずに有利遊技準備状態に移行する場合もある。この有利遊技準備状態では、所定の条件を満たした場合に、有利状態のセット数の加算又は有利状態の昇格が行われる。
セット数が加算された有利状態への移行が確定すると、有利遊技準備状態におけるゲーム数を消化した後に当該セット数が加算された有利状態に移行する。また、特別有利状態への移行が確定すると、次遊技から特別有利状態に移行する。
上乗せ特化ゾーンは、現在値及び基準値の加算が行われる状態である。この上乗せ特化ゾーンには、有利状態である第1有利状態、有利状態である第2有利状態、及び特別有利状態の3つの異なる状態がある。
第1有利状態は、上乗せ特化ゾーンの1つであり、継続抽選により管理される特化ゾーンである。第1有利状態では、役抽選においてリプレイ役以外の役に当選した際に現在値上乗せ抽選及び基準値上乗せ抽選が実行され、当該抽選の結果、「0」、「10」、「30」、「50」、「100」、又は「300」のいずれかの値が現在値及び基準値にそれぞれ加算される。この第1有利状態はAT役成立時に実行される継続抽選に外れるまで継続される。また、継続抽選に外れると、第1有利状態は終了するとともに特定状態に移行する。
なお、第1有利状態において現在値及び基準値に上乗せを行う場合は、第1特殊状態への移行を防ぐべく、基準値が現在値以上とならないように基準値上乗せ抽選を行うことが望ましい。
第2有利状態は、上乗せ特化ゾーンの1つであり、図柄ナビの発生回数により管理される特化ゾーンである。第2有利状態では、役抽選において当選している役に応じて現在値上乗せ抽選及び基準値上乗せ抽選が実行され、「0」、「10」、「30」、「50」、「100」、又は「300」のいずれかの値が現在値及び基準値にそれぞれ加算される。この第2有利状態はで実行される図柄ナビの基準回数は3回であるが、当該図柄ナビ発生時に「赤バー」又は「青バー」が成立した際には回数が初期化される。すなわち、残りナビ回数が2回、1回又は0回であっても、3回に初期化される。
なお、第2有利状態において現在値及び基準値に上乗せを行う場合は、第1特殊状態への移行を防ぐべく、基準値が現在値以上とならないように基準値上乗せ抽選を行うことが望ましい。
特別有利状態は、上乗せ特化ゾーンの1つであり、第1有利状態及び第2有利状態よりもさらに有利な特化ゾーンである。特別有利状態では、役抽選の役を問わず当選した際に現在値上乗せ抽選及び基準値上乗せ抽選が実行され、「0」、「10」、「30」、「50」、「100」、又は「300」のいずれかの値が現在値及び基準値にそれぞれ加算される。また、レア役(例えば、レア役A及びレア役B)が成立した際は、当該成立遊技において複数回の上乗せが連続して実行される。
継続抽選状態は、上述のとおり、AT状態において現在値が0以下となり、当該AT状態が終了した場合であって、バトル状態におけるバトルの勝利(「勝利」「短縮勝利」)回数が7回以下の場合に移行する状態である。継続抽選状態の移行時又は継続抽選状態中は、レア役A、レア役B、又はチャンス役などのいわゆるレア役の当選を契機に終了バトル移行抽選(リセット抽選)が実行される。また、継続抽選状態では、いずれかの役に当選した際に勝利ストック抽選が行われることがある。この終了バトル移行抽選(リセット抽選)に当選すると、継続抽選状態のゲーム数を消化した後、終了バトル状態に移行する。
終了バトル状態は、所定ゲーム数の終了バトル演出が実行される遊技状態である。継続抽選状態から終了バトル状態に移行した際、まず、バトル情報抽選が実行され、「敗北」、「勝利」、「短縮勝利」の3つの態様から1の態様が決定される。なお、上述のとおり勝利ストック抽選にて勝利ストックを獲得している場合は「勝利」、「短縮勝利」の2つの態様から1の態様が決定される。この際、勝利ストックから1が減算される。
終了バトル状態中は、いずれかの役に当選した際に勝利ストック抽選が行われる。そして、勝利ストックを獲得した場合で、かつバトル情報抽選の結果が「敗北」の場合は、終了バトル演出の態様が「勝利」に書き換えられる。その後、勝利ストックから1が減算される。
AT終了状態は、上述のとおり、AT状態において現在値が0以下となり、当該AT状態が終了した場合であって、バトル状態におけるバトルの勝利(「勝利」「短縮勝利」)回数が7回を超える場合に移行する状態である。このAT終了状態は40ゲーム固定の遊技状態であり、当該ゲーム数を消化すると通常状態に移行する。
図12に示すフローチャートに基づいて、メイン制御部200が1回の遊技毎に実行する処理について説明する。
先ず、ステップ100において、賭け数設定処理が行われる。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、メイン制御部200により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数に達しているか否かの判定が行われる。本実施の形態では、規定の賭け数は3枚である。規定の賭け数が設定された場合に、次のステップ101に進む。規定の賭け数が設定されていない場合には当該ステップにとどまることになる。
ステップ103において、遊技状態の移行に係る移行抽選処理が行われる。詳細については後述する。
ステップ104において、リール制御手段220により、回転リール62の回転変動処理が行われる。回転リール62が所定の回転速度に達すると、次のステップ105に進む。
図13に示すフローチャートに基づいて、AT通常状態及びバトル前兆状態におけるステップ103の移行抽選処理について説明する。
ステップ200において、遊技状態がバトル前兆状態か否かの判定が行われる。ここで、バトル前兆状態であると判定されると、ステップ204に進む。一方、バトル前兆状態ではない、すなわちAT通常状態であると判定されると、次のステップ201に進む。
図14に示すフローチャートに基づいて、AT通常状態及びバトル前兆状態におけるステップ110の遊技状態判定処理について説明する。
ステップ222において、現在値から当該遊技におけるメダルの獲得枚数を減算する処理が行われる。ここで「獲得枚数」とは、払い出し枚数から賭け数を差し引いた値である。そして、次のステップ223に進む。
ステップ224において、AT通常状態の維持が決定される。そして、当該遊技状態判定処理を終了する。
ステップ226において、バトル状態移行時の抽選処理が実行される。詳細は後述する。そしてステップ227に進む。
一方、ステップ225でバトル前兆ゲーム数が0ではない場合は、ステップ228において、バトル前兆状態の維持が決定される。そして、当該遊技状態判定処理を終了する。
ステップ230において、継続抽選状態移行時の抽選処理が実行される。詳細は後述する。そしてステップ231に進む。
図15に示すフローチャートに基づいて、図14のステップ226におけるバトル状態移行時の抽選処理について説明する。
ステップ300において、基準値から現在値を引いた値が10未満であるか否か、換言すると現在値がリセットされてから獲得したメダルが10枚に満たないか否かが判定される。基準値から現在値を引いた値が10未満の場合は次のステップ301に進む。一方、基準値から現在値を引いた値が10未満ではない、すなわち10以上の場合は、ステップ302に進む。
ステップ305において、バトルゲーム数に8を設定する。上述のとおり「短縮勝利」以外の勝敗の態様の場合、基本ゲームである8が設定される。そして、次のステップ306に進む。
図16に示すフローチャートに基づいて、バトル状態におけるステップ103の移行抽選処理について説明する。
ステップ400において、勝利ストック抽選が行われる。この勝利ストック抽選は、いずれかの役に当選したことを契機に行われる。そして、次のステップ401に進む。
ステップ402において、勝利ストックのストックに1が加算される。そして、次のステップ403に進む。
ステップ403において、バトル情報抽選の結果が「引き分け」であるか否かが判定される。「引き分け」であると判定されると、次のステップ404に進む。一方、「引き分け」ではない、すなわち、「勝利」又は「短縮勝利」であると判定された場合には、当該移行抽選処理を終了する。
ステップ405において、勝利ストックのストックから1が減算される。そして、当該移行抽選処理を終了する。 図17に示すフローチャートに基づいて、バトル状態におけるステップ110の遊技状態判定処理について説明する。
ステップ422において、AT通常状態への移行処理が行われる。具体的には、遊技状態移行制御手段270により遊技状態がバトル状態からAT通常状態に移行される。そして当該遊技状態判定処理を終了する。
ステップ425において、現在値上乗せ抽選により決定された値を現在値に加算する処理が実行される。そして、ステップ429に進む。
ステップ228において、現在値上乗せ抽選により決定された値を現在値に、基準値上乗せ手段により決定された値を基準値に、それぞれ加算する処理が実行される。そして、ステップ429に進む。
ステップ420でバトル状態のゲーム数が0ではない場合は、ステップ431において、バトル状態の維持が決定される。そして、当該遊技状態判定処理を終了する。
(特定状態及び有利前兆状態における処理)
図18に示すフローチャートに基づいて、特定状態及び有利前兆状態におけるステップ103の移行抽選処理について説明する。
ステップ502において、ナビ発生の指示が行われる。ここで発生するナビは「バー」図柄の目押しによる停止を報知する図柄ナビである(図9参照)。そしてナビ発生指示が行われた後は、次のステップ503に進む。
図19に示すフローチャートに基づいて、特定状態及び有利前兆状態におけるステップ110の遊技状態判定処理について説明する。
ステップ521において、図12のステップ109の払い出し処理によりメダルを獲得できたか否かの判定が行われる。具体的には、遊技開始時の賭け数に対し当該賭け数を超えるメダルの払い出し、又はクレジットの増加があったか否かが判定される。例えば、3枚掛けの遊技においては、4枚以上の払い出しがあればメダルを獲得できたと判定される。ここで、メダルを獲得した場合は次のステップ522に進む。一方、メダルを獲得していない場合は、ステップ525に進む。
ステップ523において、現在値が基準値より大きいか否かが判定される。ここで現在値が基準値より大きい場合は、ステップ525に進む。一方、現在値が基準値よりも大きくない場合、すなわち、現在値が基準値以下の場合はステップ524に進む。
ステップ525において、特定状態の維持が決定される。そして、当該遊技状態判定処理を終了する。
ステップ526で有利前兆ゲーム数が0ではない場合、ステップ528において、有利前兆状態の維持が決定される。そして、当該遊技状態判定処理を終了する。
図20に示すフローチャートに基づいて、図14のステップ230における継続抽選状態移行時の抽選処理について説明する。
ステップ600において、終了バトル状態に移行するか否かを決定する終了バトル移行抽選が行われる。なお、この終了バトル移行抽選は、現在値に基準値が代入(リセット)されるか否かを決定するリセット抽選としても機能する。そして、次のステップ601に進む。
ステップ601において、継続抽選状態におけるゲーム数を決定するゲーム数抽選が実行される。そして、当該抽選処理を終了する。
図21に示すフローチャートに基づいて、継続抽選状態におけるステップ103の移行抽選処理について説明する。
ステップ700において、終了バトル移行抽選に当選しているか否かが判定される。ここで、終了バトル移行抽選に当選している場合は、次のステップ701に進む。一方、終了バトル移行抽選に当選していない場合は、ステップ702に進む。
ステップ701において、終了バトル状態での終了バトル演出における勝敗を決める勝利ストック抽選処理が行われる。この勝利ストック抽選処理では、まず、いずれかの役に当選したことを契機に勝利ストック抽選が行われ、この勝利ストック抽選に当選すると勝利ストックに1が加算される。そして、当該移行抽選処理を終了する。
図22に示すフローチャートに基づいて、継続抽選状態におけるステップ110の遊技状態判定処理について説明する。
ステップ720において、継続抽選状態のゲーム数が0であるか否か、すなわち、継続抽選状態の終了ゲームか否かが判定される。継続抽選状態のゲーム数が0である場合、次のステップ721に進む。一方、ゲーム数が0ではない場合は、当該遊技状態判定処理を終了する。
ステップ722において、終了バトル状態移行時の抽選処理が実行される。詳細は後述する。そしてステップ723に進む。
一方、ステップ724において、通常状態への移行処理が実行される。具体的には、遊技状態移行制御手段270により遊技状態が継続抽選状態から通常状態に移行される。そして当該遊技状態判定処理を終了する。
図23に示すフローチャートに基づいて、図22のステップ722における終了バトル状態移行時の抽選処理について説明する。
ステップ800において、終了バトル演出における勝敗の態様を決定するバトル情報抽選が行われる。このバトル情報抽選では、「敗北」「勝利」「短縮勝利」の3つの態様から1の態様が抽選にて決定される。なお、上述のとおり勝利ストック抽選にて勝利ストックを獲得している場合は「勝利」、「短縮勝利」の2つの態様から1の態様が決定される。この際、勝利ストックから1が減算される。バトル情報抽選により終了バトル演出の勝敗の態様が決定すると、次のステップ801に進む。
ステップ802において、終了バトル状態におけるゲーム数抽選が行われる。ここで、終了バトル演出が行われる終了バトル状態は8ゲームを基本としているが、例外として、本ステップのようにバトルに「短縮勝利」している場合には、8ゲームより少ないゲーム数(例えば、4から8ゲームのうちのいずれか)をゲーム数抽選により決定する。そして、ステップ804に進む。
ステップ804において、現在値に基準値が代入される。すなわち、終了バトル状態への移行が決定したことによる特典として、現在値がリセットされるのである。リセットにより現在値は増加するため、AT状態において獲得可能なメダル枚数が増加する。換言すると、獲得可能なメダル枚数の上乗せが行われる。そして、当該抽選処理を終了する。
図24に示すフローチャートに基づいて、終了バトル状態におけるステップ103の移行抽選処理について説明する。
ステップ900において、勝利ストック抽選が行われる。この勝利ストック抽選は、いずれかの役に当選したことを契機に行われる。そして、次のステップ901に進む。
ステップ901において、勝利ストックに当選しているか否かの判定が行われる。勝利ストックに当選していると判定された場合は、次のステップ902に進む。一方、勝利ストックに当選していないと判定された場合は、当該移行抽選処理を終了する。
ステップ903において、バトル情報抽選の結果が「敗北」であるか否かが判定される。「敗北」であると判定されると、次のステップ904に進む。一方、「敗北」ではない、すなわち、「勝利」又は「短縮勝利」であると判定された場合には、当該移行抽選処理を終了する。
ステップ905において、勝利ストックのストックから1が減算される。そして、当該移行抽選処理を終了する。 図25に示すフローチャートに基づいて、終了バトル状態におけるステップ110の遊技状態判定処理について説明する。
ステップ922において、通常状態への移行処理が行われる。具体的には、遊技状態移行制御手段270により遊技状態が終了バトル状態から通常状態に移行される。そして当該遊技状態判定処理を終了する。
ステップ925において、現在値上乗せ抽選により決定された値を現在値に加算する処理が実行される。そして、ステップ929に進む。
ステップ929において、現在値が基準値より大きいか否かが判定される。ここで現在値が基準値より大きい場合は次のステップ930に進む。一方、現在値が基準値よりも大きくない場合、すなわち、現在値が基準値以下の場合はステップ931に進む。
ステップ931において、第1特殊状態への移行処理が行われる。具体的には、遊技状態移行制御手段270により遊技状態が終了バトル状態からAT初期遊技を経由して第1特殊状態に移行される。そして当該遊技状態判定処理を終了する。
ステップ920でバトルゲーム数が0ではない場合、ステップ932において、終了バトル状態の維持が決定される。そして、当該遊技状態判定処理を終了する。
本実施の形態では、AT状態における2つの状態(第1特殊状態及び第2特殊状態)の管理と、AT状態そのものの終了の管理を、現在値と基準値の2つのパラメータにて行っている。 この二つのパラメータは遊技の進行に応じて変動する。具体的には、図5(A)に示すように遊技の結果、賭け数を超えるメダルの獲得があれば、現在値から当該獲得枚数が減算される。つまり、AT状態においては、原則、獲得枚数分のメダルが減算される。
さらに、バトル状態において行われるバトル演出や終了バトル状態において行われる終了バトル演出の態様によっても現在値及び基準値が変動する場合がある。例えば、バトル演出の態様が「勝利」の場合は、図5(C)に示すように、リセット後に現在値上乗せ抽選が実行され、当該抽選で獲得した値が現在値に加算される。なお、終了バトル演出の態様が「勝利」の場合は、リセットが行われず、現在値上乗せ抽選で獲得した値が現在値に加算される。
なお、現在値及び基準値への上乗せは、第2特殊状態の上乗せ特化ゾーンでも行われる。第1有利状態、第2有利状態、及び特別有利状態の各上乗せ特化ゾーンにおいては、所定の契機に現在値上乗せ抽選及び基準値上乗せ抽選が実行され、両抽選で獲得した値が現在値及び基準値にそれぞれ加算される。
本実施の形態によれば、2つのパラメータによる遊技状態の管理を行うことで、単に獲得メダル枚数を上乗せしながら特殊状態をループするのみならず、複数の遊技状態間の移行を管理することができ、遊技に応じてゲーム性を変化させることができる。
本実施の形態では、現在値はメダルの獲得枚数に応じて減算されるが、変形例では0から加算されるように形成している。具体的例を図26に示す。
まず、AT状態に移行した際、現在値及び基準値の初期設定が行われる。ここで、初期値には0、基準値には初期値として「120」が設定される。次に、AT状態における遊技の結果、配当9枚のAT役に入賞した場合、配当である9から賭け数3(3枚賭け遊技の場合)を差し引いた「6」が獲得したメダル枚数となる。そして、図26(A)に示すように現在値が24の場合は、獲得したメダル枚数が加算され、現在値は30となる。
以上のように、現在値をメダルの獲得枚数に応じて加算する場合であっても、本実施の形態と同様の作用効果を奏する。
なお、本実施の形態では、現在値及び基準値によって、第1特殊状態と第2特殊状態の2つの状態を管理しているが、管理する状態は2つに限らず、3以上の状態を設けてもよい。例えば、3つの状態を管理する場合であって基準値の初期値として「120」を設定した場合、現在値が0より大きく60以下は第1の状態、現在値が60より大きく120以下は第2の状態、現在値が120より大きいと第3の状態というように遊技状態を管理することができる。
14 前扉 16 図柄表示窓部
20 上パネル 22 下パネル
24 貯留払出手段 26 メダル受け皿
28 メダル払出口 30 操作部
31 操作手段 34 マックスベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
40 スタートスイッチ 50 ストップスイッチ
L 左ストップスイッチ C 中ストップスイッチ
R 右ストップスイッチ 60 リールユニット
61 図柄 62 回転リール
64 左回転リール 66 中回転リール
68 右回転リール 70 演出装置
72 スピーカー 74 上部スピーカー
76 下部スピーカー 78 演出用ランプ
80 上部ランプ 82 下部ランプ
84 表示装置 86 有効ライン
90 値表示部 100 制御装置
200 メイン制御部 210 役抽選手段
220 リール制御手段 240 払出制御手段
250 遊技制御手段 251 ノーマル遊技制御手段
252 RT制御手段 253 ボーナス制御手段
260 AT抽選手段 270 遊技状態移行制御手段
275 特別移行抽選手段 280 数値設定手段
290 数値変更抽選手段 300 確定抽選手段
310 加算抽選手段 320 昇格抽選手段
330 送信手段
400 サブ制御部 410 受信手段
420 演出制御手段 430 AT制御手段
Claims (6)
- 複数の遊技状態を所定の契機で移行しながら遊技が実行される遊技機において、
遊技状態として、
通常状態と、前記通常状態とは異なる遊技状態である特殊状態と、を備え、
前記特殊状態には、第1特殊状態と、前記第1特殊状態とは異なる第2特殊状態と、が含まれており、
前記特殊状態における遊技状態を制御するための値である現在値を遊技の結果に応じて遊技者にとって有利となる値又は不利となる値に設定可能であると共に、遊技状態の移行契機となる値を定めるための基準値を設定可能な数値設定手段と、
遊技状態の移行を制御する遊技状態移行制御手段と、
前記現在値を再設定するか否かを決定する数値変更抽選を行うと共に、前記基準値を再設定するか否かの決定が可能な数値変更抽選手段と、を備え、
前記数値設定手段は、前記特殊状態において前記現在値の設定と前記基準値の設定が可能に形成されており、
前記遊技状態移行制御手段は、
前記第1特殊状態において前記現在値が前記基準値により定まる第1の閾値より遊技者に有利となる値になった場合には、遊技状態を前記第2特殊状態に移行させ、
前記特殊状態において前記現在値が前記第1の閾値より遊技者に不利な閾値であって、前記基準値により定まる第2の閾値と等しい又は当該第2の閾値よりも不利となる値になった場合には、前記特殊状態を終了させ、
前記数値設定手段は、
前記第1特殊状態において前記数値変更抽選がない場合は、遊技結果に応じて前記現在値を遊技者にとってより不利となる値に設定し、
前記第1特殊状態において前記数値変更抽選がある場合は、当該数値変更抽選の結果に応じて前記現在値を遊技者にとってより有利となる値に設定し、
前記遊技状態移行制御手段は、
前記第1特殊状態において前記数値変更抽選がある場合で、かつ前記現在値が前記基準値により定まる第1の閾値より遊技者に有利となる値になった場合には、遊技状態を前記第2特殊状態に移行させることを特徴とする遊技機。 - 前記遊技状態移行制御手段は、
前記第2特殊状態において前記現在値が前記基準値により定まる第1の閾値と等しい又は当該第1の閾値より遊技者にとって不利となる値になった場合には、遊技状態を前記第1特殊状態に移行させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記基準値により定まる第1の閾値は、前記基準値であり、
前記基準値により定まる第2の閾値は、0であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 - 前記数値設定手段は、
前記特殊状態の終了時において前記数値変更抽選に当選した場合は、当該数値変更抽選の当選結果に基づき、前記現在値を遊技者にとってより有利となる値に設定し、
前記遊技状態移行制御手段は、
前記現在値の設定後、前記特殊状態を再び開始させることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の遊技機。 - 前記現在値は、前記特殊状態における遊技状態を制御するための値としての遊技媒体数であり、
前記数値設定手段は、前記特殊状態において前記数値変更抽選がない場合は、前記現在値を遊技媒体の獲得枚数に相当する値分だけ遊技者にとって不利となる値に設定することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の遊技機。 - 前記現在値は、前記特殊状態における遊技状態を制御するための値としてのゲーム数であり、
前記数値設定手段は、前記特殊状態において前記数値変更抽選がない場合は、前記現在値を1ゲームに相当する値分だけ遊技者にとって不利となる値に設定することを特徴とするとする請求項1、2、3又は4に記載の遊技機。
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