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JP6193136B2 - 画像情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description

本発明の実施形態は、画像情報処理装置及びプログラムに関する。
従来、物品を撮像した画像データから当該物品の特徴量を抽出し、予め用意された照合用物品の特徴量を示すデータと比較することで、当該物品の種別等を認識する技術が存在する。そして、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗において、この技術を青果品等の商品の認識(識別)に用いることで、認識された商品の商品販売処理を実行する画像情報処理装置が提案されている。
係る画像情報処理装置では、商品によっては、特定の一つの商品として認識しやすい商品と、撮像する商品の色合い、撮像位置、撮像角度等によって商品を認識する認度が変化するため、特定の一つの商品と認識することが危険である商品存在することが分かっている。そのため、商品毎に一つの商品として認識する確定率を測定し、確定率が低い商品については、自動的に一つの商品に確定することなく、候補となる商品を複数表示して、表示した商品の中から該当する商品を店員が選択することで確定するようにしていた。
しかしながら、上述した従来の画像情報処理装置では、確定率が低い商品であることを知らない店員等のオペレータは、撮像した確定率が低い商品について、候補商品から選択するのか、あるいは、一つの商品として確定させることを期待して撮像角度や位置を変えながら確定するまで待つのか、判断を迷うことが多くあり、オペレータの負担を増大させていた。
本発明が解決しようとする課題は、オペレータが、表示された候補商品から商品を選択するのか、確定するまで待つのか判断に迷うことがない画像情報処理装置及びプログラムを提供することである。
施形態の画像情報処理装置は、撮像手段が撮像した商品の画像を取り込む取込手段と、前記取込手段によって取り込まれた商品の画像に基づく識別処理によって特定の商品として自動確定できない場合に、記憶された基準商品の中から当該商品の候補として抽出された商品候補を表示させる候補表示手段と、前記候補表示手段が表示させた商品候補の中に予め自動確定できない商品として定められた非確定商品が存在すると判断した場合に、前記商品候補に基づいて特定の商品を確定しないことを報知させる報知手段と、を備える。
図1は、第1実施形態に係るチェックアウトシステムの外観構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示したチェックアウトシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、図2に示した商品認識マスタのデータ構成の一例を模式的に示す図である。 図4は、図2に示した商品マスタのデータ構成の一例を模式的に示す図である。 図5は、図2に示した商品認識マスタのRAMのデータ構成の一例を示す図である。 図6は、商品情報読取装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 図7は、商品情報読取装置が実行する制御処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、商品情報読取装置が表示する商品候補画面の表示例を示す図である。 図9は、商品情報読取装置が表示する商品候補画面の他の表示例を示す図である。 図10は、商品情報読取装置が表示する商品候補画面の他の表示例を示す図である。 図11は、商品情報読取装置が表示する商品候補画面の他の表示例を示す図である。 図12は、第2実施形態のチェックアウトシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。 図13は、第3実施形態のセルフPOSの外観構成を示す斜視図である。 図14は、図13に示したセルフPOSのハードウェア構成を示すブロック図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜図11を参照して、第1実施形態の画像情報処理装置およびプログラムを詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態では、商品情報読取装置を画像情報処理装置の一例として説明するが、実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、チェックアウトシステムの外観構成を示す斜視図である。図1に示すように、チェックアウトシステムは、POS(Point of Sales)端末11と、商品情報読取装置21とを備える。
POS端末11は、チェックアウト台19上のドロワ13上面に載置する。ドロワ13は、POS端末11からの開放コマンドによって開放動作の制御を受ける。オペレータ(店員等)によって操作されるキーボード等から構成される操作部15は、POS端末11の上面に配置する。操作部15を操作するオペレータから見て操作部15よりも奥側には、オペレータに向けて情報を表示するオペレータ用表示部14を備える。オペレータ用表示部14は、商品情報や決済情報等の情報をオペレータに向けて表示する。タッチパネル18は、オペレータ用表示部14上に積層される。顧客用表示部16は、オペレータ用表示部14よりもさらに奥側に回転自在に立設される。顧客用表示部16は、商品情報や決済情報等の情報を顧客に向けて表示する。
なお、図1に示す顧客用表示部16は、表示面を図1中手前側(オペレータ側)に向いた状態であるが、表示面が図1中奥側(顧客側)に向くように顧客用表示部16を回転させることによって、顧客用表示部16は顧客に向けて情報を表示する。
また、POS端末11が載置されるチェックアウト台19とL字を形成するようにして、横長テーブル状のカウンタ台31が配置されている。カウンタ台31の上面には、荷受け面32が形成される。荷受け面32には、商品2を収納する買物カゴ33が載置される。買物カゴ33は、顧客によって持ち込まれる第1の買物カゴ34と、第1の買物カゴ34から商品情報読取装置21を挟んだ位置に載置される第2の買物カゴ35とに分けて考えることができる。
カウンタ台31の荷受け面32の略中央部には、POS端末11とデータ送受信可能に接続された商品情報読取装置21が設置される。商品情報読取装置21は、薄型矩形形状のハウジング22を備える。
ハウジング22の正面には、読取窓23が配置される。ハウジング22の上部には、オペレータ用表示部24が取り付けられる。オペレータ用表示部24の表面には、タッチパネル241(図2を参照)が設けられている。オペレータ用表示部24の右隣にはキーボード等で構成される操作部27が配設される。オペレータから見てオペレータ用表示部24の裏面左奥側には、顧客に情報を提供するための顧客用表示部29が設置される。
顧客によって持ち込まれた第1の買物カゴ34には、店舗内に陳列されている商品のうち、顧客が買物カゴ34に投入した商品2が収納される。第1の買物カゴ34内の商品2は、商品情報読取装置21を操作するオペレータにより第2の買物カゴ35へと移動される。この移動過程で、商品2が商品情報読取装置21の読取窓23に向けられる。この際、読取窓23内に配置された撮像部47(図2参照)は商品2を撮像する。
図2は、商品情報読取装置21のハードウェア構成を示すブロック図である。図2において、商品情報読取装置21は、制御主体となるCPU(Central Processing Unit)41、各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)42、各種データを展開するRAM(Random Access Memory)43、各種プログラム等を記憶するメモリ部44等を備えており、CPU41、ROM42、RAM43、メモリ部44は、互いにデータバス45を介して接続されている。CPU41とROM42とRAM43が、制御部100を構成する。すなわち、制御部100は、CPU41がROM42やメモリ部44に記憶されRAM43に展開された制御プログラム441に従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
RAM43は、制御プログラム441を初めとする各種プログラムを展開する他、撮像部47で撮像され、後述する一般物体認識によって認識された商品2の商品情報を記憶する商品情報記憶部431(図5を参照)を有する。
メモリ部44は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであって、制御プログラム441を含むプログラム等を記憶する。また、メモリ部44は、商品認識マスタ442(図3を参照)と商品マスタ443(図4を参照)を記憶している。
また、データバス45には、操作部27、オペレータ用表示部24、顧客用表示部29、撮像部47が、コントローラ46を介して接続されている。
操作部27は、商品情報読取装置21での商品の撮像を開始する開始キー271と商品の撮像を終了するための終了キー272を含む各種のキーを有している。
オペレータ用表示部24は、表示面をオペレータに向けて設置され、オペレータに対して情報を表示する。オペレータ用表示部24の表面には、電極や透明なフィルムで構成されたタッチパネル241が設けられている。オペレータ用表示部24に表示されたキーに対応した位置のタッチパネル241をタッチして操作することで、当該キーを操作することができる。タッチパネル241は操作部27の一部である。顧客用表示部29は、表示面を顧客に向けて設置され、顧客に対して情報を表示する。
撮像部47は、カラーCCDセンサやカラーCMOSセンサ等で構成されており、読取窓23に翳された商品2の撮像を行う。例えば撮像部47では30fpsの動画像の撮像を行う。撮像部47が所定のフレームレートで順次撮像したフレーム画像(撮像画像)はRAM43の撮像画像記憶部432(図5を参照)に記憶される。
また、データバス45は、POS端末11と電気的に接続する接続I/F(Interface)48を接続している。接続I/F48は、回線49と接続している。
また、図2において、POS端末11は、制御主体となるCPU61、各種プログラムを記憶するROM62、各種データを展開するRAM63、各種プログラムを記憶するメモリ部64等を備えており、CPU61、ROM62、RAM63、メモリ部64は、互いにデータバス65を介して接続されている。CPU61とROM62とRAM63が、制御部200を構成する。すなわち、制御部200は、CPU61がROM62やメモリ部64に記憶されRAM63に展開された制御プログラム641に従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
RAM63は、制御プログラム641を初めとする各種プログラムを展開する他、商品情報読取装置21から後述する回線49を介してやはり後述する接続I/F68が受信した、商品2に対応した商品情報を記憶する商品情報記憶部631を有する。
メモリ部64は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDDやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであって、制御プログラム641を含むプログラム等を記憶する。また、メモリ部64は、商品マスタ642を記憶している。この商品マスタ642は、商品マスタ443(図4を参照)と同一構成である。
また、データバス65には、操作部15、オペレータ用表示部14、顧客用表示部16、商品情報や決済情報を印字してレシートを発行する印字部67が、コントローラ66を介して接続されている。
操作部15は、ファンクションキー、テンキー、決済処理を行う締めキー等の各種キーを有している。
オペレータ用表示部14は、表示面を店員に向けて設置され、店員に対して情報を表示する。オペレータ用表示部14は、表示面にタッチパネル18が設けられている。オペレータ用表示部14に表示されたキーに対応した位置のタッチパネル18をタッチして操作することで、当該キーを操作することができる。タッチパネル18は操作部15の一部である。顧客用表示部16は、表示面を顧客に向けて設置され、顧客に対して情報を表示する。
また、データバス65は、接続I/F68を接続している。接続I/F68は、回線49と接続している。回線49によって、接続I/F48と接続I/F68とが電気的に接続しており、商品情報読取装置21とPOS端末11の間で種々の情報のやり取りをしている。
次に、商品認識マスタ442は、店舗内で販売される商品2と、商品2の画像や特徴量との関連付けが設定されたデータファイルである。図3は、商品認識マスタ442のデータ構成の一例を模式的に示す図である。同図に示すように、商品認識マスタ442は、商品2毎に、ユニークに割り当てられた商品コードを記憶する商品コード部4421と、商品名を記憶する商品名部4422、商品の単価を記憶する単価部4423と、その商品2を予め撮像した商品画像を記憶する商品画像部4424とを有する。また、商品認識マスタ442は、予め商品2毎に、その商品2を最も的確に表す代表的特徴量(この特徴量を基準商品の特徴量という)が関連付けられて記憶した特徴量部4425を有する。
図3の例では、商品コード「001」〜商品コード「004」の商品は、商品名「商品A」〜「商品D」の4種類のリンゴのカテゴリーに属し、特徴量部4425には、商品コード「001」〜商品コード「004」の商品の特徴を最も的確に表している基準商品の特徴量がそれぞれ記憶されている。
商品画像部4424は、後述する類似度判定の際に、比較の対象とされる基準商品の各々を撮像した画像を記憶する。商品画像は、後述する商品候補の表示の際に、その商品候補を表す画像として提示される。また、特徴量部4425には、各商品2の撮像画像(例えば、商品画像)から予め抽出された、その商品2の特徴量が、対応する商品コードに関連付けて記憶される。ここで、特徴量とは、商品2の表面の色合いや模様、凹凸状況等、商品2の特徴を表した情報である。
図4は、商品マスタ443のデータ構成の一例を模式的に示す図である。商品マスタ443は、店内で販売される商品を特定する商品コードと、商品コードで特定された商品2の属性情報(商品名、単価等)とを関連付けたデータファイルである。図4において、商品マスタ443は、商品コード部4431、商品名部4432、単価部4433、確定率部4434、一括指定部4435、個別指定部4436、確定部4437を有している。
商品コード部4431は、商品を特定する商品コードを記憶している。商品名部4432は、商品コードで特定される商品の商品名を記憶している。単価部4433は、商品コードで特定される商品の単価を記憶している。
確定率部4434は、商品コードで特定される商品の確定率を記憶している。確定率とは、撮像部47で撮像した商品の画像から、特定の一つの商品として確定できる確率を統計的に表す数字であり、確定率が高い商品は、撮像した画像から、特定の一つの商品に確定する確率が高い商品であることを示す。
商品によっては、撮像する角度、向き、距離に関わらず、ほぼ同じ特徴量を抽出できる商品と、撮像する角度、向き、距離によって、抽出された特徴量が大きく異なる商品とがある。大きく異なる場合は、特徴量部4425に記憶された基準商品の特徴量と比較して、当該商品を確定することができないことがある。確定率部4434には、このような事象を多く集計して算出した統計的な確定率が記憶されている。確定することが多い商品は確定率部4434には高い確定率が記憶されており、確定することができない回数が多い商品は、確定率部4434には低い確定率が記憶されている。
一括指定部4435は、確定率部4434に記憶されている確定率が高い商品については、自動的に特定商品として確定することができる数値を記憶し、確定率部4434に記憶されている確定率が低い商品については、自動確定できない非確定商品であることを示す数値を記憶している。実施形態では、自動確定できる確定率の閾値を50%としており、図4の例では、商品A、商品B、商品D、商品Nは、確定率部4434に記憶されている確定率が50%を超えており、一括指定部4435には、自動確定することを示す数値「1」が記憶されている。ところが、商品Cについては、確定率部4434に記憶されている確定率が38%と、50%未満であるため、一括指定部4435には、自動確定しない非確定商品であることを示す数値「0」が記憶されている。自動確定できる確定率の閾値を50%として説明しているが、閾値は50%に限らず、他の値であってもよい。
個別指定部4436は、ユーザ(例えば店舗の経営者やマネージャー)によって自動確定しないように個別に設定されるエリアであり、自動確定しないように設定された場合は数値「0」を記憶する。図4の例の場合、商品Aの確定率は55%と閾値は超えているものの、半分近い商品が確定しないことを考慮して、商品Aについては、個別に自動確定しない非確定商品の設定をしている。個別指定部4436に自動確定しないように設定した非確定商品については、一括指定部4435の指定状況に関わらず、自動確定しない。
確定部4437は、非確定商品については、自動確定なしを示す数値「0」を記憶する。また、確定部4437は、一括指定部4435において自動確定が指定されており、かつ個別指定部4436において個別に自動確定しない設定をしていない確定可能商品については、自動確定ありを示す数値「1」を記憶する。図4の例の場合、商品Bと商品Dと商品Nは確定可能商品であり、数値「1」が記憶されているため自動確定するが、商品Aと商品Cは非確定商品であり、数値「0」が記憶されているため自動確定しない。
図5は、RAM43のデータ構成の一例を示す図である。図5において、RAM43は、商品情報記憶部431、撮像画像記憶部432、特徴量記憶部433を有する。
商品情報記憶部431は、確定した商品の情報を商品マスタ443から読み出して記憶する。撮像画像記憶部432は、撮像部47で撮像した商品の画像を取り込んで記憶する。特徴量記憶部433は、撮像部47で撮像した商品の画像から抽出した特徴量を記憶する。
続いて、図6〜図11を用いて、商品情報読取装置21の制御処理について説明する。図6は、商品情報読取装置21の機能構成を示す機能ブロック図である。制御部100が、ROM42やメモリ部44に記憶された制御プログラム441を含む各種プログラムに従うことで、取込手段101、候補表示手段102、報知手段103、商品情報処理手段104を機能させる。
取込手段101は、撮像手段が撮像した商品の画像を取り込む機能を有する。
候補表示手段102は、取込手段101によって取り込まれた商品の画像に基づく識別処理によって特定の商品として自動確定できない場合に、記憶された基準商品の中から当該商品の候補として抽出された商品候補を表示させる機能を有する。基準商品は、例えば商品認識マスタ442に記憶されている。
報知手段103は、候補表示手段102が表示させた商品候補の最上位の商品が予め自動確定できない商品として定められた非確定商品である場合に、商品候補に基づいて特定の商品を確定しないことを報知させる機能を有する。
商品情報処理手段104は、候補表示手段102が表示させた商品候補の一つが選択された場合、当該選択された商品の商品情報処理を実行する機能を有する。
図7は、POS端末の制御処理の流れを示すフローチャートである。図7において、制御部100は、操作部27に設けられた開始キー271が操作されたか否かを判断する(ステップS11)。開始キー271は、撮像部47を動作状態として、撮像部47による撮像を可能にするためのキーであり、開始キー271が操作されると、終了キー272が操作されるまで、撮像部47は動作状態を維持する。
開始キー271が操作されたと判断した場合は(ステップS11のYes)、制御部100は、撮像部47に撮像オン信号を出力して(ステップS12)、撮像部47を動作状態とする。すなわち、撮像部47による撮像が可能となる。ついで制御部100は、撮像部47が撮像した画像を、RAM43の撮像画像記憶部432に取り込んで記憶する(ステップS13)。なお、制御部100は、撮像部47で撮像された画像を、所定のタイミングで随時取り込む。
次に制御部100は、撮像画像記憶部432に記憶した撮像画像から商品2を検出したか否かを判断する(ステップS14)。制御部100は、撮像画像記憶部432に記憶した撮像画像に含まれる商品2の全部又は一部の輪郭線を、公知のパターンマッチング技術等を用いて検出する。あるいは、撮像画像から肌色領域が検出されたか否かを判定し、肌色領域が検出された場合、つまりオペレータの手の写り込みが検出された場合は、この肌色領域の近傍において上述した輪郭線の検出を行うことで、オペレータの手が把持していると想定される商品2の輪郭抽出を試みる。この時、手の形状を示す輪郭と、手の輪郭の近傍にそれ以外の物体の輪郭とが検出された場合には、この物体の輪郭から商品2を検出する。
商品2を検出するまで待機し(ステップS14のNo)、商品2を検出したと判断した場合は(ステップS14のYes)、制御部100は、検出した商品2について特徴量を抽出する(ステップS15)。特徴量は、上記検出した商品2の撮像画像について、商品2の表面の状態(表面の色合い、模様、凸凹状況等)に基づいて抽出される。
そして制御部100は、抽出した商品2の特徴量を、RAM43の特徴量記憶部433に記憶する(ステップS16)。次に制御部100は、RAM43の特徴量記憶部433に記憶した商品2の特徴量と商品認識マスタ442の特徴量部4425に記憶した複数の商品の特徴量とを比較して、類似度を算出する(ステップS17)。
制御部100は、特徴量記憶部433に記憶した特徴量を、特徴量部4425に記憶した各商品の基準の特徴量と比較し、両特徴量がどの程度類似しているかを示す類似度を算出する。そして制御部100は、算出した類似度のうち、その値が所定の閾値(例えば50%)以上となる商品の商品コードの商品があれば、当該商品を撮像部47で撮像された商品2の候補(商品候補)として認識する。さらに制御部100は、認識した商品候補のうち、所定の高い類似度(例えば90%)以上となった商品があった場合、当該商品を確定商品として認識する。
上記のように画像中に含まれる物体を認識することは、一般物体認識(generic object recognition)と呼ばれている。このような一般物体認識については、下記の文献において各種認識技術が解説されている。
柳井 啓司,“一般物体認識の現状と今後”,情報処理学会論文誌,Vol.48,No.SIG16 [平成25年1月24日検索],インターネット<URL: http://mm.cs.uec.ac.jp/IPSJ-TCVIM-Yanai.pdf >
また、画像を物品(オブジェクト)毎に領域分割することによって一般物体認識を行う技術が、下記の文献において解説されている。
Jamie Shottonら,“Semantic Texton Forests for Image Categorization and Segmentation”,[平成25年1月24日検索],インターネット<URL: http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.145.3036&rep=rep1&type=pdf >
次に制御部100は、ステップS17で算出した類似度に基づいて、商品2を確定商品として認識したか否かを判断する(ステップS18)。認識したと判断した場合は(ステップS18のYes)、制御部100は、確定商品として認識した商品の商品コードを商品認識マスタ442の商品コード部4421から読み出す。そして制御部100(商品情報処理手段104)は、商品情報処理を実行する。すなわち、制御部100は、当該商品コードに対応した商品情報(商品コード、商品名、単価等)を商品マスタ443から読み出して商品情報記憶部431に記憶する(ステップS19)。そして制御部100は、ステップS14に戻って、次の商品検出を待機する。商品情報記憶部431に記憶された商品情報は、当該取引の終了のタイミングでPOS端末11に送信される。
一方、ステップS17で類似度を算出した結果として、商品2を確定商品として認識していないと判断した場合は(ステップS18のNo)、制御部100は、類似度が閾値を超えたすべての商品2を商品候補として認識する(ステップS31)。
次に制御部100は、商品候補となったすべての商品2について、確定部4437を参照して、非確定商品の有無を調査する(ステップS32)。非確定商品は、一括指定部4435に「0」が記憶された商品、および個別指定部4436に「0」が記憶された商品である。
そして制御部100は、商品候補の中に非確定商品が存在しているか否かを判断する(ステップS33)。非確定商品が存在していると判断した場合は(ステップS33のYes)、制御部100(候補表示手段102)は、ステップS31で認識した商品候補を、オペレータ用表示部24と顧客用表示部29に表示させる指令とともにコントローラ46に指示する(ステップS34)。指示を受けたコントローラ46は、オペレータ用表示部24に、商品候補を表示する。そして制御部100は、ステップS32で調査した結果認識した非確定商品の画像の上部に対応させて、表示した商品候補の商品は商品確定しないこと、および、顧客用表示部29上のタッチパネル241を操作して、商品候補の中から特定の商品を選択することを促すメッセージを表示させる指令をコントローラ46に指示する(ステップS35)。指示を受けたコントローラ46は、オペレータ用表示部24に、商品確定しないこと、および、顧客用表示部29上のタッチパネル241を操作して、商品候補の中から特定の商品を選択することを促すメッセージを表示する。
図8〜図11に、ステップS34およびステップS35で、オペレータ用表示部24に表示した商品候補の表示例を、4種類示す。顧客用表示部29にも同様の表示がされる。
図8は、商品候補の表示例を示す図である。同図に示すように、オペレータ用表示部24に表示された商品候補画面A1は、撮像画像領域A11と、商品候補提示領域A12とを含む。
撮像画像領域A11は、撮像画像記憶部432に記憶した撮像画像を表示するための領域である。商品候補提示領域A12は、商品候補として認識された各登録商品の商品画像等を表示するための領域である。この商品候補提示領域A12には、ステップS31で認識した商品候補の商品画像(G1〜G4)が商品名等とともに表示される。なお、商品候補提示領域A12には、ステップS31で認識された商品候補の商品画像を表示せず、商品名を表示するようにしてもよい。
また、撮像画像領域A11の下部には、部門コードや商品リスト等から手動で商品を選択(登録)するための手動登録ボタンB1が設けられる。制御部100は、手動登録ボタンB1の操作に応じて、商品の登録を手動で行うための手動登録画面(図示せず)をオペレータ用表示部24に表示する。なお、手動登録画面を介して登録された商品は、後述する確定商品として処理される。
また、制御部100は、非確定商品の画像(G1とG3)の上部に近接させて、それぞれメッセージ「自動確定しません」の文字S1を表示する。このメッセージは、商品Aと商品Cは非確定商品であること、今回撮像した商品2について特定の商品を確定しないこと、さらに、該当する商品が商品Aと商品Cのうちのどちらかであれば、商品Aと商品Cのうちのどちらかの商品を選択してほしいこと、を示すメッセージである。商品の選択は、タッチパネル241をタッチして操作することで実行される。
図9は、商品候補の他の表示例を示す図である。同図において、制御部100は、非確定商品の画像(G1とG3)の右側部に近接させて、それぞれ指のマークS2を表示する。この指のマークS2は、商品Aと商品Cは非確定商品であること、今回撮像した商品2について特定の商品を確定しないこと、さらに、該当する商品が商品Aと商品Cのうちのどちらかであれば、商品Aと商品Cのうちのどちらかの商品を選択してほしいこと、を示すメッセージである。商品の選択は、タッチパネル241をタッチして操作することで実行される。
図10は、商品候補のさらに他の表示例を示す図である。同図において、制御部100は、非確定商品の画像(G1とG3)の背景色S3を、他の商品の画像と背景色を異ならせて表示している。この異なる背景色S3は、商品Aと商品Cは非確定商品であること、今回撮像した商品2について特定の商品を確定しないこと、さらに、該当する商品が商品Aと商品Cのうちのどちらかであれば、商品Aと商品Cのうちのどちらかの商品を選択してほしいこと、を示すメッセージである。商品の選択は、タッチパネル241をタッチして操作することで実行される。
図11は、商品候補のさらに他の表示例を示す図である。同図において、制御部100は、撮像画像領域A11の下部にメッセージ「自動確定しません 商品を選択してくだい」の文字S4を表示する。このメッセージは、表示された商品候補の中に非確定商品が存在すること、今回撮像した商品2について特定の商品を確定しないこと、さらに、該当する商品を選択してほしいこと、を示すメッセージである。商品の選択は、タッチパネル241をタッチして操作することで実行される。
図7の説明に戻る。制御部100は、表示された商品候補から特定の一つの商品が選択されたか否かを判断する(ステップS36)。選択されたと判断されるまで待機し(ステップS36のNo)、選択されたと判断した場合は(ステップS36のYes)、制御部100は、選択された商品を確定商品とする(ステップS37)。そして制御部100は、ステップS19の処理を実行する。
また、ステップS33において、商品候補の中に非確定商品が存在していないと判断した場合は(ステップS33のNo)、制御部100は、ステップS31で認識した商品候補を、オペレータ用表示部24と顧客用表示部29に表示させる指令とともにコントローラ46に指示する(ステップS38)。指示を受けたコントローラ46は、オペレータ用表示部24に、商品候補を表示する。そして制御部100は、表示された商品候補から特定の一つの商品が選択されたか否かを判断する(ステップS39)。選択されたと判断した場合は(ステップS39のYes)、制御部100は、ステップS37の処理を実行する。また選択されていないと判断した場合は(ステップS39のNo)、制御部100は、ステップS14に戻って待機する。
また、ステップS11において、開始キー271が操作されていないと判断した場合は(ステップS11のNo)、制御部100は、操作部27に設けられた終了キー272が操作されたか否かを判断する(ステップS41)。操作されたと判断した場合は(ステップS41のYes)、制御部100は、撮像部47に撮像オフ信号を出力して(ステップS42)、撮像部47を非動作状態とする。そして制御部100は処理を終了する。また、終了キー272が操作されていないと判断した場合は(ステップS41のNo)、制御部100は、ステップS11に戻って待機する。
このような実施形態によれば、表示する商品候補の最上位の商品が非確定商品であると判断した場合は、特定の商品に確定しないことを表示するため、オペレータが、表示された候補商品から商品を選択するのか、確定するまで待つのか判断に迷うことがない。
また、実施形態によれば、非確定商品に対応させて確定しない表示を行うため、オペレータが、表示された候補商品から商品を選択するのか、確定するまで待つのか判断に迷うことがない。また、オペレータは商品確定しない商品を把握することができる。
(第2実施形態)
次に、図12を参照して、第2実施形態の画像情報処理装置およびプログラムを説明する。なお、以下に説明する実施形態では、POS端末11を画像情報処理装置の一例として例に説明するが、実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図12において、図2と同一参照符号の構成は図2と同一の構成であるため、説明を省略する。図12において、メモリ部64は、商品認識マスタ643を備えている。商品認識マスタ643は、図4の、商品認識マスタ443と同一の構成である。
第2実施形態において、制御部200は、図7のフローチャートにおけるステップS13〜ステップS39と同等の制御を実行する。ステップS11、ステップS12、ステップS41、ステップS42の処理は商品情報読取装置21の制御部100が実行する。
この場合、制御部200は、ステップS13において、商品情報読取装置21から送信された商品の画像を取込む。また、制御部200は、ステップS34およびステップS38において、商品情報読取装置21に対して、商品候補の画像情報を、当該商品候補の画像情報を表示させる指示とともに出力する。また、制御部200は、ステップS19において、商品マスタ642から読み出した商品情報を商品情報記憶部631に記憶する商品情報処理を実行する。
(第3実施形態)
次に、図13と図14を参照して、第3実施形態の画像情報処理装置およびプログラムを説明する。なお、以下に説明する実施形態では、POS端末11及び商品情報読取装置21の機能をほぼ両方備えた1台構成のセルフチェックアウト装置(以降、単にセルフPOSと称する)を画像情報処理装置の一例として例に説明するが、実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図13は、セルフPOS80の外観構成を示す斜視図、図14は、セルフPOS80のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、以下では、図13および/または図14の参照符号81〜86、87と88、90と97と98、300、841〜843、871、872は、図2の参照符号41〜46、27と25、47〜49、100、441〜443、271、272と同一構成である。また、印字部89は、図12の印字部67と同一構成である。そのため、これらの構成についての説明を省略する。
図13および図14に示すように、セルフPOS80の本体91は、タッチパネル881が表面に配設された顧客用表示部88や、商品の種別等を認識(検出)するために商品画像を撮像する撮像部90を備える。
顧客用表示部88としては例えば液晶表示器が用いられる。顧客用表示部88は、客にセルフPOS80の操作方法を知らせるための案内画面や、各種の入力画面や、撮像部90で撮像した商品情報を表示する登録画面、商品の合計金額や預かり金額、釣銭額等を表示し、支払い方法の選択をする精算画面等を表示する。
撮像部90は、顧客が商品に付されたコードシンボルを撮像部90の読取窓901にかざすことで商品画像を撮像部90により撮像するものである。
また、本体91の右側には、かごに入った未精算の商品を置くための商品載置台92を設け、本体91の左側には、精算済みの商品を置くための商品載置台93を設ける。また、精算済みの商品を入れるための袋を掛けるための袋掛けフック95や、精算済みの商品を袋に入れる前に一時的に置いておくための一時置き台96を設ける。商品載置台92及び93の内部には、載置された商品を計量する計量器(図示せず)をそれぞれ備えており、精算の前後で商品の重量が同じであることを確認する機能を有する。
また、セルフPOS80の本体91には、精算用の紙幣の入金や釣り紙幣の受け取りを行うための釣り銭器94を設ける。
このような構成のセルフPOS80に本発明の実施形態を適用した場合、セルフPOS80が商品情報読取装置として機能し、図7で示した制御と同等の制御を実行する。なお、POS端末11と商品情報読取装置21との機能を備えた1台構成の装置は、上述した構成のセルフPOS80に限らず、計量器を含まない構成の装置であってもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、実施形態では、図9の例で、非確定商品の画像付近に指のマークS2を示したが、例えば星印等、マークであれば何でもよい。また、図10の例で、非確定商品の画像の背景色を他の画像の背景色と異ならせたが、背景色を異ならせる代わりに、背景の模様や景色等を変えてもよい。
また、実施形態では、報知手段としてオペレータ用表示部24と顧客用表示部29に特定の商品を確定しないことを表示させるようにしたが、表示以外の、例えば音等他の報知手段を用いてもよい。
また、実施形態において、商品認識マスタ442と商品マスタ443を、商品情報読取装置21またはPOS端末11と接続された、店舗に設置された店舗サーバや、本部に設置された本部サーバが記憶してもよい。また、商品認識マスタ442と商品マスタ443とは、それぞれ異なる装置に設けられてもよい。
なお、実施形態の画像情報処理装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、実施形態の画像情報処理装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施形態の画像情報処理装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、実施形態の画像情報処理装置で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
11 POS端末
21 商品情報読取装置
41 CPU
43 RAM
44 メモリ部
47 撮像部
80 セルフPOS
100 制御部
101 取込手段
102 候補表示手段
103 報知手段
104 商品情報処理手段
442 商品認識マスタ
443 商品マスタ
特開2013−089085号公報

Claims (6)

  1. 撮像手段が撮像した商品の画像を取り込む取込手段と、
    前記取込手段によって取り込まれた商品の画像に基づく識別処理によって特定の商品として自動確定できない場合に、記憶された基準商品の中から当該商品の候補として抽出された商品候補を表示させる候補表示手段と、
    前記候補表示手段が表示させた商品候補の中に予め自動確定できない商品として定められた非確定商品が存在すると判断した場合に、前記商品候補に基づいて特定の商品を確定しないことを報知させる報知手段と、
    を備える画像情報処理装置。
  2. 前記報知手段は、商品毎に予め定めた確定率に基づいて、前記候補表示手段によって表示された商品候補の中に所定の確定率に満たない前記非確定商品が存在すると判断した場合に、前記商品候補に基づいて特定の商品を確定しないことを報知する、
    請求項1に記載の画像情報処理装置。
  3. 前記報知手段は、前記候補表示手段によって表示された商品候補の中に任意に指定された前記非確定商品が存在すると判断した場合に、前記商品候補に基づいて特定の商品を確定しないことを報知させる、
    請求項2に記載の画像情報処理装置。
  4. 前記報知手段は、前記非確定商品の表示位置に対応させて特定の商品を確定しないことを示す情報を表示させる、
    請求項1乃至3のいずれか一に記載の画像情報処理装置。
  5. 前記候補表示手段が表示させた商品候補の一つが選択された場合、当該選択された商品の商品情報処理を実行する商品情報処理手段、
    をさらに備えた請求項1乃至4のいずれか一に記載の画像情報処理装置。
  6. 画像情報処理装置としてのコンピュータを、
    撮像手段が撮像した商品の画像を取り込む取込手段と、
    前記取込手段によって取り込まれた商品の画像に基づく識別処理によって特定の商品として自動確定できない場合に、記憶された基準商品の中から当該商品の候補として抽出された商品候補を表示させる候補表示手段と、
    前記候補表示手段が表示させた商品候補の中に予め自動確定できない商品として定められた非確定商品が存在すると判断した場合に、前記商品候補に基づいて特定の商品を確定しないことを報知させる報知手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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