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JP6196828B2 - 予測機能付きナースコールシステム - Google Patents
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Description

本発明は、予測機能付きナースコールシステムに関し、特に、患者の呼び出しを予測する機能を備えたナースコールシステムに用いて好適なものである。
従来、患者が呼び出しを行うであろうタイミングを予測してナースコールの呼び出しを行うナースコールシステムが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1に記載のナースコールシステムでは、患者からの呼び出しが発生するごとに、当該患者に対し実施する看護または介助処置の内容を示す項目を患者名と呼出日時と共にコール実績データベースに記憶する。そして、コール実績データベースに記憶された呼び出しの実績情報をもとに次回の呼出発生日時を予測するとともに時間定数を算出し、予測された呼出発生日時より時間定数だけ前の時点で、予測呼出報知情報を表示器にポップアップ表示する。
また、特許文献2に記載のナースコールシステムでは、患者が呼び出しを行った理由の原因であり医療従事者が患者に対して実施した看護行為毎に、看護行為の実施から呼び出しまでの経過時間を対応付けて記憶部に予め記憶しておく。医療従事者が患者に対して実施した看護行為を示す看護行為情報が入力されると、その看護行為情報に一致する原因看護行為情報に対応する経過時間情報を記憶部から取得し、入力された実施日時情報に加えて、患者が呼び出しを行うであろう日時を予測日時情報として算出する。そして、算出した予測日時情報に現在日時情報が一致した場合に、予測の呼び出しを報知する。
特開2004−358216号公報 特開2009−268485号公報
上記特許文献1,2に記載のナースコールシステムでは、患者による過去の呼び出し実績に基づいて、予測によるナースコールの呼び出しを行っている。しかしながら、この呼び出しはあくまでも予測に基づくものであるため、必ずしも患者の要求に合うとは限らない。そのため、呼び出しを受けた看護師が患者のもとに赴いたとしても、看護師に対する要求事項が何もない場合があった(予測の精度が低かった)。この場合、患者は不快に感じてしまうし、看護師は業務効率が低下してしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、呼び出しの必要性を予測しつつも患者が真に呼び出しを行う必要がある場合にのみナースコールの呼び出しを行うことができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、患者に関する事象(ナースコールの呼び出し、または看護師が患者に対して実施した看護行為)およびその発生時を示す事象情報に基づいて、事象の発生時の周期性または規則性から次に同じ事象が発生するタイミングを患者毎に予測し、現在日時がその予測タイミングとなったときに、その事象に対してあらかじめ定められたメッセージであって、ナースコールの呼び出しを促すメッセージを該当の患者に対して報知するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、患者に関する事象情報に基づいて次に同じ事象が発生するタイミングが予測され、現在日時がその予測タイミングとなったときに、従来のようにナースコールの呼び出しが自動的に行われるのではなく、呼び出しを促すメッセージが患者に対して報知される。このメッセージを受けて患者が不快に感じることはなく、患者がそのタイミングで必要と感じれば、患者自らの意思でナースコールの呼び出しを行うことができる。すなわち、呼び出しの必要性を予測しつつも、患者が真に呼び出しを行う必要がある場合にのみ呼び出しを行うようにすることができる。これにより、患者に何の要求事項もないのに呼び出しが行われることはなくなり、看護師の業務効率の低下を防ぐこともできる。
本実施形態によるナースコールシステムの機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態の事象情報記憶部に記憶される呼出履歴情報の一例を示す図である。 本実施形態のメッセージ記憶部に記憶されるメッセージの一例を示す図である。 本実施形態の事象情報記憶部に記憶される呼出履歴情報の他の例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるナースコールシステムの機能構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態のナースコールシステムは、ナースコール親機10と複数のナースコール子機20とを備えて構成されている。ナースコール親機10は、ナースセンタに設置される。一方、ナースコール子機20は、患者のベッドサイドに設置される。なお、ナースコール親機10とナースコール子機20との間には、実際には制御機、廊下灯、壁埋込形子機などが接続されるが、図1では図示を省略している。
ナースコール親機10は、その機能構成として、呼出受付部11、呼出履歴記録部12、事象情報記憶部13、メッセージ記憶部14、事象発生タイミング予測部15、現在日時取得部16およびメッセージ報知部17を備えている。また、ナースコール子機20は、その機能構成として、メッセージ表示部21およびナースコール呼出部22を備えている。
ナースコール子機20のナースコール呼出部22は、患者により呼出ボタン(図示せず)が押下されたときに、押下された呼出ボタンに対応する呼出種別の情報を含む呼出信号を出力する。呼出種別としては、一般呼出、緊急呼出、トイレ呼出などがある。ナースコール呼出部22により出力された呼出信号は、ナースコール子機20の識別情報と共にナースコール親機10に送信される。
ナースコール親機10の呼出受付部11は、ナースコール子機20から送信されてくる呼出信号を受け付ける。呼出受付部11が呼出信号を受け付けると、ナースコール親機10は、看護師の呼び出しを行うべく所定の呼出音をスピーカから出力する。また、ナースコール親機10は、呼出信号と共に送られてくるナースコール子機20の識別情報に基づき患者テーブルを参照して患者情報を特定し、当該患者情報を呼出種別と共にモニタ画面に表示する。なお、ナースコール親機10は、ナースコール子機20の識別情報と、そのナースコール子機20を使用している患者の氏名や部屋番号、ベッド番号等を表した患者情報とを対応付けた患者テーブルを保持している。
呼出履歴記録部12は、呼出受付部11がナースコール子機20から呼出信号を受け付ける都度、患者によるナースコールの呼び出し実績を呼出履歴として事象情報記憶部13に随時記録する。事象情報記憶部13は、患者に関する事象およびその発生時を示す事象情報を患者の識別情報と共に記憶する。本実施形態では、患者に関する事象とは、患者により行われたナースコールの呼び出し実績、つまり呼出履歴である。
図2は、事象情報記憶部13に記憶される呼出履歴情報の一例を示す図である。図2に示すように、呼出履歴情報は、呼出日時、呼出種別、呼び出しを行った患者の氏名、患者の部屋番号・ベッド番号の各情報を含んでいる。呼出日時は、ナースコール子機20を用いて患者によってナースコールの呼び出しが行われた日時である。実際には、呼出受付部11が呼出信号を受け付けた時点で現在日時取得部16により取得される現在日時が呼出日時として記憶される。呼出種別は、呼出受付部11が受け付けた呼出信号に含まれている。患者の氏名、患者の部屋番号・ベッド番号は、上述したように、呼出信号と共に送られてくるナースコール子機20の識別情報に基づき患者テーブルを参照して特定される。ここでは、呼出日時および呼出種別が事象情報に相当し、患者の氏名および部屋番号・ベッド番号が患者の識別情報に相当する。
メッセージ記憶部14は、事象毎にあらかじめ定めたメッセージであって、ナースコールの呼び出しを促すメッセージを記憶する。図3は、メッセージ記憶部14に記憶されるメッセージの一例を示す図である。図3に示すように、本実施形態では、メッセージ記憶部14は、呼び出しの種別毎にあらかじめ定めたメッセージをそれぞれ記憶している。すなわち、メッセージ記憶部14は、一般呼出に対してあらかじめ定めたメッセージ、緊急呼出に対してあらかじめ定めたメッセージ、トイレ呼出に対してあらかじめ定めたメッセージをそれぞれ記憶している。
事象発生タイミング予測部15は、事象情報記憶部13に記憶された呼出履歴情報に基づいて、事象(呼出種別毎のナースコール)の発生時の周期性または規則性から次に同じ事象が発生するタイミングを患者毎に予測する。例えば、ある患者に関する呼出履歴情報において、毎日ほぼ決まった時刻にトイレ呼出を行っていることが示されている場合、事象発生タイミング予測部15は、その患者に関して、呼出履歴情報で示されている時刻(例えば、毎日の平均値)において次もトイレ呼出が行われることを予測する。
事象発生タイミング予測部15が予測処理を行う処理タイミングは、任意に設定することが可能である。例えば、ある事象が発生した直後にその事象に関する予測処理を行うようにすることが可能である。すなわち、ある患者についてある呼出種別に関するナースコールの呼び出しが行われた直後に、その患者についてその呼出種別のナースコールが次に発生するタイミングを予測する。あるいは、毎日の決められた時刻にバッチ処理として全患者の各事象の発生タイミングを予測するようにしてもよい。
現在日時取得部16は、カレンダ機能を備えており、現在日時を示す現在日時情報を取得する。メッセージ報知部17は、事象発生タイミング予測部15によりある患者のある事象について予測されたタイミングを示す予測タイミング情報と、現在日時取得部16により取得された現在日時情報とが一致したときに、その事象に関するメッセージをメッセージ記憶部14から読み出し、その患者が使用するナースコール子機20に対して当該メッセージを報知する。ナースコール子機20のメッセージ表示部21は、ナースコール親機10から送られてきたメッセージを表示する。
例えば、ある患者に関して、事象発生タイミング予測部15により次の13時にトイレ呼出が行われることが予測された場合、メッセージ報知部17は、現在日時が13時になった時点で、トイレ呼出に対してあらかじめ定められたメッセージ(例えば、「トイレに行きたいですか」といったトイレ呼出を促すメッセージ)をメッセージ記憶部14から読み出す。そして、読み出したメッセージを、当該ある患者が使用するナースコール子機20に対して送信する。ナースコール子機20では、ナースコール親機10から受信したメッセージを表示する。このメッセージを見た患者は、その時点でトイレに行きたいと感じれば、患者自らの意思でナースコールのトイレ呼出を行う。その時点でトイレに行きたくなければ、患者はそのままメッセージを無視すればよい。
以上詳しく説明したように、本実施形態のナースコール親機10では、患者によって行われた呼出種別毎のナースコール(事象)およびその発生時を示す事象情報を表した呼出履歴情報に基づいて、ナースコールの発生時の周期性または規則性から次に同じ呼出種別のナースコールが発生するタイミングを予測する。そして、現在日時がその予測タイミングとなったときに、その呼出種別のナースコールに対してあらかじめ定められたメッセージであって、ナースコールの呼び出しを促すメッセージをナースコール子機20に送信して該当の患者に対して報知するようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、患者の呼出履歴情報に基づいて予測された次の事象発生タイミングとなったときに、従来のようにナースコールの呼び出しが自動的に行われるのではなく、呼び出しを促すメッセージが患者に対して報知される。このメッセージを受けて患者が不快に感じることはなく、患者がそのタイミングで必要と感じれば、患者自らの意思でナースコールの呼び出しを行うことができる。
すなわち、呼び出しの必要性を予測しつつも、患者が真に呼び出しを行う必要がある場合にのみ呼び出しを行うようにすることができる。また、患者自身が意識していなかった呼び出しについても、これを促すことができる。これにより、患者に何の要求事項もないのに呼び出しが行われることはなくなり、看護師の業務効率の低下を防ぐこともできる。なお、呼出種別毎の次のナースコールの発生の予測と、実際に行われたナースコールの呼出履歴とを比較することにより、予測の精度を確認することも可能である。
なお、上記実施形態では、患者に関する事象の一例として呼出種別毎のナースコールについて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、事象は、看護師が患者に対して実施した看護行為としてもよい。この場合、メッセージ記憶部14は、看護行為の種別毎にあらかじめ定めたメッセージを記憶する。看護師が実施した看護行為の情報は、例えば、看護師が看護行為を行った後に、ナースコール親機10または自身が所持する携帯端末から入力して呼出履歴情報に追加して記憶させる。
図4は、この場合に事象情報記憶部13に記憶される呼出履歴情報の一例を示す図である。図4に示す呼出履歴情報では、図2に示した呼出日時、呼出種別、患者の氏名および部屋番号・ベッド番号の他に、その呼び出しに応答して看護行為を実施した看護師の氏名、看護行為の種別および対応日時が含まれている。
事象発生タイミング予測部15は、事象情報記憶部13に記憶された図4の呼出履歴情報に基づいて、看護行為の発生時の周期性または規則性から次にナースコールに応じて同じ種別の看護行為が行われるタイミングを患者毎に予測する。また、メッセージ報知部17は、事象発生タイミング予測部15により予測された看護行為の発生タイミングとなったときに、その看護行為に対してあらかじめ定められたメッセージをメッセージ記憶部14から読み出してナースコール子機20に送信する。
このようにすれば、メッセージの内容を看護行為毎に変えることができる。すなわち、看護行為に対応する患者の症状に合わせてメッセージの内容を適切に設定することができる。上記実施形態では一般呼出、緊急呼出、トイレ呼出に合わせた3種類のメッセージがあるだけであったが、より数の多い看護行為の種別に合わせてメッセージの内容をきめ細かく設定することが可能である。
また、患者に関する情報は、患者の誕生日としてもよい。この場合、メッセージ記憶部14は、患者毎にあらかじめ定めたメッセージを記憶する。誕生日の情報は、例えば、患者が入院したときに登録する患者情報の一部として、事象情報記憶部13とは別の患者データベースに記憶させる。事象発生タイミング予測部15は、この患者情報に基づいて、患者の次の誕生日を予測する。また、メッセージ報知部17は、患者の誕生日となったときに、当該患者に対してあらかじめ定められたメッセージをメッセージ記憶部14から読み出してナースコール子機20に送信する。
また、上記実施形態では、ナースコール子機20にメッセージ表示部21を設け、ナースコール親機10から送信されたメッセージをナースコール子機20にて表示する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、メッセージを表示させる専用の表示装置をナースコール子機20とは別に設け、ナースコール子機20と共にベッドサイドに設置するようにしてもよい。このようにすれば、ディスプレイを持たない既存のナースコール子機を使用することが可能である。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 ナースコール親機
13 事象情報記憶部
14 メッセージ記憶部
15 事象発生タイミング予測部
16 現在日時取得部
17 メッセージ報知部
20 ナースコール子機
21 メッセージ表示部
22 ナースコール呼出部

Claims (2)

  1. ナースコール親機がナースコール子機から呼出信号を受け付ける都度、患者に関する事象であるナースコールの呼出日時、呼出種別および患者の識別情報を呼出履歴として事象情報記憶部に随時記録する呼出履歴記録部と
    上記呼出種別毎にあらかじめ定めたメッセージであって、ナースコールの呼び出しを促すメッセージを記憶するメッセージ記憶部と、
    上記事象情報記憶部に記憶された上記呼出履歴に基づいて、上記ナースコールの発生時の周期性または規則性から次に同じ呼出種別のナースコールが発生するタイミングを上記患者毎に予測する事象発生タイミング予測部と、
    現在日時を示す現在日時情報を取得する現在日時取得部と、
    上記事象発生タイミング予測部によりある患者のある呼出種別のナースコールについて予測されたタイミングを示す予測タイミング情報と上記現在日時取得部により取得された上記現在日時情報とが一致したときに、上記ある呼出種別のナースコールに関するメッセージを上記メッセージ記憶部から読み出し、上記ある患者に対して当該メッセージを報知するメッセージ報知部とを備えたことを特徴とする予測機能付きナースコールシステム。
  2. ナースコールの呼び出しに応じて看護師が患者に対して看護行為を実施する都度、上記患者に関する事象である看護行為の対応日時、種別および患者の識別情報を呼出履歴として事象情報記憶部に随時記録する呼出履歴記録部と
    上記看護行為の種別毎にあらかじめ定めたメッセージであって、ナースコールの呼び出しを促すメッセージを記憶するメッセージ記憶部と、
    上記事象情報記憶部に記憶された上記呼出履歴に基づいて、上記看護行為の発生時の周期性または規則性から次に上記ナースコールに応じて同じ種別の看護行為が発生するタイミングを上記患者毎に予測する事象発生タイミング予測部と、
    現在日時を示す現在日時情報を取得する現在日時取得部と、
    上記事象発生タイミング予測部によりある患者のある種別の看護行為について予測されたタイミングを示す予測タイミング情報と上記現在日時取得部により取得された上記現在日時情報とが一致したときに、上記ある種別の看護行為に関するメッセージを上記メッセージ記憶部から読み出し、上記ある患者に対して当該メッセージを報知するメッセージ報知部とを備えたことを特徴とする予測機能付きナースコールシステム。
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