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JP6197848B2 - チェーン給油システム - Google Patents
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Description

本発明は、チェーン給油システムに関するものである。
従来、乗客コンベアの各種チェーンに潤滑油を給油する給油装置が知られている。このような給油装置として、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
特許第4575081号公報
上記のような給油装置では、各種チェーンのうちで最も長いステップチェーンの全周に給油されるように給油時間が設定される。ステップチェーンよりも短いチェーンへの給油量は、吐出量を制限するノズルを用いることで調整される。ノズルから吐出される潤滑油は、間欠的に滴下される。このため、乗客コンベアのチェーンのうちステップチェーンでないものには、給油が不十分な箇所が生じ得る。
本発明は、上記の課題を解決するためになされた。その目的は、乗客コンベアのチェーンのうちステップチェーンでないものの全周に万遍なく給油できるチェーン給油システムを提供することである。
発明に係るチェーン給油システムは、潤滑油を送り出すポンプユニットと、ポンプユニットに接続され、乗客コンベアのチェーンのうちステップチェーンに対向した吐出孔を有する第1配管と、第1配管から分岐し、乗客コンベアのチェーンのうちステップチェーンでないものに対向した吐出孔を有する第2配管と、第2配管に設けられ、開いてから予め設定された時間の経過後に閉じる電磁弁と、第2配管における電磁弁よりも下流から分岐し、貯留容器に対向した吐出孔を有する第3配管と、を備え、第2配管の吐出孔は、潤滑油が連続的に流れ出るように形成され、ポンプユニット、第1配管、第2配管、第3配管及び貯留容器は、循環経路を形成しないものである。
本発明に係るチェーン給油システムにおいて、第2配管は、乗客コンベアのチェーンのうちステップチェーンでないものに対向した吐出孔を有する。第2配管の吐出孔は、潤滑油が連続的に流れ出るように形成されている。このため、本発明によれば、乗客コンベアのチェーンのうちステップチェーンでないものの全周に万遍なく給油することができる。
エスカレーターの構造を示す斜視図である。 エスカレーターのトラスの内部を示す断面図である。 本発明の実施の形態1におけるチェーン給油システムの一例を示す構成図である。 本発明の実施の形態1におけるチェーン給油システムによる給油中の状態を示す模式図である。 本発明の実施の形態1におけるチェーン給油システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1におけるチェーン給油システムの他の例を示す構成図である。 従来の潤滑油及び新規の潤滑油の温度−粘度特性図である。 本発明の実施の形態1におけるチェーン給油システムの給油特性図である。
添付の図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
実施の形態1では、乗客コンベアの一例として、エスカレーターについて具体的に説明する。動く歩道等の他の乗客コンベアについては、説明を省略する。
図1は、エスカレーターの構造を示す斜視図である。
図1に示すように、エスカレーターは、トラス1を備えている。トラス1は、上階と下階との間に架け渡されている。トラス1の内部には、駆動機2、メインスプロケット3、ステップ用下部スプロケット4及び図示しないステップ用上部スプロケットが設けられている。駆動機2、メインスプロケット3及びステップ用上部スプロケットは、上階側に配置されている。ステップ用下部スプロケット4は、下階側に配置されている。ステップ用上部スプロケットは、メインスプロケット3と同軸に設けられている。
駆動機2は、駆動スプロケット2aを備えている。駆動スプロケット2a及びメインスプロケット3には、無端状の駆動チェーン5が巻き掛けられている。ステップ用上部スプロケット及びステップ用下部スプロケット4には、無端状のステップチェーン6が巻き掛けられている。
エスカレーターは、複数のステップ7、手摺8及び手摺駆動装置9を備えている。複数のステップ7は、下階から上階へ向かって並ぶように、ステップチェーン6によって連結されている。手摺8は、無端状に形成されている。手摺8は、複数のステップ7が並ぶ方向に沿って、ステップ7の左右両側に設けられている。手摺駆動装置9は、トラス1の内部に設けられている。手摺駆動装置9は、1つの手摺8に対して少なくとも1つ設けられる。
図2は、エスカレーターのトラスの内部を示す断面図である。図2は、1つの手摺8に対して2つの手摺駆動装置9が設けられている場合の例を示している。図2には、ステップチェーン6及びステップ7は図示されていない。
図2に示すように、トラス1の内部には、手摺用上部スプロケット10が設けられている。手摺用上部スプロケット10は、メインスプロケット3及びステップ用上部スプロケットと同軸に設けられている。手摺駆動装置9は、複数の手摺駆動スプロケット9a及び図示しない複数の手摺駆動ローラを備えている。それぞれの手摺駆動ローラは、それぞれの手摺駆動スプロケット9aに対応して同軸に設けられている。
手摺用上部スプロケット10及び上側の手摺駆動装置9には、無端状の第1伝達チェーン11が巻き掛けられている。上側の手摺駆動装置9及び下側の手摺駆動装置9には、無端状の第2伝達チェーン12が巻き掛けられている。手摺駆動スプロケット9aには、手摺チェーン13が巻き掛けられている。
上述したエスカレーターの各種チェーンのうち、ステップチェーン6は、最も長い。ステップチェーン6でないチェーンは、ステップチェーン6よりも短い。ステップチェーン6でないチェーンとは、例えば、駆動チェーン5、第1伝達チェーン11、第2伝達チェーン12及び手摺チェーン13等である。ステップチェーン6でないチェーン同士の長さの差は、ステップチェーン6とそれ以外のチェーンとの長さの差に比べれば、充分に小さい。
駆動機2は、駆動スプロケット2aを回転させる。駆動スプロケット2aの回転により、駆動チェーン5は、駆動スプロケット2aとメインスプロケット3の間を循環するように移動する。駆動機2の動力は、駆動スプロケット2aから駆動チェーン5を介してメインスプロケット3に伝達される。メインスプロケット3、ステップ用上部スプロケット及び手摺用上部スプロケット10は、駆動スプロケット2aの回転に伴って回転する。
ステップ用上部スプロケットの回転により、ステップチェーン6は、ステップ用上部スプロケットとステップ用下部スプロケット4との間を循環移動する。つまり、ステップ7は、上階と下階との間を循環移動する。
手摺用上部スプロケット10の回転により、第1伝達チェーン11は、手摺用上部スプロケット10と上側の手摺駆動装置9との間を循環移動する。第1伝達チェーン11の循環移動に伴って、第2伝達チェーン12は、上側の手摺駆動装置9と下側の手摺駆動装置9との間を循環移動する。第1伝達チェーン11の循環移動に伴って、上側の手摺駆動装置9の手摺チェーン13が循環移動する。第2伝達チェーン12の循環移動に伴って、下側の手摺駆動装置9の手摺チェーン13が循環移動する。
手摺チェーン13の循環移動に伴って、手摺駆動スプロケット9a及び手摺駆動ローラが回転する。手摺8は、回転する手摺駆動ローラとの摩擦力によって、上階と下階との間を循環移動する。手摺8は、ステップ7の移動方向と同じ方向に移動する。
図3は、実施の形態1におけるチェーン給油システムの一例を示す構成図である。図3では、ステップチェーン6でないチェーンの例として、駆動チェーン5及び手摺チェーン13が示されている。図3は、手摺チェーン13が駆動チェーン5よりも長い場合を示している。
図3に示すように、チェーン給油システムは、ポンプユニット14、第1配管15、逆止弁16、第2配管17、電磁弁18、第3配管19及び貯留容器20を備えている。ポンプユニット14は、例えば、トラス1の内部の上階側に設置されている。ポンプユニット14は、エスカレーターの各種チェーンに潤滑油を供給するための給油装置である。電磁弁18は、例えば、通電時に一定時間開くように形成されたものである。また、チェーン給油システムは、図示しないメインタイマー及び電磁弁タイマーを備えている。
図3に示すように、第1配管15は、ポンプユニット14に接続されている。第1配管15には、逆止弁16が設けられている。第1配管15は、逆止弁16よりも下流に図示しない吐出孔を有している。当該吐出孔は、ステップチェーン6が循環移動する経路の真上で下向きに開口している。つまり、当該吐出孔は、上方からステップチェーン6に対向している。
図3に示すように、第2配管17は、第1配管15から分岐している。第2配管17は、第1配管15における逆止弁16よりも下流から分岐している。第2配管17は、第1配管15における吐出孔よりも上流から分岐している。つまり、第1配管15から第2配管17への分岐点21は、逆止弁16よりも下流且つステップチェーン6に対向した吐出孔よりも上流に位置している。
図3に示すように、第2配管17は、分岐点22から、ステップチェーン6でないチェーンのそれぞれに向かって伸びている。第2配管17には、分岐点22よりも上流に電磁弁18が設けられている。第2配管17は、分岐点22よりも下流に図示しない吐出孔を有している。当該吐出孔は、ステップチェーン6でないチェーンが循環移動する経路の真上で下向きに開口している。つまり、当該吐出孔は、上方からステップチェーン6でないチェーンに対向している。当該吐出孔は、例えば、駆動チェーン5、第1伝達チェーン11、第2伝達チェーン12及び手摺チェーン13等のそれぞれに対応して形成されている。
図3に示すように、第3配管19は、第2配管17から分岐している。第3配管19は、第2配管17における電磁弁18よりも下流から分岐している。第3配管19は、第2配管17における分岐点22よりも上流から分岐している。つまり、第2配管17から第3配管19への分岐点23は、電磁弁18よりも下流且つ分岐点22よりも上流に位置している。
第3配管19は、図示しない吐出孔を有している。当該吐出孔は、貯留容器20の開口部の真上で下向きに開口している。つまり、当該吐出孔は、上方から貯留容器20に対向している。貯留容器20は、例えば、トラス1の内部において、着脱可能に設置されている。貯留容器20は、例えば、透明な容器である。
第1配管15の吐出孔及び第2配管17の吐出孔は、例えば、吐出量を制限しないノズル又は単純な開口部等である。第1配管15の吐出孔及び第2配管17の吐出孔は、潤滑油が抵抗なく流れ出るものであればよい。
第3配管19の吐出孔は、例えば、吐出量を制限するノズルである。第3配管19の吐出孔は、潤滑油が全く吐出されないものでなければ、吐出量が非常に少ないものでよい。
メインタイマーは、例えば、予め設定された時刻又は経過時間ごとにON状態となる。メインタイマーがON状態となると、ポンプユニット14が駆動を開始する。ポンプユニット14は、第1配管15の内部に潤滑油を送り出す。電磁弁タイマーは、メインタイマーと同時にON状態となる。電磁弁タイマーがON状態となると、電磁弁18が開く。電磁弁18が開くと、第2配管17及び第3配管19の内部に潤滑油が送り出される。
第1配管15の内部の潤滑油は、第1配管15の吐出孔から吐出される。当該吐出孔から吐出される潤滑油は、循環移動しているステップチェーン6に供給される。
第2配管17の内部の潤滑油は、第2配管17の吐出孔から吐出される。当該吐出孔から吐出される潤滑油は、循環移動しているステップチェーン6でないチェーンに供給される。
第3配管19の内部の潤滑油は、第3配管19の吐出孔から吐出される。当該吐出孔から吐出される潤滑油は、貯留容器20に貯留される。なお、第3配管19の吐出孔からの吐出量及び貯留容器20の容量は、例えば、一年間放置したとしても貯留容器20から潤滑油が溢れないように設定される。貯留容器20に貯留された潤滑油は、例えば、エスカレーターの保守作業の際に回収される。
図4は、実施の形態1におけるチェーン給油システムによる給油中の状態を示す模式図である。図4には、各種チェーンの断面が示されている。
第1配管15の吐出孔及び第2配管17の吐出孔から吐出される潤滑油は、間欠的に滴下するのではなく、連続的に流れ出る。つまり、第1配管15の吐出孔及び第2配管17の吐出孔から吐出される潤滑油は、図4に示すように、糸状となる。一方、第3配管19の吐出孔から吐出される潤滑油は、例えば、間欠的に滴下する。つまり、第3配管19の吐出孔から吐出される潤滑油は、例えば、点滴状となる。
メインタイマーは、予め設定された時間が経過するとOFF状態となる。メインタイマーがOFF状態となると、ポンプユニット14が停止する。つまり、ポンプユニット14は、駆動を開始してから予め設定された時間の経過後に停止する。メインタイマーに予め設定された時間は、例えば、ステップチェーン6が1回循環移動するのに要する時間である。
電磁弁タイマーは、予め設定された時間が経過するとOFF状態となる。電磁弁タイマーがOFF状態となると、電磁弁18が閉じる。つまり、電磁弁18は、開いてから予め設定された時間の経過後に閉じる。電磁弁タイマーに予め設定された時間は、メインタイマーに予め設定された時間よりも短い。電磁弁タイマーに予め設定された時間は、例えば、ステップチェーン6でないチェーンのうち最も長いものが1回循環移動するのに要する時間である。なお、電磁弁タイマーに設定する時間は、任意に変更可能である。
図5は、実施の形態1におけるチェーン給油システムの動作を示すフローチャートである。
メインタイマー及び電磁弁タイマーがON状態となると(ステップS101)、ポンプユニット14が駆動開始するとともに、電磁弁18が開く(ステップS102)。これにより、エスカレーターの各種チェーンへの給油が開始される。
各種チェーンへの給油開始後に、電磁弁タイマーがOFF状態であるか否かの判定が行われる(ステップS103)。電磁弁タイマーがOFF状態でない場合、ステップS103の処理が繰り返される。
ステップS103で電磁弁タイマーがOFF状態であると判定された場合、電磁弁18が閉じる(ステップS104)。つまり、電磁弁タイマーに予め設定された時間が経過した場合、電磁弁18が閉じる。これにより、ステップチェーン6でないチェーンへの給油が停止される。
電磁弁18が閉じた後に、メインタイマーがOFF状態であるか否かの判定が行われる(ステップS105)。メインタイマーがOFF状態でない場合、ステップS105の処理が繰り返される。
ステップS105でメインタイマーがOFF状態であると判定された場合、ポンプユニット14が停止する(ステップS106)。これにより、ステップチェーン6への給油が停止される。
実施の形態1において、第1配管15は、ポンプユニット14に接続され、乗客コンベアのチェーンのうちステップチェーン6に上方から対向した吐出孔を有する。第2配管17は、第1配管15における吐出孔よりも上流から分岐し、乗客コンベアのチェーンのうちステップチェーン6でないものに上方から対向した吐出孔を有する。電磁弁18は、第2配管17における吐出孔よりも上流に設けられ、開いてから予め設定された時間の経過後に閉じる。第2配管17の吐出孔は、電磁弁18が開いている状態でポンプユニットが駆動している場合に、潤滑油が連続的に流れ出るように形成されている。つまり、第2配管17の吐出孔からは、点滴状ではなく糸状の潤滑油が吐出される。このため、実施の形態1によれば、乗客コンベアのチェーンのうちステップチェーン6でないものの全周に万遍なく給油できる。その結果、ステップチェーン6以外のチェーンについても部分的な摩耗を防止し、乗客コンベアのチェーンの長寿命化を図ることができる。
実施の形態1において、ポンプユニット14が駆動を開始してから停止するまでの時間は、例えば、ステップチェーン6が1回循環移動するのに要する時間である。電磁弁18が開いてから閉じるまでの時間は、例えば、ステップチェーン6でないチェーンのうち最も長いものが1回循環移動するのに要する時間である。つまり、ステップチェーン6の全長に関係なく、ステップチェーン6でないチェーンへの給油時間が設定されている。このため、実施の形態1によれば、乗客コンベアのチェーンへの余分な給油を抑え、潤滑油の飛散及び漏れを防止できる。
実施の形態1において、第3配管19は、第2配管17における電磁弁18よりも下流から分岐し、貯留容器20に上方から対向した吐出孔を有する。貯留容器20に潤滑油が貯留されていれば、電磁弁18が正常に動作していると判断できる。このため、実施の形態1によれば、貯留容器20を確認することで、ステップチェーン6でないチェーンへの給油が正常に行われているか否かを容易に判断することができる。
図6は、実施の形態1におけるチェーン給油システムの他の例を示す構成図である。以下、図3に示す例との相違点を中心に説明する。
図6に示す例において、電磁弁18は、分岐点22よりも下流において、ステップチェーン6でないチェーンごとに設けられている。電磁弁18は、例えば、駆動チェーン5、第1伝達チェーン11、第2伝達チェーン12及び手摺チェーン13等のそれぞれに対応して設けられている。つまり、電磁弁18は、第2配管17のうち、ステップチェーン6でないチェーンのそれぞれに向かって分かれた各部位に個別に設けられている。第3配管19及び貯留容器20は、電磁弁18ごとに設けられている。第2配管17から第3配管19への分岐点23は、分岐点22及び電磁弁18よりも下流且つ第3配管19の吐出孔よりも上流に位置している。
図6に示す構成であれば、ステップチェーン6でないチェーンのそれぞれに対応する電磁弁18が開く時間として、それぞれのチェーンが1回循環移動するのに要する時間を個別に設定できる。この場合、乗客コンベアの全てのチェーンについて、それぞれの全長に合わせた適量の潤滑油を給油することができる。
実施の形態1におけるチェーン給油システムは、新規の潤滑油を用いることで、より効果的な給油を実現する。以下、図7及び図8を参照して、新規の潤滑油を用いた場合について説明する。
図7は、従来の潤滑油及び新規の潤滑油の温度−粘度特性図である。
図7に示すように、新規の潤滑油の粘度は、40℃において、従来の潤滑油の粘度と同じである。しかしながら、新規の潤滑油の粘度は、0℃において、従来の潤滑油の粘度よりも低い。また、新規の潤滑油の粘度は、100℃において、従来の潤滑油の粘度よりも高い。つまり、新規の潤滑油は、従来の潤滑油よりも粘度指数が高いものである。
図8は、実施の形態1におけるチェーン給油システムの給油特性図である。図8の縦軸は、第2配管17の吐出孔からの吐出量を表している。
図8に示すように、従来の潤滑油を用いた場合、温度が低くなるほど吐出量が少なくなる。従来の潤滑油を用いた場合、例えば、0℃における吐出量は、20℃における吐出量の半分以下となる。一方、新規の潤滑油を用いた場合、温度が低くなっても吐出量は維持される。新規の潤滑油を用いた場合、例えば、0℃における吐出量は、20℃における吐出量と同程度である。
上記のような新規の潤滑油を用いた場合、低温の環境下であっても潤滑油の粘度が上がりにくいため、第2配管17の吐出孔からは糸状の潤滑油が吐出される。これにより、乗客コンベアのチェーンのうちステップチェーン6でないものの全周に万遍なく給油できる。また、上記のような新規の潤滑油を用いた場合、高温の環境下であっても潤滑油の粘度が下がりにくいため、潤滑油の飛散及び漏れを防止できる。その結果、季節及び乗客コンベアの設置場所による温度変化の影響を受けにくいチェーン給油システムを実現することができる。
1 トラス
2 駆動機
2a 駆動スプロケット
3 メインスプロケット
4 ステップ用下部スプロケット
5 駆動チェーン
6 ステップチェーン
7 ステップ
8 手摺
9 手摺駆動装置
9a 手摺駆動スプロケット
10 手摺用上部スプロケット
11 第1伝達チェーン
12 第2伝達チェーン
13 手摺チェーン
14 ポンプユニット
15 第1配管
16 逆止弁
17 第2配管
18 電磁弁
19 第3配管
20 貯留容器
21,22,23 分岐点

Claims (3)

  1. 潤滑油を送り出すポンプユニットと、
    前記ポンプユニットに接続され、乗客コンベアのチェーンのうちステップチェーンに対向した吐出孔を有する第1配管と、
    前記第1配管から分岐し、乗客コンベアのチェーンのうちステップチェーンでないものに対向した吐出孔を有する第2配管と、
    前記第2配管に設けられ、開いてから予め設定された時間の経過後に閉じる電磁弁と、
    前記第2配管における前記電磁弁よりも下流から分岐し、貯留容器に対向した吐出孔を有する第3配管と、
    を備え、
    前記第2配管の吐出孔は、潤滑油が連続的に流れ出るように形成され、
    前記ポンプユニット、前記第1配管、前記第2配管、前記第3配管及び前記貯留容器は、循環経路を形成しないチェーン給油システム。
  2. 前記ポンプユニットが駆動を開始してから停止するまでの時間は、ステップチェーンが1回循環移動するのに要する時間に設定され、
    前記電磁弁が開いてから閉じるまでの時間は、ステップチェーンでないチェーンのうち最も長いものが1回循環移動するのに要する時間に設定された請求項1に記載のチェーン給油システム。
  3. 記ポンプユニットが駆動を開始してから停止するまでの時間は、ステップチェーンが1回循環移動するのに要する時間に設定され、
    前記電磁弁は、ステップチェーンでないチェーンのそれぞれに対応して設けられ、
    前記電磁弁のそれぞれが開いてから閉じるまでの時間は、対応するステップチェーンでないチェーンのそれぞれが1回循環移動するのに要する時間に設定された請求項1に記載のチェーン給油システム。
JP2015205698A 2015-10-19 2015-10-19 チェーン給油システム Active JP6197848B2 (ja)

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